JP2014124013A - スイッチング素子の駆動システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ボトム検知不能状態における安全性が高く、出力リップルの増大や可聴音の発生がないスイッチング素子の駆動システムを提供する。
【解決手段】周期の長いタイムアウト回路17Sとは別に周期の短いタイムアウト回路17Sを設ける。軽負荷状態にて共振電圧が減衰しボトム検知不能となった場合は、周期の短いタイムアウト回路17Sを選択しそのON信号で制御する。部品異常によりボトム検知不能となった場合は、周期の長いタイムアウト回路17Lに移行するよう出力制限回路19でタイムアウト回路17SからのON信号出力を禁止し、タイムアウト回路17Lが優先されるよう制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、電子レンジ、冷蔵庫などの家電製品の電源回路に使用されるAC−DCコンバータに関するもので、特に、疑似共振フライバックコンバータ回路におけるスイッチング素子の駆動システムの改良に係る。
疑似共振フライバックコンバータ回路においては、MOSFETなどのスイッチング素子が使用される。図2は、疑似共振フライバックコンバータ回路の一例を示すものである。図2において、20は巻線トランス、21は変換元の電源(直流電源またはAC電源の整流後電圧)、22は負荷、23はスイッチング素子、24はスイッチング素子駆動用の制御用のICである。25は巻線トランス20の出力側に設けられたダイオード、26は同じく平滑用のコンデンサである。
制御用のIC24は、検出電圧ZDTを基準電圧REFと比較することで、スイッチング素子23をONするタイミングを制御する。
この擬似共振フライバックコンバータ回路においては、巻線トランス20の巻線とスイッチング素子23に共振用のコンデンサ28が接続され、このコンデンサ28とトランス20の巻線のインダクタンスとの電圧共振現象を利用して、スイッチング素子のON/OFF時におけるスイッチング損失や雑音を減少させている。コンデンサ28はスイッチング素子に寄生する容量成分で代用することも可能である。
このような疑似共振フライバックコンバータ回路においては、軽負荷時あるいは過負荷時における効率向上や安全性確保を考慮したスイッチング素子の駆動手段として、特許文献1や特許文献2に示すものが知られている。また、最近では、図3に示すような手段が採用されている。
図3において、トランスの巻線電圧などを検出することによって得られた検出電圧ZDTと基準電圧REF(例えば0.1V)を比較器51と比較して、検出電圧ZDTが基準電圧REFに達したことを検出すると、ワンショットパルス発生回路52からON信号を出力する。このON信号は、オア回路53を介して、スイッチング素子駆動用のアンド回路54に入力される。
一方、誤差増幅器から供給されたフィードバック電圧FBは、V/T(電圧−時間)変換回路55において、一定の時間スイッチング素子のON動作を規制する抑止パルスSPに変換される。この抑止パルスSPは、パルス電圧がローの間はスイッチング素子のON動作を禁止し、パルス電圧がハイになった場合にスイッチング素子59のON動作を許容する。したがって、この抑止パルスSPのHi信号と、ワンショットパルス発生回路52からのON信号がアンド回路54に入力され、そのアンド回路54からのON信号がドライブ回路58に向かって出力された場合に、スイッチング素子59はONとなる。
抵抗29ショートなどの原因で、比較器51よりON信号が供給できない場合、ワンショットパルス発生回路52からのON信号が出力されることがないので、アンド回路54のアンド条件が成立しない。その結果、アンド回路54からON信号が出力されなくなり、スイッチング素子59はONになることができない。
この問題を解決するため、図3の従来技術では、一定時間比較器51よりON信号が供給できない場合、強制的にアンド回路54にON信号を出力する。そのため、比較器51の出力側にワンショットパルス発生回路52と並列に、オア回路57を介してタイムアウト回路56を接続する。このタイムアウト回路56は、一定の時間(例えば、12μs)比較器51からの出力がない場合に、ON信号をオア回路53に出力する。
このようにすれば、比較器51よりON信号が供給できない場合であっても、一定時間後にはタイムアウト回路56からオア回路53にON信号が出力され、スイッチング素子59がONになることができる。
このタイムアウト回路56の前段に設けられたオア回路57には、比較器51からの出力と、スイッチング素子QがONになったことを示すリセット信号RSが供給され、何れか一方の信号が入力された場合に、タイムアウト回路56をリセットする。
特開2012−100451号公報 特開2011−182537号公報
このような従来技術におけるタイムアウト回路56によるタイムアウトの時間は、次の理由から適切な値とすることが難しい。
(1) 部品オープンまたはショート状態における安全性の観点から、一定限度以上短くすることができないことがある。
(2) タイムアウトの時間を長くすると、軽負荷状態においてタイムアウト動作となった場合に出力リップルの増大と可聴音(異音)の発生につながる。
疑似共振フライバックコンバータ回路では、部品ショートなどの影響で比較器51よりON信号が供給できない場合には、繰り返し周期はタイムアウト回路56の設定値によって決まる。そのため、設定値を短くしておくと、比較器51よりON信号が供給できない異常時において、繰り返し周期が短くなって、安全規格で規定された電力値を超えてしまう場合がある。
一方、軽負荷の場合、フィードバック電圧FBが小さくなるため、V/T変換回路55において生成される抑止パルスSPの禁止時間(パルスがLowの値を取る時間)が長くなる。禁止期間が長くなると、その間に検出電圧ZDTが減衰してしまい、基準電圧REFと検出電圧ZDTとを比較する比較器51からON信号が出力されなくなる。すると、スイッチング素子59のON動作は、タイムアウト回路56からのON信号によって制御されることになるが、前記の様にタイムアウトの時間が長いと、その間スイッチング素子59がONできないことになる。その結果、スイッチング素子が本来ONすべき時点で休止状態となるため、出力リップルの増大や可聴音(異音)の発生の原因となる。
このように、従来技術においては、タイムアウト回路56に対するタイムアウト時間の最適設定が困難であった。本発明は、前記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものである。すなわち、本発明の目的は、安全性が高く、しかも、出力リップルの増大や可聴音の発生を抑えることのできる疑似共振フライバックコンバータ回路におけるスイッチング素子の駆動システムを提供することにある。
前記の目的を達成するために、本発明のスイッチング素子の駆動システムは、次のような構成を有することを特徴とする。
(1) 絶縁トランスのインダクタンス成分とスイッチング素子に並列に付加される容量成分による共振現象を利用した疑似共振フライバックコンバータ回路。
(2) トランスの巻線電圧に基づいて共振電圧のボトムを検出するボトム検知部。
(3) 一定時間以上ボトム検知できない状態となった場合に、設定された時間でON信号を生成する短い周期のタイマーと長い周期のタイマーを有する2段階のタイムアウト部。
(4) ボトム検知できない場合の状態に応じて、2段階のタイムアウト部のいずれかを選択する選択部。
(5) 軽負荷状態でタイムアウト動作となった場合は、短い周期のタイマーを有するタイムアウト部を選択し、ボトム検知できない状態となった場合は、長い周期のタイマーを有するタイムアウト部に対して、タイムアウト動作の選択を移行する。
前記各部を電気回路あるいは論理回路によって構成したスイッチング素子の駆動システムも、本発明の一態様である。
本発明によれば、複数のタイムアウト回路を利用することで、軽負荷時などのボトム検出電圧の減衰の場合と、ショートなどの異常時におけるボトム検知不能の場合に応じて、異なるタイムアウト時間を設定することが可能になるので、出力リップルの異常増大及び異音発生を回避し、並びに安全性に優れたスイッチング素子の駆動システムを提供することができる。
本発明のスイッチング素子の駆動システムの第1実施形態を示すブロック図。 擬似共振フライバックコンバータ回路の基本的な構成を示すブロック図。 従来のスイッチング素子駆動回路の一例を示す論理回路図。
以下、本発明の実施形態を図1に従って具体的に説明する。
[1.実施形態の構成]
本実施形態においては、検出電圧ZDTの検出手段として巻線トランスの電圧検出装置10が設けられ、この電圧検出装置10の出力側に、検出電圧ZDTが一定値に低下したこと(すなわち、基準電圧REFよりも低くなったこと)を検出するボトム検出回路11が設けられている。このボトム検出回路11は、検出電圧ZDTが基準電圧REFよりも低下したことを検出した場合に、スイッチング素子のON信号を出力するもので、従来技術における比較器51に相当するもので、比較回路とも呼ばれる。
このボトム検出回路11の出力側にはアンド回路13が接続され、このアンド回路13に、抑止パルス発生回路12が接続されている。この抑止パルス発生回路12は、コンバータ回路の出力電力のフィードバック電圧FBを入力して、フィードバック電圧FBに応じて一定時間のLowレベルの抑止パルスSPを出力するもので、従来技術における電圧−時間変換回路55に相当する。従って、抑止パルスSPがHiになってスイッチング素子の投入に対する抑止が解かれ、かつ、ボトム検出回路11からON信号が入力された場合に、アンド回路13はその出力側に接続されたオア回路14に対してON信号を出力する。
オア回路14の出力側には、スイッチング素子のドライブ回路15が接続され、オア回路14に入力されたボトム検出回路11側のON信号は、このドライブ回路15によってスイッチング素子のゲート16に印加される。その結果、検出電圧ZDTが巻線トランス電圧検出装置10正常に入力された状態、すなわちボトム検知不能などの異常がない場合は、抑止期間を外れたボトム検出回路11からのON信号によって、スイッチング素子が投入される。
ボトム検出回路11の出力側には、アンド回路13を経由するボトム検出回路11からのON信号の経路と並列に、複数(実施形態では2個)のタイムアウト回路17S,17Lが設けられている。タイムアウト回路17S,17Lは、タイマーの働きにより予め設定された時間(タイムアウト時間)が経過すると、1パルスの信号(ON信号に相当する)を出力する。第1のタイムアウト回路17Sには、比較的短いタイムアウト時間(一例として3μs)を設定する。第2のタイムアウト回路17Lには、比較的長いタイムアウト時間(一例として12μs)を設定する。
これら2つのタイムアウト回路17S,17Lの入力側にはオア回路18が接続され、このオア回路18には、ボトム検出回路11から出力されたON信号と、ドライブ回路15がONになった場合にドライブ回路15から出力されるリセット信号RSが入力される。すなわち、タイムアウト回路17S,17Lは、ON信号またはリセット信号RSが解除された場合を始点として同時に時間をカウントして行き、タイムアウト時間に達した状態で1パルスのON信号を出力する。この1パルスのON信号は、オア回路14を介してドライブ回路15に出力され、スイッチング素子のゲート16に入力される。
設定時間が短い第1のタイムアウト回路17Sの出力側には、出力制限回路19が接続されている。この出力制限回路19は例えばSRラッチ回路と1ショットパルス発生回路によって構成されるもので、そのセット端子Sに第1のタイムアウト回路17Sの出力が入力され、リセット端子Rにボトム検出回路11からのON信号が入力される。その結果、第1のタイムアウト回路17Sの出力が出力制限回路19に入力されると、出力制限回路19からはON信号の1パルスがオア回路14を介してドライブ回路15に出力され、スイッチング素子のゲート16が駆動される。
この1パルスのON信号を出力した後は、出力制限回路19はセット状態を維持するため、たとえタイムアウト回路17SからON信号が入力されても出力制限回路19から1パルスのON信号が出力されることはない。その後、ボトム検出回路11からのON信号が出力制限回路のリセット端子Rに入力されると、出力制限回路19はリセットされて、タイムアウト回路17SからON信号が入力された場合に、1パルスのON信号を出力することが可能になる。
[2.実施形態の作用・効果]
前記のような構成を有する本実施形態の作用・効果は次の通りである。
[2−1.正常動作時]
正常動作時では、ボトム検出回路11において検出電圧ZDTが基準電圧REFより低くなった場合に、アンド回路13にON信号が出力される。
一方、フィードバック電圧FBに基づいて抑止パルス発生回路12からの抑止パルスSPがアンド回路13に入力されるので、抑止パルス発生回路12からのHi信号と、ボトム検出回路11からのON信号の両方が入力された場合に、アンド回路13から1パルスのON信号がオア回路14を介してドライブ回路15に出力される。その結果、ドライブ回路15からスイッチング素子のゲート16にON信号が出力され、スイッチング素子がON動作を行う。
この正常動作時には、ボトム検出回路11からのON信号及びドライブ回路15からのリセット信号RSがオア回路18を介して第1と第2のタイムアウト回路17S,17Lに供給されている。そのため、第1と第2のタイムアウト回路17S,17Lは、設定されたタイムアウト時間である3μsあるいは12μsに達する前に常にリセットされ、第1と第2のタイムアウト回路17S,17Lから1パルスのON信号が出力されることはない。
[2−2.軽負荷動作時]
軽負荷時などにおいて抑止パルス発生回路12からの抑止時間が長くなり、それに伴って検出電圧ZDTの減衰が大きくなり、ボトム検出回路11における検出電圧ZDTと基準電圧REFの比較ができなくなると、ボトム検出回路11からON信号が出力されなくなる。すると、アンド回路13がONにならないので、アンド回路13側からドライブ回路15にON信号を出力することができなくなる。
その結果、ボトム検出回路11側からドライブ回路15にON信号が入力されなくなり、ドライブ回路15からスイッチング素子のゲート16に対するON信号の出力がなくなり、スイッチング素子をONすることができなくなる。同時に、ドライブ回路15からのリセット信号RS及びボトム検出回路1からのON信号のいずれもが、タイムアウト回路17S,17Lに供給されなくなり、両タイムアウト回路17S,17Lがそのリセット時を始点とするタイムアウト時間のカウントを開始する。
同時にカウントを開始した両タイムアウト回路17S,17Lのうち、設定時間が短い第1のタイムアウト回路17Sが先にタイムアウトして、1パルスのON信号を出力制限回路19のセット端子Sに出力する。このON信号を受けた出力制限回路19は、オア回路14を介して1パルスのON信号をドライブ回路15に出力するので、ドライブ回路15からの電圧がスイッチング素子のゲート16に印加され、スイッチング素子がONになる。
ドライブ回路15がオンになると、そこから出力されたリセット信号RSが第1のタイムアウト回路17Sに供給されるので、第1のタイムアウト回路17Sがリセットされて、再度設定時間のカウントを開始する。その間に、検出電圧ZDTの検出が可能になってボトム検出回路11からのON信号が入力されると、駆動回路15にはボトム検出回路11側からのON信号がドライブ回路15に供給され、スイッチング素子がONになる。同時に、検出が可能になった検出電圧ZDTに基づくON信号は、出力制限回路19のリセット端子Rに印加されるので、出力制限回路19がリセットされて、次の1パルスのON信号を出力することが可能になる。
このように、軽負荷時などにおいて抑止時間が長くなることに起因して、検出電圧ZDTが減衰し、ボトム検出回路11側のON信号が出力されない場合でも、第1のタイムアウト回路17Sからの1パルスのON信号をドライブ回路15に供給することができる。そして、抑止時間が解けて検出電圧ZDTが検出可能な大きさになり、ボトム検出回路11からのON信号が出力されると、そのON信号に基づいて駆動回路15からスイッチング素子のゲート16にON信号を供給することができる。
その結果、軽負荷時において抑止時間が長くなっても、第1のタイムアウト回路17Sに設定された時間でスイッチング素子をON/OFFすることができるので、タイムアウト時間が長くなることに起因する出力リップルの増大や可聴音の発生を防止できる。
[2−3.異常動作時]
ショートなどの原因でボトム検知できない場合、第1のタイムアウト回路17Sによる短時間のタイムアウトの動作は、前記軽負荷時と同様である。しかし、異常動作時には、第1のタイムアウト回路17Sからの1パルスによって、ドライブ回路15がONになり、ドライブ回路15からのリセット信号が再びタイムアウト回路17Sに供給されても、ボトム検知できないため、ボトム検出回路11からのON信号が出力制限回路19のリセット端子Rに入力されない。
第1のタイムアウト回路17Sの設定時間が経過して、第1のタイムアウト回路17Sから第2回目のパルスが出力されても、出力制限回路19からは1パルスのON信号を出力することがない。このようにして、第1のタイムアウト回路17SからのON信号が出力しない状態で時間が経過し、ドライブ回路15がOFFのままで、その間に第2のタイムアウト回路17Lの設定時間に達すると、第2のタイムアウト回路17Lから1パルスのON信号が出力される。
第2のタイムアウト回路17LからのON信号を受けたドライブ回路15は、スイッチング素子のゲート16にON信号を供給してスイッチング素子をONにすると共に、リセット信号RSを第1と第2のタイムアウト回路17S,17Lを出力する。このリセット信号RSを受けて、第1と第2のタイムアウト回路17S,17Lのタイムアウト時間はリセットされるが、異常動作時には、ボトム検出回路11からのON信号が、アンド回路13及び出力制限回路19のリセット端子Rに供給されることがない。
従って、第1のタイムアウト回路17Sが設定時間に達して、そこからON信号が出力されても、出力制限回路19に阻まれて、そのON信号はドライブ回路15に送信されることはない。その結果、再び設定時間の長い第2のタイムアウト回路17LからのON信号がドライブ回路15に供給される。
このように、ボトム検知できないような異常動作時には、設定時間の長いタイムアウト回路17Lに従ってスイッチング素子がON/OFFされることになるので、異常時において高い電力が出力されることがなく、安全性を確保することができる。
10…巻線トランス電圧検出装置
11…ボトム検出回路
12…抑止パルス発生回路
13…アンド回路
14,18…オア回路
15…ドライブ回路
16…スイッチング素子のゲート
17S,17L…タイムアウト回路
19…出力制限回路

Claims (3)

  1. 絶縁トランスのインダクタンス成分とスイッチング素子に並列に付加される容量成分による共振現象を利用した疑似共振フライバックコンバータ回路の駆動システムにおいて、
    トランスの巻線電圧に基づいて共振電圧のボトムを検出するボトム検知部と、
    一定時間以上ボトム検知できない状態となった場合に、設定された時間でON信号を生成する短い周期のタイマーと長い周期のタイマーを有する2段階のタイムアウト部と、
    ボトム検知できない場合の状態に応じて、2段階のタイムアウト部のいずれかを選択する選択部を備え、
    軽負荷状態でタイムアウト動作となった場合は、短い周期のタイマーを有するタイムアウト部を選択し、
    ボトム検知できない状態となった場合は、長い周期のタイマーを有するタイムアウト部に対して、タイムアウト動作の選択を移行することを特徴とするスイッチング素子の駆動システム。
  2. 検出電圧ZDTと基準電圧の比較回路と、この比較回路からの出力されたON信号を受信するスイッチング素子のドライブ回路とを備え、
    前記スイッチング素子のドライブ回路には、設定されたタイムアウト時間の短い第1のタイムアウト回路と、第1のタイムアウト回路よりも長いタイムアウト時間が設定された第2のタイムアウト回路が接続され、
    タイムアウト時間の短い前記第1のタイムアウト回路の出力側には、第1のタイムアウト回路からの1パルスのON信号の出力後は、リセット信号が入力されない限りON信号の出力を抑止する出力制限回路が接続され、
    前記出力制限回路には、第2のタイムアウト回路の設定時間の前に、前記出力制限回路にリセット信号を出力する前記ドライブ回路または比較回路が接続され、
    前記比較回路、第1のタイムアウト回路及び第2のタイムアウト回路の出力側には、各回路の出力が選択的に入力されるように前記スイッチング素子のドライブ回路が接続され、
    コンバータの通常運転時には、前記比較回路からのON信号によってスイッチング素子をコンバータの通常運転に対応した周期でON/OFF制御し、
    異常時には、前記第2のタイムアウト回路に設定された周期でスイッチング素子をON/OFF制御し、
    コンバータの軽負荷時には第1のタイムアウト回路に設定された周期でスイッチング素子をON/OFF制御する
    ことを特徴とするスイッチング素子の駆動システム。
  3. 前記ドライブ回路には、前記比較回路と並列に抑止パルス発生回路が接続され、
    この抑止パルス発生回路から出力された抑止パルスによって定まる抑止期間については、前記比較回路からのON信号をドイラブ回路に供給しないことを特徴とする請求項2に記載のスイッチング素子の駆動システム。
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