JP2014127944A - 携帯端末、通信プログラム及び通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯端末の通信の安定性を確保し、かつ、電池の消耗を抑制しつつ、データのオフロードを実現する。
【解決手段】携帯端末1は、携帯電話網の複数の基地局と通信する第1通信部13と、携帯電話網の携帯電話回線とは異なる無線通信回線によりアクセスポイントと通信する第2通信部14と、前記複数の基地局のうち、同一の基地局のセルにおいて、第1通信部13が、基地局と通信可能な状態で連続して滞在している時間を示す在圏時間に基づいて、連続して滞在しているセル内で第2通信部14にアクセスポイントと接続させる通信制御部162と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯端末、通信プログラム及び通信システムに関する。
従来、通信方式が異なる複数の無線通信ネットワークに接続可能であり、複数の無線通信ネットワークのうちのどのエリア圏内にあるかに基づいて、接続する無線通信ネットワークを選択する携帯端末が知られている。従来の携帯端末は、例えば、無線LANの制御信号を検出すると無線LANに接続し、無線LANの制御信号を検出しないと携帯電話回線に接続する(例えば、特許文献1参照)。
また、携帯端末が送信するパケットデータを、携帯電話回線を介さずに直接インターネット網へ転送するオフロード機能を有するアクセスポイントも知られている。従来のアクセスポイントは、主にアクセスポイントにおけるトラヒック量に基づいて、オフロードするか否かを判定していた(例えば、特許文献2参照)。
特開2011−172258号公報 特開2012−70107号公報
特許文献1に記載された携帯端末は、通信を開始する時点で検出された制御信号に対応する無線通信ネットワークに接続していたので、携帯端末が移動しているときには、携帯端末が短時間しか通信圏内に滞在しない無線通信ネットワークに接続してしまう場合があった。例えば、列車内で携帯端末を用いてデータ通信をしようとしたタイミングで列車外からの無線LANの制御信号を検出すると、従来の携帯端末は無線LANに接続していた。
ところが、列車の移動に伴い、携帯端末の位置が短時間で当該無線LANの圏外になると、携帯端末は、当該無線LANを介してのデータ通信ができなくなり、携帯電話回線に接続し直してデータ通信をする。携帯端末は、移動中において、このような接続先の切替を繰り返し行うので、データ通信が頻繁に中断されて通信の安定性が損なわれてしまうという問題があった。さらに、携帯端末は、接続先の切替を繰り返し行うことによって、処理量が増加し、電池を消耗してしまうという問題もあった。
特許文献2に記載されたアクセスポイントによれば、携帯端末が送信するパケットをオフロードすることにより、携帯電話回線のトラヒック量を低減することができる。しかし、携帯端末が、オフロードしようとしたアクセスポイントの無線通信圏内に短時間しか滞在しない場合には、アクセスポイント経由でデータを送信することができなくなり、携帯電話回線に接続してデータ通信をする必要があった。したがって、特許文献2に記載されたアクセスポイントにおいても、特許文献1に記載された携帯端末と同様に、携帯端末が、アクセスポイントへの接続と携帯電話回線への接続を繰り返すことにより、通信の安定性が損なわれるとともに、携帯端末の電池を消耗してしまうという問題があった。
本発明は、通信の安定性を確保し、かつ、電池の消耗を抑制しつつ、データのオフロードを実現することができる携帯端末、通信プログラム及び通信システムを提供することを目的とする。
本発明に係る携帯端末は、携帯電話網の複数の基地局と通信する第1通信部と、前記携帯電話網の携帯電話回線とは異なる無線通信回線によりアクセスポイントと通信する第2通信部と、前記複数の基地局のうち、同一の基地局のセルにおいて、前記第1通信部が、前記基地局と通信可能な状態で連続して滞在している時間を示す在圏時間に基づいて、前記連続して滞在しているセル内で前記第2通信部に前記アクセスポイントと接続させる通信制御部と、を備える。
また、本発明に係る携帯端末は、前記第2通信部が前記アクセスポイントとの通信に成功した際に、前記携帯端末が滞在していたセルを登録セルとし、当該登録セルの識別情報を記憶部に記憶させる記憶制御部をさらに備え、前記通信制御部は、前記登録セルにおける前記在圏時間が第1の時間以上である場合に、前記第2通信部に前記アクセスポイントと接続させるとともに、前記登録セル以外の未登録セルにおける前記在圏時間が前記第1の時間よりも長い第2の時間以上である場合に、前記第2通信部に前記アクセスポイントと接続させてもよい。
また、本発明に係る携帯端末では、前記記憶制御部は、所定期間にわたってセル内で前記アクセスポイントとの通信が行われていない登録セルの識別情報を、前記記憶部から削除してもよい。
また、本発明に係る携帯端末では、前記記憶制御部は、前記未登録セルにおける前記アクセスポイントへの接続が所定の回数より多く又は所定の期間より長く連続して失敗した場合に、当該未登録セルを、当該未登録セルにおける在圏時間が前記第2の時間以上であっても前記第2通信部に前記アクセスポイントへの接続の試行を行わせない接続禁止セルとし、当該未登録セルの識別情報を前記記憶部に記憶させてもよい。
また、本発明に係る携帯端末は、前記複数のセルのうち、セル内における前記携帯電話回線の逼迫度が所定値よりも大きいセルである逼迫セルの識別情報をサーバから取得する取得部をさらに備え、前記通信制御部は、取得した前記識別情報が示す前記逼迫セルにおける前記在圏時間が前記第2の時間よりも短い第3の時間以上である場合に、前記第2通信部に前記アクセスポイントと接続させてもよい。
また、本発明に係る携帯端末では、前記記憶制御部は、前記逼迫セルの識別情報を前記記憶部に記憶させ、所定期間にわたって前記逼迫セル内で前記アクセスポイントとの通信が行われていないとしても、当該識別情報を前記記憶部から削除しなくてもよい。
また、本発明に係る携帯端末では、前記通信制御部は、前記携帯電話回線のスループットと前記無線通信回線のスループットとにさらに基づいて、前記第2通信部に前記アクセスポイントと接続させてもよい。
本発明に係る通信プログラムは、コンピュータを、携帯電話網の複数の基地局と通信する第1通信部、前記携帯電話網の携帯電話回線とは異なる無線通信回線によりアクセスポイントと通信する第2通信部、前記複数の基地局のうち、同一の基地局のセルにおいて、前記第1通信部が、前記基地局と通信可能な状態で連続して滞在している時間を示す在圏時間を計測する計測部、及び前記在圏時間に基づいて、前記連続して滞在しているセル内で前記第2通信部に前記アクセスポイントと接続させる通信制御部として機能させる。
本発明に係る通信システムは、携帯電話網の複数の基地局と、前記基地局と携帯電話回線により通信する携帯端末とを備える通信システムであって、前記携帯端末は、前記複数の基地局と通信する第1通信部と、前記携帯電話回線とは異なる無線通信回線によりアクセスポイントと通信する第2通信部と、を有し、前記複数の基地局及び前記携帯端末の少なくとも1つは、前記複数の基地局の複数のセルのうち、前記携帯端末が前記基地局と通信可能な同一のセルに連続して滞在している時間を示す在圏時間を計測する計測部を有し、前記携帯端末は、前記在圏時間に基づいて、前記連続して滞在しているセル内で前記第2通信部に前記アクセスポイントと接続させる通信制御部をさらに有する。
本発明によれば、通信の安定性を確保し、かつ、電池の消耗を抑制しつつ、データのオフロードを実現することができる。
第1の実施形態に係る通信システムの概要図である。 第1の実施形態に係る携帯端末の機能構成図である。 第1の実施形態に係る制御テーブルの例を示す図である。 第1の実施形態に係る携帯端末、基地局及びアクセスポイント間の通信シーケンス図である。 第1の実施形態に係る通信制御部によるWi−Fi切替制御の動作フローチャートを示す図である。 第1の実施形態に係る記憶制御部による制御テーブル更新時の動作フローチャートを示す図である。 第1の実施形態に係る記憶制御部による逼迫セルに関する情報の更新の動作フローチャートを示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
<第1の実施形態>
[通信システムSの概要]
図1は、第1の実施形態に係る通信システムSの概要図である。
通信システムSは、携帯端末1と、携帯電話網の複数の基地局2と、アクセスポイント3と、サーバ4とを備える。
携帯端末1は、携帯電話網の携帯電話回線W1を介して複数の基地局2と通信するとともに、携帯電話回線W1とは異なる無線通信回線W2を介してアクセスポイント3と通信する。複数の基地局2と、アクセスポイント3と、サーバ4とは、通信ネットワークNを介して互いに通信可能に接続されている。携帯端末1は、同一の基地局2のセルにおいて、当該基地局2と通信可能な状態で連続して滞在している時間を示す在圏時間に基づいて、連続して滞在しているセル内でアクセスポイント3と接続する。
携帯電話回線W1は、例えば、CDMA(Code Division Multiple Access)2000方式、W−CDMA方式、LTE(Long Term Evolution)方式又はWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)を用いた無線通信回線である。無線通信回線W2は、例えば、Wi−Fiを用いた無線通信回線である。通信ネットワークNは、例えば、インターネット網である。
複数の基地局2は、携帯電話回線W1を介して携帯端末1などの電話機同士の音声会話信号を中継したり、携帯電話回線W1及び通信ネットワークNを介して携帯端末1とサーバ4との間で送受信されるデータを中継したりする。図1では、複数の基地局2の例として基地局2A及び2Bを示す。図1における破線は、基地局2A、2Bが発信する携帯電話回線W1の電波が届く範囲を示している。
アクセスポイント3は、無線通信回線W2及び通信ネットワークNを介して携帯端末1とサーバ4との間で送受信されるデータを中継する。
サーバ4は、基地局2又はアクセスポイント3を介して携帯端末1に情報を配信する。
[携帯端末1の構成例]
続いて、携帯端末1について詳細な説明を行う。
図2は、第1の実施形態に係る携帯端末1の機能構成図である。携帯端末1は、図2に示すように、表示部11と、入力部12と、第1通信部13と、第2通信部14と、記憶部15と、制御部16とを備える。
表示部11は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等により構成される。表示部11は、制御部16の制御に応じて文字や図形等を表示する。
入力部12は、例えば、ボタンや、表示部11に重畳して配置される接触センサ等により構成される。入力部12は、携帯端末1のユーザから操作入力を受け付ける。
第1通信部13及び第2通信部14は、RF回路部(不図示)及びアンテナ(不図示)等により構成される。第1通信部13及び第2通信部14は、電波を送受信することによって情報を送受信する。第1通信部13は、携帯電話回線W1により複数の基地局2と通信する。第2通信部14は、無線通信回線W2によりアクセスポイント3と通信する。具体的には、第2通信部14は、制御部16の制御により、アクセスポイント3とWi−Fi接続を試行し、Wi−Fi接続に成功した後、アクセスポイント3とWi−Fi通信を行う。
記憶部15は、例えば、ROM及びRAM等により構成される。記憶部15は、携帯端末1を機能させるための各種プログラムを記憶する。記憶部15は、外部メモリやCD−ROMなどの記憶媒体に記憶されたプログラムを読み取って記憶してもよく、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされたプログラムを記憶してもよい。また、記憶部15は、第2通信部14のアクセスポイント3との接続を制御部16が制御するための通信制御情報として、図3に示す制御テーブル151を記憶する。なお、記憶部15は、テーブルに限らず他の形態によって通信制御情報を記憶してもよい。
図3は、第1の実施形態に係る制御テーブル151の例を示す図である。
制御テーブル151は、基地局IDと、セル種と、閾値情報と、オフロード情報とを関連付けて記憶する。
基地局IDは、基地局2の識別情報である。ここで、制御テーブル151に基地局IDが登録されている場合、当該基地局IDに対応する基地局2のセルを登録セルという。また、制御テーブル151に基地局IDが登録されていない場合、当該基地局IDに対応する基地局2のセルを未登録セルという。
セル種は、基地局2のセルの種類を示す情報である。
セル種には、「ホーム」、「公衆」、「逼迫セル」、「未登録」がある。「ホーム」とは、セル内で、第2通信部14が携帯端末1のユーザの自宅やオフィスに設置されているアクセスポイント3と通信できる可能性があるセルを示す。「公衆」とは、セル内で、第2通信部14が公衆無線LAN等のアクセスポイント3と通信できる可能性があるセルを示す。「逼迫セル」とは、セル内における携帯電話回線W1の逼迫度が所定値よりも大きいセルである。逼迫度は、例えば、基地局2に対する接続を試行したユーザ数又はトラヒック量に基づいて決定される。逼迫度は、例えば基地局2の設備の増設に伴って更新される。「未登録」とは、制御テーブル151に基地局IDが記憶されていない基地局2を示す情報である。
閾値情報は、携帯端末1が基地局2のセル内に入ってから第2通信部14にアクセスポイント3との接続を開始させるまでに要する在圏時間の長さを示す閾値を示す情報である。例えば、閾値が、「3分」である場合、制御部16は、同一セルにおける在圏時間が3分以上であることを条件として、第2通信部14に、当該第2通信部14とアクセスポイント3と接続させる。
閾値は、セルの種類に応じて予め規定されている。
セル種が「ホーム」の場合の閾値(第1閾値)は、例えば3分〜60分であり、他のセル種の閾値に比べて最も小さい。セル種が「未登録」、すなわち未登録セルの場合の閾値(第2閾値)は、例えば30分〜120分であり、最も大きい。セル種が「逼迫セル」の場合の閾値(第3閾値)は、例えば5分〜60分であり、2番目に小さい。セル種が「公衆」の場合の閾値(第4閾値)は、例えば10分〜60分であり、3番目に小さい。
オフロード情報は、曜日又は時間帯を示す情報である。オフロード情報は、第2通信部14にアクセスポイント3と接続させる曜日又は時間帯を示す情報である。オフロード情報は、セルの種類に応じて予め規定されている。
制御部16は、例えば、CPUにより構成される。制御部16は、記憶部15に記憶されている各種プログラムを実行することにより、携帯端末1に係る機能を統括的に制御する。制御部16は、計測部161と、通信制御部162と、記憶制御部163と、取得部164とを備える。
計測部161は、在圏時間を計測する。計測部161は、複数の基地局2それぞれにおける在圏時間を計測する。例えば、図1に示すように、携帯端末1が基地局2Aのセル外から基地局2Aのセル内に移動し、第1通信部13が当該基地局2Aと通信可能になったことに応じて、基地局2Aにおける在圏時間の計測を開始する。計測部161は、第1通信部13が基地局2Aと通信できない状況になるまで、基地局2Aにおける携帯端末1の在圏時間を計測する。計測部161は、第1通信部13が基地局2Aと通信できない状況になると、基地局2Aにおける在圏時間をリセットする。
通信制御部162は、計測部161により計測された在圏時間に基づいて、携帯端末1が連続して滞在しているセル内で第2通信部14にアクセスポイント3と接続させる。以下、通信制御部162の処理について、通信シーケンス図及び動作フローチャートを用いて説明する。
[基本シーケンス]
図4は、本実施形態に係る携帯端末1、基地局2及びアクセスポイント3間の通信シーケンス図である。
具体的には、まず、携帯端末1の通信制御部162は、入力部12によって操作が行われたことなどによって表示部11がOFFからONに切り替わったか否か、及び携帯端末1の充電が開始されたか否かを判定する。通信制御部162は、これら2つの判定のいずれかがYESの場合、第1通信部13を介して、当該基地局2から基地局IDを取得する。
続いて、通信制御部162は、計測部161が計測した在圏時間が所定の閾値より大きいか否かなどを判定する。この判定に係る処理については、動作フローチャートで詳述する。通信制御部162は、この判定がYESの場合、第2通信部14にアクセスポイント3との接続、すなわち、Wi−Fi接続を試行させる。これにより、第2通信部14は、アクセスポイント3の検索を行い、検索されたアクセスポイント3との接続を試行する。続いて、通信制御部162は、Wi−Fi接続に成功したか否かを判定し、Wi−Fi接続に失敗した場合にWi−Fi接続の試行を中止させる。
[Wi−Fi切替制御動作のフローチャート]
図5は、第1の実施形態に係る通信制御部162によるWi−Fi切替制御の動作フローチャートを示す図である。
まず、携帯端末1の通信制御部162は、表示部11がOFFからONに切り替わったか否か、及び携帯端末1の充電が開始されたか否かを判定する(S1)。通信制御部162は、この判定がYESの場合、S2に処理を移し、この判定がNOの場合、S1を再実行する。
続いて、通信制御部162は、第1通信部13を介して、第1通信部13が通信可能な基地局2から基地局IDを取得する(S2)。
続いて、通信制御部162は、入力部12の操作によって、所定間隔以内に第2通信部14とアクセスポイント3との接続が解除されているか否かを判定する(S3)。具体的には、通信制御部162は、接続が解除されてからの経過時間(切替間隔)が、記憶部15に予め記憶されている所定間隔(例えば、5分)より大きいか否かを判定する。通信制御部162は、この判定がYESの場合、接続が解除されてから十分な時間が経過しており、第2通信部14が通信可能な範囲内にアクセスポイント3が存在する可能性があるものと推定して、S4に処理を移す。通信制御部162は、この判定がNOの場合、接続が解除されてからの経過時間が短過ぎるので、第2通信部14が通信可能な範囲内にアクセスポイント3が見つからないと推定して、本フローチャートの処理を終了する。
続いて、通信制御部162は、計測部161が在圏時間の計測を開始してからの第2通信部14によるアクセスポイント3の検索回数が、記憶部15に予め記憶されている所定回数未満であるか否かを判定する(S4)。通信制御部162は、この判定がYESの場合、S5に処理を移し、この判定がNOの場合、第2通信部14が通信可能な範囲内にアクセスポイント3が見つからないと考えられるので、本フローチャートの処理を終了する。
続いて、通信制御部162は、記憶部15の制御テーブル151を参照し、S2において取得した基地局IDが含まれているか否かを判定することにより、当該基地局IDに対応する基地局2のセルが登録セルであるか否かを判定する(S5)。通信制御部162は、この判定がYESの場合、S6に処理を移し、この判定がNOの場合、S12に処理を移す。
続いて、通信制御部162は、制御テーブル151を参照し、S2において取得した基地局IDに関連付けられているセル種を取得する(S6)。通信制御部162は、取得した基地局IDに関連付けられているセル種が複数存在する場合、予め定められているセル種の優先度に基づいて、優先度の高いセル種を取得する。S6の処理において、セル種の優先度は、「ホーム」が最も高く、「逼迫セル」が次に高く、「公衆」が最も低い。例えば、図3に示すように、制御テーブル151に記憶されている基地局ID「A」に対して3つのセル種が記憶されている場合、通信制御部162は、最も優先度が高い「ホーム」を取得する。
続いて、通信制御部162は、取得したセル種に関連付けられているオフロード情報を制御テーブル151から抽出し、現在の曜日及び現在時刻が、オフロード情報において規定されている曜日及び時間帯に含まれているか否かを判定する(S7)。通信制御部162は、この判定がYESの場合、S8に処理を移し、この判定がNOの場合、本フローチャートの処理を終了する。
続いて、通信制御部162は、S6において取得されたセル種に関連付けられている閾値情報を制御テーブル151から抽出する。通信制御部162は、セル種が「ホーム」である場合、計測部161が計測した在圏時間が、第1閾値以上か否かを判定する(S8)。通信制御部162は、この判定がYESの場合、S9に処理を移し、この判定がNOの場合、本フローチャートの処理を終了する。なお、通信制御部162は、S6において取得されたセル種が「逼迫セル」である場合、在圏時間が、第3閾値以上か否かを判定する。通信制御部162は、S6において取得されたセル種が「公衆」である場合、在圏時間が、第4閾値以上か否かを判定する。
ここで、通信制御部162は、第1閾値及び第3閾値を、接続回数に応じて変化させてもよい。例えば、通信制御部162は、アクセスポイント3と頻繁に接続されているセルに対応する基地局IDの閾値を、頻繁に接続されていないセルに対応する基地局IDの閾値に比べて短くしてもよい。
続いて、通信制御部162は、Wi−Fi機能をオンモードにして第2通信部14にWi−Fi接続を試行させ、アクセスポイント3と接続させる(S9)。これにより第2通信部14は、アクセスポイント3を検索する。ここで、オンモードとは、通信制御部162が、第2通信部14にアクセスポイント3と自動的に接続させる状態をいう。オフモードとは、通信制御部162が、第2通信部14にアクセスポイント3と自動的に接続させない状態をいう。
続いて、通信制御部162は、第2通信部14が、Wi−Fi接続に成功したか否かを判定する(S10)。通信制御部162は、この判定がYESの場合、本フローチャートの処理を終了し、この判定がNOの場合、S11に処理を移す。
続いて、通信制御部162は、第2通信部14に、Wi−Fi機能をオフモードにしてWi−Fi接続の試行を中断させる(S11)。続いて、通信制御部162は、アクセスポイント3の検索回数をカウントする。この処理が終了すると、本フローチャートの処理を終了する。
また、通信制御部162は、S5において判定がNOの場合、すなわち、S2において取得した基地局IDに対応する基地局2のセルが登録セルではなかった場合に、計測部161が計測した在圏時間が第2閾値以上か否かを判定する(S12)。通信制御部162は、この判定がYESの場合、S9に処理を移し、この判定がNOの場合、本フローチャートの処理を終了する。ここで、S12における第2閾値は、S8における第1閾値、第3閾値及び第4閾値に比べて大きい。
すなわち、通信制御部162は、登録セルにおける在圏時間が第1の時間以上である場合に、第2通信部14に、当該第2通信部14をアクセスポイント3と接続させるとともに、登録セル以外のセル(未登録セル)における在圏時間が第1の時間よりも長い第2の時間以上である場合に、第2通信部14に、当該第2通信部14をアクセスポイント3と接続させる。また、通信制御部162は、逼迫セルにおける在圏時間が第2の時間よりも短い第3の時間以上である場合に、第2通信部14に、当該第2通信部14をアクセスポイント3と接続させる。
続いて、記憶制御部163について説明する。
記憶制御部163は、制御テーブル151を管理する。記憶制御部163は、第2通信部14がWi−Fi接続の試行を開始したことに応じて、制御テーブル151に記憶されている情報の更新を行う。また、記憶制御部163は、定期的にサーバ4から、逼迫セルに関する更新情報を取得し、制御テーブル151に記憶されている情報を更新する。以下、記憶制御部163のこれらの処理について、動作フローチャートを用いて説明する。
[Wi−Fi接続時の記憶制御部163の動作フローチャート]
図6は、第1の実施形態に係る記憶制御部163による制御テーブル151の更新時の動作フローチャートを示す図である。
まず、記憶制御部163は、第2通信部14によるWi−Fi接続の試行の結果、Wi−Fi接続に成功したか否かを判定する(S21)。記憶制御部163は、この判定がYESの場合、S22に処理を移し、この判定がNOの場合、S24に処理を移す。
記憶制御部163は、制御テーブル151を参照し、例えば図5のS2において通信制御部162が取得した基地局IDが含まれているか否かを判定することにより、当該基地局IDに対応する基地局2のセルが登録セルであるか否かを判定する(S22)。記憶制御部163は、この判定がYESの場合、本フローチャートの処理を終了し、この判定がNOの場合、S23に処理を移す。
記憶制御部163は、図5のS2において通信制御部162が取得した基地局IDを登録セルの識別情報として制御テーブル151に記憶させる(S23)。すなわち、記憶制御部163は、第2通信部14がアクセスポイント3との通信に成功した際に、携帯端末1が滞在していたセルを登録セルとし、当該登録セルに対応する基地局2の基地局IDを記憶部15に記憶させる。
具体的には、記憶制御部163は、第2通信部14が接続したアクセスポイント3の種類に基づいて、登録セルのセル種を判定する。例えば、記憶制御部163は、第2通信部14が接続したアクセスポイント3が、携帯端末1のユーザが設定したアクセスポイントである場合、セル種を「ホーム」と判定する。また、記憶制御部163は、接続したアクセスポイント3が、公衆無線LAN等のアクセスポイントである場合、セル種を「公衆」と判定する。記憶制御部163は、基地局IDと、セル種と、当該セル種に対して予め規定されているオフロード情報及び閾値情報とを関連付けて制御テーブル151に記憶させる。
なお、記憶制御部163は、S23において、第2通信部14が接続したアクセスポイント3の無線通信回線W2の通信品質にさらに基づいて、携帯端末1が滞在していたセルを登録セルとして登録するか否かを判定してもよい。例えば、記憶制御部163は、第2通信部14が接続したアクセスポイント3に接続して通信した際のスループットが所定値より大きい場合に、登録セルとして登録すると判定する。
記憶制御部163は、記憶部15の制御テーブル151を参照し、図5のS2において通信制御部162が取得した基地局IDが含まれているか否かを判定することにより、当該基地局IDに対応する基地局2のセルが登録セルであるか否かを判定する(S24)。記憶制御部163は、この判定がYESの場合、S25に処理を移し、この判定がNOの場合、本フローチャートの処理を終了する。
記憶制御部163は、制御テーブル151を参照し、図5のS2において通信制御部162が取得した基地局IDに関連付けられているセル種を取得する(S25)。記憶制御部163は、S25において取得したセル種に「逼迫セル」が含まれているか否かを判定する(S26)。記憶制御部163は、この判定がNOの場合、S27に処理を移し、この判定がYESの場合、本フローチャートの処理を終了する。すなわち、記憶制御部163は、所定期間にわたって逼迫セル内でアクセスポイント3との通信が行われていないとしても、当該逼迫セルに対応する基地局IDを記憶部15の制御テーブル151から削除しない。
記憶制御部163は、S26において逼迫セルが含まれていないと判定した場合に、制御テーブル151から、図5のS2において通信制御部162が取得した基地局IDと、この基地局IDに関連付けられている情報とを削除する(S27)。ここで、記憶制御部163は、制御テーブル151に、最後に接続に成功した時間を関連付けて記憶させておき、所定期間にわたってセル内でアクセスポイント3との通信が行われていない基地局2の基地局IDについても、制御テーブル151から削除してもよい。
なお、S24においてNOと判定される回数が所定の回数を超えたり、NOと判定される期間が所定の期間を超えたりした場合に、記憶制御部163は、図5のS2において通信制御部162が取得した基地局IDに対応する基地局2におけるWi−Fiへの接続を所定の期間にわたって禁止してもよい。例えば、記憶制御部163は、S24においてNOと判定された場合に、図5のS2において通信制御部162が取得した基地局IDと、当該基地局IDの基地局2においてS24のNOの判定が連続した回数とを失敗情報として記憶部15に記憶させる。そして、記憶制御部163は、当該失敗情報を参照し、未登録セルにおけるアクセスポイント3へのWi−Fi接続が所定の回数よりより多く連続して失敗した場合に、当該未登録セルを、当該未登録セルにおける在圏時間が、未登録セルにおけるWi−Fi接続の試行が許可される時間を超えていても第2通信部14に所定の期間にわたってWi−Fi接続の試行を行わせない接続禁止セルとして、当該未登録セルの基地局IDを記憶部15に記憶させる。このようにすることで、例えば、接続可能なアクセスポイント3がないセルに毎日行くような場合に、無駄なWi−Fi接続を試行することによる電池の消耗を防ぐことができる。
また、記憶制御部163は、未登録セルを接続禁止セルとして記憶部15に記憶させて登録してから所定の期間が経過した後に、当該未登録セルの接続禁止セルとしての登録を解除してもよい。例えば、記憶制御部163は、未登録セルでアクセスポイント3へのWi−Fi接続が失敗する事象が1週間連続した場合に、当該未登録セルを接続禁止セルとして登録し、その後2週間は、通信制御部162は、携帯端末1が当該接続禁止セルに長時間留まっても、アクセスポイント3への接続を試行する動作(Wi−Fi機能のオン動作)を行わせない。記憶制御部163は、上記の2週間が経過すると、当該未登録セルを接続禁止セルから解除し、通信制御部162は、携帯端末1が当該未登録セルに所定時間より長く留まった場合にアクセスポイント3への接続を試行する動作を行わせる。なお、記憶制御部163は、携帯端末1のユーザが手動操作により当該未登録セル内でアクセスポイント3に接続した場合にも、当該未登録セルの接続禁止セルとしての登録を解除する。
[逼迫セルに関する情報の更新の動作フローチャート]
図7は、第1の実施形態に係る記憶制御部163による逼迫セルに関する情報の更新の動作フローチャートを示す図である。
記憶制御部163は、逼迫セルに関する情報の更新期間が経過したか否かを定期的に判定する(S31)。例えば、記憶制御部163は、記憶部15に逼迫セルに関する情報の最終更新日時を記憶させ、最終更新日時から更新期間(例えば1か月)が経過したか否かを1日おきに判定する。記憶制御部163は、この判定がYESの場合、S32に処理を移し、この判定がNOの場合、本フローチャートの処理を終了する。
記憶制御部163は、第1通信部13による基地局2との通信又は第2通信部14によるアクセスポイント3との通信が可能か否かを判定する(S32)。記憶制御部163は、この判定がYESの場合、ステップS33に処理を移し、取得部164に、更新情報を取得させる。記憶制御部163は、この判定がNOの場合、本フローチャートの処理を終了する。なお、記憶制御部163は、この判定がNOの場合、一定時間待機した後、S32の再判定を行ってもよい。
取得部164は、サーバ4に接続して(S33)、サーバ4に逼迫セルに関する情報の問い合わせを行い、逼迫セルに関する情報の更新があるか否かを判定する(S34)。取得部164は、この判定がYESの場合、S35に処理を移し、この判定がNOの場合、本フローチャートの処理を終了する。
取得部164は、逼迫セルに関する情報の更新情報をサーバから取得する(S35)。この更新情報は、逼迫セル削除情報と、逼迫セル追加情報との少なくともいずれかを含む。逼迫セル削除情報は、基地局2の基地局IDと、当該基地局IDを制御テーブル151から削除する旨を示す削除指示情報とを関連付けた情報である。逼迫セル追加情報は、基地局2の基地局IDと、当該基地局IDを制御テーブル151に追加する旨を示す追加指示情報とを関連付けた情報である。
記憶制御部163は、取得部164が取得した更新情報に基づいて制御テーブル151を更新する(S36)。具体的には、記憶制御部163は、更新情報に逼迫セル削除情報が含まれている場合、当該逼迫セル削除情報に含まれている基地局IDと、当該基地局IDに関連付けられている情報とを制御テーブル151から削除する。また、記憶制御部163は、更新情報に逼迫セル追加情報が含まれている場合、セル種を「逼迫セル」として、予め記憶部15に記憶された、「逼迫セル」に対応する閾値情報とオフロード情報とを取得する。続いて、記憶制御部163は、逼迫セル追加情報に含まれている基地局IDと、セル種と、オフロード情報と、閾値情報とを関連付けて制御テーブル151に記憶させる。
[第1の実施形態における効果]
以上のとおり、第1の実施形態に係る携帯端末1は、通信制御部162により、複数の基地局2のうち、同一の基地局2のセルにおいて、第1通信部13が、基地局2と通信可能な状態で連続して滞在している時間を示す在圏時間に基づいて、連続して滞在しているセル内で第2通信部14にアクセスポイント3と接続させる。このようにすることで、携帯端末1は、短時間しか滞在しないアクセスポイント3と接続することがないので、通信を開始する時点でアクセスポイント3と接続する場合と比べて、通信の安定性を確保し、かつ、電池の消耗を抑制しつつ、データのオフロードを実現することができる。また、携帯端末1は、例えば、在圏時間が所定時間経過した場合に、第2通信部14にアクセスポイント3と接続させることによって、携帯電話網のトラヒック量を低減することができる。
また、第1の実施形態に係る携帯端末1は、通信制御部162により、登録セルにおける在圏時間が第1の時間以上である場合に、第2通信部14にアクセスポイント3と接続させるとともに、登録セル以外の未登録セルにおける在圏時間が第1の時間よりも長い第2の時間以上である場合に、第2通信部14にアクセスポイント3と接続させる。このようにすることで、携帯端末1は、アクセスポイント3との接続頻度が高い登録セルにおいて、アクセスポイント3に接続するまでの在圏時間を短縮して、携帯端末1のユーザの利便性を向上することができる。
また、第1の実施形態に係る携帯端末1は、記憶制御部163により、登録セルのうち、所定期間にわたってセル内でアクセスポイント3との通信が行われていない登録セルの識別情報である基地局IDを、記憶部15から消去する。第2通信部14がアクセスポイント3との接続を試行するまでにかかる時間は、登録セルに比べて未登録セルのほうが長い。よって、携帯端末1は、通信する可能性が低い基地局2のセルを未登録セルにすることによって、当該基地局2との接続を試行することを抑制できる。
また、第1の実施形態に係る携帯端末1は、記憶制御部163により、未登録セルにおけるアクセスポイント3へのWi−Fi接続の失敗が所定の回数より多く続いた場合に、当該未登録セルを、当該未登録セルにおける在圏時間が、未登録セルにおけるWi−Fi接続の試行が許可される時間を超えていても、所定の期間にわたって第2通信部14にWi−Fi接続の試行を行わせない接続禁止セルとして、当該未登録セルの基地局IDを記憶部15に記憶させる。このようにすることで、例えば、接続可能なアクセスポイント3がないセルに毎日行くような場合に、無駄なWi−Fi接続を試行することによる電池の消耗を防ぐことができる。
また、第1の実施形態に係る携帯端末1は、取得部164により、逼迫セルの識別情報である基地局IDをサーバから取得し、通信制御部162により、取得した基地局IDが示す逼迫セルにおける在圏時間が第2の時間よりも短い第3の時間以上である場合に、第2通信部14にアクセスポイント3と接続させる。このようにすることで、携帯端末1は、滞在したセルが初めて滞在する逼迫セルであった場合に、他の未登録のセルに比べて短い時間でアクセスポイント3との接続を開始するので、逼迫セルにおける携帯電話回線のトラヒック量を軽減することができる。
また、第1の実施形態に係る携帯端末1は、記憶制御部163により、所定期間にわたって逼迫セル内でアクセスポイント3との通信が行われていないとしても、逼迫セルに対応する基地局IDを記憶部15から削除しない。よって、携帯端末1は、逼迫セルにおいてWi−Fiにオフロードさせて、逼迫セルにおける携帯電話回線のトラヒック量を軽減しやすくすることができる。
<第2の実施形態>
[スループットに応じてWi−Fiに切り替えるか否かを判定する]
続いて、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、通信制御部162が、携帯電話回線W1のスループットと、無線通信回線W2のスループットとにさらに基づいて、第2通信部14にアクセスポイント3と接続させる点で第1の実施形態と異なり、その他の点では同じである。
すなわち、通信制御部162は、計測部161が計測している在圏時間が、制御テーブル151から抽出した閾値情報が示す閾値以上か否かを判定する。通信制御部162は、この判定がYESの場合、第1通信部13及び基地局2を介して、携帯電話回線W1のスループットと無線通信回線W2のスループットとのどちらが高いかについて示す情報をサーバ4に要求する。通信制御部162は、サーバ4から取得した当該情報に基づいて、無線通信回線W2のスループットが携帯電話回線W1のスループットに比べて高い場合に、第2通信部14にアクセスポイント3と接続させる。
なお、通信制御部162は、無線通信回線W2のスループットが所定値以上である場合に、第2通信部14にアクセスポイント3と接続させてもよい。また、通信制御部162は、携帯電話回線W1のスループットを実測するとともに、第2通信部14にアクセスポイント3に接続させて無線通信回線W2のスループットを実測してもよい。通信制御部162は、この実測結果に基づいて、アクセスポイント3との接続を解除するか否かを判定してもよい。
また、通信制御部162は、無線通信回線W2のスループットを、第2通信部14のRSSI、又はアクセスポイント3に対するPINGの応答時間に基づいて予測してもよい。また、アクセスポイント3は、アクセスポイント3におけるTCPの通信パケット数、又はアクセスポイント3における端末の接続数に基づいて無線通信回線W2のスループットを算出し、携帯端末1に、算出結果を送信してもよい。
また、通信制御部162は、携帯端末1で使用するアプリケーションの種類にさらに基づいて、携帯電話回線W1と無線通信回線W2とのうちのどちらを使用するかを判定してもよい。通信制御部162は、例えば、アプリケーションのデータ送受信に必要な伝送速度が所定値より大きい場合に、携帯電話回線W1と無線通信回線W2とのうち、スループットが比較的大きい通信回線を使用すると判定する。
[第2の実施形態における効果]
以上のとおり、第2の実施形態に係る携帯端末1では、通信制御部162は、携帯電話回線W1のスループットと無線通信回線W2のスループットとにさらに基づいて、第2通信部14にアクセスポイント3と接続させるので、スループットが低い無線通信回線に接続することを抑制し、より安定した通信を実現することができる。
<第3の実施形態>
[基地局2が在圏時間を管理する]
続いて、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、基地局2が携帯端末1の在圏時間を管理する点で第1の実施形態と異なり、その他の点では同じである。
基地局2は、携帯端末1から、当該携帯端末1が待ち受け時に発信する信号を受信し、当該携帯端末1の在圏時間を定期的に計測する。
携帯端末1の通信制御部162は、表示部11がONになった場合又は充電が開始された場合に、基地局2に対して自身の在圏時間の取得を要求し、基地局2から在圏時間を取得する。続いて、通信制御部162は、取得した在圏時間に基づいて、当該セル内でアクセスポイント3と接続するか否かを判定する。
[第3の実施形態における効果]
以上のとおり、第3の実施形態に係る通信システムSは、基地局2により在圏時間を管理するので、携帯端末1における処理を抑制することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。
1・・・携帯端末、2・・・基地局、3・・・アクセスポイント、11・・・表示部、12・・・入力部、13・・・第1通信部、14・・・第2通信部、15・・・記憶部、16・・・制御部、161・・・計測部、162・・・通信制御部、163・・・記憶制御部、164・・・取得部、S・・・通信システム

Claims (9)

  1. 携帯電話網の複数の基地局と通信する第1通信部と、
    前記携帯電話網の携帯電話回線とは異なる無線通信回線によりアクセスポイントと通信する第2通信部と、
    前記複数の基地局のうち、同一の基地局のセルにおいて、前記第1通信部が、前記基地局と通信可能な状態で連続して滞在している時間を示す在圏時間に基づいて、前記連続して滞在しているセル内で前記第2通信部に前記アクセスポイントと接続させる通信制御部と、
    を備える携帯端末。
  2. 前記第2通信部が前記アクセスポイントとの通信に成功した際に、前記携帯端末が滞在していたセルを登録セルとし、当該登録セルの識別情報を記憶部に記憶させる記憶制御部をさらに備え、
    前記通信制御部は、前記登録セルにおける前記在圏時間が第1の時間以上である場合に、前記第2通信部に前記アクセスポイントと接続させるとともに、前記登録セル以外の未登録セルにおける前記在圏時間が前記第1の時間よりも長い第2の時間以上である場合に、前記第2通信部に前記アクセスポイントと接続させる、
    請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記記憶制御部は、所定期間にわたってセル内で前記アクセスポイントとの通信が行われていない登録セルの識別情報を、前記記憶部から削除する、
    請求項2に記載の携帯端末。
  4. 前記記憶制御部は、前記未登録セルにおける前記アクセスポイントへの接続が所定の回数より多く又は所定の期間より長く連続して失敗した場合に、当該未登録セルを、当該未登録セルにおける在圏時間が前記第2の時間以上であっても前記第2通信部に前記アクセスポイントへの接続の試行を行わせない接続禁止セルとし、当該未登録セルの識別情報を前記記憶部に記憶させる、
    請求項2又は3に記載の携帯端末。
  5. 前記複数のセルのうち、セル内における前記携帯電話回線の逼迫度が所定値よりも大きいセルである逼迫セルの識別情報をサーバから取得する取得部をさらに備え、
    前記通信制御部は、取得した前記識別情報が示す前記逼迫セルにおける前記在圏時間が前記第2の時間よりも短い第3の時間以上である場合に、前記第2通信部に前記アクセスポイントと接続させる、
    請求項2から4のいずれか一項に記載の携帯端末。
  6. 前記記憶制御部は、前記逼迫セルの識別情報を前記記憶部に記憶させ、所定期間にわたって前記逼迫セル内で前記アクセスポイントとの通信が行われていないとしても、当該識別情報を前記記憶部から削除しない、
    請求項5に記載の携帯端末。
  7. 前記通信制御部は、前記携帯電話回線のスループットと前記無線通信回線のスループットとにさらに基づいて、前記第2通信部に前記アクセスポイントと接続させる、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の携帯端末。
  8. コンピュータを、
    携帯電話網の複数の基地局と通信する第1通信部、
    前記携帯電話網の携帯電話回線とは異なる無線通信回線によりアクセスポイントと通信する第2通信部、
    前記複数の基地局のうち、同一の基地局のセルにおいて、前記第1通信部が、前記基地局と通信可能な状態で連続して滞在している時間を示す在圏時間を計測する計測部、及び
    前記在圏時間に基づいて、前記連続して滞在しているセル内で前記第2通信部に前記アクセスポイントと接続させる通信制御部、
    として機能させるための通信プログラム。
  9. 携帯電話網の複数の基地局と、前記基地局と携帯電話回線により通信する携帯端末とを備える通信システムであって、
    前記携帯端末は、
    前記複数の基地局と通信する第1通信部と、
    前記携帯電話回線とは異なる無線通信回線によりアクセスポイントと通信する第2通信部と、
    を有し、
    前記複数の基地局及び前記携帯端末の少なくとも1つは、
    前記複数の基地局の複数のセルのうち、前記携帯端末が前記基地局と通信可能な同一のセルに連続して滞在している時間を示す在圏時間を計測する計測部を有し、
    前記携帯端末は、
    前記在圏時間に基づいて、前記連続して滞在しているセル内で前記第2通信部に前記アクセスポイントと接続させる通信制御部をさらに有する、
    通信システム。
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