JP2020111341A - 包装容器 - Google Patents
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Abstract
Description
前記注出口を貫通させて保持する固定用穴を形成可能とする正面板と、前記正面板に対向する位置に配置された背面板と、前記正面板と前記背面板とを連結して帯状の胴部を形成させる右側面板及び左側面板と、前記正面板の底辺に連結された正面板連結底面フラップ、前記背面板の底辺に連結された背面板連結底面フラップ、前記右側面板の底辺に連結された右側面板連結底面フラップ及び前記左側面板の底辺に連結された左側面板連結底面フラップからなる複数の底面フラップが各連結部でそれぞれ折り曲げられて重なり合うことで形成される底蓋と、を少なくとも有し、
前記右側面板連結底面フラップ又は前記左側面板連結底面フラップのいずれか一方の底面フラップには、前記背面板の底辺に平行な稜線を持つ凸状体を形成可能な凸状体形成部が設けられており、
前記凸状体形成部が設けられた側の底面フラップには、前記凸状体形成部を谷折りする谷折線と、該谷折線以外を切り離す切取線と、切り離した前記凸状体形成部の中間位置で山折りする稜線と、前記谷折線の反対側の先端部とが形成されており、
前記凸状体形成部が設けられない側の底面フラップには、前記先端部を差し込んで前記凸状体を形成可能とするスリット部が形成されている、ことを特徴とする。
本発明に係る包装容器1は、例えば封入した液体飲料、液体化粧品、液体薬品等の液体を注出する注出口を有する袋体を包装して外形を保持するために用いられるものである。その基本的な構成は、図1〜図6に示すように、液体を注出する注出口21を有する袋体2を包装するための包装容器であって、注出口21を貫通させて保持する固定用穴5を形成可能とする正面板11と、正面板11に対向する位置に配置された背面板12と、正面板11と背面板12とを連結して帯状の胴部を形成させる右側面板13及び左側面板14と、複数の底面フラップ151〜154が各連結部でそれぞれ折り曲げられて重なり合うことで形成される底蓋15とを少なくとも有している。
正面板11は、図1の展開図及び図2の組み立て図に示すように、注出口21を貫通させて保持して固定する板状体である。正面板11は、底蓋15(具体的には正面板連結底面フラップ153(単に底面フラップ153ともいう。))と、右側面板13と、左側面板14と、上蓋16(具体的には上面フラップ163)とにそれぞれ連結されている。正面板11と底面フラップ153との連結部には折曲線11aが設けられている。正面板11と右側面板13との連結部には折曲線11bが設けられている。正面板11と左側面板14との連結部には折曲線11cが設けられている。正面板11と上面フラップ163との連結部には折曲線11dが設けられている。
背面板12は、図1に示すように、正面板11に対向する位置に配置された板状体である。背面板12には、底蓋15(具体的には背面板連結底面フラップ151(単に底面フラップ151ともいう。))と、左側面板14と、上蓋16(具体的には上面フラップ161)とがそれぞれ連結されている。背面板12と底面フラップ151の連結部には折曲線12aが設けられている。背面板12と左側面板14との連結部には折曲線12bが設けられている。背面板12と上面フラップ161との連結部には折曲線12cが設けられている。背面板12にはさらに糊代片121が連結されている。背面板12と糊代片121との連結部には折曲線12dが設けられている。糊代片121は、折曲線12dを基線として折り曲げられ、右側面板13の内側の面に接着されることにより、帯状の胴部を筒状に一体固着させる。これにより、筒状の胴部が形成される。
右側面板13は、左側面板14に対向した位置に配置された板状体であり、左側面板14とともに正面板11と背面板12とを連結させて帯状の胴部を形成する。右側面板13には、正面板11と、底蓋15(具体的には右側面板連結底面フラップ154(単に底面フラップ154ともいう。))と、上蓋16(具体的には上面フラップ164)と、がそれぞれ連結されている。右側面板13と正面板11との連結部には、折曲線11bが設けられている。右側面板13と底面フラップ154との連結部には、折曲線13aが設けられている。右側面板13と上面フラップ164との連結部には、折曲線13bが設けられている。この右側面板13には、図1及び図2に示す残留片部4を形成するための切取線3が、正面板11から連続して設けられていてもよい。
左側面板14は、右側面板13に対向した位置に配置された板状体であり、右側面板13とともに正面板11と背面板12とを連結させて帯状の胴部を形成する。左側面板14には、正面板11と、背面板12と、底蓋15(具体的には左側面板連結底面フラップ152(単に底面フラップ152ともいう。))と、上蓋16(具体的には上面フラップ162)とがそれぞれ連結されている。左側面板14と正面板11との連結部には折曲線11cが設けられている。左側面板14と背面板12との連結部には折曲線12bが設けられている。左側面板14と底面フラップ152との連結部には折曲線14aが設けられている。左側面板14と上面フラップ162との連結部には折曲線14bが設けられている。この左側面板14には、図1及び図2に示す残留片部4を形成するための切取線3が、正面板11から連続して設けられていてもよい。
底蓋15は、複数の底面フラップ151〜154が重なり合って形成される板状体であり、包装容器1の底面部を構成する。底蓋15は、各底面フラップ151〜154との連結部にそれぞれ設けられた折曲線を基線として各底面フラップが折り曲げられ、重ね合わされて形成される。図1の例では、正面板連結底面フラップ153、背面板連結底面フラップ151、右側面板連結底面フラップ154、左側面板連結底面フラップ152の順で折り曲げられる。正面板連結底面フラップ153と背面板連結底面フラップ151の折り曲げ順は逆であってもよい。なお、正面板連結底面フラップ153は、正面板11に連結された底面フラップであり、正面板11との連結部には折曲線11aが設けられている。背面板連結底面フラップ151は、背面板12に連結された底面フラップであり、背面板12との連結部には折曲線12aが設けられている。右側面板連結底面フラップ154は、右側面板13に連結された底面フラップであり、右側面板13との連結部には折曲線13aが設けられている。左側面板連結底面フラップ152は、左側面板14に連結された底面フラップであり、左側面板14との連結部には折曲線14aが設けられている。
上蓋16は、上面フラップ161〜164が、各連結部にそれぞれ設けられた折曲線を基線として折り曲げられて重なり合うことにより形成される上蓋である。取っ手(図示せず)を備える袋体2を包装した場合、上蓋16には、その取っ手を包装容器1の外部に露出させるための取手孔160が任意に設けられていてもよい。
上述したように、糊代片121により胴部が形成された後、以下の手順で底蓋15及び上蓋16が形成される。ただし、底蓋の形成手順は、凸状体形成部31が左側面板連結底面フラップ152に設けられ、スリット部41が右側面板連結底面フラップ154に設けられている場合の一例であり、上蓋16の形成手順は、取手孔160が右側面板連結上面フラップ164に設けられている場合の一例である。
包装容器1の材質としては、紙製品(段ボールや板紙等の紙製品)を用いることが好ましいが、紙製品に限定されない。例えば、加工し易い樹脂等を使用してもよい。樹脂を使用した場合、樹脂の特性を生かした包装容器1を製造することができる。その結果、性質や外観の異なる複数種類の包装容器1を製造することができる。また、包装容器1の大きさも特に限定されないが、一般家庭で使用される液体洗剤等を袋体2に封入する場合には、包装容器1の縦横奥行の長さは、それぞれ数十センチ程度となるのが好ましい。包装容器1の形状は、直方体に限らず、立方体でもよく、また、一面とその対向する面が五角形以上の多角形であってもよい。
凸状体30は、右側面板連結底面フラップ又は左側面板連結底面フラップのいずれか一方の底面フラップ(図1の例では左側面板連結底面フラップ152)に形成された凸状体形成部31で形成される。この凸状体形成部31により、図3〜図5に示すように、背面板12の底辺に平行な稜線33を持つ凸状体30を形成することができる。
使用に伴い、袋体2に封入された液体の容量が減ってくると、注出口21から十分な量の液体が出てこなくなる。特に、袋体2に封入された液体の液面と、注出口21とが同じ高さになると、注出口21から液体が出なくなる。このような場合、ユーザーは、(1)図4に示すように、包装容器1の天地を逆にする。(2)図5に示すように、左側面板連結底面フラップ152に形成された凸状体形成部31を切取線36に沿って剥がしつつ谷折線32で折り曲げる。(3)図3に示すように、凸状体形成部31の稜線33で山折りして凸状体30を形成する。(4)凸状体形成部31の先端部34を、凸状体形成部31が設けられない側の底面フラップのスリット部41に差し込む。こうして凸状体30を形成する
2 袋体
3 切取線(ミシン目)
4 残留片部
5 固定用穴
6 切除片部
7 折曲部
8 稜部
11 正面板
11a〜11d 折曲線
12 背面板
12a〜12d 折曲線
13 右側面板
13a,13b 折曲線
14 左側面板
14a,14b 折曲線
15 底蓋
16 上蓋
21 注出口
30 凸状体
30a,30b 凸状体面
31 凸状体形成部
32 谷折線
33 稜線
34 先端部
35 切り欠き部
35a 挿入部
35b 係止部
36 切取線
37 凸状体形成部が形成されている領域の外縁
37a 凸状体形成部が形成されていない領域の外縁
41 スリット部
42 切欠縁
44 端縁
45 切欠部
50 載置台
51 載置面
L1 スリット部の長さ
L2 挿入部の長さ
L3 係止部の長さ
121 糊代片
151 底面フラップ(背面板連結底面フラップ)
152 底面フラップ(左側面板連結底面フラップ)
153 底面フラップ(正面板連結底面フラップ)
154 底面フラップ(右側面板連結底面フラップ)
151a 折曲線
153a 折曲線
160 取手孔
161 背面板連結上面フラップ
162 左側面板連結上面フラップ
163 正面板連結上面フラップ
164 右側面板連結上面フラップ
161a 先端縁
162a 切欠き部
163a 先端縁
164a 折曲部
164b 切取線(ミシン目)
E 先端部
I 係止片(折曲片)
Claims (6)
- 液体を注出する注出口を有する袋体を包装するための包装容器であって、
前記注出口を貫通させて保持する固定用穴を形成可能とする正面板と、前記正面板に対向する位置に配置された背面板と、前記正面板と前記背面板とを連結して帯状の胴部を形成させる右側面板及び左側面板と、前記正面板の底辺に連結された正面板連結底面フラップ、前記背面板の底辺に連結された背面板連結底面フラップ、前記右側面板の底辺に連結された右側面板連結底面フラップ及び前記左側面板の底辺に連結された左側面板連結底面フラップからなる複数の底面フラップが各連結部でそれぞれ折り曲げられて重なり合うことで形成される底蓋と、を少なくとも有し、
前記右側面板連結底面フラップ又は前記左側面板連結底面フラップのいずれか一方の底面フラップには、前記背面板の底辺に平行な稜線を持つ凸状体を形成可能な凸状体形成部が設けられており、
前記凸状体形成部が設けられた側の底面フラップには、前記凸状体形成部を谷折りする谷折線と、該谷折線以外を切り離す切取線と、切り離した前記凸状体形成部の中間位置で山折りする稜線と、前記谷折線の反対側の先端部とが形成されており、
前記凸状体形成部が設けられない側の底面フラップには、前記先端部を差し込んで前記凸状体を形成可能とするスリット部が形成されている、ことを特徴とする包装容器。 - 前記凸状体形成部の先端部は、前記スリット部の長さL1よりも小さく該スリット部に挿入可能な長さL2の挿入部と、該スリット部の長さL1よりも大きく該スリット部に係止可能な長さL3の係止部とを有する、請求項1に記載の包装容器。
- 前記凸状体形成部が設けられない側の底面フラップは、前記背面板側の端部に切欠部が設けられている、請求項1又は2に記載の包装容器。
- 前記凸状体形成部が設けられた側の底面フラップにおいて、該底面フラップを折り曲げる折曲線の反対側までの幅が、該折曲線から前記凸状体形成部の外縁までの幅と同じである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装容器。
- 前記凸状体形成部が設けられた側の底面フラップには、前記谷折線で折り曲げられ且つ前記稜線で山折りされ、前記先端部が、前記凸状体形成部が設けられない側の底面フラップの前記スリット部に差し込まれて、前記凸状体が形成されている、請求項1〜4のいずれか1項の包装容器。
- 前記袋体はバッグインボックスを構成する内袋であり、前記包装容器は前記バッグインボックスを構成する外装箱である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の包装容器。
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JP7470573B2 (ja) | 2020-06-03 | 2024-04-18 | 株式会社トーモク | 包装箱 |
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JPH0796935A (ja) * | 1993-09-21 | 1995-04-11 | Morinaga & Co Ltd | 陳列兼用包装箱 |
JP2009298450A (ja) * | 2008-06-16 | 2009-12-24 | Kirin Brewery Co Ltd | バッグインボックス用内袋を収納するための外装箱、およびバッグインボックス |
JP2012153379A (ja) * | 2011-01-24 | 2012-08-16 | Tagonoura Pulp Kk | スタンド付ティッシュペーパーボックス |
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- 2019-01-09 JP JP2019001567A patent/JP7326654B2/ja active Active
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