JP2014106619A - 媒体集積装置及び媒体取引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性を高め得る。
【解決手段】入金部は、紙幣取込状態においてピッカローラ20の外周面よりも紙幣プール25内部に向かって突出し、紙幣繰出状態においてピッカローラ20の外周面よりも紙幣プール25外側に向かって移動することにより、ピッカローラ20の外周面を紙幣プール25内部に露出させるピッカシャッタ34を設け、紙幣BLが紙幣プール25に投入される際、高摩擦材20Aを当該紙幣BLに接触しない位置に配置するようにした。
【選択図】図5

Description

本発明は、媒体集積装置及び媒体取引装置に関し、例えば現金等の媒体を投入して所望の取引を行う現金自動取引装置(ATM:Automatic Teller Machine)等に適用して好適なものである。
従来、現金自動取引装置には、図23に示すような入金部1303が設けられている。この入金部1303は、上面が開口する箱型の収納部1303Bを有しており、この収納部1303Bの開口の一部が紙幣の投入口1303Aとなる。
また収納部1303Bの底の後端側には、収納部1303B内に投入された紙幣の取込口1303Cが設けられている。
さらに入金部1303には、収納部1303Bの後壁であるプールガイド24から一部が突出するようにピッカローラ20が設けられ、さらにプールガイド24と平行な状態で収納部1303B内を前後方向にスライド可能な板状のビルプレス22が設けられている。
さらに取込口1303Cの下方近傍には、フィードローラ26とゲートローラ28とが前後方向に対向配置されている。
この入金部1303は、紙幣投入時には、ビルプレス22がプールガイド24から前方へ離隔し、ビルプレス22とプールガイド24との間の部分の開口である投入口1303Aから、ビルプレス22とプールガイド24との間の空間である紙幣プール25内に紙幣BLが投入される。
その後入金部1303は、ビルプレス22をプールガイド24へと近づけるようにスライドさせることにより、紙幣BLをピッカローラ20に押し付けると共に、ピッカローラ20の外周の一部に形成された高摩擦材20Aとビルプレス22との間で挟持する。
ピッカローラ20に押し付けられた紙幣BLは、ピッカローラ20、フィードローラ26及びゲートローラ28が回転することにより1枚ずつ分離させられて取込口1303Cへと繰り出され、さらに搬送ローラ30及び32により送り出されて現金自動取引装置内へと取り込まれる。
このように入金部1303は、入金される紙幣を1枚ずつ現金自動取引装置内部に送り込んでいくようになされている(例えば特許文献1参照)。
特開2011−8412公報
このような入金部1303においては、紙幣投入時、特に図24に示すように紙幣BLがプールガイド24に近接した位置で投入された場合、当該紙幣BLの下端が高摩擦材20Aに接触する可能性がある。
その場合、紙幣BLが高摩擦材20Aに引っ掛かり、図25のように浮き上がったり、めくれて折れてしまったりするおそれがあった。
そのような状態で紙幣BLを分離して繰り出そうとすると、取込口1303Cで紙幣BLが詰まってしまう繰出不良や、現金自動取引装置内に搬送された後の搬送不良が発生する可能性があり、信頼性が低下してしまうおそれがあった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、信頼性を高め得る媒体集積装置及び媒体取引装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の媒体集積装置においては、開口を介し投入された紙葉状の媒体を収容する媒体プールと、外周面の一部において当該外周面の他の箇所より高い摩擦係数を有する高摩擦材が形成され、収容された媒体の側面に接し高摩擦材を接触させ回転することにより媒体を媒体プールから繰り出すローラとを設け、高摩擦材を、媒体が媒体プールに投入される媒体取込時において、当該媒体に接触しない位置に配置するようにした。
この媒体集積装置は、媒体が媒体プールに投入される際、ローラの高摩擦材に媒体が接触して変形してしまうことを防ぐことができる。
また本発明の媒体取引装置においては、紙葉状の媒体に関する操作を受け付ける操作部と、開口を介し投入された紙葉状の媒体を収容する媒体プールと、外周面の一部において当該外周面の他の箇所より高い摩擦係数を有する高摩擦材が形成され、収容された媒体の側面に接し高摩擦材を接触させ回転することにより媒体を媒体プールから繰り出すローラとを設け、高摩擦材を、媒体が媒体プールに投入される媒体取込時において、当該媒体に接触しない位置に配置するようにした。
この媒体取引装置は、媒体が媒体プールに投入される際、ローラの高摩擦材に媒体が接触して変形してしまうことを防ぐことができる。
本発明によれば、媒体が媒体プールに投入される際、ローラの高摩擦材に媒体が接触して変形してしまうことを防ぐことができる。かくして本発明は、信頼性を高め得る媒体集積装置及び媒体取引装置を実現できる。
現金自動取引装置の全体構成を示す斜視図である。 現金自動取引装置の内部構成を示す左側面図である。 第1の実施の形態による入金部の構成(1)を示す左側面図である。 第1の実施の形態による入金部の構成(2)を示す平面図である。 第1の実施の形態による入金部の構成(3)を示す左側面図である。 第1の実施の形態による入金部の構成(4)を示す左側面図である。 第1の実施の形態による入金部の構成(5)を示す左側面図である。 第2の実施の形態による入金部の構成(1)を示す左側面図である。 第2の実施の形態による入金部の構成(2)を示す左側面図である。 第3の実施の形態による入金部の構成(1)を示す左側面図である。 第3の実施の形態による入金部の構成(2)を示す左側面図である。 第4の実施の形態による入金部の構成(1)を示す左側面図である。 第4の実施の形態による入金部の構成(2)を示す左側面図である。 他の実施の形態による入金部の構成(1)を示す左側面図である。 他の実施の形態による入金部の構成(2)を示す左側面図である。 他の実施の形態による入金部の構成(3)を示す左側面図である。 他の実施の形態による紙幣収納庫の構成を示す左側面図である。 他の実施の形態による入金部の構成(4)を示す平面図である。 他の実施の形態による入金部の構成(5)を示す平面図である。 他の実施の形態による入金部の構成(6)を示す左側面図である。 他の実施の形態による入金部の構成(7)を示す左側面図である。 他の実施の形態による入金部の構成(8)を示す左側面図である。 従来の入金部の構成(1)を示す左側面図である。 従来の入金部の構成(2)を示す左側面図である。 従来の入金部の構成(3)を示す左側面図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて詳細に説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.現金自動取引装置の外観構成]
図1に示すように、現金自動取引装置1は金融機関の行員(例えば受付窓口員)が操作する行員操作型端末であり、行員の操作に基づいて紙幣の入出金処理を行うようになされている。
この現金自動取引装置1は、箱型の筐体2の上端部に、入金部3の投入口3A、出金部4の排出口4A、表示部5及び操作部6が設けられている。
入金部3は、行員により投入口3Aから入金紙幣が投入されると、これを1枚ずつ分離して現金自動取引装置1内に取り込んでいくようになされている。
出金部4は、出金紙幣を集積して、これを排出口4Aから行員に取り出させるようになされている。またこの出金部4には、排出口4Aを開閉するシャッタ(図示せず)が設けられ、紙幣の排出時に開くようになっている。
表示部5は液晶ディスプレイにより構成され、メニュー画面、各種処理の結果画面等を表示する。操作部6は押しボタンにより構成され、現金自動取引装置1に対する操作を受け付ける。
さらにこの現金自動取引装置1は、図示していないが、ネットワークを介して金融機関の端末やホストコンピュータと通信でき、端末やホストコンピュータとの間で各種情報を送受したり、端末側から操作したりできるようにもなされている。
[1−2.現金自動取引装置の内部構成]
図2に示すように、現金自動取引装置1の筐体2内には、上述した入金部3、出金部4に加えて、鑑別部10、一時保留部11、紙幣カセット12A〜12D、リジェクト庫付き紙幣カセット13及び搬送路14が設けられている。
筐体2内の上部には、入金部3が後側、出金部4が前側となるように前後方向に並んで設けられている。また、出金部4の前方斜め下には一時保留部11が設けられ、この一時保留部11より後方で入金部3の後方斜め下には、鑑別部10が設けられている。
さらに筐体2内の下部には、紙幣カセット12A〜12Dとリジェクト庫付き紙幣カセット13とが前後方向に並べて設けられている。
この現金自動取引装置1では、リジェクト庫付き紙幣カセット13が最も前側で、その後ろに紙幣カセット12A、12B、12C、12Dの順で、紙幣カセット12A〜12Dが並べて設けられている。
さらに筐体2内には、これら入金部3、出金部4、鑑別部10、一時保留部11、紙幣カセット12A〜12D及びリジェクト庫付き紙幣カセット13の各部を繋ぐ搬送路14が設けられている。搬送路14は、紙幣を短手方向に沿って搬送する。
入金部3は、上面が開口する箱型の収納部3Bを有している。この収納部3Bの開口の一部が上述した投入口3Aとなる。この入金部3は、入金取引時に、投入口3Aから収納部3B内に投入された入金紙幣を1枚ずつ分離して現金自動取引装置1内に取り込んでいく。
出金部4は、上面が開口する箱型の集積部4Bを有している。この集積部4Bの開口が上述した排出口4Aとなる。この出金部4は、出金取引時に、紙幣カセット12A〜12D等から搬送されてくる出金紙幣を集積部4Bに集積する。
また出金部4には、排出口4Aを開閉するシャッタ(図示せず)が設けられている。このシャッタは、出金紙幣が集積部4Bに集積された後に開くようになっており、このシャッタが開くことで、行員が集積部4Bに集積されている出金紙幣を排出口4Aから取り出すことができるようになされている。
これら入金部3及び出金部4は、下端部より上端部が前方に位置するよう前方に傾いた状態で固定されている。なおこれら入金部3及び出金部4については、このような固定式に限らず、例えば、前後方向の傾きを調整可能な可動式であってもよい。
鑑別部10は、搬送路14を介して1枚ずつ搬送されてくる紙幣の金種、真偽、正損、走行状態等を鑑別する。この鑑別部10は、取り扱うことのできる正常紙幣か取り扱うことのできないリジェクト紙幣かをその鑑別結果に基づいて紙幣毎に判定する。
一時保留部11は、入金部3から取り込まれ鑑別部10により正常紙幣と判定された紙幣を一時的に集積する。一時保留部11に集積された紙幣は、取引成立後に一時保留部11から繰り出されて鑑別部10に搬送され、鑑別部10により金種が特定された後、紙幣カセット12A〜12Dに搬送され収納される。
紙幣カセット12A〜12Dは、それぞれ、紙幣を金種毎に収納可能な縦長の紙幣収納庫15A〜15Dを有し、搬送路14を介して搬送されてくる紙幣をこの紙幣収納庫15A〜15D内に上下方向に重ねて集積する。
また紙幣カセット12A〜12Dは、紙幣を収納するだけでなく、紙幣収納庫15A〜15D内に集積されている紙幣を1枚ずつ搬送路14に繰り出すことができるようにもなされている。さらに紙幣カセット12A〜12Dは、それぞれ個別に現金自動取引装置1から着脱可能な着脱式となっている。
リジェクト庫付き紙幣カセット13は、上側に紙幣収納庫13A、下側にリジェクト庫13Bを有している。このリジェクト庫付き紙幣カセット13も、現金自動取引装置1から着脱可能な着脱式となっている。
このリジェクト庫付き紙幣カセット13では、例えば、紙幣回収時に紙幣カセット12A〜12Dから繰り出された紙幣を紙幣収納庫13Aに収納する。その後、行員がこのリジェクト庫付き紙幣カセット13を現金自動取引装置1から取り外すことで紙幣を回収するようになっている。
また紙幣補充時には、紙幣収納庫13Aに補充紙幣を収納したリジェクト庫付き紙幣カセット13を、行員が現金自動取引装置1にセットする。その後、紙幣収納庫13Aに収納されている補充紙幣は、リジェクト庫付き紙幣カセット13から繰り出されて、鑑別部10を経由して紙幣カセット12A〜12Dに搬送され補充される。現金自動取引装置1では、このようにして紙幣の補充を行うようになっている。
このように、リジェクト庫付き紙幣カセット13の紙幣収納庫13Aは、複数の用途に利用できるようになっている。
またリジェクト庫付き紙幣カセット13のリジェクト庫13Bは、鑑別部10によってリジェクト紙幣と判定された紙幣を集積するようになっている。
またこの現金自動取引装置1の筐体2内には、全体を制御する制御部(図示せず)が所定箇所に設けられている。
かかる構成において現金自動取引装置1は、鑑別部10による紙幣の鑑別結果等をもとに制御部が各部を制御して、紙幣の入金処理及び出金処理を行う。
すなわち現金自動取引装置1は、入金取引時、行員により操作部6を介して入金取引が選択され、さらに投入口3Aから入金部3に紙幣が投入されると、投入された紙幣を1枚ずつ鑑別部10に搬送する。
ここで現金自動取引装置1は、鑑別部10により正常紙幣と判定された紙幣については一時保留部11に搬送して一時的に収納する。一方で現金自動取引装置1は、入金に適さない入金リジェクト紙幣と判定された紙幣については出金部4へ戻して、シャッタを開くことで行員に返却する。
その後行員により入金金額が確定されると、現金自動取引装置1は一時保留部11に収納している紙幣を鑑別部10に搬送して金種を鑑別し、その金種に応じて、各紙幣カセット12A〜12Dへ搬送して保管する。
一方出金取引時、現金自動取引装置1は、行員により操作部6を介し出金取引が選択され出金金額等が入力されると、要求金額に応じて必要な金種毎の紙幣枚数を認識し、この金種毎の紙幣枚数に応じて各紙幣カセット12A〜12Dから紙幣を1枚ずつ繰り出して、鑑別部10に搬送する。
ここで現金自動取引装置1は、鑑別部10により正常紙幣と判定された紙幣については出金部4に搬送する一方で、出金に適さない出金リジェクト紙幣と判定された紙幣については一時保留部11に搬送して一時的に収納する。
そして要求金額分の紙幣が出金部4へ集積されると、現金自動取引装置1は、シャッタを開ける。これにより出金部4内に集積されている紙幣の受け取りが可能な状態となり、行員がこの紙幣を受け取る。
その後現金自動取引装置1は、一時保留部11に収納している出金リジェクト紙幣をリジェクト庫付き紙幣カセット13のリジェクト庫13Bへと搬送して保管する。
このように現金自動取引装置1は、紙幣の入金処理及び出金処理を行うようになされている。
[1−3.入金部の構成]
図3及び図4に示すように、入金部3は、上面が開口する箱型の収納部3Bを有している。なおここでは、説明を簡単にする為に入金部3を傾けていないが、実際には図2に示したように前方に傾けられている。
この入金部3には、底板、ビルプレス22、プールガイド24及び図示しない左右側面壁により、紙幣を内部に収納する紙幣プール25が形成されている。
この紙幣プール25には、紙幣がその側面に沿う方向である面方向をほぼ鉛直方向に沿わせて前後方向に並んで投入され、立位集積される。
プールガイド24は板状でなり、現金自動取引装置1に移動せぬよう固定され、前端において上下に立設する前壁面であるガイド面24Fが形成されている。
このガイド面24Fは、前面の右部から右面に亘る部分が平面状に切り落とされた切落部24Rと、前面の左部から左面に亘る部分が平面状に切り落とされた切落部24Lとを有している。
ビルプレス22は板状でなり、制御部の制御に基づき、図示しない駆動機構によりプールガイド24のガイド面24Fと平行な状態で収納部3B内を前後方向にスライド可能に設けられている。
また入金部3には、プールガイド24のガイド面24Fから一部が前方へ突出するようにして、ピッカローラ20(20R及び20L)が紙幣の長手方向(左右方向)の長さよりも狭い間隔を開けて左右方向に並んで設けられている。
このピッカローラ20は、左右方向に延設するローラ軸21を中心に、図示しないローラ駆動部により図3中の時計回りに回転可能に形成されている。
このピッカローラ20Rの外周面の一部(およそ半周弱)には、当該外周面の他の箇所よりも摩擦係数が高い、例えばゴムでなる高摩擦材20RAが埋め込まれている。またピッカローラ20Lの外周面の一部は、当該外周面の他の箇所よりも摩擦係数が高い、高摩擦材20RAと同様の高摩擦材20LAが埋め込まれている。以下では高摩擦材20LAと20RAとをまとめて高摩擦材20Aとも呼ぶ。
入金部3は、高摩擦材20Aに紙幣を接触させつつピッカローラ20を回転させることにより、1枚ずつ安定して紙幣を繰り出すことができる。
収納部3Bの底面の後端側には、収納部3B内に投入された紙幣の取込口3Cが設けられている。この取込口3Cの下方近傍には、フィードローラ26とゲートローラ28とが前後方向に対向配置されている。このフィードローラ26及びゲートローラ28は、ピッカローラ20に同期して時計回りに回転するようになされている。
さらにフィードローラ26及びゲートローラ28の下方近傍には、搬送ローラ30と搬送ローラ32とが前後方向に対向配置されている。
ピッカローラ20Rとピッカローラ20Lとの間(すなわちピッカローラ20(20R及び20L)の左右方向の内側)には、当該ピッカローラ20とほぼ同じ高さにおいて、ピッカローラ20よりも左右方向の幅がやや狭い板状のピッカシャッタ34(34R及び34L)が設けられている。
ピッカシャッタ34は、ガイド面24Fに穿設された図示しない孔部から一部が前方へ突出することにより、紙幣プール25内部に露出している。
またピッカシャッタ34は、ローラ軸21を避けるようにえぐれた箇所を有しつつ上下方向に延びた形状となっている。
このピッカシャッタ34は、前面の上部から上面に亘る部分が平面状に切り落とされた切落部34Aと、前面の下部から下面に亘る部分が平面状に切り落とされた切落部34Bとを有している。
またこのピッカシャッタ34R及び34Lは、左右方向に延設された図示しない連結部材で連結され一体化されている。
ピッカシャッタ34は、上端部付近に設けられたシャッタ軸35を支点として回動可能に設けられ、図示しないスプリングにより図3中反時計回りに付勢されていると共に、図示しないシャッタ駆動部が接続されており、制御部の制御に基づき回動する。
またピッカシャッタ34とビルプレス22とは、同一の駆動機構から駆動力が伝達することにより、互いに同期して動くようになされている。
入金部3は、行員から紙幣プール25に紙幣を投入される紙幣取込状態においては、ピッカシャッタ34を反時計回りに回動させることにより、図5に示すようにピッカシャッタ34の前端面を、ガイド面24Fに穿設された孔部から前方へ露出させる。
一方入金部3は、紙幣プール25から現金自動取引装置1内部へ紙幣を繰り出す紙幣繰出状態においては、ピッカシャッタ34を時計回りに回動させることにより、図7に示すようにピッカシャッタ34の前端面を、ガイド面24Fに穿設された孔部よりも後方へ移動させることにより、プールガイド24内部へピッカシャッタ34を退避させる。
ところで紙幣取込状態においては、図4に示すように、切落部24Rの前端部とピッカシャッタ34Rの前端部の右端とを結んだ紙幣接触限界線L1よりも後方にピッカシャッタ34Rが位置し、切落部24Lの前端部とピッカシャッタ34Lの前端部の左端とを結んだ紙幣接触限界線L2よりも後方にピッカシャッタ34Lが位置している。
すなわちピッカシャッタ34Rは、紙幣プール25に対し紙幣接触限界線L1よりも後方に収まっており、ピッカシャッタ34Lは、紙幣プール25に対し紙幣接触限界線L2よりも後方に収まっている。
このため紙幣プール25に紙幣が左右方向に沿わずに傾いて(図4における時計回り又は反時計回りに回転して)投入されると、紙幣が反時計回りに最も傾いた場合は紙幣接触限界線L1に沿う一方、時計回りに最も傾いた場合は紙幣接触限界線L2に沿う状態となる。
これにより入金部3は、左右方向に沿わずに紙幣が投入された場合であっても、当該紙幣を高摩擦材20Aに接触させないようにすることができる。
[1−4.動作及び効果]
以上の構成において入金部3は、紙幣取込状態においてはビルプレス22を前方へ移動させることにより、投入口3Aの前後幅を広げる。
このとき入金部3は、ビルプレス22の動きに同期させてピッカシャッタ34を反時計回りに回動させることにより、ガイド面24Fからピッカシャッタ34を紙幣プール25内部に向かって突出させ、ピッカローラ20の前端部よりも前方に位置させる。
この状態において、ピッカローラ20はピッカシャッタ34の後方に位置しているため、図5に示すように紙幣BLがピッカローラ20近傍に投入されたとしても当該紙幣BLが高摩擦材20Aと接触することはなく、図6に示すようにピッカシャッタ34に接触しながら紙幣プール25に集積される。
紙幣BLが投入されたことを図示しないセンサにより検知すると、入金部3は、ビルプレス22をプールガイド24に向けて後方へ移動させることにより紙幣繰出状態へ移行させる。このとき入金部3は、ビルプレス22の動きに同期させてピッカシャッタ34を時計回りに回動させガイド面24Fの奥に退避させることにより、ピッカローラ20の前端部よりも後方に位置させる。
これによりピッカローラ20の高摩擦材20Aはピッカシャッタ34よりも前方へ突出した状態となる。
入金部3は、図7に示すようにビルプレス22により紙幣BLをプールガイド24に押し付け、ピッカローラ20の高摩擦材20Aに圧接させた状態でピッカローラ20を回転させる。
ピッカローラ20に押し付けられた紙幣BLは、ピッカローラ20の回転により1枚ずつ分離させられて下方の取込口3Cへと繰り出され、さらにフィードローラ26とゲートローラ28とにより取込口3Cから送り出され、搬送ローラ30及び32により現金自動取引装置1の内部へと取り込まれていく。
全ての紙幣BLの取り込みが完了すると、入金部3は、ビルプレス22及びピッカシャッタ34を前方にスライドさせて紙幣取込状態に戻し、次に投入される紙幣BLに備える。
このように入金部3は、紙幣取込状態においてはピッカシャッタ34をピッカローラ20よりも前方へ突出させることにより、紙幣BLに接触しないようにピッカローラ20を退避させると共に、紙幣繰出状態においてはピッカシャッタ34をピッカローラ20よりも後方へ移動させることにより、ピッカローラ20をガイド面24Fよりも前方へ露出させ、紙幣BLに当接し得るようにした。
このように入金部3は、紙幣取込状態において高摩擦材20Aが紙幣BLに接触することを防ぐことにより、紙幣BLが高摩擦材20Aに引っ掛かり浮いた状態で投入されることや、めくれて折れることを防止できる。
また入金部3は、紙幣繰出状態においては、紙幣BLの側面に高摩擦材20Aが接触し得る状態としたことにより、紙幣繰出状態における紙幣BLの繰出機能は保ちつつ、紙幣取込状態における紙幣の変形を防ぐことができる。
さらに入金部3は、ピッカシャッタ34に切落部34Aを形成するようにした。これにより、ピッカシャッタ34がガイド面24Fより前方に突出していても、切落部34Aに紙幣BLの下端が接触しながら滑り落ちることで、ピッカシャッタ34に引っ掛かってしまうことを防止できる。
また入金部3は、紙幣繰出状態において、ピッカローラ20の高摩擦材20Aを前方に位置するように当該ピッカローラ20の回転を制御することより、当該高摩擦材20Aに紙幣BLを接触させるようにした。
ここで仮に、紙幣繰出状態においてピッカローラ20の高摩擦材20Aを後方に位置するように当該ピッカローラ20の回転を制御することにより、当該高摩擦材20Aに紙幣BLを接触させないようにすることが考えられる。
しかしながらその場合、ピッカローラ20と共に回転するフィードローラ26の回転により1枚の紙幣BLが繰り出された後にピッカローラ20の高摩擦材20Aが次の紙幣BLを繰り出してしまい、2枚以上の紙幣BLをまとめて繰り出す重送が発生してしまう可能性がある。
これに対し入金部3においては、紙幣繰出状態において、ピッカローラ20の高摩擦材20Aに紙幣BLを接触させるようにしたことにより、1枚ずつ安定して紙幣BLを繰り出すことができる。
またそのような入金部3において、紙幣取込状態においては高摩擦材20Aに紙幣BLが接触しないようにしたことにより、入金部3は、安定的に紙幣BLを繰り出しつつ、紙幣BLの変形を防ぐことができる。
以上の構成によれば、入金部3は、投入口3Aを介し投入された紙幣BLを収容する紙幣プール25と、外周面の一部において当該外周面の他の箇所より高い摩擦係数を有する高摩擦材20Aが形成され、集積された紙幣BLの側面に接し高摩擦材20Aを接触させ回転することにより紙幣BLを紙幣プール25から繰り出すピッカローラ20と、紙幣取込状態においてピッカローラ20の外周面よりも紙幣プール25内部に向かって突出し、紙幣繰出状態においてピッカローラ20の外周面よりも紙幣プール25外側に向かって移動することにより、ピッカローラ20の外周面を紙幣プール25内部に露出させるピッカシャッタ34を設け、紙幣BLが紙幣プール25に投入される際、高摩擦材20Aを当該紙幣BLに接触しない位置に配置するようにした。
これにより入金部3は、紙幣BLが紙幣プール25に投入される際、ピッカローラ20の高摩擦材20Aに紙幣BLが接触して変形してしまうことを防ぐことができる。
[2.第2の実施の形態]
図2に示す第2の実施の形態による現金自動取引装置1は、第1の実施の形態による現金自動取引装置1と比較して、入金部103が入金部3と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。
また第2の実施の形態による入金部103は、図3との対応部分に同一符号を付した図8に示すように、第1の実施の形態による入金部3と比較して、ピッカシャッタ34が省略されている。
ピッカローラ120は、図示しないローラ駆動部により、ガイド面24Fから高摩擦材120Aが紙幣プール25内部に突出する位置から、ガイド面24Fから高摩擦材120Aが紙幣プール25外側へ退避する位置まで、前後方向に移動可能に構成されている。
またビルプレス22とピッカローラ120とは、同一の駆動機構から駆動力が伝達することにより、互いに同期して動くようになされている。
以上の構成において入金部103は、紙幣取込状態においてはビルプレス22を前方へ移動させることにより、投入口103Aの前後幅を広げる。
このとき入金部103は、ビルプレス22の動きに同期させてピッカローラ120を後方へ移動させることにより、ガイド面24Fの後方へピッカローラ120を退避させる。
このため、図8に示すように紙幣BLがピッカローラ120近傍に投入されたとしても当該紙幣BLが高摩擦材120Aと接触することはなく、ガイド面24Fに接触しながら紙幣プール25に集積される。
紙幣BLが投入されたことを図示しないセンサにより検知すると、入金部103は、ビルプレス22をプールガイド24に向けて後方へ移動させることにより紙幣繰出状態へ移行させる。このとき入金部103は、ビルプレス22の動きに同期させてピッカローラ120を前方へ移動させることにより、ガイド面24Fから前方へ突出させる。
これによりピッカローラ120の高摩擦材120Aはガイド面24Fよりも前方へ突出した状態となる。
入金部103は、図9に示すようにビルプレス22により紙幣BLをプールガイド24に押し付け、ピッカローラ120の高摩擦材120Aに圧接させた状態でピッカローラ120を回転させる。
ピッカローラ120に押し付けられた紙幣BLは、ピッカローラ120の回転により1枚ずつ分離させられて下方の取込口103Cへと繰り出され、さらにフィードローラ26とゲートローラ28とにより取込口103Cから送り出され、搬送ローラ30及び32により現金自動取引装置1の内部へと取り込まれていく。
このように入金部103は、紙幣取込状態においてはピッカローラ120をガイド面24Fよりも後方へ退避させることにより紙幣BLに接触しないようにすると共に、紙幣繰出状態においてはピッカローラ120をガイド面24Fよりも前方へ露出させることにより紙幣BLに当接し得るようにした。
このように入金部103は、紙幣取込状態において高摩擦材120Aが紙幣BLに接触することを防ぐことにより、紙幣BLが高摩擦材120Aに引っ掛かり浮いた状態で投入されることや、めくれて折れることを防止できる。
また入金部103は、入金部3と比べてピッカシャッタ34を省略できるため、簡易な構成とすることができる。
以上の構成によれば、入金部103は、投入口103Aを介し投入された紙幣BLを収容する紙幣プール25と、外周面の一部において当該外周面の他の箇所より高い摩擦係数を有する高摩擦材120Aが形成され、紙幣取込状態において、外周面がガイド面24Fよりも紙幣プール25の外側に位置するよう退避し、紙幣繰出状態において、外周面がガイド面24Fよりも紙幣プール25の内側に位置するようビルプレス22の移動に合わせて移動し、集積された紙幣BLの側面に接し高摩擦材120Aを接触させ回転することにより紙幣BLを紙幣プール25から繰り出すピッカローラ120とを設けるようにした。
これにより入金部103は、紙幣BLが紙幣プール25に投入される際、ピッカローラ120の高摩擦材120Aに紙幣BLが接触して変形してしまうことを防ぐことができる。
[3.第3の実施の形態]
図2に示す第3の実施の形態による現金自動取引装置1は、第1の実施の形態による現金自動取引装置1と比較して、入金部203が入金部3と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。
また第3の実施の形態による入金部203は、図3との対応部分に同一符号を付した図10に示すように、第1の実施の形態による入金部3と比較して、ピッカシャッタ34が省略されている。
プールガイド224は、図示しないガイド駆動部により、ガイド面224Fから高摩擦材20Aが紙幣プール25内部に突出する位置から、ガイド面224Fから高摩擦材20Aが紙幣プール25外側へ退避する位置まで、前後方向に移動可能に構成されている。
またプールガイド224とビルプレス22とは、同一の駆動機構から駆動力が伝達することにより、互いに同期して動くようになされている。
以上の構成において入金部203は、紙幣取込状態においてはビルプレス22を前方へ移動させることにより、投入口203Aの前後幅を広げる。
このとき入金部203は、ビルプレス22の動きに同期させてプールガイド224をピッカローラ20よりも前方へ移動させることにより、ガイド面224Fの後方へピッカローラ20を退避させる。
このため、図10に示すように紙幣BLがピッカローラ20近傍に投入されたとしても当該紙幣BLが高摩擦材20Aと接触することはなく、ガイド面224Fに接触しながら紙幣プール25に集積される。
紙幣BLが投入されたことを図示しないセンサにより検知すると、入金部203は、ビルプレス22をプールガイド224に向けて後方へ移動させることにより紙幣繰出状態へ移行させる。このとき入金部203は、ビルプレス22の動きに同期させてプールガイド224を後方へ移動させることにより、ピッカローラ20の高摩擦材20Aをガイド面224Fよりも前方へ突出させる。
入金部203は、図11に示すようにビルプレス22により紙幣BLをプールガイド224に押し付け、ピッカローラ20の高摩擦材20Aに圧接させた状態でピッカローラ20を回転させる。
ピッカローラ20に押し付けられた紙幣BLは、ピッカローラ20の回転により1枚ずつ分離させられて下方の取込口203Cへと繰り出され、さらにフィードローラ26とゲートローラ28とにより取込口203Cから送り出され、搬送ローラ30及び32により現金自動取引装置1の内部へと取り込まれていく。
このように入金部203は、紙幣取込状態においてはプールガイド224をピッカローラ20よりも前方へ移動させ当該ピッカローラ20をガイド面224Fよりも後方へ退避させることにより紙幣BLに接触しないようにすると共に、紙幣繰出状態においてはプールガイド224をピッカローラ20よりも後方へ移動させ当該ピッカローラ20をガイド面224Fよりも前方へ露出させることにより紙幣BLに当接し得るようにした。
このように入金部203は、紙幣取込状態において高摩擦材20Aが紙幣BLに接触することを防ぐことにより、紙幣BLが高摩擦材20Aに引っ掛かり浮いた状態で投入されることや、めくれて折れることを防止できる。
また入金部203は、入金部3と比べてピッカシャッタ34を省略できるため、簡易な構成とすることができる。
以上の構成によれば、入金部203は、投入口203Aを介し投入された紙幣BLを収容する紙幣プール25と、外周面の一部において当該外周面の他の箇所より高い摩擦係数を有する高摩擦材20Aが形成され、集積された紙幣BLの側面に接し高摩擦材20Aを接触させ回転することにより紙幣BLを紙幣プール25から繰り出すピッカローラ20と、紙幣取込状態において、ガイド面224Fがピッカローラ20の外周面よりも紙幣プール25の内側に位置するよう移動し、紙幣繰出状態において、ガイド面224Fがピッカローラ20の外周面よりも紙幣プール25の外側に位置しピッカローラ20を紙幣プール25内部に出現させるようビルプレス22の移動に合わせて移動するプールガイド24とを設けるようにした。
これにより入金部203は、紙幣BLが紙幣プール25に投入される際、ピッカローラ20の高摩擦材20Aに紙幣BLが接触して変形してしまうことを防ぐことができる。
[4.第4の実施の形態]
図2に示す第4の実施の形態による現金自動取引装置1は、第1の実施の形態による現金自動取引装置1と比較して、入金部303が入金部3と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。
また第4の実施の形態による入金部303は、図3との対応部分に同一符号を付した図12に示すように、第1の実施の形態による入金部3と比較して、ピッカシャッタ34が省略されている。
入金部303は、高摩擦材320Aの位置を常に把握しながら図示しないローラ駆動部によりピッカローラ320を回転駆動するようになされている。
以上の構成において入金部303は、紙幣取込状態においてはビルプレス22を前方へ移動させることにより、投入口303Aの前後幅を広げる。
このとき入金部303は、ビルプレス22の動きに同期させてピッカローラ320を回転させ、高摩擦材320Aをガイド面24Fよりも後方へ位置させることにより、当該高摩擦材320Aをガイド面24Fの奥へ退避させる。
このため、図12に示すように紙幣BLがピッカローラ320近傍に投入されたとしても当該紙幣BLが高摩擦材320Aと接触することはなく、ピッカローラ320の外周面における高摩擦材320Aが形成されていない箇所とガイド面24Fとに接触しながら紙幣プール25に集積される。
紙幣BLが投入されたことを図示しないセンサにより検知すると、入金部303は、ビルプレス22をプールガイド24に向けて後方へ移動させることにより紙幣繰出状態へ移行させる。このとき入金部303は、ビルプレス22の動きに同期させてピッカローラ320を回転させ、高摩擦材320Aをガイド面24Fの前方へ露出させる。
入金部303は、図13に示すようにビルプレス22により紙幣BLをプールガイド24に押し付け、ピッカローラ320の外周面における高摩擦材320Aが形成されていない箇所に圧接させた状態でピッカローラ320を回転させる。
ピッカローラ320に押し付けられた紙幣BLは、ピッカローラ320が回転することにより高摩擦材320Aと接触し、1枚ずつ分離させられて下方の取込口303Cへと繰り出され、さらにフィードローラ26とゲートローラ28とにより取込口303Cから送り出され、搬送ローラ30及び32により現金自動取引装置1の内部へと取り込まれていく。
このように入金部303は、紙幣取込状態においては高摩擦材320Aを回転移動させガイド面24Fよりも後方へ退避させることにより紙幣BLに接触しないようにすると共に、紙幣繰出状態においては高摩擦材320Aを回転移動させガイド面24Fよりも前方へ露出させることにより紙幣BLに当接し得るようにした。
このように入金部303は、紙幣取込状態において高摩擦材320Aが紙幣BLに接触することを防ぐことにより、紙幣BLが高摩擦材320Aに引っ掛かり浮いた状態で投入されることや、めくれて折れることを防止できる。
また入金部303は、入金部3と比べてピッカシャッタ34を省略できるため、簡易な構成とすることができる。
以上の構成によれば、入金部303は、投入口303Aを介し投入された紙幣BLを収容する紙幣プール25と、外周面の一部において当該外周面の他の箇所より高い摩擦係数を有する高摩擦材320Aが形成され、紙幣取込状態において高摩擦材320Aが紙幣プール25の外側に位置するよう回転制御され、紙幣繰出状態において、集積された紙幣BLの側面に接し高摩擦材320Aを接触させ回転することにより紙幣BLを紙幣プール25から繰り出すピッカローラ320とを設けるようにした。
これにより入金部303は、紙幣BLが紙幣プール25に投入される際、ピッカローラ320の高摩擦材320Aに紙幣BLが接触して当該紙幣BLが変形してしまうことを防ぐことができる。
[5.他の実施の形態]
なお上述した実施の形態においては、紙幣BLを投入する際に高摩擦材20Aをプールガイド24の内側に退避させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、図14に示す入金部403のように、紙幣取込状態において、例えばローラ軸21を支点としてプールガイド424を図14中時計回りに回動させるようにしても良い。
この場合、ピッカローラ20よりもプールガイド424の上部分の方が前方へ突出している。このため、上方から下方に向かってほぼ鉛直方向に沿って紙幣BLが投入された際、当該紙幣BLがプールガイド424に近接していたとしても、当該紙幣BLはプールガイド424の上部分に接触しながら紙幣プール25に落下する。このため入金部403は、高摩擦材20Aに紙幣BLを引っ掛かりにくくすることができる。
また上述した実施の形態においては、上方が開口する入金部3乃至303に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば図15に示すように、後方が開口する紙幣プール525を有する入金部503において本発明を適用しても良い。
入金部503においては、紙幣プール525の上壁面をプールガイド524が、下壁面をステージ38が形成している。この紙幣プール525の前壁面の上側には取込口503Cが設けられ、当該取込口503Cの前側近傍にはフィードローラ526とゲートローラ528とが上下方向に対向配置され、当該フィードローラ526及びゲートローラ528の前側近傍には、搬送ローラ530と搬送ローラ532とが上下方向に対向配置されている。
ピッカローラ520は紙幣プール525の上側に設けられ、プールガイド524のガイド面524Fから一部が突出している。
紙幣取込状態においては、入金部503はステージ38を下方へ移動させることにより、投入口503Aの上下幅を広げると共に、ステージ38の動きに同期させてピッカシャッタ534を時計回りに回動させることにより、ガイド面524Fからピッカシャッタ534を紙幣プール525内部に突出させ、ピッカローラ520の下端部よりも下方に位置させる。
この状態において、ピッカローラ520はピッカシャッタ534の上方に位置しているため、紙幣BLがピッカローラ520近傍に投入されたとしても当該紙幣BLが高摩擦材520Aと接触することはなく、ピッカシャッタ534に接触しながら紙幣プール525に集積される。
紙幣BLが投入されたことを図示しないセンサにより検知すると、入金部503は、ステージ38をプールガイド524に向けて上方へ移動させることにより紙幣繰出状態へ移行させる。このとき入金部503は、ステージ38の動きに同期させてピッカシャッタ534を反時計回りに回動させピッカローラ520の下端部よりも上方に位置させるようガイド面524Fの上側に退避させる。
入金部503は、ステージ38により紙幣BLをプールガイド524に押し付け、ピッカローラ520の高摩擦材520Aに圧接させた状態でピッカローラ520を回転させる。
ピッカローラ520に押し付けられた紙幣BLは、ピッカローラ520の回転により1枚ずつ分離させられて前方の取込口503Cへと繰り出され、さらにフィードローラ526とゲートローラ528とにより取込口503Cから送り出され、搬送ローラ530及び532により現金自動取引装置1の内部へと取り込まれていく。
さらに図16に示すように、後方が開口する紙幣プール625を有し、当該紙幣プール625の下壁面をプールガイド624が、上壁面をビルプレス622がそれぞれ形成する入金部603において本発明を適用しても良い。この入金部603は、入金部503(図15)を上下反転した構成となっている。
この紙幣プール625の前壁面の下側には取込口603Cが設けられ、当該取込口603Cの前側近傍にはフィードローラ626とゲートローラ628とが上下方向に対向配置され、当該フィードローラ626及びゲートローラ628の前側近傍には、搬送ローラ630と搬送ローラ632とが上下方向に対向配置されている。
ピッカローラ620は紙幣プール625の下側に設けられ、プールガイド624のガイド面624Fから一部が突出している。
紙幣取込状態においては、入金部603はビルプレス622を上方へ移動させることにより、投入口603Aの上下幅を広げると共に、ビルプレス622の動きに同期させてピッカシャッタ634を反時計回りに回動させることにより、ガイド面624Fからピッカシャッタ634を紙幣プール625内部に突出させ、ピッカローラ620の上端部よりも上方に位置させる。
この状態において、ピッカローラ620はピッカシャッタ634の下方に位置しているため、紙幣BLがピッカローラ620近傍に投入されたとしても当該紙幣BLが高摩擦材620Aと接触することはなく、ピッカシャッタ634に接触しながら紙幣プール625に集積される。
紙幣BLが投入されたことを図示しないセンサにより検知すると、入金部603は、ビルプレス622をプールガイド624に向けて下方へ移動させることにより紙幣繰出状態へ移行させる。このとき入金部603は、ビルプレス622の動きに同期させてピッカシャッタ634を時計回りに回動させピッカローラ620の上端部よりも下方に位置させるようガイド面624Fの下側に退避させる。
入金部603は、ビルプレス622により紙幣BLをプールガイド624に押し付け、ピッカローラ620の高摩擦材620Aに圧接させた状態でピッカローラ620を回転させる。
ピッカローラ620に押し付けられた紙幣は、ピッカローラ620の回転により1枚ずつ分離させられて前方の取込口603Cへと繰り出され、さらにフィードローラ626とゲートローラ628とにより取込口603Cから送り出され、搬送ローラ630及び632により現金自動取引装置1の内部へと取り込まれていく。
このように本発明は、紙幣BLが立位集積される入金部に限らず、面方向がほぼ水平方向に沿う紙幣BLが上下方向に積み重なるよう平置き集積される入金部に対し適用しても良い。
さらに、紙幣BLを行員と取引する際は当該紙幣BLが立位集積され、現金自動取引装置内部へ紙幣BLを分離繰り出しする際は紙幣プールが回動することにより、紙幣BLが平置き集積された状態となる入金部について本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、現金を取引する現金自動取引装置1の入金部において紙幣を集積する際に本発明を適用する場合について述べた。
本発明はこれに限らず、紙幣収納庫15又は一時保留部11(図2)において本発明を適用しても良い。紙幣収納庫15と一時保留部11とはほぼ同様の構成であるため、以下では紙幣収納庫15について説明する。
図17に示すように紙幣収納庫15(一時保留部11)は、後方の上部に入出口42を有する箱型であり、紙幣を収納する紙幣プール43を内部に有している。この紙幣プール43には、上下方向に移動可能な板状のステージ40が設けられている。
入出口42の後側近傍には搬送ローラ44と搬送ローラ46とが上下方向に対向配置され、当該搬送ローラ44及び搬送ローラ46の後側近傍には、搬送ローラ48と搬送ローラ50とが上下方向に対向配置されている。
ピッカローラ52は紙幣プール43の上側に設けられ、紙幣収納庫15の天板56の下面である紙幣プール43内部に向かって上壁面58から一部が突出している。
紙幣取込状態においては、紙幣収納庫15はステージ40を下方へ移動させる。このとき紙幣収納庫15は、ステージ40の動きに同期させてピッカシャッタ734を時計回りに回動させることにより、上壁面58からピッカシャッタ734を突出させ、ピッカローラ52の下端部よりも下方に位置させる。
この状態において、ピッカローラ52はピッカシャッタ734の上方に位置しているため、紙幣BLがピッカローラ52近傍に投入されたとしても当該紙幣BLが高摩擦材52Aと接触することはなく、ピッカシャッタ734に接触しながら紙幣プール43に集積される。
一方紙幣収納庫15から紙幣BLを繰り出す際、当該紙幣収納庫15は、ステージ40を上壁面58に向けて上方へ移動させることにより紙幣繰出状態へ移行させる。このとき紙幣収納庫15は、ステージ40の動きに同期させてピッカシャッタ734を反時計回りに回動させピッカローラ52の下端部よりも上方に位置させるよう上壁面58の上側に退避させる。これによりピッカローラ52の下端部は上壁面58よりも下方へ突出した状態となる。
紙幣収納庫15は、ステージ40により紙幣BLを上壁面58に押し付け、ピッカローラ52の高摩擦材52Aに圧接させた状態でピッカローラ52を回転させる。
ピッカローラ52に押し付けられた紙幣BLは、ピッカローラ52の回転により1枚ずつ分離させられて入出口42へと繰り出され、さらに搬送ローラ44及び46により入出口42から送り出され、搬送ローラ48及び50により現金自動取引装置1の搬送路14へと取り込まれていく。
このように本発明は、入出口を介し外部から内部に投入された紙状の媒体を集積し、当該入出口から繰り出す装置において適用しても良い。
また上述した第2、第3及び第4の実施の形態による入金部103、203及び303を、図15、図16及び図17の入金部503、603及び紙幣収納庫15(一時保留部11)に適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、2個のピッカシャッタ34(34R及び34L)を設ける場合について述べた。本発明はこれに限らず、ピッカシャッタ34R又は34Lのいずれか一方を省略しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、ピッカローラ20R及び20Lの左右方向の内側にピッカシャッタ34を設ける場合について述べた。本発明はこれに限らず、図18に示す入金部803のように、ピッカローラ20R及び20Lの左右方向の外側にピッカシャッタ834(834R及び834L)を設けても良い。
また図19に示す入金部903のように、ピッカローラ20R及び20Lの左右方向の内側に配置されたピッカシャッタ34に加えて、ピッカローラ20R及び20Lの左右方向の外側にピッカシャッタ834(834R及び834L)を設けても良い。
このように、上述した実施の形態においては2個のピッカシャッタ34(34R及び34L)を設ける場合について述べたが、3個以上の任意の個数のピッカシャッタを設けても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、ピッカシャッタ34に、前面の上部から上面に亘る部分を平面状に切り落とした切落部34Aと、前面の下部から下面に亘る部分を平面状に切り落とした切落部34Bとを形成する場合について述べた。
本発明はこれに限らず、図20に示す入金部1003のピッカシャッタ1034のように、紙幣取込状態でガイド面24Fから突出する箇所において、前面の上部から上面に亘る部分を平面状に切り落とした切落部1034Aのみを形成し、ピッカシャッタ1034の前面の下部と下面との接点は角形状に形成しても良い。
また図21に示す入金部1103のピッカシャッタ1134のように、紙幣取込状態でガイド面24Fから突出する箇所において、前面の上部から上面に亘る部分を湾曲形状に切り落とした切落部1134Aのみを形成しても良い。
さらに図22に示す入金部1203のピッカシャッタ1234のように、紙幣取込状態でガイド面24Fから突出する箇所において、前面の上部から上面に亘る部分を湾曲形状に切り落とした切落部1234Aを形成すると共に、前面の下部から下面に亘る部分を湾曲形状に切り落とした切落部1234Bを形成しても良い。
要はピッカシャッタは、紙幣取込状態において紙幣BLが引っ掛かりにくく滑りやすい形状であれば良い。
さらに上述した実施の形態においては、紙幣BLを投入する際に高摩擦材をガイド面又はピッカシャッタに対し紙幣プールの外側に完全に退避させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、従来の入金部1303(図23)と比較して高摩擦材20Aの露出を少なくすれば良い。これにより、従来の入金部1303よりも紙幣BLを引っ掛かりにくくすることができる。
さらに上述した第1の実施の形態においては、ビルプレス22とピッカシャッタ34とを同一の駆動機構で駆動する場合について述べた。本発明はこれに限らず、ビルプレス22とピッカシャッタ34とをそれぞれ異なる駆動機構で駆動することにより、ビルプレス22のスライドに合わせてピッカシャッタ34が移動するようにしても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、ビルプレス22とピッカローラ120とを同一の駆動機構で駆動する場合について述べた。本発明はこれに限らず、ビルプレス22とピッカローラ120とをそれぞれ異なる駆動機構で駆動することにより、ビルプレス22のスライドに合わせてピッカローラ120が移動するようにしても良い。
さらに上述した第3の実施の形態においては、ビルプレス22とプールガイド224とを同一の駆動機構で駆動する場合について述べた。本発明はこれに限らず、ビルプレス22とプールガイド224とをそれぞれ異なる駆動機構で駆動することにより、ビルプレス22のスライドに合わせてプールガイド224が移動するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、媒体として紙幣について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば商品券や金券、入場券等のような薄い紙状の媒体であれば良い。
さらに上述した実施の形態においては、行員との取引内容に応じて紙幣等の現金を入金させ、また行員へ現金を出金する現金自動取引装置1の入金部に本発明を適用したが、本発明はこれに限らず、入金部3のような入金専用の機構を有する種々の装置に適用することができる。
さらに上述した実施の形態においては、媒体プールとしての紙幣プール25と、ローラとしてのピッカローラ20とによって、媒体集積装置としての入金部3を構成する場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる媒体プールとローラとによって、媒体集積装置を構成するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、操作部としての操作部6と、媒体プールとしての紙幣プール25と、ローラとしてのピッカローラ20と、搬送部としての搬送路14とによって、媒体取引装置としての現金自動取引装置1を構成する場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる操作部と、媒体プールと、ローラと、搬送部とによって、媒体取引装置を構成するようにしても良い。
本発明は、紙幣等の紙状の媒体を集積する種々の装置でも利用できる。
1……現金自動取引装置、2……筐体、3、103、203、303、403、503、603、803、903、1003、1103、1203、1303……入金部、4……出金部、5……表示部、6……操作部、10……鑑別部、11……一時保留部、12……紙幣カセット、13……リジェクト庫付き紙幣カセット、14……搬送路、15……紙幣収納庫、3A、103A、203A、303A、403A、503A、603A、803A、903A、1003A、1103A、1203A……投入口、3B、103B、203B、303B、403B、503B、603B、803B、903A、1003B、1103B、1203B……収納部、3C、103C、203C、303C、403C、503C、603C、803C、903C、1003C、1103C、1203C……取込部、20、120、320……ピッカローラ、21、121、321……ローラ軸、20A、120A、320A……高摩擦材、22、622……ビルプレス、24、224、424、524、624……プールガイド、24……切落部、24F、224F、424F、524F、624F……ガイド面、25、525、625……紙幣プール、26……フィードローラ、28……ゲートローラ、30……搬送ローラ、32……搬送ローラ、34、434、534、734、834……ピッカシャッタ、34A、34B、1034、1134A、1234A、1234B……切落部、35……シャッタ軸、38……ステージ、40……ステージ、42……入出口、43……紙幣プール、44……搬送ローラ、46……搬送ローラ、48……搬送ローラ、50……搬送ローラ、52……ピッカローラ、54……ピッカシャッタ、56……天板、58……上壁面、BL……紙幣。

Claims (11)

  1. 開口を介し投入された紙葉状の媒体を収容する媒体プールと、
    外周面の一部において当該外周面の他の箇所より高い摩擦係数を有する高摩擦材が形成され、収容された上記媒体の側面に接し上記高摩擦材を接触させ回転することにより上記媒体を上記媒体プールから繰り出すローラと、
    を有し、
    上記高摩擦材は、上記媒体が上記媒体プールに投入される媒体取込時において、当該媒体に接触しない位置に配置されている
    媒体集積装置。
  2. 上記媒体プールを形成する壁面の一側面としてのガイド面を有し上記ローラの外周面を上記媒体プール内部に突出させるプールガイドと、
    上記媒体プールから上記媒体を繰り出す媒体繰出時に上記プールガイドに向かって移動することにより上記媒体を上記ローラに押圧するビルプレスと
    を有する請求項1に記載の媒体集積装置。
  3. 上記媒体取込時において、上記ガイド面よりも上記媒体プール内側に突出する上記ローラの外周面よりも上記媒体プール内側に向かって突出し、上記媒体繰出時に上記ローラの外周面よりも上記媒体プール外側に向かって移動することにより、上記ローラの外周面を上記媒体プール内部に露出させるシャッタ
    をさらに有する請求項2に記載の媒体集積装置。
  4. 上記シャッタにおいて、上記ガイド面から上記媒体プール内部に突出し上記媒体プールの上記開口と対向する箇所は、上記媒体が投入される方向に沿って切り落とされている
    請求項3に記載の媒体集積装置。
  5. 上記媒体取込時において、上記高摩擦材が上記ガイド面よりも上記媒体プールの外側に位置している
    請求項2に記載の媒体集積装置。
  6. 上記媒体取込時において、上記ローラの外周面が上記ガイド面よりも上記媒体プールの外側に位置し、上記媒体繰出時において、上記ローラの外周面が上記ガイド面よりも上記媒体プールの内側に位置している
    請求項5に記載の媒体集積装置。
  7. 上記ローラは、上記媒体取込時において、外周面が上記ガイド面よりも上記媒体プールの外側に位置するよう移動し、上記媒体繰出時において、外周面が上記ガイド面よりも上記媒体プールの内側に位置するよう移動する
    請求項6に記載の媒体集積装置。
  8. 上記プールガイドは、上記媒体取込時において、上記ガイド面が上記ローラの外周面よりも上記媒体プールの内側に位置するよう移動し、上記媒体繰出時において、上記ガイド面が上記ローラの外周面よりも上記媒体プールの外側に位置し上記ローラを当該媒体プール内部に露出させるよう移動する
    請求項6に記載の媒体集積装置。
  9. 上記ローラは、上記媒体取込時において、上記高摩擦材が上記ガイド面よりも上記媒体プールの外側に位置するよう回転制御される
    請求項2に記載の媒体集積装置。
  10. 上記プールガイドは、上記媒体取込時において、上記開口における、上記媒体プールに上記媒体が積み重なる方向に沿う幅を狭めるよう回動する
    請求項2に記載の媒体集積装置。
  11. 紙葉状の媒体に関する操作を受け付ける操作部と、
    開口を介し投入された紙葉状の媒体を収容する媒体プールと、
    外周面の一部において当該外周面の他の箇所より高い摩擦係数を有する高摩擦材が形成され、収容された上記媒体の側面に接し上記高摩擦材を接触させ回転することにより上記媒体を上記媒体プールから繰り出すローラと
    を有し、
    上記高摩擦材は、上記媒体が上記媒体プールに投入される媒体取込時において、当該媒体に接触しない位置に配置されている
    媒体取引装置。
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