JP2014130053A - 光軸傾斜測定用治具、および、それを用いた光軸傾斜測定方法 - Google Patents

光軸傾斜測定用治具、および、それを用いた光軸傾斜測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 作業機に取り付けられた撮像装置のその作業機に対する光軸線の傾きを、簡便に測定する。
【解決手段】 撮像装置32に対向するようにセットされる治具として、その撮像装置によって撮像されるとともにその撮像装置からの距離が互いに異なる2つの被撮像部70,72と、それら2つの被撮像部を結ぶ軸線である治具軸線LJの自身に対する傾きが特定されている基準面PRとを有する治具50を用い、その治具を撮像装置にセットし、その治具を撮像し、その撮像によって得られた上記2つの被撮像部の各々の輪郭像の位置関係に基づいてその撮像装置の作業機に対する傾きを認定する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、作業機に取り付けられた撮像装置の当該作業機に対する傾きを測定する際に用いる治具に関し、また、その治具を用いて上記傾きを測定する方法に関する。
昨今では、自身に取り付けられた撮像装置によって得られた撮像データに基づいて、作業を行う作業機が多く存在しており、例えば、下記特許文献には、部品装着機に取り付けられた撮像装置の光軸のズレを測定する技術が記載されている。
特開2008−70135号公報
作業機に対する上記撮像装置の光軸線の傾きを測定することは、その作業機の作業精度を高く保つために有効であり、その測定を、簡便に行うことは有意義である。本発明は、上記光軸線の傾きの測定を簡便に行うことを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の光軸傾斜測定用治具は、撮像装置と当該治具との傾斜を取得するために用いられる被撮像部と、作業機に対する当該治具の傾きを取得するために用いられる基準面とを有することを特徴とし、本発明の光軸傾斜測定方法は、その治具を撮像装置にセットし、その治具を撮像し、その撮像によって得られた上記被撮像部の輪郭像に基づいてその撮像装置の作業機に対する傾きを認定することを特徴とする。
本発明の光軸傾斜測定用治具を用いた測定、つまり、本発明の光軸傾斜測定方法によれば、作業機に対する撮像装置の光軸線の傾きを簡便に測定することが可能となる。
撮像装置としてのカメラが取り付けられている部品組付機(作業機の一種である)を示す斜視図である。 カメラの光軸線の傾きを模式的に示す図である。 実施例の光軸傾斜測定用治具を斜め下方から見た斜視図である。 治具をカメラに対向してセットした状態を示す一部断面図である。 治具をカメラにセットした状態における治具の撮影像を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態として、実施例の光軸傾斜測定用治具(以下、単に「治具」と言う場合がある)および光軸傾斜測定方法(以下、単に「測定方法」と言う場合がある)を、図を参照しつつ詳しく説明する。なお、本発明は、下記実施例の他、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の形態で実施することができる。
[A]作業機の構成および撮像装置
本発明の対象となる撮像装置が取り付けられている作業機の一例である部品組付機10は、図1に示すように、ベース12と、ベース12に取り付けられた基材コンベア装置14と、トレイ型の部品供給装置16と、支柱18によって上架された1対の固定ビーム20に支持されたXYZ型移動装置22と、XYZ型移動装置22によってベース12上方の作業空間を移動させられる作業ヘッド24とを備えている。作業ヘッド24は、部品保持デバイス(作業デバイスの一種)である吸着ノズル26と、吸着ノズル26を昇降させるノズル昇降装置28および回転させるノズル回転装置30とを含んで構成されている。基材コンベア装置14と部品供給装置16との間において、上方を撮像するカメラ32がベース12に取り付けられており、このカメラ32が、本発明の対象となる撮像装置である。
基材コンベア装置14は、基材Sを搬入,搬出するとともに、基材Sを設定位置に保持する機能を有している。部品供給装置16は、複数のトレイ34を収容しており、それらのうちの1つを設定位置に押し出すことでその1つに載置されている部品Pを供給する。供給された部品Pは、作業ヘッド24が有する吸着ノズル26によって吸着保持され、XYZ型移動装置22によって作業ヘッド24が移動させられることで、基材コンベア装置14に保持された基材Sの上方まで運ばれる。所定位置にまで運ばれた部品Pは、その位置においてノズル昇降装置28によって所定の高さまで下降させられて、基材Sの上面である取付面に取り付けられる。ちなみに、本実施例では、基材コンベア装置14による基材Sの搬送方向と平行な方向をX方向,X方向と直角かつ水平な方向をY方向、X方向およびY方向に直角な方向、つまり、鉛直方向をZ方向と呼ぶこととする。
カメラ32は、吸着ノズル26によって保持された部品Pを下方から撮像し、その撮像によって得られた撮像データによって、部品Pの吸着ノズル26による保持位置および保持姿勢が把握される。この把握された保持位置および保持姿勢を基に、XYZ型移動装置22による取付位置の調整およびノズル回転装置30による取付姿勢(回転位置,方位)の調整が行われて、部品Pは、基材Sの適正な取付位置に適正な取付姿勢で取り付けられる。
したがって、カメラ32の光軸線の部品組付機10に対する傾きを予め把握しておかなければ、上記取付位置および取付姿勢の調整を正確に行うことができない。特に、本部品組付機10は、1つの基材Sにおいて高さが互いに比較的大きく異なる複数の取付面に、あるいは、高さが互いに比較的大きく異なる種々の基材Sに、部品Pを取り付けることができるように、吸着ノズル26がXYZ型移動装置22とノズル昇降装置28との両方によって2段階的に昇降させられるようになっており(図1におけるZ1,Z2参照)、吸着ノズル26の上下方向における移動範囲が相当に大きくされている。つまり、本部品組付機10では、高さが互いに比較的大きく異なる位置において、カメラ32によって部品Pが撮像されるため、カメラ32の光軸線の部品組付機10に対する傾きを把握しておくことは、特に、重要なのである。
[B]撮像装置の光軸線の傾き
カメラ32の光軸線の傾きについて説明すれば、図2に模式的に示すように、カメラ32は筐体40(ハウジング)の中に撮像素子42,レンズ等の光学系が組み込まれた構造を有しており、筐体40の軸線である筐体軸線LHと光学系の軸線である光軸線LSとの間にズレが生じている可能性がある。言い換えれば、光軸線LSが筐体軸線LHに対してΔθSHだけ傾斜している可能性がある。したがって、筐体軸線LHではなく、光軸線LSの作業機10に対する傾き、つまり、光軸線LSの部品組付機10の基準軸線LMに対する傾斜ΔθSMを把握する必要がある。ちなみに、図では、傾斜ΔθSH,ΔθSMを、傾斜角として2次元的に表わしているが、ΔθSH,ΔθSM等の「傾斜」は、傾斜角だけでなく傾斜の方位をも含む3次元的な概念であり、実際は、傾斜角と傾斜の方位との両者を含んで傾斜として取り扱われる。また、部品組付機10の基準軸線LMは、Z方向に延びる仮想の基準線である。
[C]光軸傾斜測定用治具
光軸線LSの部品組付機10に対する傾斜を測定するために、図1において、カメラ32の横に配置されている実施例の光軸傾斜測定用治具50が用いられる。治具50は、図3(a)に示すように、ベースリング52と、周方向における3等配の位置においてベースリング52に立設された3本のスタッドボルト54と、3対のナット56を介してスタッドボルト54によって支持された本体プレート58と、本体プレート58の中央部に付設された被撮像体60とを有している。そして、図3(b)に拡大して示すように、被撮像体60は、フランジ部62と、下方に向かってフランジ部62から垂下する円柱部64と、フランジ部62から上方に向かって延設されたロッド部66とを有している。図4をも参照して解るように、ロッド部66は、本体プレート58に穿設された取付穴を貫通し、ロッド部66に形成された雄ねじに螺合されたナット68とフランジ部62とで本体プレート58を挟むようにして、被撮像体60が、本体プレート58に取り付けられている。円柱部64は、基端側,先端側のそれぞれに、第1大径部70,第1大径部70より直径の小さな第2大径部72を有している。なお、本体プレート58の上面は、基準面PRと、円柱部64の中心軸線、すなわち、第1大径部70と第2大径部72とを結ぶ軸線は、治具軸線LJとされており、基準面PRに対する治具軸線LJの傾きは特定されている。具体的に言えば、治具軸線LJは、基準面PRに対して直角とされている。
図4に示すように、治具50は、カメラ32の上方(前方)にて、カメラ32と対向するようにしてセットされる。詳しく言えば、カメラ32の筐体40の上端面に、ベースリング52の下面を接触させるようにして、カメラ32に載置される。本体プレート58とベースリング52とが平行である状態、つまり、標準状態では、カメラ32に治具50がセットされた場合、上述の筐体軸線LHと治具軸線LJとが一致する。一方で、治具50は、3対のナット56の位置を調整することにより、ベースリング52に対する本体プレート58の傾き、つまり、基準面PRの傾きを任意に調節することが可能である。したがって、3本のボルト54および3対のナット56は、治具50がカメラ32にセットされた状態において、基準面PRの配向、すなわち、治具軸線LJの配向を調整する配向調節機構を有しているのである。
[D]治具の撮像と光軸線の傾斜の認定
治具50をカメラ32にセットした状態において、治具50の撮影像、詳しくは、被撮像体60の撮影像は、図5に示すようなものとなる。図5(a)は、光軸線LSと治具軸線LJとが平行である場合の撮影像である。厳密には、光軸線LSと治具軸線LJとが一致している場合の撮影像であるが、光軸線LSと治具軸線LJとは、X方向およびY方向に殆どズレていないと考えることができるため、それら2つの場合の撮影像は、同じであるとみなすことができる。光軸線LSと治具軸線LJとが平行である場合には、第1大径部70と第2大径部72の各々の輪郭像は、互いに同軸的に撮像される(それぞれの中心Oが一致する)。一方で、光軸線LSと治具軸線LJとが平行でない場合、つまり、治具軸線LJが光軸線LSに対して傾斜している場合には、図5(b)に示すように、第1大径部70の輪郭像と第2大径部72の輪郭像とが、ズレて撮像される。
第1大径部70のカメラ32からの距離と、第2大径部72のカメラ32からの距離は互いに異なっており、その距離差D(図4参照)は、特定されている。したがって、治具軸線LJが光軸線LSに対して傾斜している場合において、第1大径部70の撮影像と第2大径部72の撮影像の位置関係と、距離差Dとに基づくことにより、光軸線LSの治具軸線LJに対する傾斜ΔθSJを認定することができる。詳しくは、第1大径部70の撮影像の中心O1と、第2大径部の撮影像の中心O2との、X方向,Y方向の離間距離ΔX,ΔYと、距離差Dとに基づくことにより、その傾斜の方向および傾斜角を認定することができるのである。なお、傾斜の認定の具体的手法は、純粋な幾何学的手法であるため、本明細書での説明は、省略する。
カメラ32の筐体40が部品組付機10に対して傾いて取り付けられている場合は、上記標準状態の治具50がセットされたとしても、基準軸線LMに対して治具軸線LJが傾いてしまう。したがって、光軸線LSの部品組付機10に対する傾斜、つまり、光軸線LSの基準軸線LMに対する傾斜ΔθSMは、基準軸線LMに対する治具軸線LJの傾斜ΔθJM(図4参照)と、光軸線LSの治具軸線LJに対する傾斜ΔθSJとが累積したものと考えることができる。したがって、先のように光軸線LSの治具軸線LJに対する傾斜ΔθSJを認定することに加えて、基準軸線LMに対する治具軸線LJの傾斜ΔθJMを認定することにより、また、基準軸線LMに対する治具軸線LJの傾斜ΔθJMが0である(基準軸線LMに対して治具軸線LJが傾斜していない)場合において、先のように光軸線LSの治具軸線LJに対する傾斜ΔθSJを認定することにより、光軸線LSの部品組付機10に対する傾斜を認定することができるのである。
部品Pの基材Sへの組付作業において、吸着ノズル26によって保持された部品Pをカメラ32によって撮像し、その撮像によって得られた撮像データと、上記のようにして認定された光軸線LSの部品組付機10に対する傾斜とに基づくことにより、その部品Pの吸着ノズル26による保持位置および保持姿勢を正確に把握することができるのである。
[E]光軸傾斜測定方法1
実施例の光軸傾斜測定方法の1つは、基準軸線LMに対する治具軸線LJの傾斜ΔθJMと、光軸線LSの治具軸線LJに対する傾斜ΔθSJとを認定して、光軸線LSの基準軸線LMに対する傾斜ΔθSMを認定する測定方法であり、以下の工程を含むものである。ちなみに、この測定方法は、部品組付機10自らが自動で行う。なお、部品組付作業が連続して実行されている場合においてこの測定方法に従った測定が定期的に実行されることで、作業の経過に伴う部品組付機10の温度変化等の環境変化が生じる場合であっても、定期的に把握された基準軸線LMに対する治具軸線LJの傾斜ΔθJMに基づくことにより、部品組付作業の精度を良好に保つことが可能となる。
i)治具セット工程
まず、先に説明したように、治具50を、カメラ32にセットする。部品組付機10は、吸着ノズル26を他の作業デバイスに交換可能とされており、この工程では、吸着ノズル26が、図1に示すデバイスステーション80に載置されている治具保持具82に交換される。治具保持具82は、チャックを有する保持具であり、作業ヘッド24が治具50の上方まで移動させられて、そのチャックによって治具50のロッド部66が保持される。そして、治具50は、作業ヘッド24によって、カメラ32の上方まで運ばれて、カメラ32にセットされる。
ii)治具傾斜検出工程
次に、治具保持具82がタッチセンサ84に交換され、作業ヘッド24によって、セットされた治具50の基準面PRの部品組付機10に対する傾き、つまり、X方向およびY方向に延びる部品組付機10の仮想基準面に対する傾斜が検出される。詳しく言えば、タッチセンサ84が基準面PRの3点に接触させられ、そのときのXYZ型移動装置22による作業ヘッド24のX方向,Y方向,Z方向の移動位置およびノズル昇降装置28によるタッチセンサ84のZ方向の移動位置に基づいて、基準面PRの傾斜が検出される。その検出結果に基づいて、治具軸線LJの部品組付機10に対する傾斜、つまり、基準軸線LMに対する傾斜ΔθJMが検出され、認定される。簡単に言えば、この工程では、基準面PRを利用して、治具軸線LJの部品組付機10に対する傾斜が検出され、その傾斜が認定されるのである。
iii)撮像工程
次いで、カメラ32によって、治具50の被撮像体60が撮像される。
iv)傾斜認定工程
撮像によって得られた撮像データを基に、第1大径部70,第2大径部72の各々の輪郭像の位置関係に基づいて、先の手法に従い、光軸線LSの治具軸線LJに対する傾斜ΔθSJが認定され、さらに、その認定された傾斜ΔθSJと、先に検出されて認定されている治具軸線LJの基準軸線LMに対する傾斜ΔθJMとに基づいて、カメラ32の光軸線LSの基準軸線LMに対する傾斜ΔθSM、つまり、部品組付機10に対する傾斜が認定される。
[F]光軸傾斜測定方法2
実施例の光軸傾斜測定方法のもう1つは、基準軸線LMに対する治具軸線LJの傾斜ΔθJMがない状態を実現させた上で、光軸線LSの治具軸線LJに対する傾斜ΔθSJを認定し、その傾斜ΔθSJを光軸線LSの基準軸線LMに対する傾斜ΔθSMとして認定する測定方法であり、以下の工程を含むものである。ちなみに、この測定方法では、撮像工程の前までの工程が、部品組付機10のオペレータ等の手動による作業によって行われる。
i)治具セット工程
まず、オペレータ等が、治具50を、カメラ32にセットする。
ii)配向調節工程
次に、セットされた治具50に対し、オペレータ等は、ダイヤルゲージ等の測定器を用いつつ、配向調節機構を構成する3対のナット56を調整して、本体プレート58の部品組付機10に対する傾きを調節する。具体的には、基準面PRが上記部品組付機10の仮想基準面に平行となるように、調節する。換言すれば、治具軸線LJの配向を、その治具軸線LJが部品組付機10に対して傾かないように、つまり、治具軸線LJの基準軸線LMに対する傾斜ΔθJMが0となるように、調節する。簡単に言えば、本工程は、基準面PRを利用して、治具軸線LJが部品組付機10に対して傾かないように調節する工程である。
iii)撮像工程
次いで、カメラ32によって、治具50の被撮像体60が撮像される。
iv)傾斜認定工程
撮像によって得られた撮像データを基に、第1大径部70,第2大径部72の各々の輪郭像の位置関係に基づいて、先の手法に従い、光軸線LSの治具軸線LJに対する傾斜ΔθSJが認定され、その傾斜ΔθSJが、カメラ32の光軸線LSの基準軸線LMに対する傾斜ΔθSM、つまり、部品組付機10に対する傾斜として認定される。
[G]光軸傾斜測定方法3
上記2つの実施例の光軸傾斜測定方法とは別の光軸傾斜測定方法は、光軸線LSの治具軸線LJに対する傾斜ΔθSJがない状態を実現させた上で、治具軸線LJの基準軸線LMに対する傾斜ΔθJMを認定し、その傾斜ΔθJMを光軸線LSの基準軸線LMに対する傾斜ΔθSMとして認定する測定方法であり、以下の工程を含むものである。
i)治具セット工程
まず、オペレータ等が、治具50を、カメラ32にセットする。
ii)撮像および撮像データ依拠配向調節工程
次いで、カメラ32によって、治具50の被撮像体60が撮像され、その撮像によって得られた撮像データを基に、第1大径部70,第2大径部72の各々の輪郭像の位置関係に基づいて、光軸線LSの治具軸線LJに対する傾斜ΔθSJが認定される。この認定された傾斜ΔθSJに基づいて、オペレータ等は、配向調節機構を構成する3対のナット56を調整し、傾斜ΔθSJが0となるように、治具軸線LJの配向を調整する。一度の調整では、傾斜ΔθSJが0とならない場合には、カメラ32による撮像およびその撮像によって得られた撮像データに基づく傾斜ΔθSJの認定を再度行い、その認定された傾斜ΔθSJに基づく治具軸線LJの配向の調整を再度行う。つまり、傾斜ΔθSJが0となるまで、それら撮像,傾斜ΔθSJの認定,配向の調整を繰り返し行うのである。
iii)傾斜認定工程
光軸線LSの治具軸線LJに対する傾斜ΔθSJがない状態が実現された後、オペレータ等は、ダイヤルゲージ等の測定器を用いて、治具50の基準面PRの傾きを測定することにより、治具軸線LJの基準軸線LMに対する傾斜ΔθJMを測定する。そして、その測定された傾斜ΔθJMを、光軸線LSの基準軸線LMに対する傾斜ΔθSM、つまり、部品組付機10に対する傾斜として認定する。
10:部品組付機〔作業機〕 22:XYZ型移動装置 24:作業ヘッド 26:吸着ノズル〔部品保持デバイス,作業デバイス〕 28:ノズル昇降装置 32:カメラ〔撮像装置〕 40:筐体 50:光軸傾斜測定用治具 54:スタッドボルト〔配向調節機構〕 56:ナット〔配向調節機構〕 58:本体プレート 60:被撮像体 70:第1大径部〔被撮像部〕 72:第2大径部〔被撮像部〕 S:基材 P:部品 LS:光軸線 LH:筐体軸線 LM:作業機の基準軸線
J:治具軸線 ΔθSM:基準軸線に対する光軸線の傾斜 ΔθSH:筐体軸線に対する光軸線の傾斜 ΔθSJ:治具軸線に対する光軸線の傾斜 ΔθJM:基準軸線に対する治具軸線の傾斜 PR:治具の基準面 O12:第1,第2大径部の撮影像の中心 ΔθSM:基準軸線に対する光軸線の傾斜 ΔθSH:筐体軸線に対する光軸線の傾斜 ΔθSJ:治具軸線に対する光軸線の傾斜 ΔθJM:基準軸線に対する治具軸線の傾斜

Claims (7)

  1. 作業機に取り付けられた撮像装置の光軸線の当該作業機に対する傾きを測定する際に用いられる治具であって、
    前記撮像装置に対向するようにセットされ、
    その撮像装置によって撮像されるとともにその撮像装置からの距離が互いに異なる2つの被撮像部と、それら2つの被撮像部を結ぶ軸線である治具軸線の自身に対する傾きが特定されている基準面とを有する光軸傾斜測定用治具。
  2. 前記治具軸線が前記基準面に対して直角である請求項1に記載の光軸傾斜測定用治具。
  3. 前記2つの被撮像部が、前記治具軸線と前記撮像装置の光軸線とが平行となる状態において互いに同軸的な輪郭像がその撮像装置によって撮像されるように配設された請求項1または請求項2に記載の光軸傾斜測定用治具。
  4. 当該光軸傾斜測定用治具が、さらに、前記撮像装置にセットされた状態において前記治具軸線の配向を調節する配向調節機構を有する請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の光軸傾斜測定用治具。
  5. 作業機に取り付けられた撮像装置の光軸線の当該作業機に対する傾きを測定する方法であって、
    請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の光軸傾斜測定用治具を、前記撮像装置に対向するようにセットする治具セット工程と、
    光軸傾斜測定用治具が前記撮像装置にセットされた状態において、前記2つの被撮像部を撮像する撮像工程と、
    その撮像工程における撮像によって得られた前記2つの被撮像部の各々の輪郭像の位置関係に基づいて、前記撮像装置の光軸線の前記作業機に対する傾きを認定する傾斜認定工程と
    を含む光軸傾斜測定方法。
  6. 前記撮像工程の前において、前記治具セット工程においてセットされた前記光軸傾斜測定用治具の前記治具軸線の配向を、前記基準面を利用して、その治具軸線が前記作業機に対して傾かないように調節する配向調節工程を、さらに含む請求項5に記載の光軸傾斜測定方法。
  7. 前記治具セット工程においてセットされた前記光軸傾斜測定用治具の前記治具軸線の前記作業機に対する傾きを、前記基準面を利用して、検出する治具傾斜検出工程を、さらに含み、
    前記傾斜認定工程が、さらに、前記治具傾斜検出工程において検出された前記治具軸線の前記作業機に対する傾きに基づいて、前記撮像装置の光軸線の前記作業機に対する傾きを認定する工程である請求項5に記載の光軸傾斜測定方法。
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