JP2014109241A - オイルミストセパレーターを備えたディーゼルエンジン - Google Patents

オイルミストセパレーターを備えたディーゼルエンジン Download PDF

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Abstract

【課題】構造の複雑化、寸法の大型化、製造コストの上昇等を可能な限り抑制した形態で、オイルミストセパレーターが搭載されたディーゼルエンジンを提案すること。
【解決手段】ディーゼルエンジン1は、ブローバイガスからオイルミストを分離するオイルミストセパレーター16と、シリンダーブロック2に取り付けたブロック取付け部材14に取り付けた複合取付け部材17とを有している。複合取付け部材17には、燃料フィルター取付け部54とオイルミストセパレーター取付け部55が設けられている。オイルミストセパレーター取付け用に専用の取付け部材が不要であり、オイルミストセパレーター取付け機構をシンプルに構成できる。
【選択図】図7

Description

本発明は、エンジン燃焼室等から漏れ出るブローバイガスからオイルミストを分離除去してエンジン吸気系に還流させるためのオイルミストセパレーターを備えたディーゼルエンジンに関する。
ディーゼルエンジン搭載車においては、排出ガス規制Tier4が施行されると、ブローバイガスを直接に大気中に放出せずに、エンジン吸気系に還流させることが必要になる。この場合、ブローバイガスをエンジン吸気系に還流させるために、ブローバイガスからオイルミストを分離除去するためのオイルミストセパレーターの搭載が必要になる。
ここで、特許文献1にはディーゼルエンジンが開示されており、当該ディーゼルエンジンでは、構造を複雑化させることなくフィルター再生用加熱装置をディーゼルエンジンに取り付けることができるように改良が施されている。
特許文献2には、オイルミストセパレーターを備えたブローバイガス還流装置が提案されている。当該ブローバイガス還流装置では、エンジン吸気系とは反対側のエンジン側部にオイルミストセパレーターを配置してある。
特開2012−184731号公報 特開2012−127254号公報
特許文献1に開示されているようなディーゼルエンジンにおいて、排出ガス規制に適合するように、新たな部品であるオイルミストセパレーターを搭載する場合には、構造の複雑化、部品点数の増加、設置スペースの増加、および、これらに伴う製造コストの上昇を可能な限り抑制して、オイルミストセパレーターを取り付けることが望ましい。
この点について、例えば、特許文献2に開示のブローバイガス還流装置では、エンジン側部にオイルミストセパレーターを取り付けるようにしているが、具体的な取付け構造については何ら着目されていない。専用の取付け部材を用いてオイルミストセパレーターをシリンダーブロック等に固定する場合には、部品点数の増加、取付け部材の設置スペースの確保等が必要になり、エンジンの小型化、低コスト化には不利である。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、構造の複雑化、寸法の大型化、製造コストの上昇等を可能な限り抑制した形態で、オイルミストセパレーターが搭載されたディーゼルエンジンを提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明のディーゼルエンジンは、ブローバイガスからオイルミストを分離するオイルミストセパレーターと、シリンダーブロックに直接に取り付けられ、あるいは、当該シリンダーブロックに取り付けたブロック取付け部材に取り付けられた複合取付け部材と、前記複合取付け部材に設けた第1部品取付け部と、前記複合取付け部材に設けた第2部品取付け部とを有し、前記第1部品取付け部は、前記オイルミストセパレーターの取付け部であることを特徴としている。
ディーゼルエンジンにおいては、シリンダーブロック回りに、各種の部品が取り付け部材(ステイ)を介してシリンダーブロックに取り付けられている。例えば、燃料フィルター、燃料ポンプ等の部品が取り付けられている。
本発明では、この点に着目して、シリンダーブロックに直接、あるいは間接的に取り付けられた複合取付け部材に、第1、第2部品取付け部を設け、第1部品取付け部をオイルミストセパレーターの取付け部としている。このようにすれば、例えば、既設部品である燃料フィルターの取付け部材に、第1、第2部品取付け部を設けることで、共通の取付け部材を用いて、新たに設置される部品であるオイルミストセパレーターを取り付けることができる。
したがって、新たに専用の取付け部材をシリンダーブロック等に取り付け、ここにオイルミストセパレーターを取り付ける場合に比べて、部品点数の増加、シリンダーブロック回りの構造の複雑化を招くことなく、オイルミストセパレーターを取り付けることができる。また、専用の取付け部材を配置するための設置スペースを確保する必要がないので、部品配置のレイアウトの自由度が低下してしまうことも抑制できる。これにより、製造コストの大幅な上昇を伴うことなく、オイルミストセパレーターを配置できる。
本発明において、前記複合取付け部材に、第3部品取付け部を設けることができる。例えば、ワイヤーハーネスのクランプ等の部品を取り付けるために当該第3部品取付け部を利用することができる。勿論、複合取付け部材に、より多数の部品取付け部を設けることも可能である。
ここで、排出ガス規制に適合するために、ディーゼルエンジンにおいては、エンジン排気系を介して排出される排出ガスに含まれる粒子状物質を除去するフィルター(DPF)と、前記エンジン排気系における前記フィルターの前段に配置され、燃料を燃焼させることで前記フィルターを通過する前の前記排出ガスを加熱するフィルター再生用加熱装置とが搭載される。
この場合には、前記ブロック取付け部材に、前記フィルターおよび前記フィルター再生用加熱装置のうちの少なくとも一方の部品を取り付けることができる。換言すると、これらのフィルター、フィルター再生用加熱装置の取付け部材を、ブロック取付け部材として利用し、ここに、オイルミストセパレーターを取り付けるための複合取付け部材を取り付けるようにすれば、これらの部品を、構造の複雑化、取付け部品点数の増加、設置スペースの増加およびコストの大幅な増加を伴うことなく、シリンダーブロック回りに配置することができる。
また、この場合には、前記シリンダーブロックにおけるフライホイールが配置されている側の端部に、エンジンクランク軸の軸線に直交する平面方向に延びる状態で、前記ブロック取付け部材を取り付け、前記ブロック取付け部材における前記フライホイールの側を向く外側取付け面に、前記フィルター再生用加熱装置を取り付け、前記ブロック取付け部材における前記外側取付け面とは反対側の内側取付け面に、前記複合取付け部材を取り付ける構成を採用することができる。
本発明のディーゼルエンジンでは、シリンダーブロックに直接、あるいは間接的に取り付けられた複合取付け部材を複数部品の共通取付け部材としている。すなわち、複合取付け部材に第1、第2部品取付け部を設けている。そして、第1部品取付け部をオイルミストセパレーターの取付け部としている。
したがって、本発明によれば、例えば、燃料フィルター等の既設部品の取付け部材に第1、第2部品取付け部を設けることで、共通の取付け部材を用いて、新たに設置される部品であるオイルミストセパレーターを取り付けることができる。よって、取付け部材の増加、取付け構造の複雑化、取付けスペースの増加およびコストの増加を抑制した形態で、オイルミストセパレーターをディーゼルエンジンに取り付けることができる。
本発明を適用したディーゼルエンジンを示す斜視図である。 図1のディーゼルエンジンを異なる方向から見た場合を示す斜視図である。 図1のディーゼルエンジンの平面図である。 図1のディーゼルエンジンのオイルミストセパレーター、燃料フィルター、その取付け部材、およびブロック取付け部材を含む部位を取り出して示す斜視図である。 図4に示す部位を異なる方向から見た場合の斜視図である。 図4に示す部位の平面図である。 図4に示す部位を、エンジン本体側および外側から見た場合の斜視図である。 図1のディーゼルエンジンのオイルミストセパレーター、燃料フィルターおよび、その取付け部材を取り出して示す斜視図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態に係るディーゼルエンジンを説明する。
まず、図1〜図3を参照して、ディーゼルエンジンの全体構成を説明する。本実施の形態に係るディーゼルエンジン1は例えば縦型直列4気筒エンジンであり、そのエンジン本体部は、シリンダーブロック2、この上端に取り付けたシリンダーヘッド3、この上端に取り付けたロッカーアームブラケット4、および、この上に取り付けたシリンダーヘッドカバー5から構成されている。シリンダーブロック2の下端にはオイルパン6が取り付けられている。シリンダーブロック2の内部には、その長さ方向Yに沿ってクランクシャフト(図示せず)が配置され、シリンダーヘッド3には、その長さ方向Yに沿って4つの気筒(図示せず)が配列されている。
シリンダーブロック2におけるエンジン長さ方向Yの一方の端の側(以下、「エンジン前側」という。)には、冷却ファン7が配置されている。冷却ファン7には、ベルト・プーリー式の動力伝達機構を介して、クランクシャフトから回転が伝達される。また、エンジン前側には、クランクシャフトからの回転によって駆動されるオルタネーター8およびエアーポンプ9が配置されている。シリンダーブロック2の他方の端の側(以下、「エンジン後側」という。)には、外方に突出しているクランクシャフトの軸端部に固定したフライホイール10が配置され、フライホイール10は円筒状のフライホイールケース11によって外周が覆われている。
フライホイールケース11の上方には、フィルター12(DPF)とバーナー装置13が配置されている。フィルター12は円筒形状のものであり、エンジン幅方向Xに水平に配置されており、エンジン排気系を介して排出される排出ガスに含まれる粒子状物質を除去する。バーナー装置13は、エンジン排気系におけるフィルター12の前段に配置され、燃料を燃焼させることでフィルター12を通過する前の排出ガスを加熱するフィルター再生用加熱装置である。これらフィルター12およびバーナー装置13は、シリンダーブロック2のエンジン後側の端部に取り付けたブロック取付け部材14に取り付けられている。ブロック取付け部材14については詳細を後述する(図4〜図7参照)。
シリンダーブロック2におけるエンジン幅方向Xの一方の側には、図1、図3から分かるように、燃料フィルター15および燃料供給系を構成する配管部品と、オイルミストセパレーター16が配置されている。オイルミストセパレーター16は、各気筒の燃焼室から、シリンダーブロック2内のクランク室(図示せず)に漏れ出たブローバイガスからオイルミストを分離除去するためのものである。
燃料フィルター15およびオイルミストセパレーター16は、エンジン後側に近い位置において、共通の部品取付け部材である複合取付け部材17に取り付けられている。複合取付け部材17はブロック取付け部材14に取り付けられている。複合取付け部材17を、直接にシリンダーブロック2に取り付けることも可能である。また、複合取付け部材17をフライホイールケース11に取り付け、フライホイールケース11を介してシリンダーブロック2に間接的に取り付けることも可能である。複合取付け部材17については詳細を後述する(図4〜図8参照)。
シリンダーブロック2におけるエンジン幅方向Xの他方の側には、図2、図3から分かるように、エンジン吸気系を構成する配管部品およびエンジン排気系を構成する配管部品が配置されている。
エンジン吸気系においては、吸気フィルター(図示せず)を介して吸気管21に取り込まれた外気は、ターボチャージャー22のコンプレッサーハウジング内の通路および連通管23を経由して、吸気マニホールド24に導かれ、ここから4つの気筒の各燃焼室に吸引される。なお、吸気管21には連通管25が繋がっており、吸気の一部が連通管25を介してエアーポンプ9に吸引される。エアーポンプ9から吐出された空気は、バーナー用空気供給管26を介して、燃焼用空気として、バーナー装置13に供給される。
エンジン排気系においては、各気筒の燃焼室から排出される排出ガスが排気マニホールド27を介して集められ、ターボチャージャー22のタービンハウジング内の通路を経由した後に、排気連通管28に排出される。しかる後に、排出ガスは、排気連通管28からバーナー装置13およびフィルター12を経由して粒子状物質が除去され、マフラー(図示せず)を介して清浄化された後に、大気中に放出される。
燃料供給系においては、燃料タンク内(図示せず)の燃料が、燃料フィルター15の燃料入口15aから当該燃料フィルター15に取り込まれる。燃料フィルター15を経由して、その燃料出口15bから出た燃料は、燃料供給管31を介して、シリンダーブロック2の側部に組み付けられている燃料噴射ポンプ32に供給される。燃料噴射ポンプ32によって噴射された高圧の燃料は、4本の高圧燃料供給管33を介して、各気筒の燃料噴射ノズル34に供給され、これらから各燃焼室に噴射される。
各燃料噴射ノズル34に供給された余剰燃料は、各燃料噴射ノズル34を連通している余剰燃料回収管35を経由してバーナー用燃料供給管36に回収され、ここを介してバーナー装置13に燃焼用燃料として供給される。
オイルミストセパレーター16を経由するブローバイガス還流系においては、図3から分かるように、シリンダーブロック2内のクランク室に連通しているブローバイガス回収管37を介して、ブローバイガスがオイルミストセパレーター16に回収される。回収されたブローバイガスは、オイルミストセパレーター16において、そこに含まれているオイルミストが分離除去される。分離除去されたオイルミストは、オイル戻り管38を介して、オイルパン6に戻される。オイルミストが分離除去された後のブローバイガスは、オイルミストセパレーター16から、ブローバイガス戻り管39を介して、吸気管21に戻る。この後は、エンジン吸気系を介して、吸気と共に再度、各燃焼室に供給される。
(オイルミストセパレーターの取付け構造)
次に、図4〜図8も参照して、オイルミストセパレーター16の取付け構造を説明する。図4〜図6はそれぞれ、図1〜図3に示すディーゼルエンジン1から、ブロック取付け部材14、複合取付け部材17、燃料フィルター15およびオイルミストセパレーター16を含む部位を取り出して示す斜視図である。図4は当該部位を図1における場合と略同一方向から見た場合の斜視図であり、図5は当該部位を図2における場合と略同一方向から見た場合の斜視図であり、図6は当該部位を図3における場合と略同一方向から見た場合の平面図である。図7(a)および(b)は、当該部位をエンジン本体部の側である内側から見た場合の斜視図およびエンジン本体部の外側から見た場合の斜視図である。また、図8は、ブロック取付け部材14を取り外した状態で、複合取付け部材17に燃料フィルター15およびオイルミストセパレーター16が取付けられた状態を示す斜視図である。
まず、図4〜図7を参照して説明すると、ブロック取付け部材14は、矩形輪郭をした金属製の第1取付け板41と、矩形輪郭をした金属製の第2取付け板42を備えている。第1、第2取付け板41、42は略同一の幅であり、第1取付け板41は第2取付け板42よりも高さ寸法が大きい。第1、第2取付け板41、42は下端縁を合わせた状態で相互に重ね合わされて、シリンダーブロック2の端部に、複数本のボルト(図示せず)によって共締めされた状態で、締結固定されている。これら第1、第2取付け板41、42は、エンジン長さ方向Y(クランクシャフトの軸線方向)に直交する垂直な方向に延びており、第1取付け板41の内側側面41b(内側取付け面)の下半部分がシリンダーブロック2の端部に固定されている。
第1取付け板41の外側側面に重ね合わせた第2取付け板42の幅方向の両側には、上下にそれぞれ直交する方向に延びる取付け用フランジ42a、42b、42c、42dが形成されている。第2取付け板42の外側側面42e(外側取付け面)における取付け用フランジ42a〜42dの間に、水平に、バーナー装置13が取り付けられている(図1、図2参照)。
また、下側の左右の取付け用フランジ42c、42dには、図1、図2に示すように、エンジン後方に水平に延びる状態でフィルター取付け座43がボルトによって固定されている。フィルター取付け座43の上面にフィルター12が搭載されている。
一方、第1取付け板41の内側側面41bにおける幅方向の一方の縁端部には、複合取付け部材17が複数本のボルト45によって締結固定されている。
図4〜図8を参照して説明すると、複合取付け部材17は垂直に配置されている(エンジン上下方向に延びる状態に配置されている。)。複合取付け部材17は、エンジン長さ方向Yに平行に延びる側面板部分51と、この側面板部分51におけるエンジン後側の縁から内側に略45度の角度で折れ曲って延びる連結板部分52と、この連結板部分52の先端縁から略45度の角度で折れ曲ってエンジン幅方向Xに延びる端面板部分53を備えている。端面板部分53が、第1取付け板41の内側側面41bの縁端部に重ね合わされて、ボルト45によって締結固定されている。
複合取付け部材17の側面板部分51において、その外側側面51aにおける下端部分が、燃料フィルター取付け部54(第2部品取付け部)となっている。また、当該側面板部分51の内側側面51bにおける上半部分が、オイルミストセパレーター取付け部55(第1部品取付け部)となっている。燃料フィルター取付け部54には、一対のボルト穴が形成されており、一対のボルト56によって、当該燃料フィルター取付け部54に、燃料フィルター15が締結固定されている。同様に、オイルミストセパレーター取付け部55にも複数の取付け用のボルト穴が形成されており、複数本、例えば3本のボルト57によって、当該オイルミストセパレーター取付け部55に、オイルミストセパレーター16が締結固定されている。
本実施の形態では、複合取付け部材17には、更に、第3部品取付け部としてワイヤーハーネス固定用のクランプ(図示せず)が取り付けられるクランプ取付け部58が形成されている。クランプ取付け部58は、複合取付け部材17における連結板部分52の内側側面52bにおける下端縁部分に、例えば溶接により固定されたブラケットによって形成されている。
なお、複合取付け部材17における側面板部分51には、そのエンジン前側の縁端部の下端部分に、連結用ブラケット59が取り付けられている。連結用ブラケット59の一端部が側面板部分51にボルトによって締結固定され、その他端部がシリンダーブロック2の側部にボルトによって締結固定されている。連結用ブラケット59によって側面板部分51を支持することで、燃料フィルター15およびオイルミストセパレーター16が取り付けられている側面板部分51の剛性を高め、当該部分に振動等が発生することを抑制している。
このように、複合取付け部材17は、燃料フィルター15の取付け用のステイであるが、オイルミストセパレーター16の取付け用のステイとして兼用されている。したがって、オイルミストセパレーター16をエンジン本体部に取り付けるための専用の取付け用のステイが不要であり、シリンダーブロック回りの部品点数の増加を抑制できる。また、専用の取付け用ステイの設置スペースを確保する必要がなく、オイルミストセパレーター16を取り付けるための取付け構造をシンプルにすることができる。
また、燃料フィルター15を例えばシリンダーブロック回り以外の部位に配置する場合であっても、複合取付け部材17を、そのままオイルミストセパレーター取付け用のステイとして用いることができる。さらに、既設のフィルター取付け部材の代わりに本実施の形態の複合取付け部材17を用いれば、燃料フィルター15が取り付けられている当該複合取付け部材17に、オイルミストセパレーター16を後付けすることができる。したがって、複合取付け部材17は汎用性の高い取付け部材として機能する。
また、複合取付け部材17においては、その外側側面51aにおける燃料フィルター取付け部54の上側の部分を、例えば、燃料供給ポンプの取付け部として利用することが可能である。したがって、燃料供給ポンプをエンジンに取り付けるための専用のステイも不要となり、燃料フィルターおよび燃料供給ポンプの取り付け構造を極めてシンプルなものにすることが可能である。
なお、本実施の形態では、燃料フィルター15およびオイルミストセパレーター16を取り付けるための複合取付け部材17を例に挙げて説明したが、複合取付け部材としては、シリンダーブロック2の周囲に配置される燃料フィルター以外の部品を取り付ける第2部品取付け部を備えたものであってもよいことは勿論である。
1 ディーゼルエンジン、2 シリンダーブロック、3 シリンダーヘッド、
4 ロッカーアームブラケット、5 シリンダーヘッドカバー、6 オイルパン、
7 冷却ファン、8 オルタネーター、9 エアーポンプ、
10 フライホイール、11 フライホイールケース、12 フィルター、
13 バーナー装置、14 ブロック取付け部材、15 燃料フィルター、
15a 燃料入口、15b 燃料出口、16 オイルミストセパレーター、
17 複合取付け部材、21 吸気管、22 ターボチャージャー、
23 連通管、24 吸気マニホールド、25 連通管、26 バーナー用空気供給管、
27 排気マニホールド、28 排気連通管、31 燃料供給管、
32 燃料噴射ポンプ、33 高圧燃料供給管、34 燃料噴射ノズル、
35 余剰燃料回収管、36 バーナー用燃料供給管、
37 ブローバイガス回収管、38 オイル戻り管、39 ブローバイガス戻り管、
41 第1取付け板、41b 内側側面(内側取付け面)、
42 第2取付け板、42a〜42d 取付け用フランジ、
42e 外側側面(外側取付け面)、43 取付け座、45 ボルト、
51 側面板部分、51a 外側側面、51b 内側側面、
52 連結板部分、52b 内側側面、53 端面板部分、
54 燃料フィルター取付け部(第2部品取付け部)、
55 オイルミストセパレーター取付け部(第1部品取付け部)、
56 ボルト、58 クランプ取付け部(第3部品取付け部)、
59 連結用ブラケット、X エンジン幅方向、Y エンジン長さ方向

Claims (5)

  1. ブローバイガスからオイルミストを分離するオイルミストセパレーターと、
    シリンダーブロックに直接に取り付けられ、あるいは、当該シリンダーブロックに取り付けたブロック取付け部材に取り付けられている複合取付け部材と、
    前記複合取付け部材に設けた第1部品取付け部と、
    前記複合取付け部材に設けた第2部品取付け部と、
    を有し、
    前記第1部品取付け部は、前記オイルミストセパレーターの取付け部であることを特徴とするディーゼルエンジン。
  2. 前記第2部品取付け部は、燃料フィルターまたは燃料供給ポンプの取付け部である請求項1に記載のディーゼルエンジン。
  3. 前記複合取付け部材に設けた第3部品取付け部を有している請求項1または2に記載のディーゼルエンジン。
  4. エンジン排気系を介して排出される排出ガスに含まれる粒子状物質を除去するフィルターと、
    前記エンジン排気系における前記フィルターの前段に配置され、燃料を燃焼させることで前記フィルターを通過する前の前記排出ガスを加熱するフィルター再生用加熱装置と、
    前記ブロック取付け部材と、
    を有し、
    前記ブロック取付け部材には、前記フィルターおよび前記フィルター再生用加熱装置のうちの少なくとも一方の部品が取り付けられている請求項1ないし3のうちのいずれかの項に記載のディーゼルエンジン。
  5. 前記シリンダーブロックにおけるフライホイールが配置されている側の端部には、エンジンクランク軸の軸線に直交する平面方向に延びる状態で、前記ブロック取付け部材が取り付けられ、
    前記ブロック取付け部材における前記フライホイールの側を向く外側取付け面には、前記フィルター再生用加熱装置が取り付けられ、
    前記ブロック取付け部材における前記外側取付け面とは反対側の内側取付け面には、前記複合取付け部材が取り付けられている請求項4に記載のディーゼルエンジン。
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