JP2014124279A - 面状弾性体の組付構造および組付方法 - Google Patents

面状弾性体の組付構造および組付方法 Download PDF

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喜伸 金原
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Abstract

【課題】シートフレームに対し、面状弾性体を適度な張力で、且つ、ばらつきのない一定の張力を保って容易に張設可能とする。
【解決手段】シートフレーム3は、複数に分割された枠体31がヒンジ部33を介して回動自在に連結されることで矩形状をなすと共に、掛止部32,32同士が接近する方向に折りたたみ可能となっている。そして、この折りたたんだ状態で、シートフレーム3の対向する位置に配置された掛止部32,32に、面状弾性体4の対応するフック部材41,41を掛止させて面状弾性体4を張設させる。よって、シートフレーム3に対し、面状弾性体4を適度な張力で、且つ、ばらつきのない一定の張力を保って容易に組み付けることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、シートフレームに張設されてシートの座面を構成する面状弾性体の組付構造および組付方法に関する。
近年、鉄道や自動車等の車両に搭載される車両用シートにおいては、その座面を、通気性を備えた面状弾性体によって構成する技術が提案され実用されている(例えば、特許文献1参照)。この面状弾性体は、ナイロン,PP(ポリプロピレン),PE(ポリエチレン),PET(ポリエチレンテレフタレート)等を用いた合成樹脂繊維からなる織編物であり、シートフレームに張設されてシートの座面を構成する。これにより、当該座面に通気性を付与できると共に、従来のシートの座面を構成する際に要するスプリング部材等を省くことができるため、薄型化・軽量化を図ることができる。よって、面状弾性体の薄さによりスペース効率も向上可能であり、従来のシートと比較して様々なデザインを採用可能となる利点を有している。
かかる特許文献1の車両用シートでは、面状弾性体の端部に配設された断面略J字状のフック部材をシートフレームに設けられたワイヤに掛止させることにより、面状弾性体をシートフレームに張設させている。このとき、面状弾性体は、適切な張力を未着座の状態で付与されており、この張力(初期張力)を適正に確保することが、座り心地を確保する上で重要である。この初期張力の付与にあたっては、剛体としてのシートフレームに対し、面状弾性体をその張力に反して引っ張りながら組み付ける方法が一般的である。
特開2002−233437号公報
しかしながら、面状弾性体の初期張力は、少なくともシート利用者(着座者)の体重を支える必要があることから高荷重に設定されている。従って、面状弾性体をその張力に反して引っ張りながら組み付けるためには、大掛かりな組付設備が必要であると共に、組付作業に要する作業工数が多く煩雑となるため改善の余地がある。しかも、シートフレームに対する面状弾性体の張り具合によっては、張設状態にばらつきが生じ、良好な座り心地を確保できないことが懸念される。このため、面状弾性体を適度な張力に設定しながら、ばらつきのない一定の張力を保った状態でシートフレームに張設しなければならず、このことが組付作業を極めて困難にしている要因となっている。
さらに、これに加えて、経年的な使用によって張力が低下し面状弾性体の張設状態に緩み(ばらつき)が生じた場合、座り心地が低下することが懸念される。従って、シートフレームに張設された面状弾性体の張力を調整しなければならないものの、特許文献1のような車両用シートでは、面状弾性体の端末をフック部材によってシートフレームに掛止して固定する組付構造であるため、面状弾性体のテンションを調整することが困難であり、当該テンションを変えるには別の寸法のものに張設し直さなければならない煩わしさが生じる。
そこで、本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、その主たる目的は、シートフレームに対し、面状弾性体を適度な張力で、且つ、ばらつきのない一定の張力を保って容易に組付可能とすると共に、組付後においても張力の調整を可能とする面状弾性体の組付構造および組付方法を実現することにある。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、シートフレームに張設されてシートの座面を構成する面状弾性体の組付構造であって、
前記シートフレームは、複数に分割された枠体からなり、
前記面状弾性体の対向する端末にそれぞれ設けられた複数の掛止手段に対応して配設され、これら掛止手段を各々掛止させるための複数の掛止部と、
対向して配置された前記掛止部間に回動自在に配設されるヒンジ部と、を備えており、
前記ヒンジ部を介して連結されると共に、前記複数の掛止部同士が接近する方向に折りたたみ可能となっていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、シートフレームに張設されてシートの座面を構成する面状弾性体の組付構造であって、
前記シートフレームは、複数に分割され、連結することで矩形状をなす枠体からなり、
前記面状弾性体の対向する端末にそれぞれ設けられた一対の掛止手段に対応して配設され、これら掛止手段を各々掛止させるための一対の掛止部と、
対向して配置された前記掛止部間に回動自在に配設されるヒンジ部と、を備えており、
前記ヒンジ部を介して連結されると共に、前記一対の掛止部同士が接近する方向に折りたたみ可能となっていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の面状弾性体の組付構造において、
前記ヒンジ部は、
閉状態の場合、前記シートフレームを前記掛止部同士が接近する方向に折りたたんだ状態に変形させ、
開状態の場合、前記シートフレームを直線上に配置させて広げた状態に変形させ、
前記シートフレームは、
前記ヒンジ部を介して連結された互いに対向する端部のうち少なくとも一方の端部に、他方の端部に向けて突設され、前記ヒンジ部を前記開状態とし、前記広げた状態に変形した際、前記他方の端部と重なり合う重合部を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の面状弾性体の組付構造において、
前記シートフレームは、
前記重合部を前記他方の端部と重なり合わせた状態で保持するための保持部材を備え、
前記保持部材によって前記広げた状態で固定保持されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の面状弾性体の組付構造において、
前記シートフレームは、
前記ヒンジ部を前記開状態とした場合、前記広げた状態以上に回動することを規制する規制部を備えていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の面状弾性体の組付構造において、
前記シートフレームは、前記対向して配置された掛止部間の寸法を変更可能とする調整装置を備えており、
前記調整装置による前記掛止部間の寸法の変更によって、当該シートフレームに張設された前記面状弾性体の張力を調整することを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、シートフレームに張設されてシートの座面を構成する面状弾性体の組付方法であって、
複数に分割された枠体からなる前記シートフレームに、
前記面状弾性体の対向する端末にそれぞれ設けられた複数の掛止手段に対応して、これら掛止手段を各々掛止させるための複数の掛止部を配設すると共に、
前記複数の掛止部間となる位置にヒンジ部を回動自在に配設して連結しておき、
前記ヒンジ部を閉状態にして、前記シートフレームを前記掛止部同士が接近する方向に折りたたんだ状態に変形させ、
前記シートフレームにおける前記複数の掛止部に、前記面状弾性体における前記複数の掛止手段を掛止させ、
前記ヒンジ部を開状態にして、前記シートフレームを直線上に配置させて広げた状態に変形させ、
前記シートフレームに前記面状弾性体を張設することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の面状弾性体の組付方法において、
前記シートフレームの前記ヒンジ部を介して連結された互いに対向する端部のうち少なくとも一方の端部に、他方の端部に向けて突設され、前記ヒンジ部を前記開状態とし、前記広げた状態に変形した際、前記他方の端部と重なり合う重合部を備えておき、
前記重合部を前記他方の端部と重なり合わせた状態で保持するための保持部材を設け、
前記保持部材によって前記シートフレームを前記広げた状態で固定保持することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項7または8に記載の面状弾性体の組付方法において、
前記対向して配置された掛止部間の寸法を変更可能とする調整装置を前記シートフレームに設け、
前記調整装置による前記掛止部間の寸法の変更によって、当該シートフレームに張設された前記面状弾性体の張力を調整することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項7〜9のいずれか一項に記載の面状弾性体の組付方法において、
前記シートフレームに張設された前記面状弾性体のメンテナンス作業を行う場合、
前記ヒンジ部を閉状態にして、前記シートフレームを前記折りたたんだ状態に変形させた後、前記面状弾性体を取り外すことを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項8〜10のいずれか一項に記載の面状弾性体の組付方法において、
前記メンテナンス作業の際、
前記重合部を固定保持する前記保持部材を取り外した後、
前記ヒンジ部を閉状態にして、前記シートフレームを前記折りたたんだ状態に変形させることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項9〜11のいずれか一項に記載の面状弾性体の組付方法において、
前記メンテナンス作業の際、
前記調整装置によって前記面状弾性体の張力を緩めた後、
前記重合部を固定保持する前記保持部材を取り外すことを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、シートフレームに張設されてシートの座面を構成する面状弾性体を有する車両用シートであって、請求項1〜6のいずれか一項に記載の面状弾性体の組付構造を備えることを特徴とする車両用シート。
請求項1に記載の発明によれば、面状弾性体を張設させるシートフレームが、複数に分割された枠体からなり、面状弾性体の対向する端末にそれぞれ設けられた複数の掛止手段に対応して配設され、これら掛止手段を各々掛止させるための複数の掛止部と、対向して配置された掛止部間に回動自在に配設されるヒンジ部と、を有している。そして、シートフレームは、ヒンジ部を介して連結されると共に、複数の掛止部同士が接近する方向に折りたたみ可能となっている。
また、請求項2に記載の発明によれば、面状弾性体を張設させるシートフレームが、複数に分割され、連結することで矩形状をなす枠体からなり、面状弾性体の対向する端末にそれぞれ設けられた一対の掛止手段に対応して配設され、これら掛止手段を各々掛止させるための一対の掛止部と、対向して配置された掛止部間に回動自在に配設されるヒンジ部と、を有している。そして、シートフレームは、ヒンジ部を介して連結されると共に、一対の掛止部同士が接近する方向に折りたたみ可能となっている。
よって、請求項1または2によれば、面状弾性体の組付作業時にシートフレームを、ヒンジ部を介して折りたたむことで、面状弾性体の対向する両端末に設けられた一対の掛止手段をシートフレームの対応する掛止部に対し容易に且つ均等に掛止させることができる。これにより、シートフレームに対し、面状弾性体を適度な張力で、且つ、ばらつきのない一定の張力を保って容易に組み付けることができるため、シートフレームに対する面状弾性体の張設状態にばらつきが生じることを防止でき、良好な座り心地を確保できる。すなわち、従来のように、面状弾性体をその張力に反して引っ張る必要がないため、大掛かりな組付設備が不要となり、面状弾性体の組付作業を格段と簡略化できる。
しかも、シートフレームを上述のように折りたたむことで、張設される面状弾性体に対して付与される張力が緩められた状態を簡単に再現できるため、経年的な使用によって張力が低下し面状弾性体の張設状態に緩み(ばらつき)が生じた場合であっても、シートフレームに張設された面状弾性体の張力を調整したり、他のものと交換したりすることが簡単にできるので、良好な座り心地を容易に保持することができる利点も有することができる。
かくして、請求項1に記載の発明によれば、シートフレームに対し、面状弾性体を適度な張力で、且つ、ばらつきのない一定の張力を保って容易に組付可能とすると共に、組付後においても張力の調整を可能とすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、シートフレームは、ヒンジ部が閉状態の場合、掛止部同士が接近する方向に折りたたまれ、開状態の場合、直線上に配置されて広げられるようになっている。そして、当該ヒンジ部を介して連結された互いに対向する端部のうち少なくとも一方の端部に、他方の端部に向けて突設され、ヒンジ部を開状態とした場合、当該他方の端部と重なり合う重合部を備えている。このため、分割されたシートフレーム同士の対向する端部における取付剛性を向上させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、シートフレームは、重合部を他方の端部と重なり合わせた状態、すなわち、シートフレームを直線上に配置させて広げた状態で、保持部材によって固定保持されるので、分割されたシートフレーム同士の対向する端部における取付剛性を格段と向上させつつ、シートフレームを直線上に配置させる広げた状態、換言すれば、面状弾性体を張設した後のセット状態を維持することができる。
請求項5に記載の発明によれば、シートフレームは、ヒンジ部を開状態とした場合、当該ヒンジ部を介して連結されたシートフレーム同士が、直線上に配置された状態以上に回動する(すなわち、掛止部同士が接近する折りたたみ方向とは反対方向に開き過ぎる)ことを規制する規制部を備えているので、ヒンジ部がシートフレームを必要以上に回動させることを未然に防止できる。
請求項6に記載の発明によれば、シートフレームは、対向して配置された掛止部間の寸法を変更可能とする調整装置を備えており、当該調整装置による掛止部間の寸法の変更によって、当該シートフレームに張設された面状弾性体の張力を調整することができる。このため、シートフレームを折りたたむことなく面状弾性体の張力を調整することが可能となり、経年的な使用によって張力が低下し面状弾性体の張設状態に緩み(ばらつき)が生じた場合であっても、シートフレームに張設された面状弾性体の張力をより一段と簡単に調整することができ、良好な座り心地を格段と容易に保持することができる。また、面状弾性体をシートフレームに対して張設した後に張力を調整することも可能となるので、初期張力も簡単に設定でき、組付性を格段と向上させることができる。
請求項7に記載の発明によれば、複数に分割された(例えば、矩形状の)枠体からなるシートフレームに、面状弾性体の対向する端末にそれぞれ設けられた複数(例えば、一対)の掛止手段に対応して、これら掛止手段を各々掛止させるための複数(一対)の掛止部を配設する。これと共に、複数の掛止部間となる位置にヒンジ部を回動自在に配設して連結しておき、ヒンジ部を閉状態にして、シートフレームを掛止部同士が接近する方向に折りたたんだ状態に変形させて、シートフレームにおける複数(一対)の掛止部に、面状弾性体における複数(一対)の掛止手段を掛止させる。そして、ヒンジ部を開状態にして、シートフレームを直線上に配置させて広げた状態に変形させ、シートフレームに面状弾性体を張設するようにした。
よって、面状弾性体の組付作業時にシートフレームを、ヒンジ部を介して折りたたむことで、面状弾性体の対向する両端末に設けられた一対の掛止手段をシートフレームの対応する掛止部に対し容易に且つ均等に掛止させることができる。これにより、シートフレームに対し、面状弾性体を適度な張力で、且つ、ばらつきのない一定の張力を保って容易に組み付けることができるため、シートフレームに対する面状弾性体の張設状態にばらつきが生じることを防止でき、良好な座り心地を確保できる。すなわち、従来のように、面状弾性体をその張力に反して引っ張る必要がないため、大掛かりな組付設備が不要となり、面状弾性体の組付作業を格段と簡略化できる。
しかも、シートフレームを上述のように折りたたむことで、張設される面状弾性体に対して付与される張力が緩められた状態を簡単に再現できるため、経年的な使用によって張力が低下し面状弾性体の張設状態に緩み(ばらつき)が生じた場合であっても、シートフレームに張設された面状弾性体の張力を調整したり、他のものと交換したりすることが簡単にできるので、良好な座り心地を容易に保持することができる利点も有することができる。
かくして、請求項6に記載の発明によれば、シートフレームに対し、面状弾性体を適度な張力で、且つ、ばらつきのない一定の張力を保って容易に組付可能とすると共に、組付後においても張力の調整を可能とすることができる。
請求項8に記載の発明によれば、シートフレームのヒンジ部を介して連結された互いに対向する端部のうち少なくとも一方の端部に、他方の端部に向けて突設され、ヒンジ部を開状態とし、広げた状態に変形した際、他方の端部と重なり合う重合部を備えるため、分割されたシートフレーム同士の対向する端部における取付剛性を向上させることができる。また、シートフレームは、重合部を他方の端部と重なり合わせた状態、すなわち、シートフレームを直線上に配置させて広げた状態で、保持部材によって固定保持されるので、分割されたシートフレーム同士の対向する端部における取付剛性を格段と向上させつつ、シートフレームを直線上に配置させる広げた状態、換言すれば、面状弾性体を張設した後のセット状態を維持することができる。
請求項9に記載の発明によれば、対向して配置された掛止部間の寸法を変更可能とする調整装置をシートフレームに設け、調整装置による掛止部間の寸法の変更によって、当該シートフレームに張設された面状弾性体の張力を調整するようにした。このため、シートフレームを折りたたむことなく面状弾性体の張力を調整することが可能となり、経年的な使用によって張力が低下し面状弾性体の張設状態に緩み(ばらつき)が生じた場合であっても、シートフレームに張設された面状弾性体の張力をより一段と簡単に調整することができ、良好な座り心地を格段と容易に保持することができる。また、面状弾性体をシートフレームに対して張設した後に張力を調整することも可能となるので、初期張力も簡単に設定でき、組付性を格段と向上させることができる。
請求項10〜12に記載の発明によれば、シートフレームに張設された面状弾性体のメンテナンス作業を行う場合、調整装置によって面状弾性体の張力を緩め、重合部を固定保持する保持部材を取り外した後、ヒンジ部を閉状態にして、シートフレームを折りたたんだ状態に変形させて、面状弾性体を取り外すようにした。これにより、面状弾性体の対向する両端末に設けられた掛止手段をシートフレームの対応する掛止部から容易に取り外すことができる。従って、従来のように、面状弾性体をその張力に反して引っ張る必要がないため、大掛かりな組付設備が不要となり、メンテナンス作業をより一段と容易に行うことができる。
請求項13に記載の発明によれば、シートフレームに張設されてシートの座面を構成する面状弾性体を有する車両用シートとして、請求項1〜6のいずれか一項に記載の面状弾性体の組付構造を備えるので、面状弾性体の組付作業時にシートフレームを、ヒンジ部を介して折りたたむことで、面状弾性体の対向する両端末に設けられた一対の掛止手段をシートフレームの対応する掛止部に対し容易に且つ均等に掛止させることができる。これにより、シートフレームに対し、面状弾性体を適度な張力で、且つ、ばらつきのない一定の張力を保って容易に組み付けることができるため、シートフレームに対する面状弾性体の張設状態にばらつきが生じることを防止でき、良好な座り心地を確保できる。すなわち、従来のように、面状弾性体をその張力に反して引っ張る必要がないため、大掛かりな組付設備が不要となり、面状弾性体の組付作業を格段と簡略化できる。
しかも、シートフレームを上述のように折りたたむことで、張設される面状弾性体に対して付与される張力が緩められた状態を簡単に再現できるため、経年的な使用によって張力が低下し面状弾性体の張設状態に緩み(ばらつき)が生じた場合であっても、シートフレームに張設された面状弾性体の張力を調整したり、他のものと交換したりすることが簡単にできるので、良好な座り心地を容易に保持することができる利点も有することができる。かくして、請求項12に記載の発明によれば、シートフレームに対し、面状弾性体を適度な張力で、且つ、ばらつきのない一定の張力を保って容易に組付可能とすると共に、組付後においても張力の調整を可能とすることができる。
加えて、シートフレームは、重合部を他方の端部と重なり合わせた状態、すなわち、シートフレームを直線上に配置させて広げた状態で、保持部材によって固定保持されるので、分割されたシートフレーム同士の対向する端部における取付剛性を格段と向上させることができる。しかも、シートフレームは、ヒンジ部を開状態とした場合、当該ヒンジ部を介して連結されたシートフレーム同士が、直線上に配置された状態以上に回動する(すなわち、掛止部同士が接近する折りたたみ方向とは反対方向に開き過ぎる)ことを規制する規制部を備えているので、ヒンジ部がシートフレームを必要以上に回動させることを未然に防止でき、シートフレームを直線上に配置させる広げた状態、換言すれば、面状弾性体を張設した後のセット状態を維持できる。
さらに、シートフレームは、対向して配置された掛止部間の寸法を変更可能とする調整装置を備えており、当該調整装置による掛止部間の寸法の変更によって、当該シートフレームに張設された面状弾性体の張力を調整することができる。このため、シートフレームを折りたたむことなく面状弾性体の張力を調整することが可能となり、経年的な使用によって張力が低下し面状弾性体の張設状態に緩み(ばらつき)が生じた場合であっても、シートフレームに張設された面状弾性体の張力をより一段と簡単に調整することができ、良好な座り心地を格段と容易に保持することができる。また、面状弾性体をシートフレームに対して張設した後に張力を調整することも可能となるので、初期張力も簡単に設定でき、組付性を格段と向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係る面状弾性体の組付構造を適用した車両用シート示す全体斜視図である。 図1の車両用シートにおける面状弾性体の組付構造を示し、(a)はシートフレームに面状弾性体を組み付けた様子を示す斜視図、(b)は面状弾性体を組み付けたシートフレームを折りたたむ様子を示す斜視図である。 図2(b)における側断面を示す断面図である。 図2(b)における要部を部分的に透過して示す拡大斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用シートにおける面状弾性体の組付構造を示し、(a)はシートフレームに面状弾性体を組み付けた様子を示す斜視図、(b)は面状弾性体を組み付けたシートフレームを折りたたむ様子を示す斜視図である。 図5(b)における要部を拡大して示し、(a)は折りたたまれた状態のシートフレームを透過して示す部分的断面図、(b)は広げた状態のシートフレームを透過して示す部分的断面図である。 図5(b)における要部を拡大して示し、折りたたまれた状態のシートフレームを透過して示す拡大斜視図である。 図7における要部を透過して示す要部拡大斜視図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る面状弾性体の組付構造を適用した車両用シート示す全体斜視図であり、図2は、図1の車両用シートにおける面状弾性体の組付構造を示し、(a)はシートフレームに面状弾性体を組み付けた様子を示す斜視図、(b)は面状弾性体を組み付けたシートフレームを折りたたむ様子を示す斜視図である。図3は、図2(b)における側断面を示す断面図であり、図4は、図2(b)における要部を部分的に透過して示す拡大斜視図である。
なお、本実施形態では車両用シートとして、鉄道(電車等)の車両に搭載されるシートに適用する場合について述べるが、一例であってこれに限らず、車両用シートとしては、この他、自動車などの車両全般に搭載される乗物用シートも含むものとする。
図1〜図4に示すように、本実施形態における車両用シート1は、鉄道の車両に搭載されるものであり、座面2を構成するシートフレーム3と、このシートフレーム3に張設される面状弾性体4と、当該面状弾性体4を張設したシートフレーム3を覆うように設けられる表皮材5とを備えている。すなわち、シートフレーム2に対して面状弾性体3が張設されることで座面を構成している。
また、この場合、表皮材5と面状弾性体4との間には、ウレタン材などによるパッド層(図示省略する)が介在されており、快適な座り心地を確保できるようになっている。
なお、これは一例であって、これに限ることはなく、面状弾性体4として表皮材5が一体に成形されたものを用いることも可能である。
このシートフレーム3は、平板を屈曲して形成されたフレームを有する略矩形状の枠体31が複数幅方向に連結されてなり、個々のシートフレーム3毎に面状弾性体4が張設されている。この面状弾性体4は、シートフレーム3の座面2に対応して略矩形状で形成されている。そして、その幅方向の両側の端末(すなわち、対向する端末としての両端部4a,4b)に設けられた一対の掛止手段としてのフック部材41,41を介してシートフレーム3に張設されている。このフック部材41,41は、断面略J字形状をなしており、後述するシートフレーム3の掛止部32,32に引っ掛けるようにして掛止可能となっている。なお、これは一例であって、シートフレーム3の形状および面状弾性体4の形状は、これに限ることはない。
具体的に、個々のシートフレーム3は、それぞれ枠体31が複数(この場合、左右方向における略中央部を起点として、2つの略コ字状の枠部31a,31b)に分割されており、これら枠部31a,31aを連結することで矩形状をなすようになっている。また、シートフレーム3は、面状弾性体4の両端部4a,4bにそれぞれ設けられた一対のフック部材41,41に対応して、これらフック部材41,41を各々掛止させるための一対の掛止部32,32が、枠体31の幅方向における両端側に対向して配設されている。
かかる枠体31は、その幅方向両端側に対向して配置された掛止部32,32間に回動自在に配設される複数のヒンジ部33…を備えており、これらヒンジ部33…を介して連結されている。つまり、シートフレーム3の枠体31を構成する枠部31a,31bは、対向する端部31aa,31baに配設されたヒンジ部33…を介して連結されており、これらヒンジ部33…を介して一対の掛止部32,32同士が接近する方向に折りたたみ可能となっている。
これらヒンジ部33…は、端部31aa,31baにおける上部側に互い違いに配置され、閉状態の場合、シートフレーム3を構成する枠体31の枠部31a,31bを掛止部32,32同士が接近する方向に折りたたんだ状態に変形させ、開状態の場合、枠部31a,31bを直線上に配置させてシートフレーム3を広げた状態に変形させるようになっている。
また、シートフレーム3を構成する枠体31は、ヒンジ部33…を介して連結された枠部31a,31bの互いに対向する端部31aa,31baのうち、少なくとも一方の端部31aaに、他方の端部31baに向けて突設され、ヒンジ部33…を開状態とし、枠体31を広げた状態に変形した際、他方の端部31baと重なり合う重合部34を備えている。このため、分割されたシートフレーム3の枠部31a,31b同士の対向する端部31aa,31baにおける取付剛性を向上させることができるようになっている。
さらに、シートフレーム3は、重合部34を他方の端部31baと重なり合わせた状態で保持するための保持部材(図示省略する)を備えている。この保持部材は、例えば重合部34に貫設された貫通孔31abおよび枠部31bの端部31baに貫設された貫通孔31bbを貫通して配設されるボルト・ナットや、カシメリベット等で構成され、この保持部材によって枠部31a,31bが、上述した広げた状態で枠体31として固定保持される。換言すれば、保持部材が枠部31a,31bの端部31aa,31baを、重合部34を介在した状態で固定保持するようになっている。これにより、分割されたシートフレーム3の枠部31a,31b同士の対向する端部31aa,31baにおける取付剛性を格段と向上させることができるようになっている。
このとき、シートフレーム3の枠部31aにおける一方側の端部31aaには、ヒンジ部33…を開状態とした場合、枠体31が上述した広げた状態以上(すなわち、枠部31a,31bが直線上に配置される位置を越えて、対向する掛止部32,32の裏面側同士が接近する逆方向に折りたたまれる側)に回動することを規制する規制部35が設けられている。
換言すれば、シートフレーム3は、ヒンジ部33…を開状態とした場合、当該ヒンジ部33…を介して連結されたシートフレーム3の枠部31a,31b同士が、直線上に配置された状態以上に回動する(すなわち、掛止部32,32同士が接近する折りたたみ方向とは反対方向に開き過ぎる)ことを規制する規制部35を備えている。
これにより、ヒンジ部33…がシートフレーム3の枠部31a,31bを、必要以上に回動させることを未然に防止可能となっている。
ここで、このような車両用シート1におけるシートフレーム3に張設されて車両用シート1の座面2を構成する面状弾性体4の組付方法について説明する。
まず、図2(b)および図3に示すように、ヒンジ部33…を閉状態にして、シートフレーム3の枠部31a,31bを掛止部32,32同士が接近する方向に折りたたんだ状態に変形させる。次に、この状態において、シートフレーム3における掛止部32,32に、面状弾性体4のフック部材41,41を掛止させる。すなわち、この状態では、シートフレーム3における掛止部32,32間の距離が縮まっているため、面状弾性体4に対して張力が付与されることなく、フック部材41,41を対応する掛止部32,32へと掛止させることが可能となっている。
そして、ヒンジ部33…を開状態にして、シートフレーム3の枠部31a,31bを直線上に配置させて広げた状態に変形させる。これにより、シートフレーム3に面状弾性体4を所定の張力(初期張力)を付与した状態で張設することが可能となっている。このような面状弾性体4の張設時、枠部31a,31bは、ヒンジ部33…の中心点を支点とした所謂、テコの原理によって回動するようになっている。
そして、シートフレーム3のヒンジ部33…を介して連結された枠体31a,31bの互いに対向する端部31aa,31baは、一方の端部31aa側に設けられた重合部34と、他方の端部31baとが重なり合った状態で、保持部材によって固定保持される。これにより、シートフレーム3の枠部31a,31bを直線上に配置させる広げた状態、すなわち、面状弾性体4を張設した後のセット状態を維持できるようになっている。
また、このようにしてシートフレーム3に張設されて組み付けられた面状弾性体4は、次の手順によって取り外すようになっている。すなわち、まず、重合部34を固定保持する保持部材を取り外した後、ヒンジ部33…を閉状態にして、シートフレーム3の枠部31a,31bを折りたたんだ状態に変形させる。つまり、面状弾性体4に対して張力が付与されない状態にシートフレーム3を変形させる。この状態において、掛止部32,32から掛止されたフック部材41,41を取り外し、面状弾性体4を取り外す。このようにして、面状弾性体4に経年使用による張力のばらつきが生じたり、張力の緩みが生じたり等の不具合が発生した場合、当該面状弾性体4のメンテナンス作業を行うことが可能となっている。
以上、説明したように、本実施形態による車両用シート1によれば、面状弾性体4を張設させるシートフレーム3が、複数の枠部31a,31bに分割され、連結することで矩形状をなす枠体31からなり、面状弾性体4の対向する端末(両端部4a,4b)にそれぞれ設けられた一対のフック部材41,41に対応して配設され、これらフック部材41,41を各々掛止させるための一対の掛止部32,32と、対向して配置された掛止部32,32間に回動自在に配設されるヒンジ部33…と、を有している。そして、シートフレーム3を構成する枠体31の枠部31a,31bは、ヒンジ部33…を介して連結されると共に、一対の掛止部32,32同士が接近する方向に折りたたみ可能となっている。
よって、面状弾性体4の組付作業時にシートフレーム3を、ヒンジ部33…を介して折りたたむことで、面状弾性体4の対向する両端部4a,4bに設けられた一対のフック部材41,41をシートフレーム3の対応する掛止部32,32に対し容易に且つ均等に掛止させることができる。これにより、シートフレーム3に対し、面状弾性体4を適度な張力で、且つ、ばらつきのない一定の張力を保って容易に組み付けることができるため、シートフレーム3に対する面状弾性体4の張設状態にばらつきが生じることを防止でき、良好な座り心地を確保できる。すなわち、従来のように、面状弾性体4をその張力に反して引っ張る必要がないため、大掛かりな組付設備が不要となり、面状弾性体4の組付作業を格段と簡略化できる。
しかも、シートフレーム3を上述のように折りたたむことで、張設される面状弾性体4に対して付与される張力が緩められた状態を簡単に再現できるため、経年的な使用によって張力が低下し面状弾性体4の張設状態に緩み(ばらつき)が生じた場合であっても、シートフレーム3に張設された面状弾性体4の張力を調整したり、他のものと交換したりすることが簡単にできる。よって、良好な座り心地を容易に保持することができる利点も有することができる。
かくして、本実施形態による車両用シート1によれば、上述した面状弾性体4の組付構造を有することにより、シートフレーム3に対し、面状弾性体4を適度な張力で、且つ、ばらつきのない一定の張力を保って容易に組付可能とすると共に、組付後においても張力の調整を可能とすることができる。
また、シートフレーム3は、ヒンジ部33…が閉状態の場合、掛止部32,32同士が接近する方向に折りたたまれ、開状態の場合、直線上に配置されて広げられるようになっている。そして、当該ヒンジ部33…を介して連結された互いに対向する端部31aa,31baのうち少なくとも一方の端部31aaに、他方の端部31baに向けて突設され、ヒンジ部33…を開状態とした場合、当該他方の端部31baと重なり合う重合部34を備えている。このため、分割されたシートフレーム3の枠部31a,31b同士の対向する端部31aa,31baにおける取付剛性を向上させることができる。
また、シートフレーム3は、重合部34を他方の端部31baと重なり合わせた状態、すなわち、シートフレーム3の枠部31a,31bを直線上に配置させて広げた状態で、保持部材によって固定保持されるので、分割されたシートフレーム3の枠部31a,31b同士の対向する端部31aa,31baにおける取付剛性を格段と向上させつつ、シートフレーム3の枠部31a,31bを直線上に配置させる広げた状態、換言すれば、面状弾性体4を張設した後のセット状態を維持することができる。
さらに、シートフレーム3は、ヒンジ部33…を開状態とした場合、当該ヒンジ部33…を介して連結されたシートフレーム3の枠部31a,31b同士が、直線上に配置された状態以上に回動する(すなわち、掛止部32,32同士が接近する折りたたみ方向とは反対方向に開き過ぎる)ことを規制する規制部35を備えているので、ヒンジ部33…がシートフレーム3を必要以上に回動させることを未然に防止できる。
また、この車両用シート1における面状弾性体4の組付方法によれば、シートフレーム3に張設された面状弾性体4のメンテナンス作業を行う場合、重合部34を固定保持する保持部材を取り外した後、ヒンジ部33…を閉状態にして、シートフレーム3を折りたたんだ状態に変形させて、面状弾性体4を取り外すようにした。これにより、面状弾性体4の対向する両端部4a,4bに設けられたフック部材41,41をシートフレーム3の対応する掛止部32,32から容易に取り外すことができる。従って、従来のように、面状弾性体4をその張力に反して引っ張る必要がないため、大掛かりな組付設備が不要となり、メンテナンス作業を容易に行うことができる。
<第2実施形態>
次に、本発明による面状弾性体の組付構造における第2実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図5は、本発明の第2実施形態に係る車両用シートにおける面状弾性体の組付構造を示し、(a)はシートフレームに面状弾性体を組み付けた様子を示す斜視図、(b)は面状弾性体を組み付けたシートフレームを折りたたむ様子を示す斜視図である。図6は、図5(b)における要部を拡大して示し、(a)は折りたたまれた状態のシートフレームを透過して示す部分的断面図、(b)は広げた状態のシートフレームを透過して示す部分的断面図である。図7は、図5(b)における要部を拡大して示し、折りたたまれた状態のシートフレームを透過して示す拡大斜視図である。
図2および図3との対応部分に同一符号を付した図5〜図7は、本発明の第2実施形態に係る車両用シート1における面状弾性体4の組付構造を示し、シートフレーム3が平板を屈曲したフレームを有する形状からパイプ形状に変更されている点と、ヒンジ部50の構造がヒンジ部33とは異なる点と、フック部材41,41の形状および掛止部32,32の形状が異なる点とを除き、上述した第1実施形態の車両用シート1における面状弾性体4の組付構造とほぼ同様に構成されている。従って、ここでは便宜上、重複する説明を割愛するものとする。
図5〜図7に示すように、本実施形態のシートフレーム3は、上述した第1実施形態と同様に2つに分割された枠部31a,31bを有しており、これら枠部31a,31bによって略矩形状の枠体31が構成されている。この枠体31は、枠部31a,31bの各フレームがパイプ形状からなり、端部31aa,31baに配設されるヒンジ部50を介して回動自在に連結されている。このヒンジ部50は、それぞれ対応して形成され、枠部31aの端部31aaに設けられる凹部51と、枠部31bの端部31baに設けられる凸部52と、を有している。このとき、これら凹部51および凸部52は、上述した第1実施形態における重合部34として機能するようになっている。
また、これら凹部51と凸部52の対応する位置には、貫通孔53が貫設されている。そして、凹部51と凸部52とを嵌合させた状態で貫通孔53に軸54を挿入することにより、凹部51を備えた枠部31aと、凸部52を備えた枠部31bとが、回動自在に連結されている。これにより、枠部31aと枠部31bとが、互いの掛止部32,32が近接する方向へ折りたたみ可能となっている。
また、本実施形態の場合、枠部31aにおける端部31aaの外周面の下方には、当該端部31aaの外周面に沿って規制部としてのストッパー55が、他方の枠部31bの端部31ba側の外周面に亙って覆設されている。これにより、一方の枠部31aに対して他方の枠部31bが、ヒンジ部50を介して必要以上に回動するのを防止可能となっている。換言すれば、他方の枠部31bが、一方の枠部31aに対して上記互いの掛止部32,32が近接する方向から、これら枠部31a,31bを直線上に配置させる広げた状態(すなわち、これら枠部31a,31bが同一線上(直線上)に配置される位置方向)へ回動する際、当該同一線上に配置される位置を越えて回動するのを規制(防止)し、当該同一線上に配置される位置を維持できるようになっている。すなわち、ストッパー55は、上述した第1実施形態における規制部35として機能するようになっている。しかも、このとき、枠部31a,31bの端部31aa,31baが、ストッパー55によって下方の外周面を覆われている。よって、ストッパー55は、これら端部31aa,31baにおける取付剛性を格段と向上させつつ、シートフレーム3の枠部31a,31bを直線上に配置させる広げた状態、換言すれば、面状弾性体4を張設した後のセット状態を維持することが可能になっている。
さらに、ストッパー55における枠部31bの端部31ba側には、図示省略するバネ等の弾性部材を介してピン56が設けられている。このピン56は、当該枠部31bの端部31baに設けられる開口部(図示省略する)と嵌合可能となっている。そして、ピン56は、一方の枠部31aに対して他方の枠部31bが、同一線上に配置される位置に配置された際に、弾性部材の外方に向けた付勢力に反して開口部と嵌合することで、枠部31aと枠部31bとが当該同一線上に配置された状態を固定保持可能となっている。すなわち、ピン56は、シートフレーム3の枠部31a,31bを直線上に配置させて広げた状態で固定保持可能な、上述した第1実施形態における保持部材として機能するようになっている。これにより、ピン56は、シートフレーム3の枠部31a,31bを直線上に配置させる広げた状態、換言すれば、面状弾性体4を張設した後のセット状態を維持することができるようになっている。
以上、説明したように、本実施形態の車両用シート1では、枠部31aにおける端部31aaの外周面の下方に、当該端部31aaの外周面に沿って規制部としてのストッパー55が、他方の枠部31bの端部31ba側の外周面に亙って覆設されており、これにより、一方の枠部31aに対して他方の枠部31bが、ヒンジ部50を介して必要以上に回動するのを防止できる。換言すれば、ストッパー55は、他方の枠部31bが一方の枠部31aに対して、上記互いの掛止部32,32が近接する方向から、これら枠部31a,31bを直線上に配置させる広げた状態へ回動する際、これら枠部31a,31bの同一線上に配置される位置を越えて回動するのを規制(防止)でき、当該同一線上に配置される位置を維持できる規制部として機能する。
しかも、このとき、枠部31a,31bの端部31aa,31baが、ストッパー55によって下方の外周面を覆われていることによって、ストッパー55は、これら端部31aa,31baにおける取付剛性を格段と向上させつつ、シートフレーム3の枠部31a,31bを直線上に配置させる広げた状態、換言すれば、面状弾性体4を張設した後のセット状態を維持することができる。
さらに、ストッパー55における枠部31bの端部31ba側には、ピン56が設けられており、ピン56は、当該枠部31bの端部31baに設けられる開口部と嵌合することで、一方の枠部31aに対して他方の枠部31bが、同一線上に配置される位置に配置された際に、枠部31aと枠部31bとが当該同一線上に配置された状態を固定保持できる。すなわち、ピン56は、シートフレーム3の枠部31a,31bを直線上に配置させて広げた状態で固定保持可能な、保持部材として機能する。これにより、ピン56は、シートフレーム3の枠部31a,31bを直線上に配置させる広げた状態、換言すれば、面状弾性体4を張設した後のセット状態を維持することができる。
また、このように、本実施形態の車両用シート1によれば、上述した第1実施形態における車両用シート1とほぼ同様の効果を得るばかりか、シートフレーム3をパイプ形状で構成し、当該パイプ形状であることを利用してヒンジ部50を凹部51と凸部52とで構成することにより、ヒンジ部50の構成をヒンジ部33の構成に比べて格段と簡略化でき、部品点数の削減を図ることもできる。
<第2実施形態の変形例>
なお、本実施形態の車両用シート1の場合、以下のような調整装置を備えることが可能となっている。
すなわち、図7との対応部分に同一符号を付した図8に示すように、シートフレーム3の枠体31(図5(a),(b)参照)を構成する枠部31a,31bは、ヒンジ部50の近傍に、上記対向して配置された掛止部32,32間(図5(a),(b)参照)の寸法、換言すれば、ヒンジ部50を介して連結される枠部31aと枠部31bとの連結方向の長さ(寸法)を変更可能とする調整装置60を備えている。
具体的に、調整装置60は、枠体31aの端部31aaにおける凹部51近傍に配設されており、枠部31aの外周面と同一面上に配置される把持部61と、当該把持部61の両端側に配置され、それぞれ外周面に右方向のネジ山と左方向のネジ山が設けられてなる螺合部62a,62bとを備えて構成されている。そして、各螺合部62a,62bは、枠部31aの内周面に沿って設けられるネジ部31ac,31adに対して螺設され、把持部61を回転させることで、枠部31aにおける枠部31bとの連結方向の長さ(寸法)を伸ばしたり、縮めたりすることができるようになっている。
換言すれば、この場合、調整装置60を備え、枠部31aにおける枠部31bとの連結方向の長さ(寸法)を伸ばしたり、縮めたりする(すなわち、掛止部32,32間の寸法を変更する)ことによって、シートフレーム3に張設された面状弾性体4の張力を調整することが可能となっている。
従って、かかる調整装置60を備えた車両用シート1では、面状弾性体4のメンテナンス作業の際、調整装置60によって面状弾性体4の張力を緩めた後、重合部としてのヒンジ部50における凹部51と凸部52との固定保持状態をピン56によって解除した後、ヒンジ部50を介して、枠部31aと枠部31bとを上記折りたたんだ状態に変形させ、面状弾性体4を取り外す。これにより、面状弾性体4の対向する両端末4a,4aに設けられたフック部材41,41をシートフレーム3の対応する掛止部32,32から容易に取り外すことができるようになっている。
このように、対向して配置された掛止部32,32間の寸法を変更可能とする調整装置60をシートフレーム4の枠体31を構成する枠部31aの端部31aa側に設け、当該掛止部32,32間の寸法(枠部31aにおける枠部31bとの連結方向の長さ)を変更することによって、当該シートフレーム3に張設された面状弾性体4の張力を調整することができる。このため、シートフレーム3を折りたたむことなく面状弾性体4の張力を調整することが可能となり、経年的な使用によって張力が低下し面状弾性体4の張設状態に緩み(ばらつき)が生じた場合であっても、シートフレーム3に張設された面状弾性体4の張力をより一段と簡単に調整することができる。すなわち、座面2の良好な座り心地を格段と容易に保持することができる。また、面状弾性体4をシートフレーム3に対して張設した後に張力を調整することも可能となるので、初期張力も簡単に設定でき、組付性を格段と向上させることができる。
さらに、シートフレーム3に張設された面状弾性体4のメンテナンス作業を行う場合、調整装置60によって面状弾性体4の張力を緩めた後、重合部としてのヒンジ部50における凹部51と凸部52との固定保持状態をピン56によって解除した後、ヒンジ部50を介して、枠部31aと枠部31bとを上記折りたたんだ状態に変形させ、面状弾性体4を取り外すようにした。これにより、面状弾性体4の対向する両端末4a,4aに設けられたフック部材41,41をシートフレーム3の対応する掛止部32,32から容易に取り外すことができる。従って、従来のように、面状弾性体4をその張力に反して引っ張る必要がないため、大掛かりな組付設備が不要となり、メンテナンス作業をより一段と容易に行うことができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、適宜、種々の改良および設計の変更が可能である。
例えば、上述した各実施形態においては、面状弾性体4の両端部4a,4bに設けられた掛止手段であるフック部材41,41として、断面略J字形状をなしており、シートフレーム3の掛止部32,32に引っ掛けるようにして掛止可能となっている場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要はシートフレーム3の掛止部32,32に掛止可能なものであれば、掛止手段としてはこの他種々の形状を広く適用することができる。
また、このとき、フック部材41,41は、図2(a)に示すように、面状弾性体4の両端部4a,4bにおける複数箇所(3ヶ所)ずつに形成されていても良いし、面状弾性体4の四隅や、対向する端部4a,4bにおける略中央部などのみに設けるようにしても良い。このような配置でフック部材を配設した場合であっても、実用上十分な面状弾性体4の組付構造を実現できる。但し、組付状態において面状弾性体4に付与される張力の安定性からすると、面状弾性体4の両端部4a,4bにおける各々の全体に亙って形成されることが好ましい。
また、上述した各実施形態においては、シートフレーム3が左右方向における略中央部を起点として、2つの略コ字状の枠部31a,31bに分割され、これら枠部31a,31bによって略矩形状をなす枠体31によって構成されるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限られず、要はシートフレーム3がヒンジ部33,50等を介して折りたたみ可能なように分割されていれば、この他種々の分割位置や分割数を広く適用することができる。
さらに、上述した第2実施形態においては、把持部61を回転させることで枠部31aにおける枠部31bとの連結方向の長さ(寸法)を伸ばしたり、縮めたりすることができる調整装置60によって、シートフレーム3において対向して配置された掛止部32,32間の寸法を変更可能とする場合について述べたが、本発明はこれに限られず、調整装置としては、この他、例えば複数の目盛を設けたダイヤルを備え、予め各目盛に所定の張力状態(伸縮する寸法)を設定しておき、着座者がダイヤルを変更することで所望する張力を選択可能とするダイヤル式の調整装置を適用することも可能である。
1…車両用シート
2…座面
3…シートフレーム
31…枠体
31a,31b…枠部
31ab,31bb…貫通孔
31ac,31ad…ネジ部
32…掛止部
33,50…ヒンジ部
34…重合部
35…規制部
4…面状弾性体
4a…一方の端部(端末)
4b…他方の端部(端末)
41…フック部材(掛止手段)
51…凹部
52…凸部
53…貫通孔
54…軸
55…ストッパー(規制部)
56…ピン(保持部材)
60…掛止手段(フック部材)
61…把持部
62a,62b…螺合部

Claims (13)

  1. シートフレームに張設されてシートの座面を構成する面状弾性体の組付構造であって、
    前記シートフレームは、複数に分割された枠体からなり、
    前記面状弾性体の対向する端末にそれぞれ設けられた複数の掛止手段に対応して配設され、これら掛止手段を各々掛止させるための複数の掛止部と、
    対向して配置された前記掛止部間に回動自在に配設されるヒンジ部と、を備えており、
    前記ヒンジ部を介して連結されると共に、前記複数の掛止部同士が接近する方向に折りたたみ可能となっている
    ことを特徴とする面状弾性体の組付構造。
  2. シートフレームに張設されてシートの座面を構成する面状弾性体の組付構造であって、
    前記シートフレームは、複数に分割され、連結することで矩形状をなす枠体からなり、
    前記面状弾性体の対向する端末にそれぞれ設けられた一対の掛止手段に対応して配設され、これら掛止手段を各々掛止させるための一対の掛止部と、
    対向して配置された前記掛止部間に回動自在に配設されるヒンジ部と、を備えており、
    前記ヒンジ部を介して連結されると共に、前記一対の掛止部同士が接近する方向に折りたたみ可能となっている
    ことを特徴とする面状弾性体の組付構造。
  3. 前記ヒンジ部は、
    閉状態の場合、前記シートフレームを前記掛止部同士が接近する方向に折りたたんだ状態に変形させ、
    開状態の場合、前記シートフレームを直線上に配置させて広げた状態に変形させ、
    前記シートフレームは、
    前記ヒンジ部を介して連結された互いに対向する端部のうち少なくとも一方の端部に、他方の端部に向けて突設され、前記ヒンジ部を前記開状態とし、前記広げた状態に変形した際、前記他方の端部と重なり合う重合部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の面状弾性体の組付構造。
  4. 前記シートフレームは、
    前記重合部を前記他方の端部と重なり合わせた状態で保持するための保持部材を備え、
    前記保持部材によって前記広げた状態で固定保持されることを特徴とする請求項3に記載の面状弾性体の組付構造。
  5. 前記シートフレームは、
    前記ヒンジ部を前記開状態とした場合、前記広げた状態以上に回動することを規制する規制部を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の面状弾性体の組付構造。
  6. 前記シートフレームは、前記対向して配置された掛止部間の寸法を変更可能とする調整装置を備えており、
    前記調整装置による前記掛止部間の寸法の変更によって、当該シートフレームに張設された前記面状弾性体の張力を調整することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の面状弾性体の組付構造。
  7. シートフレームに張設されてシートの座面を構成する面状弾性体の組付方法であって、
    複数に分割された枠体からなる前記シートフレームに、
    前記面状弾性体の対向する端末にそれぞれ設けられた複数の掛止手段に対応して、これら掛止手段を各々掛止させるための複数の掛止部を配設すると共に、
    前記複数の掛止部間となる位置にヒンジ部を回動自在に配設して連結しておき、
    前記ヒンジ部を閉状態にして、前記シートフレームを前記掛止部同士が接近する方向に折りたたんだ状態に変形させ、
    前記シートフレームにおける前記複数の掛止部に、前記面状弾性体における前記複数の掛止手段を掛止させ、
    前記ヒンジ部を開状態にして、前記シートフレームを直線上に配置させて広げた状態に変形させ、
    前記シートフレームに前記面状弾性体を張設する
    ことを特徴とする面状弾性体の組付方法。
  8. 前記シートフレームの前記ヒンジ部を介して連結された互いに対向する端部のうち少なくとも一方の端部に、他方の端部に向けて突設され、前記ヒンジ部を前記開状態とし、前記広げた状態に変形した際、前記他方の端部と重なり合う重合部を備えておき、
    前記重合部を前記他方の端部と重なり合わせた状態で保持するための保持部材を設け、
    前記保持部材によって前記シートフレームを前記広げた状態で固定保持する
    ことを特徴とする請求項7に記載の面状弾性体の組付方法。
  9. 前記対向して配置された掛止部間の寸法を変更可能とする調整装置を前記シートフレームに設け、
    前記調整装置による前記掛止部間の寸法の変更によって、当該シートフレームに張設された前記面状弾性体の張力を調整する
    ことを特徴とする請求項7または8に記載の面状弾性体の組付方法。
  10. 前記シートフレームに張設された前記面状弾性体のメンテナンス作業を行う場合、
    前記ヒンジ部を閉状態にして、前記シートフレームを前記折りたたんだ状態に変形させた後、前記面状弾性体を取り外す
    ことを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項に記載の面状弾性体の組付方法。
  11. 前記メンテナンス作業の際、
    前記重合部を固定保持する前記保持部材を取り外した後、
    前記ヒンジ部を閉状態にして、前記シートフレームを前記折りたたんだ状態に変形させる
    ことを特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載の面状弾性体の組付方法。
  12. 前記メンテナンス作業の際、
    前記調整装置によって前記面状弾性体の張力を緩めた後、
    前記重合部を固定保持する前記保持部材を取り外す
    ことを特徴とする請求項9〜11のいずれか一項に記載の面状弾性体の組付方法。
  13. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の面状弾性体の組付構造を備えることを特徴とする車両用シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016087408A (ja) * 2015-02-19 2016-05-23 株式会社イトーキ 椅子及びこれに使用する体圧支持ユニット
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