JP2014110889A - X線ct装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被検体を所定の測定位置に正確、簡単且つ迅速にセットできるX線CT装置を提供する。
【解決手段】被検体Sの内部画像をX線を用いて得るためのX線CT装置1である。このX線CT装置1は、X線発生装置38と、X線検出器39と、これらを包囲する第1ケーシング23と、被検体テーブル53と、被検体テーブル53を第1テーブル位置T1と第2テーブル位置T2との間で搬送する第1テーブル搬送機構52であって:第1テーブル位置T1は被検体テーブル53の主体部分がX線発生装置38から出たX線を受ける位置であり、第2テーブル位置T2は被検体テーブル53の主体部分が第1ケーシング23の外部に存在する位置である第1テーブル搬送機構52と、被検体テーブル53を上下方向へ搬送できる第2テーブル搬送機構59とを有している。第1テーブル搬送機構52と第2テーブル搬送機構59は互いに関連して動作する。
【選択図】図3

Description

本発明は、X線を用いたCT(Computer Tomography)装置であるX線CT装置に関する。
X線CT装置は、被検体の内部の断面画像又は3次元画像を得るために、例えば医療分野において広く用いられている。近年では、ペットブームの影響により、動物病院においてCT検査等を行うことができる高度診断装置の使用の要求が増えている。しかし、動物病院向けの中小型動物用のCT装置は今のところ汎用化されてはおらず、人用のCT装置を代用しているのが現状である。しかしながら、人用CT装置は大型であるため、そのCT装置を設備するためには大きな空間を持った専用のX線照射室が必要となる。このため、動物病院へのCT装置の普及は進んでいないのが現状である。
従来、小型の被検体を測定の対象物とするX線CT装置が、例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1には、X線発生装置及びX線検出装置を格納しているハウジングの側面に扉を設けたX線CT装置が開示されている。このCT装置を用いて小動物等といった被検体に関してCT測定を行う際には、上記の扉を開けてハウジングの内部の所定の位置に被検体を置き、X線発生装置及びX線検出装置を稼動してCT測定を行うことになっている。
特開2006−340963号公報
しかしながら、上記の従来のX線CT装置においては、測定者は被検体をCT装置の内部の所定位置に置く際に、身体の一部(例えば、腕)をハウジングの内部に挿入するとい無理な姿勢で作業を行わなければならず、体力的な負担が非常に大きかった。特に、女性の獣医師や看護師にとっては相当の肉体的な負担であった。
本発明は、従来装置における上記の問題点に鑑みて成されたものであって、被検体を所定の測定位置に正確に、簡単に且つ迅速にセット(すなわち配置)することができるX線CT装置を提供することを目的とする。
本発明に係るX線CT装置は、被検体の内部画像をX線を用いて得るためのX線CT装置であって、被検体に照射されるX線を発生するX線発生手段と、被検体を透過したX線を検出するX線検出手段と、前記X線発生手段と前記X線検出手段とを両者間の中心線(以下、X線の回転中心線ということがある)を中心として同時に回転させる回転駆動手段と、前記X線発生手段と前記X線検出手段とを包囲する第1ケーシングと、被検体が載せられる被検体テーブルと、前記被検体テーブルを第1テーブル位置と第2テーブル位置との間で搬送する第1テーブル搬送機構であって;前記第1テーブル位置は被検体テーブルの主体部分が前記X線発生手段から出たX線を受ける位置であり、前記第2テーブル位置は被検体テーブルの主体部分が前記第1ケーシングの外部に存在する位置である第1テーブル搬送機構と、前記被検体テーブルを前記X線の回転中心線に近づけ又は遠ざけるように搬送する第2テーブル搬送機構とを有することを特徴とする。
本発明に係るX線CT装置によれば、第1テーブル搬送機構が被検体テーブルを、X線を受ける位置である第1テーブル位置と、第1ケーシングの外部の位置である第2テーブル位置との間で搬送することにしたので、測定者は第1ケーシングの外部の位置である第2テーブル位置において被検体テーブルに対して被検体のセット(すなわち配置)及び取外しを行うことができる。そして、被検体テーブル上に置かれた被検体は第1テーブル搬送機構の働きによって常に正確に第1テーブル位置に置かれるようになっている。
このため、本発明によれば、ケーシングの側面に設けた扉を開いた後に現れる開口を介して被検体をケーシングの内部に配置するようにした従来のCT装置に比べて、被検体を第1ケーシング内の所定位置にセット(配置)する作業を簡単に、迅速に且つ正確に行うことができる。
さらに、本発明では、X線の回転中心線に対する被検体テーブルの位置を第2テーブル搬送機構によって調節するようにしたので、被検体として様々な大きさのものが提供される場合であっても、被検体の身体の軸がX線の回転中心線に一致するように被検体をX線に対して常に一定の位置に置くことが可能である。これにより、大きさの異なる被検体に対して常に安定した信頼性の高いCT測定を行うことができる。なお、「被検体の身体の軸がX線の回転中心線に一致する」とは、完全に一致することはもとより、X線CT測定の結果の信頼性が許容限界以下に低下しない程度にずれる場合も含むものである。
本発明に係るX線CT装置は、前記第2テーブル位置を包囲する第2ケーシングを有することができる。そして、当該第2ケーシングは、前記第1テーブル搬送機構による前記被検体テーブルの搬送路を開放又は閉鎖するために開閉移動する一対の扉を有することができる。
この発明の態様によれば、測定者が被検体の出し入れを行う場所である第2テーブル位置を第2ケーシングによって包囲することができる。そして、一対の扉を閉じれば、第2ケーシングの内部と外部とを空間的に遮断してX線をその中に閉じ込めることができる。この結果、X線CT装置をX線専用室に入れた上で操作者は外に出るという措置を講じること無く、操作者はX線CT装置の隣にて安全に測定作業を行うことができる。
本発明に係るX線CT装置は、被検体が載せられた前記被検体テーブルを前記第2テーブル位置から前記第1テーブル位置へ前記第1テーブル搬送機構によって搬送させる手段と、前記X線発生手段及びX線検出手段の回転中心線からの前記被検体の距離を当該被検体の大きさに応じて前記第2テーブル搬送機構によって変化させる手段とを有することができる。
上記の「搬送させる手段」及び「変化させる手段」はいずれも例えば、コンピュータのCPUと、このCPUを機能実現手段として機能させるソフトウエアとによって実現できる。
この発明の態様によれば、上記の「搬送させる手段」と「変化させる手段」とを併せて用いることにより、第1テーブル搬送機構と第2テーブル搬送機構とを有効に関連させて動作させることができる。
本発明に係るX線CT装置は、レーザ光によって位置を指し示すレーザポインタ手段と、前記第1ケーシング又は前記第2ケーシングに設けられており、前記レーザポインタ手段が指し示す位置を視認するための窓と、データを入力する入力手段とを有することができる。そして、前記被検体の距離を変化させる手段は、前記X線発生手段及びX線検出手段の回転中心線からの前記被検体の距離を、前記入力手段から入力されたデータに従って前記第2テーブル搬送機構によって変化させることができる。
この発明の態様によれば、測定者はレーザポインタ手段のレーザ光と被検体とを視認することによって被検体の位置が適正な位置からどの程度ずれているかを判断できる。そして、その判断に基づいて測定者が入力手段を使って適宜のデータを入力すれば、「変化させる手段」はその入力データに従って被検体テーブルのX線発生手段に対する距離を常に適正な値に調節できる。
本発明に係るX線CT装置は、データを入力する入力手段と、前記X線発生手段及びX線検出手段の回転中心線に対する被検体の距離をX線透視撮影によって求める手段とを有することができる。そして、前記被検体の距離を変化させる手段は、前記X線発生手段及びX線検出手段の回転中心線からの前記被検体の距離を、前記X線透視撮影によって求めたデータに従って前記第2テーブル搬送機構によって変化させることができる。
ここで、上記の「被検体の距離をX線透視撮影によって求める手段」は、例えば、X線発生装置、X線検出器、CPU及びソフトウエアから成るユニットによって実現できる。また、上記の「変化させる手段」は、例えば、コンピュータのCPUと、このCPUを機能実現手段として機能させるソフトウエアとによって実現できる。
この発明の態様によれば、測定者はX線透視撮影を行うことによって被検体の位置が適正な位置からどの程度ずれているかを判断できる。そして、その判断に基づいて測定者が入力手段を使って適宜のデータを入力すれば、「変化させる手段」はその入力データに従ってX線の回転中心線に対する被検体テーブルの距離を常に適正な値に調節できる。
本発明に係るX線CT装置は、前記第2テーブル位置よりもさらに前記第1ケーシングから遠ざかる位置である第3テーブル位置へ前記被検体テーブルを搬送する第3テーブル搬送機構を有することができる。
この発明の態様によれば、被検体テーブルを上記第2テーブル位置よりもさらに第1ケーシングから離れた位置へ持ち出すことができるので、被検体の大きさがさらに一層大型化した場合でも、その大型化した被検体を容易に被検体テーブルに載せることができるようになる。
本発明に係るX線CT装置において、前記被検体テーブルは被検体を受ける面が凹である湾曲断面形状を有することができる。この形状は、いわゆる樋型形状である。この構成によれば、被検体は被検体テーブルの湾曲形状の最も低い部分に位置するようになり、その結果、被検体を常に一定の位置に置くことができるようになる。なお、被検体テーブルは透光性を有した材料、すなわち裏側が透けて見える材料によって形成することができる。
本発明に係るX線CT装置によれば、第1テーブル搬送機構が被検体テーブルを、X線を受ける位置である第1テーブル位置と、第1ケーシングの外部の位置である第2テーブル位置との間で搬送することにしたので、測定者は第1ケーシングの外部の位置である第2テーブル位置において被検体テーブルに対して被検体のセット(すなわち配置)及び取外しを行うことができる。そして、被検体テーブル上に置かれた被検体は第1テーブル搬送機構の働きによって常に正確に第1テーブル位置に置かれるようになっている。
このため、本発明によれば、ケーシングの側面に設けた扉を開いた後に現れる開口を介して被検体をケーシングの内部に配置するようにした従来のCT装置に比べて、被検体を第1ケーシング内の所定位置にセット(配置)する作業を簡単に、迅速に且つ正確に行うことができる。
さらに、本発明では、第2テーブル搬送機構によってX線の回転中心線からの被検体テーブルの距離を調節するようにしたので、被検体として様々な大きさのものが提供される場合であっても、それらの被検体の中心部分をX線に対して常に一定の位置に置くことが可能である。これにより、大きさの異なる被検体に対して常に安定した信頼性の高いCT測定を行うことができる。
本発明に係るX線CT装置の一実施形態のブロック図である。 図1の主要部であるCT測定系の一実施形態を示す斜視図である。 図2のA−A線に従った断面図である。 図3の主要部であるCT光学系の一実施形態を示す分解斜視図である。 図2に示したCT測定系の使用形態の1つを示す斜視図である。 図5に示したCT測定系の断面図である。 図2に示したCT測定系の使用形態の他の1つを示す斜視図である。 図7に示したCT測定系の断面図である。 図2に示したCT測定系の使用形態のさらに他の1つを示す断面図である。
以下、本発明に係るX線CT装置を実施形態に基づいて説明する。なお、本発明がこの実施形態に限定されないことはもちろんである。また、本明細書に添付した図面では特徴的な部分を分かり易く示すために実際のものとは異なった比率で構成要素を示す場合がある。
図1は、本発明に係るX線CT装置1の全体の構成をブロック図によって示している。図1において、X線CT装置1は、機械的な測定システムであるCT測定系2と、CPU(Central Processing Unit)を含んで構成された制御装置3と、液晶表示装置等といったディスプレイによって構成された画像表示装置4と、データを入力するための装置である入力装置5とを有している。入力装置5は、本実施形態では、キーボード6及びマウス7を含んでいる。
制御装置3は、CPU11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、メモリ14と、それらを結ぶバス15とを有している。ROM12とRAM13は内部メモリを構成している。メモリ14は外部メモリであり、例えば、ハードディスク、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Video Disk)等によって構成されている。メモリ14の内部には、CPU11と協働してCT測定を実現するためのアプリケーション・ソフトウエアであるCT測定ソフトウエア19と、各種のデータを記憶する領域であるデータファイル20とが格納されている。
画像表示装置4はビデオコントローラ18の出力信号に基づいてディスプレイ画面上に画像を表示する。ビデオコントローラ18は、制御装置3から伝送される画像データを入力して、その画像データを所定の処理手順に従って画像信号に変換して画像表示装置4へ伝送する。これにより、画像データが画像表示装置4の画面上に画像として表示される。
CT測定系2は図2に示す外観形状を有している。CT測定系2は、基台22と、基台22の上に設置された第1ケーシング23と、基台22及び第1ケーシング23とに結合された第2ケーシング24とを有している。基台22の底面には、CT測定系2の全体を移動させるためのキャスタ25が設けられている。キャスタ25は転動可能状態と転動不能状態の2つの状態を採ることができる構造を有している。CT測定系2を所定の床上領域内で位置不動に設置する場合には、キャスタ25は転動不能状態にセットされる。
(第1ケーシング)
第1ケーシング23は、前面板28と、背面板29と、胴部板30とを有している。図3は図2のA−A線に従った断面構造を示している。図3において、第1ケーシング23の内部にはCT光学系31が格納されている。すなわち、第1ケーシング23はCT光学系31を包囲している。CT光学系31は、図4にも示すように、回転胴34と、回転胴34を回転自在に支持する支持部材35と、回転胴34を回転させるための動力源であるモータ36と、モータ36の出力軸の回転を回転胴34へ伝達する動力伝達手段としてのベルト37とを有している。モータ36は図1においてコントローラ42を介して制御装置3内のCPU11に接続されている。
第1ケーシング23の前面板28に近い部分の回転胴34の外周面上の1ヶ所にX線発生装置38が固着されている。固着方法は任意であるが、X線が漏れないように隙間なく固着されている。X線発生装置38のX線放出面は回転胴34の内部に臨み出ている。X線発生装置38は高電圧の通電に応じてX線を発生する。X線発生装置38はX線放出窓41からX線R1を外部へ放出する。X線R1は円錐形状又は四角錐形状(すなわち3次元的)に広がって進行する。X線発生装置38の信号入力端子は図1に示すように制御装置3のCPU11に接続されている。
なお、X線発生装置38は、X線放出面以外の部分からX線が外部へ透過しないように構成されている。すなわち、X線発生装置38はX線に対して自己遮蔽された構造となっている。このような自己遮蔽構造は種々の構成によって達成できるが、本実施形態では図3に示すように、X線発生装置38の全体を鉛板P0で覆うことによりその自己遮蔽構造を実現している。
図3において、X線発生装置38に対向する位置の回転胴34の外周面上の他の1ヶ所に2次元X線検出器39が固着されている。X線検出器39の固着方法も任意であるが、X線発生装置38の場合と同様に、X線が漏れないように隙間なく固着されている。2次元X線検出器39のX線検出面は回転胴34の内部に臨み出ている。
X線検出器39もX線発生装置38と同様にX線に対して自己遮蔽された構造となっている。具体的には、X線発生装置38の場合と同様に、図3に示すように、X線検出器39の全体を鉛板P0で覆うことによりその自己遮蔽構造を実現している。
2次元X線検出器39は、X線を2次元的(すなわち平面的)に受光して2次元領域内の個々の領域で受光したX線の強度に対応した電気信号を出力するX線光学要素である。このような2次元X線検出器39は、例えば2次元CCD(Charge Coupled Device/電荷結合素子)センサや、フォトンカウンティング型の2次元センサ等によって形成できる。X線検出器39の信号出力端子は図1に示すようにX線強度演算装置49を介して制御装置3のCPU11に接続されている。
図3においてモータ36を作動させると、回転動力がベルト37によって回転胴34へ伝達されて回転胴34が所定の回転速度で中心軸線X0を中心として回転する。この回転胴34の回転により、X線発生装置38とX線検出器39とが互いに対向した状態を維持しながら中心軸線X0を中心として所定の回転速度で回転する。
回転胴34は、第1ケーシング23の前面板28側の端部が開口端となっており、反対側の端部は閉鎖端となっている。本実施形態の回転胴34は円筒形状であるが、これを角筒形状、楕円筒形状、長円筒形状、その他必要に応じた所望の立体形状に形成しても良い。回転胴34はFe(鉄)を主成分とする金属や、繊維強化樹脂(FRP)等によって形成されている。回転胴34を透過して外部へX線が漏洩することを防止するため、回転胴34の内周面の全面には鉛板P0が裏打ち(すなわち貼着)されている。鉛板P0は、鉛又は鉛合金によって形成されている。
また、鉛板P0に代えて、X線を遮蔽する重金属(比重が4〜5以上の金属)や、その重金属を含む合金によって回転胴34を裏打ちすることもできる。また、鉛、鉛合金、重金属又は重金属を含む合金等のそれら自体によって回転胴34を形成することによっても、回転胴34におけるX線の漏洩を防止できる。なお、X線発生装置38及びX線検出器39は外枠によって囲まれている。そしてその外枠の内周面には、X線の漏洩を防止するために、鉛板等によって裏打ちが施されている。
以上のように、中心軸線X0を中心として回転するCT光学系31は外部へのX線の漏洩を阻止する機能であるX線遮蔽機能を有している。このように、本実施形態ではCT光学系31のそれ自体にX線遮蔽機能を持たせたので、そのCT光学系31を包囲している第1ケーシング23には、必ずしも、鉛板による裏打ち等によってX線遮蔽機能を持たせる必要はない。しかしながら、回転胴34の開口端と嵌合する部材である第1ケーシング23の前面板28のうち少なくとも回転胴34と嵌合する部分は、鉛板による裏打ち等によってX線遮蔽機能を持たせることが望ましい。このような嵌合部は隙間ができ易い構造であるからである。
(第2ケーシング)
図2に戻って、第2ケーシング24は、第1ケーシング23の前方へ突出したケーシングである。第2ケーシング24は、ケーシング本体部44と、ケーシング本体部44の上部に設けられた第1扉としての上扉45と、ケーシング本体部44の下部に設けられた第2扉としての下扉46とを有している。上扉45の前面には取っ手47が設けられている。上扉45の中央部には測定者が内部を観察する際に用いる窓48が設けられている。
図5に示すように、上扉45は上辺部を中心として回転移動可能となっている。また、下扉46は下辺部を中心として回転移動可能となっている。図2において、上扉45及び下扉46は両方とも閉じた状態にあって、上扉45の下辺部と下扉46の上辺部は互いに隙間なく接触又は嵌合している。他方、図5において、上扉45及び下扉46は両方とも開いた状態にある。上扉45及び下扉46の両方が開かれた状態にあると、第2ケーシング24の前面が大きく開放された状態となる。
上扉45は下扉46とは関係なく独立して開閉移動、すなわち回転移動できる。上扉45が閉状態にあってその下辺部が下扉46の上辺部と接触又は嵌合している場合、下扉46は上扉45によって拘束されて開閉移動、すなわち回転移動できないようになっている。また、上扉45を上方へ開き移動させた場合、下扉46は閉じた位置を維持するようになっている。下扉46を下方へ開き移動させたい場合は、測定者は下扉46の上辺部に手を掛けてそれを下方へ引き倒す。
図3において、第2ケーシング24のケーシング本体部44、上扉45及び下扉46はFe(鉄)を主成分とする金属や、繊維強化樹脂(FRP)等によって形成されている。第2ケーシング24を透過して外部へX線が漏洩することを防止するため、ケーシング本体部44、上扉45及び下扉46の各内周面の全面には鉛板P0が裏打ち(すなわち貼着)されている。鉛板P0は、鉛又は鉛合金によって形成されている。また、内部観察用の窓48はX線を通さない透明部材、例えば鉛入りガラスによって形成されている。
なお、鉛板P0に代えて、X線を遮蔽する重金属(比重が4〜5以上の金属)や、その重金属を含む合金によってケーシング本体部44、上扉45及び下扉46を裏打ちすることもできる。また、鉛、鉛合金、重金属又は重金属を含む合金等のそれら自体によってケーシング本体部44、上扉45及び下扉46を形成することによっても、第2ケーシング24におけるX線の漏洩を防止できる。
以上のように、本実施形態では、第2ケーシング24のケーシング本体部44、上扉45及び下扉46の各部にX線遮蔽機能を持たせ、併せて、第1ケーシング23内のCT光学系31にX線遮蔽機能を持たせたことにより、X線発生装置38からX線を放出してCT測定を行っている場合にCT測定系2の外部へX線が漏れ出ることを防止している。
本実施形態では、X線を発生させるための小さな構成要素部分であるCT光学系31の部分にX線遮蔽機能を持たせることにして、大きな構成要素部分である第1ケーシング23にはX線遮蔽機能を持たせないことにしたので、X線遮蔽機能を実現するための鉛を使う領域の面積を小さくできた。このため、CT測定系2の重量を大きく低減できた。
また、本実施形態では、CT光学系31の回転胴34の開口端と第1ケーシング23の前面板28との接続部分Bにおいて、前面板28の端縁を折り曲げることにより、前面板28の端部と回転胴34の端部とが互いに重なり合う構成を構築した。また、第1ケーシング23の前面板28と第2ケーシング24のケーシング本体部44との接続部分Cにおいて、本体部分44の端縁を折り曲げることにより、前面板28の縁部とケーシング本体部44の縁部とが互いに重なり合う構成を構築した。
CT光学系31と第1ケーシング23と第2ケーシング24との接続部分には隙間が生じ易くなっている。隙間が生じると、そこからX線が漏れ出るおそれがある。本実施形態では鉛板の裏打ちによりCT光学系31と第1ケーシング23と第2ケーシング24の各部にX線遮蔽機能を持たせ、さらに各部の縁部が互いに重なり合うように構成したので、CT光学系31と第1ケーシング23と第2ケーシング24との接続部分では鉛板の裏打ちが重なり合う構成が構築され、その結果、それらの接続部分におけるX線の漏洩を確実に防止できるようになった。
(被検体テーブルの搬送機構)
図3及び図5において、第2ケーシング24の内部に第3テーブル搬送機構としてのスライダ51が設けられている。スライダ51の内部に第1テーブル搬送機構52が格納されている。スライダ51の上に被検体テーブル53が載せられており、この被検体テーブル53が第1テーブル搬送機構52に連結している。第1テーブル搬送機構52は、被検体テーブル53を水平方向へ平行移動、すなわちスライド移動させる。
被検体テーブル53は、図5に示すように、その断面形状が下に凸(すなわち被検体Sを受ける面が凹)である湾曲形状、いわゆる樋形状を有している。また、被検体テーブル53は本実施形態では、透光性を有した材料、すなわち裏側が透けて見える材料によって形成されている。しかしながら、被検体テーブル53は不透明な材料によって形成しても良い。
CT測定の対象物である被検体Sは被検体テーブル53の上に載せられる。被検体Sは、例えば犬、猫等といった比較的大きな動物や、小鳥、ウサギ、トカゲ等といった比較的小さな動物である。犬、猫以外の動物はエキゾチックアニマルと呼ばれることがある。被検体テーブル53は樋形状をしているので被検体Sである動物は被検体テーブル53上に安定しておさまり易くなっているが、被検体Sが測定中におとなしくしていない場合は、麻酔薬によって被検体Sに麻酔をかけることができる。
第1テーブル搬送機構52は周知の水平移動機構によって構成できる。そのような水平移動機構は、例えば、サーボモータ、パルスモータ等といった回転角度が制御可能なモータ54と、当該モータ54によって駆動されて自身の中心軸線を中心として回転する送りネジ(図示せず)とを含んで構成できる。モータ54は図1においてコントローラ42を介して制御装置3内のCPU11に接続されている。
被検体テーブル53は第1テーブル搬送機構52によって駆動されて、図9に示すようにその主体部分がX線発生装置38から出たX線R1を受ける位置である第1テーブル位置T1と、図3に示すようにその主体部分が第1ケーシング23の外部に存在する位置である第2テーブル位置T2との間で水平移動する。
図3において、スライダ51はレール55の上に載っている。これにより、スライダ51は手動によりレール55に沿って水平移動することができる。図5に示すように、スライダ51の前面には測定者が指を引っ掛けることができる取っ手56が設けられている。スライダ51は具体的には、図6に示すように被検体テーブル53を第2テーブル位置T2に置く位置と、図8に示すように被検体テーブル53を第3テーブル位置T3に置く位置との間でスライド移動することができる。第3テーブル位置T3とは、被検体テーブル53の主体部分が図6に示す第2テーブル位置よりもさらに第1ケーシング23から遠ざかる位置である。
図3において、レール55は第2テーブル搬送機構59によって支持されている。第2テーブル搬送機構59は、レール55に固着されている昇降ブロック60と、この昇降ブロック60が螺合している送りネジ軸61と、送りネジ軸61をそれ自身の中心線を中心として回転させるモータ62とを有している。モータ62は第2ケーシング24のケーシング本体部44に固定設置されているか、図2に示すようにケーシング本体部44の底面から下方に延在している補助ケーシング63に固定設置されている。送りネジ軸61の下部は補助ケーシング63の内部に入っている。モータ62は、回転角度を制御可能なモータ、例えばサーボモータ、パルスモータである。モータ62は図1においてコントローラ42を介して制御装置3内のCPU11に接続されている。
(被検体の配置)
以下、上記構成より成るX線CT装置1について、その動作を説明する。
図1のX線CT装置1が待機状態にある場合、CT測定系2は図2及び図3に示す状態になっている。すなわち、上扉45及び下扉46は閉じられており、被検体テーブル53は第2位置T2に在る。
被検体Sが小さいもの、例えば小鳥、マウス等である場合、測定者は図2の状態から上扉45を上方へ持ち上げて第2ケーシング24の上部に開口を形成する。そして、小さな被検体Sをその開口を通して第2ケーシング24の内部へ差し入れ、さらに被検体Sを被検体テーブル53の上に載せる。
被検体Sが中程度の大きさのもの、例えば子供の猫や子供の犬の場合であって、上扉45を開いただけでは開口が小さくて被検体Sを入れ難い場合は、測定者は図5及び図6に示すように、上扉45及び下扉46の両方を開く。これにより、第2ケーシング24の前面が大きく開口する。測定者はこの大きな開口を通して中型の被検体Sを第2ケーシング24の中へ入れ、さらに被検体テーブル53の上に載せる。
被検体Sが大きいもの、例えば大人の猫や犬の場合であって、上扉45及び下扉46の両方を開けただけでは、開口が小さくて被検体Sを入れ難い場合は、測定者は図7及び図8に示すように取っ手56に手の指を引っ掛けてスライダ51を第2ケーシング24の前方へ所定距離だけ引き出す。これにより、被検体テーブル53が第3テーブル位置T3へ引き出される。これにより、被検体テーブル53の上方領域が大きく開かれた状態になり、測定者は大形の被検体Sを難無く被検テーブル53の上に置くことができる。
(被検体の搬送及びCT測定)
被検体テーブルT3が図7に示すように第2ケーシング24の前方位置である第3テーブル位置T3へ引き出された状態で、測定者が被検体Sを被検体テーブル53上に載せた場合は、測定者はその後、被検体テーブル53を第1ケーシング23の方向へ押し込んで、図5及び図6に示すように第2ケーシング24内の第2テーブル位置T2へ置く。そして、上扉45及び下扉46を閉じて図3の状態にする。測定者が第2テーブル位置T2に置かれている被検体テーブル53上に被検体Sを置いた場合は、測定者はその後、上扉45及び下扉46を閉じて図3の状態にする。この状態において測定者は窓48を通して被検体Sの状態を観察できる。
その後、図1のCPU11はCT測定ソフトウエア19の指示に従って、図3の第2テーブル搬送機構59を用いて被検体テーブル53の上下方向における位置(すなわち高さ)の調整を行う。この調整の詳細は後述する。次にCPU11は、X線発生装置38に高電圧を印加してX線の発生を開始し、さらに、図3の第1テーブル搬送機構52を作動させて、被検体テーブル53を第2テーブル位置T2から図9に示す第1テーブル位置T1まで水平移動させる。被検体テーブル53が移動する間、測定者は搬送されている被検体Sの状態を窓48を通して観察できる。
こうして被検体テーブル53が図3の第2テーブル位置T2から図9の第1テーブル位置T1まで移動する間、X線発生装置38から放射されたX線が被検体テーブル53上の被検体Sに照射される。このとき、被検体Sを透過したX線が2次元X線検出器39によって検出される。2次元X線検出器39は2次元領域内の個々の画素領域においてX線を検出する。図1のX線強度演算装置49は2次元X線検出器39の出力信号に基づいてX線強度を演算によって求め、その強度情報を電気信号の形で制御装置3へ伝送する。
X線強度演算装置49から伝送されたX線強度データは必要に応じてメモリ14内のデータファイル20内に記憶され、さらに必要に応じてビデオコントローラ18へ伝送される。ビデオコントローラ18は伝送されたX線強度データに対応して画像信号を生成し、この画像信号を画像表示装置4へ伝送する。これにより、被検体SのX線断面画像が画像表示装置4の画面上に表示される。測定が行われている間、測定者はX線が照射されている被検体Sの状態を窓48を通して観察できる。
測定が終了すると、CPU11はX線発生装置38からのX線放出を終了し、さらに、図9の第1テーブル搬送機構52を作動して被検体テーブル53を第1テーブル位置T1から図3の第2テーブル位置T2まで搬送する。その後、測定者は上扉45を開き、さらに必要に応じて下扉46を開き、さらに必要に応じて手動によってスライダ51を図7の第3テーブル位置T3まで引出して、測定を終了した被検体Sを被検体テーブル53から取り出す。
(被検体の高さ調整)
上記のように本実施形態では図3において、X線発生装置38から放射されるX線を用いてCT測定を行うのに先立って、第2テーブル搬送機構59を用いて被検体Sの高さ調整を行う。被検体Sの高さ調整というのは、とりもなおさず被検体SのX線発生装置38からの距離の調整、すなわちX線発生装置38及びX線検出器39の回転中心線X0からの被検体Sの距離の調整ということである。
既述の通り被検体Sは、小鳥のような小型の場合もあるし、子供の犬のように中型の場合もあるし、大人の犬のように大型の場合もある。被検体テーブル53の高さが常に一定であると、被検体Sが小型、中型そして大型と変化する場合、X線R1に対する被検体Sの中心位置が変動して測定結果にバラツキが発生する心配がある。このように測定結果にバラツキが発生することを防止するため、本実施形態では異なる大きさの被検体Sが提供される場合に、被検体テーブル53の上下方向の位置を変化させることにより、X線R1に対する被検体Sの中心位置(すなわち、被検体SのX線発生装置38からの距離)が一定位置になるように調整している。具体的にはいくつかの方法があるので、それらを個々に説明する。
1.被検体の大きさに対応した高さ位置を予め記憶しておく。
被検体Sの大きさに対応して被検体テーブル53をどのような高さ位置に置いておくべきかは、経験的に決まっている。1つの実施形態では、図1のCT測定ソフトウエア19又はメモリ14内の所定の記憶領域に、被検体Sの大きさに対応した被検体テーブル53の高さ位置情報を予め記憶しておく。そして、被検体Sの大きさが決まったときには、図3において第2テーブル搬送機構59を作動させて被検体テーブル53の上下方向位置(すなわち高さ位置)を調整する。
2.レーザポインタによる予備測定を利用する。
レーザポインタは所定の断面形状のレーザ光を対象物に向けて照射するレーザ機器である。被検体Sの上方向から被検体Sへレーザ光を照射する第1のレーザポインタ65と、被検体Sの横方向から被検体Sへレーザ光を照射する第2のレーザポインタ66とを図3の第1ケーシング23の前の適所に配置して、X線R1の中心部分の一定位置にレーザ光を照射する。被検体テーブル53に載った被検体SがX線R1の照射領域に到来すると、レーザ光のポイントが被検体Sの表面に現れる。このことは、図2の第2ケーシング24の上扉45に設けた観察用窓48を通して測定者が視認できる。
被検体Sの表面に現れたレーザ光のポイント表示を見た測定者は、そのポイント表示に基づいて判断して被検体Sが最適の高さ位置からどのくらい上側又はどのくらい下側にずれているかを視覚によって確認できる。この確認結果に基づいて測定者は図1の入力装置5によって高さを調整するためのデータを入力することができる。CPU11はその入力データに基づいて図3の第2テーブル搬送機構59を作動させて、被検体テーブル53の高さ位置を適切な位置に設定できる。
3.透視撮影による予備測定を利用する。
図3において本当の測定を行う前に、被検体テーブル53上に載せてある被検体Sを被検体テーブル53を移動させることによってX線R1の照射領域内へ配置させる。そして、X線検出器39によって測定を行って、CTX線断面画像を画像表示装置4の画面上に表示する。これを見た測定者は、表示された断面画像に基づいて、X線R1に対して被検体Sが高すぎるか、あるいは低すぎるかを判断する。
測定者はその判断結果に基づいて図1の入力装置5によって高さを調整するためのデータを入力することができる。CPU11はその入力データに基づいて図3の第2テーブル搬送機構59を作動させて、被検体テーブル53の高さ位置を適切な位置に設定できる。また、CPU11は透視データに基づいて被検体Sの身体の厚さを自動的に測定し、被検体テーブルの高さを自動的に調整したり、CT撮影に適切な撮影線量を自動的に設定することができる。
(本実施形態による効果)
以上のように本実施形態では、図9の第1テーブル搬送機構52が被検体テーブル53を、X線を受ける位置である第1テーブル位置T1(図9)と、第1ケーシング23の外部の位置である第2テーブル位置T2(図3)との間で搬送することにしたので、測定者は第1ケーシング23の外部の位置である第2テーブル位置T2において被検体テーブル53に対して被検体Sのセット(配置)及び取外しを行うことができる。そして、被検体テーブル53上に置かれた被検体Sは第1テーブル搬送機構52の働きによって常に正確に第1テーブル位置T1に置かれるようになっている。
このため、本実施形態によれば、ケーシングの側面に設けた扉を開いた後に現れる開口を介して被検体Sをケーシングの内部に配置するようにした従来のCT装置に比べて、被検体Sを第1ケーシング23内の所定位置にセット(配置)する作業を簡単に、迅速に且つ正確に行えるようになった。
さらに、本実施形態では、第2テーブル搬送機構59によって被検体テーブル53の高さ位置(すなわち、被検体テーブル53のX線発生装置38からの距離)を調節するようにしたので、被検体Sとして様々な大きさのものが提供される場合であっても、それらの被検体SをX線R1に対して常に一定の位置に置くことが可能なった。これにより、大きさの異なる被検体Sに対して常に安定した信頼性の高いCT測定を行うことができるようになった。
(その他の実施形態)
以上、好ましい実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施形態に限定されるものでなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々に改変できる。
例えば、図3の第1テーブル搬送機構52及び第2テーブル搬送機構59は図3に示した構成の搬送機構に限られず、その他の任意の搬送機構を採用できる。第1テーブル搬送機構52及び第2テーブル搬送機構59の構成が変更されれば、それに応じて図1の制御系の構成も変更されることがある。
また、図2に示した第1ケーシング23及び第2ケーシング24の外観形状は図2の外観形状に限られるものではなく、その他の種々の外観形状とすることができる。
上記実施形態では、図5において、第1扉としての上扉45を上方向へ開き移動するように構成し、第2扉としての下扉46を下方向へ開き移動するように構成した。しかしながらこれに代えて、第1扉を上方向以外の1方向(例えば左方向)へ開き移動するように構成し、第2扉をその反対方向(例えば右方向)へ開き移動するように構成することができる。また、第1扉及び第2扉は斜め方向に開閉移動するように構成することもできる。
図3において、CT測定系2は、上扉45の開閉状態を検知するセンサと、下扉46の開閉状態を検知するセンサと、X線発生装置38への通電を遮断する通電遮断回路とを有することができる。この実施形態によれば、X線照射中に間違って上扉及び/又は下扉が開いた場合は、上記のセンサによってそのことを検知し、この検知結果に基づいて通電遮断回路によってX線発生装置38への通電を遮断できる。これにより、測定者がX線に晒されることを防止できる。すなわち、X線に関して測定者の安全を確保できる。
図3において、下扉46は上扉45が開かないと開くことができないように構成でき、さらに、上扉45が閉状態から開状態へ開かれることを防止するロック機構を設けることができる。このロック機構は、例えば、電磁可動機構であるソレノイドを用いて構成できる。この実施形態によれば、ロック機構によって上扉45をロック状態にすることにより、上扉45及び下扉46が意に反して開くことを防止でき、その結果、測定者のX線に対する安全を確保できる。
上記の実施形態では2つのレーザポインタ65及び66によってレーザポインタ手段を構成した。しかしながら、これに代えて、1つのレーザポインタ又は3つ以上のレーザポインタによってレーザポインタ手段を構成することができる。
1.X線CT装置、 2.CT測定系、 3.制御装置、 4.画像表示装置、 5.入力装置、 6.キーボード、 7.マウス、 15.バス、 18.ビデオコントローラ、 19.CT測定ソフトウエア、 22.基台、 23.第1ケーシング、 24.第2ケーシング、 25.キャスタ、 28.前面板、 29.背面板、 30.胴部板、31.CT光学系、 34.回転胴、 35.支持部材、 36.モータ、 37.ベルト、 38.X線発生装置、 39.2次元X線検出器、 41.X線放出窓、 42.コントローラ、 44.ケーシング本体部、 45.上扉(第1扉)、 46.下扉(第2扉)、 47.取っ手、 48.窓、 51.スライダ(第3テーブル搬送機構)、 52.第1テーブル搬送機構、 53.被検体テーブル、 54.モータ(第1テーブル搬送機構)、55.レール、 56.取っ手、59.第2テーブル搬送機構、 60.昇降ブロック、 61.送りネジ軸、 62.モータ、 63.補助ケーシング、 65.第1のレーザポインタ、 66.第2のレーザポインタ、 B.第1ケーシングと回転胴との接続部分、 C.第1ケーシングと第2ケーシングとの接続部分、 R1.X線、 X0.中心軸線、 P0.鉛板、 T1.第1テーブル位置、 T2.第2テーブル位置、 T3.第3テーブル位置

Claims (8)

  1. 被検体の内部画像をX線を用いて得るためのX線CT装置であって、
    被検体に照射されるX線を発生するX線発生手段と、
    被検体を透過したX線を検出するX線検出手段と、
    前記X線発生手段と前記X線検出手段とを両者間の中心線を中心として同時に回転させる回転駆動手段と、
    前記X線発生手段と前記X線検出手段とを包囲する第1ケーシングと、
    被検体が載せられる被検体テーブルと、
    前記被検体テーブルを第1テーブル位置と第2テーブル位置との間で搬送する第1テーブル搬送機構であって;前記第1テーブル位置は被検体テーブルの主体部分が前記X線発生手段から出たX線を受ける位置であり、前記第2テーブル位置は被検体テーブルの主体部分が前記第1ケーシングの外部に存在する位置である、第1テーブル搬送機構と、
    前記被検体テーブルを前記X線発生手段及びX線検出手段の回転中心線に近づけ又は遠ざけるように搬送する第2テーブル搬送機構と、
    を有することを特徴とするX線CT装置。
  2. 前記第2テーブル位置を包囲する第2ケーシングを有しており、
    当該第2ケーシングは、前記第1テーブル搬送機構による前記被検体テーブルの搬送路を開放又は閉鎖するために開閉移動する一対の扉を有する
    ことを特徴とする請求項1記載のX線CT装置。
  3. 前記一対の扉の少なくとも一方に内部を観察するための窓を設けたことを特徴とする請求項2記載のX線CT装置。
  4. 被検体が載せられた前記被検体テーブルを前記第2テーブル位置から前記第1テーブル位置へ前記第1テーブル搬送機構によって搬送させる手段と、
    前記X線発生手段及びX線検出手段の回転中心線からの前記被検体の距離を当該被検体の大きさに応じて前記第2テーブル搬送機構によって変化させる手段と、
    を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載のX線CT装置。
  5. レーザ光によって位置を指し示すレーザポインタ手段と、
    前記第1ケーシング又は前記第2ケーシングに設けられており、前記レーザポインタ手段が指し示す位置を視認するための窓と、
    データを入力する入力手段と有しており、
    前記被検体の距離を変化させる手段は、
    前記X線発生手段及びX線検出手段の回転中心線からの前記被検体の距離を、前記入力手段から入力されたデータに従って前記第2テーブル搬送機構によって変化させることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載のX線CT装置。
  6. データを入力する入力手段と、
    前記X線発生手段及びX線検出手段の回転中心線に対する被検体の距離をX線透視撮影によって求める手段と、を有しており、
    前記被検体の距離を変化させる手段は、
    前記X線発生手段及びX線検出手段の回転中心線からの前記被検体の距離を、前記X線透視撮影によって求めたデータに従って前記第2テーブル搬送機構によって変化させることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載のX線CT装置。
  7. 前記第2テーブル位置よりもさらに前記第1ケーシングから遠ざかる位置である第3テーブル位置へ前記被検体テーブルを搬送する第3テーブル搬送機構をさらに有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1つに記載のX線CT装置。
  8. 前記被検体テーブルは被検体を受ける面が凹である湾曲断面形状を有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1つに記載のX線CT装置。
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