JP2014114617A - 建具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上横枠材10の通風路30を換気弁40で開閉する建具であって、その換気弁40は自重で下向き姿勢に揺動して通風路30を閉じ、空気圧力の差圧で上向き姿勢に揺動して通風路30を開放し、その換気弁40に突部44を設けて最も上向き姿勢のときに突部44が通風路30に接触して水滴が滞留することを防止することで、換気弁が通風路に水滴で貼りつき、自重で下向きに揺動しなくなることを防止する。
【選択図】図2
Description
この建具は、枠体に障子(扉)を開閉自在に取り付けたもので、その障子の上框に換気用の通風路を形成すると共に、その通風路を開閉する換気弁を備え、この換気弁の上部を上框の支持部に通風路を閉じる下向き姿勢と、通風路を開放する上向き姿勢とに渡って上下方向に揺動自在に取り付けしている。
このように、浴室の出入口に設置する建具の場合には、その換気用の通風路を開閉する換気弁は、次の役割が必要である。
第1の役割は、換気扇が駆動することで換気弁が通風路を開放する上向き姿勢に揺動して排気のための経路を確保することである。
第2の役割は、障子を開放するときに換気弁が前述の上向き姿勢に揺動して通風路を空気が流通し、障子が受ける空気抵抗を低減することである。
第3の役割は、換気扇が停止することで換気弁が通風路を閉じる下向き姿勢に揺動し、浴室内部の湯気が脱衣室側に漏れることを防止することである。
しかし、換気弁の自重が重いと、換気扇が駆動し浴室側の空気圧力が脱衣室側の空気圧力よりも低くなり、その空気圧力の差圧により換気弁が上向きに揺動するときに、その換気弁の揺動角度が小さく、通風路の開度が小さいから、その通風路を流れる空気が排気弁に触れることで生じる風きり音が高周波帯域で顕著となり、不快な異音が発生する。
特に、浴室を換気する換気扇を24時間駆動して室内を24時間換気する場合には、不快な異音が夜間にも発生してしまう。
しかしながら、換気弁の自重が軽いことにより換気扇を停止したときに換気弁が下向きに揺動しづらくなるばかりか、換気扇が駆動して換気弁が上向きに揺動している際に、通風路に細かい水滴が浸入し、その水滴で、換気弁が通風路、例えば通風路の上部分に貼りつき、換気扇を停止しても換気弁が通風路の上部分に貼りついたままで、換気弁の自重で下向きに揺動せずに通風路を閉じることができず、前述の湯気漏れを防止できないことがある。
つまり、前述の空気圧力の差圧で換気弁が上向き姿勢に揺動すると、その換気弁は通風路の上部分に接触する。そして、浴室内のシャワー水などが通風路に入り込むことで、細かい水滴となり、その水滴が換気弁と通風路の上部分の接触している部分に滞留し、換気弁が通風路の上部分に貼りついてしまう。
前記換気弁は、自重で通風路を閉じる下向き姿勢に揺動すると共に、面外方向一側方の空気圧力と面外方向他側方の空気圧力との差圧で通風路を開放する上向き姿勢に揺動し、
前記換気弁が最も上向き姿勢になった際に前記通風路と前記換気弁との接触部において水滴の滞留を防止する水滴滞留防止部が設けられており、
前記水滴滞留防止部は、前記換気弁に設けられた突部または植毛であることを特徴とする建具である。
前記換気弁は、自重で通風路を閉じる下向き姿勢に揺動すると共に、面外方向一側方の空気圧力と面外方向他側方の空気圧力との差圧で通風路を開放する上向き姿勢に揺動し、
前記換気弁が最も上向き姿勢になった際に前記通風路と前記換気弁との接触部において水滴の滞留を防止する水滴滞留防止部が設けられており、
前記水滴滞留防止部は、前記通風路に設けられた突部であることを特徴とする建具である。
枠体1は、上横枠材10と下横枠材11と左右の縦枠材12,12を方形状に連結してある。
障子2は吊元側障子2aの戸先側と戸先側障子2bの吊元側を折れ曲がり自在に連結し、その吊元側障子2aの吊元側を枠体1に面外方向に回動自在に連結すると共に、戸先側障子2bの戸先側を上下横枠材10,11の長手方向に沿って移動自在としてある。
つまり、図1に示す建具は折れ戸である。
吊元側障子2a、戸先側障子2bは、上横框材20と下横框材21と左右の縦框材22,22を方形状に連結し、その内部にガラス、樹脂プレートなどの面材23を装着してある。
この実施の形態の建具は、浴室用の建具であるが、これに限ることはなく、室内の出入口用の建具、室内と室外を仕切る出入口用の建具、窓用の建具等でも良い。
この通風路30は面外方向一側の一側開口部31と、面外方向他側の他側開口部32と、その一側開口部31と他側開口部32を連通する連通路33を有している。
そして、一側開口部31が障子2を境とした脱衣室側(面外方向一側方)に開口し、他側開口部32が障子2を境とした浴室側(面外方向他側方)に開口して、通風路30を通して浴室側と脱衣室側とに空気、水などが流れるようにしてある。
この換気弁40は、その上部が上横枠材10に面外方向に向けて揺動自在に取り付けてある。
換気弁40は自重で下向き揺動し、図2に実線で示す下向き姿勢となり、通風路30を閉じている。
そして、通風路30の一側開口部31の空気圧力が他側開口部32の空気圧力よりも高くなると、その空気圧力の差圧で上向きに揺動し、図2に仮想線で示す最も上向き姿勢となると通風路30、例えば上横枠材10の通風路30を形成する部分の上部分34に接触し、通風路30を開放する。
取付部42は、断面がほぼ半円形で、その取付部42が上横枠材10の断面ほぼ半円形の凹部10a内に面外方向に回動自在に取り付けてある。
弁本体41の面外方向一側面41aにおける下部寄りに植毛(モヘア)43が設けられ、換気弁40が下向き姿勢に揺動した際に植毛43が一側開口部31の下開口縁に接することで音鳴りを抑制するようにしてある。
前述のように、換気弁40の自重を最小限度としてあるから、図示しない換気扇を駆動することで一側開口部31の空気圧力と他側開口部32の空気圧力に差圧が生じ、換気弁40が下向き姿勢から最も上向き姿勢に揺動したときの角度はほぼ90°と大きく、通風路30の開度が大きいので、通風路30を流通する空気が換気弁40に触れることで生じる風きり音が抑制される。
この場合には通風路30を閉じることができないので、浴室内の湯気が脱衣室側に漏れることを防止できない。
例えば、図2に示すように、本体41の面外方向他側面41bに水滴滞留防止部として突部44を設け、換気弁40が最も上向き姿勢になった際に、この突部44の尖端部が通風路30の上部分34に接触し、その排気弁40と上部分34との接触面積を小さくすることで、水滴の滞留を防止し、水滴で排気弁40が上部分34に貼りつくことがないようにしてある。
そして、弁本体41の中間部分41dに突部44が、基部よりも先部が面外方向他側寄りとなるように設け、その突部44の先部が上部分34に接触するようにしてある。
つまり、図2、図4に示すように上横枠材10は本体部材15と補助部材16を左右の縦枠材12にシーラ17を介して連結し、その本体部材15と補助部材16との間に通風路30を形成していると共に、本体部材15に連結ブロック18を取り付け、換気弁40の長手方向両端部と縦枠12との間の隙間を連結ブロック18で閉塞している。
このために、本体部材15には連結ブロック18を取り付けるために、その連結ブロック18の取付片18aが嵌合する凹条溝13が形成してあるので、その凹条溝13を形成する鉤片14を通風路30の上部分34としてある。
また、図6に示すようにブロック18の取付片18aに水滴滞留防止部として突部18bを下向きに設け、この突部18bに換気弁40の弁本体41の面外方向他側面41bが接触するようにしても良い。
なお、図示を省略するが、弁本体41と上部分34の両方に突部43,25を設け、その突部43,35同士が接触するようにしても良いし、弁本体41と取付片18aに突部43,18bを設け、その突部43,18b同士が接触するようにしても良い。
つまり、建具の横材に通風路30、換気弁40を設ければ良い。
換気弁40を上横材51に下向き姿勢と上向き姿勢に揺動するように取付ける。
そして、連結ブロック52に通風路30に突出する突部53を設け、換気弁40が図8に仮想線で示すように最も上向き姿勢に揺動したときに、換気弁40が突部53に接触して通風路30を解放するようにする。
その際には、できるだけ通風路30を開口するような部分に設定することが好ましい。
また、水溜滞留防止部は複数個所に設けることも可能であるが、できるだけ少なくする方が換気弁40の貼りつきが低減され、通風路30の開口も広く取れるので好ましい。
Claims (3)
- 横材に、面外方向一側方と面外方向他側方を連通する通風路を形成すると共に、この通風路を開閉する換気弁を設けた建具であって、
前記換気弁は、自重で通風路を閉じる下向き姿勢に揺動すると共に、面外方向一側方の空気圧力と面外方向他側方の空気圧力との差圧で通風路を開放する上向き姿勢に揺動し、
前記換気弁が最も上向き姿勢になった際に前記通風路と前記換気弁との接触部において水滴の滞留を防止する水滴滞留防止部が設けられており、
前記水滴滞留防止部は、前記換気弁に設けられた突部または植毛であることを特徴とする建具。 - 横材に、面外方向一側方と面外方向他側方を連通する通風路を形成すると共に、この通風路を開閉する換気弁を設けた建具であって、
前記換気弁は、自重で通風路を閉じる下向き姿勢に揺動すると共に、面外方向一側方の空気圧力と面外方向他側方の空気圧力との差圧で通風路を開放する上向き姿勢に揺動し、
前記換気弁が最も上向き姿勢になった際に前記通風路と前記換気弁との接触部において水滴の滞留を防止する水滴滞留防止部が設けられており、
前記水滴滞留防止部は、前記通風路に設けられた突部であることを特徴とする建具。 - 前記水滴滞留防止部は、前記横材の長手方向両端部に設けたブロックに設けられた突部である請求項2記載の建具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012270016A JP2014114617A (ja) | 2012-12-11 | 2012-12-11 | 建具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012270016A JP2014114617A (ja) | 2012-12-11 | 2012-12-11 | 建具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014114617A true JP2014114617A (ja) | 2014-06-26 |
Family
ID=51170917
Family Applications (1)
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JP2012270016A Pending JP2014114617A (ja) | 2012-12-11 | 2012-12-11 | 建具 |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5370732U (ja) * | 1976-11-17 | 1978-06-14 | ||
JP2008144438A (ja) * | 2006-12-08 | 2008-06-26 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
JP2008231664A (ja) * | 2007-03-16 | 2008-10-02 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
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2012
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Patent Citations (3)
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JP2008144438A (ja) * | 2006-12-08 | 2008-06-26 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
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