JP2014106042A - Dbfレーダ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】目標を捜索する時間を短縮可能なDBFレーダ装置を提供する。
【解決手段】DBFレーダ装置は、信号生成部、送受信モジュール、ビーム形成部、パルス圧縮部、算出部、目標検出部及びPRI設定部を具備する。送受信モジュールは、アレイ状に配列される複数のアンテナ素子のいずれかと接続する複数の送受信モジュールであって、送信パルス信号の位相を複数の移相器によりそれぞれ操作することでペンシル形状の複数の送信ビームを形成し、複数の送信ビームにより送信パルス信号をアンテナ素子から放射する。複数の移相器は、超伝導素材により形成され、極低温に冷却されることにより超伝導状態となる。PRI設定部は、High−PRF方式におけるPRIに従って作成された送信パルス信号に由来する反射波の受信強度が閾値を超える場合、ドップラ速度に基づいてMTIブラインドの発生周波数を把握し、MTIブラインドを回避するようにPRIを選択する。
【選択図】図3
【解決手段】DBFレーダ装置は、信号生成部、送受信モジュール、ビーム形成部、パルス圧縮部、算出部、目標検出部及びPRI設定部を具備する。送受信モジュールは、アレイ状に配列される複数のアンテナ素子のいずれかと接続する複数の送受信モジュールであって、送信パルス信号の位相を複数の移相器によりそれぞれ操作することでペンシル形状の複数の送信ビームを形成し、複数の送信ビームにより送信パルス信号をアンテナ素子から放射する。複数の移相器は、超伝導素材により形成され、極低温に冷却されることにより超伝導状態となる。PRI設定部は、High−PRF方式におけるPRIに従って作成された送信パルス信号に由来する反射波の受信強度が閾値を超える場合、ドップラ速度に基づいてMTIブラインドの発生周波数を把握し、MTIブラインドを回避するようにPRIを選択する。
【選択図】図3
Description
本発明の実施形態は、目標を捜索するDBFレーダ装置に関する。
一般に、DBF(Digital Beam Forming)レーダ装置は、アンテナ素子からパルス状の電波を送信し、目標で反射された反射波を解析することで、目標の強度及び速度等を算出する。
ところで、従来のDBFレーダ装置では、送信時分割で異なる方向に電波を放射し、送信方向に複数の受信ビームを同時に形成して反射波を受信する方式、及び、ファンビームを形成して広角に電波を放射し、受信ビームを同時マルチビーム化して反射波を受信する方式を採ること等により、目標の捜索時間を短縮するようにしている。
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以上のように、従来のDBFレーダ装置では、目標を捜索する時間を短縮可能な技術が要望されている。
そこで、目的は、目標を捜索する時間を短縮可能なDBFレーダ装置を提供することにある。
本実施形態によれば、DBFレーダ装置は、信号生成部、送受信モジュール、ビーム形成部、パルス圧縮部、算出部、目標検出部及びPRI設定部を具備する。信号生成部は、High−PRF(Pulse Repetition Frequency)方式におけるPRI(Pulse Repetition Interval)及びLow−PRF方式におけるPRIのうち、指定されるPRIに従って送信パルス信号を生成する。送受信モジュールは、アレイ状に配列される複数のアンテナ素子のいずれかと接続する複数の送受信モジュールであって、前記送信パルス信号の位相を複数の移相器によりそれぞれ操作することでペンシル形状の複数の送信ビームを形成し、前記複数の送信ビームにより前記送信パルス信号を前記アンテナ素子から放射し、前記放射した送信パルス信号が目標で反射された反射波を前記アンテナ素子を介して受信する。ビーム形成部は、前記反射波に予め設定されたビームウェイトを乗じることで、前記複数の送信ビームの指向方向へ受信ビームを形成し、前記受信ビーム毎の受信信号を取得する。パルス圧縮部は、前記受信ビーム毎の受信信号に対してパルス圧縮を行い、受信データを取得する。算出部は、前記受信データを参照し、受信強度及びドップラ速度を算出する。目標検出部は、前記High−PRF方式におけるPRIに従って作成された送信パルス信号に由来する反射波の受信強度が予め設定された閾値を超える場合、通知信号を作成する。PRI設定部は、前記通知信号に応じ、前記ドップラ速度に基づいて前記Low−PRF方式におけるMTI(Moving Target indicator)ブラインドの発生周波数を把握し、前記MTIブラインドを回避するように前記Low−PRF方式におけるPRIを選択し、前記選択したPRIを前記信号生成部に対して前記指定されたPRIとして指定する。前記複数の移相器は、超伝導素材により形成され、極低温に冷却されることにより超伝導状態となる。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るDBFレーダ装置の送信系統の機能構成を示すブロック図である。また、図2は、本実施形態に係るDBFレーダ装置の受信系統の機能構成を示すブロック図である。
図1に示すDBFレーダ装置は、信号生成部1、D/A変換器2、周波数アップコンバータ3、増幅器4、縦給電回路5、横給電回路6−1〜6−N(Nは、1以上の自然数)、送受信モジュール7−11〜7−MN(Mは、1以上の自然数)及びアンテナ素子8−11〜8−MNを備える。
信号生成部1は、後述の第2の信号処理部12により指定されるPRI(Pulse Repetition Interval)に従い、所定の変調方式に基づいて変調されたデジタル形式の変調信号を作成する。なお、第2の信号処理部12からは、High−PRF(Pulse Repetition Frequency)方式におけるPRI又はLow−PRF方式におけるPRIが指定される。ここで、High−PRF方式とは、反射波に基づいて目標を検出する際、周波数アンビギューティは発生しないが、距離アンビギューティは発生する方式であり、Low−PRF方式とは、反射波に基づいて目標を検出する際、距離アンビギューティは発生しないが、周波数アンビギューティは発生する方式である。なお、本実施形態においては、High−PRF方式は、目標を捜索するために用いられ、Low−PRF方式は、捜索により検出した目標を検定するために用いられる。
デジタル−アナログ変換器2は、デジタル形式の変調信号をアナログ形式かつIF帯の送信IF信号へデジタル−アナログ変換する。
周波数アップコンバータ3は、送信IF信号の周波数をRF帯へアップコンバートし、送信パルス信号とする。周波数アップコンバータ3は、作成した送信パルス信号を増幅器4へ出力する。
増幅器4は、送信パルス信号を増幅し、増幅した送信パルス信号を縦給電回路5へ出力する。
縦給電回路5は、増幅器4で増幅された送信パルス信号を縦方向にN個に分配する。縦給電回路5は、分配して送信パルス信号をそれぞれ横給電回路6−1〜6−Nへ出力する。
横給電回路6−1〜6−Nの動作は、それぞれ同様であるため、ここでは横給電回路6−1について説明する。横給電回路6−1は、縦給電回路5から供給される送信パルス信号を横方向にM個に分配する。横給電回路6−1は、分配した送信パルス信号を送受信モジュール7−11〜7−MNへ出力する。
送受信モジュール7−11〜7−MNの構成はそれぞれ同様であるため、ここでは送受信モジュール7−11について説明する。図3は、本実施形態に係る送受信モジュール7−11の機能構成を示すブロック図である。図3に示す送受信モジュール7−11は、分配器71、送信用移相器72−1〜72−5、増幅器73、サーキュレータ74、低雑音増幅器75及び受信用移相器76を備える。分配器71、送信用移相器72−1〜72−5、増幅器73、サーキュレータ74、低雑音増幅器75及び受信用移相器76は、超伝導基板77上に形成され、極低温に冷却される。
分配器71は、極低温で冷却されることにより、超伝導状態となる超伝導素材で構成される。分配器71は、横給電回路6−1で分配された送信パルス信号を、送信ポートを介して受信し、受信した送信パルス信号を5個に分配する。分配器71は、分配した送信パルス信号を送信用移相器72−1〜72−5へ出力する。分配器71での分配損失は、分配器71が超伝導状態となることにより、低減されることになる。
送信用移相器72−1〜72−5は、極低温で冷却されることにより、超伝導状態となる超伝導素材で構成される。送信用移相器72−1〜72−5は、分配器71から供給された送信パルス信号の位相をそれぞれ操作することで、アンテナ素子8−11〜8−MNにより複数のペンシル形状の送信ビームが同時に形成されるようにする。送信用移相器72−1〜72−5での電力損失は、送信用移相器72−1〜72−5が超伝導状態となることにより低減されることとなる。
図4は、本実施形態に係るDBFレーダ装置により形成される送信ビームの一例を示す概念図である。送信用移相器72−1〜72−5により位相を操作することで、同一仰角面にペンシル形状の5本のアンテナビームパターンが形成される。
増幅器73は、送信用移相器72−1〜72−5で位相が操作された送信パルス信号を増幅する。増幅器73は、増幅した送信パルス信号をサーキュレータ74を介して、アンテナ素子8−11から放射する。
アンテナ素子8−11から放射された送信パルス信号は、目標で反射され、アンテナ素子8−11〜8−MNにより反射波として受信される。
低雑音増幅器75は、アンテナ素子8−11で受信された反射波を、サーキュレータ74を介して受信する。低雑音増幅器75は、受信した反射波を増幅し、増幅した反射波を受信用移相器76へ出力する。なお、低雑音増幅器75は、極低温で冷却することにより、超伝導状態となる超伝導素材で構成されていても良い。
受信用移相器76は、低雑音増幅器75から供給される反射波の位相を操作し、位相を操作した反射波を受信ポートを介して横給電回路6−1へ出力する。なお、受信用移相器76は、極低温で冷却することにより、超伝導状態となる超伝導素材で構成されていても良い。
図2に示すDBFレーダ装置は、アンテナ素子8−11〜8−MN、送受信モジュール7−11〜7−MN、横給電回路6−1〜6−N、周波数ダウンコンバータ9−1〜9−N、アナログ−デジタル変換器10−1〜10−N、第1の信号処理部11及び第2の信号処理部12を備える。なお、横給電回路6−1〜6−Nの動作はそれぞれ同様であり、周波数ダウンコンバータ9−1〜9−Nの動作はそれぞれ同様であり、アナログ−デジタル変換器10−1〜10−Nの動作はそれぞれ同様であるため、以下では、横給電回路6−1、周波数ダウンコンバータ9−1及びアナログ−デジタル変換器10−1についての動作を代表して説明をする。
横給電回路6−1は、送受信モジュール7−11〜7−MNから供給される反射波を合成し、合成信号として周波数ダウンコンバータ9−1へ出力する。
周波数ダウンコンバータ9−1は、横給電回路6−1から供給される合成信号を、第1の信号処理部11で処理可能な周波数帯である中間周波数(IF:Intermediate Frequency)帯のIF信号に周波数変換する。周波数ダウンコンバータ9−1は、IF信号をアナログ−デジタル変換器10−1へ出力する。
アナログ−デジタル変換器10−1は、周波数ダウンコンバータ9−1から供給されるIF信号をデジタル信号に変換し、デジタル信号を第1の信号処理部11へ出力する。
第1の信号処理部11は、例えばマイクロプロセッサからなるCPU(Central Processing Unit)と、CPUが処理を実行するためのプログラムやデータを格納するROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等とを含む。第1の信号処理部11は、アプリケーション・プログラムをCPUに実行させることにより、DBFビーム形成部111、パルス圧縮部112及び算出部113の機能を実現する。なお、第1の信号処理部11は、FPGA(Field Programmable Gate Array)により構成されていてもかまわない。
DBFビーム形成部111は、アナログ−デジタル変換器10−1〜10−Nから供給されるデジタル信号に、予め設定されたビームウェイトを乗じてFFT処理を施すことにより、送信ビーム指向方向へペンシル形状の複数の受信ビームを形成する。DBFビーム形成部111は、各受信ビームにおける受信信号をパルス圧縮部112へ出力する。
パルス圧縮部112は、各受信ビームにおける受信信号に対してパルス圧縮を行う。パルス圧縮部112は、パルス圧縮後の受信データを算出部113へ出力する。
算出部113は、受信データに基づいて受信強度と、ドップラ速度とを算出する。算出部113は、算出した受信強度及びドップラ速度を第2の信号処理部12へ出力する。
第2の信号処理部12は、例えばマイクロプロセッサからなるCPUと、CPUが処理を実行するためのプログラムやデータを格納するROM及びRAM等とを含む。第2の信号処理部12は、アプリケーション・プログラムをCPUに実行させることにより、目標検出部121及びPRI設定部122の機能を実現する。
目標検出部121は、算出部113で算出された受信強度及びドップラ速度を受け取る。目標検出部121は、受信強度が予め設定された閾値を超えるか否かを判断する。
例えば、High−PRF方式におけるPRIに従って送信パルス信号が作成され、この送信パルス信号による受信強度が閾値を超える場合、目標検出部121は、受信強度が閾値を超える旨をPRI設定部122へ通知し、ドップラ速度をPRI設定部122へ出力する。なお、High−PRF方式におけるPRIに従って送信パルス信号が作成され、この送信パルス信号による受信強度が閾値を超えない場合、アンテナ素子8−11〜8−MNからは、受信強度が閾値を超えるまでHigh−PRF方式におけるPRIに従った送信パルス信号の放射が維持される。
また、Low−PRF方式におけるPRIに従って送信パルス信号が作成され、この送信パルス信号による受信強度が閾値を超える場合、目標検出部121は、目標を追随するための処理を行う追随処理部(図示せず)へ受信強度及びドップラ速度を出力する。
PRI設定部122は、閾値を超える旨が通知されると、High−PRF方式による捜索からLow−PRF方式による検定に切り替える。また、PRI設定部122は、閾値を超える旨が通知されると共にドップラ速度が供給されると、ドップラ速度に基づいてドップラ周期を作成する。PRI設定部122は、作成したドップラ周期を参照し、Low−PRF方式におけるMTI(Moving Target indicator)ブラインドの発生周波数を把握し、把握したMTIブラインドを避け、かつ、最適な検定結果が得られるようにPRIを選択する。PRI設定部122は、選択したPRIに従って変調信号を作成するように、信号生成部1へ指示を与える。図5は、本実施形態に係るPRI設定部122がPRIを選択する際の概念図を示す。PRI設定部122は、MTIブラインドを避け、かつ、最適な検定結果が得られるように、図5の矢印で示されるドップラ周期の頂点近傍のPRIを選択する。
図6は、本実施形態に係るDBFレーダ装置における送信パルス信号の送信タイミングと、反射パルスの受信タイミングとを示す模式図である。本実施形態によれば、送信パルス信号は、5方向にPRIで送信される。送信パルス信号が反射された反射波は、送信と送信との間に形成される受信ビーム1〜5により受信される。
以上のように、本実施形態では、送受信モジュール7−11〜7−MNは、超伝導素材により成る送信用移相器72−1〜72−5を備え、送信用移相器72−1〜72−5が超伝導状態となるように、極低温で冷却するようにしている。従来では、複数の送信用移相器を設けると送信損失が大きくなるため、ペンシル形状の複数の送信ビームを同時に形成することは困難であった。本実施形態に係るDBFレーダ装置によれば、送信用移相器72−1〜72−5が超伝導状態となるようにしているため、複数方向にペンシル形状の送信ビームを同時に形成することが可能となると共に、送信用移相器72−1〜72−5での電力損失を低減することが可能となる。
また、本実施形態では、分配器71は、超伝導素材により形成され、極低温に冷却されることにより、超伝導状態となるようにしている。これにより、分配器71が送信パルス信号を送信用移相器72−1〜72−5へ分配する際の分配損失が低減されることになる。
また、従来では、捜索時間を短縮するために送信ビームをファンビーム形状とすることで、広角に電波放射する方法も考えられるが、ファンビームをフェーズドアレイで形成することが難しく、ファンビームの形状を要望通りに形成することが困難であった。本実施形態に係るDBFレーダ装置によれば、ファンビームでなく複数のペンシルビームを同時に異なる方向へ形成するため、所望の方向へ送信パルス信号を放射することが可能となる。
また、本実施形態では、第2の信号処理部12は、目標が検出されるまでは、High−PRF方式により目標を捜索するが、目標を検出すると、High−PRF方式による捜索からLow−PRF方式による検定へ切り替えるようにしている。従来、Low−PRF方式は、距離アンビギューティを回避することが可能であるため捜索に用いられることが多いが、所望の覆域をカバーするにはヒット数に制約がある。また、Low−PRF方式による捜索は、ヒット数が少ないため、ステルス目標等の小目標を探知することに不向きである。一方、High−PRF方式による捜索は、ヒット数は多いが、周波数アンビギューティが発生する。本実施形態に係るDBFレーダ装置によれば、まずはHigh−PRF方式により捜索を行い、目標が検出されるとLow−PRF方式による検定へ切り替えるため、1捜索方向へのエネルギー密度を増加させることが可能となると共に、High−PRF方式による捜索で発生する周波数アンビギューティをLow−PRF方式による検定で解消することが可能となる。
また、本実施形態では、PRI設定部122により、MTIブラインドを回避するようにLow−PRF方式におけるPRIを設定するようにしている。これにより、Low−PRF方式による検定をより正確に行うことが可能となる。
したがって、本実施形態に係るDBFレーダ装置によれば、目標を捜索する時間を短縮することができる。
なお、目標検出部121は、Low−PRF方式におけるPRIに従って送信パルス信号が作成され、この送信パルス信号による受信強度が閾値を超えない場合、PRI設定部122へ受信強度が閾値を超えない旨を通知するようにしてもよい。受信強度が閾値を超えない旨の通知を受けた場合、PRI設定部122は、Low−PRF方式による目標の検定からHigh−PRF方式による目標の捜索へ切り替えるようにしてもよい。
また、PRI設定部122は、検定により検出された目標の追随処理が終了し、目標を新たに捜索する場合には、Low−PRF方式による目標の検定からHigh−PRF方式による目標の捜索へ切り替えるようにしてもかまわない。
また、本実施形態では、送受信モジュール7−11は、送信用移相器72−1〜72−5を備える場合を例に説明したが、これに限定されるわけではない。例えば、送受信モジュール7−11は、5個以上の送信用移相器を備えていてもかまわない。
以上、実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…信号生成部、2…D/A変換器、3…周波数アップコンバータ、4…増幅器、5…縦給電回路、6−1〜6−N…横給電回路、7−11〜7−MN…送受信モジュール、8−11〜8−MN…アンテナ素子、9−1〜9−N…周波数ダウンコンバータ、10−1〜10−N…A/D変換器、11…第1の信号処理部、111…DBFビーム形成部、112…パルス圧縮部、113…算出部、12…第2の信号処理部、121…目標検出部、122…PRI設定部
Claims (4)
- High−PRF(Pulse Repetition Frequency)方式におけるPRI(Pulse Repetition Interval)及びLow−PRF方式におけるPRIのうち、指定されるPRIに従って送信パルス信号を生成する信号生成部と、
アレイ状に配列される複数のアンテナ素子のいずれかと接続する複数の送受信モジュールであって、前記送信パルス信号の位相を複数の移相器によりそれぞれ操作することでペンシル形状の複数の送信ビームを形成し、前記複数の送信ビームにより前記送信パルス信号を前記アンテナ素子から放射し、前記放射した送信パルス信号が目標で反射された反射波を前記アンテナ素子を介して受信する送受信モジュールと、
前記反射波に予め設定されたビームウェイトを乗じることで、前記複数の送信ビームの指向方向へ受信ビームを形成し、前記受信ビーム毎の受信信号を取得するビーム形成部と、
前記受信ビーム毎の受信信号に対してパルス圧縮を行い、受信データを取得するパルス圧縮部と、
前記受信データを参照し、受信強度及びドップラ速度を算出する算出部と、
前記High−PRF方式におけるPRIに従って作成された送信パルス信号に由来する反射波の受信強度が予め設定された閾値を超える場合、通知信号を作成する目標検出部と、
前記通知信号に応じ、前記ドップラ速度に基づいて前記Low−PRF方式におけるMTI(Moving Target indicator)ブラインドの発生周波数を把握し、前記MTIブラインドを回避するように前記Low−PRF方式におけるPRIを選択し、前記選択したPRIを前記信号生成部に対して前記指定されたPRIとして指定するPRI設定部と
を具備し、
前記複数の移相器は、超伝導素材により形成され、極低温に冷却されることにより超伝導状態となることを特徴とするDBF(Digital Beam Forming)レーダ装置。 - 前記PRI設定部は、前記MTIブラインドを回避し、かつ、最適な検定結果が得られるように前記PRIを選択することを特徴とする請求項1記載のDBFレーダ装置。
- 前記送受信モジュールは、前記送信パルス信号を前記複数の移相器へ分配する分配器をさらに備え、
前記分配器は、超伝導素材により形成され、極低温に冷却されることにより超伝導状態となることを特徴とする請求項1又は2に記載のDBF(Digital Beam Forming)レーダ装置。 - 前記High−PRF方式は目標の捜索に用いられ、前記Low−PRF方式は目標の検定に用いられることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のDBFレーダ装置。
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