JP2014123538A - ランプ脱着防止具、照明装置およびランプ脱着防止具を装着する方法 - Google Patents

ランプ脱着防止具、照明装置およびランプ脱着防止具を装着する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ランプの脱着を容易に行うことができない、ランプ脱着防止具を提供する。
【解決手段】脱着溝が形成された本体と回転子を備えるランプソケットに使用されるランプ脱着防止具1であって、遮蔽部2と、支持部3R,3Lと、挿入部4R,4Lとを備える。遮蔽部2は、脱着溝の幅に形成された面を有し、脱着溝を遮蔽可能である。支持部3R,3Lは、遮蔽部2の面の両側それぞれに、遮蔽部2の面と第1角度または第2角度で交わる方向に延び、かつ脱着溝の長さよりも長く形成される。挿入部4R,4Lは、支持部3R,3Lそれぞれの端部に、支持部3R,3Lの表面と第3角度または第4角度で交わる方向に延び、ソケットの本体と回転子との間に挿入可能である。
【選択図】図2

Description

本発明は、ランプ脱着防止具、照明装置およびランプ脱着防止具を装着する方法に関する。
LED(Light Emitting Diode)ランプは、白熱電球や蛍光ランプと比較して消費電力が低く寿命が長い。このため、LEDランプは、これらのランプに替わる光源として普及が進んでいる。
例えば、既存の直管蛍光ランプに替わる直管LEDランプとして、一般社団法人日本電球工業会規格(JEL801:2010)に対応した直管LEDランプが販売されている。この直管LEDランプは、直管LEDランプ専用の口金を採用することにより、ランプの誤挿入および落下を防止し、安全性を確保している(非特許文献1)。
これに対して、既存の蛍光ランプの口金やソケットを利用することにより、安価かつ簡易な改造でLEDランプに置き換えたいというニーズも多い。このため、従来の蛍光ランプと口金形状等に互換性がある直管形LEDランプも販売されている。
この直管形LEDランプには、様々な規格がある。例えば、長さおよび口金形状が同じランプであっても、点灯回路内蔵形または点灯回路非内蔵形、交流用または直流用等、の種類がある(非特許文献2)。
「業務用照明器具カタログ2012−2013」、NECライティング株式会社、2012年7月発行、P13 「直管形LEDランプ使用上のご注意」、一般社団法人日本照明器具工業会、2012年4月発行、インターネット(URL: http://www.jlassn.or.jp/04siryo/pdf/information/LEDchokkanBaselight.pdf)
直管形LEDランプには、様々な規格、種類があるため、照明装置のランプ交換のときに、適切でないランプを一般ユーザーが装着するおそれがある。その対策の一つとして、一般ユーザーがランプの脱着を容易に行うことができない構造を採用し、照明装置の製造者等の専門知識を有する者がランプ交換を行うことが考えられる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ランプの脱着を容易に行うことができない、ランプ脱着防止具を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係るランプ脱着防止具は、
本体と、前記本体内にランプの口金ピンを保持可能な回転子とを備え、
前記本体に前記口金ピンが脱着可能な脱着溝が形成された、
ランプソケットに使用されるランプ脱着防止具であって、
前記脱着溝の幅に形成された面を有し、前記脱着溝を遮蔽可能な遮蔽部と、
前記遮蔽部の面の両側それぞれに、前記遮蔽部の面と第1角度または第2角度で交わる方向に延び、かつ前記脱着溝の長さよりも長く形成された支持部と、
前記支持部それぞれの端部に、前記支持部の表面と第3角度または第4角度で交わる方向に延び、前記本体と前記回転子との間に挿入可能な挿入部と、
を備える、
ことを特徴とする。
本発明によれば、ランプの脱着を容易に行うことができない、ランプ脱着防止具を提供することができる。
ランプ脱着防止具が用いられるソケットの構成を示す図である。 実施の形態1に係るランプ脱着防止具の構成を示す斜視図である。 実施の形態1に係るランプ脱着防止具の構成を示す正面図および側面図である。 実施の形態1に係るランプ脱着防止具の使用方法を示す図である。 実施の形態1に係るランプ脱着防止具の変形例を示す正面図および側面図である。 実施の形態2に係るランプ脱着防止具の構成を示す正面図および側面図である。 実施の形態2に係るランプ脱着防止具の使用方法を示す図である。 実施の形態2に係るランプ脱着防止具の変形例を示す正面図および側面図である。 実施の形態1および2に係るランプ脱着防止具の他の使用方法を示す図である。 実施の形態3に係るランプ脱着防止具の構成を示す斜視図である。 実施の形態3に係るランプ脱着防止具の構成を示す図である。 実施の形態3に係るランプ脱着防止具がソケットに装着された状態におけるランプ脱着防止具およびソケットの断面図である。 実施の形態3に係るランプ脱着防止具の使用方法を示す図である。 実施の形態3に係るランプ脱着防止具の変形例を示す斜視図である。
(実施の形態1)
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。なお図中、同一または同等の部分には同一の符号を付す。本実施の形態に係るランプ脱着防止具は、LEDランプが取り付けられたソケットに装着して用いられる。以下、G13口金を有するLEDランプがG13用ソケットに取り付けられ、そのG13用ソケットに、本実施の形態に係るランプ脱着防止具が装着される形態を説明する。
図1は、ランプ脱着防止具が用いられるソケットの構成を説明するための図である。図1に示すように、本実施の形態に係るランプ脱着防止具が装着されるソケット60は、本体63と、回転子62とを備えている。具体的には、ソケット60は、前面に開口部64が形成された本体63と、開口部64内で回転可能な回転子62と、を備え、回転子62は、ランプの口金ピンが挿入可能な挿入溝70が形成され、本体63は、側面に口金ピンを脱着可能かつ回転子62が所定の角度のときに挿入溝70と連通する脱着溝71が形成されている。
本体63は、前面に円形状の開口部64が形成されている。開口部64には、回転子62と回転子保持部61が配置されている。回転子保持部61は、開口部64の中心近傍にあり、その外形が円形状である。回転子保持部61は、その外形面で回転子62を回転可能に保持している。
回転子62は、円環状に形成されている。円環の内側の面が回転子保持部61に対して摺動可能であり、円環の外側の面が本体63の開口部64内壁に対して摺動可能である。
回転子62の外径は、G13口金の一対の口金ピンのピン間の距離よりもやや大きく形成されている。これにより、回転子62は、ランプの一対の口金ピンが挿入されたときに口金ピンを保持することが可能である。
回転子62は、円環の外形面の一部を切り欠く切り欠き面73,75を有している。回転子62が回転して、図1に示す直線Yと開口部64内壁が交わる箇所に配置されると、切り欠き面73,75は、弾性手段(例えば、スプリング、板ばね)により押さえられる。切り欠き面73,75は、回転子の位置決めとして機能する。
回転子62および回転子保持部61には、ランプの口金ピンが挿入可能な挿入溝70が形成されている。回転子62の外径がG13口金の口金ピンを保持するように形成されているので、本実施の形態の挿入溝70には、G13口金の口金ピンと同じ位置、大きさに形成された、LEDランプの口金ピンが挿入可能である。
挿入溝70は、直線形状の溝であり、回転子62の回転中心を通って回転子62を2分割するように形成されている。挿入溝70は、切り欠き面73の中央から,対向する切り欠き面75の中央に向かって延びている。
挿入溝70の溝幅は口金ピンの太さよりも大きく、その長さは、回転子62の外径とほぼ同じである。挿入溝70の溝深さは、口金ピンの長さとほぼ同じであり、挿入溝70に口金ピンを挿入したとき、溝の底に口金ピン先端が当接する。
本体63は、側面に口金ピンが脱着可能な脱着溝71が形成されている。脱着溝71は、挿入溝70と同様に、直線形状の溝である。ランプの口金ピンが容易に脱着できるように、脱着溝71は開口側がもっとも幅が広く、溝の奥側に向かって徐々にその幅が狭くなっている。脱着溝71の溝奥側の幅は、挿入溝70とほぼ同じであり、脱着溝71の溝深さは、挿入溝70の深さと同じである。
脱着溝71は、本体63から開口部に向かって延び、開口部64と連通している。このため、回転子62を所定の角度に回転させて配置したとき、すなわち、図1に示す直線Xと平行な方向に挿入溝70が向くように回転子62を回転させて配置したとき、脱着溝71は挿入溝70と連通する。
ソケット60には、LEDランプが以下のように装着される。
LEDランプが装着される前の状態では、ソケット60は、回転子62が図1に示す直線Xと平行な方向に挿入溝70が向くように回転されている。この状態のソケット60にLEDランプが装着される。
まず、LEDランプの口金ピンがソケット60の前面に向くように配置し、一対の口金ピンを、ソケット側面の脱着溝71から溝奥側に向かって、すなわち図1に示す直線Xの矢印の方向にスライドさせる。
脱着溝71と挿入溝70が連通しているので、一対の口金ピンは挿入溝70に挿入される。一対の口金ピンのうちの一方が挿入溝70端部の切り欠き面75に達すると、口金ピンは開口部64の壁面に当接する。
この状態で、LEDランプを、ランプの長軸を中心にして回転させる。具体的には、LEDランプの口金ピンの一方を図1に示すA方向に回転させる。
挿入溝70が図1に示す直線Yと平行に配置されると、切り欠き面73,75は弾性手段により回転子62側に向かい付勢された電極(図示しない)により押さえられる。このため、回転子62の回転が一旦停止する。このとき、電極と口金ピンが電気的に接続され、LEDランプがソケット60に装着される。
この状態のソケット60に実施の形態1に係るランプ脱着防止具が装着され、ランプ脱着防止具が使用される。
図2は、実施の形態1に係るランプ脱着防止具の構成を説明するための図であり、図3は、実施の形態1に係るランプ脱着防止具の構成を説明するための図である。図3のうち(A)が正面図、(B)が側面図である。図2および図3に示すように、本実施の形態に係るランプ脱着防止具1は、遮蔽部2と、支持部3R,3Lと、挿入部4R,4Lとを備えている。ランプ脱着防止具1がソケット60に装着されると、遮蔽部2はソケットの脱着溝71の開口を塞ぎ、支持部3R,3Lは遮蔽部2を支持し、挿入部4R,4Lは回転子62と開口部64との間に挿入される。
ランプ脱着防止具1は、端から、挿入部4R、支持部3R、遮蔽部2、支持部3L、挿入部4Lの順で接続され、接続箇所で折れ曲がった1枚の板状に形成されている。遮蔽部2、支持部3R,3Lおよび挿入部4R,4Lの、並びの方向(ランプ脱着防止具1の長手方向)に沿った辺の大きさを長さ、それに交わる方向(ランプ脱着防止具1の短手方向)の辺の大きさを幅という。実施の形態1では、ランプ脱着防止具1は各部が一様な幅D1に形成されている。
遮蔽部2は、長方形の板状に形成されている。遮蔽部2の長さA1は、ソケットの脱着溝71の溝の幅とほぼ同じ長さに形成されている。これにより、ランプ脱着防止具1がソケット60に装着されたときに、遮蔽部2がソケットの脱着溝71を遮蔽する。
遮蔽部2の幅D1は、ソケットの脱着溝71の溝の深さよりもやや小さく形成されている。D1がこのような幅であれば、脱着溝71の溝の大部分を遮蔽部2が遮蔽することになるので、ユーザーがランプ脱着防止具1をソケットから取り外しにくくすることが可能である。ランプ脱着防止具1をソケットから、より取りはずしにくくするためには、幅D1は、好ましくは、脱着溝71の溝の深さとほぼ同じ長さに形成する。
このように、遮蔽部2は、脱着溝71が本体63側面に形成する開口と同じ形状に形成される。図2に示す遮蔽部2は、脱着溝71の開口が長方形であるので、これとほぼ同じ長方形の板状に形成されている。
支持部3R,3Lは、図2および図3に示すように、遮蔽部2の表面の両側それぞれに、遮蔽部2の表面と所定の角度で交わるように形成されている。具体的には、支持部3R,3Lは、遮蔽部の短手方向端部の両側から遮蔽部と同じ面の側に遮蔽部から略垂直方向(図3に示す角度p1がほぼ90度)に折れ曲がる方向に延びている。支持部3R,3Lが折れ曲がる方向は、遮蔽部2の面に対して同じ面側(図3(A)の下方側)であり、遮蔽部2と支持部3R,3Lは断面コの字形状をなしている。図1に示す脱着溝71は、その奥側で両側の壁がほぼ平行なので、このような角度で配置されることにより、ランプ脱着防止具1がソケット60に装着されたときに、支持部3R,3Lが脱着溝71に密着しやすい。
このように、支持部3R,3Lの、遮蔽部2の表面に対する角度を、ソケット60の本体63側面に対する脱着溝71の角度とほぼ同じ角度とすることにより、支持部3R,3Lを脱着溝71に密着させることが可能である。
支持部3R,3Lは、遮蔽部2と同様に、長方形の板状に形成されている。支持部3Rの長さB1は、脱着溝71の長さよりも長く形成されている。これにより、ランプ脱着防止具1がソケット60に装着されたときに、支持部3R,3Lは、脱着溝71の端部(すなわち脱着溝71が挿入溝70と連通する部分)まで達し、その先端は、挿入部4R,4Lとともに、回転子62と開口部64内壁との間に挟まれる。
支持部3R,3Lの幅D1は、遮蔽部2の幅D1と同じである。このような幅であれば、脱着溝71の溝と接する部分が多くなるので、その摩擦力によりランプ脱着防止具1をソケット60からはずれにくくすることが可能である。
挿入部4R,4Lは、支持部3R,3Lの端部それぞれから支持部3R,3Lの表面と所定の角度で交わるように形成されている。具体的には、挿入部4R,4Lは、支持部3R,3Lの端部から略垂直方向(図3に示す角度q1がほぼ90度)に折れ曲がる方向に延びている。挿入部4R,4Lが屈曲する方向は、遮蔽部2を基準とすると、互いに逆方向(図3(A)の右または左方向)である。
図1に示す挿入溝70は、その端部で回転子62と本体63との間の隙間が形成する溝と交わっているが、挿入部4R,4Lがこのような角度で折れ曲がるように形成されることにより、挿入部4R,4Lの先端が上記隙間に引っかかりやすくなる。このため、ランプ脱着防止具1をソケット60に装着するときに、挿入部4R,4Lの上記隙間への挿入が容易である。
挿入部4R,4Lは、遮蔽部2および支持部3R,3Lと同様に、長方形の板状に形成されている。挿入部4R,4Lの長さC1は、例えば、遮蔽部2の半分の長さに形成されている。挿入部4R,4Lの長方形の一辺は、挿入部4R,4Lが回転子62と本体63との間の隙間に挿入されたときに十分な摩擦力が得られるような長さに形成される。
挿入部4R,4Lの幅D1は、遮蔽部2および支持部3R,3Lのそれと同じである。このような幅であれば、はずれにくくすることが可能であることは、支持部3R,3Lと同様である。
ランプ脱着防止具1の厚み、すなわち遮蔽部2、支持部3R,3Lおよび挿入部4R,4Lの厚みは、例えば、0.4〜0.5mmである。このような厚みであれば、LEDランプの口金ピンが脱着溝71を通過できず、ランプ脱着防止具1の装着により、ソケット60からLEDランプを容易に取り外すことができない。また、このような厚みであれば、ランプ脱着防止具1の挿入部4R,4L等が回転子62と本体63との間に挿入可能である。
具体的には、例えば、LEDランプの口金ピンの太さがG13口金の規格と同じ(2.29〜2.67mm)であり、脱着溝71(または挿入溝70)の溝幅が3.0mmである場合、ランプ脱着防止具1の厚みが0.17〜0.36mm以上であれば、脱着溝71に挿入された2つの支持部3R,3Lが脱着溝71を塞ぎ、口金ピンが脱着溝71を通過できないようにすることが可能である。ランプ脱着防止具1の装着によって脱着溝71の溝幅は2つの支持部の厚みの合計だけ小さくなるので、口金ピンの直径と2つの支持部の厚さの和が、脱着溝71の溝幅より大きければよい。
遮蔽部2、支持部3R,3Lおよび挿入部4R,4Lは、同じ樹脂材料で形成されている。材料が樹脂材料であるので、例えば、脱着溝71の開口とその奥の溝断面形状が異なる場合であっても、遮蔽部2はその形状に応じて変形可能である。また、支持部3R,3Lも脱着溝71の形状に応じて変形可能である。
変形可能な材料には、樹脂材料のほか、金属材料がある。ランプ脱着防止具1は口金ピンや電極近傍に配置されるので、金属材料を用いて遮蔽部2等を形成する場合は、その表面に絶縁膜のコーティングを施す等、絶縁対策を行って形成する。
遮蔽部2、支持部3R,3Lおよび挿入部4R,4Lは、好ましくは弾性を有する材料で形成される。例えば、本実施の形態のように、樹脂材料で形成すると、ランプ脱着防止具1がソケット60に装着された後、支持部3R,3Lが脱着溝71内でもとの形状に戻ろうとし、支持部3R,3Lを脱着溝71に密着させることが可能である。
本実施の形態に係るランプ脱着防止具1は、板状部材が折り曲げられるようにして製造される。具体的には、長方形状のプラスチック板の中央部を遮蔽部2とし、その両側を山折りにして支持部3R,3Lを形成する。形成された支持部3R,3Lの端部を挿入部4R,4Lとし、その境界を谷折りにして挿入部4R,4Lを形成する。
このように、本実施の形態に係るランプ脱着防止具1は、その構造が簡易である。このため、本実施の形態に係るランプ脱着防止具1は、簡便かつ安価に製造可能である。
図4は、実施の形態1に係るランプ脱着防止具の使用方法を説明するための図である。
図4(A)は、LEDランプの口金が装着され、LEDランプが回転されて装着されている状態のソケットを示す。ランプ脱着防止具1は、この状態のソケット60に装着される。図4(A)に示すように、ランプ脱着防止具1はソケット60側面側から装着される。
まず、図4(B)に示すように、ランプ脱着防止具1の支持部3と挿入部4との間を挟んで、ランプ脱着防止具1を変形させる。挿入部4の一方の先端と他方の先端との間隔が脱着溝71より小さくなるようにする。
次に、図4(C)に示すように、ランプ脱着防止具1の挿入部4をソケット60の脱着溝71に挿入する。ランプ脱着防止具1を脱着溝71に押し込んでいくと、挿入部4の先端は、脱着溝71が挿入溝70と連通する部分に達する。挿入部4の先端は、支持部3に対して外側に開くように配置されているので、回転子62と本体63との間の隙間に引っかかり、挿入部4は、図4(D)に示すように、回転子62の回転側面と本体63の開口部側面との間の隙間に挿入される。
最後に、図4(E)に示すように、ランプ脱着防止具1の遮蔽部2が脱着溝71開口を覆うような位置までランプ脱着防止具1を押し込む。支持部3R,3Lの一部と挿入部4R,4Lが回転子62と本体63との間の隙間に挿入される。
ランプ脱着防止具1の遮蔽部2が脱着溝71開口よりも内側、すなわち、ソケット60の側面よりも脱着溝71内側に配置されるまで押し込むと、ランプ脱着防止具1の遮蔽部2を例えば爪でひっかけてランプ脱着防止具1を取り外すことが難しくなる。
ランプ脱着防止具1は、一旦挿入されると、ソケット60のランプ側(ソケット前面側)はランプ口金に塞がれているので取り外すことは難しい。ランプ脱着防止具1が装着された状態では、口金をソケット60内で回転させることは可能であるが、ランプ脱着防止具1により脱着溝71が塞がれているので、口金ピンをソケット60の側方に取り外すことができない。2つの支持部3R,3Lの厚さの合計が、脱着溝71と口金ピンの隙間より大きければ、ランプ脱着防止具1を取り除かない限り、口金ピンを脱着溝71から取り外すことができない。
以上のように、本実施の形態に係るランプ脱着防止具1は、構造が簡単で、装着が容易である。本実施の形態に係るランプ脱着防止具1をソケット60に装着すると、ランプの脱着を容易に行うことができない。
なお、ソケット60にランプ脱着防止具1を装着した場合、ランプの脱着は、ソケット60を照明装置からはずすことにより行われる。具体的には、照明装置を工具等によって分解し、照明装置内部に配置されたソケット基部を露出させる。その後、ソケット基部に設けられたリリースボタン65を押すことによって、ソケット60を照明装置からはずし、ソケット60からLEDランプを引き抜く。
図5は、実施の形態1に係るランプ脱着防止具の変形例を説明するための図である。図5に示すように、実施の形態1に係るランプ脱着防止具は、様々な変形が可能である。
例えば、図5(A)に示すように、遮蔽部2は、板状の平面形状のみならず、曲面形状であってもよい。遮蔽部2は、ソケット60の外径にあわせた円弧状の曲面を有する形状に形成されてもよい。
また、図5(B)に示すように、遮蔽部2が立方体形状または直方体形状に形成され、支持部3R,3Lおよび挿入部4R,4Lが板状部材で形成されてもよい。回転子62と本体63との間に挿入部4R,4Lが挿入可能なように、遮蔽部2、支持部3R,3Lおよび挿入部4R,4Lのうち、少なくとも挿入部4R,4Lが板状部材で形成されてもよい。
図5(C)に示すように、遮蔽部2は、支持部3R,3Lおよび挿入部4R,4Lと異なる厚さに形成されてもよい。例えば、遮蔽部2が脱着溝71をより完全に塞ぐようにするため、遮蔽部2を最も厚く形成し、遮蔽部2、支持部3R,3L、挿入部4R,4Lの順でその厚さが薄くなるように形成してもよい。
図5(D)に示すように、支持部3R,3Lは、その表面が遮蔽部2の表面に対して鋭角を形成するように配置されてもよい。支持部3R,3Lの表面が遮蔽部2の表面に対して形成する角度(図5(D)に示すp12)は、90度に限られず、装着されるソケット60の脱着溝71の形状に応じて変更可能である。
図5(E)に示すように、遮蔽部2を側面からみたときの大きさ(図5(E)に示すD12)が、支持部3R,3Lまたは挿入部4R,4Lの大きさ(図5(E)に示すD13)と異なる大きさであってもよい。遮蔽部2を側面からみたときの大きさが、支持部3R,3Lまたは挿入部4R,4Lの大きさよりも大きい場合(図5(E)に示すD12がD13より大きい場合)、遮蔽部2側の長さを遮蔽部2が脱着溝71をより完全に塞ぐことが可能である。
(実施の形態2)
実施の形態2に係るランプ脱着防止具1は、支持部が2つの板状部材により形成されている。
図6は、実施の形態2に係るランプ脱着防止具の構成を説明するための図である。図6のうち、(A)が正面図、(B)が側面図である。図6に示すように、本実施の形態に係るランプ脱着防止具1は、遮蔽部2と、第1支持部31R,31Lと、第2支持部32R,32L、挿入部41R,41Lとを備えている。ランプ脱着防止具1は、端から、挿入部41R、第2支持部32R、第1支持部31R、遮蔽部2,第1支持部31L、第2支持部32L、挿入部41Lの順で接続され、接続箇所で折れ曲がった1枚の板状に形成されている。遮蔽部2および挿入部41R,41Lは、実施の形態1と同様であり、ランプ脱着防止具1の各部が一様な幅に形成されていること(幅D2)も実施の形態1と同様であるので、第1支持部31R,31Lと、第2支持部32R,32Lについて説明する。
第1支持部31R,31Lは、遮蔽部2の両側に、遮蔽部2の表面に対してほぼ90度(図6に示す角度p2がほぼ90度)に折れ曲がる方向に延びている。このような角度に形成されることにより、第1支持部31R,31Lが脱着溝71に密着しやすいことは実施の形態1と同様である。
第1支持部31R,31Lは、実施の形態1の支持部3R,3Lと同様に、長方形の板状に形成されている。
第1支持部31R,31Lの長さB20は、脱着溝71の長さとほぼ同じ長さに形成されている。長さB20は、好ましくは、脱着溝71の長さ以下であり、より好ましくは、脱着溝71の長さよりも短い。これにより、ランプ脱着防止具1がソケット60に装着されたときに、第1支持部31R,31Lの先端が脱着溝71の端部に達し、遮蔽部2がソケット60表面またはソケット表面よりも脱着溝71内側に配置される。このため、遮蔽部2を例えば爪でひっかけてランプ脱着防止具1を取り外すことが難しくなり、ランプの脱着を容易に行うことができなくなる。
第1支持部31R,31Lの幅D2は、実施の形態1と同様の長さである。摩擦力によりランプ脱着防止具1がソケット60からはずれにくくするため、このような幅に形成される。
第2支持部32R,32Lは、第1支持部31R,31Lの端部それぞれから、第1支持部31R,31Lの表面に対して鈍角(図6に示す角度q20)を形成するように屈曲して配置されている。さらに、第2支持部32R,32Lの端部には、挿入部41R,41Lが第2支持部32R,32Lの表面に対してより大きい角度の鈍角(図6に示す角度q21,q21>q20)を形成するように屈曲して配置されている。
このように、ランプ脱着防止具1は、2つの板状部材、すなわち、第1支持部31R,第2支持部32R,挿入部41Rで構成される板状部材と、第1支持部31L、第2支持部32L,挿入部41Lで構成される板状部材とが、遮蔽部2中央から端部に向かって徐々に外側に開くように形成されている。このため、ランプ脱着防止具1がソケット60に装着されるとき、実施の形態1の場合と比較して、挿入部41R,41Lを回転子62と本体63との間の隙間に挿入することがより容易である。
第2支持部32R,32Lの長さB21は、第1支持部31R,31Lが回転子62と本体63との間の隙間に挿入されたときに十分な摩擦力が得られるような長さに形成される。例えば、3〜5mmの長さに形成される。
第2支持部32R,32Lの幅D2は、第1支持部31R,31Lのそれと同じである。
ランプ脱着防止具1の厚み、すなわち遮蔽部2、第1支持部31R,31L、第2支持部32R,32Lおよび挿入部41R,41Lの厚みは、実施の形態1と同様に、例えば、0.4〜0.5mmである。このような厚みであれば、ソケット60からLEDランプを容易に取り外すことができず、ランプ脱着防止具1の一部が回転子62と本体63との間に挿入可能であることは実施の形態1と同じである。
ランプ脱着防止具1は、弾性を有する樹脂材料(プラスチック)で形成されている。このため、第1支持部31R,31Lが脱着溝71の形状に応じて弾性変形し、脱着溝71に密着する。
本実施の形態に係るランプ脱着防止具1は、実施の形態1と同様に、板状部材が折り曲げられるようにして製造される。このため、本実施の形態においても、構造が簡易で、簡便かつ安価に製造可能である。
図7は、実施の形態2に係るランプ脱着防止具の使用方法を説明するための図である。
図7(A)に示すように、ランプ脱着防止具1は、実施の形態1と同様に、ソケット60側面側から装着される。ソケット60にLEDランプの口金が装着され、LEDランプが回転されて装着された状態にあるとき、ランプ脱着防止具1を装着することは、実施の形態1と同様である。
まず、図7(B)に示すように、ランプ脱着防止具1の第1支持部31、第2支持部32および挿入部41を挟んで、ランプ脱着防止具1を変形させる。挿入部41の一方の先端と他方の先端の間隔が脱着溝71より小さくなるように変形させることは実施の形態1と同様である。
次に、図7(C)に示すように、ランプ脱着防止具1の挿入部41をソケット60の脱着溝71に挿入する。ランプ脱着防止具1を脱着溝71に押し込んでいくと、挿入部41の先端は、脱着溝71が挿入溝70と連通する部分に達し、回転子62と本体63との間の隙間に引っかかる。挿入部41は、図7(D)に示すように、回転子62と本体63との間の隙間に挿入される。
最後に、図7(E)に示すように、ランプ脱着防止具1の第1支持部31の端部が脱着溝71の、挿入溝70と連通する部分に配置される位置までランプ脱着防止具1を押し込む。これにより、第2支持部32および挿入部41が回転子62の回転側面と本体63の開口部側面との間の隙間に挿入される。
この状態のとき、第1支持部31の長さが、脱着溝71の長さと同じまたはそれ以下であるので、遮蔽部2が脱着溝71開口近傍またはそれよりも内側に配置される。このように配置されると、例えば爪でひっかけてランプ脱着防止具1を取り外すことが難しくなる。
ランプ脱着防止具1は、一旦挿入されると、ソケット60のランプ側(ソケット前面側)はランプ口金に塞がれているので取り外すことは難しいことは実施の形態1と同様である。本実施の形態でも、2つの第1支持部31R,31Lの厚さの合計が、脱着溝71と口金ピンの隙間より大きければ、ランプ脱着防止具1を取り除かない限り、口金ピンを脱着溝71から取り外すことができない。
なお、ランプの脱着が、ソケット60を照明装置からはずすことにより行われることは実施の形態1と同様である。
本実施の形態に係るランプ脱着防止具1は、実施の形態1と同様に、構造が簡単で、装着が容易である。また、本実施の形態に係るランプ脱着防止具1を用いることにより、ランプの脱着を容易に行うことができなくすることが可能である。
図8は、実施の形態2に係るランプ脱着防止具の変形例を説明するための図である。図8に示すように、実施の形態2に係るランプ脱着防止具は、様々な変形が可能である。
例えば、実施の形態1と同様に、遮蔽部2が立方体形状または直方体形状に形成され、第1支持部31、第2支持部32および挿入部41が板状部材で形成されてもよい(図8(A)参照)。
また、遮蔽部2は、実施の形態1と同様に、第1支持部31、第2支持部32および挿入部41が異なる厚さに形成されてもよいし(図8(B)参照)、第2支持部32が挿入部41と接する辺の長さが、挿入部41のそれと異なる長さであってもよい(図8(C)参照)。
図9は、実施の形態に係るランプ脱着防止具の他の使用方法を説明するための図である。実施の形態1および2では、ランプ脱着防止具の挿入部および支持部が本体開口部の側面と回転子の回転側面との間に挿入される形態である。それに対して、図9に示すように、本実施の形態に係るランプ脱着防止具の挿入部および支持部は、本体開口部の前面底面と回転子の間、および口金ピンが設けられたLEDランプ口金の面と回転子の間にランプ脱着防止具が挿入される形態であってもよい。
この場合、遮蔽部2の長さ(図3に示すA1)を脱着溝71の深さにちょうど嵌る大きさに、また、遮蔽部2の幅(図3に示すD1)を脱着溝71の幅にちょうど嵌る大きさとする。LEDランプをソケット60に装着したのち、ランプ脱着防止具1を挿入すると、実施の形態1と同様に、ランプ脱着防止具1を取り出すことは困難である。遮蔽部2の厚さを、回転子62の回転側面と本体開口部の側面の間に入らない程度にしておくと、回転子62を回転させても、遮蔽部2は、脱着溝71にとどまったままである。そのため、少なくとも口金側の挿入部32が、脱着溝71と挿入溝71の間にあるので、口金ピンと挿入部が干渉して、口金ピンを脱着溝71の位置に合わせることができない。その結果、LEDランプをソケット60からはずすことができない。この形態でも、ランプ脱着防止具1により脱着溝71が塞がれているので、口金ピンをソケット60側方に取り外すことは困難である。ランプ脱着防止具1を、弾性体で図6または図8のような形状に形成しておけば、弾力で本体開口部の底面と口金を押さえるので、脱着溝71が下に向いていても、ランプ脱着防止具1が脱落することはない。
(実施の形態3)
実施の形態3に係るランプ脱着防止具1は、挿入部4が本体63の開口部側面に掛止可能な形状に形成されるとともに、遮蔽部2に柄5を備えている。
図10および図11は実施の形態3に係るランプ脱着防止具の構成を説明するための図である。図10が斜視図であり、図11の(A)は平面図、(B)は左側側面図、(C)は正面図、(D)は右側側面図、(E)は底面図である。図10および図11に示すように、実施の形態3に係るランプ脱着防止具1は、柄5と、遮蔽部2と、第1支持部31R,31Lと、第2支持部32R,32Lと、挿入部41R,41Lとを備えている。ランプ脱着防止具1は、端から、挿入部41R、第2支持部32R、第1支持部31R、遮蔽部2,第1支持部31L、第2支持部32L、挿入部41Lの順で接続され、途中の遮蔽部2で柄5が分岐している。遮蔽部2の形状は、実施の形態1および2とほぼ同様であるので、それ以外の構成について以下に説明する。
柄5は、遮蔽部2から第1支持部31R,31Lが折れ曲がって延びる方向と逆の方向の面から略垂直方向(図10に示すX矢印と逆方向)に延びている。柄5は、挿入部41R,41Lをソケット60の脱着溝71に挿入するときに、作業者がつまんでランプ脱着防止具1を保持する部分である。柄5は、作業者がつまみやすいように、板状かつ長方形状に形成されている。
第1支持部31R,31Lは、脱着溝71に密着するように、遮蔽部2の表面に対して鋭角(図11(C)に示す角度p3)に折れ曲がって延びている。その形状は逆L字型であり、基部312R,312Lと出っ張り部311R,311Lとで構成されている。
基部312R,312Lおよび出っ張り部311R,311Lは、遮蔽部2側から順に、基部312R,出っ張り部311R(または基部312L,出っ張り部311L)の順で接続されている。基部312R,312Lは、遮蔽部2と同じ幅の長方形状に、出っ張り部311R,311Lは、遮蔽部2の幅の半分以下の幅(図11に示すD3a)を有する長方形状にそれぞれ形成されている。出っ張り部311R,311Lは、基部312R,312Lの端部から出っ張るように形成されている。
出っ張り部311R,311Lは、図11(B)および(D)に示すように、側方からみると、互い違いに配置されている。すなわち、出っ張り部311Rと311Lは、側面方向の位置関係において、幅D3b隔たって配置され、出っ張り部311R,311Lは、互いに重なり合っていない。このため、ランプ脱着防止具1がソケット60の脱着溝71に挿入されるときに、第1支持部31R、31Lの面と略垂直方向に(すなわち両側から内側に向かう方向に)力が加わったとしても、出っ張り部311R,311Lは、その先端が互いに干渉しない。これにより、ランプ脱着防止具1は、より大きく変形することが可能であり、脱着溝71への挿入が容易である。
第2支持部32R,32Lおよび挿入部41R,41Lは、出っ張り部311R(または311L)の端部から、第2支持部32R,挿入部41R(または第2支持部32L,挿入部41L)の順で接続され、その幅は、出っ張り部311R(または311L)と同じ幅である。このため、第2支持部32R,32Lおよび挿入部41R,41Lは、出っ張り部311R,311Lと同様に、遮蔽部2に対して両側の構造物が互いに干渉せず、ランプ脱着防止具1の脱着溝71への挿入が容易である。
第2支持部32R,32Lと挿入部41R,41Lは、それぞれ出っ張り部311R,311Lの表面に対して所定の角度(図11(C)に示す角度q30)、第2支持部32R,32Lの表面に対して所定の角度(図11に示す角度q31)を形成するように屈曲している。
ランプ脱着防止具1が上記の形状に形成されているので、ランプ脱着防止具1は、ソケット60に装着されたときに、脱着溝71を塞ぐとともに、本体63の開口部側面に掛止可能である。以下、ランプ脱着防止具1の形状とソケット60の形状との関係について詳細に説明する。
図12は、実施の形態3に係るランプ脱着防止具がソケットに装着された状態におけるランプ脱着防止具およびソケットの断面図である。図12に示すように、ソケット60の本体63は、第1壁部631R,631Lと第2壁部711R,711Lとで構成されている。第1壁部631R,631Lは、本体63の外形を形成している。第2壁部711R,711Lは、第1壁部631R,631Lが本体63内側に向かって屈曲した部分であり、その内壁が脱着溝71を形成している。
これに対し、ランプ脱着防止具1の遮蔽部2の幅(図12に示すA3)は、第2壁部711Rと711Lの内壁間の距離(すなわち、脱着溝71の溝幅)とほぼ同じ大きさに、遮蔽部2の奥行き(図11に示すD3)は、第2壁部711R,711Lの高さ(すなわち脱着溝71の溝深さ)とほぼ同じ大きさにそれぞれ形成されている。また、第1支持部31R,31Lの長さ(図12に示すB30)は、第2壁部711R,711Lの長さ(脱着溝71溝長さ)とほぼ同じ大きさに形成されている。
このため、ランプ脱着防止具1をソケット60に装着するとき、第1支持部31R,31Lを第2壁部711R,711Lの内壁との接するように配置し、遮蔽部2でソケット60の脱着溝71を遮蔽することが可能である。
また、ソケット60において、第2壁部711R,711Lの端面は、内壁と略垂直に交わる面で構成され、この面が本体63の開口部側面を形成している。本体63の開口部側面は、回転子62の回転側面と所定の距離隔てて対向している。
これに対し、ランプ脱着防止具1では、第1支持部31R,31Lと第2支持部32R,32Lとが形成する角度(図11(C)に示す角度q30)が、第2壁部711R,711Lの端面と内壁が形成する角度とほぼ同じ角度(やや大きい角度)に形成されている。そして、第2支持部32R,32Lおよび挿入部41R,41Lの厚さ(図12に示すB35,B36)が、第2壁部711R,711Lの端面と回転子62の回転側面との間の距離とほぼ同じ大きさにそれぞれ形成されている。
このため、ランプ脱着防止具1をソケット60に装着するときに、第2支持部32R,32Lおよび挿入部41R,41Lを、第2壁部711R,711Lの端面と回転子62の回転側面との間に挿入し、第2支持部32R,32Lを第2壁部711R,711Lの端面に接するように配置することが可能である。
また、ソケット60において、第2壁部711R,711Lの端面は、外壁と略垂直に交わっている。この端面の幅(すなわち第2壁面の厚み)は、幅Tに形成されている。
これに対し、第2支持部32R,32Lの長さ(図12に示すB31)は、第2壁部711R,711Lの端面の幅(幅T)とほぼ同じ大きさに形成され、その先端で挿入部41R,41Lが、所定の角度(図11(C)に示す角度q31)で屈曲している。この所定の角度は、第2壁部711R,711Lの外壁と端面とが形成する角度とほぼ同じ角度(やや大きい角度)である。
第2支持部32R,32Lおよび挿入部41R,41Lは、弾性変形可能な材料で形成されているので、ランプ脱着防止具1に装着するときに変形しても、その後この所定の角度に屈曲した状態に戻る。このため、ランプ脱着防止具1がソケット60に装着された状態で、挿入部41R,41Lは、第2壁部711R,711Lの外壁と対向し、第2壁部711R,711Lの外壁に掛止することが可能である。
実施の形態1および2に係るランプ脱着防止具1の場合、回転子62が回転すると、挿入部4R,4L(または41R,41L)が回転子62とともに移動してその位置がずれることがある。これに対し、実施の形態3に係るランプ脱着防止具1は、回転子62が回転しても挿入部41R,41Lが第2壁部711R,711Lの外壁に掛止し、第1支持部31R,31Lおよび挿入部41R,41Lが第2壁部711R,711Lを両側から挟み込む。このため、ランプ脱着防止具1の位置ずれが防止される。
本実施の形態に係るランプ脱着防止具1は、例えば射出成形により製造される。その材料は、例えばナイロン樹脂である。ランプ脱着防止具1の構造が比較的単純であるので、比較的簡便かつ安価に製造可能である。
図13は、実施の形態3に係るランプ脱着防止具の使用方法を説明するための図である。
図13(A)に示すように、ランプ脱着防止具1は、実施の形態1および2と同様に、ソケット60側面側から装着される。ソケット60にLEDランプの口金が装着され、LEDランプが回転されて装着された状態にあるとき、ランプ脱着防止具1を装着する。
まず、図13(B)に示すように、ランプ脱着防止具1の挿入部41のいずれか一方を脱着溝71に入れ、柄5を用いて脱着溝71の内壁に押しつけてランプ脱着防止具1を変形させる。ランプ脱着防止具1の変形は、2つの挿入部41の先端が脱着溝71に入るまで行う。このとき、出っ張り部よりも先端側の部分が互い違いに配置されているので、ランプ脱着防止具1をより小さく変形させることが可能である。
次に、図13(C)に示すように、ランプ脱着防止具1の挿入部41をソケット60の脱着溝71に挿入する。柄5を用いてランプ脱着防止具1を脱着溝71に押し込んでいくと、挿入部41の先端は、回転子62と本体63との間の隙間(すなわち図12に示す第2壁部711R,711Lの端面と回転子62の回転側面との間)まで達する。この状態で、図13(D)に示すように、柄5を用いて回転子62と本体63との間の隙間に挿入部41を挿入する。
最後に、図13(E)に示すように、ランプ脱着防止具1の第1支持部31の端部が脱着溝71の、挿入溝70と連通する部分に配置されるまでランプ脱着防止具1を押し込む。これにより、図12に示すように、第2支持部32R,32Lが第2壁部711R,711Lの端面と面するようになり、その端部にある挿入部41R,41Lが第2壁部711R,711Lの外壁と対向する。
このように、本実施の形態のランプ脱着防止具1は柄5を備えるので、装着が容易である。
ランプ脱着防止具1は、実施の形態1および2と同様に、ソケット60に一旦挿入されると、ソケット60のランプ側がランプ口金に塞がれているので取り外すことは難しい。また2つの第1支持部31R,31Lの厚さの合計が脱着溝71と口金ピンの隙間より大きければ、ランプ脱着防止具1を取り除かない限り、口金ピンを脱着溝71から取り外すことができない。
以上のように、このランプ脱着防止具1を用いることにより、ランプの脱着を容易に行うことができないようにすることが可能である。また、上記のように、回転子62が回転しても、ランプ脱着防止具1の一部が回転子62とともに移動することがない。このため、回転子62の回転でランプ脱着防止具1が取り外し容易となることが防止される。
なお、ランプの脱着は、実施の形態1および2と同様に、ソケット60を照明装置からはずすことにより行われる。ランプ脱着防止具1の脱着は、ランプの脱着後、ソケット60のランプ側にスライドさせることにより行われる。
図14は、実施の形態3に係るランプ脱着防止具の変形例を説明するための図である。図14に示すように、実施の形態3に係るランプ脱着防止具は、様々な変形が可能である。
例えば、実施の形態1および2と同様に、柄5を備えない形態であってもよい(図14(A)参照)。このような形態でも、ランプ脱着の防止が可能であり、回転子62の回転によるランプ脱着防止具1の移動を防ぐことが可能である。柄5は、ランプ脱着防止具1の装着の作業の便宜のために設けたものであり、任意の構成要素である。その形状、大きさ等は特に限定されない。
例えば、柄5は切り込み部51を有してもよい。切り込み部51は遮蔽部2との接続部分に形成され、切り込み部51で柄5を切断できるようにしてもよい(図14(B)参照)。例えば、切り込み部51は作業者が引きちぎることが可能な深さに形成する。ソケット60にランプ脱着防止具1を装着後、切り込み部51で柄5を切断することにより、柄5がソケット60から出っ張ることがなく、外観を向上させることが可能である。
柄5は、実施の形態3のほか、実施の形態1および2に適用可能である。これらの形態においても、柄5を備えることにより、ランプ脱着防止具1をソケット60の脱着溝71に挿入するとき、作業性が向上する。
実施の形態3において、実施の形態1および2と同様に、第1支持部31R,31Lの出っ張り部311R,311Lが互い違いに配置されない形態であってもよい。例えば、第1支持部31R,31L、第2支持部32R,32Lおよび挿入部41R,41Lが、遮蔽部2と同じ幅で形成され、側方からみたときに、互いに重複するように形成されてもよい(図14(C)参照)。このような形態でも、ランプ脱着の防止と、回転子62の回転によるランプ脱着防止具1の移動の防止が可能である。出っ張り部311R,311Lは、脱着溝71への挿入が容易となるように設けたものであり、任意の構成要素である。作業者がつまんだりすることによってランプ脱着防止具1を脱着溝71へ挿入可能であれば十分であり、その形状、大きさも特に限定されない。
例えば、第1支持部31R,31Lそれ自体が、側方の方向において互い違いに配置される形態であってもよく、さらに第1支持部31R,31Lの幅が遮蔽部2の幅の半分以下の幅に形成されてもよい(図14(D)参照)。
このような形態は、実施の形態1および2にも適用可能である。例えば、実施の形態1において、遮蔽部2を挟んで左右の支持部3R,3Lおよび挿入部4R,4Lが、互い違いに配置されてもよい。この場合に、さらに支持部3R,3Lおよび挿入部4R,4Lが遮蔽部2の幅の半分以下の幅に形成されてもよい。
実施の形態3において、第1支持部31R,31Lの長さ(図11に示すB30)が脱着溝71溝長さとほぼ同じ大きさである形態を説明したが、第1支持部31R,31Lはこれに限定されない。例えば、第1支持部31R,31Lの長さは、脱着溝71溝長さよりも短くてもよい。実施の形態3は柄5を備えるので、脱着溝71の奥まで挿入可能であり、このような第1支持部31R,31Lでもソケット60に装着可能である。
第2支持部32R,32Lの長さ(図11に示すB31)も第2壁部711R,711Lの端面の幅とほぼ同じ大きさに限定されない。例えば、第2支持部32R,32Lの長さは第2壁部711R,711Lの端面の幅よりも大きくてもよい。このような長さでも、第2支持部32R,32Lの両端で挿入部41R,41Lと第1支持部31R,31Lとが第2壁部711R,711Lを挟み込み、回転子62の所定量以上の回転を防止することが可能である。
また、第1支持部31R,31Lと第2支持部32R,32Lとが形成する角度(図11(C)に示す角度q30)は、第2壁部711R,711Lの内壁と端面とが形成する角度とほぼ同じ角度に限定されない。例えば、第2支持部32R,32Lの長さが第2壁部711R,711Lの端面の幅よりも大きい場合、第2壁部711R,711Lの内壁と端面とが形成する角度よりも小さくてもよい。
第2支持部32R,32Lと挿入部41R,41Lが形成する角度(図11(C)に示す角度q31)についても同じである。例えば、第2支持部32R,32Lの長さが第2壁部711R,711Lの端面の幅よりも大きい場合、第2支持部32R,32Lと挿入部41R,41Lが形成する角度は、第2壁部711R,711Lの外壁と端面とが形成する角度よりも小さくてもよい。
実施の形態3において、第1支持部31R,31Lが遮蔽部2の表面に対して鋭角(図11(C)に示す角度p3)に折れ曲がっている形態を説明したが、第1支持部31R,31Lと遮蔽部2の表面が形成する角度は、この角度に限定されない。第1支持部31R,31Lと遮蔽部2の表面が形成する角度が鋭角であれば、脱着溝71が奥にいくほど狭まっている場合に、回転子62と本体63との間の隙間が第2支持部32R,32Lの厚みよりも大きくても、ランプ脱着防止具1が脱着溝71の奥に落ちることがない。例えば、回転子62が断面楕円形状の場合に作業性がよい。しかし、これは作業の便宜によるものであるので、本発明では任意の要素である。第1支持部31R,31Lと遮蔽部2の表面が形成する角度は、例えば、略直角であってもよいし、鈍角であってもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態等に限定されるものではない。例えば、以上の形態では、G13口金と同じ規格の口金ピンを有するLEDランプに対応するソケットを例に説明したが、他の回転式ソケットに適用できることは明らかである。例えば、蛍光ランプの規格であるG5、R17d、Rx17d等と同じ口金ピンを有するLEDランプにも適用可能である。
また、以上の形態では、LEDランプを例に説明しているが、LEDランプに限らず、ランプの脱着防止が望まれるランプ、ソケットに適用可能である。
また、遮蔽部2、支持部3R,3L、挿入部4R,4Lの各部が一体で形成された例を説明したが、これらが別々に形成されて接合されてもよい。
また、遮蔽部2が平面形状、曲面形状である例を説明したが、支持部3R,3L、挿入部4R,4Lの各部は、ランプの脱着溝71に挿入可能、かつ回転子62と本体63との間の隙間に挿入可能である限り、平面形状に限定されない。支持部3R,3L、挿入部4R,4Lの各部は、遮蔽部2と同様に曲面形状であってもよい。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
本体と、前記本体内にランプの口金ピンを保持可能な回転子とを備え、
前記本体に前記口金ピンが脱着可能な脱着溝が形成された、
ランプソケットに使用されるランプ脱着防止具であって、
前記脱着溝の幅に形成された面を有し、前記脱着溝を遮蔽可能な遮蔽部と、
前記遮蔽部の面の両側それぞれに、前記遮蔽部の面と第1角度または第2角度で交わる方向に延び、かつ前記脱着溝の長さよりも長く形成された支持部と、
前記支持部それぞれの端部に、前記支持部の表面と第3角度または第4角度で交わる方向に延び、前記本体と前記回転子との間に挿入可能な挿入部と、
を備える、
ことを特徴とするランプ脱着防止具。
(付記2)
前記挿入部は、前記本体の開口部側面と前記回転子の回転側面との間に挿入可能であり、
前記遮蔽部の面の両側それぞれに形成された支持部2つの厚さの和が、前記脱着溝の溝幅と前記口金ピンの直径の差よりも大きい
ことを特徴とする付記1に記載のランプ脱着防止具。
(付記3)
前記支持部の第1角度および第2角度は、前記本体の側面に対する前記脱着溝の角度と略同一角度である、
ことを特徴とする付記1または2に記載のランプ脱着防止具。
(付記4)
前記遮蔽部は、前記脱着溝が前記本体の側面に形成する開口と同じ形状に形成される、
ことを特徴とする付記1ないし3のいずれか1つに記載のランプ脱着防止具。
(付記5)
前記挿入部が板状部材で形成される、
ことを特徴とする付記1ないし4のいずれか1つに記載のランプ脱着防止具。
(付記6)
前記支持部は、
前記脱着溝の長さ以下の長さに形成された第1支持部と、
前記本体と前記回転子との間に挿入可能な第2支持部と、
を有する、
ことを特徴とする付記1ないし5のいずれか1つに記載のランプ脱着防止具。
(付記7)
前記第2支持部は、前記第1支持部の表面と第5角度で交わる方向に延びる、
ことを特徴とする付記6に記載のランプ脱着防止具。
(付記8)
前記挿入部は、前記本体の開口部側面に掛止可能な形状に形成されている、
ことを特徴とする付記1ないし7のいずれか1つに記載のランプ脱着防止具。
(付記9)
前記ランプソケットの前記脱着溝の側面は、内壁が互いに向き合う2つの側壁により形成され、
前記第2支持部は、前記側壁の肉厚以上の長さに形成され、
前記挿入部の第3角度または第4角度は、前記挿入部が前記側壁の縁に掛止可能な大きさである、
ことを特徴とする付記6または7に記載のランプ脱着防止具。
(付記10)
前記第2支持部は、前記第1支持部の表面に対して、前記側壁の端面と前記側壁の内壁が形成する角度と略同一角度で交わる方向に延びる、
ことを特徴とする付記9に記載のランプ脱着防止具。
(付記11)
前記挿入部の第3角度または第4角度は、前記側壁の端面と前記側壁の外壁が形成する角度と略同一である、
ことを特徴とする付記9または10に記載のランプ脱着防止具。
(付記12)
前記遮蔽部の面の一方の側方に配置された前記支持部と、前記遮蔽部の面の他方の側方に配置された前記支持部とは、少なくとも先端側において、前記遮蔽部の面の側方に沿う方向で異なる位置に配置されている、
ことを特徴とする付記1ないし11のいずれか1つに記載のランプ脱着防止具。
(付記13)
前記支持部の少なくとも先端側は、前記遮蔽部の面の両側それぞれに互い違いに配置されている、
ことを特徴とする付記1ないし12のいずれか1つに記載のランプ脱着防止具。
(付記14)
前記支持部の少なくとも先端側は、前記第1支持部先端および前記第2支持部で構成される、
ことを特徴とする付記6に記載のランプ脱着防止具。
(付記15)
前記遮蔽部の、支持部が延びる方向と逆の面に形成された柄をさらに備える、
ことを特徴とする付記1ないし14のいずれか1つに記載のランプ脱着防止具。
(付記16)
前記柄は、前記遮蔽部との間に切り込み部を有する、
ことを特徴とする付記15に記載のランプ脱着防止具。
(付記17)
前記挿入部の第3角度および第4角度は、90度またはそれ以上の鈍角である、
ことを特徴とする付記1ないし16のいずれか1つに記載のランプ脱着防止具。
(付記18)
前記遮蔽部、前記支持部および前記挿入部が板状部材で形成され、
前記遮蔽部の厚さは、前記支持部または前記挿入部の厚さと異なる、
ことを特徴とする付記1ないし17のいずれか1つに記載のランプ脱着防止具。
(付記19)
前記遮断部は、前記脱着溝の溝幅、溝深さと同じ形状に形成される、
ことを特徴とする付記1ないし18のいずれか1つに記載のランプ脱着防止具。
(付記20)
前記遮蔽部、前記支持部および前記挿入部の少なくとも1つが曲面形状に形成される、
ことを特徴とする付記1ないし19のいずれか1つに記載のランプ脱着防止具。
(付記21)
前記回転子は、前記本体の前面に形成された開口部内で回転可能、かつ前記口金ピンが挿入可能な挿入溝が形成され、
前記脱着溝は、前記本体の側面で前記口金ピンを脱着可能かつ前記回転子が所定の角度のときに前記挿入溝と連通する、
前記ランプソケットに使用される、
ことを特徴とする付記1ないし20のいずれか1つに記載のランプ脱着防止具。
(付記22)
口金ピンを有するランプと、
前記ランプを保持するランプソケットと、
付記1ないし21のいずれか1つに記載のランプ脱着防止具と、
を備え、
前記ランプソケットは、
本体と、前記本体内に前記口金ピンを保持可能な回転子とを備え、
前記本体に前記口金ピンが脱着可能な脱着溝が形成された、
ことを特徴とする照明装置。
(付記23)
本体と、前記本体内にランプの口金ピンを保持可能な回転子とを備え、
前記本体に前記口金ピンが脱着可能な脱着溝が形成された、
ランプソケットに、付記1ないし21のいずれか1つに記載のランプ脱着防止具を装着する方法であって、
前記脱着溝の開口に、前記ランプ脱着防止具の挿入部を挿入するステップと、
前記回転子と前記本体との間に、前記挿入部を挿入するステップと、
前記脱着溝の開口よりも前記脱着溝の内側に前記ランプ脱着防止具の遮蔽部が配置されるまで、前記遮蔽部を前記脱着溝に押し込むステップと、
を含むランプ脱着防止具を装着する方法。
1 ランプ脱着防止具
2 遮蔽部
3,3R,3L 支持部
4,4R,4L 挿入部
31,31R,31L 第1支持部
311,311R,311L 出っ張り部
312,312R,312L 基部
32,32R,32L 第2支持部
41,41R,41L 挿入部
5 柄
51 切り込み部
60 ソケット
61 回転子保持部
62 回転子
63 本体
631R,631L 第1壁部
64 開口部
65 リリースボタン
70 挿入溝
71 脱着溝
711R,711L 第2壁部
73,75 切り欠き面

Claims (23)

  1. 本体と、前記本体内にランプの口金ピンを保持可能な回転子とを備え、
    前記本体に前記口金ピンが脱着可能な脱着溝が形成された、
    ランプソケットに使用されるランプ脱着防止具であって、
    前記脱着溝の幅に形成された面を有し、前記脱着溝を遮蔽可能な遮蔽部と、
    前記遮蔽部の面の両側それぞれに、前記遮蔽部の面と第1角度または第2角度で交わる方向に延び、かつ前記脱着溝の長さよりも長く形成された支持部と、
    前記支持部それぞれの端部に、前記支持部の表面と第3角度または第4角度で交わる方向に延び、前記本体と前記回転子との間に挿入可能な挿入部と、
    を備える、
    ことを特徴とするランプ脱着防止具。
  2. 前記挿入部は、前記本体の開口部側面と前記回転子の回転側面との間に挿入可能であり、
    前記遮蔽部の面の両側それぞれに形成された支持部2つの厚さの和が、前記脱着溝の溝幅と前記口金ピンの直径の差よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1に記載のランプ脱着防止具。
  3. 前記支持部の第1角度および第2角度は、前記本体の側面に対する前記脱着溝の角度と略同一角度である、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のランプ脱着防止具。
  4. 前記遮蔽部は、前記脱着溝が前記本体の側面に形成する開口と同じ形状に形成される、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のランプ脱着防止具。
  5. 前記挿入部が板状部材で形成される、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載のランプ脱着防止具。
  6. 前記支持部は、
    前記脱着溝の長さ以下の長さに形成された第1支持部と、
    前記本体と前記回転子との間に挿入可能な第2支持部と、
    を有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載のランプ脱着防止具。
  7. 前記第2支持部は、前記第1支持部の表面と第5角度で交わる方向に延びる、
    ことを特徴とする請求項6に記載のランプ脱着防止具。
  8. 前記挿入部は、前記本体の開口部側面に掛止可能な形状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載のランプ脱着防止具。
  9. 前記ランプソケットの前記脱着溝の側面は、内壁が互いに向き合う2つの側壁により形成され、
    前記第2支持部は、前記側壁の肉厚以上の長さに形成され、
    前記挿入部の第3角度または第4角度は、前記挿入部が前記側壁の縁に掛止可能な大きさである、
    ことを特徴とする請求項6または7に記載のランプ脱着防止具。
  10. 前記第2支持部は、前記第1支持部の表面に対して、前記側壁の端面と前記側壁の内壁が形成する角度と略同一角度で交わる方向に延びる、
    ことを特徴とする請求項9に記載のランプ脱着防止具。
  11. 前記挿入部の第3角度または第4角度は、前記側壁の端面と前記側壁の外壁が形成する角度と略同一である、
    ことを特徴とする請求項9または10に記載のランプ脱着防止具。
  12. 前記遮蔽部の面の一方の側方に配置された前記支持部と、前記遮蔽部の面の他方の側方に配置された前記支持部とは、少なくとも先端側において、前記遮蔽部の面の側方に沿う方向で異なる位置に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1つに記載のランプ脱着防止具。
  13. 前記支持部の少なくとも先端側は、前記遮蔽部の面の両側それぞれに互い違いに配置されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1つに記載のランプ脱着防止具。
  14. 前記支持部の少なくとも先端側は、前記第1支持部先端および前記第2支持部で構成される、
    ことを特徴とする請求項6に記載のランプ脱着防止具。
  15. 前記遮蔽部の、支持部が延びる方向と逆の面に形成された柄をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1ないし14のいずれか1つに記載のランプ脱着防止具。
  16. 前記柄は、前記遮蔽部との間に切り込み部を有する、
    ことを特徴とする請求項15に記載のランプ脱着防止具。
  17. 前記挿入部の第3角度および第4角度は、90度またはそれ以上の鈍角である、
    ことを特徴とする請求項1ないし16のいずれか1つに記載のランプ脱着防止具。
  18. 前記遮蔽部、前記支持部および前記挿入部が板状部材で形成され、
    前記遮蔽部の厚さは、前記支持部または前記挿入部の厚さと異なる、
    ことを特徴とする請求項1ないし17のいずれか1つに記載のランプ脱着防止具。
  19. 前記遮断部は、前記脱着溝の溝幅、溝深さと同じ形状に形成される、
    ことを特徴とする請求項1ないし18のいずれか1つに記載のランプ脱着防止具。
  20. 前記遮蔽部、前記支持部および前記挿入部の少なくとも1つが曲面形状に形成される、
    ことを特徴とする請求項1ないし19のいずれか1つに記載のランプ脱着防止具。
  21. 前記回転子は、前記本体の前面に形成された開口部内で回転可能、かつ前記口金ピンが挿入可能な挿入溝が形成され、
    前記脱着溝は、前記本体の側面で前記口金ピンを脱着可能かつ前記回転子が所定の角度のときに前記挿入溝と連通する、
    前記ランプソケットに使用される、
    ことを特徴とする請求項1ないし20のいずれか1つに記載のランプ脱着防止具。
  22. 口金ピンを有するランプと、
    前記ランプを保持するランプソケットと、
    請求項1ないし21のいずれか1つに記載のランプ脱着防止具と、
    を備え、
    前記ランプソケットは、
    本体と、前記本体内に前記口金ピンを保持可能な回転子とを備え、
    前記本体に前記口金ピンが脱着可能な脱着溝が形成された、
    ことを特徴とする照明装置。
  23. 本体と、前記本体内にランプの口金ピンを保持可能な回転子とを備え、
    前記本体に前記口金ピンが脱着可能な脱着溝が形成された、
    ランプソケットに、請求項1ないし21のいずれか1つに記載のランプ脱着防止具を装着する方法であって、
    前記脱着溝の開口に、前記ランプ脱着防止具の挿入部を挿入するステップと、
    前記回転子と前記本体との間に、前記挿入部を挿入するステップと、
    前記脱着溝の開口よりも前記脱着溝の内側に前記ランプ脱着防止具の遮蔽部が配置されるまで、前記遮蔽部を前記脱着溝に押し込むステップと、
    を含むランプ脱着防止具を装着する方法。
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