JP2014130955A - 印刷方法、前記印刷方法を用いて、複数の導電性配線が形成された導電性基材を製造する方法、印刷装置、および導電性基材 - Google Patents

印刷方法、前記印刷方法を用いて、複数の導電性配線が形成された導電性基材を製造する方法、印刷装置、および導電性基材 Download PDF

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川 健 一 小
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Abstract

【課題】高いアライメント精度で基材の一面側および他面側にパターンを印刷することができる印刷装置を提供する。
【解決手段】印刷装置10は、供給機構12、第1成形版15、第2成形版17および充填機構21,22を備えている。供給機構12は、印刷装置10は、基材30,第1樹脂層31および第2樹脂層32を含む積層体を供給する。成形版15,17は、樹脂層31,32を押圧する凸部15a,17aを有している。充填機構21,22は、樹脂層31,32に形成される凹部31a,32aにインキ35を充填する。
【選択図】図1

Description

本発明は、基材の一面側および他面側にパターンを印刷するための印刷方法および印刷装置に関する。また本発明は、上記印刷方法を用いて、基材の一面側および他面側に複数の導電性配線が形成された導電性基材を製造する方法、および導電性基材に関する。
所望のパターンを基材に形成する方法として、従来、フォトリソグラフィー法が用いられている。しかしながら、フォトリソグラフィー法においては、成膜工程、露光工程および現像工程が、対象となる材料ごとに実施される。このため工数が大きくなり、この結果、製造コストが高くなってしまう。このような課題を解決するため、近年、印刷法を用いて微細なパターンを基材に形成する研究が進められている。
所望のパターンを形成することができる印刷法として、例えば特許文献1において、グラビア印刷法が提案されている。グラビア印刷法においては、はじめに、所定のパターンで凹部が形成された印刷版胴を準備し、次に、印刷版胴の凹部にインクを充填する。この印刷版胴の凹部は、基材に形成されるべきパターンに対応するよう構成されている。その後、印刷版胴に基材の一面を接触させる。これによって、印刷版胴の凹部に充填されているインキが、所望のパターンで基材の一面に転写される。
特許第4436441号公報
上述のグラビア印刷法を用いて基材の一面および他面の両方にパターンを形成する場合、はじめに、第1の印刷版胴の凹部に充填されているインキが基材の一面に転写され、次に、第2の印刷版胴の凹部に充填されているインキが基材の他面に転写される。この場合、基材の一面に形成されるパターンに対する、基材の他面に形成されるパターンのアライメント精度を高めるためには、基材と第2の印刷版胴との間の位置関係や、回転する第2の印刷版胴の位相を精密に調整する必要がある。しかしながら、搬送されている基材に対して第2の印刷版胴の位置や位相を正確に調整することは容易ではない。このため、アライメント精度が低くなることや、印刷工程が複雑になることが考えられる。
本発明は、このような課題を効果的に解決し得る印刷方法および印刷装置を提供することを目的とする。
本発明は、一面および他面を有する基材と、前記基材の一面側に設けられた第1樹脂層と、前記基材の他面側に設けられた第2樹脂層と、を有する積層体を準備する準備工程と、凸部を有する第1成形版を用いて前記第1樹脂層を押圧し、前記第1樹脂層に凹部を形成する第1成形工程と、凸部を有する第2成形版を用いて前記第2樹脂層を押圧し、前記第2樹脂層に凹部を形成する第2成形工程と、前記第1樹脂層の前記凹部および前記第2樹脂層の前記凹部にインキを充填する充填工程と、を備える、印刷方法である。
本発明による印刷方法は、前記凹部が形成された前記第1樹脂層を硬化させる第1硬化工程と、前記凹部が形成された前記第2樹脂層を硬化させる第2硬化工程と、をさらに備えていてもよい。
本発明による印刷方法において、前記第1樹脂層および前記第2樹脂層は、電離放射線を照射されることによって硬化する電離放射線硬化性樹脂材料を含み、前記第1硬化工程および前記第2硬化工程において、前記凹部が形成された前記第1樹脂層および前記第2樹脂層に電離放射線が照射されてもよい。
本発明による印刷方法において、好ましくは、前記第1成形版および前記第2成形版は、互いに対向するよう配置されている。
本発明による印刷方法において、好ましくは、前記基材、前記第1樹脂層および前記第2樹脂層が光透過性を有している。
本発明による印刷方法において、前記基材が、巻き取り可能なフィルム状の形態を有していてもよい。
本発明は、上記記載の印刷方法を用いて基材の一面側および他面側に複数の導電性配線を形成して導電性基材を製造する方法であって、前記インキは、前記導電性配線を構成する導電性材料を含み、前記第1成形版の前記凸部は、基材の一面側に形成される導電性配線に対応したパターンで形成されており、前記第2成形版の前記凸部は、基材の他面側に形成される導電性配線に対応したパターンで形成されている、導電性基材の製造方法である。
本発明による導電性基材の製造方法において、前記導電性基材は、外部導体の接近を検出するタッチパネルセンサであり、前記タッチパネルセンサは、画像が表示される画像領域と、前記画像領域の周縁に位置する周縁領域と、に区画されており、前記タッチパネルセンサは、前記画像領域に配置され、外部導体の接近を検出するセンサパターンと、前記周縁領域に配置されるとともに前記センサパターンに接続され、前記導電性配線から構成される周縁パターンと、を有し、前記センサパターンは、互いに間隔を空けて配置された複数の前記導電性配線から構成されていてもよい。
本発明は、一面および他面を有する基材と、前記基材の一面側に設けられた第1樹脂層と、前記基材の他面側に設けられた第2樹脂層と、を有する積層体を供給する供給機構と、前記第1樹脂層を押圧する凸部を有する第1成形版と、前記第2樹脂層を押圧する凸部を有する第2成形版と、前記第1成形版からの押圧に基づいて前記第1樹脂層に形成される凹部と、前記第2成形版からの押圧に基づいて前記第2樹脂層に形成される凹部と、にインキを充填する充填機構と、を備える、印刷装置である。
本発明による印刷装置は、前記凹部が形成された前記第1樹脂層および前記凹部が形成された前記第2樹脂層を硬化させる硬化機構をさらに備えていてもよい。
本発明による印刷装置において、前記第1樹脂層および前記第2樹脂層は、電離放射線を照射されることによって硬化する電離放射線硬化性樹脂材料を含み、前記硬化機構は、前記凹部が形成された前記第1樹脂層および前記第2樹脂層に電離放射線を照射する照射手段を有していてもよい。
本発明による印刷装置において、好ましくは、前記第1成形版および前記第2成形版は、互いに対向するよう配置されている。
本発明は、一面および他面を有する基材と、前記基材の一面側および他面側に形成された複数の導電性配線と、を備え、前記基材の一面側に形成された前記導電性配線は、前記基材の一面側に設けられた第1樹脂層に形成された凹部に充填された導電性材料から構成されており、前記基材の他面側に形成された前記導電性配線は、前記基材の他面側に設けられた第2樹脂層に形成された凹部に充填された導電性材料から構成されている、導電性基材である。
本発明による導電性基材において、前記導電性配線の表面に、前記基材に向かって陥没した陥没部が形成されていてもよい。
本発明によれば、基材の一面側に形成されるパターンに対する、基材の他面側に形成されるパターンのアライメント精度を容易に向上させることができる。
図1は、本発明の実施の形態における印刷装置を示す図。 図2(a)(b)(c)(d)は、図1に示す印刷装置を用いて基材の一面側および他面側にパターンを印刷する様子を示す図。 図3は、本発明の実施の形態による印刷方法を用いて製造された導電性基材の一例を示す平面図。 図4は、図3に示す導電性基材の導電性配線を拡大して示す縦断面図。 図5は、本発明の実施の形態の変形例における印刷装置を示す図。 図6は、本発明の実施の形態の変形例における印刷装置を示す図。
以下、図1乃至図4を参照して、本発明の実施の形態について説明する。はじめに、本実施の形態に係る印刷装置10について、図1を参照して説明する。
(印刷装置)
印刷装置10は、基材30の一面側および他面側にそれぞれインキを印刷し、これによって、基材30の一面側および他面側にパターンを形成するためのものである。この印刷装置10は、供給機構12、第1成形版15、第2成形版17および充填機構を備えている。以下、印刷装置10の各構成要素について説明する。
〔供給機構〕
供給機構12は、一面および他面を有する基材30と、基材30の一面側に設けられた第1樹脂層31と、基材30の他面側に設けられた第2樹脂層32と、を有する積層体を供給するためのものである。供給機構12の具体的な構成が特に限られることはない。例えば供給機構12は、基材30の一面側および他面側に第1樹脂層31および第2樹脂層32が予め設けられた積層体を、第1成形版15および第2成形版17に向けて供給するものであってもよい。若しくは供給機構12は、図1に示すように、第1成形版15よりも上流側に配置され、第1樹脂層31を構成するための第1樹脂材料を基材30の一面側に塗布する第1塗布機構13と、第2成形版17よりも上流側に配置され、第2樹脂層32を構成するための第2樹脂材料を基材30の他面側に塗布する第2塗布機構14と、を有していてもよい。この場合、塗工によって第1樹脂層31および第2樹脂層32が形成されてから、これら第1樹脂層31および第2樹脂層32が第1成形版15および第2成形版17に接触するまでの時間や周囲環境を制御することができる。このため、第1成形版15および第2成形版17に接触する際の第1樹脂層31および第2樹脂層32の特性、例えば流動性を調整することが可能になる。このため、第1成形版15および第2成形版17による第1樹脂層31および第2樹脂層32への賦形の正確さや容易さを向上させることができる。
積層体を構成する材料について説明する。基材30は、樹脂層31,32を支持するためのものである。基材30を構成する材料としては、樹脂層31,32の間での適切な密着性を有する材料が選択される。また基材30は、好ましくは、巻き取り可能なフィルム状の形態を有している。例えば基材30は、ロール・トゥ・ロールによる搬送が可能な程度の可撓性を有している。これによって、基材30が枚葉で供給される場合に比べて、本実施の形態に係る印刷方法を用いて製造される後述する導電性基材40の生産効率を高くすることができる。また基材30は、好ましくは光透過性を有している。これによって、導電性基材40を、映像光を少なくとも部分的に透過させる必要があるタッチパネルセンサなどの、表示装置に関連する部材として用いることが可能となる。基材30の材料としては、例えばPETなどが用いられる。
樹脂層31,32は、適切な成形性を有するとともに、凹部31a,32aに充填されるインキ35を適切に保持することができるよう構成された層である。また樹脂層31,32は、好ましくは、電離線照射や加熱など、外部から与えることができる要因に応じて硬化することができるよう構成されている。樹脂層31,32としては、例えば、電離線を照射されることによって硬化する電離線硬化性樹脂材料や、加熱されることによって硬化する熱硬化性樹脂材料が用いられる。また、流動性を確保するための溶剤がさらに含まれていてもよい。なお電離放射線は、代表的には紫外線または電子線であるが、可視光線、X線、γ線などの電磁波であってもよく、あるいはα線などの荷電粒子線であってもよい。
電離線硬化性樹脂材料としては、電離放射線で架橋等の反応により重合硬化するモノマー、あるいはプレポリマーやオリゴマーが用いられ得る。モノマー、プレポリマーやオリゴマーの例としては、例えば、特許第4436441号公報に記載の電離線硬化性樹脂として用いられるものが挙げられる。樹脂層31,32に要求される性能、塗布適性等に応じて、モノマーやプレポリマーを1種類単独で用いてもよく、若しくは、モノマーを2種類以上混合して、プレポリマーを2種類以上混合して、あるいはモノマー1種類以上とプレポリマー1種類以上とを混合して用いてもよい。
熱可塑性樹脂材料としては、例えば、ポリメチルメタクリレート(PMMA)等のアクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂等が挙げられる。
樹脂層31,32を構成する樹脂材料に溶剤が含まれている場合、塗布機構13,14の下流側に、樹脂層31,32中の溶剤を除去するための乾燥部がさらに設けられていてもよい。これによって、塗布機構13,14によって塗工される際の塗工性能を高めながら、成形版15,17に到達する際の樹脂層31,32の流動性すなわち成形性を適切に調整することができる。なお、このような乾燥処理を不要にするため、樹脂層31,32を構成する材料が、少なくとも1種類のモノマーを含んでいてもよい。これによって、樹脂層31,32に溶剤が含まれていない場合であっても、樹脂層31,32の十分な塗工性能および適切な流動性を確保することができる。すなわち、いわゆる無溶剤の樹脂層31,32を採用することが可能となる。この結果、乾燥処理が不要になるため、工数および設備数を削減することができ、これによって製造コストを削減することができる。
また樹脂層31,32は、基材30と同様に、好ましくは光透過性を有している。これによって、導電性基材40を、映像光を少なくとも部分的に透過させる必要があるタッチパネルセンサなどの、表示装置に関連する部材として用いることが可能となる。
〔第1成形版〕
第1成形版15は、賦形によって第1樹脂層31に複数の凹部31aを形成するためのものである。第1成形版15は、第1樹脂層31を押圧する複数の凸部15aと、凸部15aの間に位置する複数の凹部15bと、を有している。凸部15aは、第1樹脂層31の領域のうち、パターンが形成される領域に対応するよう配置されている。例えば後述するように、印刷装置10を用いてタッチパネルセンサを製造する場合、凸部15aは、タッチパネルセンサのセンサパターンおよび周縁パターンに対応するよう配置されている。
第1成形版15は、図1に示すように、図示しない駆動軸によって回転可能に支持され、金属やゴムから構成されたローラー16aに巻き付けられていてもよい。これによって、ローラー16aが発生させる押圧力を、第1成形版15を介して効率的に第1樹脂層31に伝えることができる。
〔第2成形版〕
第2成形版17は、第1成形版15と同様に、賦形によって第2樹脂層32に複数の凹部32aを形成するためのものである。第2成形版17は、第2樹脂層32を押圧する複数の凸部17aと、凸部17aの間に位置する複数の凹部17bと、を有している。第2成形版17および第2成形版17が巻き付けられるローラー18aの構成は、凸部17aの具体的な形状や配置を除いて、上述の第1成形版15およびローラー16aの構成と同一であるので、詳細な説明を省略する。
〔充填機構〕
充填機構は、凹部31aおよび凹部32aにインキ35を充填するためのものである。充填機構は、図1に示すように、第1樹脂層31の凹部31aにインキ35を充填する第1充填機構21と、第2樹脂層32の凹部32aにインキ35を充填する第2充填機構22と、を有している。充填機構21,22は、例えば、樹脂層31,32上にインキ35を供給するインキ供給部と、樹脂層31,32上のインキ35を樹脂層31,32の表面に沿って掻くドクターブレードと、を含んでいる。
〔硬化機構〕
第1樹脂層31および第2樹脂層32として電離線硬化性樹脂材料や熱硬化性樹脂材料が用いられる場合、印刷装置10は、凹部31aが形成された第1樹脂層31および凹部32aが形成された第2樹脂層32を硬化させる硬化機構をさらに備えていてもよい。硬化機構は、例えば図1に示すように、凹部31aが形成された第1樹脂層31を硬化させる第1硬化機構19と、凹部32aが形成された第2樹脂層32を硬化させる第2硬化機構20と、を有している。樹脂層31,32が電離放射線硬化性樹脂材料を含む場合、硬化機構19,20は、樹脂層31,32に向けて電離放射線を照射する照射手段として構成されている。一方、樹脂層31,32が熱硬化性樹脂材料を含む場合、硬化機構19,20は、樹脂層31,32を加熱するヒーターなどの加熱手段として構成されている。なお一般に、電離放射線に起因する硬化は、加熱に起因する硬化よりも迅速に完了することができる。従って、基材30の搬送方向における印刷装置10の寸法を低減する上では、電離放射線を照射する照射手段を硬化機構19,20として採用することが有利である。
〔インキ〕
第1樹脂層31の凹部31aおよび第2樹脂層32の凹部32aに充填され得る限りにおいて、インキ35を構成する材料が特に限られることはない。例えば後述するように、印刷装置10を用いて、センサパターンおよび周縁パターンを有するタッチパネルセンサを製造する場合、インキ35として、金属などの導電性材料から構成された導電性粉末がバインダー樹脂内に分散されたインキが用いられる。また、インキ13の流動性を確保するため、溶剤が含まれていてもよい。導電性粉末、バインダー樹脂および溶剤としては、例えば、特許第4436441号公報に記載の導電性組成物を構成するための導電性粉末、バインダー樹脂および溶剤を用いることができる。
(印刷方法)
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用および効果について説明する。ここでは、印刷装置10を用いて、インキ35から構成されるパターンを基材30の一面側および他面側に形成する印刷方法について説明する。
〔準備工程〕
はじめに図2(a)に示すように、供給機構12を用いて、一面および他面を有する基材30と、基材30の一面側に設けられた第1樹脂層31と、基材30の他面側に設けられた第2樹脂層32と、を有する積層体を準備する。例えば、第1樹脂層31を構成する第1樹脂材料を基材30の一面側に塗布する第1塗布工程と、第2樹脂層32を構成する第2樹脂材料を基材30の他面側に塗布する第2塗布工程と、を実施する。
〔成形工程〕
次に、図2(b)に示すように、第1成形版15の凸部15aを用いて第1樹脂層31を押圧し、第1樹脂層31に凹部31aを形成する第1成形工程を実施する。また、第1成形工程と平行して、第2成形版17の凸部17aを用いて第2樹脂層32を押圧し、第2樹脂層32に凹部32aを形成する第2成形工程を実施する。この際、ローラー16aに巻き付けられた第1成形版15の周速と、ローラー18aに巻き付けられた第2成形版17の周速とが同一になるよう、ローラー16aおよびローラー18aが回転駆動される。
〔硬化工程〕
その後、必要に応じて、凹部31aが形成された第1樹脂層31を硬化させる第1硬化工程、および、凹部32aが形成された第2樹脂層32を硬化させる第2硬化工程を実施する。これら硬化工程は、例えば、樹脂層31,32の流動性が高く、このため凹部31a,32aの形状を維持することが困難である場合に実施される。第1硬化工程および第2硬化工程においては、例えば図2(c)に示すように、硬化機構19,20を用いて、樹脂層31,32に向けて電離放射線を照射する。若しくは、樹脂層31,32を加熱する。これによって樹脂層31,32を硬化させることができ、このことにより、凹部31a,32aの形状をより確実に維持することができる。なお基材30および樹脂層31,32が光透過性を有する場合、基材30の一面側または他面側に配置されている1つの照射手段によって、樹脂層31,32に向けて電離放射線が照射されてもよい。
〔充填工程〕
次に、充填機構21,22を用いて、樹脂層31,32の凹部31a,32aにインキ35を充填する。このようにして、インキ35から構成されるパターンを基材30の一面側および他面側に形成することができる。
ここで本実施の形態によれば、上述のように、第1樹脂層31に凹部31aを形成する第1成形工程と、第2樹脂層32に凹部32aを形成する第2成形工程とが平行して実施される。このため、第1成形版15と第2成形版17との間の位置関係を調整することによって、基材30の一面側に印刷されるインキ35のパターンと、基材30の他面側に印刷されるインキ35のパターンとの間の位置関係を精密に調整することができる。従って、基材30の一面側に形成されるパターンに対する、基材30の他面側に形成されるパターンのアライメント精度を容易に向上させることができる。
ところで、基材30や樹脂層31,32に押圧力や熱を印加したり、電離放射線を照射したりすると、基材30や樹脂層31,32が変質して収縮が生じることがある。このような収縮が、基材30の所定の位置で第1樹脂層31に凹部31aが形成された後であって、基材30の当該位置で第2樹脂層32に凹部32aが形成されるまでの間に生じると、基材30の当該位置におけるパターンのアライメント精度を低下させる原因になり得る。従って、基材30の所定の位置に関して、第1成形版15によって第1樹脂層31に凹部31aが形成されるタイミングと、第2成形版17によって第2樹脂層32に凹部32aが形成されるタイミングとの間の時間差が小さく、理想的にはゼロであることが好ましい。
このような課題を考慮して、印刷装置10において好ましくは、図1および図2(b)に示されているように、第1成形版15および第2成形版17が互いに対向するよう配置されている。具体的には、第1成形版15のうち第1樹脂層31に接触している部分と、第2成形版17のうち第2樹脂層32に接触している部分とが、基材30の法線方向から見て少なくとも部分的に重なっている。このように成形版15,17を配置することにより、基材30や樹脂層31,32に収縮が生じるよりも前に樹脂層31,32に凹部31a,32aを形成することができる。このため、パターンのアライメント精度をさらに向上させることができる。
また第1成形版15および第2成形版17が互いに対向している場合、ローラー16aとローラー18aとの間で基材30および樹脂層31,32の積層体を挟持することができる。このため、ローラー16aおよびローラー18aに対してそれぞれ別個にプラテンローラーを設ける必要がなく、従って、印刷装置10の寸法や設備数を低減することができる。
(導電性基材の製造方法)
次に、上述の印刷方法を用いて、基材30の一面側および他面側に複数の導電性配線43を形成して導電性基材40を製造する方法について説明する。ここでは、導電性基材40が、外部導体の接近を検出するタッチパネルセンサである例について説明する。図3は、タッチパネルセンサを示す平面図である。
タッチパネルセンサなどの導電性基材40を製造する場合、インキ35としては、導電性配線43を構成するための導電性材料を含むものが用いられる。例えば、金属などの導電性材料から構成された導電性粉末がバインダー樹脂内に分散されたインキが用いられる。また、第1成形版15の凸部15aは、基材30の一面側に形成される導電性配線43に対応したパターンで形成されている。同様に、第2成形版17の凸部17aは、基材30の他面側に形成される導電性配線43に対応したパターンで形成されている。このため、上述の充填工程によって、複数の導電性配線43を基材30の一面側および他面側に形成することができる。
図3に示すように、タッチパネルセンサは、画像が表示される画像領域41と、画像領域41の周縁に位置する周縁領域42と、に区画されている。周縁領域42は、映像が表示されない領域であり、いわゆる額縁領域とも称される領域である。図3においては、画像領域41が二点鎖線によって表されている。タッチパネルセンサは、画像領域41に配置され、人間の指などの外部導体の接近を検出するセンサパターン44と、周縁領域42に配置されるとともに導電性配線43に接続され、導電性配線43から構成される周縁パターン45と、を有している。周縁パターン45は、センサパターン44からの信号をタッチパネルセンサの端部近傍まで低抵抗で伝導させ、これによって、センサパターン44からの信号を外部に取出し易くするためのものである。
センサパターン44は、互いに間隔を空けて網目状に配置された複数の導電性配線43から構成されている。導電性配線43の寸法や配置は、センサパターン44に求められる特性に応じて適切に設定されるが、例えば導電性配線43の幅が3μm〜10μmの範囲内となっており、隣接する2つの導電性配線43の間の間隔が200μm〜900μmの範囲内となっている。図3において、複数の導電性配線43から構成されるセンサパターン44の輪郭が一点鎖線で表されている。図3に示すように、各センサパターン44は、その輪郭が一方向に延びるよう構成されている。
センサパターン44において、隣接する2つの導電性配線43の間には所定の間隔が空けられているので、導電性配線43が金属などの遮光性を有する導電性材料から構成されている場合であっても、液晶パネルなどの表示装置から放射された映像光の大部分がセンサパターン44を透過することができる。
なお図3においては、図面が煩雑になるのを防ぐため、基材30の他面側に形成されるセンサパターン44および周縁パターン45を1つのみ点線で表しているが、しかしながら、基材30の一面側の場合と同様に、基材30の他面側にも複数のセンサパターン44および周縁パターン45が形成されている。図3に示すように、基材30の他面側に形成されるセンサパターン44は、基材30の一面側に形成されるセンサパターン44に対して直交するよう延びていてもよい。
本実施の形態によれば、上述のように、各導電性配線43が、第1樹脂層31の凹部31aに充填されたインキ35または第2樹脂層32の凹部32aに充填されたインキ35によって構成されている。また樹脂層31,32の凹部31a,32aはそれぞれ、平行して実施される第1成形工程および第2成形工程によって形成される。このため、基材30の一面側に形成される導電性配線43に対する、基材30の他面側に形成される導電性配線43のアライメント精度を容易に向上させることができる。
また本実施の形態によれば、各導電性配線43の幅およびピッチは、成形版15,17の凸部15a,17aの幅およびピッチに対応している。このため、成形版15,17の凸部15a,17aの幅およびピッチを調整することにより、各導電性配線43の幅およびピッチを容易に微細に設定することができる。従って、パターンの微細化を容易に実現することができる。
好ましくは、センサパターン44を構成する各導電性配線43と、周縁パターン45を構成する各導電性配線43とは、同一の印刷工程において同時に作製される。例えば、センサパターン44の導電性配線43に対応する第1塗布機構13の凹部31a、および周縁パターン45の導電性配線43に対応する第1樹脂層31の凹部31aは、同一の成形工程において同時に作製される。これによって、タッチパネルセンサの製造に要する工数を小さくすることができる。また、センサパターン44と周縁パターン45との間の位置合わせが不要になるため、タッチパネルセンサの製造工程を簡略化することができる。
(導電性基材)
次に、本実施の形態による導電性基材40の特徴について説明する。図4は、基材30の一面側および他面側に形成される導電性配線43を拡大して示す縦断面図である。上述のように、導電性配線43は、ドクターブレードなどを用いて凹部31a,32aに充填されたインキ35から構成されている。この場合、図4に示すように、導電性配線43の表面に、基材30に向かって陥没した陥没部43aが形成されることがある。ここで陥没部43aとは、その表面が、凹部31a,32aの側面に隣接している導電性配線43の部分の表面よりも基材30側に位置している部分のことである。このような陥没部43aが形成される原因としては、例えば、凹部31a,32aの側面とインキ35との間の張力などが考えられる。
変形例
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、変形の一例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。
本実施の形態において、成形版15,17がそれぞれ全域にわたってローラー16a,18aに巻き付けられている例を示した。すなわち、成形版15,17がそれぞれ、同一箇所で繰り返し回転駆動される版である例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図5に示すように、成形版15,17がそれぞれ、基材30の搬送方向に沿って搬送される版であってもよい。この場合、成形版15,17はそれぞれ、部分的にのみローラー16a,18aに巻き付けられている。図5に示す例において、成形版15,17はそれぞれ、基材30の搬送方向に沿って搬送されながら、樹脂層31,32を押圧して凹部31a,32aを形成する。なお図5においては、図面が煩雑になるのを防ぐため供給機構12を省略している。
また図6に示すように、成形版15,17はそれぞれ、基材30の搬送方向における所定の範囲にわたって連続的に樹脂層31,32に接触し続けるよう構成されていてもよい。例えば第1成形版15は、ローラー16aおよびガイドローラー16bによって支持されており、この場合、第1成形版15は、ローラー16aとガイドローラー16bとの間の範囲にわたって連続的に第1樹脂層31に接触し続けることができる。従って、ローラー16aとガイドローラー16bとの間に照射手段などの第1硬化機構19を配置し、そして第1成形版15を介して第1樹脂層31に電離放射性を照射することにより、第1成形版15に接触している状態の第1樹脂層31を硬化させることができる。このため、第1成形版15の凸部15aの形状をより正確に第1樹脂層31に再現することができる。第2成形版17も同様に、ローラー18aおよびガイドローラー18bによって支持されており、このため第2成形版17は、ローラー18aとガイドローラー18bとの間の範囲にわたって連続的に第2樹脂層32に接触し続けることができる。このため第1樹脂層31の場合と同様に、第2成形版17の凸部17aの形状をより正確に第2樹脂層32に再現することができる。なお図6においても、図面が煩雑になるのを防ぐため供給機構12を省略している。
また図1や図5に示す例においても、光透過性を有する成形版15,17およびローラー16a,18aを採用することにより、成形版15,17およびローラー16a,18aを通った電離放射線を樹脂層31,32に照射することが可能となる。従って、図1や図5に示す例においても、成形版15,17に接触している状態の樹脂層31,32を硬化させることができる。
なお、上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
以下、実施例を挙げることにより、本発明について具体的に説明する。
(実施例1)
厚み100μmの東洋紡製の透明PETA4100からなる基材30の両面に、バーコート法を用いて紫外線硬化樹脂を塗布し、膜厚約20μmの第1樹脂層31および第2樹脂層32を形成した。紫外線硬化樹脂としては、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートからなるアクリルモノマーに2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイドからなる光開始剤を2wt%の濃度で分散させたものを用いた。紫外線硬化樹脂の粘度は25℃で約5250mPa・sであり、従って、塗膜が基材30から流れ落ちることはなかった。
次に、第1樹脂層31および第2樹脂層32にそれぞれ、線幅約20μm、高さ約5μmの凸部15a,17aを含むガラス製の成形版15,17を接触させた。その後、樹脂層31,32を硬化させるため、樹脂層31,32と成形版15,17との間の界面に対して、パナソニック製のLED方式SPOT型紫外線照射装置Aicure UJ20を用いて紫外線を照射しながら、基材30および樹脂層31,32を成形版15,17から剥離した。この結果、深さ約5μmの凹部31a,32aが樹脂層31,32に形成された。
次に、基材30の両面に形成された凹部31a,32aに、プラスチック製のドクターブレードを用いて、粘度約4500mPa・sのAgペーストを含むインキ35を充填した。その後、約130℃で30分焼成し、インキ35を焼結乾燥させた。触診式段差計を用いて凹部31a,32aを測定すると、焼成されたインキ35の表面までの深さは約3.5μmであった。すなわち、約1.5μm厚みのAg配線が充填によって凹部31a,32a内に形成されていた。
(実施例2)
透明フィルム製から構成された成形版15,17を準備した。具体的には、はじめに、東洋紡製の透明PETA4100を準備し、次に、透明PET上に透明アクリル系ネガレジストを塗布した。その後、露光現像工程によって、線幅約20μm、高さ約5μmのパターンをネガレジストに形成した。次に、150℃で30分にわたってネガレジストを加熱し、ネガレジストを硬化させ、これによって透明PETに複数の凸部を形成した。さらに、スパッタ蒸着によって、透明PET上にSiOを膜厚約100nmで積層させた。このようにして、SiOによって覆われた複数の凸部15a,17aを有する透明フィルム製の成形版15,17を作製した。
その後、実施例1の場合と同様にして、基材30の両面に設けられた第1樹脂層31および第2樹脂層32にそれぞれ成形版15,17を接触させ、そして、基材30を介して第1樹脂層31または第2樹脂層32に紫外線を照射し、樹脂層31,32を硬化させた。紫外線の照射量は、UV−Aにおける約400mJ/cm、および、UV−Bにおける約300mJ/cmとした。この結果、実施例1の場合と同様に、深さ約5μmの凹部31a,32aが樹脂層31,32に形成された。
次に、実施例1の場合と同様に、基材30の両面に形成された凹部31a,32aに、プラスチック製のドクターブレードを用いて、粘度約4500mPa・sのAgペーストを含むインキ35を充填した。その後、約130℃で30分焼成し、インキ35を焼結乾燥させた。これによって、凹部31a,32a内に、約1.5μm厚みのAg配線を得た。
10 印刷装置
12 供給機構
15 第1成形版
15a 凸部
17 第2成形版
17a 凸部
19 第1硬化機構
20 第2硬化機構
21 第1充填機構
22 第2充填機構
30 基材
31 第1樹脂層
31a 凹部
32 第2樹脂層
32a 凹部
35 インキ

Claims (14)

  1. 一面および他面を有する基材と、前記基材の一面側に設けられた第1樹脂層と、前記基材の他面側に設けられた第2樹脂層と、を有する積層体を準備する準備工程と、
    凸部を有する第1成形版を用いて前記第1樹脂層を押圧し、前記第1樹脂層に凹部を形成する第1成形工程と、
    凸部を有する第2成形版を用いて前記第2樹脂層を押圧し、前記第2樹脂層に凹部を形成する第2成形工程と、
    前記第1樹脂層の前記凹部および前記第2樹脂層の前記凹部にインキを充填する充填工程と、を備える、印刷方法。
  2. 前記凹部が形成された前記第1樹脂層を硬化させる第1硬化工程と、
    前記凹部が形成された前記第2樹脂層を硬化させる第2硬化工程と、をさらに備える、請求項1に記載の印刷方法。
  3. 前記第1樹脂層および前記第2樹脂層は、電離放射線を照射されることによって硬化する電離放射線硬化性樹脂材料を含み、
    前記第1硬化工程および前記第2硬化工程において、前記凹部が形成された前記第1樹脂層および前記第2樹脂層に電離放射線が照射される、請求項2に記載の印刷方法。
  4. 前記第1成形版および前記第2成形版は、互いに対向するよう配置されている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の印刷方法。
  5. 前記基材、前記第1樹脂層および前記第2樹脂層が光透過性を有する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の印刷方法。
  6. 前記基材が、巻き取り可能なフィルム状の形態を有する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の印刷方法。
  7. 請求項1に記載の印刷方法を用いて基材の一面側および他面側に複数の導電性配線を形成して導電性基材を製造する方法であって、
    前記インキは、前記導電性配線を構成する導電性材料を含み、
    前記第1成形版の前記凸部は、基材の一面側に形成される導電性配線に対応したパターンで形成されており、
    前記第2成形版の前記凸部は、基材の他面側に形成される導電性配線に対応したパターンで形成されている、導電性基材の製造方法。
  8. 前記導電性基材は、外部導体の接近を検出するタッチパネルセンサであり、
    前記タッチパネルセンサは、画像が表示される画像領域と、前記画像領域の周縁に位置する周縁領域と、に区画されており、
    前記タッチパネルセンサは、前記画像領域に配置され、外部導体の接近を検出するセンサパターンと、前記周縁領域に配置されるとともに前記センサパターンに接続され、前記導電性配線から構成される周縁パターンと、を有し、
    前記センサパターンは、互いに間隔を空けて配置された複数の前記導電性配線から構成されている、請求項7に記載の導電性基材の製造方法。
  9. 一面および他面を有する基材と、前記基材の一面側に設けられた第1樹脂層と、前記基材の他面側に設けられた第2樹脂層と、を有する積層体を供給する供給機構と、
    前記第1樹脂層を押圧する凸部を有する第1成形版と、
    前記第2樹脂層を押圧する凸部を有する第2成形版と、
    前記第1成形版からの押圧に基づいて前記第1樹脂層に形成される凹部と、前記第2成形版からの押圧に基づいて前記第2樹脂層に形成される凹部と、にインキを充填する充填機構と、を備える、印刷装置。
  10. 前記凹部が形成された前記第1樹脂層および前記凹部が形成された前記第2樹脂層を硬化させる硬化機構をさらに備える、請求項9に記載の印刷装置。
  11. 前記第1樹脂層および前記第2樹脂層は、電離放射線を照射されることによって硬化する電離放射線硬化性樹脂材料を含み、
    前記硬化機構は、前記凹部が形成された前記第1樹脂層および前記第2樹脂層に電離放射線を照射する照射手段を有する、請求項10に記載の印刷装置。
  12. 前記第1成形版および前記第2成形版は、互いに対向するよう配置されている、請求項9乃至11のいずれか一項に記載の印刷装置。
  13. 一面および他面を有する基材と、
    前記基材の一面側および他面側に形成された複数の導電性配線と、を備え、
    前記基材の一面側に形成された前記導電性配線は、前記基材の一面側に設けられた第1樹脂層に形成された凹部に充填された導電性材料から構成されており、
    前記基材の他面側に形成された前記導電性配線は、前記基材の他面側に設けられた第2樹脂層に形成された凹部に充填された導電性材料から構成されている、導電性基材。
  14. 前記導電性配線の表面に、前記基材に向かって陥没した陥没部が形成されている、請求項13に記載の導電性基材。
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