JP7176420B2 - X線管用電源装置およびx線装置 - Google Patents

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Description

本発明は、X線管に高電圧を印加してX線を発生させる高電圧発生装置に電力を供給するX線管用電源装置と、当該X線管用電源装置を用いてX線を発生させてX線画像を生成するX線装置に関する。
医療現場などで用いられるX線装置において、X線管に高電圧を印加する高電圧発生装置に電力を供給する電源装置が用いられる。従来のX線装置において、高電圧発生装置に供給する電力の供給源を条件に応じて切り換える構成が提案されている(例えば、特許文献1)。
このような従来の構成について、図を用いて説明する。図6(a)に示すように、X線装置101は、X線管102と、高電圧発生装置103と、インバータ104と、整流手段105と、蓄電装置106と、切り換えスイッチ107と、スイッチ制御回路108とを備えている。またX線装置101は、商用電源109と接続されている。
インバータ104は高電圧発生装置103と接続されており、整流手段105または蓄電装置106から供給される電力を直流交流変換する。整流手段105は商用電源109から供給される電力を交流から直流に変換する。蓄電装置106はX線装置101に内蔵されており、X線撮影時において電力を供給する。切り換えスイッチ107はスイッチ制御回路108から送信される制御信号に従って、高電圧発生装置103に供給する電力の供給源を切り換える。
ここで、X線装置101において電力の供給源を切り換える工程について説明する。図示しない入力部の操作などにより、X線透視を行う旨の指示が行われた場合、スイッチ制御回路108は切り換えスイッチ107に対して、商用電源109から高電圧発生装置103に電力を供給させるよう制御信号を送信する。当該制御信号に従って、インバータ104を整流手段105と電気的に接続させるように、切り換えスイッチ107が切り換えられる(図6(b))。その結果、商用電源109から電力Pfが高電圧発生装置103へ供給される。
一方、X線撮影を行う旨の指示が行われた場合、スイッチ制御回路108は切り換えスイッチ107に対して、蓄電装置106から高電圧発生装置103に電力を供給させるよう制御信号を送信する。当該制御信号に従って、インバータ104を蓄電装置106と電気的に接続させるように、切り換えスイッチ107が切り換えられる(図6(c))。その結果、蓄電装置106から比較的大きい電力Pgが高電圧発生装置103へ供給される。
なお、X線撮影を行わない状態において、商用電源109から電力Phが蓄電装置106へと充電されるよう制御が行われる(図6(b))。当該充電により、X線透視時などにおいて蓄電装置106を充電させ、X線透視後に行われるX線撮影に備えることが可能となる。
このようにX線装置101では、X線透視時とX線撮影時とにおいて、高電圧発生装置103に対する電力の供給源を切り換えスイッチ107によって切り換える。X線透視はX線撮影に比べて必要電力が小さい。そのため、X線透視を行う時のみ商用電源109と高電圧発生装置103とを接続することにより、商用電源109の電源容量が小さい場合であってもX線透視時においてX線を好適に発生させることができる。
一方、必要電力が大きいX線撮影時には、高電圧発生装置103に対する電力の供給源を商用電源109から蓄電装置106へと切り換える。すなわち、X線撮影時において、蓄電装置106のみを高電圧発生装置103と接続させるよう、切り換えスイッチ107が切り換えられる。商用電源109と比べて電源容量が大きい蓄電装置106から電力Pbを供給させることにより、必要電力が比較的大きいX線撮影時においてもX線を好適に発生させることができる。
特開2012-129087号公報
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち近年のX線装置、特にFPD搭載型のX線装置において、必要とされる電力が大きくなる傾向にある。そのため、X線撮影時において蓄電装置のみから電力を供給する従来の構成では、当該必要とされる電力を確実に供給することが難しくなっている。
また、近年のX線装置では、装置内における空間が制限されているので、蓄電装置の小型化に対する要請も高まっている。しかし、従来の構成を用いてX線装置に必要とされる高い電力を供給するには蓄電装置を大型化する必要があり、小型化の要請に応えることは困難である。一方で従来の装置において蓄電装置を小型化した場合、蓄電装置からの供給電力は要求される値に対して大きく不足することとなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、供給電力の向上と装置の小型化とを実現できる、X線管用電源装置およびこれを用いたX線装置を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、本発明に係るX線管用電源装置は、蓄電部と、X線管に高電圧を印加する高電圧発生部へ供給される電力を蓄電するコンデンサと、商用電源から供給される電力を前記コンデンサに蓄電させる第1回路と、前記蓄電部から放電された電力を前記コンデンサに蓄電させる第2回路と、前記コンデンサの電圧を検出する電圧検出部と、前記蓄電部からの放電のオン/オフを切り換える切り換え部と、前記電圧検出部が検出した前記コンデンサの電圧が所定の第1設定値より高い場合は前記商用電源のみから前記コンデンサに電力が供給される第1状態となり、前記電圧検出部が検出した前記コンデンサの電圧が前記第1設定値以下である場合は前記商用電源および前記蓄電部の各々から前記コンデンサに電力が供給される第2状態となるように、前記切り換え部による前記蓄電部からの放電のオン/オフを制御する切り換え制御部と、を備えるものである。
[作用・効果]本発明に係るX線管用電源装置によれば、X線管に高電圧を印加する高電圧発生部へ供給される電力を蓄電するコンデンサを備えている。当該コンデンサは、商用電源から供給される電力と蓄電部から供給される電力とを蓄電する。また、電圧検出部が検出したコンデンサの電圧に基づいて、切り換え部による蓄電部からの放電のオン/オフを制御する切り換え制御部を備えている。
電圧検出部が検出したコンデンサの電圧が所定の第1設定値より高い場合は商用電源のみからコンデンサに電力が供給される第1状態となるよう、切り換え制御部は蓄電部からの放電のオン/オフを制御する。コンデンサの電圧が高い場合、高電圧発生部が必要とする電力は比較的小さいので、商用電源のみから供給される電力で賄うことが容易である。よって、蓄電部の電力を浪費することなくX線を適切に発生させることができる。
一方、電圧検出部が検出したコンデンサの電圧が第1設定値以下である場合は商用電源および蓄電部の各々からコンデンサに電力が供給される第2状態となるように、切り換え制御部は蓄電部からの放電のオン/オフを制御する。コンデンサの電圧が低い場合、高電圧発生部が必要とする電力が比較的大きい。そのため、蓄電部から電力を供給させることにより、商用電源の供給電力では不足する分を確実に補って、より出力が高い条件でX線を好適に発生させることができる。
また本発明では必要電力が大きい場合において第2状態とすることにより、商用電源と蓄電部との両方から電力を供給させる、いわゆるハイブリッド電力供給を行う。そのため、蓄電部のみから電力を供給する従来の構成と比べて、蓄電部が供給する電力を低減できる。よって、蓄電部を小型化しつつ高電圧発生部へ供給する電力を十分に確保できる。また、蓄電部の供給電力と商用電源の供給電力とを合わせた電力が高電圧発生部に供給されるので、従来の構成と比べて高電圧発生部に対する供給電力を向上できる。
また、上述した発明において、前記商用電源から供給される電力を前記蓄電部へと充電させる充電回路を備え、前記切り換え部は、前記充電回路を介した前記蓄電部への充電のオン/オフを切り換える構成をさらに有し、前記切り換え制御部は、前記コンデンサの電圧が前記第1設定値以上の値である第2設定値より高い場合は前記蓄電部への充電がオンとなるように前記切り換え部を制御し、前記コンデンサの電圧が前記第2設定値以下である場合は前記蓄電部への充電がオフとなるように前記切り換え部を制御することが好ましい。
[作用・効果]本発明に係るX線管用電源装置によれば、切り換え制御部は、蓄電部からの放電のオン/オフに加えて、充電回路を介した蓄電部への充電のオン/オフを制御する。すなわち、コンデンサの電圧が第1設定値以上の値である第2設定値より高い場合は蓄電部への充電がオンとなるように切り換え部を制御する。
コンデンサの電圧が第2設定値より高い場合、高電圧発生部が必要とする電力は非常に小さいので、商用電源が供給できる電力の一部を用いることにより高電圧発生部の必要電力を賄うことが容易である。そのため、商用電源の供給電力のうち、余った残りの一部を蓄電部に充電させることで、蓄電部から高電圧発生部へ電力を供給する事態に備えることができる。
また、上述した発明において、前記切り換え制御部は、前記コンデンサの電圧を所定の第3設定値に近づけるようにフィードバック制御を行うことが好ましい。
[作用・効果]本発明に係るX線管用電源装置によれば、切り換え制御部は、コンデンサの電圧を所定の第3設定値に近づけるようにフィードバック制御を行う。フィードバック制御により、コンデンサの電圧は変動することなく安定に第3設定値をとることとなる。よって、蓄電部からの放電のオン/オフを適切に制御できる。また、蓄電部から放電される電力の量が必要以上に増大して蓄電部の電力が浪費される事態を回避できる。
また、上述した発明において、前記第3設定値は、前記第1設定値と等しいことが好ましい。商用電源と蓄電部との各々から電力を供給させる第2状態において、第3設定値を高くすると、高電圧発生部に供給する電力が一定である場合であっても商用電源の電流および商用電源の供給電力を低く抑えることができる。そのため、第3設定値を大きくして第1設定値と等しくすることにより、電流の上限値が低い商用電源を用いる場合であっても、高電圧発生部に供給する電力を向上させることが容易となる。
また、上述した発明において、前記蓄電部は、バッテリー、電気二重層キャパシタ、および大容量キャパシタのうち少なくとも一つを含む構成であることが好ましい。これらの構成とすることにより、低コストでより大容量の電力を蓄電させる蓄電部を実現できる。
また、被検査対象にX線を照射するX線管と、前記被検査対象を透過した前記X線を検出してX線検出信号を出力するX線検出手段と、前記X線検出信号を用いてX線画像を生成する画像生成手段と、前記X線管に電力を供給する電力供給手段と、を備えるX線装置であって、前記電力供給手段は、上述の発明に係るX線管用電源装置であることが好ましい。本発明に係るX線装置によれば、上述のX線管用電源装置に係る効果を奏するX線装置を実現することが可能となる。
本発明に係るX線管用電源装置およびX線装置によれば、コンデンサの電圧を検出し、検出された電圧の高さに応じて高電圧発生部に対する電力供給源を自動的に切り換える。コンデンサの電圧が高い場合は商用電源のみを電力供給源とすることにより、蓄電部の電力消費を抑える。またコンデンサの電圧が低い場合であっても蓄電部のみならず商用電源も併せて電力供給源とする。よって、蓄電部から供給される電力の大きさを低減できるので、蓄電部の小型化が容易となる。また、蓄電部と商用電源とのハイブリッド電力供給とすることにより、蓄電部のみを電力供給源とする場合と比べて高電圧発生部に供給する電力が大きくなる。よって、X線管から照射されるX線の出力をより向上できる。
実施例に係るX線装置およびX線管用電源装置の概略構成を示すブロック図である。 実施例に係るX線管用電源装置の制御を説明するフローチャートである。 実施例に係るX線管用電源装置の制御を説明するグラフ図である。 実施例に係るX線管用電源装置において、高電圧発生部に対する電力の供給源を切り換える構成を示す図である。(a)は商用電源から蓄電装置に充電させつつ、商用電源から電力を供給する状態を説明する図であり、(b)は蓄電装置の充電を行わずに商用電源から電力を供給する状態を説明する図であり、(c)は蓄電装置から放電させて商用電源および蓄電装置からハイブリッド電力供給を行う状態を説明する図である。 実施例に係るX線管用電源装置の効果を説明するグラフ図である。(a)は商用電源のみから常に電力を供給する比較例と、ハイブリッド電力供給を行う実施例とを比較するグラフ図であり、(b)はフィードバック制御において第3設定値V3の値を変更した場合における商用電源の電流を比較するグラフ図である。 従来例に係るX線装置の構成を示す概略図である。(a)は全体構成を示す図であり、(b)はX線透視時における電力供給源を説明する図であり、(c)はX線撮影時における電力供給源を説明する図である。
以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
<全体構成の説明>
実施例に係るX線装置1は図1に示すように、X線管3と、電源装置7と、X線検出器9と、画像生成部11と、入力部13とを備えている。またX線装置1は、電源ケーブルなどを介して商用電源17と接続できるよう構成されている。
X線管3は、電源装置7に設けられている高電圧発生部16から高電圧が印加されることによりX線を被検体に対して照射する。電源装置7はX線管3と接続可能となるように構成されており、X線管3によるX線の照射に必要な電力を供給する。
X線検出器9は、X線管3から被検体に照射されて透過したX線を検出して電気信号に変換させ、X線検出信号として出力させる。X線検出器9の一例として、フラットパネル型検出器(FPD)などが挙げられる。画像生成部11はX線検出器9の後段に設けられており、X線検出器9から出力されたX線検出信号に基づいてX線画像を生成する。
入力部13は操作者の指示を入力するものであり、その例として、キーボード入力式のパネルやタッチ入力式のパネルなどが挙げられる。
次に、実施例に係る電源装置7の構成について説明する。電源装置7はX線管用の電源装置であり、図1に示すように、X線制御部15と、高電圧発生部16と、整流器19と、コンデンサ21と、電圧検出部23と、蓄電装置27と、充放電回路29とを備えている。実施例では、X線装置1と商用電源17とを接続した場合、商用電源17は整流器19およびコンデンサ21などを介して、高電圧発生部16と常に電気的に接続される構成となっている。またX線制御部15は充放電制御部31を有している。
X線制御部15はX線管3によるX線の照射を制御する。高電圧発生部16は電力を直流交流変換するインバータなどを備えており、X線の照射に必要な高電圧を発生させる。整流器19は商用電源17と電気的に接続されており、商用電源17から供給される電力を交流から直流に変換する。整流器19によって変換された直流電力は、回路33を介してコンデンサ21に蓄電される。コンデンサ21は、商用電源17および高電圧発生部16と並列に接続されている。コンデンサ21は回路33を介して商用電源17から供給される電力の他に、回路35を介して蓄電装置27から供給される電力を蓄電するように構成されている。コンデンサ21に蓄電されている電力は、高電圧発生部16へと出力される。回路33は本発明における第1回路に相当し、回路35は本発明における第2回路に相当する。
電圧検出部23はコンデンサ21の電圧をリアルタイムで検出する。電圧検出部23によって検出された、コンデンサ21の電圧の高さに係る情報は、電圧検出部23から充放電制御部31へと随時送信されるように構成されている。
蓄電装置27は電源装置7に内蔵されており、充放電回路29および充放電制御部31による制御に従って、コンデンサ21を介して高電圧発生部16へと電力を供給する。蓄電装置27の一例としては、バッテリー、電気二重層キャパシタ、大容量キャパシタなどが挙げられる。また、蓄電装置27は図示しない蓄電圧検出部が接続されている。蓄電圧検出部は蓄電装置27の電圧Vmをリアルタイムで検出し、電圧Vmの情報を充放電制御部31へと随時送信する。蓄電装置27は本発明における蓄電部に相当する。
充放電回路29は蓄電装置27と電気的に接続されており、整流器19とコンデンサ21との間に並列接続されている。充放電回路29は蓄電装置27からの放電が可能となっている状態(放電モード)と、蓄電装置27に対する充電が可能となっている状態(充電モード)との切り換えが可能となる構成を有している。充放電回路29の一例としては半導体スイッチング素子を用いた双方向コンバータなどが挙げられる。
充放電回路29が放電モードの状態になると、充放電回路29を構成するスイッチング素子が切り換えられ、蓄電装置27は充放電回路29や回路35を介してコンデンサ21と電気的に接続する状態となる。すなわち、適切なタイミングで蓄電装置27から放電させ、蓄電装置27の電力をコンデンサ21に蓄電することが可能となる。
充放電回路29が充電モードの状態になると、充放電回路29を構成するスイッチング素子が切り換えられ、蓄電装置27は充放電回路29や回路35を介して商用電源17と電気的に接続する状態となる。そして、商用電源17から供給される電力の少なくとも一部が蓄電装置27に充電される。
また充放電回路29は、PWM制御(Pulse Width Modulation)などによって、充電および放電のオン/オフを切り換える制御を行う。一例としてPWM制御を行う場合は一定周期内におけるパルスのデューティ比を適宜変更することにより、蓄電装置27に充電される電力の大きさおよび蓄電装置27から放電される電力の大きさを適切に調整できる。充放電制御部31は充放電回路29の上流に設けられており、充放電回路29の動作を制御する。
ここで、充放電制御部31および充放電回路29によって、蓄電装置27からの放電および蓄電装置27に対する充電を制御する構成について説明する。充放電制御部31は、電圧検出部23から送信されるコンデンサ21の電圧Vcの高さに基づいて、充放電回路29に対して異なる制御信号を送信する。
実施例において、充放電制御部31は、コンデンサ21の電圧Vcと予め定められた第1設定値V1とを比較することにより、放電モードのオン/オフを切り換える制御を行う。また充放電制御部31は、コンデンサ21の電圧Vcと予め定められた第2設定値V2とを比較することにより、充電モードのオン/オフを切り換える制御を行う。なお、第2設定値V2は第1設定値V1より高い値とする。
さらに本実施例に係る充放電制御部31は、充放電回路29における切り換え動作を制御することにより、コンデンサ21の電圧Vcの高さが予め定められた第3設定値に近づくようにフィードバック制御する構成を有している。本実施例において、第3設定値はV3に定められているものとする。第1設定値V1、第2設定値V2、第3設定値V3の高さは、X線装置1の条件に応じて適宜設定および変更を行うことができる。X線装置1の条件の例としては、商用電源17の電源容量、蓄電装置27の容量、X線照射条件などが挙げられる。X線照射条件の例としては管電圧および管電流の大きさ、並びにX線を照射するタイミングなどが挙げられる。
以下、実施例において充放電制御部31が充放電回路29を制御する構成について、図2のフローチャートを用いて説明する。
まず、商用電源17が電源装置7と接続されている状態において(ステップS100)、電圧検出部23によってコンデンサ21の電圧Vcが検出される(ステップS101)。検出された電圧Vcの情報は充放電制御部31へ送信される。充放電制御部31は、電圧Vcと第1設定値V1とを比較する(ステップS102)。
ステップS102において、コンデンサ21の電圧Vcが第1設定値V1以下であると判断された場合、充放電回路29が放電モードとなるように、充放電制御部31は充放電回路29を制御する(ステップS103)。放電モードに制御された場合、充放電回路29は蓄電装置27およびコンデンサ21が電気的に接続されるように、充放電回路29のスイッチング素子を切り換える。
放電モードにおけるスイッチング素子の切り換えにより、商用電源17に対して蓄電装置27が並列に接続される。その結果、蓄電装置27から供給される電力をコンデンサ21へと蓄電させることが可能となるので、放電モードでは図4(a)に示すように、商用電源17と蓄電装置27との両方による電力供給が可能となる。商用電源17および蓄電装置27による電力供給を行うことによって、X線管3による負荷が大きい状態であってもX線管3の稼働に要する電力を確実に供給することができる。
本実施例では充放電回路29が放電モードに制御されている場合、コンデンサ21の電圧Vcが少なくとも第3設定値V3となるように、充放電制御部31による充放電回路29のフィードバック制御が行われるように構成されている。本実施例において、第3設定値V3は第1設定値V1より小さい値として予め設定されている。すなわちX線管3の負荷が大きくなりコンデンサ21の電圧Vcが第3設定値V3以下になると、充放電制御部31は充放電回路29を制御し、蓄電装置27による放電を行わせる。蓄電装置27による放電が実行されると、蓄電装置27からコンデンサ21に対して電力が供給される。当該電力供給により、コンデンサ21の電圧Vcは第3設定値V3に回復する。電圧Vcが第3設定値より大きくなった場合、蓄電装置27による放電は停止される。
なお放電モードの状態において、充放電制御部31は電圧Vcと第1設定値V1とを適宜比較し、当該放電モードを終了するか否かを判定する(ステップS104)。電圧Vcが第1設定値V1以下である場合、放電モードを継続する。一方、電圧Vcが第1設定値V1より大きくなった場合、充放電制御部31は充放電回路29の放電モードを終了させるよう、充放電回路29を制御する(ステップS105)。放電モードの終了により、充放電回路29は通常モードに移行する(ステップS111)。通常モードについては後述する。
一方、ステップS102においてコンデンサ21の電圧Vcが第1設定値V1より大きいと判断された場合、充放電制御部31は次に電圧Vcと第2設定値V2とを比較する(ステップS106)。本実施例において、第2設定値V2は第1設定値V1より大きい値として予め設定されている。
ステップS106において、コンデンサ21の電圧Vcが第2設定値V2より大きいと判断された場合、充放電回路29が充電モードとなるように、充放電制御部31は充放電回路29を制御する(ステップS107)。充電モードに制御された場合、充放電回路29は商用電源17から蓄電装置27へと電力を供給できるように、充放電回路29のスイッチング素子を切り換える。
充電モードにおけるスイッチング素子の切り換えにより、商用電源17とコンデンサ21との電気的接続を維持しつつ、商用電源17と蓄電装置27とが電気的に接続される。その結果、図4(c)に示すように、商用電源17から供給される電力の一部が蓄電装置27へと充電することが可能となる。すなわち充電モードでは、商用電源17はコンデンサ21を介して高電圧発生部16へと電力を供給しつつ、蓄電装置27に対する充電を行うことが可能となる。
充放電回路29が充電モードに制御されている場合、充放電制御部31はコンデンサ21の電圧Vcと第2設定値V2とを随時比較し、当該充電モードを終了するか否かを判定する(ステップS108)。電圧Vcが第2設定値V2以下となった場合、充放電制御部31は充放電回路29の充電モードを終了させるよう、充放電回路29を制御する(ステップS110)。
本実施例では充電モードにおいて、充放電制御部31はさらに蓄電装置27の電圧Vmと目標値Vtとを随時比較し、当該充電モードを終了するか否かを判定するステップをさらに備えている(ステップS109)。ステップS109はステップS108の上流に設けられている。ステップS109において蓄電装置27の電圧Vmが目標値Vt以上であると判定された場合、コンデンサ21の電圧Vcの大きさとは無関係に充放電回路29の充電モードを終了させるよう、充放電制御部31は充放電回路29を制御する(ステップS110)。すなわち本実施例では、充放電回路29が充電モードに制御されている状態において、蓄電装置27の電圧Vmが目標値Vtより小さく、かつコンデンサ21の電圧Vcが第2設定値より大きい場合に当該充電モードが継続される。
コンデンサ21の電圧Vcが第1設定値V1より大きく、かつ第2設定値V2以下である場合、充放電制御部31は充放電回路29が通常モードとなるよう、充放電回路29を制御する。通常モードにおいて充放電回路29は蓄電装置27からの放電と蓄電装置27に対する充電とのいずれもが不可能となるように、スイッチング素子を適宜切り換える。その結果、図4(b)に示すように、商用電源17から供給される電力は蓄電装置27へ充電されることなく高電圧発生部16へと供給される。また当該通常モードでは、蓄電装置27から高電圧発生部16へと電力が供給されることもなく、商用電源17の電力のみを用いてX線管3が稼働される。
<動作の説明>
ここで実施例に係るX線装置1および電源装置7における電力供給の制御について、図面を用いて説明する。図3は、コンデンサ21の電圧Vcと経過時間との関係を示すグラフ図である。第1設定値V1、第2設定値V2、および第3設定値V3の各々は予め設定されているものとする。
まず、初期状態における電源装置7の制御について説明する。初期状態(t=0)において、X線装置1および電源装置7は商用電源17と接続され(ステップS100)、コンデンサ21の電圧Vcは上限値Vfにまで達している。すなわち、電圧Vcは第2設定値V2より高い状態となっている。
コンデンサ21の電圧Vcは電圧検出器23によってリアルタイムで検出されており(ステップS101)、検出された電圧Vcの情報は充放電制御部31へ逐次、送信される。
コンデンサ21の電圧Vcが第2設定値V2よりも高い場合、充放電制御部31の判定により(ステップS106)、充放電回路29は充電モードとなるよう制御される(ステップS107)。当該制御により、商用電源17から蓄電装置27に対する充電が可能となる。本実施例では当該充電モードの状態において、蓄電装置27の電圧Vmが目標値Vtより小さい場合、充電モードが維持されて蓄電装置27に対する充電が実際に行われる。
蓄電装置27に対する充電が実行されると、図4(c)に示すように、商用電源17から電源装置7へと供給される電力Paの一部、すなわち電力Pcが充放電回路29を介して蓄電装置27へと充電される。そして電力Paと電力Pcとの差がコンデンサ21へと蓄電される。コンデンサ21に蓄電されている電力は、供給電力Pxとして高電圧発生部16へと供給される。図4(c)に示される状態において、商用電源17のみが高電圧発生部16に対する電力供給源となる。
次に、X線照射を開始した後における電源装置7の制御について説明する。操作者は所定のX線照射条件を入力部13に入力し、図3においてt1で示される時点においてX線照射を開始させる。X線照射の開始により、商用電源17からコンデンサ21を経由して高電圧発生部16へ電力が供給され、高電圧発生部16から印加される管電圧によりX線管3からX線が照射される。照射されたX線は、図示しない被検体を透過してX線検出器9に検出される。X線を検出したX線検出器9から発信されるX線検出信号に基づいて、画像生成部11は被検体のX線画像を生成する。
X線管3からX線を照射させることにより電力が消費され、コンデンサ21の電圧Vcが低下していく。そして図3においてt2で示される時点において、コンデンサ21の電圧Vcは第2設定値であるV2以下となる。第2設定値以下となった電圧Vcの情報は、電圧検出部23から充放電制御部31へ送信される(ステップS108)。コンデンサ21の電圧VcがV2以下となることにより、充放電制御部31は充放電回路29を制御して充電モードを終了させる(ステップS110)。
コンデンサ21の電圧Vcが第1設定値であるV1より高く、かつ第2設定値であるV2以下であると充放電制御部31が判定した場合、充放電回路29が通常モードの状態となるように、充放電制御部31は充放電回路29を制御する(ステップS111)。
なお、充放電制御部31にはコンデンサ21の電圧Vcの情報とともに蓄電装置27の電圧Vmに関する情報も随時送信されている。そして、充放電制御部31は蓄電装置27の電圧Vmと目標値Vtとを随時比較する(ステップS109)。コンデンサ21の電圧VcがV2より大きい場合であっても、蓄電装置27の電圧Vmが目標値Vt以上となった場合、蓄電装置27に対する充電をこれ以上行う必要がないと判断され、充電モードは終了される(ステップS110)。そして充電モードが終了した場合、通常モードへと移行する(ステップS111)。
通常モードとする制御が行われることにより、電源装置7は図4(b)に示される状態に切り換えられる。すなわち、商用電源17から蓄電装置27に対する充電が停止する。また蓄電装置27からの放電、すなわち蓄電装置27からコンデンサ21に対する電力供給も停止された状態となっている。
そのため、商用電源17から電源装置7へと供給される電力Paのみがそのままコンデンサ21へと蓄電される。そしてコンデンサ21から出力される供給電力Pxが、高電圧発生部16へと供給される。図4(c)に示される状態と同様に、図4(b)に示される状態においても商用電源17のみが、X線管3によるX線照射に必要な電力の供給源となる。図4(b)または図4(c)に示されるような、商用電源17のみがX線照射に要する電力の供給源となっている状態は、本発明における第1状態に相当する。
通常モードでは充電モードと異なり蓄電装置27への充電が行われないように回路が切り換えられている。そのため、商用電源17からコンデンサ21へと供給可能な電力量が、通常モードでは充電モードよりも大きくなる。そのため、通常モードでは商用電源17のみを電力供給源として蓄電装置27の電力消費を回避しつつ、充電モードと比べてより大きなX線管3の負荷に対応できる。
X線照射がなおも続行されると、コンデンサ21の電圧Vcはさらに低下していく。そして図3においてt3で示される時点において、コンデンサ21の電圧Vcは第1設定値V1以下となる。第1設定値以下となった電圧Vcの情報は、電圧検出部23から充放電制御部31へ送信される(ステップS102)。
そして、コンデンサ21の電圧Vcが第1設定値V1以下であると充放電制御部31が判定した場合、充放電回路29が放電モードの状態となるよう、充放電制御部31は充放電回路29を制御する(ステップS103)。放電モードとする制御を行うことにより、蓄電装置27からコンデンサ21に対する電力供給が可能となる。
放電モードの状態において、コンデンサ21の電圧Vcが少なくとも第3設定値となるようにフィードバック制御が行われる。すなわちさらに電力が消費されていき、そして図3においてt4で示される時点において、コンデンサ21の電圧Vcが第3設定値V3以下になると、蓄電装置27からコンデンサ21に対する電力供給が実際に行われる。
蓄電装置27からコンデンサ21に対する電力供給を実行するように充放電制御部31が充放電回路29を制御することによって、電源装置7は図4(a)に示される状態となる。すなわち、蓄電装置27から電力Pbが放電されてコンデンサ21へと蓄電される。このとき、商用電源17とコンデンサ21との電気的接続も維持されているので、商用電源17から電源装置7へと供給される電力Paもあわせてコンデンサ21へと蓄電される。
そしてコンデンサ21に蓄電された電力が供給電力Pxとして、高電圧発生部16へと供給される。ステップS104に係る制御が行われることにより、商用電源17および蓄電装置27が高電圧発生部16に対する電力の供給源となる。すなわち、X線管3によるX線照射に必要な供給電力Pxの大きさと比べて、商用電源17の供給電力Paでは不足する場合に、コンデンサ21の電圧Vcの検出結果に応じて蓄電装置27から電力Pbを供給させることによって自動的に不足分を補う。
そのため、供給電力Pxがより大きくなる場合であっても、商用電源17から供給される電力Paの大きさは変わらず一定とすることができる。図4(a)に示されるような、商用電源17および蓄電装置27がX線管3に必要な電力の供給源となっている状態は、本発明における第2状態に相当する。
充放電回路29は、PMW制御などによりスイッチング素子の切り換えを適宜調節することにより、蓄電装置27から供給される電力Pbの量を調整して電圧Vcを第3設定値であるV3に近づける。電圧Vcの情報は再度充放電制御部31へ送信され、充放電制御部31は再び電圧Vcの値がV3に近づくよう、充放電回路29におけるスイッチング素子の切り換えを制御する。フィードバック制御を行うことにより、コンデンサ21の電圧Vcは第3設定値V3となるよう安定に維持される(図3、時刻t4~t5)。従って、コンデンサ21の電圧Vcが過度に低下する事態を回避できる。
次に、X線照射を停止した場合における、電源装置7による電力供給の制御について説明する。所望のX線画像を取得した後、図3においてt5で示す時点においてX線照射を停止させる。X線照射の停止によりX線管3などにおける負荷がなくなり、電力消費量もゼロとなる。そのため、コンデンサ21には商用電源17などから供給される電力が蓄電されていき、コンデンサ21の電圧Vcが上昇する。すなわち、t5で示す時点において電圧Vcは第3設定値V3より大きくなる。電圧Vcが第3設定値V3より大きく第1設定値V1以下である場合、充放電回路29は放電モードを維持しつつ、蓄電装置27からコンデンサ21に対する電力供給を停止させる(図3、時刻t5~t6)。
さらに電圧Vcが上昇することにより、図3においてt6で示される時点において、コンデンサ21の電圧Vcは第1設定値V1より高くなる。電圧Vcが第1設定値V1より高いことを充放電制御部31が検知すると(ステップS104)、充放電制御部31は充放電回路29の放電モードを終了させる(ステップS105)。充電モードが終了することにより、充放電回路29は通常モードへと移行する(ステップS111)。そして電圧Vcが第1設定値V1より高く、かつ第2設定値V2以下である場合は当該通常モードが維持される(図3、時刻t6~t7)。通常モードでは蓄電装置27に対する充電も蓄電装置からの放電も停止されているので、商用電源17から供給される電力Paはそのままコンデンサ21を介して高電圧発生部16へと供給される(図4(b))。
電圧Vcがさらに上昇することにより、図3においてt7で示される時点において、コンデンサ21の電圧Vcは第2設定値V2より高くなる。電圧Vcが第2設定値より高いことを充放電制御部31が検知すると(ステップS106)、充放電制御部31は充放電回路29を充電モードとなるように制御する(ステップS107)。充電モードとする制御を行うことにより、商用電源17から供給される電力の少なくとも一部を蓄電装置27に対して供給することが可能となるよう、充放電回路29が切り換えられる。
蓄電装置27はX線照射に要する電力を補うべく、既に電力を消費している。充電モードの状態において蓄電装置27の電圧Vmが目標値Vtより小さい場合、商用電源17から蓄電装置27に対する充電が実際に行われる。商用電源17から蓄電装置27に対する充電を実行するように充放電制御部31が充放電回路29を制御することによって、電源装置7は図4(c)に示される状態となる。すなわち、商用電源17から蓄電装置27に対して電力Pcが充電され、後に負荷が高いX線照射が実行される事態に備えることができる。
なお、商用電源17から蓄電装置27に対する充電によって蓄電装置27の電圧Vmが目標値Vt以上となった場合、当該電圧Vmの情報は充放電制御部31によって検知される(ステップS109)。この場合、これ以上の充電は不要であるので、コンデンサ21の電圧Vcの大きさとは無関係に充放電制御部31は充電モードを終了させるよう、充放電回路29を制御する(ステップS110)。充電モードの終了により、充放電回路29は通常モードへと移行する(ステップS111)。通常モードへと移行することにより、電源装置7は図4(b)で示される状態となる。以上のように、X線照射の前後において、電源装置7における電力供給の制御が行われる。
<実施例の構成による効果>
実施例に係る電源装置7では、コンデンサ21の電圧Vcに基づいて、高電圧発生部16に対する電力供給源を自動的に適宜切り換える。すなわち、予め定められた第1設定値V1と電圧Vcとを逐次比較し、電圧VcがV1以下となった場合には図4(a)に示されるように、充放電制御部31は充放電回路29を切り換える制御を行い、商用電源17および蓄電装置27の両方から高電圧発生部16へと電力を供給できる状態にする。一方、電圧VcがV1より高い場合は図4(b)または図4(c)に示されるように、充放電制御部31は充放電回路29を切り換え、商用電源17のみから高電圧発生部16へと電力を供給できる状態にする。
図4(a)に示されるような充放電回路29の制御は、コンデンサ21の電圧Vcが低い状態、すなわちX線管3および高電圧発生部16による負荷が高い状態において行われる。この場合、高電圧発生部16が必要とする供給電力Pxに比べて商用電源17が供給できる電力Paは不足しているので、比較的電気容量が高い蓄電装置27から放電され、当該不足分を補うように電力Pbが高電圧発生部16に供給される。従って、一例としてX線撮影時など、高電圧発生部16などにおける負荷が高い状態であっても蓄電装置27からの大きい電力を用いてX線を好適に発生させることができる。
また本発明の構成では、負荷が高い状態において、蓄電装置27のみならず商用電源17からも電力を供給させる。そのため、蓄電装置の供給電力のみを用いる従来構成と比べて、本発明の構成では商用電源からも電力を供給できるので、蓄電装置27から供給すべき電力を小さくできるという効果、および供給電力Pxを向上できるという効果を得ることができる。すなわち、蓄電装置27の負担を低減および小型化を実現できる。また、高電圧発生部16に対する供給電力Pxの電力量を向上させ、より高出力のX線照射を行うことも可能となる。
また実施例に係る電源装置7では、コンデンサ21の電圧Vcの高さを基準として蓄電装置27に対する充電のオン/オフを自動で切り換える制御も行う。すなわち、予め定められた第2設定値V2と電圧Vcとを逐次比較し、電圧VcがV2より高い場合には充放電制御部31は充放電回路29を充電モードに切り換える制御を行う。充電モードの状態では、図4(c)に示されるような、商用電源17から蓄電装置27に対して充電が可能となる。一方、電圧VcがV2以下である場合は充放電回路29を通常モードに切り換える制御を行う。通常モードでは図4(b)に示されるように、蓄電装置27に対する充電が行われない。
図4(c)に示されるような充放電回路29の制御は、コンデンサ21の電圧Vcが非常に高い状態、すなわちX線管3および高電圧発生部16による負荷が非常に低い状態において行われる。従って、商用電源17の電源容量が小さい場合であっても、さらにその一部の電力を用いて好適にX線を発生させることができる。また、商用電源17から電源装置7へ供給される電力のうち、余剰となった電力を電力Pcとして蓄電装置27へと充電できる。そのため、予め蓄電装置27を充電することによって、X線管3および高電圧発生部16における負荷が高くなるような事態に備えることができる。
図4(b)に示されるような充放電回路29の制御は、コンデンサ21の電圧Vcがある程度高い状態において行われる。この場合、商用電源17から蓄電装置27に対する充電が不可能となっているので、高電圧発生部16などによる負荷が比較的高い場合であっても電源容量が低い商用電源17のみを電力供給源としてX線を発生させることができる。その結果、蓄電装置27の電力を無用に消費することを回避できるので、電源装置7に内蔵される蓄電装置27が比較的小型であってもX線装置1に適用できる。
実施例ではコンデンサ21の電圧Vcの高さを随時検出することにより、コンデンサ21の充電および放電を制御する。すなわち、電圧Vcを検出する電圧検出部23および充放電制御部31によって、電源装置7から高電圧発生部16に対する電力の供給源が自動的に切り換えられる。そのため、高電圧発生部16などにおける負荷を検知して手動で電力供給源を切り換える、などの操作を操作者が行う必要がなくなるので、操作者の負担を大きく軽減できる。
また、電圧Vcを検出する構成があれば、電力供給源を切り換える本発明の構成を実現できるので、高電圧発生部16やX線管3の消費電力を検出する構成など、他の検出装置を配設する必要がない。よって、X線装置1の構成や充放電制御部31における演算内容を単純化できるので、装置の小型化および低コスト化を容易に実現できる。
次に、本発明において行われるフィードバック制御の効果について説明する。本発明の構成では、所定の条件下でフィードバック制御を行うことにより、コンデンサ21の電圧Vcを安定的に第3設定値V3とすることができる。そのため、X線照射を継続することによってコンデンサ21の電圧Vcが必要以上に低下する事態を回避できる。また、第3設定値であるV3の値は商用電源17の電流の上限値や所望のX線照射条件などに応じて、適切な値を予め定めることができる。よって、商用電源17の電流の上限値が低いためにX線出力に制限がかかるといった事態を回避できる。
ここで、フィードバック制御の効果について、さらに説明する。図4(a)に示される状態において、商用電源17および蓄電装置27によるハイブリッド電力供給により、高電圧発生部16へ電力が供給される。そのため、ハイブリッド電力供給が行われている図4(a)の状態において、高電圧発生部16に対する供給電力Pxと、商用電源17が供給する電力Paおよび蓄電装置27が供給する電力Pbとの間には、下の(1)で示される式が成立する。
Px=Pa+Pb ……(1)
また、電力Paを供給する商用電源17における電流をIa、電圧をVaとすると、次の(2)で示される式が成立する。
Pa=Ia×Va ……(2)
さらに、商用電源17の電圧Vaとコンデンサ21の電圧Vcとの差分は、商用電源17における電流Iaと比例する。よって、定数kを用いることにより、次の(3)で示される式が成立する。
Ia=k(Va-Vc) ……(3)
上述の(1)~(3)で示される式により、供給電力Pxが一定である場合、蓄電装置27から放電される電力Pbを上げることにより、商用電源17から供給される電力Paの量を低く抑えることができる。また、コンデンサ21の電圧Vcを高くすることにより商用電源17の電流Iaは減少し、結果として商用電源17から供給される電力Paも減少する。フィードバック制御により電圧Vcの変動を防止して安定にV3の値とすることにより、商用電源17による電力Paおよび電流Iaも安定化させることができる。
図5(a)は、高電圧発生部16に対する供給電力Pxおよび商用電源17の電流Iaの関係を検証した実験結果を示すグラフ図である。点線K1は、常に商用電源17のみから高電圧発生部16に電力を供給する構成における結果を示している。実線K2は、本願発明に係る、高電圧発生部16による負荷が大きい場合には商用電源17と蓄電装置27とのハイブリッド電力供給に切り換える構成における結果を示している。
常に商用電源17のみから高電圧発生部16に電力を供給する場合、点線K1で示されるように、高電圧発生部16へ供給する供給電力Pxの大きさと比例して、商用電源17の電流Iaを大きくする必要がある。商用電源17の規格上、電流Iaの上限は比較的低いので、必然的に供給電力Pxの上限値も低くなる。
一方、本願の構成では充放電回路29におけるスイッチング素子を適宜切り換えることにより、必要な供給電力Pxと比べて商用電源17の電力Paでは不足する分の電力量を、蓄電装置27から適宜供給させる。すなわち実線K2で示されるように、供給電力Pxの量が大きくなっても、蓄電装置27から供給される電力Pbが大きくなるように制御されるので、商用電源17における電力Paおよび電流Iaが所定値Sより大きくなることを回避できる。
従って、本願発明の構成では商用電源17の電流の上限値が低い場合であっても、当該上限値に影響を受けることなく、供給電力Pxの出力を大きく向上できる。また、蓄電装置27による電力の供給が行われると、フィードバック制御も開始されて電圧Vcは安定に第3設定値V3となる。その結果、商用電源17の電流Iaをより確実に一定の値Sとすることができるので、電流Iaや電力Paの変動を防止できる。
また、電流Iaがとる最大値に相当する所定値Sは、電圧Vcの第3設定値の大きさによって適宜変更できる。図5(b)は、第3設定値として設定される値を変更した場合の効果を示すグラフ図である。符号F1~F3で示される各々の実線は、第3設定値として設定される値をVc1、Vc2、Vc3とした場合における、商用電極17の電流Iaと高電圧発生部16に供給される供給電力Pxとの関係を示している。なお、Vc1<Vc2<Vc3であるものとする。
上述の(3)の式で示したように、供給電力Pxが一定である場合、コンデンサ21の電圧Vcを高くすると商用電源17の電流Iaは低くなる。そのため、第3設定値として設定される値をVc1、Vc2、Vc3とした場合における、所定値Sの値をそれぞれSc1、Sc2、Sc3とすると、Vc1<Vc2<Vc3である場合、Sc1~Sc3の関係はSc1>Sc2>Sc3となる。
従って、X線装置1に接続する商用電源17として、電流Iaの上限値が低い商用電源17を用いる場合であっても、第3設定値として設定される値を予めより大きい値とすることにより、電流Iaがとり得る最大値を低く抑えつつ、十分に高い供給電力Pxを高電圧発生部16へと供給できる。よって、商用電源17の電流の上限が低いことに起因して、X線の出力限界値が低くなるという事態を回避できる。
図4(c)で示すような、商用電源17と蓄電装置27とのハイブリッド電力供給を行う状態において、第3設定値として設定される値が高いほど、商用電源17の電流を抑えつつX線出力を向上できるという効果は高くなる。従って、当該効果を最大にするという観点から、第3設定値V3は第1設定値V1と等しいことがより好ましい。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例において、第1設定値V1と第2設定値V2について、第1設定値より高い別の値として第2設定値を定めているが、第1設定値V1と第2設定値V2とは同じ値Nであってもよい。このような変形例において、充放電制御部31はコンデンサ21の電圧Vcと値Nとを比較する。そして電圧VcがN以下である場合、充放電回路29は放電モードとなるように制御される。すなわち図4(a)に示すように、蓄電装置27からの電力供給が可能となる。その結果、蓄電装置27と商用電源17の各々が高電圧発生部16に対する電力供給源となる状態に切り換えられる。
電圧VcがNより高い場合、充放電回路29は充電モードとなるように制御される。すなわち図4(c)に示すように、商用電源17から高電圧発生部16および蓄電装置27の各々に対する電力供給が可能となる。その結果、商用電源17のみが高電圧発生部16に対する電力供給源となる状態に切り換えられ、さらに商用電源17から蓄電装置27へと電力Pcが充電される。このような変形例に係る構成では、充放電制御部31が充放電回路29のスイッチング素子を切り換える閾値が1つとなるので、充放電制御部31による制御をより単純化できる。
(2)上述した実施例および変形例では、予め第1設定値V1と第2設定値V2とを設定したが、第2設定値V2を設定しなくともよい。すなわち、第1設定値V1と電圧Vcを比較して蓄電装置27からの放電のオン/オフを切り換える制御を行う一方、蓄電装置27に対する充電の制御を行わなくともよい。
このような変形例に係る構成では、電圧Vcが第1設定値以下である場合は放電モードの状態となるように充放電回路29を切り換え、商用電源17および蓄電装置27の両方から電力を供給できる状態とする。一方、電圧Vcが第1設定値より高い場合は通常モードとなるように充放電回路29が切り換えられ、商用電源17のみを電力供給源とする状態に制御する。第2設定値を設定しない当該変形例では、蓄電装置27に対する充電に必要な構成を適宜省略できる。
(3)上述した実施例および変形例では、コンデンサ21の電圧Vcの高さに基づいて高電圧発生部16に対する電力供給源を自動的に切り換える構成を有するが、これに加えて、入力部13を操作するなどの動作によって、操作者が手動で電力供給源を切り換える構成を備えてもよい。この場合、充放電制御部31の制御によって切り換えられた電力供給の状態を、操作者の判断で強制的に再度切り換えることができる。
(4)上述した実施例および変形例において、ステップS109は省略してもよい。すなわち、コンデンサ21の電圧Vcのみに基づいて、充電モードの継続または終了を判定する構成であってもよい。このような変形例では、充電モードにおいて充放電制御部31はコンデンサ21の電圧Vcと第2設定値V2とを随時比較し、当該充電モードを継続するか否かを判定する。そしてコンデンサ21の電圧Vcが第2設定値V2より大きい場合、充電モードを継続する。一方、電圧Vcが第2設定値V2以下となった場合、充放電制御部31は充放電回路29の充電モードを終了させるよう、充放電回路29を制御する(ステップS110)。このような変形例では、蓄電装置27の電圧Vmを随時検出する蓄電圧検出部を省略できるので、電源装置7の構成をより単純化できる。
(5)上述した実施例および変形例において、第3設定値V3は第1設定値V1と等しくともよい。この場合、コンデンサ21の電圧VcがV1以下となった場合は放電モードに移行するとともに蓄電装置27からコンデンサ21に対する放電を実行させる。当該放電によってコンデンサ21に電力が供給され、電圧Vcは第3設定値V3と等しい第1設定値V1へとフィードバック制御されることとなる。このように、放電モードへ移行するタイミングと蓄電装置27からの実際に放電させるタイミングとが同じになるように電源装置7を構成させてもよい。
1 …X線装置
3 …X線管
7 …電源装置(X線管用電源装置)
9 …X線検出器
16 …高電圧発生部
17 …商用電源
21 …コンデンサ
23 …電圧検出部
27 …蓄電装置
29 …充放電回路
31 …充放電制御部
33 …回路(第1回路)
35 …回路(第2回路)

Claims (6)

  1. 蓄電部と、
    X線管に高電圧を印加する高電圧発生部へ供給される電力を蓄電するコンデンサと、
    商用電源から供給される電力を前記コンデンサに蓄電させる第1回路と、
    前記蓄電部から放電された電力を前記コンデンサに蓄電させる第2回路と、
    前記コンデンサの電圧を検出する電圧検出部と、
    前記蓄電部からの放電のオン/オフを切り換える切り換え部と、
    前記電圧検出部が検出した前記コンデンサの電圧が所定の第1設定値より高い場合は前記商用電源のみから前記コンデンサに電力が供給される第1状態となり、前記電圧検出部が検出した前記コンデンサの電圧が前記第1設定値以下である場合は前記商用電源および前記蓄電部の各々から前記コンデンサに電力が供給される第2状態となるように、前記切り換え部による前記蓄電部からの放電のオン/オフを制御する切り換え制御部と、
    を備えることを特徴とするX線管用電源装置。
  2. 請求項1に記載のX線管用電源装置において、
    前記商用電源から供給される電力を前記蓄電部へと充電させる充電回路を備え、
    前記切り換え部は、前記充電回路を介した前記蓄電部への充電のオン/オフを切り換える構成をさらに有し、
    前記切り換え制御部は、前記コンデンサの電圧が前記第1設定値以上の値である第2設定値より高い場合は前記蓄電部への充電がオンとなるように前記切り換え部を制御し、前記コンデンサの電圧が前記第2設定値以下である場合は前記蓄電部への充電がオフとなるように前記切り換え部を制御する
    ことを特徴とするX線管用電源装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のX線管用電源装置において、
    前記切り換え制御部は、前記コンデンサの電圧を所定の第3設定値に近づけるようにフィードバック制御を行う
    ことを特徴とするX線管用電源装置。
  4. 請求項3に記載のX線管用電源装置において、
    前記第3設定値は、前記第1設定値と等しい
    ことを特徴とするX線管用電源装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のX線管用電源装置において、
    前記蓄電部は、バッテリー、電気二重層キャパシタ、および大容量キャパシタのうち少なくとも一つを含む構成である
    ことを特徴とするX線管用電源装置。
  6. 被検査対象にX線を照射するX線管と、
    前記被検査対象を透過した前記X線を検出してX線検出信号を出力するX線検出手段と、
    前記X線検出信号を用いてX線画像を生成する画像生成手段と、
    前記X線管に電力を供給する電力供給手段と、
    を備え、
    前記電力供給手段は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のX線管用電源装置である
    ことを特徴とするX線装置。
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