JP2014119791A - 交通流制御システム、交通流制御方法、無線送信装置、車載装置、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

交通流制御システム、交通流制御方法、無線送信装置、車載装置、プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】交通流を制御すること。
【解決手段】路側に設けられて道路R上の所定位置Aに向けてデータを無線送信する無線送信装置110と、車両Vに設けられて、無線送信装置110から無線送信されたデータの内容に応じた処理を行う車載装置130とを備え、無線送信装置110は、道路R上の所定位置Aよりも進行方向D側にある交通信号機Sが進行許可を示している間に、道路R上の所定位置Aを通過する車両Vが交通信号機Sの位置に到達し得る車速を算出する車速算出部と、車速算出部が算出した車速を示すデータを、道路R上の所定位置Aに向けて送信する車速データ送信部とを有し、車載装置130は、無線送信装置110から送信されたデータを受信する車速データ受信部と、車速データ受信部が受信したデータによって示される車速に基づく運転に関する指示を、車両Vの運転者に対して出力する指示出力部とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、交通流制御システム、交通流制御方法、無線送信装置、車載装置、プログラム、及び記録媒体に関する。特に本発明は、交通流を制御する交通流制御システム、交通流制御方法、当該交通流制御システムにおいて、路側に設けられて、道路上の所定位置に向けてデータを無線送信する無線送信装置、当該交通流制御システムにおいて、車両に設けられて、路側に設けられた無線送信装置から道路上の所定位置に向けて無線送信されたデータの内容に応じた処理を行う車載装置、当該無線送信装置としてコンピュータを機能させるプログラム、当該車載装置としてコンピュータを機能させるプログラム、並びに当該プログラムを記録した記録媒体に関する。
道路交通の円滑な流れを確保することは、社会活動における物の流れ、人の流れ、情報の流れから重要な意味を持っている。そして、このような背景に関する技術としては、様々なものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
例えば、特許文献1には、車両の交通制御に用いられる信号機の現示態様を制御する装置が記載されている。より具体的に説明すると、この信号機制御装置は、道路上の連続する信号機によって区画される区間にその区間の交通流を監視する監視装置を備える。そして、この信号機制御装置は、ある信号機の直前の区間に停滞している車両の交通流を制御するにあたり、監視装置により監視される区間よりも車両の進行方向下流側の区間における交通流の停滞状況に基づいて同下流側の区間に設けられている信号機の現示態様を制御する。このようにして、この信号機制御装置によっては、連続する信号機で区画される各区間に信号機の現示態様に基づき停滞する車両の交通流が存在したとしても、それら信号機の現示態様の制御を通じて車両群の円滑な走行を実現することができるようになる。
特開2011−233027号公報
しかしながら、交通信号制御だけで道路交通の円滑な流れを確保することは、例えば、主道路、及び交差道路のどちらも渋滞しているような場合、主道路側の円滑な流れを確保しようとすれば、交差道路側の流れが悪化してしまう虞がある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態によると、交通流を制御する交通流制御システムであって、路側に設けられて、道路上の所定位置に向けてデータを無線送信する無線送信装置と、車両に設けられて、無線送信装置から無線送信されたデータの内容に応じた処理を行う車載装置とを備え、無線送信装置は、道路上の所定位置よりも進行方向側にある交通信号機が進行許可を示している間に、道路上の所定位置を通過する車両が交通信号機の位置に到達し得る車速を算出する車速算出部と、車速算出部が算出した車速を示すデータを、道路上の所定位置に向けて送信する車速データ送信部とを有し、車載装置は、無線送信装置から送信されたデータを受信する車速データ受信部と、車速データ受信部が受信したデータによって示される車速に基づく運転に関する指示を、車両の運転者に対して出力する指示出力部とを有する。
無線送信装置の車速算出部は、交通信号機が進行許可を示している間に、道路上の所定位置を通過する車両が交通信号機の位置に、許可された最高速度以下の車速にて到達し得ない場合、交通信号機が進行禁止を示した後に再度進行許可を示している間に到達し得る車速を算出してよい。
無線送信装置の車速算出部は、交通信号機が進行許可を示している間に、道路上の所定位置を通過する車両が交通信号機の位置に、段階的に変速しながら到達し得る変速後の各車速を算出してよい。
無線送信装置の車速データ送信部は、車速算出部が算出した車速と共に、当該車速に変速すべきタイミングを示すデータを送信し、車載装置の指示出力部は、車速データ受信部が受信したデータによって示されるタイミングに、当該データによって示される車速に変速させる指示を、車両の運転者に対して出力してよい。
車載装置は、車速データ受信部が受信したデータによって示されるタイミングに至ったか否かを判定するタイミング判定部を更に有し、車載装置の指示出力部は、車速データ受信部が受信したデータによって示されるタイミングに至ったとタイミング判定部が判定した場合に、車速データ受信部が受信したデータによって示される車速に変速させる指示を、車両の運転者に対して出力してよい。
本発明の第2の形態によると、交通流を制御する交通流制御方法であって、路側に設けられて、道路上の所定位置に向けてデータを無線送信する無線送信装置が、道路上の所定位置よりも進行方向側にある交通信号機が進行許可を示している間に、道路上の所定位置を通過する車両が交通信号機の位置に到達し得る車速を算出する車速算出段階と、無線送信装置が、車速算出段階において算出した車速を示すデータを、道路上の所定位置に向けて送信する車速データ送信段階と、車両に設けられて、無線送信装置から無線送信されたデータの内容に応じた処理を行う車載装置が、無線送信装置から送信されたデータを受信する車速データ受信段階と、車載装置が、車速データ受信段階において受信したデータによって示される車速に基づく運転に関する指示を、車両の運転者に対して出力する指示出力段階とを備える。
本発明の第3の形態によると、交通流を制御する交通流制御システムにおいて、路側に設けられて、道路上の所定位置に向けてデータを無線送信する無線送信装置であって、道路上の所定位置よりも進行方向側にある交通信号機が進行許可を示している間に、道路上の所定位置を通過する車両が交通信号機の位置に到達し得る車速を算出する車速算出部と、車速算出部が算出した車速を示すデータを、道路上の所定位置に向けて送信する車速データ送信部とを備える。
本発明の第4の形態によると、交通流を制御する交通流制御システムにおいて、車両に設けられて、路側に設けられた無線送信装置から道路上の所定位置に向けて無線送信されたデータの内容に応じた処理を行う車載装置であって、無線送信装置から送信された、道路上の所定位置よりも進行方向側にある交通信号機が進行許可を示している間に、道路上の所定位置を通過する車両が交通信号機の位置に到達し得る車速を示すデータを受信する車速データ受信部と、車速データ受信部が受信したデータによって示される車速に基づく運転に関する指示を、車両の運転者に対して出力する指示出力部とを備える。
本発明の第5の形態によると、交通流を制御する交通流制御システムにおいて、路側に設けられて、道路上の所定位置に向けてデータを無線送信する無線送信装置として、コンピュータを機能させるプログラムであって、コンピュータを、道路上の所定位置よりも進行方向側にある交通信号機が進行許可を示している間に、道路上の所定位置を通過する車両が交通信号機の位置に到達し得る車速を算出する車速算出部、車速算出部が算出した車速を示すデータを、道路上の所定位置に向けて送信する車速データ送信部として機能させる。
本発明の第6の形態によると、交通流を制御する交通流制御システムにおいて、車両に設けられて、路側に設けられた無線送信装置から道路上の所定位置に向けて無線送信されたデータの内容に応じた処理を行う車載装置として、コンピュータを機能させるプログラムであって、コンピュータを、無線送信装置から送信された、道路上の所定位置よりも進行方向側にある交通信号機が進行許可を示している間に、道路上の所定位置を通過する車両が交通信号機の位置に到達し得る車速を示すデータを受信する車速データ受信部、車速データ受信部が受信したデータによって示される車速に基づく運転に関する指示を、車両の運転者に対して出力する指示出力部として機能させる。
本発明の第7の形態によると、交通流を制御する交通流制御システムにおいて、路側に設けられて、道路上の所定位置に向けてデータを無線送信する無線送信装置として、コンピュータを機能させるプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータを、道路上の所定位置よりも進行方向側にある交通信号機が進行許可を示している間に、道路上の所定位置を通過する車両が交通信号機の位置に到達し得る車速を算出する車速算出部、車速算出部が算出した車速を示すデータを、道路上の所定位置に向けて送信する車速データ送信部として機能させるプログラムを記録した。
本発明の第8の形態によると、交通流を制御する交通流制御システムにおいて、車両に設けられて、路側に設けられた無線送信装置から道路上の所定位置に向けて無線送信されたデータの内容に応じた処理を行う車載装置として、コンピュータを機能させるプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータを、無線送信装置から送信された、道路上の所定位置よりも進行方向側にある交通信号機が進行許可を示している間に、道路上の所定位置を通過する車両が交通信号機の位置に到達し得る車速を示すデータを受信する車速データ受信部、車速データ受信部が受信したデータによって示される車速に基づく運転に関する指示を、車両の運転者に対して出力する指示出力部として機能させるプログラムを記録した。
なおまた、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
以上の説明から明らかなように、この発明によっては、交通信号制御に依らずとも、道路交通の円滑な流れを確保することができる。
一実施形態に係る交通流制御システム100の利用環境の一例を示す図である。 路側機110aのブロック構成の一例を示す図である。 信号現示情報格納部114aに格納される情報の一例をテーブル形式で示す図である。 車載器130aのブロック構成の一例を示す図である。 交通信号機制御装置、及び路側機110の動作シーケンスの一例を示す図である。 交通信号機Sa、及び交通信号機Sbの信号現示が切り換わるタイミングの一例を示す図である。 車両Vが路側機110aの通信範囲Aaを通過する様子の一例を示す図である。 車両Vが路側機110aの通信範囲Aaを通過する様子の一例を示す図である。 路側機110の動作フローの一例を示す図である。 車載器130の動作フローの一例を示す図である。 本実施形態に係る路側機110、及び車載器130を構成するコンピュータ800のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態に係る交通流制御システム100の利用環境の一例を示す。交通流制御システム100は、交通流を制御するシステムである。ここで、交通流制御とは、道路交通を流れとしてとらえ、道路交通管制の目標を達成し得るように、これを制御することをいう。
交通流制御システム100は、複数の路側機110a、b、c、・・・(以下、路側機110と総称する。)、及び複数の車載器130a、b、c、・・・(以下、複数の車載器130と総称する。)を備える。なおまた、路側機110は、この発明における「無線送信装置」の一例であってよい。また、車載器130は、この発明における「車載装置」の一例であってよい。
路側機110は、車載器130との間で情報をやりとりする無線通信装置である。より具体的に説明すると、路側機110は、路側に設けられている。例えば、路側機110の設置位置は、交通信号機Sa、b、c、・・・(以下、交通信号機Sと総称する。)が設けられた交差点の近傍とする。そして、路側機110は、交通信号機制御装置と通信回線を介して通信接続される。ここで、交通信号機制御装置とは、交通信号機Sの信号現示を切り換えるタイミングを制御する装置である。そして、路側機110a、b、c、・・・は、それぞれ道路R上の通信範囲Aa、b、c、・・・(以下、通信範囲Aと総称する。)に向けてデータを無線送信する。例えば、路側機110の通信範囲Aは、進行方向Daの車線、又は進行方向Dbの車線のうち、路側機110に隣接する車線の幅員方向の全体をカバーする範囲とする。なおまた、道路R上の通信範囲Aは、この発明における「道路上の所定位置」の一例であってよい。また、通信回線は、インターネット等のコンピュータネットワーク、通信事業者のコアネットワーク、及び種々のローカルネットワークを含む。
車載器130は、路側機110との間で情報をやりとりする無線通信装置である。より具体的に説明すると、車載器130は、車両Va、b、c、・・・(以下、車両Vと総称する。)に設けられている。本実施形態においては、車載器130が設けられた複数の車両Vと、車載器130が設けられていない複数の車両Vが混在している状況を想定している。そして、車載器130は、スピーカーと電気的に接続されている。ここで、スピーカーとは、音声出力装置である。そして、車載器130は、走行距離センサーと電気的に接続されている。ここで、走行距離センサーとは、タイヤの回転数から走行距離を計測するセンサーである。そして、車載器130は、路側機110から無線送信されたデータの内容に応じた処理を行う。
なおまた、本実施形態においては、説明が煩雑になることを防ぐことを目的として、交通流制御システム100が2つの交通信号機S間の交通流を制御する例について説明する。しかしながら、交通流制御システム100は、2以上の複数の交通信号機S間の交通流を制御してよい。
図2は、路側機110aのブロック構成の一例を示す。路側機110aは、信号現示データ受信部111a、車速算出部112a、車速データ送信部113a、及び信号現示情報格納部114aを有する。以下の説明においては、各構成要素の機能、及び動作を詳述する。
なおまた、路側機110a以外の路側機110b、c、・・・も、路側機110aが有する構成要素と同じ構成要素を有する。以後の説明では、路側機110が有する構成要素がいずれの路側機110の構成要素であるかを区別する場合には、各構成要素を有する路側機110と同じ添え字(a、b、c、・・・)を各構成要素の末尾に付して区別する。例えば、信号現示データ受信部111a、信号現示データ受信部111b、及び信号現示データ受信部111cは、それぞれ路側機110a、路側機110b、及び路側機110cの構成要素であることを示す。
また、以後の説明において、添え字が付されていない構成要素の機能、及び動作は、同じ符号が付されたいずれの構成要素の機能、及び動作を示す。例えば、信号現示データ受信部111で説明された機能、及び動作は、信号現示データ受信部111a、信号現示データ受信部111b、信号現示データ受信部111c、・・・の機能、及び動作を示す。
信号現示データ受信部111は、交通信号機Sの信号現示が切り換わるタイミングを示すデータを、交通信号機制御装置から受信する。例えば、信号現示データ受信部111aは、交通信号機Saの信号現示が切り換わるタイミングと、交通信号機Sbの信号現示が切り換わるタイミングとを示すデータを受信する。また、例えば、信号現示データ受信部111bは、交通信号機Sbの信号現示が切り換わるタイミングと、交通信号機Sbよりも進行方向Daにある次の交通信号機Sの信号現示が切り換わるタイミングとを示すデータを受信する。また、例えば、信号現示データ受信部111cは、交通信号機Scの信号現示が切り換わるタイミングと、交通信号機Sdの信号現示が切り換わるタイミングとを示すデータを受信する。また、例えば、信号現示データ受信部111dは、交通信号機Sdの信号現示が切り換わるタイミングと、交通信号機Sdよりも進行方向Dbにある次の交通信号機Sの信号現示が切り換わるタイミングとを示すデータを受信する。
車速算出部112は、道路R上の通信範囲Aよりも進行方向D側にある交通信号機Sが進行許可を示している間に、道路R上の通信範囲Aを通過する車両Vが交通信号機Sの位置に到達し得る車速を算出する。例えば、車速算出部112aは、交通信号機Sbが進行許可を示している間に、通信範囲Aaを通過する車両Vが交通信号機Sbの位置に到達し得る車速を算出する。また、例えば、車速算出部112bは、交通信号機Sbよりも進行方向Daにある次の交通信号機Sが進行許可を示している間に、通信範囲Abを通過する車両Vがその交通信号機Sの位置に到達し得る車速を算出する。また、例えば、車速算出部112cは、交通信号機Sdが進行許可を示している間に、通信範囲Acを通過する車両Vが交通信号機Sdの位置に到達し得る車速を算出する。また、例えば、車速算出部112dは、交通信号機Sdよりも進行方向Dbにある次の交通信号機Sが進行許可を示している間に、通信範囲Adを通過する車両Vがその交通信号機Sの位置に到達し得る車速を算出する。
より具体的に説明すると、車速算出部112は、交通信号機Sが進行許可を示している間に、道路R上の通信範囲Aを通過する車両Vが交通信号機Sの位置に、許可された最高速度以下の車速にて到達し得ない場合、交通信号機Sが進行禁止を示した後に再度進行許可を示している間に到達し得る車速を算出する。例えば、車速算出部112aは、交通信号機Sbが進行許可を示している間に、通信範囲Aaを通過する車両Vが交通信号機Sbの位置に、許可された最高速度以下の車速にて到達し得ない場合、交通信号機Sbが進行禁止を示した後に再度進行許可を示している間に到達し得る車速を算出する。また、例えば、車速算出部112bは、交通信号機Sbよりも進行方向Daにある次の交通信号機Sが進行許可を示している間に、通信範囲Abを通過する車両Vがその交通信号機Sの位置に、許可された最高速度以下の車速にて到達し得ない場合、その交通信号機Sが進行禁止を示した後に再度進行許可を示している間に到達し得る車速を算出する。また、例えば、車速算出部112cは、交通信号機Sdが進行許可を示している間に、通信範囲Acを通過する車両Vが交通信号機Sdの位置に、許可された最高速度以下の車速にて到達し得ない場合、交通信号機Sdが進行禁止を示した後に再度進行許可を示している間に到達し得る車速を算出する。また、例えば、車速算出部112dは、交通信号機Sdよりも進行方向Dbにある次の交通信号機Sが進行許可を示している間に、通信範囲Adを通過する車両Vがその交通信号機Sの位置に、許可された最高速度以下の車速にて到達し得ない場合、その交通信号機Sが進行禁止を示した後に再度進行許可を示している間に到達し得る車速を算出する。
より具体的に説明すると、車速算出部112は、交通信号機Sが進行許可を示している間に、道路R上の通信範囲Aを通過する車両Vが交通信号機Sの位置に、段階的に変速しながら到達し得る変速後の各車速を算出する。例えば、車速算出部112aは、交通信号機Sbが進行許可を示している間に、通信範囲Aaを通過する車両Vが交通信号機Sbの位置に、段階的に変速しながら到達し得る変速後の各車速を算出する。また、例えば、車速算出部112bは、交通信号機Sbよりも進行方向Daにある次の交通信号機Sが進行許可を示している間に、通信範囲Abを通過する車両Vがその交通信号機Sの位置に、段階的に変速しながら到達し得る変速後の各車速を算出する。また、例えば、車速算出部112cは、交通信号機Sdが進行許可を示している間に、通信範囲Acを通過する車両Vが交通信号機Sdの位置に、段階的に変速しながら到達し得る変速後の各車速を算出する。また、例えば、車速算出部112dは、交通信号機Sdよりもう進行方向Dbにある次の交通信号機Sが進行許可を示している間に、通信範囲Adを通過する車両Vがその交通信号機Sの位置に、段階的に変速しながら到達し得る変速後の各車速を算出する。
車速データ送信部113は、車速算出部112が算出した車速を示すデータを、道路R上の通信範囲Aに向けて送信する。例えば、車速データ送信部113aは、通信範囲Aaに向けてデータを送信する。また、例えば、車速データ送信部113bは、通信範囲Abに向けてデータを送信する。また、例えば、車速データ送信部113cは、通信範囲Acに向けてデータを送信する。また、例えば、車速データ送信部113dは、通信範囲Adに向けてデータを送信する。
より具体的に説明すると、車速データ送信部113は、車速算出部112が算出した車速と共に、その車速に変速すべきタイミングを示すデータを送信する。
信号現示情報格納部114には、交通信号機Sの信号現示が切り換わるタイミングの情報が格納される。例えば、信号現示情報格納部114aには、交通信号機Saの信号現示が切り換わるタイミングの情報と、交通信号機Sbの信号現示が切り換わるタイミングの情報とが格納される。また、例えば、信号現示情報格納部114bには、交通信号機Sbの信号現示が切り換わるタイミングの情報と、交通信号機Sbよりも進行方向Daにある次の交通信号機Sの信号現示が切り換わるタイミングの情報とが格納される。また、例えば、信号現示情報格納部114cには、交通信号機Scの信号現示が切り換わるタイミングの情報と、交通信号機Sdの信号現示が切り換わるタイミングの情報とが格納される。また、例えば、信号現示情報格納部114dには、交通信号機Sdの信号現示が切り換わるタイミングの情報と、交通信号機Sdよりも進行方向Dbにある次の交通信号機Sの信号現示が切り換わるタイミングの情報とが格納される。
図3は、信号現示情報格納部114aに格納される情報の一例をテーブル形式で示す。信号現示情報格納部114aには、交通信号機Saの信号現示が切り換わる時刻、交通信号機Saの信号現示、交通信号機Sbの信号現示が切り換わる時刻、及び交通信号機Sbの信号現示の各情報が対応付けられて格納される。この例は、例えば、交通信号機Saの信号現示が、時刻T11に、進行禁止を示している状態から進行許可を示している状態に切り換わることを示している。
同様に、信号現示情報格納部114bには、交通信号機Sbの信号現示が切り換わる時刻、交通信号機Sbの信号現示、交通信号機Sbよりも進行方向Daにある次の交通信号機Sの信号現示が切り換わる時刻、及び交通信号機Sbよりも進行方向Daにある次の交通信号機Sの信号現示の各情報が対応付けられて格納される。
同様に、信号現示情報格納部114cには、交通信号機Scの信号現示が切り換わる時刻、交通信号機Scの信号現示、交通信号機Sdの信号現示が切り換わる時刻、及び交通信号機Sdの信号現示の各情報が対応付けられて格納される。
同様に、信号現示情報格納部114dには、交通信号機Sdの信号現示が切り換わる時刻、交通信号機Sdの信号現示、交通信号機Sdよりも進行方向Dbにある次の交通信号機Sの信号現示が切り換わるタイミングの各情報が対応付けられて格納される。
図4は、車載器130aのブロック構成の一例を示す。車載器130aは、車速データ受信部131a、走行距離データ入力受付部132a、タイミング判定部133a、及び指示出力部134aを有する。以下の説明においては、各構成要素の機能、及び動作を詳述する。
なおまた、車載器130a以外の車載器130b、c、・・・も、車載器130aが有する構成要素と同じ構成要素を有する。以後の説明では、車載器130が有する構成要素がいずれの車載器130の構成要素であるかを区別する場合には、各構成要素を有する車載器130と同じ添え字(a、b、c、・・・)を各構成要素の末尾に付して区別する。例えば、車速データ受信部131a、車速データ受信部131b、及び車速データ受信部131cは、それぞれ車載器130a、車載器130b、及び車載器130cの構成要素であることを示す。
また、以後の説明において、添え字が付されていない構成要素の機能、及び動作は、同じ符号が付されたいずれの構成要素の機能、及び動作を示す。例えば、車速データ受信部131で説明された機能、及び動作は、車速データ受信部131a、車速データ受信部131b、車速データ受信部131c、・・・の機能、及び動作を示す。
車速データ受信部131は、路側機110から送信されたデータを受信する。
走行距離データ入力受付部132は、走行距離センサーから出力された、走行距離を示すデータの入力を受け付ける。
タイミング判定部133は、車速データ受信部131が受信したデータによって示されるタイミングに至ったか否かを判定する。
指示出力部134は、車速データ受信部131が受信したデータによって示される車速に基づく運転に関する指示を、車両Vの運転者に対して出力する。
より具体的に説明すると、指示出力部134は、車速データ受信部131が受信したデータによって示されるタイミングに、そのデータによって示される車速に変速させる指示を、車両Vの運転者に対して出力する。
より具体的に説明すると、指示出力部134は、車速データ受信部131が受信したデータによって示されるタイミングに至ったとタイミング判定部133が判定した場合に、車速データ受信部131が受信したデータによって示される車速に変速させる指示を、車両Vの運転者に対して出力する。
図5は、交通信号機制御装置、及び路側機110の動作シーケンスの一例を示す。この動作シーケンスにおいては、交通信号機Sの信号パラメータが更新された場合の処理について詳述する。ここで、信号パラメータとは、例えば、信号現示を切り換えるタイミング等である。なおまた、この動作フローの説明においては、図1から図4を共に参照する。
交通信号機制御装置は、点制御、線制御、面制御、定時制御、交通順応制御等の種々の制御手法により、交通信号機Sを制御している。ここで、点制御とは、個々の交差点の交通信号機Sを、他の交差点とは無関係に単独で制御する手法である。また、線制御とは、一つの路線上の交通信号機S群に同一周期で適当なオフセットを与え、系統化して制御する手法である。また、面制御とは、都市中心部等において面上に拡がる交通信号機S群を一体化して制御する手法である。また、定時制御とは、信号パラメータの組合せであるその切換時刻を、事前の調査と経験によって予めオフラインで決定しておいて、プログラムに用いる手法である。また、交通順応制御とは、その時点での交通状況を各種の交通流パラメータの計測によって把握し、オンラインで信号パラメータを決定していく手法である。交通信号機制御装置は、このような制御手法により、交通信号機Sの信号パラメータを更新すると(S101)、新たな信号パラメータによって定められた、交通信号機Sの信号現示が切り換わる更新後のタイミングを示すデータを、対象の路側機110へ送信する(S102)。例えば、交通信号機制御装置は、交通信号機Saの信号パラメータを更新すると、交通信号機Saの信号現示が切り換わる更新後のタイミングを示すデータを、路側機110aと、路側機110aよりも進行方向Daの反対方向にある1つ前の交通信号機Sへ送信する。また、例えば、交通信号機制御装置は、交通信号機Sbの信号パラメータを更新すると、交通信号機Sbの信号現示が切り換わる更新後のタイミングを示すデータを、路側機110aと、路側機110bへ送信する。また、例えば、交通信号機制御装置は、交通信号機Scの信号パラメータを更新すると、交通信号機Scの信号現示が切り換わる更新後のタイミングを示すデータを、路側機110cと、路側機Scよりも進行方向Dbの反対方向にある1つ前の交通信号機Sへ送信する。また、例えば、交通信号機制御装置は、交通信号機Sdの信号パラメータを更新すると、交通信号機Sdの信号現示が切り換わる更新後のタイミングを示すデータを、路側機110cと、路側機110dへ送信する。
そして、路側機110の信号現示データ受信部111は、交通信号機制御装置から送信されたデータを受信すると、そのデータによって示される交通信号機Scの信号現示が切り換わる更新後のタイミングの情報を、信号現示情報格納部114に格納する(S103)。このようにして、信号現示情報格納部114には、図3に示すような情報が格納されることになる。
図6は、交通信号機Sa、及び交通信号機Sbの信号現示が切り換わるタイミングの一例を示す。図中、ドットが最も粗いトーンのバーは、交通信号機Sの信号現示が進行許可を示している状態の時間帯を示している。また、ドットが最も細かいトーンのバーは、交通信号機Sの信号現示が進行禁止を示している状態の時間帯を示している。また、ドットがその中間のトーンのバーは、交通信号機Sの信号現示が停止命令を示している状態の時間帯を示している。この例は、例えば、交通信号機Saの信号現示が、時刻T11に、進行禁止を示している状態から進行許可を示している状態に切り換わることを示している。
図7は、車両Vが路側機110aの通信範囲Aaを通過する様子の一例を示す。図中、黒い四角は、車載器130が設けられている車両Vを示している。また、白い四角は、車載器130が設けられていない車両Vを示している。また、図7は、図7(a)→図7(b)→図7(c)→図7(d)→図7(e)の順に時間が経過した場合の様子を示している。
図8は、車両Vが路側機110aの通信範囲Aaを通過する様子の一例を示す。図中、黒い四角は、車載器130が設けられている車両Vを示している。また、白い四角は、車載器130が設けられていない車両Vを示している。また、図8は、図8(a)→図8(b)→図8(c)→図8(d)→図8(e)の順に時間が経過した場合の様子を示している。
図9は、路側機110の動作フローの一例を示す。図10は、車載器130の動作フローの一例を示す。これらの動作フローにおいては、交通流を制御する処理について詳述する。なおまた、この動作フローの説明においては、図1から図8を共に参照する。
路側機110の車速算出部112は、信号現示情報格納部114に格納されている情報を参照して、ある時刻Tよりも前に、その時刻Tに通信範囲Aを通過する車両Vが、その通信範囲Aよりも進行方向D側にある交通信号機Sが通行許可を示している間に、その交通信号機Sの位置に到達し得る車速を算出する(S201)。そして、路側機110の車速データ送信部113は、車速算出部112が算出した車速を示すデータを、道路R上の通信範囲Aに向けて経時的に送信し続ける(S202)。
例えば、交通信号機Sa、及び交通信号機Sbの信号現示は、図6に示すようなタイミングで切り換わるとする。また、現在時刻は、時刻T21〜T11の間の時刻であるとする。
その場合、路側機110aの車速算出部112aは、現在時刻よりも後に交通信号機Saが初めて通行許可を示す時刻T11〜T12の間に通信範囲Aaを通過する車両Vが、交通信号機Sbが通行許可を示している時刻T22〜T23の間に交通信号機Sbの位置に到達し得る車速を算出する。その際、時刻T11〜T12の間に通信範囲Aaを通過する車両Vが、許可された最高速度以下の車速にて交通信号機Sbの位置に時刻T22〜T23の間に到達し得る場合、車速算出部112aは、例えば、許可された最高速度を算出すべき車速とする。一方、時刻T11〜T12の間に通信範囲Aaを通過する車両Vが、許可された最高速度以下の車速にて交通信号機Sbの位置に時刻T22〜T23の間に到達し得ない場合、車速算出部112aは、交通信号機Sbが進行禁止を示した後に再度通行許可を示している時刻T25〜T26の間に到達し得る車速を算出する。
ここで、時刻T11〜時刻Txの間に通信範囲Aaを通過する車両Vが、許可された最高速度以下の車速にて交通信号機Sbの位置に時刻T22〜T23の間に到達し得て、時刻Tx〜T12の間に通信範囲Aaを通過する車両Vが、許可された最高速度以下の車速にて交通信号機Sbの位置に時刻T22〜T23の間に到達し得ない場合、車速算出部112aは、時刻T11〜時刻Txの間に通信範囲Aaを通過する車両V向けの車速として、許可された最高速度を算出し、時刻Tx〜T12の間に通信範囲Aaを通過する車両V向けの車速として、交通信号機Sbが進行禁止を示した後に再度通行許可を示している時刻T25〜T26の間に到達し得る車速を算出する。その場合、車速データ送信部113aは、現在時刻〜時刻Txまでの間、許可された最高速度を示すデータを、経時的に送信し続けて、時刻Tx〜時刻T12までの間、時刻T25〜T26の間に交通信号機Sbの位置に到達し得る車速を示すデータを、経時的に送信し続けることになる。
なおまた、車速算出部112aは、交通信号機Sbが通行許可を示している間に、通信範囲Aaを通過する車両Vが交通信号機Sbの位置に、段階的に変速しながら到達し得る変速後の各車速を算出することもある。変速すべきタイミングは、予め定められていてもよいし、車速算出部112aが変速後の車速を算出するにあたり決定するようにしてもよい。変速すべきタイミングは、例えば、現在位置からの走行距離とすることができる。そして、このような場合、車速データ送信部113は、車速算出部112が算出した車速と共に、その車速に変速すべきタイミングを示すデータを送信する。
車両Vが路側機110の通信範囲A内に進入すると、車載器130の車速データ受信部131は、路側機110から送信されたデータを受信する(S301)。そして、車速データ受信部131は、受信したデータによって車速を変速すべきタイミングが示されていない場合(S302:No)、そのデータを、指示出力部134へ送る。
そして、車載器130の指示出力部134は、車速データ受信部131から送られたデータを受け取ると、そのデータによって示される車速に変速させる指示を示す電気信号を、スピーカーへ出力する(S305)。
このようにして、車載器130が設けられた車両Vの運転者は、路側機110の通信範囲Aを通過した直後に、変速すべき車速の指示を受けることになる。
一方、車両Vが走行すると、走行距離センサーは、タイヤの回転数から走行距離を計測する。そして、走行距離センサーは、計測した走行距離を示すデータを経時的に出力する。そして、車載器130の走行距離データ入力受付部132は、走行距離センサーから出力されたデータの入力を受け付ける度に(S303)、そのデータを、タイミング判定部133へ送る。
車速データ受信部131は、ステップS301において受信したデータによって車速を変速すべきタイミングが示されている場合(S302:Yes)、そのタイミングを示すデータを、タイミング判定部133へ送ると共に、受信したデータによって示される変速後の車速を示すデータを、指示出力部134へ送る。
そして、車載器130のタイミング判定部133は、車速データ受信部131から送られたデータを受け取ると、そのデータによって示される変速すべきタイミングに至ったか否かを判定する(S304)。例えば、タイミング判定部133は、車速データ受信部131からデータを受け取った時に、走行距離データ入力受付部132から受け取ったデータによって示される第1の走行距離と、その後に、走行距離データ入力受付部132から経時的に受け取ったデータによって示される第2の走行距離とを比較する。そして、第1の走行距離と第2の走行距離との差が、車速データ受信部131から受け取ったデータによって示される変速すべきタイミングである走行距離以上となった場合に、変速すべきタイミングに至ったと判定する。そして、タイミング判定部133は、変速すべきタイミングに至ったと判定した場合(S304:Yes)、その旨を示すデータを、指示出力部134へ送る。
そして、車載器130の指示出力部134は、タイミング判定部133から送られたデータを受け取ると、車速データ受信部131から受け取ったデータによって示される車速に変速させる指示を示す電気信号を、スピーカーへ出力する(S305)。
このようにして、車載器130が設けられた車両Vの運転者は、路側機110によって指定されたタイミングに、変速すべき車速の指示を受けることになる。
このようにして、交通流制御システム100によっては、指示された車速に従って車両Vの運転者が運転すれば、車両群を複数の隊列に分割することができるだけでなく、分割後の隊列が交通信号機Sにてなるべく停止させられないようにすることができる。
例えば、路側機110aは、図7(a)〜図7(b)に示す時間帯の間、第1の車速を示すデータを通信範囲Aaに向けて送信したとする。
その場合、車載器130が設けられた車両Va、車両Vb、車両Vc、車両Vg、及び車両Vhの運転者は、第1の車速にて車両Vを走行させるべく運転することになる。ここで、車載器130が設けられていない車両Vd、車両Ve、及び車両Vfの運転者は、如何なる車速にて運転すべきか指示を受けることができない。しかしながら、車両Vd、車両Ve、及び車両Vfの前方には、指示された車速にて車両Vaや車両Vbが走行している。そのため、車両Vd、車両Ve、及び車両Vfの運転者は、車両Vaや車両Vbの車速以上の車速にて走行することはできない。したがって、車両Vd、車両Ve、及び車両Vfの運転者が車両Vaや車両Vbの車速と同等の車速にて運転すれば、車両Va〜車両Vhは、一群の隊列を成して走行することになる。そして、第1の車速が交通信号機Sbの位置に時刻T22〜T23の間に到達し得る車速であれば、車両Va〜車両Vhから成る一群の隊列は、交通信号機Sbが通行許可を示している間に、交通信号機Sbを通過することができる。
その後、路側機110aは、図7(c)以降、第1の車速よりも遅い第2の車速と、第2車速よりも速い第3の車速と、第2の車速から第3の車速に変速すべきタイミングとを示すデータを、通信範囲Aaに向けて送信したとする。
その場合、車載器130が設けられた車両Vi、車両Vj、車両Vl、車両Vm、車両Vr、及び車両Vsの運転者は、第2の車速にて車両Vを走行させるべく運転し、指定された変速すべきタイミングに第2の車速から第3の車速に変速して車両Vを走行させるべく運転することになる。ここで、車載器130が設けられていない車両Vk、車両Vn、車両Vo、車両Vp、車両Vq、及び車両Vtの運転者は、如何なる車速にて運転すべきか指示を受けることができない。しかしながら、車両Vk、車両Vn、車両Vo、車両Vp、車両Vq、及び車両Vtの前方には、指示された車速にて車両Viや車両Vjが走行している。そのため、車両Vk、車両Vn、車両Vo、車両Vp、車両Vq、及び車両Vtの運転者は、車両Viや車両Vjの車速以上の速度にて走行することはできない。したがって、車両Vk、車両Vn、車両Vo、車両Vp、車両Vq、及び車両Vtの運転者が車両Vいや車両Vjの車速と同等の車速にて運転すれば、車両Vi〜車両Vtは、一群の隊列を成して走行することになる。そして、変速すべきタイミングより前の第2の車速と、変速すべきタイミングより後の第3の車速とが、交通信号機Sbの位置に時刻T25〜T26の間に到達し得る車速であれば、車両Vi〜車両Vtから成る一群の隊列は、交通信号機Sbが一旦進行禁止を示した後に再度通行許可を示している間に、交通信号機Sbを通過することができる。
また、例えば、路側機110aは、図8(a)〜図8(e)に示す時間帯の間、所定の車速を示すデータを、通信範囲Aaに向けて送信したとする。
その場合、車載器130が設けられた車両Vg、車両Vh、車両Vi、車両Vj、車両Vl、車両Vm、車両Vr、及び車両Vsの運転者は、所定の車速にて車両Vを走行させるべく運転することになる。ここで、車載器130が設けられていない車両Vd、車両Ve、車両Vf、車両Vk、車両Vn、車両Vo、車両Vp、車両Vq、及び車両Vtの運転者は、如何なる車速にて運転すべきか指示を受けることができない。しかも、車両Vd、車両Ve、及び車両Vfの前方には、指示された車速にて走行する車両Vが存在しない。そのため、車両Vd、車両Ve、及び車両Vfの運転者は、自由な車速にて車両Vを走行させるべく運転することができる。そのため、車両Vd、車両Ve、及び車両Vfは、所定の車速よりも速い車速にて走行した場合、所定の車速にて走行している車両Vgや車両Vhとの車間が離れていくことになる。一方、車両Vk、車両Vn、車両Vo、車両Vp、車両Vq、及び車両Vtの前方には、指示された車速にて車両Vgや車両Vhが走行している。そのため、車両Vk、車両Vn、車両Vo、車両Vp、車両Vq、及び車両Vtの運転者は、車両Vgや車両Vhの車速以上の車速にて走行することはできない。したがって、車両Vk、車両Vn、車両Vo、車両Vp、車両Vq、及び車両Vtの運転者が車両Vgや車両Vhの車速と同等の車速にて運転すれば、車両Vg〜車両Vtは、一群の隊列を成して走行することになる。そして、所定の車速が交通信号機Sbの位置に時刻T22〜T23の間に到達し得る車速であれば、車両Vg〜車両Vtから成る一群の隊列は、交通信号機Sbが通行許可を示している間に、交通信号機Sbを通過することができる。
以上、説明したように、交通流制御システム100は、路側に設けられて、道路R上の通信範囲Aに向けてデータを無線送信する路側機110を備える。また、交通流制御システム100は、車両Vに設けられて、路側機110から無線送信されたデータの内容に応じた処理を行う車載器130を備える。そして、路側機110は、道路R上の通信範囲Aよりも進行方向D側にある交通信号機Sが通行許可を示している間に、道路R上の通信範囲Aを通過する車両Vが交通信号機Sの位置に到達し得る車速を算出する。そして、路側機110は、算出した車速を示すデータを、道路R上の通信範囲Aに向けて送信する。そして、車載器130は、路側機110から送信されたデータを受信する。そして、車載器130は、受信したデータによって示される車速に基づく運転に関する指示を、車両Vの運転者に対して出力する。
このようにして、交通流制御システム100によっては、交通信号制御に依らずとも、道路交通の円滑な流れを確保することができる。
また、上述したように、路側機110は、道路R上の通信範囲Aよりも進行方向D側にある交通信号機Sが通行許可を示している間に、道路R上の通信範囲Aを通過する車両Vが交通信号機Sの位置に、許可された最高速度以下の車速にて到達し得ない場合、交通信号機Sが進行禁止を示した後に再度通行許可を示している間に到達し得る車速を算出する。
このようにして、交通流制御システム100によっては、交通信号機Sが通行許可を示している間に、その交通信号機Sの位置を通過させることができない複数の車両Vがあっても、これらの車両Vから成る一群の隊列が、その交通信号機Sが進行禁止を示している状態の信号現示によって停止させられないようにすることができる。
また、上述したように、路側機110は、道路R上の通信範囲Aよりも進行方向D側にある交通信号機Sが通行許可を示している間に、道路R上の通信範囲Aを通過する車両がその交通信号機Sの位置に、段階的に変速しながら到達し得る変速後の各車速を算出する。
このようにして、交通流制御システム100によっては、一群の隊列を成して走行させる車両の車速を、段階的に制御することができる。
また、上述したように、路側機110は、算出した車速と共に、その車速に変速すべきタイミングを示すデータを送信する。そして、車載器130は、受信したデータによって示されるタイミングに、そのデータによって示される車速に変速させる指示を、車両Vの運転者に対して出力する。
このようにして、交通流制御システム100によっては、一群の隊列を成して走行させる車両の車速を、所望のタイミングにて段階的に制御することができる。
また、上述したように、車載器130は、受信したデータによって示されるタイミングに至ったか否かを判定する。そして、車載器130は、受信したデータによって示されるタイミングに至ったと判定した場合に、受信したデータによって示される車速に変速させる指示を、車両Vの運転者に対して出力する。
このようにして、交通流制御システム100によっては、変速すべき所望のタイミング毎に指示を出すことなく、その所望のタイミングを指示するだけで、その所望のタイミングに変速すべき車速が指示される。
図9は、本実施形態に係る路側機110、及び車載器130を構成するコンピュータ800のハードウェア構成の一例を示す。本実施形態に係るコンピュータ800は、ホストコントローラ801により相互に接続されるCPU(Central Processing Unit)802、RAM(Random Access Memory)803、グラフィックコントローラ804、及びディスプレイ805を有するCPU周辺部と、入出力コントローラ806により相互に接続される通信インターフェース807、ハードディスクドライブ808、及びCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ809を有する入出力部と、入出力コントローラ806に接続されるROM(Read Only Memory)810、フレキシブルディスクドライブ811、及び入出力チップ812を有するレガシー入出力部とを備える。
ホストコントローラ801は、RAM803と、高い転送レートでRAM803をアクセスするCPU802、及びグラフィックコントローラ804とを接続する。CPU802は、ROM810、及びRAM803に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。グラフィックコントローラ804は、CPU802等がRAM803内に設けたフレームバッファ上に生成する画像データを取得し、ディスプレイ805上に表示させる。これに代えて、グラフィックコントローラ804は、CPU802等が生成する画像データを格納するフレームバッファを、内部に含んでもよい。
入出力コントローラ806は、ホストコントローラ801と、比較的高速な入出力装置である通信インターフェース807、ハードディスクドライブ808、及びCD−ROMドライブ809を接続する。ハードディスクドライブ808は、コンピュータ800内のCPU802が使用するプログラム、及びデータを格納する。CD−ROMドライブ809は、CD−ROM892からプログラム、又はデータを読み取り、RAM803を介してハードディスクドライブ808に提供する。
また、入出力コントローラ806には、ROM810と、フレキシブルディスクドライブ811、及び入出力チップ812の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM810は、コンピュータ800が起動時に実行するブートプログラム、及び/又はコンピュータ800のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスクドライブ811は、フレキシブルディスク893からプログラム、又はデータを読み取り、RAM803を介してハードディスクドライブ808に提供する。入出力チップ812は、フレキシブルディスクドライブ811を入出力コントローラ806へと接続すると共に、例えばパラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して各種の入出力装置を入出力コントローラ806へと接続する。
RAM803を介してハードディスクドライブ808に提供されるプログラムは、フレキシブルディスク893、CD−ROM892、又はIC(Integrated Circuit)カード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。プログラムは、記録媒体から読み出され、RAM803を介してコンピュータ800内のハードディスクドライブ808にインストールされ、CPU802において実行される。
コンピュータ800にインストールされ、コンピュータ800を路側機110として機能させるプログラムは、コンピュータ800を、ステップS201において、道路R上の通信範囲Aよりも進行方向D側にある交通信号機Sが通行許可を示している間に、道路R上の通信範囲Aを通過する車両Vが交通信号機Sの位置に到達し得る車速Vを算出する車速算出部112と、車速算出部112が算出した車速を示すデータを、ステップS202において、道路R上の通信範囲Aに向けて送信する車速データ送信部113として機能させる。
更に、当該プログラムは、コンピュータ800を、ステップS201において、道路R上の通信範囲Aよりも進行方向D側にある交通信号機Sが通行許可を示している間に、道路R上の通信範囲Aを通過する車両Vが交通信号機Sの位置に、許可された最高速度以下の車速にて到達し得ない場合、交通信号機Sが進行禁止を示した後に再度通行許可を示している間に到達し得る車速を算出する車速算出部112として機能させてもよい。
更に、当該プログラムは、コンピュータ800を、ステップS201において、道路R上の通信範囲Aよりも進行方向D側にある交通信号機Sが通行許可を示している間に、道路R上の通信範囲Aを通過する車両Vが交通信号機Sの位置に、段階的に変速しながら到達し得る変速後の各車速を算出する車速算出部112として機能させてもよい。
更に、当該プログラムは、コンピュータ800を、車速算出部112が算出した車速と共に、その車速に変速すべきタイミングを示すデータを、ステップS202において送信する車速データ送信部113として機能させてもよい。
これらのプログラムに記述された情報処理は、コンピュータ800に読み込まれることにより、ソフトウェアと上述した各種のハードウェア資源とが協働した具体的手段である信号現示データ受信部111、車速算出部112、車速データ送信部113、及び信号現示情報格納部114として機能する。そして、これらの具体的手段によって、本実施形態におけるコンピュータ800の使用目的に応じた情報の演算、又は加工を実現することにより、使用目的に応じた特有の路側機110が構築される。
また、コンピュータ800にインストールされ、コンピュータ800を車載器130として機能させるプログラムは、コンピュータ800を、路側機110から送信されたデータを、ステップS301において受信する車速データ受信部131と、車速データ受信部131が受信したデータによって示される車速に基づく運転に関する指示を、ステップS305において、車両Vの運転者に対して出力する指示出力部134として機能させる。
更に、当該プログラムは、コンピュータ800を、車速データ受信部131が受信したデータによって示されるタイミングに、そのデータによって示される車速に変速させる指示を、ステップS305において、車両Vの運転者に対して出力する指示出力部134として機能させてもよい。
更に、当該プログラムは、コンピュータ800を、車速データ受信部131が受信したデータによって示されるタイミングに至ったか否かを、ステップS304において判定するタイミング判定部133と、車速データ受信部131が受信したデータによって示されるタイミングに至ったとタイミング判定部133が判定した場合に、車速データ受信部131が受信したデータによって示される車速に変速させる指示を、ステップS305において、車両Vの運転者に対して出力する指示出力部134として機能させてもよい。
これらのプログラムに記述された情報処理は、コンピュータ800に読み込まれることにより、ソフトウェアと上述した各種のハードウェア資源とが協働した具体的手段である車速データ受信部131、走行距離データ入力受付部132、タイミング判定部133、及び指示出力部134として機能する。そして、これらの具体的手段によって、本実施形態におけるコンピュータ800の使用目的に応じた情報の演算、又は加工を実現することにより、使用目的に応じた特有の車載器130が構築される。
一例として、コンピュータ800と外部の装置等との間で通信を行う場合には、CPU802は、RAM803上にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理内容に基づいて、通信インターフェース807に対して通信処理を指示する。通信インターフェース807は、CPU802の制御を受けて、RAM803、ハードディスクドライブ808、フレキシブルディスク893、又はCD−ROM892等の記憶装置上に設けた送信バッファ領域等に記憶された送信データを読み出してネットワークへと送信し、もしくは、ネットワークから受信した受信データを記憶装置上に設けた受信バッファ領域等へと書き込む。このように、通信インターフェース807は、ダイレクトメモリアクセス方式により記憶装置との間で送受信データを転送してもよく、これに代えて、CPU802が転送元の記憶装置、又は通信インターフェース807からデータを読み出し、転送先の通信インターフェース807、又は記憶装置へとデータを書き込むことにより送受信データを転送してもよい。
また、CPU802は、ハードディスクドライブ808、CD−ROM892、フレキシブルディスク893等の外部記憶装置に格納されたファイル、又はデータベース等の中から、全部、又は必要な部分をダイレクトメモリアクセス転送等によりRAM803へと読み込ませ、RAM803上のデータに対して各種の処理を行う。そして、CPU802は、処理を終えたデータを、ダイレクトメモリアクセス転送等により外部記憶装置へと書き戻す。
このような処理において、RAM803は、外部記憶装置の内容を一時的に保持するものとみなせるから、本実施形態においてはRAM803、及び外部記憶装置等をメモリ、記憶部、又は記憶装置等と総称する。本実施形態における各種のプログラム、データ、テーブル、データベース等の各種の情報は、このような記憶装置上に格納されて、情報処理の対象となる。なおまた、CPU802は、RAM803の一部をキャッシュメモリに保持し、キャッシュメモリ上で読み書きを行うこともできる。このような形態においても、キャッシュメモリはRAM803の機能の一部を担うから、本実施形態においては、区別して示す場合を除き、キャッシュメモリもRAM803、メモリ、及び/又は記憶装置に含まれるものとする。
また、CPU802は、RAM803から読み出したデータに対して、プログラムの命令列により指定された、本実施形態中に記載した各種の演算、情報の加工、条件判断、情報の検索、置換等を含む各種の処理を行い、RAM803へと書き戻す。例えば、CPU802は、条件判断を行う場合においては、本実施形態において示した各種の変数が、他の変数、又は定数と比較して、大きい、小さい、以上、以下、又は等しい等の条件を満たすかどうかを判断し、条件が成立した場合、又は不成立であった場合に、異なる命令列へと分岐し、又はサブルーチンを呼び出す。
また、CPU802は、記憶装置内のファイル、又はデータベース等に格納された情報を検索することができる。例えば、第1属性の属性値に対し第2属性の属性値がそれぞれ対応付けられた複数のエントリが記憶装置に格納されている場合において、CPU802は、記憶装置に格納されている複数のエントリの中から第1属性の属性値が指定された条件と一致するエントリを検索し、そのエントリに格納されている第2属性の属性値を読み出すことにより、所定の条件を満たす第1属性に対応付けられた第2属性の属性値を得ることができる。
以上に示したプログラム、又はモジュールは、外部の記憶媒体に格納されてもよい。記憶媒体としては、フレキシブルディスク893、CD−ROM892の他に、DVD(Digital Versatile Disk)、又はCD(Compact Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto−Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワーク、又はインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク、又はRAM等の記憶媒体を記録媒体として使用して、ネットワークを介してプログラムをコンピュータ800に提供してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更、又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更、又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示したシステム、方法、装置、プログラム、及び記録媒体における動作、手順、ステップ、及び段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現し得ることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
100 交通流制御システム
110 路側機
111 信号現示データ受信部
112 車速算出部
113 車速データ送信部
114 信号現示情報格納部
130 車載器
131 車速データ受信部
132 走行距離データ入力受付部
133 タイミング判定部
134 指示出力部
800 コンピュータ
801 ホストコントローラ
802 CPU
803 RAM
804 グラフィックコントローラ
805 ディスプレイ
806 入出力コントローラ
807 通信インターフェース
808 ハードディスクドライブ
809 CD−ROMドライブ
810 ROM
811 フレキシブルディスクドライブ
812 入出力チップ
892 CD−ROM
893 フレキシブルディスク
A 通信範囲
D 進行方向
S 交通信号機
V 車両

Claims (12)

  1. 交通流を制御する交通流制御システムであって、
    路側に設けられて、道路上の所定位置に向けてデータを無線送信する無線送信装置と、
    車両に設けられて、前記無線送信装置から無線送信されたデータの内容に応じた処理を行う車載装置と
    を備え、
    前記無線送信装置は、
    前記道路上の所定位置よりも進行方向側にある交通信号機が進行許可を示している間に、前記道路上の所定位置を通過する車両が前記交通信号機の位置に到達し得る車速を算出する車速算出部と、
    前記車速算出部が算出した車速を示すデータを、前記道路上の所定位置に向けて送信する車速データ送信部と
    を有し、
    前記車載装置は、
    前記無線送信装置から送信されたデータを受信する車速データ受信部と、
    前記車速データ受信部が受信したデータによって示される車速に基づく運転に関する指示を、前記車両の運転者に対して出力する指示出力部と
    を有する交通流制御システム。
  2. 前記無線送信装置の前記車速算出部は、前記交通信号機が進行許可を示している間に、前記道路上の所定位置を通過する車両が前記交通信号機の位置に、許可された最高速度以下の車速にて到達し得ない場合、前記交通信号機が進行禁止を示した後に再度進行許可を示している間に到達し得る車速を算出する
    請求項1に記載の交通流制御システム。
  3. 前記無線送信装置の前記車速算出部は、前記交通信号機が進行許可を示している間に、前記道路上の所定位置を通過する車両が前記交通信号機の位置に、段階的に変速しながら到達し得る変速後の各車速を算出する
    請求項1又は2に記載の交通流制御システム。
  4. 前記無線送信装置の前記車速データ送信部は、前記車速算出部が算出した車速と共に、当該車速に変速すべきタイミングを示すデータを送信し、
    前記車載装置の前記指示出力部は、前記車速データ受信部が受信したデータによって示されるタイミングに、当該データによって示される車速に変速させる指示を、前記車両の運転者に対して出力する
    請求項1から3のいずれか一項に記載の交通流制御システム。
  5. 前記車載装置は、
    前記車速データ受信部が受信したデータによって示されるタイミングに至ったか否かを判定するタイミング判定部
    を更に有し、
    前記車載装置の前記指示出力部は、前記車速データ受信部が受信したデータによって示されるタイミングに至ったと前記タイミング判定部が判定した場合に、前記車速データ受信部が受信したデータによって示される車速に変速させる指示を、前記車両の運転者に対して出力する
    請求項4に記載の交通流制御システム。
  6. 交通流を制御する交通流制御方法であって、
    路側に設けられて、道路上の所定位置に向けてデータを無線送信する無線送信装置が、前記道路上の所定位置よりも進行方向側にある交通信号機が進行許可を示している間に、前記道路上の所定位置を通過する車両が前記交通信号機の位置に到達し得る車速を算出する車速算出段階と、
    前記無線送信装置が、前記車速算出段階において算出した車速を示すデータを、前記道路上の所定位置に向けて送信する車速データ送信段階と、
    車両に設けられて、前記無線送信装置から無線送信されたデータの内容に応じた処理を行う車載装置が、前記無線送信装置から送信されたデータを受信する車速データ受信段階と、
    前記車載装置が、前記車速データ受信段階において受信したデータによって示される車速に基づく運転に関する指示を、前記車両の運転者に対して出力する指示出力段階と
    を備える交通流制御方法。
  7. 交通流を制御する交通流制御システムにおいて、路側に設けられて、道路上の所定位置に向けてデータを無線送信する無線送信装置であって、
    前記道路上の所定位置よりも進行方向側にある交通信号機が進行許可を示している間に、前記道路上の所定位置を通過する車両が前記交通信号機の位置に到達し得る車速を算出する車速算出部と、
    前記車速算出部が算出した車速を示すデータを、前記道路上の所定位置に向けて送信する車速データ送信部と
    を備える無線送信装置。
  8. 交通流を制御する交通流制御システムにおいて、車両に設けられて、路側に設けられた無線送信装置から道路上の所定位置に向けて無線送信されたデータの内容に応じた処理を行う車載装置であって、
    前記無線送信装置から送信された、前記道路上の所定位置よりも進行方向側にある交通信号機が進行許可を示している間に、前記道路上の所定位置を通過する車両が前記交通信号機の位置に到達し得る車速を示すデータを受信する車速データ受信部と、
    前記車速データ受信部が受信したデータによって示される車速に基づく運転に関する指示を、前記車両の運転者に対して出力する指示出力部と
    を備える車載装置。
  9. 交通流を制御する交通流制御システムにおいて、路側に設けられて、道路上の所定位置に向けてデータを無線送信する無線送信装置として、コンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記道路上の所定位置よりも進行方向側にある交通信号機が進行許可を示している間に、前記道路上の所定位置を通過する車両が前記交通信号機の位置に到達し得る車速を算出する車速算出部、
    前記車速算出部が算出した車速を示すデータを、前記道路上の所定位置に向けて送信する車速データ送信部
    として機能させるプログラム。
  10. 交通流を制御する交通流制御システムにおいて、車両に設けられて、路側に設けられた無線送信装置から道路上の所定位置に向けて無線送信されたデータの内容に応じた処理を行う車載装置として、コンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記無線送信装置から送信された、前記道路上の所定位置よりも進行方向側にある交通信号機が進行許可を示している間に、前記道路上の所定位置を通過する車両が前記交通信号機の位置に到達し得る車速を示すデータを受信する車速データ受信部、
    前記車速データ受信部が受信したデータによって示される車速に基づく運転に関する指示を、前記車両の運転者に対して出力する指示出力部
    として機能させるプログラム。
  11. 交通流を制御する交通流制御システムにおいて、路側に設けられて、道路上の所定位置に向けてデータを無線送信する無線送信装置として、コンピュータを機能させるプログラムを記録した記録媒体であって、
    前記コンピュータを、
    前記道路上の所定位置よりも進行方向側にある交通信号機が進行許可を示している間に、前記道路上の所定位置を通過する車両が前記交通信号機の位置に到達し得る車速を算出する車速算出部、
    前記車速算出部が算出した車速を示すデータを、前記道路上の所定位置に向けて送信する車速データ送信部
    として機能させるプログラムを記録した記録媒体。
  12. 交通流を制御する交通流制御システムにおいて、車両に設けられて、路側に設けられた無線送信装置から道路上の所定位置に向けて無線送信されたデータの内容に応じた処理を行う車載装置として、コンピュータを機能させるプログラムを記録した記録媒体であって、
    前記コンピュータを、
    前記無線送信装置から送信された、前記道路上の所定位置よりも進行方向側にある交通信号機が進行許可を示している間に、前記道路上の所定位置を通過する車両が前記交通信号機の位置に到達し得る車速を示すデータを受信する車速データ受信部、
    前記車速データ受信部が受信したデータによって示される車速に基づく運転に関する指示を、前記車両の運転者に対して出力する指示出力部
    として機能させるプログラムを記録した記録媒体。
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