JP2009155310A - 染毛用又は毛髪脱色用第1剤組成物 - Google Patents

染毛用又は毛髪脱色用第1剤組成物 Download PDF

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賢一 松永
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貴史 松尾
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Abstract

【課題】処理後の毛髪に滑らかさと柔らかさを付与するとともに、櫛通りの悪さをなくし、毛髪への損傷を防止し、堅牢性の高い染毛用又は毛髪脱色用第1剤組成物の提供。
【解決手段】第二剤としての酸化剤組成物と混合して用いる組成物であって、次の成分(A)〜(D)を含有する染毛用又は毛髪脱色用第1剤組成物。(A)少なくとも一の疎水鎖を有する有機アミン又はその塩、(B)両性又はカチオン性ポリマー、(C)アルカリ剤、(D)水。
【選択図】なし

Description

本発明は、酸化剤を含有する第2剤組成物と混合して用いる染毛用又は毛髪脱色用第1剤組成物に関する。
従来、アルカリ剤を含有する第1剤と酸化剤を含有する第2剤とから構成される酸化染毛剤又は脱色剤が広く利用されている。これらの酸化染毛剤や脱色剤は、染毛力、脱色力に優れるが、これらの剤により処理された毛髪は損傷を受け、櫛通りが悪くなったり、うるおいやしなやかさがなくなったりするという問題がある。また、染毛後の色を保持できる堅牢性の高い染毛剤の開発も待望されている。これらの課題を解決するため、特定のポリマーを配合することも行われている(例えば、特許文献1及び2参照)が、十分な解決には至っていない。したがって、依然として毛髪に滑らかさや柔らかさを付与し、高い堅牢性を発現する酸化染毛剤が待望されている。
特開2000-297019号公報 特開2002-193772号公報
本発明は、処理後の毛髪に滑らかさと柔らかさを付与するとともに堅牢性の高い染毛用又は毛髪脱色用第1剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、染毛用又は毛髪脱色用第1剤組成物中に、特定の有機アミン又はその塩を、両性又はカチオン性ポリマーと共に配合することにより、上記課題を解決できることを見出した。
本発明は、酸化剤組成物と混合して用いる組成物であって、次の成分(A)〜(D)を含有する染毛用又は毛髪脱色用第2剤組成物を提供するものである。
(A) 少なくとも一の疎水鎖を有する有機アミン又はその塩
(B) 両性又はカチオン性ポリマー
(C) アルカリ剤
(D) 水
更に本発明は、上記の第1剤組成物を、酸化剤を含有する第2剤組成物と混合し、毛髪に適用する染毛又は毛髪脱色方法を提供するものである。
本発明の染毛用又は毛髪脱色用第1剤組成物は、処理後の毛髪に滑らかさと柔らかさを付与するとともに堅牢性が高い。
〔成分(A):有機アミン〕
成分(A)の少なくとも一の疎水鎖を有する有機アミン又はその塩において、当該疎水鎖としては、炭素数6〜24の、更には炭素数12〜24の、更には炭素数14〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基が好ましい。より好ましい有機アミンとしては、次の一般式(1)
Figure 2009155310
〔式中、R1は、炭素数6〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、R2及びR3は、同一又は異なる炭素数1〜6のアルキル基、又は−(AO)nH(Aは炭素数2〜4のアルキレン基を示し、nは1〜6の数を示し、n個のAは同一でも異なってもよく、その配列は任意である)を示し、Xは、単結合、−O−(CH2)m−、−C(O)−NH−(CH2)m−、−NH−C(O)−(CH2)m−、又は−[O−CH2−CH(OH)−CH2]l−(mは2〜4、lは1〜5の数を示す)を示す。〕
上記一般式(1)において、R1、R2及びR3は、以下に示すものが、処理後の毛髪に優れた滑り性や柔軟性を付与する観点や堅牢性を高める観点から好ましい。
1としては、炭素数12〜24の、更には炭素数14〜22の、直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、特にアルキル基が好ましい。R2及びR3としては、同一又は異なる炭素数1〜6のアルキル基又は−(CH2CH2O)nH基(nは1〜3、特に1が好ましい)が好ましく、R2及びR3の一方が−(CH2CH2O)nH基である場合は、他方は炭素数1〜6のアルキル基であるのが好ましい。更に、R2及びR3の双方が、同一又は異なる炭素数1〜6のアルキル基、特にメチル基又はエチル基であるのが好ましい。成分(A)の有機アミン又はその塩は、いずれかを単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。また、上記有機アミンの塩としては、塩酸塩、リン酸塩等の無機酸塩;クエン酸塩、グリコール酸塩、乳酸塩等の有機酸塩が挙げられる。
成分(A)の有機アミン又はその塩の含有量は、成分(B)との併用により、処理後の毛髪に優れた滑り性や柔軟性を付与する点や堅牢性に優れる点から、有機アミンに換算して本発明の第1剤組成物中の0.1〜20質量%、更には0.5〜15質量%、特に1〜10質量%が好ましい。
〔成分(B):両性又はカチオン性ポリマー〕
成分(B)のうち両性ポリマーとしては、例えば、カルボキシベタイン型モノマーの重合体又は共重合体(例えば、プラサイズL401;互応化学社、ユカフォーマーAM-75、同AM75S/SM;三菱化学社);アクリル酸/ジアリル第四級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合体(ポリクオタニウム-39、例えばマーコートプラス3330;Nalco社)が挙げられる。
また、カチオン性ポリマーとは、カチオン基又はカチオン基にイオン化され得る基を有するポリマーをいい、全体としてカチオン性となる両性ポリマーも含まれる。すなわち、カチオン性ポリマーとしては、ポリマー鎖の側鎖にアミノ基又はアンモニウム基を含むか、又はジアリル4級アンモニウム塩を構成単位として含む水溶液のもの、例えばカチオン化セルロース誘導体、カチオン性澱粉、カチオン化グアーガム誘導体、ジアリル4級アンモニウム塩の重合体又は共重合体、4級化ポリビニルピロリドン誘導体等が挙げられる。
ジアリル4級アンモニウム塩の重合体又は共重合体の具体例としては、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド重合体(ポリクオタニウム-6、例えばマーコート100;Nalco社)、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド/アクリル酸共重合体(ポリクオタニウム-22、例えばマーコート280、同295;Nalco社)、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド/アクリル酸アミド共重合体(ポリクオタニウム-7、例えばマーコート550;Nalco社);アクリル酸/ジアリル第四級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合体(ポリクオタニウム-39、例えばマーコートプラス3331;Nalco社)等が挙げられる。
4級化ポリビニルピロリドン誘導体の具体例としては、ビニルピロリドン(VP)とメタクリル酸ジメチルアミノエチルの共重合体と硫酸ジエチルから得られる4級アンモニウム塩(ポリクオタニウム-11、例えばガフコート734、同755、同755N;アイエスピー・ジャパン社)等が挙げられる。
カチオン化セルロース誘導体の具体例としては、ヒドロキシエチルセルロースに塩化グリシジルトリメチルアンモニウムを付加して得られる4級アンモニウム塩の重合体(ポリクオタニウム-10、例えばレオガードG、同GP;ライオン社、ポリマーJR-125、同JR-400、同JR-30M、同LR-400、同LR-30M;Amerchol社)、ヒドロキシエチルセルロース/ジメチルジアリルアンモニウムクロリド共重合体(ポリクオタニウム-4、例えばセルコートH-100、同L-200;ナショナルスターチアンドケミカル社)等が挙げられる。
これらのうち、構成単位としてジメチルジアリルアンモニウム塩構造を有するポリマー、例えば、ポリクオタニウム-4、ポリクオタニウム-6、ポリクオタニウム-7、ポリクオタニウム-22、ポリクオタニウム-39が好ましく、更にはポリクオタニウム-6、ポリクオタニウム-7、ポリクオタニウム-22、ポリクオタニウム-39が好ましく、特にポリクオタニウム-22が好ましい。
成分(B)は、2種以上を併用することもでき、またその含有量は、成分(A)との併用により、毛髪に適用した染毛剤をすすぎ流し、シャンプーする時から乾燥後まで良好な柔軟性及び滑り性を付与でき、乾燥後の滑り性に優れる点や堅牢性に優れる点から、本発明の第1剤組成物中の0.01〜10質量%が好ましく、更には0.1〜5質量%、特に0.2〜3質量%が好ましい。また、第1剤組成物中での成分(B)の有機アミンに換算した成分(A)に対する質量比〔成分(B)/成分(A)〕が0.1〜2であることが好ましく、特に0.5〜1であることが好ましい。
〔成分(C):アルカリ剤〕
成分(C)のアルカリ剤としては、アンモニアのほか、モノエタノールアミン、イソプロパノールアミン、2-アミノ-2-メチルプロパノール、2-アミノブタノール、1,3-プロパンジアミン等のアルカンジアミン等の有機アミン類、炭酸グアニジン、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリが挙げられる。これらのアルカリ剤は、2種以上を併用してもよく、アンモニア、炭酸塩の併用が好ましい。またこれらアルカリ剤の含有量は、十分な脱色・染毛効果の点、及び毛髪損傷や頭皮刺激の低減の点から、本発明の第1剤組成物中の0.1〜12質量%が好ましく、更には0.5〜9質量%、特に1〜6質量%が好ましい。
〔成分(E):油性成分〕
本発明の第1剤組成物には、更に、成分(E)として油性成分を含有させることが好ましい。このような油性成分としては、炭化水素油、動植物油、高級アルコール、高級脂肪酸、エステル油等が挙げられる。炭化水素油としては、α-オレフィンオリゴマー、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、スクワラン、ポリブテン、流動イソパラフィン、流動パラフィン等が挙げられる。動植物油としては、オリーブ油、ツバキ油、茶実油、サザンカ油、サフラワー油、ヒマワリ油、大豆油、綿実油、ゴマ油、トウモロコシ油、落花生油、ナタネ油、コメヌカ油、コメ胚芽油、小麦胚芽油、ハトムギ油、ブドウ種子油、アルモンド油、アボカド油、カロット油、マカデミアナッツ油、ヒマシ油、アマニ油、ヤシ油、ミンク油、卵黄油、ホホバ油等が挙げられる。高級アルコールとしては、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、イソステアリルアルコール、2-オクチルドデカノール、デシルテトラデカノール、オレイルアルコール、2-ヘキシルデカノール、リノレイルアルコール、リノレニルアルコール等が挙げられる。高級脂肪酸としては、ミリスチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸等が挙げられる。エステル油としては、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジオクチル、アジピン酸ジ-2-ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソステアリル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オクタン酸セチル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソデシル、イソノナン酸イソトリデシル、セバシン酸ジイソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、パルミチン酸オクチル、乳酸ラウリル、乳酸オクチルドデシル、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、ジオクタン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、カプリル酸セチル、トリカプリル酸グリセリル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル等が挙げられる。これらは、いずれかを単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
成分(E)の油性成分の含有量は、本発明の第1剤組成物中の0.1〜30質量%が好ましく、更には0.5〜20質量%、特に1〜15質量%が好ましい。
〔成分(F):シリコーン類〕
本発明の第1剤組成物には、更に、成分(F)としてシリコーン類を含むことが好ましい。このようなシリコーン類としては、シリコーンゴム、シリコーン油、官能基変性シリコーン等が挙げられ、好ましい例として以下の(i)〜(v)のシリコーン類等が挙げられる。
(i) 高重合ジメチルポリシロキサン
例えば、BY11-026、BY22-19〔東レ・ダウコーニング(株)〕、FZ-3125〔日本ユニカー(株)〕等が挙げられる。また、高重合ジメチルポリシロキサンは、液状油(例えば、下記(ii)ジメチルポリシロキサンオイル、(iii)環状シリコーン等の液状シリコーン油、またイソパラフィン等の液状炭化水素油)に溶解又は分散したものも使用することができる。
(ii) 下記一般式で表されるジメチルポリシロキサンオイル
Figure 2009155310
〔式中、aは0〜650の整数を示す。〕
具体的には、SH200Cシリーズ、粘度1cs、50cs、200cs、1000cs、5000cs〔東レ・ダウコーニング(株)〕等の市販品が含まれる。
(iii) 下記一般式で表される環状シリコーン
Figure 2009155310
〔式中、bは3〜7の整数を示す。〕
具体的には、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等が挙げられる。また、市販品としては、SH244やSH245〔東レ・ダウコーニング(株)〕が挙げられる。
(iv) 下記一般式で表されるアミノ変性シリコーン
Figure 2009155310
〔式中、R4はR5と同一の基又はメチル基又は水酸基を示し、R5は−R6−W(ここでR6は炭素数3〜6の2価炭化水素基、Wは1〜3級アミノ基含有基又はアンモニウム基含有基を示す。)で表される反応性官能基を示し、c及びdはそれぞれ正の整数で、c+dは分子量に依存する。好ましい平均分子量は3000〜100000である。〕
例えば、SS-3551〔日本ユニカー(株)〕、SF8452C〔東レ・ダウコーニング(株)〕が挙げられる。アミノ変性シリコーンを水性乳濁液として用いる場合、該水性乳濁液中に含まれるアミノ変性シリコーンの量は20〜60重量%が好ましく、30〜50重量%が更に好ましい。好ましいアミノ変性シリコーン水性乳濁液としては、SM8704C〔東レ・ダウコーニング(株)〕、DC929、DDC8500〔以上、ダウコーニング社〕、KT 1989〔モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ(株)〕等が挙げられる。
(v) ポリエーテル変性シリコーン
例えば、SH3771M〔東レ・ダウコーニング(株)〕、SILSOFT A-843、SILSOFT SHINE〔ともに日本ユニカー(株)〕等が挙げられる。
成分(F)のシリコーン類は2種以上を併用してもよく、その含有量は、本発明の第1剤組成物中の0.1〜15質量%が好ましく、更には0.2〜10質量%、特に0.5〜5質量%が好ましい。
〔染料〕
本発明の組成物が、脱色用第1剤である場合には、染料は含有せず、染毛用第1剤である場合には、酸化染料中間体又は直接染料を含有する。
・酸化染料中間体
酸化染料中間体としては、通常染毛剤に使用されている公知のプレカーサー及びカプラーを用いることができる。プレカーサーとしては、例えばパラフェニレンジアミン、トルエン-2,5-ジアミン、2-クロロ-パラフェニレンジアミン、N-メトキシエチル-パラフェニレンジアミン、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)-パラフェニレンジアミン、2-(2-ヒドロキシエチル)-パラフェニレンジアミン、2,6-ジメチル-パラフェニレンジアミン、4,4′-ジアミノジフェニルアミン、1,3-ビス(N-(2-ヒドロキシエチル)-N-(4-アミノフェニル)アミノ)-2-プロパノール、PEG-3,3,2′-パラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、パラメチルアミノフェノール、3-メチル-4-アミノフェノール、2-アミノメチル-4-アミノフェノール、2-(2-ヒドロキシエチルアミノメチル)-4-アミノフェノール、オルトアミノフェノール、2-アミノ-5-メチルフェノール、2-アミノ-6-メチルフェノール、2-アミノ-5-アセタミドフェノール、3,4-ジアミノ安息香酸、5-アミノサリチル酸、2,4,5,6-テトラアミノピリミジン、2,5,6-トリアミノ-4-ヒドロキシピリミジン、4,5-ジアミノ-1-(4′-クロロベンジル)ピラゾール、4,5-ジアミノ-1-ヒドロキシエチルピラゾールとこれらの塩等が挙げられる。
また、カプラーとしては、例えばメタフェニレンジアミン、2,4-ジアミノフェノキシエタノール、2-アミノ-4-(2-ヒドロキシエチルアミノ)アニソール、2,4-ジアミノ-5-メチルフェネトール、2,4-ジアミノ-5-(2-ヒドロキシエトキシ)トルエン、2,4-ジメトキシ-1,3-ジアミノベンゼン、2,6-ビス(2-ヒドロキシエチルアミノ)トルエン、2,4-ジアミノ-5-フルオロトルエン、1,3-ビス(2,4-ジアミノフェノキシ)プロパン、メタアミノフェノール、2-メチル-5-アミノフェノール、2-メチル-5-(2-ヒドロキシエチルアミノ)フェノール、2,4-ジクロロ-3-アミノフェノール、2-クロロ-3-アミノ-6-メチルフェノール、2-メチル-4-クロロ-5-アミノフェノール、N-シクロペンチル-メタアミノフェノール、2-メチル-4-メトキシ-5-(2-ヒドロキシエチルアミノ)フェノール、2-メチル-4-フルオロ-5-アミノフェノール、レゾルシン、2-メチルレゾルシン、4-クロロレゾルシン、1-ナフトール、1,5-ジヒドロキシナフタレン、1,7-ジヒドロキシナフタレン、2,7-ジヒドロキシナフタレン、2-イソプロピル-5-メチルフェノール、4-ヒドロキシインドール、5-ヒドロキシインドール、6-ヒドロキシインドール、7-ヒドロキシインドール、6-ヒドロキシベンゾモルホリン、3,4-メチレンジオキシフェノール、2-ブロモ-4,5-メチレンジオキシフェノール、3,4-メチレンジオキシアニリン、1-(2-ヒドロキシエチル)アミノ-3,4-メチレンジオキシベンゼン、2,6-ジヒドロキシ-3,4-ジメチルピリジン、2,6-ジメトキシ-3,5-ジアミノピリジン、2,3-ジアミノ-6-メトキシピリジン、2-メチルアミノ-3-アミノ-6-メトキシピリジン、2-アミノ-3-ヒドロキシピリジン、2,6-ジアミノピリジンとこれらの塩等が挙げられる。
プレカーサーとカプラーは、それぞれ2種以上を併用してもよく、その含有量は、それぞれ本発明の第1剤組成物中の0.01〜8質量%、特に0.1〜5質量%が好ましい。
・直接染料
直接染料としては、酸性染料、ニトロ染料、分散染料、塩基性染料等が挙げられる。酸性染料としては、青色1号、紫色401号、黒色401号、だいだい色205号、赤色227号、赤色106号、黄色203号、アシッドオレンジ3等が挙げられ、ニトロ染料としては、2-ニトロ-p-フェニレンジアミン、2-アミノ-6-クロロ-4-ニトロフェノール、3-ニトロ-p-ヒドロキシエチルアミノフェノール、4-ニトロ-o-フェニレンジアミン、4-アミノ-3-ニトロフェノール、4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール、HCブルーNo.2、HCオレンジNo.1、HCレッドNo.1、HCイエローNo.2、HCイエローNo.4、HCイエローNo.5、HCレッドNo.3、N,N-ビス-(2-ヒドロキシエチル)-2-ニトロ-p-フェニレンジアミン等が挙げられ、分散染料としては、ディスパーズバイオレット1、ディスパーズブルー1、ディスパーズブラック9等が挙げられ、塩基性染料としては、ベーシックブルー99、ベーシックブラウン16、ベーシックブラウン17、ベーシックレッド76、ベーシックレッド51、ベーシックイエロー57、ベーシックイエロー87、ベーシックオレンジ31等が挙げられる。
直接染料は、2種以上を併用してもよく、酸化染料中間体と併用してもよい。またその含有量は、本発明の第1剤組成物中の0.001〜5質量%、特に0.01〜3質量%が好ましい。
〔界面活性剤〕
本発明の第1剤組成物には、更に、カチオン界面活性剤又は非イオン界面活性剤を含有させることができる。
カチオン界面活性剤としては、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム等が挙げられる。これらカチオン界面活性剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレン(以下、POEという)アルキルエーテル類、POEアルキルフェニルエーテル類、POE・ポリオキシプロピレン(以下、POPという)アルキルエーテル類、POEソルビタン脂肪酸エステル類、POE脂肪酸エステル、POE硬化ひまし油、脂肪酸グリセリンエステル等が挙げられる。これらの中でも酸やアルカリ剤に強いことからPOEアルキルエーテル類、POEアルキルフェニルエーテル類、POE・POPアルキルエーテル類等が好ましく、POEアルキルエーテル類がより好ましい。POEアルキルエーテル類の具体例としては、POEラウリルエーテル、POEセチルエーテル、POEステアリルエーテル、POEベヘニルエーテル、POEトリデシルエーテル等が挙げられる。これら非イオン界面活性剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
これらの界面活性剤の合計含有量は、本発明の第1剤中の0.5〜18質量%とされ、1〜12質量%、特に2〜10質量%が好ましい。
〔感触向上剤〕
本発明の第1剤組成物には、更にタンパク質、タンパク質誘導体、アミノ酸、アミノ酸誘導体等の感触向上剤を含有させることができる。好ましい感触向上剤として、各種加水分解タンパク、L-アルギニン、トリメチルグリシン等が挙げられ、なかでもトリメチルグリシンが好ましい。
〔その他任意成分〕
本発明の第1剤組成物には、上記成分のほかに通常化粧品原料として用いられる他の成分を加えることができる。このような任意成分としては、天然又は合成の高分子、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、防腐剤、キレート剤、安定化剤、酸化防止剤、植物抽出物、ビタミン類、増粘剤、香料、紫外線吸収剤が挙げられる。
〔媒体〕
本発明の第1剤組成物には、媒体として、成分(D)の水及び必要により有機溶剤が使用される。有機溶剤としては、エタノール、2-プロパノール等の低級アルカノール類、ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール、フェノキシエタノール等の芳香族アルコール類、プロピレングリコール、1,3-ブタンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のポリオール類、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、ベンジルセロソルブ等のセロソルブ類、エチルカルビトール、ブチルカルビトール等のカルビトール類が挙げられる。
〔pH〕
本発明の第1剤組成物のpH(25℃)は、8〜12、特に9〜11が好ましい。また、本発明の第1剤組成物を第2剤組成物と混合したときのpH(25℃)は、脱色・染毛効果と皮膚刺激性の点から、8〜12、特に9〜11となるのが好ましい。pH調整剤としては、前記のアルカリ剤のほか、塩酸、リン酸等の無機酸;クエン酸、グリコール酸、乳酸等の有機酸;リン酸二水素一カリウム、リン酸一水素二ナトリウム、クエン酸ナトリウム等の無機酸塩又は有機酸塩;塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム等のアンモニウム塩等が挙げられる。
〔剤型等〕
本発明の第1剤組成物の剤型は、例えば、乳液状、クリーム状等の形態とすることができる。そして、現在広く利用されている酸化型染毛剤又は脱色剤と同様に、過酸化水素等の酸化剤を含有する第2剤と組み合わせた二剤型として、又は脱色力向上のため、更に第3剤として過硫酸塩(過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム等)等の造粒物からなる粉末状酸化剤を組み合わせてなる三剤型として提供される。本発明の第1剤組成物と組み合わせる第2剤の剤型は、例えば、液状、乳液状、クリーム状、ゲル状、ペースト状、ムース状などとすることができ、エアゾール形態とすることもできる。本発明の第1剤組成物と第2剤(三剤型の場合は更に第3剤)を混合し、毛髪に塗布したときに液だれしにくいような粘度になることが望ましく、25℃、ヘリカルスタンド付きB型回転粘度計(B8R型粘度計,TOKIMEC社)で測定した粘度が2000〜10万mm2/sが好ましい。ここで、粘度は、ローターT-Cを用い、10rpm、1分間回転させた後の値とする。
第2剤に使用される酸化剤としては、過酸化水素、及び過酸化水素発生剤である過酸化尿素、過酸化メラミン、過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸カリウム、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム等が挙げられ、特に過酸化水素が好ましい。酸化剤の含有量は、十分な脱色・染毛効果、及び毛髪損傷や頭皮刺激の低減の点から、過酸化水素換算量として、第2剤組成物中の0.1〜12質量%が好ましく、更には0.5〜9質量%、特に1〜6質量%が好ましい。
〔処理法〕
本発明の第1剤組成物を用いて毛髪を染色又は脱色処理するには、例えば本発明の第1剤を酸化剤を含有する第2剤(三剤型の場合は更に第3剤)と混合した後、15〜45℃の温度で毛髪に適用し、3〜45分間、好ましくは5〜30分間の作用時間をおいた後毛髪を洗浄し、乾燥すればよい。この場合、まず染毛剤又は脱色剤組成物を水で軽く洗い流した後、アニオン界面活性剤を含有するシャンプーを用いて洗髪し、次いで水洗すると、カチオン性ポリマーは適度に流出し、シリコーン類は適度に毛髪に残留し、良好なコンディショニング効果を示す。シャンプーとしては、ラウリルエトキシ(1〜3)硫酸ナトリウム等のアニオン界面活性剤を5〜20質量%程度含有する一般的な水性シャンプーが好適である。
実施例1〜6及び比較例1〜8
表1に示す染毛用第1剤(実施例1〜6,比較例1〜8)、及び下記処方の第2剤を調製し、これらを混合して染毛処理を行い、「指通り性」、「柔らかさ」及び「シャンプー堅牢性」について評価した。
第2剤
(質量%)
セタノール 2
ラウリル硫酸ナトリウム 0.3
ポリオキシエチレン(3)トリデシルエーテル 0.1
リン酸 pH3に調整
過酸化水素水(35質量%) 16.5
精製水 残量
〔評価方法〕
同じ質量の第1剤及び第2剤をよく混合し(混合後のpHは10)、15gをブロンドの毛束20g(約15cm)に均一に塗布した後、20分間放置した。
流水ですすぎ、シャンプーで洗浄、乾燥した後、パネラー10名により、下記の評価を行い、その評価の合計点を表1に示した。
(1) 指通り性
3:非常に指通りが良い
2:指通りが良い
1:指通りがあまり良くない
(2) 柔らかさ
3:非常に柔らかい
2:柔らかい
1:あまり柔らかくない
次に、処理後の20gの毛束を分割し、10gの毛束二つとした。
一方の毛束に、「シャンプーで洗浄→乾燥」の処理工程を5回繰り返した。堅牢性を評価するためにもう一方の毛束を対象として、色の濃さを比較した。評価は、パネラー10名により行い、合計点を表1に示した。
(3) シャンプー堅牢性
3:色落ちがほとんどない
2:やや色落ちがある
1:かなり色落ちがある
Figure 2009155310

Claims (4)

  1. 酸化剤組成物と混合して用いる組成物であって、次の成分(A)〜(D)を含有する染毛用又は毛髪脱色用第1剤組成物。
    (A) 少なくとも一の疎水鎖を有する有機アミン又はその塩
    (B) 両性又はカチオン性ポリマー
    (C) アルカリ剤
    (D) 水
  2. 更に、(E)油性成分を含有する請求項1記載の染毛用又は毛髪脱色用第1剤組成物。
  3. 更に、(F)シリコーン類を含有する請求項1又は2の染毛用又は毛髪脱色用第1剤組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の第1剤組成物を、酸化剤を含有する第2剤組成物と混合し、毛髪に適用する染毛又は毛髪脱色方法。
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