JP2014117005A - ブラシレスモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチング素子を内蔵したブラシレスモータの径方向の小型化を図り、耐熱性に優れたブラシレスモータを提供する。
【解決手段】モータハウジング101、ステータ102、ロータ106、モータハウジング101の開口部に配置されたエンドキャップ113、エンドキャップ113の下方に配置される分離壁116a、円筒部116bに取り付けられたヒートシンク124、制御回路基板118、制御回路基板118に搭載されたスイッチング素子121、スイッチング素子121が取り付けられると共にヒートシンク124に熱的に結合し、制御回路基板118とヒートシンク124の間の空間129に配置された取付けプレート122を備え、エンドキャップ113と分離壁116は一定の距離を置いて配置され、ヒートシンク124は、制御回路基板118に接続されたリード線126を引き出す貫通孔130を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、径方向の小型化を図ったブラシレスモータに関する。
例えば、車両の各種装置(例えば、ブレーキ装置の負圧ポンプ)の駆動にブラシレスモータが用いられている。近年、車両のレイアウト制限により装置の小型化と共に、耐熱性の向上や製造コストの低減が強く要望されている。このため、使用されるブラシレスモータも小型化と共に製造コストの低減を図る必要がある。例えば、特許文献1には、車両に搭載されるブラシレスモータにおいて、小型軽量化を図るとともに、製造コストを低減することができる構造が記載されている。
特許文献1に記載されたブラシレスモータは、自動車の電動ブレーキ用として用いられるブラシレスモータで、筒状のモータハウジングと、ハウジングの内側に固定されたステータと、回転自在に保持されたロータと、モータハウジングの開口部に取り付けられたブラケットとを備えている。ブラケットの開口部にはカバープレートが取り付けられている。そして、ブラシレスモータの駆動を制御するコントローラユニットとセンサユニットなどが実装された制御基板がカバープレートの内面側に組み付けられ、カバープレートの外面側にはヒートシンクが一体形成されている。また、ブラケットの周壁にはブラシレスモータと外部機器とを接続するためのコネクタが形成されている。このコネクタには複数の端子が設けられており、制御基板から引き出されたターミナルに接続されている。そして、コネクタには外部機器のカプラが接続されている。
また、特許文献2に記載のブラシレスモータは、電動機本体と制御ユニットの間に空隙を設けたことにより、耐熱性を向上させた構造となっている。この空隙による空気層を設けることにより、電動機本体と制御ユニットの相互に熱的影響がないようにしている。
特開2010−104212号公報 特開平10−117464号公報
しかしながら、特許文献1に記載のブラシレスモータはブラケットの周壁にコネクタが形成されているため、コネクタがブラケットの外周面から径方向外方に突出した構成となっている。このため、このコネクタによってブラシレスモータの径方向での小型化が阻害されている。また、軸方向の端部(底部)に配置されたヒートシンクの内側にFET等のスイッチング素子を接触させ、放熱を行う構造としている。しかしながら、ブラシレスモータを駆動するスイッチグ素子は複数必要であり、また、ある程度の大きさを有しているので、この構造でスイッチング素子をヒートシンクに直付けすることは、限られたスペースを有効利用する上でマイナス要因となる。この点でも特許文献1に記載のブラシレスモータは、径方向での小型化が阻害されている。また、特許文献2のように空気層を設けたとしても、熱的には改善されても、スイッチグ素子が複数必要であることに変わりはなく、ヒートシンクが大型化してしまい、径方向での小型化が阻害されている。
このような背景において、本発明は、スイッチング素子を内蔵したブラシレスモータの径方向の小型化を図ることができるとともに、耐熱性に優れたブラシレスモータを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、一方側に底部を備え、他方側に開口部を備えた有底筒状のモータハウジングと、前記モータハウジングの内側に配置されたステータと、前記ステータの内側に回転可能に配置されたロータと、前記モータハウジングの前記開口部に配置されたエンドキャップと、前記エンドキャップの前記ロータとは反対の側に配置された分離壁と、前記分離壁の前記エンドキャップとは反対の側に配置されたヒートシンクと、前記分離壁と前記ヒートシンクの間に配置された制御回路基板と、前記制御回路基板に搭載されたスイッチング素子と、前記スイッチング素子が取り付けられると共に前記ヒートシンクに熱的に結合し、前記制御回路基板と前記ヒートシンクの間の空間に配置された取付けプレートとを備え、前記エンドキャップと前記分離壁は距離を置いて配置され、前記ヒートシンクは、前記制御回路基板に接続されたリード線を外部に引き出す引出し部を備えていることを特徴とするブラシレスモータである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記スイッチング素子は、軸方向に立てた状態で前記取付けプレートに取付けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記取付けプレートは、前記スイッチング素子が軸方向で立てられた状態で取り付けられる側面部および前記ヒートシンクに熱的に結合する底面部を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の発明において、前記ヒートシンクは、一方側に複数の放熱フィンが一体に形成され、他方側は前記分離壁から延在する部材に取り付けられ、前記一方側の前記放熱フィンが形成されていない箇所に前記引出し部を備えていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の発明において、前記制御回路基板は前記分離壁に隙間を有した状態で取り付けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の発明において、前記ヒートシンクと前記取付けプレートとが熱伝導シートを介して接触していることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の発明において、前記エンドキャップと前記モータハウジング、および前記分離壁から延在する部材と前記ヒートシンクは、Oリングを介して結合していることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の発明において、前記分離壁の中央には回転軸を臨む開口を有し、前記回転軸の後端面には、マグネットが配置され、前記制御回路基板の前記回転軸に面する側には回転検出用のホール素子が併設されていることを特徴とする。
本発明によれば、スイッチング素子を内蔵したブラシレスモータの径方向の小型化を図ることができるとともに、耐熱性に優れたブラシレスモータが提供される。
実施形態の断面図である。 実施形態の斜視図である。
(構成)
図1および2には、ブラシレスモータ100が示されている。ブラシレスモータ100は、車両に搭載される負圧ポンプを駆動するために用いられるブラシレスモータであり、8極9スロット構造を有している。ブラシレスモータ100は、有底筒状のモータハウジング101と、このモータハウジング101の内側に嵌合固定されたステータ102と、ステータ102の内側において、ステータ102に対して回転可能な状態で支持されたロータ106とを備えている。
有底筒状のモータハウジング101は、一方の側(図1の上側)に底部101aを有し、他方の側(図1の下側)に開口部を備えている。底部101aの中央には、軸方向に突出したボス部101bが形成されている。ボス部101bは、長さの短い円筒形状の部分が軸方向に突出した構造を有している。ボス部101bの中央には、回転軸109を挿通するための孔が形成され、ボス部101bの内側には、回転軸109(ロータ106)を回転可能に支持するための軸受108が圧入固着されている。
モータハウジング101の内側には、ステータ102が嵌合固着されている。ステータ102は、ステータコア103と、ステータコア103に装着するインシュレータ104と、ステータコア103に巻回するコイル105とから構成されている。ステータコア103は、軟磁性鋼板(例えば、ケイ素鋼板、電磁鋼板など)を複数枚積層したもので、円環状のヨーク部から軸中心の方向に複数が突出する極歯部が形成されている。そして、ステータコア103には、インシュレータ104が装着され、インシュレータ104を介してステータコア103の極歯部に界磁コイルを構成するコイル105が巻回されている。そして、コイル105のコイル端末(図示省略)は、インシュレータ104に配設された端子ピン(図示省略)に接続されている。
ロータ106は、ステータ102の内側に配置され、一対の軸受108,114によってステータ102に対して回転が可能な状態で支持されている。ロータ106は、中空筒状を有するスリーブ110、軟磁性材から形成された中空筒状のロータコア111、ロータコア111の外周面に固着された中空筒状のロータマグネット112を備えている。ロータマグネット112は、周方向に沿ってSNSN・・と交互に極性が反転する磁極の構造に着磁されている。スリーブ110の中央には回転軸109が圧入固着されている。回転軸109の一方の先端には、負圧ポンプ(図示省略)を構成するベーンポンプのロータ(図示省略)と結合するためのインボリュートスプライン加工109aが施されている。なお、回転軸109と図示しないベーンポンプのロータとを結合する構造は、回転軸109の回転をベーンポンプのロータに伝えることができるものであれば、例示する構造に限定されない。
モータハウジング101の開口部の内側には、エンドキャップ113が取り付けられている。エンドキャップ113は、円盤部113aと、その外縁から軸方向に延在する円筒部113bを有している。エンドキャップ113の円盤部113aの中央には、軸方向に突出したボス部113cが形成されている。ボス部113cの中央には、回転軸109を挿通するための孔が形成され、ボス部113cの内側には、ロータ106を回転可能に支持するための軸受114が圧入固着されている。エンドキャップ113は、モータハウジング101端部のカシメ構造101cによりモータハウジング101に固定されている。また、モータハウジング101とエンドキャップ113の間には、Оリング131が入れられている。
スリーブ110と軸受108との間には、予圧付与のためのコイルばね132が装着され、スリーブ110と軸受114との間には円筒状のカラー133が配設されている。この構造により、コイルばね132によって軸受108に予圧が付勢されるとともに、カラー133によって軸受114にも予圧が付勢される。
エンドキャップ113の円筒部113bの内側には、有底筒状の構造を有する分離部材116がねじ等により取り付けられている。分離部材116は、中心に開口を有する円盤形状の分離壁116a、分離壁116aの外縁から軸方向に延在する円筒部116bを有している。分離壁116aは、エンドキャップ113の円盤部113aから軸方向から離れた位置にあり、分離壁116aと円盤部113aとの間に空気層117が形成されている。分離部材116(分離壁116a)の外径は、ブラシレスモータ100の外径と同一か小径となっている。分離部材116の円筒部116bの内側には、制御回路基板118が取り付けられている。
制御回路基板118は、ブラシレスモータ100の駆動を行うための回路を搭載した電子基板である。制御回路基板118の両面には配線パターンが形成されるとともに、制御回路基板118の両面に電子部品が実装され、電子部品の実装密度を上げている。制御回路基板118は、分離壁116aから軸方向に離れた位置に配置されるように、分離壁116aにねじ止めにより固定されている。なお、制御回路基板118を、分離壁116aをまたいで、エンドキャップ113の円盤部113aにねじ止めにより固定する構造も可能である。
制御回路基板118の軸中心には、ホール素子119が配置され、ホール素子119と隙間を隔てて対向する位置に、分離壁116a中央の開口を貫通した回転軸109の端部が位置している。この回転軸109のホール素子119に対向する端部には、マグネット120が取り付けられている。回転軸109が回転すると、マグネット120が回転し、その回転がホール素子119によって検出される。
制御回路基板118の回転軸109と反対側(図2の下側)には、FET等のスイッチング素子121が軸方向に立てた状態で取付けられている。また、制御回路基板118のスッチング素子121が取付けられた側には、放熱器として機能する金属製の取り付けプレート122が取り付けられている。取り付けプレート122は、スイッチング素子121が軸方向で立てられた状態で取り付けられる軸方向に延在した側面部122a、およびヒートシンク124に熱的に結合する底面部122bを備えている。取り付けプレート122は、制御回路基板118とヒートシンク124の間の空間129に配置されている。
この例において、取り付けプレート122は、軸に垂直な方向から見て略コの字形状を有し、その底面が熱導電シート123を介してヒートシンク124に熱結合している。軸方向から見たヒートシンク124の外径は、ブラシレスモータ100の外径と同一か、または小径となっている。この構造では、スイッチング素子121で生じる熱は、取り付けプレート122を介してヒートシンク124に伝わり、ヒートシンク124から外部に放熱される。
取付けプレート122は、スイッチング素子121の放熱器として機能する部材であり、銅やアルミニウム等の熱伝導性に優れた金属材料により構成されている。スイッチング素子121は、放熱面を有し、この放熱面が取付けプレート122に熱的に結合する状態で、取付けプレート122に取り付けられている。また、スイッチング素子121の端子(リード線)は、制御回路基板118の配線パターンに電気的に接続されている。なお、図2には、スイッチング素子121が一つ示されているが、通常その数は複数ある。また、取付けプレート122は、スペーサ134を介して、制御回路基板118にねじ135により取り付けられている。
軸方向から見た取付けプレート122の形状は、スイッチング素子121を取り付ける平坦面(この例では、122a)がある構造であればよい。軸方向から見た取り付けプレート122の形状としては、四角形等の多角形状を挙げることができる。この例において、取付けプレート122は、側面部122aと底面部122bとを有している。側面部122aは、スイッチング素子121を取り付ける平坦な側面であり、底面部122bは、後述するヒートシンク124に接触する。この側面部122aと底面部122bに対応する部分があるのであれば、取付けプレート122の形状は、例示する形状のものに限定されない。側面部122aにスイッチング素子121を取り付けた取付けプレート122は回転軸109の周囲に立設し配置した構成であってもよい。
図示されるように、取付けプレート122の側面部122aは複数(この場合は、2箇所)あり、図示省略されている符号121以外のスイッチング素子をスイッチング素子121と同様な状態で取り付けることができる。側面部122aに複数のスイッチング素子を取り付けても、各スイッチング素子を図示するように軸方向に立てた状態で配置できるので、各スイッチング素子の径方向における占有面積が抑えられる。
分離部材116の円筒部116bの開口部(図1の下端部)には、Оリング125を介して、ヒートシンク124が取り付けられ、閉塞されている。ヒートシンク124は、略円板状を有し、一方側(外側となる側)に複数の放熱フィン124aが一体に形成され、他方側(内側となる側)に凹部が形成されている。ヒートシンク124と制御回路基板118との間には取り付けプレート122および取り付けプレート122に取り付けられたスイッチング素子121が位置している。
取り付けプレート122の底面部122bは、熱伝導シート123を介してヒートシンク124と接触し、ヒートシンク124と熱的に結合している。この熱伝導シート123をヒートシンク124と取付けプレート122との間に介装することによって両者の熱的な結合状態を向上させている。また、熱伝導シート123は、ヒートシンク124と取付けプレート122との間で緩衝材としても機能している。
ヒートシンク124の放熱フィン124aが形成されていない箇所には、リード線126を外部に引き出すための引き出し部を構成する軸方向に貫通した複数の貫通孔130が形成されている。この複数の貫通孔130は、制御回路基板118に接続されたリード線126を外部に引き出すための孔であり、貫通孔130にはそれぞれワイヤーシール127が装着されている。なお、貫通孔130が設けられた部分に、制御回路基板からの配線が接続された接続コネクタを配置し、この接続コネクタに、外部からの配線を接続する形態とすることも可能である。
ヒートシンク124の外周面には、環状溝が形成され、この環状溝には、Oリング125が装着されている。ヒートシンク124は、分離部材116の円筒部116bの内側に嵌合されており、Оリング125によって円筒部116bの開口部が封止されている。
そして、分離部材116の円筒部116bの開口部の周縁部分の複数個所は、カシメ構造128とされ、それによりヒートシンク124が分離部材116の開口部に固定されている。このカシメ構造の位置や数は適宜決めることができる。ヒートシンク124をモータ本体側に装着する手段は、カシメに限定されず、溶接、接着、ねじ止め、嵌め込み構造等であってもよい。
モータハウジング101の他端側(図の上方の底部101aの側)には、ブラシレスモータ100を負圧ポンプ(図示省略)に装着するためのフランジ107が固定されている。フランジ107には、ボス部101bが挿通する開口が形成されるとともに、この開口の周縁には環状溝が形成され、この環状溝にはOリング136が装着されている。この開口をボス部101bに挿通させ、溶接にて取付けフランジ107がモータハウジング101の底部101aに固着されている。そして、図示しないねじによってブラシレスモータ100が図示省略した負圧ポンプに締結される。
(優位性)
以上の構造によれば、スイッチング素子121を内蔵したブラシレスモータ100の径方向の小型化を図ることができるとともに、耐熱性に優れたブラシレスモータ100が得られる。特にリード線126を引き出す引き出し部をヒートシンク124の後方(軸方向の端面側)に設けることで、径方向の小型化が可能となる。また、取り付けプレート122にスイッチング素子121を立てた状態で取り付けることで、ヒートシンク124の径方向における形状を小型化できる。また、分離壁116aを設け、更に空気層117を確保することで、ステータ102やロータ106といったモータ本体部分と、制御回路基板118側とが熱的に相互に影響し合う問題が生じ難い構造が得られる。
また、取り付けプレート122の底面部122bをヒートシンク124に熱伝導シート123を介して面接触させることで、取り付けプレート122からヒートシンク124への熱の伝導を良好に行うことができ、スイッチング素子121の放熱を効果的に行える。更に、ヒートシンク124端面の放熱フィン124aが形成されていない部分にリード線126の引き出し部を設けることで、径方向へのリード線126の引き出しを行わない構造でありながら、放熱効果を維持することができる。
制御回路基板118を分離壁116aから離した状態で取り付けることで、簡素な構造でありながら、電動機本体と制御ユニット相互間の熱的影響を抑えた構造が得られる。分離壁116aの中央に開口を設け、そこから回転軸109を制御回路基板118の側に突出させ、回転軸109の端部に取り付けたマグネット120の磁気を制御回路基板118側のホール素子119で検出することで、分離壁116aによる熱的な遮断構造を確保しながら、ロータ106の回転を検出できる構造が得られる。
(その他)
上述の実施形態では負圧ポンプを駆動するためのブラシレスモータについて説明したが、本発明を利用したブラシレスモータの適用範囲は、負圧ポンプに限定されない。
本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本発明の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
本発明は、ブラシレスモータに利用することができる。
100…ブラシレスモータ、101…モータハウジング、101a…底部、101b…ボス部、101c…カシメ構造、102…ステータ、103…ステータコア、104…インシュレータ、105…コイル、106…ロータ、107…フランジ、108…軸受、109…回転軸(シャフト)、109a…インボリュートスプライン加工、110…スリーブ、111…ロータコア、112…ロータマグネット、113…エンドキャップ、113a…円盤部、113b…円筒部、113c…ボス部、114…軸受、116…分離部、116a…分離壁、116b…円筒部、117…空気層、118…制御回路基板、119…ホール素子、120…マグネット、121…スイッチング素子、122…取り付けプレート、122a…側面部、122b…底面部、123…熱伝導シート、124…ヒートシンク、124a…放熱フィン、125…Оリング、126…リード線、127…ワイヤーシール、128…カシメ構造、129…制御回路基板118とヒートシンク124の間の空間、130…貫通孔、131…Оリング、132…コイルばね、133…カラー、134…スペーサ、135…ねじ、136…Оリング。

Claims (8)

  1. 一方側に底部を備え、他方側に開口部を備えた有底筒状のモータハウジングと、
    前記モータハウジングの内側に配置されたステータと、
    前記ステータの内側に回転可能に配置されたロータと、
    前記モータハウジングの前記開口部に配置されたエンドキャップと、
    前記エンドキャップの前記ロータとは反対の側に配置された分離壁と、
    前記分離壁の前記エンドキャップとは反対の側に配置されたヒートシンクと、
    前記分離壁と前記ヒートシンクの間に配置された制御回路基板と、
    前記制御回路基板に搭載されたスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子が取り付けられると共に前記ヒートシンクに熱的に結合し、前記制御回路基板と前記ヒートシンクの間の空間に配置された取付けプレートと
    を備え、
    前記エンドキャップと前記分離壁は距離を置いて配置され、
    前記ヒートシンクは、前記制御回路基板に接続されたリード線を外部に引き出す引出し部を備えていることを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 前記スイッチング素子は、軸方向に立てた状態で前記取付けプレートに取付けられていることを特徴とする請求項1に記載のブラシレスモータ。
  3. 前記取付けプレートは、前記スイッチング素子が軸方向で立てられた状態で取り付けられる側面部および前記ヒートシンクに熱的に結合する底面部を備えることを特徴とする請求項2に記載のブラシレスモータ。
  4. 前記ヒートシンクは、一方側に複数の放熱フィンが一体に形成され、他方側は前記分離壁から延在する部材に取り付けられ、前記一方側の前記放熱フィンが形成されていない箇所に前記引出し部を備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。
  5. 前記制御回路基板は前記分離壁に隙間を有した状態で取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。
  6. 前記ヒートシンクと前記取付けプレートとが熱伝導シートを介して接触していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。
  7. 前記エンドキャップと前記モータハウジング、および前記分離壁から延在する部材と前記ヒートシンクは、Oリングを介して結合していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。
  8. 前記分離壁の中央には回転軸を臨む開口を有し、前記回転軸の後端面には、マグネットが配置され、前記制御回路基板の前記回転軸に面する側には回転検出用のホール素子が併設されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。
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