JP2014129071A - ステアリングメンバ取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のような板厚アップ化対策或いは高張力鋼板や補強プレート等を使用するという対策を採らずに、ステアリングメンバの車体への取付け剛性および取付け強度を向上させる。
【解決手段】自動車車体6の車幅方向に延在させたステアリングメンバ1を、その両端部に配設された取付ブラケットにより車体6の両側部に取付けられるようになす場合、一対の取付ブラケットを、ステアリングメンバ1の端部を拡径するとともにフランジアップすることによりステアリングメンバ1の端部を囲繞するように形成した一体構成の取付けブラケット部2、2にて構成している。また、取付ブラケット部2、2の一部に部分的切除部2bを形成して構成してもよい。
【選択図】図2

Description

この発明は、自動車等の車両におけるステアリングシャフトを支持するステアリングメンバの取付構造に関する。
この種のステアリングメンバの取付構造は、従来においては、例えば図5及び図6において示すものが知られている。すなわち、図5によれば、車体の車幅方向に延在するステアリングメンバaは、その両端部に溶接によって取付けられた別体構成の取付ブラケットb、bを、図6に示すように、プロジェクションボルト/ナットなどのボルト/ナットcを用いて、車体dに取付けらている。
そして、ステアリングメンバaは、その中間部においては、ステアリングコラムブラケットe、ポストブラケットf或いはインストルメントパネルに取付けるための一対のインストステイg、gなどが取着されており、ステアリングコラムブラケットe及びポストブラケットfが介在して、不図示のステアリング機構を構成するステアリングシャフトを支持するようになっている(特許文献1を参照)。
特開2004−338623号公報 特開2006‐199050号公報
ところで、この種のステアリングメンバの取付け構造は、自動車等が衝突事故等に遭遇して衝撃を受けてステアリングメンバaが座屈してしまったような場合、車体からステアリングメンバが脱落しないように所定の強度を持って構成するとともに、タイヤなどから齎される振動をステアリングシャフトを介して乗員に伝播されないようにすべく振動吸収特性を有する所定の剛性を持って構成する必要がある。
かかる点から、上記従来のステアリングメンバ取付構造は、取付ブラケットb、bをステアリングメンバaに対して別体構成にした上で、かかるステアリングメンバaに溶接によって取付けることによって、ステアリングメンバaを車体に装着するようになっていることから、自動車の衝突事故等の衝撃力によって、ステアリングメンバaが座屈などを起こした場合、当該溶接部が剥れてしまい、車体dに締結しているボルト/ナットcが抜けてしまうおそれもある。
そこで、従来のステアリングメンバ取付構造は、溶接部の剥れやボルト/ナットの抜けによるステアリングメンバの脱落を防止しようとして、取付ブラケットb、bの板厚を増加させることや高張力鋼板にて構成したり、或いは、取付ブラケットb、bの取付ボルト孔h、hの周辺を囲繞するように、別体の補強プレート等を張設することによって、所定の取付け剛性特性及び取付け強度特性を発揮できるような対策を採る場合もあった。
しかしながら、取付ブラケットb、bの板厚を増加する対策は、自動車の重量増加の要因となってしまい、また、取付ブラケットb、bを高張力鋼板で構成する対策は、取付ブラケットb、bの成形性を悪化させてしまう結果となる。さらには、取付ブラケットb、bに別体の補強プレートなどを張設する対策は、補強プレートの取付けブラケットへの取り付けのための溶接個所が増えることと相俟って、当該溶接によって、ステアリングメンバa等に熱歪が生じてしまうおそれがあるばかりでなく、かかる溶接作業の追加による生産タクト増に繋がり、コストアップの要因ともなるおそれがある。
この発明は、かかる従来の技術における未解決課題に鑑み、従来のような板厚アップ化対策或いは高張力鋼板や補強プレート等を使用するという対策を採らずに、ステアリングメンバの車体への取付け剛性および取付け強度を向上させるべくなしたステアリングメンバ取付構造を提供することを目的としている。
この発明に係るステアリングメンバ取付構造は、自動車車体の車幅方向に延在させたステアリングメンバを、その両端部にそれぞれ配設された取付ブラケットにより前記車体の両側部に取付けられるようになしたステアリングメンバ構造であって、前記一対の取付ブラケットのうち、少なくとも一方の取付ブラケットが、前記ステアリングメンバの端部を拡径するとともにフランジアップすることによりステアリングメンバを囲繞するように形成した一体構成の取付ブラケット部にて構成したことを特徴とする。
かかる構成により、この発明は、ステアリングメンバを車体に取付けるべくなした取付ブラケットが、ステアリングメンバの端部を拡径するとともにフランジアップすることによりステアリングメンバを囲繞するように形成した一体構成の取付ブラケット部にて構成されていることから、従来の取付ブラケットのステアリングメンバへの溶接による取付けなどを必要とせず、しかも、取付けブラケット部がステアリングメンバに一体構成された結果、ステアリングメンバーへ取付けるための溶接部を有さないことになり、取付け剛性及び取付け強度の向上を達成するとともに、ステアリングメンバの板厚アップや高張力鋼板の使用などを必要せず、この分、自動車の軽量化やステアリングメンバ等の成形性を向上させることができる。
加えて、この発明は、取付ブラケットがステアリングメンバに対して一体構成の取付ブラケット部にて構成されて、取付け剛性並びに取付け強度特性を向上ができることから、従来のような補強プレート等が不必要となって、かかる結果、補強プレートのステアリングメンバへの張設等の必要が無くなって、ステアリングメンバ等が熱歪を起こす要因を解消するとともに、生産タクト増によりコストアップを未然に防止することができる。
また、この発明は、その実施の形態として、前記取付ブラケット部の一部に切欠き等の部分的切除部を形成して構成している。
かかる構成により、この発明は、取付ブラケット部の一部に部分的切除部を形成したことにより、ステアリングメンバが取付けられる車体の周囲部に他の部品等の設置がある場合には、部分的切除部を持って当該他の部品などとの干渉を回避することができる。
この発明は、ステアリングメンバを車体に取付けるべくなした取付ブラケットが、ステアリングメンバの端部を拡径するとともにフランジアップすることによりステアリングメンバを囲繞するように形成した一体構成の取付ブラケット部にて構成されていることから、従来の取付ブラケットのステアリングメンバへの溶接による取付けなどを必要とせず、しかも、取付けブラケット部がステアリングメンバに一体構成された結果、ステアリングメンバーへ取付けるための溶接部を有さないことになり、取付け剛性及び取付け強度の向上を達成するとともに、ステアリングメンバの板厚アップや高張力鋼板の使用などを必要せず、この分、自動車の軽量化やステアリングメンバ等の成形性を向上させることができる。
加えて、この発明は、取付ブラケットがステアリングメンバに対して一体構成の取付ブラケット部にて構成されて、取付け剛性並びに取付け強度特性を向上ができることから、従来のような補強プレート等が不必要となって、かかる結果、補強プレートのステアリングメンバへの張設等の必要が無くなって、ステアリングメンバ等が熱歪を起こす要因を解消するとともに、生産タクト増によりコストアップを未然に防止することができる。
この発明の第1の実施例に係るステアリングメンバの取付構造を描画した斜視図である。 図1に示すステアリングメンバが車体に取付けられている状態を描画したA−A断面図である。 この発明の第2の実施例に係るステアリングメンバ取付構造における取付ブラケット部付近を拡大して描画した斜視図である。 この発明の第3の実施例に係るステアリングメンバ取付構造における取付ブラケット部付近を拡大して描画した斜視図である。 従来技術におけるステアリングメンバの取付構造を描画した斜視図である。 図5に示すステアリングメンバが車体に取付けられている状態を描画したB−B断面図である。
この発明の実施例に係るステアリングメンバ取付構造は、従来のような板厚アップ対策或いは高張力鋼板や補強プレート等を使用するというような対策を採らず、ステアリングメンバの車体への取付け剛性および取付け強度を向上させるべく構成したものである。
次に、図を用いて、この発明を採用した第1の実施例に係るステアリングメンバ取付装置について説明する。
先ず、図1及び図2に示すこの発明に係る第1の実施例について説明すると、図1に示すように、ステアリングメンバ1は、その両側部にそれぞれ一体構成の取付ブラケット部2、2が形成されて構成しているとともに、その中間部においては、ステアリングコラムブラケット3、ポストブラケット4或いは不図示のインストルメントパネルに取付けるための一対のインストステイ5、5などが取着されており、ステアリングコラムブラケット3及びポストブラケット4が介在して、不図示のステアリング機構を構成するステアリングシャフトを支持するようになっている.
そして、ステアリングメンバ1の両側部に形成された取付ブラケット部2、2は、筒状を呈するステアリングメンバ1の両端部をヘラ絞り成形等により拡径するとともにフランジアップしてプレート状に成形することにより、ステアリングメンバ1に対して一体構成の取付ブラケットとして構成しており、しかも、取付ブラケット部2、2は、ステアリングメンバ1の両側部を囲繞するように連続してステアリングメンバ1に形成されている。
かかる取付ブラケット部2、2には、複数個の取付け孔2aが穿設されており、取付け孔2aには、図2に示すように、車体6の側部外方側から挿通設置されたプロジェクトボルト等のボルト7が嵌合され、ボルト7のねじ部にプロジェクトナットなどのナット8を螺合することによって、取付ブラケット部2、2は、車体に取付けられ、ステアリングメンバ1を車体6の車幅方向に延在するように配設設置している。
このように構成するこの発明の第1の実施例によれば、ステアリングメンバ1を車体へ取付けるべくなした取付ブラケットが、ステアリングメンバ1の端部を拡径するとともにフランジアップすることによりステアリングメンバ1を囲繞するように形成した一体構成の取付ブラケット部2、2にて構成されていることから、従来の取付ブラケットbのステアリングメンバaへの溶接による取付けなどを必要とせず、しかも、一体構成の取付けブラケット部2、2である結果、取付けブラケットの取付けのための溶接部を有さないことになって、取付け剛性及び取付け強度の向上を達成するとともに、ステアリングメンバ1の板厚アップや高張力鋼板の使用などを必要せず、この分、自動車の軽量化やステアリングメンバ1等の成形性を向上させることができる。
加えて、上記第1の実施例は、取付ブラケット部2、2をステアリングメンバ1に対して一体構成にて構成して、取付け剛性並びに取付け強度特性を向上ができることから、従来のような補強プレート等がの不必要となって、かかる結果、補強プレートのステアリングメンバ1への張設等の必要が無くなって、ステアリングメンバ1等が熱歪を起こす要因を解消するとともに、生産タクト増によりコストアップを未然に防止することができる。
図3及び図4は、この発明に係る第2及び第3の実施例を示している。
図3によれば、ステアリングメンバ1の端部を囲繞して連続するように形成された取付ブラケット部2は、その一部を切欠くなどすることによって、部分的切除部2bを形成して構成している。
かかる構成を有するこの発明の第2の実施例によれば、上記第1の実施例が奏する効果に加えて、取付ブラケット部2、2の一部に部分的切除部2bを形成したことにより、ステアリングメンバ1が取付けられる車体6の周囲部に他の部品等の設置がある場合には、部分的切除部2bを持って取付ブラケット部2、2による当該他の部品などとの干渉を回避するという効果を発揮することができる。
また、図4に示すこの発明に係る第3の実施例によれば、取付ブラケット部2、2は、ステアリングメンバ1の側面視において、略十字状を呈する形状に形成することによって、その一部を切欠くなどして、部分的切除部2bを形成して構成している。
従って、かかる構成を有するこの発明の第3の実施例かかる構成により、上記第2の実施例と同様に、上記第1の実施例が奏する効果に加えて、取付ブラケット部2、2の一部に部分的切除部2bを形成したことにより、ステアリングメンバ1が取付けられる車体6の周囲部に他の部品等の設置がある場合には、部分的切除部2bを持って当該他の部品などとの干渉を回避するという効果を発揮することができる。
なお、ステアリングメンバ1が、その一端側を基準として他端側の長手方向寸法を調整可能にして、車体6に取付けられるような場合には、一体構成の取付ブラケット部2は、ステアリングメンバ1の一端部側に形成して、ステアリングメンバの他端部には、従来と同様な別体構成の取付けブラケットを設けるようにすればよい。
以上説明したこの発明は、従来のような板厚アップ対策或いは高張力鋼板や補強プレート等を使用するというような対策を採らずに、ステアリングメンバの車体への取付け剛性および取付け強度を向上させるべくなしたことから、自動車等の車両におけるステアリングシャフトを支持するステアリングメンバの取付構造等に好適であるといえる。
1 ステアリングメンバ
2 取付ブラケット部(取付ブラケット)
2b 部分的切除部
3 車体

Claims (2)

  1. 自動車車体の車幅方向に延在させたステアリングメンバを、その両端部にそれぞれ配設された取付ブラケットにより前記車体の両側部に取付けられるようになしたステアリングメンバ構造であって、前記一対の取付ブラケットのうち、少なくとも一方の取付ブラケットが、前記ステアリングメンバの端部を拡径するとともにフランジアップすることによりステアリングメンバを囲繞するように形成した一体構成の取付ブラケット部にて構成したことを特徴とするステアリングメンバ取付構造。
  2. 前記取付ブラケット部は、一部に切欠き等の部分的切除部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のステアリングメンバ取付構造。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62127862U (ja) * 1986-02-07 1987-08-13
JP2004501802A (ja) * 2000-05-08 2004-01-22 バイエル アクチェンゲゼルシャフト 組立式合成構造用部品及びその製造方法
JP2004237348A (ja) * 2003-02-07 2004-08-26 Kobe Steel Ltd 他部材へ取り付けられる管状部材

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