JP2003078328A - 通信用アレー型マルチビームアンテナ装置 - Google Patents

通信用アレー型マルチビームアンテナ装置

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JP2003078328A JP2001266845A JP2001266845A JP2003078328A JP 2003078328 A JP2003078328 A JP 2003078328A JP 2001266845 A JP2001266845 A JP 2001266845A JP 2001266845 A JP2001266845 A JP 2001266845A JP 2003078328 A JP2003078328 A JP 2003078328A
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Sunao Takagi
直 高木
Kazutomi Mori
一富 森
Kazuhisa Yamauchi
和久 山内
Yoshihiko Konishi
善彦 小西
Masataka Otsuka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信用アレー型マルチビームアンテナ装置と
して通信品質に関する仕様を満足するとともに、従来に
比べ高効率な通信用アレー型マルチビームアンテナ装置
を得ることを目的とする。 【解決手段】 通信用アレー型マルチビームアンテナ装
置が、複数のビームを異なる方向に放射する場合に当該
マルチビームアンテナ装置の歪特性が改善されることを
考慮して、増幅器の動作点出力バックオフを従来より小
さく適性値に設定することにより、通信品質の要求(B
ER要求)を満たすとともに、従来より効率を高めた通
信用アレー型マルチビームアンテナ装置を得ることが出
来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地上マイクロ波
通信装置、移動体通信装置、衛星通信装置等に用いる通
信用アレー型マルチビームアンテナ装置に関し、特に上
記通信用アレー型マルチビームアンテナ装置の高効率化
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の通信用アレー型マルチビームア
ンテナ装置として、例えば、飯田尚志編著,“衛星通信
−ウエーブサミット講座−,”オーム社,pp.126−1
28,Feb. 1997に示されたものがあり、図17は、上記
文献に示された従来の通信用アレー型マルチビームアン
テナ装置の構成図である。図17中、1,2は夫々第
1,第2のビームに対する入力端子、3,4,5は夫々
1番目,2番目,N番目の素子アンテナ、6,7,8は
それぞれ1番目,2番目,N番目の増幅器、9,10,
11はそれぞれ1番目,2番目,N番目の第1のビーム
用移相器、12,13,14はそれぞれ1番目,2番
目,N番目の第2のビーム用移相器である。なお、Pは
第1のビームに対する等位相面、Qは第2のビームに対
する等位相面である。
【0003】次に動作について説明する。第1のビーム
に対する入力端子1から入力した信号は、N分配され、
1番目の第1のビーム用移相器9からN番目の第1のビ
ーム用移相器11までのN個の移相器へ入力する。N個
の移相器の出力は、1番目の増幅器6からN番目の増幅
器8までのN個の増幅器で増幅され、1番目のアンテナ
3からN番目のアンテナ5までのN個の素子アンテナか
ら放射される。このとき、1番目の第1のビーム用移相
器9の位相量設定値を零(基準)とし、N番目の第1の
ビーム用移相器11の位相量設定値φ1Nを式(1)で表
わすと、図17中に示すように、第1のビームに対する
等位相面Pが形成され、第1のビームは正面に対して角
度θの方向に放射される。
【0004】
【数1】
【0005】ここで、dは素子アンテナ間の距離、λは
給電回路内の波長である。同様に、第2のビームに対す
る入力端子2から入力した信号は、N分配され、1番目
の第2のビーム用移相器12からN番目の第2のビーム
用移相器14までのN個の移相器へ入力する。N個の移
相器の出力は、1番目の増幅器6からN番目の増幅器8
までのN個の増幅器で増幅され、1番目の素子アンテナ
3からN番目の素子アンテナ5までのN個の素子アンテ
ナから放射される。このとき、1番目の第2のビーム用
移相器12の位相量設定値を零(基準)とし、N番目の
第2のビーム用移相器14の位相量設定値φ2Nを式
(2)で表わすと図17中に示すように、第2のビームに
対する等位相面Qが形成され、第2のビームは正面に対
して角度θの方向に放射される。
【0006】
【数2】
【0007】ここで、dは素子アンテナ間の距離、λは
給電回路内の波長である。図18は図17の通信用アレ
ー型マルチビームアンテナ装置の入力に対する出力、効
率、歪の特性図である。従来、複数のビームを異なる方
向に放射する場合に、通信用アレー型マルチビームアン
テナ装置の歪特性が改善されることが知られていなかっ
たので、増幅器の動作点出力バックオフ(図18中の
S)とここで定義する動作点出力レベルと飽和出力レベ
ルの差は、同一方向にビームを放射する条件において、
通信用アレー型マルチビームアンテナ装置が通信品質を
規定するビットエラーレート(BER)に対する仕様を
満足するための増幅器の動作点出力バックオフ、あるい
は、増幅器が第3次相互変調歪、ノイズパワーレシオ
( NPR )等の歪に対する仕様を満足するための動作
点出力バックオフに設定されることが一般的であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の通信用アレー型
マルチビームアンテナ装置は、以上のように構成されて
いて、各増幅器は、飽和出力から大きな出力バックオフ
を確保した動作点出力バックオフで動作させるために、
出力が小さい、効率が低い等の問題点があった。この発
明は、上記のような課題を解決するためになされたもの
で、通信用アレー型マルチビームアンテナ装置として通
信品質に関する仕様を満足するとともに、従来に比べ高
効率な通信用アレー型マルチビームアンテナ装置を得る
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係わる通信用アレー型マルチビームア
ンテナ装置は、直線状又は平面状に配置した複数の素子
アンテナに、移相器及び増幅器を介して信号を給電し、
夫々の移相器の設定位相を制御することにより複数のビ
ームを所望の方向に放射する通信用アレー型マルチビー
ムアンテナ装置において、上記通信用アレー型マルチビ
ームアンテナ装置が同一方向にビームを放射して通信品
質の要求を満たすための上記増幅器の動作点出力バック
オフ(入出力特性の動作点出力レベルと飽和出力レベル
の差)に対して、複数のビームを異なる方向に放射する
場合に上記通信用アレー型マルチビームアンテナ装置の
歪特性が改善されることを考慮して、上記増幅器の動作
点出力バックオフを小さく設定していることを特徴とす
る。
【0010】また、請求項2に係わる通信用アレー型マ
ルチビームアンテナ装置は、所望の方向にビームを放射
するための位相の異なる複数の信号を生成するデジタル
ビーム形成回路を備え、上記デジタルビーム形成回路の
出力信号を増幅器を介して、直線状又は平面状に配置し
た複数の素子アンテナに給電し、複数のビームを放射す
る通信用アレー型マルチビームアンテナ装置において、
上記通信用アレー型マルチビームアンテナ装置が同一方
向にビームを放射して通信品質の要求を満たすための上
記増幅器の動作点出力バックオフ(入出力特性の動作点
出力レベルと飽和出力レベルの差)に対して、複数のビ
ームを異なる方向に放射する場合に上記通信用アレー型
マルチビームアンテナ装置の歪特性が改善されることを
考慮して、上記増幅器の動作点出力バックオフを小さく
設定していることを特徴とする。
【0011】また、請求項3に係わる通信用アレー型マ
ルチビームアンテナ装置は、直線状又は平面状に配置し
た複数の素子アンテナに、移相器及び増幅器を介して信
号を給電し、夫々の移相器の設定位相を制御することに
より複数のビームを所望の方向に放射する通信用アレー
型マルチビームアンテナ装置において、上記通信用アレ
ー型マルチビームアンテナ装置が同一方向にビームを放
射して通信品質の要求を満たすための上記増幅器のゲー
ト電圧に対して、複数のビームを異なる方向に放射する
場合に上記通信用アレー型マルチビームアンテナ装置の
歪特性が改善されることを考慮して、上記増幅器のゲー
ト電圧を深く設定していることを特徴とする。
【0012】また、請求項4に係わる通信用アレー型マ
ルチビームアンテナ装置は、所望の方向にビームを放射
するための位相の異なる複数の信号を生成するデジタル
ビーム形成回路を備え、上記デジタルビーム形成回路の
出力信号を増幅器を介して、直線状又は平面状に配置し
た複数の素子アンテナに給電し、複数のビームを放射す
る通信用アレー型マルチビームアンテナ装置において、
上記通信用アレー型マルチビームアンテナ装置が同一方
向にビームを放射して通信品質の要求を満たすための上
記増幅器のゲート電圧に対して、複数のビームを異なる
方向に放射する場合に上記通信用アレー型マルチビーム
アンテナ装置の歪特性が改善されることを考慮して、上
記増幅器のゲート電圧を深く設定していることを特徴と
する。
【0013】また、請求項5に係わる通信用アレー型マ
ルチビームアンテナ装置は、直線状又は平面状に配置し
た複数の素子アンテナに、移相器及び増幅器を介して信
号を給電し、夫々の移相器の設定位相を制御することに
より複数のビームを所望の方向に放射する通信用アレー
型マルチビームアンテナ装置において、上記通信用アレ
ー型マルチビームアンテナ装置が、同一方向にビームを
放射して通信品質の要求を満たすための上記増幅器に使
用する半導体素子のゲート幅に対して、複数のビームを
異なる方向へ放射する場合に上記通信用アレー型マルチ
ビームアンテナ装置の歪特性が改善されることを考慮し
て、上記増幅器に使用する半導体素子のゲート幅を小さ
く設定していることを特徴とする。
【0014】また、請求項6に係わる通信用アレー型マ
ルチビームアンテナ装置は、所望の方向にビームを放射
するための位相の異なる複数の信号を生成するデジタル
ビーム形成回路を備え、上記デジタルビーム形成回路の
出力信号を増幅器を介して、直線状又は平面状に配置し
た複数の素子アンテナに給電し、複数のビームを放射す
る通信用アレー型マルチビームアンテナ装置において、
上記通信用アレー型マルチビームアンテナ装置が、同一
方向にビームを放射して通信品質の要求を満たすための
上記増幅器に使用する半導体素子のゲート幅に対して、
複数のビームを異なる方向へ放射する場合に上記通信用
アレー型マルチビームアンテナ装置の歪特性が改善され
ることを考慮して、上記増幅器に使用する半導体素子の
ゲート幅を小さく設定していることを特徴とする。
【0015】また、請求項7に係わる通信用アレー型マ
ルチビームアンテナ装置は、直線状又は平面状に配置し
た複数の素子アンテナに、移相器及び増幅器を介して信
号を給電し、夫々の移相器の設定位相を制御することに
より複数のビームを所望の方向に放射する通信用アレー
型マルチビームアンテナ装置において、上記通信用アレ
ー型マルチビームアンテナ装置が同一方向にビームを放
射して通信品質の要求を満たすための上記増幅器のドレ
イン電圧に対して、複数のビームを異なる方向に放射す
る場合に上記通信用アレー型マルチビームアンテナ装置
の歪特性が改善されることを考慮して、上記増幅器のド
レイン電圧を低く設定していることを特徴とする。
【0016】また、請求項8に係わる通信用アレー型マ
ルチビームアンテナ装置は、所望の方向にビームを放射
するための位相の異なる複数の信号を生成するデジタル
ビーム形成回路を備え、上記デジタルビーム形成回路の
出力信号を増幅器を介して、直線状又は平面状に配置し
た複数の素子アンテナに給電し、複数のビームを放射す
る通信用アレー型マルチビームアンテナ装置において、
上記通信用アレー型マルチビームアンテナ装置が同一方
向にビームを放射して通信品質の要求を満たすための上
記増幅器のドレイン電圧に対して、複数のビームを異な
る方向に放射する場合に上記通信用アレー型マルチビー
ムアンテナ装置の歪特性が改善されることを考慮して、
上記増幅器のドレイン電圧を低く設定していることを特
徴とする。
【0017】また、請求項9に係わる通信用アレー型マ
ルチビームアンテナ装置は、直線状又は平面状に配置し
た複数の素子アンテナに、移相器及び増幅器を介して信
号を給電し、夫々の移相器の設定位相を制御することに
より複数のビームを所望の方向に放射する通信用アレー
型マルチビームアンテナ装置において、上記増幅器のゲ
ート電圧又はドレイン電圧を、ビームの放射方向に対応
して可変する制御手段を備えたことを特徴とする。
【0018】また、請求項10に係わる通信用アレー型
マルチビームアンテナ装置は、所望の方向にビームを放
射するための位相の異なる複数の信号を生成するデジタ
ルビーム形成回路を備え、上記デジタルビーム形成回路
の出力信号を増幅器を介して、直線状又は平面状に配置
した複数の素子アンテナに給電し、複数のビームを放射
する通信用アレー型マルチビームアンテナ装置におい
て、上記増幅器のゲート電圧又はドレイン電圧を、ビー
ムの放射方向に対応して可変する制御手段を備えたこと
を特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1を説明するに先立ち、この発明の各実施の形態に
共通する技術的要素について実施の形態1を示す図面を
参照して説明する。図1は、この発明の実施の形態1を
示す通信用アレー型マルチビームアンテナ装置の構成図
である。通信用アレー型マルチビームアンテナ装置にお
いて、2つのビームを同一方向に放射する場合と、異な
る方向に放射する場合の、通信用アレー型マルチビーム
アンテナ装置の歪特性について説明する。図1に示す通
信用アレー型マルチビームアンテナ装置において、第1
のビームを正面に対して角度θ、第2のビームを正面
に対して角度θの方向に放射するために、N番目の第
1のビーム用移相器の出力信号を、A・cos(ω・t+
φ 1N)、N番目の第2のビーム用移相器の出力信号
を、B・cos(ω・t+φ )とする。このとき、N
番目の増幅器への入力信号PiN,Nは、次式となる。
【0020】
【数3】
【0021】ここで、振幅がα、位相がβ、角周波
数がω01及びω02の2つの信号をN番目の増幅器へ
入力すると、N番目の増幅器は次式で表わされる第3次
相互変調歪を発生する。
【0022】
【数4】
【0023】第1のビームと第2のビームを同じ方向に
放射する場合には、式(1)、式(2)において、θ
=θ2であるので、φ1N=φ2Nである。このとき、
式(7)は次式のように簡単化される。
【0024】
【数5】
【0025】式(8)は、正面に対して角度θの方向
に、第3次相互変調歪に対する等位相面が生成され、各
増幅器が発生した第3次相互変調歪が有効に合成される
ことを表わしている。一方、第1のビームと第2のビー
ムを異なる方向に放射する場合には、式(1)、式
(2)においてθ≠θであるので、φ1N≠φ2N
である。このとき、α及びβはNの関数である。式
(7)において、1番目の増幅器6からN番目の増幅器
8は、それぞれ、Nの関数で与えられる異なった振幅、
位相の第3次相互変調歪を発生するので、正面に対して
角度θ又は角度θの方向に、第3次相互変調歪に対
する等位相面は生成されず、各増幅器が発生した第3次
相互変調歪は有効に合成されない。そしてこの場合、各
増幅器が発生するNの関数で与えられる異なった振幅、
位相の第3次相互変調歪は、相互に打ち消し合い、正面
に対して角度θ、及び正面に対して角度θの方向の
アンテナとしての第3次相互変調歪は改善されることに
なる。以上は、2つのビームを異なる方向(ビーム離角
がθ−θの場合)に放射した場合の第3次相互変調
歪の改善について説明したが、ビーム離角(θ
θ )を変化した場合、及びビーム数を2に限らず増加
した場合の歪の改善について、歪の評価パラメータであ
るNPR(ノイズパワーレシオ)の改善量について以下
説明する。以上より複数のビームを異なる方向に放射す
る場合の通信用アレー型マルチビームアンテナ装置の歪
特性は、同一方向にビームを放射する場合の歪特性と比
較して改善される。
【0026】図3は、図1に示した通信用アレー型マル
チビームアンテナ装置が2つの方向にビームを放射する
場合のビーム離角(θ−θ2)に対する歪の評価パラ
メータNPR(ノイズパワーレシオ)の改善量のシミュ
レーション結果を示す。図3において、2つのビームを
同一方向に形成する場合(ビーム離角が0に相当)を基
準として、ビーム離角を増大した場合のNPR(ノイズ
パワーレシオ)を表わしている。図3によれば、ビーム
離角を大きくするとNPR改善量は大きくなることが判
る。
【0027】図4は、図1に示した通信用アレー型マル
チビームアンテナ装置のビーム数に対するNPR改善量
のシミュレーション結果を示す。図4によれば、ビーム
数を2に限らず増加するとNPR改善量は大きくなるこ
とが判る。以上により、複数のビームを異なる方向に放
射する場合の通信用アレー型マルチビームアンテナ装置
の歪特性は、同一方向にビームを放射する場合の歪特性
と比較して改善される。
【0028】さて、元に戻って、この発明の実施の形態
1について説明する。図1は、この発明の実施の形態1
を示す通信用アレー型マルチビームアンテナ装置の構成
図である。図1中、17,18,19はそれぞれ1番
目,2番目,N番目の動作点出力バックオフを小さく設
定している増幅器である。複数のビームを放射する場合
の通信用アレー型マルチビームアンテナ装置の歪特性
は、先に説明したように、同一方向にビームを放射する
場合の歪特性と比較して改善される。従って、この実施
の形態1で設定する増幅器の動作点出力バックオフは、
ここで上記増幅器の動作点出力バックオフ(動作点出力
レベルと飽和出力レベルの差で定義する)は、従来の同
一方向にビームを放射する条件において通信用アレー型
マルチビームアンテナ装置がビットエラーレートに対す
る仕様を満足するための増幅器の動作点出力バックオフ
より小さく設定している。
【0029】図2は、図1の増幅器の入力に対する出
力、効率、歪の特性図である。図2中、従来とこの発明
の増幅器の動作点を示す。動作点Aはこの発明の増幅
器、動作点Bは従来の増幅器に対応する。この発明の増
幅器は、従来の増幅器と比較して、出力、効率、歪みと
も大きい動作点で動作している。しかし、通信用アレー
型マルチビームアンテナ装置としては、複数のビームを
放射する場合に、歪特性が改善されることから、この発
明の通信用アレー型マルチビームアンテナ装置は、従来
の通信用アレー型マルチビームアンテナ装置と比較し
て、出力は大きく、効率は高く、歪みは同等レベルにす
ることができる。以上のように実施の形態1によれば、
通信用アレー型マルチビームアンテナ装置として、ビッ
トエラーレートに対する仕様を満足するとともに、従来
に比べ高効率を得ることができる。
【0030】実施の形態2.図5は、この発明の実施の
形態2を示す通信用アレー型マルチビームアンテナ装置
の構成図である。図5中、20はデジタルビーム形成回
路で、所望の方向にビームを放射するための位相の異な
る複数の信号を生成する。上記デジタルビーム形成回路
の出力信号を増幅器を介して、位相を変化させた信号
を、1番目の動作点出力バックオフの小さい増幅器17
からN番目の動作点出力バックオフの小さい増幅器19
へ供給する。基本的な構成と動作は、この発明の実施の
形態1のアレー型マルチビームアンテナ装置と同様であ
る。以上のように、この発明の実施の形態2による効果
は、実施の形態1における効果と同様であり、通信用ア
レー型マルチビームアンテナ装置として、ビットエラー
レートに対する仕様を満たすとともに、従来技術と比較
して、出力は大きく、歪みは同等レベルで、効率を高く
することができる。
【0031】実施の形態3.図6は、この発明の実施の
形態3の通信用アレー型マルチビームアンテナ装置の構
成図である。図6中、21,22,23はそれぞれ1番
目,2番目,N番目のゲート電圧を深く設定している増
幅器である。複数のビームを異なる方向に放射する場合
の通信用アレー型マルチビームアンテナ装置の歪特性
は、同一方向にビームを放射する場合の歪特性と比較し
て改善されるので、上記増幅器のゲート電圧は、従来の
同一方向にビームを放射する場合の通信用アレー型マル
チビームアンテナ装置がビットエラーレートに対する仕
様を満足するための増幅器のゲート電圧より深く設定し
ている。
【0032】図7は、図6に示す増幅器の入力に対する
出力、効率、歪の特性を示している。図7中、入出力特
性を示す実線は従来の図18に示すものと同様であり、
破線はこの発明の図6に示す増幅器のもので増幅器のゲ
ート電圧は従来より深く設定したものである。図7中、
入出力特性を示す破線上の動作点Aはこの発明の増幅
器、実線上の動作点Bは従来の増幅器に対応する。この
発明の増幅器は、従来の増幅器と比較して、出力は同等
で、効率、歪みは大きい動作点で動作している。ここ
で、通信用アレー型マルチビームアンテナ装置として、
複数のビームを異なる方向に放射する場合には歪特性が
改善されることから、この発明の通信用アレー型マルチ
ビームアンテナ装置としては、従来の通信用アレー型マ
ルチビームアンテナ装置と比較して、出力、歪みは同等
レベルで、効率は従来に比べ高効率にすることができ
る。以上のようにこの発明の実施の形態3によれば、通
信用アレー型マルチビームアンテナ装置として、ビット
エラーレートに対する仕様を満足するとともに、従来と
比較して、高効率を得ることができる。
【0033】実施の形態4.図8は、この発明の実施の
形態4を示す通信用アレー型マルチビームアンテナ装置
の構成図である。デジタルビーム形成回路20は、位相
を変化させた信号を、1番目のゲート電圧を深く設定し
ている増幅器21からN番目のゲート電圧を深く設定し
ている増幅器23へ供給している。基本的な構成と動作
は、この発明の実施の形態3のアレー型マルチビームア
ンテナ装置と同様である。以上のように、この発明の実
施の形態4による効果は、実施の形態3における効果と
同様であり、通信用アレー型マルチビームアンテナ装置
として、ビットエラーレートに対する仕様を満たすとと
もに、従来技術と比較して、出力、歪みは同レベル、効
率は従来より高効率を得ることができる。
【0034】実施の形態5.図9は、この発明の実施の
形態5を示す通信用アレー型マルチビームアンテナ装置
の構成図である。図9中、24,25,26は、それぞ
れ1番目,2番目,N番目のゲート幅の小さい半導体素
子を用いた増幅器である。複数のビームを異なる方向に
放射する場合の通信用アレー型マルチビームアンテナ装
置の歪特性は、同一方向にビームを放射する場合の歪特
性と比較して改善されるので、上記増幅器に使用する半
導体素子のゲート幅は、同一方向にビームを放射する場
合の通信用アレー型マルチビームアンテナ装置がビット
エラーレートに対する仕様を満足するための半導体素子
のゲート幅より小さく設定している。
【0035】図10は、図9に示す増幅器の入力に対す
る出力、効率、歪の特性を示している。図10中、入出
力特性を示す破線上の動作点Aはこの発明の増幅器、実
線上の動作点Bは従来の増幅器に対応する。この発明の
増幅器は、従来の増幅器と比較して、出力は同等レベル
で、効率、歪みは大きい動作点で動作している。ここ
で、通信用アレー型マルチビームアンテナ装置として
は、複数のビームを異なる方向に放射する場合に歪特性
が改善されることから、この発明の通信用アレー型マル
チビームアンテナ装置としては、従来の通信用アレー型
マルチビームアンテナ装置と比較して、出力、歪みは従
来と同等レベル、効率は従来に比べ高効率を得ることが
できる。
【0036】実施の形態6.図11は、この発明の実施
の形態6の通信用アレー型マルチビームアンテナ装置の
構成図である。デジタルビーム形成回路20は、位相を
変化させた信号を、1番目のゲート幅の小さい素子を用
いた増幅器24からN番目のゲート幅の小さい素子を用
いた増幅器26へ供給している。基本的な構成と動作
は、この発明の実施の形態5のアレー型マルチビームア
ンテナ装置と同様である。以上のように、この発明の実
施の形態6による効果は、実施の形態5における効果と
同様であり、通信用アレー型マルチビームアンテナ装置
として、ビットエラーレートに対する仕様を満たすとと
もに、従来技術と比較して、出力、歪みは従来と同等レ
ベル、効率は従来より高効率を得ることができる。 基
本的な動作は、この発明の実施の形態5を示すアレー型
マルチビームアンテナ装置と同様である。
【0037】実施の形態7.図12は、この発明の実施
の形態7を示す通信用アレー型マルチビームアンテナ装
置の構成図である。図12中、27,28,29はそれ
ぞれ1番目,2番目,N番目のドレイン電圧が低い増幅
器である。複数のビームを異なる方向に放射する場合の
通信用アレー型マルチビームアンテナ装置の歪特性は、
同一方向にビームを放射する場合の歪特性と比較して改
善されるので、同一方向にビームを放射する場合の通信
用アレー型マルチビームアンテナ装置がビットエラーレ
ートに対する仕様を満足するための増幅器のドレイン電
圧より低く設定している。
【0038】図13は、図12に示す増幅器の入力に対
する出力、効率、歪の特性を示している。図13中、入
出力特性を示す実線は従来の図18に示すものと同様で
あり、破線はこの発明の図12に示す増幅器のもので増
幅器のドレイン電圧は従来より低く設定したものであ
る。図13中、入出力特性を示す破線上の動作点Aはこ
の発明の増幅器、実線上の動作点Bは従来の増幅器に対
応する。この発明の増幅器は、従来の増幅器と比較し
て、出力は同等レベルで、効率、歪みは大きい動作点で
動作している。ここで、通信用アレー型マルチビームア
ンテナ装置として、複数のビームを異なる方向に放射す
る場合には歪特性は改善されることから、この発明の通
信用アレー型マルチビームアンテナ装置としては、従来
の通信用アレー型マルチビームアンテナ装置と比較し
て、出力、歪みは同等レベルを、効率は従来より高効率
を得ることができる。以上のようにこの発明の実施の形
態7によれば、通信用アレー型マルチビームアンテナ装
置として、ビットエラーレートに対する仕様を満足する
とともに、従来と比較して、高効率を得ることができ
る。
【0039】実施の形態8.図14は、この発明の実施
の形態8を示す通信用アレー型マルチビームアンテナ装
置の構成図である。デジタルビーム形成回路20は、位
相を変化させた信号を、1番目のドレイン電圧が小さい
増幅器27からN番目のドレイン電圧が小さい増幅器2
9へ供給している。基本的な構成と動作は、この発明の
実施の形態7のアレー型マルチビームアンテナ装置と同
様である。以上のように、この発明の実施の形態8によ
る効果は、実施の形態7における効果と同様であり、通
信用アレー型マルチビームアンテナ装置として、ビット
エラーレートに対する仕様を満たすとともに、従来技術
と比較して、出力、歪みは同レベル、効率は従来より高
効率を得ることができる。
【0040】実施の形態9.図15は、この発明の実施
の形態9を示す通信用アレー型マルチビームアンテナ装
置の構成図であり、図15中、30は制御回路である。
制御回路30は、デジタル・アナログ回路で構成され、
ビームを放射する方向に応じて、1番目の増幅器31か
らN番目の増幅器33までのゲート電圧、又は、ドレイ
ン電圧を可変している。一般的に、増幅器の効率は、ゲ
ート電圧を深くする、又はドレイン電圧を低くすると高
くなるので、複数のビームを異なる方向に放射すると
き、その放射角度に応じて、ゲート電圧を深くする、又
はドレイン電圧を低くすることにより、通信用アレー型
マルチビームアンテナ装置としてビットエラーレートに
対する仕様を満足するとともに、効率を改善することが
出来る。
【0041】実施の形態10.図16は、この発明の実
施の形態10を示す通信用アレー型マルチビームアンテ
ナ装置の構成図である。制御回路30は、デジタル・ア
ナログ回路で構成され、ビームを放射する方向に応じ
て、1番目の増幅器31からN番目の増幅器33までの
ゲート電圧、又はドレイン電圧を可変している。一般的
に、増幅器の効率は、ゲート電圧を深くする、又はドレ
イン電圧を低くすると高くなるので、複数のビームを放
射するとき、その放射角度に応じて、ゲート電圧を深く
する、又はドレイン電圧を低くすることにより、通信用
アレー型マルチビームアンテナ装置としてビットエラー
レートに対する仕様を満足するとともに、効率を改善す
ることが出来る。
【0042】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係わる発明に
よれば、通信用アレー型マルチビームアンテナ装置が、
複数のビームを異なる方向に放射する場合に当該マルチ
ビームアンテナ装置の歪特性が改善されることを考慮し
て、増幅器の動作点出力バックオフを従来より小さく適
性値に設定することにより、通信品質の要求(BER要
求)を満たすとともに、従来より効率を高めた通信用ア
レー型マルチビームアンテナ装置を得ることが出来る。
【0043】また、請求項2に係わる発明によれば、通
信用アレー型マルチビームアンテナ装置が、複数のビー
ムを異なる方向に放射する場合に当該マルチビームアン
テナ装置の歪特性が改善されることを考慮して、増幅器
の動作点出力バックオフを従来より小さく適性値に設定
することにより、通信品質の要求(BER要求)を満た
すとともに、従来より効率を高めた通信用アレー型マル
チビームアンテナ装置を得ることが出来る。
【0044】また、請求項3に係わる発明によれば、通
信用アレー型マルチビームアンテナ装置が、複数のビー
ムを異なる方向に放射する場合に当該マルチビームアン
テナ装置の歪特性が改善されることを考慮して、増幅器
のゲート電圧を従来より深い適性値に設定することによ
り、通信品質の要求(BER要求)を満たすとともに、
従来より効率を高めた通信用アレー型マルチビームアン
テナ装置を得ることが出来る。
【0045】また、請求項4に係わる発明によれば、通
信用アレー型マルチビームアンテナ装置が、複数のビー
ムを異なる方向に放射する場合に当該マルチビームアン
テナ装置の歪特性が改善されることを考慮して、増幅器
のゲート電圧を従来より深い適性値に設定することによ
り、通信品質の要求(BER要求)を満たすとともに、
従来より効率を高めた通信用アレー型マルチビームアン
テナ装置を得ることが出来る。
【0046】また、請求項5に係わる発明によれば、通
信用アレー型マルチビームアンテナ装置が、複数のビー
ムを異なる方向に放射する場合に当該マルチビームアン
テナ装置の歪特性が改善されることを考慮して、増幅器
の使用している半導体素子のゲート幅を従来より小さい
適正値に設定することにより、通信品質の要求(BER
要求)を満たすとともに、従来より効率を高めた通信用
アレー型マルチビームアンテナ装置を得ることが出来
る。
【0047】また、請求項6に係わる発明によれば、通
信用アレー型マルチビームアンテナ装置が、複数のビー
ムを異なる方向に放射する場合に当該マルチビームアン
テナ装置の歪特性が改善されることを考慮して、増幅器
の使用している半導体素子のゲート幅を従来より小さい
適正値に設定することにより、通信品質の要求(BER
要求)を満たすとともに、従来より効率を高めた通信用
アレー型マルチビームアンテナ装置を得ることが出来
る。
【0048】また、請求項7に係わる発明によれば、通
信用アレー型マルチビームアンテナ装置が、複数のビー
ムを異なる方向に放射する場合に当該マルチビームアン
テナ装置の歪特性が改善されることを考慮して、増幅器
のドレイン電圧を従来より低い適正値に設定することに
より、通信品質の要求(BER要求)を満たすととも
に、従来より効率を高めた通信用アレー型マルチビーム
アンテナ装置を得ることが出来る。
【0049】また、請求項8に係わる発明によれば、通
信用アレー型マルチビームアンテナ装置が、複数のビー
ムを異なる方向に放射する場合に当該マルチビームアン
テナ装置の歪特性が改善されることを考慮して、増幅器
のドレイン電圧を従来より低い適正値に設定することに
より、通信品質の要求(BER要求)を満たすととも
に、従来より効率を高めた通信用アレー型マルチビーム
アンテナ装置を得ることが出来る。
【0050】また、請求項9に係わる発明によれば、通
信用アレー型マルチビームアンテナ装置が、複数のビー
ムを異なる方向に放射するとき、その放射角度に応じ
て、ゲート電圧を深くする、又はドレイン電圧を低くす
る制御を行っているので、通信用アレー型マルチビーム
アンテナ装置としてビットエラーレートに対する仕様を
満足するとともに、効率を高めた通信用アレー型マルチ
ビームアンテナ装置を得ることが出来る。
【0051】また、請求項10に係わる発明によれば、
通信用アレー型マルチビームアンテナ装置が、複数のビ
ームを異なる方向に放射するとき、その放射角度に応じ
て、ゲート電圧を深くする、又はドレイン電圧を低くす
る制御を行っているので、通信用アレー型マルチビーム
アンテナ装置としてビットエラーレートに対する仕様を
満足するとともに、効率を高めた通信用アレー型マルチ
ビームアンテナ装置を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す通信用アレー
型マルチビームアンテナ装置の構成図である。
【図2】 図1の増幅器の入力に対する出力、効率、歪
の特性図である。
【図3】 図1のビーム離隔に対するNPR(ノイズパ
ワレシオ)改善量のシミュレーション結果を示す図であ
る。
【図4】 図1のビーム数に対するNPR(ノイズパワ
レシオ)改善量のシミュレーション結果を示す図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態2を示す通信用アレー
型マルチビームアンテナ装置の構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態3を示す通信用アレー
型マルチビームアンテナ装置の構成図である。
【図7】 図6の増幅器の入力に対する出力、効率、歪
の特性図である。
【図8】 この発明の実施の形態4を示す通信用アレー
型マルチビームアンテナ装置の構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態5を示す通信用アレー
型マルチビームアンテナ装置の構成図である。
【図10】 図9の増幅器の入力に対する出力、効率、
歪の特性図である。
【図11】 この発明の実施の形態6を示す通信用アレ
ー型マルチビームアンテナ装置の構成図である。
【図12】 この発明の実施の形態7を示す通信用アレ
ー型マルチビームアンテナ装置の構成図である。
【図13】 図12の増幅器の入力に対する出力、効
率、歪の特性図である。
【図14】 この発明の実施の形態8を示す通信用アレ
ー型マルチビームアンテナ装置の構成図である。
【図15】 この発明の実施の形態9を示す通信用アレ
ー型マルチビームアンテナ装置の構成図である。
【図16】 この発明の実施の形態10を示す通信用ア
レー型マルチビームアンテナ装置の構成図である。
【図17】 従来の通信用アレー型マルチビームアンテ
ナ装置の構成図である。
【図18】 図17の増幅器の入力に対する出力、効
率、歪の特性図である。
【符号の説明】
1 第1のビームに対する入力端子 2 第2のビームに対する入力端子 3 1番目の素子アンテナ 4 2番目の素子アンテナ 5 N番目の素子アンテナ 6 1番目の動作点バックオフを大きく設定している増
幅器 7 2番目の動作点バックオフを大きく設定している増
幅器 8 N番目の動作点バックオフを大きく設定している増
幅器 9 1番目の第1のビーム用移相器 10 2番目の第1のビーム用移相器 11 N番目の第1のビーム用移相器 12 1番目の第2のビーム用移相器 13 2番目の第2のビーム用移相器 14 N番目の第2のビーム用移相器 17 1番目の動作点出力バックオフを小さく設定して
いる増幅器 18 2番目の動作点出力バックオフを小さく設定して
いる増幅器 19 N番目の動作点出力バックオフを小さく設定して
いる増幅器 20 デジタルビーム形成回路 21 1番目のゲート電圧を深く設定している増幅器 22 2番目のゲート電圧を深く設定している増幅器 23 N番目のゲート電圧を深く設定している増幅器 24 1番目の半導体素子のゲート幅を小さく設定して
いる増幅器 25 2番目の半導体素子のゲート幅を小さく設定して
いる増幅器 26 N番目の半導体素子のゲート幅を小さく設定して
いる増幅器 27 1番目のドレイン電圧を低く設定している増幅器 28 2番目のドレイン電圧を低く設定している増幅器 29 N番目のドレイン電圧を低く設定している増幅器 30 制御回路 31 1番目のゲート電圧又はドレイン電圧を外部から
制御される増幅器 32 2番目のゲート電圧又はドレイン電圧を外部から
制御される増幅器 33 N番目のゲート電圧又はドレイン電圧を外部から
制御される増幅器
フロントページの続き (72)発明者 森 一富 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 山内 和久 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 小西 善彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 大塚 昌孝 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5J021 AA05 AA07 AA09 CA06 DB02 DB03 EA04 FA06 FA14 FA15 FA16 FA17 FA20 FA29 FA30 FA32 GA02 HA02 HA05 HA10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線状又は平面状に配置した複数の素子
    アンテナに、移相器及び増幅器を介して信号を給電し、
    夫々の移相器の設定位相を制御することにより複数のビ
    ームを所望の方向に放射する通信用アレー型マルチビー
    ムアンテナ装置において、 上記通信用アレー型マルチビームアンテナ装置が、同一
    方向にビームを放射して通信品質の要求を満たすための
    上記増幅器の動作点出力バックオフに対して、 複数のビームを異なる方向に放射する場合に上記通信用
    アレー型マルチビームアンテナ装置の歪特性が改善され
    ることを考慮して、上記増幅器の動作点出力バックオフ
    を小さく設定していることを特徴とする通信用アレー型
    マルチビームアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 所望の方向にビームを放射するための位
    相の異なる複数の信号を生成するデジタルビーム形成回
    路を備え、上記デジタルビーム形成回路の出力信号を増
    幅器を介して、直線状又は平面状に配置した複数の素子
    アンテナに給電し、複数のビームを放射する通信用アレ
    ー型マルチビームアンテナ装置において、 上記通信用アレー型マルチビームアンテナ装置が、同一
    方向にビームを放射して通信品質の要求を満たすための
    上記増幅器の動作点出力バックオフに対して、 複数のビームを異なる方向に放射する場合に上記通信用
    アレー型マルチビームアンテナ装置の歪特性が改善され
    ることを考慮して、上記増幅器の動作点出力バックオフ
    を小さく設定していることを特徴とする通信用アレー型
    マルチビームアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 直線状又は平面状に配置した複数の素子
    アンテナに、移相器及び増幅器を介して信号を給電し、
    夫々の移相器の設定位相を制御することにより複数のビ
    ームを所望の方向に放射する通信用アレー型マルチビー
    ムアンテナ装置において、 上記通信用アレー型マルチビームアンテナ装置が同一方
    向にビームを放射して通信品質の要求を満たすための上
    記増幅器のゲート電圧に対して、 複数のビームを異なる方向に放射する場合に上記通信用
    アレー型マルチビームアンテナ装置の歪特性が改善され
    ることを考慮して、上記増幅器のゲート電圧を深く設定
    していることを特徴とする通信用アレー型マルチビーム
    アンテナ装置。
  4. 【請求項4】 所望の方向にビームを放射するための位
    相の異なる複数の信号を生成するデジタルビーム形成回
    路を備え、上記デジタルビーム形成回路の出力信号を増
    幅器を介して、直線状又は平面状に配置した複数の素子
    アンテナに給電し、複数のビームを放射する通信用アレ
    ー型マルチビームアンテナ装置において、 上記通信用アレー型マルチビームアンテナ装置が同一方
    向にビームを放射して通信品質の要求を満たすための上
    記増幅器のゲート電圧に対して、 複数のビームを異なる方向に放射する場合に上記通信用
    アレー型マルチビームアンテナ装置の歪特性が改善され
    ることを考慮して、上記増幅器のゲート電圧を深く設定
    していることを特徴とする通信用アレー型マルチビーム
    アンテナ装置。
  5. 【請求項5】 直線状又は平面状に配置した複数の素子
    アンテナに、移相器及び増幅器を介して信号を給電し、
    夫々の移相器の設定位相を制御することにより複数のビ
    ームを所望の方向に放射する通信用アレー型マルチビー
    ムアンテナ装置において、 上記通信用アレー型マルチビームアンテナ装置が、同一
    方向にビームを放射して通信品質の要求を満たすための
    上記増幅器に使用する半導体素子のゲート幅に対して、 複数のビームを異なる方向へ放射する場合に上記通信用
    アレー型マルチビームアンテナ装置の歪特性が改善され
    ることを考慮して、上記増幅器に使用する半導体素子の
    ゲート幅を小さく設定していることを特徴とする通信用
    アレー型マルチビームアンテナ装置。
  6. 【請求項6】 所望の方向にビームを放射するための位
    相の異なる複数の信号を生成するデジタルビーム形成回
    路を備え、上記デジタルビーム形成回路の出力信号を増
    幅器を介して、直線状又は平面状に配置した複数の素子
    アンテナに給電し、複数のビームを放射する通信用アレ
    ー型マルチビームアンテナ装置において、 上記通信用アレー型マルチビームアンテナ装置が、同一
    方向にビームを放射して通信品質の要求を満たすための
    上記増幅器に使用する半導体素子のゲート幅に対して、 複数のビームを異なる方向へ放射する場合に上記通信用
    アレー型マルチビームアンテナ装置の歪特性が改善され
    ることを考慮して、上記増幅器に使用する半導体素子の
    ゲート幅を小さく設定していることを特徴とする通信用
    アレー型マルチビームアンテナ装置。
  7. 【請求項7】 直線状又は平面状に配置した複数の素子
    アンテナに、移相器及び増幅器を介して信号を給電し、
    夫々の移相器の設定位相を制御することにより複数のビ
    ームを所望の方向に放射する通信用アレー型マルチビー
    ムアンテナ装置において、 上記通信用アレー型マルチビームアンテナ装置が同一方
    向にビームを放射して通信品質の要求を満たすための上
    記増幅器のドレイン電圧に対して、 複数のビームを異なる方向に放射する場合に上記通信用
    アレー型マルチビームアンテナ装置の歪特性が改善され
    ることを考慮して、上記増幅器のドレイン電圧を低く設
    定していることを特徴とする通信用アレー型マルチビー
    ムアンテナ装置。
  8. 【請求項8】 所望の方向にビームを放射するための位
    相の異なる複数の信号を生成するデジタルビーム形成回
    路を備え、上記デジタルビーム形成回路の出力信号を増
    幅器を介して、直線状又は平面状に配置した複数の素子
    アンテナに給電し、複数のビームを放射する通信用アレ
    ー型マルチビームアンテナ装置において、 上記通信用アレー型マルチビームアンテナ装置が同一方
    向にビームを放射して通信品質の要求を満たすための上
    記増幅器のドレイン電圧に対して、 複数のビームを異なる方向に放射する場合に上記通信用
    アレー型マルチビームアンテナ装置の歪特性が改善され
    ることを考慮して、上記増幅器のドレイン電圧を低く設
    定していることを特徴とする通信用アレー型マルチビー
    ムアンテナ装置。
  9. 【請求項9】 直線状又は平面状に配置した複数の素子
    アンテナに、移相器及び増幅器を介して信号を給電し、
    夫々の移相器の設定位相を制御することにより複数のビ
    ームを所望の方向に放射する通信用アレー型マルチビー
    ムアンテナ装置において、 上記増幅器のゲート電圧又はドレイン電圧をビームの放
    射方向に応じて可変する制御手段を備えたことを特徴と
    する通信用アレー型マルチビームアンテナ装置。
  10. 【請求項10】 所望の方向にビームを放射するための
    位相の異なる複数の信号を生成するデジタルビーム形成
    回路を備え、上記デジタルビーム形成回路の出力信号を
    増幅器を介して、直線状又は平面状に配置した複数の素
    子アンテナに給電し、複数のビームを放射する通信用ア
    レー型マルチビームアンテナ装置において、 上記増幅器のゲート電圧又はドレイン電圧をビームの放
    射方向に応じて可変する制御手段を備えたことを特徴と
    する通信用アレー型マルチビームアンテナ装置。
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