JP2014125156A - 車両用ヒートポンプ装置 - Google Patents

車両用ヒートポンプ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014125156A
JP2014125156A JP2012284863A JP2012284863A JP2014125156A JP 2014125156 A JP2014125156 A JP 2014125156A JP 2012284863 A JP2012284863 A JP 2012284863A JP 2012284863 A JP2012284863 A JP 2012284863A JP 2014125156 A JP2014125156 A JP 2014125156A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature side
high temperature
coolant
refrigerant
heat pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012284863A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotomo Tsukahara
大朋 塚原
Toru Fujisawa
徹 藤澤
Satoru Itani
悟 井谷
Yutaka Watanabe
豊 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2012284863A priority Critical patent/JP2014125156A/ja
Publication of JP2014125156A publication Critical patent/JP2014125156A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】運転再開時の起動速度を向上させることができる車両用ヒートポンプ装置を提供すること。
【解決手段】この車両用ヒートポンプ装置1は、冷媒を圧縮して吐出する電動圧縮機112と、温熱を輸送する高温側冷却液と、電動圧縮機112が吐出した高温高圧冷媒との間で熱交換を行う高温側水冷媒熱交換器111と、高温側冷却液111を循環させる高温側冷却液系統と連通して高温側冷却液を収容する高温側リザーバタンク130とを具備し、高温側リザーバタンク130は、高温側水冷媒熱交換器111と熱交換可能に接触している。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用ヒートポンプ装置に関する。
以前より、ヒートポンプを備え冷媒と冷却液との間で熱交換を行う車両用ヒートポンプ装置が知られている。非特許文献1には、車両用ヒートポンプ装置(HPAC:Heat Pump Air Conditioner)を備え、車両用ヒートポンプ装置が導出した冷却液を用いて車室内の冷暖房を行う車両の温度調整システムが開示されている。この車両用ヒートポンプ装置は、冷媒を圧縮する圧縮機と、冷媒から冷却液へ放熱を行うコンデンサと、冷却液を冷媒で冷却する冷却器と、コンデンサへ冷却液を送出するコンデンサポンプと、冷却器へ冷却液を送出する冷却器ポンプとを備えている。
Kowsky et al., "Unitary HPAC System", SAE International J. Passeng. Cars - Mech. Syst., 2012, doi:10.4271/2012-01-1050.
ところで、5分や10分といった比較的短い時間、車両の空調を停止させるケースは多い。例えば、コンビニエンス・ストアで買い物をするために車両を駐車するような場合である。
このような比較的短い時間であっても、運転が停止すると、車両用ヒートポンプ装置と周囲との間および装置内での熱移動が進み、装置の低温側各部と高温側各部との間の温度差は減少する。このため、従来の車両用ヒートポンプ装置では、比較的短い時間しか運転を停止していないにも関わらず、運転再開時の起動速度が遅いという課題があった。
本発明の目的は、運転再開時の起動速度を向上させることができる車両用ヒートポンプ装置を提供することである。
本開示の車両用ヒートポンプ装置は、冷媒を圧縮して吐出する電動圧縮機と、温熱を輸送する高温側冷却液と、前記電動圧縮機が吐出した高温高圧冷媒との間で熱交換を行う高温側水冷媒熱交換器と、前記高温側冷却液を循環させる高温側冷却液系統と連通して前記高温側冷却液を収容する高温側リザーバタンクと、を具備し、前記高温側リザーバタンクは、前記高温側水冷媒熱交換器と熱交換可能に接触している、構成を採る。
本開示によれば、運転再開時の起動速度を向上させることができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る車両用ヒートポンプ装置を示す斜視図 実施の形態1の車両用ヒートポンプ装置を示す一部破断図 実施の形態1のコンプレッサ筐体側を示す一部破断の斜視図 実施の形態1のコンプレッサ筐体側を示す一部破断の斜視図 実施の形態1のコンプレッサ筐体側を示す軸方向断面図 実施の形態1のコンプレッサ筐体側を示す周方向断面図 実施の形態1の車両用ヒートポンプ装置の冷媒および冷却液の流れについて説明する図 実施の形態1の車両用ヒートポンプ装置を用いた車両温度調整システムについて説明する図 実施の形態1の車両用ヒートポンプ装置を用いた車両温度調整システムについて説明する図 本発明の実施の形態2に係るコンプレッサ筐体側を示す斜視図 実施の形態2のコンプレッサ筐体側を示す一部破断図 実施の形態2のコンプレッサ筐体側を示す周方向断面図 実施の形態2のコンプレッサ筐体側を示す一部破断の斜視図 実施の形態2のコンプレッサ筐体側を示す軸方向断面図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一要素は原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明を省略する。
(実施の形態1)
<車両用ヒートポンプ装置の構成>
まず、本発明の実施の形態における各構成について、図1〜図6を用いて説明する。図1〜図6は、本実施の形態に係る車両用ヒートポンプ装置の構成を示す図である。
より具体的には、図1は、車両用ヒートポンプ装置の斜視図であり、図2は、車両用ヒートポンプ装置の一部破断図である。図3および図4は、車両用ヒートポンプ装置のうちコンプレッサ筐体側の一部破断の斜視図であり、図5は、コンプレッサ筐体側の断面図である。図6は、図5のC−C線における周断面図である。
車両用ヒートポンプ装置1は、車両に搭載される装置であり、低温側水冷媒熱交換器110と、高温側水冷媒熱交換器111と、冷媒を圧縮して吐出する電動圧縮機112とを備える。ここで、車両とは、例えば、電気自動車である。電気自動車とは、例えば、EV(Electric Vehicle)、PHEV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、またはHEV(Hybrid Electric Vehicle)等、車両に搭載されている蓄電池を用いて走行する車両である。
車両用ヒートポンプ装置1は、その内部にヒートポンプを有する。そして、車両用ヒートポンプ装置1は、ヒートポンプの冷媒と低温側の冷却液(以下「低温側冷却液」という)および高温側の冷却液(以下「高温側冷却液」という)との間で熱交換を行う。低温側冷却液と高温側冷却液とは、車両用ヒートポンプ装置1の外部から導入される。
冷媒は、例えば、二酸化炭素(CO2)など、電気自動車に要求される極低温の環境下でもヒートポンプサイクルの効率を向上できる一方、作動圧力が高くなるものが採用される。
冷却液は、例えば、エチレングリコール水溶液などの液体である。冷却液は、不凍液であれば良く、エチレングリコール水溶液以外にプロピレングリコール水溶液を用いることも可能である。
高温側冷却液は、高温側導入管104を介して車両用ヒートポンプ装置1の外部から導入される(図1の矢印B)。この導入された冷却液は、高温側水冷媒熱交換器111にて加熱され、高温側導出管105から導出される(図1の矢印B)。冷却液は、高温側ウォータポンプ101が備える電力モータの駆動力にて輸送される。
高温側水冷媒熱交換器111は、冷媒が流れる通路111aと高温側冷却液が流れる通路111bとを備え、これら通路の間で熱を移動させるように構成されている。すなわち、高温側水冷媒熱交換器111は、温熱を輸送する高温側冷却液と、後述の電動圧縮機112が吐出した高温高圧冷媒との間で、熱交換を行う。
低温側冷却液は、低温側導入管106を介して車両用ヒートポンプ装置1の外部から導入される(図1の矢印A)。導入された冷却液は、低温側水冷媒熱交換器110にて冷却され、低温側導出管107から導出される(図1の矢印A)。冷却液は、低温側ウォータポンプ102が備える電力モータの駆動力にて輸送される。
低温側水冷媒熱交換器110は、冷媒が流れる通路と低温側冷却液が流れる通路とを備え、これらの通路の間で熱を移動させるように構成されている。
電動圧縮機112は、電動モータ112a、圧縮機構112b、および、コンプレッサ筐体109等から構成される。圧縮機構112bは電動モータ112aが発生する駆動力により、吸入した冷媒を圧縮して吐出する機構である。圧縮機構112bは、例えば、スクロール型を用いることができる。電動モータ112aは、インバータ113により電気的に駆動され、圧縮機構112bを駆動する。インバータ113は電力用半導体を有しており、電源から供給される直流電流を三相交流電力に変換して、電動モータ112aへ供給する。
コンプレッサ筐体109は、電動圧縮機112で処理される冷媒が外部に漏洩しないように封入するものであり、コンプレッサ筐体109の内側には電動圧縮機112を通過する冷媒が流れる。
電動圧縮機112は、高圧シェル型の圧縮機を構成する。高圧シェル型の圧縮機とは、電動モータ112aとコンプレッサ筐体109との間に、圧縮機構112bで圧縮された高圧の冷媒が流れ、コンプレッサ筐体109が高圧の冷媒に耐えうる構造を有するタイプの圧縮機を言う。低圧シェル型の圧縮機では、圧縮前の低温低圧の冷媒が電動モータの周囲を流れて加熱されるため、圧縮機構に導入される冷媒が膨張して薄くなってしまう。この場合、圧縮機構112bに吸入される冷媒密度が低くなるため、空調能力が低下してしまう。一方、本実施の形態のように、高圧シェル型の圧縮機を採用することで、圧縮前の冷媒が不用意に加熱されず、空調能力を向上できる。
また、車両用ヒートポンプ装置1は、電動圧縮機112の冷媒の入口の上流にアキュムレータ108を備える。アキュムレータ108は、冷媒を気体と液体に分離させることで、電動圧縮機112へ気体の冷媒のみを供給する役割をなす。電動圧縮機112の破壊を防止するためである。
また、車両用ヒートポンプ装置1は、低温側水冷媒熱交換器110の冷媒の入口の上流に膨張弁114を備える。膨張弁114は、熱量を変化させずに高温側水冷媒熱交換器111の下流側の高圧冷媒を膨張させて低温低圧にする。膨張弁114を通過した低温低圧冷媒は低温側水冷媒熱交換器110へ送られる。
また、車両用ヒートポンプ装置1は、車両用ヒートポンプ装置1の外部から電源供給を受けるための給電部103を備える。給電部103は、コンプレッサ筐体109の外壁に備える。給電部103へ供給された電気エネルギーは、電動圧縮機112、高温側ウォータポンプ101、および、低温側ウォータポンプ102のそれぞれが備える電動モータの駆動に用いられる。
また、車両用ヒートポンプ装置1は、高温側冷却液を循環させる高温側冷却液系統と連通して高温側冷却液を収容する、高温側リザーバタンク130を具備している。高温側リザーバタンク130は、コンプレッサ筐体109と熱交換可能に接触している。なお、コンプレッサ筐体109は、上述の通り、高温側水冷媒熱交換器111と一体となっている。したがって、本実施の形態において、コンプレッサ筐体109と熱交換可能に接触することは、高温側水冷媒熱交換器111と熱交換可能に接触することを意味する。
本実施の形態では、高温側リザーバタンク130は、コンプレッサ筐体109の上面に、コンプレッサ筐体109を覆って配置されている。すなわち、高温側リザーバタンク130は、コンプレッサ筐体109の重力方向上方と熱交換可能に接触する部分を有する。高温側リザーバタンク130は、コンプレッサ筐体109の上面において、コンプレッサ筐体109と密着している。
また、高温側リザーバタンク130は、第1の連通部131と、第1の連通部131とは別に設けられた第2の連通部132とを有する。第1の連通部131は、高温側冷却液を高温側冷却液系統から高温側リザーバタンク130へ流入させる。第2の連通部132は、高温側冷却液を高温側リザーバタンク130から高温側冷却液系統へ流出させる。
より具体的には、第1の連通部131および第2の連通部132は、高温側水冷媒熱交換器111の冷却液の通路111bと、それぞれ連通している。そして、図示しないが、第1の連通部131は、高温側冷却液系統の圧力が第1の所定値以上に上昇すると開き、膨張した高温側冷却液をリザーバタンクへ流入させる、正圧弁を具備している。また、図示しないが、第2の連通部132は、高温側冷却液系統の圧力が第2の所定値以下に低下すると開き、高温側冷却液をリザーバタンクから高温側冷却液系統へ流出させる、負圧弁を具備している。これら正圧弁および負圧弁は、全体として、高温側冷却液系統を所定の圧力に保持する機能を有する。また、高温側リザーバタンク130は、重力方向上方に、高温側冷却液の収容空間の圧力を調整するキャップ部(図示せず)を具備している。
なお、高温側リザーバタンク130は、コンプレッサ筐体109との接触領域以外の領域の一部または全部が、断熱材に覆われてもよい。
<高温側水冷媒熱交換器の詳細>
次に、車両用ヒートポンプ装置1におけるコンプレッサ筐体109側の構成を、特に図3〜図6を参照して、詳細に説明する。
高温側水冷媒熱交換器111は、コンプレッサ筐体109の壁体の中に設けられている。
高温側水冷媒熱交換器111は、図4〜図6に示すように、冷媒が流れる通路111aと、冷却液が流れる通路111bとを備えている。
冷却液の通路111bは、例えば、電動圧縮機112の周囲に沿って二次元方向(図4のX−R方向)に広がる空間により構成され、通路111bの一端および他端に冷却液の導入口111binと導出口111boutとが設けられている。導出口111boutは、高温側ウォータポンプ101に通じている。また、通路111bの一部は、コンプレッサ筐体109の壁体により構成されている。
冷媒の通路111aは、例えば、複数の直線状且つ筒状の配管により構成され、冷却液の通路111bを横切るように通路111bを囲う空間内に配置されている。図6に示すように、複数の通路111aは、電動圧縮機112の周方向(図4のR方向)に分散して配置されている。各通路111aの一端は、図5に示すように、電動圧縮機112の冷媒吐出口につながる冷媒室111cに通じ、各通路111aの他端は、膨張弁114につながる冷媒室111dに通じている。冷媒室111c、111dは、コンプレッサ筐体109の壁体により構成されている。
このような構成により、電動圧縮機112において圧縮された高温高圧冷媒は、電動圧縮機112から冷媒室111cへ吐出され、高温側水冷媒熱交換器111の複数の通路111aへ進む。その後、この高温高圧冷媒は、高温側水冷媒熱交換器111の中で冷却液へ放熱することで凝縮されて冷媒室111dを介して膨張弁114へ送られる。
図3〜図6に示すように、高温側水冷媒熱交換器111と電動圧縮機112とは、各々の筐体が1つのコンプレッサ筐体109に共通化されることで、一体的な構成となっている。
コンプレッサ筐体109は、密閉性を有し、冷却液および冷媒の各導入口および各導出口を除いて、高温側水冷媒熱交換器111を壁体内に閉じ込め、電動モータ112aおよび圧縮機構112bを内部の収容空間に閉じ込める。
コンプレッサ筐体109は、コンプレッサ筐体109の壁体を外周側と内周側との2つに区分することで、外周側を高温側水冷媒熱交換器111の筐体、内周側を電動圧縮機112の筐体とみなすこともできる。この場合、図3〜図6に示すように、高温側水冷媒熱交換器111は、電動圧縮機112の周囲を囲って電動圧縮機112と熱交換可能に接触しているとみなすことができる。
なお、実際に、高温側水冷媒熱交換器111の筐体と、電動圧縮機112の筐体とを別体に構成し、高温側水冷媒熱交換器111が電動圧縮機112の周囲を囲って、互いに熱交換可能に接触した構成を採用してもよい。
なお、本実施の形態において、コンプレッサ筐体109は、重力方向上方において、通路111bを開放する2つの開口部116を有している。これらの開口部116は、それぞれ、上述の高温側リザーバタンク130の第1の連通部131および第2の連通部132と接続される。
<車両用ヒートポンプ装置の動作>
次に、図7を用いて車両用ヒートポンプ装置1の冷媒と冷却液の流れについて説明する。
始めに、冷媒の流れを説明する。図7の矢印Dは冷媒の流れる方向を示している。冷媒は、電動圧縮機112、高温側水冷媒熱交換器111、膨張弁114、低温側水冷媒熱交換器110を、この順で流れる。この冷媒の流れにより、ヒートポンプサイクルが構成される。
電動圧縮機112で圧縮されて電動圧縮機112から吐出された高温高圧冷媒は、高温側水冷媒熱交換器111にて熱を放出して液体となる。液体となった冷媒は、膨張弁114にて急激に膨張され、低温低圧の冷媒となる。この低温低圧の冷媒は、低温側水冷媒熱交換器110にて熱を吸収して蒸発する。蒸発した冷媒はアキュムレータ108を通過して電動圧縮機112にて再度、圧縮される。
続いて、冷却液の流れを説明する。高温側導入管104を介してコンプレッサ筐体109の外部から導入された冷却液は、高温側水冷媒熱交換器111にて高温の冷媒と熱交換を行って加熱される。加熱された冷却液は、高温側導出管105から導出される。
低温側導入管106を介して車両用ヒートポンプ装置1の外部から導入された冷却液は、低温側水冷媒熱交換器110にて低温の冷媒と熱交換を行って冷却され、低温側導出管107から導出される。
このように、本実施の形態の車両用ヒートポンプ装置1では、装置内だけで冷媒を循環させてヒートポンプサイクルを実現している。さらに、高温側水冷媒熱交換器111および低温側水冷媒熱交換器110は、空気ではなく液体(冷却液)と冷媒との間で熱交換を行う。
この構成により、車両用ヒートポンプ装置1は、冷却液を介して車両用ヒートポンプ装置1から離れた箇所から熱を吸収し、車両用ヒートポンプ装置1から離れた箇所へ熱を放出することができる。
また、本実施の形態の車両用ヒートポンプ装置1では、温度に応じて変化する高温側冷却液の体積変化を、高温側リザーバタンク130によって吸収する。より具体的には、高温側冷却液が膨張して高温側冷却液系統の圧力が第1の所定値以上に上昇すると、高温側冷却液は、高温側冷却液系統から高温側リザーバタンク130へと流入する。また、高温側冷却液が収縮して高温側冷却液系統の圧力が第2の所定値以下に低下すると、高温側冷却液は、高温側リザーバタンク130から高温側冷却液系統へと流出する。すなわち、高温側冷却液系統と高温側リザーバタンク130との間では、間欠的あるいは連続的に、高温側冷却液が流動する。
この構成により、車両用ヒートポンプ装置1は、高温側リザーバタンク130に収容されている高温側冷却液(以下「リザーバ冷却液」という)の温度を、高温側冷却液系統を循環する高温側冷却液の温度に近付けることができる。
また、高温側リザーバタンク130は、高温側冷却液の流入口である第1の連通部131と、高温側冷却液の流出口である第2の連通部132とを、別の位置に具備している。
この構成により、車両用ヒートポンプ装置1は、リザーバ冷却液の交換が積極的に行われるようにすることができ、リザーバ冷却液の温度を、高温側冷却液系統を循環する高温側冷却液の温度に更に近付けることができる。
また、高温側リザーバタンク130は、上述の通り、コンプレッサ筐体109(高温側水冷媒熱交換器111)と熱交換可能に接触している。
この構成により、車両用ヒートポンプ装置1は、運転中および停止中において、高温側水冷媒熱交換器111とリザーバ冷却液との間での熱伝導を可能する。
そして、高温側リザーバタンク130は、コンプレッサ筐体109(高温側水冷媒熱交換器111)の重力方向上方と熱交換可能に接触する部分を有する。
この構成により、車両用ヒートポンプ装置1は、運転中、リザーバ冷却液の下方から加熱されるため、リザーバ冷却液の対流を促進することができる。すなわち、車両用ヒートポンプ装置1は、リザーバ冷却液の熱容量のより多くの部分を、冷熱蓄積のために利用することができる。
以上のような、冷却液流動、冷却液対流、および熱伝導により、車両用ヒートポンプ装置1の運転中において、リザーバ冷却液の温度は、高温側水冷媒熱交換器111内の高温側冷却液の温度に近似した温度となる。
また、高温側リザーバタンク130は、車両用ヒートポンプ装置1の運転が停止した後もしばらく、リザーバ冷却液の温度は保たれる。この温度保持は、特に高温側リザーバタンク130が断熱材に覆われている場合に顕著である。そして、運転が再開したときには、リザーバ冷却液の高温側冷却液系統への流出と、高温側リザーバタンク130から高温側水冷媒熱交換器111への熱移動とにより、高温側冷却液系統の温度は高くなる。
すなわち、車両用ヒートポンプ装置1は、高温側リザーバタンク130を備えることにより、リザーバ冷却液の熱容量を有効利用する構成を有している。このため、車両用ヒートポンプ装置1は、従来に比べて、運転停止時に高温側と低温側との温度差が拡大し難く、運転再開時の起動速度を向上させることが可能となる。
また、車両用ヒートポンプ装置1は、冷却液系統に通常必要な装置であるリザーバタンクを、リザーバ冷却液の温度保持に用いるため、従来装置に対する部品点数の増大やコストの増大を防いだ状態で、上記効果を得ることができる。
<車両温度調整システム>
次に、図8および図9を用いて、車両用ヒートポンプ装置1を用いた車両温度調整システムについて説明する。図8は車両温度調整システムの暖房運転時の説明図である。図9は、車両温度調整システムの冷房運転時の説明図である。
高温側導出管105から導出した加熱された高温側冷却液、および、低温側導出管107から導出した冷却された低温側冷却液は車両用空調装置2へ導入され、冷房もしくは暖房に用いられる。車両用空調装置2は、ファイアウォール7の車室側に配置され、車室内の空調を行う装置である。車両用ヒートポンプ装置1は、ファイアウォール7の車室外の側に配置される。
車両用空調装置2は、冷房用空気冷媒熱交換器200、暖房用空気冷媒熱交換器201、ブロワファン202、および、切換ドア203を備える。
冷房用空気冷媒熱交換器200は、ブロワファン202により送風された空気と、低温側導出管107から導出した冷却された低温側冷却液との間で熱交換を行い、空気を冷却するものである。冷却された空気は車室内へ導かれ、車室内の冷房に用いられる。
冷房用空気冷媒熱交換器200にて加熱された低温側冷却液は、低温側導入管106を介して、再度、車両用ヒートポンプ装置1へ導入される。
暖房用空気冷媒熱交換器201は、ブロワファン202により送風された空気と、高温側導出管105から導出した加熱された高温側冷却液との間で熱交換を行い、空気を加熱するものである。加熱された空気は車室内へ導かれ、車室内の暖房に用いられる。
暖房用空気冷媒熱交換器201にて冷却された高温側冷却液は、高温側導入管104を介して、再度、車両用ヒートポンプ装置1へ導入される。なお、第1のラジエータ5は、冷房時の高温側冷却液の放熱に用いられる。
車両用ヒートポンプ装置1が導出する低温側冷却液は、発熱体3の冷却に用いることも可能である。ここで、発熱体3とは、例えば、電気自動車に用いられる走行用モータ、走行用モータを駆動するためのインバータ、走行用モータへ電気エネルギーを供給するための蓄電池などの、発熱部材である。また、発熱体3とは、例えば、車両外部から蓄電池を充電するための充電器、蓄電池の電圧変換を行うためのDC−DC変換器などの、発熱部材である。これら発熱部材は電気自動車の走行中等に冷却を必要とする。
発熱体3から放出される熱は、低温側冷却液に吸熱させる。すなわち、低温側冷却液は加熱される。この加熱された低温側冷却液は、低温側導入管106へ導かれ、車両用ヒートポンプ装置1にて冷却される。この加熱された低温側冷却液は、第2のラジエータ6で放熱させることで、冷却することもできる。
車両用空調装置2を車室内の暖房に用いる場合は、発熱体3から放出された熱を、低温側冷却液に吸熱させる。すなわち、低温側冷却液は加熱される。この加熱された低温側冷却液は、低温側導入管106へ導かれ、低温側水冷媒熱交換器110にて冷却される。
この際、冷媒に回収(吸熱)された熱を、高温側水冷媒熱交換器111にて高温側冷却液に回収(吸熱)させ、この高温側冷却液を高温側導出管105から導出させ、暖房用空気冷媒熱交換器201に導くことで、車室内の空気の加熱に利用する事も可能である。
車両温度調整システムでは、図8と図9とに示すように、複数の三方弁Tによる冷却液の経路の切り替え、ならびに、切換ドア203による車室内へ向かう空気の経路の切り替えにより、車室内の暖房および冷房等の切り替えを行うことができる。
<実施の形態1の効果>
以上のように、本実施の形態の車両用ヒートポンプ装置1は、高温側水冷媒熱交換器111と熱交換可能に接触した高温側リザーバタンク130を備えている。これにより、本実施の形態の車両用ヒートポンプ装置1は、運転停止時に、リザーバ冷却液の熱容量を有効利用して、運転停止前に得られた温熱を保持することができ、運転再開時の起動速度を向上させることができる。
(実施の形態2)
<車両用ヒートポンプ装置の構成>
本発明の実施の形態2における各構成について、図10〜図14を用いて説明する。図10〜図14は、本実施の形態に係る車両用ヒートポンプ装置のうちコンプレッサ筐体側の構成を示す図である。
より具体的には、図10は、コンプレッサ筐体側の斜視図であり、図11は、コンプレッサ筐体側の一部破断図である。図12は、図10のE−E’線における周断面図である。
本実施の形態では、高温側リザーバタンク130は、コンプレッサ筐体109(高温側水冷媒熱交換器111)の上面および側面を覆ってコンプレッサ筐体109(高温側水冷媒熱交換器111)と接触している。
また、本実施の形態のコンプレッサ筐体側の構成は、実施の形態1とは異なっている。具体的には、本実施の形態の冷却液の通路111bは、電動圧縮機112の周囲に沿って螺旋状に形成されている。
<高温側水冷媒熱交換器の詳細>
次に、実施の形態の車両用ヒートポンプ装置における高温側水冷媒熱交換器111の構成を詳細に説明する。
図13は、車両用ヒートポンプ装置のコンプレッサ筐体側の構成を示す一部破断の斜視図である。図14は、コンプレッサ筐体側における冷媒および冷却液の流れを説明する模式図である。なお、図13および図14では、高温側リザーバタンク130の図示を省略している。
本実施の形態の車両用ヒートポンプ装置のコンプレッサ筐体109は、内シェル109aと、外シェル109bと、蓋シェル(図示せず)とを有している。
以下では、電動圧縮機112における圧縮機構112bのある側を一端側、逆側を他端側と呼ぶ。また、電動モータ112aおよび圧縮機構112bを、中心軸Xが一端側から他端側へかけ伸びる円柱形状とみなしたときの円柱面(外周の曲面)に相当する面を周面と呼ぶ。
内シェル109aは、電動モータ112aおよび圧縮機構112bの周面を主に覆っている。内シェル109aと電動モータ112aとの間には、冷媒が流れる空間が設けられている。
外シェル109bは、内シェル109aの外周と、電動モータ112aの他端側とを覆っている。外シェル109bは、内シェル109aの周面に外側から嵌合した状態で、内シェル109aに接合されている。外シェル109bの他端側には、冷媒の吐出通路が設けられている。
蓋シェルは、圧縮機構112bの一端側を覆って、内シェル109aに接合されている。蓋シェルには、圧縮機構112bの冷媒吸入口に連通する冷媒の吸入通路が設けられている。
高温側水冷媒熱交換器111は、内シェル109aおよび外シェル109bにより構成されている。高温側水冷媒熱交換器111は、複数の吸熱フィンfと、冷却液の通路111bとを有している。
複数の吸熱フィンfは、例えばアルミなど熱伝導の高い部材により構成され、内シェル109aの内側に張り出し、且つ、内シェル109aの内壁に熱伝導性を有する状態に接合されている。複数の吸熱フィンfは、特に制限されないが、各々が一端側から他端側へ伸びる板状であり、内シェル109aの周方向(図13のR方向)に分散して配置されている。吸熱フィンfは、波状に曲がった形状としてもよい。また、吸熱フィンfは、内シェル109aの中心軸Xを中心に螺旋状に伸びるように配置されてもよい。
通路111bは、上述の通り高温側冷却液が流れる通路であり、内シェル109aと外シェル109bとの間に空隙として設けられている。通路111bの一端は高温側導出管105に連通し、通路111bの他端は高温側ウォータポンプ101を介して高温側導入管104に連通している。なお、コンプレッサ筐体109は、内シェル109aと外シェル109bとに分離する構成としなくてもよい。この場合、通路111bは、コンプレッサ筐体109の外周面に溝として設け、溝の外周側を別の部材で覆って構成してもよい。
通路111bは、例えば、内シェル109aの外面に形成された溝と、外シェル109bの内面とに囲まれた空間である。通路111bは、特に制限されないが、内シェル109aの周面に沿って周方向(図13のR方向)に周りながら中心軸Xの方向へ進む螺旋状の通路になっている。さらに、通路111bの中には、冷却液の接触面積を広げるための冷却液フィンFが設けられている。
上記構造の高温側水冷媒熱交換器111においては、図14のように冷媒と冷却液とが流れて、これらの間で熱交換が行われる。すなわち、圧縮機構112bで圧縮された冷媒は、圧縮機構112bおよび電動モータ112aの周囲を一端側から他端側へ移動する。この移動の間、高温高圧の冷媒は、より高温になった電動モータ112aを冷却するとともに、内シェル109aの吸熱フィンfに放熱を行って冷却される。また、冷却液は、通路111bを流れて冷媒の熱を吸収して加熱される。
<受液器の構造>
本実施の形態の車両用ヒートポンプ装置は、図13に示すように、コンプレッサ筐体109に受液器(受液部に相当)115が設けられている。受液器115は、リザーブタンクとも呼ばれる。
受液器115は、液相の冷媒を溜めて、冷媒の作動量を調整できる容器であり、例えば、外シェル109bの他端側で、且つ、重力方向の下方に、容器状の空間として設けられている。受液器115は、上端が外シェル109bの冷媒の通路に開口し、底に近い箇所に冷媒を導出する導出管115bが設けられている。導出管115bは、膨張弁114へと連通する。
<実施の形態2の効果>
上記構成により、本実施の形態の車両用ヒートポンプ装置の高温側リザーバタンク130は、コンプレッサ筐体109(高温側水冷媒熱交換器111)に対して高い断熱効果を奏する。すなわち、本実施の形態の車両用ヒートポンプ装置は、(高温側水冷媒熱交換器111)の温熱をより長い時間保持することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。
なお、高温側リザーバタンクの形状は、高温側水冷媒熱交換器と熱交換可能に接触可能なものであればよく、上記実施の形態において説明した形状に制限されない。
また、高温側リザーバタンクの高温側冷却液系統との連通箇所の個数や位置は、上記実施の形態において説明した例に制限されない。
例えば、高温側リザーバタンクは、高温側冷却水系統との連通箇所を1箇所とし、その連通箇所に、上述の正圧弁と負圧弁とを一体的に備えた圧力弁を有してもよい。この場合、装置コストの低減を図ることができる。
また、高温側リザーバタンクは、高温側冷却液系統内の設計圧力が大気圧と同等である場合には、必ずしも正圧弁および負圧弁を有していなくてもよい。この場合、装置コストの低減を図ることができる。
また、高温側リザーバタンクの形態は、高温側冷却水系統とは別の冷却水流路を構成するバイパス型としたが、これに限定されない。高温側リザーバタンクは、例えば、高温側冷却水系統に挿入され、高温側冷却水系統の一部を構成する、循環型のものであってもよい。この場合、運転中、リザーバ冷却液の温度は、常に高温側冷却水系統の高温側冷却水の温度と同一となる。したがって、リザーバ冷却液の熱容量を最大限に有効利用することが可能となり、運転再開時の起動速度を更に向上させることができる。
また、高温側リザーバタンクが適用されるコンプレッサ筐体の構成は、上記実施の形態において説明した構成に制限されない。
また、上記実施の形態では、冷媒として二酸化炭素を用いた構成を例にとって説明したが、その他の様々な冷媒を用いてもよい。また、高温側水冷媒熱交換器および低温側水冷媒熱交換器は、図示された具体的な構成に制限されるものではない。
また、上記実施の形態では、冷温側冷却液と高温側冷却液とは、車両用ヒートポンプ装置の外でも交わらない構成を例にとって説明した。しかしながら、システム構成によっては、冷温側冷却液の通路と高温側冷却液の通路とが車両用ヒートポンプ装置の外で1本につながる構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、冷却液のポンプが車両用ヒートポンプ装置に備わる構成を例にとって説明したが、冷却液のポンプは車両温度調整システムに設けて、車両用ヒートポンプ装置から省いてもよい。
また、上記各実施の形態では、車両用ヒートポンプ装置を一体化した場合を例に説明した。しかし、本発明は、車両用ヒートポンプ装置を一体化せず、各構成部材をそれぞれ離間して配置してもよい。
以上のように、本開示の車両用ヒートポンプ装置は、冷媒を圧縮して吐出する電動圧縮機と、温熱を輸送する高温側冷却液と、前記電動圧縮機が吐出した高温高圧冷媒との間で熱交換を行う高温側水冷媒熱交換器と、前記高温側冷却液を循環させる高温側冷却液系統と連通して前記高温側冷却液を収容する高温側リザーバタンクとを具備し、前記高温側リザーバタンクは、前記高温側水冷媒熱交換器と熱交換可能に接触している。
また、上記車両用ヒートポンプ装置において、前記高温側リザーバタンクは、前記高温側水冷媒熱交換器の重力方向上方と熱交換可能に接触する部分を有するようにしてもよい。
また、上記車両用ヒートポンプ装置において、前記高温側リザーバタンクは、前記高温側水冷媒熱交換器の上面および側面を覆って前記高温側水冷媒熱交換器と接触していてもよい。
また、上記車両用ヒートポンプ装置において、前記高温側リザーバタンクは、前記高温側冷却液を前記高温側冷却液系統から前記高温側リザーバタンクへ流入させる第1の連通部と、前記第1の連通部とは別に設けられ、前記高温側冷却液を前記高温側リザーバタンクから前記高温側冷却液系統へ流出させる第2の連通部とを有する。
また、上記車両用ヒートポンプ装置において、前記高温側リザーバタンクは、前記高温側冷却液系統と1つの連通部で連通し、当該連通部は、前記高温側冷却液を前記高温側冷却液系統から前記高温側リザーバタンクへ流入させると共に、前記高温側冷却液を前記高温側リザーバタンクから前記高温側冷却液系統へ流出させてもよい。
また、上記車両用ヒートポンプ装置において、前記冷媒は二酸化炭素であってもよい。
また、上記車両用ヒートポンプ装置において、前記高温側冷却液は、エチレングリコール水溶液、又は、プロピレングリコール水溶液であってもよい。
本発明にかかる車両用ヒートポンプ装置は、車両内の各部の温度を調整するシステム等に用いるのに好適である。
1 車両用ヒートポンプ装置
101 高温側ウォータポンプ
102 低温側ウォータポンプ
103 給電部
104 高温側導入管
105 高温側導出管
106 低温側導入管
107 低温側導出管
108 アキュムレータ
109 コンプレッサ筐体
109a 内シェル
109b 外シェル
116 開口部
110 低温側水冷媒熱交換器
111 高温側水冷媒熱交換器
111a 冷媒の通路
111b 冷却液の通路
111c、111d 冷媒室
112 電動圧縮機
112a 電動モータ
112b 圧縮機構
113 インバータ
114 膨張弁
115 受液器
115b 導出管
130 高温側リザーバタンク
131 第1の連通部
132 第2の連通部
2 車両用空調装置
200 冷房用空気冷媒熱交換器
201 暖房用空気冷媒熱交換器
202 ブロワファン
203 切換ドア
3 発熱体
5 第1のラジエータ
6 第2のラジエータ
7 ファイアウォール
f 吸熱フィン
F 冷却液フィン

Claims (7)

  1. 車両用ヒートポンプ装置であって、
    冷媒を圧縮して吐出する電動圧縮機と、
    温熱を輸送する高温側冷却液と、前記電動圧縮機が吐出した高温高圧冷媒との間で熱交換を行う高温側水冷媒熱交換器と、
    前記高温側冷却液を循環させる高温側冷却液系統と連通して前記高温側冷却液を収容する高温側リザーバタンクと、
    を具備し、
    前記高温側リザーバタンクは、前記高温側水冷媒熱交換器と熱交換可能に接触している、
    車両用ヒートポンプ装置。
  2. 前記高温側リザーバタンクは、
    前記高温側水冷媒熱交換器の重力方向上方と熱交換可能に接触する部分を有する、
    請求項1記載の車両用ヒートポンプ装置。
  3. 前記高温側リザーバタンクは、
    前記高温側水冷媒熱交換器の上面および側面を覆って前記高温側水冷媒熱交換器と接触している、
    請求項1または請求項2に記載の車両用ヒートポンプ装置。
  4. 前記高温側リザーバタンクは、
    前記高温側冷却液を前記高温側冷却液系統から前記高温側リザーバタンクへ流入させる第1の連通部と、前記第1の連通部とは別に設けられ、前記高温側冷却液を前記高温側リザーバタンクから前記高温側冷却液系統へ流出させる第2の連通部と、を有する、
    請求項1〜請求項3のいずれかに記載の車両用ヒートポンプ装置。
  5. 前記高温側リザーバタンクは、
    前記高温側冷却液系統と1つの連通部で連通し、当該連通部は、前記高温側冷却液を前記高温側冷却液系統から前記高温側リザーバタンクへ流入させると共に、前記高温側冷却液を前記高温側リザーバタンクから前記高温側冷却液系統へ流出させる、
    請求項1〜請求項3のいずれかに記載の車両用ヒートポンプ装置。
  6. 前記冷媒は二酸化炭素である、
    請求項1〜請求項5のいずれかに記載の車両用ヒートポンプ装置。
  7. 前記高温側冷却液は、エチレングリコール水溶液、又は、プロピレングリコール水溶液である、
    請求項1〜請求項6のいずれかに記載の車両用ヒートポンプ装置。
JP2012284863A 2012-12-27 2012-12-27 車両用ヒートポンプ装置 Pending JP2014125156A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012284863A JP2014125156A (ja) 2012-12-27 2012-12-27 車両用ヒートポンプ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012284863A JP2014125156A (ja) 2012-12-27 2012-12-27 車両用ヒートポンプ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014125156A true JP2014125156A (ja) 2014-07-07

Family

ID=51404995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012284863A Pending JP2014125156A (ja) 2012-12-27 2012-12-27 車両用ヒートポンプ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014125156A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10557660B2 (en) Heat exchanger with a plurality of heat exchanging portions
US9643469B2 (en) Vehicle thermal management system
EP2781380B1 (en) Device for cooling electrical apparatus
JP5685199B2 (ja) 特に電気自動車のバッテリの冷却装置およびそうした装置を有する車両
EP2781381B1 (en) Device for cooling electrical apparatus
JP5798402B2 (ja) 冷却装置
JP2014125157A (ja) 車両用ヒートポンプ装置
CN109690220B (zh) 设备温度调节装置的制造方法以及工作流体的填充方法
CN109477696B (zh) 设备温度调节装置
JP6089357B2 (ja) 車両用ヒートポンプ装置
US20200340758A1 (en) Heat storage device
US20190214695A1 (en) Device temperature controller
JP2013023186A (ja) 冷却装置
JP5724889B2 (ja) 車両用冷却装置
WO2020022065A1 (ja) 保温装置
JP2014117999A (ja) 車両用ヒートポンプ装置、車両用空調システムおよび騒音抑制方法
JP2014058935A (ja) 車両用ヒートポンプ装置
JP2014125156A (ja) 車両用ヒートポンプ装置
JP7263713B2 (ja) 保温装置
JP2014046897A (ja) 車両用ヒートポンプ装置
JP2014136549A (ja) 車両用ヒートポンプ装置および電力用半導体過熱保護方法
JP2014118105A (ja) 車両用ヒートポンプ装置、車両用空調システムおよび着霜防止方法
JP2014059120A (ja) 車両用ヒートポンプ装置
JP2014066372A (ja) 車両用ヒートポンプ装置
JP2014163600A (ja) 車両用ヒートポンプ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20150225