JP2014117922A - 画像形成装置、その制御方法、および、その制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、その制御方法、および、その制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014117922A
JP2014117922A JP2012276508A JP2012276508A JP2014117922A JP 2014117922 A JP2014117922 A JP 2014117922A JP 2012276508 A JP2012276508 A JP 2012276508A JP 2012276508 A JP2012276508 A JP 2012276508A JP 2014117922 A JP2014117922 A JP 2014117922A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
brand
cost
image forming
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012276508A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6040754B2 (ja
Inventor
道雄 ▲高▼橋
Michio Takahashi
Shigeo Tomita
茂男 冨田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2012276508A priority Critical patent/JP6040754B2/ja
Publication of JP2014117922A publication Critical patent/JP2014117922A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6040754B2 publication Critical patent/JP6040754B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

【課題】複数の銘柄の用紙が利用される画像形成装置について、銘柄ごとの用紙のコストの実質的な差を知らせることができるようにする。
【解決手段】画像形成装置1では、給紙トレイに収納される用紙の銘柄毎に、用紙の価格と印字枚数とジャム発生回数から、当該銘柄の用紙のコストが算出される。そして、或る給紙カセットが印字に使用されるように選択されると、当該給紙カセットについて、上記のように算出されたコストが、操作パネルに表示される。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置、その制御方法、および、その制御プログラムに関し、特に、印字の際のコストに関する情報を表示する画像形成装置、その制御方法、および、その制御プログラムに関する。
従来から、画像形成装置において、用紙に関する印字コストの表示について、種々の技術が開示されている。
たとえば、特許文献1(特開2010−157071号公報)には、画像形成装置について、インクコストと、印刷設定画面で選択された用紙サイズや用紙種類に基づく用紙コストと、付加コストとを含めて、印刷コストを計算し、表示することが開示されている。なお、付加コストとは、クリーニングやノズルチェックパターン印刷、紙ジャムなどの、通常の印字動作とは異なる動作により要したコストであって、インク消費量や用紙単価から求められたコストである。
また、特許文献2(特開平4−179654号公報)には、複写機等の用紙搬送装置において、摩耗や劣化等による原因でジャムの発生率を報知することにより、当該用紙搬送装置がジャムを発生しやすい状態となっているか否かを報知することが開示されている。そして、当該文献では、用紙搬送装置についての、ジャム箇所毎に、ジャムが発生しやすくなっている状態を検知し、これを報知することで、ユーザーに客観的な判断でジャムが発生しやすくなっている状況を認識させるための機能が提案されている。
特開2010−157071号公報 特開平4−179654号公報
開発メーカーは、開発過程において、市場で使用が想定される複数種類の用紙での通紙性の検証を行い、市場で仕様が想定される用紙でのジャムの頻度やジャム箇所の傾向を把握することにより、用紙のコストを想定することができる。
一方、ユーザーは用紙に掛かるコストを下げるために、上記のように想定される仕様以外の安い用紙を使用する場合がある。
ここで、用紙の銘柄によっては、含有水分量の違いやコシの強弱などの特性の違いによりジャムしやすい用紙がある。例えば、画像形成装置において利用される銘柄の用紙が薄くコシの弱いものである場合、定着装置での加熱によってバックカールしやすくなる。さらに、このような用紙が両面印刷された場合、反転部にて他の用紙とすれ違う際に、当該他の用紙にバックカールした用紙の先端が当たり、耳折れやジャムが起こりやすくなる。また、画像形成装置において利用される銘柄の用紙が、表面が滑りやすいものである場合、想定以上にローラーがスリップし、搬送部において、後続の用紙との間隔が詰まり、ジャムが起こりやすくなる。
ジャムが発生した場合、発生箇所によっては、機内に残留紙が発生し、一度のジャムの処理のために複数毎の用紙を破棄しなければならない場合もある。例えば、排紙部でジャムが起きた場合、後続用紙はジャム用紙に経路を遮られ、機外に排出することができず機内に残留することになる。その際、後続用紙がトナー未定着の状態で止まった場合は、その用紙は使用することができず、捨てるしかない。また、ジャム処理の際に誤って用紙に傷を付けてしまった場合も、再利用することができず、捨てるしかない。
そのため、一度のジャムで発生する機内残留用紙の枚数を考慮しなければ、正確に用紙コストを計算することができない。
ユーザーは、感覚的にジャムが多くなってきたと感じても、銘柄別にジャムの発生頻度を計測している訳ではないので、使用している用紙銘柄のコストが他の用紙銘柄のコストよりも高くなる境目を正確に判断することはできない。また、複数のユーザーが画像形成装置を共有している場合、ユーザーは、他のユーザーが起こしたジャムまで把握している訳ではないため、個々のユーザーがジャムの傾向の統計を知ることができない。
そして、このように、画像形成装置において多様な銘柄の用紙を使用された場合、従来の技術によっては、銘柄の違いによるコストの差を算出することができなかった。
特許文献1に記載の技術では、用紙コストが、用紙サイズや用紙種類に基づくコストと通常と異なる動作から求めるコストから算出されるが、銘柄の違いによりジャムの発生頻度が異なることが考慮されていないため、ユーザーに、実際の用紙のコストが銘柄によって違うことを知らせることができない。そのため、ユーザーは、用紙の価格は安くても、画像形成装置に使用されると実は高くついていることに気づかず、そのまま高くつく用紙を使い続けてしまう課題が残る。
また、特許文献2に記載の技術では、ジャム箇所毎のジャム発生頻度は分かるが、用紙のコストは考慮されていないため、ユーザーに、ジャムの頻度が上がることで用紙のコストが高くなることを知らせることができない。そのため、この場合も、ユーザーは、用紙の価格は安くても、画像形成装置に使用されると実は高くついていることに気づかず、そのまま高くつく用紙を使い続けてしまう課題が残る。
本発明は係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、複数の銘柄の用紙が利用される画像形成装置について、銘柄ごとの用紙のコストの実質的な差を知らせることができるようにすることである。
本発明に従った画像形成装置は、画像形成動作を実行するための画像形成手段と、画像形成手段による画像形成のために供給される用紙を収納する給紙トレイと、給紙トレイに収納される用紙の銘柄毎に印字枚数を計測するジャム回数計測手段と、給紙トレイに収納される用紙の銘柄毎にジャム発生回数を計測する用紙コスト算出手段と、給紙トレイに収納される用紙の銘柄毎の価格を記憶する用紙価格情報記憶手段と、給紙トレイに収納される用紙の銘柄毎に、価格と印字枚数とジャム発生回数から当該銘柄の用紙のコストを算出する用紙コスト算出手段と、用紙コスト算出手段により算出された用紙のコストを表示する表示手段とを備える。
好ましくは、印字モードとジャム発生箇所毎に、ジャムの発生時に画像形成装置内に残留した用紙の枚数である残留枚数を計測する残留用紙枚数計測手段をさらに備え、用紙コスト算出手段は、さらに残留枚数からコストを算出する。
好ましくは、コストに対する基準値を記憶する基準値記憶手段をさらに備え、表示手段は、コストをその基準値とともに表示させる。
好ましくは、画像形成手段による画像形成に利用する用紙の銘柄を指定する指定手段とをさらに備え、表示手段は、指定手段により指定された銘柄のコストが基準値よりも高い場合には、その旨を表示する。
好ましくは、ジャム回数計測手段は、さらに印字モード毎にジャム発生回数を記憶し、用紙コスト算出手段は、画像形成手段における印字モードごとにコストを算出し、表示手段は、指定手段により指定された銘柄について、コストが最も低い銘柄を表示する。
好ましくは、基準値を、用紙価格情報記憶手段に記憶されている価格から設定する設定手段をさらに備える。
好ましくは、用紙コスト算出手段は、用紙の銘柄毎に、印字枚数とジャム発生回数に基づいてジャムの頻度を算出し、当該頻度に応じた損失分を加算してコストを算出する。
好ましくは、印字モードとジャム発生箇所毎に、ジャムの発生時に画像形成装置内に残留した用紙の枚数である残留枚数を計測する残留用紙枚数計測手段をさらに備え、用紙コスト算出手段は、用紙の銘柄毎に、印字枚数とジャム発生回数に基づいてジャムの頻度を算出し、用紙の銘柄毎に、頻度に応じた損失分と残留枚数に応じた損失分とを加算して、コストを算出する。
好ましくは、ジャム回数計測手段は、印字モード毎にジャム回数を計測し、用紙コスト算出手段は、画像形成手段における印字モードごとにコストを算出し、画像形成手段による画像形成の印字モードを指定するモード指定手段をさらに備え、表示手段は、指定手段により指定された印字モードについて、コストが最も低い銘柄を表示する。
好ましくは、給紙トレイにセッ卜された用紙の銘柄を判別する用紙銘柄判別手段をさらに備える。
本発明に従った画像形成装置の制御方法は、画像形成動作を実行するための画像形成手段と、画像形成手段による画像形成のために供給される用紙を収納する給紙トレイとを備えた画像形成装置によって実行される当該画像形成装置の制御方法であって、給紙トレイに収納される用紙の銘柄毎に印字枚数を計測するステップと、給紙トレイに収納される用紙の銘柄毎にジャム発生回数を計測するステップと、給紙トレイに収納される用紙の銘柄毎の価格を記憶するステップと、給紙トレイに収納される用紙の銘柄毎に、価格と印字枚数とジャム発生回数から当該銘柄の用紙のコストを算出するステップと、算出された用紙のコストを表示するステップとを備える。
本発明に従った画像形成装置の制御プログラムは、画像形成動作を実行するための画像形成手段と、画像形成手段による画像形成のために供給される用紙を収納する給紙トレイとを備えた画像形成装置のコンピューターによって実行される、当該画像形成装置の制御プログラムであって、制御プログラムは、コンピューターに、給紙トレイに収納される用紙の銘柄毎に印字枚数を計測するステップと、給紙トレイに収納される用紙の銘柄毎にジャム発生回数を計測するステップと、給紙トレイに収納される用紙の銘柄毎の価格を記憶するステップと、給紙トレイに収納される用紙の銘柄毎に、価格と印字枚数とジャム発生回数から当該銘柄の用紙のコストを算出するステップと、算出された用紙のコストを表示するステップとを実行させる。
本発明によれば、画像形成装置において、複数の銘柄の用紙が利用される場合に、銘柄ごとの用紙のコストについての実質的な差を、ユーザーに知らせることができるようになる。
本発明の画像形成装置の一実施の形態である画像形成装置1を示す概略正面断面図である。 画像形成装置1のハードウェア構成を模式的に示す図である。 画像形成装置1の機能構成を示す図である。 用紙価格情報記憶部108における記憶内容の一例を模式的に示す図である。 用紙銘柄判定部105における記憶内容の一例を模式的に示す図である。 印字枚数記憶部103の記憶内容の一例を模式的に示す図である。 ジャム回数記憶部104における記憶内容の一例を模式的に示す図である。 画像形成装置1において画像形成の際に実行される処理のフローチャートである。 ステップS20のサブルーチンのフローチャートである。 ステップS50のサブルーチンのフローチャートである。 表示部111に表示される画面の一例を示す図である。 画像形成装置1の第2の実施の形態の機能構成を模式的に示す図である。 機内残留枚数記憶部121の記憶内容を模式的に示す図である。 本実施の形態における用紙コストの算出のためのフローチャートである。 図10の用紙コストの表示のフローチャートの変形例である。 画像形成装置1の操作パネル110に、上記警告のメッセージが表示されている状態を示す図である。 図8のフローチャートについての変形例である。 ステップS51とステップS81における、おすすめ印字モードを表示するためのサブルーチンのフローチャートである。 片面の印字モードをすすめる表示の一例を示す図である。 印字枚数の記憶テーブルの変形例の一例を示す図である。 図8のフローチャートについてのさらに他の変形例である。 ステップS52とステップS82における、用紙のコストとおすすめの給紙トレイを表示するためのサブルーチンのフローチャートである。 ステップSD40における表示の一例を示す図である。
以下、本発明に係る画像形成装置について、図面を参照して説明する。なお、各図において、同様の作用および機能を奏する構成要素については、同じ符号を付し、その説明は繰返さない。
<第1の実施の形態>
[画像形成装置の全体構成]
図1は、本発明の画像形成装置の一実施の形態である画像形成装置1を示す概略正面断面図である。図1に示すように、画像形成装置1は、画像読取装置10、印字装置20、定着装置80、および、中央制御装置100を含む。
印字装置20には、イメージングユニット150K,150Y,150M,150Cが着脱自在に装着される。イメージングユニット150K,150Y,150M,150Cは、画像形成装置1に装着された際に図示しないカバー(前カバー)によって覆われるものであって、画像形成装置1内に内包される構成となっている。
画像読取装置10は、スキャナーを含み、当該スキャナーを移動させることにより不図示の原稿ガラス板上に載置された原稿の画像を読み取る公知の装置である。画像読取装置10では、露光ランプの照射により得られた原稿画像が、集光レンズにより結像され、さらに分光器によりレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の三種類の波長の光に分光されて、それぞれレッド用CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサー、グリーン用CCDイメージセンサー、ブルー用CCDイメージセンサーに入射される。各CCDイメージセンサー(以下、単に「CCDセンサー」という。)からの出力信号は、中央制御装置100でAD(アナログ−デジタル)変換されて、原稿のR、G、Bの各画像データとされる。
得られた色成分ごとの画像データは、中央制御装置100において、各種のデータ処理を施され、更にブラック(K),イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)の各再現色(以下、各再現色に関連する構成部分の番号に、このK、Y、M、Cを添字として付加する。)の画像データに変換される。変換された画像データは、中央制御装置100内のRAM(後述するRAM152)に再現色ごとに格納され、レジスト補正などの各種の補正処理を施される。その後、画像データは、印刷用紙(以下、単に「用紙」と呼ぶ)の供給と同期して1走査ラインごとに読み出され、感光体ドラム51K,51Y,51M,51Cを露光するレーザーダイオードの駆動信号となる。
印字装置20は、転写ベルト41と、各色のイメージングユニット(画像形成ユニット)150K,150Y,150M,150Cと、露光走査部60K〜60Cと、給紙部70と、両面ユニット82と、排紙ユニット90とを含む。
転写ベルト41は、印字装置20内に張架されて駆動される。イメージングユニット150K,150Y,150M,150Cは、転写ベルト41に対向して、所定間隔で、配置されている。
露光走査部60K〜60Cは、イメージングユニットごとに設けられている。給紙部70は、転写ベルト41へ用紙を給送する。そして、露光走査部60K〜60Cは、それぞれ、中央制御装置100から出力された駆動信号を受けてレーザー光を発するレーザーダイオードや、このレーザー光を偏向して感光体ドラム51K〜51C上を主走査方向に露光走査させるための不図示のポリゴンミラー等を備えている。
印字装置20は、さらに、画像形成後の用紙に対して後処理を施すための、パンチユニット87、折りユニット88、および、ステープラー89を含む。パンチユニット87は、用紙にパンチ穴を開ける。折りユニット88は、2つ折り等の折り畳み処理を施す。ステープラー89は、用紙にステイプル(ホチキス止め)する。
給紙部70は、用紙を収納する給紙トレイ71〜74と、各給紙トレイに収納される用紙を繰り出すためのピックアップローラー76と、繰り出された用紙を転写ベルト41に送り出すタイミングを調整するためのレジストローラー79を含む。給紙トレイ71〜74には、互いに異なる銘柄の用紙が収納される。本明細書では、給紙トレイ71に収納される銘柄を「A」と、給紙トレイ72に収納される銘柄を「B」と、給紙トレイ73に収納される銘柄を「C」と、そして、給紙トレイ74に収納される銘柄を「D」と呼ぶ。
図1では省略されているが、ピックアップローラー76は、給紙トレイ71〜74のそれぞれに対して設けられている。
各色のトナー像が多重転写された用紙は、転写ベルト41により、定着装置80まで搬送される。
定着装置80は、定着ローラー801を含む。定着ローラー801は、内部にヒーターを備え、中央制御装置100は、定着ローラー801の表面温度を温度検出センサーで検出しながらヒーターへの通電を制御する。定着装置80に送られた用紙は、定着ローラー801により高温で加圧され、その表面のトナー粒子が用紙表面に融着して定着された後、排紙ユニット90に送られ、そして、排紙トレイ91〜93上のいずれかに排出される。排紙ユニット90には、排紙トレイ91〜93のそれぞれに対応する排紙ローラー901〜903が設けられている。
用紙の表面および裏面に対して画像形成が行なわれる場合には、画像形成装置1は、用紙の表面に形成された画像を定着装置80で定着させた後、当該用紙を両面ユニット82へ送る。その後、画像形成装置1では、当該用紙の裏面に画像が形成され、当該裏面に形成された画像が定着装置80で定着された後、当該用紙が排紙トレイ91〜93のいずれかの上に排出される。
[画像形成装置のハードウェア構成]
図2は、画像形成装置1のハードウェア構成を模式的に示す図である。
図2を参照して、画像形成装置1は、上記の中央制御装置100、原稿読取装置10、印字装置20、および、定着装置80に加えて、用紙搬送装置30、および、操作パネル110を含む。
用紙搬送装置30は、給紙部70から排紙トレイ91〜93まで、画像形成装置1内で用紙を搬送させる。用紙搬送装置30には、搬送経路上の各種のローラーを駆動するためのモーターと、経路上の用紙の通過(存在)を検出するためのセンサーが含まれる。
操作パネル110は、画像形成装置1の状態や操作を補助する情報などを表示する表示部111と、ユーザーが画像形成装置1に対して情報を入力するときに操作する操作部112とを含む。
中央制御装置100は、当該画像形成装置1全体の制御を行なうCPU(Central Processing Unit)151と、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)152と、CPU151が実行するプログラムや定数などを記憶するROM(Read Only Memory)153と、画像データなどを記憶するための記憶部154と、排紙ユニット90における用紙の排出についての制御を行なう出力制御部155と、ネットワークを介してパーソナルコンピューターなどの他の機器と通信を行なうための通信入出力装置(図2では、「I/O」(Input/Output)と略している)156とを含む。
[画像形成装置の機能構成]
図3は、画像形成装置1の機能構成を示す図である。
画像形成装置1では、中央制御装置100は、操作パネル110を介して、各給紙トレイに収納される用紙の銘柄の設定を受け付ける。たとえば、操作パネル110に、中央制御装置100内に価格を格納されている用紙の銘柄を表示させ、その中から各給紙トレイに収納される銘柄を選択させることにより、上記設定を受け付ける。なお、中央制御装置は、操作パネル110を介して新たな銘柄(およびその価格)の設定を受け付ける場合もあり得る。
中央制御装置100は、また、操作パネル110を介して、コピー動作(印字動作)についての指示を受け付ける。
中央制御装置100は、さらに、基準用紙コスト情報記憶部101と、ジャム検出部102と、印字枚数記憶部103と、ジャム回数記憶部104と、用紙銘柄判定部105と、印字枚数計測部106と、ジャム回数計測部107と、用紙価格情報記憶部108と、用紙コスト算出部109とを含む。
基準用紙コスト情報記憶部101は、予め設定された用紙コストの基準値を表す情報で基準用紙コスト情報を記憶する。
ジャム検出部102は、画像形成装置1における用紙のジャムを、ジャム発生箇所毎に検出する。
印字枚数記憶部103は、画像形成装置1における用紙の銘柄ごとの印字枚数を記憶する。
ジャム回数記憶部104は、上記ジャムの発生回数を、ジャム発生箇所毎に記憶する。
用紙銘柄判定部105は、操作パネル110からの設定内容に基づいて、給紙トレイ71〜74のそれぞれにセットされた用紙の銘柄を判定し、その対応関係を記憶する。
印字枚数計測部106は、用紙銘柄毎の印字枚数をカウントする。画像形成装置1では、各給紙トレイに収納された用紙の銘柄が記憶されている。印字枚数計測部106は、給紙トレイ毎の印字枚数を計測することにより、用紙銘柄毎の印字枚数をカウントする。なお、各給紙トレイに収容された用紙のサイズが記憶されている場合には、印字枚数計測部106は、用紙サイズごとの印字枚数をカウントできる。
ジャム回数計測部107は、ジャム検出部102からの出力に基づいて、用紙銘柄とジャム箇所毎のジャムの回数を検出する。
用紙価格情報記憶部108は、用紙銘柄毎の価格を表す用紙価格情報を記憶する。
用紙コスト算出部109は、各銘柄の用紙1枚当たりの用紙コストを算出する。
本実施の形態の画像形成装置1では、CPU151が、記憶部154に格納されたプログラムを実行することにより、本明細書に記載された画像形成装置1の機能を実現させる。
記憶部154は、画像形成装置1の本体に固定されていても良いし、当該本体に対して着脱可能な記憶媒体であっても良い。このような記憶媒体としては、CD−ROM(Compact Disk - Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk - Read Only Memory)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード、FD(Flexible Disk)、ハードディスク、磁気テープ、トレイテープ、MO(Magnetic Optical Disk)、MD(Mini Disk)、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを除く)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read Only Memory)などの、不揮発的にプログラムを格納する媒体が挙げられる。なお、CPU151がネットワーク上の記憶装置に格納されたプログラムを実行することにより、本明細書に記載された画像形成装置1の機能が実現される場合もあり得る。
[基準用紙コスト情報記憶部の記憶内容]
基準用紙コスト情報記憶部101には、基準用紙コスト情報が記憶されている。
基準用紙コストとは、画像形成装置1の開発時に、複数種類の用紙による通紙性の検証結果から決定された、推奨紙の用紙1枚当たりのコストである。当該値は、画像形成装置1の出荷時に予め設定されている場合もあれば、操作パネル110から入力されて設定される場合もある。
[用紙価格情報記憶部の記憶内容]
図4は、用紙価格情報記憶部108における記憶内容の一例を模式的に示す図である。
図4に示された用紙価格情報の例では、用紙の銘柄ごとに、1枚の用紙の価格が示されている。この価格は、たとえば、各用紙が流通している価格である。図4の情報は、たとえば、画像形成装置1の出荷時に、または、操作パネル110から入力されて、用紙価格情報記憶部108に記憶される。
[用紙銘柄判定部の記憶内容]
図5は、用紙銘柄判定部105における記憶内容の一例を模式的に示す図である。
図5では、給紙トレイ71〜74のそれぞれが、図4の用紙価格情報において価格を登録されている銘柄のいずれかに関連付けられている。図5に示された例では、給紙トレイ71〜74のそれぞれが互いに異なる銘柄に関連付けられているが、これらの少なくとも一部は重複していても良い。つまり、たとえば給紙トレイ71と給紙トレイ72に同じ銘柄の用紙が収納されている場合には、これらが図5の情報において関連付けられる銘柄は重複する。
[印字枚数記憶部の記憶内容]
図6は、印字枚数記憶部103の記憶内容の一例を模式的に示す図である。
図6に示された印字枚数記憶テーブルの例では、用紙銘柄ごとに印字枚数が格納されている。印字枚数計測部106は、給紙トレイ71〜74のそれぞれに収納された用紙が印字(画像形成)に利用された枚数を計測する。用紙コスト算出部109は、各給紙トレイ71〜74についての計測結果と、図5に示された関係とに基づいて、各銘柄の印字枚数を算出し、印字枚数記憶部103に記憶させる。
[ジャム回数記憶部の記憶内容]
図7は、ジャム回数記憶部104における記憶内容の一例を模式的に示す図である。
図7に示されたジャム回数記憶テーブルの例では、用紙の銘柄ごと、そして、ジャムが発生した箇所ごとに、ジャムの発生回数(以下、「ジャム回数」とも言う)が示されている。
ジャム検出部102は、上記箇所ごとにジャムの発生を検出し、その結果をジャム回数計測部107に出力する。ジャム回数計測部107は、ジャムの発生箇所ごとに、ジャム回数を計測する。ジャム回数計測部107は、さらに、ジョブ管理部(画像形成装置1においてジョブの実行を管理する部分。図3等では図示略)からジャム発生時にどの給紙トレイの用紙が利用されているかを特定する情報を取得し、ジャムが発生したときに使用されていた給紙トレイごとに、ジャム回数を計測する。そして、ジャム回数計測部107は、図5に示された関係に基づいて、給紙トレイごとのジャム回数を、用紙の銘柄ごとのジャム回数に変換する。そして、ジャム回数計測部107は、ジャム発生箇所ごとおよび銘柄ごとに計測されたジャム回数をジャム回数記憶部104へ送信する。
図7では、ジャムが発生した箇所として、給紙部、搬送部、転写部、排紙部、両面部、および、後処理部が示されている。
給紙部とは、給紙トレイ71〜74近傍を意味する。各給紙トレイから給紙された用紙がレジストローラー79より手前のセンサーによって存在を検出されるべきタイミングで検出されたかった場合(当該検出の位置まで到達していない場合)や、各トレイ近傍に設けられた用紙センサーにおいて想定される時間以上長時間継続してその存在を検出された場合、給紙部においてジャムが発生したと判断される。
搬送部とは、レジストローラー79から転写ベルト41までの位置を意味する。レジストローラー79から転写ベルト41までの搬送経路上に配置された用紙センサーにおいて、用紙が検出されるべきタイミングで検出されなかった場合や、想定される時間以上長時間継続して検出された場合、搬送部においてジャムが発生したと判断される。
転写部とは、転写ベルト41から定着装置80までの位置を意味する。転写ベルト41から定着装置80までの搬送経路上に配置された用紙センサーにおいて、用紙が検出されるべきタイミングで検出されなかった場合や、想定される時間以上長時間継続して検出された場合、転写部においてジャムが発生したと判断される。
排紙部とは、定着装置80からパンチユニット87までの位置を意味する。定着装置80からパンチユニット87までの搬送経路上に配置された用紙センサーにおいて、用紙が検出されるべきタイミングで検出されなかった場合や、想定される時間以上長時間継続して検出された場合、排紙部においてジャムが発生したと判断される。
両面部とは、両面ユニット82を意味する。両面ユニット82の搬送経路上に配置された用紙センサーにおいて、用紙が検出されるべきタイミングで検出されなかった場合や、想定される時間以上長時間継続して検出された場合、両面部においてジャムが発生したと判断される。
後処理部とは、パンチユニット87から排紙トレイ91〜93までの位置を意味する。パンチユニット87から排紙トレイ91〜93までの搬送経路上に配置された用紙センサーにおいて、用紙が検出されるべきタイミングで検出されなかった場合や、想定される時間以上長時間継続して検出された場合、排紙部においてジャムが発生したと判断される。
なお、図7では、ジャムの種類が省略されているが、実際は、ジャムの種類に対応する分だけ、図7に示されたジャム回数の計数情報が格納されている。
[画像形成処理]
図8〜図10は、画像形成装置1において画像形成の際に実行される処理のフローチャートである。
まず図8を参照して、たとえば画像形成装置1において印字の設定を行なう旨の操作がなされると、中央制御装置100は、ステップS10で、デフォルトで設定されている給紙トレイを特定して、ステップS20へ処理を進める。
ステップS20では、中央制御装置100は、ステップS10において特定した給紙トレイに収納されている用紙のコストを算出する。
図9は、ステップS20のサブルーチンのフローチャートである。図9を参照して、ステップSA10では、中央制御装置100は、ステップS10(図8参照)で特定(選択)された給紙トレイが図5において関連付けられる用紙の銘柄を取得して、ステップSA20へ処理を進める。
ステップSA20では、中央制御装置100は、用紙価格情報記憶部108から、ステップSA10で取得した銘柄の用紙の価格を取得して、ステップSA30へ処理を進める。
ステップSA30では、中央制御装置100は、印字枚数記憶部103から、ステップSA10で取得した銘柄の印字枚数を取得して、ステップSA40へ処理を進める。
ステップSA40では、中央制御装置100は、ジャム回数記憶部104から、ステップSA10で取得した銘柄のジャム回数を取得して、ステップSA50へ処理を進める。ここでは、設定されている印字モードに応じた範囲のジャム箇所のジャム回数の合計が、ジャム回数として取得される。具体的には、ジャム回数の合計の対象となるジャム箇所は、基本的には「給紙部」「搬送部」「転写部」および「排紙部」を含み、そして、印字モードが両面印字を含む場合にはさらに「両面部」を含み、また、印字モードが後処理(パンチユニット87による穴あけ、折りユニット88による折り畳み処理、および/または、ステープラー89によるホチキス止め等)を含む場合にはさらに「後処理部」を含む。
図7では、銘柄「B」についてのジャム回数は、搬送部、両面部、後処理部では、それぞれ10回とされ、給紙部、転写部、排紙部では、それぞれ0回とされている。
図6と図7の例において、たとえば、両面印刷および後処理の双方を含むような印字モードであれば、銘柄「B」のジャム回数は、すべてのジャム箇所についての回数の合計、つまり、30回である。また、後処理を含まず両面印刷のみを含むような印字モードであれば、銘柄「B」のジャム回数は、後処理部以外のジャム箇所についての回数の合計、つまり、20回である。また、後処理も両面印刷も含まないような印字モードであれば、銘柄「B」のジャム回数は、両面部と後処理部以外のジャム箇所についての回数の合計、つまり、10回である。
図9に戻って、ステップSA50では、中央制御装置100は、ステップSA20〜ステップSA40で取得した、用紙価格、印字枚数、および、ジャム回数を利用して、ステップSA10で取得した銘柄の用紙のコストを算出して、図8に処理をリターンさせる。
用紙コストの算出について、具体的には、中央制御装置100は、次の式(1)に従って用紙コストを算出する。
用紙コスト=用紙価格+(ジャム回数/印字枚数) …(1)
つまり、それまでの印字においてジャム回数が多いほど、元の用紙価格に加算される値が大きくなる。これにより、それまでの同じ印字枚数においてジャム回数が多いほど、つまり、印字枚数におけるジャムの発生の割合が高いほど、当該銘柄の用紙コストが高くなる。たとえば、或る銘柄について、用紙価格が1.5円であり、印字枚数が100枚であり、ジャム回数が1回である場合、用紙コストは、1.5+(1/100)で1.51円となる。一方、印字枚数が100枚であり、ジャム回数が10回である場合、用紙コストは、1.5+(10/100)で1.6円となる。
図8に戻って、ステップS20で用紙コストを算出した後、中央制御装置100は、ステップS30で、デフォルトで設定されている給紙トレイ以外の給紙トレイを選択する操作がなされた否かを判断し、なされたと判断するとステップS40へ処理を進め、なされなかったと判断すると、ステップS60へ処理を進める。中央制御装置100は、たとえば給紙トレイの選択ではなく、印字モードを選択する操作がなされたことを条件として、ステップS60へ処理を進める。
ステップS40では、中央制御装置100は、ステップS30で選択された給紙トレイについての用紙コストを算出して、ステップS50へ処理を進める。ここでの用紙コストの算出は、たとえば、図9を参照して説明したように、選択された給紙トレイが関連付けられている用紙の銘柄についての用紙価格等が取得され、式(1)に従って実現される。
ステップS50では、中央制御装置100は、ステップS40で算出した用紙コストを表示部111に表示させて、ステップS60へ処理を進める。
図10は、ステップS50のサブルーチンのフローチャートである。
図10を参照して、ステップSB10では、中央制御装置100は、基準用紙コスト(基準値)と表示の対象となっている銘柄の用紙コストを、操作パネル110(表示部111)に表示させて、図9へ処理をリターンさせる。
図11は、表示部111に表示される画面の一例を示す図である。
図11を参照して、画面700には、給紙トレイ71〜74のそれぞれを選択するためのソフトウェアボタン701〜704が表示されている。
そして、画面700は、ソフトウェアボタン702に関連付けられたポップアップ画面である画像705を含む。画像705には、用紙コスト(1.3円/枚)が表示されている。これは、ソフトウェアボタン702が対応する銘柄の用紙コストである。当該用紙コストは、図9を参照して説明されたように算出される。なお、ソフトウェアボタン701〜704は、それぞれ給紙トレイ71〜74に関連付けられ、そして、給紙トレイ71〜74は、図4に示された銘柄のいずれかに関連付けられている。したがって、画像形成装置1では、ソフトウェアボタン701〜704のそれぞれは、図4に示された銘柄のいずれかに関連付けられている。
また、画像705には、用紙コストについての「基準値」(1.5円/枚)が表示されている。この「基準値」は、基準用紙コスト情報記憶部101に格納されている基準値である。
画像形成装置1では、ユーザーが印字に利用しようとする給紙トレイを選択すると、選択された給紙トレイに収納された用紙の銘柄の用紙コストが、基準値とともに、表示される。
なお、ステップS20で算出された、デフォルトで選択された給紙トレイ内の用紙についても、ステップS30以降の処理が実行される前に、用紙コストが、基準値とともに表示されても良い。これにより、ユーザーは、デフォルトで選択されている給紙トレイについての用紙コストを見て、当該給紙トレイの用紙を印字に利用するか、他の給紙トレイを選択して印字に利用するかを判断することができる。
図8に戻って、ステップS60では、中央制御装置100は、印字モードの入力を受付け、そして、入力された内容に従って印字モードの設定を行なって、ステップS70へ処理を進める。
ステップS70では、中央制御装置100は、ステップS60で設定された印字モードに従って用紙コストを算出して、ステップS80へ処理を進める。ステップS70における用紙コストの算出は、図9に従って行なわれる。そこでは、ジャム回数として、上記したように、図7において、印字モードに対応した範囲のジャム箇所についてのジャム回数の和が利用される。
ステップS80では、中央制御装置100は、ステップS70で算出された用紙コストが、図11を参照して説明されたように操作パネル110に表示させて、ステップS90へ処理を進める。
ステップS90では、中央制御装置100は、コピー(印字動作)が実行されたか否かを判断し、実行されたと判断するとステップS100へ処理を進め、まだ実行されていないと判断するとステップS10へ処理を戻す。
ステップS100では、中央制御装置100は、印字に使用された(給紙トレイに対応する)銘柄について、印字枚数記憶部103の印字枚数を加算更新する。
また、中央制御装置100は、ステップS110で、ジャムが発生したか否かを判断し、発生したと判断すると、ステップS120で、ジャム回数記憶部104における、印字に使用された銘柄についての、そして、その時点で発生している箇所についての、ジャム回数を加算更新する。
以上説明した本実施の形態によれば、画像形成装置1では、給紙トレイに収納される用紙の銘柄毎に、用紙の価格と印字枚数とジャム発生回数から、当該銘柄の用紙のコストが算出される。そして、或る給紙カセットが印字に使用されるように選択されると、当該給紙カセットについて、上記のように算出されたコストが、操作パネル110に表示される。
<第2の実施の形態>
画像形成装置1の第2の実施の形態では、ジャム発生時に画像形成装置1の機内に残留した用紙の枚数も格納される。そして、各銘柄のコストは、当該残留枚数も含めて、算出される。
図12は、画像形成装置1の第2の実施の形態の機能構成を模式的に示す図である。
図3と比較すると、本実施の形態の画像形成装置1は、その機能として、さらに機内残留枚数記憶部121を備える。
図13は、機内残留枚数記憶部121の記憶内容を模式的に示す図である。
図13には、各ジャム発生箇所における、ジャム発生によって用紙が残留した枚数の累計が示されている。
図13では、「A4横」「A4縦」「B4縦」は、各給紙トレイを示している。たとえば、図13中の「A4横」は、給紙トレイ71に対応する。図13中の「A4縦」は、給紙トレイ72に対応する。なお、図13では、3種類の給紙トレイについての情報が示されていることになる。この点、画像形成装置1には4つの給紙トレイがあるため、機内残留枚数記憶部121には、4種類の給紙トレイについての情報が格納されている場合もあり得る。
図5を参照して説明したように、画像形成装置1では、給紙トレイごとに、用紙の銘柄が関連付けられている。このため、給紙トレイ毎に残留枚数が記憶されていることは、銘柄毎に残留枚数が記憶されていることに相当する。
また、図13では、「片面」「両面」「後処理」は、ジャム発生時に選択されていた印字モードを示している。たとえば、「片面」は、片面印字モードに対応する。また、「両面」は、両面印字モードに対応する。なお、片面印字モードと両面印字モードは、排他的な印字モードである。片面印字モードとは、両面ユニット82を使用しない印字モードであり、両面印字モードとは、両面ユニット82を使用しない印字モードである。また、「後処理」は、後処理付の印字モードに対応する。後処理とは、パンチユニット87、折りユニット88、または、ステープラー89の少なくとも1つを利用して、画像形成後の用紙に後処理を施す印字モードである。なお、片面の印字を後処理有りで行なう印字モードについては、「片面」と「後処理」の双方の印字モードが選択されることになる。
つまり、機内残留枚数記憶部121では、用紙の銘柄毎に、印字モード毎に、そして、用紙が残留した箇所毎に、ジャムによる用紙の残留枚数の合計が記憶されている。
図14は、本実施の形態における用紙コストの算出のためのフローチャートである。図14のフローチャートは、図9のフローチャートの変形例に相当する。
図14を参照して、ステップSA10では、中央制御装置100は、ステップS10で特定(選択)された給紙トレイが図5において関連付けられる用紙の銘柄を取得して、ステップSA11へ処理を進める。
ステップSA11では、中央制御装置100は、これから実行されるジョブについて現在設定されている印字モードを取得して、ステップSA20へ処理を進める。
ステップSA20では、中央制御装置100は、用紙価格情報記憶部108から、ステップSA10で取得した銘柄の用紙の価格を取得して、ステップSA30へ処理を進める。
ステップSA30では、中央制御装置100は、印字枚数記憶部103から、ステップSA10で取得した銘柄の印字枚数を取得して、ステップSA40へ処理を進める。
ステップSA40では、中央制御装置100は、ジャム回数記憶部104から、ステップSA10で取得した銘柄のジャム回数を取得して、ステップSA41へ処理を進める。ここでは、設定されている印字モードに応じた範囲のジャム箇所のジャム回数の合計が、ジャム回数として取得される。
ステップSA41では、中央制御装置100は、各銘柄の最もジャムしやすい箇所を検索して、ステップSA42へ処理を進める。なお、ステップSA41の処理は、図13を参照して説明したような機内残留枚数記憶部121において、ステップSA10で選択した銘柄およびステップSA11で取得した印字モードについて、最も多く残留枚数を記憶されている箇所を特定することによって実現される。たとえば、ステップSA10において「A4横」で用紙を収納している給紙トレイに対応する銘柄が取得され、ステップSA11において、「片面」(後処理無し)の印字モードが選択された場合、ステップSA41では、図13において「A4横」の「片面」で最も機内残留枚数が多い「排紙部」が、最もジャムしやすい箇所として取得される。
図14に戻って、ステップSA42では、中央制御装置100は、ステップSA41で取得した箇所の、機内残留枚数記憶部121に記憶されている枚数を取得し、ステップSA43へ処理を進める。上記の例では、「A4横」の「片面」の「排紙部」の枚数である「3」が取得される。
ステップSA43では、中央制御装置100は、ステップSA42で機内残留枚数を取得した箇所の、ジャム回数記憶部104におけるジャム発生回数を取得して、ステップSA44へ処理を進める。具体的には、ステップSA43では、中央制御装置100は、ジャム回数記憶部104において、ステップSA10で取得した銘柄について、ステップSA41で取得した箇所のジャム回数を取得する。より具体的には、ステップSA10で取得した銘柄が「A」であり、ステップSA41で取得した箇所が「排紙部」である場合には、図7の「A」紙の排紙部のジャム回数である「1」が取得される。
ステップSA44では、中央制御装置100は、次の式(2)に従って、ジャム要因のコストを算出して、ステップSA45へ処理を進める。
ジャム要因のコスト=用紙価格+(ジャム回数/印字枚数) …(2)
式(2)において、用紙価格とは、ステップSA10で取得された銘柄に対応する用紙の価格である(図4参照)。ジャム回数とは、ステップSA43で取得されたジャム回数である。印字枚数とは、ステップSA10で取得された銘柄に対応する印字枚数である(図6参照)。
ステップSA45では、中央制御装置100は、次の式(3)に従って、残留要因のコストを算出して、ステップSA51へ処理を進める。
残留要因のコスト=(用紙価格*最もジャムしやすい箇所の機内残留枚数)
*(最もジャムしやすい箇所のジャム回数/印字枚数)…(3)
つまり、まず、「用紙価格」と「最もジャムしやすい箇所の機内残留枚数」の積の値が算出され、次に、「最もジャムしやすい箇所のジャム回数」から「印字枚数」を除した値が算出され、そして、前者の値と後者の値の積が算出されることにより、残留要因のコストが算出される。「最もジャムしやすい箇所の機内残留枚数」は、ステップSA42で取得された値である。「最もジャムしやすい箇所のジャム回数」は、ステップSA43で取得された値である。
ステップS51では、中央制御装置100は、次の式(4)に従って用紙コストを算出して、処理を図8へリターンさせる。
用紙コスト=用紙価格+ジャム要因のコスト+残留要因のコスト …(4)
式(4)において、「ジャム要因のコスト」とは、ステップSA44で算出した値であり、「残留要因のコスト」とは、ステップSA45で算出した値である。
以上説明した本実施の形態では、ジャム回数計測部107は、ジャムの発生時に、画像形成装置1内に残留した用紙の枚数である残留枚数をも検出し、図13に示したように機内残留枚数記憶部121に記憶させる。つまり、本実施の形態では、ジャム回数計測部107により、残留用紙枚数計測手段が構成される。
そして、本実施の形態では、残留要因コストとして、残留枚数が用紙のコストに加味されることにより、残留枚数からコストが算出されることになる。
また、本実施の形態では、残留要因コストとして、ジャムの発生の際に用紙が残留することによる損失分が算出される。当該損失分は、式(3)として説明されたように、用紙の銘柄毎に、印字枚数とジャム発生回数に基づいてジャムの頻度を算出され、用紙の銘柄毎に、頻度に応じた値である。
そして、本実施の形態では、式(4)として説明されたように、残留枚数に応じた損失分が加算されて、用紙のコストが算出される。
また、本実施の形態では、式(4)として説明されたように、用紙コストが、ステップSA44で算出された、ジャム要因のコストを加算されて算出されることにより、用紙コスト算出手段は、用紙の銘柄毎に、印字枚数とジャム発生回数に基づいてジャムの頻度を算出し、そして、当該頻度に応じた損失分を加算して前記コストを算出する。
<第3の実施の形態>
画像形成装置1では、本明細書に記載されるように、種々の方法で、用紙のコストが算出される。画像形成装置1の第3の実施の形態では、選択された給紙トレイの用紙について算出されたコストが、基準用紙コスト情報記憶部101に格納された基準値よりも高い場合には、その旨が報知される。
図15は、図10の用紙コストの表示のフローチャートの変形例である。
図15を参照して、ステップSB10では、中央制御装置100は、基準用紙コスト(基準値)と表示の対象となっている銘柄の用紙コストを、操作パネル110(表示部111)に表示させた後、ステップSB20へ処理を進める。
ステップSB20では、選択されている給紙トレイの銘柄のコストが、基準用紙コスト情報記憶部101に格納されたコストの基準値よりも高いかどうかが判断され、前者が後者よりも高いと判断されるとステップSB30へ処理が進められる。一方、そうでないと判断すると、中央制御装置100は、そのまま図9へ処理をリターンさせる。
ステップSB30では、中央制御装置100は、操作パネル110において、選択されている用紙の銘柄のコストが基準値よりも高いことを警告する報知を行なって、図9へ処理をリターンさせる。
図16は、画像形成装置1の操作パネル110に、上記警告のメッセージが表示されている状態を示す図である。図16の画面710では、図11の画面700に対して、メッセージ表示欄716に、さらに、「!用紙コストが基準値を超えています。」というメッセージが表示されている。
これにより、ユーザーは、価格が安い用紙を選んだつもりでも、画像形成装置1においてジャム等の結果に基づいて算出されたコストが基準値よりも高くなっている場合に、その旨を認識することができる。
<第4の実施の形態>
画像形成装置1では、基準用紙コスト情報記憶部101に記憶される基準値として、操作パネル110から入力される数値が記憶されても良いし、用紙価格情報記憶部108に記憶されている1以上の銘柄の価格から選択された1の銘柄の価格が記憶されても良い。
これにより、ユーザーは、より容易に基準値の登録ができ、かつ、画像形成装置1が利用される状況において実情に沿った値を基準値として登録することができる。
<第5の実施の形態>
画像形成装置1の第5の実施の形態では、印字に利用する給紙トレイが選択されると、当該給紙トレイに対応する銘柄が特定され、そして、当該銘柄についてコストが最も低い印字モードが、おすすめの印字モードとして表示される。
図17は、図8のフローチャートについての変形例である。
図17のフローチャートでは、ステップS50で用紙のコストが表示された後、ステップS51で、おすすめ印字モードの表示が行なわれる。また、ステップS80で用紙のコストが表示された後も、ステップS81で、おすすめ印字モードの表示が行なわれる。
図18は、ステップS51とステップS81における、おすすめ印字モードを表示するためのサブルーチンのフローチャートである。
図18を参照して、ステップSC10では、中央制御装置100は、その時点で選択されている給紙トレイに対応する用紙の銘柄を取得して、ステップSC20へ処理を進める。トレイの選択は、デフォルトで、または、ステップS30で、行なわれる。
ステップSC20では、中央制御装置100は、用紙価格情報記憶部108から、ステップSC10で取得した銘柄の用紙の価格を取得して、ステップSC30へ処理を進める。
ステップSC30では、中央制御装置100は、印字枚数記憶部103から、ステップSC10で取得した銘柄の印字枚数を取得して、ステップSC40へ処理を進める。
ステップSC40では、中央制御装置100は、給紙部と搬送部と転写部のそれぞれのジャム回数の中から最小値を取得し、当該値を片面時のジャム回数として、ステップSC50へ処理を進める。各ジャム回数は、ジャム回数記憶部104において、ステップSC10で取得された銘柄について記憶される各部のジャム回数である。ここで、「片面」とは、片面の印字モードを意味する。
ステップSC50では、中央制御装置100は、次の式(5)に従って、片面時の用紙コストを算出して、ステップSC60へ処理を進める。
片面時の用紙コスト=用紙価格+(片面時のジャム回数/印字枚数) …(5)
ここで、用紙価格および印字枚数は、ステップSC10で取得された用紙の銘柄についての価格と印字枚数である。
ステップSC60では、中央制御装置100は、給紙部と搬送部と転写部と両面部のそれぞれのジャム回数の中から最小値を取得し、当該値を両面時のジャム回数として、ステップSC70へ処理を進める。各ジャム回数は、ジャム回数記憶部104において、ステップSC10で取得された銘柄について記憶される各部のジャム回数である。ここで、「両面」とは、両面の印字モードを意味する。
ステップSC70では、中央制御装置100は、次の式(6)に従って、両面時の用紙コストを算出して、ステップSC80へ処理を進める。
両面時の用紙コスト=用紙価格+(両面時のジャム回数/印字枚数) …(6)
ここで、用紙価格および印字枚数は、ステップSC10で取得された用紙の銘柄についての価格と印字枚数である。
ステップSC80では、中央制御装置100は、ステップSC50で算出した片面時の用紙コストが、ステップSC70で算出した両面時の用紙コストより高いかどうかを判断し、そうであると判断すると、ステップSC100で、両面の印字モードをすすめる表示を行なって処理を図17へリターンさせる。一方、片面時の用紙コストが両面時の用紙コスト以下であると判断すると、ステップS90で、片面の印字モードをすすめる表示を行なって処理を図17へリターンさせる。
図19は、片面の印字モードをすすめる表示の一例を示す図である。
図19の画面720では、ポップアップ表示される画像725には、おすすめモードとして、「片面→片面」の印字モードが示されている。
なお、図20は、印字枚数の記憶テーブルの変形例の一例を示す図である。図19の画像725では、おすすめモードとして表示される印字モードに含まれる要素が、「用紙サイズ」、「用紙セット方向」を含む。このような場合、図20に示される『印字枚数の記憶テーブル』のように、用紙銘柄、用紙サイズ、用紙セット方向毎に、印字枚数は記憶されていることを要する場合がある。また、ジャム回数、用紙価格情報、機内残留枚数についても、同様に、用紙銘柄、用紙サイズ、用紙セット方向毎に、記憶されていることを要する場合がある。
<第6の実施の形態>
画像形成装置1の第6の実施の形態では、印字モードが選択されると、当該印字モードについてコストが最も低い銘柄に対応する給紙トレイが、おすすめの給紙トレイとして表示される。
図21は、図8のフローチャートについてのさらに他の変形例である。
図21のフローチャートでは、図8ではステップS50で用紙のコストが表示される代わりに、ステップS52で、用紙のコストとおすすめの給紙トレイが表示される。また、図8ではステップS80で用紙のコストが表示される代わりに、ステップS82で、用紙のコストとおすすめの給紙トレイが表示される。
図22は、ステップS52とステップS82における、用紙のコストとおすすめの給紙トレイを表示するためのサブルーチンのフローチャートである。
図22を参照して、ステップSD10では、中央制御装置100は、現在選択されている印字モードを取得して、ステップSD20へ処理を進める。
ステップSD20では、中央制御装置100は、各給紙トレイについて、収納されている用紙のコストを算出して、ステップSD30へ処理を進める。用紙のコストの算出方法は、たとえば図9や図14を参照して説明したとおりである。ただし、ここでは、ステップSD10で取得した印字モードに対応したコストが算出される。つまり、片面印字モードが選択されている場合には、ジャム回数として、給紙部と搬送部と転写部のジャム回数が利用される。また、両面印字モードが選択されている場合には、ジャム回数として、給紙部と搬送部と転写部と両面部のジャム回数が利用される。
ステップSD30では、中央制御装置100は、ステップSD20で算出した用紙コストの中の最小値を取得して、ステップSD40へ処理を進める。
ステップSD40では、中央制御装置100は、選択されているトレイについて、印字モードに対応したコストを表示するとともに、最も用紙コストの低いトレイの利用をすすめる表示を行なって、図21へ処理をリターンさせる。
図23は、ステップSD40における表示の一例を示す図である。
図23の画面730において、ポップアップ表示される画像735では、「用紙コスト」として選択されているトレイについての用紙コストを表示するとともに、「おすすめトレイ」として、上記のように「最も用紙コストの低いトレイ」(図23中では「トレイ(1)」)が表示されている。
<第7の実施の形態>
画像形成装置1において、用紙銘柄判定部105は、光学的な手法等により、各給紙トレイにセットされた用紙の銘柄を検出することができる場合もある。
画像形成装置1の第7の実施の形態では、用紙銘柄判定部105は、たとえば、各給紙トレイにセットされた用紙の表面の光沢度を光学的に検出することにより、各給紙トレイにセットされた用紙の銘柄を特定し、図5に示したような情報を作成する。
また、用紙銘柄判定部105は、用紙の比重を算出し、当該比重に基づいて、各給紙トレイにセットされた用紙の銘柄を特定し、図5に示したような情報を作成する。なお、用紙銘柄判定部105は、各給紙トレイ内の用紙の束によって構成される直方体の、各面の位置を検出することにより、各給紙トレイに収納された用紙の体積を検出できる。また、用紙銘柄判定部105は、各給紙トレイの空の状態の重量と用紙を収納した状態の重さの差を算出する等して、収納されている用紙の重量を取得することができる。そして、これらの値から、用紙銘柄判定部105は、用紙の比重を算出することができる。
また、用紙銘柄判定部105は、上記した光沢度と比重の双方を検出できるように構成された場合には、光沢度と比重のいずれかが異なる2以上の銘柄を区別して、認識することができる。
<その他の変形例>
画像形成装置1において、各銘柄の用紙の価格(図4)は、操作パネル110等を介して、ユーザーやサービスマンから入力されても良いし、用紙コスト算出部109が、銘柄を特定する情報に基づいてネットワーク上の適切なサーバーを介して取得しても良い。
<実施の形態の効果等>
以上説明した画像形成装置1によれば、ユーザーは、正確に用紙のコストを知ることができる。このため、用紙のコストを下げようとして安い価格の用紙を使用していても、実際には想定以上のコストがかかっている場合、そのことを、ユーザーに知らせることができる。したがって、結果として、ユーザーに、実質的コストの低い用紙を使用させることができる。
今回開示された各実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、実施の形態および各変形例において説明された発明は、可能な限り、単独でも、組合わせても、実施することが意図される。
1 画像形成装置、20 印字装置、30 用紙搬送装置、70 給紙部、71〜74 給紙トレイ、76 ピックアップローラー、79 レジストローラー、80 定着装置、82 両面ユニット、87 パンチユニット、88 折りユニット、89 ステープラー、90 排紙ユニット、91〜93 排紙トレイ、100 中央制御装置、101 基準用紙コスト情報記憶部、102 ジャム検出部、103 印字枚数記憶部、104 ジャム回数記憶部、105 用紙銘柄判定部、106 印字枚数計測部、107 ジャム回数計測部、108 用紙価格情報記憶部、109 用紙コスト算出部、110 操作パネル、111 表示部、112 操作部、121 機内残留枚数記憶部、150K,150Y,150M,150C イメージングユニット、152 RAM、153 ROM、154 記憶部、155 出力制御部、700,710,720,730 画面、701〜704 ソフトウェアボタン、705,725,735 画像、716 メッセージ表示欄。

Claims (12)

  1. 画像形成動作を実行するための画像形成手段と、
    前記画像形成手段による画像形成のために供給される用紙を収納する給紙トレイと、
    前記給紙トレイに収納される用紙の銘柄毎に印字枚数を計測するジャム回数計測手段と、
    前記給紙トレイに収納される用紙の銘柄毎にジャム発生回数を計測する用紙コスト算出手段と、
    前記給紙トレイに収納される用紙の銘柄毎の価格を記憶する用紙価格情報記憶手段と、
    前記給紙トレイに収納される用紙の銘柄毎に、前記価格と前記印字枚数と前記ジャム発生回数から当該銘柄の用紙のコストを算出する用紙コスト算出手段と、
    前記用紙コスト算出手段により算出された用紙のコストを表示する表示手段とを備えることを特徴する画像形成装置。
  2. 印字モードとジャム発生箇所毎に、ジャムの発生時に前記画像形成装置内に残留した用紙の枚数である残留枚数を計測する残留用紙枚数計測手段をさらに備え、
    前記用紙コスト算出手段は、さらに前記残留枚数から前記コストを算出することを特徴する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記コストに対する基準値を記憶する基準値記憶手段をさらに備え、
    前記表示手段は、前記コストをその基準値とともに表示させることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成手段による画像形成に利用する用紙の銘柄を指定する指定手段とをさらに備え、
    前記表示手段は、前記指定手段により指定された銘柄の前記コストが前記基準値よりも高い場合には、その旨を表示することを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記ジャム回数計測手段は、さらに印字モード毎にジャム発生回数を記憶し、
    前記用紙コスト算出手段は、前記画像形成手段における印字モードごとに前記コストを算出し、
    前記表示手段は、前記指定手段により指定された銘柄について、前記コストが最も低い銘柄を表示することを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記基準値を、前記用紙価格情報記憶手段に記憶されている前記価格から設定する設定手段をさらに備えることを特徴とする、請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記用紙コスト算出手段は、
    用紙の銘柄毎に、前記印字枚数と前記ジャム発生回数に基づいてジャムの頻度を算出し、
    当該頻度に応じた損失分を加算して前記コストを算出することを特徴とする、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 印字モードとジャム発生箇所毎に、ジャムの発生時に前記画像形成装置内に残留した用紙の枚数である残留枚数を計測する残留用紙枚数計測手段をさらに備え、
    前記用紙コスト算出手段は、
    用紙の銘柄毎に、前記印字枚数と前記ジャム発生回数に基づいてジャムの頻度を算出し、
    用紙の銘柄毎に、前記頻度に応じた損失分と前記残留枚数に応じた損失分とを加算して、前記コストを算出することを特徴とする、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記ジャム回数計測手段は、印字モード毎にジャム回数を計測し、
    前記用紙コスト算出手段は、前記画像形成手段における印字モードごとに前記コストを算出し、
    前記画像形成手段による画像形成の印字モードを指定するモード指定手段をさらに備え、
    前記表示手段は、前記指定手段により指定された印字モードについて、前記コストが最も低い銘柄を表示することを特徴とする、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記給紙トレイにセッ卜された用紙の銘柄を判別する用紙銘柄判別手段をさらに備えることを特徴とする、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 画像形成動作を実行するための画像形成手段と、前記画像形成手段による画像形成のために供給される用紙を収納する給紙トレイとを備えた画像形成装置によって実行される当該画像形成装置の制御方法であって、
    前記給紙トレイに収納される用紙の銘柄毎に印字枚数を計測するステップと、
    前記給紙トレイに収納される用紙の銘柄毎にジャム発生回数を計測するステップと、
    前記給紙トレイに収納される用紙の銘柄毎の価格を記憶するステップと、
    前記給紙トレイに収納される用紙の銘柄毎に、前記価格と前記印字枚数と前記ジャム発生回数から当該銘柄の用紙のコストを算出するステップと、
    算出された用紙の前記コストを表示するステップとを備えることを特徴する画像形成装置の制御方法。
  12. 画像形成動作を実行するための画像形成手段と、前記画像形成手段による画像形成のために供給される用紙を収納する給紙トレイとを備えた画像形成装置のコンピューターによって実行される、当該画像形成装置の制御プログラムであって、
    前記制御プログラムは、前記コンピューターに、
    前記給紙トレイに収納される用紙の銘柄毎に印字枚数を計測するステップと、
    前記給紙トレイに収納される用紙の銘柄毎にジャム発生回数を計測するステップと、
    前記給紙トレイに収納される用紙の銘柄毎の価格を記憶するステップと、
    前記給紙トレイに収納される用紙の銘柄毎に、前記価格と前記印字枚数と前記ジャム発生回数から当該銘柄の用紙のコストを算出するステップと、
    算出された用紙の前記コストを表示するステップとを実行させることを特徴する画像形成装置の制御プログラム。
JP2012276508A 2012-12-19 2012-12-19 画像形成装置、その制御方法、および、その制御プログラム Active JP6040754B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012276508A JP6040754B2 (ja) 2012-12-19 2012-12-19 画像形成装置、その制御方法、および、その制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012276508A JP6040754B2 (ja) 2012-12-19 2012-12-19 画像形成装置、その制御方法、および、その制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014117922A true JP2014117922A (ja) 2014-06-30
JP6040754B2 JP6040754B2 (ja) 2016-12-07

Family

ID=51173198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012276508A Active JP6040754B2 (ja) 2012-12-19 2012-12-19 画像形成装置、その制御方法、および、その制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6040754B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015210383A1 (de) 2014-06-06 2015-12-24 Yazaki Corporation Elektronikkomponenten-Einheit
JP2017208800A (ja) * 2016-05-11 2017-11-24 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置およびプログラム
US9955028B2 (en) 2016-04-28 2018-04-24 Pfu Limited Image-processing apparatus and image-processing method
JP2020183069A (ja) * 2019-05-08 2020-11-12 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置および画像形成プログラム
JP2021030576A (ja) * 2019-08-26 2021-03-01 コニカミノルタ株式会社 動作設定選択装置、画像形成装置及び動作設定選択方法
JP7494654B2 (ja) 2020-08-26 2024-06-04 コニカミノルタ株式会社 情報処理装置、用紙情報通知方法及びプログラム

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004054016A (ja) * 2002-07-22 2004-02-19 Canon Inc カラー画像形成装置
JP2005055949A (ja) * 2003-08-04 2005-03-03 Canon Inc 印刷システム
JP2006044064A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Canon Inc 画像形成装置、その制御方法、プログラムおよび記憶媒体
JP2006201460A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Canon Inc 画像形成装置
JP2007136815A (ja) * 2005-11-17 2007-06-07 Canon Inc 画像形成装置および画像形成装置の制御方法
JP2008070832A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成装置に係る料金算出装置
JP2010046828A (ja) * 2008-08-19 2010-03-04 Oki Data Corp 画像形成装置
JP2010120231A (ja) * 2008-11-19 2010-06-03 Oki Data Corp 印刷装置及び印刷制御プログラム
JP2010157071A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Seiko Epson Corp 画像形成コスト推定装置およびプログラム
JP2012127937A (ja) * 2010-11-26 2012-07-05 Ricoh Co Ltd 光学センサ及び画像形成装置
JP2012221194A (ja) * 2011-04-08 2012-11-12 Canon Inc 画像出力装置

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004054016A (ja) * 2002-07-22 2004-02-19 Canon Inc カラー画像形成装置
JP2005055949A (ja) * 2003-08-04 2005-03-03 Canon Inc 印刷システム
JP2006044064A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Canon Inc 画像形成装置、その制御方法、プログラムおよび記憶媒体
JP2006201460A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Canon Inc 画像形成装置
JP2007136815A (ja) * 2005-11-17 2007-06-07 Canon Inc 画像形成装置および画像形成装置の制御方法
JP2008070832A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成装置に係る料金算出装置
JP2010046828A (ja) * 2008-08-19 2010-03-04 Oki Data Corp 画像形成装置
JP2010120231A (ja) * 2008-11-19 2010-06-03 Oki Data Corp 印刷装置及び印刷制御プログラム
JP2010157071A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Seiko Epson Corp 画像形成コスト推定装置およびプログラム
JP2012127937A (ja) * 2010-11-26 2012-07-05 Ricoh Co Ltd 光学センサ及び画像形成装置
JP2012221194A (ja) * 2011-04-08 2012-11-12 Canon Inc 画像出力装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015210383A1 (de) 2014-06-06 2015-12-24 Yazaki Corporation Elektronikkomponenten-Einheit
US9955028B2 (en) 2016-04-28 2018-04-24 Pfu Limited Image-processing apparatus and image-processing method
JP2017208800A (ja) * 2016-05-11 2017-11-24 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置およびプログラム
JP2020183069A (ja) * 2019-05-08 2020-11-12 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置および画像形成プログラム
JP7284454B2 (ja) 2019-05-08 2023-05-31 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置および画像形成プログラム
JP2021030576A (ja) * 2019-08-26 2021-03-01 コニカミノルタ株式会社 動作設定選択装置、画像形成装置及び動作設定選択方法
JP7494654B2 (ja) 2020-08-26 2024-06-04 コニカミノルタ株式会社 情報処理装置、用紙情報通知方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6040754B2 (ja) 2016-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6040754B2 (ja) 画像形成装置、その制御方法、および、その制御プログラム
US20120182566A1 (en) Printing apparatus, method for controlling printing apparatus, and storage medium
US11558521B2 (en) Image forming apparatus improved in setting process for recording medium, method of controlling the same, and storage medium
JP2022036101A (ja) 検査装置、画像形成システム、検査プログラム、および検査方法
JP2018086800A (ja) 画像形成装置、画像形成システム、および画像形成システムの制御プログラム
US20150130124A1 (en) Feeding apparatus, image forming apparatus, control method thereof, and storage medium storing a program
JP5147596B2 (ja) 印刷装置、印刷装置における排紙制御方法
US8836741B2 (en) Image forming apparatus
US9632470B2 (en) Image forming apparatus
JP6658237B2 (ja) 課金システム、画像形成システム、課金システムの制御方法、及び課金システムの制御プログラム
JP6399841B2 (ja) 画像形成装置
JP2008287017A (ja) 画像形成装置及び画像濃度補正方法
JP2016057351A (ja) 画像形成装置およびそれを用いた画像形成システム
JP4552981B2 (ja) 画像形成装置
JP6361521B2 (ja) 画像形成装置
US9633288B2 (en) Image forming apparatus
JP6015371B2 (ja) 画像形成装置およびその制御プログラム
JP2013104948A (ja) 画像形成装置、方法、システム、及びプリンタドライバ
JP2016115221A (ja) 画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法及びプログラム
US20200267269A1 (en) Multifunctional apparatus
JP7135671B2 (ja) 画像形成装置および画像形成装置用プログラム
JP6957674B2 (ja) 画像形成装置及びその制御方法
US11601563B2 (en) Untaken sheet notification device, document feeder, and image forming apparatus
JP6350424B2 (ja) 画像形成装置
CN111552157A (zh) 图像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150709

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161011

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161024

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6040754

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150