JP2014113342A - ミスト発生装置 - Google Patents

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貴雄 市川
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Abstract

【課題】大掛かりな排水工事をすることなく貯留タンク内に残留した水を排水可能なミスト発生装置を提供する。
【解決手段】ミスト発生装置10は、熱交換器22と、熱交換器22から導出される水411又は空気511をタンク側流路232又はノズル側流路233に供給する下流側切替部23と、タンク側流路232から供給される水等を貯留する貯留タンク24と、貯留タンク24内に貯留された水を霧化して第1ミストを形成する超音波振動子25と、貯留タンク24内にある第1ミストを含む又は含まない空気を外部へ放出する放出路26と、ノズル側流路233から供給される水を第2ミストとして噴霧するミストノズル27と、貯留タンク24の下端側とノズル側流路233とに接続され、導通状態を開閉可能な排水路28とを有する。貯留タンク24内に残留した水は、排水路28を介してミストノズル27から排水される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ミスト発生装置に関する。
従来、例えば、浴室内をミストサウナ雰囲気にするためにミスト発生装置が用いられている。この場合、ミスト発生装置は単体で浴室内に設置されたり、浴室暖房装置内に組み込まれて設置されることが多い。
上記ミスト発生装置において、ミスト粒径が約1μm程度のミストを発生させるミスト発生機構としては、例えば、ノズルから噴霧されたミストを高速回転するファンに当てて微細化する方法、熱交換器に温水をかけて蒸発したミストを噴霧する方法、超音波振動子を用いて微細なミストを生成する方法などが知られている。
例えば、特許文献1には、蒸発器に向かってノズルから湯を噴霧してミストを発生させ、噴霧された湯のうち蒸発器から滴下する湯については排水路を通じて浴室外へ排水するミスト機能付浴室暖房装置が開示されている。
また例えば、特許文献2には、超音波振動子により貯留タンク内の水を霧化させて水滴の柱を発生させ、これを蒸発促進材に浴びせることによりミストを発生させ、貯留タンク内の水は、浴室の排水口に排水管を介して排水するミストサウナ装置が開示されている。
特許第5014261号公報 特許第4740802号公報
しかしながら、従来のミスト発生装置は、以下の点で問題がある。すなわち、ミスト発生装置は、通常、ミスト発生のために供給した水の全量をミスト化することはできない。そのため、従来のミスト発生装置は、使用後に貯留タンク等に残留した水を排水するための大掛かりな排水工事が必要になる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、大掛かりな排水工事をすることなく貯留タンク内に残留した水を排水可能なミスト発生装置を提供しようとして得られたものである。
本発明の一態様は、外部熱源から供給される熱媒体と上流側から供給される水または空気との間で熱交換を行い、該熱交換により加熱された水または空気を導出可能な熱交換器と、
該熱交換器から導出される水または空気をタンク側流路またはノズル側流路に供給可能な下流側切替部と、
上記タンク側流路から供給される水または空気を受け入れて貯留可能な貯留タンクと、
該貯留タンク内に貯留された水を振動エネルギーにより霧化して第1ミストを形成可能な超音波振動子と、
上記貯留タンク内にある上記第1ミストを含む空気または上記第1ミストを含まない空気を外部へ放出可能な放出路と、
上記ノズル側流路から供給される水を上記第1ミストよりも水滴径が大きな第2ミストとして外部へ噴霧可能なミストノズルと、
上記貯留タンクの下端側と上記ノズル側流路とに接続され、導通状態を開閉可能な排水路とを有しており、
上記貯留タンク内に残留した水は、上記排水路を介して上記ミストノズルから排水可能に構成されていることを特徴とするミスト発生装置にある(請求項1)。
上記ミスト発生装置は、貯留タンク内に貯留された水を超音波振動子の振動エネルギーにより霧化して第1ミストを形成し、第1ミストを含む空気を放出路から放出する第1ミストモードにて動作させて使用することができ、当該使用後、貯留タンク内に水が残留する。貯留タンク内に残留した水は、腐敗や雑菌の増殖を防ぐために貯留タンク内から排水する必要がある。
従来であれば、ミスト発生装置を浴室暖房装置等に設置する場合、貯留タンク内に残留した水を浴室等における大元の排水口へ排水するために排水管を引き回すといった大掛かりな排水工事を行う必要があった。これに対し、上記ミスト発生装置は、装置内に、貯留タンクの下端側とノズル側流路とに接続された排水路とを有している。つまり、上記ミスト発生装置は、ミストノズルへ水を供給するノズル側流路と貯留タンク内の水を排水するための排水路とが装置内で繋がっている。そして、上記ミスト発生装置は、この排水路を介して、貯留タンク内に残留した水をミストノズルから装置外へ排水するように構成されている。それ故、上記ミスト発生装置は、大掛かりな配水管設置等の排水工事をすることなく貯留タンク内の水をミストノズルから排水することができる。また、大掛かりな排水工事が不要となるので、装置の設置コストを抑制できる利点もある。
実施例1のミスト発生装置の概略構成図である。 実施例1のミスト発生装置で動作させる第1ミストモードの一例(開始〜1まで)を示したフローチャートである。 実施例1のミスト発生装置で動作させる第1ミストモードの一例(1〜終了まで)を示したフローチャートである。 実施例1のミスト発生装置で動作させる第2ミストモードの一例を示したフローチャートである。 実施例1のミスト発生装置で動作させる補助暖房モードの一例を示したフローチャートである。
上記ミスト発生装置は、上記特定の構成を有しているので、上述の第1ミストモードにて動作させることができるが、そればかりでなく、ノズル側流路から供給される水を第1ミストよりも水滴径が大きな第2ミストとしてミストノズルから噴霧する第2ミストモードにて動作可能に構成することもできる。つまり、この場合、上記ミスト発生装置は、少なくとも、水滴径の異なる2つのミストモードにて動作させることができる。そして、上記貯留タンク内に残留した水は、第1ミストモードにおける第1ミストを含む空気の放出後に排水されるように構成することができる(請求項5)。
この際、熱交換器は、外部熱源から供給される熱媒体と上流側から供給される水または空気との間で熱交換を行い、熱交換により加熱された水を導出可能に構成されている。そのため、上記ミスト発生装置は、温かい第1ミストおよび第2ミスト(以下、まとめて「温ミスト」と称することがある)を発生させることができる。さらに、外部熱源からの熱媒体を熱交換器に供給しない場合には、熱交換器は、上流側から供給される水または空気をそのまま下流側へ導出することができる。そのため、上記ミスト発生装置は、冷たい第1ミストおよび第2ミスト(以下、まとめて「冷ミスト」と称することがある)を発生させることもできる。つまり、上記ミスト発生装置は、温ミストと冷ミストとをそれぞれ発生させるための別々の機構が不要であり、比較的簡単な構成で温ミストと冷ミストとを発生させることができる。
また、上記ミスト発生装置は、下流側切替部の切り替えにより、熱交換器から導出される加熱された空気をタンク側流路に供給して貯留タンク内に受け入れ、これを第1ミストを含まない温かい空気(温風)として放出路より放出させる補助暖房モードにて動作可能に構成することができる(請求項6)。この場合は、上記ミスト発生装置を浴室暖房装置(浴室暖房乾燥装置も含む、以下省略)に適用した際に、浴室暖房装置による暖房を補助するのに有用である。
このように上記ミスト発生装置は、少なくとも第1ミストモードおよび第2ミストモード、さらには補助暖房モードの運転モードを切り替えて動作可能に構成することができる。上記ミスト発生装置は、温かい第1ミストおよび第2ミスト、温かい第1ミストを拡散させる温風、補助暖房としての温風を供給するのに必要な熱交換器が共通化されているので、その分、装置を小型化することができ、浴室等、比較的設置スペースに限りがある設置環境への適用に有利である。
上記ミスト発生装置において、貯留タンク内に残留した水は、ミストノズルから第2ミストとして噴霧することによって浴室等の外部へ排水するように構成することもできるし、第2ミストとして噴霧させずにミストノズルから滴下させるなどして浴室等の外部へ排水するように構成することもできる。また、貯留タンク内に残留した水は、直ぐに排水するように構成してもよいし、使用後に決められた時間に排水するように構成することもできる。
上記ミスト発生装置は、熱交換器から導出される空気を使用し、貯留タンク内に残留した水を排水路に押し出し可能に構成することができる(請求項2)。
この場合は、熱交換器から導出される空気によって貯留タンク内に残留した水を排水路に押し出しながら排水することができるので、貯留タンク内に水が残留し難くなる。また、この場合は、押し出し空気の圧力によってミストノズルからの排水も容易になる。また、この場合は、押し出し空気の圧力によって第2ミストを形成しやすくなる。
上記ミスト発生装置において、貯留タンクは、タンク内に貯留する水の設定水位よりも上方において水または空気を受け入れるように構成することができる(請求項3)。
この場合は、水の設定水位よりもタンク内上方に形成されるタンク内空間に超音波振動子による第1ミストを形成することができる。そして、この場合は、タンク内空間に受け入れた温かい空気(温風)とともに第1ミストを放出路へ送風することにより、放出路から第1ミストを含む空気を放出させやすくなる。また、貯留タンク内に残留した水を排水する場合には、タンク内空間に受け入れた空気によってタンク下端側へ上記残留した水を押し出しやすくなるので、排水路からの排水性向上に有利となる。
上記ミスト発生装置は、水供給源から供給される水または空気供給源から供給される空気のいずれか一方を熱交換器導入路に供給可能な上流側切替部を有しており、熱交換器は、熱交換器導入路から水または空気が供給されるように構成することができる(請求項4)。
この場合は、上流側切替部の切り替えにより、水供給源から供給される水または空気供給源から供給される空気のいずれか一方を、熱交換器導入路を介して熱交換器に比較的簡単な構成で供給することができる。そのため、この場合は、ミスト発生装置の構造の簡素化による小型化を図りやすくなる。
上記ミスト発生装置において、外部熱源は、内部にガスバーナーとガスバーナーにより加熱される暖房用熱交換器とを有しており、熱媒体としての加熱された水を生成するよう構成することができる。なお、この場合、外部熱源は、ガスバーナーを燃焼させて熱媒体としての加熱された水(湯)をつくることができればよく、一部に電気などを利用して加熱された水(湯)をつくることができる、いわゆるハイブリッド式のものも含まれる。
この場合は、上記外部熱源から必要な時に必要な分だけ熱媒体を熱交換器に供給しやすいので、第1ミストモード、第2ミストモード、補助暖房モードなどの運転モードの切り替えを容易に行いやすくなる。
上記ミスト発生装置は、浴室暖房装置に組み込んで用いられることができる。
この場合は、大掛かりな配水管設置等の排水工事をすることなく貯留タンク内の水をミストノズルから排水することができる浴室暖房装置が得られる。また、この場合は、大掛かりな排水工事が不要となるので、浴室暖房装置の設置コストを抑制できる利点もある。また、この場合に、ミスト発生装置の補助暖房機能を利用したときには、浴室暖房装置の暖房機能を向上させることができる。
以下、実施例のミスト発生装置について、図面を用いて説明する。
(実施例1)
実施例1のミスト発生装置について、図1〜図5を用いて説明する。図1に示すように、ミスト発生装置10は、熱交換器22と、下流側切替部23と、貯留タンク24と、超音波振動子25と、放出路26と、ミストノズル27と、排水路28とを少なくとも有している。なお、本例のミスト発生装置10は、浴室暖房乾燥装置に組み込んで用いられる。以下、詳細に説明する。
ミスト発生装置10において、熱交換器22は、外部熱源31から供給される熱媒体と上流側から供給される水411または空気511との間で熱交換を行い、熱交換により加熱された水411または空気511を導出可能に構成されている。
本例では、具体的には、熱交換器22に、上流側切替部21から延びる熱交換器導入路215の下流側端部が接続されており、熱交換器22は、熱交換器導入路215から水411または空気511の供給を受ける。上流側から供給される水411は、水供給源(不図示)としての上水道から供給される水であり、上流側から供給される空気511は、ミスト発生装置10に設けた空気供給源51としての送風ファンから供給される空気である。なお、ミスト発生装置10は、浴室暖房乾燥装置が有する送風ファン等を空気供給源51として利用することもできる。
上流側切替部21は、具体的には、水供給源から供給される水411または空気供給源51から供給される空気511のいずれか一方を熱交換器導入路215に供給可能に構成されている。より具体的には、上流側切替部21には、水供給源からの水411を供給する水供給路211の下流側端部と、空気供給源51からの空気511を供給する空気供給路213の下流側端部と、水供給路211または空気供給路213の切り替えによる水411または空気511のいずれか一方を熱交換器22へ供給するための熱交換器導入路215の上流側端部とが接続されている。上流側切替部21は、制御部(不図示)からの指令を受け、熱交換器導入路215へ水供給路211からの水411を流すか、空気供給路213からの空気511を流すかを切り替え可能とされている。本例では、上流側切替部21として三方電磁弁を用いた例を示している。なお、水供給路211の途中には、水量調整手段212としての水量調整電磁弁が設けられている。水量調整手段212は、上記制御部からの指令を受け、上流側切替部21へ供給する水411の流量を調整可能とされている。なお、水量調整手段212は、オリフィスなどから構成することも可能である。空気供給路213の途中には、空気量調整手段214としての空気量調整電磁弁が設けられている。空気量調整手段214は、上記制御部からの指令を受け、上流側切替部21へ供給する空気511の流量を調整可能とされている。なお、ミスト発生装置10は、水供給路211の下流側端部と空気供給路213の下流側端部とを接続するとともにこの接続部に熱交換器導入路215の上流側端部を接続し、水量調整手段212、空気量調整手段214の開閉状態を調整することにより、熱交換器導入路215に水411または空気511のいずれか一方が供給されるように構成することもできる。
熱交換器22には、外部熱源31から熱媒体(不図示)が供給される。本例では、外部熱源31は、具体的には、内部にガスバーナー(不図示)とガスバーナーにより加熱される暖房用熱交換器(不図示)とを有している。外部熱源31は、上記制御部からの指令を受け、ガスバーナーを燃焼させて暖房用熱交換器を加熱し、暖房用熱交換器と媒体としての水との間で熱交換を行い、熱媒体としての加熱された水を生成することができる。外部熱源31と熱交換器22との間には、熱媒体往路311と熱媒体復路312とを有する熱媒体循環路310が接続されている。熱交換器22は、外部熱源31から熱媒体往路311を通じて熱媒体の供給を受ける。熱交換器22から導出された熱交換後の熱媒体は、熱媒体復路312を通じて外部熱源31に戻り、再び加熱される。
また、本例では、具体的には、熱交換器22に、下流側切替部23に向けて延びる熱交換器導出路231の上流側端部が接続されている。熱交換により加熱された水411または空気511は、熱交換器導出路231から導出される。また、熱交換を行わなかった場合には熱交換器22に供給された水411または空気511は、そのまま熱交換器導出路231から導出される。
ミスト発生装置10において、下流側切替部23は、熱交換器22から導出される水411または空気511をタンク側流路232またはノズル側流路233に供給可能に構成されている。
具体的には、下流側切替部23には、熱交換器22からの水411または空気511を供給する熱交換器導出路231の下流側端部と、切り替えにより供給された水411または空気511のいずれか一方を貯留タンク24へ供給するタンク側流路232の上流側端部と、切り替えにより供給された水411または空気511のいずれか一方をミストノズル27へ供給するノズル側流路233の上流側端部とが接続されている。下流側切替部23は、上記制御部からの指令を受け、熱交換器導出路231からの水411または空気511をタンク側流路232へ流すか、ノズル側流路233へ流すかを切り替え可能とされている。本例では、下流側切替部23として三方電磁弁を用いた例を示している。
ミスト発生装置10において、貯留タンク24は、タンク側流路232から供給される水411または空気511を受け入れて貯留可能に構成されている。
貯留タンク24には、ノズル側流路233の下流側端部と、放出路26の上流側端部と、排水路28の上流側端部とが接続されている。貯留タンク24は、これらの接続部分を除いてタンク外と連通していない閉じられた内部空間を有している。貯留タンク24は、タンク内に貯留する水が設定水位241となるように監視する水位センサ242を備えている。本例では、具体的には、水位センサ242としてフロートスイッチを用いた例を示している。
本例では、貯留タンク24は、具体的には、タンク内に貯留する水411の設定水位241よりも上方において水411または空気511を受け入れるように構成されている。より具体的には、タンク側流路232の下流側端部は、貯留タンク24の上方側に接続されており、タンク側流路232の下流側端部と水411の設定水位241よりもタンク内上方に形成されるタンク内空間243とが互いに連通状態となるように構成してある。これにより、熱交換器22から導出される空気511を使用し、貯留タンク24内に残留した水411を排水路28に押し出し可能とされている。
ミスト発生装置10において、超音波振動子25は、貯留タンク24内に貯留された水411を振動エネルギーにより霧化して第1ミストを形成可能に構成されている。超音波振動子25は、具体的には、上記制御部からの指令を受け、貯留タンク24内に貯留された水411に超音波による振動エネルギーを与え、タンク内空間243に第1ミストを発生させる。本例にける第1ミストは、水滴径が約100μm未満のミストである。なお、超音波振動子25は、貯留タンク24の底部外側に配置されているが、貯留タンク24の底部内側(貯留タンク24内)に配置することも可能である。
ミスト発生装置10において、放出路26は、貯留タンク24内にある第1ミストを含む空気511または第1ミストを含まない空気511を外部へ放出可能に構成されている。なお、「第1ミストを含まない空気511」は、超音波振動子25を動作させることなくノズル側流路232からタンク内に供給された空気511のことである。
本例では、放出路26の上流側端部は、貯留タンク24の上端側、より具体的には上端面に接続されている。放出路26は、放出路26の下流側端部に形成された放出口261から放出される第1ミストを含む空気511または第1ミストを含まない空気511の放出を促すため、下流側に向かって上り勾配となる部分を含んで構成されている。放出路26の途中には、放出路開閉手段262としての放出路開閉電磁弁が設けられている。放出路開閉手段262は、上記制御部からの指令を受け、放出路26の開閉を行い、放出路26を導通状態または非導通状態とする。放出路26が導通状態とされた場合に、放出路26の下流側端部にある放出口261から第1ミストを含む空気511または第1ミストを含まない空気511を外部(本例では浴室内)へ放出することができる。なお、放出路開閉手段262は必ずしも必要となるものではない。
ミスト発生装置10において、ミストノズル27は、ノズル側流路233から供給される水411を第1ミストよりも水滴径が大きな第2ミストとして外部(本例では浴室内)へ噴霧可能に構成されている。
ミストノズル27は、具体的には、ノズル側流路233の下流側端部に取り付けられている。なお、本例では、ノズル側流路233は、ミストノズル27からの第2ミストの噴霧を促すため、下流側に向かって下り勾配となる部分を含んで構成されている。また、本例における第2ミストは、水滴径が約100μm以上〜約300μm以下のミストである。
ミスト発生装置10において、排水路28は、貯留タンク24の下端側とノズル側流路233とに接続され、導通状態を開閉可能に構成されている。
本例では、排水路28の上流側端部は、貯留タンク24の底部側面に接続されている。排水路28の上流側端部は、貯留タンク24の底部面に接続されていてもよい。一方、排水路28の下流側端部は、ミストノズル27の手前においてノズル側流路233の途中に接続されている。排水路28の途中には、排水路開閉手段281としての排水路開閉電磁弁が設けられている。排水路開閉手段281は、上記制御部からの指令を受け、排水路28の開閉を行い、排水路28を導通状態または非導通状態とする。
ミスト発生装置10において、貯留タンク24内に残留した水は、排水路28を介してミストノズル27から排水可能に構成されている。
本例のミスト発生装置10は、貯留タンク24内に貯留された水411を超音波振動子25の振動エネルギーにより霧化して第1ミストを形成し、第1ミストを含む空気511を放出路26の放出口261から放出する第1ミストモードにて動作可能とされている。また、本例のミスト発生装置10は、ノズル側流路233から供給される水411を第1ミストよりも水滴径が大きな第2ミストとしてミストノズル27から噴霧する第2ミストモードにて動作可能とされている。また、本例のミスト発生装置10は、下流側切替部23の切り替えにより、熱交換器22から導出される加熱された空気511をタンク側流路232に供給して貯留タンク24内に受け入れ、これを第1ミストを含まない温かい空気(温風)として放出路26の放出口261より放出させる補助暖房モードにて動作可能とされている。
そして本例のミスト発生装置10は、具体的には、上記3つのモードのうち、第1ミストモードにて使用した後に、貯留タンク24内に残留した水411を排水路28を介してミストノズル27から外部(本例では浴室内)へ排水するように構成されている。
なお、本例のミスト発生装置10は、第1ミストモードにて使用した後に、引き続き第2ミストモードにて使用する場合には、貯留タンク24内に残留した水411を排水路28を介してミストノズル27から第2ミストとして優先的に排水した後に、ノズル側流路233から供給される水411を用いて第2ミストを発生させることができるように構成されている。他にも、ミスト発生装置10は、連続使用する場合には、貯留タンク24内に水411を残したまま、第1ミストモードから第2ミストモードに移行可能に構成されていてもよい。また、ミスト発生装置10は、第1ミストモードにて使用した後に、ミスト発生装置10の使用を終了する場合(浴室の使用を終了する場合等)には、第1ミストモード使用後に直ぐに貯留タンク24内に残留した水411を排水路28を介してミストノズル27から排水するか、あるいは、予め設定しておいた決められた時間になったときに上記排水を行うかを選択できるように構成されている。
次に、本例のミスト発生装置10において、第1ミストモード、第2ミストモード、補助暖房モードを選択した場合の動作フローについて説明する。ミスト発生装置10は、制御部(不図示)を有している。制御部は、本例では、外部熱源31、上流側切替部21、水量調整手段212、空気量調整手段214、空気供給源、下流側切替部23、放出路開閉手段262、排水路開閉手段281の作動を制御する。制御部は、浴室内または浴室外に置かれたリモコン(不図示)と通信可能に接続されている。
なお、以下の説明では、図1に示すように、水供給源から供給される水411が熱交換器導入路215に供給されるように上流側切替部21を切り替えることを「Aラインに切り替える」という。同様に、空気供給源から供給される空気511が熱交換器導入路215に供給されるように上流側切替部21を切り替えることを「Bラインに切り替える」という。熱交換器22から導出される水411または空気511がノズル側流路233に供給されるように下流側切替部23を切り替えることを「Cラインに切り替える」という。熱交換器22から導出される水411または空気511がタンク側流路232に供給されるように下流側切替部23を切り替えることを「Dラインに切り替える」という。
<第1ミストモード>
本例のミスト発生装置10は、リモコンにて第1ミストモードによる運転が選択された場合、制御部が、概略、次のON動作およびOFF動作による動作制御を行うように構成されている。
(ON動作)
(1)外部熱源31を作動させ、熱交換器22に熱媒体の供給を開始する。
(2)熱交換器22から加熱された水411が導出され、かつ、この加熱された水411が下流側切替部23においてタンク側流路232に供給されるように流路の切り替えを行い、貯留タンク24内に上記加熱された水411を貯留する。本例では、具体的には、図1中、上流側切替部21をAライン、下流側切替部23をDラインに切り替え、貯留タンク24内に加熱された水を貯留する。
(3)貯留タンク24内に設定水位241まで加熱された水411を貯留した後、熱交換器22から加熱された空気511が導出されるように流路の切り替えを行う。本例では、具体的には、図1中、上流側切替部21をBラインに切り替える。
(4)超音波振動子25を作動させ、貯留タンク24内に貯留されている上記加熱された水411を振動エネルギーにより霧化して第1ミストを形成する。
(5)放出路開閉手段262を「開」とする一方、空気供給源から空気511の供給(送風)を開始し、放出路26の放出口261から第1ミストを含む温かい空気511(第1ミストを含む温風)を放出させる。
なお、貯留タンク24内の水位が低下した場合は、空気供給源51からの空気511の供給を停止し、上流側切替部21をAラインに切り替え、貯留タンク24内に再び水411を供給する。その後、上記(3)以降を繰り返すように動作させる。また、本例のミスト発生装置10は、外部熱源31を作動させず、熱交換器22に熱媒体の供給を行わないようにして、放出路26の放出口261から第1ミストを含む冷たい空気(第1ミストを含む冷風)を放出させるように動作させることも可能である。
(OFF動作)
(1)超音波振動子25、熱交換器22への熱媒体の循環を停止させる。
(2)そのまま排水動作に移る場合は、放出路開閉手段262を「閉」、排水路開閉手段281を「開」とする。そして、熱交換器22から導出される空気511による空気圧力を利用し、貯留タンク24内に残留した水411を排水路28に押し出し、ミストノズル27から第2ミストとして噴霧して排水する。浴室不使用時に排水を行う場合は、第1ミスト放出後に直ぐに排水せず、予め設定した時間に上述の排水動作を行う。
以下、図2および図3を用いて、第1ミストモードの運転制御の一例をより具体的に説明する。
リモコンにて第1ミストモードが選択されると、制御部は、S101で、第1ミストモードがONされたか否かをチェックする。S101で、第1ミストモードがONされている場合には、S102に進み、外部熱源31を作動させ、熱交換器22に熱媒体の供給を開始する。そして、S103に進み、第1ミストモードの設定温度よりも熱交換器22の出口側温度(出口側の水または空気の温度)が高いか否かをチェックする。第1ミストモードの設定温度よりも熱交換器22の出口側温度が低い場合には、第1ミストモードの設定温度よりも熱交換器22の出口側温度が高くなるまで熱媒体の循環を続ける。第1ミストモードの設定温度よりも熱交換器22の出口側温度が高くなった場合には、S104に進み、水位センサ242としてのフロートスイッチのON、OFF状態をチェックする。水位センサ242がOFF状態の場合には、S105に進み、上流側切替部21をAライン、下流側切替部23をDラインに切り替え、熱交換器22にて加熱された水411の貯留タンク24内への貯留を開始する。貯留タンク24内への貯留は、水位センサ242がON状態となるまで続けられる。S104にて、水位センサ242がON状態となった場合には、S106に進み、上流側切替部21をBラインに切り替え、貯留タンク24への水の貯留を停止する。なお、S106では、下流側切替部23はDラインになっている。そして、S107に進み、超音波振動子25に通電し、貯留タンク24内に貯留されている加熱された水を振動エネルギーにより霧化し、タンク内空間243に第1ミストを形成する。そして、S108に進み、放出路開閉手段262を「開」とする一方、空気供給源51から空気511の供給(送風)を開始し、放出路26の放出口261から第1ミストを含む温かい空気511(第1ミストを含む温風)の外部への放出(第1ミストの外部への噴霧)を開始する。なお、S108では、上流側切替部21はBライン、下流側切替部23はDラインになっている。
その後、S109に進み、水位センサ242のON、OFF状態をチェックする。水位センサ242がOFF状態の場合には、S110に進み、超音波振動子25への通電を停止するとともに空気供給源51から空気511の供給(送風)を停止し、S105に戻る。水位センサ242がON状態の場合には、S111に進み、第1ミストモードの運転タイマがあがっているか否かをチェックする。上記運転タイマがあがっていない場合には、S112へ進み、第1ミストモードがOFFされたか否かをチェックする。第1ミストモードがまだOFFされていない場合には、S109に戻る。上記運転タイマがあがっている場合または第1ミストモードがOFFされた場合には、S113に進み、超音波振動子25への通電を停止するとともに、熱交換器22への熱媒体の循環を停止させ、第1ミストを含む温風の外部への放出を停止する。そして、S114に進み、貯留タンク24内に残留する水411の排水動作を予め設定した時間に行うための排水タイマ設定がされているか否かをチェックする。排水タイマ設定がある場合には、S116に進み、排水タイマの設定時刻の確認を行う。排水タイマ設定がない場合または排水タイマの設定時刻となった場合には、放出路開閉手段262を「閉」、排水路開閉手段281を「開」とし、熱交換器22から導出される空気511による空気圧力を利用し、貯留タンク24内に残留した水を排水路28に押し出し、ミストノズル27から第2ミストとして噴霧して排水する。そして、S117に進み、水位センサ242がOFF状態となり、貯留タンク24内に残留した水411の排水が完了しているか否かをチェックする。水位センサ242がOFF状態となり、貯留タンク24内に残留した水411の排水が完了した場合には、S118に進み、空気供給源51から空気511の供給(送風)を停止し、第1ミストモードを終了する。
<第2ミストモード>
本例のミスト発生装置10は、リモコンにて第2ミストモードによる運転が選択された場合、制御部が、概略、次のON動作およびOFF動作による動作制御を行うように構成されている。
(ON動作)
(1)外部熱源31を作動させ、熱交換器22に熱媒体の供給を開始する。
(2)熱交換器22から加熱された水が導出され、かつ、この加熱された水が下流側切替部23においてノズル側流路233に供給されるように流路切り替えを行う。本例では、具体的には、図1中、上流側切替部21をAラインに、下流側切替部23をCラインに切り替える。これにより、ミストノズル27から温かい第2ミストが噴霧される。
なお、本例のミスト発生装置10は、外部熱源31を作動させず、熱交換器22に熱媒体の供給を行わないようにして、ミストノズル27から冷たい第2ミストが噴霧されるように動作させることも可能である。
(OFF動作)
(1)ミストノズル27による第2ミストの外部への噴霧を停止する。
(2)熱交換器22への熱媒体の循環を停止するとともに、上流側切替部21をBラインに切り替える。
以下、図4を用いて、第2ミストモードの運転制御の一例をより具体的に説明する。
リモコンにて第2ミストモードが選択されると、制御部は、S201で、第2ミストモードがONされたか否かをチェックする。S201で、第2ミストモードがONされている場合には、S202に進み、外部熱源31を作動させ、熱交換器22に熱媒体の供給を開始する。そして、S203に進み、第2ミストモードの設定温度よりも熱交換器22の出口側温度が高いか否かをチェックする。第2ミストモードの設定温度よりも熱交換器22の出口側温度が低い場合には、第2ミストモードの設定温度よりも熱交換器22の出口側温度が高くなるまで熱媒体の循環を続ける。第2ミストモードの設定温度よりも熱交換器22の出口側温度が高くなった場合には、S204に進み、上流側切替部21をAライン、下流側切替部23をCラインに切り替え、熱交換器22にて加熱された水411を、熱交換器導出路231、ノズル側流路233を通じてミストノズル27まで供給し、ミストノズル27から温かい第2ミストの噴霧を開始する。
その後、S205に進み、第2ミストモードの運転タイマがあがっているか否かをチェックする。上記運転タイマがあがっていない場合には、S206へ進み、第2ミストモードがOFFされたか否かをチェックする。第2ミストモードがまだOFFされていない場合には、S205に戻る。上記運転タイマがあがっている場合または第2ミストモードがOFFされた場合には、S207に進み、第2ミストの外部への噴霧を停止する。また、熱交換器22への熱媒体の循環を停止するとともに、上流側切替部21をBラインに切り替える。これにより、第2ミストモードを終了する。
<補助暖房モード>
本例のミスト発生装置10は、リモコンにて補助暖房モードによる運転が選択された場合、制御部が、概略、次のON動作およびOFF動作による動作制御を行うように構成されている。
(ON動作)
(1)外部熱源31を作動させ、熱交換器22に熱媒体の供給を開始する。
(2)熱交換器22から加熱された空気511が導出され、かつ、この加熱された空気511が下流側切替部23においてタンク側流路232に供給されるように流路の切り替えを行い、貯留タンク24内に上記加熱された空気511を貯留する。本例では、具体的には、図1中、上流側切替部21をBライン、下流側切替部23をDラインに切り替え、貯留タンク24内に加熱された空気511を貯留する。
(3)放出路開閉手段262を「開」とする一方、空気供給源51から空気511の供給(送風)を開始し、放出路261から第1ミストを含まない空気511(第1ミストを含まない温風)を放出させる。
(OFF動作)
(1)熱交換器22への熱媒体の循環を停止するとともに、空気供給源の作動を停止させ、放出路開閉手段262を「閉」とする。
以下、図5を用いて、補助暖房モードの運転制御の一例をより具体的に説明する。
リモコンにて補助暖房モードが選択されると、制御部は、S301で補助暖房モードがONされたか否かをチェックする。S301で、補助暖房モードがONされている場合には、S302に進み、外部熱源31を作動させ、熱交換器22に熱媒体の供給を開始する。そして、S303に進み、補助暖房モードの設定温度よりも熱交換器22の出口側温度が高いか否かをチェックする。補助暖房モードの設定温度よりも熱交換器22の出口側温度が低い場合には、補助暖房モードの設定温度よりも熱交換器22の出口側温度が高くなるまで熱媒体の循環を続ける。補助暖房モードの設定温度よりも熱交換器22の出口側温度が高くなった場合には、S304に進み、上流側切替部21をBライン、下流側切替部23をDラインに切り替え、放出路開閉手段262を「開」とし、空気供給源51からの空気511の供給を開始する。これにより、熱交換器22にて加熱された空気511が、熱交換器導出路231、タンク側流路232を通じて貯留タンク24へ送られる。そして、貯留タンク24から放出路26を通って第1ミストを含まない温かい空気511(第1ミストを含まない温風)の外部への放出(補助暖房の放出)を開始する。
その後、S305に進み、補助暖房モードの運転タイマがあがっているか否かをチェックする。上記運転タイマがあがっていない場合には、S306へ進み、補助暖房モードがOFFされたか否かをチェックする。補助暖房モードがまだOFFされていない場合には、S305に戻る。上記運転タイマがあがっている場合または補助暖房モードがOFFされた場合には、S307に進み、第1ミストを含まない温風の外部への放出を停止する。また、熱交換器22への熱媒体の循環を停止するとともに、空気供給源51からの空気511の供給を停止し、放出路開閉手段262を「閉」として、補助暖房モードを終了する。
次に、本例のミスト発生装置10の作用効果について説明する。
ミスト発生装置10は、貯留タンク24内に貯留された水411を超音波振動子25の振動エネルギーにより霧化して第1ミストを形成し、第1ミストを含む空気511を放出路26から放出する第1ミストモードにて動作させて使用した後、貯留タンク24内に水411が残留する。貯留タンク24内に残留した水411は、腐敗や雑菌の増殖を防ぐために貯留タンク24内から排水する必要がある。
従来であれば、ミスト発生装置を浴室暖房乾燥装置に設置する場合、貯留タンク内に残留した水を浴室における大元の排水口へ排水するために排水管を引き回すといった大掛かりな排水工事を行う必要があった。これに対し、本例のミスト発生装置10は、装置内に、貯留タンク24の下端側とノズル側流路233とに接続された排水路28とを有している。つまり、ミスト発生装置10は、ミストノズル27へ水511を供給するノズル側流路233と貯留タンク24内の水411を排水するための排水路28とが装置内で繋がっている。そして、ミスト発生装置10は、この排水路28を介して、貯留タンク24内に残留した水411をミストノズル27から浴室内へ排水するように構成されている。それ故、ミスト発生装置10は、大掛かりな配水管設置等の排水工事をすることなく貯留タンク24内の水411をミストノズル27から排水することができる。また、大掛かりな排水工事が不要となるので、装置の設置コストを抑制できる利点もある。
以上、実施例について説明したが、本発明は、上記実施例により限定されるものではなく、本発明の趣旨を損なわない範囲内で種々の変形を行うことができる。例えば、本発明のミスト発生装置は、浴室暖房装置に組み込んで用いる以外にも、浴室内に単体として設置する装置として構成することも可能である。
10 ミスト発生装置
22 熱交換器
23 下流側切替部
24 貯留タンク
25 超音波振動子
26 放出路
27 ミストノズル
28 排水路
31 外部熱源
411 水
511 空気
232 タンク側流路
233 ノズル側流路

Claims (6)

  1. 外部熱源から供給される熱媒体と上流側から供給される水または空気との間で熱交換を行い、該熱交換により加熱された水または空気を導出可能な熱交換器と、
    該熱交換器から導出される水または空気をタンク側流路またはノズル側流路に供給可能な下流側切替部と、
    上記タンク側流路から供給される水または空気を受け入れて貯留可能な貯留タンクと、
    該貯留タンク内に貯留された水を振動エネルギーにより霧化して第1ミストを形成可能な超音波振動子と、
    上記貯留タンク内にある上記第1ミストを含む空気または上記第1ミストを含まない空気を外部へ放出可能な放出路と、
    上記ノズル側流路から供給される水を上記第1ミストよりも水滴径が大きな第2ミストとして外部へ噴霧可能なミストノズルと、
    上記貯留タンクの下端側と上記ノズル側流路とに接続され、導通状態を開閉可能な排水路とを有しており、
    上記貯留タンク内に残留した水は、上記排水路を介して上記ミストノズルから排水可能に構成されていることを特徴とするミスト発生装置。
  2. 請求項1に記載のミスト発生装置において、
    上記熱交換器から導出される空気を使用し、上記貯留タンク内に残留した水を上記排水路に押し出し可能に構成されていることを特徴とするミスト発生装置。
  3. 請求項1または2に記載のミスト発生装置において、
    上記貯留タンクは、該タンク内に貯留する水の設定水位よりも上方において上記水または空気を受け入れるように構成されていることを特徴とするミスト発生装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のミスト発生装置において、
    水供給源から供給される水または空気供給源から供給される空気のいずれか一方を熱交換器導入路に供給可能な上流側切替部を有しており、
    上記熱交換器は、上記熱交換器導入路から水または空気が供給されるように構成されていることを特徴とするミスト発生装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のミスト発生装置において、
    少なくとも、上記貯留タンク内に貯留された水を上記超音波振動子の振動エネルギーにより霧化して上記第1ミストを形成し、上記第1ミストを含む空気を上記放出路から放出する第1ミストモードと、上記ノズル側流路から供給される水を上記第2ミストとして上記ミストノズルから噴霧する第2ミストモードとを動作可能に構成されており、
    上記貯留タンク内に残留した水は、上記第1ミストモードにおける上記第1ミストを含む空気の放出後に排水されるように構成されていることを特徴とするミスト発生装置。
  6. 請求項5に記載のミスト発生装置において、
    上記下流側切替部の切り替えにより、上記熱交換器から導出される加熱された空気を上記タンク側流路に供給して上記貯留タンク内に受け入れ、これを上記第1ミストを含まない温かい空気として上記放出路より放出させる補助暖房モードを動作可能に構成されていることを特徴とするミスト発生装置。
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