JP2014115762A - 自動取引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数種類の通貨を一括して投入可能とし、利用者が両替を希望する複数種類の通貨の各投入金額及び合計両替金額を計算することを不要とする。
【解決手段】複数種の入金通貨を一括して受け入れかつ出金通貨を排出する接客口2と、入金通貨を計数し鑑別する鑑別部22と、収納庫24と、入金通貨を収納庫24に搬送し、出金通貨を収納庫24から接客口2へ搬送する搬送路部21と鑑別部22の計数結果から出金通貨の両替金額を計算する計算部18と、計算部18が計算した投入金額38及び両替金額40を表示するとともに利用者による両替を希望する入金通貨の選択操作を受け付ける操作表示部7とを設け、選択操作に従って、選択されなかった入金通貨は接客口2へ排出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、外国通貨両替取引が可能な自動取引装置に関するものである。
従来、自動取引装置により外国通貨から日本円に両替取引を行う場合、通過の投入の前に利用者に両替を希望する通貨を選択させ、当該通貨のレートを表示していた。そして、利用者は表示されたレートに従い利用者自らが計算を行い、両替を希望する通貨を自動取引装置に投入することにより日本円に両替していた。
なお、特開2000−113285号公報(特許文献1)には、通貨両替機能を有する自動化機器が記載されている。特許文献1には、自動化機器において、複数ヶ国の紙幣を認識し、ホストコンピュータより両替のレート及び手数料を入手し、投入された外国通貨紙幣の両替を行う発明が記載されている。
また、特開2006−244257号公報(特許文献2)には、日本円を外国通貨に両替するための外国通貨両替機のような取引装置が記載されている。特許文献2には、取引に先立って、当該取引の内容を印字した計算書を利用者に提供することにより、利用者が事前に取引内容を検討した上で取引を行う発明が記載されている。
特開2000−113285号公報 特開2006−244257号公報
しかしながら、従来の技術によれば複数種類の外国通貨(ドル、ユーロ等)がある場合、利用者は表示されたレートを確認し入金通貨に対する両替金額を計算しなければならなかった。即ち、両替を希望する複数種類の入金通貨の各投入金額を利用者自らが事前に計数することにより、更に、日本円へ両替を行った場合の複数種類別の両替金額及び合計両替金額を表示されたレートから自ら計算をすることにより、両替を行うか否か判断をしなければならなかった。そして、通貨の種類毎に分けて自動取引装置に投入し、その都度日本円に両替するという手続が必要であった。
本発明が解決しようとする課題は、複数種類の通貨を一括して投入可能とし、利用者が両替を希望する複数種類の通貨の各投入金額を事前に計数することを不要とし、日本円へ両替を行った場合の各両替金額及び合計両替金額を計算することを不要とする自動取引装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、通貨両替を行う自動取引装置において、複数種の入金通貨を一括して受け入れ、前記入金通貨を繰り出し、かつ出金通貨を排出する接客口と、前記入金通貨を計数し、鑑別する鑑別部と、前記入金通貨及び前記出金通貨を収納する収納庫と、前記入金通貨を前記収納庫に搬送し、前記出金通貨を前記収納庫から前記接客口へ搬送する搬送路部と、前記鑑別部の計数結果から前記入金通貨毎の投入金額と前記出金通貨の両替金額を計算する計算部と、前記計算部が計算した前記出金通貨の合計両替金額を表示するとともに、前記入金通貨から利用者に両替を希望する前記入金通貨を選択させるために前記複数種の前記入金通貨毎の投入金額と両替金額を表示する表示部と、前記利用者による前記両替を希望する前記入金通貨の選択操作を受け付ける入力部と、前記選択操作に従って、前記搬送路部に対し搬送動作を指示するとともに前記利用者により選択されなかった前記入金通貨は前記接客口へ排出するように制御する制御部を設けたことを特徴とするものである。
上記構成を有する本発明によれば、複数種の入金通貨を一括して受け入れ、入金通貨を繰り出し、かつ出金通貨を排出する接客口と、前記入金通貨を計数し、鑑別する鑑別部と、前記鑑別部の計数結果から前記入金通貨毎の投入金額と前記出金通貨の両替金額を計算する計算部と、前記計算部が計算した前記入金通貨毎の投入金額と前記出金通貨の両替金額を表示する表示部とを設けたので、複数種類の通貨を一括して投入可能とし、更に利用者が両替を希望する複数種類の通貨の各投入金額を事前に計数することを不要とし、かつ日本円へ両替を行った場合の各両替金額及び合計両替金額を計算することも不要とする自動取引装置を提供することが可能になる。
更に、本発明により接客口へ一括投入した入金通貨について、表示部へ表示した各両替金額及び合計両替金額をもとに両替を希望する入金通貨の選択をさせるようにしたので、誤って投入した外貨について日本円への両替を避けることができ、利用者にとって使い勝手のよい自動取引装置を提供することができる。
第1の実施の形態に関する動作の概要を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に関する自動取引装置の外観図である。 第1の実施の形態に関する自動取引装置の構成図である。 第1の実施の形態に関する紙幣処理部の入金処理を示す説明図である。 第1の実施の形態に関する外貨両替内容確認画面を示す説明図である。 第1の実の形態に関する外貨収納返却ルートを示す説明図である。 第1の実施の形態に関する外貨収納返却処理のフローチャートである。 第2の実施の形態に関する動作の概要を示すフローチャートである。 第2の実の形態に関する外貨収納返却ルートを示す説明図である。 第2の実施の形態に関する外貨収納返却処理のフローチャートである。 第3の実施の形態に関する外貨収納返却ルートを示す説明図である。 第3の実施の形態に関する外貨収納返却処理のフローチャートである。 実施の形態の変形例に関する外貨両替内容確認画面を示す説明図である。
(第1の実施の形態)
以下、第1の実施の形態を図面に従って説明する。図2は第1の実施の形態に関する自動取引装置(以下ATMという)1の外観図である。ATM1は銀行等の金融機関やコンビニエンスストア等に設置され、入出金取引及び外国通貨(以下外貨という)両替取引が可能である。ATM1は外貨両替取引において、利用者に対して入金外貨を投入させ又は返却する外貨若しくは両替した出金通貨としての日本円を排出するための紙幣投入返却口としての接客口2を有する。外貨両替取引等の入金外貨を投入する取引においては、利用者が当該接客口2に紙幣をセットすると、これをATM1が自動計数し、装置内部に取込む。出金紙幣を利用者に払出す取引においては、ATM1が紙幣を自動計数し、当該接客口2に集積することにより、利用者が取出し可能とする。前記接客口2にはシャッタ5が設けられ、利用者が紙幣を投入又は取出すときに開き、それ以外は閉じている。
また、ATM1は同じく、入金硬貨を投入又は返却するための硬貨投入返却口3を有する。入金硬貨をATM1に投入する取引において、利用者が当該硬貨投入返却口3に硬貨をセットすると、これをATM1が自動計数し、装置内部に取込む。出金硬貨を利用者に払出す取引においては、ATM1が硬貨を自動計数し、当該硬貨投入返却口3に集積することにより、利用者が取出し可能とする。更に、ATM1はキャッシュカードのカード挿入口4及び通帳の通帳挿入口6を有する。そして、ATM1は、利用者が操作するための入力機能と表示機能を備えた利用者操作表示画面7を有する。利用者操作表示画面7はタッチパネル式であり、例えば本実施の形態に関する外貨両替内容確認画面31等を表示する。
図3は第1の実施の形態に関するATM1の構成図である。装置制御部10はATM1の各部と接続され、各部を制御する。当該装置制御部10はRAMやROM又はハードディスク等で構成された装置記憶部11と接続され、装置記憶部11に記憶された制御プログラムにより動作する。また、装置制御部10は外貨両替に関するレート及び手数料等の各処理に必要なデータを装置記憶部11に書き込むことができ、必要に応じて装置記憶部11から読み出すことができる。また、装置制御部10は、ホストコンピュータ100と図示しない通信部を介して接続され、外貨両替に関するレート及び手数料等の入出金取引に関する情報を交換する。本実施の形態に関し、装置記憶部11は後述する鑑別部22が行った外貨、換言すると一時保留部23に格納した外貨に関する金種、枚数及び複数種類の外貨の順序に従った一枚毎の種別を記憶する。
紙幣処理部12は、利用者により前記接客口2から投入される入金外貨を真偽鑑別し、計数し、搬送して後述する収納庫としての金種別収納カセット24x、24y、24zに収納する。更に、利用者に支払われる出金紙幣を所定の金種別収納カセット24x、24y、24zより繰り出し、接客口2に集積するものである。従って、紙幣処理部12は、後述するように接客口2、搬送路21、鑑別部22、一時保留部23及び金種別収納カセット24x、24y、24zを有する。
硬貨処理部13は、利用者により前記硬貨投入返却口3から投入される硬貨を真偽鑑別し、計数し、搬送して図示しない硬貨収納部に収納し、又は利用者に支払われる硬貨を硬貨収納部より繰り出し硬貨投入返却口3に集積するものである。利用者操作表示部14は前記利用者操作表示画面7を制御する。利用者操作表示部14は、後述する日本円の両替金額40の表示と、複数種の入金外貨から利用者に両替を希望する入金外貨を選択させるための前記入金外貨毎の投入金額38等を表示する。更に利用者操作表示部14は利用者による両替を希望する入金外貨の選択操作を受け付ける。
カード処理部15は利用者が前記カード挿入口4から挿入したキャッシュカードの情報を読取る。通帳記帳部16は前記通帳挿入口6から挿入された通帳に取引記録を印字する。レシート処理部17はレシートの印刷処理を行ない、取引終了時にレシートを前記カード挿入口4から排出する。計算部18は本発明に関する外貨両替取引において、紙幣処理部12の鑑別部22の計数結果から後述する入金外貨毎の投入金額38と日本円の両替金額40を計算する。投入金額38は外貨の金種に枚数を掛けることにより算出する。外貨毎の日本円への両替金額40−1は、投入金額38にレート39を掛けることにより算出する。合計両替金額40−2は各両替金額40−1の和により算出する。
図4は第1の実施の形態に関する紙幣処理部の入金処理を示す説明図である。同図において、紙幣処理部12の接客口2は利用者により操作可能な位置に設けられ、シャッタ5が開閉することにより、利用者が取出し可能に出金紙幣を集積するとともに、利用者から投入される入金外貨を受け入れる。接客口2は内部に接客口分離集積機構32を備え、接客口分離集積機構32により利用者が投入した入金外貨を後述する入出金搬送路部としての搬送路21に1枚毎に繰り出す。そして、出金紙幣を搬送路21から一枚毎に受け取って接客口2に集積する。
入出金搬送路部としての搬送路21は、入金外貨を接客口2から金種別収納カセット24x、24y、24zに搬送し、かつ日本円を金種別収納カセット24x、24y、24zから接客口2へ搬送する。搬送路21はその間、鑑別部22と一時保留部23を接続する。搬送路21は、図示しない搬送ベルト及び搬送ローラによって形成され、図示しないローラ駆動モータによって駆動される。搬送路21は、図示のように搬送路21a乃至21mからなる。更に、一時保留部23の出口の搬送路21eの分岐点には、搬送方向を搬送路21b及び搬送路21cに切り替える切替ブレード28を有する。
鑑別部22は搬送路21上に設けられ、入出金時に搬送路21を搬送される外貨の真偽、金種、正損の鑑別を行なうとともに、重送、連鎖、斜行等の搬送異常の検知、及び金種が確定した紙幣の計数を行なう。鑑別及び計数の結果は、前述の通り装置記憶部11で記憶される。
一時保留部23は、鑑別部22に対し入金時の紙幣の搬送方向下流側に設けられ、鑑別部22で入金可能と判定された外貨を一時保留する。一時保留部23による一部保留は、利用者による後述する外貨両替内容確認画面31による確認入力の操作が行なわれるまで行われる。外貨両替内容確認画面31での確認入力の操作が行なわれると、一時保留部23から鑑別部22を経由して所定の金種別収納カセット24x、24y、24zへ搬送される。一時保留部23は、紙幣を取込むためのゲートローラと紙幣を1枚毎に分離して繰り出すためのピックアップローラからなる一時保留部分離集積機構33を内部に有する。
収納庫としての金種別収納カセット24x、24y、24zは複数のカセットが金種別に設けられ、これらは外貨を収容する外貨専用カセットでもよく、ドル専用カセット又はユーロ等の外貨共用カセットでもよい。更に、万円券を収容する万券カセットでもよく二千円券及び5千円券の共用カセットでもよい。金種別収納カセット24x、24y、24zはそれぞれ後述する収納カセット分離集積機構34x、34y、34zにより出金時は収納している紙幣を1枚毎に搬送路21に繰り出し、かつ入金時は搬送路21から紙幣を集積する。同図では金種別収納カセット24x、24y、24zを3個のみ図示しているが、これに限られるものではなく運用形態に応じて複数備えるものであればよい。リジェクトカセット25は搬送路21の末端に設けられ、鑑別部22でリジェクトされた出金紙幣がリジェクト分離集積機構35によって集積される。
同図に示すように入金時は、取引選択画面において利用者が外貨両替取引を選択した後、紙幣を接客口2に投入すると、シャッタ5が閉じられ、投入された紙幣は接客口2から搬送路21を搬送されて鑑別部22へ送られる。ここで出金に使用可能と判定されると、紙幣は一旦前記一時保留部23へ搬送される。即ち、入金時の紙幣の経路は、接客口2の接客口分離集積機構32から搬送路21a及び21bを経て、鑑別部22を通り、鑑別結果に従って正常券は搬送路21c及び21dを経て前記一時保留部23へ集積される。一方、異常券は搬送路21c及び21fを経て接客口2に返却される。
更に、日本円の出金時は、利用者が外貨両替内容確認画面31での確認操作を入力すると、その両替金額に相当する紙幣が金種別収納カセット24x、24y、24zから繰り出され、鑑別部22へ送られる。鑑別部22で出金に問題ないと判定されると、搬送路21を搬送されて接客口2へ送られる。両替金額に相当する紙幣が接客口2に集積されると、前記シャッタ5が開けられ、利用者は日本円を取出すことができる。即ち、出金時の紙幣の経路は、金種別収納カセット24x、24y、24zの収納カセット分離集積機構34x、34y、34zから搬送路21h、21j又は21k及び21g、21bを経て、鑑別部22を通り、鑑別結果により正常券は搬送路21c、21fを経由して接客口2へ集積される。一方、リジェクト券は搬送路21i、21mを経てリジェクトカセット25に集積される。
図1は第1の実施の形態に関する動作の概要を示すフローチャートである。
S101:装置制御部10は利用者操作表示部14に対し、図示しない取引選択画面を表示するよう指示する。取引選択画面は、通常の自動取引装置が表示する「預入」、「引出」、「振替」、「振込」、「通帳記帳」及び「残高照会」ボタンに加えて、「外貨両替」ボタンを表示する。利用者は外貨両替取引を行うときは、「外貨両替」ボタンを押下する。利用者が「外貨両替」ボタンを押下したことを利用者操作表示部14が検出すると次へ移行する。
S102:装置制御部10は利用者操作表示部14に対し、図示しない外貨投入画面を表示するよう指示する。外貨投入画面は、利用者に対し利用者が所持する外貨を接客口2へ投入することを促す表示である。ここで利用者は複数種類の外貨を一括して投入することができる。利用者は事前に外貨の枚数及び金額を確認しておく必要がない。装置制御部10は、紙幣処理部12に対し接客口2のシャッタ5を開けるよう指示する。利用者が外貨を接客口2へ投入すると、装置制御部10は紙幣処理部12に対し、シャッタ5を閉じ、接客口2の接客口分離集積機構32を駆動し、外貨を搬送路21aと21bを経て鑑別部22へ搬送するよう指示する。
S103:装置制御部10は紙幣処理部12に対し、鑑別部22が外貨を鑑別し、計数するよう指示する。鑑別部22は、投入された複数の外貨の種類及び枚数を鑑別する。例えば外貨1として10ドル紙幣が10枚、外貨2として10ユーロ紙幣が20枚であるとする。
S104:装置制御部10は計算部18に対し、鑑別部22の計数結果から、外貨種類別の投入金額38を計算するよう指示する。そして投入金額38にレート39を掛け、そして、手数料を引いた外貨毎の両替金額40−1と合計両替金額40−2を計算するよう指示する。例えば外貨1としてのレートがドル当たり90円で、手数料を省略すると両替金額は9,000円であり、外貨2としてのレートがユーロ当たり100円で、手数料を省略すると両替金額は合計20,000円である。
S105:更に装置制御部10は装置記憶部11に対し、一括投入された複数種類の外貨について一枚毎に鑑別部22を通過した順序(以下鑑別順序という)を記憶するよう指示する。例えばまず10ドル紙幣が10枚、続いて10ユーロ紙幣が20枚、鑑別部22を通過したとする。鑑別順序は、先の10枚が10ドル紙幣、その後の20枚が10ユーロ紙幣である。換言すると、装置記憶部11は鑑別部22を通過した順序に従って外貨の種別を記憶する。
S106:装置制御部10は紙幣処理部12に対し、鑑別部22を通過した外貨を一時保留部23に格納するよう指示する。ステップ105において装置記憶部11で記憶した鑑別順序は、一時保留部23に格納した一枚毎の順序であり、後に一時保留部23を繰り出す一枚毎の順序でもある。
S107:次に装置制御部10は利用者操作表示部14に対し、外貨両替内容確認画面31を表示するよう指示する。
図5は第1の実施の形態に関する外貨両替内容確認画面を示す説明図である。外貨両替内容確認画面31は利用者に対する案内表示36として「日本円に両替を希望する外貨を押してください。」が表示される。そして、利用者に両替を希望する入金外貨を選択させるために外貨1について、選択ボタン37−1の表示と、投入金額38が$100、レート39が90円、日本円による両替金額40−1が9,000円として表示される。同様に、外貨2については、選択ボタン37−2の表示と、投入金額38が200ユーロ、レート39が100円、日本円による両替金額40−1が20,000円として表示される。同図では複数種類の外貨は2種類であり、手数料は省略してある。また、同図では選択ボタン37−1及び37−2は「外貨1」及び「外貨2」と表示されているが、「ドル」及び「ユーロ」という表示でもよい。更に、外貨両替内容確認画面31には、複数種類の投入外貨の合計両替金額40−2及び利用者の最終意思を決定する決定ボタン41が表示される。
利用者は外貨1及び外貨2の両方の外貨の両替を希望する場合は、外貨1の選択ボタン37−1及び外貨2の選択ボタン37−2を押下する。また、利用者は外貨1のみ両替を希望し、外貨2は両替を希望しない場合は、外貨1の選択ボタン37−1のみを押下する。その後利用者は決定ボタン41を押下する。ここで装置制御部10は装置記憶部11に対し、利用者が投入した外貨のうち、返却を希望する外貨及び両替を希望する外貨を記憶するよう指示する。ここでは仮に返却を希望する外貨は外貨1であり、両替を希望する外貨は外貨2であるとする。
なお、前述の説明において、外貨両替内容確認画面31は、複数種類の外貨のうち利用者に対し、両替を希望する外貨を選択させる意味で両替を希望する外貨1又は2の選択ボタン37−1又は37−2を押下させることとした。しかしながら、逆に、両替を希望しない外貨1又は2の選択ボタン37−1又は37−2を押下させることとしてもよい。即ち、外貨両替内容確認画面31は例えば、案内表示36として「日本円に両替を希望しない外貨を押してください。」と表示してもよい。外貨1の両替を希望する利用者は、両替を希望しない外貨2の選択ボタン37−2を押下するので両替を希望する外貨1を選択したことになる。
S108:利用者が投入した外貨のうち一部の外貨のみ両替を希望する場合、即ち投入した外貨のうち返却を希望する外貨がある場合は、ステップ109へ移行し、投入した外貨の全部両替を希望する場合はステップ110へ移行する。
S109:利用者が投入した外貨の一部について返却を希望する場合は、図6及び図7で後述するように外貨収納返却処理を行う。即ち、両替を希望する外貨については、所定の金種別収納カセット24x、24y、24zに搬送し、両替を希望しない外貨については、接客口2へ搬送する。その後ステップ111へ移行する。即ち、収納時の外貨の経路は、一時保留部23の一時保留部分離集積機構33から搬送路21e、21c及び21bを経て鑑別部22を通り、鑑別結果に従って搬送路21g〜21kを経て、所定の金種別収納カセット24x、24y、24zに集積される。
S110:利用者が投入した外貨の全部両替を希望する場合は、装置制御部10は紙幣処理部12に対し、一時保留部23に格納した外貨について鑑別部22を再度経由して、所定の金種別収納カセット24x、24y、24zに搬送するよう指示する。
S111:外貨について、所定の金種別収納カセット24x、24y、24zへの収納又は接客口2への排出が完了すると、装置制御部10はレシート処理部17に対し、図示しないレシートを印字し、カード挿入口4から排出するよう指示する。
S112:同時に、装置制御部10は紙幣処理部12に対し、所定の金種別収納カセット24x、24y、24zから両替金額に相当する日本円を繰り出し、計数するとともに、接客口2へ搬送するよう指示する。硬貨を出金する場合は、装置制御部10は硬貨処理部13に対し、利用者に支払われる硬貨を図示しない硬貨収納部より繰り出し硬貨投入返却口3に集積するよう指示する。
次に、ステップ109における外貨収納返却処理について説明する。図6は第1の実の形態に関する外貨収納返却ルートを示す説明図であり、図7は第1の実施の形態に関する外貨収納返却処理(ステップ109)のフローチャートである。ステップ108において、利用者が投入した外貨のうち、仮に外貨1について返却を希望し、外貨2について両替を希望した場合について、以下のステップで外貨の収納と返却を行う。
S201:装置制御部10は紙幣処理部12に対し、一時保留部23のピックアップローラからなる一時保留分離集積機構33を駆動し、一時保留部23に集積した外貨を一枚毎に搬送路21eへ繰り出すよう指示する。
S202:装置制御部10は紙幣処理部12に対し、ローラ駆動モータを動作させ、搬送ローラを駆動するよう指示する。すると外貨は、切替ブレード28の手前まで搬送路21eを搬送される。
S203:装置制御部10は装置記憶部11に対し、記憶した一括投入された複数種類の外貨の鑑別順序を読み出すよう指示する。鑑別順序は前述のように一時保留部23を繰り出す一枚毎の順序でもあり、先に返却希望の10ドル紙幣が10枚、その後両替希望の10ユーロ紙幣が20枚である。切替ブレード28の手前まで搬送された第1枚目の外貨が返却を希望する10ドル紙幣であるので、装置制御部10は紙幣処理部12に対し、切替ブレード28を搬送路21c方向、即ち接客口2方向へ切り替えるよう指示する。なお、両替を希望する10ユーロ紙幣の場合は、装置制御部10は紙幣処理部12に対し、切替ブレード28を搬送路21b方向、即ち金種別収納カセット24x、24y、24z方向へ切り替えるよう指示する。このように一時保留部23を繰り出した外貨は切替ブレード28によって接客口2と金種別収納カセット24x、24y、24z方向へ振り分けられる。
S204:装置制御部10は紙幣処理部12に対し、外貨としての10ドル紙幣を接客口2へ搬送するよう指示する。その後、ステップ208へ移行し、一時保留部23に外貨がまだあればステップ201へ移行する。これを10ドル紙幣の10枚分繰り返す。
S205:11枚目の外貨は10ユーロ紙幣であるので、ステップ203において、切替ブレード28は搬送路21b方向へ切り替えられる。そこで、装置制御部10は紙幣処理部12に対し、10ユーロ紙幣を鑑別部22へ搬送するよう指示する。
S206:装置制御部10は紙幣処理部12に対し、鑑別部22で再度鑑別処理を行うよう指示する。
S207:装置制御部10は紙幣処理部12に対し、鑑別部22の鑑別結果に従って、所定の金種別収納カセット24x、24y、24zへ収納するよう指示する。
S208:装置制御部10は紙幣処理部12に対し、一時保留部23にまだ外貨があるかどうかチェックするよう指示する。あればステップ201へ戻り、なければ次へ移行する。
S209:装置制御部10は紙幣処理部12に対し、接客口2に返却する外貨があるかどうかチェックするよう指示する。
S210:接客口2に返却する外貨があるので、装置制御部10は紙幣処理部12に対し、シャッタ5を開けるよう指示する。こうして、利用者は返却を希望した外貨としての10ドル紙幣10枚を受取ることができ、前記ステップ110以降により両替を希望する外貨としての10ユーロ紙幣を両替することができる。
以上のように第1の実施の形態によれば、複数種類の外貨を一括して投入可能とし、更に利用者が両替を希望する複数種類の外貨の各投入金額38を計数することを不要とし、かつ日本円へ両替を行った場合の各両替金額40−1及び合計両替金額40−2を計算することも不要とすることができる。更に、接客口2へ一括投入した入金外貨について、利用者操作表示画面7の外貨両替内容確認画面31へ表示した各投入金額38及び両替金額40をもとにあらためて両替を希望する入金外貨の選択をすることができるので、誤って投入した外貨について返却することにより日本円への両替を避けることができ、利用者にとって使い勝手のよい自動取引装置を提供することができる。特に、ステップ109の外貨収納返却処理において、返却する外貨を一時保留部23から繰り出した後、直ちに切替ブレード28で接客口2方向へ切り替え、鑑別部22を通過させないで接客口2へ排出することとしたので、処理時間の短縮につなげることができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態に関する構成は、第1の実施の形態に関する構成と同じであるので説明を省略する。前記第1の実施の形態では、装置制御部10は複数種類の外貨について、鑑別順序を記憶し、利用者の選択により両替を希望する外貨と希望しない外貨が判明すると、記憶した順序に従って外貨の収納と返却を切り替えるものであった。第2の実施の形態では、鑑別部22を通過する鑑別順序を記憶することはせずに、両替を希望する外貨と希望しない外貨が判明すると、一時保留部を繰出した後、再度鑑別部22で鑑別することとした。この鑑別結果により、両替を希望する外貨は金種別収納カセット24x、24y、24z方向へ搬送し、返却を希望する外貨は接客口2方向へ搬送するよう振り分けるものである。
図8は第2の実施の形態に関する動作の概要を示すフローチャートである。前記第1の実施の形態に関する図1と異なるところは、ステップ105の鑑別順序を記憶するステップがないことであるので、以下簡単に説明する。
S301:装置制御部10は利用者操作表示部14に対し、図示しない取引選択画面を表示するよう指示する。取引選択画面は、第1の実施の形態と同じである。利用者が図示しない「外貨両替」ボタンを押下したことを利用者操作表示部14が検出すると次へ移行する。
S302:装置制御部10は利用者操作表示部14に対し、図示しない外貨投入画面を表示するよう指示する。外貨投入画面は、第1の実施の形態と同じである。装置制御部10は、紙幣処理部12に対し接客口2のシャッタ5を開けるよう指示する。利用者が外貨を接客口2へ投入すると、装置制御部10は紙幣処理部12に対し、シャッタ5を閉じ、接客口2の接客口分離集積機構32を駆動し、外貨を搬送路21aと21bを経て鑑別部22へ搬送するよう指示する。
S303:装置制御部10は紙幣処理部12に対し、鑑別部22が外貨を鑑別し、計数するよう指示する。
S304:装置制御部10は計算部18に対し、鑑別部22の計数結果から、外貨種類別の投入金額38を計算するよう指示する。そして、外貨種類別の投入金額38にレート39を掛け、そして、手数料を引いた外貨毎の両替金額40−1と合計両替金額40−2を計算するよう指示する。
S305:装置制御部10は紙幣処理部12に対し、鑑別部22を通過した外貨を一時保留部23に搬送し格納するよう指示する。
S306:次に装置制御部10は利用者操作表示部14に対し、外貨両替内容確認画面31を表示するよう指示する。外貨両替内容確認画面31は第1の実施の形態と同じである。ここで装置制御部10は装置記憶部11に対し、利用者が投入した外貨のうち、返却を希望する外貨及び両替を希望する外貨を記憶するよう指示する。仮に返却を希望する外貨は外貨1(ドル)であり、両替を希望する外貨は外貨2(ユーロ)であるとする。
S307:利用者が投入した外貨のうち一部の外貨のみ両替を希望する場合、即ち投入した外貨のうち返却を希望する外貨がある場合は、ステップ308へ移行し、投入した外貨の全部両替を希望する場合はステップ309へ移行する。
S308:利用者が投入した外貨の一部について返却を希望する場合は、図9及び図10で後述するように外貨収納返却処理を行う。即ち、両替を希望する外貨については、所定の金種別収納カセット24x、24y、24zに搬送し、両替を希望しない外貨については、接客口2へ搬送する。その後ステップ310へ移行する。
S309:利用者が投入した外貨の全部両替を希望する場合は、装置制御部10は紙幣処理部12に対し、一時保留部23に格納した外貨について鑑別部22を再度通過して、所定の金種別収納カセット24x、24y、24zに搬送するよう指示する。
S310:外貨について、金種別収納カセット24x、24y、24zへの収納又は接客口2への排出が完了すると、装置制御部10はレシート処理部17に対し、図示しないレシートを印字し、カード挿入口4から排出するよう指示する。
S311:同時に、装置制御部10は紙幣処理部12に対し、所定の金種別収納カセット24x、24y、24zから両替金額に相当する日本円を繰り出し、計数するとともに、接客口2へ搬送するよう指示する。硬貨を出金する場合は、装置制御部10は硬貨処理部13に対し、利用者に支払われる硬貨を図示しない硬貨収納部より繰り出し硬貨投入返却口3に集積するよう指示する。
次に、ステップ308における外貨収納返却処理について説明する。図9は第2の実の形態に関する外貨収納返却ルートを示す説明図であり、図10は第2の実施の形態に関する外貨収納返却処理(ステップ308)のフローチャートである。前記ステップ307において、利用者が投入した外貨のうち、仮に外貨1について返却を希望し、外貨2について両替を希望した場合について、以下のステップで外貨の収納と返却を行う。
S401:装置制御部10は紙幣処理部12に対し、一時保留部23のピックアップローラからなる一時保留分離集積機構33を駆動し、一時保留部23に集積した外貨を一枚毎に搬送路21eへ繰り出すよう指示する。
S402:装置制御部10は紙幣処理部12に対し、図示しないローラ駆動モータを動作させ、搬送ローラを駆動するよう指示する。
S403:装置制御部10は紙幣処理部12に対し、外貨を一枚毎に鑑別部22へ搬送するよう指示する。
S404:装置制御部10は紙幣処理部12に対し、鑑別部22で再度鑑別処理を行うよう指示する。
S405:装置制御部10は装置記憶部11に対し、利用者が返却を希望する外貨1(ドル)及び両替を希望する外貨2(ユーロ)を読み出すよう指示する。装置制御部10は鑑別処理の結果、鑑別部22を通過した外貨が、外貨1(ドル)又は外貨2(ユーロ)であるかを判定する。即ち、外貨2(ユーロ)であれば両替を希望する外貨であるのでステップ407へ移行し、外貨1(ドル)であれば返却を希望する外貨であるのでステップ406へ移行する。装置制御部10は紙幣処理部12に対し、鑑別部22を通過した外貨が、外貨2(ユーロ)であるとき、鑑別部22の出口付近に設けた切替ブレード29を所定の金種別収納カセット24x、24y、24z方向へ切り替えるよう指示する。そして、外貨1(ドル)であるときは、接客口2方向へ切り替えるよう指示する。
S406:装置制御部10は紙幣処理部12に対し、外貨1としての10ドル紙幣を接客口2へ搬送するよう指示する。その後、ステップ408へ移行し、一時保留部23に外貨がまだあればステップ401へ移行する。これを10ドル紙幣の10枚分繰り返す。
S407:装置制御部10は紙幣処理部12に対し、鑑別部22の鑑別結果に従って、11枚目である外貨2としての10ユーロ紙幣を所定の金種別収納カセット24x、24y、24zへ収納するよう指示する。
S408:装置制御部10は紙幣処理部12に対し、一時保留部23にまだ外貨があるかどうかチェックするよう指示する。あればステップ201へ戻り、なければ次へ移行する。
S409:装置制御部10は紙幣処理部12に対し、接客口2に返却する外貨があるかどうかチェックするよう指示する。
S410:接客口2に返却する外貨があるので、装置制御部10は紙幣処理部12に対し、シャッタ5を開けるよう指示する。こうして、利用者は返却を希望した外貨としての10ドル紙幣10枚を受取ることができ、前記ステップ309以降により両替を希望する外貨としての10ユーロ紙幣を両替することができる。
以上のように第2の実施の形態によれば、前記第1の実施の形態と同様の効果を有することに加え、次のような特有な効果を有する。即ち、外貨収納返却処理において、返却する外貨を一時保留部23から繰り出した後、鑑別部22で再度鑑別した後、接客口2と金種別収納カセット24x、24y、24zへ振り分けることとしたので、誤りなく振り分けることが可能となる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態に関する構成は、第1の実施の形態に関する構成に比較し、紙幣処理部12において、取消庫26を有する点である。図11は第3の実施の形態に関する外貨収納返却ルートを示す説明図である。取消庫26は搬送路21の末端に設けられ、利用者により両替を希望しなかった入金外貨を一端格納する。取消庫26は内部に取消庫集積機構36を有する。
第3の実施の形態に関する動作の概要については、第2の実施の形態と同じであるので説明を省略する。図12は第3の実施の形態に関する外貨収納返却処理(ステップ308)のフローチャートである。前記ステップ307において、利用者が投入した外貨のうち、仮に外貨1(ドル)について返却を希望し、外貨2(ユーロ)について両替を希望した場合について、以下のステップで外貨の収納と返却を行う。
S501〜S505:前記図10におけるステップ401〜ステップ405と同じである。
S506:装置制御部10は紙幣処理部12に対し、外貨1としての10ドル紙幣を取消庫26へ搬送するよう指示する。その後、ステップ508へ移行し、一時保留部23に外貨がまだあればステップ501へ移行する。これを10ドル紙幣の10枚分繰り返す。
S507:装置制御部10は紙幣処理部12に対し、鑑別部22の鑑別結果に従って、11枚目である外貨2としての10ユーロ紙幣を所定の金種別収納カセット24x、24y、24zへ収納するよう指示する。
S508:装置制御部10は紙幣処理部12に対し、一時保留部23にまだ外貨があるかどうかチェックするよう指示する。あればステップ501へ戻り、なければ次へ移行する。
S509:装置制御部10は紙幣処理部12に対し、取消庫26に格納した外貨1としての10ドル紙幣を接客口2へ搬送するよう指示する。
S510:装置制御部10は紙幣処理部12に対し、接客口2に返却する外貨があるかどうかチェックするよう指示する。
S511:接客口2に返却する外貨があるので、装置制御部10は紙幣処理部12に対し、シャッタ5を開けるよう指示する。こうして、利用者は返却を希望した外貨としての10ドル紙幣10枚を受取ることができ、前記ステップ309以降により両替を希望する外貨としての10ユーロ紙幣を両替することができる。
以上のように第3の実施の形態によれば、前記第1の実施の形態と同様の効果を有することに加え、次のような特有な効果を有する。即ち、外貨収納返却処理において、返却する外貨を一時保留部23から繰り出した後、鑑別部22で再度鑑別した後、取消庫26と金種別収納カセット24x、24y、24zへ振り分けることとしたので、誤りなく振り分けることが可能となる。
(変形例)
前記第1乃至第3の実施の形態は、複数種の入金外貨を一括投入し、これを計数鑑別し、表示することにより、両替を希望する外貨と両替を希望しない外貨を選択可能とするものであった。変形例は、表示した入金外貨の一部の金額について両替を希望することを選択可能とするものである。
図13は実施の形態の変形例に関する外貨両替内容確認画面を示す説明図である。まず同図(a)において、外貨両替内容確認画面31は利用者に対する案内表示36として「日本円に両替を希望する外貨又は一部両替を押してください。」が表示される。そして、利用者に入金外貨から両替を希望する入金外貨を選択させるために外貨1の選択ボタン37−1の表示と、投入金額38が$100、レート39が90円、日本円の両替金額40−1が9,000円と表示される。同様に、外貨2の選択ボタン37−2の表示と、投入金額38が200ユーロ、レート39が100円、日本円の両替金額40−1が20,000円と表示される。同図では複数種類の外貨は2種類であり、手数料は省略してある。そして、複数種類の投入外貨の合計両替金額40−2、利用者の最終意思を決定する決定ボタン41及び外貨の一部の金額について両替を希望するときに押下する一部両替ボタン42が表示される。
利用者は外貨1及び外貨2の両方の外貨の両替を希望する場合は、外貨1の選択ボタン37−1及び外貨2の選択ボタン37−2を押下する。また、利用者は外貨1のみ両替を希望し、外貨2は両替を希望しない場合は、外貨1の選択ボタン37−1のみを押下する。そして選択した外貨の一部の金額について両替を希望するときは一部両替ボタン42を押下する。最後に利用者は決定ボタン41を押下する。なお、一部の金額について両替を希望しないときは、利用者は決定ボタン41を押下する。その場合の動作は前記第1乃至第3の実施の形態と同じである。
次に、外貨両替内容確認画面31は同図(b)に示す状態に変化する。外貨両替内容確認画面31は次の案内表示43として「一部両替する外貨を選択してください。」が表示される。そして、外貨1の選択ボタン37−1、外貨2の選択ボタン37−2が表示される。更に決定ボタン44が表示される。一部両替する外貨を仮に外貨1とすると、利用者は選択ボタン37−1を押下し、決定ボタン44を押下する。
次に、外貨両替内容確認画面31は同図(c)に示す状態に変化する。外貨両替内容確認画面31は次の案内表示45として「外貨1の一部両替する金額を指定してください。」及び「外貨1の投入金額$100」が表示される。そして金額を入力するテンキー46及び入力した金額を表示する一部両替指定金額表示欄47が表示される。そして、取消ボタン48及び決定ボタン49が表示される。利用者は外貨1について、仮に$80の両替を希望するとき、テンキー46より、「$80」(以下一部両替指定金額という)を入力すると、一部両替指定金額表示欄47に「$80」が表示される。利用者は決定ボタン49を押下する。この一部両替指定金額は装置制御部10の制御により装置記憶部11に記憶される。
変形例は前記第1乃至第3の実施の形態との組合せで実施可能である。即ち、第1の実施の形態において、変形例を適用する場合、ステップ107において、装置制御部10は装置記憶部11に対し、返却を希望する外貨及び両替を希望する外貨を記憶するよう指示するとともに一部両替指定金額も記憶するよう指示する。そして、ステップ109において、利用者の投入金額38が$100に対し、$80を収納処理し、$20を返却処理することになる。
また、第2及び第3の実施の形態において、変形例を適用する場合、ステップ306において、同様に装置制御部10は装置記憶部11に対し、返却を希望する外貨及び両替を希望する外貨を記憶するよう指示するとともに一部両替指定金額も記憶するよう指示する。そして、ステップ308において、利用者の投入金額38が$100に対し、$80を収納処理し、$20を返却処理することになる。
変形例によれば、一括投入した各外貨について全額両替するのでなく、一部両替することが可能であるので、利用者にとって使い勝手のよい通貨両替が可能な自動取引装置を提供することができる。
前記の実施の形態において、複数の外貨から日本円への両替を例に説明したが、日本円及び外貨の混在した複数の紙幣から当該外貨と異なる外貨への両替の場合も本発明は適用可能である。この場合は、日本に旅行に来た外国人旅行者が日本円及び所定の外貨が混在した複数の紙幣から第三国の通貨への両替を希望するときに有効である。また、本発明は日本円への両替に限らず、複数国の通貨からこれと異なる他国の通貨への両替の場合も適用可能である。
1 ATM(自動取引装置)
2 接客口
7 利用者操作表示画面
10 装置制御部
11 装置記憶部
12 紙幣処理部
14 利用者操作表示部
18 計算部
21 搬送路
22 鑑別部
23 一時保留部
24 金種別カセット
37 選択ボタン
38 投入金額
39 レート
40−1 両替金額
40−2 合計両替金額

Claims (14)

  1. 通貨両替を行う自動取引装置において、
    複数種の入金通貨を一括して受け入れ、前記入金通貨を繰り出し、かつ出金通貨を排出する接客口と、
    前記入金通貨を計数し、鑑別する鑑別部と、
    前記入金通貨及び前記出金通貨を収納する収納庫と、
    前記入金通貨を前記収納庫に搬送し、前記出金通貨を前記収納庫から前記接客口へ搬送する搬送路部と、
    前記鑑別部の計数結果から前記入金通貨毎の投入金額と前記出金通貨の両替金額を計算する計算部と、
    前記計算部が計算した前記出金通貨の合計両替金額を表示するとともに、前記入金通貨から利用者に両替を希望する前記入金通貨を選択させるために前記複数種の前記入金通貨毎の投入金額と両替金額を表示する表示部と、
    前記利用者による前記両替を希望する前記入金通貨の選択操作を受け付ける入力部と、
    前記選択操作に従って、前記搬送路部に対し搬送動作を指示するとともに前記利用者により選択されなかった前記入金通貨は前記接客口へ排出するように制御する制御部を設けたことを特徴とする自動取引装置。
  2. 前記鑑別手段により鑑別した前記入金通貨を一時保留する一時保留部と、
    前記一時保留部に保留した前記入金通貨の順序を記憶する記憶部とを有し、
    前記制御部は、前記入金通貨を一時保留部から繰り出し、前記利用者により選択された前記入金通貨は前記収納庫に収納し、選択されなかった前記入金通貨は前記接客口へ排出することを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。
  3. 前記鑑別手段により判別した前記入金通貨を一時保留する一時保留部とを有し、
    前記制御部は、前記入金通貨を一時保留部から繰り出し、前記利用者により選択された前記入金通貨は前記鑑別部を介して前記収納庫に収納し、選択されなかった前記入金通貨は前記鑑別部を介して前記接客口へ排出することを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。
  4. 前記鑑別手段により判別した前記入金通貨を一時保留する一時保留部と、
    前記利用者により選択されなかった前記入金通貨を格納する取消庫とを有し、
    前記制御部は、前記入金通貨を一時保留部から繰り出し、前記利用者により選択された前記入金通貨は前記鑑別部を介して前記収納庫に収納し、選択されなかった前記入金通貨は前記鑑別部を介して前記取消庫に一旦格納し、その後前記接客口へ排出することを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。
  5. 前記利用者による前記両替を希望する前記入金通貨の選択操作は、前記入金通貨の種別の選択であることを特徴とする請求項1乃至4いずれか一記載の自動取引装置。
  6. 前記利用者による前記両替を希望する前記入金通貨の選択操作は、前記入金通貨の金額の一部両替であることを特徴とする請求項1乃至4いずれか一記載の自動取引装置。
  7. 通貨両替を行う自動取引装置において、
    複数種の入金通貨を一括して受け入れ、前記入金通貨を繰り出し、かつ出金通貨を排出する接客口と、
    前記入金通貨を計数し、鑑別する鑑別部と、
    前記入金通貨及び前記出金通貨を収納する収納庫と、
    前記入金通貨を前記収納庫に搬送し、前記出金通貨を前記収納庫から前記接客口へ搬送する搬送路部と、
    前記鑑別部の計数結果から前記入金通貨毎の投入金額と前記出金通貨の両替金額を計算する計算部と、
    前記計算部が計算した前記出金通貨の合計両替金額を表示するとともに、前記入金通貨から利用者に両替を希望しない前記入金通貨を選択させるために前記複数種の前記入金通貨毎の投入金額と両替金額を表示する表示部と、
    前記利用者による前記両替を希望しない前記入金通貨の選択操作を受け付ける入力部と、
    前記選択操作に従って、前記搬送路部に対し搬送動作を指示するとともに前記利用者により選択された前記入金通貨は前記接客口へ排出するように制御する制御部を設けたことを特徴とする自動取引装置。
  8. 前記鑑別手段により鑑別した前記入金通貨を一時保留する一時保留部と、
    前記一時保留部に保留した前記入金通貨の順序を記憶する記憶部とを有し、
    前記制御部は、前記入金通貨を一時保留部から繰り出し、前記利用者により選択されなかった前記入金通貨は前記収納庫に収納し、選択された前記入金通貨は前記接客口へ排出することを特徴とする請求項7記載の自動取引装置。
  9. 前記鑑別手段により判別した前記入金通貨を一時保留する一時保留部とを有し、
    前記制御部は、前記入金通貨を一時保留部から繰り出し、前記利用者により選択されなかった前記入金通貨は前記鑑別部を介して前記収納庫に収納し、選択された前記入金通貨は前記鑑別部を介して前記接客口へ排出することを特徴とする請求項7記載の自動取引装置。
  10. 前記鑑別手段により判別した前記入金通貨を一時保留する一時保留部と、
    前記利用者により選択された前記入金通貨を格納する取消庫とを有し、
    前記制御部は、前記入金通貨を一時保留部から繰り出し、前記利用者により選択されなかった前記入金通貨は前記鑑別部を介して前記収納庫に収納し、選択された前記入金通貨は前記鑑別部を介して前記取消庫に一旦格納し、その後前記接客口へ排出することを特徴とする請求項7記載の自動取引装置。
  11. 前記利用者による前記両替を希望しない前記入金通貨の選択操作は、前記入金通貨の種別の選択であることを特徴とする請求項7乃至10いずれか一記載の自動取引装置。
  12. 前記入金通貨が外貨であり、前記出金通貨が円であることを特徴とする請求項1乃至11いずれか一記載の自動取引装置。
  13. 前記入金通貨が外貨及び円であり、前記出金通貨が前記入金通貨と異なる外貨であることを特徴とする請求項1乃至11いずれか一記載の自動取引装置。
  14. 前記表示部は、入金した通貨の種類、複数の通貨の各々の投入金額、外貨交換レート、手数料、各出金通貨金額及び合計出金通貨金額のいずれか又は全部を表示することを特徴とする請求項1乃至13いずれか一記載の自動取引装置。
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