JP2014109327A - ボールねじ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ナットの肉厚に関わらず防塵部材の着脱を容易にすることができ、かつ潤滑剤供給部材を好適に保持することにより、潤滑寿命を延ばすことができるボールねじ装置を提供する。
【解決手段】ねじ軸10と、ボール30を介してねじ軸10に対して相対的に移動可能に螺合するナット20とを有し、ナット20の内周面20aには、軸方向の端部から所定の距離を有して係合溝22が周方向に形成されている。ナット20には、外周面40aに形成された係合片41が係合溝22に係合されてねじ軸10とナット20との間の隙間をシールする筒形状の防塵部材40が取り付けられている。防塵部材40の内周面40bと、防塵部材40の端部40cに設けられたフランジ部43と、ねじ軸10の外周面10aとによって潤滑剤供給部材50及び油脂が、防塵部材40内に保持される。
【選択図】図2

Description

本発明は、ボールねじ装置に関する。
回転運動を直線運動に変換する機械要素として用いられるボールねじ装置は、一般に、ねじ軸と、このねじ軸の外周に設けられた円筒状のナットとを有しており、ねじ軸の外周面に形成された螺旋状のボール転動溝とナットの内周面に形成された螺旋状のボール転動溝との間に複数のボールが組み込まれている。
このようなボールねじ装置は、ねじ軸の表面に付着した粉塵などの異物がナットの内部に入り込むとボールのスムーズな転がり運動が阻害されることから、ねじ軸の表面に接触させる防塵部材をナットの端面部に装着する場合が多い。
このような防塵部材を備えたボールねじ装置の例が、特許文献1に記載されている。このボールねじ装置は、図7に示すように、ねじ軸100にボール101を介して螺合したナット102の両端部に、シール取付用の大径段部103が形成されている。また、この大径段部103の内周面に開口する径方向のねじ孔104がナット102の両端部に穿設されている。すなわち、ナット102の外周面102a、及びフランジ周面(図示せず)からそれぞれの大径段部103に貫通する半径方向のねじ孔104が1個又は2個穿設されている。大径段部103にシール105を嵌合した後、ねじ孔104に止めねじ106を締結することによりシール105を円周方向、及び軸方向に固定する構造である。
また、他の態様の潤滑シール装置として、特許文献2には、シール板を用いた構造が開示されている。この潤滑シール装置は、シール板の内径面に形成したねじ軸のねじ溝の直角断面形状に見合う接触部分を内方に突出した孔形状を有している。
特開2003−130171号公報、図5 特開2003−232428号公報、図1(b)
しかしながら、特許文献1に記載されたボールねじ装置は、ナット102にねじ孔104を設けているため、その加工に要する手間が歩留まりを低下させることがあった。特に、ねじ孔104の形成には、ナット102の肉厚の寸法が大きい場合には、雌ねじ溝加工されたタップ穴だけでなく、キリ穴を加工する必要があるため、加工に要する手間や時間にばらつきが生じ、改善の余地があった。
また、特許文献2に開示された技術においては、シール板を複数枚重ね合わせて使用し、1枚毎にシール板の突出部をねじ溝のリードに沿ってずらせて重ね合わせ、その外形側をケース内面に接着するなどして固定しているため、1枚毎にリードに沿ってずらせる作業が必要であり、組立作業上、コストアップとなる。
そこで、本発明は上記の問題点に着目してなされたものであり、その目的は、ナットの肉厚に関わらず防塵部材の着脱を容易にすることができ、かつ潤滑剤供給部材を好適に保持することにより、潤滑寿命を延ばすことができるボールねじ装置を提供することにある。
上記目的を達成するためのある実施形態のボールねじ装置は、ねじ軸と、該ねじ軸の外周に設けられたナットと、上記ねじ軸の外周面に形成された螺旋状のボール転動溝と上記ナットの内周面に形成された螺旋状のボール転動溝との間に設けられた複数のボールとを具備し、
上記ナットの内周面には、軸方向の端部から所定の距離を有して係合溝が周方向に形成され、
筒形状をなし、その外周面に形成された係合片が弾性変形して上記係合溝に係合されて上記ねじ軸と上記ナットとの間の隙間をシールする防塵部材が上記ナットに取り付けられ、
上記防塵部材の内周面と、上記防塵部材の端部に設けられたフランジ部と、上記ねじ軸の外周面とによって潤滑剤供給部材及び油脂の少なくとも何れかが、上記防塵部材内に保持される。
また、上記ボールねじ装置においては、上記フランジ部に筒形状の内周壁が設けられ、該内周壁と、上記防塵部材の内周面と、上記フランジ部との間に上記潤滑剤供給部材及び油脂の少なくとも何れかが設けられてもよい。
また、上記ボールねじ装置においては、上記フランジ部と上記内周壁と上記内周面とによって形成される空間を周方向に複数の収容部に区切る分割壁が複数設けられ、上記収容部には分割された上記潤滑剤供給部材及び油脂の少なくとも何れかが保持されてもよい。
本発明によれば、ナットの肉厚に関わらず防塵部材の着脱を容易にすることができ、かつ潤滑剤供給部材を好適に保持することにより、潤滑寿命を延ばすことができるボールねじ装置を提供することができる。
図1は、ボールねじ装置の第1の実施形態における構成を示す図であり、(a)は軸方向に沿う断面図、(b)はナットに防塵部材を設置した際の正面図である。 ボールねじ装置の第1の実施形態における防塵部材、防塵部材抜取り治具(以下、治具ということがある)、及び潤滑剤供給部材の構成を示す図であり、(a)は防塵部材の正面図、(b)防塵部材の右側面図、(c)は潤滑剤供給部材の軸方向に沿う断面図、(d)は潤滑剤供給部材の正面図である。(e)は防塵部材抜取り治具の斜視図、(f)は(e)の要部拡大図である。 ボールねじ装置の第1の実施形態における防塵部材の取付手順を示す図であり、(a)は防塵部材をナットに装着する前の軸方向に沿う断面図、(b)は防塵部材をナットに装着した後の軸方向に沿う断面図である。 ボールねじ装置のある実施形態における防塵部材の取り外し手順を示す図であり、(a)は防塵部材がナットに装着された状態の軸方向に沿う断面図、(b)は治具を挿入前の軸方向に沿う断面図、(c)は治具を挿入したときの軸方向に沿う断面図、(d)は防塵部材をナットから抜き取ったときの軸方向に沿う断面図である。 ボールねじ装置の第2の実施形態における構成を示す図であり、(a)は軸方向に沿う断面図、(b)は正面図、(c)は防塵部材の左断面図、(d)は防塵部材の正面図、(e)は防塵部材の背面図である。 ボールねじ装置の第3の実施形態における防塵部材及び潤滑剤供給部材の構成を示す図であり、(a)は防塵部材の正面図、(b)は潤滑剤供給部材の正面図、(c)は軸方向に沿う断面図である。 従来のボールねじ装置の構成を示す軸方向に沿う断面図である。
以下、本発明に係るボールねじ装置の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、ボールねじ装置の第1の実施形態における構成を示す図であり、(a)は軸方向に沿う断面図、(b)はナットに防塵部材を設置した際の正面図である。なお、図1(b)では、ボールねじを省略している。また、図2は、ボールねじ装置の第1の実施形態における防塵部材、防塵部材抜取り治具(以下、治具ということがある)、及び潤滑剤供給部材の構成を示す図であり、(a)は防塵部材の正面図、(b)防塵部材の右側面図、(c)は潤滑剤供給部材の軸方向に沿う断面図、(d)は潤滑剤供給部材の正面図である。(e)は防塵部材抜取り治具の斜視図、(f)は(e)の要部拡大図である。
図1(a),(b)に示すように、本実施形態のボールねじ装置1は、ねじ軸10と、ナット20と、複数のボール30と、防塵部材40とを有する。
ねじ軸10は螺旋状のボール転動溝11を外周面10aに有しており、ねじ軸10の外周に設けられたナット20の内周面には、螺旋状のボール転動溝21がボール転動溝11と同じリードで形成されている。
ボール転動溝11,21は互いに対向しており、これらボール転動溝11,21の間に設けられた複数のボール30はねじ軸10がナット20に対して相対回転することによってボール転動溝11,21の間を転動するようになっている。そして、ボール転動溝11,21の間を転動したボール30は例えばナット20に組み付けられたボールリターンチューブ(図示せず)内を通過して元の位置に戻されるようになっている。これらボール転動溝11,21の間及びボールリターンチューブが転動路を形成している。
[係合溝]
また、ナット20の内周面には、軸方向の端部から所定の距離を有して円形状の係合溝22が周方向に設けられている。係合溝22は、ナット20の両端部からそれぞれ1つずつ設けられることが好ましく、必要に応じて複数設けられる。これら係合溝22に防塵部材40が固定されている。ここで、上記所定の距離は、防塵部材40の軸方向の寸法に基づいて設定される。
<防塵部材>
図2(a),(b)に示すように、防塵部材40は筒形状をなす。防塵部材40の外周面40aには、複数の係合片41(本実施形態では5つ)が等間隔で設けられている。これらの係合片41は、弾性を有して係合溝22に係合可能とされる。なお、係合片41は、防塵部材40と共に弾性を有する材料で一体に成形されることが好ましい。また、防塵部材40の係合片41が設けられていない側の端面側の径方向の厚みは、係合片41の径方向の厚みよりも大きくされる。これは、係合片41が弾性変形する際に、防塵部材40の係合片41が設けられていない側の端面側の曲げモーメントが係合片41における曲げモーメントよりも大きいため、当該部分の断面二次モーメントを大きくしているからである。
また、防塵部材40には、係合片41が設けられた側の端面とは反対側の端面に、各係合片41に対応して軸方向に沿って外周面40aを切り欠いた溝部42が複数(本実施形態では5つ)設けられている。
また、防塵部材40の端部40cには、中心軸Oに向かって延びるフランジ部43が、ねじ軸10の径とほぼ同じ開口径で円盤状に設けられている。
<潤滑剤供給部材>
図1(a)及び図2(c),(d)に示すように、防塵部材40の内周面40bと、防塵部材40の端部40cに設けられたフランジ部43と、ねじ軸10の外周面10aとによって防塵部材40内に潤滑剤供給部材50が保持されている。本実施形態においては、防塵部材40内に保持されるのは、潤滑剤供給部材50だけでなく、油脂を含んでもよい。この潤滑剤供給部材50は、例えば、潤滑油やグリースなどの潤滑剤を吸収保持するリング状に形成された材料から構成されており、ねじ軸10表面に潤滑剤を供給して適度な潤滑性を発揮する。
次に、防塵部材40のナット20に対する取付手順について図3を参照して説明する。
図3は、本実施形態における防塵部材の取付手順を示す図であり、(a)は防塵部材をナットに装着する前の軸方向に沿う断面図、(b)は防塵部材をナットに装着した後の軸方向に沿う断面図である。
図3(a),(b)に示すように、防塵部材40は、その内部に潤滑剤供給部材50を保持させたまま、外周面40aとナット20の内周面20aとを当接させながらナット20内に嵌合される。この際、複数の係合片41が弾性変形しながら係合溝22に係合されることによって、防塵部材40がナット20に固定される。このようにして、ナット20に装着された防塵部材40は、ねじ軸10とナット20との間の隙間をシールする。
ここで、潤滑剤供給部材50を防塵部材40の内部に収容(保持)すると、防塵部材40をナット20に取り付けた際に、係合片41が内方へ付勢されるので、係合片の裏側が潤滑剤供給部材50に干渉するが、潤滑剤供給部材50自体に弾性を有するため、特に問題はない。
<防塵部材の取り外し>
次に、防塵部材40のナット20からの取り外し手順について図4を参照して説明する。
図4は、本実施形態における防塵部材の取り外しの際に用いられる治具を示す図であり、(a)は斜視図、(b),(c)は(a)の部分拡大図である。また、図4は、本実施形態における防塵部材の取り外し手順を示す図であり、(a)は防塵部材がナットに装着された状態の軸方向に沿う断面図、(b)は治具を挿入前の軸方向に沿う断面図、(c)は治具を挿入したときの軸方向に沿う断面図、(d)は防塵部材をナットから抜き取ったときの軸方向に沿う断面図である。
本実施形態において防塵部材を取り外す際には、図2(e)に示す筒形状の治具60が用いられる。この治具60は、外周面60aの径が防塵部材40の外径(外周面40aの径)と等しくされる。また、治具60の一方の端面60bには、防塵部材40の溝部42の形成位置に対応して、複数の突起61が軸方向に突出して設けられる。これらの突起61の先端部は、図2(f)に示すように、内側の面(治具60の中心軸側の面)から外側の面にかけて曲面が形成されている。
このような治具を用いて防塵部材40をナット20から取り外す際には、まず、ナット20に装着された防塵部材40(図4(a)参照)に対して、複数の溝部42の位置と複数の突起51の位置とを合わせる(図4(b)参照)。
次に、複数の溝部42とナット20の内周面20aとの間に複数の突起51を挿入する。このとき、各突起51が各溝部42の内壁42aを治具60の中心軸の向きに押圧するのに伴って、各係合片41も弾性力によって防塵部材40の中心軸O(図2(a)参照)の向きに撓み、係合溝22から離脱し、係合状態が解除される(図4(c)参照)。ここで、前述したように、各突起51の先端部に曲面が形成されていることによって、当該突起51が溝部42の内壁42aを中心軸の向きに押圧した際に、係合溝22から係合片41の係合が解除されやすくなる。
ここで、防塵部材40は、ねじ軸10とナット20との間をシールするためにボール転動溝11に係合するようにナット20に設置されている。そのため、治具60によって防塵部材40を、例えば、反時計方向に回すと、ボール転動溝11に沿って潤滑剤供給部材50を内部に保持した防塵部材40が回転してナット20から取り外される(図4(d)参照)。
以上説明したように、本実施形態によれば、ナットの肉厚に関わらず防塵部材の着脱を容易にすることができ、かつ潤滑剤供給部材を好適に保持することにより、潤滑寿命を延ばすことができるボールねじ装置を提供することができる。なお、従来のボールねじ装置においても、防塵部品の内径部に肉盗みが施されており、この部分に油脂を溜めておくことは可能であった。しかし、このような構造では、ねじ軸の外周面と直接接する部分(面積)が多く、油脂を長時間保持することはできないことがあったので、本実施形態のように、防塵部材40の内部に潤滑剤供給部材50を保持する態様とすることで、上記効果を奏する。
(第2の実施形態)
次に、ボールねじ装置の第2の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態は、防塵部材40の構造が第1の実施形態と異なるだけであるので、上述の実施形態と同じ符号を付した同様の構成については説明を省略する。図5(a)〜(e)は、ボールねじ装置の第2の実施形態における構成を示す図であり、(a)は軸方向に沿う断面図、(b)は正面図、(c)は防塵部材の左断面図、(d)は防塵部材の正面図、(e)は防塵部材の背面図である。
図5(a)〜(e)に示すように、本実施形態のボールねじ装置1は、フランジ部43に筒形状の内周壁44が設けられている。この内周壁44は、防塵部材40を貫通する開口部に筒形状で立設される。すなわち、この内周壁44は、外周面40a(内周面40b)とほぼ等間隔で係合片41と同じ向きに立設される。そして、内周壁44と、防塵部材40の内周面40bと、フランジ部43との間に円環形状の潤滑剤供給部材50が設けられる。この内周壁44と、防塵部材40の内周面40bと、フランジ部43とで構成される空間Sには、潤滑剤供給部材50だけでなく、油脂が設けられてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、ねじ軸の外周面に沿って設けられた内周壁によっても潤滑剤供給部材又は油脂が保持されるので、ねじ軸に干渉することなく、潤滑寿命を延ばすことができるボールねじ装置を提供することができる。
(第3の実施形態)
次に、ボールねじ装置の第3の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態も、防塵部材40の構造が前述の実施形態と異なるだけであるので、上述の実施形態と同じ符号を付した同様の構成については説明を省略する。図6(a)〜(c)は、ボールねじ装置の第3の実施形態における構成を示す図であり、(a)は正面図である。
図6(a)に示すように、本実施形態のボールねじ装置1は、フランジ部43と内周壁44と内周面40bとによって形成される空間Sを周方向に複数の収容部S及び収容部Sに区切る分割壁45が複数設けられている。この分割壁45は、内周壁44と内周面40bとを連結して空間Sを周方向に複数の収容部S及び収容部Sに区切る複数の壁である。
ここで、収容部Sは、外側(外周面40a)に係合片が形成された狭い空間の収容部であり、収容部Sは、外側(外周面40a)に係合片が形成されていない広い空間の収容部である。
そして、収容部Sには、図6(b),(c)に示す分割された潤滑剤供給部材50の分割体51が収容される。一方、収容部Sには、必要に応じて流動体である油脂が収容される。
以上説明したように、本実施形態によれば、複数の潤滑剤供給部材(分割体)を防塵部材内に保持することができるので、潤滑剤供給部材の表面積が増え、潤滑寿命をより長く延ばすことができる。また、潤滑剤供給部材に加えて、流動体である油脂も防塵部材内に保持できるので、潤滑寿命をさらに長く延ばすことができる。
なお、本発明に係るボールねじ装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能である。例えば、前述の実施形態では、防塵部材に設けられた係止片の数を5つとしたが、防塵部材の係合を損なわなければ、その個数は問わない。
1 ボールねじ装置
10 ねじ軸
11 ボール転動溝
20 ナット
21 ボール転動溝
22 係合溝
30 ボール
40 防塵部材
40a 外周面
40b 内周面
40c 端部
41 係合片
42 溝部
43 フランジ部
44 内周壁
45 分割壁
50 潤滑剤供給部材
60 治具

Claims (3)

  1. ねじ軸と、該ねじ軸の外周に設けられたナットと、前記ねじ軸の外周面に形成された螺旋状のボール転動溝と前記ナットの内周面に形成された螺旋状のボール転動溝との間に設けられた複数のボールとを具備し、
    前記ナットの内周面には、軸方向の端部から所定の距離を有して係合溝が周方向に形成され、
    筒形状をなし、その外周面に形成された係合片が弾性変形して前記係合溝に係合されて前記ねじ軸と前記ナットとの間の隙間をシールする防塵部材が前記ナットに取り付けられ、
    前記防塵部材の内周面と、前記防塵部材の端部に設けられたフランジ部と、前記ねじ軸の外周面とによって潤滑剤供給部材及び油脂の少なくとも何れかが、前記防塵部材内に保持されることを特徴とするボールねじ装置。
  2. 前記フランジ部に筒形状の内周壁が設けられ、該内周壁と、前記防塵部材の内周面と、前記フランジ部との間に前記潤滑剤供給部材及び油脂の少なくとも何れかが設けられることを特徴とする請求項1に記載のボールねじ装置。
  3. 前記フランジ部と前記内周壁と前記内周面とによって形成される空間を周方向に複数の収容部に区切る分割壁が複数設けられ、前記収容部には分割された前記潤滑剤供給部材及び油脂の少なくとも何れかが保持されることを特徴とする請求項2に記載のボールねじ装置。
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