JP2014111032A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スタートスイッチの操作後、前記各回転リール40にそれぞれ配置されている所定の図柄を、隣接する回転リールの同じ図柄と所定の態様で並列させ、この並列している前記図柄の並列態様を前記図柄表示窓13の枠内に表示させるように前記各回転リールの回転態様を変更させると共に、前記回転態様の変更中に前記スタートスイッチ30、前記ストップスイッチ50を含むあらかじめ設定された所定の操作スイッチが操作された場合には、前記各回転リールを定常回転に移行させる。
【選択図】 図6
Description
一方、パチンコ遊技機においては、可変表示装置を用いてリーチ状態を表示することが行われており、例えば特許文献2には、回転リールの同一図柄を揃えた状態で同一転速度で回転させる技術が開示されている。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(特徴点)
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、複数の駆動モータ(リールモータM1、M2、M3)にそれぞれ軸着され、表面に複数の図柄が表示された複数の回転リール(40)と、前記複数の駆動モータを駆動させ前記回転リール(40)の回転を開始させるためのスタートスイッチ(30)と、前記駆動モータを駆動停止させ回転中の前記回転リール(40)を個々に停止させるためのストップスイッチ(50)と、前記複数の回転リール(40)の図柄を正面側から視認可能とする図柄表示窓(13)と、前記駆動モータの回転開始前に、複数の図柄の組み合わせからなる当選役について当選判定の抽選を行うための当選抽選手段(110)と、前記スタートスイッチ(30)の操作に基づき、前記複数の駆動モータを駆動開始させ前記回転リール(40)の回転を制御するためのリール回転制御手段(120)と、前記回転リール(40)の回転中において回転リール(40)に表示されている図柄の位置を判定するための図柄検知手段(インデックスセンサ60A、図柄判定手段131)と、前記複数の駆動モータが駆動開始し全ての前記回転リール(40)が予め定められた定常回転速度に達した場合に、前記当選判定の抽選結果及び前記図柄検知手段の判定及び前記ストップスイッチ(50)の操作に基づき、前記複数の駆動モータの駆動を停止させて前記回転リール(40)の回転停止を制御するためのリール停止制御手段(130)とを少なくとも備え、回転停止した前記複数の回転リール(40)の、前記図柄表示窓(13)から視認可能な停止図柄が、予め定められた配列となった場合に入賞となる遊技機に係る。
前記「図柄検知手段」は、回転リール(40)の回転を検知するためのインデックスセンサ(60A)と、このインデックスセンサ(60A)の検知信号と、前記駆動モータとしてのステッピングモータの回転ステップ数に基づいて、回転リール(40)の回転角度を割り出し、回転リール(40)の表面に表示されている図柄の現在位置を特定可能な図柄判定手段(131)とすることができる。
前記リール停止制御手段(130)は、前記回転リール(40)の停止制御を行うためのものである。停止制御とは、当選役の抽選の抽選結果に応じて、所定位置に停止させてはいけない図柄を停止させないように「蹴飛ばし」を行うと共に、所定位置に停止させてもよい図柄を極力その位置に停止させるように「引き込み」を行うことである。すなわち、前記ストップスイッチ(50)の操作時に、当選判定の抽選結果が「ハズレ」の場合にはいかなる当選図柄も有効ライン上に揃わないように、当選判定の抽選結果が所定の当選役に当選(当たり)の場合には当該当選図柄が極力有効ライン上に揃うように、各駆動モータに駆動停止信号を出力する時間を遅らせる制御を行うものである。
そして「所定の態様で並列するよう・・・回転態様を変更」とは、具体的には、回転リール(40)の停止時における図柄の現在位置を記憶しておき、各回転リール(40)の特定図柄が揃うように、各回転リール(40)の回転開始タイミングを異ならせることや、停止図柄の記憶又はリール回転開始後のスタートインデックスの検知により図柄の現在位置特定し、特定図柄が並列するように回転中の駆動モータの加速度を変化させて回転リール(40)回転速度を変化させることを含む。
本発明においては、並列させる所定の図柄(リール上に複数配置されている場合にはその中のいずれか)の現在位置を特定し、各回転リール(40)における所定の図柄の距離(差コマ数)を把握し、差コマ数に応じた回転開始順番や回転開始時及び回転開始後の加速度設定を予め規定した回転態様決定テーブル(スタートタイミングテーブル、加速度設定テーブル)を用いて決定することができる。リール回転制御手段(120)は、配列表示制御手段(144)の決定した回転態様に従って、各回転リール(40)を回転開始させる。
また、回転開始又は回転中の回転態様変更によって、結果として所定の図柄が並列状態となればよく、必ずしも揃えようとする図柄の現在位置を特定する必要はない。例えばリールの図柄配置を上記したように形成した場合、複数の回転リール(40)のスタートインデックスの位置を合致させるように各回転リールの回転態様を変更すれば、結果として特定の図柄が並列することとなる。
(図面の説明)
図1乃至図11は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1はスロットマシン10の外観正面図、図2はスロットマシン10の入力、出力、制御を示すブロック図、図3乃至図8はスロットマシン10の作動を示す流れ図、図9は回転リール40の図柄配置を示す図、図10及び図11は回転リール40の回転に伴う図柄の移動を示す説明図である。
スロットマシン10は、図1に示すように、四角箱状の筐体11を有する。この筐体11には、遊技者側に向かって臨む表示窓12が形成されており、さらに表示窓12には、3個の回転リール40(41,42,43)の図柄を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。そして、スロットマシン10の略中央端部には、メダル投入口14が設けられている。
スロットマシン10の内部には、ホッパーユニット65と、スロットマシン10の全体の動作を制御するための制御装置20が内蔵されている。
(制御装置20)
上記制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。ここでCPUは、一個に限定されず、二個以上のCPUで制御するようにしてもよい。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成してもよい。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を構成する。
(2)演出制御装置22
遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。演出制御装置22は、遊技制御装置21からの出力信号、スタートスイッチ30等の操作手段の操作信号に基づいて、ランプ68やスピーカ69等の演出表示装置66を制御するためのものである。
ここで、制御装置20を、主制御装置と、主制御装置からの信号を受信して作動する副制御装置とから構成し、前記遊技制御装置21を主制御装置に、前記演出制御装置22を副制御装置に配置することができる。このように、遊技を司る制御装置と演出を司る制御装置を別個に形成することにより、演出制御に当てられるメモリを大幅に増やすことができると共に、演出のみを変更することもできる。
上記制御装置20の入力段には、図2に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)投入スイッチ15
(2)ベットスイッチ16
(3)精算スイッチ17
(4)スタートスイッチ30
(5)ストップスイッチ50
(6)インデックスセンサ60A
なお、入力段としては、上記した(1)乃至(6)のパーツに限定されるものではない。
投入スイッチ15は、図1に示すように、メダル投入口14の下方に内蔵された検知センサであって、投入された遊技メダルを検知するためのものである。
(ベットスイッチ16)
ベットスイッチ16は、図1に示すように、図柄表示窓13の下方に位置するボタンスイッチであって、クレジットをメダル投入に代えるためのものである。
ここで、クレジットとは、次遊技以降に使用するためのメダルをあらかじめ遊技機内部に貯留しておくことであり、スロットマシン10は、メダル投入口14から投入され投入スイッチ15を通過した遊技メダル、又は入賞により払い出される遊技メダルを、最大50枚まで、遊技機内部に貯留する扱いができるように形成されている。
精算スイッチ17は、図1に示すように、図柄表示窓13の斜め下方に位置するボタンスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すためのものである。
(スタートスイッチ30)
スタートスイッチ30は、図1に示すように、図柄表示窓13の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の押下を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
また、スタートスイッチ30の筐体内部側には、特に図示しないが、接触により通電する接触センサ、あるいはレバーの押下による揺動を検知する遮光センサが設けられていて、レバー押下が検知されるとともに、当該検知信号が操作信号として制御装置20に出力されるようになっている。そして、本実施の形態においては、スタートスイッチ30の操作により、3個の回転リール40を別々に回転開始させることができる(3個の回転リール40を同時に回転開始させない場合もあることを意味する)ように形成されているが、これについては後述する。
ストップスイッチ50は、リールユニット60の駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図1に示すように、各回転リール40に対応した3個の停止ボタンから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されている。各停止ボタンの筐体内部側には、特に図示しないが、接触により通電する接触センサ、あるいはボタンの押下による移動を検知する遮光センサが設けられていて、ボタンの押下が検知されるとともに、当該検知信号が操作信号として制御装置20に出力されるようになっている。
そして、回転リール40に対応したストップスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。すなわち、右側の停止ボタンの操作により右リール41を停止させることができ、中央の停止ボタンの操作により中リール42を、左側の停止ボタンの操作により左リール41を、それぞれ停止させることができる。
インデックスセンサ60Aは、特に図示しないが、リールユニット60の枠体に設けられた検知部であって、回転リール40の回転を検知するためのものである。
具体的には、インデックスセンサ60Aは、各回転リール40にそれぞれ1個ずつ配置された遮光センサとすることができ、回転リール40に設けられたスタートインデックスが受光部と発光部の間を通過したときに、検知信号を出力可能に形成されている。
(出力段)
前記制御装置20の出力段には、図2に示すように、次のパーツが接続されている。
(2)ホッパーユニット65
(3)定常回転報知部18
(4)演出表示装置66(画像表示部67及びランプ66及びスピーカ69)
なお、出力段としては、上記した(1)乃至(4)のパーツに限定されるものではない。
(リールユニット60)
リールユニット60は、特に図示しないが枠体に固定或いは支持された3個のステッピングモータ(リールモータM1,M2,M3。図2参照)と、各々のリールモータの出力軸に固定された左リール41、中リール42、右リール43(図1参照)の3個の回転リール40から構成されている。具体的には、左リール41はリールモータM1に、中リール42はリールモータM2に、左リール41はリールモータM3に、それぞれ取り付けられている。
各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープとを備えている。このリールテープの外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。そして、スロットマシン10を正面視したとき、図柄表示窓13からは、各回転リール40の図柄がそれぞれ3個ずつ視認できるようになっている。
(ホッパーユニット65)
ホッパーユニット65は、図1に示すように、筐体11の内部に設けられた払い出し装置であって、遊技の結果に基づいて、遊技者にメダルを払い出すためのものである。
(定常回転報知部18)
定常回転報知部18は、回転リール40が定常回転に達した場合に点灯するランプである。
(演出表示装置66)
演出表示装置66は、演出制御装置22の制御により、入賞等を報知させるなど、種々の演出を行うものである。具体的には、演出表示装置66は、画像表示部67及びランプ68及びスピーカ69から構成されている。
画像表示部67は、回転リール40の側方に設けられた窓部であり、LED、ドットマトリックス、液晶画面等を用いて、入賞の報知その他の演出を表示するためのものである。なお、画像表示部67としては上記のものに限られず、例えば演出専用の回転リールを設け、リールの図柄や文字等により演出を表示するようにしても良い。
(遊技制御装置21)
次に、遊技制御装置21について詳述する。
遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。そして、この遊技制御装置21は、次の(1)乃至(8)の手段として機能する。
(1)通常遊技制御手段70
(2)特別遊技制御手段80
(3)当選抽選手段110
(4)リール回転制御手段120
(5)リール停止制限手段130
(6)リーチ演出制御手段140
(7)ホッパー制御手段150
(8)入賞判定手段160
なお、遊技制御装置21としては、上記した(1)乃至(8)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるためのものである。
すなわち、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の押下を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リールモータM1〜M3が駆動して、3個の回転リール40が回転を開始する。
その後、ストップスイッチ50の1個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を3個全て操作し終わると、3個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、図柄表示窓13の有効ライン上に当選図柄が入賞の態様で停止すると、ホッパーユニット65を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
また、抽選結果がいずれかの役に当選となった場合、その当選に対応した当選フラグが成立する。そして、抽選結果が特別当選である場合に、特別当選フラグが成立し、この特別当選フラグ成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄の組み合わせが、予め定められた所定の特別当選図柄44〜46(例えば、有効ライン上に「7」が3個揃うもの)と一致したことを条件に入賞し、遊技者に有利な特別遊技を行わせるように形成されている。
また、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄を有効ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ50のタイミングによるものである。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、190ms以内に回転リール40が停止するように設定されているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのまま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回転リール40の円周上の引き込み可能図柄、例えば停止図柄から連続する4個の引き込み可能図柄の中に、対応する当選図柄が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせて、回転リール40は有効ライン上にその当選図柄を引き込んで停止する。一方、かかる4個の引き込み可能図柄の中に、対応する当選図柄が含まれていないような場合には、有効ライン上にその当選図柄を引き込んで停止することができない。
特別遊技制御手段80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。
上記特別遊技としては、大別すると、次のゲームがある。
(1)特定導入遊技(ビッグボーナスゲーム・以下BBゲームという)
(2)特定遊技(レギュラーボーナスゲーム・以下RBゲーム)
(3)特定当選遊技(ジャックゲーム・以下JACゲームという)
なお、RBゲームは、BBゲーム中に行われる場合と、BBゲーム中でないときにも単独で行われる場合がある。JACゲームは、RBゲーム中に行われるものである。また、特別遊技としては、上記した(1)乃至(3)の遊技に限定されるものではない。
(1)特定導入遊技制御手段
(2)特定遊技制御手段
(特定導入遊技制御手段)
特定導入遊技制御手段は、BBゲームを制御するためのものである。
具体的には、通常遊技において、例えば「7」等の図柄が入賞有効ライン上に3個揃うと、BBゲームに移行する。
BBゲームに移行すると、RBゲームに移行するための特定当選図柄(RB図柄)を揃えることなく、RBゲームが開始される。そして、1回のRBゲームが終了すると、RB図柄を揃えることなく、再びRBゲームが開始される。このようにして、BBゲーム中は、RBゲームが繰り返される。そして、一定枚数のメダルが払い出しされると、実行中のRBゲームが途中であっても、BBゲームは終了するものである。
(特定遊技制御手段)
特定遊技制御手段は、RBゲームを制御するためのものである。
また、上記したように、BBゲーム中においては、前期終了条件に該当していなくても、BBゲーム中の払い出しメダル数が一定枚数に達したときに終了する。
当選抽選手段110は、予め定めた抽選確率に基づいて、当選か否かの当選判定の抽選を行うものである。そして、当選抽選手段110による抽選の結果、所定の当選役に当選である場合に当選フラグが成立し、この当選フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた当選図柄と一致したことを条件に入賞し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
上記当選抽選手段110は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)乱数発生手段111
(2)乱数抽出手段112
(3)当選判定テーブル113
(4)判定手段114
なお、当選抽選手段110としては、上記した(1)乃至(4)に限定されるものではない。
乱数発生手段111は、当選抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で0〜65535)で発生させるものである。
(乱数抽出手段112)
乱数抽出手段112は、乱数発生手段111が発生する乱数を、スタートスイッチ30の操作タイミングで抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
なおここで、「乱数発生手段」としては、ソフト乱数としての平均採中法等で乱数を発生させることができるものの他に、一定範囲の数字を高速で1づつ加算するカウンタを用いて構成することもできる。例えば、0〜16383の範囲の数字を、1秒間に700万回程度順次繰り返すようにしたカウンタが考えられる。そして、「乱数抽出手段」としては、スタートスイッチを押したタイミングでカウンタの数字を読みとることなる。
(当選判定テーブル113)
当選判定テーブル113は、乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域を有するものである。
(判定手段114)
判定手段114は、乱数抽出手段112が抽出した抽出乱数データと、当選判定テーブル113の抽選確率データを基に、乱数発生手段111がとる乱数の全領域中の各当選項目の当選領域からなる当選判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する当選領域に対応する当選を決定するものである。
リール回転制御手段120は、有効なスタートスイッチ30の操作信号に基づいて回転リール40を回転させるとともに、当選判定の抽選結果に基づいて回転リール40の回転開始態様を変更させるためのものである。
そしてリール回転制御手段120は、図2に示すように、以下の(1)乃至(3)の手段を有している。
(1)スタート信号出力手段121
(2)停止操作無効解除手段122
(3)加速度変更手段123
なお、リール回転制御手段120としては、上記以外の手段を有していても構わない。
スタート信号出力手段121は、スタートスイッチ30の操作信号に基づくスタート信号を出力するためのものである。
具体的には、投入スイッチ15が投入メダルを検知した場合、クレジットが「1」以上でベットスイッチ16が操作された場合、及びホッパーユニット65がメダルの払い出し中でないなど、所定の遊技開始条件を満たしている場合において、スタートスイッチ30の操作信号を受信した場合には、各回転リール40のリールモータM1、M2、M3に、同時にスタート信号を出力する。
(停止操作無効解除手段122)
停止操作無効解除手段122は、ストップスイッチ50の操作信号によって回転リール40の回転を停止可能な状態にするためのものである。
ここで、ストップスイッチ50の操作信号は、各回転リール40の回転停止から次遊技において回転リール40が定常回転に達し、かつ所定の遊技制限時間が経過するまでの間は、制御装置20に到達しないように形成されている。すなわち、前記した期間は、ストップスイッチ50が効かない停止操作無効状態となる。これは、ストップスイッチ50の各検知センサと制御装置20とをつなぐ電気的接続経路中に、所定の信号遮断手段(図示せず)を設け、この信号遮断手段が作動しているときにはセンサの検知信号が制御装置20に通達せず、信号遮断手段が非作動のときにはセンサの検知信号が制御装置20に通達するように形成することによって実行可能である。信号遮断手段は、電気回路中に設けた論理回路手段やスイッチ手段であってもよいし、そのようなプログラムを制御装置20に組み込んだものであってもよい。
そして、停止操作無効解除手段122は、全ての回転リール40が定常回転に達し、かつ遊技制限時間が経過した場合には、前記信号遮断手段を非作動状態にさせて、停止操作の無効を解除する。
(加速度変更手段123)
加速度変更手段123は、回転開始する回転リール40又は回転中の回転リール40のリールモータM1〜M3の加速度を変更するためのものである。ここで、リールモータM1〜M3の加速度は、ステッピングモータを駆動させるためのパルス発生装置が出力するパルスの周波数を調節することにより、変更することができる。具体的には、パルス周波数の逓増を緩やかに設定すれば加速度は低くなり、周波数が急増するように設定すれば加速度は高くなる。また、単位時間当たりのパルス周波数を一定にして加速度をゼロにすれば、リールモータM1〜M3は同じ速度で回転する。単位時間当たりのパルス周波数を減じて加速度をマイナスにすれば、リールモータM1〜M3は減速する。
(リール停止制御手段130)
リール停止制御手段130は、当選抽選手段110の抽選結果及び有効なストップスイッチ50の操作タイミングに基づいて、回転リール40の停止を制御するためのものである。
(1)図柄判定手段131
(2)停止データ記憶手段132
(3)ストップ信号出力手段133
なお、リール停止制御手段130としては、上記以外の手段を備えていても構わない。
(図柄判定手段131)
図柄判定手段131は、インデックスセンサ60Aの検知信号に基づいて各回転リール40の図柄の現在位置を、各回転リール40について認識するためのものである。
(停止データ記憶手段132)
停止データ記憶手段132は、ストップスイッチ50の操作信号により回転リール40の回転を停止させるための複数の停止データを記憶しているものである。
停止データとしては、当選図柄引き込み停止データと、ハズレ停止データが設けられている。当選図柄引き込み停止データとは、当選判定の抽選の結果、所定の当選役に当選した場合に、当該当選図柄を所定の有効入賞ライン上に極力停止させる引き込み制御を行うとともに、当該当選図柄以外の図柄を有効入賞ライン上に入賞の態様に停止させない蹴飛ばし制御を行うためのものである。ハズレ停止データとは、有効入賞ライン上に停止する図柄がいかなる入賞の態様にもならないように蹴飛ばし制御を行うためのものである。
(ストップ信号出力手段133)
ストップ信号出力手段133は、停止データに基づいて、リールモータM1、M2、M3を個々に停止させるためのストップ信号を出力するためのものである。ストップ信号は、具体的には、パルス発生装置のパルス出力を停止させるための信号である。
具体的には、ストップ信号出力手段133は、上記した蹴飛ばし及び引き込みが行われるように、ストップスイッチ50の操作信号受信とストップ信号出力のタイミングをずらして、回転リール40が停止するまでの時間を遅らせる。
(リーチ演出制御手段140)
リーチ演出制御手段140は、スタートスイッチ30の操作に基づく回転リール40の回転開始時において、リーチ演出を行わせるためのものである。ここで、リーチ演出とは、各回転リール40に表示されている図柄のうち所定の図柄を、所定の配列、例えば横一直線に並べた状態で、回転リール40を通常の回転速度(定常回転速度)よりも遅い回転速度(低速回転速度)で回転させ、並列状態の図柄が図柄表示窓13の枠内に位置している間に、全ての回転リール40を定常回転に移行させることにより、当選図柄を報知する演出である。
そして、リーチ演出制御手段140は、以下の(1)乃至(5)の手段を有している。
(1)停止図柄記憶手段141
(2)実行決定手段142
(3)位置判定手段143
(4)配列表示制御手段144
(5)定常回転移行制御手段145
なお、リーチ演出制御手段140としては、上記以外の手段を有していても構わない。
停止位置記憶手段141は、前記図柄判定手段131からの停止図柄情報を記憶するためのものである。具体的には、停止位置記憶手段141は、所定位置、例えば図柄表示窓13の上段に位置している回転リール40の図柄を、回転リール40ごとに記憶するためのメモリを備え、図柄判定手段131から停止図柄情報が出力されるたびにメモリに記憶している内容を更新する。
(実行決定手段142)
実行決定手段142は、リーチ演出を実行するか否か、及びリーチ演出の実行パターンを決定するためのものである。
また、リーチ演出を実行すると決定した場合には、リーチ演出の実行パターンを、当選抽選手段110の当選判定の抽選結果に基づいて決定する。すなわち、当選判定の抽選の結果、所定の当選役が当選した場合には、当選役を報知するパターン(パターンA)の実行を決定し、抽選結果がハズレの場合には、当選役を報知しないパターン(パターンB)の実行を決定する。なお、パターンA、Bの詳細については後述する。
位置判定手段143は、停止図柄記憶手段141の記憶している停止図柄情報をもとに、各回転リール40に表示されている図柄のうち、同一の図柄番号(例えば図柄番号21)の図柄(以下位置決め図柄という)の現在位置を回転リール40ごとに把握するとともに、回転中の回転リール40の所定の当選図柄の現在位置を回転リール40ごとに把握するためのものである。
位置決め図柄の現在位置の特定は、停止図柄情報に係る図柄の図柄番号と位置決め図柄の図柄番号とを対比することにより行う。例えば、停止図柄記憶手段141が、左リール41の図柄表示窓13の上段位置の図柄を図柄番号2と記憶している場合には、左リール41の位置決め図柄は上段位置から反回転方向側2コマ目にあると特定する。また、中リール42の上段位置の図柄を図柄番号20と記憶している場合には、中リール21の位置決め図柄は図柄表示窓13の中段位置にあると特定する。同様に、右リール43の上段位置の図柄を図柄番号19と記憶している場合には、中リール21の位置決め図柄は図柄表示窓13の下段段位置にあると特定する(図10(A)参照)。
(配列表示制御手段144)
配列表示制御手段144は、前記位置判定手段143により特定された図柄位置に基づいて、回転リール40の回転開始態様、すなわち回転開始順番及び回転開始タイミング、又は回転開始時の加速度を決定し、複数の回転リール40を所定図柄が揃った状態(リーチ表示状態)で回転させるためのものである。
具体的には、配列表示制御手段144は、リールモータM1〜M3を駆動開始させるためのスタート信号の出力時期、リールモータM1〜M3を駆動させるためのパルス周波数を決定し、これらの決定に基づいて、リール回転制御手段120が回転リール40の回転開始(リールモータM1〜M3の駆動)を制御するものである。
(1)複数の回転リール40の回転開始タイミングをずらす場合
この制御では、各回転リール40の回転開始順番、回転開始タイミングを決定し、3個の回転リール40の位置決め図柄が横一列に並ぶようにする。
次に、決定された回転開始順番と、各回転リール40の位置決め図柄の位置(前後に回転開始する回転リール40の位置決め図柄と何コマ離れているか)、及び維持させる一定速度(低速回転速度)と一定速度に達するまでの加速度に応じて、回転開始タイミングを決定する。ここで、低速回転速度は、単位時間当たりに回転リール40の図柄が2コマ移動する速さに設定されており、リールモータM1〜M3の駆動開始時の加速度は、駆動開始時から回転リール40の図柄が1コマ移動する間に低速回転に達するような加速度設定とされている(加速度変更手段123にそのような設定が指示される)ものと仮定する。
なお、上記した具体例における回転速度や加速度の設定は説明を簡易にするために単純化したものであり、実際に行われる制御で用いられる数値を示すものではない。
ここで、上記した回転開始のタイミングは、回転開始順番と位置決め図柄の位置(距離)に応じて回転開始のタイミング(何ステップ目にスタート信号を出力するか)が予め定められたスタートタイミングテーブルを用いて決定することができる。この場合、配列表示制御手段144は、決定した回転開始順番に応じて取得するスタートタイミングテーブルを選択するとともに、取得したスタートタイミングテーブルに基づいてスタートタイミングを決定する。そして、配列表示制御手段144が決定したスタートタイミングに基づき、スタート信号出力手段121がスタート信号を出力することとなる。
そして、回転リール40の回転開始前において、3個の回転リール40の位置決め図柄が3つ並列している場合には、配列表示制御手段144はスタートタイミングテーブルを取得せず、3個の回転リール40の同時回転を決定する。この決定に応じてスタート信号出力手段121は、3個のリールモータM1〜M3に、同時にスタート信号を出力する。位置決め図柄が2つ並列している場合には、配列表示制御手段144は前記第一テーブルのみを取得し、二番目に回転開始させる回転リール40のスタートタイミングを決定する。この決定に応じてスタート信号出力手段121は、最初に回転開始させる回転リール40の駆動モータ(複数の場合もある)にスタート信号を出力した後、回転開始させたリールモータが決定に係るステップ数だけ回転したときに、二番目に回転開始させる回転リール40の駆動モータ(複数の場合もある)にスタート信号を出力する。位置決め図柄が3つともばらけている場合には、配列表示制御手段144は前記第一テーブル及び第二テーブルを取得し、二番目及び三番目に回転開始させる回転リール40のスタートタイミングを決定する。この決定に応じてスタート信号出力手段121は、最初に回転開始させる回転リール40の駆動モータにスタート信号を出力した後、最初に回転開始させたリールモータが第一テーブルでの決定に係るステップ数だけ回転したときに、二番目に回転開始させる回転リール40の駆動モータにスタート信号を出力し、さらに最初に回転開始させたリールモータが第二テーブルでの決定に係るステップ数だけ回転したときに、三番目に回転開始させる回転リール40の駆動モータにスタート信号を出力する。
(2)複数の回転リール40を同時に回転開始させる場合
この制御では、各回転リール40の回転開時の加速度を決定し、3個の回転リール40の位置決め図柄が横一列に並ぶようにする。
そして、3個の回転リール40を同時に回転開始させると、一定時間後に、各回転リール40の位置決め図柄が横一列に並列する位置となる(図11(B)参照)。そこで、右リール43の速度を一定(例えば低速回転速度)に保ち(加速度0とし)、左リール41については、右リール43が低速回転で所定コマ数(例えば2コマ)回転する間に、左リール41が同じコマ数分だけ回転して右リール43と同じ速度となるように減速(加速度をマイナス設定)し、中リール42についても同様に減速することにより、3個の回転リール40の回転速度を同じにする。
また、この制御方法においても、位置決め図柄の位置(距離)に応じて回転開始時の加速度設定と回転開始後の加速度設定(何ステップ目にどの程度加速又は減速させるか)が予め定められた加速度決定テーブルを用いて決定することができる。この場合、配列表示制御手段144は、位置決め図柄の位置に応じて取得する加速度設定テーブルを選択するとともに、取得した加速度設定テーブルに基づいて回転開始時及び回転開始後の加速度を決定する。そして、配列表示制御手段144が決定した加速度設定に基づき、加速度変更手段123が加速度の変更をすることとなる。
そして、回転リール40の回転開始前において、3個の回転リール40の位置決め図柄が3つ並列している場合には、配列表示制御手段144は加速度設定テーブルを取得せず、3個の回転リール40の加速度を同一と決定する。この決定に応じて加速度変更手段123は、スタート信号出力時に3個の回転リール40を同一の加速度で加速させ低速回転速度に達したら加速度を0とする。位置決め図柄が3つ並列していない場合には、配列表示制御手段144は加速度設定テーブル取得し、3個のあるいは2個の回転リール40の加速度設定を決定する。この決定に応じて加速度変更手段123は、スタート信号出力時に3個の回転リール40をそれぞれテーブルに定められた加速度で加速させ、所定タイミングで(所定ステップカウント後に)第二加速度に変更し、その後低速回転速度に達したら加速度を0とする。
ここで、配列表示制御手段144は、上記した制御(1)(2)のうちいずれかを実行可能であればよいが、双方を実行可能であってもよい。又この場合、いずれの制御を用いるかは、抽選により決定してもよいし、当選判定の抽選結果やその他の遊技状態に応じて決定してもよい。あるいは、位置決め図柄の位置に応じて決定してもよい。
さらに、(2)の制御の変形例として、回転リール40を同一の加速度で回転開始させ、その後、回転中の回転リール40の加速度を変更して所定のリールを加速又は減速し、位置決め図柄を揃えるようにしてもよい。
(定常回転移行制御手段145)
定常回転移行制御手段145は、上記配列表示制御手段144によってリーチ表示がなされた3個の回転リール40を、所定の契機で定常回転に移行させるためのものである。すなわち、定常回転移行制御手段145は、加速度変更手段123が回転リール40の回転速度を低速回転速度から定常回転速度となるよう加速度を変化させるタイミングを決定するためのものである。
まず、前記実行決定手段142がパターンAのリーチ演出の実行を決定した場合には、前記配列表示制御手段144が全ての回転リール40の位置決め図柄を並列させ(当選図柄も並列している)、同じ回転速度(低速回転速度)とした後、当選図柄の列が図柄表示窓13の枠内に位置している間に、全ての回転リール40を加速させて、低速回転から定常回転へと移行させる。例えば、BBが当選している場合、BB当選図柄の「7」の列(図柄番号5)が図柄表示窓13の上段に位置したときに加速を開始させ当選図柄の列が図柄表示窓13の下段に位置したときに定常回転となるよう加速度を設定することができる。あるいは、「7」の列が図柄表示窓13の上段の1コマ上側に位置したときに加速を開始させ、当選図柄の列が図柄表示窓13の中段を通過するときに定常回転となるように設定してもよい。
ホッパー制御手段150は、入賞判定手段160からのメダル払い出し信号や、精算スイッチ17の操作信号に基づいて、ホッパーユニット65を作動させるためのものである。
(入賞判定手段160)
入賞判定手段160は、当選判定の抽選結果が当選の場合に、ストップスイッチ50の操作で3個の回転リール40の当選図柄を入賞の態様に停止させることができたかどうかを判断し、当選図柄を入賞の態様に停止させることができた場合には入賞を決定する。具体的には、リール停止制御手段130の図柄判定手段131から出力される停止図柄情報に基づいて、有効ライン上に当選図柄が入賞の態様で停止したかどうかを判断する。
(スロットマシン10の作動)
次に、上記構成を有するスロットマシン10の作動の概略を、図3乃至図8のフローに基づき説明する。
先ず、図3に示すステップ100において、スタートスイッチ30がONとなったか否かが判断される。スタートスイッチ30がONにならない場合には、ステップ100に戻る。一方、スタートスイッチ30がONとなった場合には、次のステップ101に進む。
ステップ102において、リール回転制御手段120により、回転リール40の回転開始処理が行われる。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、いずれかのストップスイッチ50がONとなったか否かが判断される。ストップスイッチ50がONとならない場合には、ステップ103に戻り、ストップスイッチ50がONとなった場合には、次のステップ104に進む。
ステップ104において、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ105に進む。
ステップ106において、3個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、3個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判定された場合、ステップ103に戻る。一方、3個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合には、次のステップ107に進む。
ステップ107において、当選フラグ成立中に当該当選フラグに対応する当選図柄が有効ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞したか否かが判定される。そして、入賞したと判定された場合、次のステップ108に進む。
前記ステップ107において、入賞していないと判定された場合、ステップ108を飛び越して、遊技が終了する。
上述したステップ101の抽選処理について、図4のフローを用いて説明する。
ステップ200において、当選抽選手段110の乱数発生手段111により発生された乱数の中から乱数抽出手段112により乱数が抽出される。そして、次のステップ201に進む。
ステップ201において、抽出された乱数が乱数抽出手段112の内部に記憶される。そして、次のステップ202に進む。
ステップ203において、判定手段114により、抽出された乱数が、当選判定テーブル113のどの当選領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。そして、次のステップ204に進む。
ステップ204において、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定図柄の引き込みとが設定される。そして、抽選処理が終了する。
上述したステップ104の回転リール40の回転停止処理について、図5を用いて説明する。
ステップ301において、1個の図柄分だけ、回転リール40を回転させる。すなわち、1個の図柄分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ302に進む。
ステップ302において、上述した1個の図柄分だけ回転リール40を回転させた当該図柄の数がストップスイッチ50の操作後の4個目に該当するか否かが判定される。そして、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目の場合には、次のステップ303に進む。
前記ステップ300において、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていると判定された場合、次のステップ304に進む。
ステップ304において、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されているか否かが判定される。そして、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されていると判定された場合、次のステップ305に進む。
ステップ305において、引き込み設定が達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定が達成されたと判定された場合、次のステップ303に進む。
前記ステップ305において、引き込み設定が達成されていないと判定された場合、ステップ301に進む。
前記ステップ302において、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目でない場合には、ステップ300に戻る。
ここで、回転リール40の停止処理に関してステップ301〜ステップ305で説明しているが、この例は、いわゆる最小引き込み停止制御の例であり、逆に最大引き込み停止制御としても良い。更には、例えば、ストップスイッチ50を押すタイミングで予め定めたテーブルに従って回転リール40の停止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御の方法によるものでもよい。このテーブル停止制御は、当選フラグ成立の有無や、当選フラグ成立中の当選図柄に基づいた複数のテーブルを有し、この複数のテーブルから適宜、遊技状況に応じたテーブルが選択されるものである。
次に、図3におけるステップ102のリール回転開始処理について、図6のフローに基づき説明する。
ステップ401において、リーチ演出実行処理が行われる。そして、次のステップ403に進む。
前記ステップ400において、演出抽選に当選していない場合には、ステップ402に進む。
ステップ402において、全ての回転リール40を通常の加速度で同時に回転開始させる。そして、次のステップ403に進む。
ステップ404において、所定の遊技制限時間(4.1秒)が経過したか否かが判断される。遊技制限時間が経過していない場合にはステップ404に戻り、遊技制限時間が経過した場合には、次のステップ405に進む。
ステップ405において、停止操作無効解除手段122が停止操作の無効を解除する。そして、リール回転開始処理を終了する。
図7は制御例1を示す。
まず、図7のステップ500において、当選抽選手段110の抽選結果が所定の当選役に当選か否かが判断される。所定の当選役とは、図9に横一列に表示されている図柄配列からなる当選役である。所定の当選役に当選している場合には、次のステップ501に進む。
ステップ502において、停止位置記憶手段141の記憶している停止位置情報に基づいて、各回転リール40の位置決め図柄の現在位置を特定する。そして、次のステップ503に進む。
ステップ503において、3個の回転リール40の各位置決め図柄が3個揃っているか否かが判断される。位置決め図柄が3個揃っていない場合、すなわち、3個の位置決め図柄の位置がばらけている場合及び2個の位置決め図柄が揃っているが1個がずれている場合には、次のステップ504に進む。
ステップ505において、回転開始順番と位置決め図柄の位置(差コマ数)に対応したスタートタイミングテーブルを取得する。そして、次のステップ506に進む。
ステップ506において、所定のタイミングで各回転リール40を回転開始させる。すなわち3個の位置決め図柄が揃っている場合には、3個の回転リール40を同一加速度で同時に回転開始させ、位置決め図柄がずれている場合にはスタートタイミングテーブルに応じて回転開始のタイミングをずらして同一加速度で回転開始させ、所定の低速回転速度に達したところでその速度を維持させる。そして、次のステップ507に進む。
ステップ508において、検知のズレに応じた加速度修正テーブルに基づいて、位置がずれている回転リール40の加速度を変更(加速又は減速)して回転速度を調整する。そしてステップ507に戻る。
前記ステップ507において、3個の回転リール40のインデックス検知タイミングが一致している場合(検知のズレが所定の誤差範囲内)の場合には、ステップ509に進む。
ステップ520において、全ての回転リール40を定常回転速度まで加速する。そして、リーチ演出実行処理を終了する。
ステップ510において、リーチ演出のパターンBの実行を決定する。そして、次のステップ511に進む。
ステップ511において、処理Xを実行する。すなわち、前記ステップ502〜508の処理を行わせる。そして、次のステップ512に進む。
ステップ512において、横一列に並んでいる図柄列が図柄表示窓13の枠内から外れたか否かが判断される。並び図柄の現在位置も、上記したように、図柄判定手段131の判定に基づいて特定してもよい。そして、ステップ520に進む。
まず、ステップ600において、当選抽選手段110の抽選結果が所定の当選役に当選か否かが判断される。所定の当選役に当選している場合には、次のステップ601に進む。
ステップ601において、リーチ演出のパターンAの実行を決定する。そして、次のステップ602に進む。
ステップ602において、全ての回転リール40を同時に回転開始させ、同一の加速度で低速回転速度まで加速する。そして、次のステップ603に進む。
ステップ603において、3個の回転リール40について最初のスタートインデックス検知信号を受信したら、その受信間隔を記憶する。そして、次のステップ604に進む。
ステップ605において、取得した加速度設定テーブルに応じて、各回転リール40の加速度を変更する。そして、ステップ606に進む。
ステップ606〜620までの流れは、上記した図7のステップ507〜520までの流れと同様である。
前記ステップ600において、所定の当選役に当選していない場合には、ステップ610に進む。
ステップ611において、処理X'を実行する。すなわち、前記ステップ602〜607の処理を行わせる。そして、次のステップ612に進む。
ステップ612において、少なくともいずれか1の回転リール40について加速度を異ならせる(加速又は減速)ことにより、並列状態の図柄配列をばらけさせる。そして、ステップ620に進む。
なお、前記ステップ612において、並列している図柄が図柄表示窓13から外れた場合に定常回転に移行するようにしてもよい。また、図8の処理X’を、停止図柄記憶手段141の記憶している停止図柄情報に基づく加速度設定テーブルを用いて行ってもよい。さらに、図7のステップ512において、少なくともいずれか1の回転リール40の加速度を変化させて並列している図柄をばらけさせるようにしてもよい。
このように、本実施の形態によれば、回転リール40が定常回転に移行する前に、所定の当選図柄の配列を横並びに揃えた状態で低速回転させ、図柄が横並びに揃った状態で図柄表示窓13を通過する際に定常回転に移行すると当選を示唆するものとしてあるので、パチンコ遊技機のリーチ演出のような高揚感をスロットマシンで表現することができ、斬新な演出を提供することができる。
なお、図7、図8のフローにおいては、報知パターンAを行う場合には、当選図柄の並びが図柄表示窓13の上段に位置した場合に必ず定常回転に移行させる流れとなっているが、パターンAが選択された場合でも、並列図柄が図柄表示窓13から視認できる間に定常回転に移行させない場合もあるように形成してもよい。具体的には、パターンA選択後の所定時に、定常回転に移行させるか否かの抽選を行い、その結果に基づいて定常回転に移行させるかさせないかを決定する。定常回転に移行させない場合には、当選図柄の並びが図柄表示窓13から外れたときに定常回転に移行させるようにすることができる。
上記リーチ演出において、定常回転に移行させる際に、他の演出表示を組み合わせるようにしてもよい。
例えば、当選図柄の配列が図柄表示窓13の上段、中段、下段のいずれかに位置するタイミングで、スピーカ69から所定の音声を出力させたり、回転リール40のバックライト(図示せず)を点灯させたりする演出(以下、段階報知演出という)を行わせることができる。
この場合、当選図柄の配列が図柄表示窓13の上段、中段、下段に位置する度に、段階報知演出が行われる(3回報知)ときと、上段又は中段又は下段に位置したときのみ、あるいは、上段と中段又は中段と下段又は上段と下段に位置したときのみに、段階報知演出が行われる(3回以下の報知)ときとで、報知の信頼度が異なるように設定してもよい。
また、並列図柄が図柄表示窓13を通過する際に定常回転に移行させるものの、前記した段階報知演出を行わないことにより、当選判定の抽選結果がハズレであることを示唆することができる。
上記した実施の形態では、当選図柄が図柄表示窓13を通過する際に、遊技機の制御によって定常回転に移行させることにより、当選を報知するものとなっていたが、定常回転への移行契機を、遊技者による操作手段(定常回転移行操作スイッチ)の操作に基づくものとする、いわゆる遊技者参加型の演出としてもよい。
例えば、並列した図柄が図柄表示窓13を通過する際に、所定の操作手段、例えばスタートスイッチ30を操作する。そして、その図柄が当選図柄である場合には定常回転に移行するが、当選図柄でない場合には定常回転に移行しないように形成することができる。具体的には、定常回転移行制御手段145は、回転リール40が低速回転中にスタートスイッチ30の操作信号を受信した場合には、当選図柄の並びが図柄表示窓13の上段、中段、下段のいずれかに位置しているかどうかを判断し、いずれかの位置にあった場合には定常回転に移行させる。これにより遊技者は、その図柄配列に係る当選役の当選を知ることができる。
また、当選判定の抽選結果が所定の当選役に当選していたが、スタートスイッチ30の操作信号受信時に、当該当選図柄の並びが図柄表示窓13の上段、中段、下段のいずれかに位置していない場合には、定常回転に移行させないで、低速回転を継続させる。これにより、遊技者は何らかの役が当選していることを知ることができ、今度は並列している他の図柄が図柄表示窓13に位置したときにスタートスイッチ30を操作することができる。そして、低速回転の期間は、例えばリールが3回転するまで(スタートインデックスが3回検知されるまで)と予め設定しておき、この期間内に、当該当選図柄の並びが図柄表示窓13に位置しているときにスタートスイッチ30を操作できれば、定常回転移行によって当選の報知を受けられる。しかし、低速回転で3回転する間に上記タイミングでスタートスイッチ30を操作できなかった場合には、3回転終了後に自動的に定常回転に移行させるようにすることができる。
さらに、定常回転に移行させる際に、上記変形例で述べた段階報知演出を行わせるようにしてもよい。この場合にも、段階報知演出の有無によってハズレを示唆したり、定常回転への移行の有無と段階報知演出の態様によって報知の信頼度を表現したりすることができる。例えば、回転リール40が低速回転中に所定の並列図柄が図柄表示窓13を通過するタイミングでスタートスイッチ30を操作した場合に、定常回転に移行するとともに3回報知の追加演出が行われた場合には当選確定、定常回転に移行するとともに1回報知の追加演出が行われた場合には確率80%、定常回転に移行しなかったが3回報知の追加演出が行われた場合には確率50%、というように、演出表示の信頼度を設定することができる。
また、上記した実施の形態及び変形例では、リーチ演出において、リーチ表示を遊技者に見せたいという観点から、定常回転よりも遅い回転速度で回転リール40を回転させ、所定のタイミングで定常回転に戻すように形成してあったが、本発明においては、定常回転よりも速い回転速度で回転リール40を回転させておき、所定のタイミングで定常回転に戻すように形成してもよい。要は、回転リール40の回転速度の変化が判るようになっていればよいものである。
12 表示窓 13 図柄表示窓
15 投入スイッチ 16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ
20 制御装置 21 遊技制御装置
22 演出制御装置
30 スタートスイッチ 40 回転リール
50 ストップスイッチ 60 リールユニット
60A インデックスセンサ(図柄検知手段)
65 ホッパーユニット 66 演出表示装置
70 通常遊技制御手段 80 特別遊技制御手段
90 特定導入遊技制御手段 100 特定遊技制御手段
110 当選抽選手段 111 乱数発生手段
112 乱数抽出手段 113 当選判定テーブル
114 判定手段 120 リール回転制御手段
121 スタート信号出力手段 122 停止操作無効解除手段
123 加速度変更手段
130 リール停止制御手段 131 図柄判定手段(図柄検知手段)
132 停止データ記憶手段 133 ストップ信号出力手段
140 リーチ演出制御手段 141 停止図柄記憶手段
142 実行決定手段 143 位置判定手段
144 配列表示制御手段 145 定常回転移行制御手段
150 ホッパー制御手段 160 入賞判定手段
Claims (1)
- 複数の駆動モータにそれぞれ軸着され、表面に複数の図柄が表示された複数の回転リールと、
前記複数の駆動モータを駆動させ前記回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
前記駆動モータを駆動停止させ回転中の前記回転リールを個々に停止させるためのストップスイッチと、
前記複数の回転リールの図柄を正面側から視認可能とする図柄表示窓と、
前記駆動モータの回転開始前に、複数の図柄の組み合わせからなる当選役について当選判定の抽選を行うための当選抽選手段と、
前記スタートスイッチの操作に基づき、前記複数の駆動モータを駆動開始させ前記回転リールの回転を制御するためのリール回転制御手段と、
前記回転リールの回転中において回転リールに表示されている図柄の位置を判定するための図柄検知手段と、
前記複数の駆動モータが駆動開始し全ての前記回転リールが予め定められた定常回転速度に達した場合に、前記当選判定の抽選結果及び前記図柄検知手段の判定及び前記ストップスイッチの操作に基づき、前記複数の駆動モータの駆動を停止させて前記回転リールの回転停止を制御するためのリール停止制御手段とを少なくとも備え、
回転停止した前記複数の回転リールの、前記図柄表示窓から視認可能な停止図柄が、予め定められた配列となった場合に入賞となる遊技機において、
前記スタートスイッチの操作後、前記各回転リールにそれぞれ配置されている所定の図柄を、隣接する回転リールの同じ図柄と所定の態様で並列させ、この並列している前記図柄の並列態様を前記図柄表示窓の枠内に表示させるように前記各回転リールの回転態様を変更させると共に、前記回転態様の変更中に前記スタートスイッチ、前記ストップスイッチを含むあらかじめ設定された所定の操作スイッチが操作された場合には、前記各回転リールを定常回転に移行させることを特徴とする遊技機
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