JP2014113310A - X線画像診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部電力の電源容量が比較的小さい場合でも、検査が円滑に行えるX線画像診断装置を提供する。
【解決手段】外部電源に接続されたX線画像診断装置において、X線を発生させるX線管と、前記X線管に高電圧を印加する高電圧発生器と、前記高電圧発生器に印加する電力を蓄える曝射コンデンサと、被検体を搭載する寝台天板と、前記寝台天板の移動動作を行う寝台駆動装置と、前記寝台駆動装置が前記寝台天板の移動動作を行うために要する消費電力、及び前記曝射コンデンサの充電動作に要する消費電力の合計値が、前記外部電源の供給電力を超えないように制御する電力制御部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、X線画像診断装置に係り、特に、電源供給についての改良技術に関する。
特許文献1には、発動発電機を搭載した車載用のX線撮影装置が開示されている。
特開2007-222430号公報
X線撮影装置の動作中に特に大きな電力が必要となるのは、主に、X線管に供給する電力を蓄えるためのコンデンサに対する充電動作、及び寝台の移動動作である。これらの動作が同時に発生した場合に備え、車載用のX線撮影装置には十分な電力を供給する能力が求められる。しかし、発動発電機の大型化は、搭載スペースに限りがある車載用のX線撮影装置においては好ましくはないという要望もある。
そこで、本発明は、外部電力の電源容量が比較的小さい場合でも、検査が円滑に行えるX線画像診断装置を提供することを目的とする。
本発明は、外部電源に接続されたX線画像診断装置において、前記外部電源から供給される電力を蓄える曝射コンデンサと、前記曝射コンデンサから供給される直流電力を交流電力に変換するインバータと、前記インバータから供給される交流電力を直流電力に変換するとともに昇圧する高電圧発生器と、前記高電圧発生器で昇圧された前記直流電力が印加されて、X線を発生させるX線管と、被検体を搭載する寝台天板と、前記寝台天板の移動動作を行う寝台駆動装置と、前記寝台駆動装置が前記寝台天板の移動動作を行うために要する消費電力、及び前記曝射コンデンサの充電動作に要する消費電力の合計値が、前記外部電源の供給電力を超えないように制御する電力制御部と、を備えたことを特徴とする。
本実施形態によれば、外部電力の電源容量が比較的小さい場合でも、検査が円滑に行えるX線画像診断装置を提供することができる。
第一実施形態に係るX線画像診断装置の概略構成を示す機能ブロック図 第一実施形態に係る処理の流れを示すフローチャート 第一実施形態における第一スイチング回路及び第二スイチング回路の切替動作を示すタイムチャート 第二実施形態に係るX線画像診断装置の概略構成を示す機能ブロック図 第二実施形態に係る処理の流れを示すフローチャート 第三実施形態に係るX線画像診断装置の概略構成を示す機能ブロック図 第三実施形態に係る処理の流れを示すフローチャート
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、全図を通じて、同一の構成要素には同一の符号を付し、重複説明を省略する。
本実施形態は、被検体の動画像を生成する透視及び被検体の静止画像を生成する撮影を行うX線画像診断装置を例に挙げて説明するが、撮影のみを行うX線画像診断装置にも本発明を適用することができる。X線画像診断装置において、大きな電力を消費する動作として、被検体が乗る寝台天板の移動動作、及びX線撮影の為の動作、特に曝射コンデンサへの充電動作(曝射コンデンサについては後述する)がある。寝台天板の移動動作には、寝台天板全体が垂直方向に沿って上下動する昇降動作と、水平面に対する寝台天板の長軸の傾斜角度が変化する起倒動作と、が含まれる。以下の説明において、移動動作という場合には、昇降動作及び起倒動作の双方を含み、昇降動作、起倒動作と記載する場合には、それぞれのみを指すものとする。
<第一実施形態>
第一実施形態は、寝台天板の移動動作と、X線源に印加する電力を蓄電する曝射コンデンサへの充電動作と、を排他的に制御する実施形態である。以下、図1乃至図3に基づいて第一実施形態について説明する。図1は、第一実施形態に係るX線画像診断装置の概略構成を示す機能ブロック図である。図2は、第一実施形態に係る処理の流れを示すフローチャートである。図3は、第一実施形態における第一スイチング回路及び第二スイチング回路の切替動作を示すタイムチャートである。
図1のX線画像診断装置1は、X線を発生するX線管11と、X線管11に電力を供給する高電圧発生器12と、高電圧発生器12の入力段に設置したインバータ回路13と、インバータ回路13の入力段に設置した曝射コンデンサ14及び整流器15と、X線管11から発生し、被検体を透過したX線を検出するX線検出器20と、被検体を搭載する寝台天板41と、寝台天板41を移動させる寝台駆動装置42と、を備える。
整流器15は、外部電源(本実施形態では交流外部電源)100から供給される交流電力を直流電力に整流し、整流した直流電力を曝射コンデンサ14、及びインバータ回路13に供給する。
インバータ回路13は、整流器15及び曝射コンデンサ14から供給される直流電力を交流電力に変換し、変換した交流電力を高電圧発生器12に供給する。
高電圧発生器12は、インバータ回路13から供給される交流電力を直流電力に変換するとともに昇圧し、昇圧された直流電力をX線管11に供給する。
また、X線画像診断装置1は、整流器15から曝射コンデンサ14及びインバータ回路13に供給する直流電力の通電のON/OFFを切り替える第一スイチング回路51と、外部電源100から寝台駆動装置42に供給する交流電力の通電のON/OFFを切り替える第二スイチング回路52と、を備える。
更に、X線画像診断装置1は、第一スイチング回路51、第二スイチング回路52、及びX線検出器20等の各構成要素を制御する制御装置30を備える。
X線管11のX線放射口には、図示を省略するものの、X線管から発生したX線を遮蔽するX線遮蔽用鉛板を複数有し、複数のX線遮蔽用鉛板をそれぞれ移動することにより、X線照射領域を制限するX線絞り装置を備えてもよい。
X線検出器20は、X線管11に対向して配置され、被検体を透過したX線を検出し、その透過X線の強度に応じたX線信号を出力するものであり、本実施形態ではFPD(Flat Panel Detector)を用いるが、イメージインテンシファイアを用いたX線検出器を用いてもよい。
制御装置30は、X線画像診断装置1の各構成要素の動作を制御する中央制御部31と、第一スイチング回路51及び第二スイチング回路52の制御を行う電力制御部32と、X線検出器20から出力されるX線信号を基に、被検体の透過X線強度の分布を示すX線画像を生成し、必要に応じてガンマ変換処理、階調変換処理、画像の拡大・縮小等の画像処理を行う画像処理部33と、X線画像を記憶する画像記憶部34と、制御装置30に対するヒューマンインターフェースとなる操作部35と、X線画像を表示する表示部36と、を含み、これらが互いに電気的に接続されて構成される。
操作部35には、撮影用のX線曝射の指示を入力する曝射スイッチ、透視用のX線曝射の指示を入力するフットペダル、及び寝台天板41の昇降動作及び起倒動作の指示を入力する寝台スイッチが含まれる。更に、操作部35には、撮影枚数等を含む検査条件を入力するための入力装置、例えばマウス、タッチパネル、トラックボール等のポインティングデバイスや、キーボードが含まれる。
表示部36には、液晶パネルやCRTなどを用いた画像表示装置が含まれる。
制御装置30は、CPUやMPU等の演算・制御装置、及びメモリ等の記憶装置等を含むハードウェアと、制御装置30が担う機能を実現するためのソフトウェアと、の組み合わせにより構成され、これらが協働してその機能が実現される。
第一スイチング回路51及び第二スイチング回路52は、例えばトランジスタ、FET(Field Effect Transistor)、リレー等を用いて構成される。
外部電源100は、商用電源又は発動発電機等により構成されてもよい。
次に、図2及び図3に基づいて、第一実施形態に係る処理の流れについて説明する。以下、図2の各ステップ順に沿って説明する。
なお、検査開始前は、X線画像診断装置1は待機状態であるので、次の検査開始に備えて、曝射コンデンサ14への充電を行っているものとする。従って、電力制御部32は、待機状態では第一スイチング回路51をON、第二スイチング回路52をOFFに制御する。この状態から、以下の処理が開始される。
(ステップS1)
被検体が、寝台天板41に乗る(S1)。
(ステップS2)
操作者が寝台スイッチを操作して、寝台天板41の昇降動作及び起倒動作を行う指示を入力する。電力制御部32は、この指示の入力をトリガーとして、第一スイチング回路51をOFF、第二スイチング回路52をONに切り替える(図3参照)。曝射コンデンサ14への通電が停止し、寝台駆動装置42が寝台天板41の昇降動作及び起倒動作を開始する(S2)。被検体の位置決めが終了すると、ステップS3へ進む。
(ステップS3)
操作者(図示を省略)が、フットペダルや曝射スイッチを操作して、透視・撮影を行う(S3)。通常、透視開始の指示をフットペダルから入力し、続いて曝射スイッチから撮影開始の指示が入力される。電力制御部32は、フットペダルや曝射スイッチが操作されたことをトリガーとして、第一スイチング回路51をON、第二スイチング回路52をOFFに切り替える(図3参照)。これにより、曝射コンデンサ14への給電が開始し、寝台駆動装置42への給電が停止する。
透視・撮影が行われると、曝射コンデンサ14に蓄積された電力が、インバータ回路13を介して高電圧発生器12に供給され、X線管11からX線が照射される。X線の曝射後は、曝射コンデンサ14に蓄電された電力が減少する。画像処理部33は、X線検出器20から出力されたX線信号を画像処理してX線像(透視による動画像、及び撮影による静止画像の双方を含む)を生成し、これが画像記憶部34に記憶される。また、表示部36に、X線像が表示される。
(ステップS4)
ステップS3の撮影で消費された電力が、曝射コンデンサ14に充電される(S4)。
(ステップS5)
全ての透視・撮影が終了したか否かが判断され、肯定の場合はステップS6へ進み、否定の場合は、ステップS3へ戻る(S5)。この判断は、操作者が行ってもよいし、検査開始前に撮影枚数が設定されているときには、電力制御部32がその設定値と、実行された撮影回数とを比較して判断してもよい。
(ステップS6)
被検体を寝台天板から退避させるために、寝台天板の移動動作が開始する(S6)。ステップS5において、操作者が終了判断を行った場合には、電力制御部32は、寝台スイッチが操作されたことをトリガーとして、第一スイチング回路51をOFFに、第二スイチング回路52をONに切り替える(図3参照)。また、ステップS5において、電力制御部32が終了判断を行ったときには、判断終了をトリガーとして第一スイチング回路51をOFFに、第二スイチング回路52をONに切り替えてもよいし、上記同様、寝台スイッチの操作をトリガーとしてもよい。本ステップにより、寝台駆動装置42への給電が開始され、曝射コンデンサ14への給電が停止する(S6)。
(ステップS7)
寝台天板41の移動動作が停止すると、電力制御部32は、寝台スイッチからの入力操作が停止したことをトリガーとして、第一スイチング回路51をONに、第二スイチング回路52をOFFに切り替え(図3参照)、待機状態へと移行する。また、寝台天板41の移動が停止すると被検体が寝台天板41から退避して、一連の処理を終了する(S7)。
本実施形態によれば、X線画像診断装置において、大きな電力が必要となる主な二つの動作、即ち、寝台天板の移動動作、及びX線撮影の為の動作が同時に行われることを禁止することで、外部電源の供給電力は、同時動作時の瞬時電力よりも小さくなる。その結果、外部電源として商用電源を用いたり、外部電源として用いられる発電機の小型化を図ることができる。
<第二実施形態>
第二実施形態は、寝台天板の上昇動作時の消費電力と下降動作時の消費電力とが異なる場合に、寝台の移動方向に応じて曝射コンデンサの充電制御を行う実施形態である。以下、図4及び図5に基づいて第二実施形態について説明する。図4は、第二実施形態に係るX線画像診断装置の概略構成を示す機能ブロック図である。図5は、第二実施形態に係る処理の流れを示すフローチャートである。
図4に示す第二実施形態に係るX線画像診断装置1aは、第一実施形態に係るX線画像診断装置1(図1参照)と比較して、第一スイチング回路51及び第二スイチング回路52に代えて、整流器15と曝射コンデンサ14との間に、曝射コンデンサ14に供給される電力を制限する電流制限回路61、及び寝台天板41の昇降動作時における移動方向(上昇動作中である又は下降動作中であるか)を検出する寝台移動方向検出部62を備える点で異なる。これら電流制限回路61及び寝台移動方向検出部62は、電力制御部32に電気的に接続される。寝台移動方向検出部62は、寝台駆動装置42に備えられる。その他の構成は、第一実施形態と同一である。
電流制限回路61は、トランジスタやFETなどを用いて、曝射コンデンサ14に供給される電流を増減可能な回路により構成される。以下では、電流制限回路61としてFETを用い、曝射コンデンサ14への充電速度をPWM(Pulse Width Modulation)制御を用いて調整する例を挙げて説明する。
寝台移動方向検出部62は、ポテンショメータやエンコーダにより構成される。
寝台天板41が上昇動作をしているときの消費電力及び下降動作をしているときの消費電力を比較すると、上昇動作をしているときの消費電力の方が、下降動作をしているときの消費電力よりも大きくなる。そこで、外部電力100から供給される電力の内、寝台天板41の昇降動作中に消費された電力の余りを用いて曝射コンデンサ14に充電することとし、下降動作中は上昇動作中に比べてより大きな電力を用いて曝射コンデンサ14に充電するよう、制御する。
次に図5を用いて、第二実施形態に係るX線画像診断装置1aの処理の流れを説明する。図5に示す処理は、X線画像診断装置1aの主電源がONにされている間は繰り返し実行され、主電源がOFFにされた時点で終了する。以下、図5の各ステップ順に沿って説明する。
(ステップS21)
電力制御部32は、操作部35から寝台天板41を上下動する動作指示の入力があるか否かに基づいて、昇降動作の有無を判断する(S21)。肯定であれば、ステップS22へ進み、否定であればステップS23へ進む。
(ステップS22)
寝台移動方向検出部62が、寝台天板41の移動方向(上昇か下降か)を検出し、その検出結果を示す信号を電力制御部32に出力する(S22)。本実施形態では、寝台移動方向検出部62が、寝台天板41の移動量の変化量を基に移動方向を検出するが、寝台スイッチの入力値を基に、すなわち、寝台スイッチから上昇又は下降のどちらの指示が入力されているかを基に判断してもよい。「上昇」であればステップS24へ進み、「下降」であればステップS25へ進む。
(ステップS23)
寝台天板41が昇降動作をしていない場合、昇降動作に必要な消費電力は0となる。そこで、曝射コンデンサ14への充電動作を最優先に行うこととし、電力制御部32は、電流制限回路61(FET)のデューティ(duty)比を最大に変調し、充電速度を最速にする(S23)。その結果、寝台駆動装置42への供給される電力は最小(望ましくは0)となる。その後、ステップS21へ戻る。
(ステップS24)
寝台天板41の上昇動作中は、寝台駆動装置42の消費電力は、下降動作時に比べて、相対的に大きくなる。そこで、寝台駆動装置42への電力供給を最優先に行うこととし、電力制御部32は、電流制限回路61(FET)のデューティ(duty)比を最小に変調し、充電速度を最低にする(S24)。その結果、曝射コンデンサ14へ供給される電力は最小(望ましくは0)となる。その後、ステップS21へ戻る。
(ステップS25)
寝台天板41の下降動作中は、寝台駆動装置42の消費電力は、上昇動作時に比べて、相対的に小さくなる。そこで、寝台駆動装置42への給電を優先しつつ、余った電力が曝射コンデンサ14に供給されるよう、電力制御部32は、電流制限回路61(FET)のデューティ(duty)比を中程度(最小<中程度<最大)に変調し、充電速度を中程度に設定する(S25)。これにより、寝台天板41の下降動作を行いつつ、曝射コンデンサ14の充電も行える。その後、ステップS21へ戻る。
本実施形態によれば、寝台天板41の移動方向によって寝台移動に要する消費電力が異なる場合に、移動方向に応じて曝射コンデンサへの充電速度を制御することができる。なお、上記で説明した昇降方向は寝台の移動方向の一例に過ぎず、複数の異なる移動方向において、消費電力が異なる場合に相対的に消費電力が小さい移動方向を下降方向に、相対的に消費電力が大きい移動方向を上昇方向に置き換えて、本実施形態を適用することができる。
<第三実施形態>
第三実施形態は、曝射コンデンサに蓄電された電力量に応じて、寝台天板の移動速度を変更する実施形態である。なお、移動速度は、起倒動作時の速度でもよいし、昇降動作時の速度でもよい。以下、図6及び図7に基づいて第三実施形態について説明する。図6は、第三実施形態に係るX線画像診断装置の概略構成を示す機能ブロック図である。図7は、第三実施形態に係る処理の流れを示すフローチャートである。
図6に示す第三実施形態に係るX線画像診断装置1bは、第一実施形態に係るX線画像診断装置1(図1参照)と比較して、第一スイチング回路51及び第二スイチング回路52に代えて、曝射コンデンサ14の蓄電量を計測する部材としての電圧検出回路71と、寝台駆動装置42が寝台天板41を移動するときの速度を調整する速度調整部72と、を備える点で異なる。これら電圧検出回路71及び速度調整部72は、電力制御部32に電気的に接続される。速度調整部72は、寝台駆動装置42に備えられる。その他の構成は、第一実施形態と同一である。
寝台駆動装置42が寝台天板41を移動するときの消費電力は、移動速度が速いほど大きくなる。そこで、曝射コンデンサ14の蓄電量が少ないときは曝射コンデンサ14の充電を優先するために、寝台天板41の移動速度を下げて、寝台駆動装置42の消費電力を下げる。反対に曝射コンデンサ14の蓄電量が多い場合には、寝台駆動装置42への給電を優先して移動動作を行うよう、制御する。
次に図7を用いて、第三実施形態に係るX線画像診断装置1bの処理の流れを説明する。図7に示す処理は、X線画像診断装置1bの主電源がONにされている間は繰り返し実行され、主電源がOFFにされた時点で終了する。以下、図7の各ステップ順に沿って説明する。
(ステップS31)
主電源がONにされると、電圧検出回路71は、曝射コンデンサ14の電圧を検出し、その結果を示す信号を電力制御部32に出力する(S31)。
(ステップS32)
電力制御部32は、ステップS31で受け取った結果と、曝射コンデンサ14に蓄電可能な第一の電圧値及び第二の電圧値(第一の電圧値<第二の電圧値)と、を比較する。ステップS31で受け取った電圧が第一の電圧値未満であればステップS33へ進み、第一の電圧値以上第二の電圧値未満であればステップS34へ進み、第二の電圧値以上であればステップS35へ進む(S32)。
(ステップS33)
曝射コンデンサ14の電圧が第一の電圧値未満の場合、曝射コンデンサ14への充電を最優先とする。そこで、電力制御部32は、速度調整部72に対し、寝台天板41の移動速度を「最低」に設定するよう指示する(S33)。
(ステップS34)
曝射コンデンサ14の電圧が第一の電圧値以上第二の電圧値未満の場合、曝射コンデンサ14への充電を優先にし、余った電力で寝台移動を行う。そこで、電力制御部32は、速度調整部72に対し、寝台天板41の移動速度を「中」に設定するよう指示する(S34)。
(ステップS35)
曝射コンデンサ14の電圧が第二の電圧値以上の場合、寝台天板41の移動を最優先とする。そこで、電力制御部32は、速度調整部72に対し、寝台天板41の移動速度を「最高」に設定するよう指示する(S35)。
電力制御部32は、ステップS33、ステップS34、ステップS35のいずれの場合においても、曝射コンデンサ14の充電に要する消費電力と、寝台天板41の移動操作に要する消費電力と、の合計値が、常に外部電力100からの供給される最大電力未満となるように、速度を調整の指示を出力する。これにより、曝射コンデンサ14の充電動作と、寝台天板41の移動動作と、を同時に行う場合であっても、寝台天板14の移動速度を控えることでそれに要する消費電力を少なくし、外部電源の小型化を図ることができる。
本実施形態に係るX線画像診断装置は、外部電源の小型化を図ることができるので、車両に搭載するX線画像診断装置(以下「車載X線画像診断装置」という)として好適である。一般に、車載X線画像診断装置は、これを用いて集団検診が行われる場所に移動して検査を行う。そのため、公民館などの公共施設や、工場などの施設等の施設(建物)から電源供給を受けたり、車両に搭載した発動発電機から電源供給を受けたりするので、X線画像診断装置の動作は、これらの供給電源の電源容量に制限を受ける。
公共施設等から得られる電源容量は商用電源(AC100V)であったり、車両内のスペースの制約から小型の発動発電機しか搭載できなかったりするという問題があるが、本実施形態に係るX線画像診断装置によれば消費電力を平滑化し、X線画像診断装置全体として必要な電源容量を減らすことができる。
なお、上記実施形態では、外部電源として交流電源を用いる例について説明しているが、外部電源として直流電源を用いることもできる。この場合、上記各実施形態において整流器15は不要となる。その他の構成は、交流電源を用いて説明した例と同様である。これにより、直流電源、例えば直流発電機を用いた場合にも、本発明を適用することができる。
1:X線画像診断装置、1a:X線画像診断装置、1b:X線画像診断装置、20:X線検出器、30:制御装置、41:寝台天板、100:外部電源

Claims (4)

  1. 外部電源に接続されたX線画像診断装置において、
    前記外部電源から供給される電力を蓄える曝射コンデンサと、
    前記曝射コンデンサから供給される直流電力を交流電力に変換するインバータと、
    前記インバータから供給される交流電力を直流電力に変換するとともに昇圧する高電圧発生器と、
    前記高電圧発生器で昇圧された前記直流電力が印加されて、X線を発生させるX線管と、
    被検体を搭載する寝台天板と、
    前記寝台天板の移動動作を行う寝台駆動装置と、
    前記寝台駆動装置が前記寝台天板の移動動作を行うために要する消費電力、及び前記曝射コンデンサの充電動作に要する消費電力の合計値が、前記外部電源の供給電力を超えないように制御する電力制御部と、
    を備えたことを特徴とするX線画像診断装置。
  2. 前記電力制御部は、前記寝台駆動装置による前記寝台天板の移動動作中は、前記曝射コンデンサへの充電を禁止し、前記曝射コンデンサの充電中は、前記寝台駆動装置による前記寝台天板の移動動作を禁止する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のX線画像診断装置。
  3. 前記寝台天板の移動方向を検出する寝台移動方向検出部と、
    前記曝射コンデンサに供給される電流量を制限する電流制限回路と、を更に備え、
    前記電力制御部は、前記検出された寝台天板の移動方向に応じて、前記曝射コンデンサに供給される電流量が増減するように、前記電流制限回路を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のX線画像診断装置。
  4. 前記曝射コンデンサの電圧を検出する電圧検出部と、
    前記寝台駆動装置による前記寝台天板の移動速度を調整する速度調整部と、を更に備え、
    前記電力制御部は、前記検出された前記曝射コンデンサの電圧に応じて、前記寝台天板の移動の移動速度を決定するように、前記速度調整部を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のX線画像診断装置。
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