JP2014108936A - 毛髪化粧料組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】垂れ落ちない程度の適度な粘性を持つ毛髪化粧料組成物で、且つ毛髪上で良好な発泡性と泡の持続性を確保することができる毛髪化粧料組成物の提供。
【解決手段】エーテル型ノニオン界面活性剤、高級アルコールおよび高分子化合物を含有し、塗布後に揉み込むことにより発泡性、泡の持続性および垂れ落ちが良好となる毛髪化粧料組成物の提供。
【選択図】なし

Description

本発明は、泡状の毛髪化粧料組成物に関する。
毛髪化粧料組成物としては、染毛剤、脱染剤、脱色剤、脱染脱色剤などが知られている。一般的に、液状やクリーム状の毛髪化粧料組成物は、毛髪にムラなく均一に塗布することが困難であることから、泡状の毛髪化粧料組成物を利用することが提案されている(特許文献1及び2)。
特開2004−339216号公報 特開2011−93819号公報
しかし、毛髪化粧料組成物の粘度が高すぎると泡状にならないことや、逆に低すぎると毛髪から垂れ落ちやすく、必ずしも満足のいくものではなかった。
そのため、垂れ落ちない適度な粘性を持つ毛髪化粧料組成物で、且つ毛髪上で良好な発泡性と泡の持続性とを確保することが可能な技術が望まれていた。そのほか、毛髪化粧料においては、低コスト化、省資源化、製造の容易化、使い勝手の向上などが望まれていた。
本願発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意検討を行った結果、エーテル型ノニオン界面活性剤、高級アルコールおよび高分子化合物を含有することで、毛髪化粧料組成物の垂れ落ちがなく、毛髪に塗布後に揉み込むことにより発泡性と泡の持続性とが良好になることを見出し、本願発明を完成するに至った。すなわち、本願発明は、エーテル型ノニオン界面活性剤、高級アルコールおよび高分子化合物を含有し、毛髪に塗布後に揉み込むことにより発泡することを特徴とする毛髪化粧料組成物を提供するものである。
本願発明の毛髪化粧料組成物は、垂れ落ちない適度な粘性を持ち、且つ毛髪上で良好なな発泡性と泡の持続性とを確保することができる。
以下、本願発明の好適な実施形態について説明する。
本願発明の毛髪化粧料組成物は、毛髪の染色、脱色、脱染または着色の目的で使用されるものであれば良く、2剤式の酸化染毛剤、3剤式の酸化染毛剤、2剤式の脱色剤、3剤式の脱色剤、半永久染毛料、一時着色料などが挙げられる。
本願発明の揉み込む方法は、毛髪化粧料組成物を毛髪に手で揉み込む方法、ブラシ等の器具を用いて揉み込む方法などが挙げられる。
本願発明の発泡は、毛髪化粧料組成物に空気を含むことによる発泡、予め発泡剤を含んだ毛髪化粧料組成物であって当該発泡剤による発泡、発泡剤の化学反応による発泡などが挙げられる。
本願発明に用いられるエーテル型ノニオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレン(以下:POEという)アルキルエーテル類であるPOEラウリルエーテル、POEセチルエーテル、POEステアリルエーテル、POEベヘニルエーテルなど、POE・ポリオキシプロピレン(以下、POPという)アルキルエーテル類であるPOE・POPセチルエーテル(1E.O.)(4P.O.)、POE・POPデシルテトラデシルエーテルなどが挙げられる。その他一般的に毛髪化粧料組成物に用いられるエーテル型ノニオン界面活性剤であっても良い。
上記のエーテル型ノニオン界面活性剤は、1種または2種以上を含有しても良い。
本願発明に用いられる高級アルコールとしては、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、2−ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、デシルテトラデカノール、オレイルアルコール、リノレイルアルコール、リノレニルアルコール、ラノリンアルコールなどが挙げられる。
上記の高級アルコールは、1種または2種以上を含有しても良い。
本願発明に用いられる高分子化合物としては、カルボキシメチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、キサンタンガム、カラギーナン、アルギン酸塩、ペクチン、フェラーセン、アラビアガム、ガッチガム、カラヤガム、トラガカントガム、カンテン末、ベントナイト、ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム液、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリル酸共重合体液、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、塩化O−[2−ヒドロキシー3(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体液、アクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体液、架橋性ポリアルキル酸塩などが挙げられる。
上記の高分子化合物は、1種または2種以上を含有しても良い。
本願発明には、上記の成分のほか、次の成分の1種または2種以上を適宜含有しても良い。
本願発明に用いられる酸化染料としては、パラフェニレンジアミン、5−アミノオルトクレゾール、トルエン−2,5−ジアミン、2−クロロ−
パラフェニレンジアミン、N−メトキシエチル−パラフェニレンジアミン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−パラフェニレンジアミン、2−(2−ヒドロキシエチル)−パラフェニレンジアミン、2,6−ジメチルパラフェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルアミン、1,3−ビス(N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(4−アミノフェニル)アミノ)−2−プロパノール、PEG−3,3,2’−パラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、パラメチルアミノフェノール、3−メチル−4−アミノフェノール、2−アミノメチル−4−アミノフェノール、2−(2−ヒドロキシエチルアミノメチル)−4−アミノフェノール、オルトアミノフェノール、2−アミノ−5−メチルフェノール、2−アミノ−6−メチルフェノール、2−アミノ−5−
アセタミドフェノール、3,4−ジアミノ安息香酸、5−アミノサリチル酸、2,4,5,6−テトラアミノピリミジン、2,5,6−トリアミノ−4−ヒドロキシピリミジン、4,5−ジアミノ−1−(4’−クロロベンジル)ピラゾール、4,5−ジアミノ−1−ヒドロキシエチルピラゾール、メタフェニレンジアミン、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、2−アミノ−4−(2−ヒドロキシエチルアミノ)アニソール、2,4−ジアミノ−5−メチルフェネトール、2,4−ジアミノ−5−(2−ヒドロキシエトキシ)トルエン、2,4−ジメトキシ−1,3−ジアミノベンゼン、2,6−ビス(2−ヒドロキシエチルアミノ)トルエン、2,4−ジアミノ−5−フルオロトルエン、1,3−ビス(2,4−ジアミノフェノキシ)プロパン、メタアミノフェノール、2−メチル−5−アミノフェノール、2−メチル−5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)フェノール、2,4−ジクロロ−3−アミノフェノール、2−クロロ−3−アミノ−6−メチルフェノール、2−メチル−4−クロロ−5−アミノフェノール、N−シクロペンチル−メタアミノフェノール、2−メチル−4−メトキシ−5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)フェノール、2−メチル−4−フルオロ−5−アミノフェノール、レゾルシン、2−メチルレゾルシン、4−クロロレゾルシン、1−ナフトール、1,5−ジヒドロキシナフタレン、1,7−ジヒドロキシナフタレン、2,7−ジヒドロキシナフタレン、2−イソプロピル−5−メチルフェノール、4−ヒドロキシインドール、5−ヒドロキシインドール、6−ヒドロキシインドール、7−ヒドロキシインドール、6−ヒドロキシベンゾモルホリン、3,4−メチレンジオキシフェノール、2−ブロモ−4,5−メチレンジオキシフェノール、3,4−メチレンジオキシアニリン、1−(2−ヒドロキシエチル)アミノ−3,4−メチレンジオキシベンゼン、2,6−ジヒドロキシ−3,4−ジメチルピリジン、2,6−ジメトキシ−3,5−ジアミノピリジン、2,3−ジアミノ−6−メトキシピリジン、2−メチルアミノ−3−アミノ−6−メトキシピリジン、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、2,6−ジアミノピリジン、および、それらの塩類、ならびに、「医薬部外品原料規格」(薬事日報社、1991年6月発行)に収載された酸化染料などのうち、少なくとも1つを含有してもよい。
本願発明に用いられる直接染料としては、4−ニトロ−m−フェニレンジアミン、4−ニトロ−o−フェニレンジアミン、2−ニトロ−p−フェニレンジアミン、ピクラミン酸、1−アミノ−4−メチルアントラキノン、1,4−ジアミノアントラキノン、2−アミノ−4−ニトロフェノール、2−アミノ−5−ニトロフェノール、および、それらの塩類、ならびに、「医薬品等に使用することができるタール色素を定める省令」(昭和41年厚生省告示)により定められた酸性染料および塩基性染料などのうち、少なくとも1つを含有してもよい。
本願発明に用いられる酸性染料としては、赤色2号、赤色3号、赤色102号、赤色104号の(1)、赤色105号の(1)、赤色106号、赤色201号、赤色227号、赤色230号の(1)、赤色230号の(2)、赤色231号、赤色232号、赤色401号、赤色502号、赤色503号、赤色504号、赤色506号、黄色4号、黄色5号、黄色202号(1)、黄色202号(2)、黄色203号、黄色402号、黄色403号の(1)、黄色406号、黄色407号、だいだい色402号、だいだい色205号、緑色3号、緑色204号、緑色205号、緑色401号、緑色402号、紫色401号、青色1号、青色2号、青色202号、青色203号、青色205号、かっ色201号、黒色401号などのうち、少なくとも1つを含有してもよい。
本願発明に用いられる塩基性染料としては、アンモニウム基およびカルベニウム基などを有する染料、具体的には、9−(ジメチルアミノ)−ベンゾ[a]フェノキサジ−7−イウム−クロライド(CI51175;ベーシック・ブルーNo.6)、ジ[4−(ジエチルアミノ)フェニル][4−(エチルアミノ)ナフチル]カルベニウム−クロライド(CI42595;ベーシック・ブルーNo.7)、3,7−ジ(ジメチルアミノ)フェノチアジン−5−イウム−クロライド(CI52015;ベーシック・ブルーNo.9)、ジ[4−(ジメチルアミノ)フェニル][4−(フェニルアミノ)ナフチル]カルベニウム−クロライド(CI44045;ベーシック・ブルーNo.26)、2−[(4−(エチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ)フェニル)アゾ]−6−メトキシ−3−メチル−ベンゾチアゾリウム−硫酸メチル(CI11154;ベーシック・ブルーNo.41)、8−アミノ−2−ブロム−5−ヒドロキシ−4−イミノ−6−[(3−(トリメチルアンモニオ)フェニル)アミノ]−1(4H)−ナフタリノン−クロライド(CI56059;ベーシック・ブルーNo.99)、ビス[4−(ジメチルアミノ)−フェニル][4−(メチルアミノ)フェニル]カルベニウム−クロライド(CI42535;ベーシック・バイオレットNo.1)、トリス(4−アミノ−3−メチルフェニル)−カルベニウム−クロライド(CI42520;ベーシック・バイオレットNo.2)、トリス[4−(ジメチルアミノ)フェニル]カルベニウム−クロライド(CI42555;ベーシック・バイオレットNo.3)、2−[3,6−(ジエチルアミノ)ジベンゾピラニウム−9−イル]−安息香酸−クロライド(CI45170;ベーシック・バイオレットNo.10)、ジ(4−アミノフェニル)(4−アミノ−3−メチルフェニル)カルベニウム−クロライド(CI42510;ベーシック・バイオレットNo.14)、1,3−ビス[(2,4−ジアミノ−5−メチルフェニル)アゾ]−3−メチルベンゼン(CI21010;ベーシック・ブラウンNo.4)、1−[(4−アミノフェニル)アゾ]−7−(トリメチルアンモニオ)−2−ナフトール−クロライド(CI12250;ベーシック・ブラウンNo.16)、1−[(4−アミノ−3−ニトロフェニル)アゾ]−7−(トリメチルアンモニオ)−2−ナフトール−クロライド(CI12251;ベーシック・ブラウンNo.17)、3,7−ジアミノ−2,8−ジメチル−5−フェニル−フェナジニウム−クロライド(CI50240;ベーシック・レッドNo.2)、1,4−ジメチル−5−[(4−(ジメチルアミノ)フェニル)アゾ]−1,2,4−トリアゾリウム−クロライド(CI11055;ベーシック・レッドNo.22)、2−ヒドロキシ−1−[(2−メトキシフェニル)アゾ]−7−(トリメチルアンモニオ)−ナフタリン−クロライド(CI12245;ベーシック・レッドNo.76)、2−[2((2,4−ジメトキシフェニル)アミノ)エテニル]−1,3,3−トリメチル−3H−インドール−1−イウム−クロライド(CI48055;
ベーシック・イエローNo.11)、3−メチル−1−フェニル−4−[(3−(トリメチルアンモニオ)フェニル)アゾ]−ピラゾール−5−オン−クロライド(CI12719;ベーシック・イエローNo.57)、ビス[4−(ジエチルアミノ)フェニル]フェニルカルベニウム−硫酸水素塩(1:1)(CI42040;ベーシック・グリーンNo.1)などのうち、少なくとも1つを含有してもよい。
本願発明に用いられるアルカリ剤としては、アンモニア、アルカノールアミン類(モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール等)、有機アミン類(モルホリン、グアニジン等)、無機アルカリ(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム等)、塩基性アミノ酸(アルギニン、リジン等)、および、それらの塩類などのうち、少なくとも1つを含有してもよい。
本願発明に用いられる酸化剤としては、過酸化水素、過酸化尿素、過酸化メラミン、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム、過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過酸化マグネシウム、過酸化バリウム、過酸化カルシウム、過酸化ストロンチウム、過酸化塩の過酸化水素付加物、リン酸塩の過酸化水素付加物、ピロリン酸塩の過酸化水素付加物、臭素酸ナトリウムなどのうち、少なくとも1つを含有してもよい。
本願発明に用いられるアニオン性界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、POEラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ステアロイルメチルタウリンナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、テトラデセンスルホン酸ナトリウム、POEラウリルエーテルリン酸、および、それらの塩類などのうち、少なくとも1つを含有してもよい。
本願発明に用いられるカチオン性界面活性剤としては、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウム、塩化ジココイルジメチルアンモニウム、塩化ドデシルジメチルエチルアンモニウム、塩化ポリオキシプロピレンメチルジエチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、セチルトリメチルアンモニウムサッカリン、ステアリルトリメチルアンモニウムサッカリンなどのうち、少なくとも1つを含有してもよい。
本願発明に用いられる両性界面活性剤としては、2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイト−1−カルボキシエチロキシ二ナトリウム塩、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ココアミドプロピルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウラミドプロピルベタインなどのうち、少なくとも1つを含有してもよい。
本願発明に用いられるエーテル型ノニオン界面活性剤以外のノニオン界面活性剤としては、POE脂肪酸類、POEソルビタン脂肪酸エステル類、POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油、POEソルビトールテトラ脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルポリグルコシド、N−アルキルジメチルアミンオキシド、POEプロピレングリコール脂肪酸エステルなどのうち、少なくとも1つを含有してもよい。
本願発明に用いられる油性成分としては、炭化水素、油脂、ロウ類、高級脂肪酸、エステル類、シリコーン類などのうち、少なくとも1つを含有してもよい。
本願発明に用いられる炭化水素としては、α−オレフィンオリゴマー、流動パラフィン、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、流動イソパラフィン、ワセリン、ポリエチレン末、オゾケライト、ポリブテン、セレシンなどのうち、少なくとも1つを含有してもよい。
本願発明に用いられる油脂としては、植物油脂類(例えば、ヤシ油、パーム油、オリーブ油、アボカド油、ヒマシ油、ゴマ油、ローズヒップ油、メドウフォーム油、月見草油、マカデミアナッツ油、ハッカ油、トウモロコシ油、ナタネ油、コメヌカ油、シア脂など)、動物性油脂類(例えば、牛脂、乳脂、馬脂、ミンク油、ラノリンなど)などのうち、少なくとも1つを含有してもよい。
本願発明に用いられるロウ類としては、ミツロウ、キャンデリラロウ、コメヌカロウ、セラック、カルナウバロウ、ホホバ油などのうち、少なくとも1つを含有してもよい。
本願発明に用いられる高級脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、リノール酸、リシノール酸、ラノリン脂肪酸などのうち、少なくとも1つを含有してもよい。
本願発明に用いられるエステル類としては、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジオクチル、アジピン酸−2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソステアリル、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、イソオクタン酸セチル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソデシル、イソノナン酸イソトリデシル、セバシン酸ジイソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ステアリル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ミリスチン酸トリイソデシル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、乳酸ラウリル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、乳酸オクチルドデシル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリット脂肪酸エステル、カプリン酸セチル、トリカプリル酸グリセリル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリルなどのうち、少なくとも1つを含有してもよい。
本願発明に用いられるシリコーン類としては、メチルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、ベタイン変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーンなどのうち、少なくとも1つを含有してもよい。
本願発明に用いられる溶剤としては、水、エタノール、イソプロパノール、n―プロパノール、n―ブタノール、イソブタノール、ベンジルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、ヘキシレングリコール、ジグリセリン、メチルカルビトール、エチルカルビトール、プロピルカルビトール、ブチルカルビトール、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、N−メチルピロリドン、N−オクチルピロリドン、N−ラウリルピロリドン、炭酸プロピレン、炭酸エチレン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどのうち、少なくとも1つを含有してもよい。
本願発明に用いられるその他の添加成分としては、コラーゲン、ケラチン、エラスチン、フィブロイン、コンキオリン、大豆タンパク、カゼイン、ゼラチンなどの蛋白質を酸、アルカリ、酵素などにより加水分解した加水分解物、および、それらを4級化したカチオン変性蛋白質等のポリペプタイドと;ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ヒアルロン酸などの保湿剤と;パラベンなどの防腐剤と;リン酸、クエン酸、硫酸、酢酸、乳酸、酒石酸、グリコール酸などのpH調整剤と;チオグリコール酸、亜硫酸塩、アスコルビン酸、ジブチルヒドロキシトルエンなどの酸化防止剤と;その他、アミノ酸、植物抽出液、生薬抽出物、ビタミン類、色素、香料、顔料、樹脂、紫外線吸収剤などのうち、少なくとも1つを含有してもよい。
次に、実施例をあげて、本願発明をより詳細に説明する。本願発明はこれにより制限されるものではない。
(毛髪化粧料組成物の構成)
今回の実施形態では3剤式酸化染毛剤、一時着色料及び酸性染毛料で実施した。また、毛髪化粧料組成物の混合比は任意に変更できる。今回の3剤式酸化染毛剤の実施形態では、1剤:2剤:3剤の混合比を5:10:1で実施した。また、今回の3剤式酸化染毛剤の実施形態で使用した第2剤の成分とその配合量を表1に、第3剤の成分とその配合量を表2に示した。
Figure 2014108936
Figure 2014108936
(評価試験)
毛髪化粧料組成物の相違によって結果として生成される毛髪化粧料組成物に与える影響を評価するために、発明者は、評価試験を実施した。
本明細書に示す評価試験において、毛髪化粧料組成物の各成分の配合量を示す数値の単
位は、質量%である。
本明細書に示す評価試験では、専門の試験者1名が、ウィッグ(株式会社ビューラックス社製、カットマネキンNo.775S)に毛髪化粧料組成物120gを均一に塗布した。塗布直後に毛髪化粧料組成物をウィッグ上でしっかり揉み込んで泡立てた。その際の発泡性、泡の持続性について操作を行っていない専門の試験者5名が、操作後の発泡状態を目視で観察し、「発泡性」、「泡の持続性」について評価した。またそれとは別に、毛髪化粧料組成物5gをウィッグ(株式会社ビューラックス社製、カットマネキンNo.775S)の頭頂部分に塗布した。塗布直後から5分後までの時間、毛髪化粧料組成物のウィッグからの垂れ落ち具合を操作を行っていない専門の試験者5名が目視で観察し、「垂れ落ち」について評価した。また、それぞれの評価項目について、5段階で評価し、5名の平均を算出し、小数点第1位を四捨五入した値を評価点とした。
「発泡性」の評価基準
5:発泡性が非常に優れるもの
4:発泡性が優れるもの
3:発泡性が良好なもの
2:発泡性がやや不良なもの
1:発泡性が悪いもの
「泡の持続性」の評価基準
5:泡の持続性が非常に優れるもの
4:泡の持続性が優れるもの
3:泡の持続性が良好なもの
2:泡の持続性がやや粗いもの
1:泡の持続性が非常に粗いもの
「垂れ落ち」の評価基準
5:塗布直後から5分後まで、流れず垂れ落ちも全く見られなかったもの
4:塗布直後から5分後まで、僅かに流れたが垂れ落ちは全く見られなかったもの
3:塗布直後から5分後まで、流れたが垂れ落ちは見られなかったもの
2:塗布直後から5分後まで、流れて垂れ落ちが見られたもの
1:塗布直後に、流れて垂れ落ちが見られたもの
(第1評価試験)
第1評価試験では、発明者は、前述した第1剤(表3)を用いた試料1〜4について評価を行った。第1評価試験で生成される毛髪化粧料組成物は、染毛剤である。表3に、第1剤の処方および第1評価試験の結果を示す。
Figure 2014108936
試料1〜3は、第1剤中に高級アルコールであるセタノールの配合量を検討した試料である。試料4は、第1剤中にセタノールを配合しない試料である。
第1評価試験における試料1〜3の結果によれば、第1剤中のセタノールの配合量が変化したとしても、「発泡性」、「泡の持続性」および「垂れ落ち」の3つの評価項目のすべてにおいて優れていることがわかる。一方、試料4の結果によれば、セタノールを配合しないと、「発泡性」の評価項目は良いものの、「泡の持続性」および「垂れ落ち」の評価項目において、セタノールを配合した試料1〜3よりも劣っていることがわかる。
以上説明した実施形態によれば、毛髪化粧料組成物の第1剤中にセタノールを配合することによって、発泡性、泡の持続性および垂れ落ちの各項目について、セタノールを配合しない試料より優れていることが分かる。
(第2評価試験)
第2評価試験では、発明者は、前述した第1剤(表4)を用いた試料5〜10について評価を行った。第2評価試験で生成される毛髪化粧料組成物は、染毛剤である。表4に、第1剤の処方および第2評価試験の結果を示す。
Figure 2014108936
試料5〜9は、第1剤中にエーテル型ノニオン界面活性剤であるPOEステアリルエーテルの配合量を検討した試料である。試料10は、第1剤中にPOEステアリルエーテルを配合しない試料である。
第2評価試験における試料5〜9の結果によれば、第1剤中のPOEステアリルエーテルの配合量が変化したとしても、「発泡性」、「泡の持続性」および「垂れ落ち」の3つの評価項目のすべてにおいて優れていることが分かる。一方、試料10の結果によれば、POEステアリルエーテルを配合しないと「発泡性」の評価項目は良いものの、「泡の持続性」および「垂れ落ち」にの評価項目において、POEステアリルエーテルを配合した試料よりも劣っていることが分かる。
以上説明した実施形態によれば、毛髪化粧料組成物の第1剤中にPOEステアリルエーテルを配合することによって、発泡性、泡の持続性および垂れ落ちの各項目について、POEステアリルエーテルを配合しない試料より優れていることが分かる。
(第3評価試験)
第3評価試験では、発明者は、前述した第1剤(表5)を用いた試料11〜15について評価を行った。第3評価試験で生成される毛髪化粧料組成物は、染毛剤である。表5に、第1剤の処方および第3評価試験の結果を示す。
Figure 2014108936
試料11〜14は、第1剤中に高分子化合物であるカルボキシビニルポリマーの配合量を検討した試料である。試料15は、第1剤中にカルボキシビニルポリマーを配合しない試料である。
第3評価試験における試料11〜14の結果によれば、第1剤中のカルボキシビニルポリマーの配合量が変化したとしても、「発泡性」、「泡の持続性」および「垂れ落ち」の3つの評価項目のすべてにおいて優れていることが分かる。一方、試料15の結果によれば、カルボキシビニルポリマーを配合しないと「発泡性および「泡の持続性」の評価項目は良いものの、「垂れ落ち」の評価項目において、カルボキシビニルポリマーを配合した試料よりも劣っていることが分かる。
以上説明した実施形態によれば、毛髪化粧料組成物の第1剤中にカルボキシビニルポリマーを配合することによって、発泡性、泡の持続性および垂れ落ちの各項目について、カルボキシビニルポリマーを配合しない試料より優れていることが分かる。
(第4評価試験)
第4評価試験では、発明者は、前述した第1剤(表6)を用いた試料16〜22について評価を行った。第4評価試験で生成される毛髪化粧料組成物は、染毛剤である。表6に、第1剤の処方および第4評価試験の結果を示す。
Figure 2014108936
試料16〜22は、第1剤中にノニオン界面活性剤の種類を検討した試料である。
第4評価試験における試料16〜19の結果によれば、第1剤中のエーテル型ノニオン界面活性剤の種類が変化したとしても、「発泡性」、「泡の持続性」および「垂れ落ち」の3つの評価項目のすべてにおいて優れていることが分かる。一方、試料20〜22の結果によれば、エーテル型ノニオン界面活性剤以外のノニオン界面活性剤を配合すると、「泡の持続性」および「垂れ落ち」の評価項目は良いものの、「発泡性」の評価項目において、エーテル型ノニオン界面活性剤を配合した試料よりも劣っていることが分かる。
以上説明した実施形態によれば、毛髪化粧料組成物の第1剤中にエーテル型ノニオン海面活性剤を配合することによって、発泡性、泡の持続性および垂れ落ちの各項目について、エーテル型ノニオン界面活性剤以外のノニオン界面活性剤を配合した試料より優れていることが分かる。
(第5評価試験)
第5評価試験では、発明者は、前述した第1剤(表7)を用いた試料23〜27について評価を行った。第5評価試験で生成される毛髪化粧料組成物は、染毛剤である。表7に、第1剤の処方および第5評価試験の結果を示す。
Figure 2014108936
試料23〜27は、第1剤中に高級アルコールの種類を検討した試料である。
第5評価試験における試料23〜27の結果によれば、第1剤中の高級アルコールの種類が変化したとしても、「発泡性」、「泡の持続性」および「垂れ落ち」の3つの評価項目のすべてにおいて優れていることがわかる。
以上説明した実施形態によれば、毛髪化粧料組成物の第1剤中に高級アルコールを配合することによって、発泡性、泡の持続性および垂れ落ちの各項目について優れていることが分かる。
(第6評価試験)
第6評価試験では、発明者は、前述した第1剤(表8)を用いた試料28〜32について評価を行った。第5評価試験で生成される毛髪化粧料組成物は、染毛剤である。表8に、第1剤の処方および第6評価試験の結果を示す。
Figure 2014108936
試料28〜32は、第1剤中に高分子化合物の種類を検討した試料である。
第6評価試験における試料28〜32の結果によれば、第1剤中の高分子化合物の種類が変化したとしても、「発泡性」、「泡の持続性」および「垂れ落ち」の3つの評価項目のすべてにおいて優れていることがわかる。
以上説明した実施形態によれば、毛髪化粧料組成物の第1剤中に高分子化合物を配合することによって、発泡性、泡の持続性および垂れ落ちの各項目について優れていることが分かる。
(第7評価試験)
第7評価試験では、発明者は、前述した第1剤(表9)を用いた試料33〜42について評価を行った。第7評価試験で生成される毛髪化粧料組成物は、一時着色料である。表9に、一時着色料の処方および第7評価試験の結果を示す。
Figure 2014108936
試料33〜35は、一時着色料中のセタノールの配合量を検討した試料である。試料36は、一時着色料中にセタノールを配合しない試料である。
第7評価試験における試料33〜35の結果によれば、一時着色料中のセタノールの配合量が変化したとしても、「発泡性」、「泡の持続性」および「垂れ落ち」の3つの評価項目のすべてにおいて優れていることが分かる。一方、試料36の結果によれば、セタノールを配合しないと、「発泡性」の評価項目は良いものの、「泡の持続性」および「垂れ落ち」の評価項目において、セタノールを配合した試料よりも劣っていることが分かる。
以上説明した実施形態によれば、毛髪化粧料組成物の一時着色料中にセタノールを配合することによって、発泡性、泡の持続性および垂れ落ちの各項目について、セタノールを配合しない試料より優れていることが分かる。
試料37〜38は、一時着色料中のPOEステアリルエーテルの配合量を検討した試料である。試料39は、一時着色料中にエーテル型ノニオン界面活性剤であるPOEステアリルエーテルを配合しない試料である。
第7評価試験における試料37〜38の結果によれば、一時着色料中のPOEステアリルエーテルの配合量が変化したとしても、「発泡性」、「泡の持続性」および「垂れ落ち」の3つの評価項目のすべてにおいて優れていることが分かる。一方、試料39の結果によれば、POEステアリルエーテルを配合しないと、「発泡性」と「泡の持続性」の評価項目は良いものの、「垂れ落ち」の評価項目において、POEステアリルエーテルを配合した試料よりも劣っていることが分かる。
以上説明した実施形態によれば、毛髪化粧料組成物の一時着色料中にPOEステアリルエーテルを配合することによって、発泡性、泡の持続性および垂れ落ちの各項目について、POEステアリルエーテルを配合しない試料より優れていることが分かる。
試料40〜41は、一時着色料中のカルボキシビニルポリマーの配合量を検討した試料である。試料42は、一時着色料中にカルボキシビニルポリマーを配合しない試料である。
第7評価試験における試料40〜41の結果によれば、一時着色料中のカルボキシビニルポリマーの配合量が変化したとしても、「発泡性」、「泡の持続性」および「垂れ落ち」の3つの評価項目のすべてにおいて優れていることが分かる。一方、試料42の結果によれば、カルボキシビニルポリマーを配合しないと、「発泡性」の評価項目は良いものの、「泡の持続性」および「垂れ落ち」の評価項目において、カルボキシビニルポリマーを配合した試料よりも劣っていることが分かる。
以上説明した実施形態によれば、毛髪化粧料組成物の一時着色料中にカルボキシビニルポリマーを配合することによって、発泡性、泡の持続性および垂れ落ちの各項目について、カルボキシビニルポリマールを配合しない試料より優れていることが分かる。
(第8評価試験)
第8評価試験では、発明者は、前述した第1剤(表10)を用いた試料43〜52について評価を行った。第8評価試験で生成される毛髪化粧料組成物は、酸性染毛料である。表10に、酸性染毛料の処方および第8評価試験の結果を示す。
Figure 2014108936
試料43〜45は、酸性染毛料中のセタノールの配合量を検討した試料である。試料46は、酸性染毛料中にセタノールを配合しない試料である。
第8評価試験における試料43〜45の結果によれば、酸性染毛料中のセタノールの配合量が変化したとしても、「発泡性」、「泡の持続性」および「垂れ落ち」の3つの評価項目のすべてにおいて優れていることが分かる。一方、試料46の結果によれば、セタノールを配合しないと、「発泡性」の評価項目は良いものの、「泡の持続性」および「垂れ落ち」の評価項目において、セタノールを配合した試料よりも劣っていることが分かる。
以上説明した実施形態によれば、毛髪化粧料組成物の酸性染毛料中にセタノールを配合することによって、発泡性、泡の持続性および垂れ落ちの各項目について、セタノールを配合しない試料より優れていることが分かる。
試料47〜48は、酸性染毛料中のPOEステアリルエーテルの配合量を検討した試料である。試料49は、酸性染毛料中にPOEステアリルエーテルを配合しない試料である。
第8評価試験における試料47〜48の結果によれば、酸性染毛料中のPOEステアリルエーテルの配合量が変化したとしても、「発泡性」、「泡の持続性」および「垂れ落ち」の3つの評価項目のすべてにおいて優れていることが分かる。一方、試料49の結果によれば、POEステアリルエーテルを配合しないと、「発泡性」と「泡の持続性」の評価項目は良いものの、「垂れ落ち」の評価項目において、POEステアリルエーテルを配合した試料よりも劣っていることが分かる。
以上説明した実施形態によれば、毛髪化粧料組成物の酸性染毛料中にPOEステアリルエーテルを配合することによって、発泡性、泡の持続性および垂れ落ちの各項目について、POEステアリルエーテルを配合しない試料より優れていることが分かる。
試料50〜51は、酸性染毛料中のカルボキシビニルポリマーの配合量を検討した試料である。試料52は、酸性染毛料中にカルボキシビニルポリマーを配合しない試料である。
第8評価試験における試料50〜51の結果によれば、酸性染毛料中のカルボキシビニルポリマーの配合量が変化したとしても、「発泡性」、「泡の持続性」および「垂れ落ち」の3つの評価項目のすべてにおいて優れていることが分かる。一方、試料52の結果によれば、カルボキシビニルポリマーを配合しないと、「発泡性」の評価項目は良いものの、「泡の持続性」および「垂れ落ち」の評価項目において、カルボキシビニルポリマーを配合した試料よりも劣っていることが分かる。
以上説明した実施形態によれば、毛髪化粧料組成物の酸性染毛料中にカルボキシビニルポリマーを配合することによって、発泡性、泡の持続性および垂れ落ちの各項目について、カルボキシビニルポリマールを配合しない試料より優れていることが分かる。
本願発明は、エーテル型ノニオン界面活性剤、高級アルコールおよび高分子化合物を含有し、塗布後に揉み込むことにより、発泡性および泡の持続性に優れ、かつ垂れ落ちしにくい毛髪化粧料組成物を得ることができる。

Claims (3)

  1. エーテル型ノニオン界面活性剤、高級アルコールおよび高分子化合物を含有し、毛髪に塗布後に揉み込むことにより発泡することを特徴とする毛髪化粧料組成物。
  2. エーテル型ノニオン界面活性剤、高級アルコールおよび高分子化合物を含有し、毛髪に塗布後に揉み込むことにより発泡することを特徴とする酸化染毛剤組成物。
  3. エーテル型ノニオン界面活性剤がPOEアルキルエーテル類であることを特徴とする請求項1記載の毛髪化粧料組成物。
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