JP2014126818A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙の搬送速度を切り替え可能な画像形成装置において転写不良を抑制する。
【解決手段】画像形成装置は、感光体ドラム61と、感光体ドラム61との間で用紙を搬送することで感光体ドラム61上の現像剤像を用紙に転写する転写ローラ63と、転写ローラ63に転写バイアスを印加する転写バイアス印加装置12と、装置本体内の湿度に関連するパラメータを検出する抵抗値検出手段13と、用紙の搬送速度を制御する制御装置14とを備える。制御装置14は、用紙を第1の搬送速度で搬送するように制御する第1モードと、用紙を第1の搬送速度よりも遅い第2の搬送速度で搬送するように制御する第2モードとを選択的に実行可能であり、第2モードが選択されているときに抵抗値検出手段13が検出したパラメータが所定値を超えた場合、用紙を第2の搬送速度よりも速い第3の搬送速度で搬送するように制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、記録シートに現像剤像を転写し、熱定着するように構成された画像形成装置に関する。
用紙などの記録シートに現像剤像を転写し、熱定着することで記録シートに画像を形成する画像形成装置において、良好に熱定着を行うため、記録シートの厚さに応じてその搬送速度を切り替え可能に構成されたものが知られている。例えば、特許文献1には、厚紙に画像を形成する場合、普通紙に画像を形成する場合よりも定着速度(搬送速度)を遅くする画像形成装置が開示されている。
特開2001−305825号公報
ところで、従来の画像形成装置においては、搬送速度が遅いモードで湿度が高い場合に文書などの低印字率の画像を良好に転写できるように、転写ローラなどの転写部材に印加する転写バイアス(転写電流)を設定していた。そのため、搬送速度が遅いモードで湿度が高い場合に黒ベタなどの高印字率の画像を転写しようとするときには、現像剤像を担持する像担持体と転写部材との間で現像剤にかかる電流が過剰になり、かすれなどの転写不良が発生する可能性があった。
一方、転写不良の発生を防ぐため、転写バイアス(転写電流)を湿度に応じて制御する方法が考えられるが、特に搬送速度が遅いモードで湿度が高い場合には、転写不良が発生しない転写電流の範囲が狭くなることがわかったため、その狭い範囲に転写電流を収める制御が難しいという問題がある。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、記録シートの搬送速度を切り替え可能な画像形成装置において転写不良を抑制することを目的とする。
前記した目的を達成するための本発明は、記録シートに現像剤像を転写し、熱定着するように構成された画像形成装置であって、現像剤像を担持するように構成された像担持体と、像担持体との間で記録シートを搬送することで像担持体上の現像剤像を記録シートに転写するように構成された転写部材と、転写部材に転写バイアスを印加するように構成された転写バイアス印加装置と、装置本体内の湿度に関連するパラメータを検出するように構成された検出手段と、記録シートの搬送速度を制御するように構成された制御装置と、を備える。
制御装置は、記録シートを第1の搬送速度で搬送するように制御する第1モードと、記録シートを第1の搬送速度よりも遅い第2の搬送速度で搬送するように制御する第2モードとを選択的に実行可能であり、第2モードが選択されているときに検出手段が検出したパラメータが所定値を超えた場合、記録シートを第2の搬送速度よりも速い第3の搬送速度で搬送するように制御する。
このような構成によれば、第2モードが選択されているときにパラメータが所定値を超えた場合、すなわち、搬送速度が遅いモードで湿度が高い場合に、記録シートの搬送速度を速くするので、この場合は、実験結果から搬送速度が遅いときよりも高湿度環境下において転写不良が発生しない転写電流の範囲が広くなるため、転写不良を抑制することができる。これにより、記録シートの搬送速度や装置本体内の湿度に関わらずに、良好にトナー像を転写することが可能となる。
前記した画像形成装置において、制御装置は、記録シートを第2の搬送速度で搬送するように制御する場合には転写バイアス印加装置を制御して転写部材に第1の転写バイアスを印加し、記録シートを第3の搬送速度で搬送するように制御する場合には転写バイアス印加装置を制御して転写部材に第1の転写バイアスより強い第2の転写バイアスを印加するように構成することができる。
これによれば、像担持体上の現像剤像を記録シートに引き寄せる力が強くなるので、記録シートの搬送速度が速くなった場合においても転写不良を抑制することができる。
前記した画像形成装置において、第2モードは、第1モードよりも厚い記録シートに現像剤像を転写し、熱定着するモードである構成とすることができる。
これによれば、第1モードと比較して熱定着の時間を長くすることができるので、厚い記録シートに現像剤像を良好に熱定着することができる。
前記した画像形成装置において、第3の搬送速度は、第1の搬送速度よりも遅い搬送速度である構成とすることができる。
これによれば、記録シートの搬送速度が第2の搬送速度よりも速い第3の搬送速度になっても、第1の搬送速度よりは遅い搬送速度であるため、熱定着の時間を確保することができ、厚い記録シートの定着不良を抑制することができる。
前記した画像形成装置において、検出手段は、パラメータとして装置本体内の湿度を検出するように構成することができる。また、前記した画像形成装置において、検出手段は、パラメータとして転写部材の抵抗値を検出するように構成することもできる。
本発明によれば、記録シートの搬送速度を切り替え可能な画像形成装置において転写不良を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの概略構成を示す図である。 レーザプリンタの構成を示すブロック図である。 制御装置による制御を示すフローチャートである。 湿度が高い場合において、搬送速度が遅いモードで転写不良が発生しない転写電流の範囲が狭くなり、搬送速度が速いモードで転写不良が発生しない転写電流の範囲が広くなることを確認した実験の結果を示す図である。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下においては、まず、本実施形態に係る画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1の概略構成について説明し、その後、本発明の特徴部分に係るレーザプリンタ1の詳細な構成について説明する。また、以下の説明において、方向は、レーザプリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における右側を「前」、左側を「後」とし、手前側を「左」、奥側を「右」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
<レーザプリンタの概略構成>
図1に示すように、レーザプリンタ1は、記録シートの一例としての用紙Sにトナー像(現像剤像)を転写し、熱定着するように構成されており、装置本体の一例としての本体筐体2内に、給紙部3と、露光装置4と、プロセスカートリッジ5と、定着装置8とを主に備えている。
給紙部3は、本体筐体2内の下部に設けられ、用紙Sを収容する給紙トレイ31と、用紙押圧板32と、複数の給紙ローラから主に構成された給紙機構33と、レジストローラ34とを主に備えている。給紙トレイ31内の用紙Sは、用紙押圧板32によって上方に寄せられ、給紙機構33およびレジストローラ34によってプロセスカートリッジ5に供給される。
露光装置4は、本体筐体2内の上部に配置され、図示しないレーザ光源や、符号を省略して示すポリゴンミラー、レンズ、反射鏡などを備えている。露光装置4では、レーザ光源から出射される画像データに基づくレーザ光(鎖線参照)が、感光体ドラム61の表面で高速走査されることで、帯電後の感光体ドラム61の表面を露光する。
プロセスカートリッジ5は、露光装置4の下方に配置され、本体筐体2に設けられたフロントカバー21を開いたときにできる開口から本体筐体2に対して着脱可能に装着される構成となっている。このプロセスカートリッジ5は、ドラムユニット6と、現像ユニット7とから構成されている。
ドラムユニット6は、トナー像を担持するように構成された像担持体の一例としての感光体ドラム61と、帯電器62と、感光体ドラム61との間で用紙Sを搬送することで感光体ドラム61上のトナー像を用紙Sに転写するように構成された転写部材の一例としての転写ローラ63とを主に備えている。また、現像ユニット7は、ドラムユニット6に対して着脱可能に装着される構成となっており、現像ローラ71と、供給ローラ72と、層厚規制ブレード73と、トナー(現像剤)を収容するトナー収容部74と、アジテータ75とを主に備えている。
プロセスカートリッジ5では、感光体ドラム61の表面が、帯電器62により一様に帯電された後、露光装置4からのレーザ光によって露光されることで、感光体ドラム61上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、トナー収容部74内のトナーは、アジテータ75によって撹拌されながら、供給ローラ72を介して現像ローラ71に供給され、現像ローラ71の回転に伴って、現像ローラ71と層厚規制ブレード73の間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ71上に担持される。
現像ローラ71上に担持されたトナーは、現像ローラ71から感光体ドラム61上に形成された静電潜像に供給される。これにより、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム61上にトナー像が形成される。その後、給紙部3から供給された用紙Sが、感光体ドラム61と転写ローラ63の間を搬送されることで、感光体ドラム61上に形成されたトナー像が用紙S上に転写される。
定着装置8は、プロセスカートリッジ5の後方に配置され、加熱ローラ81と、加熱ローラ81と対向配置されて加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを主に備えている。定着装置8では、トナー像が転写された用紙Sが、加熱ローラ81と加圧ローラ82の間を搬送されることで、トナー像が用紙S上に熱定着される。トナー像が熱定着された用紙Sは、排紙ローラ23によって排紙トレイ22上に排出される。
<レーザプリンタの詳細構成>
図2に示すように、レーザプリンタ1は、モータ11と、転写バイアス印加装置12と、検出手段の一例としての抵抗値検出手段13と、制御装置14とをさらに備えている。
モータ11は、給紙部3やプロセスカートリッジ5、定着装置8、排紙ローラ23などに用紙Sを搬送するための駆動力を付与する駆動源であり、その回転速度を変更可能に構成されている。本実施形態のレーザプリンタ1は、図示しない複数のギヤなどから構成された公知の駆動力伝達機構を備えており、モータ11の駆動力は、駆動力伝達機構を介して給紙部3やプロセスカートリッジ5、定着装置8、排紙ローラ23などに伝達される。
転写バイアス印加装置12は、転写ローラ63に転写バイアスを印加するように構成された装置(電源)であり、転写ローラ63に接続されている。なお、転写バイアス印加装置12の具体的な構成については、広く公知の構成を採用することができるので、本明細書においては詳細な説明を省略する。
抵抗値検出手段13は、本体筐体2内の湿度に関連するパラメータ、具体的には当該パラメータの一例としての転写ローラ63の抵抗値を検出するように構成されている。転写ローラ63の抵抗値は、本体筐体2内の湿度が高くなるにつれて小さくなり、本体筐体2内の湿度が低くなるにつれて大きくなる。なお、転写ローラ63の抵抗値を検出するための具体的な構成については、広く公知の構成を採用することができるので、本明細書においては詳細な説明を省略する。また、本実施形態において、抵抗値検出手段13は、制御装置14の機能部の1つとして設けられていてもよい。
制御装置14は、例えば、モータ11の回転速度を制御することで用紙Sの搬送速度を制御するなど、レーザプリンタ1の各部を制御することでレーザプリンタ1の動作を制御するように構成された装置である。この制御装置14は、図示しないCPUやRAM、ROM、入出力インターフェースなどを備え、予め設定されたプログラムや図示しない各種センサの検出結果などに基づいて演算処理を行うことで制御を実行する。
本実施形態において、制御装置14は、第1モードの一例としての普通紙印刷モードと、第2モードの一例としての厚紙印刷モードとを選択的に実行可能に構成されている。各印刷モードの選択は、例えば、ユーザが本体筐体2に設けられた図示しない操作パネルなどを操作することで行うことができる。
普通紙印刷モードは、普通紙にトナー像を転写し、熱定着することで、当該普通紙に画像を形成するモード(普通紙の画像形成に適した印刷モード)である。普通紙印刷モードが選択されているとき、制御装置14は、モータ11の回転速度を制御して用紙Sを第1の搬送速度Vfastで搬送するように制御する。一方、厚紙印刷モードは、普通紙印刷モードで使用される普通紙よりも厚い紙、例えば、はがきや封筒などにトナー像を転写し、熱定着することで、厚紙に画像を形成するモード(厚紙の画像形成に適した印刷モード)である。厚紙印刷モードが選択されているとき、制御装置14は、モータ11の回転速度を制御して用紙S(厚紙)を第1の搬送速度Vfastよりも遅い第2の搬送速度Vslowで搬送するように制御する。
また、制御装置14は、厚紙印刷モードが選択されているときに、本体筐体2内の湿度が高い場合、具体的には抵抗値検出手段13が検出した転写ローラ63の抵抗値Rが小さく、予め設定された所定値の一例としての転写ローラ63の抵抗値についての閾値Rthを下に超えた(下回った)場合、モータ11の回転速度を制御して用紙S(厚紙)を第3の搬送速度Vmiddleで搬送するように制御する。
本実施形態において、第3の搬送速度Vmiddleは、第2の搬送速度Vslowよりも速い搬送速度であり、かつ、第1の搬送速度Vfastよりも遅い搬送速度である(速さの順:Vfast>Vmiddle>Vslow)。
また、制御装置14は、厚紙印刷モードが選択されているときにおいて、用紙Sを第2の搬送速度Vslowで搬送するように制御する場合には、転写バイアス印加装置12を制御して転写ローラ63に第1の転写バイアスBlowを印加する。一方、制御装置14は、厚紙印刷モードが選択されているときにおいて、用紙Sを第3の搬送速度Vmiddleで搬送するように制御する場合には、転写バイアス印加装置12を制御して転写ローラ63に第2の転写バイアスBmediumを印加する。さらに、制御装置14は、普通紙印刷モードが選択されているとき(用紙Sを第1の搬送速度Vfastで搬送するように制御する場合)において、転写バイアス印加装置12を制御して転写ローラ63に第1の転写バイアスBlowより強い第3の転写バイアスBhighを印加する。
本実施形態において、第2の転写バイアスBmediumは、第1の転写バイアスBlowより強い転写バイアスであり、かつ、第3の転写バイアスBhighよりも弱い転写バイアスである。ここで、強い転写バイアスとは、感光体ドラム61上のトナーを用紙Sに引き寄せる力が強くなるような転写バイアスを意味する(トナーを引き寄せる力が強い順:Bhigh>Bmedium>Blow)。
次に、制御装置14による制御について図3に示すフローチャートを参照しながらより詳しく説明する。
画像データや印刷開始の指令などを含むジョブが入力されたとき、制御装置14は、図3に示すフローチャートの処理を開始し、現在選択されている印刷モードが厚紙印刷モードであるか否かを判定する(S101)。
そして、選択されている印刷モードが厚紙印刷モードでない場合(S101,No)、すなわち普通紙印刷モードである場合、制御装置14は、用紙Sを第1の搬送速度Vfastで搬送するように制御するとともに、転写ローラ63に第3の転写バイアスBhighを印加するように制御しながら、用紙Sへの画像形成を実行する(S103)。そして、画像形成が終了したとき、制御装置14は、図3に示すフローチャートの処理を終了する。
一方、選択された印刷モードが厚紙印刷モードである場合(S101,Yes)、制御装置14は、抵抗値検出手段13から転写ローラ63の抵抗値Rを取得し(S105)、取得した抵抗値Rが閾値Rthを下回っているか否か、すなわち本体筐体2内の湿度が高いか否かを判定する(S107)。
抵抗値Rが閾値Rthを下回っていない場合(S107,No)、すなわち本体筐体2内の湿度が低い場合、制御装置14は、用紙Sを第2の搬送速度Vslowで搬送するように制御するとともに、転写ローラ63に第1の転写バイアスBlowを印加するように制御しながら、用紙Sへの画像形成を実行する(S109)。そして、画像形成が終了したとき、制御装置14は、図3に示すフローチャートの処理を終了する。
抵抗値Rが閾値Rthを下回っている場合(S107,Yes)、すなわち本体筐体2内の湿度が高い場合、制御装置14は、用紙Sを第3の搬送速度Vmiddleで搬送するように制御するとともに、転写ローラ63に第2の転写バイアスBmediumを印加するように制御しながら、用紙Sへの画像形成を実行する(S111)。そして、画像形成が終了したとき、制御装置14は、図3に示すフローチャートの処理を終了する。
以上説明した本実施形態によれば、用紙Sの搬送速度が遅い厚紙印刷モードで湿度が高い場合に、用紙Sの搬送速度を第2の搬送速度Vslowから第3の搬送速度Vmiddleへと速くするので、この場合は、後述する実験結果から搬送速度が遅いときよりも高湿度環境下において転写不良が発生しない転写電流の範囲が広くなるため、転写電流を当該範囲内に収めるような設定が容易となり、転写不良を抑制することができる。これにより、レーザプリンタ1において、用紙Sの搬送速度や本体筐体2内の湿度に関わらずに、良好にトナー像を転写することが可能となる。
また、厚紙印刷モードが選択されているときに用紙Sの搬送速度を第2の搬送速度Vslowから第3の搬送速度Vmiddleへと速くする場合には、転写ローラ63に印加する転写バイアスを第1の転写バイアスBlowから第2の転写バイアスBmediumへと強くするので、感光体ドラム61上のトナー像を用紙Sに引き寄せる力が強くなり、用紙Sの搬送速度が速くなった場合においても転写不良を抑制することができる。
また、厚紙印刷モードのときには、普通紙印刷モードのときよりも用紙Sの搬送速度を遅くするので、定着装置8を通過する時間、すなわち熱定着の時間を長くすることができる。これにより、厚紙にトナー像を良好に熱定着することができる。
さらに、厚紙印刷モードが選択されているときに用紙Sの搬送速度が第2の搬送速度Vslowよりも速い第3の搬送速度Vmiddleに変更されても、第3の搬送速度Vmiddleは普通紙印刷モードのときの第1の搬送速度Vfastよりも遅いので、熱定着の時間を確保することができる。これにより、厚紙印刷モードで湿度が高い場合においても、厚紙の定着不良を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、下記のように本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、本体筐体2内の湿度に関連するパラメータを検出する検出手段として、転写ローラ63の抵抗値Rを検出する抵抗値検出手段13を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、検出手段は、本体筐体2内の湿度に関連するパラメータの他の例としての本体筐体2内の湿度Hを検出する湿度センサなどであってもよい。なお、検出手段として湿度センサを採用した場合、制御装置14は、厚紙印刷モードが選択されているときに湿度Hが予め設定された所定値の他の例としての湿度についての閾値Hthを超えた(上回った)場合に、用紙Sを第3の搬送速度Vmiddleで搬送するように制御する構成となる。
前記実施形態では、第3の搬送速度Vmiddleが、第2の搬送速度Vslowよりも速い搬送速度であり、かつ、第1の搬送速度Vfastよりも遅い搬送速度であったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第3の搬送速度と第1の搬送速度は同じ搬送速度であってもよい。また、前記実施形態では、第2の転写バイアスBmediumが、第1の転写バイアスBlowより強い転写バイアスであり、かつ、第3の転写バイアスBhighよりも弱い転写バイアスであったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第2の転写バイアスと第3の転写バイアスは同じ転写バイアスであってもよい。
前記実施形態では、制御装置14がモータ11の回転速度を制御することで用紙Sの搬送速度を制御するように構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、画像形成装置が複数のギヤなどから構成された変速機構を備える場合には、制御装置が変速機構を制御することで用紙の搬送速度を制御するように構成されていてもよい。
前記実施形態では、像担持体として感光体ドラム61を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、感光体ベルトや中間転写ドラム、中間転写ベルトなどであってもよい。
前記実施形態では、画像形成装置として、モノクロ画像のみを形成可能なレーザプリンタ1を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、画像形成装置は、カラー画像を形成可能なプリンタであってもよいし、用紙の両方の面に画像を形成可能なプリンタであってもよい。また、画像形成装置は、プリンタに限定されず、例えば、フラットベッドスキャナなどの原稿読取装置を備える複写機や複合機などであってもよい。
次に、湿度が高い場合において、搬送速度が遅いモードで転写不良が発生しない転写電流の範囲が狭くなり、搬送速度が速いモードで転写不良が発生しない転写電流の範囲が広くなることを確認した実験について説明する。
<実験方法>
以下に示す実験条件において、1000枚印刷後のトナーカートリッジ(現像ユニット)を装着したレーザプリンタを用い、転写ローラに流れる転写電流(転写ローラに印加する転写バイアス)を変えてそれぞれ用紙(厚紙)に印刷を行い、各用紙に形成された画像の状態、具体的にはゴーストやかすれの有無を確認した。そして、画像の状態が良好であった(ゴーストやかすれが発生しなかった)転写電流の範囲を調べた。
<実験条件>
環境温度 :32.5℃
環境湿度 :80%RH
レーザプリンタ :HL−2130(ブラザー工業株式会社製)
用紙 :Wausau Exact Index 110lb LTR
用紙の搬送速度 :全速モード または 半速モード
ここで、半速モードは、全速モードの1/2の搬送速度である。
<実験結果>
図4において、縦棒で示す範囲は画像の状態が良好であった転写電流の範囲であり、縦棒で示す範囲から外れた範囲は画像にゴーストやかすれが発生した転写電流の範囲である。
図4より、湿度が高い環境下においては、搬送速度が速い全速モードの場合の方が、搬送速度が遅い半速モードの場合よりも画像の状態が良好であった転写電流の範囲、すなわち転写不良が発生しない転写電流の範囲が広いことが確認された。
1 レーザプリンタ
2 本体筐体
12 転写バイアス印加装置
13 抵抗値検出手段
14 制御装置
61 感光体ドラム
63 転写ローラ
S 用紙

Claims (6)

  1. 記録シートに現像剤像を転写し、熱定着するように構成された画像形成装置であって、
    現像剤像を担持するように構成された像担持体と、
    前記像担持体との間で記録シートを搬送することで前記像担持体上の現像剤像を記録シートに転写するように構成された転写部材と、
    前記転写部材に転写バイアスを印加するように構成された転写バイアス印加装置と、
    装置本体内の湿度に関連するパラメータを検出するように構成された検出手段と、
    記録シートの搬送速度を制御するように構成された制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    記録シートを第1の搬送速度で搬送するように制御する第1モードと、記録シートを前記第1の搬送速度よりも遅い第2の搬送速度で搬送するように制御する第2モードとを選択的に実行可能であり、
    前記第2モードが選択されているときに前記検出手段が検出した前記パラメータが所定値を超えた場合、記録シートを前記第2の搬送速度よりも速い第3の搬送速度で搬送するように制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御装置は、記録シートを前記第2の搬送速度で搬送するように制御する場合には前記転写バイアス印加装置を制御して前記転写部材に第1の転写バイアスを印加し、記録シートを前記第3の搬送速度で搬送するように制御する場合には前記転写バイアス印加装置を制御して前記転写部材に前記第1の転写バイアスより強い第2の転写バイアスを印加することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2モードは、前記第1モードよりも厚い記録シートに現像剤像を転写し、熱定着するモードであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第3の搬送速度は、前記第1の搬送速度よりも遅い搬送速度であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記検出手段は、前記パラメータとして前記装置本体内の湿度を検出することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記検出手段は、前記パラメータとして前記転写部材の抵抗値を検出することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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