JP2014120843A - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents
画像処理装置及び画像処理プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014120843A JP2014120843A JP2012273232A JP2012273232A JP2014120843A JP 2014120843 A JP2014120843 A JP 2014120843A JP 2012273232 A JP2012273232 A JP 2012273232A JP 2012273232 A JP2012273232 A JP 2012273232A JP 2014120843 A JP2014120843 A JP 2014120843A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- correction
- module
- separation
- binary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000012545 processing Methods 0.000 title claims abstract description 119
- 238000012937 correction Methods 0.000 claims abstract description 166
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims abstract description 144
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 claims description 27
- 238000003786 synthesis reaction Methods 0.000 claims description 27
- 230000002194 synthesizing effect Effects 0.000 claims description 2
- 239000013598 vector Substances 0.000 description 64
- 238000000034 method Methods 0.000 description 37
- 230000008569 process Effects 0.000 description 33
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 16
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 14
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 14
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 12
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 10
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 8
- 238000004590 computer program Methods 0.000 description 6
- 238000013461 design Methods 0.000 description 6
- 230000008859 change Effects 0.000 description 5
- 230000006870 function Effects 0.000 description 5
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 4
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 3
- 238000013139 quantization Methods 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 2
- 235000013351 cheese Nutrition 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 1
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 1
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 1
- 238000002372 labelling Methods 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Image Processing (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Abstract
【課題】2値画像を階調補正する場合にあって、文字領域又は絵柄領域の分離処理の係数を変更させた後に、さらに階調補正するようにした画像処理装置を提供する。
【解決手段】画像処理装置の画像取得手段は、2値画像を取得し、第1の分離手段は、前記画像取得手段によって取得された2値画像内を文字領域又は絵柄領域に分離し、第1の補正手段は、前記第1の分離手段による処理結果に基づいて、前記画像取得手段によって取得された2値画像に対して階調補正を行い、設定手段は、前記第1の補正手段によって補正された後に、分離処理に用いる係数を設定し、第2の分離手段は、前記設定手段によって設定された係数を用いて、前記画像取得手段によって取得された2値画像内を文字領域又は絵柄領域に分離し、第2の補正手段は、前記第2の分離手段による処理結果に基づいて、前記画像取得手段によって取得された2値画像に対して階調補正を行う。
【選択図】図1
【解決手段】画像処理装置の画像取得手段は、2値画像を取得し、第1の分離手段は、前記画像取得手段によって取得された2値画像内を文字領域又は絵柄領域に分離し、第1の補正手段は、前記第1の分離手段による処理結果に基づいて、前記画像取得手段によって取得された2値画像に対して階調補正を行い、設定手段は、前記第1の補正手段によって補正された後に、分離処理に用いる係数を設定し、第2の分離手段は、前記設定手段によって設定された係数を用いて、前記画像取得手段によって取得された2値画像内を文字領域又は絵柄領域に分離し、第2の補正手段は、前記第2の分離手段による処理結果に基づいて、前記画像取得手段によって取得された2値画像に対して階調補正を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像処理装置及び画像処理プログラムに関する。
特許文献1には、入力される2値画像データが有する網点成分を保持しつつ色補正の補正結果を精度よく反映した2値画像を出力することを課題とし、画像処理装置は2値画像データを受け取り、この2値画像データを基に多値画像データを生成し、この多値画像データに対して色補正を施した色補正画像データを生成し、画像処理装置は、2値画像データにおける注目画素の値と、注目画素に隣接する画素の値とに基づいて、2値画像データ又は色補正画像データに誤差拡散を施して2値化した再2値化画像データのいずれを出力するか選択し、選択結果にしたがって、2値画像データ又は再2値化画像データのいずれかを出力することが開示されている。
特許文献2には、画像に使用されているスクリーンの線数と角度を抽出するにあたって、本構成を有していない場合に比較して、処理量を削減するようにした画像処理装置を提供することを課題とし、画像処理装置の分離手段は、画像内の画素が連結している領域を分離し、代表点決定手段は、前記分離手段によって分離された領域を代表する代表点を決定し、ベクトル算出手段は、前記代表点決定手段によって決定された代表点に基づいて、2つの代表点で構成されるベクトルを算出し、スクリーン線数角度抽出手段は、前記ベクトル算出手段によって算出されたベクトルの分布に基づいて、前記画像内に使用されているスクリーンの線数と角度を抽出することが開示されている。
本発明は、2値画像を階調補正する場合にあって、文字領域又は絵柄領域の分離処理の係数を変更させた後に、さらに階調補正するようにした画像処理装置及び画像処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、2値画像を取得する画像取得手段と、前記画像取得手段によって取得された2値画像内を文字領域又は絵柄領域に分離する第1の分離手段と、前記第1の分離手段による処理結果に基づいて、前記画像取得手段によって取得された2値画像に対して階調補正を行う第1の補正手段と、前記第1の補正手段によって補正処理が行われた後に、分離処理に用いる係数を設定する設定手段と、前記設定手段によって設定された係数を用いて、前記画像取得手段によって取得された2値画像内を文字領域又は絵柄領域に分離する第2の分離手段と、前記第2の分離手段による処理結果に基づいて、前記画像取得手段によって取得された2値画像に対して階調補正を行う第2の補正手段を具備することを特徴とする画像処理装置である。
請求項1の発明は、2値画像を取得する画像取得手段と、前記画像取得手段によって取得された2値画像内を文字領域又は絵柄領域に分離する第1の分離手段と、前記第1の分離手段による処理結果に基づいて、前記画像取得手段によって取得された2値画像に対して階調補正を行う第1の補正手段と、前記第1の補正手段によって補正処理が行われた後に、分離処理に用いる係数を設定する設定手段と、前記設定手段によって設定された係数を用いて、前記画像取得手段によって取得された2値画像内を文字領域又は絵柄領域に分離する第2の分離手段と、前記第2の分離手段による処理結果に基づいて、前記画像取得手段によって取得された2値画像に対して階調補正を行う第2の補正手段を具備することを特徴とする画像処理装置である。
請求項2の発明は、前記画像取得手段によって取得された2値画像と前記第1の補正手段によって補正された画像とを比較し得るように表示する表示手段と、操作者の操作に基づいて、前記第1の補正手段によって補正された画像に対する修正に関する指示を受け付ける受付手段をさらに具備し、前記設定手段は、前記受付手段によって修正を行う旨の指示を受け付けた場合、分離処理に用いる係数を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項3の発明は、前記第1の補正手段によって補正された画像の特徴を抽出し、該特徴に基づいて、該画像を修正するか否かを判定する判定手段をさらに具備し、前記設定手段は、前記判定手段による判定結果に基づいて、分離処理に用いる係数を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項4の発明は、前記第1の補正手段による補正結果の画像と前記第2の補正手段による補正結果の画像を合成する合成手段をさらに具備することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置である。
請求項5の発明は、前記第1の分離手段による処理結果と前記第2の分離手段による処理結果を合成する合成手段をさらに具備し、前記第2の補正手段は、前記合成手段による合成結果に基づいて、前記画像取得手段によって取得された2値画像に対して階調補正を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置である。
請求項6の発明は、コンピュータを、2値画像を取得する画像取得手段と、前記画像取得手段によって取得された2値画像内を文字領域又は絵柄領域に分離する第1の分離手段と、前記第1の分離手段による処理結果に基づいて、前記画像取得手段によって取得された2値画像に対して階調補正を行う第1の補正手段と、前記第1の補正手段によって補正処理が行われた後に、分離処理に用いる係数を設定する設定手段と、前記設定手段によって設定された係数を用いて、前記画像取得手段によって取得された2値画像内を文字領域又は絵柄領域に分離する第2の分離手段と、前記第2の分離手段による処理結果に基づいて、前記画像取得手段によって取得された2値画像に対して階調補正を行う第2の補正手段として機能させるための画像処理プログラムである。
請求項1の画像処理装置によれば、2値画像を階調補正する場合にあって、文字領域又は絵柄領域の分離処理の係数を変更させた後に、さらに階調補正することができる。
請求項2の画像処理装置によれば、操作者の操作に応じて文字領域又は絵柄領域の分離処理の係数を変更させた後に、さらに階調補正することができる。
請求項3の画像処理装置によれば、補正された画像の特徴に基づいて、文字領域又は絵柄領域の分離処理の係数を変更させた後に、さらに階調補正することができる。
請求項4の画像処理装置によれば、第1の補正結果の画像と第2の補正結果の画像を合成することができる。
請求項5の画像処理装置によれば、第1の分離結果と第2の分離結果の合成によって、第2の補正を行うことができる。
請求項6の画像処理プログラムによれば、2値画像を階調補正する場合にあって、文字領域又は絵柄領域の分離処理の係数を変更させた後に、さらに階調補正することができる。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な各種の実施の形態の例を説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
第1の実施の形態である画像処理装置は、2値画像を階調補正するものであって、図1の例に示すように、2値画像取得モジュール110、2値絵柄文字分離モジュール120、2値階調補正モジュール130、修正指定受付モジュール140、パラメータ設定モジュール150、合成モジュール160、出力モジュール170を有している。
2値画像取得モジュール110は、2値絵柄文字分離モジュール120、2値階調補正モジュール130、修正指定受付モジュール140と接続されている。2値画像取得モジュール110は、2値画像を取得する。ここでの2値画像は、いわゆる中間調領域がスクリーンによって表現されている画像であって、1画素が1ビットで表現されている。ただし、白黒画像のみならず、2値画像として、複数色版の2値画像からなるカラー画像であってもよい。また、取得した画像が網点処理(以下、スクリーン処理ともいう)され、紙等の記録媒体上に記録された画像をスキャナ等の撮像装置にて読み込んだ多値画像(カラー画像を含む)である場合は、その画像に2値化処理を施して2値画像に変換するようにしてもよい。そして2値画像は、全体に網点処理が施されていてもよいし、網点処理が行われている領域と網点処理が行われていない領域が混在していてもよいし、網点処理は行われていない画像であってもよい。網点処理は、マルチスクリーン処理であってもよい。対象とするスクリーンとしては、例えば、ドット集中型ディザスクリーン、ラインスクリーン等がある。ドット集中型ディザスクリーンとしては、チェーンドットスクリーン(スクエアドットを斜めに変形させたもので、菱形のドットがチェーン状につながった網目となるスクリーン)がある。ラインスクリーンとは、略直線を色版内で同角度かつ略同間隔で並べるものであり、万線スクリーンとも呼ばれる。画像を取得するとは、例えば、スキャナ、カメラ等で画像を読み込むこと、ファックス等で通信回線を介して外部機器から画像を受信すること、ハードディスク(コンピュータに内蔵されているものの他に、ネットワークを介して接続されているもの等を含む)等に記憶されている画像を読み出すこと等が含まれる。受け付ける画像は、1枚であってもよいし、複数枚であってもよい。また、画像の内容として、ビジネスに用いられる文書、広告宣伝用のパンフレット等であってもよい。画像の解像度は限定しないが、例えば2400dpi等がある。
2値絵柄文字分離モジュール120は、2値画像取得モジュール110、2値階調補正モジュール130、修正指定受付モジュール140、パラメータ設定モジュール150と接続されている。2値絵柄文字分離モジュール120は、2値画像取得モジュール110によって取得された2値画像内を文字領域又は絵柄領域に分離する。さらに、2値絵柄文字分離モジュール120は、パラメータ設定モジュール150によって設定された係数(以下、パラメータともいう)を用いて、2値画像取得モジュール110によって取得された2値画像内を文字領域又は絵柄領域に分離する。この分離は、2回目以降の分離処理である。2回目以降の分離処理では、修正指定受付モジュール140から渡された対象領域内の画像に対して、パラメータ設定モジュール150によって設定された係数を用いて分離処理を施す。分離処理の結果として、例えば、画素毎に文字領域に含まれている画素か、絵柄領域に含まれている画素かを示す情報が生成される。2値絵柄文字分離モジュール120は、例えば、網点を示すベクトルを用いて、分離処理を行うようにしてもよい。具体的には、網点を示すベクトルにしたがって画素塊がある領域は、網点が用いられている領域であると判断し、網点を示すベクトルにしたがった画素塊がない領域は、網点が用いられていない領域であると判断する。網点が用いられている領域であると判断した場合は、絵柄領域として分離し、網点が用いられていない領域であると判断した場合は、文字領域として分離する。なお、網点を示すベクトルにしたがって画素塊がある領域であるか否かを判断するのに、対象としている画素塊の周囲にあるそのベクトルにしたがった画素塊の個数を用いてもよい。例えば、対象としている画素塊の周囲にベクトルにしたがった画素塊の個数が4個以上なければ網点を判断しないとした場合の「4個」を標準値(デフォルト)として、文字領域と判断しやすくなるような係数として、例えば、「8個」としてもよいし、絵柄領域と判断しやすくなるような係数として、例えば、「2個」としてもよい。また、絵柄領域と判断された領域以外の領域は非絵柄領域(主に、文字領域)と判断するようにしてもよいし、逆に、文字領域と判断された領域以外の領域は非文字領域(主に、絵柄領域)と判断するようにしてもよい。網点を示すベクトルの算出処理については、図3〜12を用いて後述する。
2値階調補正モジュール130は、2値画像取得モジュール110、2値絵柄文字分離モジュール120、修正指定受付モジュール140、合成モジュール160と接続されている。2値階調補正モジュール130は、2値絵柄文字分離モジュール120による処理結果に基づいて、2値画像取得モジュール110によって取得された2値画像に対して階調補正を行う。領域の種類(文字領域、絵柄領域)に応じて階調補正処理を行う。例えば、文字領域に対しては階調補正を行わずに、絵柄領域に対してだけ階調補正を行う。階調補正の処理自体は、既存の技術を用いればよい。また、2値階調補正モジュール130は、2値絵柄文字分離モジュール120よる2回目以降の処理結果に基づいて、2値画像取得モジュール110によって取得された2値画像に対して階調補正を行う。
修正指定受付モジュール140は、2値画像取得モジュール110、2値絵柄文字分離モジュール120、2値階調補正モジュール130、パラメータ設定モジュール150、合成モジュール160と接続されている。修正指定受付モジュール140は、2値画像取得モジュール110によって取得された2値画像と2値階調補正モジュール130によって補正された画像とを比較し得るようにディスプレイ等の表示装置に表示する。なお、2値階調補正モジュール130によって補正された画像とは、2値階調補正モジュール130によって補正された最新の画像であって、状況によって1回目、2回目以降の補正処理された画像となる。「比較し得るように表示」とは、例えば、並べて表示する、同じ領域に時間差を設けて表示する等がある。そして、操作者のマウス、キーボード、タッチパネル、タッチペン等を用いた操作に基づいて、2値階調補正モジュール130によって補正された画像に対する修正に関する指示を受け付ける。修正に関する指示としては、(1)修正が不要である旨の指示、(2)修正が必要である場合は、修正対象の領域と修正内容が含まれる。なお、修正を行う旨の指示は、明示的な指示であってもよいし、修正対象の領域と修正内容が指定された場合は、それが修正を行う旨の指示と解釈してもよい。(1)修正が不要である旨の指示があった場合は、合成モジュール160が合成処理を行う。(2)修正が必要である場合は、パラメータ設定モジュール150に対して修正内容を渡し、2値絵柄文字分離モジュール120、合成モジュール160に対して修正対象の領域の座標を渡す。修正内容としては、例えば、濃度(濃く、薄く等)の指定がある。数値による指定であってもよいし、濃度を合わせたい他の領域を指定することであってもよい。修正対象の領域の座標とは、例えば、矩形領域である場合は、その左上角座標と幅と長さであってもよいし、対角の2つの座標であってもよい。
パラメータ設定モジュール150は、2値絵柄文字分離モジュール120、修正指定受付モジュール140と接続されている。パラメータ設定モジュール150は、2値階調補正モジュール130によって補正処理が行われた後に、2値絵柄文字分離モジュール120で行われる2回目以降の分離処理に用いる係数を設定する。その場合、修正指定受付モジュール140によって修正を行う旨の指示を受け付けた場合、分離処理に用いる係数を設定する。例えば、修正指定受付モジュール140から修正内容として濃度値を受け取った場合は、その濃度値は以前より濃い濃度値を示すものである場合は、2値画像内を文字領域として認識しやすいような係数に設定し、逆に以前より薄い濃度値を示すものである場合は、2値画像内を絵柄領域として認識しやすいような係数に設定する。
合成モジュール160は、2値階調補正モジュール130、修正指定受付モジュール140、出力モジュール170と接続されている。合成モジュール160は、2値階調補正モジュール130による1回目の補正結果の画像と2値階調補正モジュール130による2回目以降の補正結果の画像を合成する。合成を行うのに、2回目以降の補正結果を採用するのに、修正指定受付モジュール140によって指定された修正対象の領域の座標を用いる。例えば、1回目の補正結果の画像に対して、その時点での最終の補正処理が行われた領域の画像を重ね合わせるようにすればよい。また、3回目以上の補正処理の結果を合成するようにしてもよく、3回目以上の補正処理が行われ、重なる領域がある場合については、後の補正処理が行われた領域の画像を採用する。
出力モジュール170は、合成モジュール160と接続されている。出力モジュール170は、合成モジュール160によって合成された画像を出力する。ここで画像を出力するとは、例えば、プリンタ等の印刷装置で印刷すること、ディスプレイ等の表示装置に表示すること、ファックス等の画像送信装置で画像を送信すること、画像データベース等の画像記憶装置へ画像を書き込むこと、メモリーカード等の記憶媒体に記憶すること、他の情報処理装置へ渡すこと等が含まれる。
出力モジュール170は、合成モジュール160と接続されている。出力モジュール170は、合成モジュール160によって合成された画像を出力する。ここで画像を出力するとは、例えば、プリンタ等の印刷装置で印刷すること、ディスプレイ等の表示装置に表示すること、ファックス等の画像送信装置で画像を送信すること、画像データベース等の画像記憶装置へ画像を書き込むこと、メモリーカード等の記憶媒体に記憶すること、他の情報処理装置へ渡すこと等が含まれる。
図2は、第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS202では、2値画像取得モジュール110が、2値画像を取得する。
ステップS204では、2値絵柄文字分離モジュール120が、2値画像の絵柄文字分離を実施する。
ステップS206では、2値階調補正モジュール130が、絵柄文字分離結果を利用して、S202で取得された2値画像の階調補正を実施する。
ステップS208では、修正指定受付モジュール140が、S202で取得された2値画像とS206での階調補正後の画像を比較できるように表示して、絵柄文字分離を再度行う領域及びパラメータ決定のための指定を受け付ける。
ステップS210では、パラメータ設定モジュール150が、S208での指定に合わせて絵柄文字分離のパラメータを再設定する。
ステップS212では、2値絵柄文字分離モジュール120、2値階調補正モジュール130が、S210で再設定したパラメータを利用して、S208で指定した領域に対して絵柄文字分離及び階調補正を再度実施する。
ステップS214では、合成モジュール160が、S206の処理結果の画像とS212の処理結果の画像を合成する。
ステップS216では、出力モジュール170が、合成結果の画像を出力する。
ステップS202では、2値画像取得モジュール110が、2値画像を取得する。
ステップS204では、2値絵柄文字分離モジュール120が、2値画像の絵柄文字分離を実施する。
ステップS206では、2値階調補正モジュール130が、絵柄文字分離結果を利用して、S202で取得された2値画像の階調補正を実施する。
ステップS208では、修正指定受付モジュール140が、S202で取得された2値画像とS206での階調補正後の画像を比較できるように表示して、絵柄文字分離を再度行う領域及びパラメータ決定のための指定を受け付ける。
ステップS210では、パラメータ設定モジュール150が、S208での指定に合わせて絵柄文字分離のパラメータを再設定する。
ステップS212では、2値絵柄文字分離モジュール120、2値階調補正モジュール130が、S210で再設定したパラメータを利用して、S208で指定した領域に対して絵柄文字分離及び階調補正を再度実施する。
ステップS214では、合成モジュール160が、S206の処理結果の画像とS212の処理結果の画像を合成する。
ステップS216では、出力モジュール170が、合成結果の画像を出力する。
例えば、ステップS202で取得した2値画像内に濃度40%のラインが存在するとする。この場合、ステップS204で絵柄文字分離をした結果、濃度40%である1つのライン中に、絵柄と非絵柄と判定される領域が両方存在する場合がある。
そして、ステップS206で絵柄文字分離の結果に応じて階調補正を行うと、1つのラインであるにもかかわらず、濃くなったり薄くなったりする場合がある。
ステップS208で、階調補正の前後の画像をディスプレイ上で並べて比較できるように表示する。例えば、色が濃くなったり薄くなっていたりする濃度40%のラインを、操作者がタッチペンなどで指定する。そして、濃い方に色を合わせたいのか、薄い方に色を合わせたいのかを選択する。
ステップS210で、濃い方に色を合わせたい場合は、絵柄文字分離のパラメータを例えば文字寄りに、薄い方に色を合わせたい場合は、絵柄文字分離のパラメータを例えば絵柄寄りに再設定する。
ステップS212では、再設定したパラメータで、選択した領域の絵柄文字分離及び階調補正をやり直す。
ステップS214で、やり直した部分とやり直さない部分とを合成して一枚の画像を作成する。なお合成するときに、領域が接するところを平滑化などしてもよい。
ステップS216で、合成した画像を出力する。
そして、ステップS206で絵柄文字分離の結果に応じて階調補正を行うと、1つのラインであるにもかかわらず、濃くなったり薄くなったりする場合がある。
ステップS208で、階調補正の前後の画像をディスプレイ上で並べて比較できるように表示する。例えば、色が濃くなったり薄くなっていたりする濃度40%のラインを、操作者がタッチペンなどで指定する。そして、濃い方に色を合わせたいのか、薄い方に色を合わせたいのかを選択する。
ステップS210で、濃い方に色を合わせたい場合は、絵柄文字分離のパラメータを例えば文字寄りに、薄い方に色を合わせたい場合は、絵柄文字分離のパラメータを例えば絵柄寄りに再設定する。
ステップS212では、再設定したパラメータで、選択した領域の絵柄文字分離及び階調補正をやり直す。
ステップS214で、やり直した部分とやり直さない部分とを合成して一枚の画像を作成する。なお合成するときに、領域が接するところを平滑化などしてもよい。
ステップS216で、合成した画像を出力する。
次に、2値絵柄文字分離モジュール120が行う網点を示すベクトルの算出処理について説明する。
2値絵柄文字分離モジュール120は、画像に使用されているスクリーンの線数と角度を抽出するものであって、図3の例に示すように、受付モジュール310、領域分離モジュール320、代表点決定モジュール330、ベクトル算出モジュール340、スクリーン線数・角度抽出モジュール350、出力モジュール360を有している。
2値絵柄文字分離モジュール120は、画像に使用されているスクリーンの線数と角度を抽出するものであって、図3の例に示すように、受付モジュール310、領域分離モジュール320、代表点決定モジュール330、ベクトル算出モジュール340、スクリーン線数・角度抽出モジュール350、出力モジュール360を有している。
受付モジュール310は、領域分離モジュール320と接続されている。受付モジュール310は、対象となる画像を受け付けて、その画像を領域分離モジュール320へ渡す。
領域分離モジュール320は、受付モジュール310、代表点決定モジュール330と接続されている。領域分離モジュール320は、受付モジュール310から対象となる画像を受け取り、その画像内の画素が連結している領域を分離する。画素が連結しているとは、ある画素に隣接する同色の画素が存在することを指し、隣接する画素には斜め方向に隣接する画素も含む。以下では、黒画素を主に例示して説明する。ここでの分離には抽出を含み、いわゆるラベル付け処理が行われる。
領域分離モジュール320は、受付モジュール310、代表点決定モジュール330と接続されている。領域分離モジュール320は、受付モジュール310から対象となる画像を受け取り、その画像内の画素が連結している領域を分離する。画素が連結しているとは、ある画素に隣接する同色の画素が存在することを指し、隣接する画素には斜め方向に隣接する画素も含む。以下では、黒画素を主に例示して説明する。ここでの分離には抽出を含み、いわゆるラベル付け処理が行われる。
代表点決定モジュール330は、領域分離モジュール320、ベクトル算出モジュール340と接続されている。代表点決定モジュール330は、領域分離モジュール320によって分離された領域を代表する代表点を決定する。代表点は、その領域を代表する点であればよく、例えば、その領域の外接矩形の中心点、その領域の外接矩形の四隅の点(左上点、右上点、左下点、右下点)のいずれか、その領域の重心等である。以下では、領域の外接矩形の中心点を主に例示して説明する。
ベクトル算出モジュール340は、代表点決定モジュール330、スクリーン線数・角度抽出モジュール350と接続されている。ベクトル算出モジュール340は、代表点決定モジュール330によって決定された代表点に基づいて、2つの代表点で構成されるベクトルを算出する。
また、ベクトル算出モジュール340は、代表点決定モジュール330によって決定された代表点のうち基準となる代表点を第1の代表点として選択し、その基準となる代表点から予め定められた第1の距離と第2の距離の間にある代表点を第2の代表点として選択し、その第1の代表点とその第2の代表点で構成されるベクトルを算出するようにしてもよい。さらに、ベクトル算出モジュール340は、第1の代表点を角とする矩形領域であって、互いに隣接する矩形領域内で、第1の距離と第2の距離の間にある代表点を第2の代表点として選択するようにしてもよい。互いに隣接する矩形領域とは、第1の代表点に対して、左上にある矩形領域と右上にある矩形領域の組み合わせ、右上にある矩形領域と右下にある矩形領域の組み合わせ、右下にある矩形領域と左下にある矩形領域の組み合わせ、左下にある矩形領域と左上にある矩形領域の組み合わせの4種類がある。
また、ベクトル算出モジュール340は、代表点決定モジュール330によって決定された代表点のうち基準となる代表点を第1の代表点として選択し、その基準となる代表点から予め定められた第1の距離と第2の距離の間にある代表点を第2の代表点として選択し、その第1の代表点とその第2の代表点で構成されるベクトルを算出するようにしてもよい。さらに、ベクトル算出モジュール340は、第1の代表点を角とする矩形領域であって、互いに隣接する矩形領域内で、第1の距離と第2の距離の間にある代表点を第2の代表点として選択するようにしてもよい。互いに隣接する矩形領域とは、第1の代表点に対して、左上にある矩形領域と右上にある矩形領域の組み合わせ、右上にある矩形領域と右下にある矩形領域の組み合わせ、右下にある矩形領域と左下にある矩形領域の組み合わせ、左下にある矩形領域と左上にある矩形領域の組み合わせの4種類がある。
スクリーン線数・角度抽出モジュール350は、ベクトル算出モジュール340、出力モジュール360と接続されている。スクリーン線数・角度抽出モジュール350は、ベクトル算出モジュール340によって算出されたベクトルの分布に基づいて、画像内に使用されているスクリーンの線数と角度を抽出する。
また、スクリーン線数・角度抽出モジュール350は、抽出したスクリーンの線数又は角度と予め定められた線数又は角度との差が予め定められた関係にある場合は、その抽出したスクリーンの線数又は角度をその予め定められた線数又は角度として抽出するようにしてもよい。
予め定められた線数又は角度とは、記憶装置に記憶された値であり、一般的に用いられているスクリーンの線数又は角度をいう。例えば、線数として100線、150線、200線等、角度として0度、45度、90度等がある。また、予め定められた線数又は角度は、それぞれ複数あってもよい。
予め定められた関係とは、その差が予め定められた閾値以下又は未満である場合である。
抽出したスクリーンの線数又は角度と予め定められた線数又は角度との関係としては、(1)抽出したスクリーンの線数と予め定められた線数、(2)抽出したスクリーンの角度と予め定められた角度、(3)抽出したスクリーンの線数と予め定められた線数及び抽出したスクリーンの角度と予め定められた角度の関係がある。
また、スクリーン線数・角度抽出モジュール350は、抽出したスクリーンの線数又は角度と予め定められた線数又は角度との差が予め定められた関係にある場合は、その抽出したスクリーンの線数又は角度をその予め定められた線数又は角度として抽出するようにしてもよい。
予め定められた線数又は角度とは、記憶装置に記憶された値であり、一般的に用いられているスクリーンの線数又は角度をいう。例えば、線数として100線、150線、200線等、角度として0度、45度、90度等がある。また、予め定められた線数又は角度は、それぞれ複数あってもよい。
予め定められた関係とは、その差が予め定められた閾値以下又は未満である場合である。
抽出したスクリーンの線数又は角度と予め定められた線数又は角度との関係としては、(1)抽出したスクリーンの線数と予め定められた線数、(2)抽出したスクリーンの角度と予め定められた角度、(3)抽出したスクリーンの線数と予め定められた線数及び抽出したスクリーンの角度と予め定められた角度の関係がある。
出力モジュール360は、スクリーン線数・角度抽出モジュール350と接続されている。出力モジュール360は、スクリーン線数・角度抽出モジュール350によって抽出されたスクリーンの線数と角度を出力する。この後、2値絵柄文字分離モジュール120は、スクリーンの線数と角度を用いて、線数と角度にしたがって画素塊がある領域は、網点が用いられている領域であると判断し、線数と角度にしたがった画素塊がない領域は、網点が用いられていない領域であると判断する。また、2値絵柄文字分離モジュール120は、ベクトル算出モジュール340で算出されたベクトルを用いて、そのベクトルにしたがって画素塊がある領域は、網点が用いられている領域(絵柄領域)であると判断し、そのベクトルにしたがった画素塊がない領域は、網点が用いられていない領域(文字領域)であると判断する。
図4は、2値絵柄文字分離モジュール120による処理例を示すフローチャートである。
ステップS402では、受付モジュール310が、対象とする画像を受け付ける。
ステップS402では、受付モジュール310が、対象とする画像を受け付ける。
ステップS404では、領域分離モジュール320が、連結領域を分離する。連結領域の分離処理について、図5,6を用いて説明する。
図5は、変化点を抽出する処理例を示す説明図である。画像内のライン(主走査方向)の画素を示しており、白画素と黒画素が混在している。ライン単位で画素の各変化点を抽出する。図5の例では、白画素である画素503と黒画素である画素504の間が変化点であり、黒画素である画素510と白画素である画素511の間が変化点である。これを抽出する。例えば、領域として、変化点の始点座標(xm,yn)と幅(xm+1−xm)と高さ(1)を抽出する。
図5は、変化点を抽出する処理例を示す説明図である。画像内のライン(主走査方向)の画素を示しており、白画素と黒画素が混在している。ライン単位で画素の各変化点を抽出する。図5の例では、白画素である画素503と黒画素である画素504の間が変化点であり、黒画素である画素510と白画素である画素511の間が変化点である。これを抽出する。例えば、領域として、変化点の始点座標(xm,yn)と幅(xm+1−xm)と高さ(1)を抽出する。
図6は、連結領域を抽出する処理例を示す説明図である。図6(a)の例は、領域を統合する場合を示している。第1のライン内の画素605から画素611までの領域と第2のラインの画素624から画素630までの領域は連結している。つまり、ライン内の領域内の画素が連結していればよい。第1ラインの画素605から画素611の左画素が第2ラインの画素624の右画素から画素630までの画素と上下で重なっているので、連結している。したがって、この2つの領域を連結する。例えば、この2つの領域を囲む矩形を生成する。つまり、今までに作成された領域と現ラインの領域内で最も左にあるx座標を始点座標とし、今までに作成された領域と現ラインの領域内で最も右にあるx座標と始点座標との差を幅とし、高さを1増加させる。図6(a)の例では、始点座標を画素623と画素624の間の座標とし、幅を画素624から画素611までの幅とし、高さを2とする。
図6(b)の例は、新たに領域を生成する場合を示している。第1のライン内の画素652から画素655までの領域と第2のラインの画素664から画素670までの領域は連結していない。つまり、第1のライン内の画素と第2のライン内の画素は、4連結又は8連結において連結していない。連結していない場合は、新規の領域を生成する。図6(b)の例では、変化点の始点座標(画素663と画素664の間のx座標,第2ラインのy座標)と幅(画素664と画素670の差)と高さ(1)の領域を新たに生成する。
また、領域の最下ラインが現ラインより2ライン以上前であれば、更新終了としてもよい。つまり、領域の確定としてもよい。
また、予め定められたサイズ以上の領域は、対象とする領域として抽出しないようにしてもよい。予め定められたサイズとして、例えば、最小線数で規定される最大ブロックサイズ(具体的には、2400dpiにおいて100線とすると24×24)等がある。
また、領域の最下ラインが現ラインより2ライン以上前であれば、更新終了としてもよい。つまり、領域の確定としてもよい。
また、予め定められたサイズ以上の領域は、対象とする領域として抽出しないようにしてもよい。予め定められたサイズとして、例えば、最小線数で規定される最大ブロックサイズ(具体的には、2400dpiにおいて100線とすると24×24)等がある。
ステップS406では、代表点決定モジュール330が、ステップS404で生成した各連結領域の代表点を決定する。ここでは、領域の代表点を領域の中心としているので、座標(始点x座標+幅の半分,始点y座標+高さの半分)を代表点とする。
図7は、代表点を決定する処理例を示す説明図である。図7(a)の例は、ステップS404で抽出された黒画素を囲む矩形領域710を示している。図7(b)の例は、矩形領域710の中心である代表点720を示している。
図7は、代表点を決定する処理例を示す説明図である。図7(a)の例は、ステップS404で抽出された黒画素を囲む矩形領域710を示している。図7(b)の例は、矩形領域710の中心である代表点720を示している。
ステップS408では、ベクトル算出モジュール340が、基準とする代表点と周囲にある代表点によって構成されるベクトルを算出する。ベクトルを算出するのに、2つの代表点を抽出する。
図8は、代表点を抽出する処理例を示す説明図である。ある代表点を原点とした場合に画像の左上矩形領域810、右上矩形領域820で最も近い代表点を抽出する。図8の例で示すと、基準代表点801を原点とし、左上方向で最も近い代表点811を抽出し、基準代表点801と代表点811で構成されるベクトルを抽出する。そして、基準代表点801を原点とし、右上方向で最も近い代表点821を抽出し、基準代表点801と代表点821で構成されるベクトルを抽出する。したがって、代表点831、代表点832、代表点833は抽出しない。ここで、基準代表点801から最も近いとしたが、半円でドーナツ状の探索範囲850内において最も近いの意である。基準代表点801から近い領域(探索範囲850の中心側で基準代表点801の周囲の白い領域)は、ノイズである可能性が高いため、抽出する代表点には含めないようにしている。探索範囲850の幅は、予め定められた幅であるが、例えば、対応線数によって定まる範囲である。より具体的には、線数が100線〜200線ならば12画素〜24画素である。また、基準代表点801から半径12画素の半円状の範囲は、対象外とする。
また、左上方向、右上方向を例示したが、右上方向、右下方向の組み合わせ、右下方向、左下方向の組み合わせ、左下方向、左上方向の組み合わせであってもよい。
図8は、代表点を抽出する処理例を示す説明図である。ある代表点を原点とした場合に画像の左上矩形領域810、右上矩形領域820で最も近い代表点を抽出する。図8の例で示すと、基準代表点801を原点とし、左上方向で最も近い代表点811を抽出し、基準代表点801と代表点811で構成されるベクトルを抽出する。そして、基準代表点801を原点とし、右上方向で最も近い代表点821を抽出し、基準代表点801と代表点821で構成されるベクトルを抽出する。したがって、代表点831、代表点832、代表点833は抽出しない。ここで、基準代表点801から最も近いとしたが、半円でドーナツ状の探索範囲850内において最も近いの意である。基準代表点801から近い領域(探索範囲850の中心側で基準代表点801の周囲の白い領域)は、ノイズである可能性が高いため、抽出する代表点には含めないようにしている。探索範囲850の幅は、予め定められた幅であるが、例えば、対応線数によって定まる範囲である。より具体的には、線数が100線〜200線ならば12画素〜24画素である。また、基準代表点801から半径12画素の半円状の範囲は、対象外とする。
また、左上方向、右上方向を例示したが、右上方向、右下方向の組み合わせ、右下方向、左下方向の組み合わせ、左下方向、左上方向の組み合わせであってもよい。
図9は、ベクトルの算出処理例を示す説明図である。図8の例で、抽出されたベクトルを示している。つまり、基準代表点801と代表点821によって規定されるベクトルをv1とし、基準代表点801と代表点811によって規定されるベクトルをv2としている。
なお、予め定められた角度(例えば、0度、45度、90度)とのずれが予め定められた画素数(例えば、1画素)以内なら、予め定められた代表点として、ベクトルを抽出してもよい。
また、ベクトルの算出は、全ての代表点を基準代表点(原点)とした場合について算出してもよいし、予め定められた数の代表点を基準代表点(原点)とした場合について算出してもよいし、予め定められた位置(ランダムに定められた位置であってもよい)にある代表点を基準代表点(原点)とした場合について算出してもよい。
なお、予め定められた角度(例えば、0度、45度、90度)とのずれが予め定められた画素数(例えば、1画素)以内なら、予め定められた代表点として、ベクトルを抽出してもよい。
また、ベクトルの算出は、全ての代表点を基準代表点(原点)とした場合について算出してもよいし、予め定められた数の代表点を基準代表点(原点)とした場合について算出してもよいし、予め定められた位置(ランダムに定められた位置であってもよい)にある代表点を基準代表点(原点)とした場合について算出してもよい。
ステップS410では、スクリーン線数・角度抽出モジュール350が、ベクトルを集計して、スクリーンの線数、角度を抽出する。ステップS408で算出したベクトルの終点(基準代表点(原点)ではない代表点)をプロットする。つまり、図9に例示した座標系で、終点の位置をカウントする。
図10は、ドット集中型ディザスクリーンについてのベクトルの分布例を示す説明図である。基準代表点1001を原点とした座標系において、色の濃い位置の分布数が多いことを示している。基準代表点1001に対して右上方向にある矩形内においては、右下に分布数が多いことを示しており、基準代表点1001に対して左上方向にある矩形内においては、右上に分布数が多いことを示している。
図11は、ドット分散型ディザスクリーン、誤差拡散スクリーン、FMスクリーンについてのベクトルの分布例を示す説明図である。基準代表点1101を原点とした座標系において、色の濃い位置の分布数が多いことを示している。図10の例と比較すると、顕著に分布数が多い位置はない。
図10は、ドット集中型ディザスクリーンについてのベクトルの分布例を示す説明図である。基準代表点1001を原点とした座標系において、色の濃い位置の分布数が多いことを示している。基準代表点1001に対して右上方向にある矩形内においては、右下に分布数が多いことを示しており、基準代表点1001に対して左上方向にある矩形内においては、右上に分布数が多いことを示している。
図11は、ドット分散型ディザスクリーン、誤差拡散スクリーン、FMスクリーンについてのベクトルの分布例を示す説明図である。基準代表点1101を原点とした座標系において、色の濃い位置の分布数が多いことを示している。図10の例と比較すると、顕著に分布数が多い位置はない。
この分布から、ピークとなる位置を抽出する。なお、ピークであるかどうかは、(1)1位の値と2位の値との差、(2)全体に占める割合等、を予め定められた閾値と比較して(例えば、閾値以上)判定する。また、局所範囲の最大値のS/N比を予め定められた閾値と比較して(例えば、閾値以上)判定する(特開2005−221276号公報参照)。Χ(カイ)2分布のQ値を予め定められた閾値と比較して(例えば、閾値以上)判定する(JAXA公開資料参照)等がある。
図12は、1位の値と2位の値とを用いたピークを決定する処理例を示す説明図である。図12に示すヒストグラム例は、横軸に座標位置、縦軸に分布数を示す。図12(a)のヒストグラム例は、図10の例に対応するものであり、1位の値と2位の値との差が閾値以上であり、ピークと判断したものである。図12(b)のヒストグラム例は、図11の例に対応するものであり、1位の値と2位の値との差が閾値未満であり、ピークとは判断できなかったものである。このように、ピークを抽出できなかった場合は、ドット集中型ディザスクリーンではないことを判断するようにしてもよい。そして、その旨を出力モジュール360が出力するようにしてもよい。
なお、ドット分散型ディザスクリーン、誤差拡散スクリーン、FMスクリーンは中心点間の距離が短くかつ濃度により分布範囲が変わり、方向も一定しないため、ピークが抽出できない。また、ラインスクリーンは濃度によってドット分散型ディザスクリーンと同様となるか、スクリーンの各線がそれぞれ1つの巨大な領域となるため、ピークが抽出できない。
図12は、1位の値と2位の値とを用いたピークを決定する処理例を示す説明図である。図12に示すヒストグラム例は、横軸に座標位置、縦軸に分布数を示す。図12(a)のヒストグラム例は、図10の例に対応するものであり、1位の値と2位の値との差が閾値以上であり、ピークと判断したものである。図12(b)のヒストグラム例は、図11の例に対応するものであり、1位の値と2位の値との差が閾値未満であり、ピークとは判断できなかったものである。このように、ピークを抽出できなかった場合は、ドット集中型ディザスクリーンではないことを判断するようにしてもよい。そして、その旨を出力モジュール360が出力するようにしてもよい。
なお、ドット分散型ディザスクリーン、誤差拡散スクリーン、FMスクリーンは中心点間の距離が短くかつ濃度により分布範囲が変わり、方向も一定しないため、ピークが抽出できない。また、ラインスクリーンは濃度によってドット分散型ディザスクリーンと同様となるか、スクリーンの各線がそれぞれ1つの巨大な領域となるため、ピークが抽出できない。
ピークの位置から、スクリーンの線数と角度を算出する。
スクリーンの線数は、原点(基準代表点)とピークの位置との距離、解像度を用いて算出する。原点とピークの位置との距離は、ベクトルの大きさに該当し、領域分離モジュール320が分離した領域(網点等)間の距離である。この距離と解像度を用いて実際の距離(例えば、単位がインチ等)を算出し、その逆数によって線数(単位長さあたりの網点の密度)を算出する。
また、スクリーンの角度は、ベクトルの角度に該当し、原点とピーク(例えば、原点に対して右上の矩形内にあるピーク)の位置によって構成される線と基準線(例えば、水平線(x軸))とによって構成される角度がスクリーンの角度となる。
また、ここで、スクリーン線数・角度抽出モジュール350は、抽出したスクリーンの線数又は角度と予め定められた線数又は角度との差が予め定められた関係にある場合は、その抽出したスクリーンの線数又は角度をその予め定められた線数又は角度として抽出するようにしてもよい。
スクリーンの線数は、原点(基準代表点)とピークの位置との距離、解像度を用いて算出する。原点とピークの位置との距離は、ベクトルの大きさに該当し、領域分離モジュール320が分離した領域(網点等)間の距離である。この距離と解像度を用いて実際の距離(例えば、単位がインチ等)を算出し、その逆数によって線数(単位長さあたりの網点の密度)を算出する。
また、スクリーンの角度は、ベクトルの角度に該当し、原点とピーク(例えば、原点に対して右上の矩形内にあるピーク)の位置によって構成される線と基準線(例えば、水平線(x軸))とによって構成される角度がスクリーンの角度となる。
また、ここで、スクリーン線数・角度抽出モジュール350は、抽出したスクリーンの線数又は角度と予め定められた線数又は角度との差が予め定められた関係にある場合は、その抽出したスクリーンの線数又は角度をその予め定められた線数又は角度として抽出するようにしてもよい。
ステップS412では、出力モジュール360が、スクリーンの線数、角度を出力する。そして、そのスクリーンの線数、角度を受け取った2値絵柄文字分離モジュール120は、文字領域と絵柄領域(例えば、写真等のイメージ領域)に画像を分離する処理等の画像処理を行う。
<第2の実施の形態>
図13は、第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。第2の実施の形態である画像処理装置は、2値画像を階調補正するものであって、図13の例に示すように、2値画像取得モジュール110、2値絵柄文字分離モジュール120、2値階調補正モジュール130、判定モジュール1340、パラメータ設定モジュール150、合成モジュール1360、出力モジュール170を有している。なお、第1の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する。
図13は、第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。第2の実施の形態である画像処理装置は、2値画像を階調補正するものであって、図13の例に示すように、2値画像取得モジュール110、2値絵柄文字分離モジュール120、2値階調補正モジュール130、判定モジュール1340、パラメータ設定モジュール150、合成モジュール1360、出力モジュール170を有している。なお、第1の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する。
2値画像取得モジュール110は、2値絵柄文字分離モジュール120、2値階調補正モジュール130、判定モジュール1340と接続されている。
2値絵柄文字分離モジュール120は、2値画像取得モジュール110、判定モジュール1340、パラメータ設定モジュール150、合成モジュール1360と接続されている。
2値階調補正モジュール130は、2値画像取得モジュール110、判定モジュール1340、合成モジュール1360、出力モジュール170と接続されている。2値階調補正モジュール130は、2回目以降の階調補正処理では、合成モジュール1360による合成結果に基づいて、2値画像取得モジュール110によって取得された2値画像に対して階調補正を行う。つまり、2値階調補正モジュール130は、2値画像取得モジュール110が受け付けた2値画像全体を対象として階調補正を行う。
2値絵柄文字分離モジュール120は、2値画像取得モジュール110、判定モジュール1340、パラメータ設定モジュール150、合成モジュール1360と接続されている。
2値階調補正モジュール130は、2値画像取得モジュール110、判定モジュール1340、合成モジュール1360、出力モジュール170と接続されている。2値階調補正モジュール130は、2回目以降の階調補正処理では、合成モジュール1360による合成結果に基づいて、2値画像取得モジュール110によって取得された2値画像に対して階調補正を行う。つまり、2値階調補正モジュール130は、2値画像取得モジュール110が受け付けた2値画像全体を対象として階調補正を行う。
判定モジュール1340は、2値画像取得モジュール110、2値絵柄文字分離モジュール120、2値階調補正モジュール130、パラメータ設定モジュール150、合成モジュール1360、出力モジュール170と接続されている。判定モジュール1340は、2値階調補正モジュール130によって階調補正された画像の特徴を抽出し、その特徴に基づいて、階調補正された画像を修正するか否かを判定する。修正が不要であると判定した場合は、出力モジュール170が、2値階調補正モジュール130によって階調補正された画像を出力する。修正が必要であると判定した場合は、パラメータ設定モジュール150に対して修正内容を渡し、2値絵柄文字分離モジュール120、合成モジュール1360に対して修正対象の領域の座標を渡す。修正内容としては、対象領域内の画素塊の形状、対象領域の濃度等がある。修正対象の領域の座標とは、例えば、矩形領域である場合は、その左上角座標と幅と長さであってもよいし、対角の2つの座標であってもよい。
パラメータ設定モジュール150は、2値絵柄文字分離モジュール120、判定モジュール1340と接続されている。パラメータ設定モジュール150は、判定モジュール1340による判定結果に基づいて、分離処理に用いる係数を設定する。判定モジュール1340から対象領域内の画素塊の形状を修正内容として渡された場合は、その形状が線状である場合は、文字領域として認識しやすいような係数に設定する。判定モジュール1340から対象領域の濃度を修正内容として渡された場合は、その濃度が予め定められた値よりも薄い場合は、絵柄領域として認識しやすいような係数に設定する。
パラメータ設定モジュール150は、2値絵柄文字分離モジュール120、判定モジュール1340と接続されている。パラメータ設定モジュール150は、判定モジュール1340による判定結果に基づいて、分離処理に用いる係数を設定する。判定モジュール1340から対象領域内の画素塊の形状を修正内容として渡された場合は、その形状が線状である場合は、文字領域として認識しやすいような係数に設定する。判定モジュール1340から対象領域の濃度を修正内容として渡された場合は、その濃度が予め定められた値よりも薄い場合は、絵柄領域として認識しやすいような係数に設定する。
合成モジュール1360は、2値絵柄文字分離モジュール120、2値階調補正モジュール130、判定モジュール1340と接続されている。合成モジュール1360は、2値絵柄文字分離モジュール120による1回目の分離処理結果と2値絵柄文字分離モジュール120による2回目以降の分離処理結果を合成する。合成を行うのに、2回目以降の分離処理結果を採用するのに、判定モジュール1340によって判定された修正対象の領域の座標を用いる。例えば、1回目の分離処理結果に対して、その時点での最終の分離処理が行われた領域の分離処理結果を重ね合わせるようにすればよい。また、3回目以上の分離処理結果を合成するようにしてもよく、3回目以上の分離処理が行われ、重なる領域がある場合については、後の分離処理が行われた領域の分離処理結果を採用する。
出力モジュール170は、2値階調補正モジュール130と接続されている。
出力モジュール170は、2値階調補正モジュール130と接続されている。
図14は、第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS1402では、2値画像取得モジュール110が、2値画像を取得する。
ステップS1404では、2値絵柄文字分離モジュール120が、2値画像の絵柄文字分離を実施する。
ステップS1406では、2値階調補正モジュール130が、絵柄文字分離結果を利用して、S1402で取得された2値画像の階調補正を実施する。
ステップS1408では、判定モジュール1340が、S1402で取得された2値画像とS1406での階調補正後の画像を比較して、絵柄文字分離を再度行う領域及びパラメータを判定する。
ステップS1410では、パラメータ設定モジュール150が、S1408での判定結果に合わせて絵柄文字分離のパラメータを再設定する。
ステップS1412では、2値絵柄文字分離モジュール120が、S1410で再設定したパラメータを利用して、S1408での領域に対して絵柄文字分離を再度実施する。
ステップS1414では、合成モジュール1360が、S1404での絵柄文字分離画像とS1412での絵柄文字分離を再度実施した領域の画像を合成して一枚の絵柄文字分離画像を作成する。
ステップS1416では、2値階調補正モジュール130が、S1414で作成した画像に対して階調補正を実施する。
ステップS1418では、出力モジュール170が、出力する。
ステップS1402では、2値画像取得モジュール110が、2値画像を取得する。
ステップS1404では、2値絵柄文字分離モジュール120が、2値画像の絵柄文字分離を実施する。
ステップS1406では、2値階調補正モジュール130が、絵柄文字分離結果を利用して、S1402で取得された2値画像の階調補正を実施する。
ステップS1408では、判定モジュール1340が、S1402で取得された2値画像とS1406での階調補正後の画像を比較して、絵柄文字分離を再度行う領域及びパラメータを判定する。
ステップS1410では、パラメータ設定モジュール150が、S1408での判定結果に合わせて絵柄文字分離のパラメータを再設定する。
ステップS1412では、2値絵柄文字分離モジュール120が、S1410で再設定したパラメータを利用して、S1408での領域に対して絵柄文字分離を再度実施する。
ステップS1414では、合成モジュール1360が、S1404での絵柄文字分離画像とS1412での絵柄文字分離を再度実施した領域の画像を合成して一枚の絵柄文字分離画像を作成する。
ステップS1416では、2値階調補正モジュール130が、S1414で作成した画像に対して階調補正を実施する。
ステップS1418では、出力モジュール170が、出力する。
例えば、ステップS1402で取得した2値画像内に濃度40%のラインが存在するとする。この場合、ステップS1404で絵柄文字分離をした結果、濃度40%である1つのライン中に、絵柄と非絵柄と判定される領域が両方存在する場合がある。
そして、ステップS1406で絵柄文字分離の結果に応じて階調補正を行うと、1つのラインであるにもかかわらず、濃くなったり薄くなったりする場合がある。
そして、ステップS1406で絵柄文字分離の結果に応じて階調補正を行うと、1つのラインであるにもかかわらず、濃くなったり薄くなったりする場合がある。
ステップS1408では、例えば、2値画像と、階調補正後の2値画像をそれぞれ多値化し、同じ領域中の特徴量、例えば多値化後の画素値の分散を算出する。
図15、16を用いて説明する。図15(a)は、ステップS1402で取得した2値画像を示している。この2値画像に対して、前述した分離処理を施すと、例えば、網点1512aの周囲にある4画素(網点1502a、1504a、1522a、1524a)は、ベクトル(ベクトル1572、ベクトル1574等)にしたがった位置にあるので、ステップS1404での処理結果は、図15(b)のようになる。つまり、網点1512a、1514a、1516aの領域(判定結果(絵柄)1512b、1514b、1516b)は、絵柄領域であると判定する。その他の領域は、非絵柄領域であると判定する。ステップS1406では、絵柄領域であると判定された領域に階調補正を行っている。その結果を図15(c)の例は示している。つまり、網点1512a、1514a、1516a(判定結果(絵柄)1512b、1514b、1516b)に対応する網点1512c、1514c、1516cは、元の画素よりも薄くなっている。その他の画素(網点1502c等)は、元の2値画像の画素と同じである。
図15、16を用いて説明する。図15(a)は、ステップS1402で取得した2値画像を示している。この2値画像に対して、前述した分離処理を施すと、例えば、網点1512aの周囲にある4画素(網点1502a、1504a、1522a、1524a)は、ベクトル(ベクトル1572、ベクトル1574等)にしたがった位置にあるので、ステップS1404での処理結果は、図15(b)のようになる。つまり、網点1512a、1514a、1516aの領域(判定結果(絵柄)1512b、1514b、1516b)は、絵柄領域であると判定する。その他の領域は、非絵柄領域であると判定する。ステップS1406では、絵柄領域であると判定された領域に階調補正を行っている。その結果を図15(c)の例は示している。つまり、網点1512a、1514a、1516a(判定結果(絵柄)1512b、1514b、1516b)に対応する網点1512c、1514c、1516cは、元の画素よりも薄くなっている。その他の画素(網点1502c等)は、元の2値画像の画素と同じである。
そして、特徴量を抽出するために、2値画像(図15(a))と、階調補正後の2値画像(図15(c))をそれぞれ多値化する。その多値化の結果を、図16(a)、図16(b)の例は示している。なお、図16(a)の例は、多値化後の全ての濃度は40である。図16(b)の例は、図15(c)の例に示すように網点が欠けているので濃度値は低くなり、絵柄領域内の多値化後の濃度は20である。非絵柄領域内の多値化後の濃度は変化がなく40のままである。そして、同じ領域における濃度値の分散を算出する。ステップS1402で取得した2値画像を多値化した画像(図16(a))の分散をV0、階調補正後の2値画像を多値化した画像(図16(b))の分散をV1としたとき、V0とV1の差が予め定められた閾値以上であれば、階調補正の結果がばらついているとして、絵柄文字分離をやり直す、と判定する。
また、どのようにパラメータを再設定するかは、例えば、対象となる領域内の画素塊の形状が線状であれば文字である可能性が高いので文字寄りになるようにパラメータを設定する。他にも、対象となる領域の濃度に応じて、例えば、薄い領域であれば絵柄寄りになるようにパラメータを設定するようにしてもよい(ステップS1410)。
再設定したパラメータで、対象となる領域の絵柄文字分離をやり直し(ステップS1412)、やり直した絵柄文字分離の結果とやり直さない絵柄文字分離の結果を合成して一枚の絵柄文字分離画像を作成し(ステップS1414)、それを利用して階調補正を実施する(ステップS1416)。そして、最終的な階調補正後の画像を出力する(ステップS1418)。
また、どのようにパラメータを再設定するかは、例えば、対象となる領域内の画素塊の形状が線状であれば文字である可能性が高いので文字寄りになるようにパラメータを設定する。他にも、対象となる領域の濃度に応じて、例えば、薄い領域であれば絵柄寄りになるようにパラメータを設定するようにしてもよい(ステップS1410)。
再設定したパラメータで、対象となる領域の絵柄文字分離をやり直し(ステップS1412)、やり直した絵柄文字分離の結果とやり直さない絵柄文字分離の結果を合成して一枚の絵柄文字分離画像を作成し(ステップS1414)、それを利用して階調補正を実施する(ステップS1416)。そして、最終的な階調補正後の画像を出力する(ステップS1418)。
なお、図15、17を用いて、2値絵柄文字分離モジュール120による処理結果がばらつく場合について説明する。
2値画像取得モジュール110が取得する画像は2値画像なので、網点を構成する線数・角度が定まっている。網点の周期性を利用した処理を行う2値絵柄文字分離モジュール120の場合、絵柄領域と判定するためには、対象となる網点の周囲に、決まった角度で決まった距離に存在する網点が予め定められた数だけ必要である。
ところが、例えば、薄い濃度の線や絵柄の端などでは、同じ濃度でも、線数と角度と線の細さによっては、部分的に、参照する網点が不足する場合がある。また、網点の中心を網点の存在を代表する値としている場合は、部分的に、参照する網点形状が崩れていて中心が正しく取れない場合がある。また、濃い濃度の線などでは、図17の例に示すようなチーズが欠けたような網点形状となっているときがあり、その場合も、部分的に参照とする網点が不足したり、網点の中心が正しく取れない場合がある。
そのような場合、図15(b)の例のように、濃度40%の1つのライン中に、絵柄と非絵柄と判定される領域が両方存在することとなってしまう。例えば、図15(a)のような、網点で構成されている線があるとする。線数と角度から、参照する網点までのベクトルが算出できる。この場合はベクトル1572とベクトル1574等である。
絵柄領域と判定する条件が、「対象とする網点の場所から、予め定められた角度の予め定められた距離に存在する網点が4つ以上ある場合は、対象とする網点は絵柄領域を構成する」とする。網点1512aは、ベクトル1572、ベクトル1574、逆向きのベクトル1572、逆向きのベクトル1574の4つの位置に、網点1502a、網点1522a、網点1504a、網点1524aが存在するため、絵柄領域と判定するが、網点1524aは、網点1512aと網点1514aの2つしか存在しないため、非絵柄領域と判定することになる。「絵柄領域」と判定された網点をスクリーンセル単位で塗りつぶすと、図15(b)の例ようになり、点線で囲った一つの領域中に、「絵柄領域」と「非絵柄領域」と判定されることとなる。このように、2値絵柄文字分離モジュール120による処理結果がばらつく場合がある。
2値画像取得モジュール110が取得する画像は2値画像なので、網点を構成する線数・角度が定まっている。網点の周期性を利用した処理を行う2値絵柄文字分離モジュール120の場合、絵柄領域と判定するためには、対象となる網点の周囲に、決まった角度で決まった距離に存在する網点が予め定められた数だけ必要である。
ところが、例えば、薄い濃度の線や絵柄の端などでは、同じ濃度でも、線数と角度と線の細さによっては、部分的に、参照する網点が不足する場合がある。また、網点の中心を網点の存在を代表する値としている場合は、部分的に、参照する網点形状が崩れていて中心が正しく取れない場合がある。また、濃い濃度の線などでは、図17の例に示すようなチーズが欠けたような網点形状となっているときがあり、その場合も、部分的に参照とする網点が不足したり、網点の中心が正しく取れない場合がある。
そのような場合、図15(b)の例のように、濃度40%の1つのライン中に、絵柄と非絵柄と判定される領域が両方存在することとなってしまう。例えば、図15(a)のような、網点で構成されている線があるとする。線数と角度から、参照する網点までのベクトルが算出できる。この場合はベクトル1572とベクトル1574等である。
絵柄領域と判定する条件が、「対象とする網点の場所から、予め定められた角度の予め定められた距離に存在する網点が4つ以上ある場合は、対象とする網点は絵柄領域を構成する」とする。網点1512aは、ベクトル1572、ベクトル1574、逆向きのベクトル1572、逆向きのベクトル1574の4つの位置に、網点1502a、網点1522a、網点1504a、網点1524aが存在するため、絵柄領域と判定するが、網点1524aは、網点1512aと網点1514aの2つしか存在しないため、非絵柄領域と判定することになる。「絵柄領域」と判定された網点をスクリーンセル単位で塗りつぶすと、図15(b)の例ようになり、点線で囲った一つの領域中に、「絵柄領域」と「非絵柄領域」と判定されることとなる。このように、2値絵柄文字分離モジュール120による処理結果がばらつく場合がある。
図18を参照して、本実施の形態の画像処理装置のハードウェア構成例について説明する。図18に示す構成は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)などによって構成されるものであり、スキャナ等のデータ読み取り部1817と、プリンタなどのデータ出力部1818を備えたハードウェア構成例を示している。
CPU(Central Processing Unit)1801は、前述の実施の形態において説明した各種のモジュール、すなわち、2値画像取得モジュール110、2値絵柄文字分離モジュール120、2値階調補正モジュール130、修正指定受付モジュール140、パラメータ設定モジュール150、合成モジュール160、出力モジュール170、判定モジュール1340、合成モジュール1360等の各モジュールの実行シーケンスを記述したコンピュータ・プログラムにしたがった処理を実行する制御部である。
ROM(Read Only Memory)1802は、CPU1801が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)1803は、CPU1801の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス1804により相互に接続されている。
ホストバス1804は、ブリッジ1805を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス1806に接続されている。
キーボード1808、マウス等のポインティングデバイス1809は、操作者により操作される入力デバイスである。ディスプレイ1810は、液晶表示装置又はCRT(Cathode Ray Tube)などがあり、各種情報をテキストやイメージ情報として表示する。
HDD(Hard Disk Drive)1811は、ハードディスクを内蔵し、ハードディスクを駆動し、CPU1801によって実行するプログラムや情報を記録又は再生させる。ハードディスクには、2値画像取得モジュール110が受け付けた2値画像、2値絵柄文字分離モジュール120、2値階調補正モジュール130による処理結果、パラメータなどが格納される。さらに、その他の各種のデータ処理プログラム等、各種コンピュータ・プログラムが格納される。
ドライブ1812は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体1813に記録されているデータ又はプログラムを読み出して、そのデータ又はプログラムを、インタフェース1807、外部バス1806、ブリッジ1805、及びホストバス1804を介して接続されているRAM1803に供給する。リムーバブル記録媒体1813も、ハードディスクと同様のデータ記録領域として利用可能である。
接続ポート1814は、外部接続機器1815を接続するポートであり、USB、IEEE1394等の接続部を持つ。接続ポート1814は、インタフェース1807、及び外部バス1806、ブリッジ1805、ホストバス1804等を介してCPU1801等に接続されている。通信部1816は、通信回線に接続され、外部とのデータ通信処理を実行する。データ読み取り部1817は、例えばスキャナであり、ドキュメントの読み取り処理を実行する。データ出力部1818は、例えばプリンタであり、ドキュメントデータの出力処理を実行する。
なお、図18に示す画像処理装置のハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図18に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図18に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
なお、前述の各種の実施の形態を組み合わせてもよく(例えば、ある実施の形態内のモジュールを他の実施の形態内に追加する、入れ替えをする等も含む)、また、各モジュールの処理内容として背景技術で説明した技術を採用してもよい。例えば、第1の実施の形態の修正指定受付モジュール140を第2の実施の形態の判定モジュール1340に置き換えてもよい。逆に、第2の実施の形態の判定モジュール1340を第1の実施の形態の修正指定受付モジュール140に置き換えてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
なお、2値絵柄文字分離モジュール120については、以下のような発明として把握してもよい。
(A)
画像内の画素が連結している領域を分離する分離手段と、
前記分離手段によって分離された領域を代表する代表点を決定する代表点決定手段と、
前記代表点決定手段によって決定された代表点に基づいて、2つの代表点で構成されるベクトルを算出するベクトル算出手段と、
前記ベクトル算出手段によって算出されたベクトルの分布に基づいて、前記画像内に使用されているスクリーンの線数と角度を抽出するスクリーン線数角度抽出手段
を具備することを特徴とする画像処理装置。
(B)
前記スクリーン線数角度抽出手段は、前記抽出したスクリーンの線数又は角度と予め定められた線数又は角度との差が予め定められた関係にある場合は、該抽出したスクリーンの線数又は角度を該予め定められた線数又は角度として抽出する
ことを特徴とする(A)に記載の画像処理装置。
(C)
前記ベクトル算出手段は、前記代表点決定手段によって決定された代表点のうち基準となる代表点を第1の代表点として選択し、該基準となる代表点から予め定められた第1の距離と第2の距離の間にある代表点を第2の代表点として選択し、該第1の代表点と該第2の代表点で構成されるベクトルを算出する
ことを特徴とする(A)又は(B)に記載の画像処理装置。
(D)
前記ベクトル算出手段は、前記第1の代表点を角とする矩形領域であって、互いに隣接する矩形領域内で、前記第1の距離と前記第2の距離の間にある代表点を第2の代表点として選択する
ことを特徴とする(C)に記載の画像処理装置。
(E)
コンピュータを、
画像内の画素が連結している領域を分離する分離手段と、
前記分離手段によって分離された領域を代表する代表点を決定する代表点決定手段と、
前記代表点決定手段によって決定された代表点に基づいて、2つの代表点で構成されるベクトルを算出するベクトル算出手段と、
前記ベクトル算出手段によって算出されたベクトルの分布に基づいて、前記画像内に使用されているスクリーンの線数と角度を抽出するスクリーン線数角度抽出手段
として機能させるための画像処理プログラム。
(A)
画像内の画素が連結している領域を分離する分離手段と、
前記分離手段によって分離された領域を代表する代表点を決定する代表点決定手段と、
前記代表点決定手段によって決定された代表点に基づいて、2つの代表点で構成されるベクトルを算出するベクトル算出手段と、
前記ベクトル算出手段によって算出されたベクトルの分布に基づいて、前記画像内に使用されているスクリーンの線数と角度を抽出するスクリーン線数角度抽出手段
を具備することを特徴とする画像処理装置。
(B)
前記スクリーン線数角度抽出手段は、前記抽出したスクリーンの線数又は角度と予め定められた線数又は角度との差が予め定められた関係にある場合は、該抽出したスクリーンの線数又は角度を該予め定められた線数又は角度として抽出する
ことを特徴とする(A)に記載の画像処理装置。
(C)
前記ベクトル算出手段は、前記代表点決定手段によって決定された代表点のうち基準となる代表点を第1の代表点として選択し、該基準となる代表点から予め定められた第1の距離と第2の距離の間にある代表点を第2の代表点として選択し、該第1の代表点と該第2の代表点で構成されるベクトルを算出する
ことを特徴とする(A)又は(B)に記載の画像処理装置。
(D)
前記ベクトル算出手段は、前記第1の代表点を角とする矩形領域であって、互いに隣接する矩形領域内で、前記第1の距離と前記第2の距離の間にある代表点を第2の代表点として選択する
ことを特徴とする(C)に記載の画像処理装置。
(E)
コンピュータを、
画像内の画素が連結している領域を分離する分離手段と、
前記分離手段によって分離された領域を代表する代表点を決定する代表点決定手段と、
前記代表点決定手段によって決定された代表点に基づいて、2つの代表点で構成されるベクトルを算出するベクトル算出手段と、
前記ベクトル算出手段によって算出されたベクトルの分布に基づいて、前記画像内に使用されているスクリーンの線数と角度を抽出するスクリーン線数角度抽出手段
として機能させるための画像処理プログラム。
110…2値画像取得モジュール
120…2値絵柄文字分離モジュール
130…2値階調補正モジュール
140…修正指定受付モジュール
150…パラメータ設定モジュール
160…合成モジュール
170…出力モジュール
1340…判定モジュール
1360…合成モジュール
120…2値絵柄文字分離モジュール
130…2値階調補正モジュール
140…修正指定受付モジュール
150…パラメータ設定モジュール
160…合成モジュール
170…出力モジュール
1340…判定モジュール
1360…合成モジュール
Claims (6)
- 2値画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段によって取得された2値画像内を文字領域又は絵柄領域に分離する第1の分離手段と、
前記第1の分離手段による処理結果に基づいて、前記画像取得手段によって取得された2値画像に対して階調補正を行う第1の補正手段と、
前記第1の補正手段によって補正処理が行われた後に、分離処理に用いる係数を設定する設定手段と、
前記設定手段によって設定された係数を用いて、前記画像取得手段によって取得された2値画像内を文字領域又は絵柄領域に分離する第2の分離手段と、
前記第2の分離手段による処理結果に基づいて、前記画像取得手段によって取得された2値画像に対して階調補正を行う第2の補正手段
を具備することを特徴とする画像処理装置。 - 前記画像取得手段によって取得された2値画像と前記第1の補正手段によって補正された画像とを比較し得るように表示する表示手段と、
操作者の操作に基づいて、前記第1の補正手段によって補正された画像に対する修正に関する指示を受け付ける受付手段
をさらに具備し、
前記設定手段は、前記受付手段によって修正を行う旨の指示を受け付けた場合、分離処理に用いる係数を設定する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記第1の補正手段によって補正された画像の特徴を抽出し、該特徴に基づいて、該画像を修正するか否かを判定する判定手段
をさらに具備し、
前記設定手段は、前記判定手段による判定結果に基づいて、分離処理に用いる係数を設定する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記第1の補正手段による補正結果の画像と前記第2の補正手段による補正結果の画像を合成する合成手段
をさらに具備することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置。 - 前記第1の分離手段による処理結果と前記第2の分離手段による処理結果を合成する合成手段
をさらに具備し、
前記第2の補正手段は、前記合成手段による合成結果に基づいて、前記画像取得手段によって取得された2値画像に対して階調補正を行う
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置。 - コンピュータを、
2値画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段によって取得された2値画像内を文字領域又は絵柄領域に分離する第1の分離手段と、
前記第1の分離手段による処理結果に基づいて、前記画像取得手段によって取得された2値画像に対して階調補正を行う第1の補正手段と、
前記第1の補正手段によって補正処理が行われた後に、分離処理に用いる係数を設定する設定手段と、
前記設定手段によって設定された係数を用いて、前記画像取得手段によって取得された2値画像内を文字領域又は絵柄領域に分離する第2の分離手段と、
前記第2の分離手段による処理結果に基づいて、前記画像取得手段によって取得された2値画像に対して階調補正を行う第2の補正手段
として機能させるための画像処理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012273232A JP2014120843A (ja) | 2012-12-14 | 2012-12-14 | 画像処理装置及び画像処理プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012273232A JP2014120843A (ja) | 2012-12-14 | 2012-12-14 | 画像処理装置及び画像処理プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014120843A true JP2014120843A (ja) | 2014-06-30 |
Family
ID=51175357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012273232A Pending JP2014120843A (ja) | 2012-12-14 | 2012-12-14 | 画像処理装置及び画像処理プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014120843A (ja) |
-
2012
- 2012-12-14 JP JP2012273232A patent/JP2014120843A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5887770B2 (ja) | 画像処理装置及び画像処理プログラム | |
JP4568460B2 (ja) | 画像処理装置及び記録媒体 | |
AU2009200948B2 (en) | Image processing apparatus, image processing method and image processing program | |
JP2009205232A (ja) | 画像処理装置及び画像処理プログラム | |
CN101827191B (zh) | 图像处理装置和图像处理方法 | |
JP6780271B2 (ja) | 画像処理装置及び画像処理プログラム | |
JP5742283B2 (ja) | 画像処理装置及び画像処理プログラム | |
JP5742367B2 (ja) | 画像処理装置及び画像処理プログラム | |
JP5278243B2 (ja) | 画像処理装置及び画像処理プログラム | |
US8494272B2 (en) | Image processing device, image processing method, and computer readable medium for judging if images are matched | |
US11570331B2 (en) | Image processing apparatus, image processing method, and storage medium | |
JP2014120843A (ja) | 画像処理装置及び画像処理プログラム | |
KR101664185B1 (ko) | 화상 처리 장치, 화상 처리 방법, 및 컴퓨터 판독 가능한 기억 매체 | |
JP5923981B2 (ja) | 画像処理装置及び画像処理プログラム | |
JP5434273B2 (ja) | 画像処理装置及び画像処理プログラム | |
JP4894664B2 (ja) | 画像処理システム及び画像処理プログラム | |
JP2014120832A (ja) | 画像処理装置及び画像処理プログラム | |
JP2014078913A (ja) | 画像処理装置及び画像処理プログラム | |
JP5206468B2 (ja) | 画像処理装置及び画像処理プログラム | |
JP2009060216A (ja) | 画像処理装置及び画像処理プログラム | |
JP2011065311A (ja) | 画像処理装置及び画像処理プログラム | |
JP2013161158A (ja) | 画像処理装置及び画像処理プログラム | |
JP5434272B2 (ja) | 情報処理装置及び情報処理プログラム | |
JP2014120872A (ja) | 画像処理装置及び画像処理プログラム | |
JP6606885B2 (ja) | 画像処理装置及び画像処理プログラム |