JP2014129749A - エンジン - Google Patents

エンジン Download PDF

Info

Publication number
JP2014129749A
JP2014129749A JP2012287558A JP2012287558A JP2014129749A JP 2014129749 A JP2014129749 A JP 2014129749A JP 2012287558 A JP2012287558 A JP 2012287558A JP 2012287558 A JP2012287558 A JP 2012287558A JP 2014129749 A JP2014129749 A JP 2014129749A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
balancer
shaft
cylinder
engine
crankcase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012287558A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Osawa
宏 大澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP2012287558A priority Critical patent/JP2014129749A/ja
Publication of JP2014129749A publication Critical patent/JP2014129749A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】エンジンの組付性を向上させつつ、小型化及び軽量化を図る。
【解決手段】カウンタウェイト32,33,34,35を有するクランク軸24と、バランサウェイト69,70を有するバランサ軸52とを平行に配置し、クランク軸24とバランサ軸52とをクランクケース16の端部壁に回転自在に支持したエンジンにおいて、シリンダライナをクランク室側からシリンダボア内に挿入するようシリンダボアをクランク室側端部に最大内径部を有する形状に形成し、クランクケース16の端部壁をシリンダボアの最大内径部より外側に配置し、クランク軸の軸方向端部に配置されるカウンタウェイト32とこのカウンタウェイト32に隣接するクランクケース16の端部壁とに挟まれる空間でクランク軸24の軸部と半径方向に対向するバランサ軸52の軸部53に、バランサウェイト69,70のうち少なくとも1つを配置した。
【選択図】図4

Description

この発明はエンジンに係り、特に、シリンダライナのエンジンヘの組付性を向上し、エンジンの小型化及び軽量化を図ることができるエンジンに関する。
従来のエンジンでは、シリンダブロックにシリンダスリーブを組み付ける際に、シリンダブロックのシリンダヘッドへの接合面側からシリンダスリーブをシリンダボアに挿入することが一般的である。
このため、シリンダブロックは、シリンダボアの最大内径部がシリンダヘッドヘの接合面側に配置されており、シリンダボアの径方向中心からクランクケースの端部壁までの距離が比較的短く設定されていた。
ところで、シリンダブロックをシリンダヘッドと一体化するなどし、エンジンの製造性を向上させるため、シリンダスリーブをクランク室側からシリンダボアに挿入する場合がある。この際、シリンダボアの径方向中心からクランクケースの端部壁までの距離が短いと、シリンダボアに挿入しようとするシリンダスリーブが端部壁と干渉し、シリンダスリーブをクランクケース側からシリンダボアに組み付けることが困難であった。
一方、特開2006−57651号公報には、バランサ軸をクランク軸と平行に配置し、クランク軸の軸方向端部に配置されるカウンタウェイトとこのカウンタウェイトに隣接するクランクケースの端部壁とに挟まれる空間に、バランサ軸のバランサウェイトを配置することが記載されている。
特開2006−57651号公報
しかし、従来のエンジンでは、クランク軸の軸方向端部に配置されるカウンタウェイトと、このカウンタウェイトに隣接する位置に配置されるクランクケースの端部壁とに挟まれる空間が、狭くなっていた。
このため、前記特開2006−57651号公報に開示されるように、この狭い空間にバランサ軸のバランサウェイトを配置する場合、バランサウェイトの軸方向の寸法を小さく(薄く)しなければならず、同等の重量を確保するにはバランサウェイトの径方向の寸法を大きくする必要がある。
その結果、バランサウェイトの径方向の寸法がクランク軸と重ならないように、バランサ軸をクランク軸から離れた位置に配置することが必要となり、エンジンが大型化する問題があった。
また、上記狭い空間にクランク軸からバランサ軸に回転を伝達するクランクギヤ及びバランサギヤを配置しようとする場合、各ギヤの歯幅が小さくなり、各ギヤの強度が低下する問題があった。
これを防止するため、クランクギヤ及びバランサギヤをクランクケースの外側に配置した場合、エンジンが大型化する問題があった。
この発明は、エンジンの組付性を向上させつつ、エンジンの小型化及び軽量化を図ることを目的とする。
この発明は、シリンダブロックにシリンダライナが挿入されるシリンダボアを形成したシリンダ部とクランク室を画成するクランクケースとを備え、カウンタウェイトを有するクランク軸とバランサウェイトを有するバランサ軸とを平行に配置し、前記クランク軸と前記バランサ軸とをそれぞれ軸受を介して前記クランクケースの端部壁に回転自在に支持したエンジンにおいて、前記シリンダライナを前記クランク室側から前記シリンダボア内に挿入するよう前記シリンダボアを前記クランク室側端部に最大内径部を有する形状に形成し、前記クランクケースの端部壁を前記シリンダボアの最大内径部より外側に配置し、前記クランク軸の軸方向端部に配置されるカウンタウェイトとこのカウンタウェイトに隣接する前記クランクケースの端部壁とに挟まれる空間で前記クランク軸の軸部と半径方向に対向する前記バランサ軸の軸部に、前記バランサウェイトのうち少なくとも1つを配置したことを特徴とする。
シリンダライナをクランク室側からシリンダボア内に挿入するエンジンの場合、シリンダボアはクランク室側端部に最大内径部を有する形状となる。このエンジンは、クランクケースの端部壁をシリンダボアの最大内径部より外側に配置することで、シリンダボアに挿入しようとするシリンダライナが端部壁と干渉することがなく、シリンダライナのエンジンヘの組付性を向上できる。
また、シリンダライナをクランク室側からシリンダボア内に挿入するエンジンは、従来のエンジンと比べ、クランク軸の軸方向一端部に配置されるカウンタウェイトとクランクケースの端部壁との間の空間が広くなる。この広くなる空間にバランサウェイトのうち少なくとも1つを配置する場合、従来のエンジンよりもバランサウェイトの軸方向の寸法を厚くできるとともにバランサウェイトの径方向の寸法を相対的に小型化でき、バランサ軸をクランク軸に近づけて配置することができる。
よって、この発明では、シリンダライナのエンジンヘの組付性を向上させつつ、エンジンの小型化及び軽量化を図ることができる。
図1はエンジンの正面図である。(実施例) 図2は図1のA−A線によるエンジンの断面図である。(実施例) 図3は図1のB−B線によるエンジンの一部断面図である。(実施例) 図4はオイルパンを外したエンジンの底面図である。(実施例) 図5はシリンダブロックの拡大断面図である。(実施例) 図6は図2のC−C線によるエンジンの断面図である。(実施例) 図7はエンジンの運動部品の斜視図である。(実施例)
以下、図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
図1〜図7は、この発明の実施例を示すものである。図1〜図3において、1はエンジン、2はシリンダブロック、3はシリンダヘッド、4はフロントカバー、5はオイルパン、6はシリンダヘッドカバーである。エンジン1は、シリンダブロック2をシリンダヘッド3と一体成形し、また、フロントカバー4と一体形成している。シリンダブロック2の下部には、オイルパン5を取り付け、シリンダヘッド3にシリンダヘッドカバー6を取り付けている。シリンダヘッド3には、吸気マニホルド7を取り付け、排気マニホルド8を取り付けている。排気マニホルド8には、触媒9が接続されている。
前記シリンダブロック2は、図4に示すように、幅方向の両側に配置した各側壁部10、11と、各側部壁10、11の長手方向両端及び中間を連結する各端部壁12、13及び中間壁14とによって、底面視で幅方向よりも長手方向に長い形状を有している。シリンダブロック2の上部には、図5に示すように、各側部壁10、11と各端部壁12、13及び中間壁14とによって形成されるシリンダ部15を備えている。シリンダブロック2の下部には、図6に示すように、シリンダ部15から下方に広がるように延びた各側部壁10、11と各端部壁12、13とによって形成されるクランクケース16を備えている。
前記シリンダ部15には、図2、図5に示すように、各側部壁10、11の間で各端部壁12、13及び中間壁14の間に位置するように2つのシリンダボア17、18を形成している。前記クランクケース16は、図6に示すように、下方に広がる各側部壁10、11と各端部壁12、13によってクランク室19を画成している。
前記シリンダボア17、18は、図5に示すように、シリンダ軸線方向の一端がシリンダヘッド3に形成した燃焼室20、21によって閉鎖され、他端がクランク室19に開放されている。シリンダボア17、18は、クランク室19側から燃焼室20、21に向かって、最大内径部17a、18aと中間内径部17b、18bと最小内径部17c、18cとを順に形成している。前記クランクケース16の2つの端部壁12、13は、シリンダボア17、18の最大内径部17a、18aより外側に配置している。シリンダボア17、18には、クランク室19側からシリンダライナ22、23を挿入する。前記クランク室19は、クランクケース16に取り付けられる前記オイルパン5によって閉鎖される。
前記エンジン1は、図2に示すように、クランクケース16のクランク室19内に、シリンダブロック2の長手方向に指向させてクランク軸24を配置している。クランク軸24は、軸部25の軸方向両端部を軸受26、27を介してクランクケース16の端部壁12、13に回転自在に支持している。軸受26、27は、軸受キャップ28、29でクランクケース13の端部壁12、13に取り付けている。また、クランク軸24は、軸部25の軸方向中間部を軸受30を介してクランクケース16の中間壁14に回転自在に支持している。軸受30は、クランクケース16の中間壁14に軸受キャップ31で取り付けている。
クランク軸24は、軸部25の軸方向一端部のクランクケース16の端部壁12と中間壁14とに対向するように一対のカウンタウェイト32、33を設け、軸部25の軸方向他端部のクランクケース16の端部壁13と中間壁部14とに対向するように他の一対のカウンタウェイト34・35を設けている。
クランク軸24は、2対のカウンタウェイト32、33及びカウンタウェイト34、35間にコネクティングロッド36、37の一端側を接続している。コネクティングロッド36、37の他端側は、前記シリンダライナ22、23に摺動自在に挿入したピストン38、39に接続している。
前記クランク軸24は、図2、図7に示すように、軸部25の軸方向他端部をクランクケース16の端部壁13から突出させ、突出した先端にクランク軸ベベルギヤ40を設けている。クランク軸ベベルギヤ40は、フロントカバー4内に回転自在に支持したカム駆動軸41の軸方向一端部に設けた入力側ベベルギヤ42に噛み合っている。カム駆動軸41は、シリンダヘッド3側の軸方向他端部に出力側ベベルギヤ43を設けている。出力側ベベルギヤ43は、シリンダヘッドカバー6内に回転自在に支持したカム軸44に設けたカム軸ベベルギヤ45に噛み合っている。カム軸44は、吸気カム46及び排気カム47を備えている。
クランク軸24の回転は、カム駆動軸41を介してカム軸44に伝達され、吸気カム46及び排気カム47により吸気ロッカアーム48及び排気ロッカアーム49を介して各燃焼室20、21の吸気弁50及び排気弁51を駆動する。
前記エンジン1は、図3、図4に示すように、シリンダブロック2のクランク室19内に、前記クランク軸24と平行にバランサ軸52を配置している。バランサ軸52は、クランク軸24の軸線方向からみた場合、ピストン38、39の反スラスト側(図6において、クランク軸24の右側)に配置する。バランサ軸52は、軸部53の軸方向両端を軸受54、55を介してクランクケース16の端部壁12、13に回転自在に支持している。軸受54は、クランクケース16の一つの端部壁12の窪部56に装着している。軸受55は、クランクケース16の他の端部壁13の貫通孔57に装着している。貫通孔57には、軸受55のクランク室19外側にオイルシール58を設けている。
バランサ軸52は、クランク軸24により駆動される。クランク軸24は、図2に示すように、クランクギヤ59を備えている。クランクギヤ59は、クランクケース16の一つの端部壁12と反対側にあるクランクケース16の他の端部壁13と、この端部壁13に隣接するカウンタウェイト35との間の空間S1に配置している。バランサ軸52には、図3に示すように、クランクギヤ59と噛み合うバランサギヤ60を備えている。バランサギヤ60は、クランクケース16の端部壁12に隣接する前記空間S1で、クランク軸24の軸部25と半径方向に対向する位置の軸部53に配置している。
バランサ軸52は、図1、図3に示すように、クランクケース16の端部壁13から突出された軸部53の先端に補機用プーリ61を備えている。補機用プーリ61には、補機用ベルト62を巻き掛けている。補機用ベルト62は、オルタネータ63のオルタネータプーリ64、コンプレッサ65のコンプレッサプーリ66、テンショナ67のテンショナプーリ68に巻き掛けている。
クランク軸24の回転は、バランサ軸52の補機用プーリ61により補機用ベルト62を介してオルタネータプーリ64、コンプレッサプーリ66、テンショナプーリ68に伝達され、オルタネータ63、コンプレッサ65を駆動する。
前記バランサ軸52は、図3、図4に示すように、軸部53に複数のバランサウェイト69、70、71を設けている。
バランサウェイト69は、半径r3を有する円弧形状に形成され、クランクケース16の一つの端部壁12に隣接するように軸部53の半径方向に配置している。すなわち、バランサウェイト69は、クランク軸24の軸方向一端部のカウンタウェイト32とこのカウンタウェイト32に隣接するクランクケース16の端部壁12とに挟まれる空間S2で、クランク軸24の軸部25と半径方向に対向するバランサ軸52の軸部53に配置している。
また、バランサウェイト70は、半径r2、長さl2を有する略半円筒形状に形成され、バランサウェイト69から軸部53の軸線方向他端部のバランサギヤ60に向かって伸びるように軸部53外周に沿わせて配置している。さらに、バランサウェイト71は、半径r1を有する円弧形状に形成され、前記補機用プーリ61のクランクケース16の他の端部壁13と対向する側であって、補機用プーリ61の半径方向に一体的に配置している。
バランサウェイト69、70、71の各半径の関係は、r2<r3<r1とする。バランサウェイト70は、長さl2を調整し、バランサウェイト69、70、71全体の遠心力の基点がエンジン1の中心(シリンダボア17、18間の中間点)に来るようにする。
このエンジン1は、図5に示すように、シリンダライナ22、23をクランク室19側からシリンダボア17、18内に挿入するように、シリンダボア17、18をクランク室19側の端部に最大内径部17a、18aを有する形状に形成し、クランクケース16の端部壁12、13をシリンダボア17、18の最大内径部17a、18aより外側に配置している。
このように、シリンダライナ22、23をクランク室19側からシリンダボア17、18内に挿入するエンジン1の場合、シリンダボア17、18はクランク室19側の端部に最大内径部17a、18aを有する形状となる。このエンジン1は、クランクケース16の端部壁12、13をシリンダボア17、18の最大内径部17a、18aより外側に配置することで、シリンダライナ22、23のエンジン1ヘの組付性を向上できる。
そして、このエンジン1は、図4に示すように、クランク軸24の軸方向一端部に配置されるカウンタウェイト32とこのカウンタウェイト32に隣接するクランクケース16の一つの端部壁12とに挟まれる空間S2で、クランク軸24の軸部25と半径方向に対向するバランサ軸52の軸部53に、バランサウェイト69を配置している。
前記のように、シリンダライナ22、23をクランク室19側からシリンダボア17、18内に挿入するエンジン1は、従来のエンジンと比べ、クランク軸24の軸方向一端部に配置されるカウンタウェイト32とクランクケース16の端部壁12との間の空間S2が広くなる。
この広くなる空間S2にバランサウェイト69、70、71のうち少なくとも1つ、バランサウェイト69を配置する場合、従来のエンジンよりもバランサウェイト69の軸方向の寸法を厚くできるとともにバランサウェイト69の半径方向の寸法を相対的に小型化でき、バランサ軸52をクランク軸24に近づけて配置することができる。
よって、このエンジン1では、シリンダライナ22、23のエンジン1ヘの組付性を向上させつつ、エンジン1の小型化及び軽量化を図ることができる。
また、このエンジン1は、クランク軸24にクランクギヤ59を備え、バランサ軸52はクランクギヤ59と噛み合うバランサギヤ60を備えている。クランクギヤ59及びバランサギヤ60は、図3、図7に示すように、クランク軸24及びバランサ軸52の軸方向他端部で、クランク軸24の軸方向一端部のバランサウェイト32とは相対的に離れる位置に配置されるクランクケース16の他の端部壁13と、この端部壁13に隣接するクランク軸24のカウンタウェイト35とに挟まれる空間S1に配置している。
これにより、このエンジン1は、バランサウェイト69とは相対的に離れる位置に配置されるクランクケース16の他の端部壁13と、この端部壁13に隣接するカウンタウェイト35とに挟まれる空間S1が、従来のエンジンと比べ広くなる。
このため、このエンジン1は、空間S1にクランクギヤ59とバランサギヤ60を配置する場合、各ギヤ59、60の歯幅を厚くすることができ、各ギヤ59、60の耐久性を向上させることができる。
そして、このエンジン1は、シリンダブロック2をシリンダヘッド3と一体化した構造としているので、エンジン1の軽量化に最適である。
さらに、このエンジン1は、バランサ軸52のバランサウェイト69を、クランクケース16の端部壁12に設けた軸受54の近傍の軸部53に配置しているので、軸受54に片持ち荷重がかかりにくく、軸受54の摩耗を抑えて使用寿命を向上することができる。バランサウェイト69が隣接する軸受54は、クランクケース16内の窪部56に装着しているので、この部分のオイルシールが不用である。
前記補機用プーリ61は、エンジン回転数と等速で回転するので、通常の補機用プーリと同じ直径である。即ち、比較的大径とすることができる。このため、バランサウェイト71の重心位置を半径方向に大きく(離れて)設定でき、遠心力を効果的に発生できる。
前記バランサ軸52は、クランクケース16の他の端部壁13の軸受55の両側にバランサウェイト70及びバランサウェイト71が配置されているので、片持ち荷重を減少することができ、軸受54の摩耗を抑えることができる。
このエンジン1は、バランサウェイト69〜71を極力軸受54、55に接近して配置させ、片持ち荷重を減少させることにより、バランサ軸52の中間部分(シリンダボア17、18間の中間点)の軸受を廃止することができた。
この発明は、エンジンの組付性を向上させつつ、エンジンの小型化及び軽量化を図ることができるものであり、シリンダヘッドを一体成形してなるシリンダブロックを有するエンジンに限らず、シリンダヘッドとシリンダブロックと別体とするエンジンにも適用可能である。
1 エンジン
2 シリンダブロック
3 シリンダヘッド
4 フロントカバー
5 オイルパン
6 シリンダヘッドカバー
12、13 端部壁
15 シリンダ部
16 クランクケース
17、18 シリンダボア
19 クランク室
17a、18a 最大内径部
22、23 シリンダライナ
24 クランク軸
25 軸部
26、27 軸受
32、33 カウンタウェイト
34、35 カウンタウェイト
41 カム駆動軸
44 カム軸
52 バランサ軸
53 軸部
54、55 軸受
59 クランクギヤ
60 バランサギヤ
61 補機用プーリ
69、70、71 バランサウェイト

Claims (3)

  1. シリンダブロックにシリンダライナが挿入されるシリンダボアを形成したシリンダ部とクランク室を画成するクランクケースとを備え、カウンタウェイトを有するクランク軸とバランサウェイトを有するバランサ軸とを平行に配置し、前記クランク軸と前記バランサ軸とをそれぞれ軸受を介して前記クランクケースの端部壁に回転自在に支持したエンジンにおいて、前記シリンダライナを前記クランク室側から前記シリンダボア内に挿入するよう前記シリンダボアを前記クランク室側端部に最大内径部を有する形状に形成し、前記クランクケースの端部壁を前記シリンダボアの最大内径部より外側に配置し、前記クランク軸の軸方向端部に配置されるカウンタウェイトとこのカウンタウェイトに隣接する前記クランクケースの端部壁とに挟まれる空間で前記クランク軸の軸部と半径方向に対向する前記バランサ軸の軸部に、前記バランサウェイトのうち少なくとも1つを配置したことを特徴とするエンジン。
  2. 前記クランク軸はクランクギヤを備え、前記バランサ軸は前記クランクギヤと噛み合うバランサギヤを備え、前記クランク軸及び前記バランサ軸の軸方向で前記バランサウェイトとは相対的に離れる位置に配置されるクランクケースの他の端部壁と、この端部壁に隣接する前記クランク軸のカウンタウェイトとに挟まれる空間に、前記クランクギヤ及び前記バランサギヤを配置したことを特徴とする請求項1に記載のエンジン。
  3. 前記シリンダブロックをシリンダヘッドと一体化した構造であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジン。
JP2012287558A 2012-12-28 2012-12-28 エンジン Pending JP2014129749A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012287558A JP2014129749A (ja) 2012-12-28 2012-12-28 エンジン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012287558A JP2014129749A (ja) 2012-12-28 2012-12-28 エンジン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014129749A true JP2014129749A (ja) 2014-07-10

Family

ID=51408329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012287558A Pending JP2014129749A (ja) 2012-12-28 2012-12-28 エンジン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014129749A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2384771C2 (ru) Узел уравновешивающего вала и его опора
US20110277720A1 (en) Compact second order balance shaft arrangement with low inertia driven shaft
JP5218305B2 (ja) 複リンク式ピストン−クランク機構を備えた内燃機関のクランクシャフト
JPH04331841A (ja) エンジンのバランサ装置
JP5190808B2 (ja) エンジンの1次バランサ装置
JP2003042230A (ja) V型エンジンのバランサ構造
JP2006214551A (ja) 軸受装置およびバランサ装置
JP2004150413A (ja) 汎用エンジン
JP5310657B2 (ja) 内燃機関のバランサ装置
JP2010261507A (ja) 偏心シャフトの軸受構造
TWI596285B (zh) 內燃機及具備該內燃機之跨坐型車輛
JP2014129749A (ja) エンジン
JP4397263B2 (ja) クランク軸を備える機械
JP4487377B2 (ja) エンジンバランサ
EP2136049B1 (en) Link type variable stroke engine
KR101421018B1 (ko) 다기통 엔진의 크랭크 축
JP6383094B2 (ja) 内燃機関
JP2005155715A (ja) エンジンのバランサ装置
CN104508321A (zh) 内燃机
JP7107003B2 (ja) 内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構
WO2021166865A1 (ja) 3気筒内燃機関用バランサ装置およびバランサシャフト
JP2013096389A (ja) モノブロックエンジン
JP4395117B2 (ja) エンジンの二次バランサ装置
JP5396312B2 (ja) クランク軸のスラスト軸受構造
JP6374800B2 (ja) エンジン