JP2014122066A - 外箱、液体包装容器およびブランク - Google Patents

外箱、液体包装容器およびブランク Download PDF

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Abstract

【課題】取り扱い性および積み重ねた際の安定性に優れ且つ衛生的な液体包装容器を提供する。
【解決手段】注出入口を有する液体用の内袋を収容するための外箱は、六面体状に形成されている。第1側板から延出する第1上延出板は、第1側板の上縁の高さの異なる部位から延び出た支持板部および第1上フラップ部と、支持板部と第1上フラップ部とを接続する連結部と、を有する。支持板部および第1上フラップ部の間に開口が形成されている。第1側板に隣接する第2側板32の上縁から延出する揺動板は、支持板部を覆い第1上フラップ部と天面を画成する蓋板部と、開口を塞ぐ蓋板部54と、を有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、注出入口を有する液体用の内袋を収容するための外箱、並びに、この外箱を作製するためのブランクに関する。また、本発明は、注出入口を有する液体用の内袋と、この内袋用の外箱と、を有した液体包装容器に関する。
従来、樹脂フィルム等の柔軟性を有した内袋と、内袋を収容する段ボール等からなる外箱と、を有した、いわゆるバッグインボックスタイプの液体包装容器が知られている。この容器は、広く普及したボトルタイプの容器よりも大量の液体を収容することができ、また、金属製の容器等と比較して軽量且つ安価であるといった利点を有している。
これまでの多くのバックインボックスタイプ包装容器では、特許文献1に開示されているように、搬送時等、液体を注ぎ出す必要が無い場合、液体が充填された内袋は、外箱の内部に格納される。一方、内袋から液体を注ぎ出す場合には、予め設定された外箱の固定位置に内袋の注出入口を取り付け、その後に作業者が外箱を傾斜させることによって、外箱の外方に延び出た注出入口から、液体を注ぎ出すことができる。このような取り扱いによれば、作業者は、充填量によって形状が変化する内袋を保持しながら液体の注ぎ出しを行う必要がない。したがって、作業を安定して行うことができる。
ただし、外箱の中から内袋の注出入口を引き出し、さらに外箱の所定の位置へ注出入口を取り付けることは、煩雑である。このような不具合を解消するため、例えば特許文献2及び3に開示されているように、内袋の注出入口を予め外箱に取り付けることも検討されている。
特開2012−6615号公報 特開2011−79528号公報 特開2008−168918号公報
ただし、外箱から注出入口が延び出していると、液体包装容器を積み重ねることができなくなる可能性がある。積み重ねができない液体包装容器は、搬送効率や保管効率等が著しく悪化し、業務上の用途に適さない。
これに対して、特許文献2及び3に開示された液体包装容器では、積み重ねを可能とするための工夫がなされている。特許文献2では、外箱の外輪郭を直方体の一部を削り取った形状とし、且つ、注出入口を傾斜壁に取り付けている。特許文献2に開示された液体包装容器では、確かに、容器の積み重ねが可能となるが、底面と比較して天面が小さくなり、積み重ねた状態が安定しなくなる。
また、特許文献3では、一対の対向する側面の上縁から延び出たフラップによって天面が画成され、これらの一対の側面とは異なる側面の上縁から延び出たフラップによって、天面よりも一段低い位置に注出入口を支持している。ただし、特許文献3に開示された液体包装容器は、一枚のブランクから作製されているため、注出入口を支持する面と天面との間に、外箱の内部に通じる開口が形成される。このような開口は、とりわけ食料品等を収容する液体包装容器への適用において、衛生面から好ましくない。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであって、取り扱い性および積み重ねた際の安定性に優れ且つ衛生的な液体包装容器を提供することを目的とする。また、本発明は、このような液体包装容器の外箱および当該外箱を作製するためのブランクを提供することを目的とする。
本発明による外箱は、
注出入口を有する液体用の内袋を収容するための外箱であって、
互いに対向する天面および底面と、前記天面および前記底面の間に位置する側面と、を備え、
前記側面が、互いに対向して配置された第1側板及び第3側板と、前記第1側板及び前記第3側板の間に配置された第2側板と、前記第2側板に対向して前記第1側板及び前記第3側板の間に配置された第4側板と、によって画成され、
前記第1側板の上縁から延び出た第1上延出板と、前記第2側板の上縁に揺動可能に接続された揺動板と、が設けられ、
前記第1側板の前記上縁は、前記第2側板の側に位置する第1上縁と、第4側板の側に位置し且つ第1上縁よりも高い位置に位置する第2上縁と、を含み、
前記第1上延出板は、前記第1上縁から延び出た支持板部と、前記第2上縁から延び出た第1上フラップ部と、前記支持板部と前記第1上フラップ部とを接続する連結部と、を有し、
前記第1上フラップ部は、前記支持板部よりも高い位置に位置して前記天面を画成し、
前記支持板部は、前記第1側板の第1上縁に接続された第1縁と、前記第1縁に対向する第2縁と、前記第1縁及び前記第2縁の間を前記第2側板の内面に沿って延びる第3縁と、前記第3縁に対向して前記第1縁及び前記第2縁の間を延びる第4縁と、を有し、且つ、前記内袋の前記注出入口を受ける受け孔を形成されており、
前記連結部は、前記支持板部の前記第2縁から前記第1上フラップ部まで延び、
前記揺動板は、前記支持板部の上方に位置して前記第1上フラップ部とともに前記天面を画成する蓋板部と、前記蓋板部の前記第2側板への接続縁と対向する対向縁から延び出した差込片と、を有し、前記差込片は、前記支持板部の第4縁と前記第1上フラップ部との間の開口を塞ぐ。
本発明による外箱において、
前記支持板部は、
前記第1縁から前記第1縁と前記第2縁との間に設けられた折り曲げ可能な折り曲げ部までの間の補助部と、前記受け孔を形成された前記折り曲げ部から前記第2縁までの支持部と、を有し、
前記連結部と前記第1上フラップ部との接続箇所、前記連結部と前記支持板部との接続箇所、前記折り曲げ部、および、前記支持板部と前記第1側板との接続箇所での折り曲げ操作により、前記支持部が前記第1上フラップ部と同一高さまで移動可能であってもよい。
本発明による外箱において、
前記差込片は、前記揺動板の前記第2側板に対する揺動軸線に沿った方向における前記第3側板の側となる向きに突出した凸部を有し、
前記連結部は、前記差込片が前記支持板部の第4縁と前記第1上フラップ部との間の開口を塞ぐ位置に配置された場合に、前記差込片の前記凸部を受ける切欠または孔を形成されていてもよい。
本発明による外箱において、前記揺動板と前記第2側板との境界に或いは前記第2側板に、前記揺動板を前記外箱から切り離すための切り離し部が、形成されていてもよい。
本発明による外箱において、前記第3側板の上縁から延び出す第3上延出板が設けられ、前記第3上延出板は、前記第1上延出板とともに前記天面を画成し、前記第1上延出板の前記第1側板の前記第2上縁からの延出量は、前記第1側板と前記第3側板との離間間隔よりも短くてもよい。
本発明による液体包装容器は、
注出入口を有する液体用の内袋と、
上述した本発明による外箱のいずれかと、を備え、
前記注出入口が前記受け孔を通過して前記外箱に取り付けられている。
本発明による液体包装容器において、前記内袋は、前記注出入口と、前記注出入口が固定され袋体と、を有し、前記袋体は、前記外箱の内面に接合されていてもよい。
本発明によるブランクは、
互いに対向する天面および底面と、前記天面および前記底面の間に位置する側面と、を有し且つ注出入口を有した液体用の内袋を収容する外箱を、作製するためのブランクであって、
横方向における一側から他側へ向けて第1側板、第2側板、第3側板および第4側板の順、或いは、第2側板、第3側板、第4側板および第1側板の順、或いは、第3側板、第4側板、第1側板および第2側板の順、或いは、第4側板、第1側板、第2側板および第3側板の順で並べられた、第1側板、第2側板、第3側板、および、第4側板と、
前記第1側板の上縁から上方に延び出た第1上延出板と、
前記第2側板の上縁から上方に延び出た揺動板と、
前記第1側板、前記第2側板、前記第3側板、および、前記第4側板の少なくともいずれか一以上の下縁から下方に延び出た下延出板と、を備え、
前記第1側板の前記上縁は、前記横方向における他側に位置する第1上縁と、前記横方向における一側に位置し且つ第1上縁よりも上方に位置する第2上縁と、を含み、
前記第1上延出板は、前記第1上縁から上方に延び出た支持板部と、前記支持板部からさらに上方延び出た連結部と、前記第2上縁から、前記支持板部および前記連結部の両方の横方向一側縁部に沿って上方に延び且つ前記連結部の上側縁部に沿って横方向に延びる第1上フラップ部と、を有し、
前記支持板部には、前記内袋の前記注出入口を受ける受け孔を形成されており、
前記第1上フラップ部は、前記連結部の上側縁部と接続され、
前記揺動板は、前記支持板部の前記上下方向における長さと同一となる幅で、前記第2側板の上縁の内の横方向における一側端を含む部分から上方に延びる蓋板部および差込片を含み、
前記蓋板部の上下方向における長さは、前記支持板部の横方向における幅と同一であり、
前記差込片は、前記第1側板の前記第1上縁と前記第2上縁との上下方向におけるずれ量と同じ長さだけ、前記蓋板部の上縁から上方に延びる。
本発明によるブランクにおいて、前記支持板部は、上下方向において、前記第2上縁と同一となる位置に、折り曲げ可能な折り曲げ部を横方向に延びるように形成されていてもよい。
本発明によるブランクにおいて、前記差込片は、横方向における他側に突出した凸部を有し、前記連結部は、横方向における一側縁となる位置に前記凸部と係合可能な切欠または孔を形成されていてもよい。
本発明によるブランクにおいて、前記揺動板と前記第2側板との境界に或いは前記第2側板に、前記揺動板を切り離すための切り離し部が、形成されていてもよい。
本発明によるブランクにおいて、前記第3側板の上縁から延び出す第3上延出板が設けられ、前記第1上延出板の前記第1側板の前記第2上縁からの延出量は、前記第2上延出板の横方向に沿った幅より小さくてもよい。
本発明によれば、第1側板の上縁から延び出る第1上延出板が、天面を画成する第1上フラップ部と、第1上フラップ部よりも低い位置に配置され且つ内袋の注出入口を受ける受け孔を形成された支持板部と、を有している。また、第1側板に隣接する第2側板の上縁より延び出る揺動板が、支持板部の上方に位置する蓋板部と、蓋板部の第2側板への接続縁と対向する対向縁から延び出した差込片と、を有している。蓋板部が、第1上フラップ部とともに天面を画成し、且つ、差込片が、支持板部と第1上フラップ部との間の開口を塞ぐことができる。これにより、液体包装容器が、取り扱い性および積み重ねた際の安定性に優れ且つ衛生的となる。
図1は、本発明の一実施の形態を説明するための図であって、蓋板部が支持板部の上方の配置された状態において、液体包装容器を示す斜視図である。 図2は、支持板部の上方が開放されて支持板部に支持された注出入口が露出した状態において、図1の液体包装容器を示す斜視図である。 図3は、支持板部が注出入口とともに上方に移動した状態において、図1の液体包装容器を示す斜視図である。 図4は、図1のIV−IV線に沿った断面図である。 図5は、図1の液体包装容器の外箱を作製するためのブランクを、外箱の外表面となる側から示す平面図である。 図6は、図5のブランクを外箱の内表面となる側から内袋とともに示す平面図である。 図7は、外箱を部分的に分解した状態にて液体包装容器を示す斜視図である。 図8は、図2に対応する図であって、液体包装容器の外箱の一変形例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する用語、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さ等については、同様の機能を期待し得る程度の誤差範囲を含めて解釈することとする。
図1〜図7は本発明による一実施の形態を説明するための図である。このうち図1〜図3は、外箱が互いに異なる状態に維持された液体包装容器を示す斜視図であり、図4は、液体包装容器の縦断面を模式的に示す図であり、図5及び図6は、外箱を作製するためのブランクを示す平面図である。
図1〜図4に示すように、液体包装容器10は、液体を保持するための内袋80と、内袋80を収容する外箱20と、を有している。外箱20は、後述するように、一枚のブランク15から作製されている。ブランク15は、シート状の材料、例えば段ボール紙を所定の形状に切断して作製される。内袋80は、注出入口81と、注出入口81が固定された袋体83と、注出入口81に取り外し可能に取り付けられる蓋体82と、を有している。この内袋80では、蓋体82が取り外された注出入口81を介して、袋体83の内部から液体を注出可能および袋体83の内部に液体を注入可能となっている。
このような液体包装容器10は、インク、薬品、食品等の液体を運搬、保管するために適している。液体包装容器10は、金属製の一斗缶と比較して、安価且つ軽量であるといった利点を有している。また、外箱20が存在することから、内袋80の袋体83を樹脂フィルム等の柔軟性を有した材料から形成することができる。この場合、液体包装容器10の内袋80から液体を注ぎ出す際に、柔軟性を有した袋体83が内袋80の内容積を小さくするように変形するので、注出入口81を介して内袋80の内部に空気を注入する必要が無い。この結果、液体が飛び散ってしまうことを効果的に防止しながら、液体包装容器10からの液体の注ぎ出しを安定して行うことができる。
とりわけ以下に説明する液体包装容器10は、後述するように衛生的であることから、食用油、飲料、醤油、ソースといった液体食料品の保管や運搬に適している。また、以下に説明する液体包装容器10では、内袋80の注出入口81が外箱20に対して固定され且つ六面体状の外輪郭を有するようになることから、例えば、内袋80に充填された液体を注ぎ出す際の取り扱い性に優れ、且つ、運搬や保管に際して液体包装容器10を積み重ねた際の安定性に優れる。以下、液体包装容器10の各構成要素について説明する。
まず、内袋80について説明する。上述したように、内袋80は、注出入口81、蓋体82および袋体83を有している。袋体83は、充填されるべき液体の種類に応じて適宜選択されるが、典型的には柔軟性を有した材料を用いて作製され得る。より具体的には、袋体83は、一枚の樹脂フィルムを折り返して三方をヒートシールすることによって、或いは、重ねられた二枚の樹脂フィルムの周囲をヒートシールすることによって、作製され得る。袋体83の作製に用いられる樹脂フィルムとして、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ナイロンフィルム、ナイロン/ポリエチレン複合フィルム等を例示することができる。
注出入口81及び蓋体82は、樹脂によって形成され、注出または注入を安定して行い得る程度の剛性を付与されていることが好ましい。特に、液体包装容器10が、液体を充填する又は液体を注ぎ出す機器等に装填される場合には、変形を防止するための剛性が注出入口81に付与されていることが好ましい。図4に示された例において、注出入口81は、筒状部と、筒状部と一体的に形成されたフランジと、を有している。注出入口81は、例えば超音波接合によって、フランジにて袋体83と接合されている。蓋体82は、螺合や嵌合等の密封可能な方法にて、注出入口81の筒状部に取り付けられるようになっている。
次に、外箱20について説明する。図1に示すように、外箱20は、互いに対向する天面25及び底面26と、天面25及び底面26の間を延びる第1〜第4の側面を有し、外箱20の外輪郭は略六面体となっている。図示された例において、外箱20は、直方体状の外輪郭を有している。図1〜図3に示すように互いに直交するx軸、y軸およびz軸を定義すると、定義されたxyz座標系において、直方体状の外輪郭を有する外箱20の天面25及び底面26が、xy平面と平行な面として画成され、外箱20の第1側面21及び第3側面23が、xz平面と平行な面として画成され、外箱20の第2側面22及び第4側面24が、yz平面と平行な面として画成されている。
外箱20は、シート状の材料を所定形状に切り取って作製されたブランク15から形成される。ブランク15には、図5及び図6に実線で示すように折り目や切り目が形成されている。そして、ブランク15を折り目で折るとともに、ブランク15の折り重ねられた部分をホットメルト等の接着剤や粘着テープを用いて接合することにより、ブランク15から外箱20が作製される。ブランク15をなすシート状の材料として、紙製段ボール(段ボール紙)、プラスチック製段ボール(樹脂製段ボール)、紙製ボード、樹脂製ボードを例示することができる。
図5及び図6に示すように、ブランク15は、第1〜第4側面21〜24をそれぞれ形成するようになる第1〜第4側板31〜34を有している。第1側板31は、外箱20において前側面(第1側面)21を画成し、第3側板33は、外箱20において第1側板31に対向する位置に配置され後側面(第3側面)23を画成する。第2側板32は、外箱20において、第1側板31と第3側板33との間に配置され、左側面(第2側面)22を画成する。第4側板34は、外箱20において、第1側板31と第3側板33との間に配置され、右側面(第4側面)24を画成する。
ブランク15は、横方向における一側から他側へ向けて、第1側板31、第2側板32、第3側板33および第4側板34の順、或いは、第2側板32、第3側板33、第4側板34および第1側板31の順、或いは、第3側板33、第4側板34、第1側板31および第2側板32の順、或いは、第4側板34、第1側板31、第2側板32および第3側板33の順で並べられるようにして、第1〜第4側板31〜34を有している。なお、図5及び図6におけるブランク15に対する横方向とは、外箱20における胴周り方向、言い換えると、外箱20における天面25及び底面26を結ぶ軸に対する周方向に相当する。
図示された例において、第4側板34、第1側板31、第2側板32および第3側板33が、この順番で、横方向における一側から他側へ向けて並べられている。また、隣り合う二枚の側板31〜34の間には、側板31〜34の厚みに対応して、折り曲げ代37が設けられている。また、横方向に配列された側板31〜34の一側端または他側端に、接合代38が設けられている。
ブランク15は、第1〜第4第1側板31〜34の下縁31b〜34bのそれぞれから、横方向に直交する上下方向における下方に延び出た第1〜第4下延出板49,59,62,67を有している。なお、図5及び図6におけるブランク15に対する上下方向とは、外箱20における天面25及び底面26を結ぶ方向、すなわち図1〜図3におけるz軸と平行な方向に相当する。
さらに、ブランク15は、第1側板31の上縁31aから上下方向における上方に延び出た第1上延出板40と、第2側板32の上縁32aから上下方向における上方に延び出た第2上延出板50及び揺動板53と、第3側板33の上縁33aから上下方向における上方に延び出た第3上延出板60と、第4側板34の上縁34aから上下方向における上方に延び出た第4上延出板65と、を有している。図示された例では、図5に示すように、第4上延出板65のうちの、第4側板34から離間する先端側となり且つ横方向における他側となる角部が面取りされ、面取部66が形成されている。
なお、第1側板31の上縁31aは、横方向における他側、すなわち横方向における第2側板32に隣接する側または外箱20をなした際に第2側板32に隣接する側に位置する第1上縁31a1と、横方向における一側に位置する第2上縁31a2と、を有している。第1上縁31a1と第2上縁31a2との間には、上下方向に延びる段差形成縁31a3が設けられており、第1上縁31a1は、第2上縁31a2よりも上下方向における下方に位置している。第1上延出板40は、第1上縁31a1及び第2上縁31a2から延び出ており、この第1上延出板40には、段差形成縁31a3に沿って上下方向に延びる切り込み39aが形成されている。切り込み39aは、第1上延出板40のうちの第1側板31から最も離間した先端までは延びていない。
第1上延出板40は、第1側板31の第1上縁31a1から上方に延び出た支持板部41と、支持板部41からさらに上方に延び出た連結部47と、切り込み39aによって支持板部41および連結部47から離間して第1側板31の第2上縁31a2から上方に延び出した第1上フラップ部45と、を有している。支持板部41には、内袋80の注出入口81を受ける受け孔43が形成されている。第1上フラップ部45は、第2上縁31a2から、支持板部41および連結部47の両方の横方向における一側縁部に沿って上方に延び且つ連結部47の上側縁部に沿って横方向に延びている。第1上フラップ部45は、連結部47の上側縁部と接続されている。すなわち第1上フラップ部45は、第1側板31に接続する幅狭の基端部46aと、連結部47に接続する幅広の46bと、を有している。
上述したように、第2上延出板50及び揺動板53が、第2側板32の上縁32aから上下方向における上方に延び出ている。このうち、揺動板53は、第2側板32の上縁32aのうちの横方向における一側、すなわち横方向における第1側板31に隣接する端部または外箱20をなした際に第1側板31に隣接する端部を含む領域から延び出ている。逆に、第2上延出板50は、第2側板32の上縁32aのうちの横方向における他側の領域から延び出ている。揺動板53は、第2側板32の上縁32aに接続された蓋板部54と、蓋板部54からさらに上方に延び出た差込片55と、を有している。
ところで、蓋板部54及び差込片55の横方向における幅waは、支持板部41の上下方向における長さlaと同一となっている。蓋板部54の上下方向における長さlbは、支持板部41の横方向における幅wbと同一となっている。連結部47の上下方向における長さlc、段差形成縁31a3の上下方向における長さld、及び、差込片55の上下方向における長さleは、互いに同一となっている。第4上延出板65の上下方向における長さlfは、第1上フラップ部45の基端部46aの横方向における幅wc以下となっている。第1上延出板40の第1側板31の第2上縁31a2からの延出量lgは、第2上延出板32の横方向に沿った幅wdよりも小さくなっている。
なお、図示された例によれば、対向する一対の側面の両方から内フラップなす上延出板または下延出板が延び出し、また、対向する一対の側面の両方から外フラップなす上延出板または下延出板が延び出している。したがって、いずれか一つの上延出板または下延出板の対応する側板からの上下方向への延出量が、過度に長くなってしまうことを回避することができる。このような形態によれば、長尺のシート状材料からブランク15を取り出す際の歩留まりが高くなる点において好ましい。
ところで、液体包装容器10において、内袋80は、注出入口81が支持板部41の受け孔43を通過した状態で、外箱20の内面に取り付けられている。図6は、外箱20をなした際に内面となる側からブランク15を示している。図6には、内袋80を外箱内面へ接合する際の接合位置の一例が示されている。図6に示された例においては、まず、注出入口81のフランジが、支持板部41の内面に設けられた接合領域Z1と接合されている。また、内袋80の袋体83が、第1側板31の内面に位置する接合領域Z2と、第3側板33の内面に位置する接合領域Z3と、第4下延出板67の内面に位置する接合領域Z4と、第2下延出板59の内面に位置する接合領域Z5と、に接合されている。内袋80の外箱20の内面への接合は、ホットメルト等の接着剤や粘着テープを用いて実施され得る。また、内袋80は、外箱20を形成する前のブランク15に予め接合されるようにしてもよいし、ブランク15から外箱20を形成した後に当該外箱20の内面に接合してもよい。
次に、このようなブランク15を適宜折り曲げ且つ折り重ねられた部分を接合することにより作製される外箱20について説明する。ブランク15から外箱20を作製する場合、第1〜第4側板31〜34を曲げ代37にて互いに対して折り曲げ、且つ、接合代38を当該接合代38に対面するようになる側板、図示された例では第4側板34に接合する。この操作により、四角筒状をなす外箱20の胴部が形成され、第1〜第4側板31〜34によって、それぞれ第1〜第4側面21〜24が形成される。
また、各側板31〜34から延び出る第1〜第4下延出板49,59,62,67を対応する側板に対して折り曲げる。これにより、第1〜第4下延出板49,59,62,67が、フラップをなして、底面25を画成する。図示された例では、第2下延出板59及び第4下延出板67を先に折り曲げ、次に、第1下延出板49及び第3下延出板62を折り曲げる。つまり、第2下延出板59及び第4下延出板67が、内フラップをなすとともに、第1下延出板49及び第3下延出板62が、外フラップをなして、底面26の最表面を形成する。
さらに、各側板31〜34から延び出る第1〜第4上延出板40,50,60,65を対応する側板に対して折り曲げることにより、これらが、外箱20の天面25を画成するようになる。図示された例では、図7に示すように、まず、第2上延出板50及び第4上延出板65が、内フラップをなすように、対応する側板32,34に対して折り曲げられる。次に、第1上延出板40及び第3上延出板60が、対応する側板31,33に対して折り曲げられる。
上述したように、第1上延出板40の支持板部41には、内袋80の注出入口81が固定されている。そして、注出入口81からは袋体83が延び出している。そして、図7に示すように、第1上延出板40よりも先に折り畳まれる第4上延出板65には、面取部66が形成されている。この面取部66によって、ブランク15から外箱20を作製する際に袋体83がより円滑に誘導され、外箱20の作製を容易に行うことが可能となる。
ところで、第1上延出板40は、段差形成縁31a3を介して異なる高さに位置する第1上縁31a1及び第2上縁31a2に接続されている。したがって、第1上延出板40を第1側板31に対して折り曲げると、図7に示すように、連結部47が、その上縁に沿って第1上フラップ部45に対して折り曲げられ、且つ、その下縁に沿って支持板部41に対して折り曲げられる。この結果、図2及び図4に示すように、横方向に延びる折り曲げ線に沿って、連結部47と第1上フラップ部45とが互いに対して折り曲げられ、且つ、横方向に延びる折り曲げ線に沿って、連結部47と支持板部41とが互いに対して折り曲げられる。なお、このような支持板部41、第1上フラップ部45、連結部47の相対移動が円滑に行われるよう、ブランク15の状態において横方向(図1〜図3の外箱20の状態におけるx軸方向)に延びる折り曲げ部が、予め、第1上フラップ部45と連結部47との境界および連結部47と支持板部41との境界に形成される。とりわけ、図示された例においては、連結部47と支持板部41との境界に沿って、切り込み39bが形成されている。この切り込み39bによって、支持板部41と連結部47との間の上述した相対移動、さらに相対移動にともなって支持板部41と第1上フラップ部45との相対移動が安定して引き起こされるようになる。
このようにして、例えば、図2に示されているように、第1上延出板40の第1上フラップ部45が、z軸方向において支持板部41よりも高い位置に配置される。第1上延出板40の第1上フラップ部45は、第3上延出板60とともに、外フラップをなす。そして、外フラップをなす第1上フラップ部45及び第3上延出板60と、内フラップをなす第2上延出板50及び第4上延出板65とが、天面25を画成するようになる。
なお、上述したように、第4上延出板65の上下方向(x軸方向)における長さlfは、第1上フラップ部45の基端部46aの横方向(x軸方向)における幅wc以下となっている。また、蓋板部54及び差込片55の横方向(y軸方向)における幅waは、支持板部41の上下方向(y軸方向)における長さlaと同一となっている。このため、図7に示すように、支持板部41は、第2上延出板50及び第4上延出板65が設けられていない領域に位置するようになる。この結果、受け孔43を形成された支持板部41は、天面25よりもz軸方向において低い位置に配置される。
図2に示すように、支持板部41は、第1側板31の第1上縁31a1に接続された第1縁41aと、第1縁41aに対向する第2縁41bと、第1縁41a及び第2縁41bの間を第2側板32の内面に接触して延びる第3縁41cと、第3縁41cに対向して第1縁41a及び第2縁41bの間を延びる第4縁41dと、を有する。連結部47は、支持板部41の第2縁41bから第1上フラップ部45まで延びている。図示された例では、上述したように、連結部47の上下方向における長さlcおよび段差形成縁31a3の上下方向における長さldが等しくなっている。このため、支持板部41の板面が、第1上フラップ部45の板面、さらには天面25と平行にxy平面上を延び広がり、且つ、連結部47の板面が、xz平面上を延び広がっている。
また、第1上延出板40には、ブランク15の状態において、支持板部41及び連結部47と第1上フラップ部45との間を上下方向に延びる切り込み39aが形成されている。そして、外箱20が形成された状態において、支持板部41が第1上フラップ部45からz軸方向にずれるので、第4縁41dと第1上フラップ部45との間には、外箱20の内部に通じる開口12が形成される。この開口12は、yz平面上に広がる。
次に、第2側板32の上縁32aから延び出た揺動板53を揺動させる。揺動板53は、第2側板32の上縁32aに沿ってy軸方向に延びる揺動中心を中心として揺動する。上述したように、蓋板部54の横方向(y軸方向)における幅waは、支持板部41の上下方向(y軸方向)における長さlaと同一となっており、且つ、蓋板部54の上下方向(x軸方向)における長さlbは、支持板部41の横方向(x軸方向)における幅wbと同一となっている。したがって、z軸方向からの観察において、蓋板部54は、支持板部41と同一形状となり、支持板部41を上方から覆うようになる。そして、図1及び図4に示すように、蓋板部54は、支持板部41の上方に位置して、第1上フラップ部45とともに天面25を形成する。なお、図4に示すように、支持板部41からの注出入口81のz軸方向への突出量は、段差形成縁31a3のz軸方向における高さよりも低い。したがって、蓋板部54が天面25の一部分を形成することが、内袋80の注出入口81によって、阻害されることはない。
このような外箱20を有した液体包装容器10によれば、内袋80の注出入口81が外箱20に予め固定されている。したがって、液体包装容器10の内袋80に液体を注ぎ入れるのに際して或いは液体包装容器10の内袋80から液体を注ぎ出すのに際して、外箱20の内部から内袋80の注出入口81を引き出し且つ外箱20の所定位置に固定する必要がない。すなわち、従来の液体包装容器を用いる際の煩雑さを解消し、液体包装容器10の取り扱い性を格段に向上させることができる。また、外箱20の蓋板部54がその他の上延出板40,50,60,65とともに、実質的に平坦な天面25を画成する。この結果、液体包装容器10が略直方体状又は略立方体状の外輪郭を有することが可能となる。したがって、保管や運搬の際に液体包装容器10を極めて安定した状態にて積み重ねることが可能となる。
また、第2側板32から延び出る揺動板53は、第1側板31の側とは反対側から蓋板部54に接続する差込片55を更に有している。図4によく示されているように、揺動板53と蓋板部54との境界線に沿ってy軸方向に延びる軸線を中心として、差込片55を蓋板部54に対して揺動させる。これにより、差込片55が、支持板部41との第1上フラップ部45との間に形成された開口12に対面する位置に配置される。すなわち、内袋80が収容された外箱20の内部に通じる開口12を差込片55によって塞ぐことができる。このような差込片55によれば、埃等の異物が外箱20の内部に入り込んでしまうことを効果的に防止することができる。この点から、差込片55を有した液体包装容器10は衛生的であり、液体食料品用の包装容器として好適に用いられ得る。
とりわけ図示された例において、差込片55の横方向(y軸方向)における幅waは、支持板部41の上下方向(y軸方向)における長さlaと同一となっており、且つ、連結部47の上下方向(z軸方向)における長さlc、段差形成縁31a3の上下方向(z軸方向)における長さld、及び、差込片55の上下方向(z軸方向)における長さleは、互いに同一となっている。この場合、支持板部41と第1上フラップ部45との間に形成された開口12を差込片55bによって精度良く塞ぐことが可能となる。また、差込片55が支えとなり、第1上フラップ部45と同一平面状に蓋板部54を安定して維持することが可能となる。これにより、保管や運搬の際に液体包装容器10をより安定した状態にて積み重ねることが可能となる。
ところで、図5に示すように、差込片55は、横方向における他側に突出した凸部56を有している。一方、連結部47は、横方向における一側縁となる位置に切欠または孔を形成されている。図示された例では、連結部47に切欠48が形成されている。外箱20においては、図2に示すように、差込片55の凸部56は、揺動板53の第2側板32に対する揺動軸線に沿ったy軸方向における第3側板33の側となる向きに突出する。また、連結部47の切欠48は、差込片55が支持板部41と第1上フラップ部45との間の開口12を塞ぐ位置に配置された場合に、差込片55の凸部56を受けるようになる。すなわち、図示された例では、蓋板部54が第1上フラップ部45等とともに天面25を画成し且つ差込片55が開口12を塞いでいる状態において、差込片55の凸部56が連結部47の切欠48と係合する。この係合により、蓋板部54及び差込片55を含む揺動板53が、意図せず揺動し、蓋板部54が第1上フラップ部45から浮き上がってしまうこと、並びに、開口12が開放されてしまうことを効果的に回避することができる。
また、図5に示すブランク15において、支持板部41は、上下方向において、第1側板31の第2上縁31a2と同一となる位置に、折り曲げ可能な折り曲げ部42を横方向に延びるように形成されている。この折り曲げ部42は、図2に示された外箱20の状態において、x軸方向に延びる。そして、支持板部41は、第1縁41aから第1縁41aと第2縁41bとの間に設けられた折り曲げ可能な折り曲げ部42までの間の補助部42bと、折り曲げ部42から第2縁41bまでの受け孔43を形成された支持部42aと、を含むようになる。このような外箱20では、連結部47と第1上フラップ部45との接続箇所、連結部47と支持板部41との接続箇所、折り曲げ部42、および、支持板部41と第1側板31との接続箇所での折り曲げ操作により、支持板部41の支持部42aを、図2に示された位置から、図3に示された位置まで移動させることができる。
上述したように、ブランク15の状態において、折り曲げ部42が、第1側板31の第2上縁31a2と同一となる位置に形成されている場合には、支持板部41の支持部42aは、図3に示された状態において、第1上フラップ部45によって画成される天面25と、z軸方向において同一の位置に配置されるようになる。
このように支持部42aを上方に移動させた状態にて、図3に示すように、蓋体82を注出入口81から取り外し、内袋80から液体を注ぎ出す又は内袋80に液体を注ぎ入れるようにしてもよい。支持部42aが上方に移動することにより、内袋80の注出入口81が外箱20の外輪郭から突出する。この結果、内袋80からの液体の注ぎ出し又は内袋80への液体の注ぎ入れを安定して容易に行うことができる。
以上のように本実施の形態によれば、第1側板31の上縁31aから延び出る第1上延出板40が、天面25を画成する第1上フラップ部45と、第1上フラップ部45よりも低い位置に配置され且つ内袋80の注出入口81を受ける受け孔43を形成された支持板部41と、を有している。また、第1側板31に隣接する第2側板32の上縁32aから延び出る揺動板53が、支持板部41の上方に位置する蓋板部54と、蓋板部54の第2側板32への接続縁と対向する対向縁から延び出した差込片55と、を有している。蓋板部54が、第1上フラップ部45とともに天面25を画成し、且つ、差込片55が、支持板部41と第1上フラップ部45との間の開口12を塞ぐことができる。これにより、液体包装容器10が、取り扱い性および積み重ねた際の安定性に優れ且つ衛生的となる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、変形の一例について説明する。以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いており、重複する説明を省略する。
上述した実施の形態において、支持板部41に折り曲げ部42が形成され、支持板部41が支持部42aと補助部42bとを有する例を示したが、これに限られない。図8に示すように、支持板部41に折り曲げ部42が形成されていなくてもよい。図8に示された例では、補助部42bを設ける必要がない。したがって、注出入口81を支持する支持部42aをx軸方向に沿って第1側板31の近傍に配置することができる。これにより、図8に示された液体包装容器10においても、内袋80からの液体の注ぎ出し又は内袋80への液体の注ぎ入れを安定して容易に行うことができる。
また、注ぎ出し及び注ぎ入れの作業性をさらに向上させる観点から、揺動板53と第2側板32との間となる位置に或いは第2側板32に、揺動板53を第2側板32から切り離すための切り離し部が、形成されていてもよい。図8には切り離し部57の一例が示されている。切り離し部57は、例えば、ミシン目やハーフカット部として形成され得る。このような例によれば、内袋80からの液体の注ぎ出し又は内袋80への液体の注ぎ入れを、揺動板53を除去した状態で行うことができる。これにより、内袋80からの液体の注ぎ出し又は内袋80への液体の注ぎ入れをより安定してより容易に行うことができる。
なお、以上において上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
10 液体包装容器
12 開口
15 ブランク
20 外箱
21 第1側面、前側面
22 第2側面、左側面
23 第3側面、後側面
24 第4側面、右側面
25 天面
26 底面
31 第1側板、前側板
31a1 第1上縁
31a2 第2上縁
32 第2側板、左側板
32a 上縁
33 第3側板、後側板
34 第4側板、右側板
40 第1上延出板
41 支持板部
41a 第1縁
41b 第2縁
41c 第3縁
41d 第4縁
42 折り曲げ部
42a 支持部
42b 補助部
43 受け孔
45 第1上フラップ部
47 連結部
48 切欠
50 第2上延出板
53 揺動板
54 蓋板部
55 差込片
56 凸部
57 切り離し部
60 第3上延出板
65 第4上延出板
80 内袋
81 注出入口
82 蓋体
83 袋体

Claims (12)

  1. 注出入口を有する液体用の内袋を収容するための外箱であって、
    互いに対向する天面および底面と、前記天面および前記底面の間に位置する側面と、を備え、
    前記側面が、互いに対向して配置された第1側板及び第3側板と、前記第1側板及び前記第3側板の間に配置された第2側板と、前記第2側板に対向して前記第1側板及び前記第3側板の間に配置された第4側板と、によって画成され、
    前記第1側板の上縁から延び出た第1上延出板と、前記第2側板の上縁に揺動可能に接続された揺動板と、が設けられ、
    前記第1側板の前記上縁は、前記第2側板の側に位置する第1上縁と、第4側板の側に位置し且つ第1上縁よりも高い位置に位置する第2上縁と、を含み、
    前記第1上延出板は、前記第1上縁から延び出た支持板部と、前記第2上縁から延び出た第1上フラップ部と、前記支持板部と前記第1上フラップ部とを接続する連結部と、を有し、
    前記第1上フラップ部は、前記支持板部よりも高い位置に位置して前記天面を画成し、
    前記支持板部は、前記第1側板の第1上縁に接続された第1縁と、前記第1縁に対向する第2縁と、前記第1縁及び前記第2縁の間を前記第2側板の内面に沿って延びる第3縁と、前記第3縁に対向して前記第1縁及び前記第2縁の間を延びる第4縁と、を有し、且つ、前記内袋の前記注出入口を受ける受け孔を形成されており、
    前記連結部は、前記支持板部の前記第2縁から前記第1上フラップ部まで延び、
    前記揺動板は、前記支持板部の上方に位置して前記第1上フラップ部とともに前記天面を画成する蓋板部と、前記蓋板部の前記第2側板への接続縁と対向する対向縁から延び出した差込片と、を有し、前記差込片は、前記支持板部の第4縁と前記第1上フラップ部との間の開口を塞ぐ、外箱。
  2. 前記支持板部は、
    前記第1縁から前記第1縁と前記第2縁との間に設けられた折り曲げ可能な折り曲げ部までの間の補助部と、前記受け孔を形成された前記折り曲げ部から前記第2縁までの支持部と、を有し、
    前記連結部と前記第1上フラップ部との接続箇所、前記連結部と前記支持板部との接続箇所、前記折り曲げ部、および、前記支持板部と前記第1側板との接続箇所での折り曲げ操作により、前記支持部が前記第1上フラップ部と同一高さまで移動可能である、請求項1に記載の外箱。
  3. 前記差込片は、前記揺動板の前記第2側板に対する揺動軸線に沿った方向における前記第3側板の側となる向きに突出した凸部を有し、
    前記連結部は、前記差込片が前記支持板部の第4縁と前記第1上フラップ部との間の開口を塞ぐ位置に配置された場合に、前記差込片の前記凸部を受ける切欠または孔を形成されている、請求項1または2に記載の外箱。
  4. 前記揺動板と前記第2側板との境界に或いは前記第2側板に、前記揺動板を前記外箱から切り離すための切り離し部が、形成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の外箱。
  5. 前記第3側板の上縁から延び出す第3上延出板が設けられ、
    前記第3上延出板は、前記第1上延出板とともに前記天面を画成し、
    前記第1上延出板の前記第1側板の前記第2上縁からの延出量は、前記第1側板と前記第3側板との離間間隔よりも短い、請求項1〜4のいずれか一項に記載の外箱。
  6. 注出入口を有する液体用の内袋と、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の外箱と、を備え、
    前記注出入口が前記受け孔を通過して前記外箱に取り付けられている、液体包装容器。
  7. 前記内袋は、前記注出入口と、前記注出入口が固定され袋体と、を有し、
    前記袋体は、前記外箱の内面に接合されている、請求項6に記載の液体包装容器。
  8. 互いに対向する天面および底面と、前記天面および前記底面の間に位置する側面と、を有し且つ注出入口を有した液体用の内袋を収容する外箱を、作製するためのブランクであって、
    横方向における一側から他側へ向けて第1側板、第2側板、第3側板および第4側板の順、或いは、第2側板、第3側板、第4側板および第1側板の順、或いは、第3側板、第4側板、第1側板および第2側板の順、或いは、第4側板、第1側板、第2側板および第3側板の順で並べられた、第1側板、第2側板、第3側板、および、第4側板と、
    前記第1側板の上縁から上方に延び出た第1上延出板と、
    前記第2側板の上縁から上方に延び出た揺動板と、
    前記第1側板、前記第2側板、前記第3側板、および、前記第4側板の少なくともいずれか一以上の下縁から下方に延び出た下延出板と、を備え、
    前記第1側板の前記上縁は、前記横方向における他側に位置する第1上縁と、前記横方向における一側に位置し且つ第1上縁よりも上方に位置する第2上縁と、を含み、
    前記第1上延出板は、前記第1上縁から上方に延び出た支持板部と、前記支持板部からさらに上方延び出た連結部と、前記第2上縁から、前記支持板部および前記連結部の両方の横方向一側縁部に沿って上方に延び且つ前記連結部の上側縁部に沿って横方向に延びる第1上フラップ部と、を有し、
    前記支持板部には、前記内袋の前記注出入口を受ける受け孔を形成されており、
    前記第1上フラップ部は、前記連結部の上側縁部と接続され、
    前記揺動板は、前記支持板部の前記上下方向における長さと同一となる幅で、前記第2側板の上縁の内の横方向における一側端を含む部分から上方に延びる蓋板部および差込片を含み、
    前記蓋板部の上下方向における長さは、前記支持板部の横方向における幅と同一であり、
    前記差込片は、前記第1側板の前記第1上縁と前記第2上縁との上下方向におけるずれ量と同じ長さだけ、前記蓋板部の上縁から上方に延びる、ブランク。
  9. 前記支持板部は、上下方向において、前記第2上縁と同一となる位置に、折り曲げ可能な折り曲げ部を横方向に延びるように形成されている、請求項8に記載のブランク。
  10. 前記差込片は、横方向における他側に突出した凸部を有し、
    前記連結部は、横方向における一側縁となる位置に前記凸部と係合可能な切欠または孔を形成されている、請求項8または9に記載のブランク。
  11. 前記揺動板と前記第2側板との境界に或いは前記第2側板に、前記揺動板を切り離すための切り離し部が、形成されている、請求項8〜10のいずれか一項に記載のブランク。
  12. 前記第3側板の上縁から延び出す第3上延出板が設けられ、
    前記第1上延出板の前記第1側板の前記第2上縁からの延出量は、前記第2上延出板の横方向に沿った幅より小さい、請求項8〜11のいずれか一項に記載のブランク。
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