JP2014120570A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】成膜室内で基板を回転させるためには、磁気シールや基板回転機構といった新たな部品を要することとなり、成膜室の構造が複雑になってしまう。
【解決手段】成膜室DPCに接続された準備室PRCにおいて基板SUBの回転方向における向きを合わせる工程S100と、基板SUBを準備室PRCから成膜室DPCに搬入する工程S102と、成膜室DPCにおいて基板SUB上に容量膜CFを形成する工程S104と、基板SUBを成膜室DPCから準備室PRCに搬出する工程S106と、からなる周期が複数回繰り返される。少なくとも1つの周期において、工程S100は、工程S104での基板SUBの位相を、基板SUBの中心を中心として、他の周期における工程S104での基板SUBの位相とは異ならせるように、基板SUBの向きを合わせる。
【選択図】図8

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関し、例えば容量膜を有する半導体装置の製造方法に適用可能な技術である。
現在、容量膜をはじめとする薄膜を基板上に形成する方法として種々の方法が提唱されている。
特許文献1では、基板を回転させながら成膜ガスを供給する方法が記載されている。特許文献2では、基板を回転させることなく、成膜ガスを基板の左右から交互に供給する方法が記載されている。特許文献3では、水平方向に回転する回転テーブルに基板を載置して成膜ガスを供給する方法が記載されている。
特許文献4では、基板上に、Atomic Layer Deposition(ALD)法により第1の膜を形成し、当該第1の膜上に、Metal Organic Chemical Vapor Deposition(MOCVD)法により第2の膜を形成することが記載されている。第1の膜が形成される工程においては、基板は静止させた状態にある。一方、第2の膜が形成される工程においては、基板は回転している。
特開2006−93275号公報 特開2004−288900号公報 特開2011−119408号公報 特開2009−246405号公報
本発明者らは、原子層堆積法において成膜室内におけるガス供給部が平面視で基板の中心に重ならない位置に設けられる場合、以下の問題が生じることを見出した。すなわち、このような場合において、基板を回転させないで容量膜を形成すると、ガス供給部との距離の差異によって、基板上に形成される容量膜の膜厚に差異が生じることになる。このような膜厚の差異を防ぐには、成膜室内で基板を回転させながら容量膜を形成させる方法がある。しかし、成膜室内で基板を回転させるためには、磁気シールや基板回転機構といった新たな部品を要することとなり、成膜室の構造が複雑になってしまう。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、成膜室に接続された準備室において基板の回転方向における向きを合わせる工程と、基板を準備室から成膜室に搬入する工程と、成膜室において基板上に容量膜を形成する工程と、基板を成膜室から準備室に搬出する工程と、からなる周期が複数回繰り返される。少なくとも1つの周期において、基板の向きを合わせる工程は、容量膜を形成する工程での基板の位相を、基板の中心を中心として、他の周期における容量膜を形成する工程での基板の位相とは異ならせるように、基板の向きを合わせる。
前記一実施の形態によれば、成膜室の構造を複雑にすることなく、原子層堆積法により形成される容量膜の膜厚の均一化を図ることができる。
実施の形態における半導体装置を示す断面図である。 実施の形態における半導体装置の製造手順を示す工程断面図である。 実施の形態における半導体装置の製造手順を示す工程断面図である。 実施の形態における半導体装置の製造手順を示す工程断面図である。 実施の形態における半導体装置の製造手順を示す工程断面図である。 実施の形態における半導体装置の製造手順を示す工程断面図である。 実施の形態における容量膜の成膜装置の概要図である。 実施の形態における容量膜の成膜工程を示すフローチャートである。 実施の形態における容量膜の成膜装置における成膜室内の概要図である。 容量膜の膜厚のばらつきを計測した結果を示す図である。 MIMキャパシタ特性のばらつきを計測した結果を示す図である。
以下、実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、本実施の形態におけるキャパシタを含む半導体装置の構成を示す断面図である。ここでは例としてシリンダ形状のキャパシタを示すが、本発明は、これに限られない。
半導体装置SDは、ソース・ドレイン領域SDRおよび素子分離領域EIRが形成された基板SUBと、基板SUB上に形成されたゲート電極GE、第一の絶縁膜IF1、およびプラグPLUと、第一の絶縁膜IF1上に形成されたエッチング阻止膜ESFと、エッチング阻止膜ESF上に形成された第二の絶縁膜IF2と、第二の絶縁膜IF2に設けられたキャパシタCAPAと、キャパシタCAPA上に形成された層間絶縁膜IIFと、層間絶縁膜IIF上に形成された配線層ILと、キャパシタCAPA間に形成された第二のバリアメタル膜BMF2および第二の金属膜MF2と、を含む。キャパシタCAPAは、下部電極LEと、容量膜CFと、上部電極UEと、を含む。
プラグPLUは、第一の金属膜MF1および第一のバリアメタル膜BMF1により構成される。ここで、第一の絶縁膜IF1は、たとえばSiOにより構成される。第一の金属膜MF1は、たとえばWにより構成される。第一のバリアメタル膜BMF1は、たとえばTi、TiN、Ta、またはTaNにより構成される。エッチング阻止膜ESFは、たとえばSiONにより構成することができ、エッチング時のストッパー膜として用いられる。
第二の絶縁膜IF2は、たとえばSiOにより構成される。本実施の形態において、下部電極LEは、金属材料により構成される。下部電極LEは、たとえばTiN、TaN、またはWNにより構成することができる。
容量膜CFは、高誘電率膜により構成することができる。本実施の形態において、容量膜CFは、たとえばZrの酸化物により構成することができる。
上部電極UEは、第一上部電極膜UE1および第二上部電極膜UE2により構成される。第一上部電極膜UE1は、たとえば窒化チタン、窒化タンタルまたは窒化タングステンにより構成することができる。第二上部電極膜UE2は、たとえばWにより構成することができる。
図2から図6までの各図は、図1に示した構成の半導体装置SDの製造手順の一例を示す工程断面図である。
まず、基板SUBに素子分離領域EIRを形成する。これにより、素子形成領域が分離される。素子分離領域EIRの形成には、例えば、STI法またはLOCOS法を用いることができる。次いで、素子形成領域に位置する基板SUBに、ゲート絶縁膜(図示せず)およびゲート電極GEを形成する。次いで、素子形成領域に位置する基板SUBに、ソース・ドレイン領域SDRを形成する。このようにして、基板SUB上にMOSトランジスタが形成される。
次に、半導体基板(図2および3において不図示)上に第一の絶縁膜IF1を形成し、第一の絶縁膜IF1にプラグPLUを埋め込む。次いで、第一の絶縁膜IF1上にエッチング阻止膜ESFを形成し、その上に第二の絶縁膜IF2を形成する(図2(a))。
つづいて、既知のリソグラフィ技術により、第二の絶縁膜IF2およびエッチング阻止膜ESFを順次エッチングし、第二の絶縁膜IF2に凹部CONCを形成する。これにより、プラグPLUの上面を露出させる(図2(b))。その後、第二の絶縁膜IF2の全面および凹部CONC内の側面および底面に下部電極LEを形成する(図2(c))。下部電極LEは、たとえばCVD法により形成することができる。
つづいて、下部電極LE上に、凹部CONCを埋め込むように犠牲膜(不図示)を形成する。次いで、犠牲膜および下部電極LEをエッチングして、凹部CONCの外部に露出した下部電極LEを除去する。その後、凹部CONC内に残存する犠牲膜をエッチングにより除去する(図2(d))。
つづいて、第二の絶縁膜IF2および下部電極LE上に、容量膜CFを成膜する(図2(e))。容量膜CFは、原子層堆積法により成膜することができる。この工程の詳細については後述する。
その後、容量膜CF上に、第一上部電極膜UE1を形成する(図3(f))。第一上部電極膜UE1は、たとえばCVD法、ALD法、PVD法、またはこれらを併用して形成することができる。
つづいて、第一上部電極膜UE1上に第二上部電極膜UE2を形成する(図3(g))。これにより上部電極UEが形成される。このような第二上部電極膜UE2を設けることにより、上部電極UEの抵抗を低く保つことができる。
以上の処理により、キャパシタCAPAが形成される。
その後、上部電極UEを所定のパターンに加工する(図4(a))。次いで、上部電極UE上に層間絶縁膜IIFを形成する(図4(b))。つづいて、隣接するキャパシタCAPAの間に開口部OPを形成する(図5(c))。その後、開口部OP内に第二のバリアメタル膜BMF2および第二の金属膜MF2を形成する(図5(d))。ここで、第二のバリアメタル膜BMF2は、たとえばCVD法やPVD法により形成されたTiN膜とすることができる。また、第二の金属膜MF2は、たとえばCVD法により形成されたW膜とすることができる。次いで、CMPにより、開口部OP外部に露出した第二のバリアメタル膜BMF2および第二の金属膜MF2を除去する(図6(e))。つづいて、層間絶縁膜IIF上に配線層ILを形成する(図6(f))。配線層ILは、たとえばTiNおよびWにより構成することができる。配線層ILを所定形状にパターニングしてビット線を形成する。これにより、図1に示した構成の半導体装置SDが形成される。この後、配線層IL上にたとえばシリコン酸化膜により構成された層間絶縁膜(不図示)を形成し、その上に多層配線構造を形成することができる。
次に、容量膜CFを形成する工程を詳細に説明する。
容量膜CFの形成には、成膜装置DPAを用いる。成膜装置DPAは、n個の成膜室DPCと、n個の成膜室DPCと接続される準備室PRCと、からなる(ただし、nは1以上の自然数である。)。n個の成膜室DPCそれぞれには、基板SUB上に容量膜CFを形成するためのガスを供給するガス供給部GS1およびGS2が設けられている。ガス供給部GS1およびGS2は、基板SUBが搬入された場合に、基板SUBの中心と平面視で重ならない位置に設けられている。さらに、ガス供給部GS1およびGS2と基板SUBの中心との位置関係は、n個の成膜室DPCにおいて互いに同じである。基板収納室CON内には、基板SUBを基板SUBの表面と平行な方向に回転させるノッチアライナーNAL(回転機構)が備えられている。
実施の形態においては、以下のS100からS106までの工程からなる周期がm回繰り返される(ただし、mは2以上の自然数である。)。
工程S100:準備室PRCにおいて、ノッチアライナーNALにより、基板SUBの回転方向における向きを合わせる工程
工程S102:準備室PRCからn個の成膜室DPCのいずれかに基板SUBを搬入する工程
工程S104:n個の成膜室DPCのいずれかにおいて、ガス供給部GS1およびGS2から供給されるガスを用いた原子層堆積法により、基板SUB上に容量膜CFを形成する工程
工程S106:容量膜CFが形成された基板SUBを、n個の成膜室DPCのいずれかから準備室PRCに搬出する工程
実施の形態においては、少なくとも1つの周期において、工程S100は、工程S104での基板SUBの位相を、基板SUBの中心を中心として、他の周期における工程S104での基板SUBの位相とは異ならせるように基板SUBの向きを合わせる。
以上のような実施の形態においては、n個の成膜室DPCに基板SUBを回転させる機構を設けなくても、一の周期および他の周期において基板SUB上に形成される容量膜CFが特定の箇所に偏在することが防がれる。このためn個の成膜室DPCの構造を複雑にすることなく、原子層堆積法により形成される容量膜CFの膜厚の均一化を図ることができる。
次に、容量膜CFを形成する工程を、図7から図9までを用いてさらに詳細に説明する。
図7は、容量膜CFの形成に用いる成膜装置DPAの概要図である。成膜装置DPAは、n個の成膜室DPCと、成膜室DPCと接続される準備室PRCと、からなる。図7に示される成膜装置DPAにおける成膜室DPCの個数は3個(n=3)であるが、これに限られることはない。成膜室DPCの個数は1個(n=1)であってもよいし、2個(n=2で)あってもよいし、または4個以上(n≧4)であってもよい。準備室PRCは、基板収納室CONと、基板収納室CONに接続されたロードロックチャンバーLLC1およびLLC2と、ロードロックチャンバーLLC1およびLLC2と接続されたトランスファーチャンバーTRCと、を備える。基板収納室CON内には、基板SUBを基板SUBの表面と平行な方向に回転させるノッチアライナーNAL(回転機構)が備えられている。また、基板収納室CON内には、搬送ロボットTRR1が備えられている。搬送ロボットTRR1は、基板SUBを、ノッチアライナーNALと、ロードロックチャンバーLLC1またはLLC2と、の間で搬送する。トランスファーチャンバーTRC内には、搬送ロボットTRR2が備えられている。搬送ロボットTRR2は、基板SUBを、ロードロックチャンバーLLC1またはLLC2と、いずれかの成膜チャンバーDPCと、の間で搬送する。各成膜チャンバーDPC内には、後述するガス供給部GS1およびGS2(図7においては不図示)が設けられている。
図8は、図7の成膜装置DPAを用いた容量膜CFの成膜工程を示すフローチャートである。
まず、基板収納室CON内において、ノッチアライナーNALにより、基板SUBを回転させることで、基板SUBの回転方向における向きを合わせる(工程S100)。基板SUBの形状は、平面視で円もしくは楕円でもよいし、または矩形もしくは正多角形でもよい。基板SUBの外周の一部には、ノッチが形成されていてもよい。ノッチアライナーNALは、当該ノッチを検出し、このノッチの向きを合わせることで基板SUBの回転角度を決定してもよい。
次いで、工程S100で位置合わせがなされた基板SUBを、基板収納室CON内の搬送ロボットTRR1を用いて、ロードロックチャンバーLLC1またはLLC2に搬入する。ロードロックチャンバーLLC1およびLLC2内にはそれぞれ、工程S100で向き合わせがされた基板SUBが複数保持されていてもよい。次に、ロードロックチャンバーLLC1またはLLC2に搬入された基板SUBを、トランスファーチャンバーTRC内の搬送ロボットTRR2を用いて、トランスファーチャンバーTRC内に搬入する。次に、トランスファーチャンバー内に搬入された基板SUBを、搬送ロボットTRR2を用いて、いずれかの成膜室DPCに搬入する(工程S102)。成膜室DPCに搬入された基板SUBは、各成膜室DPC内に設けられた支持台(図示せず)に載置される。当該支持台には、基板SUBを回転させるための回転機構が設けられていない。このため、成膜室DPCの構造を簡素なものにすることができる。なお、工程S102では、基板SUBを成膜室DPCに搬入する際に基板SUBを回転させてもよいし、回転させなくてもよい。ただし、工程S102で基板SUBを回転させる場合は、その回転角度は、後述する周期および成膜室DPCによらず、一定にする必要がある。工程S102での基板SUBの回転角度をこのように一定にすれば、工程S100が成膜室DPC内の基板SUBの位相を制御することができることになる。
次いで、工程S102において基板SUBが搬入された成膜室DPCにおいて、原子層堆積法により、支持台(図示せず)に載置された基板SUB上に容量膜CFを形成する(工程S104)。容量膜CFの形成時における各成膜室DPC内の概要は、図9に示すとおりである。図9に示すように、成膜室DPC内には、基板SUB上に容量膜CFを形成するためのガスG1およびG2それぞれを供給するガス供給部GS1およびGS2が設けられている。ガス供給部GS1およびGS2は、基板SUBの中心と平面視で重ならない位置に設けられている。具体的には、ガス供給部GS1およびGS2は、基板SUBを介して対向するように設けられている。基板SUBの中心と、ガス供給部GS1およびGS2と、の位置関係は、各成膜室DPCで互いに同じである。図7に示す成膜装置DPAの成膜室DPCの個数は3個であるが、成膜室DPCの個数が2個(n=2)または4個以上(n≧4)の場合であっても、各成膜室DPCにおける基板SUBの中心とガス供給部GS1およびGS2との位置関係は、互いに同じである。さらに、ガス供給部GS1およびGS2には、基板SUBと対向する表面に多数の孔(図示せず)が設けられている。図9に示すように、互いに平行な方向に供給されたガスG1およびG2は、当該孔を介して基板SUBに向かって互いに対向する向きから供給されることになる。ガスG1およびG2としては、Zrを含むガス(例えば、テトラキスエチルメチルアミノジルコニウム(TEMAZ))およびOを含むガス(例えば、オゾン)をそれぞれ用いることができる。また、ガスG1およびG2は、交互に供給してもよい。以上のような原子層堆積法により、ZrOからなる容量膜CFが基板SUB上に形成される。
次いで、工程S104において容量膜CFが形成された基板SUBを、輸送ロボットTRR2により、成膜室DPCのいずれかからトランスファーチャンバーTRCに搬出する。次に、トランスファーチャンバーTRCに搬出された基板SUBを、ロードロックチャンバーLLC1またはLLC2に搬出する。次に、ロードロックチャンバーLLC1またはLLC2に搬出された基板SUBを、搬送ロボットTRR1により、基板収納室CONに搬出する(工程S106)。
以上のS100からS106までの工程からなる周期を所定の回数m回繰り返す(ただし、mは2以上の自然数である。)。工程S106後、周期が所定の回数(m回)繰り返されたかを調べる(工程S108)。周期が所定の回数(m回)繰り返されていない場合(工程S108のNo)は、S100からS106までの工程を再び実行する。一方、周期が所定の回数(m回)に達している場合(工程S108のYes)は、容量膜CFの成膜工程は終了となる。
少なくとも1つの周期において、工程S100は、工程S104での基板SUBの位相を、基板SUBの中心を中心として、他の周期における工程S104での基板SUBの位相とは異ならせるように、基板SUBの向きを合わせる。例えば、工程S100は、工程S104での基板SUBの位相が、各周期において、基板SUBの中心を中心として互いに(360/k)度(ただし、kは2≦k≦mの自然数である。)の位相差を有するk個の位相のいずれかになるように、基板SUBの向きを合わせてもよい。さらに、工程S100は、工程S104での基板SUBの位相が、m回の周期においてk個の位相すべてをとるように、基板SUBの向きを合わせてもよい。また、工程S104は、容量膜CFの膜厚プロファイルがk個の各位相において互いに同一となる条件で容量膜CFを形成してもよい。容量膜CFの膜厚プロファイルがk個の各位相において同一なる条件としては、例えば、成膜時間の調整、成膜温度の調整、成膜ガスの流量の調整が挙げられる。
より具体的な説明のために、m=4かつk=3の場合を考える。このとき、m回(m=4)の周期後において、膜厚の最大値がtとなる膜厚プロファイルの容量膜CFを得たいものとする。この場合、例えば、以下のように第1周期から第4周期まで工程S104を実行することができる。第1周期においては膜厚の最大値がt/3となる膜厚プロファイルの容量膜CFを得る条件で工程S104を実行する。第2周期においては基板SUBの位相を第1周期時の位相に対して240度異ならせた状態で膜厚の最大値がt/6となる膜厚プロファイルの容量膜CFを得る条件で工程S104を実行する。第3周期においては基板SUBの位相を第1周期時の位相に対して120度異ならせた状態で膜厚の最大値がt/3となる膜厚プロファイルの容量膜CFを得る条件で工程S104を実行する。第4周期においては基板SUBの位相を第1周期時の位相に対して240度異ならせた状態で膜厚の最大値がt/6となる膜厚プロファイルの容量膜CFを得る条件で工程S104を実行する。この場合、各周期での工程S104において形成される容量膜CFの膜厚につき位置に関するばらつきが生じても、m回の周期後の容量膜CFの基板SUB上における膜厚プロファイルは、基板SUBの中心を中心としてk回の回転対称とすることが可能である。このため、kを増やすことによって、容量膜CFの膜厚の均一性をより高めることができる。
周期の回数mの個数と位相の個数kとが等しい(m=k)の場合は、周期の回数を最小限に抑えつつ、容量膜CFの膜厚の均一性を効率的に高めることができる。
工程S100は、2回目以降の各周期における工程S104での基板SUBの位相を、基板SUBの中心を中心として、1周期前の周期における工程S104での基板SUBの位相とは(360/k)度異ならせるように基板SUBの向きを合わせてもよい。この場合、工程S100での基板SUBの位相差はいずれの周期においても(360/k)度となるため、周期ごとに基板SUBの位相差を設定し直す必要がなくなる。このため、効率的な処理が可能になる。
次に、複数の基板SUBが同時に処理される場合において説明する。この場合、複数の基板SUBいずれについても同一の周期においては同一の成膜室DPCが用いられてもよい。この場合、成膜室DPCごとに成膜条件が僅かに異なってしまっていても、異なる基板SUB同士での容量膜CFの膜厚および膜質の均一性が担保されることになる。
成膜室DPCの個数は1個(n=1)でもよい。この場合、一の基板SUBについて工程S104において容量膜CFが形成されている間に、準備室PRC内においてノッチアライナーNALにより他の基板SUBの向きを合わせてもよい。このようにすることで、異なる基板SUB同士での容量膜CFの膜厚および膜質の均一性が担保されるとともに、少ない数の成膜室DPCで効率的に複数の基板SUBを処理することができる。
成膜室DPCの個数は周期の回数以上(n≧m)であってもよい。この場合、互いに異なる周期では、工程S104で異なる成膜室DPCが用いられてもよい。この場合、一の基板SUBおよび他の基板SUBについて異なる成膜室DPCで同時に工程S104を実行することができる。さらに、n個の成膜室DPCのうちm個の成膜室に基板SUBが搬入された状態で、m個の成膜室DPCすべてにおいて工程S104を実行することも可能である。特に、n=mの場合においては、備えられた成膜室DPCがいずれも稼働することになり、成膜装置DPAを効率的に使用することが可能である。以上のようにすることで、異なる基板SUB同士での容量膜CFの膜厚および膜質の均一性が担保されるとともに、複数の基板SUBについて効率的な処理が可能である。
(実施例)
上述したのと同様の方法で、基板SUB上に容量膜CFを成膜した。ガスG1およびG2としては、TEMAZおよびオゾンをそれぞれ用いた。成膜温度ならびにガスG1およびガスG2の流量は以下のとおりである。
成膜温度:250−275℃
ガスG1(TEMAZ):80mg/min
ガスG2(オゾン):200mg/m 1slm
図9を用いて、容量膜CFの成膜方法を詳細に説明する。基板SUBは加熱された支持台(図示せず)に載置されている。これにより、基板SUBは、成膜温度に加熱されることになる。この状態において、ガス供給部GS1からガスG1(TEMAZ)を供給する。次に、成膜室内のガスG1(TEMAZ)をパージする。次に、ガス供給部GS2からZガスG2(オゾン)を供給する。次に、成膜室内のガスG2(オゾン)をパージする。以上のガスG1供給、ガスG1パージ、ガスG2供給、ガスG2パージを複数回繰り返す。これらの工程が繰り返される間、基板SUBの温度は成膜温度になっている。これにより、基板SUB上にZrOからなる容量膜CFを得る。このように形成された容量膜CFは、ガス供給部GS1側ではZrが多く堆積されるためにガス供給部GS2側に対して膜厚が厚い一方で、ガス供給部GS2側では酸素が多く供給されるためにガス供給部GS1側に対して膜質が優れる。つまり、容量膜CFの膜厚および膜質が、位置によってばらついてしまう。
しかし、このようなばらつきが生じても、基板SUBを回転させた状態で複数回に分けて容量膜CFを成膜することで、ばらつきが改善することがいえる。図10および11を用いてこのようなばらつきが改善する例を説明する。
図10は、容量膜CFの膜厚のばらつきを計測した結果を示す。図10おいて、「1層」とあるのは、容量膜CFを所望の膜厚まで1回の周期で成膜した結果を示す。「2層(180°)」とあるのは、容量膜CFを所望の膜厚まで2回の周期で成膜した結果を示す。具体的には、1回目の周期では所望の膜厚の1/2を成膜し、2回目の周期では1回目の周期における基板SUBの中心を中心として180度回転させた状態で所望の膜厚の1/2を成膜した結果である。「3層(120°)」とあるのは、容量膜CFを所望の膜厚まで3回の周期で成膜した結果を示す。具体的には、1回目の周期では所望の膜厚の1/3を成膜し、2回目の周期では1回目の周期における基板SUBの中心を中心として120度回転させた状態で所望の膜厚の1/3を成膜し、3回目の周期では2回目の周期における基板SUBの中心を中心として120度回転させた状態で所望の膜厚の1/3を成膜した結果である。
図10に示されるように、「1層」、「2層(180°)」、「3層(120°)」と層が増加するにしたがって、WiW R/2X(+−%)((膜厚の最大値−膜厚最小値)/(膜厚の平均値×2))およびRange(Å)(膜厚の最大値−膜厚の最小値)がともに減少している。このことから、基板SUBを回転させた状態で複数回に分けて容量膜CFを成膜することで、膜厚のばらつきが改善することがいえる。
図11(a)および(b)は、容量膜CFを、MIMキャパシタであるキャパシタンスCAPAに用いた場合の容量およびリーク電流のばらつきを測定した結果をそれぞれ示す。図11(a)および(b)おいて、「1層」とあるのは、容量膜CFを所望の膜厚(55Å、65Å、75Åのいずれか)まで1回の周期で成膜した結果を示す。「2層(180°)」とあるのは、容量膜CFを所望の膜厚(55Å、65Å、75Åのいずれか)まで2回の周期で成膜した結果を示す。具体的には、1回目の周期では所望の膜厚の1/2を成膜し、2回目の周期では1回目の周期における基板SUBの中心を中心として180度回転させた状態で所望の膜厚の1/2を成膜した結果である。図11(a)において「1層」に付された値2.5%、3.5%、3.5%および「2層(180°)」に付された値1.6%、1.9%、1.7%は変動係数(標準偏差/平均値)を示す。同様に、図11(b)において「1層」に付された値46.2%、30.9%、11.9%および「2層(180°)」に付された値16.3%、14.8%、14.6%は変動係数(標準偏差/平均値)を示す。
リーク電流が発生しにくい膜厚が厚い箇所では、変動係数に有意な差が表れていないものの(図11(b)の75Å参照)、図11(a)および(b)においては、当該部分を除き、いずれも「2層(180°)」における変動係数が小さい。このことから、基板SUBを回転させた状態で複数回に分けて容量膜CFを成膜することで、容量およびリーク電流のばらつきが改善することがいえる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
SD 半導体装置
SUB 基板
SDR ソース・ドレイン領域
EIR 素子分離領域
GE ゲート電極
IF1 第一の絶縁膜
PLU プラグ
ESF エッチング阻止膜
IF2 第二の絶縁膜
CAPA キャパシタ
IIF 層間絶縁膜
IL 配線層
BMF2 第二のバリアメタル膜
MF2 第二の金属膜
LE 下部電極
CF 容量膜
UE 上部電極
MF1 第一の金属膜
BMF1 第一のバリアメタル膜
UE1 第一上部電極膜
UE2 第二上部電極膜
CONC 凹部
OP 開口
DPA 成膜装置
DPC 成膜室
PRC 準備室
NAL ノッチアライナー
CON 基板収納室
LLC1 ロードロックチャンバー
LLC2 ロードロックチャンバー
TRC トランスファーチャンバー
TRR1 搬送ロボット
TRR2 搬送ロボット
GS1 ガス供給部
GS2 ガス供給部
G1 ガス
G2 ガス

Claims (10)

  1. 基板が搬入された場合に、前記基板の中心と、前記基板の中心と平面視で重ならない位置に設けられ前記基板上に容量膜を形成するためのガスを供給するガス供給部と、の位置関係が互いに同じであるn個の成膜室(ただし、nは1以上の自然数である。)と接続され、かつ、前記基板を前記基板の表面と平行な方向に回転させる回転機構を内部に備える準備室内において、前記回転機構により、前記基板の回転方向における向きを合わせる工程と、
    前記準備室からいずれかの前記成膜室に前記基板を搬入する工程と、
    前記基板が搬入された前記成膜室において、前記ガス供給部から供給されるガスを用いた原子層堆積法により、前記基板上に前記容量膜を形成する工程と、
    前記容量膜が形成された前記基板を、前記成膜室から前記準備室に搬出する工程と、
    を備え、
    前記基板の向きを合わせる前記工程と、前記基板を搬入する前記工程と、前記容量膜を形成する前記工程と、前記基板を搬出する前記工程と、からなる周期がm回繰り返され(ただし、mは2以上の自然数である。)、
    少なくとも1つの前記周期において、前記基板の向きを合わせる前記工程は、前記容量膜を形成する前記工程での前記基板の位相を、前記基板の中心を中心として、他の前記周期における前記容量膜を形成する前記工程での前記基板の位相とは異ならせるように、前記基板の向きを合わせる半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記基板の向きを合わせる前記工程は、前記容量膜を形成する前記工程での前記基板の位相が、前記各周期において、前記基板の中心を中心として互いに(360/k)度(ただし、kは2≦k≦mの自然数である。)の位相差を有するk個の位相のいずれかになるようにするとともに、前記容量膜を形成する前記工程での前記基板の位相が、m回の前記周期において、前記k個の位相すべてをとるように、前記基板の向きを合わせ、
    前記容量膜を形成する前記工程は、前記容量膜の膜厚プロファイルが前記各k個の位相において互いに同一となる条件で前記容量膜を形成する半導体装置の製造方法。
  3. 請求項2に記載の半導体装置の製造方法であって、
    m=kである半導体装置の製造方法。
  4. 請求項2に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記基板の位置合わせを行う前記工程は、2回目以降の前記各周期における前記容量膜を形成する前記工程での前記基板の位相を、前記基板の中心を中心として、1周期前の前記周期における前記容量膜を形成する前記工程での前記基板の位相とは(360/k)度異ならせる半導体装置の製造方法。
  5. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法であって、
    複数の前記基板のいずれについても同一の前記周期においては同一の前記成膜室が用いられる半導体装置の製造方法。
  6. 請求項5に記載の半導体装置の製造方法であって、
    n=1であり、
    一の前記基板について前記容量膜を形成する前記工程において前記容量膜が形成されている間に、前記準備室内において前記回転機構により他の前記基板の回転方向の向きを合わせる半導体装置の製造方法。
  7. 請求項5に記載の半導体装置の製造方法であって、
    n≧mであり、
    互いに異なる前記周期では、前記容量膜を形成する前記工程で異なる前記成膜室が用いられる半導体装置の製造方法。
  8. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記基板の外周の一部にはノッチが形成され、
    前記回転機構は、前記ノッチを検出し、前記ノッチを合わせることで前記基板の回転角度を決定する半導体装置の製造方法。
  9. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法であって、
    一の前記成膜室において2つの前記ガス供給部は、平面視で前記基板を介して対向するように設けられている半導体装置の製造方法。
  10. 請求項9に記載の半導体装置の製造方法であって、
    2つの前記ガス供給部は、一方からZrを含むガスを、他方からOを含むガスを、交互に供給する半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016100387A (ja) * 2014-11-19 2016-05-30 株式会社東芝 半導体記憶装置

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JP2016100387A (ja) * 2014-11-19 2016-05-30 株式会社東芝 半導体記憶装置

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