JP2014118275A - 産業用車両の安全装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、より周辺の作業者の安全を守り、かつ産業用車両が急に接近した作業者の安全を守ることができる産業用車両の安全装置を提供することを目的とする。
【解決手段】警報コントローラ31より、信号レベルが異なる2つの警報用信号を発信するようにし、第1警報用信号の信号レベルを、第2警報用信号の信号レベルより低くし、電力調整器43により増幅されてもRFIDタグ36の所定の受信スパン(受信可能レベル)より低く設定する。これにより、RFIDタグ36は、車体11の近傍の位置では、少なくとも、第1警報用信号が受信可能となり、よって車体11の近傍位置で、第1警報用信号によりフォークリフト10の接近が確実に警報される。また車体11の近傍より離れた位置では、第2警報用信号が受信されることにより、車体11の近傍より離れた位置で、第2警報用信号により産業用車両の接近が警報される。
【選択図】図3

Description

本発明は、フォークリフト等の産業用車両とこの産業用車両の近傍(周り)で作業を行う作業者との間で通信を行い、この通信に基づいて警報を行う産業用車両の安全装置に関する。
産業用車両であるフォークリフトの運転は有資格者のみが行い得るが、毎年一定件数の事故が発生している。特に、後方確認を怠ったことより発生する接触事故の多くは、接触してから操縦者が事故に気付いてブレーキを踏むので、重大事故となりやすく、後進時など死角が生ずる状況での安全性確保も求められている。
従来、フォークリフト等と作業者との接触事故を防止する産業用車両の安全装置として、信号を発信する無線送信機を車両本体に設け、この信号を受信してブザーを鳴らす無線受信機を作業者のヘルメットに取り付ける接近警報装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−317163号公報
しかし、接触事故をより少なくするため、車両本体から離れた作業者に警報を与えることができるように、すなわち、より周辺(遠く)の作業者が、車両本体に設けた無線送信機から発信する信号を受信できるように、無線送信機から発信する信号の出力レベルを上げると、無線送信機近傍、すなわち車両本体近傍では、信号の出力レベルが無線受信機の受信可能なレベルを超え、信号を安定して受信することができず、産業用車両が急に接近した作業者(車両本体近傍の作業者)に警報を発することができない事態(誤発報)が発生する。
そこで、本発明は、より周辺の作業者の安全を守り、かつ産業用車両が急に接近した作業者の安全を守ることができる産業用車両の安全装置を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、産業用車両を構成する車両本体に搭載され、警報用信号を周囲に発信する警報発信装置と、この警報発信装置から発信された警報用信号を受信して前記産業用車両の接近を警報する警報器とから構成される産業用車両の安全装置であって、前記警報発信装置は、第1警報用信号を発信し、さらに前記第1警報用信号より高レベルの第2警報用信号を、産業用車両の走行・荷役状況に合わせて発信する機能を備え、前記警報器は、前記車両本体の近傍の位置では、少なくとも前記警報発信装置より発信された第1警報用信号を受信して警報し、前記車両本体近傍より離れた位置では、前記警報発信装置より発信された第2警報用信号を受信して警報することを特徴とするものである。
警報器は、信号の受信装置としての機能を備えており、受信装置として当然であるが、警報発信装置より発信される警報用信号の信号レベルが、警報器の所定の受信レベルを超えると、信号、例えば、パルス信号の特性を捕らえることができず、信号として受信できない(受信不能)という特性を持つ。
車両本体の近傍の位置では、警報発信装置に近く、警報発信装置より発信される警報用信号のレベルは当然高く、加えて、安全を強化するために、より周辺(遠く)の車両本体近傍より離れて位置する作業者に対して産業用車両の接近が警報されるよう警報用信号の発信のレベルを上げると、車両本体の近傍の位置の警報器では、受信不能となる。
上記構成によれば、警報発信装置より、信号レベルが異なる2つの警報用信号を発信するようにし、第1警報用信号の信号レベルを、第2警報用信号の信号レベルより低くする、すなわち前記所定の受信レベルより低くすることにより、警報器は、車両本体の近傍の位置では、少なくとも、第1警報用信号が受信可能となり、よって車両本体の近傍位置で、産業用車両の接近が警報される。
また車両本体近傍より離れた位置では、第2警報用信号が受信されて警報されることにより、車両本体近傍より離れた位置で、産業用車両の接近が警報される。
このように、安全を強化するために、より周辺(遠く)の車両本体近傍より離れて位置する作業者に対して産業用車両の接近が警報されるよう警報用信号(第2警報用信号)の発信のレベルを、産業用車両の走行・荷役状況に合わせて上げたときにでも、産業用車両が急に接近した作業者(車両本体近傍の作業者)において警報用信号(第1警報用信号)を安定して受信可能となり、確実に、産業用車両の接近が警報され、警報が発せられない事態が回避される。
また請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、前記警報発信装置は、1本のアンテナを使用して前記第1警報用信号と第2警報用信号を発信することを特徴とするものである。
上記構成によれば、警報発信装置により、1本のアンテナを使用して前記第1警報用信号と第2警報用信号が発信される。
また請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、前記警報発信装置は、前記第1警報用信号および第2警報用信号をそれぞれ別のアンテナを使用して発信することを特徴とするものである。
上記構成によれば、警報発信装置により、2本のアンテナを使用して第1警報用信号と第2警報用信号がそれぞれ発信される。
また請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明であって、前記警報発信装置は、前記第1警報用信号および第2警報用信号に、搭載された車両本体独自の識別符号に相当する信号を付して発信し、前記警報器は、前記車両本体独自の識別符号を記憶する記憶手段を有し、前記第1警報用信号または第2警報用信号を受信すると、信号に含まれる車両本体独自の識別符号を取り出し、この取り出した識別符号が、前記記憶手段に記憶されていないとき、警報し、前記記憶手段に記憶することを特徴とするものである。
上記構成によれば、警報器は、取り出した識別符号が記憶手段に記憶されていないとき、すなわち第1警報用信号または第2警報用信号に含まれる車両本体独自の識別符号を、初めて認識したときのみ警報し、よって繰り返し警報することが防止される。また、最初に接近した車両本体と異なる車両本体独自の識別符号を取り出すと、再び警報され、異なる車両本体の接近が知らされる。
また請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の発明であって、前記警報器は、前記第1警報用信号または第2警報用信号を受信すると、警報器独自の識別符号に相当する信号を付した反射信号を前記警報発信装置へ送信し、前記警報発信装置は、前記反射信号を受信すると、この反射信号に付された警報器独自の識別符号を取り出して受信時間とともに記憶し、警報することを特徴とするものである。
上記構成によれば、警報発信装置により、警報器より発信された、警報器独自の識別符号を付した反射信号が受信されると、警報器、すなわち作業者が車両本体に接近したことが警報される。また警報発信装置側では、警報器独自の識別符号により産業用車両に接近した警報器が特定され、すなわち産業用車両に接近した作業者が特定され、受信時間とともに記憶され、時間毎に産業用車両に接近した作業者、および人数が認識される。
また請求項6に記載の発明は、請求項4または請求項5に記載の発明であって、前記警報器は、所定時間内に、前記記憶手段に記憶された前記車両本体独自の識別符号を取り出したとき、警報しないことを特徴とするものである。
上記構成によれば、警報器は、所定時間内に、記憶手段に記憶された車両本体独自の識別符号を取り出したとき、警報しないことにより、警報器では、同一の警報発信装置の接近、すなわち同一の産業車両の接近が、繰り返し警報されることが回避される。
本発明の産業車両の安全装置は、より周辺(遠く)に位置する作業者に対して産業用車両の接近を警報するように警報用信号(第2警報用信号)の発信レベルを上げたときにでも、産業用車両が急に接近した作業者(車両本体近傍の作業者)において警報用信号(第1警報用信号)を安定して受信可能となり、警報が発せられない事態を回避でき、安全を確実に守ることができる、という効果を有している。
本発明の実施の形態1における産業用車両の安全装置を備えたフォークリフトの側面図である。 同フォークリフトの平面図である。 同フォークリフトに備えた安全装置の構成を示すブロック図である。 同フォークリフトに備えた安全装置の警報コントローラから発信される警報用信号の特性図である。 同フォークリフトに備えた安全装置において、(a)は警報コントローラの車両警報出力判断部の動作を説明するフローチャート、(b)はRFIDタグの反射波判断部の動作を説明するフローチャートである。 (a)〜(f)は、RFIDタグの受信領域を示す平面図で、(a)は停止時、(b)は発進時、(c)は低速走行時、(d)は高速走行時、(e)は荷役発進時、(f)は荷役低速走行時の図である。 本発明の実施の形態2における産業用車両の安全装置を備えたフォークリフトの側面図である。 同フォークリフトの平面図である。 同フォークリフトに備えた安全装置の構成を示すブロック図である。 (a)〜(f)は、RFIDタグの受信領域を示す平面図で、(a)は停止時、(b)は発進時、(c)は低速走行時、(d)は高速走行時、(e)は荷役発進時、(f)は荷役低速走行時の図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1における産業用車両の安全装置を備えたフォークリフト(産業用車両の一例)の側面図、図2は同フォークリフトの平面図である。
「フォークリフト」
図1,図2に示すように、このフォークリフト10は、たとえば小型のカウンターバランス式フォークリフトであり、車体(車両本体)11の前部に左右一対の前輪12が配置されるとともに、後部に走行駆動および操向を行う左右一対の後輪13が配置されている。また車体11の前部に左右一対のマスト部材15が立設され、リフトシリンダ14によりマスト部材15を伸縮し、巻き掛け伝動装置を介して左右一対のフォーク16を昇降駆動するリフト装置17が配置されている。
また車体11には、エンジンと油圧装置が内装されるとともに、後端部にバランスウェイト18が設けられている。またバランスウェイト18の前部のボンネット19上に操縦席21が配置され、車体11の前部のフロントパネル22にステアリングハンドル23や荷役シフトレバー24、走行操作レバー25が配置されている。またフロントパネル22後方で操縦席21の上方部には、ヘッドガード26が設置されており、このヘッドガード26は、フロントパネル22の両側から立設された一対の前部ポスト27F、およびボンネット19の後部両側から立設された一対の後部ポスト27Rにより支持されている。
また車体11には、リフトシリンダ14の油圧を検出する油圧センサ28(図3)が設けられ、また後輪13の回転軸に連結されて、回転数に応じたパルスを出力する車速センサ29(図3)が設けられている。
「安全装置」
図3に示すように、本発明に係る安全装置30は、警報コントローラ(車載コントローラ)31と、送信アンテナ32と、警報音を発する車両警報ブザー(車両警報出力装置の一例)33と、反射波受信アンテナ34と、RFIDタグ36とから構成され、警報コントローラ31、送信アンテナ32と、車両警報ブザー33、および反射波受信アンテナ34により、フォークリフト10(車体11)に搭載され警報用信号を周囲に発信する警報発信装置が形成され、またRFIDタグ36により、警報発信装置から発信された警報用信号を受信してフォークリフト10の接近を警報する警報器が形成されている。
前記RFIDタグ36は、フォークリフト10およびフォークリフト10の周辺で作業する複数の作業者(操縦者を含む)Hにそれぞれ所持される。
また前記警報コントローラ31はヘッドガード26の裏側(操縦席21側)に設置され、車両警報ブザー33はこの警報コントローラ31により作動される。
また前記送信アンテナ32はヘッドガード26上に設置され、送信アンテナ32には、警報コントローラ31から出力された低波帯域のパルス信号α(詳細は後述する)を効率よく送信できる微小磁界ループアンテナが採用されている。
また前記反射波受信アンテナ34は、RFIDタグ36より送信された極超短波(たとえば2.45GHzの電波)からなる反射信号(反射波)β(詳細は後述する)を受信して、警報コントローラ31へ出力している。
(警報コントローラ)
前記警報コントローラ31は、パルス発生回路42と、電力調整器43と、パルス出力制御器45と、警報制御器46を備えている。
パルス発生回路42は、図4に示すように、所定間隔(例えば、100mS)毎に、各フォークリフト10を特定する車両ID(車両本体独自の識別符号の一例)の信号を含むパルス信号αを発生する回路であり、所定間隔毎に一定の出力レベルのパルスを複数個(実施の形態では4個)出力すると、これら4個のパルスの出力レベルより低レベル、例えば33%のレベルとしたパルス(5つ目のパルス)を出力するよう構成されている。今、5つ目のパルス信号を第1警報用信号と称し、他の1〜4つ目のパルス信号を第2警報用信号と称する。第2警報用信号は第1警報用信号より高レベルとなっており、第1警報用信号の出力レベルは、電力調整器43において増幅されても、後述するRFIDタグ36のパルス検出部58において、受信可能な最大値に近いレベル(受信スパン)に設定されている。
また上記電力調整器43は、パルス発生回路42から出力された、車両IDの信号を含むパルス信号αを、パルス出力制御器45から出力された制御信号(パルス信号αを増幅する増幅率;後述する)により調整し、送信アンテナ32へ出力する。
また上記パルス出力制御器45は、走行操作レバー25の操作信号、車速センサ29のパルス信号および油圧センサ28の油圧信号に基づいて、パルス信号αの出力レベルを制御し、走行・荷役状況に応じてRFIDタグ36の受信領域を調整する制御信号を出力する制御器であり、図3に示すように、走行操作レバー25の操作信号(前進、停止、後進)を検出して出力する走行操作信号入力部47と、車速センサ29から入力されたパルス信号をカウントすることによりフォークリフト10の走行速度を求めて出力する走行速度信号入力部48と、リフトシリンダ14の油圧センサ28から入力された油圧信号が設定値以上になることにより、フォーク16に荷Mが支持されたことを検出し、検出すると荷役信号を出力する荷役信号入力部49と、電力制御テーブル50と、出力判断部51を備えている。
前記電力制御テーブル50は、フォークリフト10の走行速度に応じてRFIDタグ36の受信領域を形成するための給電電力(送信電力)を設定したテーブルであり、車速軸と送信アンテナ32に給電する給電電力の電圧軸とからなり、車速軸は、停止〜最高速度の間が複数の任意間隔で分割され、フォークリフト10の走行速度に対応する給電電力の電圧が割り当てられている。
また出力判断部51は、走行操作信号入力部47により検出された操作信号および荷役信号入力部49により検出された荷役信号に基づいて、適正な範囲のRFIDタグ36に検知させるパルス信号αの受信領域を設定する送信電力を求め、さらにこの送信電力を、走行速度による電力制御テーブル50に基づいて補正し、求めた送信電力に基づいて、パルス発生回路42から出力されたパルス信号αを増幅する増幅率を求め、この増幅率からなる制御信号を形成し、この制御信号を、電力調整器43へ出力する。
制御信号(増幅率)の最大値(上限)は、上記第1警報用信号(5つ目のパルス)が増幅されても、RFIDタグ36のパルス検出部58の受信スパン(受信可能レベル)を超えないように設定されており、5つ目のパルス信号(第1警報用信号)αは、増幅率が最大のときでも、RFIDタグ36の受信スパンに収まるため、操縦席21、あるいは車体11の近傍において検出可能となっている。
増幅率(制御信号)の設定の詳細については、後述する。
また警報制御器46は、反射信号βに付される、タグID(警報器独自の識別符号の一例;後述する)に基づいて車両警報ブザー33を作動する制御器であり、車両警報判断部53と、タグID記憶部54と、タイマー55を具備している。
前記タグID記憶部54は、時計機能を有し、後述する車両警報判断部53より出力された反射信号βの信号に含まれるタグIDを、受信時間とともに記憶する。
またタイマー55は、後述する車両警報判断部53より出力されたタグIDを入力すると、時間をリセットしてカウントを開始し、最新のタグIDを入力したときからの時間を計測する。
前記車両警報判断部53は、図5(a)に示すように、反射波受信アンテナ34で信号を受信すると(ステップ−1)、受信した信号が、RFIDタグ41からの信号(反射信号β)かどうかを判断し(ステップ−2)、判断すると、車両警報ブザー33を作動し(ステップ−3)、続いて反射信号βの信号に含まれるタグIDを求め(ステップ−4)、求めたタグIDをタイマー55へ出力する(ステップ−5)。続いて求めたタグIDがタグID記憶部54に記憶されていたかどうかを確認し(ステップ−6)、記憶されていないとき、タグID記憶部54へ出力して記憶させる(ステップ−7)。続いてタイマー55を確認してこのタグIDが出力されて一定時間が経過しているかどうかを確認し(ステップ−8)、確認すると車両警報ブザー33を停止する(ステップ−9)。
上記警報コントローラ31の構成による作用を説明する。警報コントローラ31は、第1警報用信号を発信し、さらに第1警報用信号より高レベルの第2警報用信号を、フォークリフト10の走行・荷役状況に合わせて発信する機能を有している。
パルス発生回路42より、所定間隔(例えば、100mS)毎に、パルスが発生され、第1警報用信号(5つ目のパルス)と第2警報用信号(他の1〜4つ目のパルス)が電力調整器43へ出力され、電力調整器43により、これらパルス信号は、出力判断部51から出力された制御信号(増幅率)によりその出力レベルが調整され、パルス信号αとして送信アンテナ32から送信される。
また警報制御器46において、反射波受信アンテナ34により受信された信号が、RFIDタグ36からの信号(反射信号β)であると確認されると、車両警報ブザー33が作動されて警報音が鳴らされ、続いて反射信号βに含まれるタグIDが求められてタイマー55へ出力される。また求められたタグIDがタグID記憶部54に記憶されていたかどうかが確認され、記憶されていないとき、タグID記憶部54へ受信時間とともに記憶される。またタイマー55が確認され、このタグIDが入力されて一定時間が経過していると、警報音が停止される。このタグID記憶部54に記憶されたタグIDと受信時間を確認することにより、加えて、RFIDタグ36のタグIDにより作業者Hが特定されることにより、誰が何時、フォークリフト10に接近したかが特定され、そのときの作業者Hの作業内容を確認することにより、フォークリフト10に接近せずに安全な作業内容に見直すことが可能となり、より安全性を高めることが可能となる。また時間毎にフォークリフト10に接近した作業者の人数を確認できる。
(RFIDタグ)
また上記RFIDタグ36は、受信アンテナ57と、パルス検出部58と、タグ警報ブザー(タグ警報出力部の一例)59と、このタグ警報ブザー59の警報停止ボタン60と、反射波判断部61と、車両ID記憶部(記憶手段の一例)62と、反射波送信アンテナ63と、反射波出力部64を備えている。このRFIDタグ36は、信号の受信装置としての機能を備えており、受信装置として当然のこととして、警報コントローラ31より発信されるパルス信号(警報用信号)αの信号レベルが、RFIDタグ36の所定の受信レベル(受信スパン)を超えると、パルス信号としての特性を捕らえることができず、信号として受信できない(受信不能)という特性を有している。
そして、車体11の近傍の位置では、警報コントローラ31に近く、警報コントローラ31より発信されるパルス信号(警報用信号)αのレベルは当然高く、加えて、安全を強化するために、より周辺(遠く)の車体11近傍より離れて位置する作業者Hに対してフォークリフト10の接近が警報されるよう警報用信号の発信のレベルを上げると、車体11の近傍の位置のRFIDタグ36では、受信不能となる。
前記パルス検出部58には、上記受信スパン(受信可能レベル)が設定されており、パルス検出部58は、受信アンテナ57により受信した受信信号より、前記受信スパン内のパルス信号αを検出する。なお、受信スパンを超えた信号(パルス信号)は検出されない。
また前記車両ID記憶部62は、後述する反射波判断部61より入力した車両IDを記憶し、所定時間、同じ車両IDが入力されないとき、記憶していた車両IDを消去する。
また前記反射波判断部61は、図5(b)に示すように、パルス検出部58によりパルス信号αが検出されると(ステップ−1)、パルス信号αに含まれる車両IDを求め(ステップ−2)、この求めた車両IDが、車両ID記憶部62に記憶されていたかどうかを確認し(ステップ−3)、記憶されていないとき、反射波出力部64へ反射信号βを発信させる起動信号を出力し(ステップ−4)、タグ警報ブザー59を作動して警報音を鳴らし(ステップ−5)、車両ID記憶部62へ出力して記憶させる(ステップ−6)。続いて警報音を鳴らしているとき、警報停止ボタン60が操作されたかどうかを確認し(ステップ−7)、確認するとタグ警報ブザー59を停止する(ステップ−8)。
また前記反射波出力部64は、高周波回路を有し、高周波回路から出力された高周波に、RFIDタグ36を特定する独自のタグID(警報器独自の識別符号)に相当する信号を付した反射信号βを形成し、反射波判断部61より起動信号を入力すると、形成した反射信号βを一定時間、反射波送信アンテナ63へ出力し、反射波送信アンテナ63から送信させる。
上記RFIDタグ36の構成による作用を説明する。
受信アンテナ57により受信された受信信号よりパルス信号αが検出されると、パルス信号αより車両IDが求められ、この車両IDが車両ID記憶部62に記憶されていたかどうかか確認され、車両IDが車両ID記憶部62に記憶されていない場合、反射信号βが、一定時間、反射波送信アンテナ63より送信され、またタグ警報ブザー59が作動されて警報音が鳴らされ、この警報音を鳴らしたとき、警報停止ボタン60の操作によりその警報音が停止される。またこの車両IDが車両ID記憶部62に記憶されているとき、反射信号βは送信されないし、タグ警報ブザー59は作動されない。また所定時間、パルス信号αが受信されないとき、車両ID記憶部62に記憶された車両IDは消去され、よって所定時間後に、パルス信号αが受信されると、反射信号βは送信され、タグ警報ブザー59が作動されて警報音が鳴らされる。
また最初に接近したフォークリフト10とは異なるフォークリフト10に接近したときパルス信号αに含まれる車両IDが異なるため、再び警報ブザー59を作動して警報音が鳴らされる。
パルス出力制御器45の増幅率(制御信号)の設定について説明する。
図6に示すように、5つ目のパルス信号(第1警報用信号)αの受信領域Aは、1〜4つ目のパルス信号(第2警報用信号)αの出力レベルに対して33%に設定されているため、1〜4つ目のパルス信号(第2警報用信号)αの受信領域Bのように大きく広がることは回避されている。
停止時{図6(a)}
フォークリフト10の停止時、すなわち走行速度が0で、走行操作レバー25の操作なし(操作信号オフ)、且つフォーク16の荷役なし(荷役信号オフ)のとき、増幅率は33%に設定され、たとえば半径1m程度の最も狭い、パルス信号(第2警報用信号)αの受信領域B(RFIDタグ36の受信領域)が発生される。
この受信領域Bでは、操縦席21、あるいは車体11の近傍の作業者Hが所持するRFIDタグ36も、タグ警報ブザー59が作動されて警報音が出る。
発進時{図6(b)}
走行操作レバー25により検出される走行開始時、すなわちN(中立)→F(前進)、N(中立)→R(後進)、F(前進)⇔R(後進)の切換信号により、この走行開始(変更)時のパルス信号(第2警報用信号)αの受信領域B(RFIDタグ36の受信領域)が、図6(a)に示す停止時(走行速度0)の受信領域および図6(c)に示す(最)低速走行時の受信領域より大きくなるようにパルス信号αの増幅率が設定される。
この走行開始(変更)時、すなわち走行速度が0、且つフォーク16の荷役なし(荷役信号オフ)で、走行操作レバー25の切換信号が検出されたとき、前記増幅率により送信アンテナ32への給電電圧が制御され、一時的に受信領域Bが、たとえば7m程度を半径とする範囲まで拡大され、周辺よりこの受信領域Bに入った作業者Hが所持するRFIDタグ36のタグ警報ブザー59が作動されて警報音が出る。
低速走行時{図6(c)}
低速走行時、すなわち走行速度が低速域で、走行操作レバー25の操作なし(操作信号オフ)、且つフォーク16の荷役なし(荷役信号オフ)のとき、フォークリフト10の全長(以下ではフォーク16の前端から車体11の後端までの水平距離をいう)の1.5倍程度(たとえば5m程度)を半径とする狭い受信領域Bとなるように、パルス信号αの増幅率が設定され、低速走行時のRFIDタグ36の受信領域Bは、発進時より狭くなる。
高速走行時{図6(d)}
高速走行時、すなわち走行速度が高速域で、走行操作レバー25の操作なし(操作信号オフ)、且つフォーク16の荷役なし(荷役信号オフ)のとき、低速走行時の受信領域よりも受信領域Bが広くなるように、走行速度に応じて、パルス信号αの増幅率が設定され、RFIDタグ36の受信領域Bがフォークリフト10の全長の3倍以上、たとえば半径10m以上となる。
荷役発進時{図6(e)}
荷役発進時、すなわち、走行速度が0、且つフォーク16の荷役あり(荷役信号オン)で、走行操作レバー25の切換信号が検出されると、図6(b)に示す空荷(無負荷)状態の発進時に比較してRFIDタグ36の受信領域Bが広くなるように、パルス信号αの増幅率が設定される。
荷役低速走行時{図6(f)}
フォーク16に荷Mが支持された荷役低速走行時、すなわち走行速度が低速域で、走行操作レバー25の操作なし(操作信号オフ)、且つフォーク16の荷役有り(荷役信号オン)のとき、図6(c)に示す空荷(無負荷)状態の低速走行時に比較して、RFIDタグ36の受信領域Bが広くなるように、パルス信号αの増幅率が設定される。勿論、図示しないが、高速走行時にも、RFIDタグ36の受信領域が広くなるように制御してもよい。
なお、発進時、低速走行時、高速走行時、荷役発進時、および荷役低速走行時において、操縦席21、あるいは車体11の近傍の作業者Hが所持するRFIDタグ36は、送信アンテナ32に近いため、増幅された1つ〜4つ目のパルス信号(第2警報用信号)αは受信スパンを超え、受信されない。なお、操縦席21、あるいは車体11の近傍の作業者Hが所持するRFIDタグ36では、パルス発生回路42から出力される5つ目のパルス信号(第1警報用信号)αは受信される。
また上記発進時および荷役発進時に、停止時および低速走行時ならびに荷役低速走行時よりそれぞれ広くなるように、1つ〜4つ目のパルス信号(第2警報用信号)αの受信領域Bを制御するので、フォークリフト10の危険性に応じて、適切にタグ警報ブザー59および車両警報ブザー33を作動させて危険を知らせておくことができ、走行を開始した時に、必要以上に車両警報ブザー33やタグ警報ブザー59が作動して、操縦者や作業者に煩わしさを感じさせることなくフォークリフト10と作業者Hとの接触事故を未然に防止することができる。
「動作」
次に、上記安全装置20の構成による動作を説明する。
警報コントローラ31により、1本の送信アンテナ32を使用して、第1警報用信号と第2警報用信号(車両IDを含むパルス信号α)が発信間隔を変えて発信される。またRFIDタグ36によりパルス信号αが受信されると、パルス信号αより車両IDが求められ、この車両IDが車両ID記憶部62に記憶されていたかどうかが確認され、車両IDが車両ID記憶部62に記憶されていない場合、タグIDを含む反射信号βが、一定時間、反射波送信アンテナ63より送信される。
警報コントローラ31は反射信号βを受信すると、車両警報ブザー33から警報音を発して操縦者に危険を知らせる。
*最初に、作業者Hが所持しているRFIDタグ36がパルス信号αを受信したとき
操縦席21に座っている作業者Hの場合、所持しているRFIDタグ36の受信アンテナ57で、パルス信号α(第1警報用信号)受信され、また周辺からフォークリフト10に接近した作業者Hの場合、パルス信号α(第2警報用信号)受信される。
RFIDタグ36では、パルス信号αに含まれる車両IDを求め、この車両IDが記憶されていないとき、タグ警報ブザー59を作動して警報音を出し、作業者に危険を知らせ、車両IDを記憶する。また警報停止ボタン60が押されると、タグ警報ブザー59が停止される。
*作業者Hが所持しているRFIDタグ36が、繰り返しパルス信号αを受信したとき
RFIDタグ36で再度パルス信号αが受信されると、パルス信号αに含まれる車両IDは記憶されているため、タグ警報ブザー59は作動されることはない。
*作業者Hが所持しているRFIDタグ36が、フォークリフト10の周辺から離れたとき
RFIDタグ36でパルス信号αが受信されず、RFIDタグ36で設定時間を超えてその車両IDを含むパルス信号αが検出されないと、車両ID記憶部61からその車両IDが消去される。
*作業者Hが所持しているRFIDタグ36が、再度、フォークリフト10の周辺に入ったとき
RFIDタグ36でパルス信号αが受信されると、パルス信号αに含まれる車両IDは消去されているため、タグ警報ブザー59を作動して警報音を出し、作業者に危険を知らせ、車両IDを記憶する。
以上のように本実施の形態1によれば、警報コントローラ31より、信号レベルが異なる2つの警報用信号を発信するようにし、第1警報用信号の信号レベルを、第2警報用信号の信号レベルより低くする、すなわち電力増幅器43により増幅されてもRFIDタグ36の所定の受信スパン(受信レベル)より低く設定することにより、RFIDタグ36は、車体11の近傍の位置では、少なくとも、第1警報用信号が受信可能となり、よって車体11の近傍位置で、第1警報用信号によりフォークリフト10の接近が確実に警報され、また車体11の近傍より離れた位置では、第2警報用信号が受信されることにより、フォークリフト10の接近が警報される。
このように、安全を強化するため、より周辺(遠く)の位置する作業者Hがフォークリフト10の接近を警報するように警報用信号(第2警報用信号)の発信レベルを上げたときにでも、フォークリフト10が急に接近した作業者(車両本体近傍の作業者)Hに対して確実に、フォークリフト10の接近を警報でき、安全を図ることができる。
また本実施の形態1によれば、RFIDタグ36では、第1警報用信号または第2警報用信号に含まれる車体11を識別可能な独自の車両IDを、初めて認識したとき警報することにより、最初に接近した車体11と異なる車体11が接近したとき、再び警報を発することができ、作業者Hをより安全とすることができる。
また本実施の形態1によれば、RFIDタグ36は、第1警報用信号または第2警報用信号を受信すると、RFIDタグ36独自のタグID(識別信号)を警報コントローラ31へ送信することにより、警報コントローラ31側では、フォークリフト10に接近したRFIDタグ36が特定され、すなわちフォークリフト10に接近した作業者Hが特定され、受信時間とともに記憶され、誰が何時、フォークリフト10に接近したかを特定することができ、そのときの作業者Hの作業内容を確認することにより、フォークリフト10に接近しないように作業内容に見直すことが可能となり、より安全性を高めることができる。また時間毎にフォークリフト10に接近した作業者の人数を認識できる。
また本実施の形態1によれば、RFIDタグ36は、同じ車両IDを含む第1警報用信号または第2警報用信号を繰り返し受信したとき、反射信号βを発信せず、警報コントローラ31側では、車両警報ブザー33により警報が出されないことから、作業者Hの接近が繰り返し警報されることを回避できる。
また本実施の形態1によれば、RFIDタグ36は、所定時間内に、車両ID記憶部62に記憶された車両IDを取り出したとき、警報しないことにより、RFIDタグ36では、同一の警報コントローラ31の接近、すなわち同一のフォークリフト10の接近が、繰り返し警報されることを回避できる。なお、車両ID記憶部62では、所定時間、同じ車両IDが入力されないとき、記憶していた車両IDが消去されるので、所定時間後に、再び同じ車両IDが入力されると、警報される。
[実施の形態2]
実施の形態2では、図7〜図9に示すように、送信アンテナ32を2本とし、警報コントローラ31にパルス発生回路42と電力調整器43を2回路設け、第1パルス発生回路42Aにて第1警報用信号を発生し、出力判断部51から出力される制御信号に基づいて第1電力調整器43Aにより受信領域を調整し、第1送信アンテナ32Aから送信し、また第2パルス発生回路42Bにて第2警報用信号を発生し、出力判断部51から出力される制御信号に基づいて第2電力調整器43Bにより受信領域を調整し、第2送信アンテナ32Bから送信している。他の構成については、実施の形態1の構成と同一であり、説明を省略する。
図7および図8に示すように、第2送信アンテナ32Bはヘッドカード26上に設置され、第1送信アンテナ32Aはボンネット19上で操縦席21の周囲に設置されている。このように、第1警報用信号を送信する第1送信アンテナ32Aの設置位置は、第2送信アンテナ32Bより低い位置に配置され、第1警報用信号の受信領域は狭く設定されている。また第1送信アンテナ32Aから送信される第1警報用信号は、車体11の近傍のRFIDタグ36で検出できればいいので、第1送信アンテナ32Aに小さいアンテナを使用している。
なお、各電力調整器43A,43Bはそれぞれ、任意に増幅率を調整可能な構成としており、この任意による増幅率と、出力判断部51から出力される制御信号(増幅率)を切り替えて使用可能とされている。実施の形態2では、第1電力調整器43Aは、任意設定の(固定)増幅率を使用し、第2電力調整器43Bは、出力判断部51から出力される制御信号(増幅率)を使用している。
これにより、図10に示すように、第1警報用信号の受信領域Aは固定された領域とされ、第2警報用信号の受信領域Bは、実施の形態1と同様に、走行速度、走行操作信号入力部47により検出された操作信号、および荷役信号入力部49により検出される荷役信号により変動される領域とされている。
このように、第1警報用信号と第2警報用信号を別々の送信アンテナ32A,32Bから送信し、第1警報用信号については任意の受信領域とするように構成している。
以上のように本実施の形態2によれば、第1警報用信号については受信領域を任意に設定可能なことにより、車体11の近傍に位置する作業者Hが所持するRFIDタグ36は、確実に第1警報用信号を受信可能とすることができ、よって、安全を強化するため、より周辺(遠く)の位置する作業者Hがフォークリフト10の接近を警報するように警報用信号(第2警報用信号)の発信レベルを上げたときにでも、フォークリフト10が急に接近した作業者(車両本体近傍の作業者)Hに対して確実に、フォークリフト10の接近を警報できる。
なお、本実施の形態1では、第1警報用信号を制御信号により増幅しているが、増幅せずにそのまま送信するようにしてもよい。
また本実施の形態1,2では、産業用車両の一例を、フォークリフト10としているが、荷Mを搭載して走行する車両であればよい。
また本実施の形態1,2では、車両警報出力装置として車両警報ブザー33を使用しているが、警報ランプや警報表示器であってもよい。
また本実施の形態1,2では、タグ警報出力部としてタグ警報ブザー59を使用しているが、警報音声発生器や警報ランプやバイブレーション発生器とすることもできる。
10 フォークリフト
11 車体(車両本体)
25 走行操作レバー
28 油圧センサ
29 車速センサ
30 安全装置
31 警報コントローラ(車載コントローラ)
32,32A,32B 送信アンテナ
33 車両警報ブザー(車両警報出力装置)
34 反射波受信アンテナ
36 RFIDタグ
42,42A,42B パルス発生回路
43,43A,43B 電力調整器
45 パルス出力制御器
46 警報制御器
57 受信アンテナ
63 反射波送信アンテナ
H 作業者
α パルス信号
β 反射信号
A 第1警報信号の受信領域
B 第2警報信号の受信領域

Claims (6)

  1. 産業用車両を構成する車両本体に搭載され、警報用信号を周囲に発信する警報発信装置と、この警報発信装置から発信された警報用信号を受信して前記産業用車両の接近を警報する警報器とから構成される産業用車両の安全装置であって、
    前記警報発信装置は、第1警報用信号を発信し、さらに前記第1警報用信号より高レベルの第2警報用信号を、産業用車両の走行・荷役状況に合わせて発信する機能を備え、
    前記警報器は、前記車両本体の近傍の位置では、少なくとも前記警報発信装置より発信された第1警報用信号を受信して警報し、前記車両本体近傍より離れた位置では、前記警報発信装置より発信された第2警報用信号を受信して警報すること
    を特徴とする産業用車両の安全装置。
  2. 前記警報発信装置は、1本のアンテナを使用して前記第1警報用信号と第2警報用信号を発信すること
    を特徴とする請求項1に記載の産業用車両の安全装置。
  3. 前記警報発信装置は、前記第1警報用信号および第2警報用信号をそれぞれ別のアンテナを使用して発信すること
    を特徴とする請求項1に記載の産業用車両の安全装置。
  4. 前記警報発信装置は、前記第1警報用信号および第2警報用信号に、搭載された車両本体独自の識別符号に相当する信号を付して発信し、
    前記警報器は、前記車両本体独自の識別符号を記憶する記憶手段を有し、前記第1警報用信号または第2警報用信号を受信すると、信号に含まれる車両本体独自の識別符号を取り出し、この取り出した識別符号が、前記記憶手段に記憶されていないとき、警報し、前記記憶手段に記憶すること
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の産業用車両の安全装置。
  5. 前記警報器は、前記第1警報用信号または第2警報用信号を受信すると、警報器独自の識別符号に相当する信号を付した反射信号を前記警報発信装置へ送信し、前記警報発信装置は、前記反射信号を受信すると、この反射信号に付された警報器独自の識別符号を取り出して受信時間とともに記憶し、警報すること
    を特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の産業用車両の安全装置。
  6. 前記警報器は、所定時間内に、前記記憶手段に記憶された前記車両本体独自の識別符号を取り出したとき、警報しないこと
    を特徴とする請求項4または請求項5に記載の産業用車両の安全装置。

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