JP2014121045A - 超音波センサ付きの自動車バンパ - Google Patents

超音波センサ付きの自動車バンパ Download PDF

Info

Publication number
JP2014121045A
JP2014121045A JP2012276830A JP2012276830A JP2014121045A JP 2014121045 A JP2014121045 A JP 2014121045A JP 2012276830 A JP2012276830 A JP 2012276830A JP 2012276830 A JP2012276830 A JP 2012276830A JP 2014121045 A JP2014121045 A JP 2014121045A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic sensor
bumper
sintered body
ceramic sintered
piezoelectric ceramic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012276830A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6110653B2 (ja
Inventor
Koji Hayashi
浩司 林
Teruo Nakamura
映雄 中村
Shigeo Kobayashi
繁雄 小林
Shigemasa Oya
茂正 大矢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ueda Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Ueda Japan Radio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ueda Japan Radio Co Ltd filed Critical Ueda Japan Radio Co Ltd
Priority to JP2012276830A priority Critical patent/JP6110653B2/ja
Publication of JP2014121045A publication Critical patent/JP2014121045A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6110653B2 publication Critical patent/JP6110653B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】高感度でかつ測定範囲が広い超音波センサ付き自動車バンパを提供する。
【解決手段】平均直径が1〜100μmの範囲にある気孔が分散されていて、空隙率が5〜50体積%の範囲にあり、高さが10〜30mmの範囲にあって、下面の直径を1としたときの高さの比が1.5〜5の範囲にある多孔質柱状圧電セラミック焼結体と、該多孔質柱状圧電セラミック焼結体の上下面に付設された電極層とからなり、多孔質柱状圧電セラミック焼結体が高さ方向に分極されている圧電振動子を含む超音波センサの圧電振動子の下面側電極層が、直接もしくは音響整合層を介して自動車のバンパの内側表面に固定されている超音波センサ付きバンパ、但し、自動車のバンパの内側表面とは、自動車にバンパが装着された場合に、車体に対向する表面である。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のバンパなどに固定して人もしくは障害物の有無の確認あるいはその位置の測定を行うのに有用な超音波センサに関する。本発明はまた、超音波センサ付きの自動車バンパにも関する。
自動車を駐車場に駐車する際、自動車を人もしくは障害物に接触させないようにするために、自動車のバンパの内側表面に超音波センサを固定して、人もしくは障害物の有無の確認あるいはその位置の測定を行い、人もしくは障害物が自動車に近づいたら警告音を発して運転者に知らせるシステムが開発されている。なお、本発明において、自動車のバンパの内側表面とは、自動車にバンパが装着された場合に車体に対向する表面を意味する。
特許文献1には、自動車のバンパの内側表面に固定するための超音波センサとして、有底筒状ケースの底面に圧電振動子(圧電素子)を貼り合わせたユニモルフ振動子が記載されている。この超音波センサは、圧電振動子を振動させると、有底筒状ケースの底面も振動して底面に直交する向きに超音波が送信される。
特許文献2には、物体の有無や大きさあるいは物体までの距離を検出するための超音波センサとして、圧電振動子の一面に音響整合層を固定し、その他の圧電振動子の周囲は弾性樹脂で埋めた構成の超音波センサが記載されている。この超音波センサでは、圧電振動子を振動させると、その振動により発生した超音波は音響整合層を伝搬して、音響整合層に直交する向きに超音波が送信される。この文献の実施例には、直径9mm×厚み3mmの円板型のチタン酸ジルコン酸鉛系圧電セラミック板に電極を形成した超音波の送受信周波数が200kHz帯の圧電振動子を用いた超音波センサが記載されている。
一方、圧電振動子の圧電材料に、気孔が形成された多孔質圧電セラミック焼結体を用いることによって、圧電振動子の音響インピーダンスが低減することは知られている。特許文献3には、圧電振動子の圧電材料に、気孔径が0.05〜5mmの球状気孔を有し、且つ空隙率が50〜85%の多孔質圧電セラミック焼結体を用いることが記載されている。また、特許文献4には、圧電振動子の圧電材料に、実質的に空孔径が25μm以内の空孔のみからなり、空孔径が5〜25μmの範囲内にある空孔の空孔径の平均値がシート厚みに対して1/1000〜1/10の範囲内にあって、見掛け密度が真密度に対して5/10〜9/10の範囲内にある、厚みが0.1〜2mmの範囲内にある多孔質誘電体シートを用いることが記載されている。なお、特許文献3及び特許文献4には、圧電材料に多孔質圧電セラミック焼結体を用いた圧電振動子を、自動車用の超音波センサに使用することについての記載はない。
特開2008−145391号公報 特開平10−224895号公報 特開平7−232974号公報 特開2000−119063号公報
自動車用の超音波センサは、高感度でかつ測定範囲が広いことが好ましい。
しかしながら、特許文献1に記載されているような、有底筒状ケースの底面に圧電振動子を貼り合わせた構成の超音波センサは、自動車のバンパに固定すると感度が大きく低下するという問題がある。この感度低下の問題を解消する方法として、バンパに超音波センサを取り付けるための穴を形成して、その穴から超音波センサを外部に露出させる方法がある。しかし、この方法では、超音波センサが外部から見えてしまうため、見栄えが悪いという問題がある。
また、超音波は一般に高周波になると減衰率が大きくなるため、特許文献2に記載されている周波数が200kHz帯の超音波センサは、自動車用の超音波センサとして用いるには測定範囲が狭いという問題がある。圧電振動子の圧電セラミック板の厚さを厚くすることによって、圧電振動子の超音波の送受信周波数を低周波にすることは可能である。しかしながら、本発明者の検討によると、圧電振動子の圧電セラミック板の厚さを厚くすると、圧電振動子の指向角度が狭くなるという問題が発生する。
本発明の目的は、高感度でかつ測定範囲が広い超音波センサ付き自動車バンパを提供することにある。本発明の目的はまた、自動車バンパに取り付けても感度が低下しにくく、また測定範囲が広い超音波センサを提供することにもある。
本発明者は、超音波センサの圧電振動子の圧電材料に、平均直径が1〜100μmの範囲にある気孔が分散されていて、空隙率が5〜50体積%の範囲にあり、高さが10〜30mmの範囲にある多孔質柱状圧電セラミック焼結体を用いることによって、高感度でかつ測定範囲が広く、さらに自動車バンパの内側(自動車の車体に対向する側)の表面に取り付けても感度が低下しない超音波センサが得られることを見出して、本発明を完成させた。
従って、本発明は、平均直径が1〜100μmの範囲にある気孔が分散されていて、空隙率が5〜50体積%の範囲にあり、高さが10〜30mmの範囲にあって、下面の直径を1としたときの高さの比が1.5〜5の範囲にある多孔質柱状圧電セラミック焼結体と、該多孔質柱状圧電セラミック焼結体の上下面に付設された電極層とからなり、多孔質柱状圧電セラミック焼結体が高さ方向に分極されている圧電振動子を含む超音波センサの圧電振動子の下面側電極層が、直接もしくは音響整合層を介して自動車のバンパの内側表面に固定されている超音波センサ付きバンパ、但し、自動車のバンパの内側表面とは、自動車にバンパが装着された場合に、車体に対向する表面である、にある。
本発明はまた、平均直径が1〜100μmの範囲にある気孔が分散されていて、空隙率が5〜50体積%の範囲にあり、高さが10〜30mmの範囲にあって、下面の直径を1としたときの高さの比が1.5〜5の範囲にある多孔質柱状圧電セラミック焼結体と、該多孔質柱状圧電セラミック焼結体の上下面に付設された電極層とからなり、多孔質柱状圧電セラミック焼結体が高さ方向に分極されている圧電振動子を含む、自動車バンパ固定用の超音波センサにもある。
本発明はさらに、平均直径が1〜100μmの範囲にある気孔が分散されていて、空隙率が5〜50体積%の範囲にあり、高さが10〜30mmの範囲にあって、下面の直径を1としたときの高さの比が1.5〜5の範囲にある多孔質柱状圧電セラミック焼結体と、該多孔質柱状圧電セラミック焼結体の上下面に付設された電極層とからなり、多孔質柱状圧電セラミック焼結体が高さ方向に分極されている圧電振動子を含む超音波センサにもある。
本発明の超音波センサは、自動車バンパの内側表面に固定しても高感度でかつ測定範囲が広いので、超音波を自動車の前方又は後方に送受信することができる。このため、本発明の超音波センサ付きバンパを用いることによって、人もしくは障害物の有無の確認あるいはその位置の測定を高精度かつ確実に行うことができる。また、本発明の超音波センサは、バンパに超音波センサの取り付け用の穴を形成することなく、バンパに装着できるため、見栄えが悪くなることはない。
本発明に従う超音波センサを自動車バンパに固定した状態を示す概念図である。 実施例1にて設定した超音波センサの概念図である。
本発明の超音波センサは、圧電振動子に、平均直径が1〜100μmの範囲にある気孔が分散されていて、空隙率が5〜50体積%の範囲にあり、高さが10〜30mmの範囲にあって、下面の直径を1としたときの高さの比が1.5〜5の範囲にある多孔質柱状圧電セラミック焼結体と、該多孔質柱状圧電セラミック焼結体の上下面に付設された電極層とからなり、多孔質柱状圧電セラミック焼結体が高さ方向に分極されている圧電振動子を用いる。多孔質柱状圧電セラミック焼結体は、四角以上の多角形の柱状もしくは円柱状であることが好ましく、円柱状であることが特に好ましい。気孔の平均直径は、20〜100μmの範囲にあることが好ましく、20〜80μmの範囲にあることが好ましい。空隙率は8〜40体積%の範囲にあることが好ましい。下面の直径を1としたときの高さの比は2〜5の範囲にあることが好ましい。多角形の柱状の場合、下面の直径は対角線を意味する。
本発明では、圧電振動子の電極層の表面(自動車バンパに固定した側の電極層の表面)を超音波の送受信面として利用する。圧電振動子の側面と、超音波の送受信面として使用しない側の電極層の表面は吸音材で被覆することが好ましい。吸音材の材料の例としては、コルク、ベーク材、樹脂(例、エポキシ樹脂)及びゴム(例、硬質ゴム)を挙げることができる。これらの材料には、超音波を吸収もしくは反射する物質を分散させてもよい。圧電振動子の超音波の送受信周波数は、一般に40〜100kHzの範囲にある。
多孔質柱状圧電セラミック焼結体の材料の例としては、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、チタン酸鉛、ジルコン酸鉛及びチタン酸バリウムを挙げることができる。電極層の材料の例としては、金及び銀を挙げることができる。
本発明の超音波センサは、例えば、圧電セラミック粉末とバインダと気孔形成材料とを含む混合物を柱状に成形して柱状成形体を作成し、次いで柱状成形体を気孔形成材料の加熱分解温度以上の温度に加熱して、気孔形成材料を分解除去すると共に、圧電セラミック粉末を焼結させて多孔質柱状圧電セラミック焼結体を得る工程、得られた多孔質柱状圧電セラミック焼結体の上下の面に電極層を形成する工程、そして多孔質柱状圧電セラミック焼結体の上下の電極層に電圧を印加して、多孔質柱状圧電セラミック焼結体を高さ方向に分極させる工程を含む方法によって製造することができる。
多孔質柱状圧電セラミック焼結体を得る工程において、圧電セラミック粉末とバインダと気孔形成材料との混合は湿式で行うことが好ましい。バインダの例としてはポリビニルアルコールを挙げることができる。気孔形成材料は球状プラスチック材料であることが好ましい。球状プラスチック材料の例としては、ポリメチルメタクリレート及び発砲ポリスチロールを挙げることができる。柱状成形体の成形には加圧成形法を利用することができる。
多孔質柱状圧電セラミック焼結体の上下の面に電極層を形成する方法としては、銀ペーストを塗布し、焼き付ける方法、スパッタ法及び蒸着法を用いることができる。
次に、本発明の超音波センサの使用態様を、添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に従う超音波センサを自動車バンパに固定した状態を示す概念図である。
図1において、超音波センサ10は、バンパ20の内側表面に固定されている。超音波センサ10は、気孔11が分散されている多孔質柱状圧電セラミック焼結体12と、多孔質柱状圧電セラミック焼結体12の上下面に付設された電極層13a、13bとからなる圧電振動子14からなる。圧電振動子14の多孔質柱状圧電セラミック焼結体12の側面と上面側電極層13aの表面は、吸音材15で被覆されている。圧電振動子14の上下の電極層13a、13bはそれぞれリード線16a、16bと接続しており、リード線16a、16bの他方の端部はそれぞれ端子17a、17bとに電気的に接続している。端子17a、17bは端部が吸音材15から突出していて、制御装置30と電気的に接続している。吸音材15は、端子17a、17bが突出している部分を除いて、固定用カバー18で覆われている。固定用カバー18の下方外側面にはおねじ部19が設けられている。
バンパ20の内側表面には、筒状の支持台21が固定されている。筒状支持台21の内側面にはめねじ部22が設けられていて、筒状支持台21のめねじ部22に超音波センサ10の固定用カバー18のおねじ部19を嵌め合わせることによって、超音波センサ10はバンパ20の内側表面に固定されている。なお、図1では、圧電振動子14の下面側電極層13bは、自動車バンパ20の内側表面に直接接触するように固定されているが、圧電振動子14の下面側電極層13bと自動車バンパ20の内側表面との間に音響整合層を設けてもよい。音響整合層の材料としては、樹脂(例、エポキシ樹脂)及びゴム(例、硬質ゴム)を挙げることができる。
制御装置30は、超音波センサの圧電振動子に電気的に接続する送信系31と受信系32、送信系31と受信系32とに電気的に接続する演算器33、そして送信系31、受信系32、演算器33に電気的に接続する電源34を含む。
図1の超音波センサ付きバンパでは、次のようにしてバンパから人もしくは障害物までの距離を測定することができる。先ず、演算器33が時間T0をカウントしたときに、送信系31はパルス状の電気エネルギーを、超音波センサ10の圧電振動子14に発信する。圧電振動子14は、電気エネルギーを超音波に変換する。圧電振動子14にて発生した超音波はバンパ20を伝搬して、バンパ20の外側表面に放射される。放射された超音波は人もしくは障害物が存在する場合には、その人もしくは障害物の表面で反射する。反射した超音波はバンパ20を伝搬して圧電振動子14に到達する。圧電振動子14は超音波を電気エネルギーに変換する。圧電振動子にて発生した電気エネルギーは受信系32に送られ、受信系32は電気エネルギーのノイズを除去して人もしくは障害物の表面で反射した超音波に起因して発生した電気エネルギーのみを演算器33に送る。演算器33は電気エネルギーを受けた時間T1をカウントし、下記の式(I)より、バンパから人もしくは障害物までの距離(m)を求める。

バンパから人もしくは障害物までの距離(m)={空気中の超音波の伝搬速度(m/秒)×(T1−T0)}/2・・・・(I)
以上本発明の超音波センサを、自動車バンパに固定した場合を例に取り説明したが、本発明の超音波センサは、侵入者警報装置や自動ドアなどの人の検知用センサとして利用することができる。
[実施例1]
(1)超音波センサ
図2に示すように、サイズが、直径6.4mm、高さ16.1mmで、平均直径が30μmの気孔11が分散された、空隙率が10体積%の多孔質円柱状圧電セラミック焼結体12と、その多孔質円柱状圧電セラミック焼結体12の上下面に備えられた電極層13a、13bとからなる圧電振動子14、圧電振動子14の上面側電極層13a及び側面を覆う厚さ3.8mmのコルク製吸音材15、さらにそのコルク製吸音材15を覆う厚さ1mmのアルミニウム製固定用カバー18から構成された超音波センサ10の構造を設定した。
(2)超音波センサ付きバンパ
次いで、図2の超音波センサ10の下面側電極層13bを、厚さ2.6mmのポリプロピレン樹脂製バンパ20に固定した超音波センサ付きバンパの構造を設定した。
(1)の超音波センサと(2)の超音波センサ付きバンパの各々の構造について、圧電振動子の共振周波数、送信感度及び指向角度を圧電解析ソフトウェア(PZFlex、Weidinger Association社製)を用いてシミュレーションにより求めた。その結果を表1に示す。なお、送信感度及び指向角度は、測定距離を300mm、作動電圧を100Vp-pとしたときの値である。指向角度は、送信感度に対する感度が−3dB、−6dB、−12dBとなる角度を求めた。
[比較例1]
実施例1の超音波センサにおいて、多孔質円柱状圧電セラミック焼結体の代わりに、サイズが、直径6.4mm、高さ20.78mmで、空隙率が0体積%の円柱状圧電セラミック焼結体としたこと以外は実施例1と同様にして、(1)超音波センサと(2)超音波センサ付きバンパのそれぞれの場合について、超音波センサの圧電振動子の共振周波数、送信感度及び指向角度をシミュレーションにより求めた。その結果を表1に示す。
[参考例1]
市販のアルミニウム製の有底筒状ケースの底面に圧電振動子を貼り合わせた構成の超音波センサを用いて、(1)超音波センサ単独の状態と(2)超音波センサをバンパに固定した状態のそれぞれの場合について、超音波センサの共振周波数、送信感度及び指向角度を実際に測定した。その結果を表1に示す。
表1
────────────────────────────────────────
指向角度(度)
共振周波数 送信感度 ───────────────────
(kHz) (dB) −3dB −6dB −12dB
────────────────────────────────────────
実施例1(シミュレーションにより求めた値)
(1) 62.90 106.87 11.78 14.99 20.80
(2) 59.86 106.69 10.89 15.48 26.43
────────────────────────────────────────
比較例1(シミュレーションにより求めた値)
(1) 62.90 115.29 9.26 12.94 18.55
(2) 60.47 114.47 9.65 14.07 17.59
────────────────────────────────────────
参考例1(実測値)
(1) 40.75 116.19 46.24 61.29 79.94
(2) 52.26 94.05 11.25 17.59 測定不可
────────────────────────────────────────
(1)超音波センサ単独の状態での値。
(2)超音波センサをバンパに固定した状態での値。
表1の結果から、本発明に従う超音波センサ(実施例1)と、気孔を有しない圧電セラミック焼結体を用いた超音波センサ(比較例1)とで、超音波センサをバンパに固定した状態を比較すると、送信感度は比較例1の超音波センサの方が若干高いが、指向角度は実施例1の超音波センサの方が顕著に広いこと、すなわち測定範囲が広いことが分かる。また。アルミニウム製の有底筒状ケースの底面に圧電振動子を貼り合わせた構成の市販の超音波センサ(参考例1)は、バンパに固定した状態での送信感度の低下が大きく、バンパに固定した状態では、送信感度が実施例1の超音波センサよりも低く、また指向角度(−12dB)は測定することができなかった。
10 超音波センサ
11 気孔
12 多孔質柱状圧電セラミック焼結体
13a、13b 電極層
14 圧電振動子
15 吸音材
16a、16b リード線
17a、17b 端子
18 固定用カバー
19 おねじ部
20 バンパ
21 筒状支持台
22 めねじ部
30 制御装置
31 送信系
32 受信系
33 演算器
34 電源

Claims (4)

  1. 平均直径が1〜100μmの範囲にある気孔が分散されていて、空隙率が5〜50体積%の範囲にあり、高さが10〜30mmの範囲にあって、下面の直径を1としたときの高さの比が1.5〜5の範囲にある多孔質柱状圧電セラミック焼結体と、該多孔質柱状圧電セラミック焼結体の上下面に付設された電極層とからなり、多孔質柱状圧電セラミック焼結体が高さ方向に分極されている圧電振動子を含む超音波センサの圧電振動子の下面側電極層が、直接もしくは音響整合層を介して自動車のバンパの内側表面に固定されている超音波センサ付きバンパ、但し、自動車のバンパの内側表面とは、自動車にバンパが装着された場合に、車体に対向する表面である。
  2. 多孔質柱状圧電セラミック焼結体が円柱状である請求項1に記載の超音波センサ付きバンパ。
  3. 平均直径が1〜100μmの範囲にある気孔が分散されていて、空隙率が5〜50体積%の範囲にあり、高さが10〜30mmの範囲にあって、下面の直径を1としたときの高さの比が1.5〜5の範囲にある多孔質柱状圧電セラミック焼結体と、該多孔質柱状圧電セラミック焼結体の上下面に付設された電極層とからなり、多孔質柱状圧電セラミック焼結体が高さ方向に分極されている圧電振動子を含む、自動車バンパ固定用の超音波センサ。
  4. 平均直径が1〜100μmの範囲にある気孔が分散されていて、空隙率が5〜50体積%の範囲にあり、高さが10〜30mmの範囲にあって、下面の直径を1としたときの高さの比が1.5〜5の範囲にある多孔質柱状圧電セラミック焼結体と、該多孔質柱状圧電セラミック焼結体の上下面に付設された電極層とからなり、多孔質柱状圧電セラミック焼結体が高さ方向に分極されている圧電振動子を含む超音波センサ。
JP2012276830A 2012-12-19 2012-12-19 超音波センサ付きの自動車バンパ Expired - Fee Related JP6110653B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012276830A JP6110653B2 (ja) 2012-12-19 2012-12-19 超音波センサ付きの自動車バンパ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012276830A JP6110653B2 (ja) 2012-12-19 2012-12-19 超音波センサ付きの自動車バンパ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014121045A true JP2014121045A (ja) 2014-06-30
JP6110653B2 JP6110653B2 (ja) 2017-04-05

Family

ID=51175488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012276830A Expired - Fee Related JP6110653B2 (ja) 2012-12-19 2012-12-19 超音波センサ付きの自動車バンパ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6110653B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS626512A (ja) * 1985-07-02 1987-01-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd セラミツク発振子
JPH10123236A (ja) * 1996-10-22 1998-05-15 Matsushita Electric Works Ltd 車両用障害物検知装置
JP2001261463A (ja) * 2000-03-15 2001-09-26 Narita Seitoushiyo:Kk セラミックス多孔体及びその製造方法
JP2007114182A (ja) * 2005-09-22 2007-05-10 Denso Corp 超音波センサの取付け構造
JP2008096113A (ja) * 2006-10-05 2008-04-24 Nippon Soken Inc 障害物検出装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS626512A (ja) * 1985-07-02 1987-01-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd セラミツク発振子
JPH10123236A (ja) * 1996-10-22 1998-05-15 Matsushita Electric Works Ltd 車両用障害物検知装置
JP2001261463A (ja) * 2000-03-15 2001-09-26 Narita Seitoushiyo:Kk セラミックス多孔体及びその製造方法
JP2007114182A (ja) * 2005-09-22 2007-05-10 Denso Corp 超音波センサの取付け構造
JP2008096113A (ja) * 2006-10-05 2008-04-24 Nippon Soken Inc 障害物検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6110653B2 (ja) 2017-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7497121B2 (en) Ultrasonic sensor
EP1962552A1 (en) Ultrasonic transducer
WO2015093571A1 (ja) 超音波センサ
JP2007038757A (ja) 障害物検知装置
US11162829B2 (en) Multilayer body that includes piezoelectric body
JP2007243299A (ja) 超音波センサ
JP2009058298A (ja) 超音波センサ
US20160139250A1 (en) Surroundings-sensing device having a modular ultrasonic transducer, and motor vehicle having such a surroundings-sensing device
JP5328990B2 (ja) 空中超音波センサ
JP2002209294A (ja) 超音波センサ、これを備える電子機器および車両用バックソナー
KR100937361B1 (ko) 3차원의 반구 형상을 갖는 초음파 압전 센서
JP6110653B2 (ja) 超音波センサ付きの自動車バンパ
JP2001326987A (ja) 超音波送受波器
JP4304556B2 (ja) 超音波センサ
JP4274679B2 (ja) 車両クリアランスソナー用超音波センサ
JP5330807B2 (ja) 超音波送受波器
JP6363437B2 (ja) 電子キーシステム
TWI440831B (zh) Ultrasonic sensor
JP2011239089A (ja) 超音波センサ、その調整方法、及びその製造方法
JP2013046409A (ja) 超音波センサ
JP2014192720A (ja) 超音波センサ
JP2004040614A (ja) 超音波センサ
JP2009152723A (ja) 可変トランスを内蔵した超音波センサ
JP2000253494A (ja) 超音波センサ用圧電素子
US20230408663A1 (en) Ultrasonic transducer system and method for manufacturing the same

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170302

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170310

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6110653

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees