JP2014123501A - 燃料電池用セパレータの吸着装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料電池用セパレータの外周縁部に反りが生じていても、その外周縁部の反りを矯正して、燃料電池用セパレータ全面を吸着固定できるようにする。
【解決手段】燃料電池用セパレータ30を吸着固定するための吸着面12aを有する吸着板12と、上記吸着面12aに燃料電池用セパレータ30を吸引するための吸引手段20とを備える燃料電池用セパレータの吸着装置において、上記吸引手段20による燃料電池用セパレータ30の吸着面12aへの吸引力により、その燃料電池用セパレータ30の外周縁部30aを吸着面12aに吸着させるための気流を、その外周縁部30a廻りに生じさせる吸着用枠体13を有している。
【選択図】図1
【解決手段】燃料電池用セパレータ30を吸着固定するための吸着面12aを有する吸着板12と、上記吸着面12aに燃料電池用セパレータ30を吸引するための吸引手段20とを備える燃料電池用セパレータの吸着装置において、上記吸引手段20による燃料電池用セパレータ30の吸着面12aへの吸引力により、その燃料電池用セパレータ30の外周縁部30aを吸着面12aに吸着させるための気流を、その外周縁部30a廻りに生じさせる吸着用枠体13を有している。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば高分子電解質形燃料電池(以下、「PEFC」という。)等に用いられる燃料電池用セパレータの吸着装置に関する。
この種の従来技術として、「燃料電池用セパレータ吸引装置」とした名称において特許文献1に開示されたものがある。
特許文献1に開示された燃料電池用セパレータ吸引装置は、一方の面に凹凸状に形成された流路と、この流路の周りに設けられたシール部材とを有する燃料電池用セパレータが置かれ、燃料電池用セパレータを吸着する吸着部と、吸着部に設けられた吸引口から燃料電池用セパレータを吸引する吸引手段とを備えたものであり、上記吸着部が、シール部材を収容し、かつ、吸引口が形成された吸引溝を有する構成のものである。
特許文献1に開示された燃料電池用セパレータ吸引装置は、一方の面に凹凸状に形成された流路と、この流路の周りに設けられたシール部材とを有する燃料電池用セパレータが置かれ、燃料電池用セパレータを吸着する吸着部と、吸着部に設けられた吸引口から燃料電池用セパレータを吸引する吸引手段とを備えたものであり、上記吸着部が、シール部材を収容し、かつ、吸引口が形成された吸引溝を有する構成のものである。
しかしながら、上記引用文献1に開示されている燃料電池用セパレータ吸引装置は、吸着しようとする燃料電池用セパレータに反り等が生じている場合には、その燃料電池用セパレータの中央部分は吸着されたほぼ平坦な面に吸着矯正されるものの、その外周縁部が吸着部から浮き上がり、充分に吸着固定されないという課題が未解決のままである。
そこで本発明は、燃料電池用セパレータの外周縁部に反りが生じていても、その外周縁部の反りを矯正して、燃料電池用セパレータ全面を吸着固定できる燃料電池用セパレータの吸着装置の提供を目的としている。
上記課題を解決するための本発明は、燃料電池用セパレータを吸着固定するための吸着面を有する吸着板と、上記吸着面に燃料電池用セパレータを吸引するための吸引手段とを備える燃料電池用セパレータの吸着装置において、上記吸引手段による燃料電池用セパレータの吸着面への吸引力により、その燃料電池用セパレータの外周縁部を吸着面に吸着させるための気流を、その外周縁部廻りに生じさせる吸着用枠体を有している。
この構成においては、上記吸引手段による燃料電池用セパレータの吸着面への吸引力を、吸着用枠体によって、その燃料電池用セパレータの外周縁部を吸着面に吸着させるための気流を、その外周縁部廻りに生じさせている。
本発明によれば、燃料電池用セパレータの吸着面への吸引力により、その燃料電池用セパレータの外周縁部を吸着面に吸着させるための気流を、その外周縁部廻りに生じさせることにより、燃料電池用セパレータの外周縁部に反りが生じていても、その外周縁部の反りを矯正して、燃料電池用セパレータ全面を吸着して平坦面にすることができる。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る燃料電池用セパレータ吸着装置の概略構成を示すブロック図、図2は、その燃料電池用セパレータ吸着装置の主要部の外観斜視図、図3(A)は、吸着用枠体を吸着動作位置に移動した様子を示す部分斜視図、(B)は、吸着用枠体をセパレータ受入れ位置に移動した様子を示す部分斜視図、(C)は、吸着用枠体をセパレータ受入れ位置に移動した様子を示す部分斜視図である。
燃料電池用セパレータ吸着装置A1は、本体10、吸引ポンプ20、圧力計21、枠体移動部22及びコントロールユニットBを有して構成されている。
燃料電池用セパレータ30は、平面視において長方形に形成されているとともに、その両端部にマニホールド部M,Mが形成されている。
一側方のマニホールド部Mは、平面視において、互いに異なる大きさにして開口された、酸化剤ガス供給用孔H1、燃料ガス排出用孔H2及び酸化剤ガス供給用孔H3からなる。
他側方のマニホールド部Mは、平面視において、互いに異なる大きさにして開口された燃料ガス供給用孔H4、酸化剤ガス排出用孔H5及び燃料ガス供給用孔H6からなる。
一側方のマニホールド部Mは、平面視において、互いに異なる大きさにして開口された、酸化剤ガス供給用孔H1、燃料ガス排出用孔H2及び酸化剤ガス供給用孔H3からなる。
他側方のマニホールド部Mは、平面視において、互いに異なる大きさにして開口された燃料ガス供給用孔H4、酸化剤ガス排出用孔H5及び燃料ガス供給用孔H6からなる。
本体10は、基台11と、この基台11上に配設固定された吸着板12、吸着用枠体13、枠体移動部14,14及び駆動源15とを有している。
枠体移動部14は、その吸着用枠体13の両外側面に配設されたリンク機構14a,14aと、このリンク機構14a,14aを介して吸着用枠体13を昇降駆動するための駆動源15からなるものであり、そのうちの駆動源15は、上記コントロールユニットBの出力側に接続されている。
枠体移動部14は、その吸着用枠体13の両外側面に配設されたリンク機構14a,14aと、このリンク機構14a,14aを介して吸着用枠体13を昇降駆動するための駆動源15からなるものであり、そのうちの駆動源15は、上記コントロールユニットBの出力側に接続されている。
基台11は、平面視において長方形に形成された底板11aの各辺縁に側板11b〜11eを立設するとともに、上面に開口11fを形成した直方体形のものである。
この基台11の側板11bには、連結パイプ20aを介して吸引ポンプ20が連結されており、その連結パイプ20aには、上記した圧力計21が配設されている。
この基台11の側板11bには、連結パイプ20aを介して吸引ポンプ20が連結されており、その連結パイプ20aには、上記した圧力計21が配設されている。
吸着板12は、基台11の上記した開口11fに配置されており、側板11b〜11eの内面との間に、後記する吸着用枠体13の側板13a〜13dが気密的に挿通できる間隙を有する大きさにして形成されている。
吸引ポンプ20は、上記コントロールユニットBの出力側に接続されているとともに、圧力計21は、当該入力側に接続されている。
本実施形態においては、吸引ポンプ20が、下記の吸着面12aに燃料電池用セパレータ30を吸引するための吸引手段である。
吸引ポンプ20は、上記コントロールユニットBの出力側に接続されているとともに、圧力計21は、当該入力側に接続されている。
本実施形態においては、吸引ポンプ20が、下記の吸着面12aに燃料電池用セパレータ30を吸引するための吸引手段である。
上記の吸着板12の両端部近傍であって吸着面12a上には、位置決め部をなす位置決め部材31a〜31c、31d〜31fが突設されているとともに、それら位置決め部材31a〜31c、31d〜31f間には、吸着面12aと下面12bとを貫通して多数の吸着用孔16が格子状に配列形成されている。
位置決め部材31a,31c、31d,31fは、吸着面12aに対する燃料電池用セパレータ30の位置決めを行うためのものであり、また、吸着促進部材31b、31eが燃料電池用セパレータ30の吸着を促進させるためのものである。
それら位置決め部材31a,31c、31d,31f、吸着促進部材31b、31eは、上記した燃料電池用セパレータ30の両側方の酸化剤ガス供給用孔H1、燃料ガス排出用孔H2及び酸化剤ガス供給用孔H3、及び燃料ガス供給用孔H4、酸化剤ガス排出用孔H5及び燃料ガス供給用孔H6にそれぞれ嵌合する大きさに形成されている。
吸着用枠体13は、側板13a〜13dを、本体10の開口11fに略一致する長方形枠形にしたものであり、上記した枠体移動部14によって、矢印α方向(図1参照)において昇降移動自在に支持されている。
側板13a〜13dの解放端部は、外面から内面に向けて低くなるように傾斜させて、燃料電池用セパレータ30をガイドするためのガイド部13eが形成されている。
側板13a〜13dの解放端部は、外面から内面に向けて低くなるように傾斜させて、燃料電池用セパレータ30をガイドするためのガイド部13eが形成されている。
本実施形態において示す枠体移動部14は、吸着用枠体13を吸着動作位置(ア)、この吸着動作位置(ア)から退避させる位置であるセパレータ受入れ位置(イ)、セパレータ取出し位置(ウ)に移動させるようにしている。
それら各位置の高さは、吸着動作位置(ア)>セパレータ受入れ位置(イ)>吸着終了位置(ウ)の関係になっている。
それら各位置の高さは、吸着動作位置(ア)>セパレータ受入れ位置(イ)>吸着終了位置(ウ)の関係になっている。
吸着動作位置(ア)は、吸引手段による燃料電池用セパレータ30の吸着面12aの吸引力により、その燃料電池用セパレータ30の外周縁部を吸着面12aに吸着させるための気流a,aを、その外周縁部廻りに生じさせられる位置である。
この吸着動作位置(ア)は、燃料電池用セパレータ30の大きさ、材質、厚み等の形態の相違により高低するものである。
この吸着動作位置(ア)は、燃料電池用セパレータ30の大きさ、材質、厚み等の形態の相違により高低するものである。
セパレータ受入れ位置(イ)は、吸着面12aに燃料電池用セパレータ30を載置する位置である。
吸着終了位置(ウ)は、燃料電池用セパレータ30の全面が吸着面12aに吸着されたときの位置であり、吸着用枠体13の側板の解放端部は、吸着板12の吸着面12aとほぼ面一となっている。これにより、例えば後工程において、吸着用枠体13が燃料電池用セパレータ30を移動させるときの障害とはならない。
吸着終了位置(ウ)は、燃料電池用セパレータ30の全面が吸着面12aに吸着されたときの位置であり、吸着用枠体13の側板の解放端部は、吸着板12の吸着面12aとほぼ面一となっている。これにより、例えば後工程において、吸着用枠体13が燃料電池用セパレータ30を移動させるときの障害とはならない。
上記したコントロールユニットBは、CPU(Central Processing Unit)やインターフェース回路等からなるものであり、所要のプログラムの実行により、次の各機能を発揮する。
(1)吸着用枠体13を昇降移動させる機能。この機能を「吸着用枠体昇降手段B1」という。
本実施形態においては、枠体移動部14を介して吸着枠体13を上記した吸着動作位置(ア)、セパレータ受入れ位置(イ)、吸着終了位置(ウ)に移動させるようにしている。
(1)吸着用枠体13を昇降移動させる機能。この機能を「吸着用枠体昇降手段B1」という。
本実施形態においては、枠体移動部14を介して吸着枠体13を上記した吸着動作位置(ア)、セパレータ受入れ位置(イ)、吸着終了位置(ウ)に移動させるようにしている。
(2)吸引ポンプ20を駆動する機能。この機能を「吸引ポンプ駆動手段B2」という。
吸引ポンプ20を駆動させるには、例えば駆動スイッチ(図示しない)を操作することより、また、吸着板12に燃料電池用セパレータ30を載置したことを検知する検知センサを配置しておき、その検知センサで燃料電池用セパレータ30を検知したときに、吸引ポンプ20を駆動させるようにしてもよい。この場合、検知センサをコントロールユニットBの入力側に接続しておく。
吸引ポンプ20を駆動させるには、例えば駆動スイッチ(図示しない)を操作することより、また、吸着板12に燃料電池用セパレータ30を載置したことを検知する検知センサを配置しておき、その検知センサで燃料電池用セパレータ30を検知したときに、吸引ポンプ20を駆動させるようにしてもよい。この場合、検知センサをコントロールユニットBの入力側に接続しておく。
(3)圧力計21で計測した吸引圧力が所定値になったか否かを判定する機能。この機能を「吸引圧力判定手段B3」という。
上記した圧力計21で計測した吸引圧力が所定値になったと判定したときには、吸着枠体昇降手段B1は吸着用枠体13を吸着面12aまで降下させる。
上記した圧力計21で計測した吸引圧力が所定値になったと判定したときには、吸着枠体昇降手段B1は吸着用枠体13を吸着面12aまで降下させる。
(4)圧力計21で計測した吸引圧力が所定値にならないと判定したときには、所定の時間が経過したか否かを判定する機能。この機能を「時間経過判定手段B4」という。
(5)所定の時間が経過しても吸引圧力が所定値にならないときには、エラーであることを報知する機能。この機能を「エラー報知手段B5」という。
(5)所定の時間が経過しても吸引圧力が所定値にならないときには、エラーであることを報知する機能。この機能を「エラー報知手段B5」という。
次に、図4を参照して、燃料電池用セパレータ30を吸着面12aに吸着させる動作について説明する。図4は、燃料電池用セパレータ30の吸着動作を示すフローチャート、図5(A)〜(G)は、燃料電池用セパレータ30の吸着動作を模式的に示す斜視図である。
ステップ1(図中「S1」と略記する。):吸着用枠体13を、燃料電池用セパレータ30を受け入れる高さ位置、すなわち、セパレータ受入れ位置(イ)に上昇移動させる(図5(A))。
ステップ2:燃料電池用セパレータ30を吸着面12aに載置する(図5(B))。
ステップ3:吸引ポンプ20を回転駆動する。
ステップ2:燃料電池用セパレータ30を吸着面12aに載置する(図5(B))。
ステップ3:吸引ポンプ20を回転駆動する。
ステップ4:吸着用枠体13をセパレータ受入れ位置(イ)からさらに上昇させ、吸着動作位置(ア)に移動する(図5(C),(D))。
これにより、吸着面12aに載置されている燃料電池用セパレータ30の外周縁部30a,30aと吸着枠体13の側板内面との間の空気の流速a,aが増加して、その外周縁部30a,30aが吸着面12aに向けて矯正され始め、ついには、図5(E)に示すように、燃料電池用セパレータ30の外周縁部30aを含む全面が吸着面12aに吸着された状態になる。
これにより、吸着面12aに載置されている燃料電池用セパレータ30の外周縁部30a,30aと吸着枠体13の側板内面との間の空気の流速a,aが増加して、その外周縁部30a,30aが吸着面12aに向けて矯正され始め、ついには、図5(E)に示すように、燃料電池用セパレータ30の外周縁部30aを含む全面が吸着面12aに吸着された状態になる。
ステップ5:圧力計20によって所定の負圧力になった否かを判定する。ここで、所定の負圧力になったと判定されればステップ6に進み、そうでなければステップ7に進む。
ステップ6:燃料電池用セパレータ30の外周縁部30a,30aを含む全面が吸着面12aに吸着されたと判断して、吸着枠体13を吸着終了位置(ウ)まで下降させる(図5(F),(G))。
ステップ6:燃料電池用セパレータ30の外周縁部30a,30aを含む全面が吸着面12aに吸着されたと判断して、吸着枠体13を吸着終了位置(ウ)まで下降させる(図5(F),(G))。
ステップ7:所定の時間が経過したか否かを判定し、所定の時間が経過したと判定されればステップ3に戻り、そうでなければステップ8に進んでエラーが生じたことを報知する。
以上の構成からなる一実施形態に係る燃料電池用セパレータの吸着装置によれば、次の効果を得ることができる。
・燃料電池用セパレータの外周縁部に反りが生じていても、その外周縁部の反りを矯正して、燃料電池用セパレータ全面を吸着固定することができる。
従って、例えば燃料電池用セパレータの外周縁部等に接着剤を塗布するときに、図示しない塗布用ノズルと燃料電池用セパレータの対向面とのクリアランスを一定にすることができ、塗布した接着剤層にムラが生じることがない。
・燃料電池用セパレータの外周縁部に反りが生じていても、その外周縁部の反りを矯正して、燃料電池用セパレータ全面を吸着固定することができる。
従って、例えば燃料電池用セパレータの外周縁部等に接着剤を塗布するときに、図示しない塗布用ノズルと燃料電池用セパレータの対向面とのクリアランスを一定にすることができ、塗布した接着剤層にムラが生じることがない。
・燃料電池用セパレータを吸着面に向けて吸引する吸引力により、その燃料電池用セパレータの外周縁部を吸着面に吸着させるための気流を、その外周縁部廻りに生じさせられる吸着動作位置と、上記燃料電池用セパレータの全面が吸着面に吸着される吸着終了位置との間で吸引用枠体を移動させることにより、燃料電池用セパレータの反り量やうねりに対応することができる。
・枠体移動部により、吸着用枠体を燃料電池用セパレータの移動の障害とならない上記吸着終了位置に移動しているので、例えば燃料電池用セパレータの外周縁部等への接着剤の塗布を容易に行うことができる。
・吸着板の吸着面に対して燃料電池用セパレータを位置決めするための位置決め部を有しているので、燃料電池用セパレータの位置決めを確実に行うことができる。これにより、製品品質を安定させることができる。
・位置決め部は、燃料電池用セパレータのマニホールド部を介して吸着面に対して燃料電池用セパレータを位置決めしているので、その位置決めを容易に行うことができる。
・位置決め部は、燃料電池用セパレータのマニホールド部を介して吸着面に対して燃料電池用セパレータを位置決めしているので、その位置決めを容易に行うことができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限るものではなく、次のような変形実施が可能である。
図6を参照して、燃料電池用セパレータ30を吸着面12aに吸着させる他例に係る動作について説明する。図6は、燃料電池用セパレータ30の吸着動作を示すフローチャートである。なお、図6に示す動作において、上記図4において説明したステップと同等のものについては、同一の符号を付して説明を省略し、ここでは、相違するステップについて説明する。
図6を参照して、燃料電池用セパレータ30を吸着面12aに吸着させる他例に係る動作について説明する。図6は、燃料電池用セパレータ30の吸着動作を示すフローチャートである。なお、図6に示す動作において、上記図4において説明したステップと同等のものについては、同一の符号を付して説明を省略し、ここでは、相違するステップについて説明する。
本他例に係る動作を行わせる燃料電池用セパレータの吸着装置は、上記した位置決め部材31a,31c、31d,31f、吸着促進部材31b、31eが、吸着用枠体13と一体に移動する構成としたものである。この場合、ステップ3において、吸着用枠体13を吸着動作位置に移動すると、位置決め部材31a,31c、31d,31f、吸着促進部材31b、31eも吸着用枠体13と一体に昇降移動する。
同じく、ステップ6において、燃料電池用セパレータ30の外周縁部30a,30aを含む全面が吸着面12aに吸着されたと判断して、吸着枠体13を吸着終了位置(ウ)まで下降させると、位置決め部材31a,31c、31d,31f、吸着促進部材31b、31eも一体に下降移動する。
なお、上述した吸着用枠体13に、この吸着用枠体13と燃料電池用セパレータ30の外周縁部との上記間隙βを広狭調整する間隙調整機構を設けた構成にすることができる。
間隙調整機構としては、例えば上記した側板13a〜13dの板厚を二分する内側板と外側板とから形成するとともに、それらを互いに独立させて上下駆動させる構成が考えられる。
間隙調整機構としては、例えば上記した側板13a〜13dの板厚を二分する内側板と外側板とから形成するとともに、それらを互いに独立させて上下駆動させる構成が考えられる。
この構成によれば、燃料電池用セパレータ30の種類,板厚,材質等の形態の相違を勘案して間隙βを適宜広狭調整することにより、その形態の相違に関わらず、燃料電池用セパレータ30の外周縁部30a,30aに生じる気流a,aを容易に強弱調整することができる。
また、燃料電池用セパレータの形態の相違に対応させて、位置決め部を移動可能に支持する位置決め部支持機構を設けた構成にしてもよい。具体的には、燃料電池用セパレータの形態の相違に伴うマニホールド部の位置の変化に応じ、位置決め部を吸着面に沿って移動自在に支持した構成にする。この場合、様々な形態の燃料電池用セパレータに対応することができる。
12 吸着板
12a 吸着面
13 吸着用枠体
14 枠体移動部
20 吸引手段(吸引ポンプ)
30 燃料電池用セパレータ
30a 外周縁部
31a〜31c、31d〜31f 位置決め部
(ア) 吸着動作位置
β 間隙
12a 吸着面
13 吸着用枠体
14 枠体移動部
20 吸引手段(吸引ポンプ)
30 燃料電池用セパレータ
30a 外周縁部
31a〜31c、31d〜31f 位置決め部
(ア) 吸着動作位置
β 間隙
Claims (7)
- 燃料電池用セパレータを吸着固定するための吸着面を有する吸着板と、
上記吸着面に燃料電池用セパレータを吸引するための吸引手段とを備える燃料電池用セパレータの吸着装置において、
上記吸引手段による燃料電池用セパレータの吸着面への吸引力により、その燃料電池用セパレータの外周縁部を吸着面に吸着させるための気流を、その外周縁部廻りに生じさせる吸着用枠体を有することを特徴とする燃料電池用セパレータの吸着装置。 - 吸着用枠体と燃料電池用セパレータの外周縁部との間隙を広狭調整する間隙調整機構を有する請求項1に記載の燃料電池用セパレータの吸着装置。
- 上記燃料電池用セパレータの外周縁部を吸着面に吸着させるための気流をその外周縁部廻りに生じさせられる吸着動作位置に吸着用枠体を移動させる枠体移動部を有している請求項1又は2に記載の燃料電池用セパレータの吸着装置。
- 枠体移動部は、上記吸着用枠体を吸着動作位置から退避させる位置に移動する請求項3に記載の燃料電池用セパレータの吸着装置。
- 吸着板の吸着面に対して燃料電池用セパレータを位置決めするための位置決め部を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃料電池用セパレータの吸着装置。
- 燃料電池用セパレータに、発電用ガスを流出入させるためのマニホールド部が形成されており、
位置決め部は、マニホールド部を介して吸着面に対して燃料電池用セパレータを位置決めする請求項5に記載の燃料電池用セパレータの吸着装置。 - 燃料電池用セパレータの形態の相違に対応させて、位置決め部を移動可能に支持する位置決め部支持機構を有している請求項5又は6に記載の燃料電池用セパレータの吸着装置。
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