JP2014124286A - 歯肉縁下清掃用ブラシ - Google Patents

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久美子 横沼
Ko Tokui
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【課題】毛束をブラシとした筆様のブラシにおいて、歯肉を傷つけてしまうことなく清掃可能な歯肉縁下清掃用ブラシを提供する。
【解決手段】把持部3の先端に、合成繊維製の毛1aが複数本束ねられ固定された毛束1が該毛束の一端が固定された基台部2を介して設けられて成るブラシであって、該把持部3が該毛束1の長さ方向の軸を含む平面において半径25〜35cmの仮想円の円周に沿った湾曲を有し、その長さが該仮想円周の0.1〜0.2πRradであり、且つ、該毛束1が、該軸の仮想延長線と、把持部3の毛束側先端と仮想円の中心とを結ぶ仮想半径とが作り出す角度が±10°となる方向で把持部3に設けられている歯肉縁下清掃用ブラシとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、歯肉縁下の歯周病の原因となるプラーク等の清掃に最適な歯肉縁下清掃用ブラシに関する。
歯牙の喪失の原因の多くは齲蝕と歯周病であり、特に歯周病に罹患しているケースでは、一般的な歯ブラシによる歯間部のプラークコントロールには限界がある。そのため歯間ブラシ等の口腔清掃補助具が広く使用されている。一般的な歯間ブラシは、撚った金属線に同心円状にナイロンブラシを撚り込んで配列したものであるが、歯間ブラシは歯間を清掃するための道具であるため、歯肉縁下を清掃しようとしても周囲の歯肉を傷つけてしまうため全く適していなかった(例えば、特許文献1〜6参照。)。
また、歯肉を傷つけないように、毛束をブラシとした筆様の歯ブラシや歯間ブラシもある(例えば、特許文献7〜11参照。)。しかし、これらのブラシの用途は歯間の清掃であり、ハンドル部の形状や、ブラシの毛束のハンドル部に対する角度等が歯肉縁下を直接清掃する用途には適しておらず、口腔内のすべての部位、特に臼歯の裏側等を効果的に清掃することができなかった。
具体的には、従来の毛束が筆様の歯間ブラシは、ハンドル部の長さが不十分であったり、ハンドル部の形状が直線的であったり、湾曲していてもその湾曲が不適当なものであった。そのため、ハンドル部を操作し歯肉縁下に毛先から毛束を挿入して清掃する際に、毛束を適切に動かすことが困難であったために、清掃を十分に行えないだけでなく操作によって歯肉を傷つけてしまう虞があり、歯肉縁下の清掃用途として使用するには問題があった。
特開昭59−232507号公報 実登第3049028号公報 特開2009−50708号公報 特開2009−178418号公報 特開2010−82029号公報 実登第3106037号公報 特開昭63−71018号公報 実開平4−107621号公報 特開2002−101955号公報 特開2006−212143号公報 特開2007−175143号公報
そこで本発明は、毛束をブラシとした筆様のブラシにおいて、歯肉縁下の周囲の歯肉を傷つけてしまうことなく清掃可能な歯肉縁下清掃用ブラシを提供することを課題とする。
本発明者等は前記課題を解決するために鋭意検討した結果、把持部に円弧状の形状を与え、同時に、該把持部に対して毛束を特定の角度で設けると、歯肉を傷つけてしまうことなく使用者の操作に合わせて有効に歯肉縁下を清掃できることを見出して本発明を完成した。
すなわち本発明は、把持部の先端に、合成繊維製の毛が複数本束ねられ固定された毛束が該毛束の一端が固定された基台部を介して設けられて成るブラシであって、該把持部が該毛束の長さ方向の軸を含む平面において半径25〜35cmの仮想円の円周に沿った湾曲を有し、その長さが該仮想円周の0.1〜0.2πRradであり、且つ、該毛束が、該軸の仮想延長線と、把持部の毛束側先端と仮想円の中心とを結ぶ仮想半径とが作り出す角度が±10°となる方向で把持部に設けられていることを特徴とする歯肉縁下清掃用ブラシである。
本発明に係る歯肉縁下清掃用ブラシは、毛束をブラシとした筆様のブラシにおいて、歯肉を傷つけてしまうことなく清掃可能な歯肉縁下清掃用ブラシである。
本発明に係る歯肉縁下清掃用ブラシの一実施例の正面図。 図1の歯肉縁下清掃用ブラシの斜視図。 図1の歯肉縁下清掃用ブラシの形状の各関係を説明するための説明図。 図1の歯肉縁下清掃用ブラシの使用時の動きを説明するための説明図。 従来の歯間ブラシの使用時の動きを説明するための説明図。 従来の歯間ブラシの親指の位置の変化による動きを説明するための説明図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明に係る歯肉縁下清掃用ブラシの一実施例を示す正面図、図2は図1の歯肉縁下清掃用ブラシの斜視図、図3は図1の歯肉縁下清掃用ブラシの形状の各関係を説明するための説明図、図4は図1の歯肉縁下清掃用ブラシの使用時の動きを説明するための説明図、図5は従来の歯間ブラシの使用時の動きを説明するための説明図、図6は従来の歯間ブラシの親指の位置の変化による動きを説明するための説明図である。
図面中1は毛束であり、本発明に係る歯肉縁下清掃用ブラシは、合成繊維製の毛1aが複数本束ねられ固定された毛束1を具備する。毛束1はその一端が束ねられたまま基台部2に固定されており、基台部2は後述する把持部3に設けられている。毛束1は基本的に1本であるが、複数本の毛束が更に束ねられて、あるいは複数本の毛束が先端に集中するように配され全体として1本の毛束に構成されていてもよい。
毛1aは合成繊維製であり、ポリプロピレン,ポリエステル系繊維,ポリアミド系繊維等を用いることができる。ポリエステル系繊維としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート,ポリブチレンテレフタレート,ポリトリメチレンテレフタレート,ポリプロピレンテレフタレート及びそれらの変成物等が挙げられる。ポリアミド系繊維としては、例えばナイロン6,ナイロン66,ナイロン610,ナイロン612,ナイロン4,ナイロン11,ナイロン12及びそれらの変成物等を挙げることができる。また、これらの共重合体でも構わない。中でも、本発明における毛1aとしては、ポリアミドの繊維及び/またはポリブチレンテレフタレート繊維が適度の弾性と靱性を持ち、歯肉の清掃中にちぎれにくいことから好ましい。
繊維の直径は0.08〜0.8mmであり、0.08〜0.3mmであることが好ましい。繊維の基台部から露出している長さは5〜18mmであり、6〜13mmであることが好ましい。本発明に係る歯肉縁下清掃用ブラシに用いる毛1aは端がテーパーとされている。なお、各繊維には口腔内で使用しても衛生上問題のない種類、範囲であれば、各種の公知の添加剤を含有していても構わない。
図面中2は、毛束1がその一端が束ねられた状態で固定される基台部である。基台部2に毛束を固定する方法は、従来の筆様の歯間ブラシと同様の方法が使用できる。基台部2は後述する把持部と一体成形されていても、別部材として構成され接着等の方法で把持部に設けられていてもよい。
把持部3は、図3に示すように、該毛束1の長さ方向の軸を含む平面において半径(R)が25〜35cmの仮想円の円周に沿った湾曲を有している。湾曲は把持部3の長さ方向の略中心の軸が仮想円に沿っていれば良く、使用時の滑り止めや、意匠のために、把持部3の表面に僅かな凹凸があっても構わない。図1〜4に示した実施例においては、把持部に凸条の滑り止め3aが4本設けられている。
以下に把持部3が前記仮想円に沿った湾曲を有している理由を説明する。本発明に係る歯肉縁下清掃用ブラシは、使用者が手に持った際に把持部3の毛束1と反対側の後端から2〜6cm前後の部位を小指から中指で保持することが想定されている。このとき、親指Fと人差し指(図示なし)で把持部中程よりもやや毛束1側を軽く挟んで保持することになる。このように歯肉縁下清掃用ブラシを把持した状態において、毛束1をその先端から歯と歯肉との境界内に挿入する操作を行うと、図4に示すように、小指から中指で保持された部位Pを中心として毛束1が動くことになるが、本発明に係る歯肉縁下清掃用ブラシは把持部3が特定の円弧の形状を有しているため、部位Pが操作に従い自然に円弧の外側(P’)に向かって僅かに移動する。その結果、毛束1は仮想円の中心Oに向かって最小のブレで移動することとなり、周囲の歯肉を傷つける虞が少なくなるのである。
また、口腔内の清掃部位によって親指の位置を変える必要が生じた際に(図4)、毛束側に置かれた親指を把持部の長さ方向に数cm移動させても、親指は同じ円弧に沿って移動するので毛束1の動きが仮想円の中心Oに対して常に安定しているという利点もある。
それに対して従来の2つの直線が100〜150°程(図5の例では約125°)の角度で屈折した把持部を有する歯間ブラシでは、図5に示すように、親指と人差し指(図示なし)で本発明に係る歯肉縁下清掃用ブラシと同様に把持して使用しても、毛束を歯肉縁下に挿入する操作を行った際に、把持部が直線上であることから手首を使用して毛束を毛先側に送り込む動きが加わってしまう。その結果、小指から中指で保持された部位Qが仮想円の内側に入り込む動き(Q’)となってしまい、毛束のブレが大きくなり周囲の歯肉を傷つけてしまう虞が増す。
また、従来の歯間ブラシでは、口腔内の清掃部位によって親指の位置を変える必要が生じた際にも(図6)、毛束側に置かれた親指を把持部の長さ方向に数cm移動させると、親指は直線上を移動するため、小指から中指で押さえられている把持部の先端の毛束1の動きは、仮想円の外側に向かって移動することとなり、図5に示したような、使用時の向きとは異なる方向へ大きく動いてしまうこととなる。
従って、本発明においては、仮想円はその半径が25〜35cmの範囲であることが重要であり、この範囲内から外れると毛束1の動きを効果的に抑えることができなくなる。同様に、把持部3の長さは、前記仮想円周の0.1〜0.2πRrad(ラジアン)であり(Rは仮想円の半径)、この範囲から外れると、毛束1の動きを効果的に抑えることができなくなってしまう。
把持部3は、従来の歯間ブラシと同様の材質が使用可能であり、木材や金属等が自由に使用可能である。中でも成型のしやすさ及びコストの点からポリプロピレン等の弾性合成樹脂製であることが好ましい。また、滑り止め部をウレタンや合成ゴム状とする等、複数種類の材料の組み合わせであってもよい。
本発明に係る歯肉縁下清掃用ブラシは、毛束1の向きが、その軸の仮想延長線Lと、把持部3の毛束側先端と仮想円の中心Oとを結ぶ仮想半径Rとが作り出す角度θ1が±10°となる方向で把持部に設けられている。この範囲から外れると前述の効果が得られない。好ましくは−5〜+8°である。
1 毛束
1a 毛
2 基台部
3 把持部
3a 滑り止め
O 仮想円の中心
R 仮想円の半径
L 毛束の軸の仮想延長線
θ1 毛束の軸の仮想延長線Lと、把持部の毛束側先端と仮想円の中心とを結ぶ仮想半径とが作り出す角度
P 小指から中指で保持された部位
P’ 毛先を歯肉内に挿入する操作後の小指から中指で保持された部位
Q 従来の歯間ブラシにおける小指から中指で保持された部位
Q’ 毛先を歯肉内に挿入する操作後の小指から中指で保持された部位
F 親指断面

Claims (1)

  1. 把持部(3)の先端に、合成繊維製の毛(1a)が複数本束ねられ固定された毛束(1)が該毛束(1)の一端が固定された基台部(2)を介して設けられて成るブラシであって、該把持部(3)が該毛束(1)の長さ方向の軸を含む平面において半径(R)25〜35cmの仮想円の円周に沿った湾曲を有し、その長さが該仮想円周の0.1〜0.2πRradであり、且つ、該毛束(1)が、該軸の仮想延長線(L)と、把持部(3)の毛束側先端と仮想円の中心(O)とを結ぶ仮想半径(R)とが作り出す角度(θ1)が±10°となる方向で把持部(3)に設けられていることを特徴とする歯肉縁下清掃用ブラシ。
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