JP2014130709A - 防水部材および防水方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い防水性を確保できる防水部材および防水方法を提供する。
【解決手段】 ケーブルの接続部を防水する絶縁防水部材であって、接続部を覆うためのシート部材を備え、シート部材には、第1の面には接続部に対して密着性を有する材料からなる密着材層が積層され、かつ、接続部を覆うための本体部と、本体部から第1の方向へ延在する延在部と、を有し、延在部は、第1の方向と交わる第2の方向における本体部の一端側の第1の領域、および前記本体部の他端側の第2の領域で、接続部を覆う前記本体部に対して圧力を付与可能である防水部材。
【選択図】図1

Description

本発明は、ケーブルの接続部の防水部材および防水方法に関する。
特許文献1には、保護シートの片面に粘性シール材を設けた防水シートの該シール材上に電線の分岐接続部を載置して本線と分岐線との並設電線群を横一列状態に配置し、該防水シートを粘性シール材を内側にして曲げて上記並設電線群をその曲げの曲率に応じて強制的に円弧状配置に変化させつつ防水シートの両端部を合わせ、防水シートを加圧する方法が記載されている。
特許文献2には、屋外装置のケーブル接続インターフェース部の絶縁、防水等を図るため、ケーブルの接続部の部分に巻き付ける自己融着テープが開示されている。
特許文献3には、同軸コネクタとケーブルとの間を防水構造とするため、一端に同軸コネクタの軸部より小径の第1の開口部と、他端にケーブルより小径の第2の開口部とを備え、柔軟性を有する袋状の防水用キャップと、キャップを同軸コネクタとケーブルとの間に装着した際に、キャップを覆う保護カバーとを備える防水構造が記載されている。
特開平4−324263号公報 実開昭57−147240号公報 特開2005−322418号公報
従来の防水部材は、ケーブルの接続部に単に防水テープや防水シートを巻きつけるだけのものであるか、防水部材、カバー等を含む複数の部材によって水や湿気の侵入を防止するものであった。防水テープを接続部に巻きつける場合においては、隣接する他のケーブルや接続部との距離が近い場合には、コアにロール状に巻き付けた防水テープを、他のケーブルや接続部との隙間に通すことができず、しわや隙間なく接続部に巻きつけることが困難である。また、防水シートを接続部に巻きつける場合、特に、接続部近傍の径の変化が大きなコネクタを接続部に使用する場合においては、径の変化に防水シートが追随しきれず、要求される防水性が十分に得られない場合がある。更に、防水部材、カバー等を含む複数の部材を使用する場合、構造や組み立て手順が複雑になりがちである。
本発明は、一の態様において、ケーブルの接続部を防水する絶縁防水部材であって、接続部を覆うためのシート部材を備え、シート部材は、接続部に対して密着性を有する材料からなる密着材層とシートが積層され、かつ、接続部を覆うための本体部と、本体部から第1の方向へ延在する延在部と、を有し、延在部は、第1の方向と交わる第2の方向における前記本体部の一端側の第1の領域、および本体部の他端側の第2の領域で、接続部を覆う前記本体部に対して圧力を付与可能である防水部材である。
この防水部材において、シート部材は、本体部から第1の方向へ延在する延在部を有している。ケーブルの接続部に密着材層が面するようにシート部材を配置し、当該接続部をシート部材の本体部で覆った後、延在部は、本体部に対して圧力を付与することで、防水性を高めることができる。この延在部は、第2の方向における一端側の第1の領域、および他端側の第2の領域で、本体部に対して圧力を付与可能である。従って、延在部は、両端側における防水性を確保すると共に、それらの間の領域においても防水性を確保できる。これにより、高い防水性を確保できる。
他の態様において、シート部材は、第1の領域と第2の領域との間に、第1の領域に隣接して第3の領域を、および第2の領域に隣接して第4の領域を有し、延在部は、第1の領域、第2の領域、第3の領域、および第4の領域で、接続部を覆う本体部に対して圧力を付与可能である。これにより、延在部は、第1の領域、第2の領域、第3の領域、および第4の領域の各領域に対して、確実に圧力を付与できる。
他の態様において、本体部は、第2の方向と交わる縁部の少なくとも一方に、1つ以上の切欠部を有している。これにより、ケーブル長手方向に沿って径が大きく変化する接続部のであっても、本体部の端縁部に皺ができにくく、良好な防水性を確保できる。
他の態様において、シート部材は、複数の延在部を有し、本体部の第1の領域から延在する第1の延在部と、本体部の第2の領域から延在する第2の延在部と、を少なくとも有する。これにより、第1の延在部は少なくとも第1の領域へ確実に圧力を付与し、第2の延在部は少なくとも第2の領域へ確実に圧力を付与できる。このように、シート部材は、圧力付与の対象となる領域に対応する位置に延在部を有しているため、作業者にとっての作業性が向上する。
他の態様において、シート部材は、複数の延在部を有し、本体部の第1の領域から延在する第1の延在部と、本体部の第2の領域から延在する第2の延在部と、本体部の第3の領域から延在する第3の延在部と、本体部の第4の領域から延在する第4の延在部と、を有する。これにより、第1の延在部は第1の領域へ確実に圧力を付与し、第2の延在部は第2の領域へ確実に圧力を付与し、第3の延在部は第3の領域へ確実に圧力を付与し、第4の延在部は第4の領域へ確実に圧力を付与できる。このように、シート部材は、圧力付与の対象となる領域に対応する位置に延在部を有しているため、作業者にとっての作業性が向上する。
他の態様において、互いに隣接する2つの延在部の間は、V字状に形成されている。これにより、延在部と延在部との間で途切れることなく、本体部に対してまんべんなく圧力を付与できる。
他の態様において、延在部は、長尺な帯状に形成されている。長尺な帯状の延在部を、第2の方向における一端側から他端側に亘って巻きつけることで、第1の領域、第2の領域および第3の領域に圧力を付与できる。
他の態様において、延在部は、引き伸ばされて本体部を介して接続部に巻きつけられることにより、本体部に圧力を付与する。これにより、作業者は、延在部を引き伸ばして接続部に巻きつけるだけの容易な作業で、確実な防水性を確保することができる。
本発明は、一の態様において、上記の防水部材を用いて、接続部を防水する防水方法である。上記の防水部材を用いることで、前述の効果を奏することができる。
本発明によれば、高い防水性でケーブルの接続部を防水できる。
図1は、本実施形態に係る防水部材を示す正面図であり、使用前の状態を示している。 図2は、図1に示した防水部材の断面図である。 図3は、使用後の防水部材を示す図であり、(a)は外観を示し、(b)は断面を示している。 図4は、防水部材を用いて、ケーブルの接続部を防水する防水方法について説明するための図である。 図5は、防水部材を用いて、ケーブルの接続部を防水する防水方法について説明するための図である。 図6は、防水部材を用いて、ケーブルの接続部を防水する防水方法について説明するための図である。 図7は、防水部材を用いて、ケーブルの接続部を防水する防水方法について説明するための図である。 図8は、比較例に係る絶縁防水部材を示す図である。 図9は、変形例に係る防水部材を示す図である。 図10は、変形例に係る防水部材を示す図である。 図11は、変形例に係る防水部材を示す図である。 図12は、変形例に係る防水部材を示す図である。 図13は、変形例に係る防水部材を示す図である。 図14は、接続部の別の態様を示す図である。 図15は、接続部の更に別の態様を示す図であって、(a)は外観を示し、(b)は断面を示している。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態では、パネル取り付け型同軸ケーブル用コネクタを対象とした場合を一例として説明するが、パネル取り付け型同軸ケーブル用コネクタに限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る防水部材1を示す正面図であり、使用前の状態を示している。図3は、使用後の防水部材1を示す図であり、(a)は外観を示し、(b)は断面を示している。図1および図3に示すように、防水部材1は、同軸ケーブル100の接続部101を防水する。本実施形態では、同軸ケーブル100を接続する場合を例として説明する。接続部101では、プラグコネクタ101Aが端末部に装着された同軸ケーブル100Aを、パネル外壁103に設置されたレセプタクル101Bに接続されている。なお、レセプタクル101Bは、レセプタクル101Bに設けられたフランジ部102を介してパネル外壁103に設置されており、フランジ部102とパネル外壁103の間は、シール材等により適切な防水処理が施されている。防水部材1は、接続部101を覆うためのシート部材2を備えている。接続部101は、少なくともプラグコネクタ101Aとレセプタクル101Bの接続部、およびプラグコネクタ101Aに同軸ケーブル100Aに挿入する同軸ケーブル挿入部、の接続部全体がシート部材2で覆われる(図3参照)。
図2に示すように、シート部材2は、接続部101に対して密着性を発揮する密着層3と、耐水性、絶縁性、耐候性に優れた材料からなるシート4とが積層されたシートである。シート4の材料として、例えば、ポリエチレン、PVC(ポリ塩化ビニル)などの樹脂を適用することができる。シート4の厚さは、例えば約0.6mm以上、または約0.1mm以上、かつ約0.3mm以下、または約0.15mm以下に設定できるが、引き伸ばすことができる厚さであって、覆った中身のものを保護できる厚さであれば特に限定されず、あらゆる寸法に設定可能である。密着層3は、接続部101に対して密着性を発揮することにより水分の侵入を防止し、例えば、ブチルゴム等の自己融着性を有する軟質の弾性体、パテ等の軟質の塑性体、または粘着剤等を適用することができる。密着層3の厚さは、例えば、約0.3mm以上、または約0.6mm以上、かつ、約2mm以下、または約1.5mm以下に設定できるが、接続部101に対してシート部材2を密着することができる厚さであれば特に限定されず、あらゆる寸法に設定可能である。なお、密着層3のシート4側と反対の面はシート部材2の第1の面2aを構成し、シート4の密着層3側と反対の面は、第2の面2bを構成する。更に、密着層3は、第2の面2bに対しても密着性を有する。
シート部材2は、接続部101を覆うための本体部10と、本体部10から第1の方向D1へ延在する延在部11と、を有している。ここで、延在部11が延在する方向である第1の方向に対して、当該第1の方向D1と交わる(ここでは直交している)方向である第2の方向D2が設定されるものとして、以下の説明を行う。
本実施形態では、本体部10は、矩形状に形成されており、第1の方向D1に平行な外縁10a、10bと、第2の方向D2に平行な外縁10c、10dと、を有している。外縁10aと外縁10bとの間の寸法、および外縁10cと外縁10dとの間の寸法は、接続部101を覆うために充分な寸法に設定されればよい。例えば、外縁10aと外縁10bとの間の寸法は、接続部101の同軸ケーブル長手方向に沿った寸法の約1.5倍から約2倍、外縁10cと外縁10dとの間の寸法は、接続部101の外周の最大値の約1.1倍から約1.5倍とすることができる。なお、本体部10と延在部11A、11B、11C、11Dとは、一体的に連結されているので、両者の境界である外縁10dは目視することができず、図においても仮想線で示されている。本体部10には、第2の方向における一端側(本実施形態では、外縁10a側)の領域である第1の領域12Aと、第2の方向における他端側(本実施形態では、外縁10b側)の領域である第2の領域12Bと、第1の領域12Aと第2の領域12Bとの間の領域で、第1の領域12Aとは隣接するが第2の領域12Bとは隣接しない第3の領域12Cと、第3の領域12Cと第2の領域12Bとの間の領域である第4の領域12Dと、が設定されている。図1に示す例では、本体部10に対して、第1の方向と平行な仮想線L1、L2、L3を設定することにより、第2の方向に沿って四分割された領域が形成されている。外縁10aと仮想線L1との間に第1の領域12Aが形成され、仮想線L1と仮想線L3との間に第3の領域12Cが形成され、仮想線L2と仮想線L3との間に第4の領域12Dが形成され、仮想線L2と外縁10bとの間に第2の領域12Bが形成されている。
延在部11は、少なくとも、第1の領域12A、第2の領域12B、第3の領域12C、および第4の領域12Dで、本体部10に対して圧力を付与可能な構成となっている。具体的には、シート部材2は、本体部10の第1の領域12Aから第1の方向へ延在する第1の延在部11Aと、本体部10の第2の領域12Bから第1の方向へ延在する第2の延在部11Bと、本体部10の第3の領域12Cから第1の方向へ延在する第3の延在部11Cと、本体部10の第4の領域12Dから第1の方向へ延在する第4の延在部11Dと、を有している。延在部11A、11B、11C、11Dは、本体部10を介して接続部101に巻きつけられることにより、本体部10に圧力を付与する。
延在部11A、11B、11C、11Dは、矩形状のシート部材2の一の外縁2dに三つの直線状の切り込みCT1、CT2およびCT3を入れることによって形成される。なお、切り込みCT1、CT2、CT3が入っていない部分が本体部10となる。第1の延在部11Aは、本体部10の外縁10dの第1の領域12Aに対応する位置に連結されており、第1の方向に平行な外縁11Aaと、第2の方向に平行な先端縁11Abと、切り込みCT1によって形成される外縁11Acと、を有している。第2の延在部11Bは、本体部10の外縁10dの第2の領域12Bに対応する位置に連結されており、第1の方向に平行な外縁11Bcと、第2の方向に平行な先端縁11Bbと、切り込みCT2によって形成される外縁11Baと、を有している。第3の延在部11Cは、本体部10の外縁10dの第3の領域12Cに対応する位置に連結されており、第2の方向に平行な先端縁11Cbと、切り込みCT1によって形成される外縁11Caと、切り込みCT3によって形成される外縁11Ccと、を有している。第4の延在部11Dは、本体部10の外縁10dの第4の領域12Dに対応する位置に連結されており、第2の方向に平行な先端縁11Dbと、切り込みCT3によって形成される外縁11Daと、切り込みCT2によって形成される外縁11Dcと、を有している。
第1の延在部11Aの外縁11Aaは、本体部10の外縁10aと連続した直線をなしている。第2の延在部11Bの外縁11Bcは、本体部10の外縁10bと連続した直線をなしている。先端縁11Ab、11Bb、11Cb、11Dbは、切り込みCT1、CT2、CT3が入る前の保護シート3の外縁3cに該当するものであり、それぞれ同一直線上に形成される。先端縁11Ab、11Bb、11Cb、11Dbと外縁10dとの間の寸法A、すなわち延在部11A、11B、11C、11Dの延在量は、(図4から図7の作業において)少なくとも1周巻きつけることができる長さとなっている。
なお、本実施形態では、各領域12A、12B、12C、12Dは、説明のために仮想線L1、L2、L3を用いて明確に定義されているが、どのように設定するかは任意である。すなわち、第1の領域12Aが本体部10の第2の方向における一端側の領域であり、第2の領域12Bが本体部10の第2の方向における他端側の領域であり、第3の領域12Cが第1の領域12Aに隣接しつつも第2の領域12Bには隣接せず、第4の領域12Dが、各領域12B、12Cの間の領域であるという位置関係を満たしている限り、各領域12A、12B、12C、12Dがどのように設定されていてもよい。
次に、図4〜7を参照して、上述の防水部材1を用いて、ケーブル100の接続部101を防水する防水方法について説明する。
まず、プラグコネクタ101Aおよびレセプタクル101Bに定められた手順に従って、同軸ケーブル100Aへのプラグコネクタ101Aの装着、パネル外壁103へのレセプタクル101Bの設置、レセプタクル101Bへの同軸ケーブルの接続をしたのち、図4(a)に示すように、プラグコネクタ101Aとレセプタクル101Bを接続する。以上によって、接続部101が形成される。次に、図4(b)に示すように、接続部101を本体部10の第1の方向の略中央位置となるように配置する。また、プラグコネクタ101Aとレセプタクル101Bの勘合部およびプラグコネクタ101Aの同軸ケーブル挿入部が、本体部10の第2の方向の略中央位置となるように配置し、図4(c)に示すように、接続部101を包むように本体部10を接続部101に巻きつける。
次に、図4(d)から(f)に示すように、延在部11Bの外縁11Bcを本体部10の外縁10bに重ねるように延在部11Bを接続部101に2周巻き付け、余長部を切断する。次に、図5(a)から図5(d)に示すように、接続部101に巻き付けた延在部11Bにできた皺や隙間を覆うように延在部11Dを接続部101に2周隙間なく巻きつけ、余長部を切断する。この際、同軸ケーブル100A側からフランジ102側の方向に沿って巻き付けるとよい。これによって、本体部10における第2の領域12Bおよび第4の領域12Dに充分な圧力が付与され、当該部分で確実に防水性が確保され、外縁10bからの水分の侵入を防止する。
次に、図6(a)から図6(b)に示すように、延在部11Aの外縁11Aaを本体部10の外縁10aに重ねるように延在部11Aを接続部101に2周巻き付け、余長部を切断する。次に、図7(a)から図7(c)に示すように、延在部11Cを引き延ばして、既に接続部101に巻き付けた延在部11Aに重ねながら、同軸ケーブル100A側からフランジ102側の方向に沿って2周巻き付け、余長部を切断する。これによって、本体部10における第1の領域12Aおよび第3の領域12Cに充分な圧力が付与され、当該部分で確実に防水性が確保され、外縁10bからの水分の侵入を防止する。なお、延在部11B、11D、11A、11Cを接続部101に巻き付る際、全周に渡って引き延ばしながら巻き付ける必要はなく、例えば、接続部101の背面側においては、接続部に沿えるように巻き付け、正面側においては引き延ばしながら巻きつけるとよい。以上によって、図3(a)に示す状態となり、接続部101の防水が完了する。
次に、本実施形態に係る防水部材1の作用・効果について説明する。
例えば、図8に示す比較例に係る防水部材201のように、単なる矩形状のシート部材202を接続部101に巻きつけるものであった場合、密着層203の接続部101に対する押し付けが不十分で、十分な防水性が確保できない場合がある。一方、本実施形態に係る防水部材1において、シート部材2は、本体部10から第1の方向D1へ延在する延在部11A、11B、11C、11Dを有している。当該接続部101をシート部材3の本体部10で覆った後、延在部11A、11B、11C、11Dは、本体部10に対して圧力を付与する。これによって、密着層3が接続部101に十分に押し付けられるため、防水性を高めることができる。
また、接続部101においては、紙芯等のコアに巻回された自己融着テープやビニルテープ等の粘着テープロールを、接続部101の周囲を周回させながら粘着テープを引き延ばして巻きつける防水処理方法が知られている。しかしながら、パネル外壁103に複数のレセプタクル101Bが近接して設置された環境においては、隣接する接続部101同士の間隔が狭く、接続部101の全長にわたって、皺や隙間が生じないように、粘着テープロールを施工対象の接続部101の周囲を周回させながら粘着テープを巻きつけるのが困難であった。または、コアに巻回された粘着テープを、コアを持たない小径のロールに作業者自身が巻き直した上で防水処理を行っていた。一方、本実施形態に係る防水部材1においては、延在部11A、11B、11C、11Dが、本体部10の第2の方向の全域にわたって配置されているため、粘着テープに比べて短尺の延在部11A、11B、11C、11Dであっても本体部10に対して充分な圧力を付与できるとともに、延在部11A、11B、11C、11Dをロール状にせずとも、接続部101に巻きつけることが容易である。
また、図8(b)に示す防水部材301のシート部材302のように、第2の方向D2における両端側には延在部311A、311Bが形成されているが、それらの間の領域には延在部が設けられておらず、真っ直ぐな外縁310dとなっている場合、中央位置付近において本体部310に十分な圧力を付与することができない。従って、当該部分で十分な防水性が得られない場合がある。一方、本実施形態では、延在部11A、11B、11C、11Dは、第2の方向D2における一端側の第1の領域12A、他端側の第2の領域12B、および第1の領域12Aと接し、第2の領域12Bとの間の、第1の領域12Aと第2の領域12Bとの間の領域で、第1の領域12Aとは隣接するが第2の領域12Bとは隣接しない第3の領域12Cと、第3の領域12Cと第2の領域12Bとの間の領域である第4の領域12Dで、本体部10に対してそれぞれ圧力を付与可能である。従って、延在部11A、11B、11C、11Dは、両端側における防水性を確保すると共に、それらの間の領域においても防水性を確保できる。これにより、高い防水性を確保できる。
また、例えば、なお、図9に示す変形例に係る防水部材401のシート部材402や、図10に示す変形例に係る防水部材501のシート部材502のように、長尺の延在部411A、411B、511を巻きつけて各領域に圧力を付与するタイプのものであった場合、作業者が位置を調整しながら巻きつけを行う必要がある。一方、本実施形態では、シート部材2は、本体部10の第1の領域12Aから延在する第1の延在部11Aと、本体部10の第2の領域12Bから延在する第2の延在部11Bと、本体部10の第3の領域12Cから延在する第3の延在部11Cと、本体部10の第4の領域12Dから延在する第4の延在部11Dと、を有する。すなわち、圧力を付与したい領域から、当該領域へ圧力付与可能な延在部が直接設けられている。これにより、作業者は特に巻きつけ位置を調整しなくとも、第1の延在部11Aで第1の領域12Aへ確実に圧力を付与し、第2の延在部11Bで第2の領域12Bへ確実に圧力を付与し、第3の延在部11Cで第3の領域12Cへ確実に圧力を付与しつつ、第1の領域12Aにも圧力を付与し、第4の延在部11Dで第4の領域12Dへ確実に圧力を付与しつつ、第2の領域12Bにも圧力を付与できる。このように、シート部材3は、圧力付与の対象となる領域に対応する位置に延在部11A、11B、11C、11Dを有しているため、作業者にとっての作業性が向上する。
また、延在部11A、11B、11C、11Dは、引き伸ばされて本体部10を介して接続部101に巻きつけられることにより、本体部10に圧力を付与する。これにより、作業者は、延在部11A、11B、11C、11Dを引き伸ばして接続部101に巻きつけるだけの作業で、確実な防水性を確保することができる。
次に、図8を参照して、比較例に係る防水部材201、301と実施例に係る防水部材1の比較実験について説明する。比較例1に係る防水部材201を図8(a)に示す。比較例1に係る防水部材201は、延在部を有しておらず、密着層203が積層された矩形状のシート部材202である。当該防水部材201を接続部101に巻き付け、水没試験(水深1m、30分)を行った。当該水没試験の結果、浸水が確認された例があった。
比較例2に係る防水部材301を図8(b)に示す。比較例2に係る防水部材301は、第2の方向D2における両端側に延在部311A、311Bをそれぞれ有しているが、延在部311A、311Bの間の領域には延在部が形成されておらず、本体部310の外縁310dが真っ直ぐに延びている。当該防水部材301を接続部101に巻きつけ、水没試験(水深1m、30分)を行った。当該水没試験の結果、浸水が確認された例があった。
実施例1に係る防水部材1は図1に示される通りである。当該防水部材1を接続部101に巻きつけ、水没試験(水深1m、30分)を行った。当該水没試験の結果、実施例1に係る防水部材を用いた場合、浸水が確認されなかった。これにより、十分な防水性が得られていることが理解される。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
例えば、延在部の形状は特に限定されず、図9から13に示すように様々な形状に変更可能である。図9に示す防水部材401のシート部材402は、前述の通り、第2の方向D2における両端側には長尺の延在部411A、411Bが形成されているが、それらの間の領域には延在部が設けられておらず、真っ直ぐな外縁410dとなっている。また、本体部410の外縁410a、410bには、V字状の切欠部415が設けられ、接続部101に巻き付けた際、皺が生じにくいようになっている。更に、図10に示す防水部材501は、前述の通り、長尺の帯状の延在部511を有している。長尺な帯状の延在部511を、第2の方向D2における同軸ケーブル100A側からフランジ102側に亘って巻きつけることで、第1の領域、第2の領域、第3の領域および第4の領域に圧力を付与できる。
また、図11に示す防水部材601のシート部材602は、第1の領域と第2の領域のみを有し、第1の延在部611Aと第2の延在部611Bの間の切り込みCT4は、本体部610の外縁610dを底とするV字状の切り込みとなっている。更に、図12、13に示す防水部材801や、防水部材901は、第3の領域および第4の領域を細分化し、その結果、第5の延在部711E、811Eや第6の延在部811Fを有している。
更に、接続部の態様においても、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能であり、例えば、図14に示すように、プラグコネクタ151Aが装着された同軸ケーブル150Aと、レセプタクル151Bが装着された同軸ケーブル150Bとが接続された接続部151や、プラスチック被覆電線160Aとプラスチック被覆電線160Bとが、絶縁スリーブ161Aにより接続された接続部161にも適用が可能である。
1、201、301、401、501、601、701、801…防水部材、2、202、302、402、502、602…シート部材、10、310、410、510、610…本体部、11、511…延在部、11A、311A、411A、611A、711A、811A…第1の延在部、11B、311B、411B、611B、711B、811B…第2の延在部、11C、711C、811C…第3の延在部、11D、711D、811D…第4の延在部、12A…第1の領域、12B…第2の領域、12C…第3の領域、12D…第4の領域、100、100A、150A、150B…同軸ケーブル、101、151、161…接続部、101A、151A…プラグコネクタ、101B、151B…レセプタクル、102…フランジ、103…パネル外壁、160A、160B…プラスチック被覆電線、161A…絶縁スリーブ。

Claims (9)

  1. ケーブルの接続部を防水する絶縁防水部材であって、
    前記接続部を覆うためのシート部材を備え、
    前記シート部材は、
    前記接続部に対して密着性を有する材料からなる密着材層とシートが積層され、
    かつ、
    前記接続部を覆うための本体部と、
    前記本体部から第1の方向へ延在する延在部と、を有し、
    前記延在部は、前記第1の方向と交わる第2の方向における前記本体部の一端側の第1の領域、および前記本体部の他端側の第2の領域で、前記接続部を覆う前記本体部に対して圧力を付与可能である防水部材。
  2. 前記シート部材は、前記第1の領域と前記第2の領域との間に、前記第1の領域に隣接して第3の領域を、および前記第2の領域に隣接して第4の領域を有し、
    前記延在部は、前記第1の領域、前記第2の領域、前記第3の領域、および前記第4の領域で、前記接続部を覆う前記本体部に対して圧力を付与可能である請求項1に記載の防水部材。
  3. 前記本体部は、前記第2の方向と交わる縁部の少なくとも一方に、1つ以上の切欠部を有する請求項1または2に記載の防水部材。
  4. 前記シート部材は、複数の前記延在部を有し、
    前記本体部の前記第1の領域から延在する第1の延在部と、
    前記本体部の前記第2の領域から延在する第2の延在部と、を少なくとも有する請求項1から3の何れか一項に記載の防水部材。
  5. 前記シート部材は、複数の前記延在部を有し、
    前記本体部の前記第1の領域から延在する第1の延在部と、
    前記本体部の前記第2の領域から延在する第2の延在部と、
    前記本体部の前記第3の領域から延在する第3の延在部と、
    前記本体部の前記第4の領域から延在する第4の延在部と、を有する請求項1から4の何れか一項に記載の防水部材。
  6. 互いに隣接する2つの前記延在部の間は、V字状に形成されている請求項4または5に記載の防水部材。
  7. 前記延在部は、長尺な帯状に形成されている請求項1から3の何れか一項に記載の防水部材。
  8. 前記延在部は、引き伸ばされて前記本体部を介して前記接続部に巻きつけられることにより、前記本体部に圧力を付与する請求項1から7の何れか一項に記載の防水部材。
  9. 請求項1から8の何れか一項に記載の防水部材を用いて、前記接続部を防水する防水方法。
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