JP2014124650A - 溶接電源 - Google Patents

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Abstract

【課題】パルスアーク溶接用の溶接電源において、使用する溶接ワイヤの銘柄に最適なユニットパルス条件を簡単に設定することができるようにすること。
【解決手段】溶接ワイヤ1と母材2との間にアーク3を発生させるためのピーク期間中のピーク電流及びベース期間中のベース電流を1パルス周期とするパルス波形の溶接電流Iwを通電する溶接電源において、溶接ワイヤ1のワイヤリール1aにはパルス波形の溶接電流に関するパラメータPpを記憶したICタグITを備えており、溶接電源はICタグITからパラメータPpを読み取り、この読み取ったパラメータPpに基づいてパルス波形の溶接電流Iwを通電する。これにより、使用する溶接ワイヤ1に最適なユニットパルス条件Ppを簡単に溶接電源に設定することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、溶接ワイヤと母材との間にアークを発生させるためのピーク期間中のピーク電流及びベース期間中のベース電流を1パルス周期とするパルス波形の溶接電流を通電する溶接電源に関し、特に、上記パルス波形のパラメータの設定方法に関するものである。
溶接ワイヤを一定の速度で送給し、ピーク期間中のピーク電流及びベース期間中のベース電流を1パルス周期とするパルス波形の溶接電流を通電してアークを発生させて溶接する消耗電極式パルスアーク溶接方法が広く使用されている。このパルスアーク溶接方法は、鉄鋼、アルミニウム等の種々の金属材料に対して、スパッタ発生量の少ない高品質の溶接を高効率に行うことができる。
図3は、消耗電極式パルスアーク溶接における一般的な電流・電圧波形図である。同図(A)はアークを通電する溶接電流Iwの波形を示し、同図(B)は溶接ワイヤと母材との間に印加する溶接電圧Vwの波形を示す。以下、同図を参照して説明する。
ピーク期間Tp中は、同図(A)に示すように、溶滴を形成し移行させるために臨界値以上のピーク電流Ipが通電し、同図(B)に示すように、アーク長に比例したピーク電圧Vpが印加する。ベース期間Tb中は、同図(A)に示すように、溶滴を形成しないために臨界値未満のベース電流Ibが通電し、同図(B)に示すように、アーク長に比例したベース電圧Vbが印加する。ピーク期間Tp及びベース期間Tbを1パルス周期Tfとして繰り返して溶接が行われる。
パルスアーク溶接を含む消耗電極式アーク溶接では、溶接中のアーク長を適正値に維持することは良好な溶接品質を得るために重要である。このアーク長制御は、以下のように行われる。溶接電流Iwのパルス波形のパラメータを、ピーク電流Ip、ピーク期間Tp及びベース電流Ibとして、それらを所定値に設定する。同図(B)に示す溶接電圧の平均値Vavはアーク長に略比例する。このために、溶接電圧平均値Vavを検出し、この溶接電圧平均値Vavが適正アーク長に相当する値に設定された溶接電圧設定値Vr(図示は省略)と等しくなるように上記のパルス周期Tfをフィードバック制御によって変化させている。このアーク長制御の方式は周波数変調制御と呼ばれる。上記の溶接電圧平均値Vavは、溶接電圧Vwを検出してローパスフィルタ(カットオフ周波数1〜10Hz程度)に通すことによって検出する。
上記とは別のアーク長制御の方式としてパルス幅変調制御がある。このパルス幅変調制御では、溶接電流のパルス波形のパラメータをピーク電流Ip、パルス周期Tf及びベース電流Ibとして、所定値に設定する。そして、溶接電圧平均値Vavが溶接電圧設定値Vrと等しくなるようにピーク期間(パルス幅)Tpをフィードバック制御している。
周波数変調制御におけるパルス波形のパラメータは、ピーク電流Ip=300〜500A、ピーク期間Tp=1〜3ms、ベース電流Ib=50〜100A程度の範囲に設定される。特に、ピーク電流Ipとピーク期間Tpとは、ユニットパルス条件と呼ばれ、溶接ワイヤの直径、材質等に応じて1パルス周期ごとに1つの溶滴が移行する状態(1パルス1溶滴移行状態)になるように設定される。1パルス1溶滴移行状態になると、スパッタ発生量の非常に少ない安定した溶接状態となる。ベース電流Ibは、溶接ワイヤを溶融しない状態でアーク発生状態が維持されるように設定され、溶滴移行状態への影響度は小さい。
パルス幅変調制御におけるパルス波形のパラメータは、ピーク電流Ip=300〜500A、パルス周期Tf=3〜10ms、ベース電流Ib=50〜100A程度の範囲に設定される。この場合のユニットパルス条件は、ピーク電流Ipとパルス周期Tfとなる。このユニットパルス条件が、溶接ワイヤの直径、材質等に応じて1パルス1溶滴移行状態になるように設定される。
特許文献1の発明では、溶接トーチは少なくとも溶接電流上限設定値を含む前記溶接トーチに関する情報を記憶した情報記憶媒体を備え、アーク溶接電源装置は、上記の溶接電流上限設定値を読み取って、溶接電流をこの溶接電流上限設定値以下に制御するものである。これにより、溶接トーチに応じた溶接電流上限設定値を自動的に設定することができる。
特開2012−125814号公報
パルスアーク溶接用の溶接電源では、、溶接ワイヤの直径及び材質をスイッチ等で選択すると、ユニットパルス条件が設定されるようになっている。例えば、直径1.2mmの鉄鋼材料を選択すると、それに対応したユニットパルス条件が設定される。
しかし、同じ直径1.2mmの鉄鋼材料用の溶接ワイヤであっても、溶滴移行状態を良好にしビード外観を向上させスパッタ発生量を少なくするために、その組成成分が異なる多数の溶接ワイヤの銘柄が販売されている。溶接ワイヤの組成成分が異なると、ユニットパルス条件の適正値は異なる。このために、溶接電源において溶接ワイヤの直径及び材質を選択しただけでは、使用する溶接ワイヤの銘柄に最適なユニットパルス条件には設定されていないことになる。ユニットパルス条件を最適値にするためには、溶接作業者がユニットパルス条件を微調整する必要があり、この作業は煩雑である。また、次々に開発される溶接ワイヤの新しい銘柄のすべてのユニットパルス条件を溶接電源に内蔵しておくことは困難である。
そこで、本発明では、溶接ワイヤの銘柄ごとに最適なユニットパルス条件を簡単に設定することができる溶接電源を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、溶接ワイヤと母材との間にアークを発生させるためのピーク期間中のピーク電流及びベース期間中のベース電流を1パルス周期とするパルス波形の溶接電流を通電する溶接電源において、前記溶接ワイヤのワイヤリールには前記パルス波形の溶接電流に関するパラメータを記憶したICタグを備えており、前記溶接電源は前記ICタグから前記パラメータを読み取り、この読み取った前記パラメータに基づいて前記パルス波形の溶接電流を通電する、
ことを特徴とする溶接電源である。
請求項2の発明は、前記パラメータが前記ピーク電流及び前記ピーク期間である、
ことを特徴とする請求項1記載の溶接電源である。
請求項3の発明は、前記パラメータが前記ピーク電流及び前記パルス周期である、
ことを特徴とする請求項1記載の溶接電源である。
本発明によれば、溶接ワイヤのワイヤリールにはパルス波形の溶接電流に関するパラメータを記憶したICタグを備えており、溶接電源はこのICタグからパラメータを読み取り、この読み取ったパラメータに基づいてパルス波形の溶接電流を通電する。これにより、溶接電源は溶接ワイヤの銘柄ごとに最適なユニットパルス条件を簡単に設定することができる。このために、溶滴移行状態が良好であり、ビード外観が美麗であり、スパッタ発生も少ない高品質の溶接を行うことができる。
本発明の実施の形態に係る溶接電源のブロック図である。 本発明の実施の形態に係る図1とは異なる溶接電源のブロック図である。 従来技術において、消耗電極式パルスアーク溶接における一般的な電流・電圧波形図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
実施の形態に係る発明では、溶接ワイヤのワイヤリールにはパルス波形の溶接電流に関するパラメータを記憶したICタグを備えており、溶接電源はこのICタグからパラメータを読み取り、この読み取ったパラメータに基づいてパルス波形の溶接電流を通電する。
図1は、本発明の実施の形態に係る溶接電源のブロック図である。同図は、アーク長制御の方式が周波数変調制御の場合である。以下、同図を参照して各ブロックについて説明する。
電源主回路PMは、3相200V等の商用電源(図示は省略)を入力として、後述する駆動信号Dvに従ってインバータ制御による出力制御を行い、溶接電流Iw及び溶接電圧Vwを出力する。この電源主回路PMは、図示は省略するが、商用電源を整流する1次整流器、整流された直流を平滑するコンデンサ、平滑された直流を上記の駆動信号Dvに従って高周波交流に変換するインバータ回路、高周波交流をアーク溶接に適した電圧値に降圧する高周波変圧器、降圧された高周波交流を整流する2次整流器、整流された直流を平滑するリアクトルを備えている。
溶接ワイヤ1は、ワイヤリール1aに巻かれている。このワイヤリール1aはICタグITを備えている。ICタグITは、パルス波形の溶接電流に関するパラメータを記憶しており、パラメータ信号Ppを出力する。パルス波形の溶接電流に関するパラメータは、この溶接ワイヤに対して最適なユニットパルス条件であるピーク電流Ip、ピーク期間Tp及びパルス周期Tfの3つである。3つのパラメータを記憶しているのは、周波数変調制御及びパルス幅変調制御の両方に対応することができるようにするためである。溶接ワイヤ1の銘柄ごとの最適なユニットパルス条件は、溶材 メーカーによる実験によって決定される。したがって、ICタグITのワイヤリール1aへの貼付は、溶接ワイヤ1の製造工程において行われる。
パラメータは、送給速度Fw[m/min]の関数として記憶される。関数は、例えば以下の通りである。Fwの範囲は、通常0〜20m/minである
Ip[A]=a1・Fw+a2
Tp[ms]=b1・Fw+b2
Tf[ms]=c1・Fw+c2
a1、a2、b1、b2、c1、c2は定数であり、溶接ワイヤ1の銘柄ごとに最適化される値である。例えば、以下の通りである。
a1=3、a2=450→Ipは450〜510Aの範囲で変化
b1=0.03、b2=1.0→Tpは1.0〜1.6msの範囲で変化
c1=−0.3、c2=10→Tfは10〜4msの範囲で変化
溶接ワイヤ1は、ワイヤ送給モータWMに結合された送給ロール5の回転によって溶接トーチ4内を送給されて、母材2との間にアーク3が発生して溶接が行われる。アーク3中を溶接電流Iwが通電し、溶接ワイヤ1と母材2との間に溶接電圧Vwが印加する。
読み取り回路RCは、ワイヤリール1aのICタグITからのパラメータ信号Ppを読み取り、このパラメータ信号Ppに含まれているピーク電流記憶信号Ipmをピーク電流設定回路IPRに出力し、ピーク期間記憶信号Tpmをピーク期間設定回路TPRに出力する。同図は、上述したように、周波数変調制御の場合であるので、パラメータ信号Ppに含まれているパルス周期記憶信号Tfmは出力しない。
溶接電圧検出回路VDは、溶接電圧Vwを検出して溶接電圧検出信号Vdを出力する。溶接電圧平均値算出回路VAVは、この溶接電圧検出信号Vdを入力として、ローパスフィルタに通すことによって平均化して、溶接電圧平均値信号Vavを出力する。溶接電圧設定回路VRは、予め定めた溶接電圧設定信号Vrを出力する。電圧誤差増幅回路EVは、この溶接電圧設定信号Vrと上記の溶接電圧平均値信号Vavとの誤差を増幅して、電圧誤差増幅信号Evを出力する。
電圧・周波数変換回路VFは、上記の電圧誤差増幅信号Evを入力として、この電圧誤差増幅信号Evの値に応じた周波数を有するパルス周期信号Tfを出力する。このパルス周期信号Tfは、パルス周期ごとに短時間Highレベルになる信号である。
ピーク期間設定回路TPRは、上記のピーク期間記憶信号Tpm及び後述する送給速度設定信号Frを入力として、送給速度設定信号Frに対応するピーク期間記憶信号Tpmによって設定されたピーク期間設定信号Tprを出力する。タイマ回路TMは、このピーク期間設定信号Tpr及び上記のパルス周期信号Tfを入力として、パルス周期信号TfがHighレベルに変化するごとにピーク期間設定信号Tprによって定まる期間だけHighレベルになるタイマ信号Tmを出力する。したがって、このタイマ信号TmがHighレベルのときはピーク期間になり、Lowレベルのときはベース期間になる。
ピーク電流設定回路IPRは、上記のピーク電流記憶信号Ipm及び後述する送給速度設定信号Frを入力として、送給速度設定信号Frに対応するピーク電流記憶信号Ipmによって設定されたピーク電流設定信号Iprを出力する。ベース電流設定回路IBRは、予め定めたベース電流設定信号Ibrを出力する。切換回路SWは、上記のタイマ信号Tm、上記のピーク電流設定信号Ipr及び上記のベース電流設定信号Ibrを入力として、タイマ信号TmがHighレベルのときはピーク電流設定信号Iprを電流制御設定信号Icrとして出力し、Lowレベルのときはベース電流設定信号Ibrを電流制御設定信号Icrとして出力する。
溶接電流検出回路IDは、溶接電流Iwを検出して溶接電流検出信号Idを出力する。電流誤差増幅回路EIは、上記の電流制御設定信号Icrと上記の溶接電流検出信号Idとの誤差を増幅して、電流誤差増幅信号Eiを出力する。駆動回路DVは、この電流誤差増幅信号Eiを入力として、PWM制御を行い、上記の電源主回路PMのインバータ回路を駆動するための駆動信号Dvを出力する。
溶接電流平均値設定回路IRは、予め定めた溶接電流平均値設定信号Irを出力する。送給速度設定回路FRは、この溶接電流平均値設定信号Irを入力として、予め内蔵されている溶接電流平均値と送給速度との関係式によって溶接電流平均値設定信号Irの値に対応した送給速度設定信号Frを算出して出力する。送給制御回路FCは、この送給速度設定信号Frを入力として、この値によって定まる送給速度で溶接ワイヤ1を送給するための送給制御信号Fcを上記のワイヤ送給モータWMに出力する。
図2は、本発明の実施の形態に係る図1とは異なる溶接電源のブロック図である。同図は、アーク長制御の方式がパルス幅変調制御の場合である。同図において図1と同一のブロックには同一符号を付して、それらの説明は省略する。同図は、図1の読み取り回路RCを第2読み取り回路RC2に置換し、図1の電圧・周波数変換回路VFを削除し、図1のピーク期間設定回路TPRをパルス周期設定回路TFRに置換し、図1のタイマ回路TMをパルス幅変調制御回路PWMに置換したものである。以下、同図を参照して、図1とは異なるブロックについて説明する。
第2読み取り回路RC2は、ワイヤリール1aのICタグITからのパラメータ信号Ppを読み取り、このパラメータ信号Ppに含まれているピーク電流記憶信号Ipmをピーク電流設定回路IPRに出力し、パルス周期期憶信号Tfmをパルス周期設定回路TFRに出力する。同図は、上述したように、パルス幅変調制御の場合であるので、パラメータ信号Ppに含まれているピーク期間記憶信号Tpmは出力しない。
パルス周期設定回路TFRは、上記のパルス周期記憶信号Tfm及び送給速度設定信号Frを入力として、送給速度設定信号Frに対応するパルス周期記憶信号Tfmによって設定されたパルス周期設定信号Tfrを出力する。パルス幅変調制御回路PWMは、電圧誤差増幅信号Ev及び上記のパルス周期設定信号Tfrを入力として、パルス周期設定信号Tfrによって定まる周期において電圧誤差増幅信号Evによるパルス幅変調制御を行い、タイマ信号Tmを出力する。したがって、このタイマ信号Tmは、パルス周期設定信号Tfrによって定まる周期で、ピーク期間中はHighレベルとなり、ベース期間中はLowレベルとなる信号である。
次に、上述した本発明の実施の形態に係る溶接電源の作用効果について説明する。
1)使用する溶接ワイヤ1のワイヤリール1aに貼付されているICタグITから、パルス波形の溶接電流に関するパラメータPpをICタグリーダーである読み取り回路RCによって読み取る。このパラメータPpは、この溶接ワイヤ1に最適なユニットパルス条件である。すなわち、ピーク電流Ip、ピーク期間Tp及びパルス周期Tfである。
2)読み取り回路RCは、溶接電源のアーク長制御の方式(周波数変調制御又はパルス幅変調制御)に対応したパラメータPpを各々の設定回路に設定する。周波数変調制御の場合は、図1で上述したように、ピーク電流Ipをピーク電流設定回路IPRに設定し、ピーク期間Tpをピーク期間設定回路TPRに設定する。パルス幅変調制御の場合は、図2で上述したように、ピーク電流Ipをピーク電流設定回路IPRに設定し、パルス周期Tfをパルス周期設定回路TFRに設定する。
3)溶接電源は、使用する溶接ワイヤ1の銘柄に対して最適なパラメータに設定されたパルス波形の溶接電流を通電して溶接が行われる。
上記1)〜3)の動作によって、本発明の実施の形態に係る溶接電源は、溶接ワイヤの銘柄ごとに最適なユニットパルス条件を簡単に設定することができる。このために、溶滴移行状態が良好であり、ビード外観が美麗であり、スパッタ発生も少ない高品質の溶接を行うことができる。
上述した実施の形態によれば、溶接ワイヤのワイヤリールにはパルス波形の溶接電流に関するパラメータを記憶したICタグを備えており、溶接電源はこのICタグからパラメータを読み取り、この読み取ったパラメータに基づいてパルス波形の溶接電流を通電する。これにより、溶接電源は溶接ワイヤの銘柄ごとに最適なユニットパルス条件を簡単に設定することができる。このために、溶滴移行状態が良好であり、ビード外観が美麗であり、スパッタ発生も少ない高品質の溶接を行うことができる。
1 溶接ワイヤ
1a ワイヤリール
2 母材
3 アーク
4 溶接トーチ
5 送給ロール
DV 駆動回路
Dv 駆動信号
EI 電流誤差増幅回路
Ei 電流誤差増幅信号
EV 電圧誤差増幅回路
Ev 電圧誤差増幅信号
FC 送給制御回路
Fc 送給制御信号
FR 送給速度設定回路
Fr 送給速度設定信号
Fw 送給速度
Ib ベース電流
IBR ベース電流設定回路
Ibr ベース電流設定信号
Icr 電流制御設定信号
ID 溶接電流検出回路
Id 溶接電流検出信号
Ip ピーク電流
Ipm ピーク電流記憶信号
IPR ピーク電流設定回路
Ipr ピーク電流設定信号
IR 溶接電流平均値設定回路
Ir 溶接電流平均値設定信号
IT ICタグ
Iw 溶接電流
PM 電源主回路
Pp パラメータ(信号)
PWM パルス幅変調制御回路
RC 読み取り回路
RC2 第2読み取り回路
SW 切換回路
Tb ベース期間
Tf パルス周期(信号)
Tfm パルス周期期憶信号
TFR パルス周期設定回路
Tfr パルス周期設定信号
TM タイマ回路
Tm タイマ信号
Tp ピーク期間
Tpm ピーク期間記憶信号
TPR ピーク期間設定回路
Tpr ピーク期間設定信号
VAV 溶接電圧平均値算出回路
Vav 溶接電圧平均値(信号)
Vb ベース電圧
VD 溶接電圧検出回路
Vd 溶接電圧検出信号
VF 電圧・周波数変換回路
Vp ピーク電圧
VR 溶接電圧設定回路
Vr 溶接電圧設定(値/信号)
Vw 溶接電圧
WM ワイヤ送給モータ

Claims (3)

  1. 溶接ワイヤと母材との間にアークを発生させるためのピーク期間中のピーク電流及びベース期間中のベース電流を1パルス周期とするパルス波形の溶接電流を通電する溶接電源において、
    前記溶接ワイヤのワイヤリールには前記パルス波形の溶接電流に関するパラメータを記憶したICタグを備えており、前記溶接電源は前記ICタグから前記パラメータを読み取り、この読み取った前記パラメータに基づいて前記パルス波形の溶接電流を通電する、
    ことを特徴とする溶接電源。
  2. 前記パラメータが前記ピーク電流及び前記ピーク期間である、
    ことを特徴とする請求項1記載の溶接電源。
  3. 前記パラメータが前記ピーク電流及び前記パルス周期である、
    ことを特徴とする請求項1記載の溶接電源。
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