JP2014127512A - 配線基板、電子装置及び電子装置の製造方法 - Google Patents

配線基板、電子装置及び電子装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電子装置の大型化を抑えることのできる、インダクタを備えた配線基板を提供する。
【解決手段】配線基板10は、ワイヤインダクタ20を備える。ワイヤインダクタ20は、基板11の表面11a上に設けられた磁性体12と、表面11a上に磁性体12を挟んで設けられた電極13及び電極14とを含む。電極13(例えば電極13b)は、表面11aよりも下層で磁性体12に交差して設けられた配線15(例えば配線15b)に電気的に接続され、電極14(例えば電極14a)は、表面11aよりも下層で磁性体12に交差して設けられた別の配線15(例えば配線15a)に電気的に接続される。これらの電極13と電極14の間が、磁性体12を跨ぐワイヤ19(例えばワイヤ19a)で結線される。
【選択図】図1

Description

本発明は、配線基板、電子装置及び電子装置の製造方法に関する。
半導体チップ等の能動部品とインダクタ部品等の受動部品を配線基板に実装した電子装置が知られている。
インダクタ部品として、例えば、磁性体層とコイルパターンを積層して磁性材料で覆われた螺旋状のコイルを形成し、そのコイルの始端及び終端にそれぞれ外部電極を接続した、積層インダクタが知られている。
また、インダクタを備える電子装置として、圧電基板上に複数の導体パターンを設け、複数の導体パターン上に磁性体部材をダイボンディングにより設け、磁性体部材を跨いで隣接導体パターンの端部間をワイヤで結線したコイル構造を有するものが知られている。このほか、絶縁基板上に複数の配線パターンを設け、複数の配線パターン上に絶縁シートを介してコアを設け、コアを跨いで複数の配線パターンの端子間をワイヤで結線したコイル構造を有するものが知られている。
特開2006−165830号公報 特開2011−91269号公報 実開平7−14720号公報 特開2001−167941号公報
ところで、例えば半導体チップとインダクタ部品をパッケージ基板に実装する電子装置(半導体パッケージ)では、インダクタ部品のサイズ(高さ)、半導体チップとの間に確保する距離のために、半導体パッケージが大型化する場合がある。半導体パッケージをマザー基板に実装する電子装置(半導体モジュール)において、インダクタ部品をそのマザー基板に実装すると、同様にインダクタ部品のサイズ等のために、半導体モジュールの大型化を招く恐れがある。このような大型化を抑えるため、より小型のインダクタ部品を用いた時には、目的のインダクタンス値が得られないことが起こり得る。
また、上記のようなワイヤを用いたコイル構造では、磁性体部分の厚みに応じてワイヤの高さが高くなるため、コイル構造、及びそのコイル構造を採用した電子装置を小型化(薄型化)できない場合がある。
本発明の一観点によれば、基板と、前記基板の第1面上に設けられた磁性体と、前記第1面上に前記磁性体を挟んで設けられた第1電極及び第2電極と、前記基板の前記第1面よりも下層に、前記磁性体に交差して設けられ、前記第1電極に電気的に接続された第1配線と、前記基板の前記第1面よりも下層に、前記磁性体に交差して設けられ、前記第2電極に電気的に接続された第2配線と、前記磁性体を跨いで前記第1電極と前記第2電極とを結線するワイヤとを含む配線基板が提供される。
この配線基板では、磁性体とそれを挟む第1電極及び第2電極が、基板の第1面上に設けられ、第1電極及び第2電極が、第1面よりも下層で磁性体に交差するように設けられた第1配線及び第2配線に電気的に接続され、磁性体を跨ぐワイヤで結線される。磁性体の周りにコイルが形成され、配線基板にインダクタが設けられる。
また、本発明の一観点によれば、上記のような配線基板を含む電子装置、及び電子装置の製造方法が提供される。
開示の技術によれば、インダクタを備える配線基板を実現することが可能になる。このような配線基板を用いることで、別途インダクタ部品を実装する場合に比べて大型化が抑えられた電子装置を実現することが可能になる。
配線基板の一例を示す図(その1)である。 配線基板の一例を示す図(その2)である。 配線基板の第1変形例を示す図である。 配線基板の第2変形例を示す図である。 配線基板の第3変形例を示す図である。 配線基板の第4変形例を示す図である。 積層インダクタの一例を示す図である。 半導体パッケージの一例を示す図である。 半導体モジュールの一例を示す図である。 半導体パッケージの回路の一例を示す図である。 半導体パッケージの別例を示す図である。 半導体モジュールの別例を示す図である。 半導体パッケージの説明図(その1)である。 半導体パッケージの説明図(その2)である。 配線基板の形成方法の一例を示す図である。 配線基板の別例を示す図である。 半導体パッケージの形成方法の一例を示す図である。 別形態の半導体パッケージの一例を示す図である。 ワイヤインダクタの説明図である。
図1及び図2は配線基板の一例を示す図である。尚、図1は配線基板の一例の斜視模式図である。図2は図1のL1−L1線に沿った断面模式図である。尚、図2には、便宜上、ワイヤの全体を図示している。
図1及び図2に示す配線基板10は、基板11と、基板11の表面11aに延在する磁性体12、ここでは一例として方向Sに延在する磁性体12を有している。
基板11の表面11aには、磁性体12を挟んで一方の側に複数の電極13が設けられ、他方の側に複数の電極14が設けられている。ここでは一例として、磁性体12の一方の側に4つの電極13a,13b,13c,13dが設けられ、他方の側に4つの電極14a,14b,14c,14dが設けられている場合を例示している。
基板11には、例えば、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂等の樹脂、或いはそのような樹脂をガラス繊維や炭素繊維に含浸させたプリプレグ等を用いて形成される多層プリント基板を用いることができる。尚、基板11には、セラミック基板のようなコア材が含まれていてもよい。
基板11の表面11aに設けられる磁性体12には、磁性を示す材料、例えば金属材料やフェライト材料を用いることができる。電極13a,13b,13c,13d及び電極14a,14b,14c,14dには、導電性を示す材料、例えば金属材料を用いることができる。
磁性体12、電極13a,13b,13c,13d及び電極14a,14b,14c,14dには、同じ材料を用いることができる。この場合、磁性体12、電極13a,13b,13c,13d及び電極14a,14b,14c,14dには、例えば、銅(Cu)又はCuを主体とする材料を用いることができる。磁性体12、電極13a,13b,13c,13d及び電極14a,14b,14c,14dには、異なる材料を用いることもできる。
基板11には、その表面11aよりも下層、例えばその内層に、表面11aの磁性体12と交差するように延在する複数本の配線15が設けられている。各配線15には、表面11aに通じるビア16及びビア17が設けられている。配線15、ビア16及びビア17には、導電性を示す材料、例えば金属材料を用いることができる。配線15には、例えば、Cu又はCuを主体とする材料を用いることができる。ビア16及びビア17にも同様に、例えば、Cu又はCuを主体とする材料を用いることができる。
ここでは一例として、4本の配線15a,15b,15c,15dが設けられている場合を例示している。配線15aは、磁性体12を挟んで一方の側に設けられたビア16aを介して表面11aの電極13aに電気的に接続され、他方の側に設けられたビア17aを介して表面11aの電極14aに電気的に接続されている。同様に、配線15bは、ビア16bを介して電極13bに電気的に接続され、ビア17bを介して電極14bに電気的に接続されている。配線15cは、ビア16cを介して電極13cに電気的に接続され、ビア17cを介して電極14cに電気的に接続されている。配線15dは、ビア16dを介して電極13dに電気的に接続され、ビア17dを介して電極14dに電気的に接続されている。
基板11の表面11aには、絶縁膜18が設けられている。絶縁膜18は、基板11の表面11aを保護する保護膜としての機能を有する。絶縁膜18には、例えば、ソルダレジスト等のレジスト材料を用いることができる。電極13a,13b,13c,13d及び電極14a,14b,14c,14dはそれぞれ、少なくとも一部が絶縁膜18から露出するように設けられている。
絶縁膜18は、例えば図1及び図2に示すように、磁性体12を被覆するように設けられる。この場合、絶縁膜18は、基板11の表面11aを保護する保護膜としての機能のほか、表面11aに設けられた磁性体12を保護する保護膜としての機能を有する。
絶縁膜18から露出する所定の電極13と電極14の間は、ワイヤ19で結線されている。例えば、電極14aと電極13bがワイヤ19aで結線される。尚、図2において、電極14aに接続されたワイヤ19aは、磁性体12を跨ぎ、図2に示す電極13aの紙面奥行方向に存在する電極13b(図2には図示されていない)に結線されている。電気的に接続された電極13a、ビア16a、配線15a、ビア17a、電極14a、ワイヤ19a、電極13bは、磁性体12を取り囲む構造、即ちコイルの1巻き分となる。
同様に、電極14bと電極13cがワイヤ19bで結線され、電極14cと電極13dがワイヤ19cで結線される。電気的に接続された電極13b、ビア16b、配線15b、ビア17b、電極14b、ワイヤ19b、電極13cは、磁性体12を取り囲むコイルの1巻き分となる。電気的に接続された電極13c、ビア16c、配線15c、ビア17c、電極14c、ワイヤ19c、電極13dは、磁性体12を取り囲むコイルの1巻き分となる。
ワイヤ19a,19b,19cは、例えば、半導体チップと配線基板をワイヤボンディングする際に用いられるボンディングツールを用いて、所定の電極13と電極14の間を、磁性体12を跨いで結線することで、設けることができる。ワイヤ19a,19b,19cには、例えば、金属線を用いることができる。金属線としては、アルミニウム(Al)、金(Au)、Cu等の金属線を用いることができる。
このようにワイヤ19a,19b,19cと、基板11の表面11a及び内層の導電部(電極13及び電極14、ビア16及びビア17、並びに配線15)によって、磁性体12を螺旋状に取り囲むコイル20aが形成されている。配線基板10は、このような磁性体12及びコイル20aを含むインダクタ(ワイヤインダクタ)20を備えている。
尚、電極13aは、ワイヤインダクタ20(コイル20a)の端子、例えば入力端子として用いることができる。電極13dにビア16d、配線15d、ビア17dを通じて電気的に接続された電極14dは、ワイヤインダクタ20(コイル20a)の端子、例えば出力端子として用いることができる。
以上述べたようなワイヤインダクタ20を含む配線基板10において、ワイヤインダクタ20のコイル20aに電流を流すと、磁界が発生する。コイル20aのように、電流の流れる導電部を螺旋状にすることで、磁束が同じ方向に向き、磁界が強められ、インダクタンスが大きくなる。
図1及び図2には、基板11の内層に設けた配線15a,15b,15c,15dを用いてワイヤインダクタ20を形成した配線基板10を例示したが、配線基板10には、次の図3に示すような配線を用いてワイヤインダクタ20を形成することもできる。
図3は配線基板の第1変形例を示す図である。尚、図3(A)は配線基板の第1変形例の斜視模式図、図3(B)は図3(A)のL2−L2線に沿った断面模式図である。尚、図3(B)には、便宜上、ワイヤ全体を図示している。
例えば、図3に示すように、配線15a,15b,15c,15dを、いずれも基板11の裏面11bに設ける。尚、裏面11bには、表面11aと同様に絶縁膜(保護膜)が設けられてもよい。
これらの配線15a,15b,15c,15dを、ビア16a,16b,16c,16dを用いて電極13a,13b,13c,13dに電気的に接続し、ビア17a,17b,17c,17dを用いて電極14a,14b,14c,14dに電気的に接続する。そして、電極14aと電極13bをワイヤ19aで結線し、電極14bと電極13cをワイヤ19bで結線し、電極14cと電極13dをワイヤ19cで結線する。このようにして磁性体12を取り囲むコイル20aを形成し、ワイヤインダクタ20を形成する。
以上の説明では、配線15a,15b,15c,15dを、何れも基板11の同じ層内(内層又は裏面11b)に設ける場合を例示したが、配線15a,15b,15c,15dは、必ずしも同じ層内に設けられていることを要しない。
図4は配線基板の第2変形例を示す図である。尚、図4は配線基板の第2変形例の斜視模式図である。
例えば、図4に示すように、配線15a,15b,15c,15dのうち、配線15a,15c,15dを基板11の内層に設け、配線15bを基板11の裏面11bに設けることもできる。これらの配線15a,15b,15c,15dを、ビア16a,16b,16c,16dを用いて電極13a,13b,13c,13dに電気的に接続し、ビア17a,17b,17c,17dを用いて電極14a,14b,14c,14dに電気的に接続する。そして、電極14aと電極13bをワイヤ19aで結線し、電極14bと電極13cをワイヤ19bで結線し、電極14cと電極13dをワイヤ19cで結線する。このようにして磁性体12を取り囲むコイル20aを形成し、ワイヤインダクタ20を形成してもよい。
尚、上記の図3及び図4には、基板の裏面11b又は内層の配線15a,15b,15c,15dと表面11aの電極13a,13b,13c,13dの間を、それぞれ単一のビア16a,16b,16c,16dを用いて電気的に接続する場合を例示している。このほか、配線15a,15b,15c,15dと電極13a,13b,13c,13dの間は、それぞれ複数のビアとビア間に設けられた島状の配線とを含む導電部を用いて、電気的に接続することもできる。同様に図3及び図4には、裏面11b又は内層の配線15a,15b,15c,15dと表面11aの電極14a,14b,14c,14dの間を、それぞれ単一のビア17a,17b,17c,17dを用いて電気的に接続する場合を例示している。このほか、配線15a,15b,15c,15dと電極14a,14b,14c,14dの間は、それぞれ複数のビアとビア間に設けられた島状の配線とを含む導電部を用いて、電気的に接続することもできる。
また、磁性体12は、次の図5及び図6に示すような平面形状とすることができる。
図5は配線基板の第3変形例を示す図である。尚、図5は配線基板の第3変形例の平面模式図である。
磁性体12には、例えば、図5に示すような平面形状が線状(帯状)のものを用いることができる。このような線状の磁性体12の、一方の側に電極13a,13b,13c,13dが設けられ、他方の側に電極14a,14b,14c,14dが設けられる。上記のように、電極13a,13b,13c,13dはビア16a,16b,16c,16dを用いて、また、電極14a,14b,14c,14dはビア17a,17b,17c,17dを用いて、配線15a,15b,15c,15dに電気的に接続される。そして、電極14aと電極13b、電極14bと電極13c、電極14cと電極13dが、それぞれワイヤ19a,19b,19cで結線される。
この図5のような線状の磁性体12を用い、それを取り囲むコイル20aを設けて、ワイヤインダクタ20を形成してもよい。このようなワイヤインダクタ20では、配線基板10の、比較的小さい領域に、インダクタを配置することができる。
図6は配線基板の第4変形例を示す図である。尚、図6は配線基板の第4変形例の平面模式図である。
磁性体12には、例えば、図6に示すような平面形状が環状のものを用いることもできる。ここでは一例として、矩形パターンの中央部に矩形の開口部を設けた環状の磁性体12を図示している。このほか、円形パターンの中央部に円形の開口部を設けた環状の磁性体12や、楕円形パターンの中央部に楕円形の開口部を設けた環状の磁性体12等も用いることもできる。
図6に示した環状の磁性体12を用いたものを例にすると、環状の磁性体12の一辺12aについて、その内側に電極14a,14b,14c,14dが設けられ、外側に電極13a,13b,13c,13dが設けられる。環状の磁性体12の辺12aに対向する辺12bについては、外側に電極14a,14b,14cが設けられ、内側に電極13a,13b,13cが設けられる。電極13a,13b,13c,13dはビア16a,16b,16c,16dを用いて、また、電極14a,14b,14c,14dはビア17a,17b,17c,17dを用いて、配線15a,15b,15c,15dに電気的に接続される。
そして、磁性体12の辺12a側では、電極14aと電極13b、電極14bと電極13c、電極14cと電極13dが、それぞれワイヤ19a,19b,19cで結線される。磁性体12の辺12b側では、電極14aと電極13b、電極14bと電極13cが、それぞれワイヤ19a,19bで結線され、電極14cは、辺12aと交差する配線15dに電気的に接続された電極14dと、ワイヤ19cで結線される。
このような環状の磁性体12を用い、それを取り囲むコイル20aを設けて、ワイヤインダクタ20を形成してもよい。この図6に示すワイヤインダクタ20では、例えば、磁性体12の辺12aと交差する電極15aと電気的に接続された電極13aを入力端子、磁性体12の辺12bと交差する電極15aと電気的に接続された電極13aを出力端子とすることができる。このようなワイヤインダクタ20では、漏れ磁束を比較的小さく抑えることができる。
以上述べたようなワイヤインダクタ20は、1枚の配線基板10に1つ又は2つ以上設けることが可能である。
続いて、上記のような配線基板10のワイヤインダクタ20との比較のため、インダクタ部品の1つである積層インダクタについて説明する。
図7は積層インダクタの一例を示す図である。尚、図7(A)は積層インダクタの一例の外観模式図、図7(B)は積層インダクタの一例の斜視模式図である。
図7に示す積層インダクタ100は、積層セラミック部110、及びその両端に設けられた一対の外部電極120を有している。積層セラミック部110は、その内部に螺旋状のコイル111(図7(B))を含み、このコイル111が、フェライト等の磁性材料112で覆われた構造を有している。積層セラミック部110は、例えば、磁性材料112の層と、コイル111の一部に相当するコイルパターン(積層した時に螺旋状のコイル111となるコイルパターン)の層とを積層し、焼結することで、形成することができる。積層セラミック部110の内部に設けられたコイル111の始端及び終端にそれぞれ電気的に接続されるように、一対の外部電極120が設けられる。
積層インダクタ100は、上記のようにコイル20aの内側に磁性体12を設けたワイヤインダクタ20と同様に、螺旋状のコイル111の内側に磁性材料112を設けた構造になっている。
積層インダクタ100の場合、磁性材料112とコイルパターンの層を積層して焼結する工程を経ることで、磁性材料112の磁性の低下を招き、コイル111の内側に比較的弱い磁性の磁性材料112が設けられることが起こり得る。
これに対し、上記のようなワイヤインダクタ20では、コイル20aの内側に設ける磁性体12に、焼結を行わずに比較的強い磁性を持った材料を用いることが可能であり、積層インダクタ100に比べて、大きなインダクタンスを得ることも可能になる。
また、ワイヤインダクタ20は、積層インダクタ100に比べて、サイズを小型化することができる。例えば、積層インダクタ100として、平面サイズが2.5mm×2.0mm(所謂2520サイズ)の積層インダクタや、平面サイズが2.0mm×1.2mm(所謂2012サイズ)の積層インダクタが知られている。2520サイズの積層インダクタ、2012サイズの積層インダクタの高さは1.0mm程度である。2520サイズの積層インダクタのインダクタンスは1.0μH〜4.7μH程度であり、2012サイズの積層インダクタのインダクタンスは0.56μH〜2.2μH程度である。
これに対し、ワイヤインダクタ20は、ワイヤ19a,19b,19cの直径や結線時の高さを調整することで、サイズを調整することができる。例えば、直径25μmのワイヤ19a,19b,19cを用いた場合、インダクタンスが1μHで、最小0.025mmの高さまで小型化することができる。ワイヤインダクタ20によれば、高さ1.0mm程度の2520サイズや2012サイズの積層インダクタに比べて、格段に小型(薄型)のインダクタを実現することが可能になる。
上記の図6に示したような環状の磁性体12を用いたワイヤインダクタ20(但し、磁性体12の一辺12aにのみコイル20aを形成したもの)について、シミュレーションを行った。このシミュレーションの一例では、直径125μmのAlワイヤを用い、巻き数を3としたものを、環状の磁性体12の一辺12aを取り囲むコイル20aとして設定した。ワイヤインダクタ20に相当する領域の平面サイズは2.0mm×1.5mm、比透磁率は70000、インダクタンスは3498nH、周波数1MHzでの抵抗Rは0.043Ω、Q値は512.1であった。
ワイヤインダクタ20によれば、サイズの大型化を抑えて高特性のインダクタを配線基板10内に組み込むことができる。
ワイヤインダクタ20を組み込んだ配線基板10には、半導体チップのような能動部品を実装することができる。
図8は半導体パッケージの一例を示す図である。尚、図8は、半導体パッケージの一例の断面模式図である。
図8に示す半導体パッケージ30は、配線基板10と、配線基板10に実装された半導体チップ31を有している。
配線基板10には、半導体チップ31を電気的に接続するための電極10aが設けられ、半導体チップ31が実装される領域の外側に、上記図1及び図2等に示したようなワイヤインダクタ20が設けられている。このような配線基板10上に、半導体チップ31がダイボンド材31bを用いて所定領域に搭載され、半導体チップ31に設けられた電極31aと、配線基板10に設けられた電極10aとが、ワイヤ32で結線されている。更に、配線基板10上には、能動部品であるこのような半導体チップ31に加えて、受動部品、例えば図8に示すようなチップコンデンサ等のコンデンサ部品33が、配線基板10に設けられた電極10aに、半田等の接合材33bを用いて実装されている。
このように半導体チップ31及びコンデンサ部品33が実装された配線基板10上には、封止樹脂34が設けられている。配線基板10のワイヤインダクタ20、配線基板10上の半導体チップ31、ワイヤ32及びコンデンサ部品33が、封止樹脂34によって封止されている。
配線基板10の、半導体チップ31等の実装面と反対側には、半導体パッケージ30の外部接続のための電極35が設けられている。この配線基板10の電極35には、例えば図8に示すように、半田ボール36を搭載することができる。
尚、図8には、配線基板10上に1つの半導体チップ31を実装した場合を例示したが、配線基板10上には、複数の半導体チップ31が実装されてもよい。同様に、配線基板10上には、複数のコンデンサ部品33が実装されてもよい。また、配線基板10上には、ここに例示したもの以外の能動部品、受動部品が実装されてもよい。
上記の図8に示したような半導体パッケージ30は、マザー基板等の別の配線基板に実装することができる。
図9は半導体モジュールの一例を示す図である。尚、図9は、半導体モジュールの一例の断面模式図である。
図9に示す半導体モジュール40は、上記の図8に示したような半導体パッケージ30、及びマザー基板41を有している。
半導体パッケージ30には、配線基板10の、半導体チップ31等の実装面と反対側に、半田ボール36が設けられている。マザー基板41には、半導体パッケージ30の半田ボール36に対応する位置に、電極41aが設けられている。半導体パッケージ30は、その半田ボール36がマザー基板41の電極41aに接合されて、マザー基板41と電気的に接続されている。
このように、ワイヤインダクタ20を備える配線基板10を用いた半導体パッケージ30をマザー基板41に実装し、半導体モジュール40を実現することもできる。
上記のようなワイヤインダクタ20を有する配線基板10を用いると、例えば、次の図10に示すような回路を有する半導体パッケージ30を形成することができる。
図10は半導体パッケージの回路の一例を示す図である。
この図10には、スイッチング電源の回路を例示している。スイッチング電源の回路には、制御回路50、pチャネル型MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ(pMOS)51、nチャネル型MOSトランジスタ(nMOS)52、インダクタ53、コンデンサ54が含まれる。
制御回路50は、直列接続されたpMOS51及びnMOS52にそれらのオンオフを制御する制御信号を供給する。pMOS51とnMOS52は、制御回路50から供給される制御信号に基づいて相補的にオンオフされる。pMOS51とnMOS52の間のノードにインダクタ53が接続され、インダクタ53にコンデンサ54が接続される。
pMOS51がオンし、nMOS52がオフすると、入力電圧Vinに応じたコイル電流がインダクタ53に流れる。pMOS51がオフし、nMOS52がオンすると、インダクタ53に誘導電流が流れ、入力電圧Vinよりも降圧された出力電圧Voutが負荷55に供給される。コンデンサ54は、出力電圧Voutを平滑化する。
この図10のようなスイッチング電源の回路を、上記のようなワイヤインダクタ20を備える配線基板10を用いた半導体パッケージ30により実現することが可能である。
ところで、インダクタを含む回路を半導体パッケージにより実現する方法としては、半導体パッケージの配線基板(パッケージ基板)に、積層インダクタのようなインダクタ部品を実装する方法がある。
図11は半導体パッケージの別例を示す図である。尚、図11は、半導体パッケージの一例の断面模式図である。
図11に示す半導体パッケージ200は、配線基板210と、配線基板210に実装された半導体チップ31、チップコンデンサのようなコンデンサ部品33、及び積層インダクタのようなインダクタ部品220を有している。半導体チップ31は、ダイボンド材31bを用いて配線基板210上に搭載され、その電極31aが配線基板210の電極210aにワイヤ32で電気的に接続されている。コンデンサ部品33及びインダクタ部品220は、それぞれ半田等の接合材33b及び接合材220bを用いて配線基板210の電極210aに電気的に接続されている。このように配線基板210上に実装された半導体チップ31、ワイヤ32、コンデンサ部品33及びインダクタ部品220が、封止樹脂34で封止されている。配線基板210の、半導体チップ31等の実装面と反対側には、半田ボール36が搭載されている。
このように半導体パッケージ200内にインダクタ部品220を実装する場合、用いるインダクタ部品220の高さが高くなると、それを半導体チップ31等と共に封止する封止樹脂34の厚みも厚くなり、半導体パッケージ200が大型化してしまう。また、高さのほか、用いるインダクタ部品220の平面サイズによっては、そのインダクタ部品220の実装領域を確保するために、配線基板210の平面サイズが大きくなり、やはり半導体パッケージ200が大型化してしまう。
一方、積層インダクタのようなインダクタ部品220を用いる場合に、そのインダクタ部品220を、半導体パッケージ200内ではなく、半導体パッケージ200を実装するマザー基板に実装する方法もある。
図12は半導体モジュールの別例を示す図である。尚、図12は、半導体モジュールの別例の断面模式図である。
図12に示す半導体モジュール300は、半導体パッケージ200a及びマザー基板310を有している。半導体パッケージ200aは、その配線基板210にインダクタ部品220が実装されない点で、上記図11の半導体パッケージ200と相違する。半導体パッケージ200aは、その半田ボール36がマザー基板310の電極310aに接合されて、マザー基板310と電気的に接続されている。マザー基板310には、インダクタ部品220を実装する領域、及びその領域に配置された電極310bが設けられている。インダクタ部品220は、半田等の接合材220bを用いて電極310bに接合され、マザー基板310に電気的に接続されている。
このようにマザー基板310にインダクタ部品220を実装する場合には、上記の図11に示したように半導体パッケージ200内にインダクタ部品220を実装する場合に比べて、封止樹脂34を薄くして半導体パッケージ200aを小型化することが可能になる。しかし、マザー基板310にインダクタ部品220を実装する場合、インダクタ部品220の実装領域を確保するために、マザー基板310の平面サイズが大きくなり、半導体モジュール300が大型化してしまう。或いは、マザー基板310に搭載できる部品数が減り、部品実装密度が低下してしまう。
これに対し、ワイヤインダクタ20を備えた配線基板10を用いると、半導体パッケージ30の大型化を抑えることができ、更には半導体パッケージ30を含む半導体モジュール40の大型化を抑えることができる。
図13及び図14は半導体パッケージの説明図である。
図13の左図は、インダクタ部品220を用いた半導体パッケージ200(図11)の断面模式図、図13の右図は、ワイヤインダクタ20を用いた半導体パッケージ30(図8)の断面模式図である。
図13の左図に示すように、インダクタ部品220を半導体チップ31等と共に配線基板210上に実装した半導体パッケージ200では、インダクタ部品220及び半導体チップ31等が封止されるように、封止樹脂34が設けられる。インダクタ部品220の高さによっては、封止樹脂34の厚みが厚くなる。
一方、図13の右図に示す半導体パッケージ30では、ワイヤインダクタ20を備える配線基板10が用いられる。配線基板10は、上記図1及び図2等に示したように、基板11の内層(又は裏面11b)の配線15に電気的に接続された表面11aの電極13及び電極14の間が、電極13及び電極14と同じく表面11aに設けられた磁性体12を跨ぐワイヤ19で結線される。これにより、ワイヤ19が高くなるのを抑えて、コイル20aを形成することができる。また、磁性体12の表面をレジスト等の絶縁膜18で被覆することで、ワイヤ19を絶縁膜18に近付けて、或いは接触させて、配置することができる。その結果、積層インダクタのようなインダクタ部品220に比べて高さの低いワイヤインダクタ20を実現することができる。
ワイヤインダクタ20の高さが低いことで、半導体パッケージ30(図13の右図)では、半導体パッケージ200(図13の左図)に比べて、封止樹脂34の厚みを薄くすることができ、薄型の半導体パッケージ30を実現することが可能になる。
また、図14の左図は、インダクタ部品220を用いた半導体パッケージ200(図11)の平面模式図、図14の右図は、ワイヤインダクタ20を用いた半導体パッケージ30(図8)の平面模式図である。但し、図14では、便宜上、封止樹脂34の図示を省略している。
図14の左図に示す半導体パッケージ200では、インダクタ部品220が半田等の接合材220bを用いて配線基板210上に接合される。この接合時に、接合材220bが半導体チップ31と配線基板210との接続部(ワイヤ32と電極210aの接続部)に流出、飛散してショートが発生するのを避けるため、インダクタ部品220は、半導体チップ31から一定距離以上離して配置される。インダクタ部品220と半導体チップ31との距離d1は、例えば0.5mmに設定される。
一方、図14の右図に示す半導体パッケージ30では、ワイヤインダクタ20が配線基板10に組み込まれており、インダクタ部品220のように半田等の接合材220bを用いた接合を行うことを要しない。そのため、半導体パッケージ30では、半導体パッケージ200のインダクタ部品220に比べて、ワイヤインダクタ20を、半導体チップ31と配線基板10との接続部(ワイヤ32と電極10aの接続部)に近付けて配置することができる。ワイヤインダクタ20と半導体チップ31との距離d2は、例えば0.015mmに設定することができる。これにより、配線基板10の平面サイズを小型化することが可能になり、その結果、半導体パッケージ30の平面サイズを小型化することが可能になる。
半導体パッケージ30を小型化することで、半導体パッケージ30を実装するマザー基板41を小型化し、半導体モジュール40の大型化を抑えることも可能になる。或いは、マザー基板41のサイズは変えずに、マザー基板41への部品の実装密度を向上させることが可能になる。
また、ワイヤインダクタ20は、後述のように、配線基板10に設けられる他の導電部(配線、ビア、電極)の形成工程、及び配線基板10への半導体チップ31のワイヤボンディング工程で形成することができる。ワイヤインダクタ20を用いた半導体パッケージ30では、インダクタ部品220を用いる半導体パッケージ200で行われるようなインダクタ部品220の実装工程を削減することができ、製造コストの削減も図ることが可能になる。
続いて、上記のようなワイヤインダクタ20が設けられる配線基板10の形成方法の一例、及び配線基板10を用いた半導体パッケージ30の形成方法の一例について説明する。
図15は配線基板の形成方法の一例を示す図である。尚、図15は、配線基板の各形成工程の断面模式図である。
まず、図15(A)に示すように、基材11cを準備し、その上に配線15を形成する。
基材11cには、プリプレグ、樹脂基板、セラミック基板等を用いることができる。配線15は、例えば、基材11c上にメッキ法を用いてCu層を形成し、それをエッチングによって所定のパターン形状、即ち上記の例のような配線15a,15b,15c,15dの形状にパターニングすることで、形成することができる。また、配線15は、基材11cにCu箔を貼付し、それをエッチングによって所定のパターン形状にパターニングすることで、形成することもできる。
次いで、図15(B)に示すように、絶縁層11dを形成し、配線15に通じるビア16及びビア17、即ち上記の例のような配線15a,15b,15c,15dに通じるビア16a,16b,16c,16d及びビア17a,17b,17c,17dを形成する。
例えば、配線15を形成した基材11c上に、エポキシ樹脂等の樹脂を含む層を形成することで、絶縁層11dを形成する。この絶縁層11dの形成には、樹脂を塗布して硬化する方法を用いたり、樹脂シートやプリプレグを熱圧着する方法を用いたりすることができる。
このようにして絶縁層11dを形成した後、例えば、炭酸ガスレーザ等を用いたレーザ加工により、絶縁層11dに配線15に通じるビアホール11eを形成し、そのビアホール11eをCu等の材料で埋め込むことで、ビア16及びビア17を形成する。
次いで、図15(C)に示すように、ビア16及びビア17の形成まで行った基板11の表面11aに、磁性体12、電極13及び電極14を形成し、絶縁膜18を形成する。
例えば、まずビア16及びビア17を形成した絶縁層11d上に、シード層を形成し、その上に、磁性体12、電極13及び電極14を形成する領域に開口部を有するレジストを形成する。そして、そのレジストをマスクにしてシード層を用いたメッキ法を行ってCu層を形成し、レジストの除去後、その除去後に露出するシード層を除去する。これにより、配線15に交差する磁性体12、並びに、磁性体12を挟む電極13及び電極14を形成する。このような方法を用いることで、磁性体12、電極13及び電極14を同時に形成することができ、磁性体12、電極13及び電極14を同じ或いは同等の高さで形成することができる。
磁性体12、電極13及び電極14の形成後は、例えば、磁性体12が被覆され且つ電極13及び電極14が露出するように、ソルダレジスト等のレジストの形成及び開口を行い、絶縁膜18を形成する。これにより、図15(C)に示すようなインダクタパターン20Aが形成された配線基板10Aが得られる。
絶縁膜18から露出する電極13及び電極14の上には、それぞれ表面処理層13A及び表面処理層14Aを形成してもよい。表面処理層13A及び表面処理層14Aとしては、例えば、Ni層とAu層の積層構造を形成することができる。図15(C)には、このような表面処理層13A及び表面処理層14Aを形成した場合を例示している。
尚、上記の図15(B)で述べたビア16及びビア17は、この図15(C)で述べたような磁性体12、電極13及び電極14と同時に形成することもできる。即ち、絶縁層11dにビアホール11eを形成した後、上記のようなシード層及びレジストを形成し、メッキ法によってビアホール11eを埋め込むと共に、磁性体12、電極13及び電極14となるCu層を形成する。そして、レジストの除去後、その除去後に露出するシード層を除去する。このような方法を用い、ビア16及びビア17、並びに、磁性体12、電極13及び電極14を同時に形成することもできる。
また、ここでは図15(C)のように磁性体12を電極13及び電極14と同時に、或いは磁性体12を電極13及び電極14並びにビア16及びビア17と同時に、形成する場合を例示した。このほか、磁性体12を、電極13及び電極14とは別の工程で、或いは電極13及び電極14並びにビア16及びビア17とは別の工程で、形成することもできる。この場合は、磁性体12を、電極13及び電極14等とは異なる材料、例えば、比較的透磁率の高いNiやフェライト等の材料を用いて、形成することも可能になる。
図15(C)のように磁性体12、電極13及び電極14並びに絶縁膜18を形成した後(インダクタパターン20Aの形成後)は、図15(D)に示すように、磁性体12を跨いで所定の電極13と電極14の間をワイヤ19で結線する。即ち、上記のように、磁性体12を跨いで電極14aと電極13bの間をワイヤ19aで結線し、磁性体12を跨いで電極14bと電極13cの間をワイヤ19aで結線し、磁性体12を跨いで電極14cと電極13dの間をワイヤ19aで結線する。これにより、磁性体12を螺旋状に取り囲むコイル20aを含むワイヤインダクタ20を備えた配線基板10が得られる。
図16は配線基板の別例を示す図である。尚、図16は、配線基板の別例の断面模式図である。
上記の図15には、磁性体12を絶縁膜18で被覆する形態を例にして述べたが、磁性体12は、必ずしも絶縁膜18で被覆されていることを要しない。磁性体12は、図16(A)に示すように、絶縁膜18から露出していてもよい。この場合は、例えば、上記の図15(C)の工程後(表面処理層13A及び表面処理層14Aを形成した場合はそれらの形成後)に、絶縁膜18に磁性体12が露出する開口部を形成する。
また、磁性体12を絶縁膜18から露出させる場合には、図16(B)に示すように、その露出させた磁性体12上に、表面処理層12Aを形成することもできる。
表面処理層12Aとしては、磁性体12と同じ材料の層、例えばCu層を形成することができる。磁性体12上にこのような層を形成すると、ワイヤインダクタ20のコイル20aで取り囲まれる磁性体部分が、磁性体12と表面処理層12Aの積層構造となり、厚みを厚くすることができる。これにより、磁性体部分の透磁率を高めることが可能になる。また、表面処理層12Aとしては、磁性体12と異なる材料の層、例えばNi層を形成することもできる。このような層を形成することによっても、ワイヤインダクタ20のコイル20aで取り囲まれる磁性体部分の透磁率を高めることが可能になる。
表面処理層12Aの形成は、上記の図15(D)のようにワイヤ19で結線する前に行うことができる。表面処理層12Aは、例えば、磁性体12上を開口し、電極13及び電極14上(表面処理層13A及び表面処理層14Aを形成した場合はそれらの上)をマスクした状態で、磁性体12上に選択的に形成することができる。表面処理層12Aの形成後、その表面処理層12Aを形成した磁性体12の上に、絶縁膜を形成してもよい。
また、上記の図15(D)のように、磁性体12を跨いで所定の電極13と電極14の間をワイヤ19で結線した後は、図16(C)に示すように、ワイヤ19を絶縁膜18側に押し潰し、ワイヤ19の高さを低くするようにしてもよい。これにより、より薄型化したワイヤインダクタ20を形成することが可能になる。
尚、ここではワイヤインダクタ20の部分に着目して配線基板10の形成方法を説明した。配線基板10の形成時には、上記の配線15、ビア16、ビア17、電極13及び電極14と共に、半導体チップ31やコンデンサ部品33を実装するための導電部を形成することができる。このような導電部としては、基材11cの、配線15等の形成面側に、半導体チップ31やコンデンサ部品33と電気的に接続される配線、ビア、電極を形成することができる。また、配線基板10には、導電部として、基材11cの、配線15等の形成面と反対の面側に、配線や外部に露出する電極を含む層を形成することもできる。
図17は半導体パッケージの形成方法の一例を示す図である。尚、図17は、半導体パッケージの各形成工程の断面模式図である。
半導体パッケージ30の形成には、例えば、図17(A)に示すようなインダクタパターン20Aが形成された配線基板10A(図15(C))を用いる。この配線基板10Aには、インダクタパターン20Aと共に、半導体チップ31及びコンデンサ部品33が電気的に接続される電極10a、その電極10aに電気的に接続されるビア10b及び配線10cが形成されている。配線10cは、インダクタパターン20Aの配線15と同時に形成することができる。ビア10bは、インダクタパターン20Aのビア16及びビア17と同時に形成することができる。電極10aは、インダクタパターン20Aの電極13及び電極14と同時に形成することができる。
尚、図17(A)には、配線基板10の電極10a上に、Ni層とAu層の表面処理層10aAを形成し、インダクタパターン20Aの電極13及び電極14の上にそれぞれ、Ni層とAu層の表面処理層13A及び表面処理層14Aを形成した場合を例示している。また、図17(A)には、基板11の裏面11bに電極35が設けられた配線基板10Aを例示している。
このような配線基板10Aを準備した後、例えば、図17(B)に示すように、半導体チップ31を、ペースト状やシート状等のダイボンド材31bを用いて、配線基板10A上に接合(ダイボンディング)する。更に、コンデンサ部品33を、半田等の接合材33bを用いて、配線基板10A上に接合する。
配線基板10Aと、その上に搭載された半導体チップ31とは、図17(C)に示すように、互いの電極31aと電極10aとをワイヤ32で結線することで、電気的に接続する。更に、図17(C)に示すように、インダクタパターン20A(図17(A),図17(B))の所定の電極13と電極14の間を、磁性体12を跨いで、ワイヤ19で結線する。これにより、ワイヤインダクタ20を備える配線基板10が形成されると共に、その配線基板10上に半導体チップ31がワイヤ32で電気的に接続されて実装された構造体が形成される。
次いで、図17(C)のような構造体の、半導体チップ31の実装面側に、図17(D)に示すように、半導体チップ31、ワイヤ32及びコンデンサ部品33、並びにワイヤインダクタ20を封止する封止樹脂34を形成する。封止樹脂34は、所定の金型を用いたモールド成型法により形成することができる。配線基板10の、半導体チップ31の実装面と反対側に設けられた電極35上には、半田ボール36を搭載する。これにより、図17(D)のような半導体パッケージ30を得る。
尚、ここではインダクタパターン20Aを形成した配線基板10Aを用い(図17(A))、そこに半導体チップ31等を搭載し(図17(B))、半導体チップ31のワイヤボンディングと共にワイヤインダクタ20を形成する(図17(C))場合を例示した。このほか、予めワイヤインダクタ20が形成されている配線基板10(図15(D))を用い、そこに半導体チップ31等を搭載し、半導体チップ31のワイヤボンディングを行うようにしてもよい。
また、ここでは配線基板10上にワイヤボンディングされる半導体チップ31を例示したが、配線基板10上には、フリップチップボンディングされる半導体チップを実装することもできる。
図18は別形態の半導体パッケージの一例を示す図である。尚、図18は、別形態の半導体パッケージの一例の断面模式図である。
配線基板10には、図18に示すように、半田ボール、スタッドバンプ、ピラー電極といったバンプ31cを設けた半導体チップ31Aを実装することもできる。この場合、配線基板10には、半導体チップ31Aに設けられるバンプ31cに対応する位置に電極10aが設けられる。その電極10aに半導体チップ31Aのバンプ31cが接合され、半導体チップ31Aが配線基板10上に実装される。このようにフリップチップボンディングされる半導体チップ31Aを用いることで、封止樹脂34の厚みを薄くし、半導体パッケージ30の更なる小型化(薄型化)を図ることも可能になる。
ところで、ワイヤを用いてインダクタを形成する技術として、例えば、次の図19に示すようなものもある。
図19はワイヤインダクタの説明図である。
図19の左図に示すワイヤインダクタ400は、絶縁層410と、絶縁層410上に設けられた導体層420と、導体層420上に絶縁層430を介して設けられた磁性体440と、導体層420に接続されたワイヤ450とを有している。
尚、導体層420は、図19の紙面奥行方向に複数本並設され、磁性体440は、それら複数本の導体層420の上を横断するように配置されている。ワイヤ450は、一の導体層420の、磁性体440の一方側の端部と、その一の導体層420に隣接する導体層420の、磁性体440の他方側の端部とを、磁性体440を跨いで結線している。
ワイヤインダクタ400では、導体層420とワイヤ450により、磁性体440を取り囲むコイル400aが形成されている。このようなワイヤインダクタ400の場合、絶縁層410上に導体層420、絶縁層430及び磁性体440が積層され、このようにして配置された磁性体440を跨ぐようにワイヤ450が形成される。そのため、絶縁層410からの磁性体440の高さが比較的高くなり、それを跨ぐように形成されるワイヤ450の高さh1が比較的高くなる。
一方、図19の右図には、上記図1及び図2等に示した配線基板10のワイヤインダクタ20を図示している。前述のように、ワイヤインダクタ20は、基板11内の配線15に接続された表面11aの電極13と電極14の間が、同じく基板11の表面11aに設けられた磁性体12を跨ぐワイヤ19で結線された構造を有する。電極13及び電極14と磁性体12とを共に基板11の表面11aに設け、基板11内の配線15、及びワイヤ19を用いて、コイル20aを形成する。電極13及び電極14と磁性体12とは、例えば、基板11の表面11aからの高さを同じ(高さh3)にすることができる。電極13及び電極14と磁性体12とは、例えば、同じ工程(メッキ及びパターニング工程)で形成することができる。
ワイヤインダクタ20では、このような構造とすることで、ワイヤ19の高さh2を、ワイヤインダクタ400のように配置された磁性体440を跨ぐワイヤ450に比べて、低く抑えることができる。更に、ワイヤインダクタ20では、磁性体12を絶縁膜18で被覆する場合には、ワイヤ19と磁性体12の接触を回避し、ワイヤ19を絶縁膜18に近付けて、或いは接触させて、配置することができる。また、電極13及び電極14と磁性体12とを同じ工程で形成する場合には、ワイヤインダクタ400において導体層420の形成と絶縁層430を介した磁性体440の配置とを別工程で行う場合に比べて、製造工程、製造コストの削減を図ることが可能になる。
ワイヤインダクタ20によれば、高さの低いインダクタを配線基板10内に組み込むことができ、これにより、配線基板10を用いた半導体パッケージ30の小型化、半導体パッケージ30を用いた半導体モジュール40の小型化或いは部品実装密度の向上を図ることができる。
尚、以上の説明では、半導体パッケージ30の配線基板10にワイヤインダクタ20を設ける場合を例にして述べたが、マザー基板41や、マザー基板41のほか様々な用途の配線基板にも、同様にワイヤインダクタ20を設けることが可能である。
以上説明した実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 基板と、
前記基板の第1面上に設けられた磁性体と、
前記第1面上に前記磁性体を挟んで設けられた第1電極及び第2電極と、
前記基板の前記第1面よりも下層に、前記磁性体に交差して設けられ、前記第1電極に電気的に接続された第1配線と、
前記基板の前記第1面よりも下層に、前記磁性体に交差して設けられ、前記第2電極に電気的に接続された第2配線と、
前記磁性体を跨いで前記第1電極と前記第2電極とを結線するワイヤと
を含むことを特徴とする配線基板。
(付記2) 前記磁性体、前記第1電極及び前記第2電極の、前記第1面からの高さが同一又は略同一であることを特徴とする付記1に記載の配線基板。
(付記3) 前記第1面上に設けられ、前記磁性体を被覆する絶縁膜を更に含むことを特徴とする付記1又は2に記載の配線基板。
(付記4) 前記磁性体の平面形状が線状であり、線状の前記磁性体を挟んで両側にそれぞれ前記第1電極及び前記第2電極が設けられることを特徴とする付記1乃至3のいずれかに記載の配線基板。
(付記5) 前記磁性体の平面形状が環状であり、環状の前記磁性体の外側及び内側にそれぞれ前記第1電極及び前記第2電極が設けられることを特徴とする付記1乃至3のいずれかに記載の配線基板。
(付記6) 前記第1配線は、前記基板の内層、又は前記基板の前記第1面と反対側の第2面に設けられていることを特徴とする付記1乃至5のいずれかに記載の配線基板。
(付記7) 前記第2配線は、前記基板の内層、又は前記基板の前記第1面と反対側の第2面に設けられていることを特徴とする付記1乃至6のいずれかに記載の配線基板。
(付記8) 基板と、
前記基板の第1面上に設けられた磁性体と、
前記第1面上に前記磁性体を挟んで設けられた第1電極及び第2電極と、
前記基板の前記第1面よりも下層に、前記磁性体に交差して設けられ、前記第1電極に電気的に接続された第1配線と、
前記基板の前記第1面よりも下層に、前記磁性体に交差して設けられ、前記第2電極に電気的に接続された第2配線と
を含むことを特徴とする配線基板。
(付記9) 第1面よりも下層に第1配線及び第2配線を有する基板を準備する工程と、
前記第1面上に、前記第1配線及び前記第2配線と交差する磁性体、並びに前記磁性体を挟み前記第1配線及び前記第2配線にそれぞれ電気的に接続された第1電極及び第2電極を形成する工程と
を含むことを特徴とする配線基板の製造方法。
(付記10) 前記磁性体を跨いで前記第1電極と前記第2電極とをワイヤで結線する工程を更に含むことを特徴とする付記9に記載の配線基板の製造方法。
(付記11) 配線基板と、
前記配線基板上に設けられた電子部品と
を含み、
前記配線基板は、基板と、前記基板の第1面上に設けられた磁性体と、前記第1面上に前記磁性体を挟んで設けられた第1電極及び第2電極と、前記基板の前記第1面よりも下層に、前記磁性体に交差して設けられ、前記第1電極に電気的に接続された第1配線と、前記基板の前記第1面よりも下層に、前記磁性体に交差して設けられ、前記第2電極に電気的に接続された第2配線と、前記磁性体を跨いで前記第1電極と前記第2電極とを結線するワイヤと、前記第1面上に設けられ、前記電子部品が電気的に接続された第3電極とを含むことを特徴とする電子装置。
(付記12) 基板と、前記基板の第1面上に設けられた磁性体と、前記第1面上に前記磁性体を挟んで設けられた第1電極及び第2電極と、前記基板の前記第1面よりも下層に、前記磁性体に交差して設けられ、前記第1電極に電気的に接続された第1配線と、前記基板の前記第1面よりも下層に、前記磁性体に交差して設けられ、前記第2電極に電気的に接続された第2配線と、前記第1面上に設けられた第3電極とを含む配線基板を準備する工程と、
電子部品を準備する工程と、
前記電子部品を、前記配線基板上に設け、前記第3電極に電気的に接続する工程と、
前記磁性体を跨いで前記第1電極と前記第2電極とをワイヤで結線する工程と
を含むことを特徴とする電子装置の製造方法。
10,10A,210 配線基板
10a,13,13a,13b,13c,13d,14,14a,14b,14c,14d,31a,35,41a,210a,310a,310b 電極
10aA,12A,13A,14A 表面処理層
10b,16,16a,16b,16c,16d,17,17a,17b,17c,17d ビア
10c,15,15a,15b,15c,15d 配線
11 基板
11a 表面
11b 裏面
11c 基材
11d,410,430 絶縁層
11e ビアホール
12,440 磁性体
12a,12b 辺
18 絶縁膜
19,19a,19b,19c,32,450 ワイヤ
20,400 ワイヤインダクタ
20a,111,400a コイル
20A インダクタパターン
30,200,200a 半導体パッケージ
31,31A 半導体チップ
31b ダイボンド材
31c バンプ
33 コンデンサ部品
33b,220b 接合材
34 封止樹脂
36 半田ボール
40,300 半導体モジュール
41,310 マザー基板
50 制御回路
51 pMOS
52 nMOS
53 インダクタ
54 コンデンサ
55 負荷
100 積層インダクタ
110 積層セラミック部
112 磁性材料
120 外部電極
220 インダクタ部品
420 導体層

Claims (8)

  1. 基板と、
    前記基板の第1面上に設けられた磁性体と、
    前記第1面上に前記磁性体を挟んで設けられた第1電極及び第2電極と、
    前記基板の前記第1面よりも下層に、前記磁性体に交差して設けられ、前記第1電極に電気的に接続された第1配線と、
    前記基板の前記第1面よりも下層に、前記磁性体に交差して設けられ、前記第2電極に電気的に接続された第2配線と、
    前記磁性体を跨いで前記第1電極と前記第2電極とを結線するワイヤと
    を含むことを特徴とする配線基板。
  2. 前記磁性体、前記第1電極及び前記第2電極の、前記第1面からの高さが同一又は略同一であることを特徴とする請求項1に記載の配線基板。
  3. 前記第1面上に設けられ、前記磁性体を被覆する絶縁膜を更に含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の配線基板。
  4. 前記磁性体の平面形状が線状であり、線状の前記磁性体を挟んで両側にそれぞれ前記第1電極及び前記第2電極が設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の配線基板。
  5. 前記磁性体の平面形状が環状であり、環状の前記磁性体の外側及び内側にそれぞれ前記第1電極及び前記第2電極が設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の配線基板。
  6. 基板と、
    前記基板の第1面上に設けられた磁性体と、
    前記第1面上に前記磁性体を挟んで設けられた第1電極及び第2電極と、
    前記基板の前記第1面よりも下層に、前記磁性体に交差して設けられ、前記第1電極に電気的に接続された第1配線と、
    前記基板の前記第1面よりも下層に、前記磁性体に交差して設けられ、前記第2電極に電気的に接続された第2配線と
    を含むことを特徴とする配線基板。
  7. 配線基板と、
    前記配線基板上に設けられた電子部品と
    を含み、
    前記配線基板は、基板と、前記基板の第1面上に設けられた磁性体と、前記第1面上に前記磁性体を挟んで設けられた第1電極及び第2電極と、前記基板の前記第1面よりも下層に、前記磁性体に交差して設けられ、前記第1電極に電気的に接続された第1配線と、前記基板の前記第1面よりも下層に、前記磁性体に交差して設けられ、前記第2電極に電気的に接続された第2配線と、前記磁性体を跨いで前記第1電極と前記第2電極とを結線するワイヤと、前記第1面上に設けられ、前記電子部品が電気的に接続された第3電極とを含むことを特徴とする電子装置。
  8. 基板と、前記基板の第1面上に設けられた磁性体と、前記第1面上に前記磁性体を挟んで設けられた第1電極及び第2電極と、前記基板の前記第1面よりも下層に、前記磁性体に交差して設けられ、前記第1電極に電気的に接続された第1配線と、前記基板の前記第1面よりも下層に、前記磁性体に交差して設けられ、前記第2電極に電気的に接続された第2配線と、前記第1面上に設けられた第3電極とを含む配線基板を準備する工程と、
    電子部品を準備する工程と、
    前記電子部品を、前記配線基板上に設け、前記第3電極に電気的に接続する工程と、
    前記磁性体を跨いで前記第1電極と前記第2電極とをワイヤで結線する工程と
    を含むことを特徴とする電子装置の製造方法。
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