JP6122574B2 - 迂回情報提供システム、迂回情報処理方法、迂回情報処理装置、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

迂回情報提供システム、迂回情報処理方法、迂回情報処理装置、プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、迂回情報提供システム、迂回情報処理方法、迂回情報処理装置、プログラム、及び記録媒体に関する。特に本発明は、有料道路において、交通規制や渋滞が発生している一定区間の迂回に関する情報を提供する迂回情報提供システム、有料道路において、交通規制や渋滞が発生している一定区間の迂回に関する情報を提供するために、一定区間の迂回に関する情報を処理する迂回情報処理方法、迂回情報処理装置、当該迂回情報処理装置としてコンピュータを機能させるプログラム、並びに当該プログラムを記録した記録媒体に関する。
高速道路のような有料道路においては、一定の区間について交通規制が行われることがある。その場合、交通規制が行われている一定区間よりも手前の料金所から車両を退出させるべく、その料金所よりも更に手前に設けられた道路情報板には、次の料金所からの退出を指示するメッセージが表示される。しかしながら、上記のような道路情報板は、構造的な制約から、「この先通行止め、次で降りろ」のような断片的な情報しか表示することができない。
そのため、車両の搭乗者は、このような表示を視ても、その指示に従って次の料金所から退出した方がよいのか、そのまま通行止めが解消されるのを待った方がよいのか判断に困ることがある。
また、次の料金所から退出するにしても、交通規制が行われている一定区間を迂回して、再度、有料道路へ進入する場合、迂回経路を知らない車両の搭乗者は、カーナビゲーションシステム等を利用して、迂回経路を探索することになる。しかしながら、車両の搭乗者は、その土地に不慣れな場合、交通規制が行われている一定区間よりも先にある、有料道路に再進入するための料金所の場所が分からないこともあり、迂回経路を探索するにも手間がかかることがある。このような背景に関連する技術としては、様々なものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1には、目的地までの経路を設定する経路設定装置が記載されている。より具体的に説明すると、この経路設定装置は、経路案内を開始した後、情報センタから送信される交通情報を、通信装置を介して受信する。そして、経路設定装置は、現在経路上における道路状況に変化がある場合は、迂回経路の計算、現在経路と迂回経路それぞれの経路距離、及び走行時間を計算する。そして、経路設定装置は、現在経路と迂回経路それぞれの経路距離、走行時間、及び渋滞距離を表示し、利用者に現在経路と迂回経路のいずれかを選択させる。そして、経路選択され、経路変更である場合には、経路設定装置は、迂回経路を設定した後、その設定された迂回経路を含む新しい経路について経路案内を実施する。
特開2001−349735号公報
特許文献1に記載の経路設定装置によっては、最終的に迂回経路を採用するかしないかの判断は利用者に委ねることとし、その判断を適切に行えるような情報を提示することができる。
ところで、特許文献1に記載の経路設定装置は、ダイクストラ法によりコスト計算して、現在地から目的地までの最も短距離の経路を誘導経路として求めている。しかしながら、このような方法は、コスト計算に参照される情報が不確かな場合、必ずしも現実に即した迂回に関する情報を提供することができない。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態によると、有料道路において、交通規制や渋滞が発生している一定区間の迂回に関する情報を提供する迂回情報提供システムであって、有料道路の料金所に設けられて、車両の車載器との間で有料道路を利用するために必要な情報の無線通信を行う路側無線装置と、料金所よりも進行方向の手前側に設けられて、車両の搭乗者に対して有料道路を利用するために有用な情報を提供する情報提供装置と、一定区間の迂回に関する情報を処理する迂回情報処理装置とを備え、迂回情報処理装置は、第1の料金所にて有料道路から一般道路へ退出した車両の車載器が当該第1の料金所の路側無線装置との間で無線通信を行ったときの退出時刻と、当該退出時刻よりも後に、第2の料金所にて一般道路から有料道路へ進入した当該車両の車載器が当該第2の料金所の路側無線装置との間で無線通信を行ったときの進入時刻とを示すデータを受信する時刻データ受信部と、時刻データ受信部が受信したデータに基づいて、第1の料金所のうち一定区間よりも進行方向の手前側の料金所にて有料道路から一般道路へ退出してから、第2の料金所のうち一定区間よりも進行方向側の料金所にて一般道路から有料道路へ進入するまでにかかる迂回時間を算出する迂回時間算出部と、迂回時間算出部が算出した迂回時間を目途に迂回し得る、一定区間よりも進行方向の手前側の料金所から、一定区間よりも進行方向側の料金所までの、一般道路による迂回経路を算出する迂回経路算出部と、迂回時間算出部が算出した迂回時間の情報と、迂回経路算出部が算出した迂回経路の情報とを含む、一定区間の迂回に関するデータを、情報提供装置へ送信する迂回データ送信部とを有する。
本発明の第2の形態によると、有料道路において、交通規制や渋滞が発生している一定区間の迂回に関する情報を提供する迂回情報提供システムであって、有料道路の料金所に設けられて、車両の車載器との間で有料道路を利用するために必要な情報の無線通信を行う路側無線装置と、料金所よりも進行方向の手前側に設けられて、車両の搭乗者に対して有料道路を利用するために有用な情報を提供する情報提供装置と、一定区間の迂回に関する情報を処理する迂回情報処理装置とを備え、迂回情報処理装置は、第1の料金所にて有料道路から一般道路へ退出した車両の車載器が当該第1の料金所の路側無線装置との間で無線通信を行ったときの退出時刻と、当該退出時刻よりも後に、第2の料金所にて一般道路から有料道路へ進入した当該車両の車載器が当該第2の料金所の路側無線装置との間で無線通信を行ったときの進入時刻とを示すデータを受信する時刻データ受信部と、時刻データ受信部が受信したデータのうち当該データによって示される退出時刻から進入時刻までの時間が所定時間内となるデータに基づいて、第1の料金所のうち一定区間よりも進行方向の手前側の料金所にて有料道路から一般道路へ退出してから、第2の料金所のうち一定区間よりも進行方向側の料金所にて一般道路から有料道路へ進入するまでにかかる迂回時間を算出する迂回時間算出部と、迂回時間算出部が算出した迂回時間の情報を含む、一定区間の迂回に関するデータを、情報提供装置へ送信する迂回データ送信部とを有する。
迂回情報処理装置は、迂回データ送信部は、一定区間の交通規制や渋滞が解消される見込みの情報を更に含むデータを送信してもよい。
本発明の第の形態によると、車両の車載器との間で有料道路を利用するために必要な情報の無線通信を行う路側無線装置が料金所に設けられて、車両の搭乗者に対して有料道路を利用するために有用な情報を提供する情報提供装置が料金所よりも進行方向の手前側に設けられた有料道路において、交通規制や渋滞が発生している一定区間の迂回に関する情報を提供するために、一定区間の迂回に関する情報を処理する迂回情報処理方法であって、第1の料金所にて有料道路から一般道路へ退出した車両の車載器が当該第1の料金所の路側無線装置との間で無線通信を行ったときの退出時刻と、当該退出時刻よりも後に、第2の料金所にて一般道路から有料道路へ進入した当該車両の車載器が当該第2の料金所の路側無線装置との間で無線通信を行ったときの進入時刻とを示すデータを受信する時刻データ受信段階と、時刻データ受信段階において受信されたデータに基づいて、第1の料金所のうち一定区間よりも進行方向の手前側の料金所にて有料道路から一般道路へ退出してから、第2の料金所のうち一定区間よりも進行方向側の料金所にて一般道路から有料道路へ進入するまでにかかる迂回時間を算出する迂回時間算出段階と、迂回時間算出段階において算出された迂回時間を目途に迂回し得る、一定区間よりも進行方向の手前側の料金所から、一定区間よりも進行方向側の料金所までの、一般道路による迂回経路を算出する迂回経路算出段階と、迂回時間算出段階において算出された迂回時間の情報と、迂回経路算出段階において算出された迂回経路の情報とを含む、一定区間の迂回に関するデータを、情報提供装置へ送信する迂回データ送信段階とを含む本発明の第4の形態によると、車両の車載器との間で有料道路を利用するために必要な情報の無線通信を行う路側無線装置が料金所に設けられて、車両の搭乗者に対して有料道路を利用するために有用な情報を提供する情報提供装置が料金所よりも進行方向の手前側に設けられた有料道路において、交通規制や渋滞が発生している一定区間の迂回に関する情報を提供するために、一定区間の迂回に関する情報を処理する迂回情報処理方法であって、第1の料金所にて有料道路から一般道路へ退出した車両の車載器が当該第1の料金所の路側無線装置との間で無線通信を行ったときの退出時刻と、当該退出時刻よりも後に、第2の料金所にて一般道路から有料道路へ進入した当該車両の車載器が当該第2の料金所の路側無線装置との間で無線通信を行ったときの進入時刻とを示すデータを受信する時刻データ受信段階と、時刻データ受信段階において受信されたデータのうち当該データによって示される退出時刻から進入時刻までの時間が所定時間内となるデータに基づいて、第1の料金所のうち一定区間よりも進行方向の手前側の料金所にて有料道路から一般道路へ退出してから、第2の料金所のうち一定区間よりも進行方向側の料金所にて一般道路から有料道路へ進入するまでにかかる迂回時間を算出する迂回時間算出段階と、迂回時間算出段階において算出された迂回時間の情報を含む、一定区間の迂回に関するデータを、情報提供装置へ送信する迂回データ送信段階とを含む。
本発明の第の形態によると、車両の車載器との間で有料道路を利用するために必要な情報の無線通信を行う路側無線装置が料金所に設けられて、車両の搭乗者に対して有料道路を利用するために有用な情報を提供する情報提供装置が料金所よりも進行方向の手前側に設けられた有料道路において、交通規制や渋滞が発生している一定区間の迂回に関する情報を提供するために、一定区間の迂回に関する情報を処理する迂回情報処理装置であって、第1の料金所にて有料道路から一般道路へ退出した車両の車載器が当該第1の料金所の路側無線装置との間で無線通信を行ったときの退出時刻と、当該退出時刻よりも後に、第2の料金所にて一般道路から有料道路へ進入した当該車両の車載器が当該第2の料金所の路側無線装置との間で無線通信を行ったときの進入時刻とを示すデータを受信する時刻データ受信部と、時刻データ受信部が受信したデータに基づいて、第1の料金所のうち一定区間よりも進行方向の手前側の料金所にて有料道路から一般道路へ退出してから、第2の料金所のうち一定区間よりも進行方向側の料金所にて一般道路から有料道路へ進入するまでにかかる迂回時間を算出する迂回時間算出部と、迂回時間算出部が算出した迂回時間を目途に迂回し得る、一定区間よりも進行方向の手前側の料金所から、一定区間よりも進行方向側の料金所までの、一般道路による迂回経路を算出する迂回経路算出部と、迂回時間算出部が算出した迂回時間の情報と、迂回経路算出部が算出した迂回経路の情報とを含む、一定区間の迂回に関するデータを、情報提供装置へ送信する迂回データ送信部とを備える。本発明の第6の形態によると、車両の車載器との間で有料道路を利用するために必要な情報の無線通信を行う路側無線装置が料金所に設けられて、車両の搭乗者に対して有料道路を利用するために有用な情報を提供する情報提供装置が料金所よりも進行方向の手前側に設けられた有料道路において、交通規制や渋滞が発生している一定区間の迂回に関する情報を提供するために、一定区間の迂回に関する情報を処理する迂回情報処理装置であって、第1の料金所にて有料道路から一般道路へ退出した車両の車載器が当該第1の料金所の路側無線装置との間で無線通信を行ったときの退出時刻と、当該退出時刻よりも後に、第2の料金所にて一般道路から有料道路へ進入した当該車両の車載器が当該第2の料金所の路側無線装置との間で無線通信を行ったときの進入時刻とを示すデータを受信する時刻データ受信部と、時刻データ受信部が受信したデータのうち当該データによって示される退出時刻から進入時刻までの時間が所定時間内となるデータに基づいて、第1の料金所のうち一定区間よりも進行方向の手前側の料金所にて有料道路から一般道路へ退出してから、第2の料金所のうち一定区間よりも進行方向側の料金所にて一般道路から有料道路へ進入するまでにかかる迂回時間を算出する迂回時間算出部と、迂回時間算出部が算出した迂回時間の情報を含む、一定区間の迂回に関するデータを、情報提供装置へ送信する迂回データ送信部とを備える。
本発明の第の形態によると、車両の車載器との間で有料道路を利用するために必要な情報の無線通信を行う路側無線装置が料金所に設けられて、車両の搭乗者に対して有料道路を利用するために有用な情報を提供する情報提供装置が料金所よりも進行方向の手前側に設けられた有料道路において、交通規制や渋滞が発生している一定区間の迂回に関する情報を提供するために、一定区間の迂回に関する情報を処理する迂回情報処理装置として、コンピュータを機能させるプログラムであって、コンピュータを、第1の料金所にて有料道路から一般道路へ退出した車両の車載器が当該第1の料金所の路側無線装置との間で無線通信を行ったときの退出時刻と、当該退出時刻よりも後に、第2の料金所にて一般道路から有料道路へ進入した当該車両の車載器が当該第2の料金所の路側無線装置との間で無線通信を行ったときの進入時刻とを示すデータを受信する時刻データ受信部、時刻データ受信部が受信したデータに基づいて、第1の料金所のうち一定区間よりも進行方向の手前側の料金所にて有料道路から一般道路へ退出してから、第2の料金所のうち一定区間よりも進行方向側の料金所にて一般道路から有料道路へ進入するまでにかかる迂回時間を算出する迂回時間算出部、迂回時間算出部が算出した迂回時間を目途に迂回し得る、一定区間よりも進行方向の手前側の料金所から、一定区間よりも進行方向側の料金所までの、一般道路による迂回経路を算出する迂回経路算出部、迂回時間算出部が算出した迂回時間の情報と、迂回経路算出部が算出した迂回経路の情報とを含む、一定区間の迂回に関するデータを、情報提供装置へ送信する迂回データ送信部として機能させる。本発明の第8の形態によると、車両の車載器との間で有料道路を利用するために必要な情報の無線通信を行う路側無線装置が料金所に設けられて、車両の搭乗者に対して有料道路を利用するために有用な情報を提供する情報提供装置が料金所よりも進行方向の手前側に設けられた有料道路において、交通規制や渋滞が発生している一定区間の迂回に関する情報を提供するために、一定区間の迂回に関する情報を処理する迂回情報処理装置として、コンピュータを機能させるプログラムであって、コンピュータを、第1の料金所にて有料道路から一般道路へ退出した車両の車載器が当該第1の料金所の路側無線装置との間で無線通信を行ったときの退出時刻と、当該退出時刻よりも後に、第2の料金所にて一般道路から有料道路へ進入した当該車両の車載器が当該第2の料金所の路側無線装置との間で無線通信を行ったときの進入時刻とを示すデータを受信する時刻データ受信部、時刻データ受信部が受信したデータのうち当該データによって示される退出時刻から進入時刻までの時間が所定時間内となるデータに基づいて、第1の料金所のうち一定区間よりも進行方向の手前側の料金所にて有料道路から一般道路へ退出してから、第2の料金所のうち一定区間よりも進行方向側の料金所にて一般道路から有料道路へ進入するまでにかかる迂回時間を算出する迂回時間算出部、迂回時間算出部が算出した迂回時間の情報を含む、一定区間の迂回に関するデータを、情報提供装置へ送信する迂回データ送信部として機能させる。
本発明の第の形態によると、車両の車載器との間で有料道路を利用するために必要な情報の無線通信を行う路側無線装置が料金所に設けられて、車両の搭乗者に対して有料道路を利用するために有用な情報を提供する情報提供装置が料金所よりも進行方向の手前側に設けられた有料道路において、交通規制や渋滞が発生している一定区間の迂回に関する情報を提供するために、一定区間の迂回に関する情報を処理する迂回情報処理装置として、コンピュータを機能させるプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータを、第1の料金所にて有料道路から一般道路へ退出した車両の車載器が当該第1の料金所の路側無線装置との間で無線通信を行ったときの退出時刻と、当該退出時刻よりも後に、第2の料金所にて一般道路から有料道路へ進入した当該車両の車載器が当該第2の料金所の路側無線装置との間で無線通信を行ったときの進入時刻とを示すデータを受信する時刻データ受信部、時刻データ受信部が受信したデータに基づいて、第1の料金所のうち一定区間よりも進行方向の手前側の料金所にて有料道路から一般道路へ退出してから、第2の料金所のうち一定区間よりも進行方向側の料金所にて一般道路から有料道路へ進入するまでにかかる迂回時間を算出する迂回時間算出部、迂回時間算出部が算出した迂回時間を目途に迂回し得る、一定区間よりも進行方向の手前側の料金所から、一定区間よりも進行方向側の料金所までの、一般道路による迂回経路を算出する迂回経路算出部、迂回時間算出部が算出した迂回時間の情報と、迂回経路算出部が算出した迂回経路の情報とを含む、一定区間の迂回に関するデータを、情報提供装置へ送信する迂回データ送信部として機能させるプログラムを記録した。本発明の第10の形態によると、車両の車載器との間で有料道路を利用するために必要な情報の無線通信を行う路側無線装置が料金所に設けられて、車両の搭乗者に対して有料道路を利用するために有用な情報を提供する情報提供装置が料金所よりも進行方向の手前側に設けられた有料道路において、交通規制や渋滞が発生している一定区間の迂回に関する情報を提供するために、一定区間の迂回に関する情報を処理する迂回情報処理装置として、コンピュータを機能させるプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータを、第1の料金所にて有料道路から一般道路へ退出した車両の車載器が当該第1の料金所の路側無線装置との間で無線通信を行ったときの退出時刻と、当該退出時刻よりも後に、第2の料金所にて一般道路から有料道路へ進入した当該車両の車載器が当該第2の料金所の路側無線装置との間で無線通信を行ったときの進入時刻とを示すデータを受信する時刻データ受信部、時刻データ受信部が受信したデータのうち当該データによって示される退出時刻から進入時刻までの時間が所定時間内となるデータに基づいて、第1の料金所のうち一定区間よりも進行方向の手前側の料金所にて有料道路から一般道路へ退出してから、第2の料金所のうち一定区間よりも進行方向側の料金所にて一般道路から有料道路へ進入するまでにかかる迂回時間を算出する迂回時間算出部、迂回時間算出部が算出した迂回時間の情報を含む、一定区間の迂回に関するデータを、情報提供装置へ送信する迂回データ送信部として機能させるプログラムを記録した。
なおまた、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
以上の説明から明らかなように、この発明によっては、既知の方法と比較して、より現実に即した迂回時間を含む、迂回に関する情報を提供することができる。
一実施形態に係る迂回情報提供システム100の利用環境の一例を示す図である。 有料道路Rに設けられている施設や機器の配置の一例を示す図である。 迂回情報処理装置110のブロック構成の一例を示す図である。 時刻情報格納部116に格納される情報の一例をテーブル形式で示す図である。 迂回情報処理装置110の動作フローの一例を示す図である。 迂回情報処理装置110の動作フローの一例を示す図である。 本実施形態に係る迂回情報処理装置110を構成するコンピュータ800のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態に係る迂回情報提供システム100の利用環境の一例を示す。図2は、有料道路Rに設けられている施設や機器の配置の一例を示す。迂回情報提供システム100は、有料道路Rにおける通行止め区間の迂回に関する情報を提供するシステムである。ここで、有料道路Rにおける通止め区間は、この発明における「有料道路において、交通規制や渋滞が発生している一定区間」の一例であってよい。
迂回情報提供システム100は、迂回情報処理装置110、複数の路側無線装置130a〜d(以下、路側無線装置130と総称する。)、複数の路側無線装置150a〜d(以下、路側無線装置150と総称する。)、及び複数の道路情報板170a〜d(以下、道路情報板170と総称する。)を備える。なおまた、路側無線装置130は、この発明における「路側無線装置」の一例であってよい。また、路側無線装置150、及び道路情報板170は、この発明における「情報提供装置」の一例であってよい。
路側無線装置130は、車両の車載器と無線通信を行う装置である。ここで、車載器とは、車両のダッシュボードの上等に設けられる無線装置である。より具体的に説明すると、路側無線装置130は、有料道路Rの複数の料金所Ta〜d(以下、料金所Tと総称する。)にそれぞれ設けられている。そして、路側無線装置130は、迂回情報処理装置110と通信回線Nを介して通信接続される。また、路側無線装置130は、車載器と無線通信し得る所定の通信範囲を有する。そして、路側無線装置130は、通信範囲内に車両が進入すると、その車両の車載器との間で有料道路Rを利用するために必要な情報の無線通信を行う。その際、車載器は、その料金所Tの路側無線装置130との間で無線通信を行ったときの時刻の情報を、通信履歴として記憶する。例えば、料金所Tにて一般道路から有料道路Rへ進入する場合、車載器は、その料金所Tの識別情報と、その料金所Tの路側無線装置130との間で無線通信を行ったときの進入時刻の情報とを、通信履歴として記憶する。また、例えば、料金所Tにて有料道路Rから一般道路へ退出する場合、車載器は、その料金所Tの識別情報と、その料金所Tの路側無線装置130との間で無線通信を行ったときの退出時刻の情報とを、通信履歴として記憶する。一方、路側無線装置130は、料金所Tにて一般道路から有料道路Rに進入してくる車両の車載器と無線通信を行う際、その車載器に記憶されている通信履歴のうち、最新の退出時刻の情報を、その車載器から受信する。そして、路側無線装置130は、車載器から受信した最新の退出時刻の情報と、その車載器との間で自装置が無線通信を行ったときの進入時刻とを示すデータを、迂回情報処理装置110へ送信する。
迂回情報処理装置110は、通行止め区間の迂回に関する情報を処理する装置である。より具体的に説明すると、迂回情報処理装置110は、路側無線装置130、路側無線装置150、及び道路情報板170と通信回線Nを介して通信接続される。そして、迂回情報処理装置110は、路側無線装置130から送信されたデータを受信すると、そのデータに基づいて、通行止め区間よりも進行方向Dの手前側の料金所Tにて有料道路Rから一般道路へ退出してから、通行止め区間よりも進行方向D側の料金所Tにて一般道路から有料道路Rへ進入するまでにかかる迂回時間を算出する。そして、迂回情報処理装置110は、算出した迂回時間の情報を含む、通行止め区間の迂回に関するデータを、路側無線装置150、及び道路情報板170へ送信する。
路側無線装置150は、車両の車載器と無線通信を行う装置である。より具体的に説明すると、路側無線装置150は、料金所Tよりも進行方向Dの手前側に設けられている。そして、路側無線装置150は、迂回情報処理装置110と通信回線Nを介して通信接続される。また、路側無線装置130は、車載器と無線通信し得る所定の通信範囲を有する。そして、路側無線装置150は、迂回情報処理装置110から送信されたデータを受信すると、そのデータを記憶する。そして、路側無線装置150は、通信範囲内に車両が進入すると、その車両の車載器へ、記憶しているデータを送信する。
道路情報板170は、有料道路Rの情報提供を行う装置である。より具体的に説明すると、道路情報板170は、料金所Tよりも進行方向Dの手前側に設けられている。そして、道路情報板170は、迂回情報処理装置110と通信回線Nを介して通信接続される。そして、道路情報板170は、迂回情報処理装置110から送信されたデータを受信すると、そのデータに含まれる情報を表示する。
なおまた、本実施形態においては、説明が煩雑になることを防ぐことを目的として、迂回情報提供システム100が一の迂回情報処理装置110を備える構成について説明する。しかしながら、迂回情報提供システム100は、複数の迂回情報処理装置110を備えてよい。
図2は、迂回情報処理装置110のブロック構成の一例を示す。迂回情報処理装置110は、時刻データ受信部111、通行止め情報取得部112、迂回時間算出部113、迂回経路算出部114、迂回データ送信部115、及び時刻情報格納部116を有する。以下の説明においては、各構成要素の機能、及び動作を詳述する。
時刻データ受信部111は、第1の料金所Tにて有料道路Rから一般道路へ退出した車両の車載器がその第1の料金所Tの路側無線装置130との間で無線通信を行ったときの退出時刻と、その退出時刻よりも後に、第2の料金所Tにて一般道路から有料道路Rへ進入したその車両の車載器がその第2の料金所Tの路側無線装置130との間で無線通信を行ったときの進入時刻とを示すデータを受信する。
通行止め情報取得部112は、有料道路Rの通行止めに関する情報を取得する。
迂回時間算出部113は、時刻データ受信部111が受信したデータに基づいて、第1の料金所Tのうち通行止め区間よりも進行方向Dの手前側の料金所Tにて有料道路Rから一般道路へ退出してから、第2の料金所Tのうち通行止め区間よりも進行方向D側の料金所Tにて一般道路から有料道路Rへ進入するまでにかかる迂回時間を算出する。
迂回経路算出部114は、迂回時間算出部113が算出した迂回時間を目途に迂回し得る、通行止め区間よりも進行方向Dの手前側の料金所Tから、通行止め区間よりも進行方向D側の料金所Tまでの、一般道路による迂回経路を算出する。
迂回データ送信部115は、迂回時間算出部113が算出した迂回時間の情報を含む、通行止め区間の迂回に関するデータを、路側無線装置150、及び道路情報板170へ送信する。より具体的に説明すると、迂回データ送信部は、迂回経路算出部114が算出した迂回経路の情報を更に含むデータを送信する。更に具体的に説明すると、迂回データ送信部115は、通行止めが解消される見込みの情報を更に含むデータを送信する。
図4は、時刻情報格納部116に格納される情報の一例をテーブル形式で示す。時刻情報格納部116には、退出時の料金所T、退出時刻(年/月/日/時:分)、進入時の料金所T、及び進入時刻(年/月/日/時:分)の各情報が対応付けられて格納される。
退出時の料金所Tの情報は、有料道路Rから一般道路へ車両が退出する際に利用された料金所Tを示す情報である。退出時刻(年/月/日/時:分)の情報は、退出時の料金所Tの情報によって示される料金所Tの路側無線装置130と車載器との間で無線通信が行われたときの時刻を示す情報である。進入時の料金所Tの情報は、一般道路から有料道路Rへ車両が進入する際に利用された料金所Tを示す情報である。進入時刻(年/月/日/時:分)の情報は、進入時の料金所Tの情報によって示される料金所Tの路側無線装置130と車載器との間で無線通信が行われたときの時刻を示す情報である。
図5は、迂回情報処理装置110の動作フローの一例を示す。この動作フローの説明においては、路側無線装置130と車載器との間で無線通信が行われた時刻を示すデータを受信したときの迂回情報処理装置110の動作について詳述する。なおまた、この動作フローの説明においては、図1から図4を共に参照する。
路側無線装置130は、料金所Tにて一般道路から有料道路Rに進入してくる車両の車載器と無線通信を行う際、その車載器に記憶されている通信履歴のうち、最新の退出時刻の情報を、その車載器から受信する。そして、路側無線装置130は、車載器から受信した最新の退出時刻の情報と、その車載器との間で自装置が無線通信を行ったときの進入時刻とを示すデータを、迂回情報処理装置110へ送信する。
迂回情報処理装置110の時刻データ受信部111は、路側無線装置130から送信されたデータを受信すると(S101)、そのデータによって示される情報を、時刻情報格納部116に格納する(S102)。
このようにして、迂回情報処理装置110の時刻情報格納部116には、図4に示すような情報が格納されることになる。
図6は、迂回情報処理装置110の動作フローの一例を示す。この動作フローにおいては、有料道路Rの通行止めに関する情報を取得したときの迂回情報処理装置110の動作について詳述する。なおまた、この動作フローの説明においては、図1から図5を共に参照する。
迂回情報処理装置110の通行止め情報取得部112は、有料道路Rの通行止めに関する情報を取得する(S201)。例えば、通行止め情報取得部112は、道路交通情報をインターネット上に公開しているサーバから、有料道路Rの通行止めに関する情報を取得する。その他、通行止め情報取得部112は、有料道路Rの交通管制システム等、有料道路Rの通行止めに関する情報を提供している様々な装置やシステムから情報を取得するようにすることが考えられる。有料道路Rの通行止めに関する情報には、通行止め区間の情報と、その通行止めが解消される見込みの情報とが含まれているものとする。ここで、通行止め区間の情報とは、例えば、「有料道路Rの料金所Tcから料金所Tdまでの一部区間」のような情報である。また、通行止めが解消される見込みの情報とは、例えば、「○分後解除」、「○日まで通行止め」、「解除見込み未定」のような情報である。通行止め情報取得部112は、取得した情報に含まれる通行止め区間の情報を示すデータを、迂回時間算出部113、及び迂回経路算出部114へ送る。また、通行止め情報取得部112は、取得した情報に含まれる通行止めが解消される見込みの情報を示すデータを、迂回データ送信部115へ送る。
迂回情報処理装置110の迂回時間算出部113は、通行止め情報取得部112から送られたデータを受け取ると、そのデータによって示される通行止め区間の情報と、時刻情報格納部116に格納されている情報とに基づいて、通行止め区間よりも進行方向Dの手前側の料金所Tにて有料道路Rから一般道路へ退出してから、通行止め区間よりも進行方向D側の料金所Tにて一般道路から有料道路Rへ進入するまでにかかる迂回時間を算出する(S202)。例えば、通行止め情報取得部112から受け取ったデータによって示される通行止め区間の情報が「有料道路Rの料金所Tcから料金所Tdまでの一部区間」であった場合、通行止め区間よりも進行方向Dの手前側の料金所Tは、料金所Tcとなる。また、その場合、通行止め区間よりも進行方向D側の料金所Tは、料金所Tdとなる。したがって、迂回時間算出部113は、時刻情報格納部116に格納されている情報のうち、退出時の料金所Tの情報「料金所Tc」、及び進入時の料金所Tの情報「料金所Td」に対応付けられて格納されている退出時刻(年/月/日/時:分)の情報と、進入時刻(年/月/日/時:分)の情報とを読み出す。そして、迂回時間算出部113は、読み出した退出時刻(年/月/日/時:分)の情報によって示される時刻から、進入時刻(年/月/日/時:分)の情報によって示される時刻までの時間を算出する。また、時刻情報格納部116に格納されている情報のうち、退出時の料金所Tの情報「料金所Tc」、及び進入時の料金所Tの情報「料金所Td」に対応付けられて格納されている複数の情報が存在する場合、迂回時間算出部113は、その各退出時刻(年/月/日/時:分)の情報によって示される時刻から進入時刻(年/月/日/時:分)の情報によって示される時刻までの時間をそれぞれ算出する。そして、迂回時間算出部113は、算出した複数の時間に基づいて迂回時間を算出する。例えば、迂回時間算出部113は、複数の時間の平均値を以て迂回時間としたり、複数の時間のうち、所定のしきい値を上回るような値の時間や、所定のしきい値を下回るような値の時間以外の時間の平均値を以て迂回時間としたり、複数の時間に基づく統計処理を行った結果を以て迂回時間としたりすることが考えられる。そして、迂回時間算出部113は、算出した迂回時間を示すデータを、迂回経路算出部114へ送る。
迂回情報処理装置110の迂回経路算出部114は、通行止め情報取得部112、及び迂回時間算出部113から送られたデータをそれぞれ受け取ると、それらのデータに基づいて、迂回時間算出部113が算出した迂回時間を目途に迂回し得る、通行止め区間よりも進行方向の手前側の料金所Tから、通行止め区間よりも進行方向側の料金所Tまでの、一般道路による迂回経路を算出する(S203)。例えば、迂回経路算出部114は、最良優先探索等の既知のアルゴリズムを利用して、迂回経路を算出する。そして、迂回経路算出部114は、算出した迂回経路を示すデータを、迂回データ送信部115へ送る。
迂回データ送信部115は、通行止め情報取得部112、迂回時間算出部113、及び迂回経路算出部114から送られたデータを受け取ると、それらのデータによって示される情報を含む、迂回に関するデータを、路側無線装置150、及び道路情報板170へ送信する(S204)。
このようにして、車載器が設けられた車両の搭乗者は、路側無線装置150の通信範囲内に進入すると、車載器にて、通行止め区間を迂回する場合の迂回時間や迂回経路の情報、並びに通行止めが解消される見込みの情報を得ることができる。
また、車載器が設けられていない車両の搭乗者は、道路情報板170にて、通行止め区間を迂回する場合の迂回時間や迂回経路の情報、並びに通行止めが解消される見込みの情報を得ることができる。
以上、説明したように、迂回情報提供システム100は、有料道路Rの料金所Tに設けられて、車両の車載器との間で有料道路Rを利用するために必要な情報の無線通信を行う路側無線装置130を備えている。また、迂回情報提供システム100は、料金所Tよりも進行方向Dの手前側に設けられて、車両の搭乗者に対して有料道路Rを利用するために有用な情報を提供する路側無線装置150、及び道路情報板170を備えている。また、迂回情報提供システム100は、通行止め区間の迂回に関する情報を処理する迂回情報処理装置110を備えている。迂回情報処理装置110は、第1の料金所Tにて有料道路Rから一般道路へ退出した車両の車載器がその第1の料金所Tの路側無線装置130との間で無線通信を行ったときの退出時刻と、その退出時刻よりも後に、第2の料金所Tにて一般道路から有料道路Rへ進入したその車両の車載器がその第2の料金所Tの路側無線装置130との間で無線通信を行ったときの進入時刻とを示すデータを受信する。そして、迂回情報処理装置110は、受信したデータに基づいて、第1の料金所Tのうち通行止め区間よりも進行方向Dの手前側の料金所Tにて有料道路Rから一般道路へ退出してから、第2の料金所Tのうち通行止め区間よりも進行方向D側の料金所Tにて一般道路から有料道路Rへ進入するまでにかかる迂回時間を算出する。そして、迂回情報処理装置110は、算出した迂回時間の情報を含む、通行止め区間の迂回に関するデータを、路側無線装置150、及び道路情報板170へ送信する。
このようにして、迂回情報提供システム100によっては、既知の方法と比較して、より現実に即した迂回時間を含む、迂回に関する情報を提供することができる。
また、上述したように、迂回情報処理装置110は、算出した迂回時間を目途に迂回し得る、通行止め区間よりも進行方向Dの手前側の料金所Tから、通行止め区間よりも進行方向D側の料金所Tまでの、一般道路による迂回経路を算出する。そして、迂回情報処理装置110は、算出した迂回経路の情報を更に含むデータを送信する。
このようにして、迂回情報提供システム100によっては、既知の方法と比較して、より現実に即した迂回時間を目途に迂回し得る迂回経路の情報を更に含む、迂回に関する情報を提供することができる。
また、上述したように、迂回情報処理装置110は、通行止めが解消される見込みの情報を更に含むデータを送信する。
このようにして、迂回情報提供システム100によっては、より現実に即した迂回時間が有益か否か、通行止めが解消される見込みと比較して判断させることができる。
なおまた、上述した実施形態においては、迂回情報提供システム100が有料道路Rにおける通行止め区間の迂回に関する情報を提供する例について説明した。他の実施形態としては、迂回情報提供システム100が通行止め以外の交通規制区間の迂回に関する情報を提供することが考えられる。また、更に他の実施形態としては、迂回情報提供システム100が渋滞区間の迂回に関する情報を提供することが考えられる。
図7は、本実施形態に係る迂回情報処理装置110を構成するコンピュータ800のハードウェア構成の一例を示す。本実施形態に係るコンピュータ800は、ホストコントローラ801により相互に接続されるCPU(Central Processing Unit)802、RAM(Random Access Memory)803、グラフィックコントローラ804、及びディスプレイ805を有するCPU周辺部と、入出力コントローラ806により相互に接続される通信インターフェース807、ハードディスクドライブ808、及びCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ809を有する入出力部と、入出力コントローラ806に接続されるROM(Read Only Memory)810、フレキシブルディスクドライブ811、及び入出力チップ812を有するレガシー入出力部とを備える。
ホストコントローラ801は、RAM803と、高い転送レートでRAM803をアクセスするCPU802、及びグラフィックコントローラ804とを接続する。CPU802は、ROM810、及びRAM803に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。グラフィックコントローラ804は、CPU802等がRAM803内に設けたフレームバッファ上に生成する画像データを取得し、ディスプレイ805上に表示させる。これに代えて、グラフィックコントローラ804は、CPU802等が生成する画像データを格納するフレームバッファを、内部に含んでもよい。
入出力コントローラ806は、ホストコントローラ801と、比較的高速な入出力装置である通信インターフェース807、ハードディスクドライブ808、及びCD−ROMドライブ809を接続する。ハードディスクドライブ808は、コンピュータ800内のCPU802が使用するプログラム、及びデータを格納する。CD−ROMドライブ809は、CD−ROM892からプログラム、又はデータを読み取り、RAM803を介してハードディスクドライブ808に提供する。
また、入出力コントローラ806には、ROM810と、フレキシブルディスクドライブ811、及び入出力チップ812の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM810は、コンピュータ800が起動時に実行するブートプログラム、及び/又はコンピュータ800のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスクドライブ811は、フレキシブルディスク893からプログラム、又はデータを読み取り、RAM803を介してハードディスクドライブ808に提供する。入出力チップ812は、フレキシブルディスクドライブ811を入出力コントローラ806へと接続すると共に、例えばパラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して各種の入出力装置を入出力コントローラ806へと接続する。
RAM803を介してハードディスクドライブ808に提供されるプログラムは、フレキシブルディスク893、CD−ROM892、又はIC(Integrated Circuit)カード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。プログラムは、記録媒体から読み出され、RAM803を介してコンピュータ800内のハードディスクドライブ808にインストールされ、CPU802において実行される。
コンピュータ800にインストールされ、コンピュータ800を迂回情報処理装置110として機能させるプログラムは、コンピュータ800を、ステップS101において、 第1の料金所Tにて有料道路Rから一般道路へ退出した車両の車載器がその第1の料金所Tの路側無線装置130との間で無線通信を行ったときの退出時刻と、その退出時刻よりも後に、第2の料金所Tにて一般道路から有料道路Rへ進入したその車両の車載器がその第2の料金所Tの路側無線装置130との間で無線通信を行ったときの進入時刻とを示すデータを受信する時刻データ受信部111と、時刻データ受信部111が受信したデータに基づいて、ステップS202において、第1の料金所Tのうち通行止め区間よりも進行方向Dの手前側の料金所Tにて有料道路Rから一般道路へ退出してから、第2の料金所Tのうち通行止め区間よりも進行方向D側の料金所Tにて一般道路から有料道路Rへ進入するまでにかかる迂回時間を算出する迂回時間算出部113と、迂回時間算出部113が算出した迂回時間の情報を含む、通行止め区間の迂回に関するデータを、ステップS204において、路側無線装置150、及び道路情報板170へ送信する迂回データ送信部115として機能させる。
更に、当該プログラムは、コンピュータ800を、迂回時間算出部113が算出した迂回時間を目途に迂回し得る、通行止め区間よりも進行方向Dの手前側の料金所Tから、通行止め区間よりも進行方向D側の料金所Tまでの、一般道路による迂回経路を、ステップS203において算出する迂回経路算出部114と、迂回経路算出部114が算出した迂回経路の情報を更に含むデータを、ステップS204において送信する迂回データ送信部115として機能させてもよい。
更に、当該プログラムは、コンピュータ800を、通行止めが解消される見込みの情報を更に含むデータを送信する迂回データ送信部115として機能させてもよい。
これらのプログラムに記述された情報処理は、コンピュータ800に読み込まれることにより、ソフトウェアと上述した各種のハードウェア資源とが協働した具体的手段である時刻データ受信部111、通行止め情報取得部112、迂回時間算出部113、迂回経路算出部114、迂回データ送信部115、及び時刻情報格納部116として機能する。そして、これらの具体的手段によって、本実施形態におけるコンピュータ800の使用目的に応じた情報の演算、又は加工を実現することにより、使用目的に応じた特有の迂回情報処理装置110が構築される。
一例として、コンピュータ800と外部の装置等との間で通信を行う場合には、CPU802は、RAM803上にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理内容に基づいて、通信インターフェース807に対して通信処理を指示する。通信インターフェース807は、CPU802の制御を受けて、RAM803、ハードディスクドライブ808、フレキシブルディスク893、又はCD−ROM892等の記憶装置上に設けた送信バッファ領域等に記憶された送信データを読み出してネットワークへと送信し、もしくは、ネットワークから受信した受信データを記憶装置上に設けた受信バッファ領域等へと書き込む。このように、通信インターフェース807は、ダイレクトメモリアクセス方式により記憶装置との間で送受信データを転送してもよく、これに代えて、CPU802が転送元の記憶装置、又は通信インターフェース807からデータを読み出し、転送先の通信インターフェース807、又は記憶装置へとデータを書き込むことにより送受信データを転送してもよい。
また、CPU802は、ハードディスクドライブ808、CD−ROM892、フレキシブルディスク893等の外部記憶装置に格納されたファイル、又はデータベース等の中から、全部、又は必要な部分をダイレクトメモリアクセス転送等によりRAM803へと読み込ませ、RAM803上のデータに対して各種の処理を行う。そして、CPU802は、処理を終えたデータを、ダイレクトメモリアクセス転送等により外部記憶装置へと書き戻す。
このような処理において、RAM803は、外部記憶装置の内容を一時的に保持するものとみなせるから、本実施形態においてはRAM803、及び外部記憶装置等をメモリ、記憶部、又は記憶装置等と総称する。本実施形態における各種のプログラム、データ、テーブル、データベース等の各種の情報は、このような記憶装置上に格納されて、情報処理の対象となる。なおまた、CPU802は、RAM803の一部をキャッシュメモリに保持し、キャッシュメモリ上で読み書きを行うこともできる。このような形態においても、キャッシュメモリはRAM803の機能の一部を担うから、本実施形態においては、区別して示す場合を除き、キャッシュメモリもRAM803、メモリ、及び/又は記憶装置に含まれるものとする。
また、CPU802は、RAM803から読み出したデータに対して、プログラムの命令列により指定された、本実施形態中に記載した各種の演算、情報の加工、条件判断、情報の検索、置換等を含む各種の処理を行い、RAM803へと書き戻す。例えば、CPU802は、条件判断を行う場合においては、本実施形態において示した各種の変数が、他の変数、又は定数と比較して、大きい、小さい、以上、以下、又は等しい等の条件を満たすかどうかを判断し、条件が成立した場合、又は不成立であった場合に、異なる命令列へと分岐し、又はサブルーチンを呼び出す。
また、CPU802は、記憶装置内のファイル、又はデータベース等に格納された情報を検索することができる。例えば、第1属性の属性値に対し第2属性の属性値がそれぞれ対応付けられた複数のエントリが記憶装置に格納されている場合において、CPU802は、記憶装置に格納されている複数のエントリの中から第1属性の属性値が指定された条件と一致するエントリを検索し、そのエントリに格納されている第2属性の属性値を読み出すことにより、所定の条件を満たす第1属性に対応付けられた第2属性の属性値を得ることができる。
以上に示したプログラム、又はモジュールは、外部の記憶媒体に格納されてもよい。記憶媒体としては、フレキシブルディスク893、CD−ROM892の他に、DVD(Digital Versatile Disk)、又はCD(Compact Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto−Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワーク、又はインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク、又はRAM等の記憶媒体を記録媒体として使用して、ネットワークを介してプログラムをコンピュータ800に提供してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更、又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更、又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示したシステム、方法、装置、プログラム、及び記録媒体における動作、手順、ステップ、及び段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現し得ることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
100 迂回情報提供システム
110 迂回情報処理装置
111 時刻データ受信部
112 通行止め情報取得部
113 迂回時間算出部
114 迂回経路算出部
115 迂回データ送信部
116 時刻情報格納部
130 路側無線装置
150 路側無線装置
170 道路情報板
800 コンピュータ
801 ホストコントローラ
802 CPU
803 RAM
804 グラフィックコントローラ
805 ディスプレイ
806 入出力コントローラ
807 通信インターフェース
808 ハードディスクドライブ
809 CD−ROMドライブ
810 ROM
811 フレキシブルディスクドライブ
812 入出力チップ
891 ネットワーク通信装置
892 CD−ROM
893 フレキシブルディスク
D 進行方向
N 通信回線
R 有料道路
T 料金所

Claims (11)

  1. 有料道路において、交通規制や渋滞が発生している一定区間の迂回に関する情報を提供する迂回情報提供システムであって、
    前記有料道路の料金所に設けられて、車両の車載器との間で前記有料道路を利用するために必要な情報の無線通信を行う路側無線装置と、
    前記料金所よりも進行方向の手前側に設けられて、前記車両の搭乗者に対して前記有料道路を利用するために有用な情報を提供する情報提供装置と、
    前記一定区間の迂回に関する情報を処理する迂回情報処理装置と
    を備え、
    前記迂回情報処理装置は、
    第1の料金所にて前記有料道路から一般道路へ退出した車両の車載器が当該第1の料金所の前記路側無線装置との間で無線通信を行ったときの退出時刻と、当該退出時刻よりも後に、第2の料金所にて一般道路から前記有料道路へ進入した当該車両の車載器が当該第2の料金所の前記路側無線装置との間で無線通信を行ったときの進入時刻とを示すデータを受信する時刻データ受信部と、
    前記時刻データ受信部が受信したデータに基づいて、前記第1の料金所のうち前記一定区間よりも進行方向の手前側の料金所にて前記有料道路から一般道路へ退出してから、前記第2の料金所のうち前記一定区間よりも進行方向側の料金所にて一般道路から前記有料道路へ進入するまでにかかる迂回時間を算出する迂回時間算出部と、
    前記迂回時間算出部が算出した迂回時間を目途に迂回し得る、前記一定区間よりも進行方向の手前側の料金所から、前記一定区間よりも進行方向側の料金所までの、一般道路による迂回経路を算出する迂回経路算出部と、
    前記迂回時間算出部が算出した迂回時間の情報と、前記迂回経路算出部が算出した迂回経路の情報とを含む、前記一定区間の迂回に関するデータを、前記情報提供装置へ送信する迂回データ送信部と
    を有する迂回情報提供システム。
  2. 有料道路において、交通規制や渋滞が発生している一定区間の迂回に関する情報を提供する迂回情報提供システムであって、
    前記有料道路の料金所に設けられて、車両の車載器との間で前記有料道路を利用するために必要な情報の無線通信を行う路側無線装置と、
    前記料金所よりも進行方向の手前側に設けられて、前記車両の搭乗者に対して前記有料道路を利用するために有用な情報を提供する情報提供装置と、
    前記一定区間の迂回に関する情報を処理する迂回情報処理装置と
    を備え、
    前記迂回情報処理装置は、
    第1の料金所にて前記有料道路から一般道路へ退出した車両の車載器が当該第1の料金所の前記路側無線装置との間で無線通信を行ったときの退出時刻と、当該退出時刻よりも後に、第2の料金所にて一般道路から前記有料道路へ進入した当該車両の車載器が当該第2の料金所の前記路側無線装置との間で無線通信を行ったときの進入時刻とを示すデータを受信する時刻データ受信部と、
    前記時刻データ受信部が受信したデータのうち当該データによって示される前記退出時刻から前記進入時刻までの時間が所定時間内となるデータに基づいて、前記第1の料金所のうち前記一定区間よりも進行方向の手前側の料金所にて前記有料道路から一般道路へ退出してから、前記第2の料金所のうち前記一定区間よりも進行方向側の料金所にて一般道路から前記有料道路へ進入するまでにかかる迂回時間を算出する迂回時間算出部と、
    前記迂回時間算出部が算出した迂回時間の情報を含む、前記一定区間の迂回に関するデータを、前記情報提供装置へ送信する迂回データ送信部と
    を有する迂回情報提供システム。
  3. 前記迂回情報処理装置は、
    前記迂回データ送信部は、前記一定区間の交通規制や渋滞が解消される見込みの情報を更に含むデータを送信する
    請求項1又は2に記載の迂回情報提供システム。
  4. 車両の車載器との間で有料道路を利用するために必要な情報の無線通信を行う路側無線装置が料金所に設けられて、前記車両の搭乗者に対して前記有料道路を利用するために有用な情報を提供する情報提供装置が前記料金所よりも進行方向の手前側に設けられた有料道路において、交通規制や渋滞が発生している一定区間の迂回に関する情報を提供するために、前記一定区間の迂回に関する情報を処理する迂回情報処理方法であって、
    第1の料金所にて前記有料道路から一般道路へ退出した車両の車載器が当該第1の料金所の前記路側無線装置との間で無線通信を行ったときの退出時刻と、当該退出時刻よりも後に、第2の料金所にて一般道路から前記有料道路へ進入した当該車両の車載器が当該第2の料金所の前記路側無線装置との間で無線通信を行ったときの進入時刻とを示すデータを受信する時刻データ受信段階と、
    前記時刻データ受信段階において受信されたデータに基づいて、前記第1の料金所のうち前記一定区間よりも進行方向の手前側の料金所にて前記有料道路から一般道路へ退出してから、前記第2の料金所のうち前記一定区間よりも進行方向側の料金所にて一般道路から前記有料道路へ進入するまでにかかる迂回時間を算出する迂回時間算出段階と、
    前記迂回時間算出段階において算出された迂回時間を目途に迂回し得る、前記一定区間よりも進行方向の手前側の料金所から、前記一定区間よりも進行方向側の料金所までの、一般道路による迂回経路を算出する迂回経路算出段階と、
    前記迂回時間算出段階において算出された迂回時間の情報と、前記迂回経路算出段階において算出された迂回経路の情報とを含む、前記一定区間の迂回に関するデータを、前記情報提供装置へ送信する迂回データ送信段階と
    含む迂回情報処理方法。
  5. 車両の車載器との間で有料道路を利用するために必要な情報の無線通信を行う路側無線装置が料金所に設けられて、前記車両の搭乗者に対して前記有料道路を利用するために有用な情報を提供する情報提供装置が前記料金所よりも進行方向の手前側に設けられた有料道路において、交通規制や渋滞が発生している一定区間の迂回に関する情報を提供するために、前記一定区間の迂回に関する情報を処理する迂回情報処理方法であって、
    第1の料金所にて前記有料道路から一般道路へ退出した車両の車載器が当該第1の料金所の前記路側無線装置との間で無線通信を行ったときの退出時刻と、当該退出時刻よりも後に、第2の料金所にて一般道路から前記有料道路へ進入した当該車両の車載器が当該第2の料金所の前記路側無線装置との間で無線通信を行ったときの進入時刻とを示すデータを受信する時刻データ受信段階と、
    前記時刻データ受信段階において受信されたデータのうち当該データによって示される前記退出時刻から前記進入時刻までの時間が所定時間内となるデータに基づいて、前記第1の料金所のうち前記一定区間よりも進行方向の手前側の料金所にて前記有料道路から一般道路へ退出してから、前記第2の料金所のうち前記一定区間よりも進行方向側の料金所にて一般道路から前記有料道路へ進入するまでにかかる迂回時間を算出する迂回時間算出段階と、
    前記迂回時間算出段階において算出された迂回時間の情報を含む、前記一定区間の迂回に関するデータを、前記情報提供装置へ送信する迂回データ送信段階と
    を含む迂回情報処理方法。
  6. 車両の車載器との間で有料道路を利用するために必要な情報の無線通信を行う路側無線装置が料金所に設けられて、前記車両の搭乗者に対して前記有料道路を利用するために有用な情報を提供する情報提供装置が前記料金所よりも進行方向の手前側に設けられた有料道路において、交通規制や渋滞が発生している一定区間の迂回に関する情報を提供するために、前記一定区間の迂回に関する情報を処理する迂回情報処理装置であって、
    第1の料金所にて前記有料道路から一般道路へ退出した車両の車載器が当該第1の料金所の前記路側無線装置との間で無線通信を行ったときの退出時刻と、当該退出時刻よりも後に、第2の料金所にて一般道路から前記有料道路へ進入した当該車両の車載器が当該第2の料金所の前記路側無線装置との間で無線通信を行ったときの進入時刻とを示すデータを受信する時刻データ受信部と、
    前記時刻データ受信部が受信したデータに基づいて、前記第1の料金所のうち前記一定区間よりも進行方向の手前側の料金所にて前記有料道路から一般道路へ退出してから、前記第2の料金所のうち前記一定区間よりも進行方向側の料金所にて一般道路から前記有料道路へ進入するまでにかかる迂回時間を算出する迂回時間算出部と、
    前記迂回時間算出部が算出した迂回時間を目途に迂回し得る、前記一定区間よりも進行方向の手前側の料金所から、前記一定区間よりも進行方向側の料金所までの、一般道路による迂回経路を算出する迂回経路算出部と、
    前記迂回時間算出部が算出した迂回時間の情報と、前記迂回経路算出部が算出した迂回経路の情報とを含む、前記一定区間の迂回に関するデータを、前記情報提供装置へ送信する迂回データ送信部と
    備える迂回情報処理装置。
  7. 車両の車載器との間で有料道路を利用するために必要な情報の無線通信を行う路側無線装置が料金所に設けられて、前記車両の搭乗者に対して前記有料道路を利用するために有用な情報を提供する情報提供装置が前記料金所よりも進行方向の手前側に設けられた有料道路において、交通規制や渋滞が発生している一定区間の迂回に関する情報を提供するために、前記一定区間の迂回に関する情報を処理する迂回情報処理装置であって、
    第1の料金所にて前記有料道路から一般道路へ退出した車両の車載器が当該第1の料金所の前記路側無線装置との間で無線通信を行ったときの退出時刻と、当該退出時刻よりも後に、第2の料金所にて一般道路から前記有料道路へ進入した当該車両の車載器が当該第2の料金所の前記路側無線装置との間で無線通信を行ったときの進入時刻とを示すデータを受信する時刻データ受信部と、
    前記時刻データ受信部が受信したデータのうち当該データによって示される前記退出時刻から前記進入時刻までの時間が所定時間内となるデータに基づいて、前記第1の料金所のうち前記一定区間よりも進行方向の手前側の料金所にて前記有料道路から一般道路へ退出してから、前記第2の料金所のうち前記一定区間よりも進行方向側の料金所にて一般道路から前記有料道路へ進入するまでにかかる迂回時間を算出する迂回時間算出部と、
    前記迂回時間算出部が算出した迂回時間の情報を含む、前記一定区間の迂回に関するデータを、前記情報提供装置へ送信する迂回データ送信部と
    を備える迂回情報処理装置。
  8. 車両の車載器との間で有料道路を利用するために必要な情報の無線通信を行う路側無線装置が料金所に設けられて、前記車両の搭乗者に対して前記有料道路を利用するために有用な情報を提供する情報提供装置が前記料金所よりも進行方向の手前側に設けられた有料道路において、交通規制や渋滞が発生している一定区間の迂回に関する情報を提供するために、前記一定区間の迂回に関する情報を処理する迂回情報処理装置として、コンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    第1の料金所にて前記有料道路から一般道路へ退出した車両の車載器が当該第1の料金所の前記路側無線装置との間で無線通信を行ったときの退出時刻と、当該退出時刻よりも後に、第2の料金所にて一般道路から前記有料道路へ進入した当該車両の車載器が当該第2の料金所の前記路側無線装置との間で無線通信を行ったときの進入時刻とを示すデータを受信する時刻データ受信部、
    前記時刻データ受信部が受信したデータに基づいて、前記第1の料金所のうち前記一定区間よりも進行方向の手前側の料金所にて前記有料道路から一般道路へ退出してから、前記第2の料金所のうち前記一定区間よりも進行方向側の料金所にて一般道路から前記有料道路へ進入するまでにかかる迂回時間を算出する迂回時間算出部、
    前記迂回時間算出部が算出した迂回時間を目途に迂回し得る、前記一定区間よりも進行方向の手前側の料金所から、前記一定区間よりも進行方向側の料金所までの、一般道路による迂回経路を算出する迂回経路算出部、
    前記迂回時間算出部が算出した迂回時間の情報と、前記迂回経路算出部が算出した迂回経路の情報とを含む、前記一定区間の迂回に関するデータを、前記情報提供装置へ送信する迂回データ送信部
    として機能させるプログラム。
  9. 車両の車載器との間で有料道路を利用するために必要な情報の無線通信を行う路側無線装置が料金所に設けられて、前記車両の搭乗者に対して前記有料道路を利用するために有用な情報を提供する情報提供装置が前記料金所よりも進行方向の手前側に設けられた有料道路において、交通規制や渋滞が発生している一定区間の迂回に関する情報を提供するために、前記一定区間の迂回に関する情報を処理する迂回情報処理装置として、コンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    第1の料金所にて前記有料道路から一般道路へ退出した車両の車載器が当該第1の料金所の前記路側無線装置との間で無線通信を行ったときの退出時刻と、当該退出時刻よりも後に、第2の料金所にて一般道路から前記有料道路へ進入した当該車両の車載器が当該第2の料金所の前記路側無線装置との間で無線通信を行ったときの進入時刻とを示すデータを受信する時刻データ受信部、
    前記時刻データ受信部が受信したデータのうち当該データによって示される前記退出時刻から前記進入時刻までの時間が所定時間内となるデータに基づいて、前記第1の料金所のうち前記一定区間よりも進行方向の手前側の料金所にて前記有料道路から一般道路へ退出してから、前記第2の料金所のうち前記一定区間よりも進行方向側の料金所にて一般道路から前記有料道路へ進入するまでにかかる迂回時間を算出する迂回時間算出部、
    前記迂回時間算出部が算出した迂回時間の情報を含む、前記一定区間の迂回に関するデータを、前記情報提供装置へ送信する迂回データ送信部
    として機能させるプログラム。
  10. 車両の車載器との間で有料道路を利用するために必要な情報の無線通信を行う路側無線装置が料金所に設けられて、前記車両の搭乗者に対して前記有料道路を利用するために有用な情報を提供する情報提供装置が前記料金所よりも進行方向の手前側に設けられた有料道路において、交通規制や渋滞が発生している一定区間の迂回に関する情報を提供するために、前記一定区間の迂回に関する情報を処理する迂回情報処理装置として、コンピュータを機能させるプログラムを記録した記録媒体であって、
    前記コンピュータを、
    第1の料金所にて前記有料道路から一般道路へ退出した車両の車載器が当該第1の料金所の前記路側無線装置との間で無線通信を行ったときの退出時刻と、当該退出時刻よりも後に、第2の料金所にて一般道路から前記有料道路へ進入した当該車両の車載器が当該第2の料金所の前記路側無線装置との間で無線通信を行ったときの進入時刻とを示すデータを受信する時刻データ受信部、
    前記時刻データ受信部が受信したデータに基づいて、前記第1の料金所のうち前記一定区間よりも進行方向の手前側の料金所にて前記有料道路から一般道路へ退出してから、前記第2の料金所のうち前記一定区間よりも進行方向側の料金所にて一般道路から前記有料道路へ進入するまでにかかる迂回時間を算出する迂回時間算出部、
    前記迂回時間算出部が算出した迂回時間を目途に迂回し得る、前記一定区間よりも進行方向の手前側の料金所から、前記一定区間よりも進行方向側の料金所までの、一般道路による迂回経路を算出する迂回経路算出部、
    前記迂回時間算出部が算出した迂回時間の情報と、前記迂回経路算出部が算出した迂回経路の情報とを含む、前記一定区間の迂回に関するデータを、前記情報提供装置へ送信する迂回データ送信部
    として機能させるプログラムを記録した記録媒体。
  11. 車両の車載器との間で有料道路を利用するために必要な情報の無線通信を行う路側無線装置が料金所に設けられて、前記車両の搭乗者に対して前記有料道路を利用するために有用な情報を提供する情報提供装置が前記料金所よりも進行方向の手前側に設けられた有料道路において、交通規制や渋滞が発生している一定区間の迂回に関する情報を提供するために、前記一定区間の迂回に関する情報を処理する迂回情報処理装置として、コンピュータを機能させるプログラムを記録した記録媒体であって、
    前記コンピュータを、
    第1の料金所にて前記有料道路から一般道路へ退出した車両の車載器が当該第1の料金所の前記路側無線装置との間で無線通信を行ったときの退出時刻と、当該退出時刻よりも後に、第2の料金所にて一般道路から前記有料道路へ進入した当該車両の車載器が当該第2の料金所の前記路側無線装置との間で無線通信を行ったときの進入時刻とを示すデータを受信する時刻データ受信部、
    前記時刻データ受信部が受信したデータのうち当該データによって示される前記退出時刻から前記進入時刻までの時間が所定時間内となるデータに基づいて、前記第1の料金所のうち前記一定区間よりも進行方向の手前側の料金所にて前記有料道路から一般道路へ退出してから、前記第2の料金所のうち前記一定区間よりも進行方向側の料金所にて一般道路から前記有料道路へ進入するまでにかかる迂回時間を算出する迂回時間算出部、
    前記迂回時間算出部が算出した迂回時間の情報を含む、前記一定区間の迂回に関するデータを、前記情報提供装置へ送信する迂回データ送信部
    として機能させるプログラムを記録した記録媒体。
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