JP2014120038A - タッチパネル及びそれを備える表示装置 - Google Patents

タッチパネル及びそれを備える表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】モアレが視認され難くすることが可能な技術を提供することを目的とする。
【解決手段】タッチパネル1は、透明基板2上に形成され、行方向に間隔をおいて配列された複数の検出用列配線3を含む列方向束配線6、及び、列方向に間隔をおいて配列された複数の検出用行配線4を含む行方向束配線7を備える。また、タッチパネル1は、列方向束配線6の検出用列配線3と行方向束配線7の検出用行配線4とに囲まれる領域である配線間隔10を、行方向及び列方向にそれぞれm,n(m,nは2以上の整数)等分する、列方向束配線6と行方向束配線7と電気的に絶縁されたダミー配線8を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、タッチパネル及びそれを備える表示装置に関するものである。
従来、タッチパネルへの指などのタッチを検出し、そのタッチ位置の座標を特定することによって入力操作を受け付けるタッチパネルが知られており、優れたインターフェース手段の一つとして注目されている。このようなタッチパネルでは、タッチ位置の検出方法として、抵抗膜方式や静電容量方式など様々な方式を用いたものが製品化されている。
従来のタッチパネルとしては、薄い透明な誘電膜の表面に間隔をおいて平行に配列された検出用列配線と、当該誘電膜の裏面に間隔をおいて平行に配列され、検出用列配線と直交する検出用行配線とを備える構成が知られている。これら検出用列配線及び検出用行配線(以下まとめて「検出用配線」と呼ぶこともある)は、例えば特許文献1,2に開示されているように、酸化インジウムなどの透明な導電材料、または、銀などの不透明な導電材料から構成される。
特表平9−511086号公報 特開2010−97536号公報
上述のようなタッチパネルにおいて、検出用配線を透明の導電材料から構成した場合、視認性の高いタッチパネルを得ることができるが、当該導電材料は電気抵抗が高いので、応答速度が低下するという問題があった。この点を解消するため、透明の導電材料に代えて、電気抵抗が低い不透明の導電材料から検出用配線を構成することが提案されている。
しかし、この場合には、検出用配線が存在する部分と存在しない部分とで光の透過率に差が生じ、タッチパネル面において光の透過率が周期的に変化することになる。一方、液晶表示装置等の表示装置では、画素が存在する部分と存在しない部分とで光の輝度に差が生じており、表示パネル面において光の輝度が周期的に変化している。そのため、不透明の導電材料から構成されたタッチパネルを、表示パネルに装着すると、周期的に変化する光の透過率と、周期的に変化する輝度とが干渉してモアレが発生するという問題がある。
モアレを見え難くさせるためには、検出用配線パターンを密にすることでモアレの大きさを小さくすることが考えられる。ただし、単純に検出用配線パターンを密にするだけでは、検出用配線間の寄生容量が増加し、指などでタッチしたときの応答速度が低下してしまう。また、モアレを見え難くするために、ダミーパターンを形成する構造も知られているが、特許文献2のように一方向のダミーパターンを形成する構成では、モアレを見え難くする効果は特定方向から見た場合にしか得られないという問題があった。
そこで、本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、モアレが視認され難くすることが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係るタッチパネルは、透明基板と、前記透明基板上に形成され、第1方向に間隔をおいて配列された不透明な導電材料からなる複数の第1配線を含む第1束配線、及び、前記第1方向と交差する第2方向に間隔をおいて配列された不透明な導電材料からなる複数の第2配線を含む第2束配線とを備える。また、前記タッチパネルは、前記第1束配線の前記第1配線と前記第2束配線の前記第2配線とに囲まれる領域である配線間隔を、前記第1及び第2方向にそれぞれm,n(m,nは2以上の整数)等分する、前記第1及び第2束配線と電気的に絶縁された不透明な導電材料からなる第3配線を備える。
本発明によれば、第1及び第2配線に囲まれる領域である配線間隔を、第1及び第2方向にそれぞれm,n(m,nは2以上の整数)等分する位置に第3配線が形成されている。したがって、複数方向におけるモアレのピッチが小さくなることから、モアレが視認され難くなる。
実施の形態1に係るタッチパネルの構成を示す平面図である。 実施の形態1に係るタッチパネルとコントローラ基板との接続を示す平面図である。 実施の形態1に係るタッチパネルの構成を示す拡大平面図である。 実施の形態1に係るタッチパネルの構成を示す断面図である。 実施の形態1に係るタッチパネルの別構成を示す拡大平面図である。 実施の形態2に係るタッチパネルの構成を示す拡大平面図である。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1に係るタッチパネル1の構成を示す平面図である。図1に示すようにタッチパネル1は、透明なガラスや樹脂からなる透明基板2と、検出用列配線3と、検出用行配線4と、接続用配線5a,5bと、引き出し配線16と、端子17とを備えて構成されている。なお、検出用列配線3、検出用行配線4、接続用配線5a,5b、引き出し配線16、及び、端子17は、透明基板2上に積層されて形成されている。
複数の検出用列配線3(第1配線)は、列方向(図1中のY方向)に直線状に延設されており、列方向と直交する行方向(第1方向,図1中のX方向)に所定間隔をおいて配列されている。検出用列配線3は、銀などの不透明な導電材料から構成されている。
複数の検出用行配線4(第2配線)は、行方向(図1中のX方向)に直線状に延設されており、列方向(第2方向,図1中のY方向)に所定間隔をおいて配列されている。検出用行配線4は、銀などの不透明な導電材料から構成されており、検出用列配線3と異なる層に形成されている。なお、ここでは、第1方向及び第2方向は、互いに直交する行方向及び列方向であるとしているが、これに限ったものではなく互いに交差していればよい。
所定本数(図1においては5本)の検出用列配線3の両端は、二つの接続用配線5aでそれぞれ電気的に接続されており、この接続によって一束の列方向束配線6が構成されている。すなわち、列方向束配線6(第1束配線)は、複数の検出用列配線3を含んでいる。同様に、所定本数(図1においては5本)の検出用行配線4の両端は、二つの接続用配線5bでそれぞれ電気的に接続されており、この接続によって一束の行方向束配線7が構成されている。すなわち、行方向束配線7(第2束配線)は、複数の検出用行配線4を含んでいる。
ここでは、所定本数の列方向束配線6が行方向に間隔をおいて平行に配列され、同様に、所定本数の行方向束配線7が列方向に間隔をおいて平行に配列されている。このような配列によって、所定本数の列方向束配線6及び行方向束配線7によって透明基板2上が複数のエリアに分割されるように構成されている。なお、列方向束配線6及び行方向束配線7の所定本数、列方向束配線6を構成する検出用列配線3の所定本数、並びに、行方向束配線7を構成する検出用行配線4の所定本数のそれぞれは、タッチパネル1の要求分解能から適宜決定される。
複数の引き出し配線16は、複数の接続用配線5a,5bと、複数の端子17とを電気的に接続する配線である。すなわち、列方向束配線6は、接続用配線5a及び引き出し配線16を介して端子17にそれぞれ電気的に接続されており、行方向束配線7は、接続用配線5b及び引き出し配線16を介して端子17にそれぞれ電気的に接続されている。
図2は、タッチパネル1と、当該タッチパネル1の制御を行うコントローラ基板21との接続を示す平面図である。なお、この図2においてタッチパネル1は模式的に示されている。
タッチパネル1の端子17(図1参照)は、FPC(Flexible Printed Circuit)22の一端側に設けられている端子と電気的に接続されており、コントローラ基板21は、FPC22の他端側に設けられている端子と電気的に接続されている。
図2に示すように、コントローラ基板21には、スイッチ回路23と、発振回路24と、タッチ位置演算回路25とが実装されている。スイッチ回路23は、列方向束配線6及び行方向束配線7を順次選択して、当該選択した検出用配線を発振回路24に接続する。発振回路24は、スイッチ回路23により接続された検出用配線と、指等の指示体との間に形成される静電容量に応じて、発振信号の発振周期を変化させる。タッチ位置演算回路25は、発振回路24の発振周期に基づいて、スイッチ回路23により接続された検出用配線と、指等の指示体との間の静電容量を検出し、当該検出結果に基づいて指示体のタッチ位置を算出する。
なお、図2においては、表示パネル26と、当該表示パネル26上に配設されたタッチパネル1とを備える表示装置が示されている。この表示装置は、表示パネル26に液晶パネルを用いた液晶表示装置であってもよいし、表示パネル26に有機EL(Electro-Luminescence)パネルを用いた有機EL表示装置であってもよい。
次に、タッチパネル1の詳細な構成について説明する。
図3は、図1において破線に示された、列方向束配線6及び行方向束配線7の交差領域Rの拡大図であり、タッチパネル1の配線パターンの一部を示す平面図である。図3に示すように、タッチパネル1の表面領域(ここでは、交差領域R、及び、隣接する交差領域R同士の間の領域)には、列方向束配線6の検出用列配線3と行方向束配線7の検出用行配線4とに囲まれる領域である配線間隔10が形成されている。そして、本実施の形態1に係るタッチパネル1は、配線間隔10を行方向及び列方向にそれぞれ2等分する、不透明な導電材料からなるダミー配線8(第3配線)をさらに備えている。
ここでは、ダミー配線8は、隣接する二つの検出用列配線3同士の行方向(X方向)における間隔を2等分する位置に形成されたダミー配線8aと、隣接する二つの検出用行配線4同士の列方向(Y方向)における間隔を2等分する位置に形成されたダミー配線8bとを備えて構成されている。
ダミー配線8a,8bのそれぞれは、平面視において所定の寸法で、上記二つの検出用列配線3及び上記二つの検出用行配線4から分断されている。すなわち、ダミー配線8は、列方向束配線6及び行方向束配線7と電気的に絶縁されている。なお、ダミー配線8a,8bと、検出用列配線3及び検出用行配線4との距離は、プロセスで絶縁が許容できる限りにおいて最小寸法にしておくことが、モアレ視認の抑制の観点から好ましい。
また、ダミー配線8aは、その両端が検出用列配線3まで延在していないことを除けば、検出用列配線3と同様の配線幅(サイズ)及び平面視形状を有しており、ダミー配線8bは、その両端が検出用行配線4まで延在していないことを除けば、検出用行配線4と同様の配線幅及び平面視形状を有している。すなわち、ダミー配線8は、検出用列配線3及び検出用行配線4と同様の配線幅及び平面視形状を有している。
図4は、タッチパネル1の構成を示す断面図である。図4(a)は、図3においてA−A’線による断面を示す断面図、図4(b)は、図3においてB−B’線による断面を示す断面図、図4(c)は、図1においてC−C’線による断面を示す断面図である。
図4(a)に示すように、タッチパネル1は、検出用列配線3と検出用行配線4との間に設けられた層間絶縁膜11と、検出用列配線3及び検出用行配線4などを保護する保護膜12とをさらに備えている。
ここでは、透明基板2と、当該透明基板2上に形成された検出用列配線3及びダミー配線とを覆うように層間絶縁膜11が形成されている。そして、層間絶縁膜11と、当該層間絶縁膜11上に形成された検出用行配線4とを覆うように保護膜12が形成されている。
図4(b)に示すように、ダミー配線8aは、隣接する二つの検出用列配線3の中央に設けられており、検出用列配線3と同層に形成されている。また、図示しないが、ダミー配線8bは、隣接する二つの検出用行配線4の中央に設けられており、検出用行配線4と同層に形成されている。すなわち、ダミー配線8は、検出用列配線3または検出用行配線4と同層に形成されている。
このような構成によれば、ダミー配線8を、検出用列配線3または検出用行配線4とともに形成することができることから、製造工程を簡素化することができる。なお、ここでは、ダミー配線8a,8bを互いに異なる層に形成することにより、一方が他方の上に位置する構成について説明した。しかし、これに限ったものではなく、ダミー配線8a,8bを同層に形成することにより、一方と他方とが互いに接続された構成であってもよい。
検出用列配線3及び検出用行配線4が形成された部分の断面図である図4(a)及び図4(b)と異なり、図4(c)には、端子17が形成された部分の断面図が示されている。図4(c)に示す例では、検出用列配線3と引き出し配線16を介して接続された端子17(端子17a)は、検出用列配線3と同層に形成されている。同様に、検出用行配線4と引き出し配線16を介して接続された端子17(端子17b)は、検出用行配線4と同層に形成されている。そして、端子17a,17bの上にはコンタクトホール18が形成されており、当該コンタクトホール18内に形成された図示しない金属層によってFPC22の端子と電気的に接続されている。
以上のように構成された本実施の形態1に係るタッチパネル1及び表示装置では、検出用列配線3及び検出用行配線4に囲まれる配線間隔10を行方向及び列方向に2等分する位置に、不透明な導電材料からなるダミー配線8が形成されている。したがって、複数方向におけるセンサーパターンのピッチが縮小して、モアレのピッチが小さくなることから、モアレが視認され難くなる。また、ダミー配線8が、列方向束配線6及び行方向束配線7と電気的に絶縁されているため、これら配線の寄生容量が増加を抑制することができる。よって、応答速度が速いタッチパネルを得ることができる。
さらに、本実施の形態1では、上述したように、ダミー配線8は、検出用列配線3及び検出用行配線4と同様の配線幅及び平面視形状を有している。このような構成によれば、タッチパネル1の光透過率の低下を抑えることができるので、効率的にモアレを低減することができる。
なお、以上の説明では、ダミー配線8は、配線間隔10を行方向及び列方向にそれぞれ2等分する位置に形成されていた。しかし、これに限ったものではなく、ダミー配線8は、配線間隔10を、行方向にm(mは2以上の整数)等分する位置と、列方向にn(nは2以上の整数)等分する位置とに形成されていればよい。すなわち、例えば図5に示されるように、ダミー配線8は、配線間隔10を、行方向に3等分する位置と、列方向に3等分する位置とに形成されていればよい。また、行方向に関する等分数mと、列方向に関する等分数nとは同一の値であってもよく、異なる値であってもよい。
なお、等分数m,nを大きくすればするほどモアレが視認され難くなるが、その一方でタッチパネル1の光透過率が低下していくため、必要とされる透過率に応じて等分数m,nを適宜決定すべきである。
<実施の形態2>
図6は、本発明の実施の形態2に係るタッチパネル1の交差領域Rにおける構成を示す拡大平面図であり、図3に対応する図面である。なお、本実施の形態2に係るタッチパネル1において、実施の形態1で説明した構成要素と同一または類似するものについては同一または類似の符号を付し、異なる点を中心に以下説明する。
本実施の形態2では、上述の検出用列配線3の代わりに、不透明の導電材料からなる検出用列配線3a,3bが備えられ、上述の検出用行配線4の代わりに、不透明の導電材料からなる検出用行配線4a,4b(図6中の破線)が備えられている。なお、以下の説明では、列方向(図6中のY方向)を反時計回りに45°傾けた方向、つまり、行方向(図6中のX方向)を時計周りに45°傾けた方向を「第1傾斜方向」と呼ぶ。また、列方向(図6中のY方向)を時計回りに45°傾けた方向、つまり、行方向(図6中のX方向)を反時計周りに45°傾けた方向を「第2傾斜方向」と呼ぶ。
複数の検出用列配線3a(第1配線)は、第2傾斜方向に延設されており、第1傾斜方向(第1方向)において所定間隔をおいて配列されている。複数の検出用列配線3b(第4配線)は、第1傾斜方向に延設されており、第2傾斜方向(第2方向)において所定間隔をおいて配列されている。所定本数(図6においてはそれぞれ3本)の検出用列配線3a,3bの両端は、二つの接続用配線5aでそれぞれ電気的に接続されており、この接続によって一束の列方向束配線6が構成されている。すなわち、列方向束配線6(第1束配線)は、複数の検出用列配線3a,3bを含んでいる。なお、検出用列配線3a,3bは、その両端以外においても互いに電気的に接続されている。
同様に、複数の検出用行配線4a(第2配線)は、第1傾斜方向に延設されており、第2傾斜方向(第2方向)において所定間隔をおいて複数配列されている。複数の検出用行配線4b(第5配線)は、第2傾斜方向に延設されており、第1傾斜方向(第1方向)において所定間隔をおいて複数配列されている。所定本数(図6においてはそれぞれ2本)の検出用行配線4a,4bの両端は、二つの接続用配線5bでそれぞれ電気的に接続されており、この接続によって一束の行方向束配線7が構成されている。すなわち、行方向束配線7(第2束配線)は、複数の検出用行配線4a,4bを含んでいる。なお、検出用行配線4a,4bは、その両端以外においても互いに電気的に接続されている。
ここで、図6に示すように、タッチパネル1の表面領域(ここでは、交差領域R、及び、隣接する交差領域R同士の間の領域)には、列方向束配線6の検出用列配線3a,3bと、行方向束配線7の検出用行配線4a,4bとに囲まれる領域である配線間隔10が形成されている。そして、本実施の形態2に係るタッチパネル1は、配線間隔10を第1及び第2傾斜方向にそれぞれ2等分する、不透明な導電材料からなるダミー配線8(第3配線)をさらに備えている。
ここでは、ダミー配線8は、隣接する検出用列配線3aと検出用行配線4bとの第1傾斜方向における間隔を2等分する位置に形成されたダミー配線8aと、隣接する検出用列配線3bと検出用行配線4aとの第2傾斜方向における間隔を2等分する位置に形成されたダミー配線8bとを備えて構成されている。
ダミー配線8a,8bのそれぞれは、平面視において所定の寸法で、二つの検出用列配線3a,3b及び二つの検出用行配線4a,4bから分断されている。すなわち、ダミー配線8は、列方向束配線6及び行方向束配線7と電気的に絶縁されている。なお、ダミー配線8a,8bと、検出用列配線3a,3b及び検出用行配線4a,4bとの距離は、プロセスで絶縁が許容できる限りにおいて最小寸法にしておくことが、モアレ視認の抑制の観点から好ましい。
また、本実施の形態2に係るダミー配線8は、実施の形態1と同様に、検出用列配線3a,3b及び検出用行配線4a,4bと同様の配線幅及び平面視形状を有している。さらに、本実施の形態2に係るダミー配線8は、実施の形態1と同様に、検出用列配線3a,3bまたは検出用行配線4a,4bと同層に形成されている。なお、ダミー配線8a,8bを、互いに異なる層に形成することにより、一方が他方の上に位置する構成であってもよく、または、ダミー配線8a,8bを同層に形成することにより、一方と他方とが互いに接続された構成であってもよい。
本実施の形態2に係るタッチパネル1及び表示装置は、以上の点を除けば実施の形態1と同様の構成を有しているものとする。
以上のように構成された本実施の形態2に係るタッチパネル1及び表示装置では、検出用列配線3a,3b及び検出用行配線4a,4bに囲まれる配線間隔10を第1傾斜方向及び第2傾斜方向に2等分する位置に、不透明な導電材料からなるダミー配線8が形成されている。したがって、実施の形態1と同様に、複数方向におけるモアレのピッチが小さくなることからモアレが視認され難くなるとともに、ダミー配線8が、列方向束配線6及び行方向束配線7と電気的に絶縁されていることから、応答速度が速いタッチパネルを得ることができる。
また、本実施の形態2では、実施の形態1と同様に、ダミー配線8は検出用列配線3a,3b及び検出用行配線4a,4bと同様の配線幅及び平面視形状を有していることから、タッチパネル1の光透過率の低下を抑えることができ、効率的にモアレを低減することができる。さらに、本実施の形態2では、実施の形態1と同様に、ダミー配線8は、検出用列配線3a,3bまたは検出用行配線4a,4bと同層に形成されていることから、製造工程を簡素化することができる。
なお、以上の説明では、ダミー配線8は、配線間隔10を第1及び第2傾斜方向にそれぞれ2等分する位置に形成されていた。しかし、これに限ったものではなく、ダミー配線8は、配線間隔10を、第1傾斜方向にm(mは2以上の整数)等分する位置と、第2傾斜方向にn(nは2以上の整数)等分する位置とに形成されていればよい。また、第1傾斜方向に関する等分数mと、第2傾斜方向に関する等分数nとは同一であってもよく、異なっていてもよい。
なお、等分数m,nを大きくすればするほどモアレが視認され難くなるが、その一方でタッチパネル1の光透過率が低下していくため、必要とされる透過率に応じて等分数m,nを適宜決定すべきである。
なお、本発明は、本明細書に開示された検出用配線パターンに限らず、他の配線パターンにも適用可能である。また、隣り合う配線パターンが、互いに異なる配線幅(サイズ)及び平面視形状を有する場合には、ダミー配線8は、どちらか一方と同様の配線幅及び平面視形状を有するように構成すればよい。
また、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
1 タッチパネル、2 透明基板、3,3a,3b 検出用列配線、4,4a,4b 検出用行配線、6 列方向束配線、7 行方向束配線、8,8a,8b ダミー配線、10 配線間隔。

Claims (5)

  1. 透明基板と、
    前記透明基板上に形成され、第1方向に間隔をおいて配列された不透明な導電材料からなる複数の第1配線を含む第1束配線、及び、前記第1方向と交差する第2方向に間隔をおいて配列された不透明な導電材料からなる複数の第2配線を含む第2束配線と、
    前記第1束配線の前記第1配線と前記第2束配線の前記第2配線とに囲まれる領域である配線間隔を、前記第1及び第2方向にそれぞれm,n(m,nは2以上の整数)等分する、前記第1及び第2束配線と電気的に絶縁された不透明な導電材料からなる第3配線と
    を備える、タッチパネル。
  2. 請求項1に記載のタッチパネルであって、
    前記第1束配線は、前記第2方向に間隔をおいて配列された不透明な導電材料からなる複数の第4配線をさらに含み、
    前記第2束配線は、前記第1方向に間隔をおいて配列された不透明な導電材料からなる複数の第5配線をさらに含み、
    前記第3配線は、前記第1束配線の前記第1及び第4配線と前記第2束配線の前記第2及び第5配線とに囲まれる領域である配線間隔を、前記第1及び第2方向にそれぞれm,n(m,nは2以上の整数)等分する、タッチパネル。
  3. 請求項1または請求項2に記載のタッチパネルであって、
    前記第3配線は、
    前記第1配線及び前記第2配線と同様の配線幅及び平面視形状を有する、タッチパネル。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のタッチパネルであって、
    前記第3配線は、
    前記第1配線または前記第2配線と同層に形成されている、タッチパネル。
  5. 表示パネルと、
    前記表示パネル上に配設された、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のタッチパネルと
    を備える、表示装置。
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