JP2014108301A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 集塵部内に捕集されている塵埃の量を、より正確に検出できる電気掃除機を提供。
【解決手段】 課題を解決するためには、電気掃除機を、吸引力を発生する電動送風機と、この電動送風機の駆動状態を制御する位相制御手段と、電動送風機の駆動状態を切り替える操作スイッチを有し、電動送風機の運転によって発生する気流により吸引した含塵空気から分離した塵埃を捕集する集塵容器と、集塵容器内の塵埃を検知するための発信部および受信部が設けられ、発信部により発せられた信号を受信部に向けて反射する反射部と、発信部をON・OFFさせる発信信号制御手段と、発信部をON・OFFしたときに受信部が受信した受信信号を検知する塵埃検知手段を備え、発信部をONしたときに塵埃検知手段が検知した受信信号のON・OFF状態により、塵埃の状態を判定する塵埃検知判定手段を設けるように構成すればよい。
【選択図】図11

Description

この発明は、集塵部に集積した塵埃の量を検知する電気掃除機に関する。
従来から、吸い込まれた空気を集塵容器内で旋回させる等により、塵埃と空気を分離する電気掃除機が知られている。この集塵容器の内部には、分離された後の塵埃が集積されるが、所定量以上の塵埃が堆積した状態で使用された場合、吸引力の低下や、吸気を行う電動送風機の異常温度上昇を引き起こす恐れが有る。
この為、従来の電気掃除機では、発光部及び受光部を有する光学式センサにより、集塵容器内の塵埃量を検出する手段が考案されている(例えば、特許文献1を参照)。
また、塵埃を集積する集塵容器は、内部に集塵された塵埃が見えるように、透明あるいは半透明といった光を透過する透過性のケースで形成しているため、外からの光の影響を受けやすいことから、外からの光の変化に対応できる制御方法で塵埃量を判断する制御方法が考案されている。
特開2009−254603号公報(図3)
しかしながら、従来の電気掃除機は、発光部と受光部は、集塵容器の透明部を挟んでその両側に、互いに対向する位置に配置されているが、発光部と受光部が対向している位置で塵埃が旋回している場合は、受光部が反応し塵埃量が満了になったと誤検知してしまう課題があった。
この発明は、かかる課題を解決するためになされたもので、集塵室内で旋回している塵埃を検出できる塵埃判定手段を設けることにより、より正確に塵埃を検出できる電気掃除機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決する為には、電気掃除機を、吸引力を発生する電動送風機と、この電動送風機の駆動状態を制御する位相制御手段と、電動送風機の駆動状態を切り替える操作スイッチを有し、電動送風機の運転によって発生する気流により吸引した含塵空気から分離した塵埃を捕集する集塵容器と、集塵容器内の塵埃を検知するための発信部および受信部が設けられ、発信部により発せられた信号を受信部に向けて反射する反射部と、発信部をON・OFFさせる発信信号制御手段と、発信部をON・OFFしたときに受信部が受信した受信信号を検知する塵埃検知手段を備え、発信部をONしたときに塵埃検知手段が検知した受信信号のON・OFF状態により、塵埃の状態を判定する塵埃検知判定手段を設けるように構成すればよい。
本発明によれば、ごみ検知位置(集塵容量限界位置)にごみが存在することを検出するようにすることで、旋回部で旋回している途中の塵埃や集塵部に捕捉される過程でごみ検知位置を通過するごみと、集塵部に捕捉され集積されたごみとを区別できるため、誤検知を防ぐことができ、ごみ検知精度を向上させることができる。
実施の形態1に係る電気掃除機の外観斜視図。 実施の形態1に係る電気掃除機の掃除機本体の斜視図。 実施の形態1に係る電気掃除機の掃除機本体の集塵ユニットを取り外した状態を示す斜視図。 実施の形態1に係る電気掃除機の掃除機本体の上面図。 実施の形態1に係る図4の掃除機本体のa−a断面図。 実施の形態1に係る図5の掃除機本体のb−b断面図。 実施の形態1に係る接続パイプの操作スイッチの拡大図。 実施の形態1に係る図5の掃除機本体のb−b断面のごみの溜まり方の図。 実施の形態1に係る電気掃除機の構成を示すブロック図。 実施の形態1に係る発信部、受信部の出力波形概略図。 実施の形態1に係る電気掃除機の動作を示すフローチャート。 実施の形態2に係る電気掃除機の構成を示すブロック図。 実施の形態2に係る運転モードが「強」の場合の発信部、受信部の出力波形概略図。 実施の形態2に係る運転モードが「強」の場合の電気掃除機の動作を示すフローチャート。 実施の形態2に係る運転モードが「弱」の場合の発信部、受信部の出力波形概略図。 実施の形態2に係る運転モードが「弱」の場合の電気掃除機の動作を示すフローチャート。 実施の形態3に係る電気掃除機の動作を示すフローチャート。 実施の形態4に係る電気掃除機の動作を示すフローチャート。 実施の形態5に係る図5の掃除機本体のb−b断面図。
以下、本発明について、添付の図面に従い説明する。尚、各図を通じて同符号は同一部分又は相当部分を示しており、その重複説明は適宜に簡略化又は省略する。
実施の形態1.
図1において、電気掃除機1には、床面上の塵埃(ごみ)を含んだ空気(含塵空気)の吸込口を有する吸込口体2が備えられている。この吸込口体2には、中空円筒状の吸引パイプ3の一端が接続されている。この吸引パイプ3の他端側には、電気掃除機1の運転を制御する操作スイッチ4aが配置された取手が設けられている。
また、吸引パイプ3の他端には、中途で折曲された形状の接続パイプ4を介して、可撓性を有する蛇腹状のサクションホース5の一端が接続されている。そして、サクションホース5の他端には、掃除機本体6が接続されている。
次に、図2〜図4に、掃除機本体6の外観を示す。
サクションホース5の他端は、掃除機本体6の前端部に設けられたホース接続部7に接続されている。掃除機本体6の一方の側面には、ホース接続部7と連通された吸引風路11が設けられている。掃除機本体6の上部側は、前方側が低く後方にいくほど高くなる傾斜状に形成されている。
このように傾斜状に形成された上部側は、後述する集塵ユニット8が着脱自在に装着・収容される集塵ユニット収容部6aとなる。
また、掃除機本体6の後方側には、後述する電動送風機9を収容する電動送風機収容部6bが備えられている。さらに、掃除機本体6の内部には制御回路基板や電源コードのコードリール等が収容されている。掃除機本体6の後部両側には、車輪10が取り付けられている。
尚、掃除機本体6は、電源コードが外部電源に接続されることで通電し、電動送風機9が駆動されて吸引動作を行う。吸込口体2、吸引パイプ3、接続パイプ4及びサクションホース5並びに吸引風路11は、含塵空気を掃除機本体6の外部から内部に流入させるための吸引経路の一部を構成している。
次に、集塵ユニット8は、集塵ユニット収容部6aに掃除機本体6上部側の傾斜に沿って装着・収容される。この際、集塵ユニット8は、掃除機本体6から延設され、集塵ユニット8の外周に配置された収容部材12により、集塵ユニット8の下側のほぼ半分が覆われた状態で所定の位置に収容される。
この集塵ユニット収容部6aに集塵ユニット8が収容された状態の掃除機本体6を、図5と図6を参照しながら説明する。
集塵ユニット8は、略円筒形状の旋回部13a及び集塵部13bで構成される集塵容器13を有している。また、集塵ユニット8には、吸引風路11を経て集塵容器13内に含塵空気を取り込むための流入口(図示せず)が設けられている。
集塵容器13の旋回部13aは、流入口から流れ込んだ含塵空気を旋回させて空気とごみ(塵埃)を分離するものである。そして、集塵部13bは、この旋回部13aにより含塵空気から分離されたごみ(塵埃)を捕捉するものである。
集塵容器13の内部には、略円筒形状の排出管15が、集塵容器13の略円筒形に対して略同心に配設されている。この排出管15は、その側壁の一部にメッシュ部材15aを備え、このメッシュ部材15aによって、集塵容器13と排出管15とを連通する連通部16が構成されている。
また、集塵ユニット8には、旋回部13a等で除去しきれなかった微細塵を捕集するフィルター17、及び、旋回部13a等で含塵空気から塵埃が分離した空気を排出する排出口18が、備えられている。
さらに、集塵容器13の内部には、排出管15の側壁又は底壁から集塵容器13の内壁に向かって延在し、かつ、集塵容器13の内壁との間に間隙が形成された状態で配置された隔壁19aが設けられている。
そして、この隔壁19aによって集塵容器13の旋回部13aと集塵部13bとが区画される。また、この隔壁19aによって、旋回部13aから集塵部13bへと空気が流入することが抑制され、集塵部13bに集積した塵埃が旋回部13a内に再飛散されることが防止される。
吸引風路11の後方側の端部には流出口(図示せず)が設けられており、集塵ユニット8が掃除機本体6の集塵ユニット収容部6aに装着・収容されると、この吸引風路11の流出口と集塵ユニット8の流入口とが接合され、吸引風路11と集塵容器13の旋回部13aとが連通される。
また、掃除機本体6の上部後方寄りには、排気風路20が設けられている。そして、集塵ユニット8が集塵ユニット収容部6aに収容された状態では、集塵ユニット8の排出口18がこの排気風路20へと接続されるようになっている。
掃除機本体6内部の排気風路20の先には、電動送風機9が収容された電動送風機収容部6bが配設されている。そして、この電動送風機9が、集塵ユニット8の集塵容器13内への含塵空気埃の吸引を駆動する。
すなわち、電動送風機9が動作すると、この電動送風機9が収容された電動送風機収容部6bの気圧が低下する。この気圧の低下が電動送風機収容部6bから排気風路20、排出口18、集塵容器13、吸引風路11へと伝播していく。
そして、この気圧の低下が最終的に吸込口体2へと至って、吸込口体2における空気の吸引力となる。
こうして、電動送風機9により駆動された吸引力により、吸込口体2で吸い込まれた含塵空気は、吸引パイプ3、接続パイプ4及びサクションホース5を通って掃除機本体6に達する。
掃除機本体6に達した含塵空気は、掃除機本体6の吸引風路11を通り、集塵ユニット8の流入口から、集塵容器13の旋回部13a内へと流入する。この含塵空気は、旋回部13aの側壁に対し略接線方向に流入し旋回気流となる。
そして、中心軸近傍の強制渦領域とその外周側の準自由渦領域とを形成しながら、その経路構造と重力とにより下向きに流れていく。このとき、空気中のごみ(塵埃)には遠心力が作用するため、旋回部13aの内壁に押し付けられて空気から分離される。
含塵空気から分離された塵埃は、下降する旋回気流に乗って旋回部13aの下方に進んだ後、集塵部13bに捕集される。この際、隔壁19aにより旋回部13aから集塵部13bへの風(空気)の流入が妨げられ、集塵部13bに溜まったごみの再飛散が抑制される。
ごみ(塵埃)が除去された空気は、旋回部13aから連通部16を通って排出管15に流入する。排出管15に流入した空気は、旋回部13aで分離できなかった微細塵がフィルター17で除去された後、排出口18から排気風路20へと排出される。
その後、該空気は、排気風路20及び図示しない排気口からなる排気経路を経て掃除機本体6の外部に排出される。
掃除機本体6の、集塵ユニット収容部6aの傾斜面の略中央には、図3に示すように、ごみ検知部21を構成する発信部21a及び受信部21bを備えている。発信部21aからは集塵容器13の外壁を透過する信号が発信される。
この信号としては、例えば、可視光・赤外線等の電磁波や超音波が用いられる。集塵ユニット8の集塵容器13の内部に設けられた構造体19である隔壁19aには、発信部21aが発する信号を反射する反射部22が設けられている。
この反射部22は、構造体19(隔壁19a)の、集塵ユニット8が集塵ユニット収容部6aに収容された状態でごみ検知部21に対向する位置に配置されている。反射部22は、構造体19(隔壁19a)に接着され、又は、鏡面状に塗装若しくは印刷されて設けられている。
また、反射部22には、静電気による微細塵の付着を抑制する帯電防止加工(帯電防止剤を塗布する等)が施されている。受信部21bは、反射部22により反射された信号を受信するものである。
集塵容器13には、図5に示すように、集塵容器13の底面から所定の距離の位置に集塵容量限界位置24が予め設定されている。この集塵容量限界位置24は、集塵容器13の集塵部13bに溜められる塵埃の限界量を示すものである。
すなわち、集塵容量限界位置24は、集塵ユニット収容部6aに集塵ユニット8が収容された状態で、集塵部13bに溜まった塵埃の高さが、この集塵容量限界位置24に達すると電気掃除機1の集塵性能に影響がでるおそれがある位置に設定される。
逆に言えば、集塵容量限界位置24は、電気掃除機1の集塵性能に影響を与えない集塵量の限界となる位置に設定されている。従って、この集塵容量限界位置24は、必ずしも集塵部13bの物理的な容量の限界を示す位置と一致するわけではない。
ごみ検知部21の発信部21a及び受信部21b並びに反射部22は、集塵容量限界位置24の高さで、それぞれ信号の発信、受信、反射を行うような位置に配置されている。さらに、発信部21a及び受信部21bは掃除機本体6の近接したほぼ同一位置に配置されている。
従って、発信部21aから発せられた信号が、反射部22へと至る発信経路23a、及び、反射部22により反射された信号が受信部21bへと至る受信経路23bの2つの信号経路は、集塵容量限界位置24を通る集塵部13bの底面に平行な面に沿って配置される。
加えて、発信部21a及び受信部21bは、十分近接された位置に配置されている為、発信経路23a及び受信経路23bはほぼ同一の直線上にあるとみなすことができる。
そして、これらの2つの信号経路を延長した線が集塵容器13の略円筒形状の中心軸とそれぞれ交差するように、発信部21a及び受信部21b並びに反射部22は配置されている。
従って、これら2つの信号経路は、集塵容器13の壁面に対して略垂直に入射する経路となる。
ごみ検知部21の発信部21aから発信された信号は、図5や図6に示すように、発信経路23aを通って集塵容器13内部の反射部22に到達する。反射部22はこの発信部21aから発せられた信号を反射する。
そして、反射部22により反射された信号は、受信経路23bを通ってごみ検知部21の受信部21bに到達するとこの受信部21bにより受信される。この際、発信経路23aや受信経路23b上にごみ(塵埃)が存在する場合、これらの経路上の信号がごみで遮られ受信部21bにより受信する信号の強度が低下する。
そこで、ごみ検知部21は、受信部21bにより受信された信号強度が低下した場合、ごみ検知位置すなわち集塵容量限界位置24にごみが存在することを検出する。
図2から図5に示すように、掃除機本体6上面の使用者が視認しやすい位置には、ごみ検知部21のごみ検知結果に基づいて表示を行う表示部25が設けられている。この表示部25は、ごみ検知部21によりごみ検知位置までごみが溜まったことが検出された場合に、例えば、点灯等してその旨を報知する表示を行って、使用者に集塵容器13内のごみを捨てるように促す。
これにより、集塵容量限界位置24を超えて集塵容器13内にごみが溜まることによる集塵性能の低下や、電動送風機9への負荷を防止することができる。
なお、本実施例では表示部25を掃除機本体6の上面に設けるようにしたが、ごみ検知結果を使用者に報知して、ごみ捨てを促すことが可能であれば、他の構成としてもよい。
例えば、ごみ検知結果の報知手段として、表示部を接続パイプ4の手元操作部に設けるようにとしてもよいし、掃除機本体6等に内蔵したスピーカから音を鳴動することによりごみ捨て時期を報知するようにしてもよい。
また、ごみ検知結果を使用者に報知するのみでなく、ごみ検知結果に基づいて電動送風機9の風量を制御するようにしてもよい。例えば、受信時間検知部により受信部21bにおける受信信号強度が所定値以下である状態が、前述した第1の判定時間より長い所定の第2の判定時間以上継続したことが検出された場合に、電動送風機9の風量を低下させるように制御する。
これにより、使用者がごみ捨てをしない場合であっても、集塵性能の低下や、電動送風機9への負荷を低減することが可能である。また、風量の変化により、使用者にごみが溜まっていることを報知する効果も期待できる。
また、ごみを集塵容器13内に吸い込んでいる間、反射部22の表面にはごみが付着し
やすい。これは、吸い込み時に帯電した微細塵が、静電気により集塵ユニット8の内壁面
に付着しやすいためである。この反射部22へのごみ付着により、信号の反射率及び反射
方向が変化し、ごみ検知性能が低下する可能性がある。そこで、前述したように、反射部
22に帯電防止加工を施すことにより、反射部22の表面へのごみ付着を抑制でき、ごみ
検知性能の低下を抑制することが可能となる。
また、本実施例では、反射部22に帯電防止加工を施す構成を採用したが、反射部22へのごみ付着を抑制する効果が得られるのであれば、他の構成を採用してもよい。
例えば、反射部22へのごみ付着を抑制する手段として、反射部22自体に帯電防止材料を使用する、反射部22の設置位置を集塵容器13内の風速の高い箇所にする(風速の高いほどごみが付着しにくい)、ごみに電荷を与えてごみの粒子を凝集する、といった構成が挙げられる。
また、反射部22に付着したごみを除去する手段として、集塵容器13内の風量・風速を上げる、あるいは、一時的に風向をごみ吸い込み時と逆にして付着したごみを剥がす構成や、反射部22を加振して付着したごみを落とす構成等が挙げられる。
さらに、反射部22を含む集塵容器13全体を帯電防止材で構成したり、集塵容器13を接地するようにして集塵容器13の帯電を防止する構成等でも、同様の効果を得ることができる。
また、本実施例では、集塵容器13を斜めに傾けた状態で掃除機本体6に取り付けている。すなわち、集塵容器13は、その略円筒形状の中心軸が垂直に立てた状態から所定の角度だけ掃除機本体6側へと傾けられた状態で、集塵ユニット収容部6aに装着・収容されている。
図8は、集塵容器13を斜めに傾けた状態で掃除機本体6に取り付けたときの、集塵容器13にごみが溜まる状態を表した図である。この図を見ると、ごみは重力によって集塵容器13の下方から蓄積し、この蓄積したごみの上面が集塵容器13の底面に対して傾きを持った状態となる。
そして、集塵容器13内に溜まった塵埃を検出するごみ検知部21は、集塵容器13が垂直から前記所定の角度だけ傾けられた側(ここで説明した例でいえば掃除機本体6における電動送風機収容部6b側)に配置されている。
これにより連通部16へのごみ進入をより早く検出できるので、フィルター17の目詰まりを軽減できる。この集塵容器13の配置の点については、このように集塵容器13を傾けて配置するのみならず、集塵容器13を垂直に立てた状態で掃除機本体6に収容するようにしてもよい。
次に、図7は、接続パイプ4の操作スイッチ4aの拡大図である。
操作スイッチ4aには、電動送風機の駆動状態を切り替える運転スイッチ(強、中、弱等)、停止スイッチといった各種スイッチを有する。使用者が操作スイッチ4aを操作することにより、操作信号がマイクロコンピュータ26に入力され、電動送風機の駆動状態を切り替える制御が行われる。
ここで、本実施の形態では、電気掃除機1は、集塵方式としてサイクロン式を採用したものについて説明しているが、ごみ検知部21で用いる検出用の信号が集塵容器13を透過できる構成の掃除機であればサイクロン式に限らず、他の集塵方式を採用したものであってもよい。また、キャニスタータイプの電気掃除機に限られるものでもない。
次に、図9は、この発明の実施の形態1における電気掃除機の構成を示すブロック図である。
上述した通り、図9において、27は商用交流電源、9は電動送風機である。図2は、電気コード31をコンセントに差し込み、電動送風機9を商用交流電源27に接続した状態を示している。30は双方向性サイリスタである。電動送風機9及び双方向性サイリスタ30は、商用交流電源27に直列に接続される。
28は電流センサ、29は電源同期検出手段である。電流センサ28は、電動送風機9に流れる電流を検出するための信号を出力する。例えば、電流センサ28は、電動送風機9に直列に接続されたカレントトランスやシャント抵抗を備える。かかる場合、電流センサ28は、所定の電圧降下法によって降下させた電圧を出力する。
電源同期検出手段29は、商用交流電源27の同期ポイント(ゼロクロス点)を検出するための回路からなる。
マイクロコンピュータ26は、電気掃除機1の各種制御機能を司る。マイクロコンピュータ26は、例えば、電流検出手段32、位相制御手段33、報知手段34、発信信号制御手段35、塵埃検知手段36、塵埃検知判定手段37を備えている。
電流検出手段32は、電動送風機9に流れる電流を検出する。電流検出手段32は、例えば、電流センサ28が出力する電圧値に基づいて、電動送風機9に流れる電流を検出する。
発信信号制御手段35は、ごみ検知部21の発信部21aのON・OFFを制御する。例えば、発信信号制御手段35が出力するON・OFF時間に基づき、発信部21aが発信信号を出力する。
そして、反射部22は、発信部21aから出力された信号を受けて受信部21bに向けて反射し、受信部21bが受信する構成となっている。
塵埃検知手段36は、ごみ検知部21の発信部21bの受信信号を検知する。
塵埃検知判定手段37は、塵埃検知手段36が検知した受信信号に基づき、塵埃の蓄積あり、塵埃の蓄積なし、塵埃の旋回を判定する。
尚、発信部21aから反射部22、そして、受信部21bに至る信号の経路は、集塵部13bの内部を通っている。塵埃の検出方法は、集塵部13bの内部の塵埃が、上述の信号経路を遮っている(信号経路状に位置している)か否かの状態や、遮っている状態の時間、回数等を用いるものである。
位相制御手段33は、電動送風機9に印加される電圧の位相角を制御し、電動送風機9への入力電流を制御する。位相制御手段33は、電源同期検出手段14によって検出された電源同期ポイントに基づいて、電動送風機9への入力電流が所望の値になるように位相角の制御を行う。
この位相制御手段33には、操作スイッチ4aからの信号や、塵埃検知判定手段37の判定結果が入力される。例えば、位相制御手段33には、操作スイッチ部4aから、入力切り替えや、起動・停止といった操作情報が入力される。
また、位相制御手段33には、塵埃検知判定手段37から、塵埃の蓄積あり状態、塵埃が旋回状態か、塵埃蓄積なしかの情報が入力される。位相制御手段33は、これらの入力情報に基づいて、電動送風機9を適切に動作させる。
報知手段34は、表示部25を制御する。表示部25は、例えば、液晶画面やランプ等からなる。報知手段34は、表示部25を適切に制御することにより、現在選択されている運転モードの表示や、塵埃の蓄積あり状態、塵埃が旋回状態である旨の表示等を行う。
尚、報知手段34及び表示部25は、電気掃除機1に備えられた報知機能の一例として示したものである。電気掃除機1は、表示部25以外の報知器を備えていても構わない。
図10は、実施の形態1の発信部21a及び受信部21bの出力波形概略図であり、発信部21aのON・OFF出力波形に基づいた、受信部21bの出力波形の概略を示す。
まず、図10(a)(b)を参照すると、理想的なごみ無し状態時の受信部21bの波形は、発信部21aがON期間中は、常時H(High)レベル信号が出力され、発信部21aがOFF期間中は、常時Lレベル(LOW)信号が出力される。
この様に、集塵部13b内に塵埃が無い場合、又は、少ない場合は、信号経路を塵埃が遮ることが無いため、発信部21aからの信号が途切れなく受信部へと届く。
ここで、例えば、Hレベル信号は、一般的にマイコン電源電圧Vdd×0.7以上である。Vddが5[V]とすると5[V]×0.7=3.5[V]以上が、Hレベル信号となる。Lレベル信号は、一般的にマイコン電源電圧Vdd×0.3以下である。Vddが5[V]とすると5[V]×0.3=1.5[V]以下が、Lレベル信号となる。
次に、図10(a)(d)を参照すると、理想的なごみ有り状態時の受信部21bの波形は、発信部21aがON、OFF期間中ともに、常時L(LOW)レベル信号が出力される。
この様に、集塵部13b内に塵埃が多く保持されている状態では、塵埃が信号経路を遮り、信号が受信部21bに届かない為、受信部21bの波形が常時Lレベルとなる。
次に、図10(a)(c)を参照すると、塵埃が集塵部13b内部を旋回流により旋回している状態であるごみ旋回時の受信部21bの波形は、発信部21aがON期間中は、H(High)レベル信号とLレベル(LOW)信号が交互に出力され、発信部21bがOFF期間中は、常時Lレベル(LOW)信号が出力される。
つまり、発信部21aからの信号が発信されるON期間中に、受信部21bが一時的にLレベル信号を出力するのは、塵埃が信号経路を一時的に遮り、受信部21bへ一時的に信号が届かなくなるためである。
図10(C)のように、信号が発信され続ける一回のON期間中に、受信部21bの波形が周期的にLレベルとなるのは、旋回中のごみが、発信部21aから受信部21bに至る信号経路を周期的に通過することで、周期的に信号を遮るためである。
このように、H(High)レベル信号とLレベル(LOW)信号が交互に出力される波形を検出することにより正確に旋回ありと判断することができる。
次に、図11は、実施の形態1に係る電気掃除機の動作を示すフローチャートである。
掃除機の使用者が、電源コード31をコンセントに差し込み、操作スイッチ4aを操作すると(S1)、電動送風機9が動作を開始する(S2)。
次に、発信信号制御手段35は、発信部21aからの信号出力のON・OFF時間をセットする(S3)。ここで、ON・OFF時間とは、一回のONの時間と一回のOFFの時間の合計であり、例えば500[ms]とする。
そして、このON時間・OFF時間のそれぞれは、ごみの旋回速度から実験値により決定されるものであり、本実施の形態では、ON時間が250[ms]、OFF時間が250[ms]に設定されている。
次に、発信信号制御手段35は、発信部21aをONにして信号の発信を開始し(S4)、受信部出力信号のカウント割り込み処理を塵埃検知手段36が開始させ(S5)、発信部21aのON判定時間が経過するまで受信部出力信号のカウント読み込みを継続する(S6)。
(S5)の受信部出力信号カウント割り込み処理とは、1回の発信部21aがONである期間において、受信部21bの出力がLレベルとなる回数(Lレベルカウント回数)をカウントする処理である。
また、発信部ON判定時間とは、(S5)の処理を継続する時間であり、本実施の形態では、1000[ms]に設定されている。
ON判定時間が経過後S7へ進み、Lレベルカウント回数(Lレベルを検出した回数)を塵埃検知手段36に記憶させ(S7)、(S8)へ進む。
ここで、カウント割り込み処理は、商用電源の周波数の1/2毎に行う。例えば、商用電源の周波数が、50[Hz]であれは10[ms]、60[Hz]であれば8.3[ms]となる。カウント割り込み処理の時間は、これに限らず精度が落ちない時間とする。
次に、発信信号制御手段35は、発信部21aをOFFして(S8)受信部出力信号のカウント読み込み処理を塵埃検知手段36が開始させ(S9)、発信部21aのOFF判定時間が経過するまで受信部出力信号のカウント割り込みを継続する(S10)。
OFF判定時間が経過後S11へ進み、Hレベルカウント回数(Hレベルを検出した回数)を塵埃検知手段36に記憶させ(S11)、(S12)へ進む。
(S9)の受信部出力信号カウント割り込み処理とは、1回の発信部21aがOFFである期間において、受信部21bの出力がHレベルとなる回数(Hレベルカウント回数)をカウントする処理である。
また、発信部OFF判定時間とは、(S9)の処理を継続する時間であり、本実施の形態では、1000[ms]に設定されている。
そして(S12)では、上記のようにカウントしたLレベルカウント回数及びHレベルカウント回数が、規定の回数(規定回数状態)で、連続して一致しているか否かを、S7及びS11で塵埃検知手段36が記憶したLレベルカウント回数及びHレベルカウント回数から、塵埃検知判定手段37が判定する。
連続で一致していない場合は(S4)に戻り、連続で一致するまでS4〜S11を繰り返す。
尚、規定回数状態とは、Lレベルカウント回数が2回以上4回未満であるか、Lレベルカウント回数が5回以上か、Hレベルカウント回数が1回以上かの条件である。連続一致とは、規定回数の条件が一致した回数であり、例えば、4回連続一致等である。
ここで(S12)において、規定回数状態が、4回以上一致することで、(S13)に移行できるように設定されている場合の例を説明する。
パターン1として、(S6)の発信部ON判定時間が経過するまでに、4回分のON期間のLレベルをカウントできる場合、第1回目のON期間でのLレベルカウント回数が2回、第2回目のON期間でのLレベルカウント回数が2回、第3回目のON期間でのLレベルカウント回数が2回、第4回目のON期間でのLレベルカウント回数が2回、それぞれカウントされたとする。
このパターン1の場合、第1回目〜第4回目のON期間でのLレベルカウント回数が、それぞれ「2回」「2回」「2回」「2回」となり、4回連続してLレベルカウント回数が一致するので、(S13)に進む。
パターン2として、(S6)の発信部ON判定時間が経過するまでに、4回分のON期間のLレベルをカウントできる場合、第1回目のON期間でのLレベルカウント回数が2回、第2回目のON期間でのLレベルカウント回数が1回、第3回目のON期間でのLレベルカウント回数が2回、第4回目のON期間でのLレベルカウント回数が2回、それぞれカウントされたとする。
このパターン2の場合、第1回目〜第4回目のON期間でのLレベルカウント回数が、それぞれ「2回」「1回」「2回」「2回」となり、4回連続してLレベルカウント回数が一致しないので、再度S4〜S12を繰り返す。
以上、Lレベルカウントを例に説明したが、Hレベルカウント回数についても、処理方法は同様である。
この様に、複数回のON期間のLレベルカウント回数及び複数回のOFF期間のHレベルカウント回数のカウント結果に基づき処理することで、集塵部内部の塵埃の有無の判断をより正確に行うことができる。
尚、本実施の形態では、S12を設けることで、より検知精度を高めているが、(S12)を省くことで、検知速度を高めることも可能である。
次に(S13)で発信ON期間中にLレベル検出が2回以上4回未満であるかの判定を塵埃検知判定手段37が行うとともに、発信ON期間中にLレベル検出が2回以上4回未満の場合は(S14)に進み、集塵部内での塵埃の旋回が有る旨の判定を行う。
(S13)において、発信ON期間中にLレベル検出が2回以上4回未満でなかった場合は、(S15)へ進む。
(S15)では、発信ON期間中に、Lレベル検出が5回以上の場合は、塵埃検知判定手段37が、集塵部内部に塵埃の集積が有る旨の判定(S16)を行い、(S17)へ進み、報知手段34が表示部25の表示処理を行い、(S18)に進み電動送風機の位相制御処理を位相制御手段33が行う。
尚、(S17)で行う表示部処理は、例えば、「集塵部のゴミを捨ててください」や「集塵部のゴミがいっぱいです」など、使用者に対して、集塵部内のゴミが集塵許容量に近づいた、又は、集塵許容量に達した等の状況を知らせるものである。
また、(S18)の電動送風機の位相制御処理は、集塵部13bに塵埃の集積があることから、電動送風機の出力を低下又は停止することで、これ以上の塵埃の吸引動作を抑制するものである。
(S15)で発信ON期間中にLレベル検出が4回以上ではない場合は、(S19)に進み塵埃検知判定手段37が、集塵部内に塵埃の集積が、又は、集塵量が少ない旨の判定を行い、一連の制御ステップを終える。
(S20)で、発信OFF期間中にHレベル検出が1回以上の場合は、(S21)へ進み、塵埃検知判定手段37が外乱の影響ありと判定する。外乱影響とは、例えば、受信部21bの故障等である。
(S21)で外乱の影響ありと塵埃検知判定手段37が判定したら(S22)へ進み、報知手段34が表示部25の表示処理を行い、(S23)に進み電動送風機の位相制御処理を位相制御手段33が行う。
このS22で行う表示処理は、受信部の故障や外部からの影響がある状態等、何らかの障害がある状態であることから、使用者に対して掃除機がエラー状態である旨を表示するものである。
また、S23の位相制御処理は、掃除機がエラー状態であることから、電動送風機の出力を低下又は停止することで、これ以上の塵埃の吸引動作を抑制するものである。
S20で発信OFF期間中にHレベル検出が無い場合、一連の制御ステップを終える。ここで、S20から制御終了(END)に至る間に、使用者に対して、集塵部13bにある程度の塵埃が溜まっている旨の表示処理を行ってもよい。これにより使用者は、集塵部にあとどれ位塵埃を捕集できるか、把握することが可能となる。
以上のような構成により、ごみ検知位置(集塵容量限界位置24)にごみが存在することを検出するようにすることで、旋回部13aで旋回している途中の塵埃や集塵部13bに捕捉される過程でごみ検知位置を通過するごみと、集塵部13bに捕捉され集積されたごみとを区別できるため、誤検知を防ぐことができ、ごみ検知精度を向上させることができる。
実施の形態2
実施の形態2は、運転モードに応じて発信部21aからの発信出力のON・OFF時間の長さを変更するものである。
図12は、実施の形態2における電気掃除機の構成を示すブロック図である。図中前述の実施の形態1と同一機能部分には同一符号を付してある。
尚、説明にあたっては図9の説明を参照するものとする。図9に示すブロック図と異なる点は、操作スイッチ4aの駆動状態を切り替える運転切替スイッチ(強モード、中モード、弱モード等)により選択される各運転モードに応じて、発信信号制御手段35が、発信部21aのON、OFF時間を変化させて設定可能に構成されていることである。それ以外の構成は、実施の形態1と同様である。
図13は、もっとも吸込み力が強力な運転モード「強」の場合の発信部、受信部の出力波形概略図である。
運転モード「強」は、吸込み力を強力にする為に、電動送風機の回転数が上がり吸込みの風速が増す。そして、集塵部13bの内部の風速も速くなり、ごみの旋回速度が速くなる。これにより、所定時間あたりの塵埃により信号経路を遮る回数が増加する。
このような状態に対応する為に、マイクロコンピュータは、操作スイッチ4aの、駆動状態を切り替える運転スイッチで最高パワー「強」の運転モードが選択された場合に、発信部21aのON時間を短く、OFF時間を長くして、旋回速度の速い最高パワー(強)の運転モードに対応し、より正確にごみの旋回があるか、ないかを判断できる。
図15は、もっとも吸込み力が弱い運転モード「弱」の場合の発信部、受信部の出力波形概略図である。
運転モード「弱」は、吸込み力を弱くする為に、電動送風機の回転数が下がり、吸込みの風速が低下する。そして、集塵部13bの内部の風速も遅くなり、ごみの旋回速度が遅くなる。これにより、所定時間あたりの塵埃により信号経路を遮る回数が減少する。
このような状態に対応する為に、マイクロコンピュータは、操作スイッチ4aの、駆動状態を切り替える運転スイッチで最低パワー(弱)の運転モードが選択された場合に、発信部21aのON時間を長く、OFF時間を短くして、旋回速度の遅い最低パワー(弱)の運転モードに対応し、より正確にごみの旋回があるか、ないかを判断できる。
本実施の形態2では、最高パワー(強操作スイッチON)、最低パワー(弱スイッチON)のときを例に挙げて説明したが、中パワー(中スイッチON)時の発信部21aのON・OFF時間も設定しても良い。
図14は、運転モードが「強」の際の電気掃除機の動作を示すフローチャートである。
実施の形態1と異なる点は、(S31)の最高パワースイッチONの条件が設定されていることと、(S33)で最高パワースイッチ時の発信部21aのON・OFF時間をセットすることで、それ以外の構成は図15の説明と同様である。
本実施の形態の場合、例えば、発信部21aのON時間を125[ms]、OFF時間を375[ms]にセットする。また、これに合せてS36の時間は、500[ms]に設定されている。
図16は、運転モードが「弱」の際の電気掃除機の動作を示すフローチャートである。
実施の形態1と異なる点は、(S61)の最低パワースイッチONの条件が設定されていることと、(S63)で最低パワースイッチ時の発信部21aのON・OFF時間をセットすることで、それ以外の構成は図15の説明と同様である。
本実施の形態の場合、例えば、発信部21aのON時間を375[ms]、OFF時間を125[ms]にセットする。また、これに合せてS66の時間は、1500[ms]に設定されている。
本実施の形態のように構成することにより、運転モードにより異なるごみの旋回速度の違いが生じても、受信部からのLレベル信号のカウント数を一定の基準で計数することが可能であり、ごみの旋回ありなしの判断が、より精度良く検出することができる。
実施の形態3.
図17は、実施の形態3に係る電気掃除機の動作を示すフローチャートである。
本実施の形態は、使用者が電源コード31をコンセントに差し込み、商用電源から電力が供給された際に、塵埃の検出を行う。
これにより、使用者が操作スイッチ4aを操作する前に塵埃の検出を行うことができるので、掃除を開始する前に塵埃の集積状態が確認でき、使用者にいち早く知らせることができる。
実施の形態4.
図18は、実施の形態4に係る電気掃除機の動作を示すフローチャートである。
本実施の形態は、使用者が操作スイッチ4aの切りを操作した時(S142)に、電動送風機9を停止させて表示部25を処理する構成とした。
このように、操作スイッチ4aの切りを操作したときに、表示部25を処理することにより、例えば、使用者が電源コード31をコンセントから外すまでの間に報知することにより、確実に使用者に知らせることができる。
尚、フローチャートでは、S144において表示部により報知する構成であるが、スピーカなどの音声報知部を設けて、音声により報知してもよい。
実施の形態5.
図19は、実施の形態5に係る図5の掃除機本体のb−b断面図である。
図中前述の実施形態1と同一機能部分には同一符号を付してある。なお、説明にあたっては図5を参照するものとする。
本実施の形態5の電気掃除機は、集塵量に応じた複数の位置(2箇所)に対応させてごみ検知部22’と反射部23’を配置している点が前述の実施の形態1のものと異なっており、それ以外の構成は実施形態1のものと同様である。
実施の形態5の電気掃除機においては、集塵量により異なる報知や制御が可能となる。 例えば、集塵量が一番低い最低ライン位置にあるごみ検知22‘で検知した場合は、表示装置やブザー、音声ガイドによる報知を行う。
また、集塵量が一番高い最高ライン位置にあるごみ検知22で検知した場合は、前記最低ライン位置にあるこみ検知22’で検知したときの報知に加え、電動送風機9の運転をパワーダウンさせてから停止させる制御を行う。このように、きめの細かい制御が可能となる。また今回はごみ検知部を2箇所にしたが、3箇所に設置しても良い。集塵量が中間ライン位置にある場合を検知することができる。
1 電気掃除機
2 吸込口体
3 吸引パイプ
4 接続パイプ
4a 操作スイッチ
5 サクションホース
6 掃除機本体
6a 集塵ユニット収容部
6b 電動送風機収容部
7 ホース接続部
8 収容ユニット
9 電動送風機
10 車輪
11 吸引風路
12 収容部材
13 集塵容器
15 排出管
16 連通部
17 フィルター
18 排出口
19 構造体
19a 隔壁
19b 圧縮部材
19c 再飛散防止部材
20 排気風路
21 ごみ検知部
22 反射部
23 信号経路
23a 発信経路
23b 受信経路
24 集塵容量限界位置
25 表示部
26 マイクロコンピュータ
27 商用交流電源
28 電流センサ
29 電源同期検出手段
30 双方向性サイリスタ
31 電源コード
32 電流検出手段
33 位相制御手段
34 報知手段
35 発信信号制御手段
36 塵埃検知手段
37 塵埃検知判定手段

Claims (9)

  1. 吸引力を発生する電動送風機と、
    前記電動送風機の駆動状態を制御する位相制御手段と、
    前記電動送風機の駆動状態を切り替える操作スイッチを有し、
    前記電動送風機の運転によって発生する気流により吸引した含塵空気から分離した塵埃を捕集する集塵容器と、集塵容器内の塵埃を検知するための発信部および受信部が設けられ、前記発信部により発せられた信号を受信部に向けて反射する反射部と、
    前記発信部をON・OFFさせる発信信号制御手段と、
    前記発信部をON・OFFしたときに前記受信部が受信した受信信号を検知する塵埃検知手段と、を備え、
    前記発信部をONしたときに前記塵埃検知手段が検知した受信信号のON・OFF状態により、塵埃の状態を判定する塵埃検知判定手段を設けたことを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記発信部をONしたときに、前記塵埃検知手段が検知した受信信号がON状態のときは、前記塵埃検知判定手段は、塵埃の集積なしと判定することを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記発信部をONしたときに、前記塵埃検知手段が検知した受信信号がOFF状態のときは、前記塵埃検知判定手段は、塵埃の集積ありと判定することを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の電気掃除機。
  4. 前記発信部をONしたときに、前記塵埃検知手段が検知した受信信号が、ON状態とOFF状態を繰り返しているときは、前記塵埃検知判定手段は、塵埃が旋回していると判定することを特徴とする請求項1乃至3に記載の電気掃除機。
  5. 前記塵埃検知判定手段の判定結果に基づき、塵埃の集積ありと判定したとき、前記電動送風機を停止または、低速で回転するまで前記電動送風機の位相角を前記位相制御手段で制御するとともに外部に知らせる報知手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項3のいずれかに記載の電気掃除機。
  6. 前記塵埃検知判定手段の判定結果に基づき、塵埃の集積ありと判定したとき、外部に知らせる報知手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項3のいずれかに記載の電気掃除機。
  7. 吸引力を発生する電動送風機と、
    前記電動送風機の駆動状態を制御する位相制御手段と、
    前記電動送風機の駆動状態を切り替える操作スイッチを有し、
    前記電動送風機の運転によって発生する気流により吸引した含塵空気から分離した塵埃を捕集する集塵容器と、集塵容器内の塵埃を検知するための発信部および受信部が設けられ、前記発信部により発せられた信号を受信部に向けて反射する反射部と、
    前記発信部をON・OFFさせる発信信号制御手段と、
    前記発信部をON・OFFしたときに前記受信部が受信した受信信号を検知する塵埃検知手段と、を備え、
    前記発信部をON・OFFさせる発信信号制御手段は、前記操作スイッチの運転モードあわせて前記発信部のON、OFF時間を変化させることを特徴とする電気掃除機。
  8. 前記発信信号制御手段は、前記操作スイッチの運転モードが最高パワーの駆動状態のときは、前記発信部のON時間を短く、OFF時間を長くすることを特徴とする請求項7に記載の電気掃除機。
  9. 前記発信信号制御手段は、前記操作スイッチの運転モードが最低パワーの駆動状態のときは、前記発信部のON時間を長く、OFF時間を短くすることを特徴とする請求項7又は請求項8のいずれかに記載の電気掃除機。
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