JP2014122663A - 中空パネル及び断熱ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】従来より断熱性が高い中空パネル及び断熱ケースを提供する。
【解決手段】本発明の断熱ケース10の外壁を構成する中空パネル11〜16は、厚さ方向で1対の対向樹脂壁40,41を対向配置して備えた二重壁構造になっているので断熱性が高い上に、それら対向樹脂壁40,41の間が複数の中空連結部42,50によって連結されているので強度も高い。しかも、各中空パネル11〜16は、中空連結部42,50によって外面に形成された連結部内凹部25,26の開口が蓋体30にて閉塞されているので、中空連結部42,50においても二重壁構造になり、従来より断熱性が高くなる。
【選択図】図8

Description

本発明は、ブロー成形された樹脂製の中空パネル及び複数の中空パネルで構成された断熱ケースに関する。
従来、この種の中空パネルとして、その厚さ方向で対向する1対の対向樹脂壁の一部を内側に膨出させて対向樹脂壁同士を連結する中空連結部を設けて強度アップを図ったものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭59−55173号公報(第2図)
ところで、中空パネルは、1対の対向樹脂壁が対向した二重壁構造になっているので断熱性が高いが、中空連結部を設けた部分においては、樹脂壁1枚で中空パネルの表裏が隔てられることになり、断熱性能が低下するという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、従来より断熱性が高い中空パネル及び断熱ケースの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る中空パネルは、ブロー成形された中空パネルのうち厚さ方向で対向する1対の対向樹脂壁の一部を内側に膨出させてそれら対向樹脂壁同士を連結した中空連結部と、中空連結部の内側の連結部内凹部の開口を閉塞した蓋体とを備えたところに特徴を有する。
なお、本発明における「中空パネル」とは、ブロー成形直後に中空であればよく、ブロー成形後に内部に断熱材等の充填物を充填したものも本発明の「中空パネル」に含まれる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の中空パネルにおいて、蓋体により開口を閉塞された連結部内凹部に断熱材が受容されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の中空パネルにおいて、蓋体を樹脂製にして連結部内凹部の開口縁に固着させ、連結部内凹部を密閉したところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載の中空パネルにおいて、対向樹脂壁の外面のうち連結部内凹部の周りを陥没させて周辺凹部を形成し、周辺凹部に蓋体を受容したところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項4に記載の中空パネルにおいて、連結部内凹部と周辺凹部とは同心の円形をなし、蓋体は、周辺凹部に遊嵌されて周辺凹部の底面に固着した円板部と、円板部から突出して連結部内凹部内に嵌合し、周辺凹部の底面中央に円板部を位置決めする嵌合突部とを有しているところに特徴を有する。
請求項6の発明に係る断熱ケースは、請求項1乃至5の何れか1の請求項に記載の複数の中空パネルを直方体状に連結してなるところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の中空パネルは、1対の対向樹脂壁を対向配置して備えた二重壁構造になっているので断熱性が高い上に、1対の対向樹脂壁の間が中空連結部によって連結されているので強度も高い。しかも、本発明に係る中空パネルでは、中空連結部の内側の連結部内凹部の開口が蓋体にて閉塞されて、中空連結部においても蓋体と連結部内凹部の底壁との二重壁構造になっているので、従来より断熱性を高くすることができる。
[請求項2の発明]
請求項2の中空パネルは、蓋体により開口を閉塞された連結部内凹部に断熱材が受容されているので、連結部内凹部内が空気のみとなっているものに比べて断熱性が高くなる。
[請求項3の発明]
請求項3の中空パネルでは、蓋体を連結部内凹部の開口縁に固着させて、連結部内凹部が密閉されているので、連結部内凹部内の空気の出入り及び進水が確実に防がれ、断熱性がより一層高くなる。
[請求項4の発明]
請求項4の中空パネルでは、連結部内凹部の周りに陥没形成された周辺凹部に蓋体が受容されているので、対向樹脂壁の外面からの蓋体の突出を無くすか又は小さくすることができる。
[請求項5の発明]
請求項5の構造によれば、蓋体の嵌合突部が連結部内凹部に嵌合されることで、蓋体の円板部が周辺凹部の底面中央に位置決めされ、周辺凹部の内側面と円板部との間に隙間が形成される。これにより、円板部を周辺凹部の底面に接着又は溶着により固着させたときの接着剤の余りや溶着に伴う溶融樹脂の余りを、周辺凹部の内側面と円板部との隙間に留めることができ、中空パネルの外観品質を高くすることができる。
[請求項6の発明]
本発明の断熱ケースは、請求項1乃至5の何れか1の請求項に記載の複数の中空パネルで構成されているので、従来の中空パネルで構成された断熱ケースに比べて保温性・保冷性を高くすることができる。
本発明の第1実施形態に係る断熱ケースの斜視図 その断熱ケースの前面扉を開いた状態の斜視図 断熱ケースの分解斜視図 断熱ケースの分解斜視図 上壁用中空パネルの斜視図 図5のA−A切断面における上壁用中空パネルの断面図 断熱材が充填されかつ蓋体が取り付けられた上壁用中空パネルの断面図 (A)第1の中空連結部の断面図,(B)第2の中空連結部の断面図 (A)蓋体の表側の斜視図,(B)蓋体の裏側の斜視図 内側が排水孔となった第2の中空連結部の断面図 (A)第2実施形態の第1の中空連結部の断面図,(B)第2実施形態の第2の中空連結部の断面図
[第1実施形態]
以下、本発明の一実施形態を図1〜図10に基づいて説明する。本実施形態の断熱ケース10は、図3及び図4に示した樹脂製の中空パネル11〜17を主要構成部品として含んだ複数の構成部品を組み付けてなり、図1及び図2に示すように全体が直方体状をなしている。また、断熱ケース10の前面には、1対の前面扉用中空パネル15,16が横並びに配されて、それぞれ複数のヒンジ金具19にて断熱ケース10の前面側縁部に回動可能に連結されている。さらに、両前面扉用中空パネル15,16を閉じた状態では、一方の前面扉用中空パネル15の先端縁(回動中心から離れた縁部)が、他方の前面扉用中空パネル16の先端縁に外側から重ねられると共に、一方の前面扉用中空パネル15の上下両面から突出した係合バー15L,15Lの先端が断熱ケース10の前面開口の開口縁に係止して、両前面扉用中空パネル15,16が閉じた状態に保持されるようになっている。そして、一方の前面扉用中空パネル15の外面に備えた操作ハンドル15H(図1参照)を回動操作すると、係合バー15L,15Lの係止が外れて、両前面扉用中空パネル15,16を開くことができる(図2参照)。
以下、断熱ケース10の各構成部品について説明する。上記した中空パネル11〜17は、ブロー成形によって別々に成形されて、中空構造をなしている。これら中空パネル11〜17のうち断熱ケース10の下面に位置した下壁用中空パネル11は、図3に示すように、横長の長方形をなし、その上面には、全体の外形より一回り小さい長方形の枠状突部11Tが備えられている。また、下壁用中空パネル11の上面の外縁部には、枠状突部11Tの両側辺と後辺に沿って係合溝11Mが形成されている。
図4に示すように、断熱ケース10の上面に位置した上壁用中空パネル12は、下壁用中空パネル11と同じ成形型でブロー成形されたものであって、枠状突部12Tと係合溝12Mとを有し、下壁用中空パネル11に対して上下方向で対称となるように配置されている。また、断熱ケース10の後面に位置した後面壁用中空パネル13は、縦長の長方形をなし、その上下両面には係合突条13T,13Tが突出形成されると共に、後面壁用中空パネル13の前面における両側縁部には、係合溝13M,13Mが陥没形成されている。さらに、断熱ケース10の側面にそれぞれ位置した1対の側壁用中空パネル14,14は、縦長の長方形をなし、その上下両面と後面には、係合突条14Tが突出形成されている。そして、両側壁用中空パネル14,14の後面側の係合突条14T,14Tが、後面壁用中空パネル13の係合溝13M,13M(図3参照)に凹凸係合した状態で、例えば、接着剤又は加熱溶着によって固着されると共に、後面壁用中空パネル13及び側壁用中空パネル14,14の各上下両面の係合突条13T,14T,14Tが、下壁用及び上壁用の中空パネル11,12の係合溝11M,12Mに凹凸係合した状態で固着されて前面開放の直方体を構成している。また、直方体状に組み付けられた中空パネル11〜14の前縁部には、前面枠18が装着されている。
前面枠18は、樹脂のブロー成形品であって、後面全体に係合溝18Mが形成されている。そして、中空パネル11〜14の前縁部が係合溝18Mに凹凸係合した状態で固着されている。また、前面枠18の前面両側縁部に、上記した1対の前面扉用中空パネル15,16がヒンジ金具19を介して回動可能に連結されている。
図3に示すように、一方の前面扉用中空パネル15の前面には、他方の前面扉用中空パネル16に接合される縁部に沿って上下方向に延びたスライド溝15Mが形成されて、そのスライド溝15Mの長手方向における中央には、前面扉用中空パネル15を厚さ方向で貫通した矩形窓15Aが形成されている。また、前面扉用中空パネル15の後面においては、矩形窓15Aの周りに陥没部15Bが形成されている。そして、図2に示すように、ラッチユニット15Kが陥没部15Bに受容された状態に取り付けられると共に、図1に示すように、ラッチユニット15Kに備えた前記操作ハンドル15Hが矩形窓15Aを通して前面扉用中空パネル15の前面側に配置されている。また、スライド溝15Mには、上記した係合バー15L,15Lがそれぞれスライド可能に受容されてラッチユニット15Kに連結されている。
なお、図3に示すように、後面壁用中空パネル13、側壁用中空パネル14,14及び前面枠18の内面には、上下方向における同じ位置にそれぞれ棚受突部17Tが設けられている。そして、それら棚受突部17Tの上に棚板用中空パネル17が載置されている。また、棚板用中空パネル17は、下壁用中空パネル11及び上壁用中空パネル12より一回り小さい横長の長方形をなし、下面に複数の補強リブを備えた構造になっている。
各中空パネル11〜17には、それらの一例として上壁用中空パネル12の断面図を図6に示すように、厚さ方向(パネル厚方向)で対向する1対の対向樹脂壁40,41の一部を内側に膨出させて対向樹脂壁40,41同士を連結した中空連結部42が複数備えられている。また、下壁用中空パネル11と上壁用中空パネル12に限り、中空連結部42とは構造が異なる中空連結部50が1つずつ備えられている。以下、これら中空連結部42,50を区別する場合には、一方の中空連結部42を「第1の中空連結部42」、他方の中空連結部50を「第2の中空連結部50」ということとする。
図8(A)に示すように、第1の中空連結部42は、一方の対向樹脂壁40から内側に突出した扁平円筒壁45の先端に対向樹脂壁40と平行な中段底壁44を備えると共に、中段底壁44の中央から円錐台状のテーパー筒壁43を突出させてその先端部を他方の対向樹脂壁41と一体化した構造になっている。これによりブロー成形直後の中空パネル11〜17における各対向樹脂壁間40の外面には、図5に示すように、複数の連結部内凹部25が陥没形成されると共に、それら連結部内凹部25の開口の周りを同心円状に陥没させた周辺凹部20が陥没形成された状態になる。
図8(B)に示すように、第2の中空連結部50は、第1の中空連結部42と同様に一方の対向樹脂壁40から突出した扁平円筒壁45の先端の中段底壁44からテーパー筒壁53を突出させて、そのテーパー筒壁53の先端と他方の対向樹脂壁41から突出した円錐台状のテーパー筒壁52の先端とを一体化した構造になっている。これによりブロー成形直後の上壁用中空パネル12の上面には、図5に示すように、前記した第1の中空連結部42による連結部内凹部25より浅く連結部内凹部26が陥没形成されると共に、連結部内凹部26の開口の周りに周辺凹部20が陥没形成され、さらに、図4に示すように、上壁用中空パネル12の下面にも、連結部内凹部29が陥没形成された状態なる。また、下壁用中空パネル11では、図10に示すように、上壁用中空パネル12と上下が逆になり、上面側に連結部内凹部29が形成される一方、下面側に連結部内凹部26が形成される。また、図8(B)に示すように、連結部内凹部26,29同士の間は、凹部区画壁51で区画された状態になる。そして、下壁用中空パネル11においては、ブロー成形後に図10に示すように、凹部区画壁51に貫通孔28が形成されて、第2の中空連結部50の内側が排水孔50Hとして使用されるようになっている。なお、排水孔50Hには、ゴム製の止水栓60が上方から着脱可能に装着されている。
中空パネル11〜17内の空洞部分には、それらの一例として上壁用中空パネル12の断面を図7に示すように、断熱材63が充填されている。具体的には、ブロー成形後の中空パネル11〜17の側面に注入口40A(図7参照)と排気口(図示せず)とを貫通形成し、発泡剤を混合させたウレタンを注入口40Aから中空パネル11〜17内に注入してから発泡させることで中空パネル11〜17内の空洞部分の略全体に発泡ウレタンである断熱材63が充填されている。
さて、下壁用中空パネル11の上記排水孔50Hの周辺凹部20を除く、中空パネル11〜17の全ての周辺凹部20内には、図2に示すように、それぞれ蓋体30が固定されている。蓋体30は、例えば、樹脂の射出成形品であって、図9(B)に示すように、円板部31の下面に嵌合突部32を備えかつ、円板部31の上面に係合突部33を備えた構造をなしている。円板部31は、図8(A)及び図8(B)に示すように、周辺凹部20内に遊嵌される大きさをなしている。また、嵌合突部32は、前記したテーパー筒壁43,53と同じテーパー角で先端に向かって外径が縮径した円筒状をなし、円板部31の下面中央に配置されている。そして、円板部31の下面が周辺凹部20の底面に当接した状態で嵌合突部32が、丁度、連結部内凹部25,26に収まって円板部31が周辺凹部20の中央に位置決めされる。また、係合突部33は、図9(A)に示すように、円板部31の直径方向に延びた断面角形の突条を十字にクロスさせた構造をなしている。さらに、図8(A)及び図8(B)に示すように、係合突部33は、円板部31の下面が周辺凹部20の底面に当接した状態で、対向樹脂壁40全体の外面より周辺凹部20内に引っ込んだ位置に配置される高さになっている。
そして、中空パネル11〜17同士が組み付けられる前に、各中空パネル11〜17の各周辺凹部20内に蓋体30が載置され、例えば、スピンウェルダーと呼ばれるハンディタイプの回転出力部が係合突部33に係合した状態で蓋体30に押し付けられ、その回転出力部と共に蓋体30が回転駆動される。これにより、摩擦熱で円板部31と対向樹脂壁40との当接部分が溶けて溶着され、蓋体30にて連結部内凹部25及び連結部内凹部26が密閉されている。
本実施形態の断熱ケース10及び中空パネル11〜17の構成に関する説明は以上である。次に、本実施形態の断熱ケース10及び中空パネル11〜17等の作用効果について説明する。本実施形態の断熱ケース10の外壁を構成する中空パネル11〜16は、1対の対向樹脂壁40,41を対向配置して備えた二重壁構造になっているので断熱性が高い上に、それら対向樹脂壁40,41の間が複数の中空連結部42,50によって連結されているので強度も高い。しかも、中空連結部42,50の内側の連結部内凹部25,26の開口が蓋体30にて閉塞され、各中空連結部42,50においても蓋体30と連結部内凹部25,26の底壁(連結部内凹部25の場合は対向樹脂壁41が底壁に相当し、連結部内凹部26の場合は凹部区画壁51が前記底壁に相当する)との二重壁構造になっているので、中空パネル11〜16の断熱性が従来より高くなる。これにより、本実施形態の断熱ケース10は、従来の中空パネルで構成された断熱ケースに比べて保温性・保冷性を高くすることができる。
また、蓋体30は、連結部内凹部25,26の周りの周辺凹部20に受容されて、対向樹脂壁40の外面から突出していないので、蓋体30が異物に引っ掛かる心配もない。ここで、蓋体30は、例えば、周辺凹部20の底面へのビス止めや、周辺凹部20への圧入によって対向樹脂壁40に固定されていてもよいが、本実施形態では、蓋体30の溶着にて固定したことで連結部内凹部25,26が密閉され、蓋体30をビス止め等した場合に比べて、連結部内凹部25,26への空気の出入りや進水が確実に防がれ、断熱性がより一層高くなる。
しかも、蓋体30の嵌合突部32と連結部内凹部25,26との嵌合により蓋体30の円板部31が周辺凹部20の底面中央に位置決めされることで、蓋体30の円板部31が、周辺凹部20の底面における外縁部の円弧面(所謂、コーナーR)に乗り上がることが防がれると共に、円板部31の外周面と周辺凹部20の内周面との間に隙間が形成されて、溶着に伴う溶融樹脂の余りを、周辺凹部20の内側面と円板部31との隙間に留めることができ、中空パネルの外観品質を高くすることができる。
[第2実施形態]
本実施形態は、図11に示されており、前記第1実施形態において蓋体30により開口を閉塞された連結部内凹部25,26に断熱材60,61を受容した構成になっている。断熱材60,61は、例えば、予めスラブ状に成形された発泡ウレタンであって、蓋体30で閉塞される前の連結部内凹部25,26に詰め込まれたものである。本実施形態の構成によれば、連結部内凹部25,26内が空気のみとなっているものに比べて断熱性が高くなる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記第1実施形態の中空パネル11〜17の内部には、断熱材63が充填されていたが、中空パネル内に断熱材を充填せずに、空気のみが入っている構成にしてもよい。
(2)前記第1実施形態では、蓋体30の全体が周辺凹部20に受容されていたが、周辺凹部を設けずに蓋体を対向樹脂壁の外面に固着させてもよいし、蓋体の一部のみが周辺凹部に受容され、蓋体の残りの一部が対向樹脂壁の外面から突出していてもよい。また、周辺凹部を設けずに蓋体を連結部内凹部内に嵌合した状態に固定してもよい。
(3)前記第1実施形態では、上壁用中空パネル12の裏表の両面に開口している連結部内凹部26,29のうちの一方の連結部内凹部26の開口のみが蓋体30にて閉塞されていたが、それら両方の開口を蓋体にて閉塞した構成にしてもよい。
(4)前記第1実施形態の中空連結部42,50は軸方向と直交する断面形状が円形になっていたが、非円形であってもよい。
(5)既存の従来の中空パネルの連結部内凹部を蓋体で閉塞したものも本発明に含まれる。
(6)なお、本発明の特許請求の範囲には含まれないが、ブロー成形直後の状態で中空連結部の内側が貫通孔になった中空パネルに、その貫通孔の両端の開口を閉塞する蓋体を設けた構成にしても本発明と同様の効果を奏する。
10 断熱ケース
11〜17 中空パネル
20 周辺凹部
25,26,29 連結部内凹部
30 蓋体
31 円板部
32 嵌合突部
40,41 対向樹脂壁
42,50 中空連結部
60,61,63 断熱材

Claims (6)

  1. ブロー成形された中空パネルのうち厚さ方向で対向する1対の対向樹脂壁の一部を内側に膨出させてそれら対向樹脂壁同士を連結した中空連結部と、
    前記中空連結部の内側の連結部内凹部の開口を閉塞した蓋体とを備えたことを特徴とする中空パネル。
  2. 前記蓋体により開口を閉塞された前記連結部内凹部に断熱材が受容されていることを特徴とする請求項1に記載の中空パネル。
  3. 前記蓋体を樹脂製にして前記連結部内凹部の開口縁に固着させ、前記連結部内凹部を密閉したことを特徴とする請求項1又は2に記載の中空パネル。
  4. 前記対向樹脂壁の外面のうち前記連結部内凹部の周りを陥没させて周辺凹部を形成し、前記周辺凹部に前記蓋体を受容したことを特徴とする請求項3に記載の中空パネル。
  5. 前記連結部内凹部と前記周辺凹部とは同心の円形をなし、
    前記蓋体は、前記周辺凹部に遊嵌されて前記周辺凹部の底面に固着した円板部と、前記円板部から突出して前記連結部内凹部内に嵌合し、前記周辺凹部の底面中央に前記円板部を位置決めする嵌合突部とを有していることを特徴とする請求項4に記載の中空パネル。
  6. 請求項1乃至5の何れか1の請求項に記載の複数の中空パネルを直方体状に連結してなることを特徴とする断熱ケース。
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