JP2014110843A - 内視鏡装置 - Google Patents

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徹至 小林
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Abstract

【課題】簡易な構成で同期ずれなく画素データを高速シリアル伝送することができる内視鏡装置を提供する。
【解決手段】ビデオスコープ先端部に設けられた送信部155において、シリアル画素データに対し所定間隔で同期クロックを埋め込み、シリアルデータPDSをスコープコネクタ部に設けられた受信部116へ送信する。また、受信部116からの要求に応じて、同期クロックと同じ位相、周波数をもつイニシャルクロックデータICLを送信する。受信部116では、PLL回路120がイニシャルクロックデータICLによって位相をロックし、位相シフトクロックデータAD、BDを出力する。そして、論理回路122によって、PLL回路120へ自己帰還させる帰還抽出クロックKCLを生成し、シリアルデータ転送中の間、帰還抽出クロックKCLによってPLL回路120が位相ロックし続ける。
【選択図】図6

Description

本発明は、スコープ(内視鏡)によって器官内壁などの被写体を観察、処置等する内視鏡装置に関し、特に、スコープ先端部に設けられた撮像素子から読み出される画素信号のシリアル伝送に関する。
電子内視鏡装置においては、撮像素子がビデオスコープ先端部に設けられており、撮像素子から読み出されたアナログ画像信号は、ビデオスコープ内部に配線された信号線によってスコープ基端側/プロセッサ側へ伝送される。そして、スコープコネクタ部あるいはプロセッサ内部に設けられた画像処理回路においてデジタル化され、画像信号が生成される。
CCDを使用する場合、アナログ画素信号をスコープ先端部からプロセッサ側へ伝送する。このとき、信号線が比較的長いためにノイズが生じ、観察画像の画質を低下させる。一方、CMOSを使用する場合、撮像チップとして構成されるため、スコープ先端部において画素信号をデジタル化し、パラレル/シリアル変換してからシリアル画素データをプロセッサ側へシリアル伝送することが可能である(特許文献1参照)。
シリアル伝送としては、8b/10bと呼ばれるシリアル伝送方式が一般的に採用される。具体的には、8b/10bのデータ変換表に基づき、撮像素子から読み出されるパラレル8ビットの画素データに対してクロックを埋め込み、ランレングスの短い10ビットデータに変換する。そして、パラレル/シリアル変換部によってパラレルデータをシリアルデータに変換し、プロセッサ側へ伝送する。
スコープのコネクタ部もしくはプロセッサ内に設けられる受信回路では、送られてきたシリアル信号の位相を検出してクロック信号を発生させる。8b/10b伝送方式では、埋め込んだクロックを10ビットデータから自動的に抽出可能なデータ配列になっており、新たに抽出したクロック信号によって画素データをリタイミングする。
これにより、1GHzレベルで高速シリアル伝送した場合に生じる画素データ伝送周波数とクロック信号との同期ずれを解消し、プロセッサ側のクロックと同期する画素データを生成することができる。その後、シリアル/パラレル変換部によってシリアルデータをパラレルデータに変換し、同じ8b/10b変換表に基づいて8ビットの画素データを復元する。
特開2009−201540号公報
8b/10b伝送方式のような高速シリアル伝送方式の場合、送信側、受信側にデータ量の大きい変換テーブルをメモリ等に格納し、データ変換処理回路を設ける必要がある。このような専用回路をスコープ先端部に設けることは、スコープ先端部をできる限り細径化することへの障害となる。また、変換処理回路を撮像素子傍に設けることで、画素信号を撮像素子から読み出すとき、ノイズを発生させる恐れがある。
したがって、簡素な回路構成によって、画素データをスコープ先端部からプロセッサ側へ同期ずれなく高速シリアル伝送することが求められる。
本発明の内視鏡装置は、スコープ先端部に設けられた撮像素子と、スコープ先端部に設けられ、前記撮像素子から読み出される画素信号をデジタルシリアル化した画素データに対し、所定データ幅間隔で同期クロックを埋め込み、シリアルデータを出力する送信部と、スコープ基端側もしくは内視鏡プロセッサに設けられ、受信したシリアルデータの中からシリアル画素データを抽出する受信部とを備える。
前記送信部は、同期クロックと同じ周波数でエッジ部分が現れるシリアルデータのイニシャルクロックデータを出力可能である。前記受信部は、受信したイニシャルクロックデータによって位相をロックするPLL回路を有する。そして、前記受信部は、位相ロック後に送られてくるシリアルデータに基づいて帰還抽出クロックを生成し、前記PLL回路に入力する帰還抽出クロックに従ってシリアル画素データを抽出する。
例えば、前記送信部は、前記受信部からの要求に応じて選択的にイニシャルクロックデータもしくはシリアルデータを送信し、前記受信部は、帰還抽出クロックと同期クロックとが同期しているか否かを判断し、非同期の場合、イニシャルクロックデータの出力を前記送信部へ要求する。
例えば、前記PLL回路は、位相ロック後の抽出クロックの位相を互いにシフトさせた1対の位相シフトクロックデータを出力し、前記受信部は、1対の位相シフトクロックデータに基づいて帰還抽出クロックを生成する論理回路を有する。
また、前記PLL回路は、帰還抽出クロックの入力デューティー比が40〜60パーセントとなるように、1対の位相シフトクロックデータを出力することができる。
例えば前記受信部は、シリアル画素データの中から、帰還抽出クロックに従ってデータを抽出し、抽出されたデータが同期クロックに対応しているか否かを判断する。
例えば前記送信部は、シリアル画素データのデータ数をカウントするカウンタと、所定データ幅に応じたカウント数に合わせて同期クロックをシリアル画素データ内に埋め込むセレクタとを備える。
このように本発明によれば、内視鏡装置において、簡易な構成で同期ずれなく画素データを高速シリアル伝送することができる。
第1の実施形態である電子内視鏡装置のブロック図である。 送信部を含む撮像ユニットおよび受信部の詳細なブロック図である。 送信部の一部構成を示す論理回路図である。 伝送するシリアルデータおよび並走させるクロック信号を示した図である。 受信部におけるシリアルデータ受信処理および同期調整処理のフローチャートである。 第2の実施形態における送信部と受信部のブロック図である。 受信部に設けられた論理回路の回路図である。 シリアルデータおよび帰還抽出クロックのタイミングチャートである。 受信側における同期調整処理のフローチャートである。 送信側におけるイニシャルクロックデータ送信処理のフローチャートである。
以下では、図面を参照して本実施形態である電子内視鏡装置について説明する。
図1は、第1の実施形態である電子内視鏡装置のブロック図である。
電子内視鏡装置は、その挿入部分が体内へ挿入されるビデオスコープ10と、プロセッサ30とを備え、ビデオスコープ10はプロセッサ30に着脱自在に接続される。プロセッサ30には、モニタ80が接続されている。
プロセッサ30は、放電ランプなどで構成される光源装置34を備える。光源装置34から出力される照明光は、集光レンズ(図示せず)を介して、ビデオスコープ10内に設けられたライトガイド11に入射する。ライトガイド11に入射した光は、ライトガイド11内部を通ってスコープ先端部10Tから射出し、配光レンズ14Aを介して被写体(観察対象)に照射される。
被写体で反射した照明光は、スコープ先端部に設けられた、カバーガラス14B、対物レンズ13を通り、これによって、対物レンズ13後方に位置する撮像ユニット12内に設けられたイメージセンサ52の受光面に被写体像が形成される。
イメージセンサ52は、X−Y独立型撮像素子であり、ここではCMOSセンサで構成される。イメージセンサ52において生じる1フィールド/フレーム分の画像信号は、撮像素子駆動回路19によって所定の読み出し時間間隔(例えば、1/60秒もしくは1/30秒間隔)で読み出される。イメージセンサ52には、Cy、Ye、G、MgあるいはR、G、Bから成る色要素をモザイク配列させた色フィルタが配設されており、カラー撮像方式として同時単板式が適用されている。
イメージセンサ52から読み出された画素信号は、デジタル化、シリアル化された後、ビデオスコープ10の基端側に設けられたコネクタ部10Cへ送信される。コネクタ部10Cは、スコープコントローラ15、受信部16、画像処理回路17、タイミングジェネレータ18、撮像素子駆動回路19を備える。CPU、RAM、ROMなどを含むスコープコントローラ15は、撮像ユニット12、タイミングジェネレータ18などへ制御信号を送信し、スコープ動作全体を制御する。スコープ動作制御プログラムは、ROMに格納されている。
画像処理回路17では、送られてきたデジタル画素信号に対してホワイトバランス処理、ガンマ補正処理などの信号処理が施される。これにより、カラーデジタル画像信号が生成される。カラーデジタル画像信号は、プロセッサ30の後段処理回路32へ送られる。
後段処理回路32では、輪郭強調などの画像処理が施される。後段処理回路32から出力された画像信号が映像信号としてモニタ80に出力されることにより、観察画像が動画像としてモニタ80に表示される。
CPU、ROM、RAMなどを含むシステムコントロール回路40は、光源装置34などへ制御信号を出力し、プロセッサ30全体の動作を制御する。プロセッサ制御に関するプログラムは、ROMにあらかじめ格納されている。また、システムコントロール回路40は、スコープコントローラ15との間で相互通信可能である。
次に、図2〜4を用いて、ビデオスコープの先端側に設けられた送信部、プロセッサ側に設けられた受信部の構成を説明する。
図2は、送信部を含めた撮像ユニットおよび受信部の詳細なブロック図である。図3は、送信部の一部構成を示す論理回路図である。図4は、伝送するシリアルデータおよび並走させるクロック信号を示した図である。
撮像ユニット12は、CMOS型のイメージセンサ52、A/D変換器53、パラレル/シリアル変換器54、送信部55、PLL回路56を備え、1つのデバイスとして構成される。PLL回路56は、位相検出器、LPF、VOC、分周器を備えており、所定の周波数でクロック信号を出力可能である。受信部16に設けられたPLL回路68から出力される基準クロック信号に基づき、所定の周波数のクロック信号を撮像ユニット12内の回路へ出力する。
イメージセンサ52から読み出された1フィールド/フレーム分のアナログ画素信号は、A/D変換器53によって8ビット(256諧調)のデジタルパラレル画素信号に変換される。デジタルパラレル画素信号は、パラレル/シリアル変換器54によってデジタルシリアル信号に変換される。パラレル/シリアル変換は、周波数600MHzで行われる。
図3に示すように、送信部55は、カウンタ72、エッジ出力部73、セレクタ74、フリップフロップ76、バッファ回路78を備える。送信部55では、入力された一連のデジタルシリアル画素データの間に、所定のデータ幅間隔(ここでは18ビット間隔)でクロックデータ(以下、同期クロックという)EDを埋め込む。
同期クロックEDは、エッジを形成するデータ「01」によって構成されるデータであり、同期クロックEDによってシリアル画素データが18ビットずつ区分され、ワード境界が規定される。同期クロックEDの埋め込みは、カウンタ72によるデータ数のカウントおよびセレクタ74による出力選択動作によって行われる。
具体的に説明すると、伝送される画素データを18個分カウントする度に、エッジ出力部73から出力される同期クロックEDのデータ「01」を挿入し、エンベディットクロックのシリアルデータPDSを生成する。シリアルデータPDSは、高速の伝送レート(600Mbps)で伝送される。
一方、この同期クロックEDに対応したクロック信号(以下、並走クロックという)PCLが、シリアルデータPDSとは別に送信部55から出力される。並走クロックPCLは、その周期が同期クロックEDのデータ配置間隔に対応する。すなわち、同期クロックEDは、並走クロックPCLのエッジ部分と同じタイミング/位相で埋め込まれており、シリアルデータの中で同期クロックEDが繰り返し現れる周波数は、並走クロックPCLの周波数と一致する。
並走クロックPCLは、PLL回路56から出力されるクロック信号に基づいて生成される。ここでは、30MHzの周波数をもつ低速クロック信号として、並走クロックPCLが送信部55から出力される。なお、並走クロックPCLの周波数をさらに分周させた周波数にしてもよい。
図2に示すように、一連のシリアルデータPDSと並走クロックPCLは、それぞれ異なる信号線によってコネクタ部10Cの受信部16へ送信される。受信部16は、ラッチ検出部62、位相制御回路64、画素データ抽出部66、シリアル/パラレル変換器69、さらにPLL回路67、68を備える。
PLL回路67は、位相検出器、LPF、VOC、分周器とともに、位相シフト回路を備えている。スコープ先端部10Tから送信されてきた並走クロックPCLは、PLL回路67に入力する。PLL回路67は、入力した並走クロックPCLによって位相をロックし、30MHz/600MHzのクロック信号をラッチ検出部62、位相制御回路64、画素データ抽出部66へ出力する。
ラッチ検出部62は、位相ロック後のPLL回路67から出力される周波数30MHzのクロック信号(以下、抽出クロックという)SCLに従って、シリアル画素データPDSの中から2ビットの隣接するデータを定期的に保持する。位相制御回路64は、保持されたデータが埋め込んだ同期クロックEDのデータ配列「01」に相当するか否かを判断する。
同期クロックEDを繰り返しラッチしている場合、PLL回路67から出力される抽出クロックSCLとシリアル画素データに埋め込まれた同期クロックEDとの間に同期ずれがないと判断する。一方、同期ずれがあると判断した場合、位相制御回路64は、PLL回路67へ抽出クロックSCLの位相をずれに応じたシフト量だけシフトさせる制御信号を出力する。
このようなフィードバック制御により、同期クロックEDと抽出クロックSCLの位相が一致し、同期ずれが解消される。同期クロックEDと並走クロックPCLとの間で同期ずれがない状態でPLL回路67が位相ロックすることによって、シリアルデータの中から同期クロックEDを境界とする一連の画素データ列を順次取り出すことができる。
画素データ抽出部66では、抽出クロックSCLに従い、送られてくるシリアル画素データの中から同期クロックEDを分離し、画素データを抽出する。そして、シリアル/パラレル変換器69によってシリアル画素データがパラレル画素データに変換される。
図5は、受信部におけるシリアルデータ受信処理のフローチャートである。
シリアル画素データを受信すると、PLL回路67の位相ロック後に、ラッチしたデータが同期クロックEDのデータ「01」と対応している否かを検出する。定期的に同期クロックEDのデータが続けて検知される場合、シリアル画素データを読み出すことが有効となり、シリアル画素データが抽出される(S101〜S104)。一方、同期クロックEDが続けて検知されない場合、同期ずれが解消されるようにPLL回路67の位相がシフト制御される(S105)。
このように本実施形態によれば、ビデオスコープ先端部に設けられた送信部55において、シリアル画素データに対し所定間隔で同期クロックEDを埋め込み、シリアルデータPDSをプロセッサ側へ送信する。それとともに、同期クロックEDの周波数と同じ並走クロックPCLを、シリアルデータPDSとは別に送信する。
ビデオスコープのコネクタ部に設けられた受信部16では、並走クロックPCLによってPLL回路67が位相をロックし、画素データ抽出部66において、同期クロックEDとシリアル画素データを分離する。そして、同期クロックEDを正確にラッチしているか確認し、同期ずれが生じている場合、PLL回路を位相シフト制御し、同期クロックの出現位置と並走クロック信号のエッジ部分とを一致させる。
8b/10b伝送方式のような変換テーブルを用いることなく、埋め込んだ同期クロックを正確に検知し、シリアル画素データを取り出すことができる。特に、スコープ先端部における回路構成としてはセレクタ等を設けるだけでよいため、スコープ先端部の回路構成が簡素化できる。
また、受信部において、ワードアライナなどのワード境界を検知する回路を設ける必要がない。一方、並走クロックはシリアル伝送レートに比べて周波数が十分小さい低速クロック信号であるため、EMC試験においても高周波ノイズ発生を抑えることができる。
なお、並走クロックの周波数は同期クロックEDに合わせた周波数に限定されず、それ以外の小さい周波数でもよい。例えば、8b/10bと同等の周波数にすることも可能である。
次に、図6〜図10を用いて第2の実施形態である電子内視鏡装置について説明する。第2の実施形態では、第1の実施形態のように同期クロックをシリアルデータと並走して送信せず、クロック信号に対応したシリアルデータを初期設定として送信し、受信部においてそのデータから同期用クロック信号を生成する。
図6は、第2の実施形態における送信部と受信部のブロック図である。図7は、受信部に設けられた論理回路の回路図である。図8は、シリアルデータおよび帰還抽出クロックのタイミングチャートである。
撮像ユニット112は、送信部155を備える。送信部155は、同期クロックが埋め込まれたシリアル画素データPDSを伝送レート600Mbpsで出力する。第1の実施形態のように別途低速クロック信号を並走させない。
受信部116は、PLL回路120、論理回路122、セレクタ124、コントローラ130を備える。PLL回路120は、撮像ユニット112から送られてくるイニシャルクロックデータICLに応じて位相をロックする。
イニシャルクロックデータICLは、16ビットごとに「0」のデータ列と「1」のデータ列が交互に入れ替わり、図2に示す並走クロックPCLと同じような波形をもつシリアルデータである。PLL回路120は、このシリアルデータによって位相をロックし、周波数30MHz、600MHzのクロック信号をコントローラ130へ出力する。
さらにPLL回路120は、位相をわずかにシフトさせた対となる位相シフトクロックデータAD、BDを論理回路122へ出力する。図7に示すように、論理回路122は、AND回路132、134と、OR回路136から構成される。
シリアルデータは、論理回路122を経由あるいは経由しないでセレクタ124に入力される。セレクタ124は、コントローラ130からの制御信号によって論理回路122経由もしくは論理回路122を経由しないシリアルデータを選択的に出力し、PLL回路120へ送る。
コントローラ130は、第1の実施形態における抽出クロックの検知、同期ずれの検知およびシリアル画素データの抽出機能をいずれも備えている。PLL回路120を経由してコントローラ130に入力したシリアル画素データは、PLL回路120から出力される周波数30MHz、600MHzのクロック信号によって埋め込まれた同期クロックEDのデータを検出し、シリアル画素データを分離、抽出する。
図8には、送信部155から送信されるシリアル画素データPDSおよびイニシャルクロックデータICLと、論理回路122によって生成されるクロック(ここでは、帰還抽出クロックKCLという)を示している。第1の実施形態と同様、同期クロックEDがシリアル画素データ18ビットごとに埋め込まれている。
イニシャルクロックデータICLは、図8に示すように同期クロックEDの位置に応じてエッジ部分が形成されるシリアルデータであり、第1の実施形態で示した並走クロックPCLと同じような波形、周波数をもつ。
PLL回路120は、イニシャルクロックデータICLが入力されると位相をロックし、位相ロック後には、イニシャルクロックデータICLの位相をわずかにずらした1組の位相クロックデータAD、BDを論理回路122へ出力する。
1組の位相シフトクロックデータAD、BDは、イニシャルクロックデータICLを正負反対方向に同じシフト量Zだけ位相シフトさせたデータであり、シフト量Zは、同期クロックEDを埋め込むタイミングT内に収まっている。
1組の位相シフトクロックデータAD、BDは、イニシャルクロックデータICLに対応するクロックデータを論理回路122によって生成するために作り出されるシリアルデータである。これをPLL回路120へ入力させることにより、PLL回路120は、このデータを下にして位相をロックし、所定の周波数のクロック信号を出力することができる。
PLL回路120へ入力される帰還抽出クロックKCLの入力デューティー比は、40〜60パーセントの範囲(ここでは、およそ50パーセント)に収まるように規定されている。これは、水晶などによって基準クロック信号を発生させるときの規格、仕様に従ったものである。
PLL回路120は、自ら出力した位相シフトクロックデータAD、BDを出力し、論理回路122によって、PLL回路120へ入力すべきクロック信号が生成される。このような自己回帰的なクロック信号入力により、第1の実施形態のような別途用意されたクロック信号を用いなくても、PLL回路として機能することができる。
図9は、受信側における同期調整処理のフローチャートである。図10は、送信側におけるイニシャルクロックデータ送信処理のフローチャートである。
まず、シリアルデータを送信する前段階において、イニシャルクロックデータを送信部から送信する。撮像ユニット12は、イニシャルクロックデータICLの送信要求があると(S201)、イニシャルクロックデータICLをトレーニングパターン(初期パターンデータ)として送信する(S301、S302)。
受信側では、セレクタ124の切り替えによってイニシャルクロックデータICLがPLL回路120に入射し、PLL回路120において位相がロックする(S202、S203)。PLL回路120が位相ロックすると、シリアルデータ伝送を送信部155へ要求する(S204)。これによって、同期クロックEDが埋め込まれたシリアルデータが受信部116へ送信される(S301、S303)。
また、受信部116では、シリアルデータ送信要求とともに、セレクタ124を切り替える。それとともに、PLL回路120は、位相ロック後に位相シフトした位相シフトクロックデータAD、BDを論理回路122へ出力する(S205)。これにより、帰還抽出クロックKCLによってシリアルデータの中から画素データが抽出される。
コントローラ130は、第1の実施形態と同様、帰還抽出クロックKCLに従ってラッチするデータが同期クロックEDのデータ「01」であるか判断し、定期的に同期クロックEDが続けてラッチされない場合、再度、イニシャルクロックデータICLを送信するように要求する(S206、S201)。これによって、再びPLL回路120がイニシャルクロックデータICLに基づいて位相ロックする。シリアルデータ転送中、PLL回路120は、帰還抽出クロックKCLに従って位相をロックし続ける。
このように第2の実施形態によれば、ビデオスコープ先端部に設けられた送信部155において、シリアル画素データに対し所定間隔で同期クロックEDを埋め込み、シリアルデータPDSをスコープコネクタ部に設けられた受信部へ送信する。また、受信部からの要求に応じて、同期クロックEDと同じ位相、周波数をもつイニシャルクロックデータICLを送信する。
受信部116では、PLL回路67がイニシャルクロックデータICLによって位相をロックし、位相シフトクロックデータAD、BDを出力する。そして、論理回路122によって、PLL回路120へ自己帰還させる帰還抽出クロックKCLを生成し、シリアルデータ転送中の間、帰還抽出クロックKCLによってPLL回路120が位相ロックし続ける。コントローラ130は、同期クロックEDを正確にラッチしているか確認し、同期ずれが生じている場合、再びイニシャルクロックデータICLを送信させ、再度位相を調整する。
同期クロック信号を並走させて送信させなくても、PLL回路によってシリアルデータ中に埋め込まれた同期クロックEDを検知し、シリアル画素データを抽出することができる。
なお、プロセッサに受信部を設けるようにしてもよい。
10 ビデオスコープ
12 撮像ユニット
16 受信部
30 プロセッサ
55 送信部
ED 同期クロック
PDS シリアルデータ
PCL 並走クロック
KCL 帰還抽出クロック
SCL 抽出クロック
ICL イニシャルクロックデータ
AD、BD 位相シフトクロックデータ

Claims (7)

  1. スコープ先端部に設けられた撮像素子と、
    スコープ先端部に設けられ、前記撮像素子から読み出される画素信号をデジタルシリアル化した画素データに対し、所定データ幅間隔で同期クロックを埋め込み、シリアルデータを出力する送信部と、
    スコープ基端側もしくは内視鏡プロセッサに設けられ、受信したシリアルデータの中からシリアル画素データを抽出する受信部とを備え、
    前記送信部が、同期クロックと同じ周波数でエッジ部分が現れるシリアルデータのイニシャルクロックデータを出力可能であり、
    前記受信部が、受信したイニシャルクロックデータによって位相をロックするPLL回路を有し、
    前記受信部が、位相ロック後に送られてくるシリアルデータに基づいて帰還抽出クロックを生成し、
    前記受信部が、前記PLL回路に入力する帰還抽出クロックに従ってシリアル画素データを抽出することを特徴とする内視鏡装置。
  2. 前記送信部が、前記受信部からの要求に応じて選択的にイニシャルクロックデータもしくはシリアルデータを送信し、
    前記受信部が、帰還抽出クロックと同期クロックとが同期しているか否かを判断し、非同期の場合、イニシャルクロックデータの出力を前記送信部へ要求することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  3. 前記PLL回路が、位相ロック後の抽出クロックの位相を互いにシフトさせた1対の位相シフトクロックデータを出力し、
    前記受信部が、1対の位相シフトクロックデータに基づいて帰還抽出クロックを生成する論理回路を有することを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の内視鏡装置。
  4. 前記PLL回路が、帰還抽出クロックの入力デューティー比が40〜60パーセントとなるように、1対の位相シフトクロックデータを出力することを特徴とする請求項3に記載の内視鏡装置。
  5. 前記受信部が、シリアル画素データの中から、帰還抽出クロックに従ってデータを抽出し、抽出されたデータが同期クロックに対応しているか否かを判断することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の内視鏡装置。
  6. 前記送信部が、
    シリアル画素データのデータ数をカウントするカウンタと、
    所定データ幅に応じたカウント数に合わせて同期クロックをシリアル画素データ内に埋め込むセレクタと
    を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに内視鏡装置。
  7. スコープ先端部に設けられた撮像素子と、
    スコープ先端部に設けられ、前記撮像素子から読み出される画素信号をデジタルシリアル化した画素データに対し、所定データ幅間隔で同期クロックを埋め込み、シリアルデータを出力する送信部と、
    スコープ基端側に設けられ、受信したシリアルデータの中からシリアル画素データを抽出する受信部とを備え、
    前記送信部が、同期クロックと同じ周波数でエッジ部分が現れるシリアルデータのイニシャルクロックデータを出力可能であり、
    前記受信部が、受信したイニシャルクロックデータによって位相をロックするPLL回路を有し、
    前記受信部が、位相ロック後に送られてくるシリアルデータに基づいて帰還抽出クロックを生成し、
    前記受信部が、前記PLL回路に入力する帰還抽出クロックに従ってシリアル画素データを抽出することを特徴とするビデオスコープ。
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