JP2014120708A - 発光モジュールおよび照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】演色性の向上を図ることができる発光モジュールを提供する。
【解決手段】発光モジュールは、2つの発光部15A,15Bを備える、発光部15Aは、LED13と、ガーネット系の緑色蛍光体を含有する波長変換部材25Aとを有する。発光部15Bは、LED13と、珪酸塩(シリケート)系の緑色蛍光体を含有する波長変換部材25Bとを有する。そして、波長変換部材25Aに含有される緑色蛍光体の量子効率の温度依存性と、波長変換部材25Bに含有される緑色蛍光体の量子効率の温度依存性とが異なる。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光モジュールおよび照明装置に関し、特に、色温度可変技術に関する。
近年、LED(Light Emiting Diode)を用いた照明用途の発光モジュールが普及しつつある。この発光モジュールでは、照明用途として使用されるため、照明空間に存在する物体の色を自然な色に見せる白色光を出射することが要求される。
ところで、様々に変化する生活シーンに応じて照明光の色温度を自由に変更できる発光モジュールの実現の要望がある。これに対して、色温度を変化させる機能を有する発光モジュールが提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載された発光モジュールは、色温度の異なる2種類の発光部を備え、両発光部の光量の比率を変更することにより、放射する白色光の色温度を変化させる。この構成の光源から放射される白色光の色温度は、CIE xy色度図において、その色度座標が両発光部から放射される光それぞれに対応する色度座標を結ぶ直線上を移動する形で変化していく。
特開2009−238729号公報
ところで、発光モジュールから放射される白色光を照明空間に存在する物体の色を自然な色に見せる白色光とするには、当該白色光の色温度を変化させたときに、当該白色光の色度座標を黒体軌跡に沿って移動するのが望ましい。
しかしながら、黒体軌跡は、弧状の曲線である。一方、上記構成の発光モジュールから放射される白色光の色度座標は、2つの発光部から放射される光それぞれに対応する色度座標を結ぶほぼ直線上を移動する。従って、前述の発光モジュールでは、白色光の色度座標が黒体軌跡に沿って移動する形で当該白色光の色温度を広範囲で変化させることができず、白色光の色温度によっては黒体軌跡から外れ、白いものが緑や赤味掛かった光色に見えることとなる。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、照明空間に存在する物体の色を自然な色に見せつつ、広範囲で色温度を変更することができる発光モジュールを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る発光モジュールは、第1の光を発する第1発光部と、第1の光と色温度が異なる第2の光を発する第2発光部とを備える。第1発光部は、第1発光素子と、当該第1発光素子から放射される光の一部を第1波長帯域の光に変換する蛍光体を含有する第1波長変換部材とを有する。第1発光部は、第1発光素子から放射される光と第1波長帯域の光とを混合して第1の光を発する。第2発光部は、第2発光素子と、当該第2発光素子から放射される光の一部を第2波長帯域の光に変換する蛍光体を含有する第2波長変換部材とを有する。第2発光部は、第2発光素子から放射される光と第2波長帯域の光とを混合して、第1の光とは色温度が異なる第2の光を発する。そして、第1波長変換部材に含有される蛍光体の量子効率の温度依存性と、第2波長変換部材に含有される蛍光体の量子効率の温度依存性とが異なる。
本構成によれば、発光モジュールから放射される白色光の色温度が変化する場合、第1の光、第2の光それぞれの光量が変化する。すると、第1、第2発光素子および蛍光体から放出される熱量が変化し、それに伴い、第1、第2波長変換部材の温度が変化する。ところで、第1、第2波長変換部材に含有される蛍光体の量子効率は、第1、第2波長変換部材の温度に依存する。これに起因して、CIE xy色度図において、第1の光、第2の光それぞれに対応する色度座標は、第1、第2波長変換部材の温度変化に伴って移動する。即ち、第1の光、第2の光それぞれに対応する色度座標は、発光モジュールから放射される白色光の色温度の変化に伴って移動する。
そして、本構成では、第1波長変換部材に含有される蛍光体の量子効率の温度依存性と、第2波長変換部材に含有される蛍光体の量子効率の温度依存性とが異なる。従って、第1の光、第2の光それぞれに対応する色度座標の、発光モジュールから放射される白色光の色温度の変化に伴う移動量は異なる。従って、第1の光、第2の光それぞれに対応する2つの色度座標を結ぶ直線の傾きは、発光モジュールから放射される白色光の色温度に応じて変わる。これにより、発光モジュールから放射される白色光の色度座標は、当該白色光の色温度を変化させたときに、曲線的に移動することになる。従って、第1、第2波長変換部材に含有される蛍光体の温度依存性を適宜設定すれば、白色光の色度座標が直線的に移動する構成に比べて、その色度座標を黒体軌跡の近傍に近づけることができるので、広範囲の色温度において、照明空間に存在する物体の色をより自然な色に見せることができる白色光とすることが可能である。
実施の形態1に係る発光モジュールの平面図。 (a)は、各種緑色蛍光体の発光強度(量子効率)の温度依存性を示す図、(b)は、波長変換部材の10℃の温度上昇に対する発光強度(量子効率)の低下率を示す図。 実施の形態1に係る発光モジュール1から放射される白色光の色温度をTcmax乃至Tcminの範囲内で変化させる場合の動作を説明するための模式的に表した図。 (a)は、実施の形態1に係る発光部のLEDへの投入電流を変化させた場合における、CIE xy色度図上における第2の光の色度座標を示す図、(b)は、CIE xy色度図上における第2の光の色度yと発光部のLEDへの投入電流との関係を示す図。 実施の形態1の第1実施例について、CIE xy色度図において、発光モジュールから放射される白色光の色度座標の変動可能範囲を示す図。 実施の形態1の第2実施例について、CIE xy色度図において、発光モジュールから放射される白色光の色度座標の変動可能範囲を示す図。 実施の形態2に係る照明装置の断面図。 実施の形態2に係るランプユニットの斜視図。 実施の形態2に係る照明装置の回路図。 変形例に係る発光モジュールの平面図。 変形例に係る発光モジュールの平面図。 変形例に係る発光モジュールの平面図。 変形例に係る発光モジュールの平面図。 変形例に係る発光モジュールの平面図。 変形例に係る発光モジュールの平面図。 変形例に係る発光モジュールを示し、(a)は平面図、(b)はA1−A1線における断面図。 変形例に係る発光モジュールを示し、(a)は平面図、(b)はA2−A2線における断面図。 変形例に係る発光モジュールを示し、(a)は平面図、(b)は一点鎖線A3で囲まれた部分の拡大図。 変形例に係るランプユニットの分解斜視図。
<実施の形態1>
<1>構成
図1は、本実施の形態に係る発光モジュール1の平面図である。
発光モジュール1は、基板11と、第1の光を放射する6つの発光部15Aと、第1の光とは色温度が異なる第2の光を放射する6つの発光部15Bとを備える。
<基板>
基板11は、矩形板状の形状を有する。この基板11は、例えば、アルミウム等の金属材料からなる板材と、当該板材の表面に設けられたポリカーボネート等の熱伝導性樹脂やセラミックス等からなる絶縁膜とからなる2層構造を有したものである。基板11の表面には、電極パッド17a,17bと、電極パッド17a,17bそれぞれに連続する配線パターン19が形成されている。電極パッド17a,17bおよび配線パターン19は、AgやCu等の金属材料から形成されている。
<発光部>
発光部15Aは、基板11上に列状に配置された複数のLED13と、LED13から放射される光の一部を変換する波長変換部材25Aとを有する。
LED13は、例えば、窒化ガリウム(GaN)系の発光ダイオードからなり、430nm乃至490nmの範囲内の青色光を放射する。
波長変換部材25Aは、透光性基材に、青色光を赤色光に変換する赤色蛍光体と、青色光を緑色光に変換する緑色蛍光体とが分散されてなる。ここでは、赤色光とは、560nm乃至780nmの波長帯域の光に相当し、緑色光とは、480nm乃至580nmの波長帯域の光に相当する。
透光性基材は、シリコーン樹脂やエポキシ樹脂等の透明樹脂材料や透明なガラス、透明なセラミックスからなる。
緑色蛍光体は、いわゆるガーネット系蛍光体からなり、例えば、Y(Al,Ga)12:Ce3+、Lu(Al,Ga)12:Ce3+、Tb(Al,Ga)12:Ce3+等が挙げられる。
赤色蛍光体は、硫化物系蛍光体、例えば、(Sr,Ca)S:Eu2+、LaS:(Eu3+,Sm3+)、珪酸塩(シリケート)系蛍光体、例えば、BaMgSi:(Eu2+,Mn2+)、窒化物(酸窒化物)系蛍光体、例えば、(Ca,Sr)SiN:Eu2+、(Ca,Sr)AlSiN:Eu2+、SrSi5−xAl8−x:Eu2+(0≦x≦1)等からなる。
発光部15Aからは、LED13から放射される青色光と、上記赤色光および緑色光とを混合してなる第1の光が発せられる。この第1の光の色温度(CIE xy色度図における第1の光の色度座標)は、赤色蛍光体および緑色蛍光体の含有比率および含有総量により定まる。
発光部15Bは、基板11上に列状に配置された複数のLED13と、LED13から放射される光の一部を変換する波長変換部材25Bとを有する。
波長変換部材25Bは、透光性基材に、青色光を赤色光に変換する赤色蛍光体と、青色光を緑色光に変換する緑色蛍光体とが分散されてなる。ここで、緑色蛍光体は、いわゆる珪酸塩(シリケート)系蛍光体からなり、例えば、(Ba,Sr)SiO:Eu2+等が挙げられる。透光性基材の材料および赤色蛍光体は、波長変換部材25Aに用いられる透光性基材の材料および赤色蛍光体と同じである。
発光部15Bからは、LED13から放射される青色光と、上記赤色光および緑色光とを混合してなる第2の光が発せられる。ここで、第2の光は、第1の光とは色温度が異なる。この第2の光の色温度(CIE xy色度図における第2の光の色度座標)は、赤色蛍光体および緑色蛍光体の含有比率および含有総量により定まる。
図2(a)に、各種緑色蛍光体のみを含有する波長変換部材について、緑色蛍光体の発光強度(量子効率)の波長変換部材の温度に対する依存性を示し、図2(b)に波長変換部材の10℃の温度上昇に対する発光強度(量子効率)の低下率を示す。
ここにおいて、波長変換部材の発光強度は、含有される緑色蛍光体の量子効率に略比例することから、図2(a)および(b)は、量子効率および量子効率の低下率の温度依存性とも言える。ここで、「量子効率」とは、LED13から出射された青色光により励起された蛍光体が光を放出して基底状態に戻る確率に相当する。また、図2の横軸の温度は、波長変換部材の温度を示す。また、No.1乃至No.3は、ガーネット系の緑色蛍光体を含有した波長変換部材の発光強度の温度依存性である。No.1およびNo.2は、Y(Al,Ga)12:Ce3+、No.3は、Lu(Al,Ga)12:Ce3+である。また、No.4は、(Ba,Sr)SiO:Eu2+を含有した波長変換部材の発光強度の温度依存性である。
図2(a)および(b)に示すように、波長変換部材25Bに含有される珪酸塩(シリケート)系の緑色蛍光体の量子効率の温度上昇に対する低下率は、波長変換部材25Aに含有されるガーネット系の緑色蛍光体の量子効率の温度上昇に対する低下率に比べて大きい。具体的には、ガーネット系の緑色蛍光体は、いずれも波長変換部材の温度が100℃以上となる温度領域において、10℃の温度上昇に対する量子効率の低下率が5%未満の範囲内である。一方、珪酸塩(シリケート)系の緑色蛍光体は、波長変換部材の温度が100℃以上となる温度領域において、10℃の温度上昇に対する量子効率の低下率は、2.5%乃至11%の範囲内にあり、同じ温度で比べた場合、ガーネット系の緑色蛍光体のそれに比べて大きい。
また、図2(b)に示すように、波長変換部材25A,25Bの温度が100℃以上の場合、ガーネット系の緑色蛍光体の量子効率の10℃の温度上昇に対する変化率が、珪酸塩(シリケート)系の緑色蛍光体の量子効率の10℃の温度上昇に対する変化率の1/2以下である。言い換えると、波長変換部材25Bに含有される珪酸塩(シリケート)系の緑色蛍光体の量子効率の温度上昇に対する低下率は、波長変換部材25Aに含有されるガーネット系の緑色蛍光体の量子効率の温度上昇に対する低下率に比べて大きい。
<2>動作
次に、本実施の形態に係る発光モジュール1の動作について説明する。
発光モジュール1は、電極パッド17a,17bが外部電源(図示せず)に接続された状態で使用される。そして、外部電源から、電極パッド17a,17bおよび配線パターン19を介して発光部15A,15Bの一部を構成する各LED13に一定の直流電流が投入される。そして、発光部15A,15Bそれぞれの一部を構成するLED13への投入電流を調節することにより、第1の光、第2の光の光量の比率を変化させることができる。発光モジュール1から放射される白色光の色温度は、第1の光の光量の比率が増加すると第1の光の色温度に近づき、第2の光の光量の比率が増加すると第2の光の色温度に近づく。
LED13に電流が投入されLED13が発光すると、LED13からの放射される青色光の一部によって緑色蛍光体および赤色蛍光体が励起される。そして、励起された緑色蛍光体および赤色蛍光体が基底状態に戻る際に放出されるエネルギの一部は、緑色光および赤色光となって放射される。一方、上記エネルギのうち、緑色光および赤色光となって放射されなかった残部は、熱として放出される。従って、LED13への投入電流が増加すると、LED13から放射される青色光が増加し、それに伴い、緑色蛍光体および赤色蛍光体が多く励起される。そして、励起された緑色蛍光体および赤色蛍光体が増加すると、緑色蛍光体および赤色蛍光体から放出される熱量も増加するので、その分、波長変換部材の温度が上昇する。
また、発光モジュール1では、波長変換部材がLED13の表面に接触しており、LED13で発生した熱も波長変換部材に伝導する。従って、LED13への投入電流が増加するとLED13の発熱量も増加し、それに伴い、LED13から波長変換部材に伝導する熱量も増加する。
つまり、発光部15A,15Bの一部を構成するLED13への投入電流を増加させることは、波長変換部材の温度を上昇させることに等しいと言える。
図3は、発光モジュール1から放射される白色光の色温度をTcmax乃至Tcminの範囲内で変化させる場合の動作を説明するための模式的に表したものである。図3中、曲線L0は、黒体軌跡を示し、点P0は、第1の光の色度座標を示し、点P(Thk)(k=0,1,2,3,4)は、温度Thk(k=0,1,2,3,4)それぞれにおける第2の光の色度座標を示す。
そして、図3に示すように、第2の光の色度座標P(Thk)(k=0,1,2,3,4)は、波長変換部材25Bの温度Thが上昇するにつれて、CIE xy色度図において色度yが小さくなる方向に移動していく。これは、先に図2を用いて説明したように、波長変換部材25Bに含有される珪酸塩(シリケート)系の緑色蛍光体の量子効率が、温度上昇に伴って低下していくことに起因している。即ち、緑色蛍光体の量子効率が低下し、第2の光に含まれる緑色光の割合が減少すると、赤色蛍光体から放射される赤色光の割合が増加するためである。
なお、第2の光の色度座標が移動する方向は、緑色蛍光体や赤色蛍光体の種類を適宜選択することにより変更することができる。
また、図3に示すように、波長変換部材25Bの温度Thが温度Thk(k=0,1,2,3,4)の場合、第1の光、第2の光の光量の比率を変更すると、発光モジュール1から放射される白色光の色度座標が、点P0と点P(Thk)(k=0,1,2,3,4)とを結ぶ直線Li(Thk)(k=0,1,2,3,4)近傍領域を移動する。この点に関して、以下、色温度Tcの範囲を区切って詳細に説明する。
色温度Tcmax乃至Tc1の範囲内では、波長変換部材25Bの温度が温度Th0乃至Th1の範囲内で変化する。そして、発光モジュール1から放射される白色光の色度が、直線Li(Th0)上の点P(Tcmax)と、直線Li(Th1)上の点P(Tc1)とを結ぶ線分Li1の近傍領域を移動する。ここにおいて、色温度Tcmax乃至Tc1の範囲内では、線分Li1上の点は、直線Li(Th0)上の点に比べて、黒体軌跡L0に対する偏差が小さい。
色温度Tc1乃至Tc2の範囲内では、波長変換部材25Bの温度が温度Th1乃至Th2の範囲内で変化する。そして、発光モジュール1から放射される白色光の色度が、直線Li(Th1)上の点P(Tc1)と、直線Li(Th2)上の点P(Tc2)とを結ぶ線分Li2の近傍領域を移動する。ここにおいて、色温度Tc1乃至Tc2の範囲内では、線分Li2上の点は、直線Li(Th1)上の点に比べて、黒体軌跡L0に対する偏差が小さい。
色温度Tc2乃至Tc3の範囲内では、波長変換部材25Bの温度が温度Th2乃至Th3の範囲内で変化する。そして、発光モジュール1から放射される白色光の色度が、直線Li(Th2)上の点P(Tc2)と、直線Li(Th3)上の点P(Tc3)とを結ぶ線分Li3の近傍領域を移動する。ここにおいて、色温度Tc2乃至Tc3の範囲内では、線分Li3上の点は、直線Li(Th2)上の点に比べて、黒体軌跡L0に対する偏差が小さい。
色温度Tc3乃至Tcminの範囲内では、波長変換部材25Bの温度が温度Th3乃至Thminの範囲内で変化する。そして、発光モジュール1から放射される白色光の色度が、直線Li(Th3)上の点P(Tc3)と、直線Li(Th4)上の点P(Tcmin)とを結ぶ線分Li4の近傍領域を移動する。ここにおいて、色温度Tc3乃至Tcminの範囲内では、線分Li3上の点は、直線Li(Th3)上の点に比べて、黒体軌跡L0に対する偏差が小さい。
以上のように、発光モジュール1から放射される白色光の色度は、黒体軌跡L0との偏差が比較的小さい線分Li(Thk)(k=1,2,3,4)の集合からなる折れ線Li0近傍の領域を移動する。従って、発光モジュール1から放射される白色光は、広範囲の色温度において、照明空間に存在する物体の色をより自然な色に見せることができる白色光となる。
次に、図3の点P(Thk)(k=0,1,2,3,4)に示すような特性を示す発光部15Bの一例について説明する。
波長変換部材25Bが赤色蛍光体を5.5wt%含有し、緑色蛍光体を24.5wt%含有している発光モジュール1について、第2の光の色度座標の温度依存性を示すデータを図4に示す。
図4のうち、(a)は、発光部15BのLED13への投入電流を変化させた場合における、CIE xy色度図上における第2の光の色度座標を示す図であり、(b)は、CIE xy色度図上における第2の光の色度yと発光部15BのLED13への投入電流との関係を示す図である。図4(a)の横軸は色度x、縦軸は色度yの大きさを示し、図4(b)の横軸は発光部15Bに投入する電流IFの大きさ、縦軸は色度yの大きさを示している。また、図4(a)中の左上に示した数字は、発光部15Bに投入する電流IFの大きさを示している。
発光部15BのLED13への投入電流IFが、例えば、104mAの場合、波長変換部材25Bの温度が低温度領域(例えば、100℃未満の温度領域)にあり、緑色蛍光体の量子効率は比較的高い(図2(a)参照)。このとき、図4(a)に示すように、第2の光の色度は、CIE xy色度図において、座標(0.435,0.4121)の位置にある。
そして、発光部15BのLED13への投入電流IFを増加させていくと、波長変換部材25Bの温度が上昇していき、緑色蛍光体の量子効率は漸次低下するに伴い、第2の光は、赤みがかった白色光となっていく。そして、図4(a)に示すように、発光部15Bへの投入電流IFが1000mAに達すると、第2の光の色度座標は、CIE xy色度図において、座標(0.4365,0.3588)の位置まで移動する。
つまり、図4(b)に示すように、発光部15BのLED13への投入電流IFが104mAから1000mAまで漸次増加するにつれて、第2の光の色度yは漸次減少していく。言い換えると、第2の光の色度座標は、波長変換部材25Bの温度上昇に伴い色度xが増加し且つ色度yが減少するように移動する。
ところで、本実施の形態に係る発光モジュール1では、波長変換部材25A,25Bの赤色蛍光体および緑色蛍光体の含有比率および含有総量を適宜変更することにより、発光モジュール1から放射される白色光の色度座標の変動可能範囲を変更することができる。以下、波長変換部材25Bの赤色蛍光体および緑色蛍光体の含有比率および含有総量が異なる2つの実施例(以下、「第1実施例」、「第2実施例」と称する。)を挙げて説明する。
[第1実施例]
本実施例に係る発光モジュール1では、波長変換部材25Aが赤色蛍光体を0.06wt%含有し、緑色蛍光体を8.44wt%含有している。また、波長変換部材25Bが赤色蛍光体を5.5wt%含有し、緑色蛍光体を24.5wt%含有している。
ここで、波長変換部材25Aに含有される赤色蛍光体および緑色蛍光体それぞれの含有量と赤色蛍光体および緑色蛍光体の含有比率は、第1の光が次に示す特性を有するように設定されている。波長変換部材25Aの温度が40℃以下の場合、CIE xy色度図において、第1の光の色度yが、黒体軌跡L0の色度yより大きく且つ黒体軌跡との偏差が、CIE uv色度図において10duv以上となる領域に存在している。
図5は、CIE xy色度図において、発光モジュール1から放射される白色光の色度座標の変動可能範囲を示す図である。図5中、丸印で示した点は、発光部15Aから放射される第1の光の色度を示し、菱形印で示した点は、発光部15Bから放射される第2の光の色度を示す。また、図5中、曲線L0は、黒体軌跡を示し、曲線L1は、偏差±0.003に相当する軌跡、曲線L2は、偏差±0.005に相当する軌跡、曲線L3,L4は、それぞれ偏差±0.01,±0.02に相当する軌跡を示している。
第1の光の色度座標は、点P0(0.260,0.280)に位置する。第2の光の色度座標は、波長変換部材25Bの温度に応じて、点P(104)(0.435,0.4121)と点P(1000)(0.4365,0.3588)とを結ぶ曲線S1上を移動する。
そして、発光モジュール1から放射される白色光の色度座標の変更範囲は、点P0と点P(104),P(1000)それぞれとを結ぶ直線および曲線S1とで囲まれる領域AR1となる。ここで、黒体軌跡L0は、色温度4000K乃至6000Kの範囲内において、点P0と点P(104)とを結ぶ直線(領域ARの境界)よりも色度yが大きくなる側に位置しているのが特徴である。
[第2実施例]
本実施例に係る発光モジュール1は、波長変換部材25Bに含有される赤色蛍光体および緑色蛍光体それぞれの含有量と赤色蛍光体および緑色蛍光体の含有比率が第1実施例とは相違する。ここで、本実施例では、実施例2に比べて、波長変換部材25Bに含有される赤色蛍光体および緑色蛍光体の総含有量が多く、且つ、緑色蛍光体の含有比率が大きくなっている。本実施例に係る赤色蛍光体および緑色蛍光体の種類は、実施例1と同じである。
また、波長変換部材25Bに含有される赤色蛍光体および緑色蛍光体それぞれの含有量と赤色蛍光体および緑色蛍光体の含有比率は、第2の光が次に示す特性を有するように設定されている。波長変換部材25Bの温度が40℃以下の場合、CIE xy色度図において、第2の光の色度yが、黒体軌跡L0の色度yより大きく且つ黒体軌跡との偏差が、CIE uv色度図において10duv以上となる領域に存在している。
図6は、白色光のCIE xy色度図において、発光モジュール1から放射される白色光の色度座標の変動可能な範囲を示す図である。
また、第2の光の色度座標が、点P(104)(0.490,0.465)と点P(1000)(0.4915,0.4117)とを結ぶ曲線S2上を移動する。
そして、発光モジュール1から放射される白色光の色度座標の変動可能範囲は、点P0と点P(104),P(1000)それぞれとを結ぶ直線および曲線S1とで囲まれる領域AR1となる。また、点P0と点P(104)とを結ぶ直線と黒体軌跡L0との偏差は、0.001以下に減少している。
このように、本実施の形態に係る発光モジュール1では、波長変換部材25Bの赤色蛍光体および緑色蛍光体の含有比率および含有総量を適宜変更するとともに、第1の光と第2の光の光量比率や波長変換部材25Bの温度を適宜設定することにより、発光モジュール1から放射される白色光の色度座標の変動可能な範囲を変更することができる。
<3>まとめ
結局、本実施の形態では、発光モジュール1から放射される白色光の色温度が変化する場合、第1の光、第2の光それぞれの光量が変化する。すると、LED13および赤色蛍光体、緑色蛍光体から放出される熱量が変化し、それに伴い、波長変換部材25A,25Bの温度が変化する。ところで、波長変換部材25A,25Bに含有される赤色蛍光体および緑色蛍光体の量子効率は、波長変換部材25A,25Bの温度に依存する。これに起因して、CIE xy色度図において、第1の光、第2の光それぞれに対応する色度座標(例えば、図4中の点P(Thk)(k=0,1,2,3,4))は、波長変換部材25A,25Bの温度変化に伴って移動する。即ち、第1の光、第2の光それぞれに対応する色度座標は、発光モジュールから放射される白色光の色温度の変化に伴って移動する。
そして、本実施の形態では、波長変換部材25Aに含有されるガーネット系の緑色蛍光体の量子効率の温度依存性と、波長変換部材25Bに含有される珪酸塩(シリケート)系の緑色蛍光体の量子効率の温度依存性とが異なる。具体的には、波長変換部材25A,25Bの温度が100℃以上の場合、波長変換部材25Aに含有される緑色蛍光体の量子効率の10℃の温度上昇に対する変化率が、波長変換部材25Bに含有される緑色蛍光体の上記変化率の1/2以下である。従って、第1の光、第2の光それぞれに対応する色度座標の、発光モジュール1から放射される白色光の色温度の変化に伴う移動量は異なる。従って、第1の光、第2の光それぞれに対応する2つの色度座標を結ぶ直線(例えば、図4中の直線Li(Thk)(k=0,1,2,3,4)の傾きは、発光モジュール1から放射される白色光の色温度に応じて変わる。これにより、発光モジュール1から放射される白色光の色度座標は、当該白色光の色温度を変化させたときに、曲線的に移動することになる。従って、波長変換部材25A,25Bに含有される赤色蛍光体および緑色蛍光体の温度依存性を適宜設定すれば、白色光の色度座標が直線的に移動する構成(例えば、特許文献1に記載された発光モジュール)
に比べて、その色度座標を黒体軌跡の近傍に近づけることができる。すると、発光モジュール1から放射される白色光を照明空間に存在する物体の色をより自然な色に見せることができる白色光とすることが可能となる。
ところで、発光モジュールとして、LEDと蛍光体を組み合わせることにより構成され、放射される光の色が互いに異なる3種類の発光部を備えた構成が考えられる。この構成であれば、当該3種類の発光部それぞれの光量の比率を変えることにより、発光モジュールから放射される白色光の色温度を変化させることができる。
ここにおいて、CIE 色度図において、3種類の発光部から放射される光に対応する3つの色度座標が、当該3つの色度座標で囲まれる領域内に黒体軌跡が通るように設定するとする。この場合、発光モジュールから放射される白色光の色度座標が、その色温度の変化とともに黒体軌跡の近傍を通るように、3種類の発光部の光量の比率を変化させることができる。すると、発光モジュールから放射される白色光は、CIE xy色度図において、その色度座標が黒体軌跡に近づくので演色性が高くなる。
ところが、この構成の発光モジュールでは、少なくとも3種類の発光部が必要である。従って、当該発光モジュールを照明装置に組み込んで使用する場合、発光モジュールの発光部を駆動させる駆動装置には、3種類の発光部の光量を各別に調節する機能が要求されることとなり、駆動装置の構成が複雑になったり駆動装置の製造コストが高くなったりする。
これに対して、本実施の形態に係る発光モジュール1は、2種類の発光部15A,15Bしか備えていないので、発光モジュール1を駆動する駆動装置としては、2種類の発光部15A,15Bの光量を個別に調節できる機能を有するものであればよい。従って、3種類の発光部を備える構成の発光モジュールを駆動させる駆動装置に比べて、構成の簡易化を図ることができ、ひいては、駆動装置の製造コストの低減を図ることができる。
<実施の形態2>
本実施の形態に係る照明装置201の断面図を図7に示す。
照明装置201は、天井Cに埋め込むようにして取り付けられるダウンライトであって、器具203と、ランプユニット301と、駆動装置204と、コントローラ205とを備える。
<器具>
器具203は、ランプ収納部203aと、駆動装置収納部203bと、外鍔部203cとを有する。器具203は、例えば、アルミダイキャスト等の金属材料から形成されている。ランプ収納部203aは、有底円筒状であって、内部にランプユニット301が着脱自在に取り付けられる。駆動装置収納部203bは、ランプ収納部203aの底側に延設されており、内部に駆動装置204が収納されている。外鍔部203cは、円環状であって、ランプ収納部203aの開口部から外方へ向けて延設されている。器具203は、ランプ収納部203aおよび駆動装置収納部203bが天井Cに貫設された埋込穴C1に埋め込まれ、外鍔部203cが天井Cの下面C2における埋込穴C1の周部に当接された状態で、例えば取付螺子(不図示)によって天井Cに取り付けられる。
<ランプユニット>
図8は、発光モジュール1を内蔵したランプユニット301の斜視図である。
ランプユニット301は、発光モジュール1以外に、ベース320、カバー350、カバー押え部材360および配線部材370等を備える。そして、発光モジュール1は、ベース320に取り付けられている。また、発光モジュール1は、その基板11における発光部15A,15Bが配置される面側がカバー350により覆われている。そして、カバー350は、その周縁部がカバー固定部材360によりベース320に固定されている。
カバー350は、例えば、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ガラス等の透光性材料から形成されており、発光モジュール1の発光部15A,15Bから放射された光は、カバー350を透過してランプユニット301の外部へ取り出される。また、ベース320からは、発光モジュール1の発光部15A,15Bに電力を供給するための配線部材370が導出している。
<駆動装置>
図7に示すように、駆動装置204は、発光モジュール1の発光部15A,15Bに対して各別に電力供給を行う電源回路204aと、発光部15Aの光量と発光部15Bの光量との比率を変化させる光量比率制御回路204bとを備える。また、駆動装置204は、ランプユニット301と電気的に接続される電源線204cを有し、当該電源線204cの先端にはランプユニット301の配線部材370のコネクタ372に接続されるコネクタ204dが取り付けられている。そして、電源回路204aは、電源線204cおよび配線部材370を介して発光部15A,15Bそれぞれに電力供給を行う。
また、駆動装置204には、ユーザが、発光部15Aの光量と発光部15Bの光量との比率を変化させる際に操作するコントローラ205が信号線205aを介して接続されている。そして、光量比率制御回路204bは、コントローラ205から信号線205aを介して入力される信号電圧に基づいて、電源回路204aから発光部15Aに供給する電流の大きさと、電源回路204aから発光部15Bに供給する電流の大きさの比率を変化させる。これにより発光部15Aの光量と発光部15Bの光量との比率が変化する。
次に、本実施の形態に係る照明装置201の回路図を図9に示す。
発光モジュール1が有する発光部15A,15Bは、互いに直並列に接続された複数のLEDを有する。
駆動装置14は、電源回路204aと、光量比率制御回路204bとを備える。
電源回路204aは、発光部15Aおよび発光部15Bそれぞれに各別に電流供給を行う。この電源回路204aは、整流回路204aaと、PFC(Power Factor Correction)回路204abと、2つの定電流回路204ac,204adとを備える。
整流回路204aaは、外部電源ACから供給される交流を整流して直流に変換する。整流回路204aaは、例えば、ダイオードブリッジから構成されるものであってもよい。
PFC回路204abは、入力力率を改善するための回路である。PFC回路204abは、例えば、周知の昇圧チョッパ回路から構成されるものであってもよい。
定電流回路204ac,204adは、PFC回路204abからの電力供給を受けて発光モジュール1の発光部15A,15Bそれぞれに一定の電流を供給する。この定電流回路204ac,204adは、周知の降圧チョッパ回路や昇降圧回路等を用いて構成されており定電流制御がなされる。
また、光量比率制御回路204bは、コントローラ205から信号線205aを介して入力される信号電圧に基づいて、電源回路204aから発光部15A,15Bそれぞれに供給する電流の大きさの比率を変化させる。これにより発光部15Aの光量と発光部15Bの光量との比率が変化する。具体的には、光量比率制御回路204bは、各定電流回路204ac,204adに入力するPWM信号のオンデューティを個別に変化させることにより、各定電流回路204ac,204adから発光部15A,15Bに供給する電流の大きさを変化させる。
<変形例>
(1)実施の形態1では、発光部15Aから放射される第1の光が、発光部15Bから放射される第2の光に比べて色温度が高く、第2の光のCIE xy色度図における色度座標が波長変換部材25Bの温度上昇に伴い大きく移動する例について説明した。つまり、実施の形態1では、発光部15A,15Bから放射される2種類の白色光のうち、高色温度側の白色光を略固定とし、低色温度側の白色光の色度座標を移動させる例について説明したが、低色温度側の白色光の色度座標を略固定し、高色温度側の白色光の色度座標を移動させるものでもよい。
本構成では、発光部15Aから放射される第1の光の色温度が、発光部15Bから放射される第2の光の色温度に比べて低くなるように、波長変換部材25A,25Bそれぞれに含有される赤色蛍光体および緑色蛍光体の含有比率および含有総量を設定すればよい。
(2)実施の形態1では、波長変換部材25Bに含有される緑色蛍光体が珪酸塩(シリケート)系の緑色蛍光体である例について説明したが、波長変換部材25Bの10℃の温度上昇に対する量子効率の低下率が2.5%乃至90%の範囲内であればこれに限定されない。ここで、上限を90%としたのは、上記量子効率の低下率が90%を超えると、黒体軌跡との偏差が小さくなるように制御することが難しくなるからである。
波長変換部材25Bに含有される緑色蛍光体としては、例えば、オクソニトリドシリケート、例えば、(Ba,Sr,Ca)Si:Eu2+のような酸窒化物系蛍光体を用いてもよい。
(3)実施の形態1では、波長変換部材25A,25Bが赤色蛍光体と緑色蛍光体とを含有する例について説明したが、波長変換部材25A,25Bが含有する蛍光体の種類はこれに限定されるものではない。例えば、波長変換部材25A,25Bが、橙色蛍光体を含有するものであってもよい。ここにおいて、波長変換部材25Aが、比較的温度依存性の小さい橙色蛍光体を含有し、波長変換部材25Bが、比較的温度依存性の大きい橙色蛍光体を含有するようにすればよい。これにより、実施の形態1で説明した発光モジュール1と同様の動作を行う発光モジュールを実現することができる。なお、比較的温度依存性の小さい橙色蛍光体としては、例えば、ガーネット系蛍光体、例えば、GdAl12:Ce3+、α-サイアロン蛍光体、例えば、Ca−α−SiAlON:Eu2+等がある。一方、比較的温度依存性の大きい橙色蛍光体としては、例えば、珪酸塩(シリケート)蛍光体、例えば、(Sr,Ca,Ba,Mg)SiO:Eu2+等がある。
更に、波長変換部材25A,25Bが、赤色蛍光体または緑色蛍光体のいずれかと、橙色蛍光体とを含有するものであってもよい。
(4)実施の形態1では、発光部15Aの一部を構成する複数のLED13の並び間隔と、発光部15Bの一部を構成する複数のLED13の並び間隔とが等しい例について説明したが、これらの間隔が等しいものに限定されるものではない。
本変形例に係る発光モジュール2の平面図を図10に示す。なお、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。
発光部215Aにおける隣り合うLED13の間隔W1は、発光部215Bにおける隣り合うLED13の間隔W2に比べて長くなっている。例えば、間隔W1が1.0mmに設定され、間隔W2が0.2mmに設定されている。即ち、発光部215Bは、発光部215Aに比べて、波長変換部材25Bの単位長さ当たりに存在するLED13の密度が高くなっている。
これにより、発光部215Bは、発光部215Aに比べて、蛍光体やLED13から放出される熱が分散しにくくなり、波長変換部材25Bは波長変換部材25Aに比べて温度が上昇しやすくなる。そして、波長変換部材25Bの温度が上昇しやすくなった分、発光部215Bから放射される第2の光の色度座標の発光部215BのLED13への単位投入電流当たりの移動量が増加する。従って、第2の光の色度座標を移動させるために、発光部215BのLED13に投入すべき電流量を低減できるので、発光モジュール1での消費電力の低減を図ることができる。
(5)実施の形態1では、波長変換部材25A,25Bが、複数のLED13を列毎に一括して覆っている例について説明したが、波長変換部材の態様はこれに限定されるものではない。
本変形例に係る発光モジュール3の平面図を図11に示す。なお、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。
発光部315Aでは、波長変換部材325Aが、複数のLED13を列毎に一括して覆う形状を有している。一方、発光部315Bでは、波長変換部材325Bが複数のLED13を個別に覆う形状を有している。そして、波長変換部材325Aは、波長変換部材325Bに比べて体積が大きいので、その分、熱容量も大きくなっている。
これにより、波長変換部材325Bは、波長変換部材325Aに比べて温度が上昇しやすい。そして、波長変換部材325Bの温度が上昇しやすくなった分、発光部315BのLED13への投入電流の変化に対する、発光部315Bから放射される第2の光の色度座標の移動量が増加する。従って、第2の光の色度座標を移動させるために、発光部315BのLED13に投入すべき電流量を低減できるので、発光モジュール3での消費電力の低減を図ることができる。
(6)実施の形態1では、発光部15A,15Bが複数のLED13の列方向に直交する方向において、3つずつ交互に配置されている例について説明したが、発光部15A,15Bの配置はこれに限定されるものではない。
本変形例に係る発光モジュール4の平面図を図12に示す。なお、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。
18個の発光部415Aは、基板11上における6つの発光部415Bが配置される領域AR1を囲繞する領域AR2に配置されている。即ち、発光部415Aが配置される領域AR2は、発光部415Bが配置される領域AR1に比べて、基板11の周縁側に位置している。従って、基板11の周部をランプユニット等に固定して使用する場合、発光部415Bから基板11の領域AR1に伝導した熱は、発光部415Aから基板11の領域AR2に伝導した熱に比べてランプユニット側に放出され難い。
これにより、波長変換部材425Bは、波長変換部材425Aに比べて温度が上昇しやすい。そして、波長変換部材425Bの温度が上昇しやすくなった分、発光部415BのLED13への投入電流の変化に対する、発光部415Bから放射される第2の光の色度座標の移動量が増加する。従って、第2の光の色度座標を移動させるために、発光部415BのLED13に投入すべき電流量を低減できるので、発光モジュール4での消費電力の低減を図ることができる。
(7)実施の形態1では、発光部15A,15Bが基板11の短辺に沿った線状である例について説明したが、この発光部の形状はこれに限定されるものではなく、例えば、発光部の形状が環状であってもよい。
本変形例に係る発光モジュール9の平面図を図13に示す。なお、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。
発光部915Aは、基板11上に円環状に配設された複数のLED13と、当該複数のLED13を覆うように配置された波長変換部材925Aとを備える。また、発光部915Bは、基板11上に円環状に配設された複数のLED13と、当該複数のLED13を覆うように配置された円環状の波長変換部材925Bとを備える。各発光部915A,915Bは、同心円状に配置されている。そして、2つの発光部915Bのいずれもが、発光部915Aよりも内側に位置している。
本構成によれば、上記(6)で説明したのと同様の理由により、波長変換部材925Bは、波長変換部材925Aに比べて温度が上昇しやすい。そして、波長変換部材925Bの温度が上昇しやすくなった分、発光部915BのLED13への投入電流の変化に対する、発光部915Bから放射される第2の光の色度座標の移動量が増加する。従って、第2の光の色度座標を移動させるために、発光部915BのLED13に投入すべき電流量を低減できるので、発光モジュール9での消費電力の低減を図ることができる。
また、平面視円形状の発光部と、それを囲繞するように配置された環状の発光部を有するものであってもよい。
本変形例に係る発光モジュール10の平面図を図14に示す。なお、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。
発光部1015Bは、基板11上に略格子状に配設された複数のLED13と、当該複数のLED13を覆うように配置された平面視円形の波長変換部材1025Bとを備える。また、発光部1015Aは、基板11上における波長変換部材1025Bの外周部に、円環状に配設された複数のLED13と、当該複数のLED13を覆うように配置された円環状の波長変換部材925Bとを備える。そして、発光部1015Aは、その中心が発光部1015Bの中心に一致した状態で配置されている。
本構成によれば、波長変換部材1025Bは、波長変換部材1025Aに比べてLED13の個数に対する外表面の面積が小さく、波長変換部材1025Aに比べて熱が篭り易く温度が上昇しやすい。そして、波長変換部材1025Bの温度が上昇しやすくなった分、発光部1015BのLED13への投入電流の変化に対する、発光部1015Bから放射される第2の光の色度座標の移動量が増加する。従って、第2の光の色度座標を移動させるために、発光部1015BのLED13に投入すべき電流量を低減できるので、発光モジュール10での消費電力の低減を図ることができる。
(8)実施の形態1では、基板11が同一材料からなる例について説明したが、基板11における発光部15Aの配置される部位と発光部15Bの配置される部位とで、材料が異なるものであってもよい。
本変形例に係る発光モジュール5の平面図を図15に示す。なお、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。
基板511における発光部15Bが配置される部位511bは、基板511におけるそれ以外の部位511aに比べて、伝熱性の低い材料から形成されている。
これにより、波長変換部材25Bは、波長変換部材25Aに比べて、温度が上昇し易い。そして、波長変換部材25Bの温度が上昇しやすくなった分、発光部15BのLED13への投入電流の変化に対する、発光部15Bから放射される第2の光の色度座標の移動量が増加する。従って、第2の光の色度座標を移動させるために、発光部15BのLED13に投入すべき電流量を低減できるので、発光モジュール5での消費電力の低減を図ることができる。
(9)実施の形態1では、いわゆるCOB型の発光モジュール1の例について説明したが、SMD型の発光部を備える発光モジュール6であってもよい。
本変形例に係る発光モジュール6の平面図を図16(a)に示し、図16(a)におけるA1−A1線の断面図を図16(b)に示す。なお、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。
図16(a)に示すように、発光部615A,615Bは、波長変換部材625A,625Bを備える。
また、図16(b)に示すように、発光部615A,615Bは、更に、LED13と、筐体626と、電極部材627とを備える。筐体626は、一面に凹部626aが形成された平面視矩形状の形状を有し、一対の電極部材627が埋設されている。ここで、一対の電極部材627それぞれの一端部が、凹部626aの底部に延出し、他端部が筐体626の側面から筐体626の外部に露出し筐体626における上記一面とは反対側の他面まで延長されている。そして、LED13は、一対の電極部材627の一端部にフリップ実装された状態で凹部626aの底部に配置されている。各発光部615A,615Bの電極部材627の上記他端部は、導電部材619aを介して配線パターン619と電気的に接続されている。
そして、基板611における発光部615Bが配置される部位には、平面視において筐体626よりも小さく且つ基板611を厚み方向に貫通する貫通孔611aが形成されている。
本構成によれば、基板611における発光部615Bが配置される部位に、貫通孔611aが形成されていることにより、発光部615Bの筐体626と基板611との接触面積が、発光部615Aの筐体626と基板611との接触面積に比べて、小さくなっている。これにより、発光部615Bから基板611への伝熱性が、発光部615Aから基板611への伝熱性に比べて低くなっているので、発光部615Bの一部を構成する波長変換部材625Bは、発光部615Aの一部を構成する波長変換部材625Aに比べて、温度が上昇し易い。
(10)実施の形態1では、波長変換部材25A,25Bの温度が、蛍光体やLED13で発生する熱により上昇する例について説明したが、波長変換部材の近傍に熱源を配置し、当該熱源から波長変換部材に熱を伝達することにより波長変換部材の温度を上昇させる構成であってもよい。
本変形例に係る発光モジュール7の平面図を図17(a)に示し、図17(a)におけるA2−A2線の断面図を図17(b)に示す。なお、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。
発光モジュール7では、発光部15Bを覆うように透明熱源726が配置されている。
透明熱源726は、例えば、石英ガラス等からなる透明平板の一面に酸化スズやITOなどの透明導電膜(図示せず)を蒸着したものである。そして、この透明熱源726の透明導電膜に通電されると、透明熱源726の透明導電膜から遠赤外線が輻射される。すると、透明熱源726で覆われた波長変換部材25Bは、透明熱源726からの輻射熱により加熱される。そして、透明熱源726に供給する電力を変化させて透明熱源726からの輻射熱の熱量を調整することにより、波長変換部材25Bの温度を調整することができる。
(11)実施の形態1および2では、ダウンライト用途の照明装置201に用いられるランプユニット301および当該ランプユニット301に組み込まれる発光モジュール1の例について説明したが、例えば、直管型のランプユニットに組み込まれる発光モジュールであってもよい。
本変形例に係る発光モジュール8の一部平面図を図18(a)に示し、図18(a)における一点鎖線で囲まれた領域A3の拡大図を図18(b)に示す。
発光モジュール8は、基板811と、発光部815A,815Bとを備える。
基板811は、長尺の矩形板状に形成されている。この基板811は、アルミニウム等の金属からなる板材と、白色のポリカーボネート樹脂等からなり板材の表面全体に形成された絶縁膜とから構成される。基板811の端部には、2つの受電端子827が配置されている。また、基板811上には、基板811の長手方向に沿うように配置され且つ受電端子827と電気的に接続された櫛状の配線パターン819が形成されている。この配線パターン819は、AgやCu等の金属材料から形成されている。また、受電端子827からは、一対のリード線828が導出している。
図18(b)に示すように、発光部815A,815Bは、列状に配置された複数のLED13と、複数のLED13および配線パターン819の櫛歯部分の先端部を一括して覆う波長変換部材825A,825Bとを備える。ここで、LED13は、LED13の列方向の両側に位置する配線パターン819の櫛歯部分にワイヤ826を介して電気的に接続されている。
次に、図18に示す構成の発光モジュール8が組み込まれた直管型のランプユニット401の分解斜視図を図19に示す。
ランプユニット401は、発光モジュール8と、発光モジュール8が取着され発光モジュール8で発生した熱を放熱する長尺の伝熱板402と、伝熱板402における発光モジュール8が取着される側を覆う樋状のカバー403と、2つの口金404を備える。伝熱板402は、アルミニウム等の金属やセラミックスや熱伝導性樹脂等の熱伝導率の高い材料から形成されている。カバー403は、例えば、透光性を有するアクリル樹脂等の樹脂材料やガラス等から形成されている。2つの口金404の一方からは、ランプユニット401を照明装置のソケットに固定するとともに発光モジュール8に電力を供給するための2対の口金ピン404aが突出している。
1,2,3,4,5,6,7,8 発光モジュール
11,611,811 基板
13 LED
14 駆動装置
15A,15B,215A,215B,315A,315B,415A,415B,615A,615B,815A,815B 発光部
25A,25B,325A,325B,425A,425B,625A,625B,825A,825B 波長変換部材
201 照明装置
301,401 ランプユニット
204 駆動装置
204a 電源回路
204b 光量比率制御回路
205 コントローラ
726 透明熱源

Claims (17)

  1. 第1発光素子と、当該第1発光素子から放射される光の一部を第1波長帯域の光に変換する蛍光体を含有する第1波長変換部材とを有し、前記第1発光素子から放射される光の残りの部分と前記第1波長変換部材で変換された前記第1波長帯域の光とを混合して第1の光を発する第1発光部と、
    第2発光素子と、当該第2発光素子から放射される光の一部を第2波長帯域の光に変換する蛍光体を含有する第2波長変換部材とを有し、前記第2発光素子から放射される光の残りの部分と前記第2波長変換部材で変換された前記第2波長帯域の光とを混合して、前記第1の光とは色温度が異なる第2の光を発する第2発光部とを備え、
    前記第1波長変換部材に含有される蛍光体の量子効率の温度依存性と、前記第2波長変換部材に含有される蛍光体の量子効率の温度依存性とが異なる
    ことを特徴とする発光モジュール。
  2. 前記第1波長変換部材が含有する蛍光体は、赤色蛍光体と第1緑色蛍光体であり、
    前記第2波長変換部材が含有する蛍光体は、赤色蛍光体と前記第1緑色蛍光体とは量子効率の温度依存性が異なる第2緑色蛍光体である
    ことを特徴とする請求項1記載の発光モジュール。
  3. 前記第2緑色蛍光体の温度上昇に対する量子効率の低下率は、前記赤色蛍光体および前記第1緑色蛍光体の温度上昇に対する量子効率の低下率に比べて大きい
    ことを特徴とする請求項2記載の発光モジュール。
  4. CIE xy色度図において、前記第2の光の色度座標は、前記第2波長変換部材の温度上昇に伴い色度xが増加し且つ色度yが減少するように移動する
    ことを特徴とする請求項3記載の発光モジュール。
  5. 前記第1緑色蛍光体は、前記第1波長変換部材の温度が100℃以上となる温度領域において、10℃の温度上昇に対する量子効率の低下率が5%未満であり、
    前記第2緑色蛍光体は、前記第2波長変換部材の温度が100℃以上となる温度領域において、10℃の温度上昇に対する量子効率の低下率が2.5%より大きく且つ90%以下の範囲内である
    ことを特徴とする請求項3または請求項4記載の発光モジュール。
  6. 前記赤色蛍光体は、前記第1、第2波長変換部材の温度が100℃以上となる温度領域において、10℃の温度上昇に対する量子効率の低下率が5%未満である
    ことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の発光モジュール。
  7. 前記第1緑色蛍光体は、ガーネット系蛍光体からなり、
    前記第2緑色蛍光体は、珪酸塩系蛍光体からなる
    ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の発光モジュール。
  8. 前記第2波長変換部材における、前記赤色蛍光体および前記第2緑色蛍光体それぞれの含有量と含有比率は、
    前記第2波長変換部材の温度が100℃未満では、CIE xy色度図において、前記第2の光の色度yが黒体軌跡の色度y以上となる領域に存在し、
    前記第2波長変換部材の温度が100℃以上では、CIE xy色度図において、前記第2の光の色度yが黒体軌跡の色度yより小さい領域に存在するように設定されている
    ことを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載の発光モジュール。
  9. 前記第1波長変換部材における、前記赤色蛍光体および前記第1緑色蛍光体それぞれの含有量と含有比率は、
    前記第1波長変換部材の温度が40℃以下の場合、CIE xy色度図において、前記第1の光の色度yが黒体軌跡の色度yより大きく且つ黒体軌跡との偏差が、CIE uv色度図において10duv以上となる領域に存在するように設定され、
    前記第2波長変換部材における、前記赤色蛍光体および前記第2緑色蛍光体それぞれの含有量と含有比率は、
    前記第2波長変換部材の温度が40℃以下の場合、CIE xy色度図において、前記第2の光の色度yが黒体軌跡の色度yより大きく且つ黒体軌跡との偏差が、CIE uv色度図において10duv以上となる領域に存在するように設定されている
    ことを特徴とする請求項8記載の発光モジュール。
  10. 前記第1、第2発光素子それぞれは、複数個存在し且つ複数の前記第1発光素子および複数の前記第2発光素子は、それぞれ列状に配置され、
    前記第1波長変換部材は、複数の前記第1発光素子を列毎に一括して覆うように配置され、
    前記第2波長変換部材は、複数の前記第2発光素子を列毎に一括して覆うように配置され、
    複数の前記第2発光素子の並び間隔は、複数の前記第1発光素子の並び間隔に比べて小さい
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の発光モジュール。
  11. 前記第1、第2発光素子それぞれは、複数個存在し且つ複数の前記第1発光素子および複数の前記第2発光素子は、それぞれ列状に配置され、
    前記第1波長変換部材は、複数の前記第1発光素子を列毎に一括して覆うように配置され、
    前記第2波長変換部材は、複数の前記第2発光素子を個別に覆うように配置されている
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の発光モジュール。
  12. 基板を更に備え、
    前記第1、第2発光素子それぞれは、複数個存在し、
    前記基板上において、複数の前記第1発光素子が配置される第1領域は、複数の前記第2発光素子が配置される第2領域を囲繞しており、
    前記第1波長変換部材は、前記基板の前記第1領域に、複数の前記第1発光素子を覆うように配置され、
    前記第2波長変換部材は、前記基板の前記第2領域に、複数の前記第2発光素子を覆うように配置されている
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の発光モジュール。
  13. 前記第1発光素子が配置される第1部位および当該第1部位に比べて伝熱性が低く且つ前記第2発光素子が配置される第2部位を有する基板を更に備え、
    前記第1波長変換部材は、前記第1部位に、前記第1発光素子を覆うように配置され、
    前記第2波長変換部材は、前記第2部位に、前記第2発光素子を覆うように配置されている
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の発光モジュール。
  14. 前記第2波長変換部材と熱的に結合した熱源を更に備える
    ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の発光モジュール。
  15. 前記熱源は、可視光に対して透明であり且つ前記第2波長変換部材を覆うように配置されている
    ことを特徴とする請求項14記載の発光モジュール。
  16. 請求項1乃至15のいずれか1項に記載の発光モジュールと、
    前記第1発光部の光量と前記第2発光部の光量との比率を制御する光量比率制御手段とを備える
    ことを特徴とする照明装置。
  17. 前記光量比率制御手段は、前記第1発光素子への電流供給量と前記第2発光素子への電流供給量とを制御することにより、前記第1発光部の光量と前記第2発光部の光量との比率を制御する
    ことを特徴とする請求項16に記載の照明装置。
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