JP2014121409A - 廃棄用の留め具を有する使い捨て吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】廃棄用の留め具を有する使い捨て吸収性物品において、廃棄形態にした物品からの排出物やその残滓の漏出を防止でき、留め具の材料費を削減でき、使用者が留め具を簡便に操作できるようにする。
【解決手段】物品10は、吸液性コア12を有する第1の層14と、第1の層14を覆う液体不透過性の第2の層16と、第2の層16の第1領域30に設置される留め具34と、留め具34に加わる外力によって第2の層16の第1領域30が第2領域32から部分的に分離することを可能にする分離機構48とを備える。第1領域30は、分離機構48により第2領域32から部分的に分離したときに、第1の層14から離れるように第2領域32に対して展開でき、留め具34と協働して、物品10を廃棄形態に保持できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、廃棄用の留め具を有する使い捨て吸収性物品に関する。
吸液性コアを有する第1の層と、第1の層を覆う液体不透過性の第2の層とを備えた使い捨て吸収性物品において、着用後の廃棄に際し、着用者の排出物を受け止めた第1の層の汚損部分を内側に包み込むように使い捨て吸収性物品を丸めたり畳んだりして小さくした形態(本願で「廃棄形態」と称する。)に保持するための、固定手段としての留め具を備えたものが知られている。廃棄用の留め具を有する使い捨て吸収性物品は、例えばおむつや生理用品である。
特許文献1は、廃棄用固定手段を有するおむつ等の吸収性物品を開示する。特許文献1には、「本発明は、内側カバーシート(14)と外側カバーシート(16)との間に配置された吸収性コア(12)を備える吸収性物品(10)に関する。この物品は、少なくとも1つの廃棄用固定手段(18)をさらに備え、この固定手段(18)は直接的に、又は間接的に外側カバーシート(16)に結合されている。廃棄用固定手段(18)は、物品が使用された後の廃棄を簡便にする構成に物品を固定することを可能にする固定要素(20)を備えている。廃棄用固定手段(18)は面領域を有する材料層(22)によって覆われており、この材料層(22)は廃棄用固定手段(18)を越えて延在している。材料層(22)は、外側カバーシート(16)の不可欠な部分に取り付けられているか、又はこの不可欠な部分を形成しており、使用されていない場合に廃棄用固定手段(18)を隠している。材料層(22)は、外側カバーシート(16)から取り外し可能とされ、廃棄用固定手段(18)を使用のために露出させる。」と記載されている。
特許文献2は、おむつ等の使い捨て吸収製品に用いられる積層テープタブを開示する。特許文献2には、「本発明の使い捨てテープタブは、テープタブ要素において提供される接着剤によって、使い捨て製品、特にパンツまたはショーツ型の乳児用オムツまたは成人向け失禁用製品に利用できる。使い捨て製品を廃棄するとき、使用者は廃棄用テープタブの片方の端を握って、低降伏の伸長可能フィルムの塑性変形によってタブを伸長でき、その結果タブは十分に延伸されて製品周囲を包むことができ、包まれたおよび/またはコンパクト化された製品はその状態に固定されて捨てられる。したがって、本発明は使い捨てテープタブを製造するための経済的で実用的な解決策を提供し、同時に汚れた使い捨て製品の簡便で確実な密閉を可能にする。」と記載されている。
特許文献3は、廃棄用の止着用テープを外装体に設けた使い捨ておむつを開示する。特許文献3には、「柔らかい(破断強度の低い)外装体を用いても、止着用テープをその使用時において引っ張った際に、外装体が止着用テープとの接合部において破断し難い使い捨ておむつを提供する」と記載されている。
特表2008−541925号公報(要約) 特表2009−507570号公報(段落0013) 特開2007−215948号公報(段落0005)
廃棄用の留め具を有する使い捨て吸収性物品においては、廃棄形態にした使い捨て吸収性物品からの排出物やその残滓の漏出を防止できること、留め具の材料費を削減できること、使用者が留め具を簡便に操作できること、等が望まれている。
本発明の一態様は、吸液性コアを有する第1の層と、第1の層を覆う液体不透過性の第2の層であって、互いに隣接する第1領域と第2領域とを有する第2の層と、第2の層の第1領域に設置される留め具と、留め具に加わる外力によって第2の層の第1領域が第2領域から部分的に分離することを可能にする分離機構とを具備する、使い捨て吸収性物品である。
本発明の一態様による使い捨て吸収性物品において、第1領域は、分離機構により第2領域から部分的に分離したとき、第1の層から離れるように第2領域に対して展開することができ、留め具と協働して、使い捨て吸収性物品を廃棄形態に保持することが可能となる。すなわち、分離機構によって第2の層の第2領域から部分的に分離した第1領域が、第1の層から離れるように第2領域に対し展開でき、その状態で、係留機能を有する留め具と共に結束帯のように作用できる。したがって、第1領域と留め具との協働により、着用者の排出物を受け止めた第1の層の汚損部分を内側に包み込む廃棄形態に使い捨て吸収性物品を保持できるとともに、廃棄形態にした使い捨て吸収性物品からの排出物やその残滓の漏出を防止することができる。また、比較的短尺な留め具を用いた場合にも、第2の層の第1領域が第2領域に対し展開することで留め具の長さを補足して、留め具と第1領域との組合せで結束帯のように作用できる。したがって、留め具の材料費を削減でき、使い捨て吸収性物品の製造コストを削減できる。留め具は、使い捨て吸収性物品の第2の層の外側に露出して配置できるから、使用者は留め具を簡便に操作できる。
一実施形態による使い捨て吸収性物品の主要部の拡大断面図である。 図1の使い捨て吸収性物品の一例の一部切欠き斜視図である。 図1の使い捨て吸収性物品の廃棄方法を説明する拡大断面図である。 図1の使い捨て吸収性物品の廃棄方法を説明する拡大断面図である。 図1の使い捨て吸収性物品の廃棄方法を説明する拡大断面図である。 図1の使い捨て吸収性物品の廃棄方法を説明する斜視図である。 図1の使い捨て吸収性物品が有する分離機構の種々の構成を模式的に示す図である。 図1の使い捨て吸収性物品が有する分離機構の種々の構成を模式的に示す図である。 図1の使い捨て吸収性物品が有する留め具の種々の配置を模式的に示す図である。 図1の使い捨て吸収性物品が有する留め具の変形例を示す図である。 図1の使い捨て吸収性物品が有する留め具の他の変形例を示す図である。 図1の使い捨て吸収性物品が有する留め具の製造工程を説明する図で、(a)留め具の製造装置の一例を模式的に示す図、(b)留め具を構成する積層テープの端面図、及び(c)同積層テープをロールに巻いた状態で示す斜視図である。 図1の使い捨て吸収性物品の製造工程を説明する図で、使い捨て吸収性物品の製造装置の一例を模式的に示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。全図面に渡り、対応する構成要素には共通の参照符号を付す。なお、本出願における「使い捨て吸収性物品」という用語は、当該物品の着用者の身体から排出される様々な排出物を吸液しながら受け止めて、その後に、再使用されることなく廃棄処分されるように構成された物品を意味する。
図1は、一実施形態による使い捨て吸収性物品10(以下、物品10と略称する。)の主要部を、拡大断面図で示す。また図2は、物品10の一例としてのパンツ型おむつを、一部切欠き斜視図で示す。物品10は、図2に示すパンツ型おむつに限定されず、例えば、テープ止め型、パッド型等の他の形態のおむつや、ナプキン、ショーツ一体型ナプキン等の生理用品であることができる。
物品10は、吸液性コア12を有する第1の層14と、第1の層14を覆う液体不透過性の第2の層16とを備える。第1の層14と第2の層16とは、積層構造の物品本体18を構成する。物品10の着用時に、第1の層14は、物品本体18の内面側で着用者の皮膚に隣接して配置され、第2の層16は、物品本体18の外面側で着用者の衣服等に隣接して配置される。
吸液性コア12は、第1の層14に含まれる柔軟なコア材であり、着用者の排出物の液体成分を迅速に吸収して保持する十分な吸液性及び液体保持性を有する。また吸液性コア12は、着用者の身体に沿わせて配置可能な適当な圧縮性や形状追従性を有することができる。吸液性コア12は、着用者の排出物に対して吸液性及び液体保持性を示す公知の様々な材料から作製できる。また吸液性コア12は、単一の材料から作製でき、或いは複数の材料から作製できる。
第1の層14は、吸液性コア12の一方の面に積層される内側シート20と、内側シート20とは反対側で吸液性コア12の他方の面に積層される外側シート22とを、さらに有することができる。内側シート20は、着用者の皮膚に触れる面を構成する柔軟なシートであり、着用者の排出物の液体成分を阻害無く通過させて吸液性コア12に供給する十分な液体透過性を有する。また内側シート20は、吸液性コア12に保持された液体から着用者の皮膚を分離する適当な疎水性を有することができる。内側シート20は、多孔性発泡体、網状発泡体、有孔フィルム、天然繊維(例えば木繊維や綿繊維)、合成繊維(例えばポリエステル繊維やポリプロピレン繊維)等の、種々の材料から作製できる。また内側シート20は、単一材料の単層構造、或いは複数材料の積層構造を有することができる。内側シート20の材料として、例えばポリプロピレン不織布を挙げることができる。
外側シート22は、着用者の皮膚に触れない側の柔軟なシートであり、吸液性コア12に保持された液体を通過させない十分な液体不透過性を有する。また外側シート22は、吸液性コア12から放散する蒸気の通過を許容する適度な通気性を有することができる。外側シート22は、多孔性のプラスチックフィルム、不織布等の、種々の材料から作製できる。また外側シート22は、単一材料の単層構造、或いは複数材料の積層構造を有することができる。外側シート22の材料として、例えばポリプロピレン不織布を挙げることができる。外側シート22は、内側シート20と協働して、吸液性コア12の全体を包囲することができる。なお、第1の層14は、内側シート20又は外側シート22を有さない構成であっても良い。
第2の層16は、外側シート22と同様の物性を有する柔軟なシートであり、また、外側シート22と同様の材料から作製できる。外側シート22に接する面16aとは反対側の第2の層16の面16bには、物品本体18の外観に影響を及ぼす色、模様、絵、文字等を印刷等によって与えることができる。なお、物品10が図2に示すパンツ型おむつである場合、外側シート22及び第2の層16として、例えば、スパンボンド法によって作製された坪量25g/mのポリプロピレン不織布を用いることができる。
吸液性コア12と内側シート20との間、吸液性コア12と外側シート22との間、及び外側シート22と第2の層16との間は、それぞれの全面に渡って、或いは少なくとも部分的に、感圧接着剤やホットメルト接着剤等の接着剤、超音波溶着、熱溶着等の、公知の接着手段によって、互いに接着できる。また、吸液性コア12を包囲する内側シート20及び外側シート22の外縁部分は、同様の接着手段によって互いに接着できる。
物品10が図2に示すパンツ型おむつである場合、物品本体18は、砂時計状の所定輪郭に成形された展開形態から、第1の層14を内側として長手方向中央で二つ折りに畳まれて、重なり合った側縁同士が部分的に接合されることでパンツ型に作製される。図2では、第2の層16及び外側シート22の一部分が切り欠かれて、吸液性コア12が明示されている。パンツ型の物品本体18は、着用者の胴を通す1つの胴開口24と、着用者の腿を通す2つの腿開口26(1つのみ図示)とを有する。胴開口24と各腿開口26との間には、物品本体18の接合部28が形成される。胴開口24及び腿開口26の各々には、ゴム入りのギャザー部分が設けられる。
第2の層16は、互いに隣接する第1領域30と第2領域32とを有する。第1領域30は、第2の層16の一部分であり、第2領域32は、第2の層16の第1領域30以外の部分である。第1領域30及び第2領域32は、互いに同一の物性を有するとともに、互いに同一の材料から作製できる。或いは、第1領域30及び第2領域32は、互いに異なる物性を有したり、互いに異なる材料から作製したりすることができる。図1に示す構成では、第1領域30は、第2の層16の両面16a、16bの一部分を有し、第2領域32は、第2の層16の両面16a、16bの残りの部分を有する。したがって、第1領域30と第2領域32とは、いずれも第2の層16の厚みに相当する厚みを有し、面16a、16bに沿った方向へ互いに隣接する。なお、第1領域30と第2領域32との境界は、必ずしも明確には規定されないが、物品10の後述する廃棄方法に際して第1領域30と第2領域32とを互いに部分的に分離する線状部位が、両領域30、32の境界となる。
図1の構成に代えて、第1領域30が、第2の層16の外側の面16bのみを有する構成とすることもできる。この場合、第1領域30は、第2の層16の厚みよりも小さい厚みを有し、第2領域32に対し、面16bに沿った方向と厚み方向との双方に隣接する。第1領域30と第2領域32との境界は、上記した線状部位に加えて、第2の層16の内部で面16bに略平行に延びる面状部位となる。
物品10は、第2の層16の第1領域30に設置される留め具34をさらに備える。留め具34は、第1領域30に固定して取り付けられる取付部36と、取付部36から延長され、必要に応じて第2領域32(或いは第1領域30や第1の層14)に固着できる固着部38とを備える。留め具34は、固着部38が取付部36に重なった二つ折り形態で、第1領域30に設置される。留め具34は、未使用の状態では二つ折り形態を維持する。
取付部36は、短冊状の基材40と、基材40の一面に設けられる感圧接着剤層42とを備えた粘着テープの構成を有する。同様に固着部38は、短冊状の基材44と、基材44の一面に設けられる感圧接着剤層46とを備えた粘着テープの構成を有する。留め具34は、取付部36を構成する1枚の短冊状の粘着テープと、固着部38を構成する他の1枚の短冊状の粘着テープとを、長手方向へ互いに継ぎ合わせて作製される。
取付部36は、感圧接着剤層42によって、第1領域30の面16bに固定される。取付部36の長手方向一端の所定長さ部分36aは、第1領域30の面16bに固定されずに、基材40側に曲げられる。固着部38は、感圧接着剤層46を取付部36の基材40に対向させて配置される。固着部38は、その長手方向一端近傍で、取付部36の、基材40側へ曲げられた部分36a(以下、曲げ部分36aと称する。)に、両者の感圧接着剤層46、42によって継ぎ合わされる。なお図1では、取付部36の基材40と固着部38の感圧接着剤層46との間に隙間が形成されているが、この隙間は留め具34の構成を理解し易くするためのものであって、未使用の留め具34は、固着部38の感圧接着剤層46が取付部36の基材40に貼り付いていてもよい。
取付部36の基材40及び固着部38の基材44は、いずれも、プラスチックフィルム、不織布、それらの積層体等の、種々の材料から作製できる。基材40、44は、物品10の後述する廃棄方法に際し、留め具34に加わる外力により破断しない程度の強度(例えば引張強さ)を有することが望ましい。基材40、44の材料として、例えばポリプロピレンとポリエチレンとのブレンドを挙げることができる。感圧接着剤層42、46とは反対側の基材40、44の外面には、シリコーンコーティング等の剥離処理を施すことができる。基材40、44の外面に剥離処理を施すことにより、未使用の留め具34の固着部38を感圧接着剤層46により取付部36の基材40に貼り付けておくことができ、また後述するように、物品10の製造工程において、二つ折りの留め具34を図1の紙面に直交する方向へ連続する形態でロールに巻いて供給することができる。
取付部36の感圧接着剤層42は、種々の感圧接着剤から作製できるが、留め具34を第2の層16の第1領域30に恒久的に固定できる接着力を生じ得るものであることが望ましい。固着部38の感圧接着剤層46は、物品10の後述する廃棄方法に際し、固着部38が第2の層16の第2領域32(或いは第1領域30や第1の層14)に固着した状態を外力に抗して維持できる接着力を生じ得るものであることが望ましい。感圧接着剤層42、46は、互いに同一の感圧接着剤から作製でき、或いは互いに異なる感圧接着剤から作製できる。感圧接着剤層42、46の材料として、例えば合成ゴム系接着剤を挙げることができる。
留め具34は、2枚の短冊状の粘着テープを継ぎ合わせて作製される上記構成に代えて、取付部36と固着部38との全体が1枚の粘着テープから作製される構成を採用することもできる。また取付部36は、感圧接着剤層42に代えて、超音波溶着、熱溶着等の他の接着手段や、縫着等の他の固定手段によって、第1領域30に恒久的に固定される構成とすることもできる。また固着部38は、感圧接着剤層46に代えて、面ファスナー等の他の固着手段によって、物品10の後述する廃棄方法に際し、第2領域32(或いは第1領域30や第1の層14)に固着される構成とすることもできる。
物品10は、留め具34に加わる外力によって第2の層16の第1領域30が第2領域32から部分的に分離することを可能にする分離機構48をさらに備える。分離機構48は、留め具に加わる外力が予め定めた値を超えたときに、第1領域30を第2領域32から分離させる。分離機構48は、第1領域30を第2領域32から部分的に分離するための外力が所定値以下のときには、第1領域30を第2領域32から分離させずに、両領域30、32が互いに隣接する初期状態を維持する。
分離機構48は、第1領域30と第2領域32との境界に形成される素材弱め部50を有する。素材弱め部50は、留め具34に加わる外力による第2の層16の引き裂きを可能にする。図1及び図2の実施形態では、素材弱め部50は、破線状に整列する複数の穿孔(すなわちミシン目)から構成される。或いは素材弱め部50は、第2の層16の厚みを局部的に削減した部分から構成できる。
前述した公知の接着手段によって第2の層16が第1の層14(外側シート22)に接着される構成では、分離機構48は、接着手段による第1の層14に対する第2の層16の接着力を、第2領域32よりも第1領域30で低くする接着力低減部52(図1)を有することができる。接着力低減部52は、第1領域30と第2領域32とで第1の層14に対する接着手段の種類や接着面積等を変更することにより設けることができる。第1領域30を第1の層14に接着しないようにすることもできる。分離機構48として、素材弱め部50と接着力低減部52とを併用することもできる。
留め具34は、第2の層16を素材弱め部50で引き裂くための外力としての引張力を受けることができるタブ54を、末端に有することができる。タブ54は、例えば、固着部38の幅に略等しい幅(図1の紙面に直交する方向への寸法)と、固着部38の長さよりも十分に短い長さ(図1の左右方向への寸法)とを有することができ、固着部38の末端から長さ方向へ僅かに突出する配置で、感圧接着剤層46により固着部38に接着できる。タブ54は、図示のように取付部36の外方へ突出して配置されてもよいし、或いは、取付部36の基材40の上に配置されてもよい。タブ54は、プラスチックフィルム、不織布、それらの積層体等の、種々の材料から作製できる。タブ54は、物品10の後述する廃棄方法に際し、留め具34に加わる引張力により破断しない程度の引張強さを有することが望ましい。
物品10の一例である図2に示す態様においては、分離機構48の素材弱め部50は、留め具34を実質的に取り囲むように略U字状に延設される。素材弱め部50は、少なくとも、留め具34の取付部36と固着部38との継合せ箇所(したがって取付部36の曲げ部分36a)を囲繞する位置に設けられる(図1)。物品10の一例である図2のパンツ型おむつでは、留め具34は、タブ54を胴開口24に近接する側に向け、取付部36と固着部38との継合せ箇所(曲げ部分36a)を、一対の腿開口26の間の股間部56に近接する側に向けて配置される。素材弱め部50は、留め具34の継合せ箇所(曲げ部分36a)と、二つ折りの留め具34の長手方向へ延びる両側縁とに沿って、留め具34を取り囲むように略U字の破線状に延びる。胴開口24側には、素材弱め部50は形成されない。物品10の後述する廃棄方法に際して、第1領域30と第2領域32とは、素材弱め部50の無い箇所で互いに恒久的に連結された状態を維持する。
物品10では、分離機構48により第2の層16の第1領域30が第2領域32から部分的に分離したときに、第1領域30は、第1の層14から離れるように第2領域32に対して展開でき、係留機能を有する留め具34と協働して、物品10を廃棄形態に保持できるようになっている。以下、図3〜図6を参照して、物品10の廃棄方法の一例を説明する。図3〜図5は、物品10の主要部の断面図、図6は、物品10の一例としてのパンツ型おむつの廃棄時の斜視図である。
物品10の着用後の廃棄に際しては、着用者の排出物を受け止めた第1の層14の汚損部分を内側に包み込む廃棄形態に、物品10を留め具34によって保持する。この廃棄方法の一例として、まず、第1の層14の汚損部分を包み込むように物品本体18を適当に丸めたり畳んだりした状態で、留め具34の固着部38を取付部36から離れる方向へ移動させる。このとき、図3に示すように、使用者はタブ54を摘んで、感圧接着剤層46により取付部36に貼り付いていた固着部38を取付部36から徐々に引き剥がすように、固着部38に力F1を加えることができる。固着部38が、曲げ部分36aとの継合せ箇所を除いて取付部36から引き離された時点(図3)で、力F1を解除する。
次いで、図4に示すように、使用者は固着部38をその長手方向へ引っ張るように、タブ54を介して固着部38に力F2を加える。固着部38に加えられた力F2は、取付部36の曲げ部分36aに集中するとともに、曲げ部分36aの直下の物品本体18の第2の層16に伝達されて、分離機構48の素材弱め部50の、曲げ部分36aに最も近接する部位(例えばU字の底辺に相当する部位)に集中する。この力F2が所定値を超えると、素材弱め部50は、曲げ部分36aに最も近接する部位で破断を開始し、継続して固着部38を長手方向へ引っ張ることにより、素材弱め部50が漸進的に破断する。
図4に示す状態から、固着部38をさらに長手方向へ引っ張ると、素材弱め部50の全体が破断することで第2の層16が素材弱め部50に沿って引き裂かれ、第1領域30が第2領域32から部分的に分離する。このとき、図5に示すように、第1領域30は、第1の層14から離れるように第2領域32に対し折り返して展開され、物品本体18の外縁(図2のパンツ型おむつでは胴開口24の周縁)を越えて外方へ延出できる。図5の状態では、第1領域30に設置された留め具34の全体が、第2領域32に対する第1領域30の展開により、物品本体18の外縁(胴開口24の周縁)よりも外方に配置されている。また、留め具34の固着部38は、物品本体18の外縁(胴開口24の周縁)から離隔した第1領域30の末端から、さらに外方へ突出して配置され、固着部38の感圧接着剤層46は、第2領域32に対し折り返された第1領域の面16bと同一側(図で下側)に向けられている。
図5に示す展開位置に第1領域30を配置した状態で、適当に丸めたり畳んだりした物品本体18の、第2の層16の第2領域32の適当な箇所に、留め具34の固着部38を感圧接着剤層46により固着する。固着部38を第2領域32に固着した留め具34は、それ自体の引張強度及び感圧接着剤層42、46の接着力により、外力に抗して物品本体18を丸めたり畳んだりした状態に係留して保持する。このとき、図6に示すように、展開位置にある第1領域30は、留め具34と共に、物品本体18を少なくとも部分的に取り巻く結束帯のように作用する。したがって第1領域30は、留め具34と協働して、物品10を締め付けて小さくした廃棄形態に保持することができる。なお、第1領域30を展開位置に配置すると、第2の層16は素材弱め部50の内側で開口して第1の層14を部分的に露出させることになるが、第1の層14が外側シート22を有する場合には、露出部位において、外側シート22が、吸液性コア12に保持された液体の漏出を防止する。また、第1領域30及び留め具34の寸法によっては、両者が物品本体18を取り巻いた状態で、留め具34の固着部38が第2領域32を越えて、素材弱め部50の内側の第1の層14の露出部位に固着されたり、或いは同露出部位も越えて、展開位置にある第1領域30に固着されたりする場合もある。この場合、固着部38は、第2領域32、第1の層14の露出部位、及び展開位置にある第1領域30のうち、互いに隣接する2以上の領域に連続して固着されてもよい。
このように、物品10では、分離機構48によって第2の層16の第2領域32から部分的に分離した第1領域30が、第1の層14から離れるように第2領域32に対し展開でき、その状態で、係留機能を有する留め具34と共に、適当に丸めたり畳んだりした物品本体18に対し結束帯のように作用できる。したがって物品10によれば、第1領域30と留め具34との協働により、着用者の排出物を受け止めた第1の層14の汚損部分を内側に包み込む廃棄形態に物品10を保持できるとともに、廃棄形態にした物品10からの排出物やその残滓の漏出を防止することができる。
また、物品10では、全体を展開したときの長さが比較的短い二つ折り形態の留め具34を用いているにも関わらず、第2の層16の第1領域30が第2領域32に対し展開することで留め具34の長さを補足して、留め具34と第1領域30との組合せで結束帯のように作用できる。したがって物品10によれば、留め具34の材料費を削減でき、延いては、物品10の製造コストを削減できる。
また、物品10では、留め具34を物品本体18の第2の層16の外側に露出して配置できるから、使用者は留め具34を簡便に操作できる。留め具34にタブ54を付設することで、使用者は、分離機構48が第1領域30を第2領域32から部分的に分離するに要する外力F2を、留め具34に正確に加えることができる。
物品10は、図1〜図6に示す構成に限定されない。例えば図7に模式的に示すように、物品10は、様々な構成の素材弱め部50(分離機構48)を有することができる。
図7(a)は、図2に示す略U字形の破線状に延びる素材弱め部50を示す。これに対し、図7(b)に示す素材弱め部50は、留め具34の継合せ箇所(曲げ部分36a)の近傍で集束し、留め具34の両側方に広がって、略V字形の破線状に延びる。また、図7(c)に示す素材弱め部50は、物品本体18の輪郭に沿って、大きな略U字形の破線状に延びる。また、図7(d)に示す素材弱め部50は、物品本体18の輪郭に沿って、砂時計形の破線状に延びる。いずれの素材弱め部50においても、図示のような直線の組み合わせだけでなく、適当な曲線を混在させた形状とすることができる。
図7(a)〜(d)のいずれの素材弱め部50も、第1領域30の全体を包囲せず、第1領域30と第2領域32との間に、素材弱め部50が形成されない箇所を残している。物品10の前述した廃棄方法において、展開した第1領域30と第2領域32とは、素材弱め部50の無い箇所で互いに恒久的に連結された状態を維持する。また、図7(a)〜(d)のいずれの構成においても、第1領域30に設けられる留め具34は、素材弱め部50の無い箇所とは反対側に位置する素材弱め部50の一部分に、継合せ箇所(曲げ部分36a)を最も近接させて配置される。このような配置により、タブ54を介して留め具34に加えられた力F2(図4)は、曲げ部分36aから物品本体18の第2の層16に伝達されて、素材弱め部50の、曲げ部分36aに最も近接する部位に集中し、素材弱め部50の破断を迅速かつ確実に生じさせることができる。なお、留め具34の曲げ部分36aが最も近接する素材弱め部50の部位は、適宜に選択できる。
物品10が図2に示すパンツ型おむつである場合、第1の層14及び第2の層16を含む物品本体18は、股間部56と、股間部56から延長される腹部58と、腹部58とは反対側で股間部56から延長される背部60とを備える(図2)。図2のパンツ型おむつでは、第1領域30は、背部60に設けられ、背部60の第1領域30以外の部分並びに股間部56及び腹部58が第2領域32となっている。図7(a)〜(c)に示す物品本体18を、図2のパンツ型おむつの物品本体18と想定した場合、第1領域30及び留め具34は、腹部58と背部60との少なくとも一方に設けることができる。他方、図7(d)に示す物品本体18を、図2のパンツ型おむつの物品本体18を接合部28(図2)で切り離したものと想定した場合、第1領域30は、腹部58と背部60と股間部56とに連続して設けられることになり、腹部58、背部60及び股間部56の第1領域30以外の部分が第2領域32となる。
図7(c)及び(d)の構成のように、第1領域30の寸法が大きくなるほど、物品10の前述した廃棄方法に際し、第1領域30と留め具34とが協働して構成する結束帯の寸法が大きくなる。したがって、第1の層14に受け止められた着用者の排出物が多量であった場合にも、寸法の大きな第1領域30により、排出物を受け止めた第1の層14の汚損部分を内側に包み込む廃棄形態に物品10を保持するとともに、廃棄形態にした物品10からの排出物やその残滓の漏出を一層効果的に防止することができる。
素材弱め部50がミシン目から構成される場合、図8に示すように、様々なミシン目を採用できる。図8(a)は、破線状に整列する穿孔の各々の整列方向の寸法(すなわち長さL1)と、隣り合う穿孔の間の整列方向の寸法(すなわち間隔L2)とが、略等しいミシン目50Aを示す。図8(b)は、破線状に整列する穿孔の各々の長さL1が、隣り合う穿孔の間隔L2の略1〜10倍であるミシン目50Bを示す。図8(c)は、破線状に整列する穿孔の各々の長さL1が、隣り合う穿孔の間隔L2の略1〜10倍であって、隣り合う穿孔が互いに異なる長さL1を有するミシン目50Cを示す。これらミシン目50A〜50Cは、第2の層16の素材と、第2の層16を素材弱め部50に沿って引き裂くに要する力とを考慮して、適宜選択できる。
図9に模式的に示すように、物品10の第1領域30及び留め具34は、第2の層16上で様々な位置に様々な向きで配置できる。
図9(a)は、物品本体18の略中央に配置される第1領域30及び留め具34を示す。これに対し、図9(b)に示す第1領域30及び留め具34は、留め具34のタブ54を互いに対向する側方に向けて、物品本体18の図で左右両側部に1組ずつ配置される。物品10が図2に示すパンツ型おむつである場合、各組の第1領域30及び留め具34は、胴開口24に近接する側に配置される。また、図9(c)に示す第1領域30及び留め具34は、留め具34のタブ54を互いに離反する側方に向けて、物品本体18の図で左右両側部に1組ずつ配置される。物品10が図2に示すパンツ型おむつである場合、各組の第1領域30及び留め具34は、腿開口26に近接する側に配置される。
図9(d)に示す第1領域30及び留め具34は、留め具34のタブ54を側方に向けて、物品本体18の略中央に配置される。図9(e)に示す第1領域30及び留め具34は、留め具34のタブ54を下方に向けて、物品本体18の下端に配置される。図9(f)に示す第1領域30及び留め具34は、留め具34のタブ54を側方に向けて、物品本体18の下端に配置される。図9(g)に示す第1領域30及び留め具34は、留め具34のタブ54を上方に向けて、物品本体18の下端に配置される。図9(h)に示す第1領域30及び留め具34は、留め具34のタブ54を上方に向けて、物品本体18の上端かつ側端に配置される。
図9(a)〜(h)のいずれの構成でも、素材弱め部50は第1領域30の全体を包囲せず、第1領域30と第2領域32との間に、素材弱め部50が形成されない箇所が設けられている。留め具34は、素材弱め部50の無い箇所とは反対側に位置する素材弱め部50の一部分に、継合せ箇所(曲げ部分36a)を最も近接させて配置される。このような配置により、タブ54を介して留め具34に加えられた力F2(図4)は、曲げ部分36aから物品本体18の第2の層16に伝達されて、素材弱め部50の、曲げ部分36aに最も近接する部位に集中し、素材弱め部50の破断を迅速かつ確実に生じさせることができる。なお、留め具34の曲げ部分36aが最も近接する素材弱め部50の部位は、適宜に選択できる。
図9に示すように、物品10は、1つ以上の第1領域30と、それら第1領域30の各々に1つずつ設置される留め具34とを具備することができる。また、図示しないが、物品10は、1つ以上の第1領域30と、それら第1領域30の各々に2つ以上ずつ設置される留め具34とを具備することができる。さらに、第1領域30及び留め具34は、吸液性コア12が配置されない第1の層14の一部分や、内側シート20又は外側シート22が存在しない第1の層14の一部分に対応する位置で、第2の層16に設けることもできる。第1領域30及び留め具34の位置や個数は、物品10の前述した廃棄方法を実行する際の使用者の手間と、同廃棄方法による第1の層14の汚損部分の包み込みの信頼性とを考慮して、適宜選択できる。
図10及び図11に示すように、物品10は、留め具34とは構成が異なる留め具を備えることができる。
図10に示す留め具62は、第2の層16の第1領域30に固定して取り付けられる取付部36と、取付部36から延長され、必要に応じて第2の層16の第2領域32に固着できる固着部64と、固着部64の末端に固着されるタブ54とを備える。留め具62は、固着部64が取付部36に重なった二つ折り形態で、第1領域30に設置され、未使用の状態では二つ折り形態を維持する。
留め具62の取付部36は、前述した留め具34の取付部36と同一の構成を有する。留め具62の固着部64は、前述した留め具34の固着部38と、以下の点を除いて実質的に同一の構成を有する。すなわち、固着部64は、取付部36の曲げ部分36aとの継合せ箇所から、タブ54の反対側へさらに延長される。固着部64の延長部分64aは、曲げ部分36aの近傍で、それ自体の感圧接着剤層46により第1領域30の面16bに固定される。延長部分64aは、曲げ部分36aと、分離機構48の素材弱め部50の、曲げ部分36aに最も近接する部位との間の位置で、面16bに固定される。なお、留め具62は、2枚の短冊状の粘着テープを継ぎ合わせて作製される上記構成に代えて、取付部36と固着部64との全体が1枚の粘着テープから作製される構成を採用することもできる。
留め具34の代りに留め具62を用いた構成では、物品10の前述した廃棄方法において、使用者がタブ54を介して固着部64にその長手方向への引張力F2(図4)を加えることで、第1領域30は、第2領域32から部分的に分離して、矢印α(図10)の方向へ変位する。このとき、固着部38に加えられた力F2は、取付部36の曲げ部分36aと、第1領域30の面16bに固定された固着部64の延長部分64aとの双方に分散して集中するので、第2の層16からの曲げ部分36aの意図しない剥がれを生ずることなく、力F2が第2の層16に一層確実に伝達される。その結果、分離機構48の素材弱め部50の、曲げ部分36a及び延長部分64aに最も近接する部位に、力F2が確実に集中し、素材弱め部50が容易かつ確実に破断する。
図11に示す留め具66は、第2の層16の第1領域30に固定して取り付けられる取付部36と、取付部36から延長される中間部68と、中間部68から延長され、必要に応じて第2の層16の第2領域32に固着できる固着部38と、固着部38の末端に固着されるタブ54とを備える。留め具66は、中間部68が取付部36に重なるとともに固着部38が中間部68に重なった三つ折り形態で、第1領域30に設置され、未使用の状態では三つ折り形態を維持する。
留め具66の取付部36及び固着部38はそれぞれ、前述した留め具34の取付部36及び固着部38と同一の構成を有する。中間部68は、短冊状の基材70と、基材70の一面に設けられる感圧接着剤層72とを備えた粘着テープの構成を有する。留め具66は、取付部36を構成する1枚の短冊状の粘着テープと、中間部68を構成する1枚の短冊状の粘着テープと、固着部38を構成する他の1枚の短冊状の粘着テープとを、順次長手方向へ互いに継ぎ合わせて作製される。
中間部68は、感圧接着剤層72を取付部36の基材40に対向させて配置される。中間部68は、その長手方向一端近傍で、取付部36の曲げ部分36aに、両者の感圧接着剤層72、42によって継ぎ合わされる。中間部68の長手方向他端の所定長さ部分68aは、基材70側に曲げられる。固着部38は、感圧接着剤層46を中間部68の基材70に対向させて配置される。固着部38は、その長手方向一端近傍で、中間部68の、基材70側へ曲げられた部分68a(以下、曲げ部分68aと称する。)に、両者の感圧接着剤層46、72によって継ぎ合わされる。中間部68は、取付部36及び固着部38と同様の材料から作製できる。
図11では、取付部36の基材40と中間部68の感圧接着剤層72との間、及び中間部68の基材70と固着部38の感圧接着剤層46との間に、それぞれ隙間が形成されているが、この隙間は留め具66の構成を理解し易くするためのものであって、未使用の留め具66は、中間部68の感圧接着剤層72が取付部36の基材40に、また固着部38の感圧接着剤層46が中間部68の基材70に、それぞれ貼り付いていてもよい。また、タブ54は、図示のように中間部68の基材70の上に配置されてもよいし、或いは、中間部68の外方へ突出して配置されてもよい。
留め具66は、取付部36の曲げ部分36aを分離機構48の素材弱め部50から離隔する側に向けて、第2の層16の第1領域30に設置される。中間部68の曲げ部分68aは、取付部36の曲げ部分36aとは反対側に位置し、タブ54は、取付部36の曲げ部分36aと同じ側、すなわち素材弱め部50から離隔する側に位置する。なお、留め具66は、3枚の短冊状の粘着テープを継ぎ合わせて作製される上記構成に代えて、取付部36と中間部68と固着部38との全体が1枚の粘着テープから作製される構成を採用することもできる。
留め具34の代りに留め具66を用いた構成では、物品10の前述した廃棄方法において、使用者はまず、タブ54を摘んで、感圧接着剤層46により中間部68に貼り付いていた固着部38を中間部68から徐々に引き剥がすように、固着部38に力F1(図3)を加えることができる。次いで、使用者がタブ54を介して固着部38にその長手方向への引張力F2(図4)を加えると、感圧接着剤層72により取付部36に貼り付いていた中間部68が取付部36から徐々に引き剥がされる。中間部68の略全体が取付部36から引き剥がされると、力F2は、中間部68を介して取付部36に伝達されるとともに、取付部36を介して第2の層16に伝達される。この力F2は、分離機構48の素材弱め部50の、取付部36に最も近接する部位に集中し、当該部位を起点として素材弱め部50を漸進的に破断させる。その結果、第1領域30は、第2領域32から部分的に分離して、矢印α(図11)の方向へ変位する。素材弱め部50の全体が破断した時点で、第1領域30は、図5に示す形態と同様に、第1の層14から離れるように第2領域32に対し折り返して展開され、物品本体18の外縁を越えて外方へ延出できる。
三つ折り形態の留め具66を用いた構成では、上記したように、取付部36の曲げ部分36aが素材弱め部50から離隔する側に配置される。したがって、図4及び図10に示す構成とは異なり、固着部38に加えられた力F2は、中間部68及び取付部36を介して、素材弱め部50のU字の底辺に相当する部位に必ずしも集中せず、素材弱め部50の他の部位から破断が開始される場合もある。このような場合であっても、力F2を固着部38に継続して加えることにより、素材弱め部50の全体を破断することができる。
留め具66の中間部68は、前述した留め具62の固着部64と同様に、取付部36の曲げ部分36aとの継合せ箇所から、曲げ部分68aの反対側へさらに延長される延長部分(図示せず)を有することもできる。中間部68の延長部分は、曲げ部分36aの近傍で、それ自体の感圧接着剤層72により第1領域30の面16bに固定される。この構成によれば、留め具62を用いた場合と同様に、物品10の前述した廃棄方法において、素材弱め部50が容易かつ確実に破断する。
二つ折り形態の留め具34、62は、三つ折り形態の留め具66に比べて、留め具34、62に使用される材料が少量で足りるから材料費を削減できる。さらに、二つ折り形態の留め具34、62は、物品10の製造工程に関連して幾つかの利点を有する。以下、図12及び図13を参照して、図1に示す二つ折り形態の留め具34を備えた物品10の製造工程の一例を説明する。図12(a)は、留め具34の製造装置の一例を示す。図12(b)は、留め具34を構成する積層テープの端面図である。図12(c)は、留め具34を構成する積層テープをロールに巻いた状態で示す。図13は、物品10の製造装置の一例を示す。
図12(a)に示すように、留め具34(図1)の製造装置は、テープ送給部80と、ラミネート部82と、テープ巻取部84とを備える。テープ送給部80には、取付部36(図1)を構成する長尺の粘着テープ36Tのロールと、固着部38(図1)を構成する長尺の粘着テープ38Tのロールと、タブ54(図1)を構成する長尺のテープ54Tのロールとが設置される。図12(b)に示すように、粘着テープ36Tは、取付部36の基材40(図1)及び感圧接着剤層42(図1)を構成する長尺の基材40T及び感圧接着剤層42Tを有する。また粘着テープ38Tは、固着部38の基材44(図1)及び感圧接着剤層46(図1)を構成する長尺の基材44T及び感圧接着剤層46Tを有する。感圧接着剤層42T及び46Tとは反対側の基材40T及び44Tの外面には、それぞれ剥離処理が予め施される。
テープ送給部80のそれぞれのロールから個別に送り出された粘着テープ36T、粘着テープ38T及びテープ54Tは、ラミネート部82において、図12(b)の形態に互いに積層される。ラミネート部82では、粘着テープ38Tの長手方向へ延びる一側縁に沿って、テープ54Tが感圧接着剤層46Tに連続して貼着される。他方、粘着テープ36Tの長手方向へ延びる一側縁に沿って、取付部36の曲げ部分36a(図1)を構成する曲げ部分36aTが形成される。次いで、テープ54Tを貼着した粘着テープ38Tは、粘着テープ36Tの曲げ部分36aTに沿って、両者の感圧接着剤層42T及び46Tにより連続して貼着される。このようにして、留め具34を構成する長尺の積層テープ34Tが作製される(図12(b))。積層テープ34Tは、粘着テープ38Tの感圧接着剤層46Tが粘着テープ36Tの基材40Tに貼り付いた状態で作製される。
ラミネート部82において作製された積層テープ34Tは、積層状態のまま、巻取部84に連続して送られる。巻取部84では、積層テープ34Tが、粘着テープ36Tの感圧接着剤層42Tを内側に向けて、ロールに巻き取られる。その結果、巻取部84において、図12(c)に示すウェブ状の積層テープ34Tが形成される。積層テープ34Tは、ウェブ状に巻かれた形態で保管、運搬等が行われる。
上記工程によって作製された積層テープ34Tの寸法の一例は、以下の通りである。図12(b)において、D1=約60mm、D2=約50mm、D3=約5mm、D4=約2mm、D5=約7mm。また、基材40T、44Tの厚みは約80μm、感圧接着剤層42T、46Tの坪量は約35g/mである。
図13に示すように、物品10の製造装置は、積層テープ送給部86と、積層テープ切断部88と、留め具貼付部90とを備える。ウェブ状の形態で積層テープ送給部86に設置された積層テープ34Tは、ウェブ状に巻かれた状態から、粘着テープ36Tの感圧接着剤層42Tを上に向けた姿勢で連続的に送り出される。送り出された積層テープ34Tは、積層テープ切断部88において、送り方向先端から長手方向所定距離の位置CPで切断される。これにより、留め具34が作製される。
積層テープ切断部88のテープ送り方向下流側に設けられる留め具貼付部90には、外周面に真空吸着等による仮保持面92を有する貼付ローラ94が設置される。積層テープ34Tから切断された留め具34は、感圧接着剤層42Tを上に向けた姿勢で、貼付ローラ94の仮保持面92に仮保持される。
留め具貼付部90には、貼付ローラ94の、積層テープ切断部88に対向する側とは反対の側に、物品本体18(図1)を構成する積層構造のシート材18Mが、第2の層16の外面16b(図1)を構成する面16bMを貼付ローラ94の仮保持面92に対面接触させる姿勢で、連続的に供給される。貼付ローラ94は、所定の角速度で回転駆動され、シート材18Mは、貼付ローラ94の接線速度に対応する速度で貼付ローラ94の接線方向へ送られる。貼付ローラ94の仮保持面92に仮保持された留め具34は、貼付ローラ94の回転に伴い、シート材18Mの面16bMに漸進的に接触する。貼付ローラ94の仮保持面92が真空吸着機能を有する場合は、留め具34の感圧接着剤層42がシート材18Mの面16bMに接触し始めたときに、真空吸着機能を解除する。その結果、留め具34がシート材18Mの面16bMに移行して所定位置に固定される。なおこのとき、貼付ローラ94の仮保持面92とシート材18Mの面16bMとの間に、留め具34の感圧接着剤層42を面16bMに固定するための所定の圧力を加えることができる。
面16bMに留め具34を固定したシート材18Mは、裁断、成形、シール等の後工程に送られる。このようにして、留め具34及び分離機構48を備えた物品10が作製される。
上記した製造工程において、二つ折り形態の留め具34は、三つ折り形態の留め具66に比べて全体の厚みが薄いから、積層テープ34Tをウェブ状に巻いたときのロール外径を、同じ長さの三つ折り形態の積層テープ(図示せず)をウェブ状に巻いたときのロール外径よりも小さくすることができる。すなわち、ロール外径を同一とした場合には、三つ折り形態の積層テープよりも長い積層テープ34Tをウェブ状に巻くことができる。したがって、積層テープ送給部86に設置可能な最大ロール径の制約下では、三つ折り形態の積層テープよりも長い積層テープ34Tのロールを積層テープ送給部86に設置できる。その結果、物品10の製造工程において、積層テープ送給部86に設置する積層テープ34Tのロールの補充頻度を低減でき、補充に要する作業中断回数を削減できるから、単位時間当たりの物品10の製造個数を増加することができる。また、積層テープ34Tの補充頻度が低減することで、先行する積層テープ34Tの後端と後続する積層テープ34Tの前端との継合せ作業の回数も減少でき、作業性が向上するとともに、継合せの不具合等による歩留り悪化を防止できる。このように、二つ折り形態の留め具34を用いた構成では、物品10の生産性を向上させるとともに、製造コストを削減することができる。
物品10の前述した廃棄方法において、ミシン目からなる素材弱め部50を引き裂いて第1領域30を第2領域32から部分的に分離するために要する力の大きさ(すなわち分離し易さ)を、素材弱め部50の構成と関連付けて、以下の実験により検証した。
図7(a)〜(d)に示す素材弱め部50を有する4種の物品10のそれぞれに対し、第2領域32からの第1領域30の前述した部分的分離工程(図3〜図5)を実施して、力F2(図4)の最大値を測定した。ここで、4種の物品10として、いずれも同一構造のパンツ型おむつ(図2)を使用し、物品本体18の腹部58又は背部60に、いずれも同一構造の留め具34を設置した。素材弱め部50と留め具34の曲げ部分36aとの間の最短距離dmin(図7(a))は、いずれも同一(約5mm)とした。素材弱め部50は、いずれも同一構造のミシン目50B(図8(b))から構成した。
上記構成を有する4種の物品10に対し、留め具34の固着部38を取付部36から引き離した状態(図3)にした後、引張試験機(株式会社オリエンテックのRTG−1225)により、固着部38にその長手方向への力F2を加えて、素材弱め部50を漸進的に破断させ(図4)、第1領域30が第2領域32に対し折り返して展開された状態(図5)に至る間の、力F2の最大値を測定した。測定結果を表1に示す。
Figure 2014121409
また、上記4種の物品10のうち、図7(a)及び(c)に示す素材弱め部50を有する物品10に関して、図示の物品本体18の平面図における面積に対する第1領域30の面積の割合(すなわち面積率)を変更したものを用意し、それぞれに対して、上記と同様の方法で力F2の最大値を測定した。測定結果を表2に示す。なお、各面積率の第1領域30に設置される留め具34と素材弱め部50との間の最大距離dmax(図7(a))を付記する。また参考として、図7(b)の物品10における第1領域30の面積率及び最大距離dmaxを付記する。
Figure 2014121409
また、上記4種の物品10の各々において、ミシン目50Bの寸法(穿孔の長さL1(図8)と隣り合う穿孔の間隔L2(図8)との関係)を変更し、素材弱め部50を引き裂いて第1領域30を第2領域32から部分的に分離することが可能か否かを、上記と同様の引張試験により判定した。判定結果を表3に示す。
Figure 2014121409
上記した各実験の結果から、以下の事項が検証された。
ミシン目50Bからなる素材弱め部50を引き裂いて第1領域30を第2領域32から部分的に分離するために要する力F2の大きさは、素材弱め部50の構成に関わらず、例えば約0.5N以上、約5N以下であることができ、また、例えば約1N以上、約4N以下であることができる。力F2が約5Nを超えると、素材弱め部50に沿って第1領域30を第2領域32から部分的に分離する作業が困難になる場合がある。力F2が約0.5Nを下回ると、物品10の廃棄時ではない通常使用時に、素材弱め部50が意図せず破断する場合がある。
上記範囲の力F2は、第1領域30の面積率及びミシン目50Bの寸法の選択により、適宜に調整できる。ここで、第1領域30の面積率は、素材弱め部50の構成に関わらず、例えば約5%以上、約90%以下であることができ、また、例えば約5%以上、約70%以下であることができる。留め具34が同一構造であれば、第1領域30の面積率の増加に伴い、留め具34と素材弱め部50との間の最大距離dmaxは増加するが、dmaxは、例えば約5mm以上、約100mm以下であることができ、また、例えば約5mm以上、約30mm以下であることができる。第1領域30の面積率が小さいほど、要求される力F2は小さく、第1領域30の面積率が増加するに従い、要求される力F2は大きくなる。
ミシン目50Bの寸法のうち、穿孔の間隔L2は、例えば約0.5mm以上、約2mm未満であることができ、また、例えば約0.5mm以上、約1.5mm未満であることができる。間隔L2が約2mm以上になると、穿孔の長さL1を増加させても、ミシン目50Bを引き裂いて第1領域30を第2領域32から部分的に分離することが困難になる。穿孔の間隔L2が小さいほど、要求される力F2は小さく、穿孔の間隔L2が増加するに従い、要求される力F2は大きくなる。
10 使い捨て吸収性物品
12 吸液性コア
14 第1の層
16 第2の層
18 物品本体
20 内側シート
22 外側シート
30 第1領域
32 第2領域
34、62、66 留め具
36 取付部
38、64 固着部
48 分離機構
50 素材弱め部
52 接着力低減部
54 タブ
56 股間部
58 腹部
60 背部
68 中間部

Claims (8)

  1. 吸液性コアを有する第1の層と、
    前記第1の層を覆う液体不透過性の第2の層であって、互いに隣接する第1領域と第2領域とを有する第2の層と、
    前記第2の層の前記第1領域に設置される留め具と、
    前記留め具に加わる外力によって前記第2の層の前記第1領域が前記第2領域から部分的に分離することを可能にする分離機構とを具備する、
    使い捨て吸収性物品。
  2. 前記留め具は、前記第1領域に固定して取り付けられる取付部と、該取付部から延長される固着部とを備え、該固着部が該取付部に重なった二つ折り形態で前記第1領域に設置される、請求項1に記載の使い捨て吸収性物品。
  3. 前記留め具は、前記外力としての引張力を受けることができるタブを末端に有する、請求項1又は2に記載の使い捨て吸収性物品。
  4. 前記分離機構は、前記第1領域と前記第2領域との境界に形成されて前記外力による前記第2の層の引き裂きを可能にする素材弱め部を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の使い捨て吸収性物品。
  5. 前記第2の層が前記第1の層に接着され、前記分離機構は、前記第1の層に対する前記第2の層の接着力を前記第2領域よりも前記第1領域で低くする接着力低減部を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の使い捨て吸収性物品。
  6. 使い捨て吸収性物品がおむつであり、前記第1の層及び前記第2の層は、股間部と、該股間部から延長される腹部と、該腹部とは反対側で該股間部から延長される背部とを備え、前記第1領域は、前記腹部と前記背部との少なくとも一方に設けられる、請求項1〜5のいずれか1項に記載の使い捨て吸収性物品。
  7. 前記第1領域は、前記腹部と前記背部と前記股間部とに連続して設けられる、請求項6に記載の使い捨て吸収性物品。
  8. 1つ以上の前記第1領域と、該1つ以上の第1領域に設置される1つ以上の前記留め具とを具備する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の使い捨て吸収性物品。
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