JP2014125911A - オイル分離構造 - Google Patents

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Kazuyasu Nozue
和靖 野末
Masato Tsukahara
雅人 塚原
Yoshihiro Takagi
良浩 高木
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Abstract

【課題】クランクケースからブローバイガスを直接取り出す場合に、ブローバイガスからオイルを適切に分離する。
【解決手段】エンジンのクランクケースに連結されてクランクケースからブローバイガスを取り出す第一還流管路11と、第一還流管路11に連結されてブローバイガスからオイルを分離する遠心式ブリーザ12と、遠心式ブリーザ12に連結されてオイルが分離されたブローバイガスをエンジン2の吸気管路6に戻す第二還流管路13と、を備えており、第一還流管路11内に、ブローバイガスからオイルを分離するオイル分離部材20が配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ブローバイガスからオイルを分離するオイル分離構造に関する。
一般に、トラックなどの車両においては、エンジンのクランクケース内に発生するブローバイガスが大気中に放出されないように、ブローバイガスを再度エンジンの吸気管路に戻している。そして、ブローバイガスにはオイルミストが含まれることから、通常のブリーザに加えて、エンジンのヘッドカバーにも一次ブリーザを搭載することで、ブローバイガスからオイルを分離させている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−247448号公報
しかしながら、ヘッドカバーに一次ブリーザを搭載するとコストが高くなる。そこで、エンジンのクランクケースからブローバイガスを直接取り出し、遠心式ブリーザ(気液分離装置)でオイルを分離させたブローバイガスを吸気管路に戻すことが考えられる。
この場合、クランクケースからブローバイガスを直接取り出すため、ブローバイガスに含まれるオイルミストの量が多くなり、遠心式ブリーザでオイルミストを十分に分離できなくなる。
そこで、本発明は、クランクケースからブローバイガスを直接取り出す場合に、ブローバイガスからオイルを適切に分離することができるオイル分離構造を提供することを目的とする。
本発明に係るオイル分離構造は、ブローバイガスからオイルを分離するオイル分離構造であって、エンジンのクランクケースに連結されてクランクケースからブローバイガスを取り出す第一還流管路と、第一還流管路に連結されてブローバイガスからオイルを分離する気液分離装置と、気液分離装置に連結されてオイルが分離されたブローバイガスをエンジンの吸気管路に戻す第二還流管路と、を備えており、第一還流管路内に、ブローバイガスからオイルを分離するオイル分離部材が配置されている。
本発明に係るオイル分離構造によれば、クランクケース内に発生したブローバイガスは、第一還流管路から直接取り出されて、気液分離装置によりオイルが分離された後、第二還流管路からエンジンの吸気管路に戻される。このとき、クランクケースから直接取り出されたブローバイガスは、多量のオイル(オイルミスト)を含むが、気液分離装置の上流側に配置されたオイル分離部材を通過するため、気液分離装置に到達する前に多くのオイルがブローバイガスから分離される。その結果、高性能な気液分離装置を設けなくても、ブローバイガスからオイルを適切に分離することができる。
この場合、オイル分離部材は、第一還流管路のクランクケースと連結される連結部に配置される第一オイル分離部材を有するものとすることができる。
クランクケースに近いほどブローバイガスに含まれるオイルの量が多いため、クランクケースとの連結部に第一オイル分離部材を配置することで、効率よくブローバイガスからオイルを分離することができる。
また、オイル分離部材は、第一還流管路の上流側から下流側に向けて上方に延びる垂直部に配置される第二オイル分離部材を有するものとすることができる。
このように第一還流管路の垂直部に第二オイル分離部材を配置することで、ブローバイガスからオイルを適切に分離することができるとともに、オイル分離部材で分離したオイルが気液分離装置側に流れていくのを防止することができる。
また、オイル分離部材は、第一還流管路のクランクケースと連結される連結部に配置される第一オイル分離部材と、第一還流管路の上流側から下流側に向けて上方に延びる垂直部に配置される第二オイル分離部材と、を有し、第一オイル分離部材は、第二オイル分離部材よりも目が粗いものとすることができる。
このように、第一オイル分離部材及び第二オイル分離部材の目の粗さを設定することで、上流側で粒径の大きいオイルが分離され、下流側で粒径の小さいオイルが分離されるため、ブローバイガスの通気抵抗を抑制しつつ、全体としてオイルの分離効率を向上することができる。
本発明によれば、クランクケースからブローバイガスを直接取り出す場合に、ブローバイガスからオイルを適切に分離することができる。
実施形態に係るオイル分離構造の模式図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、実施形態に係るオイル分離構造の模式図である。図1に示すように、本実施形態に係るオイル分離構造1は、車両のエンジン2に取り付けられるものである。
エンジン2を構成するエンジンブロック3の上部には、ピストン4が往復運動する1又は複数の円筒状のシリンダ5が形成されている。シリンダ5の上部には、吸気ポート及び排気ポートが形成されており、この吸気ポートには、シリンダ5内の燃焼室にガスを吸気するための吸気管路6が連結されており、この排気ポートには、この燃焼室から燃焼ガスを排気するための排気管路7が連結されている。
エンジンブロック3の下部には、ピストン4に連結されるクランク(不図示)が収容されてオイルパン8に繋がるスカート部9が形成されている。オイルパン8には、エンジン2の各部を潤滑するためのオイルが貯留されている。なお、スカート部9及びオイルパン8は、クランクケースを構成する。
そして、本実施形態に係るオイル分離構造1は、スカート部9に連結される第一還流管路11と、第一還流管路11に連結される遠心式ブリーザ12と、遠心式ブリーザ12と吸気管路6とに連結される第二還流管路13と、遠心式ブリーザ12とスカート部9又はオイルパン8とに連結される第三還流管路14と、を備えている。
第一還流管路11は、クランクケース(スカート部9及びオイルパン8)からブローバイガスを取り出すガス還流管路である。第一還流管路11は、スカート部9に形成された第一開口15に連通されている。そして、第一還流管路11は、第一開口15と連結される部分であって第一開口15から略水平に延びる連結部16と、連結部16から上方に向けて延びる垂直部17と、を備えている。なお、垂直部17は、垂直方向又は略垂直方向に延びていることが好ましい。
遠心式ブリーザ12は、第一還流管路11から送られてきたブローバイガスからオイルを分離する気液分離装置である。遠心式ブリーザ12の具体的な構成は、特に限定されるものではなく、例えば、複数の羽根を回転させることによりブローバイガスからオイルを遠心分離するものとすることができる。そして、遠心式ブリーザ12の側面に、オイルを分離したブローバイガスを排出するブローバイガス用排出口が形成されており、遠心式ブリーザ12の底面に、ブローバイガスから分離されたオイルを排出するオイル用排出口が形成されている。
第二還流管路13は、遠心式ブリーザ12においてオイルが分離されたブローバイガスを吸気管路6に戻す吸気戻り管路である。第二還流管路13の一端は、遠心式ブリーザ12のブローバイガス用排出口に連通されており、第二還流管路13の他端は、吸気管路6におけるエアフィルタ(不図示)とエンジン2との間の部分に連通されている。
第三還流管路14は、遠心式ブリーザ12においてブローバイガスから分離されたオイルをオイルパン8に戻すオイル戻り管路である。第三還流管路14の一端は、遠心式ブリーザ12のオイル用排出口に連通されており、第三還流管路14の他端は、スカート部9又はオイルパン8に形成された第二開口18に連通されている。第二開口18は、第一開口15よりも下方であって、オイルパン8に貯留されているオイルの油面よりも上方に形成されている。
そして、第一還流管路11内に、第一還流管路11内を流れるブローバイガスからオイルを分離するオイル分離部材20が配置されている。
オイル分離部材20は、ブローバイガスが通過する際に、当該ブローバイガスに含まれるオイルをオイル分離部材20に付着させることで、当該ブローバイガスからオイルを分離するものである。オイル分離部材20の具体的な構成は、特に限定されるものではなく、例えば、メッシュ構造の部材を主構成要素とすることができる。
そして、オイル分離部材20で分離されたオイルが第一還流管路11を伝ってオイルパン8に戻るように、第一還流管路11は、第一開口15からオイル分離部材20までの区間において、上流側から下流側にかけて下降することなく、水平又は上昇するように配置されている。
第一還流管路11内にオイル分離部材20を配置する手法としては、例えば、第一還流管路11の端部(スカート部9の第一開口15)からオイル分離部材20を第一還流管路11内に挿入する手法や、オイル分離部材20が挿入された管状部材を第一還流管路11に連結する方法等がある。
このように構成されるオイル分離部材20は、第一オイル分離部材21と第二オイル分離部材22の二部材で構成されている。第一オイル分離部材21は、第一還流管路11の連結部16内に配置されており、第二オイル分離部材22は、第一還流管路11の垂直部17内に配置されている。
第一オイル分離部材21及び第二オイル分離部材22の長さや目の粗さは、特に制限されるものではなく、任意の長さ及び任意の目の粗さとすることができる。但し、ブローバイガスの通気抵抗やオイルの分離効率などの観点からは、第一オイル分離部材21を、第二オイル分離部材22よりも目の粗いものとすることが好ましい。これにより、上流側で粒径の大きいオイルが分離され、下流側で粒径の小さいオイルが分離されるため、ブローバイガスの通気抵抗を抑制しつつ、全体としてオイルの分離効率を向上することができる。特に、クランクケースに近い第一オイル分離部材21で粒径の大きいオイルを分離させることで、分離させたオイルを迅速かつ効率的にオイルパン8に戻すことができる。
次に、本実施形態に係るオイル分離構造1の作用について説明する。
まず、クランクケース内に発生したブローバイガスは、第一開口15に連通された第一還流管路11から取り出されて、遠心式ブリーザ12によりオイルが分離された後、第二還流管路13から吸気管路6に戻される。一方、遠心式ブリーザ12により分離されたオイルは、第三還流管路14からオイルパン8に戻される。
このとき、クランクケースから直接取り出されたブローバイガスは、多量のオイルを含むが、遠心式ブリーザ12の上流側に配置されたオイル分離部材20を通過するため、ブローバイガスが遠心式ブリーザ12に到達する前に多くのオイルがブローバイガスから分離される。その結果、高性能な遠心式ブリーザ12を設けなくても、ブローバイガスからオイルを適切に分離することができる。なお、オイル分離部材20で分離されたオイルは、第一還流管路11を伝ってオイルパン8に戻される。
また、クランクケースに近いほどブローバイガスに含まれるオイルの量が多いため、連結部16に第一オイル分離部材21を配置することで、効率よくブローバイガスからオイルを分離することができる。
また、垂直部17に第二オイル分離部材22を配置することで、ブローバイガスからオイルを適切に分離することができるとともに、オイル分離部材20で分離したオイルが遠心式ブリーザ12側に流れていくのを防止することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、オイル分離部材を第一オイル分離部材及び第二オイル分離部材の2つで構成されるものとして説明したが、オイル分離部材を1つの部材で構成してもよく、オイル分離部材を3つ以上の部材で構成してもよい。オイル分離部材を1つの部材で構成する場合は、例えば、第一オイル分離部材又は第二オイル分離部材の何れか一方のみとすることができる。
1…オイル分離構造、2…エンジン、3…エンジンブロック、4…ピストン、5…シリンダ、6…吸気管路、7…排気管路、8…オイルパン、9…スカート部、11…第一還流管路、12…遠心式ブリーザ(気液分離装置)、13…第二還流管路、14…第三還流管路、15…第一開口、16…連結部、17…垂直部、18…第二開口、20…オイル分離部材、21…第一オイル分離部材、22…第二オイル分離部材。

Claims (4)

  1. ブローバイガスからオイルを分離するオイル分離構造であって、
    エンジンのクランクケースに連結されて前記クランクケースからブローバイガスを取り出す第一還流管路と、
    前記第一還流管路に連結されて前記ブローバイガスからオイルを分離する気液分離装置と、
    前記気液分離装置に連結されてオイルが分離された前記ブローバイガスをエンジンの吸気管路に戻す第二還流管路と、
    を備えており、
    前記第一還流管路内に、前記ブローバイガスからオイルを分離するオイル分離部材が配置されている、
    オイル分離構造。
  2. 前記オイル分離部材は、前記第一還流管路の前記クランクケースと連結される連結部に配置される第一オイル分離部材を有する、
    請求項1に記載のオイル分離構造。
  3. 前記オイル分離部材は、前記第一還流管路の上流側から下流側に向けて上方に延びる垂直部に配置される第二オイル分離部材を有する、
    請求項1又は2に記載のオイル分離構造。
  4. 前記オイル分離部材は、前記第一還流管路の前記クランクケースと連結される連結部に配置される第一オイル分離部材と、前記第一還流管路の上流側から下流側に向けて上方に延びる垂直部に配置される第二オイル分離部材と、を有し、
    前記第一オイル分離部材は、前記第二オイル分離部材よりも目が粗い、
    請求項1に記載のオイル分離構造。
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