JP2014131547A - 移動型x線撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】術者と操作者との間で行われる情報伝達を良好なものにさせて、作業を効率よくすることが可能な移動型X線撮影装置を提供することを目的とする。
【解決手段】移動型X線撮影装置において、2つのモニタ21,22の向きが変更されたときに、2つのモニタ21,22に同じ画像が表示される。2つのモニタ21,22に同じ画像が表示されるので、異なる位置にいる例えば術者PRと操作者OPが同じ画像を見ることができる。そのため、操作者OPは、術者PRからの指示の度にモニタ21,22を見に行かずに済み、術者PRからの指示に素早く対応してCアーム台車2を操作することができる。したがって、操作者OPの確認の手間が省かれて、施術などを効率よく行うことができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、医療分野で用いられる移動型X線撮影装置に関する。
従来、移動型X線撮影装置は、X線管とX線検出器とを搭載したCアームを有するCアーム台車と、Cアーム台車で取得した画像を表示するモニタを搭載したモニタ台車とを備えて構成されている(例えば、特許文献1参照)。
図6を参照する。被検体Mは寝台104に載置され、寝台104の周囲には、被検体Mに対し施術を行う術者PRが位置している。Cアーム台車102は、術者PRの邪魔にならない位置に配置され、モニタ台車103は、主に術者PRが見るために術者PRに対面して配置される。一方、Cアーム台車102を操作する操作者は、Cアーム台車102を挟んで被検体Mの反対側に位置している。すなわち、操作者OPと術者PRは互いに別の場所に位置した状態で、Cアーム台車102により画像が取得され、モニタ台車103に表示された画像を見ながら術者PRにより施術が行われる。
モニタ台車103には、2つのモニタ121,122が設けられ、2つのモニタ121,122は、術者PRに対し同じ方向に向いている。一般的に、左のモニタ121は、動画である透視像(ライブ像)が表示され、右のモニタ122は、静止像である撮影像が表示される。
特開2011−087746号公報
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。すなわち、Cアーム台車102の操作に際し、操作者OPが、モニタ台車103のモニタ121に表示される透視像を確認したい場合がある。例えば、操作者OPが、術者PRから、施術中に必要な画像を得るためにCアーム107の位置や画像の明るさ等の指示を受けるときである。そのときに操作者OPは、術者PRからの指示に基づきCアーム台車102を操作する。この際、2つのモニタ121,122は、術者PRが視認しやすい位置に配置され、また、他の器機との配置の関係により、操作者OPからは、モニタ121の画面が見えない又は見にくい角度に向いていることが多い。そのため、術者PRからの指示を聞いた操作者OPは、操作ごとにモニタ121に表示される透視像を見に行く必要があった。このような操作者OPの確認の手間により、施術などの作業が非効率なものとなっている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、術者と操作者との間で行われる情報伝達を良好なものにさせて、作業を効率よくすることが可能な移動型X線撮影装置を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、本発明に係る移動型X線撮影装置は、X線源とX線検出器を搭載したX線撮影用台車と、前記X線撮影用台車で取得した画像を表示させる表示用台車とを備え、前記表示用台車は、前記画像を表示させる2つの表示部と、前記表示部の向きが変更可能となるように前記表示部を支持する支持部と、前記表示部の向きを検出する向き検出部と、前記向き検出部で検出した前記表示部の向きに基づき、向きが同じ状態となっており異なる画像を表示している前記2つの表示部の向きが変更されたときに、前記表示部の表示を切り替えて、前記2つの表示部に同じ画像を表示させる表示制御部とを有することを特徴とするものである。
本発明に係る移動型X線撮影装置によれば、X線撮影用台車は、X線源とX線検出器を搭載し、表示用台車は、画像を表示させる2つの表示部を搭載している。支持部は、表示部の向きが変更可能となるように表示部を支持し、向き検出部は、表示部の向きを検出する。そして、表示制御部は、向き検出部で検出した表示部の向きに基づき、向きが同じ状態となっており異なる画像を表示している2つの表示部の向きが変更されたときに、表示部の表示を切り替えて、2つの表示部に同じ画像を表示させるようになっている。
すなわち、2つの表示部の向きが変更されたときに、2つの表示部に同じ画像が表示される。2つの表示部に同じ画像が表示されるので、異なる位置にいる例えば術者と操作者が同じ画像を見ることができる。つまり、一方の表示部に表示された画像を被検体に対し施術する術者が見ることができ、もう一方の表示部に表示された同じ画像を、X線撮影用台車を操作する操作者が見ることができる。そのため、操作者は、術者からの指示の度に表示部を見に行かずに済み、術者からの指示に素早く対応してX線撮影用台車を操作することができる。これにより、操作者の確認の手間が省かれて、施術などを効率よく行うことができる。
また、本発明に係る移動型X線撮影装置において、前記表示制御部は、前記2つの表示部の向きが変更されたときに、前記2つの表示部に同じ透視像および撮影像のいずれか一方の画像を表示させることが好ましい。これにより、異なる位置にいる例えば術者と操作者が同じ透視像および撮影像のいずれか一方の画像を見ることができる。
また、本発明に係る移動型X線撮影装置において、前記表示制御部は、前記2つの表示部の向きが変更されたときに、前記2つの表示部に同じ透視像を表示させ、前記表示制御部は、前記X線撮影用台車で撮影像を新たに取得した際には、新たに取得した撮影像を前記透視像に代えて予め設定した期間表示させることが好ましい。これにより、異なる位置にいる例えば術者と操作者が同じ透視像および撮影像を自動的に切り替えて見ることができる。
また、本発明に係る移動型X線撮影装置において、前記表示制御部は、前記2つの表示部の向きが変更されたときに、前記2つの表示部に同じ透視像および撮影像を分割表示させることが好ましい。これにより、異なる位置にいる例えば術者と操作者が同じ透視像および撮影像を見ることができる。
また、本発明に係る移動型X線撮影装置において、前記向き検出部は、前記2つの表示部に個別に設けられ、前記表示制御部は、前記向き検出部で検出した前記2つの表示部の向きに基づき、前記2つの表示部の向きが変更されたことを判別することが好ましい。これにより、表示制御部は、2つの表示部の向きが変更されたことを、2つの表示部のうち少なくともいずれか一方の向きが変更すること、あるいは、2つの表示部の向きの角度差に基づき、判別することができる。
本発明に係る移動型X線撮影装置によれば、2つの表示部の向きが変更されたときに、2つの表示部に同じ画像が表示される。2つの表示部に同じ画像が表示されるので、異なる位置にいる例えば術者と操作者が同じ画像を見ることができる。つまり、一方の表示部に表示された画像を被検体に対し施術する術者が見ることができ、もう一方の表示部に表示された同じ画像を、X線撮影用台車を操作する操作者が見ることができる。そのため、操作者は、術者からの指示の度に表示部を見に行かずに済み、術者からの指示に素早く対応してX線撮影用台車を操作することができる。これにより、操作者の確認の手間が省かれて、施術などを効率よく行うことができる。
実施例に係る移動型X線撮影装置の概略構成図である。 (a)〜(c)は、モニタ台車の平面図である。 モニタ台車の表示制御の説明に供するブロック図である。 実施例に係る移動型X線撮影装置の効果の説明に供する図である。 (a)は、変形例に係り、2つのモニタが同じ方向を向いている場合の2つのモニタの表示例を示す図であり、(b)は、変形例に係り、2つのモニタが異なる方向を向いている場合の2つのモニタの表示例を示す図である。 従来の移動型X線撮影装置の説明に供する図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。図1は、実施例に係る移動型X線撮影装置の概略構成図である。
図1を参照する。移動型X線撮影装置1は、画像を取得するためのCアーム台車2と、Cアーム台車2で被検体MにX線を照射して取得した画像を表示させるモニタ台車3とを備えている。Cアーム台車2とモニタ台車3は、図示しないケーブルで接続されており、Cアーム台車2で取得した画像は、そのケーブルを通じてモニタ台車3に送られる。被検体Mは、寝台4に載置されている。なお、Cアーム台車2が本発明のX線撮影用台車に相当し、モニタ台車3が本発明の表示用台車に相当する。
〔Cアーム台車〕
Cアーム台車2は、被検体Mに向けてX線を照射させるX線管5と、被検体Mを透過したX線を検出するX線検出器6と、X線管5およびX線検出器6が両端に取り付けられたCアーム7とを備えている。Cアーム7は、可動部8を介在させて支持台車9により支持されている。また、支持台車9により、Cアーム台車2の場所を自在に移動させることができる。可動部8は、Cアーム7の形状に沿った方向pにCアーム7をスライドさせたり、水平軸q周りにCアーム7を回転させたりするようになっている。また、X線検出器6は、被検体Mに近づけたり、また遠ざけたりする方向rに移動できるようになっている。これらの移動や回転は、モータ等で駆動される。
X線管5は、X線管制御部10により制御される。X線管制御部10は、X線管5の管電圧および管電流を発生させる高電圧発生部11を備えている。X線管制御部10は、管電圧、管電流および照射時間等のX線照射条件に応じてX線管5からX線を照射させている。
X線検出器6は、被検体Mの透過X線像が投影されるX線検出面にX線を電気信号に変換して検出する多数のX線検出素子が横・縦の2次元マトリックス状に配列されている。X線検出素子の配列マトリックスとしては、例えば横:数千×縦:数千が挙げられる。X線検出素子は、X線が直に電気信号に変換される直接変換タイプ、あるいはX線が一旦光に変換されてから更に電気信号に変換される間接変換タイプで構成される。X線検出器6は、例えばフラットパネル型X線検出器(FPD)、またはイメージインテンシファイアとカメラで構成される。X線検出器6で出力された画像(X線検出信号)は、画像処理部13により、階調処理などの必要な画像処理が行われる。
また、移動型X線撮影装置1は、Cアーム台車2およびモニタ台車3等の各構成を統括的に制御する主制御部15と、Cアーム台車2およびモニタ台車3等を操作するための操作部17と、透視像および撮影像を記憶する記憶部19とを備えている。主制御部15は、中央演算処理装置(CPU)などで構成される。操作部17は、ジョイスティック、マウス、タッチパネルなどで構成される。記憶部19は、ROM(Read-only Memory)、RAM(Random-Access Memory)またはハードディスク等、取り外し可能なものを含む記憶媒体で構成される。なお、X線管制御部10、高電圧発生部11、画像処理部13、主制御部15、操作部17および記憶部19は、Cアーム台車2に搭載されている。
〔モニタ台車〕
上述のように、Cアーム台車2で取得した画像は、モニタ台車3により表示される。モニタ台車3は、取得した画像を表示させる2つのモニタ21,22を備えている。モニタ21,22は、例えば液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等が用いられる。2つのモニタ21,22は、モニタ支持部23により各々支持され、モニタ支持部23は、モニタ支持台車25により支持されている。また、モニタ支持台車25により、モニタ台車3の場所を自在に移動させることができる。なお、モニタ21,22が本発明の表示部に相当し、モニタ支持部23が本発明の支持部に相当する。
図2(a)〜図2(c)は、モニタ台車3の平面図である。図2(a)は、2つのモニタ21,22が同じ方向(正面)を向いた状態である。モニタ支持部23は、2つのモニタ21,22の向きが変更可能となるように2つのモニタ21,22を支持している。すなわち、2つのモニタ21,22は、図2(a)〜図2(c)において、鉛直方向である軸s1,s2周りに回転できるようにモニタ支持部23に支持されている。2つのモニタ21,22が向き合う方向の回転を内側とすると、モニタ21,22は、モニタ支持部23により外側に回転するように構成される。図2(b)は、モニタ22のみを外側に回転させてモニタ22の向きを変更した状態を示す図である。図2(c)は、2つのモニタ21,22を共に外側に回転させて、モニタ22の向きを変更した状態を示す図である。
モニタ支持部23は、左のモニタ21を支持する支持部材23aと、右のモニタ22を支持する支持部材23bを備えている。これら支持部材23a,23bには、モニタ21,22の各々の向きを検出できるように、角度検出センサ27a,27b(図3参照)が設けられている。すなわち、角度検出センサ27a,27bは、2つのモニタ21,22に個別に設けられている。角度検出センサ27a,27bとしては、例えばポテンショメータやロータリーエンコーダ等が挙げられる。
図3は、モニタ台車3の表示制御を説明するためのブロック図である。モニタ台車3は、2つのモニタ21,22の表示を制御する表示制御部29を備えている。左のモニタ21の向きは、角度検出センサ27aで検出され、右のモニタ22の向きは、角度検出センサ27bで検出されるように構成される。角度検出センサ27a,27bの角度情報の角度検出信号T1,T2は、表示制御部29に送られる。表示制御部29は、角度検出センサ27a,27bで検出した2つのモニタ21,22のうち少なくとも一方の向きが変更されることで、2つのモニタ21,22が予め設定した角度で異なる方向を向いていること判別している。すなわち、表示制御部29は、2つのモニタ21,22の少なくともいずれかの向きが図2(a)の正面を向いた状態に対して予め設定した角度よりも大きいことを判別する。図2(b)および図2(c)においては、角度u1〜3(絶対値)の各々が予め設定した角度よりも大きいことを、表示制御部29は判別する。
次に、表示制御部29の動作について説明する。Cアーム台車2により被検体MにX線を照射して画像を取得し、取得した画像は、モニタ台車3の2つのモニタ21,22に表示される。このとき、モニタ台車3の2つのモニタ21,22は、図2(a)に示すように、同じ方向を向いていたものとする。一般的に、左のモニタ21には透視像(ライブ像)Aが表示され、右のモニタ22には撮影像Bを表示される設定になっている。本実施例でもこの例にならい、表示制御部29は、左のモニタ21に透視像A、右のモニタ22に撮影像Bを表示するように制御している。なお、右のモニタ22に表示された撮影像Bは、次の撮影が行われるまで、更新がなされず同じ静止画像が表示され続ける。
ここで、例えば、図2(b)に示すように、術者PRの方向(正面方向)に向いている2つのモニタ21,22のうち、右のモニタ22を軸s2周りに回転させて、右のモニタ22をCアーム台車2の操作者OPに向けたとする。すると、表示制御部29は、右のモニタ22の向きの変化、すなわち、右のモニタ22の回転を角度検出センサ27bを通じて検出する。
ここで、表示制御部29は、本発明において特徴的な動作をする。すなわち、表示制御部29は、角度検出センサ27bで検出したモニタ22の向きに基づき、2つのモニタ21,22が予め設定した角度で異なる方向を向いている場合に、右のモニタ22の表示を切り替える。これにより、2つのモニタ21,22に同じ透視像Aが表示される。すなわち、右のモニタ22が正面を向いた状態からその向きが予め設定された角度よりも大きいことを表示制御部29により判別し、2つのモニタ21,22に同じ透視像Aを自動的に表示する。これにより、異なる位置にいる操作者OPと術者PRは、同じ透視像Aを同時に見ることができる。
なお、向きを変更した右のモニタ22を図2(a)に示すように2つのモニタ21,22が同じ方向を向くように戻した場合には、表示制御部29により、再び、左のモニタ21には透視像Aが表示され、右のモニタ22には撮影像Bが表示される。
なお、本実施例では、表示制御部29は、2つのモニタ21,22に同じ透視像Aを表示させているが、2つのモニタ21,22に、同じ撮影像Bを表示させるようにしてもよい。この場合、2つのモニタ21,22には、次の撮影が行われるまで同じ撮影像Bが表示される。また、表示制御部29は、透視像Aおよび撮影像Bのいずれか一方の画像を表示させるための切換スイッチを備えてもよい。
本実施例によれば、Cアーム台車2は、X線管5とX線検出器6を搭載し、モニタ台車3は、画像を表示させる2つのモニタ21,22を搭載している。モニタ支持部23は、モニタ21,22の向きが変更可能となるようにモニタ21,22を支持し、角度検出センサ27a,27bは、2つのモニタ21,22の向きを検出する。そして、表示制御部29は、角度検出センサ27a,27bで検出した2つのモニタ21,22の向きに基づき、向きが同じ状態となっており異なる画像(透視像Aおよび撮影像B)を表示している2つのモニタ21,22の向きが変更されたときに、2つのモニタ21,22の表示を切り替えて、2つのモニタ21,22に同じ画像(例えば透視像)を表示させるようになっている。
すなわち、2つのモニタ21,22の向きが変更されたときに、2つのモニタ21,22に同じ画像が表示される。2つのモニタ21,22に同じ画像が表示されるので、図4に示すように、異なる位置にいる例えば術者PRと操作者OPが同じ画像を見ることができる。つまり、一方のモニタ21に表示された画像(例えば透視像A)を被検体Mに対し施術する術者PRが見ることができ、もう一方のモニタ22に表示された同じ画像(透視像A)を、Cアーム台車2を操作する操作者OPが見ることができる。そのため、操作者OPは、術者PRからの指示の度にモニタ21を見に行かずに済み、術者PRからの指示に素早く対応してCアーム台車2を操作することができる。これにより、操作者OPの確認の手間が省かれて、施術などを効率よく行うことができる。
表示制御部29は、2つのモニタ21,22の少なくともいずれかの向きが変更されたとき、2つのモニタ21,22に同じ透視像Aおよび撮影像Bのいずれか一方の画像を表示させている。これにより、異なる位置にいる例えば術者PRと操作者OPが同じ透視像Aおよび同じ撮影像Bのいずれか一方の画像を見ることができる。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例において、2つのモニタ21,22が予め設定した角度で異なる方向を向いている場合に、2つのモニタ21,22に同じ透視像Aを表示させる一例を示している。本発明はこの構成に加えて、操作者が新たに撮影像Bの撮影を行った場合、一定期間、2つのモニタ21,22の両方に新たな撮影像Bを表示させるようにしてもよい。なお、一定時間を経過すると2つのモニタ21,22に再び透視像Aが表示される。
すなわち、表示制御部29は、2つのモニタ21,22の少なくともいずれかの向きが変更されたとき、2つのモニタ21,22に同じ透視像Aを表示させる。そして、表示制御部29は、Cアーム台車2で撮影像Bを新たに取得した際には、新たに取得した撮影像Bを透視像Aに代えて予め設定した期間表示させる。これにより、異なる位置にいる例えば術者PRと操作者OPが同じ透視像Aおよび撮影像Bを自動的に切り替えて見ることができる。
(2)上述した実施例および変形例(1)では、表示制御部29は、2つのモニタ21,22の両方に同じ透視像Aおよび撮影像Bのいずれか一方の画像を表示させていた。この点、表示制御部29は、2つのモニタ21,22の両方に同じ透視像Aおよび撮影像Bを表示させるようにしてもよい。図5(a)では、左のモニタ21には透視像Aが表示され、右のモニタ22には撮影像Bが表示されている。右のモニタ22の向きを変更すると、表示制御部29は、図5(b)に示すように、2つのモニタ21,22の両方に、画面を左右に区切って同じ透視像Aおよび撮影像Bを分割表示させる。これにより、異なる位置にいる例えば術者PRと操作者OPが同じ透視像Aおよび撮影像Bを見ることができる。この形態は、2つのモニタ21,22が横長のモニタで適用可能である。また、縦長のモニタの場合には、画面を上下に区切って同じ透視像Aおよび撮影像Bを分割表示させるようにしてもよい。
(3)上述した実施例および変形例(1),(2)では、2つのモニタ21,22の各々の向きを角度検出センサ27a,27bで検出している。この点、2つのモニタ21,22のうちいずれか一方にのみ角度検出センサを設けるようにしてもよい。例えば、右のモニタ22のみに角度検出センサ27bが設けられているとする。例えば、図2(a)に示す正面を向いた状態から右のモニタ22の向きを変更するものとする。表示制御部29は、右のモニタ22が正面を向いた状態に対して右のモニタ22の向きが予め設定した角度よりも大きいことを判別し、2つのモニタ21,22に同じ画像を表示させるようにする。
(4)上述した実施例および変形例(1),(2)では、2つのモニタ21,22の各々の向きを角度検出センサ27a,27bで検出して、表示制御部29は、2つのモニタ21,22の少なくともいずれかの向きが図2(a)に示す正面を向いた状態に対して予め設定した角度よりも大きいことを判別している。この点、表示制御部29は、2つの角度検出センサ27a,27bで検出された角度検出信号T1,T2の角度差(u2−u3)を算出し(図2(c)参照)、その角度差(u2−u3)が予め設定された角度よりも大きいときに、2つのモニタ21,22に同じ画像を表示させるようにしてもよい。すなわち、表示制御部29は、2つのモニタ21,22が予め設定した角度で異なる方向を向いていることを、2つのモニタ21,22の向きの角度差に基づき判別する。
(5)上述した実施例および各変形例では、角度検出センサ27a,27bとして、上述のように、ポテンショメータやロータリーエンコーダが用いられる。この点、例えばリミットスイッチなどのスイッチを用いてもよい。このスイッチは、2つのモニタ21,22の各々に設けられる。2つのスイッチは、図2(a)に示すように、モニタ21,22が正面を向いているときに互いにONとなる。この状態で、図2(b)および図2(c)に示すように、モニタ21,22の向きを正面から変更したときに、変更した方のモニタに付属するスイッチがOFFとなるように設置されている。表示制御部29は、2つのモニタ21,22に個別に設けられた2つのスイッチの少なくとも一方がOFFであるときに、2つのモニタ21,22が予め設定された大きさで異なる方向に向いていることを判別する。
(6)上述した実施例および各変形例では、X線撮影用台車として、Cアーム台車2を例示したが、X線撮影用台車は、Cアーム7以外でX線管5およびX線検出器6を支持するように構成されていてもよい。例えば、X線撮影用台車に搭載されたX線検出器6は、支持部に支持されず、X線撮影用台車から自在に配置できるようになっていて、有線又は無線で画像を送信するような形態であってもよい。すなわち、モニタ台車3で画像を表示させるようなものであれば適用可能である。
1 … 移動型X線撮影装置
2 … Cアーム台車
3 … モニタ台車
5 … X線管
6 … X線検出器
7 … Cアーム
15 … 主制御部
21,22… モニタ
23 … モニタ支持部
27a,27b… 角度検出センサ
29 … 表示制御部
A … 透視像
B … 撮影像

Claims (5)

  1. X線源とX線検出器を搭載したX線撮影用台車と、
    前記X線撮影用台車で取得した画像を表示させる表示用台車とを備え、
    前記表示用台車は、前記画像を表示させる2つの表示部と、
    前記表示部の向きが変更可能となるように前記表示部を支持する支持部と、
    前記表示部の向きを検出する向き検出部と、
    前記向き検出部で検出した前記表示部の向きに基づき、向きが同じ状態となっており異なる画像を表示している前記2つの表示部の向きが変更されたときに、前記表示部の表示を切り替えて、前記2つの表示部に同じ画像を表示させる表示制御部とを有することを特徴とする移動型X線撮影装置。
  2. 請求項1に記載の移動型X線撮影装置において、
    前記表示制御部は、前記2つの表示部の向きが変更されたときに、前記2つの表示部に同じ透視像および撮影像のいずれか一方の画像を表示させることを特徴とする移動型X線撮影装置。
  3. 請求項2に記載の移動型X線撮影装置において、
    前記表示制御部は、前記2つの表示部の向きが変更されたときに、前記2つの表示部に同じ透視像を表示させ、
    前記表示制御部は、前記X線撮影用台車で撮影像を新たに取得した際には、新たに取得した撮影像を前記透視像に代えて予め設定した期間表示させることを特徴とする移動型X線撮影装置。
  4. 請求項1または2に記載の移動型X線撮影装置において、
    前記表示制御部は、前記2つの表示部の向きが変更されたときに、前記2つの表示部に同じ透視像および撮影像を分割表示させることを特徴とする移動型X線撮影装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の移動型X線撮影装置において、
    前記向き検出部は、前記2つの表示部に個別に設けられ、
    前記表示制御部は、前記向き検出部で検出した前記2つの表示部の向きに基づき、前記2つの表示部の向きが変更されたことを判別することを特徴とする移動型X線撮影装置。
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