JP2014126670A - 撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像の歪み補正を行う撮像装置において、特定の被写体に対する焦点検出領域を適切に、かつ少ない演算負荷で設定する。
【解決手段】撮像装置100は、被写体を撮像して得られた被写体画像の歪みが補正された補正画像内で、特定の被写体を示す特定被写体領域を検出し、検出された特定被写体領域内の点である代表点の座標を算出し、補正されることによって代表点となる、被写体画像内の点の座標である補正前座標を算出し、算出された補正前座標を含む領域を、焦点を検出するための焦点検出領域として設定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、撮像装置及びその制御方法、並びにプログラムに関する。
近年のデジタルビデオカメラ等の撮像装置では、撮像素子から出力された撮影信号に含まれる画像から、人物の顔など特定の被写体を検出し、検出した被写体に対してオートフォーカス(AF)制御を行う機能を搭載したものがある。
AF制御では、撮像素子を用いて生成された映像信号の鮮鋭度(コントラスト)を表す信号(焦点信号)に基づいて撮影光学系を合焦させる、TV−AF方式が広く用いられている。
ここで上記焦点信号は、撮影された画面上の一部の焦点検出領域の映像信号を用いて生成される。これは、撮影された画像に距離の異なる複数の被写体がある場合に、焦点検出領域内の被写体のみに合焦させるためである。そして被写体検出技術によって、人物の顔など特定の被写体の画面上の位置を検出し、その位置に焦点検出領域を設定することで、検出された被写体に合焦させることができる。
ところで、近年の画像処理技術の向上により、撮像装置において各種の画像歪みを電子的に補正する機能が搭載されてきている。図4は撮像装置における画像歪み例を示す図である。
図4(A)から図4(I)において、長方形の枠は画像全体の領域を示しており、また点線で示したグリッドは画像の歪みの状態を視覚的に示すために模式的に付加したものである。
図4(A)は歪み補正後の画像を示したもので、歪みが補正された状態ではグリッドは正方形になっている。
一方、図4(B)から図4(I)は撮像素子から出力された歪み補正前の画像を示している。
このうち、図4(B)、(C)は光学系の歪曲収差による歪みを示しており、図4(B)は樽型の歪み、図4(C)は糸巻き型の歪みが生じている。
また、図4(D)から図4(F)は撮像素子としてCMOSセンサーを使用している場合に生じるローリングシャッター歪みを示している。
具体的に、図4(D)は撮像装置を水平方向に振った場合(パン)、図4(E)は垂直方向に振った場合(ピッチ)、図4(F)は回転方向に振った場合(ロール)の歪みを示している。
そして図4(G)から図4(I)は撮影者の手ぶれによる被写体像の歪みを示したものである。具体的に、図4(G)は水平方向の手ぶれによるあおり、図4(H)は垂直方向のあおり、図4(I)は回転方向の手ぶれによる被写体像の回転を表している。
実際の撮影画像においては、これら各種の歪みが撮像光学系の特性や撮像装置の動きに対応して複合された画像歪みが生じる。
そこで撮像装置ではこれらの歪みの状態を、撮像光学系の特性パラメータや、ジャイロや加速度センサなどで検出した撮像装置の動きなどの情報を元に推定し、撮影画像を公知の手法により変形して歪みを補正することで、図4(A)に示した歪みのない画像を生成し、画像表示部に表示したり、画像記録媒体に記録する。
ここで、上述した被写体検出の処理は、歪み補正後の図4(A)の画像に対して実行される。
これは、たとえば人物の顔の検出であれば、目、鼻、口などの配置のパターン情報を元に画像とのパターンマッチングにより顔を検出するので、歪みがない画像の方がマッチングに適しているからである。
一方、上述した焦点信号は歪み補正前の図4(B)から図4(I)のような画像から生成される。これは、歪み補正による画像の変形に伴って画像の拡大や縮小が行われると、映像信号の先鋭度が変化してしまい、正確な焦点信号が得られないためである。
以上に述べたように、被写体検出は歪み補正後の画像、焦点検出領域の設定は歪み補正前の画像に対して行われるので、以下のような問題が生じる。
たとえば撮影画像に図4(B)のような樽型のひずみが生じている場合、図4(B)の点402の被写体像は、歪み補正後の図4(A)では点401に移動する。このため図4(A)の画像で顔が検出された位置を使って図4(B)の画像に焦点検出領域を設定してしまうと、歪み補正により像が移動した分だけ焦点検出領域の位置が被写体像とずれてしまい、検出された被写体に合焦できない場合が生じてしまう。
このような問題を解決するために、被写体が検出された領域に対して歪み補正と逆の処理(逆歪み補正処理)を適用して、歪み補正前の画像上の領域を求め、その領域に焦点検出領域を設定する手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この手法によれば、歪み補正による像の移動分が、逆歪み補正処理により戻されるので、歪み補正前の画像上の顔の領域に焦点検出領域が設定されるので、被写体に合焦できない問題を防止することができる。
この焦点検出領域は、画面の四辺に平行な長方形領域が一般に用いられる。これは焦点信号が、映像信号から以下に述べるような公知の信号処理により生成されるためである。
まず、映像信号の水平走査線の1ライン分の輝度信号のうち、焦点検出領域の内部にあたる部分領域の信号を抽出する。
そして抽出された輝度信号に所定の通過帯域を持つバンドパスフィルタを適用し、輝度信号の高周波成分の信号を抽出して、その信号のピーク値を記憶する。この処理を画面の垂直方向に焦点検出領域のライン数分だけ実行し、記憶された各ラインの高周波成分の信号のピーク値を合計したものを焦点信号として用いる。
このように焦点信号は縦に並んだ複数の水平走査線の部分領域の信号を元に生成されるので、焦点検出領域は部分領域を縦に並べた長方形形状となる。
特開2008−118387号公報
一方、上記従来技術のように、被写体が検出された領域に対して逆歪み補正処理を適用して、歪み補正前の画像上の領域を求めた場合、得られた領域の形状は画面の四辺に平行な長方形とはならない。
これは歪み補正後の図4(A)の画像における正方形のグリッドが、歪み補正前の図4(B)から図4(F)では歪んだ形状になっていることから明らかである。
このために、単に逆歪み補正処理を適用するだけでは適正な焦点検出領域の位置や大きさを決定できないという問題があった。
さらに、逆歪み補正処理は複雑な演算を必要とするため、撮像装置の演算部の演算負荷が多大となり、演算部のコストや消費電力が増大したり、処理の遅延が大きくなって動く被写体への追従性能が低下するなど、撮像装置のコストや性能に悪影響を及ぼすという問題もあった。
本発明の目的は、画像の歪み補正を行う撮像装置において、特定の被写体に対する焦点検出領域を適切に、かつ少ない演算負荷で設定可能な撮像装置及びその制御方法、並びにプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の撮像装置は、被写体を撮像して得られた被写体画像の歪みを補正する補正手段と、前記補正手段により補正された補正画像内で、特定の被写体を示す特定被写体領域を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された特定被写体領域内の点である代表点の座標を算出する代表点算出手段と、前記補正手段により補正されることによって前記代表点となる、前記被写体画像内の点の座標である補正前座標を算出する逆歪み補正算出手段と、前記逆歪み補正算出手段により算出された補正前座標を含む領域を、焦点を検出するための焦点検出領域として設定する設定手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、画像の歪み補正を行う撮像装置において、特定の被写体に対する焦点検出領域を適切に、かつ少ない演算負荷で設定可能となる。
本発明の実施の形態に係る撮像装置の概略構成を示す図である。 図1におけるカメラマイコンにより実行される焦点検出領域を設定する方法を説明するための図である。 図1におけるカメラマイコンにより実行される焦点検出領域設定処理の手順を示すフローチャートである。 撮像装置における画像歪み例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置100の概略構成を示す図である。
図1において、カメラマイコン110は、撮像装置100全体の動作の制御を司るマイクロコンピュータであり、本実施の形態に関る逆歪み補正演算などの演算や制御処理もこのマイコンにより実行される。
フォーカスレンズ101は撮像光学系の焦点調節を行う。一般的に撮像光学系はフォーカスレンズを含む複数のレンズにより構成されるが、ここでは他のレンズは省略している。
撮像素子102はCCDセンサやCMOSセンサにより構成される光電変換素子であり、撮像信号処理部103は撮像素子102の出力信号に対して各種の画像処理を施し、映像信号を生成する。
歪み補正処理部104は撮像信号処理部103の出力に対して、公知の歪み補正処理を施して被写体像の歪みを補正する。歪み補正処理のための各種補正パラメータは、カメラマイコン110により設定される。このように、歪み補正処理部104は被写体を撮像して得られた被写体画像の歪みを補正する補正手段に対応する。
画像表示部105は歪み補正処理部104により歪み補正された映像信号が示す画像や映像を表示する。画像記録部106は歪み補正処理部104からの映像信号を半導体メモリ、磁気テープ、及び光ディスク等の記録媒体に記録する。
焦点検出領域設定部107は撮像信号処理部103からの歪み補正前の映像信号のうち焦点信号の生成に用いる領域の信号のみを抽出し、カメラマイコン110によって焦点検出領域が設定される。
焦点信号生成部108は焦点検出領域設定部107より出力された信号から高周波成分を抽出して焦点信号を生成する。この焦点信号は、撮像素子102からの出力信号に基づいて生成される映像の鮮鋭度(コントラスト状態)を表す値であるが、合焦状態の映像の鮮鋭度は高く、ボケた映像の鮮鋭度は低いので、撮像光学系の焦点状態を表す値として、カメラマイコン110で実行される焦点調節制御に利用される。
顔検出処理部109は歪み補正処理部104から出力された歪み補正後の画像信号に対して、公知の顔検出処理を施し、撮影画面内の人物の顔領域を検出する。公知の顔検出処理としては、例えば、画像データで表される各画素の階調色から、肌色領域を抽出し、予め用意された顔の輪郭パターンとのマッチング度で顔を検出する方法が挙げられる。また、抽出された目、鼻、口等の顔の特徴点からパターン認識を行う方法等も挙げられる。顔検出処理部109は、その検出結果をカメラマイコン110に出力する。この顔検出処理部109は、補正画像内で、特定の被写体である顔を示す特定被写体領域を検出する検出手段に対応する。
フォーカスレンズ駆動部111はフォーカスレンズ101を移動させるためのアクチュエータ及びその駆動回路を含む。アクチュエータとしてはステッピングモータ、DCモータ、振動型モータ、ボイスコイルモータ等が一般に用いられる。カメラマイコン110にて、前記の焦点信号生成部108から出力された焦点信号に基づいて公知のTV−AF方式による焦点調節制御処理が実行され、フォーカスレンズ駆動部111を制御しフォーカスレンズ101を駆動することにより、撮像光学系の焦点調節が実行される。
図2は、図1におけるカメラマイコン110により実行される焦点検出領域を設定する方法を説明するための図である。
図2(A)は、歪み補正処理部104から出力された歪み補正後の画像の一例である。画像内には人物201が写っており、顔検出処理部109により検出された人物の顔の領域である被写体領域202が検出されている。
図2(B)は撮像信号処理部103から出力された歪み補正前の画像であり、人物203は歪んでいる。
ここで、図2(A)で検出された被写体領域202と同じ位置に焦点検出領域を設定した場合、焦点検出領域204は図中の点線で示した矩形領域となる。しかし画像の歪みにより人物像の位置が移動しているために、焦点検出領域204には顔だけでなく背景の領域も含まれている。
この場合、背景の領域にコントラストが強い被写体が写っていると、背景に合焦するように焦点調節制御が実行されてしまい、人物のピントがぼけてしまう問題が生じる。
また図2(C)は図2(B)と同じく歪み補正前の画像であり、図中の点線で示した被写体領域205は図2(A)で検出された被写体領域202に逆歪み補正処理を適用して得られた領域を示している。
この場合の被写体領域205は歪んだ形状になっているため、焦点検出領域として好ましい形状である画面の四辺に平行な長方形領域となっておらず、焦点検出領域として適用することができないという問題がある。
またこの場合、被写体領域202全体に対して逆歪み補正処理を適用するため、演算負荷も大きくなってしまう。
一方、本実施の形態に係るカメラマイコン110により行われる焦点検出領域の設定によれば、焦点検出領域を設定する処理は以下のように行われる。
図2(D)は図2(A)と同じ歪み補正後の画像の一例であり、被写体領域206が検出されている。
ここで点207は被写体領域205の中心に位置する点であり、以下では点207を被写体領域205の位置を代表する代表点とする。この代表点207に対して逆歪み補正処理を適用して得られる、歪み補正前の画像上の点が図2(E)の対応点208である。
図から分かるように、対応点208は歪み補正前の画像上の顔の領域の略中心になる。さらに図2(E)で点線で示した矩形領域209は、対応点208を中心とし、図2(D)の歪み補正後の画像で検出された被写体領域205と同じ大きさの領域となっている。
このようにして得られた矩形領域209は、歪み補正前の画像上の顔の領域をほぼ含んでおり、かつ画面の四辺に平行な長方形領域となっている。このため矩形領域209を焦点検出領域として用いることで、人物に正しく合焦させることができる。矩形領域209は、特定被写体領域(被写体領域206)を代表点207の座標から補正前座標(対応点208の座標)の方向に向かって、代表点の座標と補正前座標間の距離だけ平行移動した平行移動領域である。また、特定被写体領域(被写体領域206)、焦点検出領域(矩形領域209)、及び被写体画像(図2(E)全体)の形状は矩形であり、被写体画像の2組ある平行な2辺のうちの1組の2辺は、焦点検出領域の2組ある平行な2辺のうちの一方の1組の辺に平行であり、被写体画像の他の組の平行な2辺は、焦点検出領域の他方の1組の平行な2辺に平行である。
なお、図2(F)で点線で示した矩形領域210は、焦点検出領域をより人物203に合焦しやすい形状にしたものである。
この矩形領域210は図2(E)で得られた矩形領域209に対して、幅方向に所定の係数を乗じて幅をやや狭くした領域で、さらに高さ方向には画面の下方に所定の比率だけ延長した領域である。
顔検出処理部109により検出される被写体領域206は、必ずしも焦点調節制御に適した大きさであるとは限らず、顔の領域に対して大きすぎて背景領域が多く含まれたり、小さすぎて焦点調節に適さない場合がある。
そこで被写体領域206の幅や高さにそれぞれ所定の係数を乗じることで、より焦点調節制御に適した焦点検出領域を得ることができる。すなわち、平行移動領域に対して、さらに平行移動領域の2組ある平行な2辺のうちの一方の1組の2辺に予め定められた係数を乗じ、他方の1組の2辺に他の予め定められた係数を乗じて得られた矩形を、焦点検出領域として設定してもよい。
また人物に合焦させる場合、焦点検出領域を画面の下方に延長することで、顔の領域に加えて胴体部分も焦点検出領域に含めることができ、より確実に被写体に合焦させることができる。すなわち、平行移動領域に対して、さらに補正画像における天地方向の平行移動領域の2辺を下方向に延長した矩形を、焦点検出領域として設定してもよい。
これらの処理は上記図2(E)で得られた矩形領域209に対して所定の比率で拡大縮小および平行移動を加えるだけであるので、わずかな演算負荷で実行することが可能である。
このようにカメラマイコン110により行われる焦点検出領域の設定では、歪み補正後の画像上の被写体領域の代表点に対応する歪み補正前の点を逆歪み補正処理によって求める。そして歪み補正前の点の位置を基準とした矩形領域を焦点検出領域として用いる。
これにより被写体に正しく合焦可能な焦点検出領域を設定することができる。さらに代表点のみについて逆歪み補正演算を実行するので、演算負荷も少なくすることができる。
図3は、図1におけるカメラマイコン110により実行される焦点検出領域設定処理の手順を示すフローチャートである。
図3において、顔検出処理部109より出力される被写体領域206の情報を取得する(ステップS301)。この情報としては領域の基準点(たとえば矩形領域の左上の頂点)の座標、領域の幅、高さなどが挙げられる。
次に、被写体領域206の代表点207の座標を算出する(ステップS302)。代表点207としては上述したように、被写体領域206の中心点が好ましいが、焦点検出領域の設定に適するものであれば必ずしも中心点でなくてよい。このステップS302は、検出された特定被写体領域内の点である代表点の座標を算出する代表点算出手段に対応する。
そして、代表点207の座標に対して逆歪み補正処理を適用し、歪み補正前の画像上の対応点208の座標(補正前座標)を算出する(ステップS303)。このステップS303は、歪み補正処理部104により補正されることによって代表点となる、被写体画像内の点の座標である補正前座標を算出する逆歪み補正算出手段に対応する。
次に、対応点208の座標を基準とした矩形領域209を算出する(ステップS304)。上述したようにこの矩形領域209は、対応点208を中心とし、被写体領域206と同じ幅、高さの領域として求めることができるが、必ずしもこれに限らない。
画像の歪みは画像の中心点から離れるほど大きくなるので、例えば対応点208が画像中心から離れるほど、矩形領域209の中心を対応点208からずらすようにしてもよい。
また領域の幅や高さについても、上述したように被写体領域206の幅、高さにそれぞれ所定の係数を乗じて拡大・縮小したり、胴体がある方向である画面の下方向に広げるようにしてもよい。
そして、ステップS304で算出した矩形領域209が焦点検出領域となるよう、焦点検出領域設定部107に焦点検出領域を設定して(ステップS305)、本処理を終了する。上記ステップS304、305は、算出された補正前座標を含む領域を、焦点を検出するための焦点検出領域として設定する設定手段に対応する。
なお以上に述べた焦点検出領域設定は、カメラマイコン110にて、例えば映像信号の垂直同期信号の発生周期やその整数倍の周期などの予め定められた周期毎に繰り返し実行される。
このようにすることで被写体や撮像装置100が動いて、画面上の被写体領域の位置が移動しても、焦点検出領域の位置を追従させて常に被写体に合焦した状態を保つことができる。
なお、以上説明した実施の形態では、被写体の検出手段として人物の顔を検出するものとしているが、映像に含まれる被写体領域が検出できるものであればよい。例えば、顔以外人体の部位を検出したり、特定の色やパターンの領域を検出するようにしてもよい。
以上に説明したように、本実施の形態によれば、歪み補正後の画像から検出された被写体領域の代表点に対応する、歪み補正前の画像上の位置を逆歪み補正演算によって求め、その位置を基準に焦点検出領域を設定する。これにより焦点信号を取得するのに適した焦点検出領域の形状を設定でき、かつ逆歪み補正演算を実行ための演算負荷も少なくすることができる。
以上説明した実施の形態はビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、及びカメラ付き携帯端末などへの適用も可能である。
(他の実施の形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
100 撮像装置
101 フォーカスレンズ
102 撮像素子
103 撮像信号処理部
104 歪み補正処理部
105 画像表示部
106 画像記録部
107 焦点検出領域設定部
108 焦点信号生成部
109 顔検出処理部
110 カメラマイコン
111 フォーカスレンズ駆動部

Claims (18)

  1. 被写体を撮像して得られた被写体画像の歪みを補正する補正手段と、
    前記補正手段により補正された補正画像内で、特定の被写体を示す特定被写体領域を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された特定被写体領域内の点である代表点の座標を算出する代表点算出手段と、
    前記補正手段により補正されることによって前記代表点となる、前記被写体画像内の点の座標である補正前座標を算出する逆歪み補正算出手段と、
    前記逆歪み補正算出手段により算出された補正前座標を含む領域を、焦点を検出するための焦点検出領域として設定する設定手段と
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記設定手段は、前記特定被写体領域を前記代表点の座標から前記補正前座標の方向に向かって、前記代表点の座標と前記補正前座標間の距離だけ平行移動した平行移動領域を前記特定被写体領域として設定することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記特定被写体領域、前記焦点検出領域、及び前記被写体画像の形状は矩形であり、前記被写体画像の2組ある平行な2辺のうちの1組の2辺は、前記焦点検出領域の2組ある平行な2辺のうちの一方の1組の辺に平行であり、前記被写体画像の他の組の平行な2辺は、前記焦点検出領域の他方の1組の平行な2辺に平行であることを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記設定手段は、前記平行移動領域に対して、さらに前記平行移動領域の2組ある平行な2辺のうちの一方の1組の2辺に予め定められた係数を乗じ、他方の1組の2辺に他の予め定められた係数を乗じて得られた矩形を、前記焦点検出領域として設定することを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  5. 前記設定手段は、前記平行移動領域に対して、さらに前記補正画像における天地方向の前記平行移動領域の2辺を下方向に延長した矩形を、前記焦点検出領域として設定することを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  6. 前記代表点は、前記特定被写体領域の中心点であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 撮像装置の制御方法であって、
    被写体を撮像して得られた被写体画像の歪みを補正する補正ステップと、
    前記補正ステップにより補正された補正画像内で、特定の被写体を示す特定被写体領域を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにより検出された特定被写体領域内の点である代表点の座標を算出する代表点算出ステップと、
    前記補正ステップにより補正されることによって前記代表点となる、前記被写体画像内の点の座標である補正前座標を算出する逆歪み補正算出ステップと、
    前記逆歪み補正算出ステップにより算出された補正前座標を含む領域を、焦点を検出するための焦点検出領域として設定する設定ステップと
    を備えたことを特徴とする制御方法。
  8. 前記設定ステップは、前記特定被写体領域を前記代表点の座標から前記補正前座標の方向に向かって、前記代表点の座標と前記補正前座標間の距離だけ平行移動した平行移動領域を前記特定被写体領域として設定することを特徴とする請求項7記載の制御方法。
  9. 前記特定被写体領域、前記焦点検出領域、及び前記被写体画像の形状は矩形であり、前記被写体画像の2組ある平行な2辺のうちの1組の2辺は、前記焦点検出領域の2組ある平行な2辺のうちの一方の1組の辺に平行であり、前記被写体画像の他の組の平行な2辺は、前記焦点検出領域の他方の1組の平行な2辺に平行であることを特徴とする請求項8記載の制御方法。
  10. 前記設定ステップは、前記平行移動領域に対して、さらに前記平行移動領域の2組ある平行な2辺のうちの一方の1組の2辺に予め定められた係数を乗じ、他方の1組の2辺に他の予め定められた係数を乗じて得られた矩形を、前記焦点検出領域として設定することを特徴とする請求項9記載の制御方法。
  11. 前記設定ステップは、前記平行移動領域に対して、さらに前記補正画像における天地方向の前記平行移動領域の2辺を下方向に延長した矩形を、前記焦点検出領域として設定することを特徴とする請求項9記載の制御方法。
  12. 前記代表点は、前記特定被写体領域の中心点であることを特徴とする請求項7乃至請求項11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記制御方法は、
    被写体を撮像して得られた被写体画像の歪みを補正する補正ステップと、
    前記補正ステップにより補正された補正画像内で、特定の被写体を示す特定被写体領域を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにより検出された特定被写体領域内の点である代表点の座標を算出する代表点算出ステップと、
    前記補正ステップにより補正されることによって前記代表点となる、前記被写体画像内の点の座標である補正前座標を算出する逆歪み補正算出ステップと、
    前記逆歪み補正算出ステップにより算出された補正前座標を含む領域を、焦点を検出するための焦点検出領域として設定する設定ステップと
    を備えたことを特徴とするプログラム。
  14. 前記設定ステップは、前記特定被写体領域を前記代表点の座標から前記補正前座標の方向に向かって、前記代表点の座標と前記補正前座標間の距離だけ平行移動した平行移動領域を前記特定被写体領域として設定することを特徴とする請求項13記載のプログラム。
  15. 前記特定被写体領域、前記焦点検出領域、及び前記被写体画像の形状は矩形であり、前記被写体画像の2組ある平行な2辺のうちの1組の2辺は、前記焦点検出領域の2組ある平行な2辺のうちの一方の1組の辺に平行であり、前記被写体画像の他の組の平行な2辺は、前記焦点検出領域の他方の1組の平行な2辺に平行であることを特徴とする請求項14記載のプログラム。
  16. 前記設定ステップは、前記平行移動領域に対して、さらに前記平行移動領域の2組ある平行な2辺のうちの一方の1組の2辺に予め定められた係数を乗じ、他方の1組の2辺に他の予め定められた係数を乗じて得られた矩形を、前記焦点検出領域として設定することを特徴とする請求項15記載のプログラム。
  17. 前記設定ステップは、前記平行移動領域に対して、さらに前記補正画像における天地方向の前記平行移動領域の2辺を下方向に延長した矩形を、前記焦点検出領域として設定することを特徴とする請求項15記載のプログラム。
  18. 前記代表点は、前記特定被写体領域の中心点であることを特徴とする請求項13乃至請求項17のいずれか1項に記載の撮像装置。
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