JP2014118652A - 多目的暖衣 - Google Patents
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Abstract
【課題】 個々の物品単位の形態を含む暖衣としての多様性をより高め、また、コスト低減を図るとともに、バリエーションを適宜増やせるようにして、暖衣としての発展性及び柔軟対応性を高める。
【解決手段】 少なくともマフラーMa…と帽子Ca…を兼用可能な多目的暖衣であって、弾性素材を含む繊維素材Rsにより全体を、又は一部を除いて、伸縮可能に構成するとともに、両端に開口部2p,2qを設けた筒状の暖衣本体2と、この暖衣本体2に対して着脱可能に構成し、かつ装着時に暖衣本体2における一方又は双方の開口部2p,2qを閉塞可能な閉塞機能F1、及び暖衣本体2を装飾する装飾機能F2を有するとともに、選択して使用可能な一又は二以上の暖衣構成補助具3a,3bとを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 少なくともマフラーMa…と帽子Ca…を兼用可能な多目的暖衣であって、弾性素材を含む繊維素材Rsにより全体を、又は一部を除いて、伸縮可能に構成するとともに、両端に開口部2p,2qを設けた筒状の暖衣本体2と、この暖衣本体2に対して着脱可能に構成し、かつ装着時に暖衣本体2における一方又は双方の開口部2p,2qを閉塞可能な閉塞機能F1、及び暖衣本体2を装飾する装飾機能F2を有するとともに、選択して使用可能な一又は二以上の暖衣構成補助具3a,3bとを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、少なくともマフラーと帽子の双方に兼用可能な暖衣に用いて好適な多目的暖衣に関する。
従来、マフラーと帽子の双方に兼用可能に構成した暖衣は知られており、特許文献1にはマフラー兼帽子が開示され、また、特許文献2には、帽子兼用マフラーが開示されている。
前者のマフラー兼帽子は、頭部から首を一つの用具で保温・保護し、頭部に被らない場合は襟状を成し且つ首の保温用になる用具の提供を目的としたものであり、具体的には、柔軟性及び伸縮性を有する衣服及び帽子の材料を円筒状に成型し、マフラー兼帽子を制作することにより、形状も小さく持ち運びも簡単、冬期の防寒保温、夏期の職場でのクーラー対策に手軽に使用出来るようにするとともに、耐紫外線効果のある薄手のポリエステルニットや、絹製ニット等薄手でも保温力があり紫外線除け機能がある素材で形成することで、室内では保温力の高いオシャレなドレープ状の襟の形状「タートルネック状」を成し、室外では遮光や紫外線除けの袋状帽子(フード)として簡便に使用出来るように構成したものである。
また、後者の帽子兼用マフラーは、帽子として着用することができるだけでなく、首に巻いて着用することもでき、マフラーとしてのお酒落を楽しむことも可能な帽子兼用マフラーを提供することを目的としたものであり、具体的には、帽子兼用マフラーを、両端部を閉塞した筒状体によって形成し、筒状体の長手方向に沿った長さを、40〜100cmに設定するとともに、筒状体における閉塞端部を、好ましくは略半球状に形成し、筒状体の両端部に、結び紐を取り付けることにより、帽子兼用マフラーをマフラーとして使用する際に結び紐同士を互いに結び、筒状体の両端部を留めることができるように構成したものである。
しかし、上述した従来の暖衣(マフラー兼帽子,帽子兼用マフラー)は、次のような問題点があった。
第一に、基本的には、二種類の兼用に留まり、三種類以上に兼用することは想定されていない。したがって、多様性の観点からは必ずしも十分であるとは言えず、更なる改善の余地があった。加えて、個々の物品の形態に着目した場合、一部の装飾に変化を加えることができるとしても、物品単位の基本的な形態は一形態程度に留まり、この観点からの多様性も不十分である。
第二に、物品自体はいわば半完成品又は完成品として製作されるため、変更できる部分は僅かとなる。したがって、時代の流行等を考慮した装飾等の柔軟な対応が困難となり、暖衣としての発展性及び柔軟対応性に欠ける。しかも、半完成品又は完成品として製作される故に、製作コストの上昇も無視できず、低コスト性にも劣る。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した多目的暖衣の提供を目的とするものである。
本発明に係る多目的暖衣1は、上述した課題を解決するため、少なくともマフラーMa…と帽子Ca…を兼用可能な多目的暖衣であって、弾性素材を含む繊維素材Rsにより全体を、又は一部を除いて、伸縮可能に構成するとともに、両端に開口部2p,2qを設けた筒状の暖衣本体2と、この暖衣本体2に対して着脱可能に構成し、かつ装着時に暖衣本体2における一方又は双方の開口部2p,2qを閉塞可能な閉塞機能F1、及び暖衣本体2を装飾する装飾機能F2を有するとともに、選択して使用可能な一又は二以上の暖衣構成補助具3a,3bとを具備してなることを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、暖衣本体2における両端の一方又は双方の開口部2p,2qには、周方向に沿った本体装飾部11p,11qを設けることができるとともに、この暖衣本体2は、外力を付加しない自然状態であって、偏平状態にした筒軸方向Dsの長さLsを35〜45〔cm〕の範囲、幅方向Dwの長さLwを14〜22〔cm〕の範囲に選定するとともに、筒軸方向Dsに引張った際における最大の伸び率を180〜210〔%〕の範囲に選定することが望ましい。一方、暖衣構成補助具3aは、全体を装飾部(第一装飾部)Paとして構成するとともに、弾性素材を含む繊維素材Rsにより全体を、又は一部を除いて、伸縮可能なリング状に構成することができる。また、他の暖衣構成補助具3bは、全体を装飾部(第二装飾部)Pbとして構成するとともに、第二装飾部Pbの裏側に弾性リング3brを取付けて構成することができる。さらに、暖衣構成補助具3a,3bに加えて、少なくとも一以上の装飾補助具3xを設けることができ、この装飾補助具3xは、装飾部Pxの裏側に安全ピン等の止ピン3xcを取付けて構成することができる。
このような構成を有する本発明に係る多目的暖衣1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) 基本構成要素として、弾性素材を含む繊維素材Rsにより全体を、又は一部を除いて、伸縮可能に構成するとともに、両端に開口部2p,2qを設けた筒状の暖衣本体2を備えるため、少なくともマフラーMa…と帽子Ca…に兼用できることに加え、ネックウォーマー等としても用いることができる。したがって、従来のものに比べ、暖衣としての多様性をより高めることができる。しかも、選択して使用可能な一又は二以上の暖衣構成補助具3a,3bと組合わせて使用するため、例えば、帽子Ca…の場合、帽子の縁部分の形態を、開口部2p,2qを利用する形態又は折畳んだ中間部位を利用する形態のいずれかを選択できるなど、個々の物品単位でも形態の種類を増やすことが可能となり、この観点からの多様性も高めることができる。
(2) 暖衣本体2に対して着脱可能に構成し、かつ装着時に暖衣本体2における一方又は双方の開口部2p,2qを閉塞可能な閉塞機能F1、及び暖衣本体2を装飾する装飾機能F2を有するとともに、選択して使用可能な一又は二以上の暖衣構成補助具3a,3bを備えるため、暖衣構成補助具3a,3bにおける各種バリエーションを適宜増やすことにより、例えば、時代の流行等を考慮した装飾等に対しても柔軟に対応可能になるなど、暖衣としての発展性及び柔軟対応性を高めることができる。しかも、暖衣本体2自身の構成をより単純化できるため、製作コストに係わるコスト低減にも寄与できる。
(3) 好適な態様により、暖衣本体2における両端の一方又は双方の開口部2p,2qに、周方向に沿った本体装飾部部11p,11qを設ければ、この本体装飾部11p,11qのデザイン性等を暖衣構成補助具3a,3bと関連付けることにより、より効果的な装飾を行うことができる。
(4) 好適な態様により、暖衣本体2を構成するに際し、外力を付加しない自然状態であって、偏平状態にした筒軸方向Dsの長さLsを35〜45〔cm〕の範囲、幅方向Dwの長さLwを14〜22〔cm〕の範囲に選定するとともに、筒軸方向Dsに引張った際における最大の伸び率を180〜210〔%〕の範囲に選定すれば、本発明に係る多目的暖衣1を実施するに際して最も良好なパフォーマンスを発揮させることができる。
(5) 好適な態様により、暖衣構成補助具3aを構成するに際し、全体を第一装飾部Paとして構成するとともに、弾性素材を含む繊維素材Rsにより全体を、又は一部を除いて、伸縮可能なリング状に構成すれば、暖衣構成補助具3a自体に、閉塞機能F1と装飾機能F2の双方の機能を同時に発揮させることができる。
(6) 好適な態様により、暖衣構成補助具3bを構成するに際し、全体を第二装飾部Pbとして構成するとともに、第二装飾部Pbの裏側に弾性リング3brを取付けて構成すれば、弾性リング3brに閉塞機能F1を持たせ、第二装飾部Pbに装飾機能F2を持たせることができるため、個々の機能を個別に発揮させることができる。
(7) 好適な態様により、暖衣構成補助具3a,3bに加えて、少なくとも一以上の装飾補助具3xを設ければ、暖衣構成補助具3a(又は3b)と装飾補助具3xの双方を組合わせた相乗的な装飾効果を得ることができる。
次に、本発明に係る好適実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る多目的暖衣1の構成について、図1〜図3を参照して具体的に説明する。
例示の多目的暖衣1は、図1に示すように、大別して、暖衣本体2,二つの暖衣構成補助具3a,3b及び一つの装飾補助具3xを備える。
この場合、暖衣本体2は、ゴム等の弾性素材を含む繊維素材Rsにより全体を、又は一部を除いて、伸縮可能に構成(編成)するとともに、両端に開口部2p,2qを設けた筒状に構成する。なお、繊維素材Rsは、天然繊維であるか化学繊維であるかは問わない。この開口部2p,2qには、それぞれ周方向に沿った本体装飾部11p,11qを設ける。例示の本体装飾部11p,11qは、ギャザー部21p,21qにより構成した。したがって、開口部2p,2qは、周方向全周に沿って波を打つ形状に形成する。この際、ギャザー部21p,21qの先端縁には、盛り上がり形状の縁取部21ps,21qsを周方向全周に沿ってライン状に形成することが望ましい。この場合、ギャザー部21p,21qを設けた部位は必ずしも弾性素材を用いることを要しない。なお、本体装飾部11p,11qは、後述する暖衣構成補助具3a,3bに対して、デザイン性、即ち、色彩,形状,大きさ等を関連付けて構成することが望ましい。
また、暖衣本体2は、図3に実線断面で示すように、外力を付加しない自然状態であって、偏平状態にした場合、図2に示す筒軸方向Dsの長さLsを35〜45〔cm〕の範囲(例示は約40〔cm〕)、幅方向Dwの長さLwを14〜22〔cm〕の範囲(例示は約18〔cm〕)に選定するとともに、筒軸方向Dsに引張った際における最大の伸び率(図2中、(Lsm/Ls)×100)は、180〜210〔%〕の範囲に選定することが望ましい。図2中、仮想線2mは筒軸方向Dsに引張った状態の暖衣本体2を示すとともに、仮想線2eは筒軸方向Dsに縮めた状態の暖衣本体2を示している。さらに、図3における仮想線2uは筒状に広げた状態の暖衣本体2を示す。
一方、暖衣構成補助具3a,3bは、いずれも、上述した暖衣本体2に対して着脱可能に構成し、かつ装着時に暖衣本体2における一方又は双方の開口部2p,2qを閉塞可能な閉塞機能F1、及び暖衣本体2を装飾する装飾機能F2を備えている。したがって、各暖衣構成補助具3a,3bは、それぞれ独立して構成するとともに、各暖衣構成補助具3a,3bは、それぞれ選択して使用することができる。なお、この場合の選択は、一つを意味するものではなく、複数選択することも可能である。即ち、暖衣本体2に対して同時に装着する暖衣構成補助具3a,3bは一つのみではなく、二つ以上を同時に装着しても可能である。
例示の場合、第一の暖衣構成補助具3aは、図1に示すように、全体を装飾部(第一装飾部)Paとして構成するとともに、ゴム等の弾性素材を含む繊維素材Rsにより全体を、又は一部を除いて、伸縮可能なリング状に構成した。この場合、前述したように、第一の暖衣構成補助具3aは、本体装飾部11p、11qに対して、デザイン性(色彩,形状,大きさ等)を関連付けて構成する。したがって、例示する第一装飾部Paは、前述した本体装飾部11p(11q)をより密にした装飾本体部12を、弾性バンド部13の周り(全周)に沿って配する構成とした。これにより、例示の第一装飾部Paは、花に似せた疑似花Aaとして構成される。
また、第二の暖衣構成補助具3bは、図1に示すように、全体を装飾部(第二装飾部)Pbとして構成するとともに、第二装飾部Pbの裏側に弾性リング3brを取付けて構成した。この暖衣構成補助具3bも、前述したように、本体装飾部11p,11qに対して、デザイン性(色彩,形状,大きさ等)を関連付けて構成する。したがって、例示する第二装飾部Pbは、前述した本体装飾部11p(11q)をより密にし、いわば半球状に纏めた構成を有するとともに、弾性リング3brは、この第二装飾部Pbにおける裏側の中心位置から突出させた。これにより、例示の第二装飾部Pbは、花に似せた疑似花Abとして構成される。
他方、装飾補助具3xは、図1に示すように、全体を装飾部(第三装飾部)Pxとして構成するとともに、第三装飾部Pxの裏側に止ピン3xcを取付けて構成した。例示する第三装飾部Pxは、第二装飾部Pbに対して形態は略同じとなる。しかし、大きさは異ならせることが望ましく、例示の第三装飾部Pxは、第二装飾部Pbに対して稍小さく構成した。したがって、第三装飾部Pxも、花に似せた疑似花Axとして構成される。また、例示の止ピン3xcには安全ピン22を用いた。
次に、本実施形態に係る多目的暖衣1の具体的な使用方法について、図4〜図9を参照して説明する。なお、図4及び図5はマフラーMa,Mbとして用いる場合、図6はネックウォーマーWとして用いる場合、図7〜図9は帽子Ca,Cb,Ccとして用いる場合をそれぞれ示す。
最初に、マフラーMa,Mbとして用いる場合について説明する。図4(a),(b)は第一の形態に係るマフラーMaとする場合の使用手順、図5(a),(b)は第二の形態に係るマフラーMbとする場合の使用手順をそれぞれ示す。
まず、第一の形態に係るマフラーMaとして用いる場合は、図4(a)に示すように、最初に、暖衣本体2を、使用者の首Hnに対して後側から掛け、両端側を首Hnの前側に位置させる。そして、図4(b)に示すように、暖衣本体2の開口部2p,2qの近傍に第一の暖衣構成補助具3aを巻き付けて止めれば良い。この場合、いわば輪ゴムを用いて束ねる要領で止めればよい。これにより、第一の形態に係るマフラーMaの使用形態となり、前側に位置する暖衣本体2の先端位置(下端位置)に、本体装飾部11p,11qと疑似花Aaを組合わせ疑似花A1を有するデザインとなる。
また、第二の形態に係るマフラーMbとして用いる場合は、図5(a)に示すように、最初に、マフラーMaの場合と同様に、暖衣本体2を、使用者の首Hnに後側から掛け、両端側を首Hnの前側に位置させる。そして、図5(b)に示すように、前側の左右に位置する暖衣本体2の中間部位同士を、第二の暖衣構成補助具3bにおける弾性リング3brを巻き付けることにより止め、第二装飾部Pbを正面に位置させれば良い。この場合、暖衣本体2における開口部2p,2q側の一部2mp,2mqは、第二装飾部Pbから下方にリボン状に突出(露出)するため、疑似花Abとこのリボン状の部分が組合わさったデザインとなる。このように、第二の形態に係るマフラーMbのデザインは、第一の形態に係るマフラーMaのデザインとは大きく異なるため、使用者は、好みや雰囲気等に応じて、趣が異なる二形態(二種類)のマフラーMa,Mbを使い分けることができる。
次に、ネックウォーマーWとして用いる場合について説明する。図6(a),(b)はネックウォーマーWとする場合の使用手順を示す。
ネックウォーマーWとして用いる場合は、両端に開口部2p,2qを有する筒状の暖衣本体2のみを用意すれば足りる。使用する際には、まず、図6(a)に示すように、暖衣本体2を筒軸方向Dsに縮めるとともに、径方向に引張ることにより径を広げる。そして、頭部Hhに対して上から被せ、さらに、使用者の首Hnまで移動させれば、図6(b)に示すように、暖衣本体2をネックウォーマーWとして用いることができる。この場合のネックウォーマーWは、いわば基本形態となる。したがって、例えば、装飾補助具3xを首Hnに装着した暖衣本体2の横面に取付けるなどすれば、より装飾性を高めたネックウォーマーWとすることができる。この場合、ネックウォーマーWの上端と下端には、それぞれ本体装飾部11pと11q(ギャザー部21pと21q)が配されるため、装着フィーリングは良好となる。
次に、帽子Ca,Cb,Ccとして用いる場合について説明する。図7(a),(b)は第一の形態に係る帽子Caとする場合の使用手順、図8(a),(b)は第二の形態に係る帽子Cbとする場合の使用手順、図9(a),(b)は第三の形態に係る帽子Ccとする場合の使用手順をそれぞれ示す。
第一の形態に係る帽子Caとして用いる場合は、まず、図7(a)に示すように、暖衣本体2を中央位置Sc又はその付近で捻る。この場合、使用者は、一方の手を一方の開口部2p(又は2q)から暖衣本体2の内部に入れ、中央位置Sc又はその付近を内部から把持するとともに、この状態において、他方の開口部2q(又は2p)側を捻ればよい。そして、捻った他方の開口部2q(又は2p)側は、図7(b)に示すように、裏返すことにより一方の開口部2p(又は2q)側に重ね合わせればよい。これにより、図7(c)に示す基本形態の帽子Caを得ることができるため、図7(d)に示すように,装飾補助具3xを帽子Caの横面に取付ければ、第一の形態に係る帽子Caを得ることができる。したがって、第一の形態に係る帽子Caは、帽子の縁部分に本体装飾部11p,11qが配されるとともに、アクセントとして疑似花Axが付されたデザインとなる。
また、第二の形態に係る帽子Cbとして用いる場合は、まず、図8(a)に示すように、使用者は、一方の手を一方の開口部2p(又は2q)から暖衣本体2の内部に入れ、中央位置Sc又はその付近を内部から把持するとともに、この状態において、図8(b)に示すように、他方の開口部2q(又は2p)側を裏返して一方の開口部2p(又は2q)側に重ねる。そして、図8(c)に示すように、開口部2p及び2q付近に第一の暖衣構成補助具3a巻付けることにより、開口部2p及び2q付近を閉塞状態にすればよい。これにより、図8(c)に示す第二の形態に係る帽子Cbを得ることができる。この帽子Cbは、帽子の縁部分に暖衣本体2の中間部位を折返した形状が位置するため、スッキリとしたデザインになるとともに、帽子の上端に、本体装飾部11p,11qと疑似花Aaを組合わせた比較的ボリューム感のある疑似花A2を有するデザインとなる。
さらに、第三の形態に係る帽子Ccとして用いる場合は、まず、図9(a)に示すように、暖衣本体2の一端側から所定幅にわたって数回(例示は2回)裏返して折畳む。即ち、図9(a)に示すように、位置Sf,位置Ssを折り位置として、順次裏返して折り畳む。そして、図9(b)に示すように、他端側の近傍に第二の暖衣構成補助具3bの弾性リング3brを巻付けることにより閉塞状態にすればよい。これにより、図9(c)に示す第三の形態に係る帽子Ccを得ることができる。この帽子Ccは、帽子の縁部分は複数の層が重なり合った形態(デザイン)となる。また、比較的長い帽子となるとともに、帽子の上端には、本体装飾部11p(又は11q)と疑似花Abを組合わせ疑似花A3を有するデザインとなり、いわば、サンタクロースの帽子となる。
このように、本実施形態に係る多目的暖衣1は、基本構成要素として、弾性素材を含む繊維素材Rsにより全体を、又は一部を除いて、伸縮可能に構成するとともに、両端に開口部2p,2qを設けた筒状の暖衣本体2を備えるため、少なくともマフラーMa…と帽子Ca…に兼用できることに加え、ネックウォーマー等としても用いることができる。したがって、従来のものに比べ、暖衣としての多様性をより高めることができる。しかも、選択して使用可能な一又は二以上の暖衣構成補助具3a,3bと組合わせて使用するため、例えば、帽子Ca…の場合、帽子の縁部分の形態を、開口部2p,2qを利用する形態又は折畳んだ中間部位を利用する形態のいずれかを選択できるなど、個々の物品単位でも形態の種類を増やすことが可能となり、この観点からの多様性も高めることができる。また、暖衣本体2に対して着脱可能に構成し、かつ装着時に暖衣本体2における一方又は双方の開口部2p,2qを閉塞可能な閉塞機能F1、及び暖衣本体2を装飾する装飾機能F2を有するとともに、選択して使用可能な一又は二以上の暖衣構成補助具3a,3bを備えるため、暖衣構成補助具3a,3bにおける各種バリエーションを適宜増やすことにより、例えば、時代の流行等を考慮した装飾等に対しても柔軟に対応可能になるなど、発展性及び柔軟対応性を高めることができる。しかも、暖衣本体2自身の構成をより単純化できるため、製作コストに係わるコスト低減にも寄与できる。
以上、好適実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量,数値,使用方法等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
例えば、実施形態では、暖衣本体2の両端における開口部2p,2qの双方に本体装飾部11p,11qを設けた場合を示したがいずれか一方のみに設けてもよい。また、暖衣本体2のディメンションは、筒軸方向Dsの長さLsを35〜45〔cm〕の範囲,幅方向Dwの長さLwを14〜22〔cm〕の範囲,筒軸方向Dsに引張った際における最大の伸び率を180〜210〔%〕の範囲にそれぞれ選定することが望ましいが、これらの範囲に限定されるものではない。一方、暖衣構成補助具3a,3bは、例示に限定されるものではなく、閉塞機能F1及び装飾機能F2を有するものであれば、各種形態により実施できるとともに、用意する数量も任意である。同様に、装飾補助具3xも、例示に限定されるものではなく、各種形態の装飾部Px及び止ピン3xcにより実施できるとともに、用意する数量も任意である。また、装飾として疑似花を例示したが装飾性を有するものであれば様々な形態を適用できる。
本発明に係る多目的暖衣は、少なくともマフラーと帽子の双方に兼用可能な各種形態の暖衣に利用できる。
1:多目的暖衣,2:暖衣本体,2p:暖衣本体の開口部,2q:暖衣本体の開口部,3a:暖衣構成補助具,3b:暖衣構成補助具,3br:弾性リング,3x:装飾補助具,3xc:止ピン,11p:本体装飾部,11q:本体装飾部,Pa:装飾部(第一装飾部),Pb:装飾部(第二装飾部),Px:装飾部,Ma…:マフラー,Ca…:帽子,Rs:弾性素材を含む繊維素材,F1:閉塞機能,F2:装飾機能,Ds:筒軸方向,Dw:幅方向,Ls:筒軸方向長さ,Lw:幅方向長さ
Claims (7)
- 少なくともマフラーと帽子を兼用可能な多目的暖衣であって、弾性素材を含む繊維素材により全体を、又は一部を除いて、伸縮可能に構成するとともに、両端に開口部を設けた筒状の暖衣本体と、この暖衣本体に対して着脱可能に構成し、かつ装着時に前記暖衣本体における一方又は双方の開口部を閉塞可能な閉塞機能、及び前記暖衣本体を装飾する装飾機能を有するとともに、選択して使用可能な一又は二以上の暖衣構成補助具とを具備してなることを特徴とする多目的暖衣。
- 前記暖衣本体は、両端の一方又は双方の開口部に、周方向に沿った本体装飾部を設けてなることを特徴とする請求項1記載の多目的暖衣。
- 前記暖衣本体は、外力を付加しない自然状態であって、偏平状態にした筒軸方向の長さLsを35〜45〔cm〕の範囲、幅方向の長さLwを14〜22〔cm〕の範囲に選定するとともに、筒軸方向に引張った際における最大の伸び率を180〜210〔%〕の範囲に選定してなることを特徴とする請求項1又は2記載の多目的暖衣。
- 前記暖衣構成補助具は、全体を装飾部(第一装飾部)として構成するとともに、弾性素材を含む繊維素材により全体を、又は一部を除いて、伸縮可能なリング状に構成することを特徴とする請求項1,2又は3記載の多目的暖衣。
- 前記暖衣構成補助具は、全体を装飾部(第二装飾部)として構成するとともに、前記第二装飾部の裏側に弾性リングを取付けて構成することを特徴とする請求項1,2又は3記載の多目的暖衣。
- 前記暖衣構成補助具に加えて、少なくとも一以上の装飾補助具を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の多目的暖衣。
- 前記装飾補助具は、装飾部の裏側に安全ピン等の止ピンを取付けて構成することを特徴とする請求項6記載の多目的暖衣。
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