JP2014123023A - 発光素子組立体及び投影装置並びに発光素子とレンズの取付方法 - Google Patents

発光素子組立体及び投影装置並びに発光素子とレンズの取付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】発光素子とレンズの組み付けによって焦点合わせ及び光軸合わせがなされるようにする。
【解決手段】発光素子組立体1が、円柱状に設けられたシリンダ部11と、前記本体部11の外周面に設けられたフランジ12と、を有した発光素子10と、発光素子10に取り付けられたレンズ21と、を備える。円状の嵌合凹部22がレンズ21の発光素子10側の面に形成され、本体部11が嵌合凹部22に嵌め込まれている、
ことを特徴とする発光素子組立体
【選択図】図1

Description

本発明は、発光素子組立体及び投影装置並びに発光素子とレンズの取付方法に関する。
特許文献1には、発光素子とレンズを組み付けてなる構造体が開示されている。つまり、レンズがレンズホルダーに組み付けられ、発光素子が光源ホルダーに組み付けられ、スプリングが発光素子を囲うようにしてレンズホルダーと光源ホルダーとの間に挟まれ、三本のネジが光源ホルダーに通されてレンズホルダーに螺合する。これらネジの締め付け具合を調整することによって、レンズの焦点と発光素子との相互的な位置関係を調整することができるとともに、レンズの光軸に対する発光素子の光軸の傾き・ずれ量等を調整することができる。
なお、以下では、レンズの焦点と発光素子との相互的な位置関係が適正に調整されたことを焦点合わせといい、レンズの光軸に対する発光素子の光軸の傾き・ずれ量等が適正に調整されたことを光軸合わせという。
特開2004−341451号公報
しかしながら、従来の技術では、発光素子とレンズの組み付けは、光源ホルダーとレンズホルダー等を介して行わるので、発光素子、光源ホルダー、レンズ(3)、レンズホルダー、スプリング及びネジを組んだだけでは、焦点合わせ及び光軸合わせがなされていない。
また、これらの部品を組んだ後に、ネジを回転させて焦点合わせ及び光軸合わせをする必要があるため、作業工程が増えてしまう。
また、ネジの緩み等によって焦点合わせ及び光軸合わせが解消されてしまい、レンズの焦点と発光素子との相互的な位置関係が不適正になってしまったり、ンズの光軸に対する発光素子の光軸の傾き・ずれ量等が不適正になってしまったりする。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、発光素子とレンズの組み付けによって焦点合わせ及び光軸合わせがなされるようにすることである。
以上の課題を解決するために、本発明に係る発光素子組立体は、半導体発光素子チップを有するシリンダ部と、前記シリンダ部の外周面に設けられたフランジと、を有した発光素子と、前記発光素子に取り付けられたレンズと、を備え、円状の嵌合凹部が前記レンズの前記発光素子側の面に形成され、前記シリンダ部が前記嵌合凹部に嵌め込まれていることを特徴とする。
本発明に係る発光素子組立体は、半導体発光素子チップを有するシリンダ部と、前記シリンダ部の外周面に設けられたフランジと、を有した複数の発光素子と、前記発光素子に取り付けられたレンズアレイと、を備え、複数の屈折面が前記レンズアレイの一方の面に形成され、円状の嵌合凹部が前記屈折面の裏側において前記レンズアレイの他方の面に形成され、前記シリンダ部が前記嵌合凹部にそれぞれ嵌め込まれていることを特徴とする。
本発明に係る取付方法は、半導体発光素子チップを有するシリンダ部と、前記シリンダ部の外周面に設けられたフランジと、を有した発光素子をレンズに取り付ける方法において、前記レンズの前記発光素子側の面に形成された円状の嵌合凹部に前記嵌合凹部を嵌め込むことを特徴とする発光素子とレンズの取付方法である。
本発明によれば、レンズ又はレンズアレイに形成された円形の嵌合凹部に発光素子の円柱状の本体部が嵌め込まれるので、レンズ又はレンズアレイと発光素子との組み付けによってレンズアレイ又はレンズと発光素子の焦点合わせ及び光軸あわせがなされる。
本発明の第1実施形態に係る発光素子組立体の平面図である。 II-II断面図である。 同実施形態の変形例に係る発光素子組立体の断面図である。 同実施形態の変形例に係る発光素子組立体の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る発光素子組立体の断面図である。 本発明の第3実施形態に係る発光素子組立体のレンズアレイの表側の平面図である。 同実施形態に係る発光素子組立体のレンズアレイの裏側の平面図である。 VIII-VIII断面図である。 IX-IX断面図である。 本発明の第4実施形態に係る発光素子組立体のレンズアレイの表側の平面図である。 同実施形態に係る発光素子組立体のレンズアレイの裏側の平面図である。 XII-XII断面図である。 XIII-XIII断面図である。 XIV-XIV断面図である。 本発明の第5実施形態に係る投影装置の側面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されている。そのため、本発明の技術的範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。尚、以下、裏側とは発光素子が配置される側のことを指し、表側とは発光素子が配置される側とは逆側のことを指すものとする。
〔第1の実施の形態〕
図1は、発光素子組立体1の平面図である。図2は、図1に示すII−IIに沿った面を矢印方向に向かって見て示した断面図である。
図1及び図2に示すように、発光素子組立体1は第一ホルダー40、第二ホルダー50、押さえ板60、フレキシブルプリントシート70、ヒートシンク80、複数の発光素子10、複数のコリメータレンズ21及び複数の接着剤層30を備える。なお、図1では、押さえ板60の図示を省略する。
発光素子10は、レーザーダイオード、発光ダイオード(LED)、有機発光ダイオード(有機EL素子)その他の半導体発光素子チップをパッケージしたものである。発光素子10はシリンダ部(本体部)11、フランジ12、リード線13、リード線14及び半導体発光素子チップなどを有する。シリンダ部11が円柱状に設けられている。シリンダ部11がフランジ12上の中央部に設けられ、シリンダ部11がフランジ12の上面から突出し、フランジ12がシリンダ部11の外周面から径方向外方に延出している。半導体発光素子チップはシリンダ部11に内蔵され、半導体発光素子チップから発した光がシリンダ部11の上面11aから外部へ出射する。リード線13,14がシリンダ部11の内部において半導体発光素子チップに接続されている。これらリード線13,14がフランジ12の下端に設けられていて、フランジ12の下面から延び出ている。例えば、リード線13がアノードであり、リード線14がカソードである。
これら発光素子10が第一ホルダー40及び第二ホルダー50に取り付けられている。これら発光素子10が二次元アレイ状、より具体的には格子状に配列されている。
第一ホルダー40、第二ホルダー50及び押さえ板60は平板状の部材であり、より具体的には金属板である。第二ホルダー50の裏側の面が第一ホルダー40の表側の面に向き合った状態で、第二ホルダー50が第一ホルダー40に積み重ねられている。更に、押さえ板60が第二ホルダー50に積み重ねられ、第二ホルダー50が押さえ板60と第一ホルダー40との間に挟まれている。これら第一ホルダー40と第二ホルダー50と押さえ板60がネジ、爪、クリップ等の締結部によって締め付けられている。
第一ホルダー40には複数の取付凹部41、複数の貫通孔42及び複数の帯状凹部43が形成されている。
これら取付凹部41は、第一ホルダー40の表側の面に、発光素子10が配置される側の方向に向かって凹んだ状態に設けられている。これら取付凹部41は、第一ホルダー40の表側の面に沿って二次元アレイ状、より具体的には格子状に配列されている。
複数の貫通孔42が第一ホルダー40の表側の面から裏側の面に貫通している。より具体的には、これら貫通孔42が取付凹部41の底にそれぞれ形成され、これら貫通孔42が取付凹部41の底から第一ホルダー40の裏側の面に貫通している。貫通孔42の直径は取付凹部41の直径よりも長い。
複数の帯状凹部43が第一ホルダー40の裏側の面に、発光素子10が配置される側とは逆側の方向に向かって凹んだ状態に設けられている。これら帯状凹部43が帯状に延びている。より具体的には、帯状凹部43が図1の紙面において横方向(矢印Aの方向)に延在する。これら帯状凹部43が図1の紙面において縦方向(矢印Bの方向)に間隔をおいて互いに平行に設けられている。図1に示す矢印Aの方向に沿って一直線状に配列された複数の取付凹部41を1組のグループとすると、1組のグループにつき1つの帯状凹部43がそのグループの裏側に配置されている。そして、貫通孔42が帯状凹部43の底において開口している。
複数の発光素子10が第一ホルダー40の表側から複数の取付凹部41及び貫通孔42にそれぞれ挿入されている。具体的には、リード線13,14が貫通孔42に挿入され、フランジ12が取付凹部41に嵌め合って、シリンダ部11が取付凹部41から第一ホルダー40の表側に突出している。フランジ12の下面が取付凹部41の底に当接し、フランジ12の外縁が取付凹部41の側壁面に当接している。
リード線13,14が貫通孔42から帯状凹部43に突き出ている。フレキシブルプリントシート70が帯状凹部43に収容されており、そのフレキシブルプリントシート70が帯状凹部43の底に敷設されている。リード線13,14がフレキシブルプリントシート70に半田接合されている。
第二ホルダー50には複数の収容凹部51及び複数の挿入口52が形成されている。
これら収容凹部51は、第二ホルダー40の表側の面に発光素子10が配置される方向に向かって形成されている。そして第二ホルダー50の表側の面に沿って二次元アレイ状、より具体的には格子状に配列されている。
複数の挿入口52が第二ホルダー50の表側の面から裏側の面に貫通している。より具体的には、挿入口52が収容凹部51の底にそれぞれ形成され、これら挿入口52が収容凹部51の底から第二ホルダー50の裏側の面に貫通している。挿入口52の直径は収容凹部51の直径よりも長い。
第二ホルダー50が第一ホルダー40に積み重ねられた状態では、挿入口52が貫通孔42にそれぞれ相対して、挿入口52と貫通孔42が通じている。発光素子10のシリンダ部11が挿入口52にそれぞれ挿入されている。更にシリンダ部11が収容凹部51の底及び挿入口52から収容凹部51に突き出ている。挿入口52の直径が取付凹部41の直径よりも短く、第二ホルダー50の裏側の面と取付凹部41の底との間に発光素子10のフランジ12が挟持されている。
コリメータレンズ21が収容凹部51にそれぞれ収容されている。コリメータレンズ21の直径が収容凹部51の直径よりも短く、コリメータレンズ21の周縁と収容凹部51の内面との間に隙間51aがある。コリメータレンズ21の一方の面が入射側の平面であり、他方の面が出射側の凸面である。コリメータレンズ21の平面には、円形状の嵌合凹部22が発光素子10が配置される側とは逆側に向かって形成されている。発光素子10のシリンダ部11が嵌合凹部22に嵌め込まれており、シリンダ部11の上面11aが嵌合凹部22の奧面22aに当接する。嵌合凹部22の奥面22aは平面であることが好ましい。
嵌合凹部22の直径が発光素子10の本体部11の直径に略等しい。嵌合凹部22が精密加工されており、嵌合凹部22の側壁面22b及び奥面22aからなる壁面と発光素子10のシリンダ部11の側壁面11b及び上面11aからなる壁面とが当接した状態で、発光素子10が嵌合凹部22に嵌め込まれている。つまり、嵌合凹部22の側壁面22bとシリンダ部11の側壁面11bが当接し、嵌合凹部22の奥面22aとシリンダ部11の上面11aが当接している。発光素子10とコリメータレンズ21の相互的な位置関係が精密に設定される。
収容凹部51の底には接着剤層30が形成されており、コリメータレンズ21の平面と収容凹部51との間に接着剤層30が充填され、これによりコリメータレンズ21と収容凹部51の底が接着されている。接着剤層30が嵌合凹部22の外側においてシリンダ部11の外周面にも密着し、これによりシリンダ部11とコリメータレンズ21が接着されている。更に、接着剤層30がシリンダ部11の周囲において貫通孔42に充填されており、これによりシリンダ部11及びフランジ12が第二ホルダー50に接着されている。
押さえ板60には、複数の透孔61が形成されている。これら透孔61は二次元アレイ状、より具体的には格子状に配列されている。押さえ板60が第二ホルダー50に積み重ねられた状態では、透孔61が収容凹部51にそれぞれ相対して、透孔61と収容凹部51が通じている。透孔61の直径は収容凹部51の直径及びコリメータレンズ21の直径よりも短い。コリメータレンズ21の中央部が透孔61内に配置されている。押さえ板60が第二ホルダー50に締め付けられることによって、コリメータレンズ21の周縁部が押さえ板60によって押さえられている。
第一ホルダー40の裏側の面にはヒートシンク80が当接し、ネジ等によってヒートシンク80が第一ホルダー40に締め付けられている。また、ヒートシンク80の裏側には複数のフィン81が発光素子10が配置される側に向けて凸設されている。これらフィン81は図1の紙面において矢印Bの方向に間隔をおいて配列されている。ヒートシンク80が金属材料からなり、ヒートシンク80の熱伝導率が高い。
押さえ板60と接着剤層30のどちらかを省略してもよい(図3及び図4参照)。押さえ板60が設けられていなくても、接着剤層30によってコリメータレンズ21と第二ホルダー50が固定されている(図3参照)。接着剤層30が設けられていなくても、押さえ板60によってコリメータレンズ21と第二ホルダー50が固定されている(図4参照)。
発光素子組立体1の製造方法・組立方法について説明する。
まず、第一ホルダー40、第二ホルダー50、押さえ板60、フレキシブルプリントシート70、ヒートシンク80、複数の発光素子10、複数のコリメータレンズ21及び接着剤を準備する。
次に、フレキシブルプリントシート70を帯状凹部43に収納する。
次に、複数の発光素子10を第一ホルダー40に組み付ける。具体的には、発光素子10のリード線13,14を第一ホルダー40の表側から貫通孔42に挿入し、フランジ12を取付凹部41に嵌め込む。そして、リード線13,14の先端部をフレキシブルプリントシート70に半田接合する。
次に、第二ホルダー50の裏側の面を第一ホルダー40の表側の面に向けて、第二ホルダー50を第一ホルダー40に積み重ねる。この際、挿入口52を貫通孔42に位置合わせして、発光素子10のシリンダ部11を挿入口52にそれぞれ挿入して、シリンダ部11を挿入口52から収容凹部51に突き出す。その後、第二ホルダー50と第一ホルダー40をネジ等によって締め付ける。
次に、コリメータレンズ21の入射側の面を発光素子10のシリンダ部11に向けて、コリメータレンズ21を収容凹部51にそれぞれ収容する。この際、発光素子10のシリンダ部11をコリメータレンズ21の嵌合凹部22に嵌め込み、嵌合凹部22とシリンダ部11の嵌め合いによって発光素子10とコリメータレンズ21の相互的な位置関係を決める。
次に、コリメータレンズ21と発光素子10と第二ホルダー50を接着剤によって接着する。具体的には、コリメータレンズ21の周縁と収容凹部51の内面との間に隙間51aを通じて接着剤を収容凹部51の底に注入する。そうすると、接着剤が収容凹部51の底とコリメータレンズ21との間に流れ込み、更に貫通孔42にも流れ込む。そして、接着剤が硬化して、接着剤層30が形成される。
次に、押さえ板60を第二ホルダー50に積み重ねて、押さえ板60を第二ホルダー50に締め付ける。この際、透孔61をコリメータレンズ21に位置合わせして、コリメータレンズ21の中央部を透孔61内に配置し、透孔61の周囲の部分をコリメータレンズ21の周縁部に押しつける。なお、押さえ板60と第二ホルダー50を第一ホルダー40に共締めしてもよい。
尚、コリメータレンズ21の周縁と収容凹部51の内面との間に隙間51aがあるので、接着剤を入れすぎたとしても、その余った接着剤は隙間51aに流れ込むこととなり、コリメータレンズ21の嵌合凹部22と発光素子10との間など、流入して欲しくない場所に接着剤が入り込むことを抑制することができる。
次に、ヒートシンク80を第一ホルダー40の裏側の面に取り付ける。
本実施形態によれば次のような作用効果を奏する。
(1) 発光素子10のシリンダ部11がコリメータレンズ21の嵌合凹部22に嵌め込まれることによって、発光素子10がコリメータレンズ21に直接組み付けられている。コリメータレンズ21と発光素子10の組み付けによって、コリメータレンズ21と発光素子10の焦点合わせや光軸合わせがなされる。
(2) 仮にコリメータレンズ21と発光素子10とを夫々異なる部材に実装した場合には、異なる部材間の接合部のクリアランス又は各部材の加工精度によっては正確にコリメータレンズ10と発光素子10との光軸を合わせることが困難であった。それに対して、本発明の実施形態では、発光素子10がコリメータレンズ21に直接組み付けられているので、異なる部材間の接合クリアランスや各部材の加工精度については憂慮する必要なく、正確にコリメータレンズ21と発光素子10との焦点合わせや光軸合わせができる。
(3) コリメータレンズ21が発光素子10に接着されているので(図2及び図3参照)、衝撃等によってコリメータレンズ21と発光素子10の焦点合わせや光軸合わせが解消されることがない。
(4) 発光素子10がコリメータレンズ21及び第二ホルダー50に接着されているから(図2及び図3参照)、発光素子10を取り外すことができない。よって、発光素子組立体1の分解防止に寄与する。
(5) 収容凹部51の直径がコリメータレンズ21の直径よりも長いので、収容凹部51の底に接着剤を注入することができ、コリメータレンズ21と発光素子10と第二ホルダー50とを接着剤によって接着することができる。
(6) 発光素子10及びコリメータレンズ21が第二ホルダー50に接着されていれば、押さえ板60を設けずともコリメータレンズ21及び発光素子10を固定することができる(図3参照)。よって、部品点数の削減を図ることができる。
(7) コリメータレンズ21が押さえ板60によって固定されていれば、接着剤を設けずともコリメータレンズ21及び発光素子10を固定することができる(図4参照)。
(8) 発光素子10がホルダー40,50に接し、第一ホルダー40がヒートシンク80に接しているから、発光素子10の熱を効率よく放熱することができる。
〔第2の実施の形態〕
図5は、発光素子組立体101の断面図である。図5は、図2に対応する断面図である。
発光素子組立体101はホルダー140、フレキシブルプリントシート170、ヒートシンク180、複数の発光素子110、複数のコリメータレンズ121及び複数の接着剤層130を備える。
ホルダー140は第1実施形態における第一ホルダー40と同じものである。ホルダー140と第一ホルダー40が同様に構成され、ホルダー140には複数の取付凹部141、複数の貫通孔142及び複数の帯状凹部143が形成されている。
フレキシブルプリントシート170は第1実施形態におけるフレキシブルプリントシート70と同じものである。フレキシブルプリントシート170が帯状凹部143に収容されている。
ヒートシンク180が第1実施形態におけるヒートシンク80と同じものであり、ヒートシンク180の裏側にフィン181が、発光素子110が配置される側に向けて凸設されている。ヒートシンク180がネジ等によってホルダー140に取り付けられている。
発光素子110は第1実施形態における発光素子10と同じものである。発光素子110と発光素子10が同様に構成され、発光素子110がシリンダ部111、フランジ112及びリード線113,114を有する。リード線113,114が貫通孔142に挿入され、リード線113,114がフレキシブルプリントシート170に半田接合されている。フランジ112が取付凹部141に嵌め合い、シリンダ部111が取付凹部141からホルダー140の表側に突出している。
コリメータレンズ121が第1実施形態におけるコリメータレンズ21と同じものである。コリメータレンズ121とコリメータレンズ21と同様に構成され、コリメータレンズ121の入射側の面に嵌合凹部122が形成されている。発光素子110のシリンダ部111が嵌合凹部122に嵌め込まれている。嵌合凹部122が精密加工されており、嵌合凹部22の側壁面22bとシリンダ部11の側壁面11bが当接し、嵌合凹部22の奥面22aとシリンダ部11の上面11aが当接している。そのため、発光素子110とコリメータレンズ121の相互的な位置関係が決められている。
接着剤層130がコリメータレンズ121の入射側平面とフランジ112との間に充填されおり、コリメータレンズ121とフランジ112が接着剤層130によって固着されている。
接着剤層130がフランジ112からはみ出て、フランジ112及び取付凹部141の周囲においてホルダー140の表側の面に結合する。接着剤層130によってフランジ112とホルダー140が固着されている。
発光素子組立体101の製造方法について説明する。
まず、ホルダー140、フレキシブルプリントシート170、ヒートシンク180、複数の発光素子110、複数のコリメータレンズ121及び接着剤を準備する。
次に、フレキシブルプリントシート170を帯状凹部143に収納する。
次に、複数の発光素子110をホルダー140に組み付ける。具体的には、発光素子110のリード線113,114をホルダー140の表側から貫通孔142に挿入し、フランジ112を取付凹部141に嵌め込む。そして、リード線113,114の先端部をフレキシブルプリントシート170に半田接合する。
次に、コリメータレンズ121の入射側の面を発光素子110のシリンダ部111に向けて、コリメータレンズ121を発光素子110に組み付ける。つまり、発光素子110のシリンダ部111をコリメータレンズ121の嵌合凹部122に嵌め込み、嵌合凹部122とシリンダ部111の嵌め合いによって発光素子110とコリメータレンズ121の相互的な位置関係を決める。
次に、コリメータレンズ121と発光素子110とホルダー140を接着剤によって接着する。具体的には、フランジ112とコリメータレンズ121との間の隙間に接着剤を充填するとともに、その接着剤をフランジ112からホルダー140の表側の面にはみ出させる。そして、接着剤が硬化して、接着剤層130が形成される。
次に、ヒートシンク180をホルダー140の裏側の面に取り付ける。
本実施形態によれば次のような作用効果を奏する。
(1) 発光素子110のシリンダ部111がコリメータレンズ121の嵌合凹部122に嵌め込まれることによって、コリメータレンズ121と発光素子110の焦点合わせや光軸合わせがなされる。
(2) 仮にコリメータレンズ121と発光素子110とを夫々異なる部材に実装した場合には、異なる部材間の接合部のクリアランス又は各部材の加工精度によっては正確にコリメータレンズ121と発光素子110との光軸を合わせることが困難であった。それに対して、本発明の実施形態では、発光素子110がコリメータレンズ121に直接組み付けられているので、異なる部材間の接合クリアランスや各部材の加工精度については憂慮する必要なく、正確にコリメータレンズ121と発光素子110との焦点合わせや光軸合わせができる。
(3) コリメータレンズ221と発光素子210とホルダー240に接着されているので、衝撃等によってコリメータレンズ221と発光素子210の焦点合わせや光軸合わせが解消されることがない。また、発光素子210をコリメータレンズ221及びホルダー240から取り外すこともできない。また、第1実施形態の場合と比較して、押さえ板60及び第二ホルダー50に対応する部材が設けずとも済み、部品点数の削減を図ることができる。
〔第3の実施の形態〕
図6は、発光素子組立体201のレンズアレイ220の表側の平面図である。図7は、レンズアレイ220の裏側の平面図である。図8は、図7に示すVIII−VIIIに沿った面を矢印方向に向かって見て示した発光素子組立体201の断面図である。図9は、図6に示すIX−IXに沿った面を矢印方向に向かって見て示した発光素子組立体201の断面図である。
図6〜図9に示すように、発光素子組立体201はホルダー240、押さえ板260、フレキシブルプリントシート270、ヒートシンク280、レンズアレイ220及び複数の発光素子210を備える。
第1実施形態における第一ホルダー40と同様に、ホルダー240には複数の取付凹部241、複数の貫通孔242及び複数の帯状凹部243が形成されている。また、ホルダー240の表側の面には枠状凸部244が形成されている。この枠状凸部244がホルダー240の表側の面から突出するように設けられている。この枠状凸部244は枠状に設けられている。枠状凸部244の内側において複数の貫通孔242が配列されている。
フレキシブルプリントシート270は第1実施形態におけるフレキシブルプリントシート70と同じものである。フレキシブルプリントシート270が帯状凹部243に収容されている。
ヒートシンク280が第1実施形態におけるヒートシンク80と同じものであり、ヒートシンク280の裏側にフィン281が発光素子210が配置される側に向けて凸設されている。ヒートシンク280がネジ等によってホルダー240に取り付けられている。
発光素子210は第1実施形態における発光素子10と同じものである。発光素子210と発光素子10が同様に構成され、発光素子210がシリンダ部211、フランジ212及びリード線213,214を有する。リード線213,214が貫通孔242に挿入され、リード線213,214がフレキシブルプリントシート270に半田接合されている。フランジ212が取付凹部241に嵌め合い、シリンダ部211が取付凹部241から第一ホルダー240の表側に突出している。
レンズアレイ220が板状に設けられている。レンズアレイ220の表側の面に複数の凸面(屈折面)223が形成され、レンズアレイ220の裏側の面に複数の嵌合凹部222が発光素子210が配置される側とは逆側に向かって形成されている。これら凸面223がレンズアレイ220の表側の面に沿って二次元アレイ状、具体的にはマトリクス状に配列されている。複数の嵌合凹部222がレンズアレイ220の裏側の面に沿って二次元アレイ状、具体的にはマトリクス状に配列されている。嵌合凹部222が凸面223の真裏に配置されており、レンズアレイ220の裏側又は表側に対して正対して見ると嵌合凹部222が凸面223に重なっている。凸面223がコリメータレンズ221の出射側の面に相当する。つまり、このレンズアレイ220は複数のコリメータレンズ221及び連結部224を有し、これらコリメータレンズ221が二次元アレイ状(例えば、マトリクス状)に配列され、連結部224がこれらコリメータレンズ221の間を埋めるように設けられている。複数のコリメータレンズ221と連結部224が一体成形されており、これらコリメータレンズ221が連結部224によって連結されている。
レンズアレイ220の裏側の面がホルダー240の表側の面に向けられた状態で、レンズアレイ220が枠状凸部244の内側に収容されている。発光素子210のシリンダ部211が嵌合凹部222にそれぞれ嵌め込まれており、シリンダ部211の上面211aが嵌合凹部222の奧面222aに当接する。嵌合凹部222の直径が本体部211の直径に等しい。つまり、嵌合凹部222の直径が発光素子10の本体部11の直径に完全に等しいか、ほぼ等しい。
嵌合凹部222が精密加工されており、嵌合凹部222の側壁面222b及び奥面222aから成る壁面と発光素子210のシリンダ部211の側壁面211b及び上面211aからなる壁面とが当接した状態で、発光素子210が嵌合凹部222に嵌め込まれ位置合わせされ、発光素子210とレンズアレイ220の相互的な位置関係が精密に設定される。
押さえ板260が第1実施形態における押さえ板60と同じものである。押さえ板260と押さえ板60が同様に構成され、複数の透孔261が押さえ板260に形成されている。押さえ板260は枠状凸部244の内側を閉塞するようにして枠状凸部244上に載置されている。そして、押さえ板260がネジ等によって枠状凸部244に固定されている。ここで、凸面223(コリメータレンズ221)が透孔261内に配置されている。押さえ板260が枠状凸部244に締結されることによって、押さえ板260がこれら凸面223の間の部分(連結部224)及び凸面223の周縁部に押しつけられ、レンズアレイ220が押さえ板260によって押さえられている。
ヒートシンク280が第1実施形態におけるヒートシンク80と同じものであり、ヒートシンク280の裏側にフィン281が凸設されている。ヒートシンク280がネジ等によってホルダー240の裏側の面に取り付けられている。
発光素子組立体201の製造方法について説明する。
まず、ホルダー240、押さえ板260、フレキシブルプリントシート270、ヒートシンク280、レンズアレイ220及び複数の発光素子210を準備する。
次に、複数の発光素子210をレンズアレイ220に組み付ける。つまり、発光素子210のシリンダ部211を嵌合凹部222にそれぞれ嵌め込み、嵌合凹部222とシリンダ部211の嵌め合いによって発光素子210とコリメータレンズ221の相互的な位置関係を決める。
レンズアレイ220の裏側の面をホルダー240の表側の面に向けて、発光素子210を取付凹部241及び貫通孔242に位置合わせしながらレンズアレイ220を枠状凸部244の内側に収容する。この際、発光素子210のリード線213,114をホルダー240の表側から貫通孔242に挿入し、フランジ212を取付凹部241に嵌め込む。ここでは、フランジ212が取付凹部241に嵌まるように、取付凹部241の大きさに余裕があってフランジ212の直径がフランジ212の直径よりも僅かに長い。
次に、押さえ板260をレンズアレイ220に積み重ねる。この際、押さえ板260の透孔261を凸面223(コリメータレンズ221)に位置合わせして、凸面223(コリメータレンズ221)を透孔261内に配置する。そして、押さえ板260をネジ等によって枠状凸部244に締め付け、押さえ板260によってレンズアレイ220を発光素子210側へ押し付ける。
次に、フレキシブルプリントシート270を帯状凹部243に収納する。そして、リード線213,214の先端部をフレキシブルプリントシート270に半田接合する。
次に、ヒートシンク280をホルダー240の裏側の面に取り付ける。
本実施形態によれば次のような作用効果を奏する。
(1) 発光素子210のシリンダ部211がレンズアレイ220の嵌合凹部222にそれぞれ嵌め込まれることによって、コリメータレンズ221と発光素子210の焦点合わせや光軸合わせがなされる。
(2) 仮にレンズアレイ220と発光素子210とを夫々異なる部材に実装した場合には、異なる部材間の接合部のクリアランス又は各部材の加工精度によっては正確にレンズアレイ220と発光素子210との光軸を合わせることが困難であった。それに対して、本発明の実施形態では、発光素子210がレンズアレイ220に直接組み付けられているので、異なる部材間の接合クリアランスや各部材の加工精度については憂慮する必要なく、正確にレンズアレイ220と発光素子210との焦点合わせや光軸合わせができる。
(3) 押さえ板260がホルダー240に組み付けられるから、第1実施形態の場合と比較して、第二ホルダー50に対応する部材が設けずとも済み、部品点数の削減を図ることができる。
(4) 複数の発光素子210をレンズアレイ220に組み付けた後に、これらレンズアレイ220と発光素子210のユニットをホルダー240に組み付けた。そのため、何れのシリンダ部211の直径が嵌合凹部222に等しくても、これら全てのシリンダ部211を嵌合凹部222に嵌め込むことができる。
〔第4の実施の形態〕
図10は、発光素子組立体301のレンズアレイ320の表側の平面図である。図11は、レンズアレイ320の裏側の平面図である。図12は、図10に示すXII−XIIに沿った面を矢印方向に向かって見て示した発光素子組立体301の断面図である。図13は、図10に示すXIII−XIIIに沿った面を矢印方向に向かって見て示した発光素子組立体301の断面図である。図14は、図10に示すXIV−XIVに沿った面を矢印方向に向かって見て示した発光素子組立体301の断面図である。
図10〜図14に示すように、発光素子組立体301はホルダー240、押さえ板360、フレキシブルプリントシート370、ヒートシンク380、レンズアレイ320及び複数の発光素子310を備える。
ホルダー340は第3実施形態におけるホルダー240と同じものである。ホルダー340とホルダー240が同様に構成され、ホルダー340には複数の取付凹部341、複数の貫通孔342、複数の帯状凹部343及び枠状凸部(枠状凸部244に対応するもの)が形成されている。
フレキシブルプリントシート370は第3実施形態におけるフレキシブルプリントシート270と同じものである。フレキシブルプリントシート370が帯状凹部343に収容されている。
ヒートシンク380が第3実施形態におけるヒートシンク280と同じものであり、ヒートシンク380の裏側にフィン381が発光素子310が配置される側に向けて凸設されている。ヒートシンク380がネジ等によってホルダー340に取り付けられている。
発光素子310は第3実施形態における発光素子210と同じものである。発光素子310と発光素子210が同様に構成され、発光素子310がシリンダ部311、フランジ312及びリード線313,314を有する。リード線313,314が貫通孔342に挿入され、リード線313,314がフレキシブルプリントシート370に半田接合されている。フランジ312が取付凹部241に嵌め合い、シリンダ部311が取付凹部341からホルダー340の表側に突出している。
レンズアレイ320が板状に設けられている。レンズアレイ320の表側の面に複数の凸面(屈折面)323が形成され、レンズアレイ320の裏側の面に複数の凹部322が形成されている。これら凸面323がレンズアレイ320の表側の面に沿って二次元アレイ状、具体的にはマトリクス状に配列されている。複数の凹部322がレンズアレイ320の裏側の面に沿って二次元アレイ状、具体的にはマトリクス状に配列されている。凹部322が凸面323の真裏に配置されており、レンズアレイ320の裏側又は表側に対して正対して見ると凹部322が凸面323に重なっている。凸面323がコリメータレンズ321の出射側の面に相当する。つまり、このレンズアレイ320は複数のコリメータレンズ321及び連結部324を有し、これらコリメータレンズ321が二次元アレイ状(例えば、マトリクス状)に配列され、連結部324がこれらコリメータレンズ321の間を埋めるように設けられている。複数のコリメータレンズ321と連結部324とが一体成形されており、これらコリメータレンズ321が連結部324によって連結されている。
これらの凹部322は一の嵌合凹部322Aと、一の長溝322Bと、複数の遊嵌凹部322Cとに分類される。遊嵌凹部322Cの直径が嵌合凹部322Aの直径よりも長い。長溝322Bは嵌合凹部322Aの中心を通る径方向に延在し、その径方向に沿った長溝322Bの長さは嵌合凹部322Aの直径よりも長く、その径方向に直交する方向に沿った長溝322Bの幅が嵌合凹部322Aの直径に略等しい。なお、長溝322Bの数が複数であってもよいが、これら長溝322Bと嵌合凹部322Aが一直線状に配列され、嵌合凹部322Aの中心を通る径方向に沿った長溝322Bの長さが嵌合凹部322Aの直径よりも長く、その径方向に直交する方向に沿った長溝322Bの幅が嵌合凹部322Aの直径に等しい。
レンズアレイ320の裏側の面がホルダー340の表側の面に向けられた状態で、レンズアレイ320がホルダー340の枠状凸部(枠状凸部244に対応する部分)の内側に収容されている。発光素子310のシリンダ部311が凹部322にそれぞれ差し込まれており、シリンダ部311の上面311aが凹部322の奧面に当接する。
ここで、凹部322のうち嵌合凹部322Aには、発光素子310のシリンダ部311が嵌め込まれている。シリンダ部311の直径と嵌合凹部322Aの直径が略等しい。
即ち、嵌合凹部322Aが精密加工されており、嵌合凹部322Aの側壁面322Ab及び奥面322Aaからなる壁面と発光素子310のシリンダ部311の側壁面311b及び上面311aからなる壁面とが当接した状態で、発光素子310のシリンダ部311が嵌合凹部322Aに嵌め込まれ位置合わせされ、嵌合凹部322Aの中心を通る径方向に沿った発光素子310とレンズアレイ320の相互的な位置関係が精密に設定される。
凹部322のうち長溝322Bには、シリンダ部311が嵌合凹部322Aの中心を通る径方向に沿った遊びをもって差し込まれている。また、嵌合凹部322Aの中心を通る径方向に直交する方向のシリンダ部311の動きは長溝322bによって拘束・規制されている。嵌合凹部322Aの中心を通る径方向に沿った長溝322Bの長さがシリンダ部311の直径よりも長く、その径方向に直交する方向に沿った長溝322Bの幅がシリンダ部311の直径に等しい。
凹部322のうち遊嵌凹部322Cには、シリンダ部311が遊びをもって差し込まれている。遊嵌凹部322Cの直径はシリンダ部311の直径よりも長い。
押さえ板360は第3実施形態における押さえ板260と同じものである。押さえ板360と押さえ板260が同様に構成され、押さえ板360には複数の透孔361が形成されている。押さえ板360がネジ等によってホルダー340の枠状凸部に締め付けられ、凸面323の間の部分(連結部324)及び凸面323の周縁部に押さえ板360によって押さえられている。
ヒートシンク380が第3実施形態におけるヒートシンク280と同じものであり、ヒートシンク380の裏側にフィン381が凸設されている。ヒートシンク380がネジ等によってホルダー340の裏側の面に取り付けられている。
発光素子組立体301の製造方法について説明する。
まず、ホルダー340、押さえ板360、フレキシブルプリントシート370、ヒートシンク380、レンズアレイ320及び複数の発光素子310を準備する。
次に、複数の発光素子310をホルダー340に組み付ける。具体的には、発光素子310のリード線313,314をホルダー340の表側から貫通孔342に挿入し、フランジ312を取付凹部341に嵌め込む。
次に、レンズアレイ320の裏側の面をホルダー340の表側の面に向けて、発光素子310を凹部322に位置合わせしながらレンズアレイ320を枠状凸部の内側に収容する。この際、発光素子310のシリンダ部311を嵌合凹部322Aに嵌め込むとともに、別の発光素子310のシリンダ部311を長溝322Bに差し込み、残りの発光素子310のシリンダ部311を遊嵌凹部322Cに遊びをもって差し込む。
発光素子310のシリンダ部311が嵌合凹部322Aに嵌め込まれることによって、シリンダ部311の中心を通った径方向に沿ったレンズアレイ320の位置が決まる。
長溝322Bが嵌合凹部322Aの中心を通る径方向に延在しているから、シリンダ部311と嵌合凹部322Aのはめあい公差が狭くても、別の発光素子310のシリンダ部311を長溝322Bに差し込むことができる。発光素子310のシリンダ部311が長溝322Bに差し込まれることによって、シリンダ部311を中心とした周方向に沿ったレンズアレイ320の位置が決まる。
シリンダ部311と嵌合凹部322Aのはめあい公差が狭くても、遊嵌凹部322Cの直径が残りのシリンダ部311の直径よりも長いので、遊嵌凹部322Cを残りのシリンダ部311にそれぞれ差し込むことができる。
次に、フレキシブルプリントシート370を帯状凹部343に収納し、リード線313,314の先端部をフレキシブルプリントシート370に半田接合する。この工程は、レンズアレイ320を枠状凸部の内側に収容して発光素子310のシリンダ部311を凹部322にそれぞれ差し込む工程の前に行ってもよい。
次に、押さえ板360をレンズアレイ320に積み重ねる。この際、押さえ板360の透孔361を凸面323(コリメータレンズ321)に位置合わせして、凸面323(コリメータレンズ321)を透孔361内に配置する。そして、押さえ板360をネジ等によってホルダー340の枠状凸部に締め付け、押さえ板360によってレンズアレイ320を発光素子310側へ押し付ける。
次に、ヒートシンク380をホルダー340の裏側の面に取り付ける。
本実施形態によれば次のような作用効果を奏する。
(1) 発光素子310のシリンダ部311がレンズアレイ320の嵌合凹部322Aに嵌め込まれることによって、その嵌合凹部322Aが形成されたコリメータレンズ321とその発光素子310の焦点合わせや光軸合わせがなされる。
(2) 仮にレンズアレイ320と発光素子310とを夫々異なる部材に実装した場合には、異なる部材間の接合部のクリアランス又は各部材の加工精度によっては正確にレンズアレイ320と発光素子310との光軸を合わせることが困難であった。それに対して、本発明の実施形態では、発光素子310がレンズアレイ320に直接組み付けられているので、異なる部材間の接合クリアランスや各部材の加工精度については憂慮する必要なく、正確にレンズアレイ320と発光素子310との焦点合わせや光軸合わせができる。
(3) 押さえ板360がホルダー340に組み付けられるから、第1実施形態の場合と比較して、第二ホルダー50に対応する部材が設けずとも済み、部品点数の削減を図ることができる。
(4) 発光素子310のシリンダ部311が遊嵌凹部322Cに遊嵌されるから、これら発光素子310をホルダー240に組み付けた後であっても、複数の発光素子310をレンズアレイ320に組み付けることができる。嵌合凹部322A及び長溝322Bによって、嵌合凹部322Aに嵌め込まれたシリンダ部311を中心とした径方向及び周方向のレンズアレイ320の位置を決めることができる。
〔第5の実施の形態〕
第1実施形態の発光素子組立体1、第2実施形態の発光素子組立体101、第3実施形態の発光素子組立体201又は第4実施形態の発光素子組立体301を用いた投影装置について説明する。
図15は、第1実施形態の発光素子組立体1を利用した投影装置500の図面である。
図15に示すように、この投影装置500は、照明装置(シーケンシャルカラー発生装置、時分割光発生装置)501、光源側光学系502、表示素子503及び投影光学系504等を備える。
照明装置501は、出射光を赤色光、緑色光及び青色光に時間で分割するものである。具体的には、照明装置501は、赤色光、緑色光及び青色光を順次繰り返し出射するものである。
照明装置501は、発光素子組立体1、収束光学系530、励起光変換装置540、光源550、光源560及び光路合成光学系570を備える。
発光素子組立体1の複数の発光素子10にはレーザーダイオードパッケージが用いられている。発光素子10は、蛍光体(後述する蛍光体ホイール541に設けられている。)を励起させる波長帯域の励起光線を発する。これら発光素子10の光軸が互いに平行であり、これら発光素子10によって発せられる励起光線が互いに平行である。これら発光素子10によって発せられた励起光線の束を励起ビームという。なお、発光素子組立体1を第2実施形態の発光素子組立体101、第3実施形態の発光素子組立体201又は第4実施形態の発光素子組立体301の何れかに代えてもよい。
コリメータレンズ21の光軸が発光素子10の光軸に揃っているか、或いは、コリメータレンズ21の光軸が発光素子10の光軸からずれている。コリメータレンズ21の光軸が発光素子10の光軸に揃っていれば、コリメータレンズ21を通過した励起光線が互いに平行である。従って、コリメータレンズ21の通過後の励起ビームは平行光である。
コリメータレンズ21の光軸が発光素子10の光軸からずれている場合、コリメータレンズ21と発光素子10の組の配置位置がより周辺になるにつれて、両者の光軸のずれ量がより大きくなる。そのため、コリメータレンズ21を通過した励起光線が中心(励起ビームの光軸)に偏向し、コリメータレンズ21通過後の励起ビームは収束光である。
収束光学系530は、コリメータレンズ21を通過した励起ビームを収束することによって励起光のスポットを後述の蛍光体ホイール541に形成する。収束光学系530はレンズ531、レンズ群532及びレンズ群533から構成されている。レンズ531、レンズ群532及びレンズ群533はこれらの光軸が一直線状に揃うように配列されている。更に、レンズ531、レンズ群532及びレンズ群533はコリメータレンズ21通過後の励起ビームの光軸に揃っている。
励起光変換装置540は、収束光学系530によって収束された励起ビームを蛍光に変換し、励起光のスポットを蛍光光源像に変換する。励起光変換装置540は、蛍光体ホイール541及びスピンドルモーター542を有する。蛍光体ホイール541には蛍光体が設けられている。蛍光体ホイール541が収束光学系530の光軸に直交する。スピンドルモーター542が蛍光体ホイール541に連結されており、蛍光体ホイール541がスピンドルモーター542によって回転される。
光源550及び光源560は半導体発光素子であり、より具体的には発光ダイオードである。光源550により発生される光、光源560により発せられる光及び蛍光体ホイール541により発せられる蛍光は色が互いに異なる。発光素子10によって発せられる光と光源550により発生される光は同色である。具体的には、光源550により発せられる光及び発光素子10により発せられる光は青色光であり、光源560により発せられる光は赤色光であり、蛍光体ホイール541により発せられる蛍光は緑色光である。
光源550が高速で点滅し、その点滅周期が短く、光源550の点滅が肉眼で識別できない。光源560及び発光素子10についても同様である。ここで、光源550、光源560及び発光素子10が順次繰り返し点灯し、光源550の点灯期間と光源560の点灯期間と発光素子10の点灯期間がずれている。
光源550の光軸がレンズ群532とレンズ群533との間においてレンズ531、レンズ群532及びレンズ群533に直交する。光源560の光軸が光源550の光軸に直交する。光源560の光軸がレンズ531、レンズ群532及びレンズ群533の光軸に対して平行であり、発光素子10によって発せられる励起光の進行方向と光源560により発せられる光の進行方向が逆である。
光路合成光学系570は、光源550により発せられた青色光の光軸、蛍光体ホイール541により発せられた緑色蛍光の光軸及び光源560により発せられた赤色光の光軸を一つに合成して、これらの赤色光、緑色蛍光及び青色光を同一の経路に沿って出射する。光路合成光学系570は、レンズ群571、第一ダイクロイックミラー572、レンズ573、第二ダイクロイックミラー574、レンズ群575、レンズ576、ミラー577及びレンズ578を有する。
レンズ群571が光源550に対向する。レンズ573が光源550との間にレンズ群571を置いて光源550に対向する。レンズ群571、レンズ573及び光源550はこれらの光軸が一直線状に揃うように配列されている。レンズ群571及びレンズ573の光軸がレンズ群532及びレンズ群533の光軸に直交する。
第一ダイクロイックミラー572は、レンズ群571とレンズ573との間に配置されているとともに、レンズ群532とレンズ群533との間に配置されている。第一ダイクロイックミラー572は、レンズ群532,533の光軸に対して45°で斜交するとともに、レンズ群571及びレンズ573の光軸に対して45°で斜交する。第一ダイクロイックミラー572は、緑色光を反射させ、青色光を透過させる。具体的には、第一ダイクロイックミラー572は、光源550により発せられた青色光をレンズ573に向けて透過させる。更に、第一ダイクロイックミラー572は、発光素子10により発せられた青色の励起ビーム(青色の励起光線の束)を蛍光体ホイール541に向けて透過させる。更に、第一ダイクロイックミラー572は、蛍光体ホイール541により発せられた緑色蛍光をレンズ573に向けて反射させる。これにより、蛍光体ホイール541により発せられた緑色蛍光の光軸と光源550により発せられた青色光の光軸が、第一ダイクロイックミラー572よりもレンズ573側において合成されて、その青色光とその緑色蛍光が同一の経路を進行する。
レンズ群575は光源560に対向する。レンズ群575及び光源560はこれらの光軸が一直線状に揃うように配列されている。レンズ群575及び光源560の光軸はレンズ573に関して光源550及び第一ダイクロイックミラー572の反対側でレンズ群571及びレンズ573の光軸に対して直交する。
第二ダイクロイックミラー574はレンズ群575の光軸とレンズ群571及びレンズ573の光軸との交差部に配置されている。第二ダイクロイックミラー574と第一ダイクロイックミラー572は互いに平行となるように配置されている。第二ダイクロイックミラー574は、レンズ群575の光軸に対して45°で斜交するとともに、レンズ群571及びレンズ573の光軸に対して45°で斜交する。第二ダイクロイックミラー574は、赤色光を反射させ、緑色光及び青色光を透過させる。具体的には、第二ダイクロイックミラー574は、レンズ573を通過した青色光(光源550により発せられた青色光)をレンズ576に向けて透過させる。更に、第二ダイクロイックミラー574は、レンズ573を通過した緑色蛍光(蛍光体ホイール541により発せられた緑色蛍光)をレンズ576に向けて透過させる。更に、第二ダイクロイックミラー574は、光源560により発せられた赤色光(レンズ群575を通過した赤色光)をレンズ576に向けて反射させる。これにより、蛍光体ホイール541により発せられた緑色蛍光の光軸と光源550により発せられた青色光の光軸と光源560により発せられた赤色光が、第二ダイクロイックミラー574よりもレンズ576側において合成されて、その青色光とその緑色蛍光とその赤色光が同一の経路を進行する。
レンズ576はレンズ573との間に第二ダイクロイックミラー574を置いてレンズ573に対向する。レンズ576及びレンズ573はこれらの光軸が一直線状に揃うように配列されている。
ミラー577は第二ダイクロイックミラー574との間にレンズ576を置いて第二ダイクロイックミラー574に対向する。ミラー577と第二ダイクロイックミラー574は互いに平行となるように配置されている。
レンズ578の光軸はレンズ576に関して第二ダイクロイックミラー574の反対側でレンズ576、レンズ573及びレンズ群571の光軸に対して直交する。
ミラー577がレンズ578の光軸の光軸とレンズ576、レンズ573及びレンズ群571の光軸との交差部に配置されている。ミラー577は、レンズ576、レンズ573及びレンズ群571の光軸に対して45°で斜交するとともに、レンズ578の光軸に対して45°で斜交する。
光源550によって発せられた青色光は、レンズ群571によって集光され、次いで第一ダイクロイックミラー572を通過し、次いでレンズ573によって集光され、次いで第二ダイクロイックミラー574を通過し、次いでレンズ576によって集光され、次いでミラー577によって反射され、次いでレンズ578によって集光される。これにより、照明装置501から青色光が出射されて、光源550の光源像がレンズ群571、第一ダイクロイックミラー572、レンズ573、第二ダイクロイックミラー574、レンズ576、ミラー577及びレンズ578によって所定の面(詳細には導光装置502aの入射面)に投影される。
蛍光体ホイール541から発せられた緑色蛍光は、レンズ群533によって集光され、次いで第一ダイクロイックミラー572によって反射され、次いでレンズ573によって集光され、次いで第二ダイクロイックミラー574を通過し、次いでレンズ576によって集光され、次いでミラー577によって反射され、次いでレンズ578によって集光される。これにより、照明装置501から緑色蛍光が出射されて、蛍光体ホイール541の蛍光体に形成された蛍光の光源像がレンズ群533、第一ダイクロイックミラー572、レンズ573、第二ダイクロイックミラー574、レンズ576、ミラー577及びレンズ578によって所定の面(詳細には導光装置502aの入射面)に投影される。
光源560によって発せられた赤色光は、レンズ群575によって集光され、次いで第二ダイクロイックミラー574によって反射され、次いでレンズ576によって集光され、次いでミラー577によって反射され、次いでレンズ578によって集光される。これにより、照明装置501から赤色光が出射されて、光源560の光源像がレンズ群575、第二ダイクロイックミラー574、レンズ576、ミラー577及びレンズ578によって所定の面(詳細には導光装置502aの入射面)に投影される。
なお、光源550が赤色光を発生させ、光源560が青色光を発生させてもよい。その場合、第一ダイクロイックミラー572が赤色光及び青色光を反射させ、緑色光を通過させる。更に第二ダイクロイックミラー574が青色光を反射させ、赤色光及び青色光を通過させる。
光源側光学系502は、照明装置501から出射された赤色光、緑色蛍光及び青色光を表示素子503に投射する。光源側光学系502は、導光装置502a、レンズ502b、光軸変換ミラー502c、レンズ群502d、照射ミラー502e及びフィールドレンズ502fを有する。このうちフィールドレンズ502fは光源側光学系502と投影光学系504に兼用される。
導光装置502aはライトトンネル又はライトロッドである。導光装置502aは、照明装置501によってされた赤色光、緑色蛍光及び青色光を入射面で取り込み、その取り込んだ赤色光、緑色蛍光及び青色光を側面で複数回反射又は全反射させることで、赤色光、緑色蛍光及び青色光を均一な強度分布の光束にする。レンズ502bは、導光装置502aによって導光された赤色光、緑色蛍光及び青色光を光軸変換ミラー502cに向けて投射するとともに、集光する。光軸変換ミラー502cは、レンズ502bによって投射された赤色光、緑色蛍光及び青色光をレンズ群502dに向けて反射させる。レンズ群502dは、光軸変換ミラー502cによって反射された赤色光、緑色蛍光及び青色光を照射ミラー502eに向けて投射するとともに、集光する。照射ミラー502eは、レンズ群502dによって投射された光を表示素子503に向けて反射させる。フィールドレンズ502fは、照射ミラー502eによって反射された光を表示素子503へ投射する。
表示素子503は、空間光変調器であり、光源側光学系502によって照射された赤色光、緑色蛍光及び青色光を各画素(各空間光変調素子)で変調することによって画像を形成する。具体的には、表示素子503は、二次元アレイ状に配列された複数の可動マイクロミラー等を有するデジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)であり、可動マイクロミラーが画素としての空間光変調素子に相当する。表示素子503はドライバによって駆動される。つまり、赤色光が表示素子503に照射されている時に、表示素子503の各可動マイクロミラーが制御(例えば、PWM制御)されることで、赤色光が投影光学系504に向けて反射される時間比(デューティー比)が可動マイクロミラー毎に制御される。これにより、表示素子503によって赤色の画像が形成される。緑色蛍光や青色光が表示素子503に照射されている際も、同様である。
なお、表示素子503が反射型の空間光変調器ではなく、透過型の空間光変調器(例えば、液晶シャッターアレイパネル:いわゆる液晶表示器)であってもよい。表示素子503が透過型の空間光変調器である場合、光源側光学系502の光路を変更し、赤色光、緑色蛍光及び青色光が光源側光学系502の裏側から表示素子503に照射されるようにする。
投影光学系504は表示素子503に対向するように設けられ、投影光学系504の光軸が前後に延びて表示素子503に交差(具体的には、直交)する。投影光学系504は、表示素子503によって反射された光を前方に投射することによって、表示素子503によって形成された画像をスクリーンに投影する。この投影光学系504は可動レンズ群504a及び固定レンズ群504b等を備える。投影光学系504は、可動レンズ群504aの移動によって、焦点距離が変更可能であるとともに、フォーカシングが可能である。
本発明は上記実施形態及び変形例に限定して解釈されるべきではなく、本発明の要部を変更しない範囲で適宜変更・改良が可能であることはもちろんである。また、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲及びその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
半導体発光素子チップを有するシリンダ部と、前記シリンダ部の外周面に設けられたフランジと、を有した発光素子と、
前記発光素子に取り付けられたレンズと、を備え、
円状の嵌合凹部が前記レンズの前記発光素子側の面に形成され、前記シリンダ部が前記嵌合凹部に嵌め込まれている、
ことを特徴とする発光素子組立体。
<請求項2>
前記嵌合凹部の壁面と前記シリンダ部の壁面とが当接した状態で前記シリンダ部が前記嵌合凹部に嵌め込まれている
ことを特徴とする請求項1に記載の発光素子組立体。
<請求項3>
前記発光素子が組み付けられる第一ホルダーと、
前記第一ホルダーに積み重ねられる第二ホルダーと、を備え、
取付凹部が前記第一ホルダーの前記第二ホルダー側の面に凹設され、
収容凹部が前記第二ホルダーの前記第一ホルダー側の面の反対面に凹設され、挿入口が前記収容凹部の底から前記第二ホルダーを貫通し、
前記フランジが前記取付凹部に嵌め合って前記取付凹部の底と前記第二ホルダーとの間に挟持され、
前記シリンダ部が前記挿入口を通って前記収容凹部に突出し、
前記レンズが前記収容凹部に収容され、
前記レンズが接着剤によって前記収容凹部の底に接着されている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の発光素子組立体。
<請求項4>
前記シリンダ部の直径が前記挿入口の直径よりも長く、
前記接着剤が前記シリンダ部の周囲において前記挿入口に注入されて、前記接着剤によって前記シリンダ部及び前記フランジが前記第二ホルダーに接着されている、
ことを特徴とする請求項3に記載の発光素子組立体。
<請求項5>
前記収容凹部の直径が前記コリメータレンズの直径よりも長い、
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の発光素子組立体。
<請求項6>
前記第二ホルダーの前記収容凹部が形成された面に締め付けられる押さえ板を更に備え、
透孔が前記押さえ板に形成され、
前記コリメータレンズの中央部が前記透孔に重なって、前記コリメータレンズの周縁部が前記透孔の周囲において前記押さえ板によって押さえられる、
ことを特徴とする請求項3から5の何れか一項に記載の発光素子組立体。
<請求項7>
前記発光素子が組み付けられる第一ホルダーと、
前記第一ホルダーに積み重ねられる第二ホルダーと、
前記第二ホルダーに積み重ねられて前記第二ホルダーに締め付けられた押さえ板と、を備え、
取付凹部が前記第一ホルダーの前記第二ホルダー側の面に凹設され、挿入口が前記取付凹部の底から前記第二ホルダーを貫通し、
収容凹部が前記第二ホルダーの前記第一ホルダー側の面の反対面に凹設され、
前記フランジが前記取付凹部に嵌め合って前記取付凹部の底と前記第二ホルダーの間に挟持され、
前記シリンダ部が前記挿入口を通って前記収容凹部に突出し、
前記レンズが前記収容凹部に収容され、
透孔が前記押さえ板に形成され、
前記コリメータレンズの中央部が前記透孔に重なって、前記コリメータレンズの周縁部が前記透孔の周囲において前記押さえ板によって押さえられる、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の発光素子組立体。
<請求項8>
前記発光素子が組み付けられるホルダーを更に備え、
取付凹部が前記ホルダーに凹設され、
前記フランジが前記取付凹部に嵌め合い、
前記フランジと前記コリメータレンズが接着剤によって接着され、その接着剤がフランジから前記ホルダーにはみ出ている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の発光素子組立体。
<請求項9>
前記発光素子が組み付けられるホルダーと、
前記ホルダーに取り付けられる押さえ板と、を更に備え、
取付凹部が前記ホルダーに凹設され、
凸部が前記取付凹部の周辺において前記ホルダーに凸設され、
前記フランジが前記取付凹部に嵌め合い、
透孔が前記押さえ板に形成され、
前記押さえ板が前記凸部に載置されて前記凸部に締め付けられ、
前記コリメータレンズの中央部が前記透孔に重なって、前記コリメータレンズの周縁部が前記透孔の周囲において前記押さえ板によって押さえられる、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の発光素子組立体。
<請求項10>
半導体発光素子チップを有するシリンダ部と、前記シリンダ部の外周面に設けられたフランジと、を有した複数の発光素子と、
前記発光素子に取り付けられたレンズアレイと、を備え、
複数の屈折面が前記レンズアレイの一方の面に形成され、
円状の嵌合凹部が前記屈折面の裏側において前記レンズアレイの他方の面に形成され、
前記シリンダ部が前記嵌合凹部にそれぞれ嵌め込まれている、
ことを特徴とする発光素子組立体。
<請求項11>
前記嵌合凹部の壁面と前記シリンダ部の壁面とが当接した状態で前記シリンダ部が前記嵌合凹部に嵌め込まれている
ことを特徴とする請求項10に記載の発光素子組立体。
<請求項12>
前記レンズアレイはさらに、前記嵌合凹部とは異なる複数の凹部が前記屈折面の裏側において前記レンズアレイの他方の面に形成され、前記複数の発光素子のうち何れかの発光素子の前記シリンダ部が前記嵌合凹部に嵌め込まれ、
前記複数の凹部のうち他の何れかの凹部が前記嵌合凹部の中心に沿った径方向に沿って延在した長溝であり、前記複数の発光素子のうち他の何れかの発光素子の前記シリンダ部が前記嵌合凹部の中心に沿った径方向に沿って遊びをもって前記長溝に差し込まれ、
前記複数の発光素子のうち残りの発光素子の前記シリンダ部が前記複数の凹部のうち残りの遊嵌凹部に遊びをもって差し込まれている、
ことを特徴とする請求項10又は11に記載の発光素子組立体。
<請求項13>
前記遊嵌凹部の直径が前記シリンダ部の直径よりも長く、
前記径方向に沿った前記長溝の長さが前記シリンダ部の直径よりも長く、その径方向に直交する前記長溝の幅が前記嵌合凹部の直径に等しい、
ことを特徴とする請求項12に記載の発光素子組立体。
<請求項14>
前記発光素子が組み付けられるホルダーと、
前記ホルダーに取り付けられる押さえ板と、を更に備え、
複数の取付凹部が前記ホルダーに凹設され、
凸部が前記取付凹部の周辺において前記ホルダーに凸設され、
前記フランジが前記取付凹部にそれぞれ嵌め合い、
複数の透孔が前記押さえ板に形成され、
前記押さえ板が前記凸部に載置されて前記凸部に締め付けられ、
前記屈折面の中央部が前記透孔にそれぞれ重なって、前記レンズアレイのうち前記屈折面の間の部分が前記透孔の周囲において前記押さえ板によって押さえられる、
ことを特徴とする請求項10から13の何れか一項に記載の発光素子組立体。
<請求項15>
請求項1から14の何れか一項に記載の発送素子組立体を備える、
ことを特徴とする投影装置。
<請求項16>
半導体発光素子チップを有するシリンダ部と、前記シリンダ部の外周面に設けられたフランジと、を有した発光素子をレンズに取り付ける方法において、
前記レンズの前記発光素子側の面に形成された円状の嵌合凹部に前記嵌合凹部を嵌め込む、
ことを特徴とする発光素子とレンズの取付方法。
1、101、201、301 発光素子組立体
10、110、210、310 発光素子
11、111、211、311 シリンダ部
12、112、212、312 フランジ
21、121、221、321 コリメータレンズ
22、122、222、322a 嵌合凹部
30 接着剤層
40 第一ホルダー
41、141、241、341 取付凹部
50 第二ホルダー
51 収容凹部
51a 隙間
52 挿入口
140、240、340 ホルダー
223 凸面(屈折面)
244 枠状凸部
322 凹部
322b 長溝
322c 遊嵌凹部
500 投影装置

Claims (16)

  1. 半導体発光素子チップを有するシリンダ部と、前記シリンダ部の外周面に設けられたフランジと、を有した発光素子と、
    前記発光素子に取り付けられたレンズと、を備え、
    円状の嵌合凹部が前記レンズの前記発光素子側の面に形成され、前記シリンダ部が前記嵌合凹部に嵌め込まれている、
    ことを特徴とする発光素子組立体。
  2. 前記嵌合凹部の壁面と前記シリンダ部の壁面とが当接した状態で前記シリンダ部が前記嵌合凹部に嵌め込まれている
    ことを特徴とする請求項1に記載の発光素子組立体。
  3. 前記発光素子が組み付けられる第一ホルダーと、
    前記第一ホルダーに積み重ねられる第二ホルダーと、を備え、
    取付凹部が前記第一ホルダーの前記第二ホルダー側の面に凹設され、
    収容凹部が前記第二ホルダーの前記第一ホルダー側の面の反対面に凹設され、挿入口が前記収容凹部の底から前記第二ホルダーを貫通し、
    前記フランジが前記取付凹部に嵌め合って前記取付凹部の底と前記第二ホルダーとの間に挟持され、
    前記シリンダ部が前記挿入口を通って前記収容凹部に突出し、
    前記レンズが前記収容凹部に収容され、
    前記レンズが接着剤によって前記収容凹部の底に接着されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の発光素子組立体。
  4. 前記シリンダ部の直径が前記挿入口の直径よりも長く、
    前記接着剤が前記シリンダ部の周囲において前記挿入口に注入されて、前記接着剤によって前記シリンダ部及び前記フランジが前記第二ホルダーに接着されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の発光素子組立体。
  5. 前記収容凹部の直径が前記コリメータレンズの直径よりも長い、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の発光素子組立体。
  6. 前記第二ホルダーの前記収容凹部が形成された面に締め付けられる押さえ板を更に備え、
    透孔が前記押さえ板に形成され、
    前記コリメータレンズの中央部が前記透孔に重なって、前記コリメータレンズの周縁部が前記透孔の周囲において前記押さえ板によって押さえられる、
    ことを特徴とする請求項3から5の何れか一項に記載の発光素子組立体。
  7. 前記発光素子が組み付けられる第一ホルダーと、
    前記第一ホルダーに積み重ねられる第二ホルダーと、
    前記第二ホルダーに積み重ねられて前記第二ホルダーに締め付けられた押さえ板と、を備え、
    取付凹部が前記第一ホルダーの前記第二ホルダー側の面に凹設され、挿入口が前記取付凹部の底から前記第二ホルダーを貫通し、
    収容凹部が前記第二ホルダーの前記第一ホルダー側の面の反対面に凹設され、
    前記フランジが前記取付凹部に嵌め合って前記取付凹部の底と前記第二ホルダーの間に挟持され、
    前記シリンダ部が前記挿入口を通って前記収容凹部に突出し、
    前記レンズが前記収容凹部に収容され、
    透孔が前記押さえ板に形成され、
    前記コリメータレンズの中央部が前記透孔に重なって、前記コリメータレンズの周縁部が前記透孔の周囲において前記押さえ板によって押さえられる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の発光素子組立体。
  8. 前記発光素子が組み付けられるホルダーを更に備え、
    取付凹部が前記ホルダーに凹設され、
    前記フランジが前記取付凹部に嵌め合い、
    前記フランジと前記コリメータレンズが接着剤によって接着され、その接着剤がフランジから前記ホルダーにはみ出ている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の発光素子組立体。
  9. 前記発光素子が組み付けられるホルダーと、
    前記ホルダーに取り付けられる押さえ板と、を更に備え、
    取付凹部が前記ホルダーに凹設され、
    凸部が前記取付凹部の周辺において前記ホルダーに凸設され、
    前記フランジが前記取付凹部に嵌め合い、
    透孔が前記押さえ板に形成され、
    前記押さえ板が前記凸部に載置されて前記凸部に締め付けられ、
    前記コリメータレンズの中央部が前記透孔に重なって、前記コリメータレンズの周縁部が前記透孔の周囲において前記押さえ板によって押さえられる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の発光素子組立体。
  10. 半導体発光素子チップを有するシリンダ部と、前記シリンダ部の外周面に設けられたフランジと、を有した複数の発光素子と、
    前記発光素子に取り付けられたレンズアレイと、を備え、
    複数の屈折面が前記レンズアレイの一方の面に形成され、
    円状の嵌合凹部が前記屈折面の裏側において前記レンズアレイの他方の面に形成され、
    前記シリンダ部が前記嵌合凹部にそれぞれ嵌め込まれている、
    ことを特徴とする発光素子組立体。
  11. 前記嵌合凹部の壁面と前記シリンダ部の壁面とが当接した状態で前記シリンダ部が前記嵌合凹部に嵌め込まれている
    ことを特徴とする請求項10に記載の発光素子組立体。
  12. 前記レンズアレイはさらに、前記嵌合凹部とは異なる複数の凹部が前記屈折面の裏側において前記レンズアレイの他方の面に形成され、前記複数の発光素子のうち何れかの発光素子の前記シリンダ部が前記嵌合凹部に嵌め込まれ、
    前記複数の凹部のうち他の何れかの凹部が前記嵌合凹部の中心に沿った径方向に沿って延在した長溝であり、前記複数の発光素子のうち他の何れかの発光素子の前記シリンダ部が前記嵌合凹部の中心に沿った径方向に沿って遊びをもって前記長溝に差し込まれ、
    前記複数の発光素子のうち残りの発光素子の前記シリンダ部が前記複数の凹部のうち残りの遊嵌凹部に遊びをもって差し込まれている、
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載の発光素子組立体。
  13. 前記遊嵌凹部の直径が前記シリンダ部の直径よりも長く、
    前記径方向に沿った前記長溝の長さが前記シリンダ部の直径よりも長く、その径方向に直交する前記長溝の幅が前記嵌合凹部の直径に等しい、
    ことを特徴とする請求項12に記載の発光素子組立体。
  14. 前記発光素子が組み付けられるホルダーと、
    前記ホルダーに取り付けられる押さえ板と、を更に備え、
    複数の取付凹部が前記ホルダーに凹設され、
    凸部が前記取付凹部の周辺において前記ホルダーに凸設され、
    前記フランジが前記取付凹部にそれぞれ嵌め合い、
    複数の透孔が前記押さえ板に形成され、
    前記押さえ板が前記凸部に載置されて前記凸部に締め付けられ、
    前記屈折面の中央部が前記透孔にそれぞれ重なって、前記レンズアレイのうち前記屈折面の間の部分が前記透孔の周囲において前記押さえ板によって押さえられる、
    ことを特徴とする請求項10から13の何れか一項に記載の発光素子組立体。
  15. 請求項1から14の何れか一項に記載の発送素子組立体を備える、
    ことを特徴とする投影装置。
  16. 半導体発光素子チップを有するシリンダ部と、前記シリンダ部の外周面に設けられたフランジと、を有した発光素子をレンズに取り付ける方法において、
    前記レンズの前記発光素子側の面に形成された円状の嵌合凹部に前記嵌合凹部を嵌め込む、
    ことを特徴とする発光素子とレンズの取付方法。
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